【文献】
中嶋茂夫,Facebookでビジネスを加速する方法,株式会社ソーテック社,2011年 3月15日,初版,p.123−139,196−201
【文献】
小林 直樹,我が社が“公式”Twitterをやらない訳,日経ネットマーケティング,日本,日経BP社,2010年11月25日,第38号,p.44-45
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記算出部は、所定期間における前記イベントの閲覧数、前記所定期間に発生した前記アクションの数、及び前回の盛り上がり度を少なくとも用いて、前記盛り上がり度を定期的に算出することを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかるサーバ装置、誘引システム及び誘引方法の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の誘因システムの構成について説明する。
【0012】
図1は、第1実施形態の誘引システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、誘引システム1は、第1サーバ装置10と、第2サーバ装置50と、第1ユーザ端末80と、第2ユーザ端末90とを、備える。誘引システム1の各装置は、ネットワーク5を介して接続されている。ネットワーク5は、例えば、インターネットなどにより実現できる。
図1に示す例では、ユーザ端末として第1ユーザ端末80、第2ユーザ端末90のみを例示しているが、これは、誘引システム1の説明の都合上、必要最低限のものを示しているに過ぎず、ユーザ端末の数がこれに限定されるものではなく、その数はいくつであってもよい。
【0013】
第1サーバ装置10は、ユーザ参加型のイベントを第1サービスとして提供するものであり、具体的には、ユーザがイベントに対して写真やコメントを投稿することでイベントに参加するSNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービス)を提供する。
図2は、第1実施形態の第1サーバ装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、第1サーバ装置10は、通信部12と、記憶部20と、制御部30とを備える。
【0014】
通信部12は、第2サーバ装置50、第1ユーザ端末80、及び第2ユーザ端末90などの外部機器と通信するものであり、通信インタフェースなどの既存の通信装置により実現できる。
【0015】
記憶部20は、第1サーバ装置10で実行される各種プログラムや第1サーバ装置10で行われる各種処理に使用されるデータなどを記憶する。記憶部20は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、RAM(Random Access Memory)などの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置の少なくともいずれかにより実現できる。記憶部20は、イベント情報記憶部21を含む。イベント情報記憶部21の詳細については後述する。
【0016】
制御部30は、第1サーバ装置10の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)などの既存の制御装置により実現できる。制御部30は、受付部31と、イベント制御部32と、通知部33とを、含む。
【0017】
受付部31は、第1ユーザ端末80から、第1ユーザが第1ユーザ端末80を用いて行ったイベントに関するアクションを示すアクション情報と第1ユーザを識別するユーザ識別情報とを受け付ける。
【0018】
ここで、イベントに関するアクションには、イベントの作成、イベントへの写真やコメントの投稿、又はイベントの終了などがある。なお、イベントに関するアクションは、写真又はコメントに好感した旨の投稿であってもよい。写真又はコメントに好感した旨の投稿とは、写真又はコメントを投稿したユーザ以外の他のユーザが当該投稿済みの写真又はコメントを気に入ったことを投稿するものである。
【0019】
イベントに関するアクションがイベントの作成である場合、アクション情報は、アクションがイベントの作成であることを示すアクション識別子、作成するイベントのイベント名などを含む。イベントに関するアクションがイベントへの写真やコメントの投稿である場合、アクション情報は、アクションがイベントへの投稿であることを示すアクション識別子、投稿する撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)などを含む。イベントに関するアクションがイベントの終了である場合、アクション情報は、アクションがイベントの終了であることを示すアクション識別子などを含む。なお、イベントに関するアクションが写真又はコメントに好感した旨の投稿である場合、アクション情報は、アクションが、好感した旨の投稿であることを示すアクション識別子、好感した写真の写真名やコメント名などを含む。
【0020】
第1ユーザを識別するユーザ識別情報は、例えば、第1ユーザのアカウント(ユーザID及びパスワード)を示す。なお、アクションが、イベントへの写真やコメントの投稿、イベントの終了、又は写真若しくはコメントに好感した旨の投稿である場合、受付部31は、第1ユーザ端末80から、イベントを識別するイベント識別情報を更に受け付ける。イベント識別情報は、例えば、イベントIDを示す。
