(54)【発明の名称】デバイスツーデバイスネットワーク内で通信を行うユーザ機器、進化型パケットコア(EPC)におけるネットワーク要素、コンピュータ回路、通信支援のための方法
【文献】
EPC support of ProSe communication over WLAN Possible architecture and required functionality[online], 3GPP TSG-SA WG2#95 S2-130324,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_95_Prague/Docs/S2-130324.zip>,2013年 1月22日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
日付ウィンドウパラメータと、第2UEの識別情報と、近接性検出リクエストが前記第2UEの近接性検出のためのものであるか、または、前記第2UEとのD2D接続を確立するためのものであるかを示す近接性検出信号とを含む前記近接性検出リクエストの通信を進化型パケットコア(EPC)に対して行い、前記日付ウィンドウパラメータに基づき選択された日付に近接性アラートメッセージを前記EPCから受信するコンピュータ回路を備える、デバイスツーデバイス(D2D)ネットワーク内で通信を行うユーザ機器(UE)。
前記日付ウィンドウパラメータは、前記D2Dネットワーク内で前記第2UEと複数の通信を確立するための時刻、曜日、ひと月のうちの週、または1年のうちの月を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のコンピュータ回路。
前記選択された地理的設定は、選択された位置タイプ、前記UEの現在位置情報、前記第2UEの現在位置情報、選択された商業環境の設定、前記UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、前記第2UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、選択された州の設定、選択された市の設定、選択された地域設定、選択されたランドマーク設定、選択されたランドマークタイプ設定、周囲タイプ設定、選択された構造位置設定、位置境界設定、基準点設定、または基準点を囲む半径に関する半径設定を含む、請求項6に記載のコンピュータ回路。
前記近接性検出リクエストは、複数のUE、1または複数の選択されたタイプの複数のUE、1または複数の選択されたUE群、または、1または複数の選択されたカテゴリの複数のUEに関する識別情報を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータ回路。
前記日付ウィンドウパラメータは、前記D2Dネットワーク内の他の複数のUEの近接性検出のための、または、前記D2Dネットワーク内の前記UEと前記他の複数のUEとの間で複数のD2D通信を確立するための複数の時刻、曜日、ひと月の内の週、または1年のうちの月を含む、請求項8に記載のコンピュータ回路。
前記D2D通信接続は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)接続、ワイヤレスフィディリティ(WiFi(登録商標))直接接続、Bluetooth(登録商標)接続、またはZigbee(登録商標)接続である、請求項10に記載のコンピュータ回路。
前記近接性アラートメッセージは、前記第2UEに関する接続情報と、前記第2UEの発見を実行するためのタイミング情報とを含む、請求項12または13に記載のコンピュータ回路。
さらに、全地球測位システム(GPS)、信号の三角測量法、ビーコン信号、セルカバレッジベースの測位、観察到着時間差(observed time difference of arrival(OTDOA))測位、拡張型観察時間差(enhanced observed time difference(E−OTD))測位、アシステッド全地球ナビゲーション衛星システム(assisted−global navigation satellite system(A−GNSS))測位、またはアップリンク到着時間差(uplink time difference of arrival(UTDOA))測位を用いて前記第1UEまたは前記第2UEの位置を判断する、請求項16または17に記載のコンピュータ回路。
位置ウィンドウパラメータと、第2UEの識別情報と、近接性検出リクエストが前記第2UEの近接性検出のためのものであるか、または、前記第2UEとのD2D接続を確立するためのものであるかを示す検出信号とを含む前記近接性検出リクエストの通信を進化型パケットコア(EPC)に対して行う段階と、
前記位置ウィンドウパラメータに基づき選択された日付に近接性アラートメッセージを前記EPCから受信する段階と
を備える、ユーザ機器(UE)がデバイスツーデバイス(D2D)ネットワーク内で通信を行うのを支援するための方法。
前記UEが前記位置ウィンドウパラメータまたは前記日付ウィンドウパラメータ内にあるときに前記近接性検出リクエストに基づき近接性イベントが起こるときを前記EPCが判断することを停止させる近接性検出キャンセルリクエストの通信を前記EPCに対して行う段階をさらに備える、請求項23または24に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本願発明が開示され説明される前に、当業者に認識されるように本願発明が、本明細書に開示されている特定の構造、プロセス段階、または材料に限定されず、それらの同等物を含むよう拡大解釈されることが理解されたい。本明細書において採用されている用語は、特定の複数の例を説明することのみを目的として用いられており、限定することは意図されていないことも理解されるべきである。異なる複数の図面における同じ複数の参照数詞は、同じ要素を表す。複数のフローチャートおよびプロセスにおいて提供されている複数の数詞は、複数の段階および処理を図示するのを明瞭にするために提供されており、必ずしも、特定の順または順序を示さない。
【0005】
複数のデバイスツーデバイス(D2D)通信において、ユーザ機器(UE)などの複数のモバイル無線デバイスは、互いに直接的に通信を行うよう構成される。一実施形態において、複数のUE間の複数のD2D接続は、1または複数のデバイスが手動でスキャンして、近くにある他の複数のD2D可能デバイスの位置を突き止めることにより確立され得る。他の実施形態において、複数のUE間の複数のD2D接続は、無線ネットワークを用いて接続利用可能性をブロードキャストして、近くにある複数のD2D可能デバイスの位置を突き止めることにより確立され得る。他の複数のUEの手動でのスキャン、または接続利用可能性のブロードキャストは、UEが絶えず他の複数のUEをスキャンすることを伴い得、UEおける比較的高い電力の使用を引き起こし得る。追加的に、たとえ近くにあるD2D可能なUEを発見したとしても、識別および認証に関する問題が、複数のデバイス間のD2D接続の確立を妨げ得る。
