(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記パイプゲートは、前記パイプチャンネル膜と前記第1垂直チャンネル膜を取り囲む前記第1ゲートグループとの間に形成されて前記パイプチャンネル膜の上部面に隣接した第1パイプゲートと、
前記パイプチャンネル膜と前記第2垂直チャンネル膜を取り囲む前記第2ゲートグループとの間に形成されて前記パイプチャンネル膜の前記上部面に隣接した第2パイプゲートと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
前記第1及び第2ゲートグループの間の前記パイプチャンネル膜の表面に形成された第2不純物領域をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
前記第1及び第2ゲートグループの間の前記パイプチャンネル膜の表面に形成された金属シリサイド膜をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ素子。
前記パイプチャンネルホールと前記スリットの一部を半導体膜で埋め込む段階は、SEG方式でポリシリコン膜を形成する段階を含むことを特徴とする請求項12に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
前記第1及び第2トレンチと前記スリットの一部を半導体膜で埋め込む段階は、SEG方式でポリシリコン膜を形成する段階を含むことを特徴とする請求項25に記載の不揮発性メモリ素子の製造方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。ただし、本発明は以下に開示される実施例に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができ、かつ、本発明の範囲が次に後述する実施例に限定されるのではない。単に本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明の範囲は本願特許請求の範囲によって理解されなければならない。
【0014】
一方、ある膜が他の膜または半導体基板の'上'にあると記載される場合、前記ある膜は前記他の膜または半導体基板に直接接触して存在することができ、またはその間に第3の膜が介在されることもできる。また、図面で各層の厚さや大きさは説明の便宜及び明確性のために誇張される。図面において同一の符号は同一の要素を指称する。以下の図面では、XYZ直交座標係を使用して方向を説明し、半導体基板の上面に並行に互いに直交する二つの方向をX方向及びY方向とし、X方向及びY方向に対して直交して導電膜及び絶縁膜の積層方向をZ方向とする。
【0015】
図1は、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子を示した図面である。
図1では図示の便宜のために絶縁膜一部に対する図示を略した。
図1を参照すれば、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子は、複数の列及び複数の行を含むマトリックス形態に配列された複数のメモリストリングSTを含む。それぞれのメモリストリングSTは、半導体基板101に接続されたチャンネル膜を含む。
【0016】
メモリストリングSTのチャンネル膜は、U字状チャンネル膜とチャンネル膜延長部157aを含む。U字状チャンネル膜は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2と、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を連結するパイプチャンネル膜CH3を含む。第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2は、半導体基板101上部に突出されてZ方向に沿って形成され、互いに離隔されて並ぶように形成される。チャンネル膜延長部157aは、パイプチャンネル膜CH3から半導体基板101の方へ延長されてパイプチャンネル膜CH3と半導体基板101とを接続させる。
【0017】
メモリストリングSTは、第1垂直チャンネル膜CH1の最上端に形成されたドレインセレクトトランジスタDST、第2垂直チャンネル膜CH2の最上端に形成されたソースセレクトトランジスタSST、半導体基板101とドレインセレクトトランジスタDSTとの間の第1垂直チャンネル膜CH1に沿って一列に積層された複数のメモリセルMCを含む第1メモリセルグループ、半導体基板101とソースセレクトトランジスタSSTとの間の第2垂直チャンネル膜CH2に沿って一列に積層された複数のメモリセルMCを含む第2メモリセルグループ、及び第1及び第2メモリセルグループの間に形成されたパイプトランジスタを含む。
【0018】
ドレインセレクトトランジスタDSTのゲートは、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲むように形成され、Y方向に延長されたドレインセレクトラインDSLに繋がれる。ドレインセレクトラインDSLは、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTの複数のドレインセレクトトランジスタDSTに共通に接続される。そして、ドレインセレクトトランジスタDSTのゲートは、ゲート絶縁膜の役目をし、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲む積層131、133、135を間に置いて第1垂直チャンネル膜CH1を取り囲むように形成されることができる。
【0019】
ソースセレクトトランジスタSSTのゲートは、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲むように形成されて、Y方向に延長されたソースセレクトラインSSLに繋がれる。ソースセレクトラインSSLは、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTの複数のソースセレクトトランジスタSSTに共通に接続される。そして、ソースセレクトトランジスタSSTのゲートは、ゲート絶縁膜の役目をし、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲む積層膜131、133、135を間に置いて第2垂直チャンネル膜CH2を取り囲むように形成されることができる。
【0020】
第1メモリセルグループのゲートは、第1垂直チャンネル膜CH1に沿って積層されて階間絶縁膜を間に置いて隔離されたワードラインWLに繋がれる。第2メモリセルグループのゲートは、第2垂直チャンネル膜CH2に沿って積層されて階間絶縁膜を間に置いて隔離されたワードラインWLに繋がれる。第1メモリセルグループの第1ゲートグループに接続されたワードラインWLは、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲むように形成されて、Y方向に延長される。第2メモリセルグループの第2ゲートグループに接続されたワードラインWLは、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲むように形成されて、Y方向に延長される。ワードラインWLは、メモリ膜として利用される積層膜131、133、135を間に置いて第1または第2垂直チャンネル膜(CH1またはCH2)を取り囲むように形成される。
【0021】
パイプトランジスタは、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を連結するパイプチャンネル膜CH3を含む。パイプトランジスタのゲートは、パイプチャンネル膜CH3と第第1メモリセルグループとの間に形成された第1パイプゲートPG1、及びパイプチャンネル膜CH3と第2メモリセルグループとの間に形成された第2パイプゲートPG2とを含む。第1パイプゲートPG1は、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲むように形成されて、Y方向に延長される。
【0022】
このような第1パイプゲートPG1は、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTに共通に接続される。そして、第1パイプゲートPG1は、ゲート絶縁膜の役目をし、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲む積層膜131、133、135を間に置いて第1垂直チャンネル膜CH1を取り囲むように形成される。第2パイプゲートPG2は、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲むように形成されて、Y方向に延長される。このような第2パイプゲートPG2は、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTに共通に接続される。そして、第2パイプゲートPG2は、ゲート絶縁膜の役目をし、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲む積層膜131、133、135を間に置いて第2垂直チャンネル膜CH2を取り囲むように形成される。
【0023】
ドレインセレクトラインDSLとソースセレクトラインSSLとの間、第1垂直チャンネル膜CH1を取り囲むワードラインWLで構成された第1ゲートグループと第2垂直チャンネル膜CH2を取り囲むワードラインWLで構成された第2ゲートグループとの間、そして第1及び第2パイプゲートPG1、PG2の間は、Y方向に沿って形成されたスリット153によって分離され、スリット153は半導体基板101まで延長される。また、スリット153はX方向に隣合うメモリストリングSTが分離するようにX方向に隣合うメモリストリングSTの間ごとにY方向に沿って形成される。積層膜131、133、135は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の外壁面と、チャンネル膜延長部157aを除いたパイプチャンネル膜CH3の外壁面を取り囲むように形成される。
【0024】
