(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6064248
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】HARQ−ACKコードブックのサイズ決定
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20170116BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20170116BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W28/04 110
【請求項の数】47
【全頁数】36
(21)【出願番号】特願2015-500437(P2015-500437)
(86)(22)【出願日】2013年2月18日
(65)【公表番号】特表2015-515786(P2015-515786A)
(43)【公表日】2015年5月28日
(86)【国際出願番号】US2013026604
(87)【国際公開番号】WO2013138021
(87)【国際公開日】20130919
【審査請求日】2014年9月19日
(31)【優先権主張番号】61/612,188
(32)【優先日】2012年3月16日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/593,044
(32)【優先日】2012年8月23日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ヒ、ホン
(72)【発明者】
【氏名】フウ、ジョン−カエ
【審査官】
伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】
特表2014−522209(JP,A)
【文献】
国際公開第2013/043023(WO,A2)
【文献】
3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 10),3GPP TS 36.213,3GPP,2012年 3月13日,V10.5.0,p.68-74,104-117
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のサービングセルを介して通信するトランシーバモジュールおよび前記トランシーバモジュールに結合されたフィードバック制御器を備え、
前記複数のサービングセルのうちの少なくとも2つは異なる時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を有し、
前記フィードバック制御器は、下りリンク割り当てインデックス(DAI)を取得し、前記複数のサービングセルのうちの第1のサービングセルのバンドリングウィンドウ内の複数の下りリンクサブフレームの数を決定し、
前記バンドリングウィンドウの前記複数の下りリンクサブフレームは、対応するハイブリッド自動再送要求送達確認情報(HARQ−ACK情報)の送信のための上りリンクサブフレームに関連付けられ、
さらに前記フィードバック制御器は、前記第1のサービングセルに対応し、前記上りリンクサブフレームの物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上で利用可能な複数のHARQ−ACKビットの数を、前記DAIおよび前記複数の下りリンクサブフレームの決定された数に基づき決定し、
前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定すべく、前記フィードバック制御器が、
前記DAIに対応する値を決定し、
前記決定された値または前記複数の下りリンクサブフレームの決定された数のどちらか、より小さい方を前記第1のサービングセルの前記複数のHARQ−ACKビットの数として選択し、
前記第1のサービングセルに対する前記複数のHARQ−ACKビットの数に基づき、前記上りリンクサブフレームの前記PUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定する
装置。
【請求項2】
前記DAIは、前記複数のサービングセルの複数のバンドリングウィンドウ内のスケジュールされた複数の下りリンクサブフレームの数の最大値に対応し、前記複数のサービングセルの前記複数のバンドリングウィンドウ内の前記複数の下りリンクサブフレームは、前記上りリンクサブフレームに関連付けられ、
前記フィードバック制御器はさらに、前記最大値に基づき、前記複数のHARQ−ACKビットを決定する
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記DAIは、前記上りリンクサブフレームを有するサービングセルの上りリンク送信リソースを割り当てる下りリンク制御情報(DCI)に含まれる
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記DCIは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のフォーマットを有する
請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記バンドリングウィンドウ内の複数の前記サブフレームのうちの少なくとも1つは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の下りリンク制御情報(DCI)メッセージに関連付けられる物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)送信、または、前記HARQ−ACK情報が対応するユーザ機器(UE)に下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示すPDCCH送信を含む
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記上りリンクサブフレームに関連付けられる前記バンドリングウィンドウ内の前記複数の下りリンクサブフレームの数は、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレームも、拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームも含まない
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記フィードバック制御器はさらに、
前記複数のサービングセルの各々に対応し、前記上りリンクサブフレームの前記PUSCH上で利用可能な複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、および
前記複数のサービングセルの各々に対応する前記複数のHARQ−ACKビットの決定された数に基づき、前記上りリンクサブフレームの前記PUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定する
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記フィードバック制御器は、前記複数のサービングセルの各々に対応する前記複数のHARQ−ACKビットの決定された数を合計することにより、前記HARQ−ACKコードブックサイズを決定する
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記フィードバック制御器はさらに、
前記第1のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数を決定し、
前記サブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの決定された数に基づき、前記第1のサービングセルに対する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定する
請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記フィードバック制御器はさらに、
前記複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定し、
前記複数のサービングセルの各サービングセルに対応する前記HARQ−ACKビットの決定された数に基づき、前記HARQ−ACKコードブックサイズを決定する
請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記フィードバック制御器はさらに、
【数58】
に基づき、前記複数のサービングセルの各サービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、
ここでcは、前記第1のサービングセルのインデックス、Ocはc番目のサービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数であり、
【数59】
は前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウの前記複数の下りリンクサブフレームの数であって、前記バンドリングウィンドウは、前記c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームを除外し、
【数60】
は前記複数のサービングセルへの上りリンクリソース割り当てに対するDCIフォーマットの前記DAIに対応する前記決定された値であり、
【数61】
は前記c番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数である
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記フィードバック制御器はさらに、
PDSCH送信、および、前記複数のサービングセルの各々のバンドリングウィンドウの複数のサブフレームで受信される下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示すPDCCH送信の数を決定し、
PDSCH送信、および、前記複数のサービングセルの各々のバンドリングウィンドウの複数のサブフレームで受信される下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信の前記決定された数の最大値を決定し、
前記決定された最大値に基づき、前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定する
請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記フィードバック制御器はさらに、
【数62】
に基づき、各サービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、
