特許第6071531号(P6071531)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6071531
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】電源回路、半導体装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G05F 1/56 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   G05F1/56 310K
   G05F1/56 310A
【請求項の数】5
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2012-281111(P2012-281111)
(22)【出願日】2012年12月25日
(65)【公開番号】特開2014-126913(P2014-126913A)
(43)【公開日】2014年7月7日
【審査請求日】2015年11月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】308033711
【氏名又は名称】ラピスセミコンダクタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079119
【弁理士】
【氏名又は名称】藤村 元彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109036
【弁理士】
【氏名又は名称】永岡 重幸
(74)【代理人】
【識別番号】100147728
【弁理士】
【氏名又は名称】高野 信司
(72)【発明者】
【氏名】丸山 哲史
【審査官】 栗栖 正和
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−146421(JP,A)
【文献】 特開2007−086952(JP,A)
【文献】 特開2006−133934(JP,A)
【文献】 特開2006−133936(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05F 1/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路であって、
前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、パワーダウン信号に応じて前記第1のトランジスタの制御端子に前記第1電圧を印加することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、
前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、
前記基準電圧を増幅した増幅信号を生成するアンプと、前記第2電圧に基づき前記増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第3のトランジスタの制御端子に前記第2電圧を印加することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、
前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含むことを特徴とする電源回路。
【請求項2】
第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路であって、
前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、前記第1電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧に基づき一定の電圧値を有する第1の増幅信号を生成して前記第1のトランジスタの制御端子に供給する第1のアンプと、パワーダウン信号に応じて前記第1のアンプへの前記第1電圧の供給を停止することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、
前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、
前記第2電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧を増幅した第2の増幅信号を生成する第2のアンプと、前記第2電圧に基づき前記第2の増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第2のアンプへの前記第2電圧の供給を停止することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、
前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含むことを特徴とする電源回路。