【0021】
イベント制御部32は、受付部31により受け付けられたアクション情報が示すアクションを発生させる。
【0022】
アクション情報に含まれるアクション識別子がイベントの作成を示す場合、イベント制御部32は、作成対象のイベント用の記憶領域をイベント情報記憶部21に確保し、写真やコメントなどが投稿される場であるイベントのイベントID及びアドレスを生成する。アドレスは、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。そして、イベント制御部32は、生成したイベントID、アクション情報に含まれるイベント名、イベント作成者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)、及び生成したイベントのURLなどを対応付けて、イベント情報記憶部21に確保した記憶領域に記憶する。
【0023】
アクション情報に含まれるアクション識別子がイベントへの写真やコメントの投稿を示す場合、イベント制御部32は、受付部31により受け付けられたイベント識別情報が示すイベントIDと一致するイベントIDをイベント情報記憶部21から検索する。そしてイベント制御部32は、検索したイベントIDに対応付けられたイベントのURLが示すイベント上で、アクション情報に含まれる撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)を発生させる(生成する)。この際、イベント制御部32は、撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)を発生させた日時のタイムスタンプも生成する。また、イベント制御部32は、投稿者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)、アクション情報に含まれる撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)、及び生成したタイムスタンプを、検索したイベントIDに対応付けてイベント情報記憶部21に確保された記憶領域に記憶する。
【0024】
アクション情報に含まれるアクション識別子が写真若しくはコメントに好感した旨の投稿を示す場合、イベント制御部32は、受付部31により受け付けられたイベント識別情報が示すイベントIDと一致するイベントIDをイベント情報記憶部21から検索する。そしてイベント制御部32は、投稿者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)、アクション情報に含まれる写真名やコメント名を、検索したイベントIDに対応付けてイベント情報記憶部21に確保された記憶領域に記憶する。
【0025】
アクション情報に含まれるアクション識別子がイベントの終了を示す場合、イベント制御部32は、受付部31により受け付けられたイベント識別情報が示すイベントIDと一致するイベントIDをイベント情報記憶部21から検索する。そしてイベント制御部32は、終了者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)を、検索したイベントIDに対応付けてイベント情報記憶部21に確保された記憶領域に記憶する。これにより、イベントへの写真やコメントの投稿ができなくなる。つまり、イベント制御部32は、イベントIDに対応付けて終了者のユーザIDが記憶されている場合、上述したアクション識別子がイベントへの写真やコメントの投稿を示す場合の処理を行わない。
【0026】
通知部33は、第2サービスを提供する第2サーバ装置50に対して、アクションを行ったユーザのユーザ識別情報(ここでは、ユーザ識別情報は、第1ユーザのアカウントを示す。)とイベントのアドレス(URL)を示すアドレス情報とアクションが発生したことを示すアクション発生情報とを通知する。通知部33は、イベント制御部32によりイベントが作成された場合には、記憶部20からイベントが作成された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。また通知部33は、イベント制御部32によりイベントへ写真やコメントが投稿された場合には、記憶部20からイベントへ写真やコメントが投稿された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。また通知部33は、イベント制御部32によりイベントが終了された場合には、記憶部20からイベントが終了された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。また通知部33は、イベント制御部32により写真又はコメントに好感した旨が投稿された場合には、記憶部20から写真又はコメントに好感した旨が投稿された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。そして、第2サーバ装置50は、通知部33から通知されたユーザ識別情報、アドレス情報、及びアクション発生情報を用いて、アクションが発生したこと及びアクションが発生したイベントのURLを第2サービス上で第1ユーザから発信させる。なお本実施形態では、ユーザは第1サービスと第2サービスとで共通のアカウントを使用しているものとするが、これに限定されるものではなく、ユーザは第1サービスと第2サービスとで異なるアカウントを使用するようにしてもよい。また、第2サービスを提供する第2サーバ装置50の詳細については後述する。