ここでcは、サービングセルインデックス、Ocはc番目のサービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数、
【数63】
は前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける前記複数の下りリンクサブフレームの数であって、前記バンドリングウィンドウは、前記c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外し、
【数64】
は前記DAIに対応する前記値、Uは前記決定された最大値であり、
【数65】
は前記c番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされる
複数のトランスポートブロックの数である
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記フィードバック制御器はさらに、
【数66】
に基づき、HARQ−ACKコードブックサイズOを決定し、
ここで
【数67】
は前記複数のサービングセルの
数である
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記フィードバック制御器はさらに、
前記複数のサービングセルのうちの少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が、UL−DL構成5である場合、
【数68】
に基づいて各サービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、
前記複数のサービングセルのHARQタイミング参照構成がどれもUL−DL構成5でない場合、
【数69】
に基づき、前記複数のサービングセルの各サービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、
ここでcはサービングセルインデックス、Ocはc番目のサービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数、
【数70】
は前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウ内の前記複数の下りリンクサブフレームの数、
【数71】
は上りリンクリソース割り当てに対するDCIフォーマットの前記DAIに対応する前記値、Uは前記決定された最大値、および
【数72】
は前記c番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である
請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記上りリンクサブフレームは、前記複数のサービングセルの第2のサービングセル内にある
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記複数のHARQ−ACKビットの数は、前記第1のサービングセルの前記バンドリングウィンドウの前記複数の下りリンクサブフレームに対応する
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記バンドリングウィンドウの前記複数の下りリンクサブフレームの、前記上りリンクサブフレームとの関連は、予め決められたHARQ−ACKタイミング参照に基づく
請求項17に記載の装置。
【請求項19】
プログラムであって、ユーザ機器(UE)に、
通信するために、複数のサービングセルを構成させ、
前記複数のサービングセルの個々のサービングセルに対するバンドリングウィンドウのサイズを決定させ、
前記複数のサービングセルの前記バンドリングウィンドウ内のスケジュールされた複数の下りリンクサブフレームの最大数に対応する値を決定させ、
前記バンドリングウィンドウのサイズおよび前記決定された値に基づき、前記複数のサービングセルの前記バンドリングウィンドウに関連付けられる第1の上りリンクサブフレーム上のHARQ−ACKコードブックのサイズを決定させ、
前記複数のサービングセルのうち少なくとも2つは、異なる時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を有し、
下りリンク割り当てインデックスを取得させ、
前記下りリンク割り当てインデックスに基づき、前記値を決定させ、
前記複数のサービングセルのうちの少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が、構成5である場合、
【数73】
に基づき、前記個々のサービングセルのバンドリングウィンドウに対する複数のHARQビットの数を決定させ、
前記複数のサービングセルのHARQタイミング参照構成が、どれも構成5ではない場合、
【数74】
に基づき、前記個々のサービングセルのバンドリングウィンドウに対する前記複数のHARQビットの数を決定させ、
ここでcは、第1のサービングセルのインデックス、Ocはc番目のサービングセルに対応する複数のHARQビットの数、
【数75】
は前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける複数の下りリンクサブフレームの数であって、前記バンドリングウィンドウは、前記c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外し、
【数76】
は前記複数のサービングセルに対する前記決定された値、Ucは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)送信、および、前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示す物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)送信の数、Uは、前記Ucの最大値であり、
【数77】
は前記c番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされる
複数のトランスポートブロックの数である
プログラム。
【請求項20】
プログラムであって、前記UEにさらに、前記HARQ−ACKコードブックの前記決定されたサイズに基づき、HARQ−ACKシンボルで物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)のリソース要素をパンクチャリングさせる
請求項19に記載のプログラム。
【請求項21】
プログラムであって、フィードバック制御器に、
下りリンク割り当てインデックス(DAI)を取得させ、
複数の構成されたサービングセルのうちの少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が、構成5である場合、
【数78】
に基づき、各サービングセルに対応する複数のHARQ−ACKビットの数を決定させ、
前記複数の構成されたサービングセルの前記HARQタイミング参照構成が、どれも構成5ではない場合、
【数79】
に基づき、前記複数の構成されたサービングセルの各サービングセルに対応する前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定させ、
ここでcは、サービングセルインデックス、Ocはc番目のサービングセルに対応する複数のHARQ−ACKビットの数、
【数80】
は前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける複数の下りリンクサブフレームの数であって、前記バンドリングウィンドウは、前記c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外し、
【数81】
は上りリンクリソース割り当てに対する下りリンク制御情報(DCI)フォーマットの前記DAIに対応する値、Ucは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)送信、および、前記c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウの複数のサブフレームで受信される下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示す物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)送信の数、Uは、前記Ucの最大値であり、
【数82】
は前記c番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である
プログラム。
【請求項22】
プログラムであって、前記フィードバック制御器にさらに、
前記複数の構成されたサービングセルのプライマリサービングセル(PCell)に対するシステム情報ブロック1(SIB1)構成を決定させ、
前記複数の構成されたサービングセルの第2のセカンダリサービングセル(SCell)に対するSIB1構成を決定させ、
前記PCellの前記SIB1構成および前記SCellの前記SIB1構成に基づき、前記SCellに対するHARQタイミング参照構成を決定させる
請求項21に記載のプログラム。
【請求項23】
プログラムであって、前記フィードバック制御器にさらに、
前記決定されたHARQタイミングの参照構成に基づき、前記SCellのバンドリングウィンドウの複数の下りリンクサブフレームの数を決定させる
請求項22に記載のプログラム。
【請求項24】
プログラムであって、前記フィードバック制御器にさらに、
前記複数の構成されたサービングセルのプライマリサービングセル(PCell)に対するUL−DL構成を決定させ、
前記複数の構成されたサービングセルの第2のセカンダリサービングセル(SCell)に対するUL−DL構成を決定させ、
前記PCellの前記UL−DL構成および前記SCellの前記UL−DL構成に基づき、前記SCellのHARQタイミング参照構成を決定させる
請求項21に記載のプログラム。
【請求項25】
プログラムであって、前記フィードバック制御器にさらに、
前記複数のHARQ−ACKビットの決定された数で、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)のリソース要素をパンクチャリングさせる
請求項21から24のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項26】
ユーザ機器(UE)に、
複数のサービングセルの個々のサービングセルの時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を特定させ、
下りリンク割り当てインデックス(DAI)を取得させ、
前記DAIに基づき値を決定させ、
前記複数のサービングセルの第1のサービングセルに対して、
上りリンクサブフレームに関連付けられるバンドリングウィンドウ内に含まれる、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの数を決定させ、
