【課題を解決するための手段】
【0016】
この目的は、一態様によれば、加熱光線及び測定光線又は加熱光線及びさらに別の加熱光線を、第1研磨面又は第1研磨面に対向して位置する第2研磨面を通してブランクに入り、ブランクの内部のみで、好ましくは光学素子の製造に用いる体積内で相互に交わるよう指向させる、導入部で述べたタイプの方法により達成される。
【0017】
本発明は、測定光線及び加熱光線が上述の光熱法の場合のようにブランクの体積内で交わるが、測定光線及び加熱光線が重なる領域がブランクの内部に制限されることで、表面吸収が測定されず、したがってブランクの複雑な研磨又は各幾何形態(ブランクの厚さ及び直径)の測定の較正を省くことができる測定法を用いることを提案する。測定に用いる全光線が相互に対向して位置する2つの研磨面のみで出入りすることにより、付加的な測定体積を設けることも付加的な研磨を行うこともなくブランクを良好な空間分解能で測定することができる。言うまでもなく、この場合、両方の光線が同じ研磨面を通してブランクに入ることができる。しかしながら、2つの光線のうち第1光線が第1研磨面を通してブランクに入る一方で、2つの光線のうち第2光線が第2面を通してブランクに入ることで、2つの光線がブランクを逆方向に通過することも可能である。
【0018】
測定光線及び加熱光線がブランクの内部で交わる測定光線の透過特性の測定の代替として、2つの加熱光線をブランクの内部で交わるよう指向させることも可能であり、この場合、より詳細に後述するように測定光線の反射特性を測定する。
【0019】
いずれの場合も、各光線が光学素子の製造に用いる体積領域内で相互に交われば有利であるが、それは、このようにすると光学素子の製造に結局用いられないブランクの吸収性の高い縁部領域が測定に寄与しないからである。大まかに言えば、光学素子の製造に用いる領域、したがって重なり領域は、ブランクの表面から少なくとも5mmの距離に配置される。
【0020】
ブランクは通常、マイクロリソグラフィに適している合成石英ガラスからなる。かかる石英ガラスは、概して金属不純物の割合が10ppb未満であり、Na含有量を2ppb未満とすべきであり、OH含有量を100ppm未満とすべきであり、H2含有量が10
16分子/cm
3を超えるべきである。
【0021】
研磨面は、通常は略円筒形のブランクの端面である。導入部で述べたように、表面吸収が測定に影響しないので、本方法を実行するために、研磨面における残留粗さ(residual roughness)を最小限にすることが不可欠とは限らない。研磨は、単に各光線が十分に高い強度でブランクに出入りすることを確実にするためのものである。
【0022】
少なくとも測定光線が当たる研磨面は、引掻き傷又は孔等の残留欠陥を評価するDIN ISO10110−8に従った品質尺度によれば標準クラスP1及びP2の範囲内にある、すなわちここで用いる方法に完全に十分な比較的単純な研磨品質にある研磨品質を通常は有する。言うまでもなく、代替的に、より高い研磨クラス(P3及びP4)まで研磨を実行することも可能だが、これは必要ではなく、コスト上昇につながるだけである。レーザの開始前に基準測定が概して実行されるので、長波収差(long-wave aberrations)に関する表面の品質を表す数値に関しても、比較的低い品質、例えばλ=633nmの場合のλ/5がここで用いる光熱法には十分である。
【0023】
本方法の一変形形態では、加熱光線及び測定光線は、90°未満、好ましくは40°未満、特に好ましくは30°未満の角度でブランクの内部で相互に交わる。2つの光線がブランクの内部で相互に交わることが有利な角度範囲は、いくつかのパラメータ、例えばブランクの厚さ及び放射持続時間に応じて変わる。ブランクの内部における2つの光線の交角は、通常は約15°未満又は約10°未満にもすべきでない。測定精度を高めるために、加熱光線により加熱される体積を通る測定光線の進行長を最大限とすべきだが、他方では、良好な空間分解能を達成するために小さな重なり領域が好ましい。上述の限度内の角度が本方法の実行に特に有利であることが分かった。