スリット153を間に置いて分離して互いに隣合うメモリストリングSTは、スリット153を基準として対称されるように配置される。これによってX方向に隣合うメモリストリングSTの第2垂直チャンネル膜CH2同士に隣合って配置され、X方向に隣合うメモリストリングSTの第1垂直チャンネル膜CH1同士に隣合って配置される。互いに隣合う2列の第2垂直チャンネル膜CH2は、ソースセレクトラインSSLの上部にソースセレクトラインSSLと離隔されて形成された共通ソースラインCSLに共通接続される。共通ソースラインCSLはY方向に沿って延長される。
【0025】
第1垂直チャンネル膜CH1は、第1垂直チャンネル膜CH1の上部に形成されたドレインコンタクトプラグDCTに接続され、ドレインコンタクトプラグDCTはドレインコンタクトプラグDCT上部に形成されてX方向に沿って形成されたビットラインBLに接続される。
【0026】
図面には省略されたが、ビットラインBLと共通ソースラインCSLとの間、ソースセレクトラインSSLと共通ソースラインCSLとの間、ワードラインWLとソースセレクトラインSSLとの間、ドレインセレクトラインDSLとビットラインBLとの間、及び互いに隣接して積層されたワードラインWLの間には、階間絶縁膜が形成される。そして、第1ゲートグループと第1パイプゲートPG1との間、第2ゲートグループと第2パイプゲートPG2との間にはパイプゲート絶縁膜が形成される。
【0027】
前記ドレインコンタクトプラグDCTは、ビットラインBLとドレインセレクトラインDSLとの間の階間絶縁膜を貫通して形成される。第1垂直チャンネル膜CH1は、ドレインコンタクトプラグDCTとパイプチャンネル膜CH3との間の階間絶縁膜、第1ゲートグループ用導電膜、第1パイプゲートPG1用導電膜、及び第1ゲートグループと第1パイプゲートPG1との間のパイプゲート絶縁膜を貫通して形成される。第2垂直チャンネル膜CH2は、共通ソースラインCSLとパイプチャンネル膜CH3との間の階間絶縁膜、第2ゲートグループ用導電膜、第2パイプゲートPG2用導電膜、及び第2ゲートグループと第2パイプゲートPG2との間のパイプゲート絶縁膜を貫通して形成される。
【0028】
上記において、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2と、パイプチャンネル膜CH3は、アンドープドポリシリコン膜で形成されることができる。ビットラインBL、ドレインコンタクトプラグDCT、共通ソースラインCSLは金属で形成されることができる。ドレインセレクトラインDSL、ソースセレクトラインSSL、ワードラインWL、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2は、金属膜で形成されるか、あるいはポリシリコン膜とポリシリコン膜の側壁上に形成された金属シリサイド膜を含む二重膜構造で形成されることができる。そして積層膜131、133、135は、メモリセルMCのブロッキング絶縁膜の役目をすることができる第1積層膜131、メモリセルMCの電荷格納膜の役目をすることがができる第2積層膜133、メモリセルMCのトンネル絶縁膜の役目をすることがができる第3積層膜135を含む。
【0029】
第3積層膜135は、U字状チャンネル膜の外壁面に沿って形成されて、第2積層膜133は第3積層膜135の外壁面に沿って形成され、第1積層膜131は第2積層膜133の外壁面に沿って形成される。上記において第1積層膜131及び第3積層膜135は、酸化膜も可能であり、第2積層膜133は窒化膜も可能である。
【0030】
パイプチャンネル膜CH3から半導体基板101の方へ延長されたスリット153の一部を埋め込むチャンネル膜延長部157aは、半導体基板101の表面に形成された不純物領域103に接続されることができる。一方、不純物領域103はチャンネル膜延長部157a内にも形成されることができる。不純物領域103は、半導体基板101の表面に第1不純物を注入して形成する。第1不純物はP型不純物である場合がある。
【0031】
本発明による半導体基板101は、P型不純物が注入されたP型である。そして、不純物領域103は半導体基板101に注入されたP型不純物より高い濃度の第1不純物が注入された領域である場合がある。 不純物領域103は素子分離のために半導体基板101の所定深みでP型またはN型不純物を注入して形成するウェル構造と区分される領域である。不純物領域103には消去動作の際円滑なホール供給のために10
12atoms/cm
3ないし10
13atoms/cm
3の第1不純物が注入されることができる。
【0032】
このように、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子は、U字状チャンネル膜が半導体基板101に接続されて消去動作の際U字状チャンネル膜にホールを供給することができるので、消去動作の際U字状チャンネル膜にホールを流入させるためにセレクトゲート側でGIDLを誘導する必要がない。また、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子は、別途の空間を消費せず、スリットによってU字状チャンネル膜と半導体基板101を接続させるので、不揮発性メモリ素子のサイズを増加させずにU字状チャンネル膜と半導体基板を接続させることができる。一方、半導体基板101に形成された不純物領域103はウェルピックアップ領域として利用されることができる。
【0033】
さらに、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子は、第1及び第2ゲートグループの間のパイプチャンネル膜CH3の表面をシリサイド化させてパイプチャンネル膜CH3の表面に金属シリサイド膜171を形成することができる。これによって本発明はパイプチャンネル膜CH3の抵抗を改善することができる。
【0034】
また、本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子は、第1及び第2ゲートグループの間のパイプチャンネル膜CH3の表面に第2不純物を注入してパイプチャンネル膜CH3の一部に不純物領域165を形成することができる。パイプチャンネル膜CH3に不純物領域165と金属シリサイド膜171がすべて形成された場合、 不純物領域165は金属シリサイド膜171の周辺を取り囲むように形成されることができる。第2不純物は半導体基板101と不純物領域165がPNダイオードを形成するように第1不純物と他の型の不純物である場合がある。第2不純物はN型不純物である場合がある。上述した不純物領域165を通じてパイプチャンネル膜CH3の抵抗を改善することができる。
【0035】
本発明の第1実施例による不純物領域165または金属シリサイド膜171は、メモリストリングSTの動作の際第1パイプゲートPG1に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルと、第2パイプゲートPG1に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルとの間を連結する。このように本発明では、チャンネルをパイプチャンネル膜CH3の上部面に沿って連結することができるので、チャンネルをパイプチャンネル膜CH3の側壁及び底面に沿って連結する場合よりチャンネル抵抗を改善することができる。
【0036】
上述したように、本発明の実施例では、チャンネル抵抗を改善することができるのでチャンネル抵抗確保のために第1垂直チャンネル膜CH1と第2垂直チャンネル膜CHと2を近く形成しなくても良いので、第1メモリセルグループと第2メモリセルグループ間の間隔を広く確保することができる。したがって、本発明は第1メモリセルグループと第2メモリセルグループ間の干渉現象を改善することができる。
【0037】
本発明の第1実施例による不揮発性メモリ素子の素子分離膜109は、メモリストリングST間の絶縁改善のためにメモリストリングSTの境界ごとに形成されることができる。
【0038】
図2は、本発明による不揮発性メモリ素子の素子分離膜の形成領域を説明するための図面である。
図1及び
図2を参照すれば、素子分離膜109はパイプチャンネル膜CH3を取り囲むように網形態で形成される。これによって素子分離膜109によって複数のメモリストリングSTがX方向及びY方向に分離されることができる。一方、素子分離膜109が形成されていない領域には、素子分離膜109が形成されるべき領域を定義するエッチングマスクとして利用された犠牲膜パターンが残余し、第1または第2パイプゲート(PG1またはPG2)と半導体基板101との間を分離することができる。
【0039】
以下、
図3ないし
図5を参照して本発明による不揮発性メモリ素子の動作方法について詳しく説明する。
図3は、本発明による不揮発性メモリ素子の読出し動作を説明するための図面である。
図3を参照すれば、選択されたメモリストリングST_selの選択されたメモリセルMC_selに格納されたデータを読出すために、ビットラインBLに所定レベル(例えば、1V)のビットライン電圧を印加し、共通ソースラインCSL及び半導体基板101に0Vの接地電圧GNDを印加する。半導体基板101には半導体基板101の不純物領域103を通じて電圧が供給されることができる。そして、ソースセレクトラインSSL及びドレインセレクトラインDSLに電源電圧を印加してソースセレクトトランジスタ及びドレインセレクトトランジスタをターンオンさせる。また、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2に電源電圧を印加してパイプトランジスタをターンオンさせる。
【0040】
一方、選択されたメモリセルMC_selに接続された選択されたワードラインWL_selに読出し電圧Vreadを印加し、選択されたワードラインWL_selを除いた残りの非選択されたワードラインWL_unselに読出しパス電圧Vpassを印加する。読出しパス電圧Vpassは、非選択されたメモリセルがすべてオン状態になることができるように設定される。
【0041】
上述した読出し動作によって第1及び第2パイプゲートPG1、PG2に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面にチャンネルが形成される。第1パイプゲートPG1に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルと、第2パイプゲートPG2に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルは不純物領域165または金属シリサイド膜171によって連結されることができる。そして、選択されたメモリセルMC_selのしきい値電圧が読出し電圧Vread以上であるか以下であるかの可否によってビットラインBLから共通ソースラインCSLに電流が流れるのかどうかが決定される。その結果、ビットラインBLの電位レベルの変化を感知することで、選択されたメモリセルMC_selに格納されたデータを読出しすることができる。