【0027】
また通知部33は、イベント制御部32によりアクションが発生されたイベントのイベント画面情報を第1ユーザ端末80に通知する。これにより、第1ユーザ端末80は、アクション発生後のイベントのイベント画面を第1ユーザ端末80の表示部(図示省略)に表示する。
【0028】
第2サーバ装置50は、第2サービスを提供するものであり、例えば、本実施形態では第2サービスがツイッター(登録商標)であるものとするがこれに限定されるものではない。例えば、facebook(登録商標)などいずれのSNSであってもよい。
図3は、第1実施形態の第2サーバ装置50の構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、第2サーバ装置50は、通信部52と、記憶部54と、制御部60とを備える。
【0029】
通信部52は、第1サーバ装置10、第1ユーザ端末80、及び第2ユーザ端末90などの外部機器と通信するものであり、第1サーバ装置10同様、既存の通信装置により実現できる。
【0030】
記憶部54は、第2サーバ装置50で実行される各種プログラムや第2サーバ装置50で行われる各種処理に使用されるデータなどを記憶するものであり、第1サーバ装置10同様、既存の記憶装置の少なくともいずれかにより実現できる。記憶部54は、ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザを関連付けたユーザである従関連ユーザを識別するユーザ識別情報とを対応付けた従関連テーブルをユーザ毎に記憶する。ここで、従関連ユーザとは、第2サービスにおいて第1ユーザから発信された内容(メッセージ)を受け取るユーザを指し、第2サービスがツイッターである本実施形態では、第2サービスにおいて第1ユーザをフォローしたユーザ(フォロワー)に相当する。記憶部54は、例えば、
図4に示すように、第1ユーザのユーザIDであるuser1と第1ユーザの従関連ユーザのユーザIDである従関連ユーザID(user2など)とを対応付けた第1従関連テーブルを記憶する。また記憶部54は、ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザが関連付けたユーザである主関連ユーザを識別するユーザ識別情報とを対応付けた主関連テーブルをユーザ毎に記憶する。ここで、主関連ユーザとは、第2サービスにおいて第1ユーザが受け取る内容(メッセージ)を発信するユーザを指し、第2サービスがツイッターである本実施形態では、第2サービスにおいて第1ユーザ(フォロワー)がフォローしたユーザに相当する。
【0031】
制御部60は、第2サーバ装置50の各部を制御するものであり、第1サーバ装置10同様、既存の制御装置により実現できる。制御部60は、発信部61を含む。
【0032】
発信部61は、第1サーバ装置10から、第1ユーザのユーザ識別情報とイベントのアドレス情報とアクション発生情報とが通知されると、アクションが発生したこと及びアクションが発生したイベントのURLを第2サービス上で第1ユーザから発信させる。具体的には、発信部61は、記憶部54に記憶されている第1従関連テーブルを参照し、第1サーバ装置10から通知された第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザIDに対応付けられた第1従関連ユーザのユーザIDを特定する。
図4に示す例の場合、発信部61は、第1従関連ユーザのユーザIDとしてuser2などを特定する。そして発信部61は、第1サーバ装置10から通知された第1ユーザのユーザ識別情報とイベントのアドレス情報とアクション発生情報とを用いて、アクションが発生したこと及びアクションが発生したイベントのURLを第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザ(user1)から第1従関連ユーザのユーザ識別情報が示す第1従関連ユーザ(user2など)に発信する。第2サービスがツイッターである本実施形態では、発信部61は、アクションが発生したこと及びアクションが発生したイベントのURLを第1ユーザから第1従関連ユーザにつぶやかせる。これにより、第1サービスとして提供されているイベントに第1従関連ユーザを誘引することができる。
【0033】
図1に戻り、第1ユーザ端末80は、第1ユーザが使用する端末であり、本実施形態では、スマートフォンなどの携帯電話であるものとする。但し、これに限定されるものではなく、携帯型の端末装置や通常のPC(Personal Computer)などであってもよい。第1ユーザは、第1ユーザ端末80を用いて、第1サーバ装置10で第1サービスとして提供されているイベントに対してアクションを行う。これに伴い、第1ユーザ端末80は、第1サーバ装置10に対してアクション情報と第1ユーザのユーザ識別情報とを通知する。なお本実施形態では、第1ユーザ端末80を使用する第1ユーザは、イベントに既に参加している参加者であるものとして説明している。
【0034】
