(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザデバイスは、前記時間枠の中で前記ユーザコンテンツの前記表示の順序を調整すること、及び、前記ユーザコンテンツの少なくとも一部を、前記時間枠の中で表示される予定の新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つによって、前記ユーザコンテンツの表示を管理する、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
前記ユーザコンテンツは、生中継のイベントに対応し、前記承認は、前記デジタル看板上で前記ユーザコンテンツが表示されている間に与えられる、請求項2に記載の装置。
前記ユーザデバイスは、前記時間枠の中で前記ユーザコンテンツの前記表示の順序を調整すること、及び、前記メモリ回路に記憶された前記ユーザコンテンツの少なくとも一部を、前記時間枠の中で表示される予定の新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つによって、前記ユーザコンテンツの表示を管理する、請求項8から11のいずれか1項に記載のシステム。
前記ユーザコンテンツの表示を管理する前記段階は、前記時間枠の中で前記ユーザコンテンツの前記表示の順序を調整すること、及び、前記ユーザコンテンツの少なくとも一部を、前記時間枠の中で表示される予定の新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0007】
概して、本開示は、広告及び/又は他のユーザコンテンツをデジタルサイネージ上で表示する時間枠をスケジューリングし、広告及び/又は他のユーザコンテンツの承認を取得し、スケジューリングされた表示を管理ためのシステム及び方法を説明する。システム及び方法は、ユーザ(例えば、広告主)に特定されたデジタル看板上での時間枠を選択及び/又は入札させ、ユーザコンテンツをアップロードさせ、その後コンテンツの表示を管理及び/又は変更させるように構成される。例えば、表示の変更は、コンテンツの表示の順序の調整、表示予定のコンテンツの変更及び/又はデジタル看板間での表示予定のコンテンツの調整を含んでもよい。
【0008】
「デジタル看板」及び「デジタルサイネージ」は、限定的ではないが、デジタル広告掲示板、デジタル広告板及び/又はユーザコンテンツを表示するように構成される他のデジタル看板を含む。ユーザコンテンツは、限定的ではないが、広告、イベント(例えば、卒業式、結婚式、祝典及び/又は他のイベント)のキャプチャ画像及び/又は他のユーザコンテンツを含む。ユーザコンテンツは、各セグメントがユーザコンテンツの一部に対応する複数の個別のセグメントを含んでもよい。例えば、コンテンツの広告のために、各セグメントは、異なる製品及び/又はサービスの広告に対応してもよい。本明細書で用いられるように、「時間枠」は、デジタル看板の表示スケジュールにおける時間間隔に対応する。
【0009】
スケジューリング及び管理は、デジタル看板管理サービス及び/又はデジタル看板と結合されたユーザコンピューティングデバイスを用いることにより、ユーザによって実行されてもよい。方法及びシステムは、ユーザに、レビュー及び承認のために、ユーザデバイスを用いて、デジタル看板管理サービスにコンテンツを提出させるように構成される。ユーザは、その後、ユーザが予約及び/又は購入した時間枠(及び/又はデジタル看板)にわたって、承認されたコンテンツの表示を管理してもよい。デジタル看板管理サービスは、様々な地理的位置にある複数のデジタル看板へのアクセスを提供してもよい。
【0010】
一実施形態において、ユーザは、デジタル看板を含む位置にいる間に、デジタル看板を発見してもよい。ユーザは、ユーザコンピューティングデバイスを用いて、発見されたデジタル看板にアクセスしてもよく、ユーザコンテンツの表示をスケジューリングしてもよく、ユーザコンテンツをアップロードしてもよい。ユーザは、その後、その位置にいる間に、アップロードを確認してもよい。本実施形態において、スケジューリング及びアップロードされたユーザコンテンツが、デジタル看板によって、デジタル看板管理サービスに提供されてもよい。
【0011】
従って、ユーザは、多様な地理的位置に位置し得る複数のデジタル看板に、スケジューリングのために簡便かつ効率的にアクセスすることができる。そこで、ユーザは、煩雑な再交渉プロセスを要することなく、スケジューリングされた時間枠の中で、表示されるコンテンツを容易に管理及び/又は変更することができる。デジタルサイネージの所有者/管理者は、その後、デジタル看板と関連付けられた広告時間枠の利用及び需要が増えることにより、このようなスケジューリング及びユーザ管理の容易さから、利益を享受することができる。
【0012】
図1は、本開示の実施形態に係るデジタルサイネージ管理システム100のブロック図を示す。デジタルサイネージ管理システム100は、1つ以上のユーザデバイス102a、…、102m、デジタル看板管理サービス104、ネットワーク106及び1つ以上のデジタル看板108a、…、108nを含む。本明細書で説明されるように、システム100は、関連付けられたユーザデバイス102a、…、102mを利用する1又は複数のユーザによる、場合により多様な位置にある複数のデジタル看板へのアクセスを提供するように構成される。
【0013】
ユーザデバイス102aのみが詳細に示されるが、各ユーザデバイス102a、…、102mは、概して、他のユーザデバイス102a、…、102mの各々と同様である。従って、ユーザデバイス102aは、ユーザデバイス102a、…、102mのいずれかをいう。「ユーザデバイス」は、限定的ではないが, 携帯電話、スマートフォン、デスクトップコンピュータ、オールインワンコンピュータ、タブレットコンピュータ、ノートコンピュータ、超軽量コンピュータ、ウルトラモバイルコンピュータ、ネットブックコンピュータ、サブノートコンピュータ、携帯情報端末、エンタープライズで来たるアシスタント及びモバイルインターネットデバイスを含む手持ち型、携帯型及び/又は固定型のあらゆるコンピューティングデバイスを含む。
【0014】
ユーザデバイス102aは、概して、プロセッサ回路120、通信回路122、メモリ回路124及びディスプレイ126を含む。プロセッサ回路120は、1又は複数のプロセッサを含んでもよく、スケジューリング及び/又はユーザコンテンツ表示の管理に関する1又は複数の処理を実行するように構成される。通信回路122は、例えば、ネットワーク106を介して、ユーザデバイス102aをデジタル看板管理サービス104及び/又は1又は複数のデジタル看板108a、…、108nと結合するように構成される。通信回路122は、限定的ではないが、NFC、RFID、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、3G、4G及び/又は他の通信プロトコルを含む1又は複数の通信プロトコルを用いて、有線及び/又は無線で通信を行うように構成されてもよい。