【0042】
本発明はパイプチャンネル膜CH3の上部面に沿ってチャンネルを連結することができるので、パイプチャンネル膜CH3の側壁及び底面に沿ってチャンネルを連結する場合よりチャンネルの抵抗を改善することができる。これによって、本発明はメモリストリングST_selに流れるセル電流を改善することができる。
【0043】
図4A及び
図4Bは、本発明による不揮発性メモリ素子のプログラム動作を説明するための図面である。
図4Aを参照すれば、選択されたメモリストリングST_selの選択されたメモリセルMC_selのしきい値電圧を高めて選択されたメモリセルMC_selにデータをプログラムする場合、選択されたメモリストリングST_selに接続された選択されたビットラインBL_selと半導体基板101に0Vの接地電圧GNDを印加する。そして、共通ソースラインCSLに電源電圧Vccを印加する。また、ドレインセレクトラインDSLに電源電圧Vccを印加し、ソースセレクトラインSSLにオフ電圧を印加する。
【0044】
一方、選択されたメモリセルMC_selに接続された選択されたワードラインWL_selにプログラム電圧Vpgmを印加し、選択されたワードラインWL_selを除いた残りの非選択されたワードラインWL_unselにプログラムパス電圧Vpassを印加する。プログラムパス電圧Vpassは、非選択されたメモリセルがすべてオン状態になることができるように設定される。また、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2に電源電圧を印加してパイプトランジスタをターンオンさせる。
【0045】
上述したプログラム動作によって選択されたメモリストリングST_selのソースセレクトトランジスタがオフ状態になり、ドレインセレクトトランジスタはオン状態になる。そして、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面にチャンネルが形成される。第1パイプゲートPG1に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルと第2パイプゲートPG2に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルは、不純物領域165または金属シリサイド膜171によって連結されることができる。その結果、選択されたメモリセルMC_selのチャンネルに0Vの接地電圧が印加されて選択されたメモリセルMC_selのチャンネルと選択されたワードラインWL_selとの間にF-Nトンネリングが発生するほどの高い電圧差が発生する。これによって、選択されたメモリセルMC_selの電荷格納膜に電子が注入されて選択されたメモリセルMC_selのしきい値電圧が上昇する。
【0046】
図4Bを参照すれば、プログラム動作の間選択されたワードラインWL_selに繋がれて、しきい値電圧が上昇してはならないプログラム禁止セルを、MC_inhを含むプログラム禁止メモリストリングST_inhの動作を説明すれば以下のようである。
【0047】
プログラム禁止メモリストリングST_inhに接続されたプログラム禁止ビットラインBL_inhに所定レベルの電源電圧Vccを印加する。この時、半導体基板101には0Vの接地電圧GNDが印加され、共通ソースラインCSLには電源電圧Vccが印加される。そして、ドレインセレクトラインDSLには電源電圧Vccが印加され、ソースセレクトラインSSLにはオフ電圧が印加される。また、プログラム禁止セルをMC_inhに接続された選択されたワードラインWL_selには、プログラム電圧Vpgmが印加され、選択されたワードラインWL_selを除いた残りの非選択されたワードラインWL_unselにはプログラムパス電圧Vpassが印加される。また、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2には電源電圧が印加されてパイプトランジスタがオン状態になる。
【0048】
上述したプログラム動作によって、プログラム禁止メモリストリングST_inhのソースセレクトトランジスタがオフ状態になる。そして、プログラム禁止メモリストリングST_inhのチャンネル電圧は、プログラム禁止ビットラインBL_inh電圧とドレインセレクトトランジスタのしきい値電圧との差と同一のレベルになる。これによって、プログラム禁止メモリストリングST_inhに接続されたドレインセレクトトランジスタはカットオフ状態になる。その結果、プログラム禁止メモリストリングST_inhのチャンネルとプログラム禁止メモリストリングST_inhのゲートWL_unsel、WL_sel、PG1、PG2との間にキャパシタンスカップリング(Capacitance Coupling)現象が発生する。
【0049】
このようなキャパシタンスカップリング現象によって、プログラム禁止メモリストリングST_inhのチャンネル電圧がブスティングされて上昇する。このようにプログラム禁止メモリストリングST_inhのチャンネル電圧がブスティングされながら不純物領域103に隣接したパイプチャンネルCH3内にはディプリーション領域(Depletion Region)が発生する。その結果、プログラム禁止メモリストリングST_inhと半導体基板101の絶縁が自動的に確保される。一方、ブスティングされたチャンネル電圧によって選択されたワードラインWL_selとプログラム禁止メモリセルMC-inhとの間の電圧差が小さくてF-Nトンネリングが発生しない。したがって、プログラム禁止メモリセルMC-inhのしきい値電圧の上昇が防止される。
【0050】
図5は、本発明による不揮発性メモリ素子の消去動作を説明するための図面である。消去動作はメモリブロック単位で実施される。メモリブロックは共通ソースラインCSLに並列に接続された複数のメモリストリングで構成される。
図5を参照すれば、消去動作のために選択されたメモリブロックのビットラインBL、ドレインセレクトラインDSL、ソースセレクトラインSSLをフローティングさせて、ワードラインWL、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2に0Vの接地電圧GNDを印加する。そして、半導体基板101に高電位の消去電圧Versを印加する。これによって、不純物領域103のホールHがU字状チャンネル膜に注入される。その結果、U字状チャンネル膜とワードラインWLとの間の電圧差によってメモリセルに格納された電子がU字状チャンネル膜に放出され、メモリセルに格納されたデータが一括的に消去される。
【0051】
上述したように本発明は、消去動作の際半導体基板101からU字状チャンネル膜にホールHを供給することで、消去動作の際U字状チャンネル膜にホールを流入させるためにセレクトゲート側からGIDLを誘導する必要がない。したがって、本発明による不揮発性メモリ素子の消去動作信号の波形を単純化して消去速度を改善することができ、セレクトゲートの信頼性を改善することができる。
【0052】
図6Aないし
図6Oは、
図1に示された不揮発性メモリ素子の製造方法を説明するための図面である。
図6Aを参照すれば、単結晶シリコンであるP型半導体基板101の表面にP型不純物を注入して第1不純物領域103aを形成する。第1不純物領域103aは、不揮発性メモリ素子のウェルピックアップの役目をするか、消去動作の際チャンネル膜へのホール供給を改善するための役目をすることで、10
12atoms/cm
3ないし10
13atoms/cm
3のP型不純物を20KeVないし80KeVのエネルギーで注入して形成することが好ましい。
【0053】
図6Bを参照すれば、第1不純物領域103a上部に犠牲膜105を形成する。犠牲膜105は半導体基板101をエッチングする後続工程でエッチングマスクの役目をすることができる窒化膜であることが好ましい。
【0054】
図6Cを参照すれば、フォトリソグラフィ工程によって犠牲膜105をパターニングし、犠牲膜パターン105aを形成する。ここで、犠牲膜パターン105aは半導体基板101の素子分離領域を露出させるパターンであり、後続工程でエッチングマスクの役目をする第1ハードマスクパターンとして利用されることができる。以後、犠牲膜パターン105aによって露出された半導体基板101の素子分離領域をエッチングして半導体基板101に素子分離トレンチ107を形成する。素子分離トレンチ107は、第1不純物領域103aより深く形成されることが好ましい。素子分離トレンチ107は素子分離膜が形成される領域を定義する。
【0055】
図6Dを参照すれば、素子分離トレンチ107の内部が埋め込まれるように全体構造上部に十分な厚さの絶縁物を形成した後、犠牲膜パターン105aが露出するように犠牲膜パターン105a上部の絶縁物を除去して素子分離トレンチ107の内部に素子分離膜109を形成する。素子分離膜109用絶縁物は、酸化膜になりうる。そして、犠牲膜パターン105a上部の絶縁物を除去するためにCMP(Chemical Mechanical Polishing)のような平坦化工程を実施することができる。
【0056】
以後、素子分離膜109及び犠牲膜パターン105a上部に複数の第1及び第2物質膜を交互に積層して積層構造MLaを形成する。第1物質膜はゲート導電膜111、115、119で、第2物質膜は階間絶縁膜113、117、121でありうる。複数のゲート導電膜最下層はパイプゲート膜111で、最上層はセレクトゲート膜119であり、パイプゲート膜111とセレクトゲート膜119との間のゲート導電膜はセルゲート膜115でありうる。複数の階間絶縁膜最下層は、パイプゲート絶縁膜113でありうる。積層構造MLaのパイプゲート絶縁膜113とセレクトゲート膜119との間のセルゲート膜115及び階間絶縁膜117の積層個数は形成しようとするメモリセルの積層個数に応じて多様に設定されることができる。
【0057】
複数のゲート導電膜111、115、119は、ポリシリコン膜または金属膜でありうる。そして、複数の階間絶縁膜113、117、121は、酸化膜で形成されることができる。