第2ユーザ端末90は、第2ユーザが使用する端末であり、本実施形態では、スマートフォンなどの携帯電話であるものとする。但し、これに限定されるものではなく、携帯型の端末装置や通常のPC(Personal Computer)などであってもよい。第2ユーザは、第2ユーザ端末90を用いて、第2サーバ装置50により提供されている第2サービス上での第1ユーザのつぶやきを確認する。なお本実施形態では、第2ユーザ端末90を使用する第2ユーザは、第1従関連ユーザであり、第2サービス上での第1ユーザからの発信を受け、イベントに誘引される新規参加者として説明する。
【0035】
次に、第1実施形態の誘因システムの動作について説明する。
図5は、第1実施形態の誘因システム1で行われるイベント作成処理の一例を示すシーケンス図である。
【0036】
図5を参照しながら、アクションがイベントの作成である場合について説明する。
【0037】
第1ユーザが、第1ユーザ端末80を用いて第1サーバ装置10にアクセスし、第1ユーザのアカウントを入力すると、起動画面として例えば
図6に示すイベント選択画面が第1ユーザ端末80に表示される。ここで、
図6に示すイベント選択画面におけるホットなイベントとは、そのイベントの盛り上がり度合い(活性化度合い)を示す盛り上がり度(盛り上がり値)が高いイベントである。盛り上がり度は、ユーザからの閲覧が多い、コメントの投稿が多いなどのような盛り上がり度合いを示すものである。なお、盛り上がり度の具体的な算出手法は、第4実施形態で説明する。そして第1ユーザは、
図6に示すイベント選択画面上でイベント作成ボタン105を押下する。これにより、例えば
図7に示す新規イベント作成画面が第1ユーザ端末80に表示されるので、第1ユーザは、
図7に示す新規イベント作成画面上で、イベント名やイベントの説明等を入力し、作成ボタン110を押下することで、イベントの作成を第1サーバ装置10に指示する。なお、
図7に示す新規イベント作成画面上で、イベントの開始時間及び終了時間などを入力するようにしてもよい。
【0038】
図7に示す新規イベント作成画面上でイベントの作成が指示されると、第1ユーザ端末80は、アクションがイベントの作成であることを示すアクション識別子及び作成するイベントのイベント名などを含むアクション情報と、第1ユーザのユーザ識別情報とを第1サーバ装置10に通知する。ここでは、イベント名が納会であり、第1ユーザのユーザ識別情報はuser1とする。そして、受付部31は、第1ユーザ端末80から通知されたアクション情報と第1ユーザのユーザ識別情報とを受け付ける(ステップS100)。
【0039】
続いて、イベント制御部32は、受付部31によりアクション識別子がイベントの作成を示すアクション情報と第1ユーザのユーザ識別情報とが受け付けられると、作成対象のイベント用の記憶領域をイベント情報記憶部21に確保し、写真やコメントなどが投稿される場であるイベントのイベントID及びURLを生成する(ステップS102)。ここでは、イベントIDは041であり、URLは、http://www.xxx.・・・とする。そして、イベント制御部32は、生成したイベントID、アクション情報に含まれるイベント名、イベント作成者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)、及び生成したイベントのURLなどを対応付けて、イベント情報記憶部21に確保した記憶領域に記憶する(
図8参照)。
【0040】
続いて、通知部33は、記憶部20からイベントが作成された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。そして通知部33は、第1ユーザのユーザ識別情報、イベントのURLを示すアドレス情報、及び取得したアクション発生情報を第2サーバ装置50に通知する(ステップS104)。
【0041】
続いて、発信部61は、第1ユーザのユーザ識別情報が通知されると、記憶部54に記憶されている
図4に示す第1従関連テーブルを参照して、第1ユーザのユーザ識別情報が示すユーザIDであるuser1から第1ユーザの従関連ユーザである第2ユーザなどのユーザIDであるuser2などを特定する。そして発信部61は、イベントが作成されたこと及びイベントのURLを第1ユーザから第1従関連ユーザである第2ユーザにつぶやく(ステップS106)。これにより、第2ユーザが、第2ユーザ端末90を用いて第2サーバ装置50にアクセスし、第2ユーザのアカウントを入力すると、例えば
図9に示すTL(タイムライン)画面が第2ユーザ端末90に表示されるので、第2ユーザをイベントに誘引することができる。
【0042】
具体的には、第2ユーザが、
図9に示すTL画面上でイベントのURL115を押下すると、起動画面として例えば
図10に示すイベント選択画面が第2ユーザ端末90に表示される。なお、URL115を押下してからイベント選択画面を表示するまでの間に、第1サービスのUI最適化用のアプリケーションを第2ユーザ端末90にダウンロードさせたり、第2ユーザのアカウントを入力させたりするようにしてもよい。
図10に示すイベント選択画面では、第1ユーザにより新規に作成されたイベントである納会120が新しいイベントとして登録されており、第2ユーザが、
図10に示すイベント選択画面上で納会120を押下すると、例えば
図11に示すイベント画面が第2ユーザ端末90に表示される。これにより、第2ユーザは、第2ユーザ端末90を用いてイベント「納会」に対して写真やコメントを投稿することでイベント「納会」に参加することができる。
【0043】
なお、
