特許6054339IP Force 特許公報全文掲載

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非水電解液リチウム二次電池に関し、特に高温における放電特性が向上したリチウム二次電池

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、問題点に鑑みてなされたものであり、高率充放電特性に優れるとともにサイクル寿命と低温放電特性が改善され、負極と有機溶媒との反応を抑制することで、特に高温における放電特性が向上したリチウム二次電池を提供することをその目的とする。
〔本発明の態様〕
〔1〕 リチウム二次電池であって、
負極と、正極と、前記負極と正極間に介在されたセパレーターと、負極用結着剤と、及び非水電解液を備えてなり、
前記負極が、少なくとも1.5m2/gの比表面積を有してなり、
前記非水電解液が、
リチウム塩と、
(a)エチレンカーボネイトまたはエチレンカーボネイトとプロピレンカーボネイトとの混合物を含む環状カーボネイトと、(b)下記化学式1で表されるプロピオネート系エステルとの混合体積比(a:b)が10:90ないし70:30である非線状カーボネイト系混合有機溶媒と、
前記プロピオネート系エステルの負極に対する反応抑制剤とを含んでなるものである、リチウム二次電池。
【化1】
[化学式1において、
R1はCH3CH2基であり、
R2は炭素数1〜6であるアルキル基又は炭素数1〜6であるハロアルキル基である。]
〔2〕 前記エチルプロピオネートと負極間の反応抑制剤が、ビニル基を持つ環状カーボネイト、フッ素化エチレンカーボネイト、ビニレンカーボネイト、環状酸無水物、S=O基を持つ化合物及びアクリレート系化合物からなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔3〕 前記ビニル基を持つ環状カーボネイトが、4‐ビニル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐メチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐エチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐n‐プロピル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐5‐メチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐5‐エチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、及び4‐ビニル‐5‐n‐プロピル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、及び1,3‐ジオキソラン‐2‐オニルメチルアリルスルホネートからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔2〕に記載のリチウム二次電池。
〔4〕 前記環状酸無水物が、無水コハク酸、無水マレイン酸、イタコン酸無水物、無水シトラコン酸及び無水フタル酸からなる群より選択された何れか1つまたはこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔2〕に記載のリチウム二次電池。
〔5〕 前記S=O基を持つ化合物が、環状サルファイト、飽和スルトン、不飽和スルトン及び非環状スルホンからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔2〕に記載のリチウム二次電池。
〔6〕 前記環状サルファイトが、エチレンサルファイト、メチルエチレンサルファイト、エチルエチレンサルファイト、4,5‐ジメチルエチレンサルファイト、4,5‐ジエチルエチレンサルファイト、プロピレンサルファイト、4,5‐ジメチルプロピレンサルファイト、4,5‐ジエチルプロピレンサルファイト、4,6‐ジメチルプロピレンサルファイト、4,6‐ジエチルプロピレンサルファイト及び1,3‐ブチレングリコールサルファイトからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔5〕に記載のリチウム二次電池。
〔7〕 前記飽和スルトンが、1,3‐プロパンスルトン、1,4‐ブタンスルトン及びこれらの混合物からなる群より選択された何れか1つであることを特徴とする、〔5〕に記載のリチウム二次電池。
〔8〕 前記不飽和スルトンが、エテンスルトン、1,3‐プロペンスルトン、1,4‐ブテンスルトン及び1‐メチル‐1,3‐プロペンスルトンからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔5〕に記載のリチウム二次電池。
〔9〕 前記非環状スルホンが、ジビニルスルホン、ジメチルスルホン、ジエチルスルホン、メチルエチルスルホン及びメチルビニルスルホンからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔5〕に記載のリチウム二次電池。
〔10〕 前記アクリレート系化合物が、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及びトリス[2‐(アクリロイルオキシ)エチル]イソシアヌレートからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔5〕に記載のリチウム二次電池。