【0058】
図6Eを参照すれば、エッチング工程で積層構造MLaを貫通する複数の第1チャンネルホールH1及び複数の第2チャンネルホールH2を形成する。第1及び第2チャンネルホールH1、H2を形成するためのエッチング工程は以下のような方式で実施されることができる。まず、階間絶縁膜121上部にフォトリソグラフィ工程で第2ハードマスクパターン(図示せず)を形成する。この後、第2ハードマスクパターンをエッチングマスクにして窒化膜である犠牲膜パターン105aの露出の時停止されるエッチング工程を実施する。
【0059】
上記において、第1及び第2チャンネルホールH1、H2一対で構成された垂直ホールは、素子分離膜109によって分離される犠牲膜パターン105aそれぞれの上部に形成される。そして、第1及び第2チャンネルホールH1、H2は互いに並んで形成される。
【0060】
図6Fを参照すれば、第1及び第2チャンネルホールH1、H2を通じてエッチング物質を浸透させて犠牲膜パターン105aをストリップし、一対の第1及び第2チャンネルホールH1、H2の間を連結するパイプチャンネルホールH3を形成する。これにより、第1及び第2チャンネルホールと、パイプチャンネルホールH1、H2、H3とを含むU字状のチャンネルホールが形成される。残余する第2ハードマスクパターンはU字状チャンネルホールの形成後、除去されることができる。
【0061】
図6Gを参照すれば、第1及び第2チャンネルホールと、パイプチャンネルホールH1、H2、H3の内壁面に沿って第1積層膜131、第2積層膜133及び第3積層膜135を順次形成する。第1ないし第3積層膜131、133、135を含む積層膜は酸化膜/窒化膜/酸化膜を順次積層して形成すること以外に、高誘電常数を有する多層の誘電薄膜で形成することができる。
【0062】
この後、第1及び第2チャンネルホールH1、H2が埋め込まれるように十分な厚さの半導体膜137を形成する。半導体膜137はアンドープドポリシリコン膜でありうる。続いて、半導体膜137が第1及び第2チャンネルホールH1、H2の内部のみに残留するようにCMPなどの平坦化工程を実施する。これにより、積層膜131、133、135によって取り囲まれた外壁面を有し、積層構造MLaを貫通する第1垂直チャンネル膜CH1と第2垂直チャンネル膜CH2とが形成される。第1垂直チャンネル膜CH1は、第1チャンネルホールH1の内部に形成され、第2垂直チャンネル膜CH2は第2チャンネルホールH2の内部に形成される。一方、半導体膜137はパイプチャンネルホールH3を埋め込むことなく、パイプチャンネルホールH3の内壁に沿って形成されることができる。
【0063】
図6Hを参照すれば、フォトリソグラフィ工程によって第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2が形成された全体構造上部に第3ハードマスクパターン151を形成する。第3ハードマスクパターン151は窒化膜で形成されることができ、積層構造MLaを複数のラインパターンで分離するためのエッチング工程の際、エッチングマスクの役目をするパターンである。このような第3ハードマスクパターン151は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間の領域、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間の領域、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間の領域をY方向に沿うラインタイプで露出させることができる。
【0064】
上述した第3ハードマスクパターン151をエッチングマスクにするエッチング工程で、積層構造MLa、積層膜131、133、135、及び半導体膜137をエッチングする。これにより、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間には積層構造MLa及び積層膜131、133、135を貫通して半導体基板101まで延長されたスリット153が形成される。そして、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間には、積層構造MLaを貫通して素子分離膜109まで延長されたスリット153が形成される。上述したスリット153によって半導体基板101、特に半導体基板101の第1不純物領域103aが露出される。
【0065】
図6Iを参照すれば、SEG(Selective Epitaxial Growh:選択的エピタクシャル)成長方法を通じて半導体膜であるポリシリコン膜157を成長させ、パイプチャンネルホールH3及びパイプチャンネルホールH3から半導体基板101まで延長されたスリット153の一部(以下、「スリット153の延長部」とする)をポリシリコン膜157で埋め込む。スリット153によって露出されてポリシリコン膜で形成されたパイプゲート膜111、セルゲート膜115、及びセレクトゲート膜119の側壁にもSEG方法によってポリシリコン膜157が成長することができる。
【0066】
図6Jを参照すれば、第3ハードマスクマック151をエッチングマスクにするエッチング工程によってパイプゲート膜111、セルゲート膜115、及びセレクトゲート膜119の側壁に形成されたポリシリコン膜157を除去する。これにより、ポリシリコン膜157がパイプチャンネルホールH3及びスリット153の延長部の内部のみに残余して一対の第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を連結するパイプチャンネル膜CH3とパイプチャンネル膜CH3から半導体基板101の方へ延長されたチャンネル膜延長部157aが形成される。第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2とパイプチャンネル膜CH3を含むU字状チャンネル膜は、半導体基板101を露出させるスリット153の延長部を埋め込むチャンネル膜延長部157aを通じて半導体基板101に接続される。
【0067】
チャンネル膜延長部157aを通じて半導体基板101に接続されたU字状チャンネル膜形成後、スリット153の開口領域を介してP型不純物を追加注入してSEG工程の際第1不純物領域103aで損失されたP型不純物を補う。P型不純物の追加注入工程によって半導体基板101の表面にP型不純物領域である第2不純物領域103が形成される。第2不純物領域103は半導体基板101に接続されたチャンネル膜延長部157aにも形成されることができる。このような第2不純物領域103の形成工程は、チャンネル膜延長部157a及び半導体基板101まで不純物が注入されることができるように第1不純物領域103a形成工程に比べて高いエネルギーを加えて形成することが好ましい。第2不純物領域103は、消去動作の際ホール供給が円滑になるようにP型半導体基板101に注入されたP型不純物より高い濃度の不純物を注入して形成されることが好ましく、例えば10
12atoms/cm
3ないし10
13atoms/cm
3のP型不純物を注入して形成されることができる。
【0068】
図6Kを参照すれば、スリット153の開口領域を介してN型不純物を注入し、スリット153によって開口された第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間のパイプチャンネル膜CH3の表面にN型不純物領域である第3不純物領域165を形成する。第3不純物領域165の形成工程は、第2不純物領域103の形成工程に比べて低いエネルギーで不純物を注入して形成することが好ましい。第3不純物領域165は、後続工程でスリット153によって開口されたパイプチャンネル膜CH3の一部に形成される金属シリサイド膜171の表面を取り囲むように形成される。第3不純物領域165の形成面積は、不純物注入工程の際注入深さまたは不純物拡散のための熱工程によって制御することができる。
【0069】
上述した第2及び第3不純物領域103、165の形成のために注入された不純物は別途の熱工程によって活性化または拡散するか、後続で加えられる熱によって活性化または拡散されることができる。
【0070】
一方、ポリシリコン膜で形成された不揮発性メモリ素子のワードライン、セレクトライン、及びパイプゲートのRC遅延及び、チャンネルの抵抗を改善するための金属シリサイド膜形成のためにシリサイド化工程をさらに実施することができる。シリサイド化工程のためにまず、スリット153の表面及びスリット153によって露出されたパイプチャンネル膜CH3の表面に沿って金属膜169を形成する。金属膜169はタングステン、ニッケル、またはコバルトが可能である。
【0071】
図6Lを参照すれば、金属膜169とポリシリコン膜であるパイプチャンネル膜CH3、パイプゲート膜111、セルゲート膜115、及びセレクトゲート膜119が応じて金属シリサイド膜171、173、175、177が形成されることができるように熱を加える。以後、反応しないで残余する金属膜169を除去する。これにより、セレクトゲート用ポリシリコン膜119及びその外壁を取り囲む金属シリサイド膜177で構成されたソースセレクトラインSSL及びドレインセレクトラインDSLが形成される。そして、セルゲート用ポリシリコン膜115及びその外壁を取り囲む金属シリサイド膜175で構成されたワードラインWLが形成される。また、パイプゲート用ポリシリコン膜111及びその外壁を取り囲む金属シリサイド膜173で構成された第1及び第2パイプゲートPG1、PG2が形成される。そして、スリット153によって開口された第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間のパイプチャンネル膜CH3の表面に第3不純物領域165によって取り囲まれた金属シリサイド膜171が形成される。
【0072】
図6Mを参照すれば、スリット153を埋め込むほど十分な厚さで階間絶縁膜181を形成する。階間絶縁膜181は酸化膜が可能である。
図6Nを参照すれば、第3ハードマスクパターン151が露出されるように階間絶縁膜181を平坦化した後、第3ハードマスクパターン151をストリップ工程で除去する。
【0073】