【0006】
図1は、送受信機120とコンピュータプロセッサ130とを含む、ネットワーク支援型D2D通信システムにおけるeNode B110を示す。
図1は、送受信機150とコンピュータプロセッサ160とを含む、ネットワーク支援型D2D通信システムにおけるUE140も図示する。複数のD2D通信システムは、より良好なサービス品質(QoS)、新たな複数の応用、および高められた移動性のサポートをモバイルデバイスの複数のユーザに対して提供し得る。複数のD2D通信を確立すべく、D2D通信システム内の複数のUEは、D2Dシステムに参加している他のD2D可能な複数のUEと通信を行うよう構成され得る。
【0007】
図2は、UE A220とUE B230とを図示しており、それぞれが、通信リンク212および214を用いて通信ネットワークのeNode B210と通信を行っている。
図2は、UE A220とUE B230とが、D2D通信リンク222を用いて互いに直接通信を行っていることも図示している。D2D通信システムにおける複数のUEは、通信ネットワークの複数のリソースを共有し得、複数のUEが、通信ネットワーク内でeNode Bと通信を行っている複数のデバイスと複数のリソースを共有するよう構成されている。一実施形態において、通信ネットワークは、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)Rel.8、9、10、11、または12ネットワーク、および/またはInstitute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.16p、802.16n、802.16m−2011、802.16h−2010、802.16j−2009、802.16−2009ネットワークなどのセルラーネットワークであり得る。
【0008】
デバイス発見プロセスは、通信ネットワークから送信されたデバイス発見メッセージを含み得る。デバイス発見メッセージは、少なくともUEのペアに対して、デバイス発見期間を示し得る。デバイス発見期間は、複数のUEが互いを発見し、複数のD2Dプロトコルを介して互いに通信を行う発見期間であり得る。ネットワーク支援型デバイス発見プロセスを用いることの1つの利点は、D2Dネットワーク内のUE毎のD2Dデバイス発見手順の速度および電力効率性を改善出来るということであり得る。
【0009】
一実施形態において、ネットワーク支援型D2D発見は、ネットワークレベルのデバイス近接性検出を実行するのに用いられ得る。近接性検出を実行すべく、近接性サービス(ProSe)サーバなどのコアネットワークデバイスは、複数のUE位置を複数の入力として用い、UEに関して複数のD2D通信が成功する可能性を判断し得る。一実施形態において、ネットワークレベルのD2D発見のために、通信ネットワークは、複数のUE位置をモニタリングし、1または複数のUEの他の複数のUEへの近接性を計算し得る。一実施形態において、ネットワークの複数の位置サービス(LCS)がUE位置を推定するのに用いられ得る。
【0010】
一実施形態において、ProSeサーバは、複数のUEが近接性検出を行うのを支援し得るネットワークエンティティ、ネットワーク要素、または、コアネットワークデバイスであり得る。例えば、ProSeサーバは、ネットワークのLCSを介してUE位置の複数の推定値を取得し得る。従来、複数のLCS機能性は、近接性検出を実行するのに、コアネットワーク上での多くのシグナリング、およびUEにおける複数の無線および/またはバッテリーリソースを費やし得る。
【0011】
一実施形態において、ネットワークは、ネットワーク内の様々な複数のD2D可能デバイスの位置を突き止める、または発見するのを支援し、複数のD2D可能デバイス間のD2D認証を可能とし得る。近接する、または隣接する複数のD2D可能デバイス発見およびD2D認証に応答して、隣接する複数のD2Dデバイス間のD2D通信リンクが確立されて、D2D通信リンク上でのデータ交換を容易にし得る。一実施形態において、D2D通信リンクは、複数の選択された日付ベースのサービスまたは位置ベースのサービスに関連して採用され得る。一実施形態において、D2D通信リンクは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)などの無線ネットワーク内の無認可の帯域上で確立され得る。一実施形態において、WLANは、Institute of Electronics and Electrical Engineers(IEEE)802.11−2012、IEEE 802.11ac、またはIEEE 802.11ad規格などの規格に基づき処理し得る。他の実施形態において、D2D通信リンクは、Bluetooth(登録商標)v1.0、Bluetooth(登録商標)v2.0、Bluetooth(登録商標)v3.0、Bluetooth(登録商標)v4.0、IEEE 802.15.4−2003(Zigbee(登録商標)2003)、IEEE 802.15.4−2006(Zigbee(登録商標)2006)、IEEE 802.15.4−2007(Zigbee(登録商標)Pro)などの、無線スペクトルの無認可の部分上で確立され得る。他の実施形態において、D2D通信リンクは、セルラーネットワーク内の認可された複数の帯域上で確立され得る。一実施形態において、セルラーネットワークは、3 GPP LTE Rel. 8、9、10、11、または12ネットワーク、および/またはIEEE 802.16p、802.16n、802.16m−2011、802.16h−2010、802.16j−2009、802.16−2009であり得る。
【0012】
一実施形態において、ネットワーク支援型D2D発見は、他のD2D可能である複数のUEを発見および/または識別し、データのD2D通信のために複数のD2D UEの接続を補助するのに、eNode B、またはeNode Bの進化型パケットコア(EPC)を用い得る。一実施形態において、セルラー第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ネットワークなどの通信ネットワークは、複数のUEが、複数のD2D通信のための構成された他の複数のUEとの複数のD2D通信リンクをセットアップするのを支援し得る。
【0013】