図11に示す例では、アイコン125がイベント「納会」の閲覧者数を示し、アイコン130がイベント「納会」に投稿されたコメント数を示し、アイコン135がイベント「納会」に投稿された写真数を示している。また、コメントボタン140は、イベント「納会」にコメントを投稿する場合に使用され、カメラボタン145は、イベント「納会」に写真を投稿する場合に使用される。また、パラメータ150は、イベントの盛り上がり度を示し、盛り上がり度が高いほどパラメータ150がイベント画面の上側に伸びる。現時点では、イベント「納会」は作成直後であるため、さほど盛り上がっていない。なお、盛り上がり度が高くなると、
図6や
図10に示すイベント選択画面でホットなイベントに登録される。また、
図11に示すイベント画面は、第1ユーザが、
図7に示す新規イベント作成画面上でイベントを作成した後に、第1ユーザ端末80にも表示される。
【0044】
図12は、第1実施形態の誘因システム1で行われる投稿処理の一例を示すシーケンス図である。
図12を参照しながら、アクションが投稿である場合について説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、
図11に示すイベント画面が第1ユーザ端末80に表示されており、第1ユーザが
図11に示すイベント画面から写真を投稿する例について説明する。
【0045】
第1ユーザが、
図11に示すイベント画面上でカメラボタン145を押下すると写真撮影画面(図示省略)が第1ユーザ端末80に表示される。なお、第1ユーザが、
図11に示すイベント画面上でコメントボタン140を押下するとコメント入力画面(図示省略)が第1ユーザ端末80に表示される。
【0046】
第1ユーザが写真撮影画面上で写真を撮影すると、第1ユーザ端末80は、イベント識別情報と、アクションがイベントへの投稿であることを示すアクション識別子及び投稿する撮像データ(写真)・テキストデータ(コメント)などを含むアクション情報と、第1ユーザのユーザ識別情報とを第1サーバ装置10に通知する。ここでは、イベント識別情報が示すイベントIDは041であり、写真はpicture1であり、コメントは、寿司がうまいですよ!であり、第1ユーザのユーザ識別情報はuser1とする。そして、受付部31は、第1ユーザ端末80から通知されたイベント識別情報とアクション情報と第1ユーザのユーザ識別情報とを受け付ける(ステップS200)。なお本実施形態では、撮影した写真に更にコメントを付し、当該コメントを写真とともに投稿できるものとする。
【0047】
続いて、イベント制御部32は、受付部31によりアクション識別子がイベントへの投稿を示すアクション情報と第1ユーザのユーザ識別情報とが受け付けられると、イベントIDが041であるイベントIDをイベント情報記憶部21から検索する。そしてイベント制御部32は、検索したイベントIDに対応付けられたイベントのURLが示すイベント上で、アクション情報に含まれる撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)を発生させる(生成する)。この際、イベント制御部32は、撮像データ(写真)やテキストデータ(コメント)を発生させた日時のタイムスタンプも生成する(ステップS202)。ここでは、タイムスタンプは、2010/12/26 19:03:00とする。そして、イベント制御部32は、投稿者のユーザID(ここでは、受付部31により受け付けられた第1ユーザのユーザ識別情報が示す第1ユーザのユーザID)、アクション情報に含まれる撮像データ(写真)とテキストデータ(コメント)、及び生成したタイムスタンプを、検索したイベントIDに対応付けてイベント情報記憶部21に確保された記憶領域に記憶する(
図13参照)。
【0048】
続いて、通知部33は、記憶部20からイベントへ写真やコメントが投稿された旨を示すテキストデータ(図示省略)を取得し、アクション発生情報とする。そして通知部33は、第1ユーザのユーザ識別情報、イベントのURLを示すアドレス情報、及び取得したアクション発生情報を第2サーバ装置50に通知する(ステップS204)。
【0049】
続いて、発信部61は、第1ユーザのユーザ識別情報が通知されると、記憶部54に記憶されている
図4に示す第1従関連テーブルを参照して、第1ユーザのユーザ識別情報が示すユーザIDであるuser1から第1ユーザの従関連ユーザである第2ユーザなどのユーザIDであるuser2などを特定する。そして発信部61は、写真及びコメントが投稿されたこと及びイベントのURLを第1ユーザから第1従関連ユーザである第2ユーザにつぶやく(ステップS206)。これにより、第2ユーザが、第2ユーザ端末90を用いて第2サーバ装置50にアクセスし、第2ユーザのアカウントを入力すると、第2ユーザ端末90に表示される前述したTL画面にイベントのURLとともに写真が投稿された旨が表示されるので、第2ユーザをイベントに誘引することができる。
【0050】
なお、写真及びコメント投稿後のイベント画面の一例を
図14に示す。
図14に示すイベント画面では、第1ユーザの名前(ユーザID)と、投稿した写真及びコメントと、何分前に投稿されたかが表示されている。なお、
図14に示すイベント画面では、
図11に示すイベント画面よりもパラメータ150がイベント画面の上側に伸びており、盛り上がり始めている。
【0051】
以下、写真の投稿と同様に、イベントへのコメントの投稿など各種投稿が繰り返されると、イベント画面は、例えば
図15に示すようになる。
図15に示すイベント画面では、第2ユーザの名前(ユーザID)と、投稿したコメントと、何分前に投稿されたか等が表示されている。なお、
