特許第6063281号(P6063281)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6063281送信装置、受信装置及びこれらのプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6063281
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】送信装置、受信装置及びこれらのプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04J 3/00 20060101AFI20170106BHJP
   H04J 1/00 20060101ALI20170106BHJP
【FI】
   H04J3/00 B
   H04J3/00 M
   H04J1/00
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-20780(P2013-20780)
(22)【出願日】2013年2月5日
(65)【公開番号】特開2014-154940(P2014-154940A)
(43)【公開日】2014年8月25日
【審査請求日】2016年1月4日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)一般社団法人映像情報メディア学会から2012年8月8日に発行された刊行物「映像情報メディア学会2012年年次大会講演予稿集」において発表 (2)一般社団法人映像情報メディア学会が2012年8月29日〜31日に開催した「2012年映像情報メディア学会年次大会」において2012年8月31日に文書をもって発表
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100064414
【弁理士】
【氏名又は名称】磯野 道造
(74)【代理人】
【識別番号】100111545
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 悦夫
(72)【発明者】
【氏名】袴田 佳孝
(72)【発明者】
【氏名】中村 直義
(72)【発明者】
【氏名】小山田 公之
【審査官】 谷岡 佳彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−209675(JP,A)
【文献】 特開2005−130460(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04J 3/00
H04J 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のトランスポートストリームが入力され、入力された前記トランスポートストリームのパケットを、所定の第1多重フレームと、前記第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させた第2多重フレームとに多重化して送信する送信装置であって、
前記第1多重フレームのフレーム長の整数倍で予め設定された前記第2多重フレームのフレーム長情報と、前記トランスポートストリーム毎の容量を示す容量情報とに基づいて、前記第1多重フレーム及び前記第2多重フレームのそれぞれに前記トランスポートストリームを割り当てるパケット配置用スロットの数及び位置を決定するスロット割当部と、
各搬送波で前記第1多重フレーム又は前記第2多重フレームの何れが送信されるかを識別する識別情報が含まれる前記第1多重フレーム及び前記第2多重フレームのヘッダを生成し、前記第1多重フレームのヘッダに、前記第2多重フレームのフレーム長に等しくなるように複数の第1多重フレームで構成された第1多重フレーム群の中で各第1多重フレームの配置位置を示す位置情報を追加するヘッダ生成部と、
前記スロット割当部で決定されたパケット配置用スロットの数及び位置に基づいて、前記トランスポートストリームのパケットを前記第1多重フレーム及び前記第2多重フレームに多重化して前記ヘッダを付加するフレーム多重化部と、
所定の第1搬送波を用いて、前記第1多重フレームを送信すると共に、前記第1搬送波と異なる帯域が割り当てられた第2搬送波を用いて、前記第2多重フレームを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする送信装置。
【請求項2】
前記スロット割当部は、前記第1搬送波及び前記第2搬送波の変調多値数が異なる場合、所定数の前記第1多重フレームで構成されるスーパーフレームのフレーム長の整数倍で予め設定されたフレーム長情報を、前記第1多重フレーム及び前記第2多重フレームのヘッダに付加することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記スロット割当部は、前記第1多重フレームとしてTSMF(Transport Streams Multiplexing Frame)を使用し、前記第2多重フレームとしてJTSMF(Jumbo Transport Streams Multiplexing Frame)を使用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送信装置。