決定した前記値を、前記バンドリングウィンドウ内に含まれる複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの決定した前記数と比較させ、
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のハイブリッド自動再送要求送達確認ビット(複数のHARQ−ACKビット)をフィードバックする必要がある複数のサブフレームの数に対応する前記バンドリングウィンドウに含まれる、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値の小さい方を、当該比較結果に基づき、選択させ、
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある前記複数の下りリンクサブフレームの数に基づき、前記上りリンクサブフレームにおいて送信される複数のHARQ−ACKビットの数を決定させ、
前記第1のサービングセルに対する前記複数のHARQ−ACKビットの数に基づき、前記上りリンクサブフレームの物理上りリンク共有制御チャネル(PUSCH)上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定させ、
前記個々のサービングセルのうちの少なくとも2つは異なるTDD UL−DL構成を有する
プログラム。
【請求項27】
前記UEにさらに、前記第1のサービングセルに対して、
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの数に基づき、及び前記第1のサービングセルの送信モードにおいて下りリンクサブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数に基づき、前記上りリンクサブフレームにおいて送信される前記複数のHARQ−ACKビットの数を決定させる
請求項26に記載のプログラム。
【請求項28】
前記UEにさらに、前記第1のサービングセルの前記上りリンクサブフレームにおいて送信される複数のHARQ−ACKビットの前記決定された数に基づき、前記複数のサービングセルのコードブックに関連付けられる複数のHARQ−ACKビットの数を決定させる
請求項27に記載のプログラム。
【請求項29】
前記UEにさらに、
前記複数のHARQ−ACKビットの数で、前記上りリンクサブフレームの複数の物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソース要素をパンクチャリングさせる
請求項26に記載のプログラム。
【請求項30】
前記UEは、前記複数のサービングセルのうちの全ての前記UL−DL構成が構成0、1、2、3、4または6のうちの1つであるとの決定に応じて、前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数に対応する複数の下りリンクサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値の小さい方を選択する
請求項26に記載のプログラム。
【請求項31】
前記UEにさらに、
前記複数のサービングセルのうちの少なくとも1つの前記UL−DL構成が構成5であるとの決定に応じて、
【数83】
に基づき、前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数を決定させ、
ここで、
【数84】
は、前記UEがc番目のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数であり、
【数85】
はDAIに対応する値であり、Uは前記複数のサービングセル間のUcの最大値であり、Ucは、複数の受信した物理
下りリンク共有チャネル(PDSCH)、及びc番目のサービングセルに
対する下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示す複数の物理
下りリンク制御チャネル(PDCCH)の数であり、Mcは前記上りリンクサブフレームに関連付けられる前記バンドリングウィンドウ内に含まれる、前記個々のサービングセルの複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの前記数である
請求項30に記載のプログラム。
【請求項32】
前記DAIに基づき決定される前記値は、前記複数のサービングセルの複数のバンドリングウィンドウ内のスケジュールされた下りリンクサブフレームの数の最大値に対応する
請求項26に記載のプログラム。
【請求項33】
前記複数のサービングセルはプライマリサービングセル(PCell)及びセカンダリサービングセル(SCell)を含み、
前記プログラムはさらに、前記UEに、前記PCellの前記UL−DL構成及び前記SCellの前記UL−DL構成に基づき、前記SCellのDL参照構成を決定させる
請求項26に記載のプログラム。
【請求項34】
前記SCellの前記DL参照構成は、前記SCellの前記UL−DL構成とは異なる
請求項33に記載のプログラム。
【請求項35】
前記DAIは、前記上りリンクサブフレームに関連付けられるサービングセルの上りリンク送信リソースを割り当てる下りリンク制御情報(DCI)に含まれ、前記DCIはDCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のフォーマットを有する
請求項26から34の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項36】
ユーザ機器(UE)が使用する装置であって、
複数の構成されたサービングセルを介して通信するトランシーバ回路と、
前記トランシーバ回路に結合されたフィードバック制御器と、
を備え、
前記複数の構成されたサービングセルのうちの少なくとも2つは、異なる時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を有し、
前記フィードバック制御器は、
前記複数の構成されたサービングセルの第1のサービングセルに関連付けられる上りリンクサブフレームのリソースを割り当てる下りリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは下りリンク割り当てインデックス(DAI)を含み、
前記DAIに基づき値を決定し、
前記上りリンクサブフレームに関連付けられるバンドリングウィンドウ内に含まれる、前記複数の構成されたサービングセルの第2のサービングセルの下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの数を決定し、
決定した前記値を、前記バンドリングウィンドウ内に含まれる複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの決定した前記数と比較し、
前記UEが前記第2のサービングセルに対する複数のハイブリッド自動再送要求送達確認ビット(複数のHARQ−ACKビット)をフィードバックする複数の下りリンクサブフレームの数に対応する前記バンドリングウィンドウに含まれる、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値の小さい方を、当該比較結果に基づき、選択し、
前記UEが前記第2のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする複数のサブフレームの前記数に基づき、及び前記第2のサービングセルの送信モードにおいて下りリンクサブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数に基づき、前記上りリンクサブフレームにおいて送信される、前記第2のサービングセルの複数のHARQ−ACKビットの数を決定し、
前記第2のサービングセルの複数のHARQ−ACKビットの前記決定された数に基づき、前記上りリンクサブフレームに関連付けられるコードブックサイズを決定する
装置。
【請求項37】
前記トランシーバ回路は、前記上りリンクサブフレームの複数の物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソース要素を前記複数のHARQ−ACKビットでパンクチャリングする
請求項36に記載の装置。
【請求項38】
前記トランシーバ回路は、前記複数の構成されたサービングセルの全ての個々のサービングセルの前記UL−DL構成は構成0、1、2、3、4または6であるとの決定に応じて、前記UEが前記第2のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数に対応する複数の下りリンクサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値のうちの小さい方を選択する
請求項36または37に記載の装置。
【請求項39】
前記DAIに基づき決定された前記値は、前記複数の構成されたサービングセルの複数のバンドリングウィンドウ内の複数のスケジュールされた下りリンクサブフレームの数の最大値に対応する
請求項36に記載の装置。
【請求項40】
前記フィードバック制御器は、
前記第1のサービングセルに対してUL−DL構成を決定し、
前記第2のサービングセルに対してUL−DL構成を決定し、
前記第1のサービングセルの前記UL−DL構成及び前記第2のサービングセルの前記UL−DL構成に基づき、前記第2のサービングセルに対してDL参照構成を決定する
請求項36に記載の装置。
【請求項41】
請求項36に記載の装置を備え、前記装置に結合されるタッチスクリーンディスプレイをさらに備えるUE。
【請求項42】
発展型ノードB(eNB)に、
ユーザ機器(UE)へ構成情報を送信させ、前記UEが複数のサービングセルによって前記eNBと通信するよう構成し、
前記UEへ下りリンク割り当てインデックス(DAI)を送信させ、
前記複数のサービングセルの複数のバンドリングウィンドウに関連付けられる上りリンクサブフレームの物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)内で前記eNBが受信する複数のハイブリッド自動再送要求送達確認ビット(複数のHARQ−ACKビット)を処理させ、
前記複数のサービングセルのうちの少なくとも2つは異なる時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を有し、
前記複数のサービングセルの第1のサービングセルの前記上りリンクサブフレームにおける前記複数のHARQ−ACKビットの数は、
前記DAIに対応する値、または
前記上りリンクサブフレームに関連付けられる前記バンドリングウィンドウに含まれる、第1のサービングセルの、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの数、のうちの小さい方をもたらす比較に基づき、
前記上りリンクサブフレームの前記PUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズは、前記第1のサービングセルに対する前記複数のHARQ−ACKビットの前記数に基づく