【0015】
表示回路126は、本明細書で説明されるように、スケジュール、入札ステータス及び/又はデジタルサイネージ管理と関連付けられた他のデータを表示するように構成される。
【0016】
メモリ回路124は、ユーザデジタル看板モジュール130及び/又はユーザコンテンツストレージ132を含んでもよい。デジタル看板モジュール130は、デジタル看板管理サービス104及び/又はデジタル看板108a、…、108nへのアクセスを管理するとともに、デジタルサイネージ管理と関連付けられたデータを関連付けられたユーザに表示するように構成される。ユーザデジタル看板モジュール130は、関連付けられたユーザに、選択されたデジタル看板108a、…、108nについて所望の時間枠を選択及び/又は入札させるとともに、レビュー及び承認のためにコンテンツをアップロードさせ、その後、選択された時間枠の中で、承認されたコンテンツの表示の調整を管理させるように構成される。ユーザコンテンツストレージ132は、未承認、承認待ち及び/又は承認されたユーザコンテンツを含んでもよい。ユーザコンテンツは、1又は複数のデジタル看板108a、…、108n上で表示されるように構成される。
【0017】
デジタル看板管理サービス104は、プロセッサ回路140、通信回路142及びメモリ回路144を含む。デジタル看板管理サービス104は、複数のサーバの中の1又は複数のサーバに対応してもよく、すなわち、クラウドにあってもよい。プロセッサ回路140は、1又は複数のプロセッサを含んでもよく、通信回路142及びメモリ回路144と結合されてもよい。プロセッサ回路140は、デジタルサイネージ管理と関連付けられたデジタル看板管理サービス104の処理を実行するように構成される。通信回路142は、デジタル看板管理サービス104をユーザデバイス102a、…、102m及びデジタル看板108a、…、108nと結合するように構成される。通信回路142は、本明細書で説明されるように、様々な通信プロトコルを用いて、有線及び/又は無線で、ユーザデバイス102a、…、102m、ネットワーク106及びデジタル看板108a、…、108nと通信を行うように構成されてもよい。
【0018】
メモリ回路144は、デジタル看板サービスモジュール150、暗号化サービス152、ユーザデータベース154、デジタル看板データベース156、コンテンツデータベース158、支払いデータベース160及び/又は第三者ベンダデータベース162を含んでもよい。デジタル看板サービスモジュール150は、デジタル看板管理サービス104の処理を管理するように構成される。デジタル看板サービスモジュール150は、ユーザデバイス102a、…、102mと通信を行い、例えば、利用可能及び/又は入札可能な時間枠を有するデジタル看板のリストを提供するように構成される。リストは、関連付けられたユーザデバイス、例えば、ユーザデバイス102aを介してのユーザからの要求に応じて提供されてもよい。
【0019】
デジタル看板サービスモジュール150は、ユーザのリストをユーザデータベース154に保持するように構成される。ユーザデータベース154は、ユーザ識別子、各ユーザ識別子と関連付けられた利用履歴及び/又は各ユーザ識別子と関連付けられた要求履歴のリストを含んでもよい。デジタル看板サービスモジュール150は、デジタル看板108a、…、108nのリストを、デジタル看板データベース156に保持するように構成される。デジタル看板データベース156は、デジタル看板識別子のリスト、時間枠のスケジュール、各時間枠と関連付けられた価格リスト、時間枠が利用可能か、入札可能か、予約済み及び/又は購入済みか否かのインジケータ、各デジタル看板及び/又は地理的位置インジケータ、環境のタイプ及びデジタル看板を見る可能性のある人と関連付けられた統計データ(例えば、人口統計)を含む位置特性と関連付けられた利用履歴を含んでもよい。
【0020】
地理的位置インジケータは、限定的ではないが、所在地、商号、GPSの座標及び/又はいくつかの他の位置インジケータを含んでもよい。環境のタイプは、限定的ではないが、公共交通機関、レストラン、ショッピングモール、学校及び/又はデジタル看板が位置し得る他の環境のタイプを含んでもよい。公共交通機関は、限定的ではないが、空港、鉄道駅、バス停及び/又は地下鉄駅を含んでもよい。公共交通機関は、1又は複数の移動可能な公共交通手段を含んでもよく、1又は複数の移動可能な公共交通手段は、限定的ではないが、鉄道旅客車両、バス及び/又は地下鉄車両を含む。移動可能な公共交通手段と関連付けられた地理的位置インジケータは、移動可能な公共交通手段のルートに対応する位置範囲を含んでもよい。
【0021】
各デジタル看板と関連付けられた利用履歴は、時間枠が利用不可能又は利用可能な頻度及び他のユーザによる要求があった時点で時間枠が既に1のユーザによって予約されていた頻度等の統計利用データを含んでもよい。このようなデータは、例えば、時間枠の価格決定のために利用されてもよい。位置インジケータの特性は、時間枠の価格決定のために利用されてもよい。
【0022】
提出されたユーザコンテンツが承認されるか否かは、少なくとも部分的に、位置特性に基づいて決定されてもよい。例えば、ナイトクラブの付近で表示されるユーザコンテンツは、成年視聴者向けにであってもよく、遊び場の付近で表示されるユーザコンテンツは、子供がユーザコンテンツを見る可能性を反映するように構成されてもよい。従って、成年視聴者向けのユーザコンテンツは、遊び場を考慮してデジタル看板の承認が得られない場合があるが、ナイトクラブ付近のデジタル看板であれば承認が得られる場合がある。
【0023】
従って、デジタル看板データベース156は、デジタル看板の時間枠の現在のスケジュール及び価格に関するデータのみならず、将来の価格設定に利用され得る位置特性データをも含むように構成されてもよい。比較的高い需要のあるデジタル看板の時間枠は、例えば、入札にかけられてもよい。潜在的ユーザを需要のある時間枠の入札に参加させることで、市場を有益に介入させ、時間枠価格を確立してもよい。このような入札は、リアルタイムに行われてもよい。
【0024】
コンテンツデータベース158は、ユーザコンテンツを含むように構成され、ユーザコンテンツは、各セグメントがユーザコンテンツの一部に対応する複数のセグメントを含んでもよい。
【0025】
ユーザコンテンツは、コンテンツを提出したユーザと関連付けられたユーザ識別子と関連してもよい。ユーザコンテンツは、提出(すなわち、承認待ち)、承認又は拒否として分類されてもよい。コンテンツデータベース158は、承認されたコンテンツと関連付けられた限定子をさらに含んでもよい。例えば、コンテンツの広告のために、限定子は、広告のターゲット視聴者の特性(例えば、年齢層)を示すように構成されてもよい。コンテンツデータベース158は、デジタル看板識別子及び表示のために現在スケジューリングされているユーザコンテンツの時間枠識別子をさらに含んでもよい。