【請求項4】
所定の第1搬送波を用いて、第1多重フレームを受信すると共に、前記第1搬送波と異なる帯域が割り当てられた第2搬送波を用いて、前記第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させた第2多重フレームを受信する受信装置であって、
各搬送波で前記第1多重フレーム又は前記第2多重フレームの何れが送信されるかを識別する識別情報、及び、前記第2多重フレームのフレーム長に等しくなるように複数の第1多重フレームで構成された第1多重フレーム群の中で各第1多重フレームの配置位置を示す位置情報が含まれるヘッダを有する前記第1多重フレームと、前記識別情報が含まれるヘッダを有する前記第2多重フレームとを受信する受信部と、
前記ヘッダに含まれる識別情報に基づいて、前記受信部が第1多重フレーム又は第2多重フレームの何れを受信したか識別し、前記位置情報に基づいて、前記第1多重フレーム群の中で先頭に配置された第1多重フレームの位置と前記第2多重フレームの位置とを揃えることで、前記第1多重フレームと前記第2多重フレームとを同期させるフレーム同期部と、
前記フレーム同期部で同期した第1多重フレームと第2多重フレームとから前記トランスポートストリームのパケットを分離し、分離した前記パケットから前記トランスポートストリームを合成する分離・合成部と、
を備えることを特徴とする受信装置。
【請求項5】
前記受信部は、前記第1搬送波及び前記第2搬送波の変調多値数が異なる場合、受信した前記第1多重フレーム及び前記第2多重フレームのヘッダに、所定数の前記第1多重フレームで構成されるスーパーフレームのフレーム長の整数倍で予め設定されたフレーム長情報が付加されていることを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
【請求項6】
前記受信部は、前記第1多重フレームとしてTSMFを受信し、前記第2多重フレームとしてJTSMFを受信することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の受信装置。
【請求項7】
コンピュータを、請求項1に記載の送信装置として機能させるための多重フレーム送信プログラム。
【請求項8】
コンピュータを、請求項4に記載の受信装置として機能させるための多重フレーム受信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大容量のトランスポートストリームを複数の搬送波で送信する送信装置、受信装置及びこれらのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のデジタル放送では、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2 トランスポートストリーム(TS:Transport Stream)を用いて、映像信号や音声信号を多重化して送信している。MPEG-2 トランスポートストリームは、同期バイト“0x47”で始まる固定長(188バイト)パケットの列情報のまとまりをなすものである。
【0003】
また、従来のケーブルテレビでは、非特許文献1に記載の規格に準拠した、1フレームあたり1個のフレームヘッダ用スロットと52個のパケット配置用スロットとで構成され、最大15のトランスポートストリームを多重することができる複数TS多重フレーム(TSMF:Transport Streams Multiplexing Frame)が使用されている。このTSMFを用いて、BSデジタル放送・地上デジタル放送の再送信サービスが運用されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】日本CATV技術協会標準(JCTEA STD-002 5.0版「デジタル放送有線テレビジョン放送 多重化装置」)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のTSMFでは、フレームヘッダの比率が高いため、トランスポートストリームの伝送効率が低いという問題がある。
【0006】
ここで、デジタル放送で用いられている従来のTSMFを拡張し、フレーム長を長くした多重フレームJTSMF(Jumbo TSMF)を新たに定義し、これを使用することで、実効伝送容量を高くすることができる。
さらに、単一の搬送波の伝送容量を超える大容量のトランスポートストリームを分割して伝送路内の複数搬送波で伝送するシステムにおいて、TSMFを使用する搬送波と、JTSMFを使用する搬送波とを組み合わせることで、大容量のトランスポートストリームを分割して効率良く伝送することもできる。
【0007】