【請求項3】
第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路を含む半導体装置であって、
前記電源回路は、
前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、パワーダウン信号に応じて前記第1のトランジスタの制御端子に前記第1電圧を印加することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、
前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、
前記基準電圧を増幅した増幅信号を生成するアンプと、前記第2電圧に基づき前記増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第3のトランジスタの制御端子に前記第2電圧を印加することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、
前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含むことを特徴とする半導体装置
【請求項4】
第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路を含む半導体装置であって、
前記電源回路は、
前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、前記第1電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧に基づき一定の電圧値を有する第1の増幅信号を生成して前記第1のトランジスタの制御端子に供給する第1のアンプと、パワーダウン信号に応じて前記第1のアンプへの前記第1電圧の供給を停止することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、
前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、
前記第2電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧を増幅した第2の増幅信号を生成する第2のアンプと、前記第2電圧に基づき前記第2の増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第2のアンプへの前記第2電圧の供給を停止することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、
前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
第1電圧を生成して第1ラインに供給するバッテリと、前記第1ライン上の前記第1電圧に基づく第2電圧を前記第1ラインとは電気的に絶縁されている第2ラインを介して送出するアイソレータと、前記第1電圧の電圧値を監視するバッテリ監視装置と、を含む電子機器であって、
前記バッテリ監視装置は、
前記第1電圧の下で基準電圧を生成する一方、パワーダウン信号に応じて前記基準電圧の生成動作を停止する基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成するレベルシフト部と、前記第2電圧の下で前記基準電圧に対応した電圧値を有する電源電圧を生成する一方、前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記電源電圧の生成動作を停止するレギュレータ部と、を有する電源回路を更に含むことを特徴とする電子機器
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源回路、特に、外部供給された電圧に基づき定電圧の電源電圧を生成する電源回路、かかる電源回路が形成されている半導体装置、及びこの電源回路が搭載されている電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、バッテリ駆動可能な例えばドリル又はグラインダ等のコードレス電動工具に、モータの回転速度制御及びバッテリの残量監視等を行わせる為のCPU(Central Processing Unit)と、このCPUを駆動する為の電源電圧を生成する電源回路を搭載したものが製品化されている。
【0003】
また、上記の如き電源回路として、バッテリ等からの外部電圧に基づき、生成すべき電源電圧の電圧値を示す基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、出力した電源電圧と基準電圧との差分に応じた制御信号を生成するオペアンプと、制御信号に応じた電源電圧を出力する出力トランジスタと、を有するものが提案されている(例えば、特許文献1の図2参照)。 尚、かかる電源回路では、外部供給されたオンオフ制御信号に応じてオン状態又はオフ状態に設定されるトランジスタ(以下、電源供給トランジスタと称する)によって、基準電圧発生回路及びオペアンプに対して外部電圧(VDD)を供給又は遮断させることにより、電源回路自体を任意に停止状態又は動作状態に制御できるようにしている。