例えば、セルラー無線アクセスネットワーク(RAN)などのセルラー通信ネットワークと通信を行っているUEは、通信ネットワークのEPCからUE発見支援をリクエストし得る。UE発見支援から取得される情報は、D2D接続発見プロセスを支援する情報および/または他の複数のUEに関する識別情報を含み得る。またEPCは、認証情報、安全性情報、識別情報の通信を行い、D2D発見および接続処理を調整するための期間を確立し得る。一実施形態において、セルラーネットワーク環境において、EPCは、通信ネットワーク内の様々なUEのおよその位置をモニタリングするLCSを維持し得る。通信ネットワーク内の他の複数のUEに関連する複数のUEの位置情報は、複数のUEが他の複数のD2D可能デバイスを発見する、および/または複数の直接通信のために複数のD2D接続を確立するのを支援し得る。
【0014】
図3は、通信ネットワーク300を通じた直接的なD2D通信を容易にするための通信ネットワーク300を図示する。通信ネットワーク300内で、UE A320およびUE B330などの複数のUEが、それぞれeNode B310との通信リンク312および314を介して通信リンク316を通じてEPC318と通信を行っている。
図3はさらに、通信ネットワーク300内で、UE A320およびUE B330などの複数のUEが、D2D通信リンク322を用いて互いに複数のD2D通信を行い得ることを図示している。一実施形態において、通信ネットワーク300は、セルラーネットワークまたは他のタイプの無線ネットワークであり得る。一実施形態において、無線ネットワークは、UEが、eNode B310を介してデータまたは情報の通信を通信ネットワーク300のEPC318に対して行うことを可能とし得る。他の実施形態において、セルラーネットワークは、セルラー通信リンク312および314をそれぞれ用いたUE A320とUE B330との間のデータの通信を提供し得る。
【0015】
UE A320とUE B330との間の複数のD2D通信は、D2D通信リンク322を用いて実行され得る。一実施形態において、D2D通信リンク322は、複数のデバイス間の直接的な複数のポイントツーポイント接続のために構成され得る。他の実施形態において、D2D通信リンク322は、複数のデバイス間の間接的な複数のピアツーピア接続または複数のデバイス間の複数のマルチノード接続のために構成され得る。
【0016】
D2D通信リンク322は、通信ネットワーク300のEPC318の支援により確立され得る。EPC318は、UE A320が、他のD2D UE B330を発見し、UE A320とD2D UE B330との間にD2D通信リンク322をセットアップするのを支援し得る。
【0017】
一実施形態において、UEから受信された近接性検出リクエストは、EPCに対して、日付ウィンドウパラメータおよび/または位置ウィンドウパラメータに基づき他の選択された複数のUEの近接性検出を実行するよう求めるリクエストを示すのに用いられ得る。一実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、UEがネットワークまたはEPCからの近接性検出をリクエストする特定の日付を示し得る。例えば、日付ウィンドウパラメータは、近接性検出のための1または複数の特定の時刻、曜日、ひと月の内の週、1年の内の月、または他の特定の時間を示し得る。
【0018】
他の実施形態において、UEは、特定の複数の位置に関する永久的な検出ウィンドウを指定し得る。例えば、位置ウィンドウパラメータは、EPCが近接性検出を実行するようUEがリクエストする特定の位置を示し得る。例えば、位置ウィンドウパラメータは、近接性検出のための、特定の企業位置または商業環境を示し得る。一実施形態において、ウィンドウパラメータは、日付ウィンドウパラメータと位置ウィンドウパラメータとの組み合わせであり得る。例えば、日付ウィンドウパラメータと位置ウィンドウパラメータとの組み合わせは、近接性検出を実行する特定の時刻、および特定の位置を示し得る。
【0019】
典型的には、UEなどのデバイスは、デバイスが複数のD2D通信に関わるよう構成されているとき、複数の無線帯域上で他の複数のD2Dデバイスを継続的に検索するよう構成される。選択された日付ウィンドウパラメータおよび/または位置ウィンドウパラメータに関してなどターゲットとされているネットワーク支援型デバイス発見の1つの利点は、複数の無線帯域上での他の複数のD2Dデバイスの継続的な検索により引き起こされ得る信号干渉を軽減出来るということであり得る。ターゲットとされているネットワーク支援型デバイス発見の他の利点は、選択された日付または位置における、および/または選択された複数のUEに関するターゲットとされている近接性検出を実行することにより通信ネットワークの効率性を高められるということであり得る。ターゲットとされているネットワーク支援型デバイス発見の他の利点は、UE、eNode B、またはEPCが他の複数のD2Dデバイスを検索する時間を短くすることにより電力消費を減少させることが出来るということであり得る。
【0020】
図4は、UE A402と、UE B404などの他のUEとの間で、他のUEがUE Aに近接しているときに、ネットワーク支援型D2D通信接続を確立するためのデータシーケンス400を示す。
図4において、UE A402は、断続的な複数の位置更新情報410をEPC406へ送出し得、UE B404は、断続的な複数の位置更新情報412をEPC406へ送出し得る。位置更新情報は、EPC406がUE A402およびUE B404のそれぞれの複数の現在位置を知らされることを可能とし得る。一例において、位置更新情報に含められて通信が行われる情報は、ネットワークカバレッジエリアと関連付けられた位置、UEのより広い地理的エリアと関連付けられた位置、または特定の決められた地理的位置を含み得る。他の例において、位置更新情報は、UEが通信を行っている、ノードまたはセルなどの通信ネットワークの一部に関する情報を含む。
【0021】
EPC406は、UE B404などの1または複数の他のUEとD2D通信をセットアップするようリクエストする近接性検出リクエスト414をUE A402から受信し得る。近接性検出リクエスト414は、UE A402が近接性検出をリクエストする時間の長さを規定するウィンドウ長さ期間を含み得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト414は、1つのイベントリクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えばUE A402は、EPC406がある長さの時間内にUE A402 とUE B404との間でD2D通信をセットアップするよう一度試みるようリクエストし得る。
【0022】
他の実施形態において、近接性検出リクエスト414は、期間リクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A402は、EPC406に、選択された長さの時間中、UE A402とUE B404との間でD2D通信をセットアップするよう継続的に、半継続的に、または周期的に試みるようリクエストし得る。
【0023】