【0024】
さらに別の変形形態では、測定光線の特性として、加熱光線がもたらした測定光線の波面変形を空間分解測定する。導入部で挙げた特許文献1に記載の方法とは対照的に、加熱光線に対して横方向の波面の平面測定をこの場合は実施する。これにより、光線の入念な位置合わせを省き、その代わりに適当な測定ソフトウェアを用いて測定波面を評価することが可能となる。この場合、信号対雑音比をさまざまな方法で、例えば、加熱光線と並行して測定信号を平均化することにより、又は加熱光線を周期的に励起することにより改善することができる。吸収は、例えば測定曲線の最大値又は最大値から特定の距離における勾配若しくは曲率に基づいて測定波面変形から求めることができる。
【0025】
シャックハルトマンセンサの使用は、波面変形の測定に有利であることが判明した。シャックハルトマンセンサは概して、同一の焦点距離を有するレンズ素子(「レンズレット(lenselets)」)のアレイを有する。シャックハルトマンセンサの1つの簡易変形形態は、ピンホール絞りのアレイを用いる。言うまでもなく、異なる設計の波面センサ、例えば波面曲率センサ又は適切な場合はシヤリング干渉計を、波面の測定に用いることもできる。
【0026】
本方法の一変形形態では、ブランク又は光学素子における空間分解吸収挙動を求めるために、測定光線及び加熱光線又は2つの加熱光線が相互に交わる重なり領域の位置を、光学素子の製造に用いる体積において2次元で、好ましくは3次元で変える。測定信号が各光線の位置合わせ及びブランクの外側面又は端面に関する距離とはほぼ無関係であることにより、光学的使用体積においてブランクを(xy方向に、すなわち端面と平行に)走査することができる。各光線間の相互作用体積が小さければ、走査をz方向に、すなわち端面に対して垂直に行うことさえできる。すなわち、ブランクの吸収の深さプロファイルを記録することが可能であるが、その場合、上述のように、ブランクの体積の縁部領域はそれぞれ除外される。
【0027】
ブランクから製造した光学素子の光学特性の温度依存変化の、特に温度依存屈折率変化のモデルを、ブランクにおける空間分解吸収挙動から作成することができる。高吸収の光学素子の部分領域が、照射中に低吸収の部分領域よりも大きな加熱を受けることで、屈折率勾配(index gradient)のより大きな変化がそこで生じ、これは、場所依存吸収と屈折シフトとの間の関係を用いたモデルを用いて計算することができる。特に、温度変化に起因した屈折率変化の時間的変化を予測するモデルを、空間分解吸収挙動に基づいて作成することができる。かかるモデルを用いて、光学素子が組み込まれる光学系、例えば投影レンズの種々の状態間の遷移時の波面の動的変化を予測することが可能である。この場合、温度変動の場合に光学系全体の挙動の予測モデルを得るために、用いられる光学材料に応じて変わらない光学系の付加的なパラメータを用いることができる。このモデルは、2つのシステム状態間の遷移時の波面の予想動的変化又は変形を補償するために光学系内にあるマニピュレータが適切に駆動(及び移動)されることにより、これらシステム状態間の遷移時の波面の予想変化のフィードフォワード補償に用いることができる。システム状態は、例えば、照明放射線を投影レンズに結合する照明系の種々の設定であり得る。
【0028】
測定光線の直径を、正確にはブランク内の測定光線と加熱光線との間の接続線に対して(厳密に言えば接続平面に対して)横方向の測定光線の寸法に関して、加熱光線の直径の大きさの少なくとも3倍、好ましくは少なくとも5倍であるよう選択することで、検出器区域において測定光線の波面を加熱光線の周りの十分に大きな領域で検出することを可能であることが有利である。測定光線の断面は、楕円形又は矩形であるよう選択することができ、これは、研磨面付近の光線同士の十分な分離を重なりのための十分な「一致」領域と組み合わせたものである。楕円形又は矩形の光線断面を用いると、測定光線及び加熱光線の短光線軸が通常は共通の平面内にあり、長光線軸は交点で相互に平行になる。長光線軸対短光線軸の比は、楕円形又は矩形の光線断面の場合、正確には加熱光線及び測定光線の両方で、少なくとも2:1とすべきである。
