(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6076671
(24)【登録日】2017年1月20日
(45)【発行日】2017年2月8日
(54)【発明の名称】袋状容器用スパウト及びスパウト付き袋状容器
(51)【国際特許分類】
B65D 33/38 20060101AFI20170130BHJP
B65D 47/36 20060101ALI20170130BHJP
【FI】
B65D33/38
B65D47/36 300
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-222701(P2012-222701)
(22)【出願日】2012年10月5日
(65)【公開番号】特開2014-73859(P2014-73859A)
(43)【公開日】2014年4月24日
【審査請求日】2015年8月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006116
【氏名又は名称】森永製菓株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100086689
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 茂
(72)【発明者】
【氏名】松尾 賢
(72)【発明者】
【氏名】丸田 聡
(72)【発明者】
【氏名】野口 裕雄
(72)【発明者】
【氏名】三浦 英二
(72)【発明者】
【氏名】原田 拓治
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 隆幸
【審査官】
長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−310262(JP,A)
【文献】
特開2005−145494(JP,A)
【文献】
特開2006−225021(JP,A)
【文献】
特表2002−511823(JP,A)
【文献】
実開平04−124942(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 33/38
B65D 47/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋状容器の表裏のシート材に挟まれて溶着される溶着部と、前記溶着部から立設され、前記袋状容器内部に連通する筒状のスパウト部と、前記スパウト部の端部に破断可能な薄肉部を介して連結され、該端部を閉塞する栓体とを備えた袋状容器用スパウトであって、
前記栓体は、前記スパウト部の端部に前記薄肉部を介して連結された筒部と、該筒部の端面を閉塞すると共に該筒部の外方に延出されたつまみ用フランジと、前記つまみ用フランジの前記筒部と反対の外側面から突設された、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる突起とを有しており、
前記つまみ用フランジは、前記溶着部に溶着される袋状容器の扁平方向に長く、その扁平方向において前記筒部の外径より3〜10mm突出しており、
前記突起は、前記つまみ用フランジからの突出高さが1〜5mmであることを特徴とする袋状容器用スパウト。
【請求項2】
前記突起は、半球状、半楕円体状、円錐状、角錐状、及び、円錐又は角錐の頂部が曲面状をなす形状から選ばれた一種である請求項1に記載の袋状容器用スパウト。
【請求項3】
前記突起は、半球状をなす請求項2記載の袋状容器用スパウト。
【請求項4】
前記筒部は、前記薄肉部を破断して前記スパウト部から分離された状態で、前記スパウト部の破断された開口部に差し込み可能な外径とされている請求項1〜3のいずれか1項に記載の袋状容器用スパウト。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の袋状容器用スパウトと、該袋状容器用スパウトの溶着部を表裏のシート材で挟持させて溶着させた袋状容器本体とを備えていることを特徴とするスパウト付き袋状容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、栓体がスパウト部の端部に薄肉部を介して連結された袋状容器用スパウト及びスパウト付き袋状容器に関する。
【背景技術】
【0002】
栓体とスパウト部とを一体成型により製造できる袋状容器用スパウトとして、栓体がスパウト部の端部に薄肉部を介して連結された袋状容器用スパウトがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、袋体に固着されるスパウト基体及びスパウト頂体を中間の環状をなす薄肉部を介して合成樹脂材料で一体に成形すること;スパウト頂体は外端側より順につまみ、ストッパ、横断面外形が円形の嵌込み部及び嵌込み部の半径方向に突出させた少なくとも1個の突部を備えていること;スパウト頂体は袋体の内容物を注出させる際スパウト基体より薄肉部において切り離されるものであること;スパウト基体はその外端側に切り離されたスパウト頂体の嵌込み部が嵌め合される横断面円形の注出路を備えると共に、その注出路には、軸線方向にスパウト頂体の突部が抜き差しされ得る挿入溝及び円周方向においてスパウト頂体の突部が選択的に係合される段部を備えていること;及び、スパウト頂体は袋体の内容物の使用過程においてスパウト基体に対し嵌め込まれ栓として使用されるものであることを構成条件とする袋体のスパウトが開示されている。