一実施形態において、近接性検出リクエスト414において特定された、選択された長さの時間が経過したとき、EPC406は、UE A402に対するUE B404の近接性をモニタリングすることを停止し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト414は、複数のUEのために発行され得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト414は、特定のUE(UE B404など)、あるタイプのUE、またはUE群がUE A402に近接しているときをEPC406が示すよう求める、UE A402によるリクエストを示し得る。他の実施形態において、近接性検出リクエスト414は、D2D UE発見プロセスにおいて通信ネットワークから支援を受けるよう求める、UE A402によるリクエストを示し得る。
【0024】
EPC406は段階416において、UE A402が、近接性検出リクエスト414に列挙されている他の複数のUEと近接しているときを判断し得る。一例において、EPC406は、1または複数のUE位置更新情報410または412に含められて受信された情報を用いて近接性を判断し得る。他の例において、EPCは、UE A402およびUE B404が同じeNode Bと関連付けられている、選択された複数のeNode Bと通信を行っている、または選択された複数のネットワーク要素またはサブシステムと通信を行っているとき、UE B404に対するUE A402の近接性を判断し得る。
【0025】
近接性が判断されたとき、EPC406は、UE A402とUE B404との間でD2D接続を確立するようリクエストする近接性許可リクエスト418の、UE B404に対する通信を行い得る。UE B404が近接性許可リクエスト418を受け取ったとき、UE B404は近接性許可肯定応答(ACK)420の通信を行い得る。
【0026】
EPCが近接性許可ACK420を受信したとき、EPC406は、近接性アラートメッセージ422をUE A402へ送信し得る。近接性アラートメッセージ422は、UE A402がUE B404を見つけそれと接続することを可能とするよう、UE B404の識別情報を含み得る。一実施形態において、D2D更新応答は、発見タイミングを調整する共通の発見期間に関する情報を含み得る。
【0027】
一実施形態において、EPC406は、D2D通信リンクを確立するタイミングまたは発見期間を近接性アラートメッセージ422において提供し得る。UE A402は、EPC406からの近接性アラートメッセージ422を用いて、発見メッセージ424をUE B404などの他の複数のUEへ送信して、他の複数のUEに関する支援情報を用いてD2D通信リンク426を確立し得る。タイミングまたは発見期間の間、UE AおよびUE Bは、互いを発見し、識別情報を用いてD2D通信リンクを確立するよう試み得る。識別情報は、EPC406により、D2D接続リクエストにおいてUE Bへ、および、D2D更新応答420においてUE Aへ提供され得る。
【0028】
図5は、近接性検出リクエストに基づき、UE A502と、UE B504などの他のUEとの間の近接性を検出するためのデータシーケンス500を示す。EPC506は、UE A502と、UE B504などの1または複数の他のUEとの間にD2D通信をセットアップするようリクエストする近接性検出リクエスト514をUE A502から受信し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト514は、日付ウィンドウパラメータまたは位置ウィンドウパラメータを含み得る。一実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、通信ネットワーク内で複数のD2D通信を確立するための時刻または曜日などの日付ウィンドウ情報を含み得る。他の実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、通信ネットワーク内で複数のD2D通信を確立するためのひと月のうちの週または1年のうちの月などの日付範囲ウィンドウ情報を含み得る。
【0029】
一実施形態において、近接性検出リクエスト514は、1つのイベントリクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A502は、選択された日付に到達したとき、EPC506がUE A502とUE B504との間にD2D通信リンクをセットアップするよう一度試みるようリクエストし得る。他の実施形態において、近接性検出リクエスト514は、日付リクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A502はEPC506に対し、各週の選択された曜日の時刻に開始するなど、選択された日付または日付範囲において開始して、UE A502とUE B504との間にD2D通信リンクをセットアップするよう継続的に、半継続的に、または周期的に試みるようリクエストし得る。
【0030】
一実施形態において、選択された日付または日付範囲が過ぎたとき、EPC506は、UE A502に対するUE B504の近接性をモニタリングするのを停止し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト514は、複数のUEのために発行され得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト514は、選択された日付に、または選択された日付範囲内に、特定のUE(UE B504など)、あるタイプのUE、またはUE群がUE A502の選択された近接性範囲内にあるときをEPC506が示すよう求める、UE A502によるリクエストを示し得る。EPC506は段階516において、近接性検出リクエスト514に列挙されている1または複数の他のUEにUE A502が近接しているときを判断し得る。
【0031】
他の実施形態において、近接性検出リクエスト514は位置ウィンドウパラメータを含み得る。一実施形態において、位置ウィンドウパラメータは、D2Dネットワーク内で複数のD2D通信を確立するための選択された地理的設定などの位置ウィンドウ情報を含み得る。
【0032】
一実施形態において、選択された地理的設定は、選択された位置タイプ、第1UEの現在位置情報、第2UEの現在位置情報、選択された商業環境の設定、第1UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、第2UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、国内の選択された州、州内の選択された市の設定、選択された地域またはエリア設定、選択されたランドマーク設定、選択されたランドマークタイプ設定、周囲タイプ設定、選択された構造位置設定、位置境界設定、基準点設定、または、基準点を囲む半径に関する半径設定を含み得る。