【0004】
ところで、上記した如きコードレス電動工具では、モータ等の高負荷且つ負荷変動が大なる負荷の電源としてバッテリで生成された外部電圧が使用されると共に、この外部電圧が上記した電源回路を介してCPUの電源としても使用される。
【0005】
従って、モータの駆動に起因して外部電圧にノイズが重畳した場合には、CPUが誤動作する虞が生じる。
【0006】
そこで、電源回路の出力トランジスタに対しては、バッテリから出力された外部電圧(VDD1)ではなく、この外部電圧とは電気的にアイソレートされた別系統の外部電圧(VDD2)を供給するようにした電源回路が提案されている(例えば、特許文献2の図1参照)。
【0007】
しかしながら、モータ駆動に起因する負荷変動やノイズ重畳によって、バッテリから出力された外部電圧と別系統の外部電圧との電圧差がトランジスタの閾値電圧よりも大となる場合があった。このような場合、本来、オフ状態を維持していなければならない電源供給トランジスタがオン状態となってリーク電流が流れてしまうことから、消費電流の増大、及び出力電源電圧の不安定を招くという問題が生じた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平10−150152号公報
【特許文献2】特開2008−46901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記した如き問題を解消するものであり、消費電力の増大及び電源電圧の精度低下を抑えることが可能な電源回路、この電源回路を含む半導体装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電源回路は、第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路であって、前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、パワーダウン信号に応じて前記第1のトランジスタの制御端子に前記第1電圧を印加することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、前記基準電圧を増幅した増幅信号を生成するアンプと、前記第2電圧に基づき前記増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第3のトランジスタの制御端子に前記第2電圧を印加することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含む。
また、本発明に係る電源回路は、第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路であって、前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、前記第1電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧に基づき一定の電圧値を有する第1の増幅信号を生成して前記第1のトランジスタの制御端子に供給する第1のアンプと、パワーダウン信号に応じて前記第1のアンプへの前記第1電圧の供給を停止することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、前記第2電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧を増幅した第2の増幅信号を生成する第2のアンプと、前記第2電圧に基づき前記第2の増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第2のアンプへの前記第2電圧の供給を停止することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含む。
【0011】
また、本発明に係る半導体装置は、第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路を含む半導体装置であって、前記電源回路は、前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、パワーダウン信号に応じて前記第1のトランジスタの制御端子に前記第1電圧を印加することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、前記基準電圧を増幅した増幅信号を生成するアンプと、前記第2電圧に基づき前記増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第3のトランジスタの制御端子に前記第2電圧を印加することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含む