すなわち、本願発明は、前記した問題を解決し、伝送効率が高い送信装置、受信装置及びこれらのプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した問題に鑑みて、本願第1発明に係る送信装置は、1以上のトランスポートストリームが入力され、入力されたトランスポートストリームのパケットを、所定の第1多重フレームと、第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させた第2多重フレームとに多重化して送信する送信装置であって、スロット割当部と、ヘッダ生成部と、フレーム多重化部と、送信部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、送信装置は、スロット割当部によって、第2多重フレームのフレーム長情報と、トランスポートストリーム毎の容量を示す容量情報とに基づいて、第1多重フレーム及び第2多重フレームのそれぞれにトランスポートストリームを割り当てるパケット配置用スロットの数及び位置を決定する。
【0010】
第2多重フレームは、第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させたものであるから、第1多重フレームよりもヘッダの比率が低くなる。
フレーム長情報は、受信装置で第1多重フレームと第2多重フレームとを同期させるため、第1多重フレームのフレーム長の整数倍で予め設定される。
【0011】
また、送信装置は、ヘッダ生成部によって、各搬送波で第1多重フレーム又は第2多重フレームの何れが送信されるかを識別する識別情報が含まれる第1多重フレーム及び第2多重フレームのヘッダを生成し、第1多重フレームのヘッダに位置情報を追加する。
【0012】
位置情報は、第2多重フレームのフレーム長に等しくなるように複数の第1多重フレームで構成された第1多重フレーム群の中で各第1多重フレームの配置位置を示している。また、この位置情報は、受信装置で第1多重フレームと第2多重フレームとを同期させる際、第1多重フレーム群の中で先頭に位置する第1多重フレームを識別する必要があるため、第1多重フレームのヘッダに追加される。
【0013】
また、送信装置は、フレーム多重化部によって、スロット割当部で決定されたパケット配置用スロットの数及び位置に基づいて、トランスポートストリームのパケットを第1多重フレーム及び第2多重フレームに多重化してヘッダを付加する。そして、送信装置は、送信部によって、所定の第1搬送波の未使用スロットも用いて、第1多重フレームを送信すると共に、第1搬送波と異なる帯域が割り当てられた第2搬送波を用いて、第2多重フレームを送信する。
【0014】
また、本願第2発明に係る送信装置は、スロット割当部において、第1搬送波及び第2搬送波の変調多値数が異なる場合、所定数の第1多重フレームで構成されるスーパーフレームのフレーム長の整数倍で予め設定されたフレーム長情報を、第1多重フレーム及び第2多重フレームのヘッダに付加することを特徴とする。
かかる構成によれば、送信装置は、変調多値数が異なる複数の搬送波を使用して、第1多重フレームと第2多重フレームとを送信することができる。
【0015】
また、本願第3発明に係る送信装置は、スロット割当部において、第1多重フレームとしてTSMF(Transport Streams Multiplexing Frame)を使用し、第2多重フレームとしてJTSMF(Jumbo Transport Streams Multiplexing Frame)を使用することを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、送信装置は、TSMFのパケット配置用スロットの数を増加させたJTSMFを用いることで、TSMFよりもヘッダの比率が低くなり、高い伝送効率を実現することができる。
【0017】
また、前記した問題に鑑みて、本願第4発明に係る受信装置は、所定の第1搬送波の未使用スロットも用いて、第1多重フレームを受信すると共に、第1搬送波と異なる帯域が割り当てられた第2搬送波を用いて、第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させた第2多重フレームを受信する受信装置であって、受信部と、フレーム同期部と、分離・合成部と、を備えることを特徴とする。
【0018】
かかる構成によれば、受信装置は、受信部によって、各搬送波で第1多重フレーム又は第2多重フレームの何れが送信されるかを識別する識別情報、及び、位置情報が含まれるヘッダを有する第1多重フレームと、識別情報が含まれるヘッダを有する第2多重フレームとを受信する。
第2多重フレームは、第1多重フレームのパケット配置用スロットの数を増加させたものであるから、第1多重フレームよりもヘッダの比率が低くなる。
【0019】
位置情報は、第2多重フレームのフレーム長に等しくなるように複数の第1多重フレームで構成された第1多重フレーム群の中で各第1多重フレームの配置位置を示している。また、この位置情報は、第1多重フレームと第2多重フレームとを同期させる際、第1多重フレーム群の中で先頭に位置する第1多重フレームを識別する必要があるため、第1多重フレームのヘッダに追加される。
【0020】