【0033】
EPC506は段階516において、UE A502が、近接性検出リクエスト514に列挙されている他の複数のUEと近接しているときを判断し得る。一例において、EPC506は、1または複数のUE位置更新情報510または512に含められて受信された情報を用いて近接性を判断し得る。他の例において、EPCは、UE A502およびUE B504が同じeNode Bと関連付けられている、選択された複数のeNode Bと通信を行っている、または選択された複数のネットワークサブシステムと通信を行っているとき、UE B504に対するUE A502の近接性を判断し得る。
【0034】
近接性が判断されたとき、EPC506は、UE A502とUE B504との間でD2D接続を確立するようリクエストする近接性許可リクエスト518の、UE B504に対する通信を行い得る。UE B504が近接性許可リクエスト518を受け取ったとき、UE B504は近接性許可肯定応答(ACK)520の通信を行い得る。
【0035】
一実施形態において、EPCが近接性許可ACK520を受信したとき、EPC506は近接性アラートメッセージ522をUE A502へ送信し得る。一実施形態において、近接性アラートメッセージ522は、UE A502がUE B504を見つけそれと接続することを可能とするよう、UE B504の識別情報を含み得る。他の実施形態において、D2D更新応答は、発見タイミングを調整する共通の発見期間に関する情報を含み得る。一実施形態において、EPC506は、D2D通信リンクを確立するタイミングまたは発見期間を近接性アラートメッセージ522において提供し得る。
【0036】
他の実施形態において、EPCが近接性許可ACK520を受信したとき、EPC506は近接性アラートメッセージ522をUE A502へ送信し得る。一実施形態において、近接性アラートメッセージ522は、位置ウィンドウパラメータに基づき選択された位置において、および/または日付ウィンドウパラメータに基づいて選択された日付において、UE B504が選択された近接性閾値内にあるときをUE A502に対して示すUE B504の識別情報を含み得る。
【0037】
図6は、日付ウィンドウパラメータが起こるときにUE A602と、UE B604などの他のUEとの間にネットワーク支援型D2D通信接続を確立するためのデータシーケンス600を示す。EPC606は、UE A602と、UE B604などの1または複数の他のUEとの間に複数のD2D通信をセットアップするようリクエストする近接性検出リクエスト614をUE A602から受信し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト614は日付ウィンドウパラメータを含み得る。一実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、通信ネットワーク内で複数のD2D通信を確立するための時刻または曜日などの日付ウィンドウ情報を含み得る。他の実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、通信ネットワーク内で複数のD2D通信を確立するためのひと月のうちの週または1年のうちの月などの日付範囲ウィンドウ情報を含み得る。
【0038】
一実施形態において、近接性検出リクエスト614は、1つのイベントリクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A602は、選択された日付に到達したとき、EPC606がUE A 602とUE B604との間にD2D通信リンクをセットアップするよう一度試みるようリクエストし得る。他の実施形態において、近接性検出リクエスト614は、日付リクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A602はEPC606に対し、各週の選択された曜日の時刻に開始するなど、選択された日付または日付範囲において開始して、UE A 602とUE B604との間にD2D通信リンクをセットアップするよう継続的に、半継続的に、または周期的に試みるようリクエストし得る。
【0039】
一実施形態において、選択された日付または日付範囲が過ぎたとき、EPC606は、UE A602に対するUE B604の近接性をモニタリングするのを停止し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト614は、複数のUEのために発行され得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト614は、選択された日付に、または選択された日付範囲内に、特定のUE(UE B604など)、あるタイプのUE、またはUE群がUE A602の選択された近接性範囲内にあるときをEPC606が示すよう求める、UE A602によるリクエストを示し得る。EPC606は段階616において、UE A602が、近接性検出リクエスト614に列挙されている1または複数の他のUEと近接しているときを判断し得る。
図6の残りは、
図4と実質的に同様である。
【0040】
図7は、位置ウィンドウパラメータが起こるときに、UE A702と、UE B704などの他のUEとの間にネットワーク支援型D2D通信接続を確立するためのデータシーケンス700を示す。EPC706は、UE B704などの他の(1または複数の)UEとの間に複数のD2D通信をセットアップするようリクエストする近接性検出リクエスト714をUE A702から受信し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト714は位置ウィンドウパラメータを含み得る。一実施形態において、位置ウィンドウパラメータは、D2Dネットワーク内で複数のD2D通信を確立するための選択された地理的設定などの位置ウィンドウ情報を含み得る。
【0041】
一実施形態において、選択された地理的設定は、選択された位置タイプ、第1UEの現在位置情報、第2UEの現在位置情報、選択された商業環境の設定、第1UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、第2UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、国内の選択された州、州内の選択された市の設定、選択された地域またはエリア設定、選択されたランドマーク設定、選択されたランドマークタイプ設定、周囲タイプ設定、選択された構造位置設定、位置境界設定、基準点設定、または、基準点を囲む半径に関する半径設定を含み得る。
【0042】