また、本発明に係る半導体装置は、第1電源で生成された第1電圧及び第2電源で生成された第2電圧に基づいて定電圧の電源電圧を生成する電源回路を含む半導体装置であって、前記電源回路は、前記第1電圧に基づいて基準電圧を生成する第1のトランジスタと、前記第1電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧に基づき一定の電圧値を有する第1の増幅信号を生成して前記第1のトランジスタの制御端子に供給する第1のアンプと、パワーダウン信号に応じて前記第1のアンプへの前記第1電圧の供給を停止することにより前記基準電圧の生成動作を停止せしめる第2のトランジスタと、を含む基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成して第1のラインに送出するレベルシフト部と、前記第2電圧の供給を受けて動作し前記基準電圧を増幅した第2の増幅信号を生成する第2のアンプと、前記第2電圧に基づき前記第2の増幅信号に対応した電圧値を有する電圧を前記電源電圧として生成する第3のトランジスタと、前記第1のラインを介して受けた前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記第2のアンプへの前記第2電圧の供給を停止することにより前記電源電圧の生成動作を停止せしめる第4のトランジスタと、を含むレギュレータ部と、を有し、前記レベルシフト部は、前記パワーダウン信号を自身の制御端子に受け、自身の第1の端子が前記第1のラインに接続されており且つ自身の第2の端子が接地されている第5のトランジスタを含む。
【0012】
また、本発明に係る電子機器は、第1電圧を生成して第1ラインに供給するバッテリと、前記第1ライン上の前記第1電圧に基づく第2電圧を前記第1ラインとは電気的に絶縁されている第2ラインを介して送出するアイソレータと、前記第1電圧の電圧値を監視するバッテリ監視装置と、を含む電子機器であって、前記バッテリ監視装置は、前記第1電圧の下で基準電圧を生成する一方、パワーダウン信号に応じて前記基準電圧の生成動作を停止する基準電圧生成部と、前記第2電圧の下で前記パワーダウン信号に応じてレベルシフトパワーダウン信号を生成するレベルシフト部と、前記第2電圧の下で前記基準電圧に対応した電圧値を有する電源電圧を生成する一方、前記レベルシフトパワーダウン信号に応じて前記電源電圧の生成動作を停止するレギュレータ部と、を有する電源回路を更に含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る電源回路は、第1電源で生成された第1電圧の下で基準電圧を生成する基準電圧生成部と、第2電源で生成された第2電圧の下で上記基準電圧に対応した電圧値を有する電源電圧を生成するレギュレータ部とを、以下の如きパワーダウン信号に応じてパワーダウンさせる。すなわち、基準電圧生成部に対しては上記した第1電圧を有するパワーダウン信号に応じてパワーダウンさせ、レギュレータ部に対しては、このパワーダウン信号の電圧値を上記した第2電圧にレベルシフトしたレベルシフトパワーダウン信号に応じてパワーダウンさせる。
【0014】
これにより、例え第1電圧と、第2電圧の電圧差がレギュレータ部に形成されている出力トランジスタの閾値電圧よりも大であっても、この出力トランジスタをパワーダウン信号に応じたオン又はオフ状態に確実に維持させておくことが可能となる。よって、この際、出力トランジスタからのリーク電流が抑制されるので、消費電流の増大及び出力される電源電圧の精度低下を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る電源回路41が搭載されているバッテリ駆動型電動工具内の電気系の構成を示すブロック図である。
図2】電源回路41の内部構成の一例を示す回路図である。
図3】電源回路41の他の内部構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、本発明に係る電源回路41が搭載されている、例えば電動ドリル等からなるバッテリ駆動型電動工具内の電気系の構成を示すブロック図である。
【0017】
図1において、バッテリ1は、乾電池等からなる一次電池、或いは充電可能な二次電池からなり、所定の第1電圧VDDを発生しこれをラインL1を介してアイソレータ2、ドリル回転用のモータ3、及びバッテリ監視IC(Integrated Circuit)4の各々に供給する。アイソレータ2は、バッテリ1から供給された第1電圧VDDに基づき、この第1電圧VDDと同一の電圧値を有する第2電圧VDPを生成し、これをラインL1とは電気的に絶縁されているラインL2を介してバッテリ監視IC4に供給する。