図6Oを参照すれば、互いに隣接した一対の第2垂直チャンネル膜CH3に繋がれた共通ソースラインCSLを形成し、共通ソースラインCSLの間を絶縁する階間絶縁膜183を形成した後、共通ソースラインCSLを覆う階間絶縁膜185を形成する。そして、階間絶縁膜185、183を貫通して第1垂直チャンネル膜CH1に接続されたドレインコンタクトプラグDCTを形成する。以後、ドレインコンタクトプラグDCTに接続されたビットラインBLを形成する。
【0074】
図7Aないし
図7Eは、
図1に示された不揮発性メモリ素子の他の製造方法を説明するための図面である。
図7aを参照すれば、
図6Aで説明した方法と同じ方法で単結晶シリコンであるP型半導体基板101の表面にウェルピックアップの役目をするか、消去動作の際チャンネル膜へのホール供給を改善するための役目をする第1不純物領域103aを形成する。そして、
図6Bないし
図6Dで説明した方法と同じ方法で犠牲膜パターン105a、トレンチ107、及び素子分離膜109を形成する。
【0075】
以後、素子分離膜109及び犠牲膜パターン105aの上部に複数の第1及び第2物質膜を交互に積層して積層構造MLbを形成する。第1物質膜は犠牲膜215で、第2物質膜は階間絶縁膜113、117、121である場合がある。複数の階間絶縁膜の最下層階間絶縁膜はパイプゲート絶縁膜113である場合がある。積層構造MLbの犠牲膜及び階間絶縁膜の積層個数は形成しようとするメモリセルの積層個数に応じて多様に設定されることができる。
【0076】
複数の階間絶縁膜113、117、121は酸化膜で形成されることができる。複数の犠牲膜215は、複数の階間絶縁膜113、117、121に対するエッチング選択比を有する物質で形成されることが好ましい。例えば、複数の階間絶縁膜113、117、121が酸化膜の場合、複数の犠牲膜215は窒化膜である場合がある。
【0077】
以後、エッチング工程で積層構造MLbを貫通する複数の第1チャンネルホールH1及び複数の第2チャンネルホールH2を形成する。第1及び第2チャンネルホールH1、H2を形成するためのエッチング工程は、階間絶縁膜121の上部にフォトリソグラフィ工程で第2ハードマスクパターン(図示せず)を形成した後、第2ハードマスクパターンをエッチングマスクとして犠牲膜パターン105aの露出の際停止されるエッチング工程で実施されることができる。
【0078】
上記において、第1及び第2チャンネルホールH1、H2で構成された一対の垂直ホールは、素子分離膜109によって分離される犠牲膜パターン105aそれぞれの上部で形成される。そして、第1及び第2チャンネルホールH1、H2は互いに並んで形成される。
【0079】
以後、第1及び第2チャンネルホールH1、H2の側壁に保護膜231を形成する。保護膜231は、犠牲膜パターン105a及び積層構造MLbに対するエッチング選択比を有する物質で形成されることが好ましい。例えば、犠牲膜パターン105a及び犠牲膜215が窒化膜で、複数の階間絶縁膜113、117、121が酸化膜である場合、保護膜231はTiN膜である場合がある。
【0080】
図7Bを参照すれば、第1及び第2チャンネルホールH1、H2を通じてエッチング物質を浸透させて犠牲膜パターン105aをストリップして一対の第1及び第2チャンネルホールH1、H2の間を連結するパイプチャンネルホールH3を形成する。そして、残余する第2ハードマスクパターン及び保護膜231を除去する。これにより、第1及び第2チャンネルホールと、パイプチャンネルホールH1、H2、H3を含むU字状のチャンネルホールが形成される。
【0081】
図7Cを参照すれば、
図6Gで説明したように第1及び第2チャンネルホールと、パイプチャンネルホールH1、H2、H3の内壁面に沿って積層膜131、133、135を形成し、第1及び第2チャンネルホールH1、H2内部を埋め込む半導体膜137を形成して第1垂直チャンネル膜CH1と第2垂直チャンネル膜CH2とを形成する。
【0082】
以後、フォトリソグラフィ工程によって第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2が形成された全体構造の上部に第3ハードマスクパターン251を形成する。第3ハードマスクパターン251は、積層構造MLbに対するエッチング選択比を有する物質で形成されることが好ましい。また、第3ハードマスクパターン251は積層構造MLbを複数のラインパターンに分離するためのエッチング工程の際エッチングマスクの役目をするパターンである。このような第3ハードマスクパターン251は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間の領域、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜ドルCH1の間の領域、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間の領域をY方向に沿うラインタイプで露出させることができる。
【0083】
上述した第3ハードマスクパターン251をエッチングマスクにするエッチング工程で積層構造MLb、積層膜131、133、135、及び半導体膜137をエッチングする。これにより、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間には積層構造MLb、積層膜131、133、135、及び半導体膜137を貫通して半導体基板101まで延長されたスリット153が形成される。そして、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜ドルCH1の間、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間には積層構造MLbを貫通して素子分離膜109まで延長されたスリット153が形成される。上述したスリット153の延長部を通じて半導体基板101、特に半導体基板101の第1不純物領域103aが露出される。
【0084】
図7Dを参照すれば、SEG成長方法を通じて半導体膜であるポリシリコン膜157を成長させ、パイプチャンネルホールH3及びスリット153の延長部をポリシリコン膜157で埋め込む。これにより、ポリシリコン膜157がパイプチャンネルホールH3及びスリット153の延長部の内部に残余して一対の第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を連結するパイプチャンネル膜CH3と、パイプチャンネル膜CH3から半導体基板101の方へ延長されたチャンネル膜延長部157aが形成される。第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2とパイプチャンネル膜CH3を含むU字状チャンネル膜は、半導体基板101を露出させるスリット153の延長部を埋め込むチャンネル膜延長部157aを介して半導体基板101に接続される。
【0085】
チャンネル膜延長部157aを介して半導体基板101に接続されたU字状チャンネル膜形成後、
図6Jで説明下方法と同じ方法でスリット153の開口領域を介してP型不純物を追加注入し、半導体基板101の表面にP型不純物領域である第2不純物領域103を形成する。第2不純物領域103は、半導体基板101に接続されたチャンネル膜延長部157a内にも形成されることができる。
【0086】
そして、
図6Kで説明した方法と同じ方法でスリット153の開口領域を介してN型不純物を注入し、スリット153によって開口された第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間のパイプチャンネル膜CH3の表面にN型不純物領域である第3不純物領域165を形成する。続いて、スリット153によって露出された複数の犠牲膜215除去し、リセス領域R1、R2、R3を形成する。
【0087】
図7Eを参照すれば、リセス領域R1、R2、R3を導電膜で埋め込んで最下層のリセス領域R1の内部にパイプゲート膜111を形成し、最上層のリセス領域R3の内部にセレクトゲート膜119を形成し、最下層のリセス領域R1と最上層のリセス領域R3との間のリセス領域R2それぞれの内部にセルゲート膜115を形成する。導電膜は金属膜またはポリシリコンである場合がある。
【0088】
続いて、シリサイド化工程で金属シリサイド膜171、173、175、177を形成する。リセス領域R1、R2、R3を埋め込む導電膜がポリシリコン膜である場合、シリサイド化工程によってパイプゲート膜111、セルゲート膜115及びセレクトゲート膜119の側壁が一定の厚さでシリサイド化される。
【0089】
上述した工程により、ワードラインWL、ドレイン及びソースセレクトラインDSL、SSL、第1及び第2パイプゲートPG1、PG2の形成後、
図6M及び
図60で説明下方法と同じ方法で後続工程を実施し、階間絶縁膜181、共通ソースラインCSL、階間絶縁膜183、185、ドレインコンタクトプラグDCT、及びビットラインBLを形成する。
【0090】
図8は、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子を示した図面である。
図8を参照すれば、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、複数の列及び複数の行を含むマトリックス形態に配列された複数のメモリストリングSTを含む。それぞれのメモリストリングSTは、U字状チャンネル膜と、U字状チャンネル膜から半導体基板301の方へ延長されたチャンネル膜延長部357aを含む。
【0091】
U字状チャンネル膜は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2と、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2との間に繋がれたパイプチャンネル膜CH3を含む。第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2は、半導体基板301の上部に突出されてZ方向に沿って形成され、互いに離隔されて並ぶように形成される。パイプチャンネル膜CH3は、チャンネル膜延長部357aを介して半導体基板301に接続される。
【0092】
さらに、本発明の第2実施例によるメモリストリングSTは、第1垂直チャンネル膜CH1の最上端に形成されたドレインセレクトトランジスタDST、第2垂直チャンネル膜CH2の最上端に形成されたソースセレクトトランジスタSST、半導体基板301とドレインセレクトトランジスタDSTとの間の第1垂直チャンネル膜CH1に沿って一列に積層された複数のメモリセルMCを含む第1メモリセルグループ、半導体基板301とソースセレクトトランジスタSSTの間の第2垂直チャンネル膜CH2に沿って一列に積層された複数のメモリセルMCを含む第2メモリセルグループ、及び第1及び第2メモリセルグループの間に形成されたパイプトランジスタとを含む。