一実施形態において、近接性検出リクエスト714は、1つのイベントリクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A702は、選択された地理的設定がUE A702により到達されたとき、EPC706がUE A 702とUE B704との間に複数のD2D通信をセットアップするよう一度試みるようリクエストし得る。他の実施形態において、近接性検出リクエスト714は、位置リクエストであるウィンドウパラメータを含み得る。例えば、UE A702は、選択された地理的設定が到達されたとき、UE A 702とUE B704との間にD2D通信リンクをセットアップするよう継続的に、半継続的に、または周期的に試みるようEPC706に対しリクエストし得る。
【0043】
一実施形態において、選択された地理的設定が到達されたとき、EPC706は、UE A702に対するUE B704の近接性をモニタリングするのを停止し得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト714は、複数のUEのために発行され得る。一実施形態において、近接性検出リクエスト714は、選択された地理的設定において、特定のUE(UE B704など)、あるタイプのUE、またはUE群がUE A702の選択された近接性範囲内にあるときをEPC706が示すよう求める、UE A702によるリクエストを示し得る。EPC706は段階716において、UE A702が、近接性検出リクエスト714に列挙されている1または複数の他のUEと近接しているときを判断し得る。
図7の残りは、
図4および6と実質的に同様である。
【0044】
位置ウィンドウパラメータを用いて近接性検出を実行するときを判断することの1つの利点は、D2D通信リンクをセットアップすることは、UEが任意の位置にあるときにはいつでも特定の複数のUEに関してネットワーク支援型デバイス発見をリクエスト出来るときに、より効率的であるということである。例えば、UEは、近接性検出を実行するために、複数のGPS座標および興味の対象の半径を特定し得る。他の例において、UEは、近接性検出を実行するために、UEの現在位置および興味の対象の半径を特定し得る。一実施形態において、通信ネットワークは、UEの現在位置においてUEに関する位置推定を実行して、近接性検出手順のために現在位置情報を格納する前にUEの現在位置を判断し得る。一実施形態において、UEは、時間パラメータと位置パラメータとの両方に基づき、検出ウィンドウリクエストをEPCへ送出し得る。
【0045】
図8は、フローチャート800を用いて、D2Dネットワーク内で通信を行うよう動作可能であるUEに関して、コンピュータ回路の一実施形態の機能性を図示する。機能性は方法として実装され得、または機能性は、マシンに対する複数の命令として実行され得、複数の命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的マシン可読記憶媒体に含まれる。ブロック810のように、コンピュータ回路は、近接性検出リクエストの通信を進化型パケットコア(EPC)に対して行うよう構成され得る。一実施形態において、近接性検出リクエストは、日付ウィンドウパラメータと、第2UEの識別情報と、および/または近接性検出リクエストが第2UEの近接性検出のためのものであるか、または、第2UEとのD2D接続を確立するためのものであるかを示す近接性検出信号とを含む。ブロック820のように、コンピュータ回路はさらに、日付ウィンドウパラメータに基づき選択された日付に近接性アラートメッセージをEPCから受信するよう構成され得る。
【0046】
一実施形態において、近接性アラートメッセージは、第2UEとのUEのD2D通信のための支援情報を含む。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、第2UEに関する支援情報を用いてD2D接続を確立するための発見メッセージを第2UEへ送信するよう構成され得る。他の実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、D2Dネットワーク内で第2UEと複数の通信を確立するための時刻、曜日、ひと月のうちの週、または1年のうちの月を含む。他の実施形態において、近接性検出リクエストは位置ウィンドウパラメータを含む。他の実施形態において、位置ウィンドウパラメータは選択された地理的設定である。
【0047】
一実施形態において、選択された地理的設定は、選択された位置タイプ、第1UEの現在位置情報、第2UEの現在位置情報、選択された商業環境の設定、第1UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、第2UEに隣接する選択された半径に関する半径設定、選択された州の設定、選択された市の設定、選択された地域設定、選択されたランドマーク設定、選択されたランドマークタイプ設定、周囲タイプ設定、選択された構造位置設定、位置境界設定、基準点設定、または基準点を囲む半径に関する半径設定を含む。
【0048】
他の実施形態において、近接性検出リクエストは、複数のUE、1または複数の選択されたタイプの複数のUE、1または複数の選択されたUE群、または、1または複数の選択されたカテゴリの複数のUEに関する識別情報を含む。他の実施形態において、日付ウィンドウパラメータは、D2Dネットワーク内の他の複数のUEの近接性検出のための、または、D2Dネットワーク内のUEと他の複数のUEとの間で複数のD2D通信を確立するための複数の時刻、曜日、ひと月の内の週、または1年のうちの月を含む。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、D2D通信接続を用いて第2UEと直接的に通信を行うよう構成され得る。他の実施形態において、D2D通信接続は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)接続、ワイヤレスフィディリティ(WiFi(登録商標))直接接続、Bluetooth(登録商標)接続、またはZigbee(登録商標)接続である。
【0049】
図9は、UEがD2Dネットワーク内で通信を行うことを支援するよう動作可能なEPCを有する、コンピュータ回路の一実施形態の機能性を図示するフローチャート900を提供する。機能性は方法として実装され得、または機能性は、マシンに対する複数の命令として実行され得、複数の命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的マシン可読記憶媒体に含まれる。ブロック910のように、コンピュータ回路は、第1UEからの近接性検出リクエストのウィンドウパラメータに基づき第1UEおよび第2UEに関する近接性検出を実行するよう構成され得る。ブロック920のように、コンピュータ回路はさらに、ウィンドウパラメータの間に、第1UEに関する識別情報を含む近接性検出許可リクエストの通信を第2UEに対して行うよう構成され得る。ブロック930のように、コンピュータ回路は、第2UEから近接性検出許可応答を受信するようにも構成され得る。ブロック940のように、コンピュータ回路は、近接性アラートメッセージの通信を第1UEに対して行うようにも構成され得る。