【0018】
要するに、第1の電源としてのバッテリ1で生成された第1電圧VDDがモータ3に供給されると共に、第2の電源としてのアイソレータ2で生成された第2電圧VDP及び上記第1電圧VDDの各々がバッテリ監視IC4に供給されるのである。
【0019】
モータ3は、バッテリ1から供給された第1電圧VDDによって回転駆動される。尚、モータ3は、高負荷素子としてのCPU6から供給された回転制御信号に応じてその回転速度が制御される。
【0020】
電源スイッチ5は、使用者又はCPU6からパワーダウン指令が発せられた場合には論理レベル0に対応した接地電圧VSSを有するパワーダウン信号PDNを生成する一方、パワーダウン指令が発せられていない場合には論理レベル1に対応した電圧値、つまり上記した第1電圧VDDを有するパワーダウン信号PDNを生成する。そして、電源スイッチ5は、かかるパワーダウン信号PDNをバッテリ監視IC4に供給する。
【0021】
バッテリ監視IC4は、バッテリ電圧検出回路40及び電源回路41を含む半導体ICからなる。
【0022】
バッテリ電圧検出回路40は、バッテリ1から供給された第1電圧VDDの電圧値を検出し、その電圧値を示すバッテリ電圧検出信号をCPU6に供給する。この際、CPU6は、かかるバッテリ電圧検出信号に基づいてバッテリ1のバッテリ残量を判定し、その残量が所定値を下回った場合にはバッテリ交換又は充電を促すべき表示指令を表示器(図示せぬ)に供給する。更に、CPU6は、使用者の操作によって指定された回転速度に対して上記したバッテリ残量に基づく調整を施して得られた回転速度でモータ3を回転させるべき回転制御信号をモータ3に供給する。
【0023】
電源回路41は、バッテリ1から供給された第1電圧VDD及びアイソレータ2から供給された第2電圧VDPに基づき、CPU6を駆動させるべき定電圧の電源電圧VRGを生成しこれをCPU6に供給する。よって、CPU6は、かかる電源電圧VRGが供給されている間に亘り駆動状態となる。尚、電源回路41は、電源スイッチ5から、パワーダウンを示す論理レベル0のパワーダウン信号PDNが供給された場合には、上記した電源電圧VRGの生成を停止する。よって、かかるパワーダウン信号PDNに応じてCPU6は動作停止状態となり、これに伴いモータ3も停止する。
【0024】
図2は、電源回路41を示す回路図である。
【0025】
図2に示すように、電源回路41は、基準電圧生成部401、レギュレータ部402、及びレベルシフト部403を有する。
【0026】
基準電圧生成部401は、pチャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)型のトランジスタ11及び12、オペアンプ13、抵抗14〜16、ダイオード17及び18、複数のダイオードがパラレルに接続されてなるダイオードユニット19及び20を含む。
【0027】
基準電圧生成部401のパワーダウン制御用のトランジスタ11のソース端子及びバックゲートには、バッテリ1から供給された第1電圧VDDが印加されており、そのゲート端子には電源スイッチ5から送出されたパワーダウン信号PDNが供給されている。トランジスタ11のドレイン端子はラインL3を介して出力トランジスタとしてのトランジスタ12のゲート端子及びオペアンプ13の出力端子に接続されている。トランジスタ12のソース端子及びバックゲートには上記した第1電圧VDDが印加されており、そのドレイン端子はラインL4を介して抵抗14及び15各々の一端、及びレギュレータ部402のオペアンプ16の反転入力端子に接続されている。抵抗14の他端はダイオード17のアノード端子及びオペアンプ13の反転入力端子に接続されている。ダイオード17のカソード端子はダイオード18のアノード端子に接続されており、このダイオード18のカソード端子には接地電圧VSSが印加されている。抵抗15の他端はオペアンプ13の非反転入力端子及び抵抗16の一端に接続されている。抵抗16の他端は、ダイオードユニット19のアノード端子に接続されている。ダイオードユニット19のカソード端子はダイオードユニット20のアノード端子に接続されている。ダイオードユニット20のカソード端子には接地電圧VSSが印加されている。また、ダイオード17及び18と、ダイオードユニット19及び20は、半導体チップ上における互いに独立したPN接合面に構築されており、ダイオードユニット19及び20のPN接合面積は、ダイオード17及び18のPN接合面積よりも大である。
【0028】