【0029】
上述の全ての方法変形形態を実行するために、測定光線及び加熱光線が第1研磨面及び第2研磨面上で相互から少なくとも5mmの距離にあれば好都合であるが、これは、ブランクにおける照射中に熱流が生じ、これにはブランク内の温度分布が正確には3秒間で約5mmドリフトするという効果があるからである。Eric Evaによる論文「Kalorimetrische Bestimmung der UV-Strahlungsabsorption an optischen Glasern und dunnen Schichten unter besonderer Berucksichtigung laserinduzierter Anderungen[「Calorimetric determination of the UV radiation absorption at optical glasses and thin layers taking particular account of laser-induced changes」](特にレーザ誘起変化を考慮した光学ガラス及び薄層におけるUV放射線吸収の熱量測定)」(Laser-Laboratorium Gottingen, LLG、1994年)の34ページ及び36〜37ページを参照されたい。
【0030】
この変形形態の一発展形態では、2つの加熱光線間の領域の研磨面により偏向された、特に反射された測定光線の少なくとも1つの特性、特に波面変形を測定する。この変形形態では、加熱光線がブランクの体積内の表面付近で(但し、通常は表面から5mmよりも大きく離れて)重ねられることで、加熱が個々の加熱光線に沿った領域よりも重なり領域で大きくなる。検出は、材料膨張が引き起こしブランクの表面で形成される膨らみにより行われる。この目的で、測定光線を表面の膨らみの付近に向け、反射した測定光線において波面歪みを検出する。この場合、測定光線の直径は、測定光線が研磨面における加熱光線の2つの入射領域を包含しないよう選択すべきであるが、これは、研磨面における吸収に起因してかなりの加熱がそこで生じるからである。上述の測定の場合、ブランクの第2(反対側の)面の研磨を省くことができる。
【0031】
測定光線の反射の代替として、検出は、膨らみの側部に当たってそこで偏向されるか又は表面と平行に進んで空気の加熱により偏向される個々の測定光線を用いて行うこともできる(PTD及びミラージュ法、例えば、C. Amra、M. Reichling、及びE. Welschによる刊行物「Investigation of laser-induced damage at 248 nm in oxide thin films with a pulsed photoacoustic mirage technique(パルス光音響ミラージュ法を用いた酸化薄膜における248nmでのレーザ誘起損傷の調査)」(Journal de Physique IV, Colloque C7, Supplement au Journal de Physique III, Vol. 4、1994年7月)を参照)。しかしながら、波面センサの使用には、入念な位置合わせが不要であるか又は適当なソフトウェア適合に置き換えることができるという利点がある。
【0032】
さらに別の変型では、加熱光線の波長は、光学素子の使用波長から5nm未満のずれがあり、使用波長は250nm以下、特に193m以下である。加熱光線の通常の波長は、マイクロリソグラフィ用の投影露光装置で通常用いられる約248nm、192nm、176nm、157nmの波長である。材料老化効果及び非線形吸収効果を最小化するために、波長に加えて、加熱光線の照射パラメータも投影露光装置での使用条件にできる限り近くすべきである。
【0033】