プログラム。
【請求項43】
前記上りリンクサブフレーム内の前記複数のHARQ−ACKビットの前記数はさらに、前記複数のサービングセルの送信モードの下りリンクサブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数に基づく
請求項42に記載のプログラム。
【請求項44】
前記上りリンクサブフレームは、前記複数のサービングセルの第2のサービングセルによって受信される
請求項42に記載のプログラム。
【請求項45】
前記DAIは、前記上りリンクサブフレームのリソースを割り当てる下りリンク制御情報(DCI)に含まれ、前記DCIは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のフォーマットを有する
請求項42から44の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項46】
ユーザ機器(UE)が実行する方法であって、
複数のサービングセルの個々のサービングセルに対する、それぞれの時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を示すべく前記複数のサービングセルの構成情報を受信する段階と、
ここで、前記複数のサービングセルの少なくとも2つは異なるTDD UL−DL構成を有し、
上りリンクサブフレームに関連付けられるサービングセルの上りリンク送信リソースを割り当てる、下りリンク割り当てインデックス(DAI)を受信する段階と、
前記DAIに基づき値を決定する段階と、
複数のサービングセルの第1のサービングセルに対して、前記上りリンクサブフレームに関連付けられるバンドリングウィンドウに含まれる、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの数を決定する段階と、
決定した前記値を、前記バンドリングウィンドウ内に含まれる複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの決定した前記数と比較する段階と、
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のハイブリッド自動再送要求送達確認ビット(複数のHARQ−ACKビット)をフィードバックする必要がある複数のサブフレームの数に対応する前記バンドリングウィンドウに含まれる、複数の下りリンクサブフレームまたは複数の特別なサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値のうちの小さい方を、当該比較結果に基づき、選択する段階と、
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数に基づき、及び、前記第1のサービングセルの送信モードにおける下りリンクサブフレーム毎にサポートされる複数のトランスポートブロックの数に基づき、前記第1のサービングセルの前記上りリンクサブフレームにおいて送信される複数のHARQ−ACKビットの数を決定する段階と、
前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットの前記数に基づき、前記上りリンクサブフレームの物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上のコードブックサイズを決定する段階と、
を備える
方法。
【請求項47】
前記UEが前記第1のサービングセルに対する複数のHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある複数の下りリンクサブフレームの前記数に対応する複数の下りリンクサブフレームの前記決定された数、または前記決定された値のうちの小さい方を選択する段階は、前記複数のサービングセルのうちの全ての前記UL−DL構成が、構成0、1、2、3、4または6のうちの1つであるという決定に応じて実行される
請求項46に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2012年8月23日に出願された「HARQ/ACK CODEBOOK SIZE DETERMINATION」と題する米国特許出願第13/593,044号、および2012年3月16日に出願された「WIRELESS COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」と題する米国仮特許出願第61/612,188号の優先権を主張し、それらは全ての目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明の実施形態は、概して通信分野に関し、特に無線通信ネットワークにおける、ハイブリッド自動再送要求送達確認(HARQ−ACK)コードブックのサイズ決定に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)規格のリリース8は、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上の上りリンク制御情報(UCI)のピギーバックについて説明されている。チャネル品質指標/プレコーディングマトリクス指標(CQI/PMI)リソースは、上りリンク共有チャネル(UL−SCH)データソースの先頭に位置し、次のサブキャリアに続く前に、1つのサブキャリアの全てのSC−FDMA(シングルキャリア周波数分割多元接続:single−carrier frequency division multiple access)シンボルに連続的にマッピングされる。UL−SCHデータは、CQI/PMIデータ付近にレートマッチングされる。HARQ−ACKリソースは、PUSCHデータリソース要素(RE)をパンクチャリングすることによって、SC−FDMAシンボルにマッピングされる。HARQ−ACKシンボルによってパンクチャリングされたPUSCH REを減らすことにより、PUSCH性能が改善されるであろう。
【0004】
以上を考慮し、リリース8版は、バンドリングウィンドウにおける下りリンク(DL)割り当て総数を示すために用いられる、下りリンク制御情報(DCI)フォーマット0および/またはフォーマット4の2ビットの下りリンク割り当てインデックス(DAI)
【数1】
を提供する。バンドリングウィンドウサイズをMとすると、検出されたPDCCHに基づき、PUSCH送信がDCIフォーマット0および/またはフォーマット4に合わせて調整されると、Mビットよりも
【数2】
のHARQ−ACKビットのみが、送信しているデバイス、例えば、エンハンスト基地局(eNB)、にフィードバックされる必要がある。このように、
【数3】
で表される、eNBによってスケジューリングされなかったDLサブフレームに対応する、無用なHARQ−ACKビットが減らされる。
【0005】
LTE規格(リリース1−10)のリリース10は、2以上のコンポーネントキャリア(CC)がデータ送信に用いられ得る、「キャリアアグリゲーション」を導入している。リリース10の時分割デュープレックス(TDD)システムにおいて、PUSCH上のピギーバックの場合は、HARQ−ACKコードブックサイズは、CC数、CCの構成された送信モード、およびバンドリングウィンドウ内の下りリンクサブフレーム数により決定される。TDD UL−DL構成1−6において、およびPUCCHフォーマット3がHARQ−ACKの送信のために構成される場合、HARQ−ACKコードブックサイズは以下の式によって決定される。
【数4】
ここで、Cは構成されたCC数,C
2は、2つのトランスポートブロックの受信を可能にする多入力多出力(MIMO)送信モードで構成されたCC数、
【数5】
は、UEが、c番目のサービングセルに対するHARQ−ACKビットをフィードバックする必要がある下りリンクサブフレーム数である。TDD UL−DL構成1,2,3,4,および6に対して、UEは、PUSCHサブフレームn上の
【数6】
を以下のように仮定する。
【数7】
ここで、
【数8】
は以下の表に従い、DCIフォーマット0および/またはフォーマット4のDAIによって決定される。
【表1】
【0006】
DAIは、各サービングセルのサブフレームnと予め決められた関連性を有するサブフレームで通信され得る。例えば、DAIは、サブフレームn−k´で通信され得て、ここで、k´は、以下の表で定義される。
【表2】
【0007】
リリース10においては、各サービングセルのTDD UL−DL構成は常に同一であり、
【数9】
はバンドリングウィンドウサイズを絶対に超えることはないので、
【数10】
によって決定されるHARQ−ACKコードブックサイズは、常に最小HARQ−ACKビット数に等しく、HARQ−ACKのオーバーヘッドとHARQ−ACKの性能との間の最良のトレードオフとなっている。
【0008】
3GPP LTE規格のリリース11では、各サービングセルで異なるUL−DL構成をもつCCを有するTDDのインターバンドCAがサポートされている。異なるサービングセルが異なるUL−DL構成を有すると、結果的にHARQ−ACKバンドリングウィンドウも異なり得る。ゆえに、以前のリリースにおけるULグラントベースのHARQ−ACKコードブックサイズ決定は、HARQ−ACKのオーバーヘッドを効率的に減らし得ない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
複数の実施形態が、添付の図面とともに以下の詳細な記載を読むことによって、容易に理解されるであろう。この記載を理解し易くするために、同じ参照番号は、同じ構造要素を示す。複数の実施形態は、添付図面の複数の図において、例として説明されているのであって、限定する形で説明されているのではない。
【0010】
【
図1】様々な実施形態による、無線通信ネットワークを概略的に図示したものである。
【
図2】様々な実施形態による、HARQ−ACKタイミング情報を有するTDD通信構造の例を図示したものである。
【
図3】様々な実施形態による、ユーザ機器によって実行され得るHARQ−ACKコードブックサイズの決定方法を図示するフローチャートである。
【
図4】幾つかの実施形態による、HARQ−ACKビット生成表である。
【
図5】様々な実施形態による、システムの例を概略的に示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の例示的実施形態は、限定はされないが、無線通信ネットワークにおけるHARQ−ACKコードブックサイズを決定するための方法、システム、コンピュータ可読媒体および装置を含む。様々な実施形態は、異なるサービングセルで異なるUL−DL構成を持ちながら、TDD CCのインターバンドCAのHARQ−ACK性能を維持しつつ、HARQ−ACKのオーバーヘッドを減らすようにPUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定可能な3GPP LTEのリリース11(以下、「リリース−11」とする)(およびその後のリリース)に準拠して動作するユーザ機器(UE)を提供し得る。このように、記載されるUEは、オーバーヘッドをほとんど、または全く追加することなく、PUSCHへの悪影響を減らすであろうPUSCH REをパンクチャリングすべく、所望のHARQ−ACKコードブックサイズを適応的に決定し得る。