【0026】
承認されたコンテンツは、例えば、暗号化サービス152を用いて、暗号化及び/又はデジタル署名が行われてもよい。暗号化及び/又はデジタル署名は、承認及び認証されたコンテンツのみが、デジタル看板108a、…、108nにアップロード及び表示されることを保証するように構成される。
【0027】
デジタル看板サービスモジュール150は、支払いデータベース160を保持するように構成される。支払いデータベース160は、各デジタル看板108a、…、108nの支払い記録を含むように構成される。記録は、デジタル看板識別子及びデジタル看板と関連付けられた各時間枠の支払いデータを含んでもよい。支払いデータは、限定的ではないが、時間枠が予約済みだが支払い未受領か、又は時間枠が予約済みかつ支払い受領済みかのインジケータ、入札が行われた時間枠の最終入札価格、入札されない時間枠の価格(すなわち、固定価格)及び/又は他の支払いデータを含んでもよい。
【0028】
第三者ベンダデータベース162は、コンテンツの表示を承認するために認証された第三者ベンダのリストを含むように構成される。例えば、リアルタイムにイベントを表示するために、選択されたデジタル看板、例えば、デジタル看板108aのレンタルを希望するユーザは、認証された第三者ベンダを利用してもよい。イベントは、限定的ではないが、卒業式、結婚式、誕生会、いくつかの他の祝典,及び/又はいくつかの他のイベントを含んでもよい。ユーザは、イベントをキャプチャ(例えば、テープ録画及び/又はデジタルビデオ録画)し、キャプチャ画像をリアルタイムに選択されたデジタル看板108aにアップロードするために、認証された第三者ベンダを選択してもよい。従って、生中継のイベントは、第三者ベンダを介してリアルタイムに実行されたコンテンツ承認により、デジタル看板上で表示されてもよい。
【0029】
代わりに、又は更に、生中継のイベントからのコンテンツは、承認のために、臨機応変にキャプチャ及び分析されてもよい。承認されたコンテンツは、コンテンツの分析及び承認のために構成される遅延時間の後に、表示されてもよい。例えば、遅延時間は、秒単位であってもよい。従って、「生中継」のイベントは、ほぼリアルタイムに実行されるコンテンツ承認に伴う遅延時間の後で、デジタル看板上で表示されてもよい。
【0030】
従って、ユーザは、選択されたデジタル看板108a、…、108nの所望の時間枠が利用可能か否かを判断するために、関連付けられたユーザデバイス、例えば、ユーザデバイス102aを介して、デジタル看板管理サービス104にアクセスしてもよい。ユーザは、所望の時間枠と関連付けられた価格を要求し、及び/又は、所望の時間枠の入札に参加してもよい。ユーザは、所望の時間枠を予約し、承認のためにコンテンツをアップロードし、又は、生中継のコンテンツのリアルタイムでの承認のために第三者ベンダを利用し、及び/又は予約された時間枠の支払いを行ってもよい。デジタル看板管理サービス104は、その後、時間枠の選択、更新及び購入、コンテンツの承認及び表示のためのコンテンツのアップロードと関連付けられたトランザクション記録を保持してもよい。
【0031】
デジタルサイネージ管理システム100は、1又は複数のデジタル看板108a、…、108n(デジタルサイネージ)を含む。デジタル看板108aのみが詳細に示されるが、各デジタル看板108a、…、108nは、概して、他のデジタル看板108a、…、108nの各々と同様である。従って、デジタル看板108aは、デジタル看板108a、…、108nのいずれかをいう。
【0032】
デジタル看板108aは、概して、プロセッサ回路170、通信回路172、ディスプレイ174及びメモリ回路176を含む。プロセッサ回路170は、デジタルサイネージ管理システム100と関連付けられたデジタル看板108aの処理を実行するように構成される。通信回路は、デジタル看板108aを、デジタル看板管理サービス104, ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はネットワーク106と結合するように構成される。通信回路172は、本明細書で説明されるように、1又は複数の通信プロトコルを用いて、デジタル看板管理サービス104、ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はネットワーク106と通信を行うように構成されてもよい。
【0033】
表示回路174は、ユーザコンテンツを表示するように構成される。例えば、表示回路174は、承認された広告コンテンツを表示してもよい。他の例において、表示回路174は、本明細書で説明されるように、例えば、第三者ベンダによって承認された生中継のイベントのコンテンツを表示してもよい。表示回路174は、照明及び/又は発光ダイオード(LED)を含んでもよく、概して、表示されるコンテンツの中でほぼ即時に変更できるように、プログラム可能である。
【0034】
メモリ回路176は、概して、デジタル看板識別子180、ローカルデジタル看板管理モジュール182、ローカル表示スケジュール184及びローカルコンテンツデータベース186を含む。デジタル看板識別子180は、デジタル看板を一意に特定するように構成される。ローカルデジタル看板管理モジュール182は、デジタル看板108aの処理を管理するように構成される。ローカルデジタル看板管理モジュール182は、例えば、ローカル表示スケジュール184を取得及び/又は更新するために、デジタル看板管理サービス104と通信を行ってもよい。ローカルデジタル看板管理モジュール182は、取得 表示予定のコンテンツを取得するために、デジタル看板管理サービスと通信を行ってもよい。表示予定のコンテンツは、その後、ローカルコンテンツデータベース186に記憶されてもよい。ローカルデジタル看板管理モジュール182は、ローカルコンテンツデータベース186からのコンテンツを、ローカル表示スケジュール184に従って、ディスプレイ174上で表示するように構成される。
【0035】
ローカルデジタル看板管理モジュール182は、ローカル表示スケジュール184を、デジタル看板管理サービス104によって保持されるデジタル看板データベース156に記憶された関連するスケジュールと同期するように構成される。ローカルデジタル看板管理モジュール182は、ローカルコンテンツデータベース186に記憶されたユーザコンテンツを、デジタル看板管理サービス104のコンテンツデータベース158に記憶されたユーザコンテンツと同期するように構成されてもよい。
【0036】