【0093】
ドレインセレクトトランジスタDSTのゲートは、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲むように形成され、Y方向に延長されたドレインセレクトラインDSLに繋がれる。ドレインセレクトラインDSLはY方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTの複数のドレインセレクトトランジスタDSTに共通に接続される。そして、ドレインセレクトトランジスタDSTのゲートは、ゲート絶縁膜の役目をし、第1垂直チャンネル膜CH1の外壁面を取り囲む積層膜331、333、335を間に置いて第1垂直チャンネル膜CH1を取り囲むように形成されることができる。
【0094】
ソースセレクトトランジスタSSTのゲートは、第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲むように形成され、Y方向に延長されたソースセレクトラインSSLに繋がれる。ソースセレクトラインSSLは、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTの複数のソースセレクトトランジスタSSTに共通に接続される。そして、ソースセレクトトランジスタSSTのゲートは、ゲート絶縁膜の役目をして第2垂直チャンネル膜CH2の外壁面を取り囲む積層膜331、333、335を間に置いて第2垂直チャンネル膜CH2を取り囲むように形成されることができる。
【0095】
メモリセルMCのゲートは、第1または第2垂直チャンネル膜CH1またはCH2の外壁面を取り囲むように形成され、Y方向に延長されたワードラインWLに繋がれる。ワードラインWLは、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTの複数のメモリセルMCに共通に接続される。そして、メモリセルMCのゲートは、メモリ膜として利用される積層膜331、333、335を間に置いて第1または第2垂直チャンネル膜CH1またはCH2を取り囲むように形成される。
【0096】
パイプトランジスタは、パイプチャンネル膜CH3を含む。パイプトランジスタのパイプゲートPGは、第1パイプゲート膜311a及び第2パイプゲート膜311bの積層構造で形成されることができる。第1パイプゲート膜311aは、パイプチャンネル膜CH3の側壁及び底面を取り囲むように形成され、Y方向に延長される。第2パイプゲート膜311bはパイプチャンネル膜CH3及び第1パイプゲート膜311aの上部に形成され、Y方向に延長される。また、第2パイプゲート膜311bは、
図1に示されたパイプゲートPG1、PG2と同一の構造で形成される。パイプゲートPGは、Y方向に沿って一列に配列された複数のメモリストリングSTに共通に接続される。そして、パイプゲートPGはゲート絶縁膜の役目をし、パイプチャンネル膜CH3の外壁面を取り囲む積層膜331、333、335を間に置いてパイプチャンネル膜CH3を取り囲むように形成されることができる。パイプゲートPGと半導体基板301との間は基板絶縁膜304によって隔離される。
【0097】
ドレインセレクトラインDSLとソースセレクトラインSSLとの間、第1垂直チャンネル膜CH1を取り囲むワードラインWLで構成された第1ゲートグループと第2垂直チャンネル膜CH2とを取り囲むワードラインWLで構成された第2ゲートグループの間は、Y方向に沿って形成されてパイプゲートPG及び基板絶縁膜304を貫通して半導体基板301まで延長されたスリット353によって分離される。また、スリット353は、X方向に隣合うメモリストリングSTが分離されるようにX方向に隣合うメモリストリングSTの間ごとにY方向に沿って形成される。積層膜331、333、335は、パイプチャンネル膜CH3の表面からチャンネル膜延長部357aの側壁まで延長されて形成される。
【0098】
スリット353を間に置いて分離して互いに隣合うメモリストリングSTは、スリット353を基準に対称されるように配置される。これによってX方向に隣合うメモリストリングSTの第2垂直チャンネル膜CH2同士に隣合って配置され、X方向に隣合うメモリストリングSTの第1垂直チャンネル膜CH1同士に隣合って配置される。互いに隣合う2列の第2垂直チャンネル膜CH2は、ソースセレクトラインSSLの上部にソースセレクトラインSSLと離隔されて形成された共通ソースラインCSLに共通に接続される。共通ソースラインCSLはY方向に沿って延長される。
【0099】
第1垂直チャンネル膜CH1は、第1垂直チャンネル膜CH1の上部に形成されたドレインコンタクトプラグDCTに接続され、ドレインコンタクトプラグDCTはドレインコンタクトプラグDCTの上部に形成されてX方向に沿って形成されたビットラインBLに接続される。
【0100】
図面では省略されたが、ビットラインBLと共通ソースラインCSLとの間、ソースセレクトラインSSLと共通ソースラインCSLとの間、ワードラインWLとソースセレクトラインSSLとの間、ドレインセレクトラインDSLとビットラインBLとの間、及び互いに隣接して積層されたワードラインWLの間には階間絶縁膜が形成される。そして、第1ゲートグループとパイプゲートPGとの間、及び第2ゲートグループとパイプゲートPGとの間にはパイプゲート絶縁膜が形成される。
【0101】
上記において、ドレインコンタクトプラグDCTは、ビットラインBLとドレインセレクトラインDSLとの間の階間絶縁膜を貫通して形成される。第1垂直チャンネル膜CH1は、ドレインコンタクトプラグDCTとパイプチャンネル膜CH3との間の階間絶縁膜、第1ゲートグループ用導電膜を貫通して形成される。第2垂直チャンネル膜CH2は、共通ソースラインCSLとパイプチャンネル膜CH3との間の階間絶縁膜、第2ゲートグループ用導電膜を貫通して形成される。
【0102】
第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2と、パイプチャンネル膜CH3はアンドープドポリシリコン膜で形成されることができる。そして、ビットラインBL、ドレインコンタクトプラグDCT、共通ソースラインCSLは金属で形成されることができる。そして、ドレインセレクトラインDSL、ソースセレクトラインSSL、ワードラインWL、及び第2パイプゲート膜311bは金属膜で形成されるか、またはポリシリコン膜とポリシリコン膜の側壁上に形成される金属シリサイド膜を含む二重膜で形成されることができる。
【0103】
積層膜331、333、335は、メモリセルMCのブロッキング絶縁膜の役目をすることができる第1積層膜331、メモリセルMCの電荷格納膜の役目をすることができる第2積層膜333、メモリセルMCのトンネル絶縁膜の役目をすることができる第3積層膜335を含む。
【0104】
第3積層膜335は、チャンネル膜の外壁面に沿って形成され、第2積層膜333は第3積層膜335の外壁面に沿って形成され、第1積層膜331は第2積層膜333の外壁面に沿って形成される。上記において、第1積層膜331及び第3積層膜335は酸化膜である場合があり、第2積層膜333は窒化膜である場合がある。
【0105】
半導体基板301の方へ延長されたスリット353の一部を埋め込み、パイプチャンネル膜CH3から半導体基板301へ延長されたチャンネル膜延長部357aは、パイプチャンネル膜CH3と半導体基板301とを接続させる。チャンネル膜延長部357aは半導体基板301の表面に形成されたP型不純物領域303に接続されることができる。一方、P型不純物領域303は、半導体基板301に隣接するチャンネル膜延長部357a内にも形成されることができる。
【0106】
本発明による半導体基板301は、P型不純物が注入されたP型である。そして、P型不純物領域303は、半導体基板301に注入されたP型不純物より高い濃度のP型不純物が注入された領域であり、素子分離のために半導体基板301の所定の深みにP型またはN型不純物を注入して形成するウェル(well)構造と区分されるされる領域である。P型不純物領域303には、消去動作の際円滑なホール供給のために10
12atoms/cm
3ないし10
13atoms/cm
3のP型不純物が注入されることができる。
【0107】
このように本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、チャンネル膜が半導体基板301に接続されて消去動作の際チャンネル膜にホールを供給することができるので、消去動作の際チャンネル膜にホールを流入させるためにセレクトゲート側からGIDLを誘導する必要がない。また、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、別途の空間を消費せず、スリットによってチャンネル膜と半導体基板301を接続させるので不揮発性メモリ素子のサイズを増加させずにチャンネル膜と半導体基板とを接続させることができる。一方、半導体基板101に形成されたP型不純物領域303はウェルピックアップ領域として利用されることができる。
【0108】
さらに、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、第1及び第2ゲートグループの間のスリット353によって露出されたパイプチャンネル膜CH3の上面をシリサイド化させてパイプチャンネル膜CH3の上部に金属シリサイド膜371を形成することができる。これによってパイプチャンネル膜CH3の抵抗を改善することができる。
【0109】
また、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、第1及び第2ゲートグループの間のスリット353によって露出されたパイプチャンネル膜CH3の表面に不純物を注入してチャンネル膜延長部357aの上部にN型不純物領域365を形成することができる。パイプチャンネル膜CH3にN型不純物領域365と金属シリサイド膜371がすべて形成された場合、半導体基板301とN型不純物領域365がPNダイオードを形成できるようにN型不純物領域365は金属シリサイド膜371の周辺を取り囲むように形成されることがさらに好ましい。上述したN型不純物領域365によってパイプチャンネル膜CH3の抵抗を改善することができる。
