特許6053323IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

アプリケーション起動情報で指示されたアプリケーションの正真性を検証し、その正真性に応じてアプリケーションの起動を制御する放送送信装置、放送通信連携受信装置およびそのプログラム、ならびに、放送通信連携システム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、放送事業者あるいは放送事業者から権限を与えられた第三者機関が、予め、様々なサービス提供事業者が作成した多数のアプリケーションから、例えば放送番組の内容に沿ったアプリケーションを選択して、放送事業者等によって承認されたことを示すオーソライズド(Authorized)アプリケーション(以下、単にAアプリケーションという)として動作させることがある。 このように放送事業者の指示のもと動作されるAアプリケーションは、アプリケーションの内容や動作の信頼性について放送事業者がいわば最低限のお墨付きを与えたものとみなされる。このため、放送事業者の信頼性を確保するために、このAアプリケーションが受信装置で起動される時点においても、放送事業者がお墨付き(承認)を与えた時点のものとの正真性が確認されていることが必要である。つまり、放送事業者等がAアプリケーションとして動作させたいアプリケーションの内容と、受信装置で起動される当該Aアプリケーションの内容とが一致していることが求められる。 なお、アプリケーション提供においては、アプリケーションを提供するサービス事業者がアプリケーションに署名を付与し、受信機側でその署名を検証することが考えられる。これにより、アプリケーションを提供するサービス事業者を特定し、そのサービス事業者の意図に沿ったアプリケーションであるか否かを検証することは可能となる。
しかし、の方法では、アプリケーションの正真性は、アプリケーションを提供するサービス事業者に委ねられ、放送事業者等がAアプリケーションとして動作させたいアプリケーションの内容と、ユーザの受信装置で起動されるアプリケーションの内容とが一致しているか否かをアプリケーション単位で検証することができなかった。 このため、例えば、放送事業者等がアプリケーション起動情報で指示したAアプリケーションの内容が、サービス事業者による悪意のある書き換えや、アプリケーションのバージョンアップ等により、アプリケーションの内容や動作が、放送事業者等が承認を与えた時点の意図に沿わないものとなった場合であってもAアプリケーションとしてユーザに提示される危険性があった。
このように、放送事業者等がAアプリケーションとして承認を与え、アプリケーション起動情報に指示した内容と異なる内容のアプリケーションがAアプリケーションとしてユーザに提示されると、放送事業者の信頼性が損なわれるおそれがある。 本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、放送事業者等が予め承認し、アプリケーション起動情報に指示したAアプリケーションをユーザが取得したときに、Aアプリケーションとして放送事業者等が承認したアプリケーションであるという正真性をアプリケーション単位で検証し、この結果に応じてアプリケーションの起動を制御することが可能な、放送送信装置、放送通信連携受信装置及びそのプログラム、ならびに、放送通信連携プログラムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の放送送信装置は、通信回線で放送通信連携受信装置に配信される、アプリケーション起動情報に記載のアプリケーションの正真性を放送送信装置と放送通信連携受信装置とが協働して検証し、当該検証結果に応じて、当該アプリケーションの起動を制御する放送通信連携システムにおける放送送信装置であって、認証子算出手段と、アプリケーション起・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1、2、4、5に記載の発明によれば、放送送信装置側がアプリケーション起動情報に指示した、予め承認したアプリケーションについての認証子の算出に用いた第1暗号鍵を、放送波を介して放送通信連携受信装置に送信することで、放送通信連携受信装置と第1暗号鍵を共有することができる。また、第1暗号鍵は、必要に応じて変更することが容易である。また、算出した認証子をアプリケーション起動情報に付加することで、放送通信連携受信装置に算出した認証子を通知することができる。
これにより、放送通信連携受信装置側で、アプリケーション起動情報に基づいてアプリケーションを取得したときに、放送送信装置から受信した第1暗号鍵を用いて、当該アプリケーションの認証子を算出することが可能となる。
また、放送通信連携受信装置側で算出した認証子と、放送送信装置でアプリケーション起動情報に付加した認証子とを対比することで、アプリケーション起動情報に記載のアプリケーションの正真性を検証することが可能となる。
これにより、放送送信装置と放送通信連携受信装置とが協働して、アプリケーション起動情報に記載のアプリケーション単位の正真性を検証することが可能となる。 請求項3、6に記載の発明によれば、放送送信装置側から予め承認されたアプリケーション起動情報に記載のアプリケーションの認証子の算出に用いられた第1暗号鍵を、放送波を介して受信し、この第1暗号鍵を用いて、アプリケーション起動情報に基づいて取得したアプリケーションの認証子を算出することが可能となる。そして、放送通信連携受信装置が取得したアプリケーションの認証子と、放送送信装置において、アプリケーション起動情報に基づいて取得したアプリケーションに対応する予め承認されたアプリケーションについて算出された認証子と、が互いに一致するか否かを対比して検証することによって、アプリケーション起動情報に基づいて取得したアプリケーションの正真性を検証することが可能になる。そして、その検証の結果、放送通信連携受信装置が取得したアプリケーションの正真性が確認されない場合、そのアプリケーションを実行しないこととすることで、放送事業者側で予め承認したアプリケーションの内容と異なる意図しないアプリケーションが実行されないようにすることが可能となる。このため、放送事業者の信頼性を確保することができる。 請求項7、8に記載の発明によれば、放送送信装置と放送通信連携受信装置とが協働して、アプリケーション起動情報に記載のアプリケーション単位の正真性を検証することが可能となる。
また、アプリケーションの正真性が確認されない場合、放送通信連携受信装置において、そのアプリケーションを実行しないこととすることで、放送事業者側で予め承認したアプリケーションの内容と異なる意図しない内容となったアプリケーションが実行されないようにすることが可能となる。このため、放送事業者の信頼性を確保することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の放送通信連携システムの概要を示す図である。