【0004】
特許文献2には、注出口本体部と栓とが破断可能な薄肉部で繋って一体に形成されていて、袋状容器の開口端に固着される栓付き注出口において、栓付き注出口の栓が摘み部と注出口本体部に嵌入する栓部とからなり、該栓部は、摘み部の下面に続く円柱部の下方に形成した短径部と、該短径部と直交する水平方向に張出した長径部とを有し、該長径部の上面は摘み部の下面に形成した環状突起と所定の間隔を隔てて形成され、注出口本体部の筒部上端面に、前記栓の栓部に形成した所定の間隔に対応する厚さの係合突起を水平方向内側に張出して形成し、前記注出口本体部の上端内周面と前記栓部の先端外周面を繋いで薄肉部が形成されていて、再封時に注出口本体部の前記係合突起を、取外した栓の環状突起と長径部の上面とで挟持するように構成した袋状容器用栓付き注出口が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−7157号公報
【特許文献2】特開2002−29551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1,2等に開示されるように、これまでの、栓体をスパウト部の端部に薄肉部を介して連結した袋状容器用スパウトにおいては、栓体の上面に、つまみ用突起を設けていた。そして、つまみ用突起を掴んで栓体を押し上げて薄肉部を破断し、栓体をスパウト部から取外して、袋状容器を開閉していた。
【0007】
しかしながら、つまみ用突起は、ある程度の高さや幅を有していないと、しっかりとつまむことができず、栓体の取外し作業性が低下する。このため、栓体の上面につまみ用突起を形成すると、袋状容器全体の製品高さが大きくなり、外観が悪くなったり、製品を陳列する際に設置スペースが嵩む等の問題が生じることがあった。
【0008】
一方、栓体の上面につまみ用突起を設ける替わりに、スパウト部の上面に、スパウト部の外側に向かって延出するつまみ用のフランジを設ける方法がある。
【0009】
しかしながら、このようなフランジを栓体の上面に形成した場合、栓体上面の表面積が大きくなるので、袋状容器用スパウトが取付けられたスパウト付き袋状容器が逆さに落下したとき、スパウトにかかる衝撃が大きくなる。その結果、栓体とスパウト部とを接続する薄肉部が破断したり、ひび割れしたりして、内容物が漏洩する可能性があった。
【0010】
よって、本発明の目的は、スパウト付き袋状容器が逆さに落下しても、薄肉部が破断したり、ひび割れしたりして、内容物が漏洩することを防止することができる袋状容器用スパウト及びスパウト付き袋状容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の袋状容器用スパウトは、袋状容器の表裏のシート材に挟まれて溶着される溶着部と、前記溶着部から立設され、前記袋状容器内部に連通する筒状のスパウト部と、前記スパウト部の端部に破断可能な薄肉部を介して連結され、該端部を閉塞する栓体とを備えた袋状容器用スパウトであって、
前記栓体は、前記スパウト部の端部に前記薄肉部を介して連結された筒部と、該筒部の端面を閉塞すると共に該筒部の外方に延出されたつまみ用フランジと、前記つまみ用フランジの前記筒部と反対の外側面から突設された、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる突起とを有しており、
前記つまみ用フランジは、前記溶着部に溶着される袋状容器の扁平方向に長く、その扁平方向において前記筒部の外径より突出しており、
前記突起は、前記つまみ用フランジからの突出高さが1〜8mmであることを特徴とする。
【0012】
本発明の袋状容器用スパウトによれば、つまみ用フランジの筒部と反対の外側面に、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる突起が突設されているので、袋状容器用スパウトが取付けられたスパウト付き袋状容器が逆さに落下したとき、上記突起が落下面に衝突して袋状容器用スパウトを傾けさせて落下する。このため、内容物を含有する袋状容器の落下衝撃が袋状容器用スパウトの薄肉部にかかるのを軽減することができ、薄肉部が破断したり、ひび割れしたりして、内容物が漏洩することを防止することができる。
【0013】
本発明の袋状容器用スパウトの前記つまみ用フランジは、前記扁平方向において前記筒部の外径より3mm以上突出していることが好ましい。この態様によれば、栓体のスパウト部からの取外しの作業性を良好にできる。
【0014】
本発明の袋状容器用スパウトの前記突起は、半球状、半楕円体状、円錐状、角錐状、及び、円錐又は角錐の頂部が曲面状をなす形状から選ばれた一種であることが好ましい。