【0012】
様々な実施形態が、特定の構成(例えば、TDD UL−DL構成および特別なサブフレーム構成)、フォーマット(例えば、DCIフォーマット)、モード、(例えば、送信モード)などを参照して記載され得る。これらの構成、フォーマット、モードなどは、現在公開されているLTE文書、例えば、リリース−10および/またはリリース−11の技術規格、と整合性をもって定義され得る。
【0013】
例示的な実施形態の様々な態様が、他の当業者へ研究の大意を伝えるために当業者によって一般に使用される用語を用いて説明される。しかしながら、別の実施形態が、説明される態様のほんの一部を用いるだけでも実施され得ることは、当業者にとっては明らかであろう。説明の目的で特定の数、材料および構成が、例示的な実施形態の完全な理解を提供する目的で記載される。しかしながら、別の実施形態が、特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者にとっては明らかであろう。他の例では、例示的な実施形態を不明瞭にしない目的で、公知の特徴は省略または簡素化されている。
【0014】
さらに、様々なオペレーションが、例示的な実施形態の理解を最もよく助ける方法で、複数の別個のオペレーションとして、順に記載されるであろう。しかしながら、記載の順序は、これらのオペレーションが必ず順序に依存しなければならないと暗示しているととらえるべきではない。特に、これらのオペレーションは提示の順序で実行される必要はない。
【0015】
「幾つかの実施形態において」という文言が繰り返し用いられる。この文言は一般的には、同じ実施形態を指しているのではないが、指していてもよい。「備える(comprising)」、「有する(having)」および「含む(including)」という用語は、前後関係がそうではないように記述されない限り、同義である。「Aおよび/またはB」という文言は、(A)、(B)、または(AおよびB)の意味である。「A/B」という文言は、「Aおよび/またはB」という文言と同様に、(A)、(B)、または(AおよびB)の意味である。「A、BおよびCのうちの少なくとも一つ」という文言は、(A)、(B)、(C)、(AおよびB)、(AおよびC)、(BおよびC)または(A、BおよびC)を意味する。「(A)B」という文言は、(B)または(AおよびB)、すなわちAは任意であることを意味する。
【0016】
特定の実施形態が本明細書にて図示され、説明されるが、多種多様な、代替の、および/または同等な実装が、本開示の実施形態の範囲を逸脱することなく、示され説明される特定の実施形態の代用となり得ることは、当業者にとっては明らかである。本出願は、本明細書にて議論される実施形態の何れの応用形態または変形形態も網羅することが意図されている。故に、本開示の実施形態は、特許請求およびそれと同等なものによってのみ限定されることが明確に意図される。
【0017】
本明細書にて用いられるように、「モジュール」という用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有された、専用の、またはグループの)および/またはメモリ(共有された、専用の、またはグループの)、組み合わせ論理回路、またはその他の、記述される機能を提供する電子回路、を指すか、の一部であるか、または、を含み得る。様々な実施形態において、モジュールは、1または複数のコンピュータ可読媒体に格納される命令を実行し、説明される機能を提供する。
【0018】
図1は、様々な実施形態による、無線通信ネットワーク100を概略的に図示したものである。無線通信ネットワーク100(以下、「ネットワーク100」)は、E−UTRAN(evolved universal terrestrial radio access network)などの、3GPP LTEネットワークのアクセスネットワークであり得る。ネットワーク100は、無線でユーザ機器(UE)108と通信すべく構成される基地局、例えば、エンハンスト基地局(eNB)104、を含み得る。
【0019】
図1に示すように、UE108は、トランシーバモジュール116に結合されたフィードバック制御器112を備え得る。トランシーバモジュール116はさらに、ネットワーク100の他のコンポーネント、例えば、eNB104、と無線で通信するために、UE108の複数のアンテナ132のうちの1または複数と結合され得る。
【0020】
幾つかの実施形態において、UE108は、eNB104とUE108との間の通信のために、多数のコンポーネントキャリア(CC)が集められたキャリアアグリゲーション(CA)を利用可能である。トランシーバモジュール116は、複数のサービングセルを介し、それぞれの複数あるCCを利用して、eNB104と通信すべく構成され得る。それぞれのCCは、異なる帯域に配設され得て、異なるTDD UL−DL構成(以下、UL−DL構成とも呼ぶ)に関連付けられ得る。このように、幾つかの実施形態において、少なくとも2つのサービングセルが、異なるUL−DL構成を有し得る。
【0021】
以下の表3は、本発明の様々な実施形態において用いられ得るUL−DL構成の例を示す。
【表3】
【0022】
表3において、Dは下りリンク送信のサブフレーム、Uは上りリンク送信のサブフレーム、およびSは、例えばガード時間に用いられる特別なサブフレームである。幾つかの実施形態において、特別なサブフレームは、DCIを含み得る下りリンクパイロット時間スロット(DwPTS)、ガード期間(GP)、および上りリンクパイロット時間スロット(UpPTS)の3つのフィールドを含み得る。
【0023】
最初の接続確立では、UE108は、CC
0とも呼ばれ得るプライマリCCを用いて、eNB104のプライマリサービングセル(PCell)と接続し得る。この接続は、セキュリティ、移動性、構成などの様々な機能のために用いられ得る。その後、UE108は、1または複数のセカンダリCCを用いて、eNB104の1または複数のセカンダリサービングセル(SCell)と接続し得る。これらの接続は、追加的な無線リソースを提供するために用いられ得る。
【0024】
図2は、ある実施形態による、HARQ−ACKタイミング情報を有するTDD通信構造200の例を図示したものである。TDD通信構造200において、eNB104およびUE108間の通信を実現すべく、3つのサービングセルが構成され得る。例えば、UL−DL構成0を有するPCell、UL−DL構成2を有するSCell1、UL−DL構成1を有するSCell2である。他の実施形態においては、eNB104およびUE108間の通信を実現すべく、違う数のサービングセルが構成され得る。
【0025】
TDD通信構造200において、PCellはバンドリングウィンドウM
0を有し得る。M
0は、下りリンク送信、例えば、PDSCH送信または下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示すPDCCH送信を含み得る1つのサブフレームを含む。下りリンク送信のために、対応するHARQ−ACK情報は、関連付けられる上りリンクサブフレーム、例えば、SCell1のサブフレーム7においてPUSCH送信として送信される。SCell1は、バンドリングウィンドウM
1を有し得る。M
1は、下りリンク送信を含み得る4つのサブフレームを含む。下りリンク送信のために、対応するHARQ−ACK情報は、関連付けられる上りリンクサブフレーム、例えば、SCell1のサブフレーム7においてPUSCH送信として送信される。SCell2は、バンドリングウィンドウM
2を有し得る。M
2は、下りリンク送信を含み得る2つのサブフレームを有し得る。下りリンク送信のために、対応するHARQ−ACK情報は、関連付けられる上りリンクサブフレーム、例えば、SCell1のサブフレーム7においてPUSCH送信として送信される。それぞれのバンドリングウィンドウのDLサブフレームと、対応するHARQ−ACK情報の送信に用いられることになるULサブフレームとの間の関連は、予め決められたHARQタイミング参照に基づき得る。このようなHARQタイミング参照の例は、表4に関して、以下で示され、議論される。
【0026】
図2に示す例において、対応するHARQ−ACK情報が送信される下りリンク送信を伝送可能なサブフレームの全ては、PDSCH送信を有するとして示される。しかしながら、他の実施形態においては、eNBは、これらのサブフレームの1または複数のフレーム上に下りリンク送信をスケジューリングし得ない。
【0027】
図3は、幾つかの実施形態による、HARQ−ACKコードブックサイズの決定方法300を図示する。方法300は、UEのフィードバック制御器、例えば、UE108のフィードバック制御器112によって実行され得る。幾つかの実施形態において、UEは、1または複数のコンピュータ可読媒体を有し得て、および/または、にアクセスし得て、1または複数のコンピュータ可読媒体は複数の命令を格納し、これらの命令が実行されると、UEまたはフィードバック制御器に方法300を実行させる。
【0028】
304において、フィードバック制御器は、各構成されたサービングセルに対して、HARQ−ACKタイミングおよびHARQ−ACKバンドリングウィンドウを決定し得る。幾つかの実施形態では、フィードバック制御器は、各構成されたサービングセルに対して、上りリンクサブフレームに関連付けられるバンドリングウィンドウ内のサブフレームの総数を決定し得る。一般的には、HARQ−ACKのバンドリングウィンドウは、下りリンクサブフレームおよび特別なサブフレームの両方を含むが、それは、下りリンクサブフレームおよび特別なサブフレームの両方ともが、PDSCH送信を伝送可能であるからである。しかしながら、幾つかの実施形態においては、ある特別なサブフレームは、HARQ−ACKコードブックサイズを減らす目的で、バンドリングウィンドウから除外され得る。例えば、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および5、または拡張された下りリンクCPを有する構成0および4の特別なサブフレームは、これらが一般的にPDSCH送信を伝送しないために、バンドリングウィンドウから除外され得る。特別なサブフレーム構成は、3GPP技術仕様(TS)36.211V10.5.0(2012−06)のテーブル4.2−1と整合性をもって定義され得る。
【0029】
幾つかの実施形態において、HARQ−ACKタイミングおよびHARQ−ACKバンドリングウィンドウ、M
c、は、表4のHARQタイミング参照に対するUL−DL構成において示されるように、TDDに対する予め決定された下りリンクアソシエーションセットインデックスK:{k
0,k
1,…k
M−1}に従い決定され得る。