いくつかの実施形態において、デジタル看板108は、双方向回路187及び視聴者フィードバックデータベース188を含んでもよい。双方向回路187は、視聴者のフィードバックを要求及び受信するように構成される。例えば、視聴者のフィードバックの要求は、ディスプレイ174に表示されてもよい。複数の応答の選択肢も、表示されてもよく、応答の選択肢の各々は、視聴者によって選択可能である。双方向回路187は、各視聴者の応答をキャプチャし、視聴者の応答の表現を視聴者フィードバックデータベース188に記憶するように構成される。表現は、デジタル看板管理サービス104に伝達されてもよい。表示されるコンテンツと関連付けられたユーザデバイス、例えば、ユーザデバイス102aは、デジタル看板108及び/又はデジタル看板管理サービス104から表現を読み出すように構成されてもよい。実施形態において、双方向回路187は、1又は複数の視聴者の応答の表現が視聴者フィードバックデータベース188に記憶されている場合、ユーザデバイス102aに通知するように構成されてもよい。従って、ユーザは、デジタル看板108aに表示されるコンテンツに対する視聴者からのリアルタイムなフィードバックを受信することができる。ユーザは、その後、フィードバックに基づいて、本開示に係る方法及びシステムを用いて、コンテンツ及び/又は表示の順序をリアルタイムに調整してもよい。
【0037】
ユーザが1又は複数のデジタル看板108a、…、108nと関連付けられた時間枠の予約及び支払いを行い、表示予定のコンテンツが承認された後で、ユーザがコンテンツ表示の管理を望む場合がある。例えば、ユーザは、選択された時間枠の中でコンテンツ(例えば、コンテンツの一部)が表示される順序の調整(すなわち、変更)を望む場合がある。他の例において、ユーザは、予約された時間枠の中で、異なる及び/又は更新されたコンテンツの表示を望む場合がある。本開示に係る方法及びシステムは、デジタル看板108a、…、108nにおけるコンテンツ表示のユーザ管理を容易にするように構成される。
【0038】
実施形態において、ユーザは、ユーザデバイス102aを介して、デジタル看板管理サービス104にアクセスしてもよい。ユーザは、その後、関連付けられたコンテンツ及び/又は関連付けられたコンテンツの一部の表示の順序を調整してもよく、及び/又は、新たなコンテンツの表示に先立つ承認のために、新たなコンテンツをアップロードしてもよい。他の実施形態において、ユーザは、ユーザデバイス102aを介して、選択されたデジタル看板108a、…、108nにアクセスしてもよい。選択されたデジタル看板108a、…、108nは、 oユーザのコンテンツを表示するために、スケジューリングされてもよい。ユーザは、その後、関連付けられたコンテンツの一部の表示の順序を調整してもよい。従って、ユーザは、デジタル看板管理サービス104を介して最初のスケジューリングを行った後、コンテンツの表示を管理してもよい。
【0039】
図2は、本開示の実施形態に係る例示的な処理のフローチャート200を示す。処理は、例えば、ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はデジタル看板管理サービス104によって、実行されてもよい。実施形態において、処理は、デジタル看板108a、…、108nによっても実行されてよい。特に、フローチャート200は、時間枠のスケジューリング及びデジタル看板における表示の承認のためのコンテンツのアップロードを行うように構成される例示的な処理を示す。
【0040】
プログラムフローは、デジタル看板の予約処理を開始する処理202から開始してもよい。例えば、ユーザは、デジタル看板管理モジュール104にアクセスするために、関連付けられたユーザデバイスを用いることによって、予約処理を開始してもよい。デジタル看板の地理的位置は、処理204において選択されてもよい。地理的位置は、地理的位置インジケータに基づいて、選択されてもよい。処理206は、空いている時間枠の選択及び/又は選択された時間枠の入札を含んでもよい。例えば、デジタル看板管理サービス104は、利用可能な時間枠及び/又はユーザが選択した地理的位置の受信に応じて入札が行われている時間枠のリストを提供してもよい。時間枠は、ユーザによって最初に選択された地理的位置にあるデジタル看板に対応してもよい。ユーザは、その後、空いている時間枠を選択してもよく、又は、このリストに少なくとも部分的に基づいて、所望の時間枠を入札してもよい。
【0041】
処理208は、選択された時間枠についての支払い及び確認を含んでもよい。例えば、時間枠は、電子的に購入されてもよく、確認は、確認番号の受領書によって示されてもよい。表示予定のユーザコンテンツは、承認のために、処理210において、デジタル看板管理サービスに提供されてもよい。例えば、ユーザコンテンツは、ユーザデバイス102aのユーザコンテンツストレージ132からデジタル看板管理サービス104へと送られてもよい。他の例において、コンテンツの広告のために、広告コンテンツは、広告代理店から読み出され、デジタル看板管理サービス104に提供されてもよい。両方の例において、ユーザコンテンツは、最初にスケジューリングされた表示時間(すなわち、時間枠)よりも前の期間に、デジタル看板管理サービスに提供されてもよい。期間は、ユーザコンテンツのレビュー及び承認のために、十分な時間を提供するように構成される。他の例において、ユーザコンテンツが生中継のイベントに対応する場合、本明細書で説明されるように、コンテンツは、承認のために臨機応変に提供されてもよく、又は、第三者ベンダによってリアルタイムに承認されてもよい。この例において、ユーザコンテンツは、スケジューリングされた表示時間の間に、提供されてもよい。
【0042】
コンテンツが承認されるか否かは、処理212において判断されてもよい。コンテンツが承認される場合、プログラムフローは、処理214において終了してもよい。コンテンツが承認されない場合、拒否されたコンテンツは、処理216において修正されてもよい。プログラムフローは、処理210に進んでもよく、コンテンツは、承認のために、デジタル看板管理サービスに提供されてもよい。
【0043】
図3は、本開示の実施形態に係る例示的な処理のフローチャート300を示す。処理は、例えば、デジタル看板管理サーバ104によって実行されてもよい。実施形態において、処理は、デジタル看板108a、…、108nによって実行されてもよい。特に、フローチャート300は、選択されたデジタル看板におけるユーザコンテンツの表示のスケジューリング及び承認又は拒否のためのユーザコンテンツの分析を行うように構成される例示的な処理を示す。
【0044】
フローチャート300の処理は、ユーザが処理302において、デジタル看板上でユーザコンテンツを表示するための時間枠をスケジューリングするように構成されるデジタル看板の予約処理を開始する場合に、開始される。処理304は、ユーザの特定及び/又は認証を含んでもよい。地理的位置インジケータのリストは、処理306において、ユーザに提供されてもよい。地理的位置インジケータのリストは、デジタル看板を含む地理的位置に対応してもよい。地理的位置インジケータのリストは、デジタル看板管理サービス104によって、ユーザデバイス102aに提供されてもよい。いくつかの実施形態において、他の位置特性は、地理的位置インジケータと関連付けられて提供されてもよい。位置特性は、ユーザに、ユーザのコンテンツを表示するために適切な位置のデジタル看板を選択させるように構成される。処理308は、少なくとも部分的にユーザによる地理的位置の選択に基づいて、利用可能及び/又は入札可能な時間枠のリストの提供を含む。