また、受信装置は、フレーム同期部によって、ヘッダに含まれる識別情報に基づいて、受信部が第1多重フレーム又は第2多重フレームの何れを受信したか識別する。そして、受信装置は、フレーム同期部によって、位置情報に基づいて、第1多重フレーム群の中で先頭に配置された第1多重フレームの位置と第2多重フレームの位置とを揃えることで、第1多重フレームと第2多重フレームとを同期させる。
【0021】
また、受信装置は、分離・合成部によって、フレーム同期部で同期した第1多重フレームと第2多重フレームとからトランスポートストリームのパケットを分離し、分離したパケットからトランスポートストリームを合成する。
【0022】
また、本願第5発明に係る受信装置は、受信部において、第1搬送波及び第2搬送波の変調多値数が異なる場合、受信した第1多重フレーム及び第2多重フレームのヘッダに、所定数の第1多重フレームで構成されるスーパーフレームのフレーム長の整数倍で予め設定されたフレーム長情報が付加されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、受信装置は、変調多値数が異なる複数の搬送波を使用した場合でも、第1多重フレームと第2多重フレームとを同期させることができる。
【0023】
また、本願第6発明に係る受信装置は、受信部によって、第1多重フレームとしてTSMFを受信し、第2多重フレームとしてJTSMFを受信することを特徴とする。
かかる構成によれば、受信装置は、TSMFのパケット配置用スロットの数を増加させたJTSMFを用いることで、TSMFよりもヘッダの比率が低くなり、高い伝送効率を実現することができる。
【0024】
なお、本願第1発明に係る送信装置は、CPU(Central Processing Unit)、記憶手段(例えば、メモリ、ハードディスク)等のハードウェア資源を備えるコンピュータを、前記した各手段として協調動作させるための多重フレーム送信プログラムによって実現することもできる(本願第7発明)。
また、本願第4発明に係る受信装置は、CPU、記憶手段等のハードウェア資源を備えるコンピュータを、前記した各手段として協調動作させるための多重フレーム受信プログラムによって実現することもできる(本願第8発明)。
これらプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
【発明の効果】
【0025】
本願第1,4,7,8発明によれば、第1搬送波の未使用スロットも用いて第1多重フレームを伝送すると共に、この第1多重フレームよりもヘッダの比率が低い第2多重フレームを伝送するため、伝送効率を高くすることができる。
【0026】
本願第2,5発明によれば、変調多値数が異なる複数の搬送波を使用した場合でも、第1多重フレームと第2多重フレームとを同期できるため、様々な変復調方式に対応可能となり、柔軟な伝送システムを構築することができる。
本願第3,6発明によれば、TSMFよりもヘッダの比率が低いJTSMFを伝送するため、高い伝送効率を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本願発明の実施形態において、多重フレームを説明する説明図であり、(a)はTSMFのデータ構造を示し、(b)はJTSMFのデータ構造を示す。
図2】本願発明の実施形態において、TSMF及びJTSMFのフレームヘッダの比率と実効伝送容量とを示す表である。
図3】本願発明の実施形態において、TSMF及びJTSMFを送信する搬送波を説明する説明図である。
図4】本願発明の実施形態に係る送信装置の構成を示すブロック図である。
図5図4のヘッダ生成部が生成するTSMFのフレームヘッダのデータ項目を示す図である。
図6図5の位置情報の設定方法を説明する説明図である。
図7図4のヘッダ生成部が生成するJTSMFのフレームヘッダのデータ項目を示す図である。
図8】本願発明の実施形態に係る受信装置の構成を示すブロック図である。
図9図4の送信装置の動作を示すフローチャートである。
図10図8の受信装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
(実施形態)
以下、本願発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、最初にTSMF及びJTSMFの概略を説明した後、本願発明の実施形態に係る送信装置1(図4)と、受信装置2(図8)との構成を順に説明する。
【0029】
[TSMF及びJTSMFの概略]
図1図3を参照し、TSMF及びJTSMFの概略について説明する。
TSMF90は、従来から日本国内の規格として運用されている。このTSMF90は、図1(a)に示すように、1個のフレームヘッダ用スロット91と、52個のパケット配置用スロット92との計53個のスロットで構成されている。
【0030】
フレームヘッダ用スロット91は、フレームヘッダ(ヘッダ)を格納するためのスロットである。
パケット配置用スロット92は、トランスポートストリームのパケットを格納するためのスロットである。
これらフレームヘッダ用スロット91及びパケット配置用スロット92は、スロット長が188バイトである。
【0031】