図15に示す時点でのイベント情報記憶部21に確保された記憶領域に記憶されているイベント情報を
図16に示す。また本実施形態では、
図15に示すイベント画面のように最新の投稿をイベント画面の上側に表示するので最新の投稿から確認でき視認性に優れている。
【0052】
以上のように第1実施形態によれば、第1サーバ装置10で提供されるイベントに対してアクションが行われた旨を、第2サーバ装置50で提供される第2サービスを利用して他のユーザ(第1従関連ユーザ)に知らせるので、他のユーザを第1サーバ装置10で提供されるイベントに誘引することができる。
【0053】
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1サーバ装置から第2サーバ装置への通知の有無を設定する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
【0054】
図17は、第2実施形態の第1サーバ装置210の構成の一例を示すブロック図である。
図17に示すように、第2実施形態の第1サーバ装置210では、制御部230の受付部231及び通知部233が第1実施形態の第1サーバ装置10と相違する。
【0055】
受付部231は、第1ユーザ端末80から、第2サーバ装置50への通知の有無を示す通知有無情報を更に受け付ける。
【0056】
なお、受付部231は、第1ユーザが第1ユーザ端末80を用いてイベントに関するアクションを行う毎に第1ユーザ端末80から通知有無情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、第1ユーザは、第1ユーザ端末80を用いてイベントに対してアクションを行う毎に当該アクションに対する通知有無情報も設定(入力)する。このようにすれば、第1ユーザは、アクション毎に第1サーバ装置210から第2サーバ装置50への通知の有無を設定できる。
【0057】
また、受付部231は、第1ユーザ端末80から全てのアクションに対する全体設定としての通知有無情報を受け付けるようにしてもよい。この場合、第1ユーザは、第1ユーザ端末80を用いて第1サーバ装置210へアクセスし、設定画面などで全てのアクションに対する全体設定として通知有無情報を設定(入力)する。このようにすれば、第1ユーザは、アクションに対して一律に第1サーバ装置210から第2サーバ装置50への通知の有無を設定できる。
【0058】
通知部233は、受付部231により受け付けられた通知有無情報が通知有を示す場合に、第2サーバ装置50に対して、第1ユーザのユーザ識別情報とイベントのアドレス情報とアクション発生情報とを通知する。なお、通知部233は、受付部231により受け付けられた通知有無情報が通知無を示す場合、第2サーバ装置50に対して通知を行わない。
【0059】
以上のように第2実施形態によれば、通知有無情報が通知有を示す場合に、第1サーバ装置210から第2サーバ装置50に対してアクションが行われた旨を通知するので、ユーザが他のユーザ(第1従関連ユーザ)に知らせたいアクションが行われた旨のみ知らせることができる。
【0060】
(第3実施形態)
第3実施形態では、アクションの種別に応じて第1サーバ装置から第2サーバ装置への通知の有無を設定する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
【0061】
図18は、第3実施形態の第1サーバ装置310の構成の一例を示すブロック図である。
図18に示すように、第3実施形態の第1サーバ装置310では、記憶部320が通知有無情報記憶部322を更に含む点、制御部330が判定部334を更に含む点、及び通知部333の処理内容が第1実施形態の第1サーバ装置10と相違する。
【0062】
通知有無情報記憶部322は、アクションの種別毎に第1サーバ装置310から第2サーバ装置50への通知の有無を示す通知有無情報を記憶する。例えば、通知有無情報記憶部322は、
図19に示すように、イベントの作成、イベントへの写真やコメントの投稿、及びイベントの終了などのアクションの種別毎に通知有無情報を記憶する。ここでは、いずれも通知ありに設定されている。なお、第1ユーザは、第1ユーザ端末80を用いて第1サーバ装置310へアクセスし、設定画面などでアクションの種別毎に通知有無情報を設定(入力)し、受付部31は、第1ユーザ端末80からアクションの種別毎の通知有無情報を受け付け、通知有無情報記憶部322に記憶(登録)する。
【0063】
判定部334(アクション判定部の一例)は、受付部31により受け付けられたアクション情報が示すアクションの種別から当該アクション情報を第2サーバ装置50へ通知するか否かを判定する。具体的には、判定部334は、通知有無情報記憶部322に記憶されているアクションの種別毎の通知有無情報を参照して、受付部31により受け付けられたアクション情報を第2サーバ装置50へ通知するか否かを判定する。
【0064】
通知部333は、判定部334により第2サーバ装置50へ通知するアクションであると判定された場合に、第2サーバ装置50に対して、第1ユーザのユーザ識別情報とイベントのアドレス情報とアクション発生情報とを通知する。なお、通知部333は、判定部334により第2サーバ装置50へ通知するアクションでないと判定された場合、第2サーバ装置50に対して通知を行わない。
【0065】