以上の如き構成により、基準電圧生成部401のオペアンプ13は、半導体のバンドギャップエネルギーを利用した一定の電圧値を有する増幅信号AOT1を生成し、これをラインL3を介してトランジスタ12のゲート端子に供給する。トランジスタ12は、第1電圧VDDに基づき、かかる増幅信号AOT1に応じた電圧値を有する基準電圧VINを生成し、これをラインL4を介してレギュレータ部402に出力すると共に、抵抗14及び15の一端に夫々印加する。この際、かかる基準電圧VINを、抵抗16、ダイオードユニット19及び20からなる直列回路と抵抗15とによって分圧した電圧FBと、この基準電圧VINを、ダイオード17及び18からなる直列回路と抵抗14とによって分圧した電圧FBと、がオペアンプ13に供給される。つまり、オペアンプ13は、上記した電圧FBと電圧FBとの差分を増幅した増幅信号AOT1を生成してトランジスタ12に供給するのである。これにより、オペアンプ13及びトランジスタ12は、上記した電圧FBと電圧FBとを等しくすべき帰還電圧を、基準電圧VINとして生成するように動作することになる。この際、抵抗14に直列に接続されているダイオード17と、抵抗16を介して抵抗15に直列に接続されているダイオードユニット19とは、互いに異なるPN接合面積を有する為、夫々に流れ込む電流は異なるものとなる。この際、ダイオード17及びダイオードユニット19各々の温度上昇に伴う順方向電圧の低下度合いも互いに異なるものとなる。ただし、絶対零度の際にはダイオード17及びダイオードユニット19各々の順方向電圧は互いに同一となる。よって、ダイオード17の順方向電圧と、ダイオードユニット19の順方向電圧との差分が、温度変化に伴う電圧誤差となる。そこで、オペアンプ13、トランジスタ12、抵抗14及び15からなる帰還回路によって、温度変更に伴う電圧語差分をキャンセルすることにより、温度変化に依存しない一定の基準電圧VINが生成され、これがレギュレータ部402に供給される。
【0029】
このように、基準電圧生成部401は、バッテリ1から供給された第1電圧VDDに基づいて基準電圧VINを生成し、これをレギュレータ部402に供給する。
【0030】
尚、電源スイッチ5からパワーダウンを示すパワーダウン信号PDNが供給された場合には、基準電圧生成部401のトランジスタ11がオン状態となり、ラインL3に第1電圧VDDが印加される。これにより、オペアンプ13から送出された増幅信号AOT1に拘わらず、トランジスタ12がオフ状態固定となり、基準電圧VINが0ボルト固定となる。つまり、パワーダウンを示すパワーダウン信号PDNに応じて、基準電圧生成部401による基準電圧の生成動作が停止するのである。
【0031】
レギュレータ部402は、pチャネルMOS型のトランジスタ21及び22、オペアンプ23、抵抗24及び25を含む。
【0032】
レギュレータ部402のパワーダウン制御用のトランジスタ21のソース端子及びバックゲートには、アイソレータ2から送出された第2電圧VDPが供給されており、そのゲート端子には、レベルシフト部403から送出されたレベルシフトパワーダウン信号PPDが供給されている。トランジスタ21のドレイン端子はラインL5を介して、出力トランジスタであるトランジスタ22のゲート端子及びオペアンプ22の出力端子に接続されている。トランジスタ22のソース端子及びバックゲートには上記した第2電圧VDPが供給されており、そのドレイン端子は抵抗24の一端に接続されている。抵抗24及び25からなる分圧回路は、トランジスタ22のドレイン端子上の電圧を分圧して得た電圧FBをオペアンプ22の非反転入力端子に供給する。
【0033】
上記した構成により、レギュレータ部402のオペアンプ23は、基準電圧生成部401から供給された基準電圧VINの振幅を、抵抗24及び25の抵抗比に対応した利得で増幅した増幅信号AOT2をラインL5を介してトランジスタ22のゲート端子に出力する。トランジスタ22は、第2電圧VDPに基づき上記増幅信号AOT2に応じた電圧値を有する電源電圧VRGを生成する。
【0034】
このように、レギュレータ部402は、基準電圧生成部401から供給された基準電圧VINを増幅することにより、この基準電圧VINに追従させた定電圧の電源電圧VRGを生成して出力するのである。
【0035】
尚、レベルシフト部403からパワーダウンを示す論理レベル0に対応した電圧値を有するレベルシフトパワーダウン信号PPDが供給された場合には、レギュレータ部402のトランジスタ21がオン状態となり、ラインL5に上記した第2電圧VDPが印加される。これにより、トランジスタ22がオフ状態固定となり、電源電圧VRGの生成動作が停止するのである。
【0036】
レベルシフト部403は、pチャネルMOS型のトランジスタ26〜28、nチャネルMOS型のトランジスタ29及び30、インバータ31を含む。
【0037】