図1(b)に示すように、JTSMF93は、TSMF90を拡張して、パケット配置用スロット92の数をn個に増やしたものである(但し、nは53の倍数から1を引いた値)。このJTSMF93は、TSMF90に比べ、パケット配置用スロット92の個数に対し、フレームヘッダ用スロット91の個数が少なくなっている。従って、JTSMF93は、TSMF90よりもフレームヘッダの比率が低く、トランスポートストリームの実効伝送容量を高めることができる。
【0032】
図2には、TSMF90及びJTSMF93について、全スロット数と、フレームヘッダの比率と、64QAMでの実効伝送容量の一例を示した。図2に示すように、TSMF90では、全スロット数が53であり、フレームヘッダの比率が約1.9%であり、実効伝送容量が28.61Mbps(bits per second)である。また、全スロット数が106のJTSMF93では、フレームヘッダの比率が約0.9%であり、実効伝送容量が28.88Mbpsである。また、全スロット数が159のJTSMF93では、フレームヘッダの比率が約0.6%であり、実効伝送容量が28.97Mbpsである。このように、フレームヘッダの比率が低くなるほど、トランスポートストリームの実効伝送容量が高くなることがわかる。
【0033】
ここで、図3に示すように、複数の搬送波C〜Cを用いて、JTSMF93と従来のTSMF90とを併用することができる。搬送波C〜Cは、それぞれ異なる周波数帯域が割り当てられている。また、搬送波C〜C(第2搬送波)でJTSMF93が送信され、搬送波C(第1搬送波)でTSMF90が送信されている。
【0034】
この図3は、大容量のトランスポートストリームを分割して、複数の搬送波C〜Cの多重フレームに多重化して伝送する一例を示す。従来の地上デジタル放送の再送信サービスでは、搬送波Cにおいて、43個のパケット配置用スロット92でTSMF90が送信され、残り9個のパケット配置用スロットでヌルパケットが送信されている(未使用スロット)。そこで、残り9個のパケット配置用スロット(TSMF90)に分割したトランスポートストリームの一部を多重化して送信すれば、より伝送効率を高めることができる。
【0035】
なお、図3では、搬送波Cにおいて、従来の地上デジタル放送の再送信サービスで未使用スロットとして扱われ、送信装置1が新たにTSMF90を格納する領域をハッチングで図示した。
また、JTSMF93を送信する搬送波(第2搬送波)Cは、1本以上であればよく、4本に限定されない。
【0036】
[送信装置の構成]
図4を参照し、送信装置1の構成について説明する(適宜図1図3参照)。
送信装置1は、外部からトランスポートストリーム1〜Mが入力され(但し、Mは1以上の整数)、入力されたトランスポートストリーム1〜Mのパケットを、TSMF90及びJTSMF93に多重化して送信するものである。図4に示すように、送信装置1は、フレーム・スロット割当部(スロット割当部)10と、ヘッダ生成部12と、フレーム多重化部14と、送信部16とを備える。
【0037】
フレーム・スロット割当部10は、外部からフレーム長情報及び容量情報が入力され、入力されたフレーム長情報及び容量情報に基づいて、TSMF90及びJTSMF93のそれぞれにトランスポートストリーム1〜Mを割り当てるパケット配置用スロット92の数及び位置を決定するものである。
【0038】
フレーム長情報は、JTSMF93のフレーム長を示す情報である。ここで、後記する受信装置2において、トランスポートストリームを分離・合成するために、複数の搬送波Cで送信されたTSMF90及びJTSMF93を同期させる必要がある。そのため、複数のTSMF90でTSMFグループ94(図6)を構成し、TSMFグループ94とJTSMF93とのフレーム長を等しくする。このため、フレーム長情報は、TSMF90のフレーム長の整数倍で予め設定されることになる。
容量情報は、トランスポートストリーム1〜Mの容量を示す情報である。
【0039】
ここで、フレーム・スロット割当部10は、パケット配置用スロット92のフレーム長を考慮して、トランスポートストリーム1〜Mの容量に比例するように、TSMF90及びJTSMF93のパケット配置用スロット92を割り当てる。つまり、フレーム・スロット割当部10は、トランスポートストリーム1〜Mそれぞれの容量が小さくなる程、少数のパケット配置用スロット92を割り当て、トランスポートストリーム1〜Mそれぞれの容量が大きくなる程、多数のパケット配置用スロット92を割り当てる。
【0040】
また、フレーム・スロット割当部10は、任意の手法により、パケット配置用スロット92の位置を決定する。例えば、フレーム・スロット割当部10は、トランスポートストリーム1〜Mの入力順又はランダムに、パケット配置用スロット92の配置位置を決定する。
【0041】
そして、フレーム・スロット割当部10は、決定したパケット配置用スロット92の数及び位置を示すスロット割当情報を生成し、生成したスロット割当情報をヘッダ生成部12及びフレーム多重化部14に出力する。さらに、フレーム・スロット割当部10は、入力されたフレーム長情報を、ヘッダ生成部12に出力する。
【0042】