以上のように第3実施形態によれば、受け付けられたアクションが第2サーバ装置50へ通知するアクションである場合に、第1サーバ装置210から第2サーバ装置50に対してアクションが行われた旨を通知するので、特定のアクションが行われた旨のみ知らせることができる。
【0066】
(第4実施形態)
第4実施形態では、イベントの盛り上がり度に応じて第1サーバ装置から第2サーバ装置への通知の有無を設定する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
【0067】
図20は、第4実施形態の第1サーバ装置410の構成の一例を示すブロック図である。
図20に示すように、第4実施形態の第1サーバ装置410では、記憶部420が管理者情報記憶部423を更に含む点、制御部430が算出部435及び判定部434を更に含む点、並びに通知部433の処理内容が第1実施形態の第1サーバ装置10と相違する。
【0068】
管理者情報記憶部423は、第1サービスの管理者を識別する管理者識別情報を記憶する。管理者情報記憶部423は、例えば管理者識別情報として管理者のアカウント(ユーザID及びパスワード)を記憶する。
【0069】
算出部435は、イベントの盛り上がり度を算出する。具体的には、算出部435は、所定期間におけるイベントの閲覧数、当該所定期間に発生したアクションの数、及び前回の盛り上がり度を少なくとも用いて、盛り上がり度を定期的に算出する。なお、アクションの数は、イベントへの写真の投稿数、イベントへのコメントの投稿数、写真又はコメントへの同意の投稿数、及び全投稿数の少なくともいずれかであればよい。算出部435は、例えば、数式(1)を用いて、イベントの盛り上がり度を算出する。
【0070】
JRn=[JRn−1+{cPn/PMTp×100}]/2 …(1)
【0071】
ここで、JRnがイベントの盛り上がり度を示し、JRn−1が前回の盛り上がり度を示し、cが重み付け係数を示し、Pnが所定期間に獲得した点数を示し、PMが単位期間に獲得しうる点数の最大値を示し、Tpが所定期間を示す。なお、所定期間に獲得した点数とは、イベントの閲覧数やアクションの数から定まる。数式(1)を用いて、イベントの盛り上がり度を算出することで、イベントの閲覧やアクションが行われるほど盛り上がり度は高くなり、イベントの閲覧数やアクション数が多くなるほど盛り上がり度の上昇割合が下がり、盛り上がり度が高いほど盛り上がり度が上がりにくくなる。
【0072】
判定部434(閾値判定部の一例)は、算出部435により算出された盛り上がり度が閾値を超えているか否かを判定する。
【0073】
通知部433は、判定部434により盛り上がり度が閾値を超えていると判定された場合に、第2サーバ装置50に対して、管理者識別情報とイベントのアドレス情報とを通知する。なお、通知部433は、判定部434により盛り上がり度が閾値を超えていないと判定された場合、第2サーバ装置50に対して通知を行わない。
【0074】
以上のように第4実施形態によれば、イベントが盛り上がっている場合に、第1サービスの管理者のアカウントで当該イベントのアドレスをつぶやくので、他のユーザを当該イベントに誘引することができる。
【0075】
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1ユーザが関連付けた(フォローした)ユーザが作成したイベントにアクションを投稿する場合に、第1サーバ装置から第2サーバ装置へ通知する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
【0076】
図21は、第5実施形態の第1サーバ装置510の構成の一例を示すブロック図である。
図21に示すように、第5実施形態の第1サーバ装置510では、制御部530が取得部536及び判定部534を更に含む点並びに通知部533の処理内容が第1実施形態の第1サーバ装置10と相違する。
【0077】
取得部536は、第2サーバ装置50から、第1ユーザのユーザIDと第1ユーザが関連付けた(フォローした)ユーザである第1主関連ユーザのユーザIDである主関連ユーザIDとを対応付けた第1主関連テーブル情報を取得する。例えば、取得部536は、
図22に示すように、第1ユーザのユーザIDであるuser1と第1ユーザの主関連ユーザのユーザIDである主関連ユーザID(user10など)とを対応付けた第1主関連テーブルを記憶する。
【0078】
判定部534(ユーザ判定部の一例)は、取得部536により取得された第1主関連テーブル情報を参照して、イベントを作成したユーザを識別するユーザ識別情報と第1主関連ユーザのユーザ識別情報とが一致するか否かを判定する。具体的には、判定部534は、イベント情報記憶部21からイベント作成者のユーザIDを取得し、取得したユーザIDと一致する第1主関連ユーザのユーザIDが第1主関連テーブルにあるか否かを判定する。ここで、イベントの作成者は第1ユーザ(user1)であるため、
図22に示す例の場合、判定部534は、イベントの作成者のユーザIDであるuser1が、第1主関連テーブル上の第1主関連ユーザのユーザIDと一致しないと判定する。
【0079】
通知部533は、判定部534により作成ユーザのユーザ識別情報と第1主関連ユーザのユーザ識別情報とが一致すると判定された場合に、第2サーバ装置50に対して、第1ユーザのユーザ識別情報とイベントのアドレス情報とアクション発生情報とを通知する。なお、通知部533は、判定部534により作成ユーザのユーザ識別情報と第1主関連ユーザのユーザ識別情報とが一致しないと判定された場合、第2サーバ装置50に対して通知を行わない。