【0110】
本発明の第2実施例によるN型不純物領域365または金属シリサイド膜371は、メモリストリングSTの動作の時第1パイプゲートPG1に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルと第2パイプゲートPG2に隣接したパイプチャンネル膜CH3の表面に形成されたチャンネルの間を連結する。このように本発明の第2実施例では、パイプチャンネル膜CH3の上部面に沿ってチャンネルを連結することができるので、パイプチャンネル膜CH3の側壁及び底面に沿ってチャンネルを連結する場合よりチャンネル抵抗を改善することができる。
【0111】
上述したように本発明の第2実施例ではチャンネル抵抗を改善することができるので、チャンネル抵抗の確保のために第1垂直チャンネル膜CH1と第2垂直チャンネル膜CH2を近く形成しなくても良いので、第1メモリセルグループと第2メモリセルグループ間の間隔を広く確保することができる。したがって、本発明は第1メモリセルグループと第2メモリセルグループ間の干渉現象を改善することができる。
【0112】
本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子の素子分離膜309は、メモリストリングST間の絶縁改善のために
図1及び
図2で説明したようにメモリストリングSTの境界ごとで形成されることができる。
【0113】
上述した本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子は、
図1に示された不揮発性メモリ素子に比べて基板絶縁膜304をさらに含み、パイプゲートPG及びパイプチャンネル膜CH3の構造のみ異なるだけで残りの構成は同一である。そして、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子の動作方法は、
図3ないし
図5で説明したところと同一である。
【0114】
図9Aないし
図9Fは、
図8に示された不揮発性メモリ素子の製造方法を説明するための図面である。
図9Aを参照すれば、
図6Aで説明した方法と同じ方法で単結晶シリコンであるP型半導体基板301にP型不純物を注入して不揮発性メモリ素子のウェルピックアップの役目をするか、または消去動作の際チャンネル膜へのホール供給を改善するための役目をする第1不純物領域303aを形成する。以後、半導体基板301の上部に基板絶縁膜304を形成する。そして、
図6Bないし
図6Dで説明した方法と同じ方法で第1ハードマスクパターンを形成した後、基板絶縁膜304及び半導体基板301のエッチング工程を実施し、半導体基板301に素子分離トレンチ307を形成して素子分離トレンチ307の内部に素子分離膜309を形成する。
【0115】
以後、第1ハードマスクパターンを除去し、第1ハードマスクパターンが除去された領域の基板絶縁膜304の上部に第1パイプゲート膜311aを形成する。続いて、第1パイプゲート膜311aの上部に第1トレンチ形成用マスクパターンを形成した後、第1トレンチ形成用マスクパターンによって露出された第1パイプゲート膜311aを所定の深みでエッチングする。これにより、第1パイプゲート膜311aに第1幅W1を有する第1トレンチが形成される。第1パイプゲート膜311aは、金属膜またはポリシリコン膜である場合がある。第1トレンチ形成用マスクパターンは、第1パイプゲート膜311aに対するエッチング選択比を有する物質で形成され、第1トレンチの形成後除去される。続いて、第2トレンチ形成用マスクパターンを形成する。第2トレンチ形成用マスクパターンは第1トレンチの底面に形成された第1パイプゲート膜311a及び基板絶縁膜304を露出させる。このような第2トレンチ形成用マスクパターンによって露出された第1パイプゲート膜311a及び基板絶縁膜304をエッチングして第1トレンチから半導体基板301まで延長された第2トレンチを形成する。
【0116】
第2トレンチ形成用マスクパターンは、第1パイプゲート膜311a及び基板絶縁膜304に対するエッチング選択比を有する物質で形成され、第2トレンチの形成後除去される。第2トレンチは第1トレンチの底面中央に形成されて半導体基板301を露出させ、第1幅W1より狭い第2幅W2を持って形成されることができる。第1及び第2トレンチの形成工程は、反対になることもある。すなわち、第2トレンチを先に形成した後、第1トレンチを形成することができる。上述した工程によって第1パイプゲート膜311aの内部に第1及び第2トレンチを含むパイプチャンネルホールが形成される。以後、第1パイプゲート膜311aに形成されたパイプチャンネルホールの内部を犠牲膜パターン312で埋め込む。犠牲膜パターン312は窒化膜である場合がある。
【0117】
図9Bを参照すれば、犠牲膜パターン312が形成された全体構造の上部に複数の第1及び第2物質膜を交互に積層して積層構造MLcを形成する。第1物質膜は導電膜311b、315、319である場合があって、第2物質膜は階間絶縁膜313、317、321である場合がある。複数の階間絶縁膜の中で最下層の階間絶縁膜はパイプゲート絶縁膜313であり、複数の導電膜の中で最下層の導電膜は第2パイプゲート膜311bであり、最上層の導電膜はセレクトゲート膜319であり、その間の導電膜はセルゲート膜315である場合がある。積層構造MLcの導電膜及び階間絶縁膜の積層個数は形成しようとするメモリセルの積層個数に応じて多様に設定されることができる。
【0118】
複数の導電膜311b、315、319は、金属膜またはポリシリコン膜である場合がある。そして、複数の階間絶縁膜313、317、321は酸化膜である場合がある。続いて、エッチング工程で積層構造MLcを貫通して犠牲膜パターン312を露出させる複数の第1チャンネルホールH1及び複数の第2チャンネルホールH2を形成する。第1及び第2チャンネルホールH1、H2の一対で構成された垂直ホールは犠牲膜パターン312それぞれの両端に形成される。そして、第1及び第2チャンネルホールH1、H2は互いに並んでいるように形成される。第1及び第2チャンネルホールH1、H2を形成するためのエッチング工程の時窒化膜である犠牲膜パターン312がエッチング停止膜の役目をすることができる。
【0119】
図9Cを参照すれば、第1及び第2チャンネルホールH1、H2を介してエッチング物質を浸透させて犠牲膜パターン312をストリップし、一対の第1及び第2チャンネルホールH1、H2の間を連結するパイプチャンネルホールH3を開口させる。これにより、第1チャンネルホール、第2チャンネルホール及びパイプチャンネルホールH1、H2、H3を含むチャンネルホールが形成される。
【0120】
チャンネルホール形成後、チャンネルホールH1、H2、H3の内壁面に沿って第1積層膜331、第2積層膜333及び第3積層膜335を順に形成する。第1ないし第3積層膜331、333、335を含む積層膜は、酸化膜/窒化膜/酸化膜を順次積層して形成すること以外に、高誘電常数を有する多層の誘電薄膜で形成することができる。
【0121】
図9Dを参照すれば、この後、第1及び第2チャンネルホールH1、H2を埋め込む半導体膜337を形成する。これにより、積層膜331、333、335によって取り囲まれた外壁面を持って、積層構造MLcを貫通する第1垂直チャンネル膜CH1と第2垂直チャンネル膜CH2が形成される。第1垂直チャンネル膜CH1は第1チャンネルホールH1の内部に形成されるものであり、第2垂直チャンネル膜CH2は第2チャンネルホールH2の内部に形成されるものである。一方、半導体膜337はパイプチャンネルホールH3を埋め込むことなくパイプチャンネルホールH3の内壁に沿って形成されることができる。
【0122】
図9Eを参照すれば、フォトリソグラフィ工程によって第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2が形成された全体構造の上部に第2ハードマスクパターン351を形成する。第2ハードマスクパターン351は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間の領域、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間の領域、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間の領域をY方向に沿うラインタイプで露出させる。このような第2ハードマスクパターン351をエッチングマスクにしたエッチング工程で積層構造MLc、積層絶縁膜331、333、335、半導体膜337、及び基板絶縁膜304をエッチングする。これにより、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間には積層構造MLc、半導体膜337、積層膜331、333、335、及び基板絶縁膜304を貫通して半導体基板301まで延長されたスリット353が形成される。特に第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間で形成されたスリット353は
図9Aで説明した第2トレンチの内部の半導体膜337を貫通する。
【0123】
以下、第2トレンチから半導体基板301まで延長されたスリット353の一部をスリット353の延長部と言う。上述したスリット353の延長部を介して半導体基板301、特に半導体基板301の第1不純物領域303aが露出される。一方、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間には積層構造MLcを貫通して素子分離膜309まで延長されたスリット353が形成されることができる。
【0124】
図9Fを参照すれば、
図6Iないし
図6Jで説明した方法と同じ方法でパイプチャンネルホールH3を埋め込むパイプチャンネル膜CH3とスリット353の延長部を埋め込んで半導体基板301に接続されたチャンネル膜延長部357aを形成する。以後、
図6Jで説明した方法と同じ方法でP型不純物を追加注入して半導体基板301の表面及びチャンネル膜延長部357aにP型不純物領域である第2不純物領域303を形成する。続いて、
図6Kで説明下方法と同じ方法でスリット353の開口領域を介してN型不純物を注入し、スリット353によって開口されたパイプチャンネル膜CH3の表面にN型不純物領域である第3不純物領域365を形成する。
【0125】