トランジスタ26のソース端子及びバックゲートには、アイソレータ2から送出された第2電圧VDPが印加されており、そのドレイン端子は、トランジスタ27のゲート端子及びトランジスタ29のドレイン端子に接続されている。トランジスタ26のゲート端子は、ラインL6を介してトランジスタ27のドレイン端子、トランジスタ30のドレイン端子、トランジスタ28のソース端子及びバックゲートに夫々接続されている。トランジスタ27のソース端子及びバックゲートには、アイソレータ2から送出された第2電圧VDPが印加されている。トランジスタ29のソース端子及びバックゲートには接地電圧VSSが印加されており、そのゲート端子には、上記したパワーダウン信号PDNが供給されている。トランジスタ30のソース端子及びバックゲートには接地電圧VSSが印加されており、そのゲート端子には、インバータ31にて上記パワーダウン信号PDNの論理レベルを反転させた反転パワーダウン信号PDが供給されている。トランジスタ28のドレイン端子には接地電圧VSSが印加されており、そのゲート端子には、パワーダウン信号PDNが供給されている。
【0038】
以下に、上記した構成からなるレベルシフト部403の動作について説明する。
【0039】
論理レベル1に対応した電圧値、つまり第1電圧VDDを有するパワーダウン信号PDNが供給されると、先ず、トランジスタ29がオン状態となり、接地電圧VSSがトランジスタ27のゲート端子に供給される。これにより、トランジスタ27がオン状態となり、第2電圧VDPを有するレベルシフトパワーダウン信号PPDがラインL6を介してレギュレータ部402のトランジスタ21のゲート端子に供給される。よって、この際、トランジスタ21はオフ状態となるので、オペアンプ23から送出された増幅信号AOT2に対応した電源電圧VRGがレギュレータ部402から出力される。
【0040】
一方、パワーダウンを示す論理レベル0のパワーダウン信号PDNが供給されると、レベルシフト部403のトランジスタ28及び30の内のトランジスタ28の方が先にオン状態となり、ラインL6上の電圧が低下する。すると、トランジスタ26がオン状態となり、第2電圧VDPがトランジスタ27のゲート端子に印加され、このトランジスタ27がオフ状態になる。引き続き、パワーダウン信号PDNの論理レベルを反転させた反転パワーダウン信号PDに応じてトランジスタ30がオン状態となり、ラインL6上の電圧が接地電圧VSSとなる。これにより、接地電圧VSSを有するレベルシフトパワーダウン信号PPDがラインL6を介してレギュレータ部402のトランジスタ21のゲート端子に供給される。よって、トランジスタ21はオン状態となり、第2電圧VDPがトランジスタ22のゲート端子に印加される。この際、トランジスタ22はオフ状態となるので、レギュレータ部402による電源電圧VRGの生成動作が停止、つまりパワーダウン状態となる。
【0041】
以上の如く、レベルシフト部403は、パワーダウンの非実行を示す第1電圧VDDを有するパワーダウン信号PDNが供給された場合には、その電圧値をVDDから第2電圧VDPにレベルシフトしたものをレベルシフトパワーダウン信号PPDとして生成し、これをレギュレータ部402のトランジスタ21のゲート端子に供給する。ここで、第1電圧VDDはモータ3の駆動にも用いられている為、モータ3の負荷変動に伴って第1電圧VDDが大幅に低下する場合がある。この際、かかる第1電圧VDDの低下によってこの第1電圧VDDと、第2電圧VDPとの電圧差がパワーダウン制御用のトランジスタ21の閾値電圧よりも大となってしまうと、トランジスタ21が誤ってオン状態になるという不具合が生じる。
【0042】
しかしながら、本発明に係る電源回路では、上記したレベルシフト部403によって、パワーダウン非実行を示す電圧値がVDDからVDPにレベルシフトされたレベルシフトパワーダウン信号PPDをトランジスタ21のゲート端子に供給するようにしているので、このトランジスタ21を確実にオフ状態に維持させておくことが可能となる。よって、この際、トランジスタ21からのリーク電流が抑制されるので、消費電流の増大及び出力される電源電圧VRGの精度低下を解消することが可能となる。
【0043】
更に、レベルシフト部403では、第1電圧VDDが著しく低下し、実質的に第2電圧VDPだけが供給されている状態となった場合には、トランジスタ28がオン状態となり、レベルシフトパワーダウン信号PPDが強制的に接地電圧VSSの状態に設定される。これにより、パワーダウン制御用のトランジスタ21がオン状態となり、レギュレータ部402がパワーダウンする。すなわち、第1電圧VDDが著しく低下したが故に、基準電圧生成部401によって生成される基準電圧VINの精度が低下する場合には、レギュレータ部402を強制的にパワーダウンさせて、CPU6に対する電源電圧VRGの供給を停止するのである。これにより、不適切な電圧値を有する電源電圧VRGによるCPU6の誤動作を防止することが可能となる。
【0044】
尚、図2に示す実施例では、パワーダウン制御用のトランジスタ(11、22)によって、出力トランジスタ(12、22)のゲート端子の電圧を強制的に論理レベル1に対応した電圧値(VDD、VDP)に設定することにより、基準電圧生成部401及びレギュレータ部402をパワーダウンさせている。しかしながら、基準電圧生成部401及びレギュレータ部402をパワーダウンさせる回路構成は、上記したものに限定されない。
【0045】