【表4】
【0030】
様々な実施形態において、各サービングセルは、サービングセルのUL−DL構成と同じ、または異なるHARQタイミング参照を有し得る。サービングセルのUL−DL構成は、サービングセルのシステム情報ブロック(SIB)1で通信され、故に、サービングセルのSIB1構成とも称され得る。PCellのHARQタイミング参照は、PCellのSIB1構成と同一であり得て、一方SCellのHARQタイミング参照は、表5に従い、SCellのSIB1構成およびPCellのSIB1構成の両方を考慮することにより選択され得る。
【表5】
【0031】
表5に従い、および
図2を参照すると、PCellは、自身のHARQタイミング参照にUL−DL構成0を用い、SCell1は、自身のHARQタイミング参照にUL−DL構成2を用い、SCell2は、自身のHARQタイミング参照にUL−DL構成1を用いるであろう。この実施形態は、両SCellを、HARQタイミング参照にSIB1構成を用いて説明するが、他の実施形態においては、SCellは、HARQタイミング参照に他のUL−DL構成を用い得る。例えば、SCell1がSIB1構成3を有し、PCellがSIB1構成1を有する場合は、SCellはHARQタイミング参照にUL−DL構成4を用いることになる。
【0032】
さらに表4および表5の使用の説明をすべく、以下を考える。SCell1のサブフレーム7(例えば、n=7)がHARQ−ACK情報の送信のための上りリンクサブフレームに割り当てられる場合、関連付けられる下りリンクサブフレームは、n−kによって決定され得る。ここで、k∈Kである。バンドリングウィンドウのサイズM
cは、要素の集合Kの濃度(cardinality)であり、バンドリングウィンドウの特定のサブフレームは、n−k
0,…n−k
M−1で決定される。したがって、PCellのバンドリングウィンドウのサイズM
0は、1(ただ1つの要素がUL−DL構成0に関連付けられることから、表4においてサブフレームn=7である)であり、M
0の下りリンクサブフレームは、7−6=1、例えば、DLサブフレーム1、である。SCell1のバンドリングウィンドウのサイズM
1は、(表4の4つの要素を与えらるため)4であり、M
1のDLサブフレームは、サブフレーム3(7−4)、サブフレーム1(7−6)、サブフレーム0(7−7)および1つ前のサブフレーム9(7−8)である。SCell2のバンドリングウィンドウのサイズM
2は、(表4の2つの要素を与えられるため)2であり、M
2のDLサブフレームは、サブフレーム0(7−7)およびサブフレーム1(7−6)である。
【0033】
308において、フィードバック制御器はDAIを決定し得る。DAIは、上りリンクサブフレーム、n、と予め決められた関連性を有するサブフレームで通信され得て、サブフレームnは、例えば、SCell1のサブフレーム7のように、バンドリングウィンドウに対するHARQ−ACK情報を伝送する。幾つかの実施形態において、DAIはサブフレームn−k´で通信され得る。ここで、k´は表2において定義される。幾つかの実施形態において、DAIは表1に従った、
【数11】
の決定に用いられ得る。
【数12】
は、複数のサービングセルのバンドリングウィンドウ内のスケジュールされた下りリンクサブフレーム数の最大値に対応し得る。
図2を参照すると、4つの下りリンクサブフレームがSCell1においてスケジューリングされるので、
【数13】
である。
【0034】
312において、フィードバック制御器は、構成されたサービングセルに対応するHARQ−ACKビット数を、上りリンクサブフレームのPUSCH上で決定し得る。幾つかの実施形態において、フィードバック制御器は、各サービングセルに対して、上りリンクリソース割り当てに対するDAIに基づく
【数14】
に基づきHARQ−ACKビット数を、および、HARQタイミング参照構成に従い、対応するサービングセルのバンドリングウィンドウのサブフレーム数を決定し得る。
【0035】
幾つかの実施形態において、c番目のサービングセルに対するHARQ−ACKビット数、O
c、は、以下の式で決定され得る。
【数15】
ここでUは、全ての構成されたサービングセル間のU
cの最大値、U
cは、c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウ(例えば、サブフレームn−k、ここで、表4に関して説明されるようにk∈K)内の受信された送信(例えば、PDSCHおよび下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH)を有するサブフレーム総数、
【数16】
は、フォーマット0またはフォーマット4を有し得るDCIに含まれるDAIにより決定され、DAIは、表1に従い、サブフレームn−k´におけるPUSCH(例えば、SCell1)上のUCIのピギーバックが行われるサービングセルの上りリンク送信リソースを割り当てる。ここで、k´は表2において定義される。そして、c番目のサービングセルにおいて構成される送信モードが1つのトランスポートブロックをサポートする場合、
【数17】
であり、その他の場合は、
【数18】
である。また、X≦Yである場合、
【数19】
であり、その他の場合は、
【数20】
である。
【0036】
複数の集合したサービングセルのどれ1つとして、HARQタイミング参照構成として構成5を含まない実施形態において、
【数21】
は少なくともUと同じ大きさであるので、それにより、式1の
【数22】
項は消える。このようにして、式1は減じられ、以下のようになる。
【数23】
【0037】
このようにして、幾つかの実施形態において、集合したサービングセルのHARQタイミング参照構成のうち、どれ1つとして構成5でない場合、関連付けられるULグラントによって、
【数24】
で調整されたPUSCH上の、ULサブフレームnにおけるHARQ−ACK送信に式2が用いられ、集合したサービングセルのうち何れかのHARQタイミング参照構成が構成5である場合、関連付けられるULグラントによって、
【数25】
で調整されたPUSCH上の、ULサブフレームnにおけるHARQ−ACK送信に式1が用いられる。
【0038】
いくつかの実施形態において、式1も式2も、PUSCHのスケジューリングを実行するサービングセル(例えば、
図2のSCell1)がSIB1構成0を有する状況においては用いられ得ないことに注意されたい。これらの実施形態では、eNBはDCIフォーマット0および/またはフォーマット4のDAIの送信が不可能なので、UEはWを決定できない。
【0039】
c番目のサービングセルに対するHARQ−ACKのフィードバックビット
【数26】
はc≧0において、次のように構築される。サブフレームn−kにおける、PDDCHのDCIメッセージに関連付けられるPDSCH送信、または下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信に対するHARQ−ACKは、c番目のサービングセルにおいて構成される送信モードが1つのトランスポートブロックをサポートする場合、
【数27】
に関連付けられ、または、その他の場合は、
【数28】
および
【数29】
に関連付けられる。ここで、DAI(k)は下りリンクサブフレームのリソース割り当てのための、c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウに依存するサブフレームn−kにおいて検出されたDCIフォーマット1A,1B,1D,1,2,2A,2B,および/または2CのDAIの値である。何れの検出されたPDSCH送信も有さない、または下りリンクのSPSリリースを示す検出されたPDCCHを有さないHARQ−ACKフィードバックビットはNACKに設定され得る。
【0040】
図2を参照し、2つのトランスポートブロックがイネーブルの送信モード4が構成されると仮定すると、1つの例が以下に提供される。各CCの特別なサブフレーム構成は、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成3である。上述したように、eNBは、この例においては、指定されたバンドリングウィンドウ内の各機会、例えば、PCellのサブフレーム1、SCell1のサブフレーム9、サブフレーム0、サブフレーム1およびサブフレーム3、およびSCell2のサブフレーム0およびサブフレーム1、において送信され得る。さらに、UEはSCell1のサブフレーム3において、SCell1のサブフレーム7におけるPUSCH送信に対する上りリンクグラントを受信し得る。バンドリングウィンドウ内におけるPDSCHのスケジュールされたサブフレームの総数の最大値は、現仮定に従えば、4であるので、サブフレーム7の上りリンクグラントの
【数30】
は、eNBによって4として設定されるであろう。式1に従って、PCellに対するHARQ−ACKビットのO
0値は、以下のように計算され得る。
【数31】
【0041】
同様に、SCell1およびSCell2に対するHARQ−ACKビットは、それぞれ、O
1=8およびO
2=4と決定され得る。これは、幾つかの実施形態に従い、
図4のHARQ−ACKビット生成表400において図示されている。HARQ−ACKビットが、リリース10の方法論に従い決定される場合、結果は、O
0=8、O
1=8およびO
2=8である。
【0042】
316において、フィードバック制御器は上りリンクサブフレームのPUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定し得る。HARQ−ACKコードブックサイズの決定は、以下の式に従い、複数のサービングセルの各々に対応するHARQ−ACKビット数を合計することにより成され得る。
【数32】
【0043】
これまで議論した例では、O=14である。リリース10の方法論では、O=24である。このように、説明される実施形態は、HARQ−ACKのオーバーヘッドを42%減少させる結果となる。このようにして、PUSCH性能およびシステムのスループットは、HARQ−ACK性能に影響を与えることなく改善され得る。
【0044】
本明細書で説明されるUE108は、任意の適切なハードウェアおよび/またはソフトウェアを用いて、所望の形に構成すべくシステムへ実装され得る。
図5は、一実施形態について、1または複数のプロセッサ504、プロセッサ504のうちの少なくとも1つに結合されたシステム制御ロジック508、システム制御ロジック508に結合されたシステムメモリ512、システム制御ロジック508に結合された不揮発性メモリ(NVM)/記憶装置516、システム制御ロジック508に結合されたネットワークインタフェース520、およびシステム制御ロジック508に結合された入出力(I/O)デバイス532を備えるシステム500を例示する。
【0045】
プロセッサ504は、1または複数のシングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含み得る。プロセッサ504は、汎用プロセッサおよび専用プロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、ベースバンドプロセッサ、など)の任意の組み合わせを含み得る。