【0045】
デジタル看板のスケジュールは、処理310において、ユーザからの支払いに応じて、ユーザによって選択されたデジタル看板及び時間枠の各々について、更新されてもよい。例えば、デジタル看板管理サービス104のデジタル看板データベース156に記憶されたデジタル看板のスケジュールは、更新されてもよい。他の例において、ローカルデジタル看板ディスプレイのスケジュール(例えば、ローカル表示スケジュール184)は、更新されてもよい。
【0046】
処理312は、レビューのためのユーザコンテンツの要求を含んでもよい。受信されたユーザコンテンツは、処理314において、位置特性に基づいて評価されてもよい。ユーザコンテンツが承認されるか否かは、処理316において判断されてもよい。ユーザコンテンツが承認される場合、ユーザコンテンツ、スケジュール及び場合によっては関連付けられたユーザ識別子は、処理318において、選択されたデジタル看板に提供されてもよい。ユーザコンテンツは、選択されたデジタル看板に提供されるに先立ち、暗号化及び/又はデジタル署名が行われてもよい。プログラムフローは、処理320において、終了してもよい。ユーザコンテンツが承認されない場合、ユーザは、処理322において通知を受けてもよい。プログラムフローは、その後、処理312に進み、レビューのために、ユーザコンテンツを要求してもよい。
【0047】
従って、フローチャート200及び300の処理は、ユーザに、関連付けられたユーザデバイス用いて、ユーザコンテンツの表示のために、1又は複数のデジタル看板を選択させ、選択されたデジタル看板上で時間枠を予約させ、コンテンツを承認のためにデジタル看板管理サービスにアップロードさせるように構成される。ユーザは、複数のデジタル看板から位置特性に応じて、選択してもよい。実施形態において、需要のある時間枠は、入札が行われてもよい。フローチャート200及び300の処理は、ユーザに、このような入札に参加させるようにさらに構成される。
【0048】
図4は、本開示の実施形態に係る例示的な処理のフローチャート400を示す。処理は、例えば、ユーザデバイス102aによって、実行されてもよい。特に、フローチャート400は、ユーザコンテンツの表示を管理するように構成される例示的な処理を示し、処理は、限定的ではないが、ユーザコンテンツ及び/又は時間枠の中でのユーザコンテンツの一部の表示の順序の調整、時間枠及び/又はデジタル看板間で表示させるコンテンツの調整及び/又はユーザコンテンツの更新を含む。
【0049】
フローチャート400の処理は、ユーザが遠隔表示管理を開始することにより、処理402から開始してもよい。例えば、ユーザは、ユーザデバイス、デジタル看板上でアプリケーションを起動することにより、遠隔表示管理を開始してもよく、管理予定のコンテンツは、処理404において選択されてもよい。処理406は、認証の提供を含んでもよい。例えば、ユーザは、デジタル看板管理サービスから、認証の提供を要求されてもよい。他の例において、ユーザは、選択されたデジタル看板から、認証の提供を要求されてもよい。
【0050】
処理408は、コンテンツが追加及び/又は変更されるか否かの判断を含んでもよい。コンテンツが追加及び/又は変更される場合、コンテンツは、処理410において、レビューのために、デジタル看板管理サーバに提供されてもよい。調整予定の時間枠は、処理412において選択されてもよい。調整予定の時間枠は、コンテンツに関連してもよい。各選択された時間枠についての表示の順序及び/又はコンテンツは、処理414において調整されてもよい。変更は、処理416において検証されてもよい。プログラムフローは、処理418において終了して(戻って)もよい。
【0051】
従って、フローチャート400の処理は、ユーザに、関連付けられたユーザデバイスを用いて、1又は複数のデジタル看板上でユーザコンテンツの表示を管理させるように構成される。ユーザデバイス102aを用いて、ユーザは、管理するデジタル看板を選択してもよく、表示予定のコンテンツを追加及び/又は変更してもよく、及び/又は、選択された時間枠の中で、コンテンツの表示の順序を調整してもよい。このような処理は、デジタル看板上で表示されるように構成されるユーザコンテンツの管理について、比較的効率的な選択肢をユーザに提供するように構成される。
【0052】
図5は、本開示の実施形態に係る例示的な処理のフローチャート500を示す。処理は、例えば、ユーザデバイス102a、…、102mによって実行されてもよい。特に、フローチャート500は、ユーザにコンテンツの表示をスケジューリングするとともに、発見されたデジタル看板にコンテンツを直接アップロードするように構成される例示的な処理を示す。ユーザ及びユーザデバイス102aは、この処理の間、デジタル看板の付近にあってもよい。
【0053】
フローチャート500の処理は、処理502において、ユーザがデジタル看板を発見することにより、開始してもよい。例えば、ユーザは、デジタル看板付近の位置に移動してもよい。デジタル看板は、処理504において、特定されてもよい。例えば、デジタル看板は、バーコード識別子を含んでもよい。他の例において、デジタル看板は、ユーザに視認可能な固有の識別子を含んでもよい。他の例において、デジタル看板は、例えば、固有の識別子を含みうるBluetooth(登録商標)信号を用いて、ローカルユーザデバイスと通信を行うように構成されてもよい。
【0054】
処理506は、特定されたデジタル看板との結合を含んでもよい。例えば、ユーザは、関連付けられたユーザデバイスを介して、特定されたデジタル看板と接続してもよい。利用可能な時間枠及び関連付けられた価格は、処理508において要求されてもよい。例えば、特定されたデジタル看板は、ローカル表示スケジュールに記憶されたデータに基づいて、利用可能な時間枠を判断するように構成されてもよい。処理510において、利用可能な時間枠が選択されてもよく、及び/又は、入札可能な時間枠について、入札が行われてもよい。入札可能な時間枠は、需要のある時間枠に対応してもよい。
【0055】
広告及び/又は他のユーザコンテンツは、処理512においてアップロードされてもよい。例えば、ユーザコンテンツは、ユーザデバイスからデジタル看板へと伝送されてもよい。アップロードされたユーザコンテンツは、処理514において検証されてもよい。例えば、検証は、ユーザがレビューするために、アップロードされたコンテンツをデジタル看板ディスプレイに表示することを含んでもよい。そこで、ユーザは、アップロードされたコンテンツの整合性を保証してもよい。支払いは、処理516において提出されてもよい。プログラムフローは、その後、デジタル看板との接続を切断することによって、処理518において終了してもよい。
【0056】