ヘッダ生成部12は、フレーム・スロット割当部10から入力されたスロット割当情報に基づいて、TSMF90及びJTSMF93のフレームヘッダを生成するものである。そして、ヘッダ生成部12は、生成したTSMF90及びJTSMF93のフレームヘッダを、フレーム多重化部14に出力する。
【0043】
<フレームヘッダの生成>
図5図7を参照し、TSMF90及びJTSMF93のフレームヘッダについて説明する(適宜図4参照)。
【0044】
図5には、ヘッダ生成部12で生成されるTSMF90のフレームヘッダのデータ構造を図示した。
TSMF90のフレームヘッダには、ケーブルテレビ事業者が機能拡張に使用可能な領域(拡張情報、private data)として、680ビットの領域が確保されている。そこで、ヘッダ生成部12は、この拡張情報の領域に、識別情報(Identification information)と、フレーム長情報(frame length)と、位置情報(Sequence number)とを格納する。図5では、これら3つの情報が合計11ビットであるため、拡張情報が669ビットになっている。
【0045】
識別情報は、TSMF90を使用する搬送波C、又は、JTSMF93を使用する搬送波Cを識別する情報である。言い換えるなら、この識別情報は、各搬送波CでTSMF90又はJTSMF93の何れが送信されるかを識別する情報である。TSMF90のフレームヘッダの場合、識別情報には、TSMF90を使用する搬送波Cであることを表す値(例えば、‘0’)が設定される。
【0046】
フレーム長情報は、JTSMF93のフレーム長を示す8ビットの情報であり、フレーム・スロット割当部10から入力されたフレーム長情報がそのまま設定される。このフレーム長情報は、変調多値数が異なる複数の搬送波Cを用いる場合に設定することが好ましい(変形例1参照)。
【0047】
位置情報は、TSMFグループ94(第1多重フレーム群)の中で、何番目のTSMF90として配置されているかを示す情報である。
TSMFグループ94は、JTSMF93のフレーム長を周期とするTSMF90のグループのことである。つまり、TSMFグループ94は、JTSMF93のフレーム長に等しくなるように、複数のTSMF90で構成されたグループのことである。
【0048】
図6に示すように、JTSMF93のフレーム長がTSMF90の3個分であるとして、位置情報を詳細に説明する。つまり、TSMFグループ94は、3個のTSMF90〜90で構成される。前記したように、受信装置2でTSMF90及びJTSMF93を同期させる際、TSMFグループ94の中で、先頭に位置するTSMF90を識別する必要がある。従って、TSMF90〜90には、先頭から何番目に配置されているかを示す位置情報を付加する必要がある。
【0049】
例えば、TSMF90のフレームヘッダ(図6のTSMFヘッダ1)では、位置情報が、TSMFグループ94の中で先頭に配置されたことを示す‘1’に設定される。また、例えば、TSMF90のフレームヘッダ(図6のTSMFヘッダ2)では、位置情報が、TSMFグループ94の中で二番目に配置されたことを示す‘2’に設定される。また、例えば、TSMF90のフレームヘッダ(図6のTSMFヘッダ3)では、位置情報が、TSMFグループ94の中で三番目に配置されたことを示す‘3’に設定される。
【0050】
図7には、ヘッダ生成部12で生成されるJTSMF93のフレームヘッダのデータ構造を図示した。
識別情報は、JTSMF93のフレームヘッダの場合、JTSMF93を使用する搬送波Cであることを表す値(例えば、‘1’)が設定される。
【0051】
多重フレーム形式情報(flame_type)は、多重フレームの形式(フレーム長、最大多重トランスポートストリーム数)を示す4ビットの情報である。図7の例では、多重フレーム形式情報は、多重フレーム長=159、最大多重トランスポートストリーム数=15に設定される。
【0052】
相対TS番号/スロット対応情報(relative_ts_number)は、パケット配置用スロット92に格納されたトランスポートストリームの相対TS番号を示す情報である。この相対TS番号/スロット対応情報は、パケット配置用スロット92毎に4ビット割り当てられる。ここで、JTSMF93がTSMF90のパケット配置用スロット92を増加させたものであるので、増加したパケット配置用スロット92の相対TS番号/スロット対応情報を追加する必要がある。図7では、相対TS番号/スロット対応情報が拡張情報の領域に追加されているため、拡張情報が247ビットになっている。
【0053】
なお、フレームヘッダの各データ項目は、例えば、参考文献“日本CATV技術協会標準(JCTEA STD-002 5.0版「デジタル放送有線テレビジョン放送 多重化装置」)”に記載されているため、詳細な説明を省略する。
【0054】
図4に戻り、送信装置1の構成について説明を続ける。
フレーム多重化部14は、フレーム・スロット割当部10から入力されたスロット割当情報に基づいて、トランスポートストリーム1〜MのパケットをTSMF90及びJTSMF93に多重化し、ヘッダ生成部12から入力されたフレームヘッダを付加するものである。