【0046】
一実施形態のシステム制御ロジック508は、任意の適切なインタフェースコントローラを含み得て、プロセッサ504のうちの少なくとも1つ、および/またはシステム制御ロジック508と通信する任意の適切なデバイスまたはコンポーネントに、任意の適切なインタフェースを提供し得る。
【0047】
一実施形態のシステム制御ロジック508は、1または複数のメモリコントローラを含み得て、システムメモリ512にインタフェースを提供する。システムメモリ512は、システム500に対するデータおよび/または命令のロードおよび格納に用いられ得る。幾つかの実施形態において、システムメモリ512は、HARQロジック524を含み得て、HARQロジック524は実行されると、フィードバック制御器に本明細書で説明される様々なオペレーションを実行させる。一実施形態のシステムメモリ512は、例えば、適切なダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)などの、任意の適切な揮発性メモリを含み得る。
【0048】
NVM/記憶装置516は、データおよび/または命令、例えばHARQロジック524、の格納に用いられる1または複数の有体の、非一時的なコンピュータ可読媒体を含み得る。NVM/記憶装置516は、例えばフラッシュメモリなどの任意の適切な不揮発性メモリを含み得て、および/または、例えば、1または複数のハードディスクドライブ(HDD)、1または複数のコンパクトディスク(CD)ドライブ、および/または1または複数のデジタルバーサタイルディスク(DVD)ドライブなどの、任意の適切な不揮発性記憶装置を含み得る。
【0049】
NVM/記憶装置516は、システム500が装備されているデバイスの物理的に一部分である記憶リソースを含み得るか、また記憶リソースはデバイスによってアクセス可能であり、しかし必ずしもデバイスの一部である必要はないといえる。例えば、NVM/記憶装置516は、ネットワークインタフェース520を介したネットワークを通して、および/または入出力(I/O)デバイス532を通してアクセスされ得る。
【0050】
ネットワークインタフェース520は、トランシーバモジュール116と類似するトランシーバモジュール522を有し得て、1または複数のネットワークを通して、および/または任意の他の適切なデバイスと通信できるようにすべくシステム500用の無線インタフェースを提供する。様々な実施形態において、トランシーバモジュール522はシステム500の他のコンポーネントと集積され得る。例えば、トランシーバモジュール522は、プロセッサ504のうちの1つのプロセッサ、システムメモリ512のメモリ、およびNVM/記憶装置516のNVM/記憶装置を含み得る。ネットワークインタフェース520は、任意の適切なハードウェアおよび/またはファームウェアを含み得る。ネットワークインタフェース520は、複数のアンテナを含み得て、多入力多出力無線インタフェースを提供する。一実施形態のネットワークインタフェース520は、例えば、有線ネットワークアダプタ、無線ネットワークアダプタ、電話モデム、および/または無線モデムを含み得る。
【0051】
一実施形態において、プロセッサ504のうちの少なくとも1つは、システム制御ロジック508の1または複数のコントローラに対するロジックと共にパッケージ化され得る。一実施形態において、プロセッサ504のうちの少なくとも1つは、システム制御ロジック508の1または複数のコントローラに対するロジックと共にパッケージ化され得て、システムインパッケージ(SiP)を形成する。一実施形態において、プロセッサ504のうちの少なくとも1つは、システム制御ロジック508の1または複数のコントローラに対するロジックと同一ダイ上に集積され得る。一実施形態において、プロセッサ504のうちの少なくとも1つは、システム制御ロジック508の1または複数のコントローラに対するロジックと同一ダイ上に集積され得て、システムオンチップ(SoC)を形成する。
【0052】
様々な実施形態において、I/Oデバイス532は、システム500とのユーザーインタラクションを可能にすべくデザインされたユーザインタフェース、システム500との周辺コンポーネントのインタラクションを可能にすべくデザインされた周辺コンポーネントインタフェース、および/または環境条件および/またはシステム500に関する位置情報を決定すべくデザインされたセンサを含み得る。
【0053】
様々な実施形態において、ユーザインタフェースは、限定はされないが、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、など)、スピーカ、マイクロフォン、1または複数のカメラ(例えば、スチルカメラおよび/またはビデオカメラ)、フラッシュライト(例えば、発行ダイオードフラッシュ)、およびキーボードを含み得る。
【0054】
様々な実施形態において、周辺コンポーネントインタフェースは、限定はされないが、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、および電源インタフェースを含み得る。
【0055】
様々な実施形態において、センサは、限定はされないが、ジャイロセンサ、加速度計、近接センサ、周囲光センサ、および測位ユニットを有し得る。測位ユニットは、ネットワークインタフェース520の一部であってよく、またはネットワークインタフェース520とインタラクトし得て、測位ネットワークのコンポーネント、例えば、全地球測位システム(GPS)衛星と通信する。
【0056】
様々な実施形態において、システム500はeNBまたは、限定はされないが、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、スマートフォン、などのモバイルコンピューティングデバイスであり得る。様々な実施形態において、システム500はいくらかのコンポーネント、および/または異なるアーキテクチャを有し得る。
【0057】
様々な実施形態は、装置、例えば、UEについて説明する。UEは、複数のサービングセルを介して通信すべく構成されるトランシーバモジュールを備える。ここで複数のサービングセルのうち少なくとも2つは異なるTDD UL−DL構成を有する。さらにUEは、フィードバック制御器を備え、フィードバック制御器は、トランシーバモジュールに結合され、DAIを取得し、複数のサービングセルのうちの第1のサービングセルのバンドリングウィンドウ内の下りリンクサブフレーム数を決定すべく構成される。ここでバンドリングウィンドウの下りリンクサブフレームは、対応するHARQ−ACK情報の送信のための上りリンクサブフレームに関連付けられている。さらに、フィードバック制御器は、第1のサービングセルに対応し、DAIおよび下りリンクサブフレームの決定された数に基づく、上りリンクサブフレームのPUSCH上で利用可能なHARQ−ACKビット数を決定すべく構成される。
【0058】
DAIは、複数のサービングセルのバンドリングウィンドウ内のスケジュールされた下りリンクサブフレーム数の最大値に対応し得て、複数のサービングセルのバンドリングウィンドウ内の下りリンクサブフレームは、上りリンクサブフレームに関連付けられ、フィードバック制御器は、この最大値に基づき、HARQ−ACKビットを決定し得る。
【0059】
いくつかの実施形態において、DAIは、上りリンクサブフレームを有するサービングセルの、上りリンク送信リソースを割り当てるDCIに含まれ得る。DCIは、DCIフォーマット0またはDCIフォーマット4のフォーマットを有し得る。バンドリングウィンドウ内のサブフレームのうちの少なくとも1つは、PDCCHのDCIメッセージに関連付けられるPDSCH送信、または、HARQ−ACK情報が対応するUEへの下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信、を含み得る。または、上りリンクサブフレームに関連付けられるバンドリングウィンドウ内の下りリンクサブフレーム数には、通常の下りリンクCPを有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、または拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームを含まない。
【0060】
フィードバック制御器はさらに、複数のサービングセルの各々に対応し、上りリンクサブフレームのPUSCH上で利用可能なHARQ−ACKビットの数を決定し、複数のサービングセルの各々に対応するHARQ−ACKビットの決定された数に基づき、上りリンクサブフレームのPUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定すべく構成され得て、また任意で、複数のサービングセルの各々に対応するHARQ−ACKビットの決定された数を合計することによりHARQ−ACKコードブックサイズを決定すべく構成されてもよい。
【0061】
幾つかの実施形態において、フィードバック制御器さらに、DAIに対応する値を決定し、下りリンクサブフレームの決定された値または決定された数のどちらか、より小さい方を第1のサービングセルのHARQ−ACKビット数として選択し、第1のサービングセルのHARQ−ACKビット数に基づき、上りリンクサブフレームのPUSCH上のHARQ−ACKコードブックサイズを決定すべく構成され得て、また任意で、第1のサービングセルの送信モードに対して、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロック数を決定すべく構成されてもよいし、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの決定された数に基づき、第1のサービングセルのHARQ−ACKビット数を決定すべく構成されてもよい。
【0062】
フィードバック制御器はさらに、複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定し、複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの決定された数に基づき、HARQ−ACKコードブックサイズを決定すべく構成され得る。フィードバック制御器はさらに、以下の式に基づき、複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定すべく構成され得る。
【数33】
ここで、cは、第1のサービングセルのサービングセルインデックス、O
cはc番目のサービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数、
【数34】
はc番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数であって、バンドリングウィンドウは、c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクCPを有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外する。