従って、フローチャート500の処理は、コンテンツの表示のスケジューリング、コンテンツのアップロード及び表示の支払い延長のために、ユーザに、ローカルデジタル看板にアクセスさせるように構成される。このようなユーザは、デジタル看板ディスプレイを見る可能性がある人のタイプ及び数について、経験的な知識を有する場合がある。さらに、ローカルアクセスを提供することで、位置特性を知っていることにより、表示のスケジューリング及びデジタル看板へのコンテンツのアップロードが容易となる。
【0057】
従って、本開示に係る方法及びシステムは、ユーザによるデジタルサイネージ管理を容易化(許容)するように構成される。ユーザは、自己の関連付けられたユーザデバイスを介して、デジタル看板及び/又はデジタル看板管理サービスにアクセスしてもよい。ユーザは、その後、自己の関連付けられたユーザデバイスを介して、ユーザによって選択されたデジタル看板上で、コンテンツを表示するための時間枠を予約、入札及び/又は購入してもよい。
【0058】
コンテンツは、その後、表示に先立って承認を得るために、アップロードされてもよい。承認は、コンテンツが、選択されたデジタル看板に適切であることを保証するように構成される。
【0059】
更に又は代わりに、第三者ベンダによるリアルタイムな承認により、又は臨機応変な承認に伴う遅延時間の後で、生中継のイベントの画像が表示されてもよい。
【0060】
ユーザは、その後、アップロードされたコンテンツの表示を管理してもよい。例えば、時間枠の中での表示の順序は、調整されてもよい。他の例において、表示のために選択されたコンテンツは、調整、例えば、変更されてもよい。アップロードされたコンテンツの表示の管理は、従って、ユーザにとって、相対的に簡易かつ便利な場合がある。
【0061】
図2から5は、一実施形態に係る様々な処理を示すものであり、
図2から5に示される処理の全てが、他の実施形態に必要であるとは限らないことを理解されたい。実際、本開示の他の実施形態において、
図2から5に示される処理及び/又は本明細書に記載された他の処理は、いずれの図面にも具体的に示されていないがなお本開示に完全に整合する態様で、組み合わせられるものと本明細書においては考えられる。従って、1の図面に正確には示されていない特徴及び/又は処理に関する特許請求の範囲は、本開示の範囲及び内容に含まれるものとみなされる。
【0062】
本明細書に記載された処理はいずれも、1又は複数のプロセッサによって実行される場合に、方法を実行する命令を、個別に又は組み合わせて記憶する1又は複数の記憶媒体を含むシステムにおいて実行されてもよい。ここで、プロセッサは、例えば、サーバCPU、モバイルデバイスCPU及び/又は他のプログラマブル回路を含んでもよい。また、本明細書に記載された処理は、物理的に異なる複数の位置にある処理構造等の、複数の物理的デバイスにわたって分配されてもよいことを意図するものである。記憶媒体は、あらゆるタイプの有形の媒体を含んでもよく、媒体は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、書き換え可能コンパクトディスク(CD−RW)及び光磁気ディスクを含むあらゆるタイプのディスクと、リードオンリメモリ(ROM)、動的及び静的RAM等のランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能プログラム可能型リードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能型リードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気又は光学的カード等の半導体デバイスと、又は電子的命令の記憶に適したあらゆるタイプの媒体とである。他の実施形態は、プログラム可能な制御デバイスによって実行されるソフトウェアモジュールとして実行されてもよい。記憶媒体は、非一時的な記憶媒体であってもよい。
【0063】
ユーザデバイス102は、様々な通信プロトコルを用いて、ネットワーク106、デジタル看板108a、…、108n及び/又はデジタル看板管理サービス104と通信を行うように構成されてもよい。通信プロトコルは、これに限定されないが、NFC、RFID、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、3G、4G及び/又は他の通信プロトコル等の無線通信プロトコルを含んでもよい。Wi−Fiプロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)によって公開された、名称を"IEEE 802.11−2007 Standard, IEEE Standard for Information Technology−Telecommunications and Information Exchange Between Systems−Local and Metropolitan Area Networks−Specific Requirements −Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC)and Physical Layer (PHY) Specifications"とする2007年3月8日公開の802.11規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。
【0064】
NFC及び/又はRFID通信信号及び/又はプロトコルは、2008年公開のISO/IEC14443、名称:Identification cards −Contactless integrated circuit cards − Proximity cards、2006年公開のISO/IEC15693、名称:Identification cards −Contactless integrated circuit cards − Vicinity cards、2008年公開のISO/IEC18000、名称:Information technology − Radio frequency identification for item management、及び/又は2004年公開のISO/IEC18092、名称:Information technology − Telecommunications and information exchange between systems − Near Field Communication − Interface and Protocol、及び/又はこれらの後継規格を含む、国際標準化機構(ISO)及び/又は国際電気標準会議(IEC)によって公開された1又は複数のNFC及び/又はRFID規格に適合又は準拠していてもよい。
【0065】