【0055】
具体的には、フレーム多重化部14は、入力されたトランスポートストリーム1〜Mをパケット化する。そして、フレーム多重化部14は、スロット割当情報で指定された数及び位置のパケット配置用スロット92にトランスポートストリーム1〜Mのパケットを格納する。その後、フレーム多重化部14は、多重化されたTSMF90及びJTSMF93を、送信部16に出力する。
【0056】
送信部16(16〜16)は、フレーム多重化部14から入力されたTSMF90及びJTSMF93を送信するものである。つまり、送信部16は、搬送波C〜C毎に、フレーム多重化部14で多重化されたTSMF90及びJTSMF93を、例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で変調し、周波数を変換し、送信する。
【0057】
例えば、図3のように、搬送波C〜CでJTSMF93が送信され、搬送波CでTSMF90が送信される場合を考える。この場合、送信部16〜16には、搬送波C〜Cに対応するJTSMF93が入力され、搬送波C〜Cを用いて、このJTSMF93を受信装置2に送信する。また、送信部16には、搬送波Cに対応するTSMF90が入力される。そして、送信部16は、搬送波Cを用いて、43個分のパケット配置用スロット92に加え、未使用スロットであった9個分のパケット配置用スロット92も用いて、TSMF90を受信装置2に送信する。
【0058】
[受信装置の構成]
図8を参照し、受信装置2の構成について説明する。
図8に示すように、受信装置2は、搬送波C〜Cを用いて、TSMF90及びJTSMF93を受信し、トランスポートストリームのパケットを出力するものであり、受信部20と、フレーム同期部23と、分離・合成部25とを備える。
【0059】
受信部20は、搬送波C〜Cを用いて、TSMF90及びJTSMF93を受信するものであり、チューナ部21と、QAM復調部22とを備える。
【0060】
チューナ部21(21〜21)は、再生するトランスポートストリームが指定された指令信号(不図示)が入力され、搬送波C〜Cの中から、指令信号で指定されたトランスポートストリームに対応する搬送波Cを選択する。そして、チューナ部21は、選択した搬送波Cを中間周波数(IF:Intermediate Frequency)信号に変換し、QAM復調部22へ出力する。
【0061】
QAM復調部22(22〜22)は、例えば、チューナ部21より入力された中間周波数信号を64QAMで復調することで、この中間周波数信号からTSMF90及びJTSMF93を抽出するものである。そして、QAM復調部22は、抽出したTSMF90及びJTSMF93をフレーム同期部23に出力する。
【0062】
フレーム同期部23は、受信部20から入力されたTSMF90とJTSMF93とを同期させるものである。まず、フレーム同期部23は、フレームヘッダに含まれる識別情報に基づいて、受信部20から入力された多重フレームがTSMF90又はJTSMF93の何れであるかを識別する。そして、フレーム同期部23は、フレームヘッダに含まれる位置情報に基づいて、TSMF90とJTSMF93とを同期させる。その後、フレーム同期部23は、同期したTSMF90とJTSMF93とを、分離・合成部25に出力する。
【0063】
ここで、図6に示すように、JTSMF93のフレーム長がTSMF90の3個分であるとして、TSMF90とJTSMF93との同期を詳細に説明する。前記したように、TSMF90〜90には、TSMFグループ94の中で先頭から何番目に配置されているかを示す位置情報が付加されている。従って、フレーム同期部23は、この位置情報を参照し、TSMFグループ94の中で、TSMF90が先頭に配置されていると識別する。そして、フレーム同期部23は、TSMF90のフレームヘッダと、JTSMF93のフレームヘッダとの位置を揃える。このようにして、フレーム同期部23は、TSMF90〜90とJTSMF93との間で信号の位相を揃え、同期をとることができる。
【0064】
分離・合成部25は、フレーム同期部23で同期したTSMF90とJTSMF93とからトランスポートストリームのパケットを分離し、分離したパケットからトランスポートストリームを合成するものである。まず、分離・合成部25は、TSMF90及びJTSMF93のフレームヘッダに含まれる相対TS番号/スロット対応情報と、トランスポートストリームID(ts_id)と、オリジナルネットワークID(original_network_id)とを読み出す(図5及び図7)。そして、分離・合成部25は、読み出した各情報を参照して、TSMF90及びJTSMF93からトランスポートストリームのパケットを分離し、分離したパケットからトランスポートストリームを合成する。その後、分離・合成部25は、合成したトランスポートストリームを出力する。
【0065】
[送信装置の動作]
図9を参照し、図4の送信装置1の動作について説明する(適宜図4参照)。