通常、測定光線の波長は、加熱光線の波長からずれており、250nmよりも大きいことが好ましい。例えば200nm未満の短波長での測定光線の使用は、測定中により高い感度をもたらすが、測定光線にかかる波長を用いると、通常は相当の実験的問題が起こり、例えば639nmの可視波長域の波長が概して測定光線に用いられる。
【0034】
さらに別の変形形態では、ブランクの吸収を求める前に、ブランクに所定の線量を照射する。かかる事前照射は、吸収測定の開始前に完了しているべきである浄化効果及び/又は漂白効果がブランクの材料で生じる場合に好都合である。この場合、必要な事前線量は、材料老化の結果として吸収の急速な低下ではなく非常に緩やかな上昇のみが生じるまで繰り返し測定により求めることができる。続いて、ブランクの少なくとも吸収測定を実行しようとする場所又は領域に、測定の開始前にこうして求めた線量を照射する。
【0035】
さらに別の変形形態では、光学素子の製造に用いる体積全体において193nm(より厳密には193.4nm)の波長で、2×10
−4/cm以下、好ましくは1×10
−4/cm以下、特に0.5×10
−4/cm以下の吸収係数k
0が測定されるようなブランクのみから、光学素子が製造される。
【0036】
各用途に許容可能な吸収を有するブランクの選択は、上述の測定法を用いて行うことができる。この場合、光学素子の製造に用いる体積のうち、吸収を最小限にしようとする部分領域は、熱レンズ効果が光学素子の(結像)特性に特に好ましくない影響を及ぼす場所にある。言うまでもなく、適切な場合はブランクの体積の吸収に関する測定データに基づいて、光学素子の製造中にブランクから切断される体積領域を、特に低い吸収が該当の領域で得られるように定めることもできる。特に、吸収挙動に基づいて、適切な場合は、各ブランクが製造に適している光学素子のタイプを定めることが可能であり、すなわち、ブランクと、そこから製造可能であり吸収に関する要件を満たす光学素子との間の割り当てを行うことが可能である。
【0037】
本発明のさらに別の態様は、加熱光線及び測定光線又は加熱光線及びさらに別の加熱光線を、第1研磨面及び第1研磨面に対向して位置する第2研磨面を通してブランクに入り、ブランクの内部のみで、好ましくは光学素子の製造に用いる体積内で相互に交わるよう指向させる、導入部で述べたタイプの装置で実現される。加熱光線又は加熱光線及び測定光線を適当な向きにすることができるように、適切な場合は、測定光源及び加熱光源の両方に各光源の並進運動及び/又は回転運動を可能にする(モータ駆動)運動機構を設けることができる。
【0038】
一実施形態では、加熱光線及び測定光線又は2つの加熱光線は、90°未満、好ましくは40°未満、特に好ましくは30°未満の角度でブランクの内部で相互に交わる。すでにさらに上述したように、各加熱光線間の重なり領域が最大限であれば測定精度に好都合だが、大きな重なり領域は空間分解能の低下につながる。上述の角度範囲が本方法の実行時に両方の要件を満たすのに特に適していることが分かった。
【0039】
ブランクの空間分解測定のために、ブランク用の保持デバイスを、2方向、好ましくは3方向に直線変位可能であるよう設計することができる。言うまでもなく、ブランクを光源に対して適当な向きにするために、回転ドライブをさらに設けることもできる。
【0040】
さらに別の実施形態では、検出器ユニットは、波面変形測定用の測定デバイス、特にシャックハルトマンセンサを有する。言うまでもなく、他のタイプの波面検出器を波面測定に用いることもできる。
【0041】
本発明のさらに別の態様は、体積全体において193nmの波長で、2×10
−4/cm以下、好ましくは1×10
−4/cm以下、特に0.5×10
−4/cm以下の吸収係数k
0を有し、吸収係数k
0が特に上述の方法により求められる光学素子、特にレンズ素子で実現される。
【0042】
本発明のさらに別の態様は、上述の少なくとも1つの光学素子を備えたマイクロリソグラフィ用の光学機構、特に投影レンズで実現される。
【0043】