Bluetooth(登録商標)プロトコルは、IEEEによって公開された、名称を"IEEE 802.15.1−2005 Standard, IEEE Standard for Information Technology−Telecommunications and information exchange between systems−Local and metropolitan area networks−Specific requirements −Part15.1: Wireless LAN Medium Access Control (MAC)and Physical Layer (PHY) Specifications for Wireless Personal Area Networks (W Pans)"とする2005年公開の802.15.1規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。
【0066】
3Gプロトコルは、国際電気通信連合(ITU)によって公開された、名称を"IMT−2000"とする2000年公開の国際移動通信(IMT)規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。4Gプロトコルは、ITUによって公開された、名称を"IMT−Advanced"とする2008年公開のIMT規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。
【0067】
例えば、ネットワーク106は、パケット交換ネットワークを含んでもよい。
【0068】
ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はデジタル看板108a、…、108nは、選択されたパケット交換ネットワーク通信プロトコルを用いて、デジタル看板管理サービス104と通信可能であってもよい。例示的な通信プロトコルの1つは、Transmission Control Protocol/Internet Protocol (TCP/IP)を用いた通信を許可可能なEthernet(登録商標)通信プロトコルを含んでもよい。Ethernet(登録商標)プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)によって公開された、名称を「IEEE 802.3 Standard」とする2002年3月公開のEthernet(登録商標)規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。代わりに、又は更に、ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はデジタル看板108a、…、108nは、X.25通信プロトコルを用いてデジタル看板管理サービス104と通信を行うことができる。X.25通信プロトコルは、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T)によって公表された規格に適合又は準拠していてもよい。代わりに、又は更に、ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はデジタル看板108a、…、108nは、フレームリレー通信プロトコルを用いて、デジタル看板管理サービス104と通信を行うことができる。フレームリレー通信プロトコルは、国際電信電話諮問委員会(CCITT)及び/又は米国規格協会(ANSI)によって公表された規格に適合又は準拠していてもよい。代わりに、又は更に、ユーザデバイス102a、…、102m及び/又はデジタル看板108a、…、108nは、非同期転送モード(ATM)通信プロトコルを用いて、デジタル看板管理サービス104と通信を行うことができる。ATM通信プロトコルは、ATMフォーラムによって公開された、名称を"ATM−MPLS Network Interworking 1.0"とする2001年8月に公開されたATM規格及び/又はこの後継規格に適合又は準拠していてもよい。無論、異なる及び/又は開発後のコネクション型ネットワーク通信プロトコルは、同じく本明細書において考慮されている。
【0069】
「回路」は、本明細書のあらゆる実施形態で用いられるように、例えば、単独又はあらゆる組み合わせで、ハードウェアに組み込まれた回路、プログラマブル回路、状態機械回路及び/又はプログラマブル回路によって実行された命令を記憶するファームウェアを含んでもよい。アプリケーション("app")及び/又はモジュールは、本明細書のあらゆる実施形態で用いられるように、回路として具現されてもよい。回路は、集積回路チップ等の集積回路として具現されてもよい。
【0070】
従って、本開示は、デジタル看板上で表示されるコンテンツのユーザ管理のための方法及びシステムを提供する。管理は、デジタル看板管理サービス及び/又はデジタル看板に結合されたユーザコンピューティングデバイスを用いて、ユーザによって実行されてもよい。ユーザは、多様な地理的位置に位置し得る複数のデジタル看板、スケジューリングのために、簡便かつ効率的にアクセスすることができる。そこで、ユーザは、煩雑な再交渉プロセスを要することなく、スケジューリングされた時間枠の中で、表示されるコンテンツを容易に管理及び/又は変更することができる。
【0071】
1つの態様によれば、装置が提供される。装置は、ユーザデバイスを備えてもよい。ユーザデバイスは、通信回路に結合されるプロセッサ回路を含んでもよく、通信回路は、ユーザデバイスをデジタル看板及び管理サービスの少なくとも1つと結合するように構成され、ユーザデバイスは、デジタル看板上においてユーザコンテンツの表示を管理するように構成され、ユーザコンテンツは、時間枠の中でデジタル看板上で表示されるように構成される。
【0072】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、承認のために、ユーザコンテンツを提出するようにさらに構成される。
【0073】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、最高入札額に対応する価格の時間枠を入札するようにさらに構成される。
【0074】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、複数のデジタル看板からデジタル看板を選択するようにさらに構成される。
【0075】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザコンテンツは、広告コンテンツを含む。
【0076】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、時間枠の中でユーザコンテンツの表示の順序を調整すること、及びユーザコンテンツの少なくとも一部を、時間枠の中で表示されるように構成される新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つを行うことにより、ユーザコンテンツの表示を管理するように構成される。
【0077】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザコンテンツは、生中継のイベントに対応し、承認は、デジタル看板上でユーザコンテンツが表示されている間に提供される。