図3は、かかる点に鑑みて為された電源回路41の他の内部構成を示す回路図である。
【0046】
尚、図3に示す構成では、基準電圧生成部401におけるパワーダウン制御用のトランジスタとして、トランジスタ11に代えてpチャネルMOS型のトランジスタ110を採用している。又、レギュレータ部402におけるパワーダウン制御用のトランジスタとして、トランジスタ21に代えてpチャネルMOS型のトランジスタ210を採用している。また、レベルシフト403において、パワーダウン信号PDNの論理レベルを反転させるインバータ32を追加し、このインバータ32の出力をトランジスタ28のゲート端子、トランジスタ29のゲート端子、及びインバータ31に供給する。この際、これらの変更点を除く他の構成は、図2に示されるものと同一である。
【0047】
図3において、基準電圧生成部401のオペアンプ13は、トランジスタ110を介して供給された第1電圧VDDによって駆動され、上記した電圧FBと電圧FBとの差分を増幅した増幅信号AOT1を生成してトランジスタ12のゲート端子に供給する。トランジスタ110のソース端子及びバックゲートには第1電圧VDDが印加されており、そのゲート端子には、インバータ32によってパワーダウン信号PDNの論理レベルを反転させた信号が供給されている。更に、トランジスタ110のドレイン端子はオペアンプ13の電源電圧入力端子(図示せぬ)に接続されている。レギュレータ部402のオペアンプ23は、アイソレータ2からトランジスタ210を介して供給された第2電圧VDPによって駆動され、上記基準電圧VINの振幅を抵抗24及び25の抵抗比に対応した利得で増幅した増幅信号AOT2をラインL5を介してトランジスタ22のゲート端子に供給する。トランジスタ210のソース端子及びバックゲートには第2電圧VDPが印加されており、そのゲート端子にはレベルシフトパワーダウン信号PPDが供給されている。更に、トランジスタ210のドレイン端子はオペアンプ23の電源電圧入力端子(図示せぬ)に接続されている。
【0048】
かかる構成により、基準電圧生成部401におけるパワーダウン制御用のトランジスタ110は、論理レベル1に対応した第1電圧VDDを有するパワーダウン信号PDNに応じてオン状態となり、電源電圧としての第1電圧VDDをオペアンプ13に供給する。一方、トランジスタ110は、論理レベル0に対応した接地電圧VSSを有するパワーダウン信号PDNに応じてオフ状態となり、オペアンプ13に対する第1電圧VDDの供給を停止する。これにより、オペアンプ13の動作が停止して、基準電圧生成部401がパワーダウンする。レギュレータ部402におけるパワーダウン制御用のトランジスタ210は、論理レベル0に対応した接地電圧VSSを有するレベルシフトパワーダウン信号PPDが供給された場合にオン状態となり、電源電圧としての第2電圧VDPをオペアンプ23に供給する。一方、トランジスタ210は、論理レベル1に対応した第2電圧VDPを有するレベルシフトパワーダウン信号PPDが供給された場合にはオフ状態となり、オペアンプ23に対する第2電圧VDPの供給を停止する。これにより、オペアンプ23の動作が停止して、レギュレータ部402がパワーダウンする。
【0049】
また、上記実施例では、バッテリ1の電源環境下にあるモジュール(401〜403)のみを、パワーダウン信号(PDN、PPD)に応じたパワーダウン制御対象としているが、この電源環境下以外のモジュール(図示せぬ)を、パワーダウン制御対象としてても良い。
【0050】
要するに、本発明に係る電源回路(41)は、第1電源(1)で生成された第1電圧(VDD)の下で基準電圧(VIN)を生成する基準電圧生成部(401)と、第2電源(2)で生成された第2電圧(VDP)の下で基準電圧に対応した電圧値を有する電源電圧(VRG)を生成するレギュレータ部(402)とを、以下の如きパワーダウン信号(PDN、PPD)に応じてパワーダウンさせる。すなわち、基準電圧生成部に対しては第1電圧を有するパワーダウン信号(PDN)に応じてパワーダウンさせ、レギュレータ部に対しては、このパワーダウン信号の電圧値を上記した第2電圧にレベルシフトしたレベルシフトパワーダウン信号(PPD)に応じてパワーダウンさせる。
【0051】
これにより、例え第1電圧と、第2電圧の電圧差がレギュレータ部に形成されている出力トランジスタ(22)の閾値電圧よりも大であっても、この出力トランジスタをパワーダウン信号に応じたオン又はオフ状態に確実に維持させておくことが可能となる。よって、この際、出力トランジスタからのリーク電流が抑制されるので、消費電流の増大及び出力される電源電圧の精度低下を解消することが可能となる。
【符号の説明】
【0052】
1 バッテリ
2 アイソレータ
3 モータ
4 バッテリ監視IC
5 電源スイッチ
6 CPU
40 バッテリ電圧検出回路
41 電源回路
401 基準電圧生成部
402 レギュレータ部
403 レベルシフト部
図1
図2
図3