一実施形態では、サブ開口率が(体積全体で)50%を超える、好ましくは70%を超える、特に80%を超える光学機構の少なくとも1つの光学素子は、193nmの波長で1×10
−4/cm以下、好ましくは0.5×10
−4/cm以下の吸収係数k
0を有する。かかるサブ開口率を有する光学素子は、瞳光学素子又は中間光学素子に近い光学素子、すなわち瞳面からの距離が比較的小さい素子であるので、熱レンズが結像又は波面変形に特に好ましくない影響を及ぼし、こうした理由でこれらの光学素子は(機構のさらに他の光学素子と比べて)できる限り小さな吸収係数を有するべきである。
【0044】
サブ開口率は、0〜1の値をとり、サブ開口率は、瞳面で値1、視野面で値0をとる。所与の開口下で最大物高を有する視野面を像視野に結像する光学系、例えばマイクロリソグラフィ用の投影レンズでは、サブ開口率は以下のように定義される。
|R−H|/(|R−H|+|H|)
式中、最大物高の物点に基づいて、Rは周辺光線高、Hは主光線高であり、これらの光線高は、光学系の瞳面と平行な所与の平面で測定される。
【0045】
さらに別の実施形態では、第1瞳面の上流又は第2瞳面の下流に配置した少なくとも1つの光学素子は、(体積全体で)193nmの波長で1×10
−4/cm以下、好ましくは0.5×10
−4/cm以下の吸収係数k
0を有する。特に投影レンズの場合、入口(第1瞳面の上流)及び出口(第2瞳面の下流)の近くに位置する光学素子は、動的波面変形、すなわち動作温度への光学素子の加熱中に得られる波面変形を最小化するために小さな吸収係数を有するべきである。
【0046】
代替的又は付加的に、能動マニピュレータ又は補正素子から遠くに配置したビーム経路内の光学素子が、193nmの波長で最小限の、1×10
−4/cm以下の、適切な場合は0.5×10
−4/cm以下の吸収係数k
0を有すれば好都合である。マニピュレータから遠く離れた光学素子は、少なくとも2つの、適切な場合は少なくとも3つのさらに他の光学素子が上記素子と能動補正素子との間に位置するよう配置した光学素子であると理解される。
【0047】
さらに別の実施形態では、投影レンズは、スループットが少なくとも200ウェーハ/時、好ましくは少なくとも250ウェーハ/時、各直径が300mm、レジスト感度が33mJ/cm
2であれば、80nmPV未満、好ましくは50nmPV未満、特に20nmPV未満の未補正の動的波面変形を有する。投影レンズの動的波面変形は、特に、投影レンズが組み込まれる投影露光装置の露光動作中の光学素子の加熱時の、温度に左右される屈折率変化(temperature-dictated index variation)(熱レンズ)の結果として生じる。この場合、単位時間あたりの照射強度、したがって光学素子の加熱は、投影レンズのスループット又はリソグラフィ装置のスループットと共に増大する。この場合、上記数値は、193nmの露光波長と、1.3よりも大きな像側開口数を有する液浸リソグラフィ用の投影レンズとに当てはまる。
【0048】
高スループットの場合でも、(未補正)波面変形を上記限度内に保つために、上述の測定法を用いて、投影レンズの光学素子を、使用場所における照射条件下のそれらの場所依存吸収分布が全体で上述の範囲内の投影レンズの波面変形をもたらす温度に左右される屈折率変化につながるように選択する。未補正波面変形は、波面変形を動的に補正するために露光中に光学素子に作用する能動マニピュレータにより補正されない変形であると理解される。このタイプのマニピュレータが付加的に用いられる場合、波面変形又は波面変動(wavefront swing)を、適切な場合は約1オーダ又は2オーダさらに低減させることができる。
【0049】
本発明のさらに他の特徴及び利点は、本発明に不可欠な詳細を示す図面を参照して本発明の以下の例示的な実施形態の説明から、また特許請求の範囲から明らかである。個々の特徴は、それぞれ個別に単独で、又は本発明の変形形態において任意の所望の組み合わせで複数として実現することができる。
【0050】
例示的な実施形を概略図に示し、以下の記載で説明する。