【0050】
一実施形態において、近接性検出許可リクエストは、第1UEの発見を実行するためのタイミング情報を含む。他の実施形態において、近接性アラートメッセージは、第2UEに関する接続情報と、第2UEの発見を実行するためのタイミング情報とを含む。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、ウィンドウパラメータと、第2UEに関する識別情報と、近接性検出リクエストが第2UEの近接性検出のためのものであるか、第1UEと第2UEとの間でD2D接続を確立するためのものであるかを示す近接性検出信号とを含む近接性検出リクエストを第1UEから受信するよう構成され得る。
【0051】
一実施形態において、コンピュータ回路はさらに、ウィンドウパラメータと、第2UEに関する識別情報とを含む所与の近接性検出リクエストを格納するよう構成され得る。他の実施形態において、ウィンドウパラメータは日付ウィンドウパラメータまたは位置ウィンドウパラメータを含む。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、近接性検出を実行するための位置ウィンドウパラメータ内に第1UEがあるときを第1UEが判断するための位置情報を受信するよう構成され得る。
【0052】
他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、全地球測位システム(GPS)、信号の三角測量法、ビーコン信号、セルカバレッジベースの測位、観察到着時間差(observed time difference of arrival(OTDOA))測位、拡張型観察時間差(enhanced observed time difference(E−OTD))測位、アシステッド全地球ナビゲーション衛星システム(assisted−global navigation satellite system(A−GNSS))測位、またはアップリンク到着時間差(uplink time difference of arrival(UTDOA))測位を用いて第1UEまたは第2UEの位置を判断するよう構成され得る。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、複数のウィンドウパラメータ選択オプションを第1UEに提供するよう構成される。他の実施形態において、コンピュータ回路はさらに、実質的にリアルタイムで、第2UEが第1UEの選択された半径内にあるときをモニタリングするよう構成され得る。
【0053】
図10は、フローチャート1000を用いて、UEがD2Dネットワーク内で通信を行うのを支援するための方法の一実施形態の機能性を図示する。ブロック1010のように、方法は、近接性検出リクエストの通信をEPCに対して行う段階を備え得る。一実施形態において、近接性検出リクエストは、位置ウィンドウパラメータと、第2UEの識別情報と、および/または、近接性検出リクエストが第2UEの近接性検出のためのものであるか、または、第2UEとのD2D接続を確立するためのものであるかを示す検出信号とを備え得る。方法は、ブロック1020のように、位置ウィンドウパラメータに基づき選択された日付に近接性アラートメッセージをEPCから受信する段階をさらに備え得る。
【0054】
一実施形態において、方法は、第2UEに関する支援情報を用いてD2D接続を確立するための発見メッセージを第2UEへ送信する段階をさらに備え得る。他の実施形態において、近接性検出リクエストは日付ウィンドウパラメータを含む。他の実施形態において、位置ウィンドウパラメータまたは日付ウィンドウパラメータは定期的なイベントである。他の実施形態において、方法は、UEが位置ウィンドウパラメータまたは日付ウィンドウパラメータ内にあるときに近接性検出リクエストに基づきに近接性イベントが起こるときをEPCが判断することを停止させる近接性検出キャンセルリクエストの通信をEPCに対して行う段階をさらに備え得る。他の実施形態において、方法は、ユーザ入力情報から近接性検出リクエスト情報を第1UEにおいて受信する段階をさらに備え得る。
【0055】
図11は、ユーザ機器(UE)、移動局(MS)、モバイル無線デバイス、モバイル無線通信デバイス、タブレット、ハンドセット、または他のタイプの無線デバイスなど無線デバイスの例示的な図示を提供する。無線デバイスは、基地局(BS)、進化型Node B(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、リモート無線ヘッド(RRH)、リモート無線機器(RRE)、中継局(RS)、無線機器(RE)、リモート無線ユニット(RRU)、セントラルプロセッシングモジュール(CPM)、または他のタイプのワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイントなどノード、または送信局と通信を行うよう構成された1または複数のアンテナを含み得る。無線デバイスは、3GPP LTE、WiMAX(登録商標)、High Speed Packet Access(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、およびWiFi(登録商標)を含む少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信を行うよう構成され得る。無線デバイスは、無線通信規格毎に別個のアンテナを、または複数の無線通信規格のために共有のアンテナを用いて通信を行い得る。無線デバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/またはWWANにおいて通信を行い得る。
【0056】
図11は、無線デバイスからのオーディオ入出力のために用いられ得るマイクおよび1または複数のスピーカの図示も提供する。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、または、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなど他のタイプのディスプレイ画面であり得る。ディスプレイ画面は、タッチ画面として構成され得る。タッチ画面は、容量性、抵抗性、または他のタイプのタッチ画面技術を用い得る。アプリケーションプロセッサおよびグラフィックプロセッサは、処理およびディスプレイ機能を提供すべく、内部メモリに結合され得る。ユーザがデータ入出力を行うオプションを提供するよう、不揮発性メモリポートも用いられ得る。不揮発性メモリポートは、無線デバイスのメモリ性能を拡張するためにも用いられ得る。追加的なユーザ入力を提供すべく、キーボードが無線デバイスに統合され得、または無線デバイスに無線接続され得る。タッチ画面を用いて仮想キーボードも提供され得る。