〔11〕 前記プロピオネート系エステルの負極に対する反応抑制剤の含有量が、非水電解液の総重量を基準にして、1〜10重量%であることを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔12〕 前記リチウム塩が、LiPF6、LiBF4、LiSbF6、LiAsF6、LiClO4、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)2、CF3SO3Li及びLiC(CF3SO2)3からなる群より選択される何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔13〕 前記負極が、リチウムイオンの吸蔵又は放出が可能な炭素材で製造されたことを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔14〕 前記正極が、リチウム含有酸化物で製造されたことを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔15〕 前記化学式1で表されるプロピオネート系エステルが、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、プロピルプロピオネート及びブチルプロピオネートからなる群より選択される少なくとも1つの化合物であることを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔16〕 前記結着剤が、1.5m2/g〜4.5m2/gの比表面積を有する負極用水系結着剤を含むことを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔17〕 前記結着剤が、スチレンブタジエンゴムを含む水系結着剤であることを特徴とする、〔1〕に記載のリチウム二次電池。
〔18〕 リチウム塩と、
(a)エチレンカーボネイト又はエチレンカーボネイトとプロピレンカーボネイトとの混合物を含む環状カーボネイトと(b)下記化学式1で表されるプロピオネート系エステルとの混合体積比(a:b)が10:90ないし70:30である非線状カーボネイト系混合有機溶媒と、
前記プロピオネート系エステルの負極に対する反応抑制剤とを含んでなる、二次電池用非水電解液。
【化2】
[化学式1において、
R1はCH3CH2基であり、
R2は炭素数1〜6であるアルキル基、又は炭素数1〜6であるハロアルキル基である。]
〔19〕 前記化学式1で表されるプロピオネート系エステルが、メチルプロピオネート、エチルプロピオネート、プロピルプロピオネート及びブチルプロピオネートからなる群より選択される少なくとも1つの化合物であることを特徴とする、〔18〕に記載の非水電解液。
〔20〕 前記エチルプロピオネートと負極間の反応抑制剤が、ビニル基を持つ環状カーボネイト、フッ素化エチレンカーボネイト、ビニレンカーボネイト、環状酸無水物、S=O基を持つ化合物及びアクリレート系化合物からなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔18〕に記載の非水電解液。
〔21〕 前記ビニル基を持つ環状カーボネイトが、4‐ビニル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐メチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐エチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐4‐n‐プロピル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐5‐メチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐5‐エチル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、4‐ビニル‐5‐n‐プロピル‐1,3‐ジオキソラン‐2‐オン、及び1,3‐ジオキソラン‐2‐オニルメチルアリルスルホネートからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔20〕に記載の非水電解液。
〔22〕 前記アクリレート系化合物が、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及びトリス[2‐(アクリロイルオキシ)エチル]イソシアヌレートからなる群より選択された何れか1つ又はこれらのうちの二種以上の混合物であることを特徴とする、〔20〕に記載の非水電解液。
〔23〕 前記プロピオネート系エステルの負極に対する反応抑制剤の含有量が、非水電解液の総重量を基準に1重量%〜10重量%であることを特徴とする〔18〕に記載の非水電解液。
【化3】
[化学式1]
〔式において、
R1及びR2は、それぞれ独立して直鎖状または分枝状のC1〜6アルキル基であり、 R1及びR2は、それぞれ少なくとも一種のハロゲンに置換されてなり又は置換されていないものである。〕

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するため、本発明のリチウム二次電池は、リチウムイオンを吸蔵及び放出できる炭素材からなる負極、リチウム含有酸化物からなる正極、及び非水電解液を備えるリチウム二次電池であって、前記非水電解液は、リチウム塩;(a)エチレンカーボネイトまたはエチレンカーボネイトとプロピレンカーボネイトとの混合物からなる環状カーボネイトと(b)プロピオネート系エステルとの混合体積比(a:b)が10:9・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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