【数35】
は複数のサービングセルへの上りリンクリソース割り当てに対するDCIフォーマットのDAIに対応する決定された値であり、
【数36】
はc番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である。
【0063】
フィードバック制御器はさらに、PDSCH送信、および、複数のサービングセルの各々のバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信の数を決定し、PDSCH送信の決定された数、および、複数のサービングセルの各々のバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信の決定された数の最大値を決定し、決定された最大値に基づき、HARQ−ACKビット数を決定すべく構成され得る。フィードバック制御器はさらに、以下の式に基づき、各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定すべく構成され得る。
【数37】
ここで、cは、サービングセルインデックス、O
cはc番目のサービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数、
【数38】
はc番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数であって、バンドリングウィンドウは、c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外する。
【数39】
はDAIに対応する値、Uは、決定された最大値であり、
【数40】
はc番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である。フィードバック制御器はさらに、以下の式に基づき、HARQ−ACKコードブックサイズを決定すべく構成され得る。
【数41】
ここで、
【数42】
はサービングセルの総数である。
【0064】
いくつかの実施形態において、HARQ−ACKビット数は、第1のサービングセルのバンドリングウィンドウの下りリンクサブフレームに対応し、任意で、上りリンクサブフレームとバンドリングウィンドウの下りリンクサブフレームとの関連は、予め決められたHARQ−ACKタイミング参照に基づいてもよい。
【0065】
幾つかの実施形態は、複数の命令を有する1または複数のコンピュータ可読媒体について説明する。この複数の命令は、実行されると、フィードバック制御器に、下りリンク割り当てインデックス(DAI)を取得させ、複数の構成されたサービングセルのうち少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が構成5である場合、
【数43】
に基づき、各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定させ、複数の構成されたサービングセルのHARQタイミング参照構成が、どれも構成5ではない場合、
【数44】
に基づき、複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定させる。ここでcは、サービングセルインデックス、O
cはc番目のサービングセルに対応するHARQビットの数、
【数45】
はc番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数であって、バンドリングウィンドウは、c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外する。
【数46】
は上りリンクリソース割り当てに対する下りリンク制御情報(DCI)フォーマットのDAIに対応する値、U
cは、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)送信、および、c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのセミパーシステントスケジューリング(SPS)リリースを示す物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)送信の数、Uは、複数のU
cの最大値であり、
【数47】
はc番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である。
【0066】
命令は実行されるとさらに、フィードバック制御器に、複数の構成されたサービングセルのPCellに対するUL−DL構成を決定させ、複数の構成されたサービングセルのSCellに対するUL−DL構成を決定させ、PCellのUL−DL構成およびSCellのUL−DL構成に基づき、SCellに対するHARQタイミング参照構成を決定させ得る。
【0067】
幾つかの実施形態は、通信するために、複数のサービングセルのうち少なくとも2つのサービングセルが異なる時分割デュープレックス(TDD)上りリンク下りリンク(UL−DL)構成を有する形で、複数のサービングセルを構成する段階と、複数のサービングセルの個々のサービングセルに対するバンドリングウィンドウのサイズを決定する段階と、複数のサービングセルのバンドリングウィンドウ内のスケジュールされた下りリンクサブフレームの最大数に対応する値を決定する段階と、バンドリングウィンドウのサイズおよび決定された値に基づき、複数のサービングセルのバンドリングウィンドウに関連付けられる第1の上りリンクサブフレーム上のHARQ−ACKコードブックのサイズを決定する段階と、を含む方法を説明する。
【0068】
この方法はさらに、下りリンク割り当てインデックスを取得する段階、下りリンク割り当てインデックスに基づき値を決定する段階、複数のサービングセルのうち少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が、構成5である場合に、
【数48】
に基づき、個々のサービングセルのバンドリングウィンドウに対するHARQビットの数を決定する段階、および、複数のサービングセルのHARQタイミング参照構成のどれ1つとして、構成5を取らない場合に、
【数49】
に基づき、個々のサービングセルのバンドリングウィンドウに対するHARQビットの数を決定する段階、を含み得る。ここでcは、サービングセルインデックス、O
cはc番目のサービングセルに対応するHARQビットの数、
【数50】
はc番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数であって、バンドリングウィンドウは、c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクサイクリックプレフィックス(CP)を有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外する。
【数51】
は複数のサービングセルに対する決定された値、U
cは、PDSCH送信、および、c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信の数、Uは、複数のU
cの最大値であり、
【数52】
はc番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である。
【0069】
幾つかの実施形態は、フィードバック制御器手段を有するUEを含む。このフィードバック制御器手段は、DAIを取得し、複数の構成されたサービングセルのうち少なくとも1つのサービングセルのHARQタイミング参照構成が構成5である場合、
【数53】
に基づき、各サービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数を決定し、複数の構成されたサービングセルのHARQタイミング参照構成が、どれも構成5ではない場合、
【数54】
に基づき、複数のサービングセルの各サービングセルに対応するHARQビットの数を決定する手段である。ここでcは、サービングセルインデックス、O
cはc番目のサービングセルに対応するHARQ−ACKビットの数、
【数55】
はc番目のサービングセルのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数であって、バンドリングウィンドウは、c番目のサービングセルのHARQタイミング参照構成に従い決定され、通常の下りリンクCPを有する構成0および構成5の特別なサブフレーム、および拡張された下りリンクCPを有する構成0および構成4の特別なサブフレームは除外する。
【数56】
は上りリンクリソース割り当てに対するDCIフォーマットのDAIに対応する値、U
cは、PDSCH送信、および、c番目のサービングセルのバンドリングウィンドウのサブフレームで受信される下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH送信の数、Uは、複数のU
cの最大値であり、
【数57】
はc番目のサービングセルの送信モードに対する、サブフレーム毎にサポートされるトランスポートブロックの数である。
【0070】
フィードバック制御器手段はさらに、複数のサービングセルのPCellに対するSIB1構成を決定し、複数の構成されたサービングセルのSCellに対するSIB1構成を決定し、および、PCellのSIB1構成およびSCellのSIB1構成に基づき、SCellに対するHARQタイミング参照構成を決定する手段であり得る。
【0071】
フィードバック制御器手段はさらに、決定されたHARQタイミングの参照構成に基づき、SCellのバンドリングウィンドウにおける下りリンクサブフレームの数を決定する手段であり得る。
【0072】
フィードバック制御器手段はさらに、複数の構成されたサービングセルのPCellに対するUL−DL構成を決定し、複数の構成されたサービングセルのSCellに対するUL−DL構成を決定し、および、PCellのUL−DL構成およびSCellのUL−DL構成に基づき、SCellに対するHARQタイミング参照構成を決定する手段であり得る。
【0073】
フィードバック制御器手段はさらに、HARQ−ACKビットの決定された数で物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソース要素をパンクチャリングする手段であり得る。
【0074】
記載する目的で、特定の実施形態が本明細書で図示され、説明されてきたが、同じ目的を達成すべく意図された多種多様な別の、および/または同等な実施形態または実装が、本開示の範囲を逸脱することなく示され、説明される実施形態の代用になり得る。本出願は、本明細書にて議論される実施形態の何れの応用形態または変形形態も網羅することが意図されている。故に、本明細書に記載の実施形態は、特許請求およびそれと同等なものによってのみ限定されることが明確に意図される。