【0080】
以上のように第5実施形態によれば、第1ユーザがフォローしているユーザがイベントの作成者である場合に、第1サーバ装置510から第2サーバ装置50に対して当該イベントに対してアクションが行われた旨を通知するので、ユーザが他のユーザ(第1従関連ユーザ)に知らせたいイベントに対するアクションが行われた旨のみ知らせることができる。なお、第1ユーザをフォローしているユーザ(第1ユーザのフォロワー)は、第1ユーザがフォローしているユーザについても興味を持っていることが一般的である。
【0081】
(第6実施形態)
第6実施形態では、第1ユーザがイベントに対してアクションを行った旨をプッシュ通知する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
【0082】
図23は、第6実施形態の第1サーバ装置610の構成の一例を示すブロック図である。
図23に示すように、第6実施形態の第1サーバ装置610では、制御部630が取得部636及び判定部634を更に含む点、並びに受付部631及び通知部633の処理内容が第1実施形態の第1サーバ装置10と相違する。
【0083】
受付部631は、第2ユーザ端末90から、当該第2ユーザ端末を使用する第2ユーザを識別する第2ユーザ識別情報を更に受け付ける。例えば、受付部631は、第1サービスのUI最適化用のアプリケーションがインストールされた第2ユーザ端末90から、第2ユーザのアカウントを定期的にポーリングで受け付ける。なお第1実施形態同様、第2ユーザは、第1従関連ユーザであるものとする。
【0084】
取得部636は、第2サーバ装置50から、第2ユーザのユーザIDと第2ユーザが関連付けた(フォローした)ユーザである第2主関連ユーザのユーザIDである主関連ユーザIDとを対応付けた第2主関連テーブル情報を取得する。例えば、取得部636は、
図24に示すように、第2ユーザのユーザIDであるuser2と第2ユーザの主関連ユーザのユーザIDである主関連ユーザID(user1など)とを対応付けた第2主関連テーブルを記憶する。
【0085】
判定部634(ユーザ判定部の一例)は、取得部636により取得された第1主関連テーブル情報を参照して、第1ユーザのユーザ識別情報と第2主関連ユーザのユーザ識別情報とが一致するか否かを判定する。具体的には、判定部634は、第1ユーザのユーザIDと一致する第2主関連ユーザのユーザIDが第2主関連テーブルにあるか否かを判定する。ここで、第2主関連ユーザは、第1ユーザ(user1)などであるため、
図24に示す例の場合、判定部634は、第1ユーザのユーザIDと第2主関連ユーザのユーザIDとは一致すると判定する。
【0086】
通知部633は、第1ユーザ識別情報と第2主関連ユーザ識別情報とが一致すると判定された場合に、第2ユーザ端末90に対して、イベントのアドレス情報とアクション発生情報とを通知する。具体的には、通知部633は、第2ユーザ端末90に対して、イベントのアドレス情報とアクション発生情報とをプッシュ通知する。これにより、第2ユーザ端末90の待ち受け画面上にアクションが行われた旨が表示され、第2ユーザが、アクションが行われた旨を閲覧することにより、
図11などに示すイベント画面が第2ユーザ端末90に表示される。なお、通知部633は、判定部634により第1ユーザ識別情報と第2主関連ユーザ識別情報とが一致しないと判定された場合、第2ユーザ端末90に対して通知を行わない。
【0087】
以上のように第6実施形態によれば、第1サーバ装置610で提供されるイベントに対してアクションが行われた旨を、プッシュ通知で他のユーザ(第1従関連ユーザ)に知らせるので、他のユーザを第1サーバ装置60で提供されるイベントに誘引することができる。
【0088】
(ハードウェア構成)
上記各実施形態の第1サーバ装置のハードウェア構成の一例について説明する。上記各実施形態の第1サーバ装置は、CPUなどの制御装置と、ROMやRAMなどの記憶装置と、HDDなどの外部記憶装置と、ディスプレイなどの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置と、通信インタフェースなどの通信装置と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
【0089】
上記各実施形態の第1サーバ装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
【0090】
また、上記各実施形態の第1サーバ装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記各実施形態の第1サーバ装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記各実施形態の第1サーバ装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
【0091】
上記各実施形態の第1サーバ装置で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがHDDからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。