送信装置1は、フレーム・スロット割当部10によって、フレーム長情報及び容量情報に基づいてパケット配置用スロット92の数及び位置を決定し、決定したパケット配置用スロット92の数及び位置を示すスロット割当情報を生成する(ステップS1)。
【0066】
送信装置1は、ヘッダ生成部12によって、スロット割当情報に基づいて、TSMF90及びJTSMF93のフレームヘッダを生成する(ステップS2)。
送信装置1は、フレーム多重化部14によって、スロット割当情報に基づいて、トランスポートストリーム1〜MのパケットをTSMF90及びJTSMF93に多重化し、フレームヘッダを付加する(ステップS3)。
送信装置1は、送信部16によって、TSMF90及びJTSMF93を変調し(ステップS4)、搬送波C〜Cを用いて送信する(ステップS5)。
【0067】
[受信装置の動作]
図10を参照し、図8の受信装置2の動作について説明する(適宜図8参照)。
受信装置2は、チューナ部21(受信部20)によって、搬送波C〜Cの中から、指令信号で指定されたトランスポートストリームに対応する搬送波Cを選択し、選択した搬送波Cを中間周波数信号に変換する(ステップS10)。
【0068】
受信装置2は、QAM復調部22(受信部20)によって、中間周波数信号を復調し、中間周波数信号からTSMF90及びJTSMF93を抽出する(ステップS11)。
【0069】
受信装置2は、フレーム同期部23によって、TSMFグループ94の中で先頭に配置されたTSMF90のフレームヘッダと、JTSMF93のフレームヘッダとの位置を揃えることで、TSMF90とJTSMF93とを同期させる(ステップS12)。
【0070】
受信装置2は、分離・合成部25によって、TSMF90とJTSMF93とからトランスポートストリームのパケットを分離し(ステップS13)、分離したパケットからトランスポートストリームを合成する(ステップS14)。
【0071】
[送信装置及び受信装置の効果]
以上のように、送信装置1及び受信装置2は、搬送波C図3)の未使用スロットも用いてTSMF90を伝送すると共に、このTSMF90よりもフレームヘッダの比率が低いJTSMF93を伝送するため、伝送効率が高くなり、大容量トランスポートストリームを効率良く伝送することができる。
【0072】
(変形例1)
なお、送信装置1及び受信装置2は、前記した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形を加えることができる。
【0073】
前記した実施形態では、搬送波Cの変調多値数が同一(例えば、64QAM)であることとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。つまり、本願発明の変形例1に係る送信装置1及び受信装置2は、特開2012−209675号公報のように、トランスポートストリームを分割して、変調多値数が異なる複数の搬送波Cで送受信することができる。
【0074】
この場合、フレーム長情報は、変調多値数が異なる搬送波間で伝送時間が等しくなるように、所定数のTSMF90で構成されるスーパーフレームのフレーム長の整数倍で設定される。言い換えるなら、フレーム長情報は、変調多値数が異なる搬送波間で到着時間差を吸収して、複数搬送波間で多重フレームを同期するために設定される。
【0075】
例えば、JTSMF93を送信する搬送波Cの変調多値数が、64QAMと256QAMの場合を考える。この場合、64QAMでのJTSMF93はフレーム長を159スロットとし、256QAMでのJTSMF93はフレーム長を208スロットとする。これにより、64QAMと256QAMの伝送速度比により、64QAMでのJTSMF93と256QAMでのJTSMF93の伝送時間が等しくなる。
【0076】
以上のように、送信装置1及び受信装置2は、変調多値数が異なる複数の搬送波を使用した場合でも、これら搬送波間で到着時間差を吸収し、TSMF90とJTSMF93とを同期できる。このため、送信装置1及び受信装置2は、様々な変復調方式に対応可能となり、柔軟な伝送システムを構築することができる。
【0077】
(その他変形例)
前記した実施形態では、第1多重フレームがTSMF90であり、第2多重フレームがJTSMF93であることとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。つまり、本願発明は、TSMF90以外のフレーム多重化方式にも適用することができる。
【0078】
前記した実施形態では、送信装置1が複数の送信部16を備えることとして説明したが、送信部16を一体化してもよい。また、前記した実施形態では、受信装置2がチューナ部21及びQAM復調部22を複数備えることとして説明したが、チューナ部21及びQAM復調部22をそれぞれ一体化してもよい。
【符号の説明】
【0079】
1 送信装置
10 フレーム・スロット割当部(スロット割当部)
12 ヘッダ生成部
14 フレーム多重化部
16 送信部
2 受信装置
20 受信部
21 チューナ部
22 QAM復調部
23 フレーム同期部
25 分離・合成部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10