【図2】本発明の放送通信連携システムにおける放送送信装置の構成を示すブロック図である。

【図3】本発明の放送通信連携システムにおける放送送信装置で生成されるアプリケーション起動情報の例を説明する図である。

【図4】本発明の放送通信連携システムにおける放送送信装置で生成されるアプリケーション起動情報に含まれるアプリケーション制御コードの例を説明する図である。

【図5】本発明の放送通信連携システムにおける放送送信装置の動作を示すフローチャートである。

【図6】本発明の放送通信連携システムにおける放送通信連携受信装置の構成を示すブロック図である。

【図7】本発明の放送通信連携システムにおける放送通信連携受信装置のアプリケーション起動・終了動作を示すフローチャートである。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

100 放送送信装置   101 APL選択手段   102 認証子算出手段   103 共通情報暗号化手段   104 個別情報暗号化手段   105 APL起動情報生成手段(アプリケーション起動情報生成手段)   106 コンテンツ記憶手段   107 データ放送コンテンツ記憶手段   108 多重化手段   109 放送送信手段   200 APLサーバ   210 APL起動情報サーバ   300 APL登録装置   310 APL確認装置   320 管理装置   400 放送通信連携受信装置   401 放送受信手段   402 放送信号解析手段   403 マスタ鍵記憶手段   404 個別情報復号手段   405 共通情報復号手段   406 映像・音声復号手段   407 データ放送復号手段   408 通信送受信手段   409 APL起動情報取得手段(アプリケーション起動情報取得手段)   410 APL起動情報記憶手段   411 リスト制御手段   412 セキュリティ管理手段   412a A/一般APL判定手段   412b 認証子算出手段   412c APL検証手段(アプリケーション検証手段)   413 APL管理・実行制御手段   413a 起動制御手段   413b 終了制御手段   414 起動APL識別情報記憶手段   415 APL取得手段(アプリケーション取得手段)   416 APL記憶手段   417 APL実行手段(アプリケーション実行手段)   418 操作制御手段   419 合成表示手段   500 APL起動情報サーバ

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