【0057】
様々な技術、またはその特定の態様または一部は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、または任意の他のマシン可読記憶媒体など有形媒体で具現化されるプログラムコード(つまり、命令)の形態であり得る。ここで、プログラムコードがコンピュータなどのマシンにロードされ実行されたときに、マシンは、様々な技術を実施するための装置となる。プログラマブルコンピュータ上でのプログラムコードの実行の場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサにより読み取り可能な記憶媒体(揮発性および不揮発性メモリ、並びに/若しくは記憶要素を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含み得る。揮発性および不揮発性メモリ、並びに/若しくは記憶要素は、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、光学ドライブ、磁気ハードドライブ、または電子データを格納するための他の媒体であり得る。基地局および移動局は、送受信機モジュール、カウンタモジュール、プロセッシングモジュール、並びに/若しくはクロックモジュールまたはタイマーモジュールも含み得る。本明細書に説明される様々な技術を実装または利用し得る1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、リユーザブルコントロール、およびその他を用い得る。そのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信を行うべく、高水準手順型またはオブジェクト指向プログラミング言語で実装され得る。しかしながら、所望される場合には、(1または複数の)プログラムはアセンブリ言語またはマシン言語で実装され得る。いずれの場合であっても、言語はコンパイラ型言語またはインタプリタ型言語であり得、ハードウェア実装と組み合わせられ得る。
【0058】
本明細書において説明される機能ユニットの多くが、それらの実装の独立性をより詳細に強調するために、モジュールとしてラベル付けされていることが理解されるべきである。例えばモジュールは、カスタムVLSI回路またはゲートアレイ、ロジックチップなどの既製の半導体、トランジスタ、若しくは他の別個のコンポーネントを備えるハードウェア回路として実装され得る。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイス、またはその他などプログラマブルハードウェアデバイスにも実装され得る。
【0059】
複数のモジュールは、様々なタイプのプロセッサにより実行されるソフトウェアにも実装され得る。例えば実行可能なコードの特定されたモジュールは、例えばオブジェクト、プロシージャ、または機能として編成され得る複数のコンピュータ命令の1または複数の物理的またはロジック的なブロックを備え得る。それにも関わらず、特定されたモジュールの複数の実行可能ファイルは、物理的に一緒に配置される必要はなく、ロジック的に一緒に組み合わせられたときにモジュールを構成しモジュールに関して述べられた目的を達成する、異なる複数の位置に格納された異種の複数の命令を備え得る。
【0060】
実際、実行可能なコードのモジュールは単一の命令または多くの命令であり得、さらには、いくつかの異なるコードセグメントに亘って、異なるプログラム間で、およびいくつかのメモリデバイスを跨いで分配され得る。同様に、本明細書においては処理データがモジュール内で特定され示され得、任意の適切な形態で具現化され任意の適切なタイプのデータ構造内で編成され得る。処理データは単一のデータセットとして集められ得、または、異なるストレージデバイスを含む異なる複数の位置に亘って分配させられ得、および、システムまたはネットワーク上で単に複数の電子信号として少なくとも部分的に存在し得る。複数のモジュールは受動的または能動的であり得、所望される複数の機能を実行するよう動作可能な複数のエージェントを含む。
【0061】
本明細書全体を通じて「実施例」について言及した場合、このことは、実施例に関連して説明された特定の特徴、構造、または特性が本願発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって本明細書全体を通じて様々な箇所において「実施例において」というフレーズが出現した場合、これらは、必ずしも全てが同じ実施形態について言及しているとは限らない。
【0062】
本明細書において用いられるように、複数のアイテム、構造要素、構成要素、および/または材料が、便宜上共通のリストに提示され得る。しかしながら、これらのリストは、リストの各部材が別個かつ一意の部材として個別に特定されるかのように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の部材は、反対のことが示されることなしで、それらが共通のグループに提示されていることのみに基づいて、事実上、同じリストの任意の他の部材の同等物であるものと解釈されるべきではない。加えて、本明細書において、本願発明の様々な実施形態および実施例が、それらの様々なコンポーネントの代替例と併せて言及され得る。そのような実施形態、実施例、代替例は、互いの実質的な同等物として解釈されず、本願発明の別個かつ自律的な表現として見なされるべきであることを理解されたい。
【0063】
さらに、説明された複数の特徴、構造、または特性は、1または複数の実施形態において、任意の適切なやり方で組み合わせられ得る。以下の説明において、本願発明の実施形態の深い理解を提供すべく、レイアウト、距離、ネットワークの複数の例など多数の具体的な詳細が提供される。しかしながら、当業者は、それら具体的な詳細のうち1または複数を用いずとも、若しくは、他の方法、コンポーネント、レイアウトなどを用いても本願発明が実施され得ることを理解されよう。他の例においては、本願発明の複数の態様を曖昧にすることを避けるべく、周知の複数の構造、材料、または処理が示されておらず、または詳細に説明されていない。
【0064】
前述の複数の例は、1または複数の特定の応用における本願発明の原理を例示するものであるが、発明的才能を発揮することなく、また、本願発明の複数の原理および複数の概念から逸脱することなく実装の形態、使用、および詳細に関する多数の修正が可能であることが当業者には明らかであろう。したがって、本願発明が以下に明記される請求項以外によって限定されることは意図されていない。