【0015】
本発明の袋状容器用スパウトの前記筒部は、前記薄肉部を破断して前記スパウト部から分離された状態で、前記スパウト部の破断された開口部に差し込み可能な外径とされていることが好ましい。この態様によれば、薄肉部を破断してスパウト部から栓体を分離したとき、栓体の筒部をスパウト部の破断された開口部に差し込み可能となるので、スパウト部の破断された開口部を栓体によって再び閉塞することができる。
【0016】
また、本発明のスパウト付き袋状容器は、上記袋状容器用スパウトと、該袋状容器用スパウトの溶着部を表裏のシート材で挟持させて溶着させた袋状容器本体とを備えていることを特徴とする。
【0017】
本発明のスパウト付き袋状容器によれば、逆さに落下しても、その衝撃によって、袋状容器用スパウトの薄肉部が破断したり、ひび割れしたりすることを防ぎ、内容物が漏洩することを防止できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、袋状容器用スパウトが取付けられたスパウト付き袋状容器が逆さに落下したとき、突起が落下面に衝突して袋状容器用スパウトを傾けさせて落下するので、内容物を含有する袋状容器の落下衝撃が、袋状容器用スパウトの薄肉部にかかるのを軽減することができ、薄肉部が破断したり、ひび割れしたりして、内容物が漏洩することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の袋状容器用スパウトを備えた袋状容器の概略斜視図である。
【
図2】同袋状容器のスパウト部分の拡大部分断面図である。
【
図4】同袋状容器のスパウト部から栓体を取外した状態を示す斜視図である。
【
図5】好ましい突起の一例を示す概略斜視図である。
【
図6】製造例1で使用したスパウトの概略図であって、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【
図7】製造例2で使用したスパウトの概略図であって、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明のスパウト付き袋状容器について、
図1〜3を用いて説明する。
【0021】
このスパウト付き袋状容器60は、スパウト10と、該スパウト10の溶着部11を表裏のシート材51,51で挟持させて溶着させた袋状容器本体50とを備えている。
【0022】
袋状容器本体50を構成するシート材51としては、制限はなく、袋状容器に用いられるものはいずれも使用可能である。例えば、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、及びこれらのフィルムに、酸化珪素若しくは酸化アルミナなどの無機酸化物の蒸着薄膜層、ガスバリア性被膜層、金属箔、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)等を積層した積層フィルム等が挙げられる。
【0023】
次に、スパウト10について説明する。
【0024】
図2,3に示されるように、このスパウト10は、袋状容器本体50の表裏のシート材51に挟まれて溶着される溶着部11と、溶着部11から立設され、袋状容器本体50内部に連通する筒状のスパウト部12と、スパウト部12の端部に破断可能な薄肉部15を介して連結され、スパウト部12の端部を閉塞する栓体20とで主に構成されている。
【0025】
スパウト部12の下方には、溶着部11から所定間隔Lをおいてフランジ部13が設けられている。このフランジ部13は、スパウト付き袋状容器60を搬送する際のハンガーとして利用されるが、必ずしも必要なものではない。
【0026】
栓体20は、スパウト部12の端部に環状の薄肉部15を介して連結された筒部21と、筒部21の端面を閉塞すると共に筒部21の外方に延出されたつまみ用フランジ22と、つまみ用フランジ22の筒部21と反対の外側面から突設された突起23とを有している。
【0027】
図2に示されるように、栓体20の筒部21は、基部21aと、テーパ状に縮径した縮径部21bとで構成され、縮径部21bが、スパウト部12内に挿入配置されている。基部21aの外周には、環状のリブ21cが突設されている。
【0028】
基部21a及びリブ21cは、薄肉部15を破断して栓体20をスパウト部12から分離された状態で、スパウト部12の破断された開口部に差し込み可能な外径とされていることが好ましい。この部分の最大径となるリブ21cの外径(以下、筒部21の最大径ともいう)は、スパウト部12の内径の100〜110%が好ましく、100〜102%がより好ましい。筒部21の最大径が上記範囲であれば、スパウト部12の開口部に栓体20を容易かつ気密性よく差し込むことができる。
【0029】
栓体20のつまみ用フランジ22は、溶着部11に溶着される袋状容器本体50の扁平方向に長く、その扁平方向において筒部21の外径より突出している。栓体20のつまみ用フランジ22の、上記方向における筒部21の外径からの突出長さL1は、3mm以上が好ましく、5〜10mmがより好ましい。つまみ用フランジ22が、上記方向において筒部21の外径より突出していることにより、つまみ用フランジ22を押し上げて薄肉部15を簡単に破断でき、栓体20をスパウト部12から容易に取外すことができる。そして、つまみ用フランジ22の突出長さL1が3mm以上であれば、つまみ用フランジ22をより押し上げ易くなり、栓体20をスパウト部12から作業性よく取外しできる。