【0078】
装置の他の例は、前述のコンポーネントを備え、承認は、デジタル看板に関連付けられた少なくとも1つの位置特性に基づく。
【0079】
他の態様によれば、システムが提供される。システムは、ユーザデバイス、デジタル看板及び管理サービスを備えてもよい。ユーザデバイスは、通信回路に結合されるプロセッサ回路を含んでもよい。デジタル看板は、ディスプレイ及びメモリ回路を含んでもよく、デジタル看板は、メモリ回路にユーザコンテンツを記憶し、時間枠の中でユーザコンテンツを表示するように構成される。通信回路は、ユーザデバイスをデジタル看板及び管理サービスの少なくとも1つと結合するように構成され、ユーザデバイスは、デジタル看板上でのユーザコンテンツの表示を管理するように構成され、ユーザコンテンツは、時間枠の中でデジタル看板上に表示されように構成される。
【0080】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、承認のために、ユーザコンテンツを管理サービスに提出するようにさらに構成される。
【0081】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、最高入札額に対応する価格の時間枠を入札するようにさらに構成される。
【0082】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、複数のデジタル看板からデジタル看板を選択するようにさらに構成される。
【0083】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザコンテンツは、広告コンテンツを含む。
【0084】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザデバイスは、時間枠の中でユーザコンテンツの表示の順序を調整すること、及びメモリ回路に記憶されたユーザコンテンツの少なくとも一部を、時間枠の中で表示されるように構成される新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つを行うことにより、ユーザコンテンツの表示を管理するように構成される。
【0085】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、ユーザコンテンツは、生中継のイベントに対応し、承認は、デジタル看板上でユーザコンテンツが表示されている間に提供される。
【0086】
システムの他の例は、前述のコンポーネントを備え、承認は、デジタル看板に関連付けられた少なくとも1つの位置特性に基づく。
【0087】
他の態様によれば、方法が提供される。方法は、ユーザデバイスをデジタル看板及び管理サービスの少なくとも1つと結合する段階と、ユーザデバイスを用いて、デジタル看板上でのユーザコンテンツの表示を管理する段階とを含んでもよく、ユーザコンテンツは、時間枠の中でデジタル看板上に表示されるように構成される。
【0088】
方法の他の例は、前述の処理を含み、承認のためにユーザコンテンツを提出する段階をさらに含む。
【0089】
方法の他の例は、前述の処理を含み、最高入札額に対応する価格の時間枠を入札する段階をさらに含む。
【0090】
方法の他の例は、前述の処理を含み、複数のデジタル看板からデジタル看板を選択する段階をさらに含む。
【0091】
方法の他の例は、前述の処理を含み、ユーザコンテンツは、広告コンテンツを含む。
【0092】
方法の他の例は、前述の処理を含み、ユーザコンテンツの表示を管理する段階は、時間枠の中でユーザコンテンツの表示の順序を調整すること、及びユーザコンテンツの少なくとも一部を、時間枠の中で表示されるように構成される新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つを含む。
【0093】
方法の他の例は、前述の処理を含み、ユーザコンテンツは、生中継のイベントに対応し、承認は、デジタル看板上でユーザコンテンツが表示されている間に提供される。
【0094】
方法の他の例は、前述の処理を含み、承認は、デジタル看板に関連付けられた少なくとも1つの位置特性に基づく。
【0095】
他の態様によれば、システムが提供される。システムは、個別に又は組み合わせて命令を記憶した1又は複数の記憶媒体を含んでもよく、命令は、1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザデバイスをデジタル看板及び管理サービスの少なくとも1つと結合することと、デジタル看板上でのユーザコンテンツの表示を、ユーザデバイスを用いて管理することとを含む処理を実行させ、ユーザデバイスは、時間枠の中で、デジタル看板上に表示されるように構成される。
【0096】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、承認のためにユーザコンテンツを提出する追加の処理をさらに含む。
【0097】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、最高入札額に対応する価格の時間枠を入札する追加の処理をさらに含む。
【0098】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、複数のデジタル看板からデジタル看板を選択する追加の処理をさらに含む。
【0099】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、ユーザコンテンツは、広告コンテンツを含む。
【0100】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、時間枠の中でユーザコンテンツの表示の順序を調整すること、及びユーザコンテンツの少なくとも一部を、時間枠の中で表示されるように構成される新たなコンテンツと入れ替えることの少なくとも1つをさらに含むユーザコンテンツの表示管理をさらに含む。
【0101】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、生中継のイベントに対応するユーザコンテンツと、デジタル看板上でユーザコンテンツが表示されている間に提供される承認とをさらに含む。
【0102】
システムの他の例は、1又は複数のプロセッサによって実行されると前述の処理を実行させる命令を含み、デジタル看板に関連付けられた少なくとも1つの位置特性に基づく承認をさらに含む。
【0103】
本明細書で用いられた用語及び表現は、限定ではなく、説明のための用語として用いられており、このような用語及び表現を用いるにあたり、示された及び記載された(又はその一部である)特徴のあらゆる均等物を除外する意図を有するものではなく、特許請求の範囲において様々な変形が可能であることを認識されたい。従って、特許請求の範囲はこのような全ての均等物を含むことを意図するものである。