【0030】
栓体20の突起23は、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる形状をなしている。このような形状の突起としては、
図5(a)〜(d)に示す形状の突起が好ましい一例として挙げられる。
図5(a)の突起231は、半球状をなしている。
図5(b)の突起232は、平面方向から見た突起の長軸が、溶着部11に溶着される袋状容器の扁平方向に沿って伸びた半楕円体状をなしている。
図5(c)の突起233は、円錐状をなしている。
図5(d)の突起234は、円錐の頂部234aが曲面状をなしている。なお、この他に、三角錐、四角錐などの角錐体状をなす突起や、角錐体の頂部が曲面状をなす突起などを採用することもできる。
【0031】
突起23の、つまみ用フランジ22からの突出高さHは、1〜8mmが好ましく、3〜5mmがより好ましい。突出高さHが1mm未満であると、スパウト付き袋状容器60が逆さに落下したときにスパウト10を横に倒す効果が乏しくなり、衝撃吸収効果が低減する。突出高さHが8mmを超えると、袋状容器全体の製品高さが大きくなり、外観が悪くなったり、製品を陳列する際に設置スペースが嵩む等の問題が生じる。
【0032】
平面方向から見た突起23の基部における最大外径L2は、1mm以上であることが好ましく、2〜16mmであることがより好ましい。上記外径L2が1mm未満あると、突起が先鋭となりやすく、指等に引っ掛かりやすくなる。
【0033】
スパウト10の各部材の材質は、特に限定は無く、従来の袋状容器用スパウトに用いられている材料を用いることができる。例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
【0034】
このスパウト付き袋状容器は、栓体20のつまみ用フランジ22の筒部21と反対の外側面に、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる形状の突起23が形成されているので、スパウト付き袋状容器60が逆さに落下したとき、突起23が落下面に衝突してスパウト10を傾けさせて落下するので、落下衝撃がスパウト10の薄肉部15にかかるのを軽減することができ、薄肉部15が破断したり、ひび割れしたりして、内容物が漏洩することを防止することができる。
【0035】
また、スパウト10の栓体20は、つまみ用フランジ22を有するので、つまみ用フランジ22と筒部21との間に指をひっかけるなどしてつまみ用フランジ22を押し上げて、薄肉部15を簡単に破断でき、栓体20をスパウト部12から容易に取外すことができる。
【0036】
また、スパウト部から取り外した栓体20は、
図4の仮想線に示すように、栓体20の筒部21を、スパウト部12の開口に嵌挿することで、スパウト部12を簡単にリキャップできる。
【実施例】
【0037】
図6,7に示すスパウトの溶着部11を、シート材(酸化アルミナ蒸着ポリエステル(透明蒸着−PET)12μm/二軸延伸ナイロン(ONY)15μm/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)100μm)で挟持させて溶着し、内容物としてゼリーを約70g充填し、製造例1〜8のスパウト付き袋状容器(総重量約75g)を製造した。各製造例で使用したスパウト及び寸法を表1にまとめて記す。
【0038】
なお、
図6のスパウト10aは、栓体20のつまみ用フランジ22上に、半球状(直径3mm)の突起231が形成されている。
【0039】
また、
図7のスパウト10bは、栓体20のつまみ用フランジ22の上面が平坦となっており、突起が形成されていない。
【0040】
【表1】
【0041】
製造例1、2のスパウト付き袋状容器(n=3)について落下試験を行い、1個でも内容物の漏れがあるものを×とし、全ての試験品で漏れが無いものを○とした。結果を表2にまとめて記す。なお、落下試験は、スパウト付き袋状容器を、150cmの高さで、スパウト側からガイドによりまっすぐに落下させる操作を3回行った。
【0042】
【表2】
【0043】
表2の結果から明らかなように、栓体のつまみ用フランジ上に、中央部が最も高くなるように突出し、周縁が次第に低くなる突起を形成したことにより、スパウト付き袋状容器が逆さに落下したときに、落下衝撃がスパウトの薄肉部にかかるのを軽減することができ、内容物が漏洩することを防止することができた。
【符号の説明】
【0044】
10:スパウト
11:溶着部
12:スパウト部
13:フランジ部
15:薄肉部
20:栓体
21:筒部
21a:基部
21b:縮径部
21c:リブ
22:つまみ用フランジ
23、231,232,233,234:突起
50:袋状容器本体
51:シート材
60:袋状容器