一方、ポリシリコン膜で形成された不揮発性メモリ素子のワードラインWL、セレクトラインDSL、SSL、及びパイプゲートPGのRC遅延及び、チャンネル抵抗を改善するための金属シリサイド膜形成のために
図6K及び
図6Lで説明下方法と同じ方法でシリサイド化工程をさらに実施することができる。これにより、セレクトゲート用ポリシリコン膜319及びその側壁上に形成された金属シリサイド膜377で構成されたソースセレクトラインSSL及びドレインセレクトラインDSLが形成される。そして、セルゲート用ポリシリコン膜315及びその側壁上に形成された金属シリサイド膜375で構成されたワードラインWLが形成される。そして、スリット353によって露出されたパイプチャンネル膜CH3の表面と第2パイプゲート膜311bの側壁に金属シリサイド膜371、373が形成される。以後、
図6M及び
図6Oで説明下方法と同じ方法で後続工程を実施して階間絶縁膜381、383、385、共通ソースラインCSL、ドレインコンタクトプラグDCT、及びビットラインBLを形成する。
【0126】
図10Aないし
図10Cは
図8に示された不揮発性メモリ素子の他の製造方法を説明するための図面である。
図10Aを参照すれば、
図9Aで説明下方法と同じ方法で第1不純物領域303a、基板絶縁膜304、第1パイプゲート膜311a、第1及び第2トレンチを含むパイプチャンネルホール、犠牲膜パターン312、素子分離トレンチ307、及び素子分離膜309を含む下部構造物を形成する。第1パイプゲート膜311aは、基板絶縁膜304を間に置いて半導体基板301上部に形成される。
【0127】
パイプチャンネルホールは、第1パイプゲート膜311aの内部に形成された第1トレンチと第1トレンチ底面中央に形成されて第1不純物領域303aを露出させる第2トレンチを含む。犠牲膜パターン312はパイプチャンネルホール内部に形成される。素子分離トレンチ307及び素子分離膜309は、半導体基板303の素子分離領域に形成される。それから、犠牲膜パターン312が形成された全体構造の上部に複数の第1及び第2物質膜を交互に積層して積層構造MLdを形成する。第1物質膜は犠牲膜415である場合があり、第2物質膜は階間絶縁膜313、317、321である場合がある。複数の階間絶縁膜の中で最下層の階間絶縁膜はパイプゲート絶縁膜313である。積層構造MLdの犠牲膜及び階間絶縁膜の積層個数は形成しようとするメモリセルの積層個数に応じて多様に設定されることができる。複数の階間絶縁膜313、317、321は酸化膜であり、複数の犠牲膜415は階間絶縁膜313、317、321に対するエッチング選択比を有する窒化膜である場合がある。
【0128】
以後、エッチング工程で積層構造MLdを貫通してパイプチャンネルホール内部の犠牲膜パターンを露出させる複数の第1チャンネルホール及び複数の第2チャンネルホールを形成する。第1及び第2チャンネルホールの一対で構成された垂直ホールはパイプチャンネルホールの両端に形成される。そして、第1及び第2チャンネルホールは互いに並んでいるように形成される。続いて、第1及び第2チャンネルホールの側壁に保護膜を形成する。保護膜はパイプチャンネルホール内部の犠牲膜パターンと積層構造MLdの階間絶縁膜313、317、321及び犠牲膜415に対するエッチング選択比を有する物質で形成されることが好ましい。例えば、保護膜は窒化膜及び酸化膜に対するエッチング選択比を有するTiN膜である場合がある。
【0129】
以後、
図9Cで説明したようにパイプチャンネルホール内部の犠牲膜パターンをストリップして第1及び第2チャンネルホールの間を連結するパイプチャンネルホールを開口させる。これにより、第1チャンネルホール、第2チャンネルホール、及びパイプチャンネルホールH1、H2、H3を含んで半導体基板301を露出させるチャンネルホールが形成される。
【0130】
チャンネルホール形成後、保護膜を除去する。それからチャンネルホールH1、H2、H3の内壁面に沿って
図9Dで説明した方法と同じ方法で積層膜331、333、335を形成し、第1及び第2チャンネルホールの内部を埋め込む半導体膜337を形成して第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を形成する。
【0131】
以後、
図9Eで説明下方法と同じ方法で第2ハードマスクパターン351を形成する。第2ハードマスクパターン351は、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間の領域、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間の領域、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間の領域をY方向に沿うラインタイプで露出させることができる。このような第2ハードマスクパターン351をエッチングマスクにしたエッチング工程で積層構造MLd、積層膜331、333、335、及び半導体膜337をエッチングする。これにより、第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間には積層構造MLd、半導体膜337、及び積層膜331、333、335を貫通して半導体基板301まで延長されたスリット353が形成される。特に第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2の間に形成されたスリット353は、
図10Aで説明した第2トレンチの内部の半導体膜337を貫通して半導体基板301まで延長されて第1不純物領域303aを露出させることができる。一方、互いに隣接した第1垂直チャンネル膜CH1の間、及び互いに隣接した第2垂直チャンネル膜CH2の間には積層構造MLdを貫通して素子分離膜309まで延長されたスリット353が形成される。
【0132】
図10Bを参照すれば、SEG成長方法を通じて半導体膜であるポリシリコン膜357を成長させ、パイプチャンネルホールH3及び第2トレンチから半導体基板301まで延長されたスリット353の延長部をポリシリコン膜357で埋め込む。これにより、ポリシリコン膜357がパイプチャンネルホールH3及びスリット353の延長部の内部に形成されて一対の第1及び第2垂直チャンネル膜CH1、CH2を連結するパイプチャンネル膜CH3と、パイプチャンネル膜CH3から半導体基板301の方へ延長されたチャンネル膜延長部357aが形成される。
【0133】
本発明によるチャンネル膜はチャンネル膜延長部357aを介して半導体基板301に接続される。チャンネル膜形成後、
図6Jで説明下方法と同じ方法でスリット353の開口領域を介してP型不純物を追加注入し、半導体基板301の表面にP型不純物領域である第2不純物領域303を形成する。第2不純物領域303は半導体基板301に接続されたチャンネル膜延長部357a内にも形成されることができる。そして、
図6Kで説明下方法と同じ方法でスリット353の開口領域を介してN型不純物を注入し、スリット353によって開口されたパイプチャンネル膜CH3の表面にN型不純物領域である第3不純物領域365を形成する。続いて、スリット353によって露出された犠牲膜415を除去し、リセス領域R1a、R2a、R3aを形成する。最上層のリセス領域R3aはセレクトゲート膜が形成される領域であり、最下層のリセス領域R1aは第2パイプゲート膜311bが形成される領域であり、その間のリセス領域R2aはセルゲート膜が形成される領域である。
【0134】
図10Cを参照すれば、リセス領域R1a、R2a、R3aを導電膜で埋め込んで第2パイプゲート膜311b、セルゲート膜315、及びセレクトゲート膜319を形成する。導電膜は金属膜またはポリシリコン膜である場合がある。続いて、シリサイド化工程で金属シリサイド膜371、373、375、377を形成する。リセス領域R1a、R2a、R3aを埋め込む導電膜がポリシリコン膜の場合、シリサイド化工程を第2パイプゲート膜311b、セルゲート膜315及びセレクトゲート膜319の側壁が一定の厚さでシリサイド化される。
【0135】
上述した工程によってワードラインWL、ドレイン及びソースセレクトラインDSL、SSL形成後、
図6M及び
図6Oで説明下方法と同じ方法で後続工程を実施して階間絶縁膜381、383、385、共通ソースラインCSL、ドレインコンタクトプラグDCT、及びビットラインBLを形成する。
【0136】
図11は、本発明の第3実施例による不揮発性メモリ素子及びその製造方法を説明するための図面である。本発明の第3実施例による不揮発性メモリ素子は、本発明の第2実施例による不揮発性メモリ素子に比べて第2パイプゲート下部の構造のみ異なるだけで、それ以外の構成は同一である。したがって、以下では第2ゲート下部に形成される構造及びその形成方法を主に説明する。
【0137】
図11を参照すれば、
図6Aで説明下方法と同じ方法で単結晶シリコンであるP型半導体基板401にP型不純物を注入して不揮発性メモリ素子のウェルピックアップの役目をするか、または消去動作の際チャンネル膜へのホール供給を改善するための役目をする第1不純物領域403aを形成することができる。続いて、半導体基板401をエッチングしてパイプトレンチを形成する。パイプトレンチを含む半導体基板401の表面に沿って基板絶縁膜404を形成する。
【0138】
以後、パイプトレンチが埋め込まれるように基板絶縁膜404上に第1パイプゲート膜411aを形成し、第1パイプゲート膜411aを所定の深みでエッチングして第1パイプゲート膜411aに第1幅W1を有する第1トレンチを形成する。第1パイプゲート膜411aは金属膜またはポリシリコン膜である場合がある。そして、第1トレンチの底面を介して露出された第1パイプゲート膜411a及び基板絶縁膜404をエッチングして第1トレンチから半導体基板401まで延長された第2トレンチを形成する。
【0139】
第2トレンチは、第1トレンチの底面中央に形成されて半導体基板401を露出させ、第1幅W1より狭い第2幅W2を持って形成されることができる。これにより、第1パイプゲート膜411aの内部に第1及び第2トレンチを含むパイプチャンネルホールが形成される。第1及び第2トレンチの具体的形成工程は、
図9Aで説明したところと同様である。以後、第1パイプゲート膜411aに形成されたパイプチャンネルホールの内部を犠牲膜パターン412で埋め込む。犠牲膜パターン412は窒化膜である場合がある。犠牲膜パターン412を形成した後、続く工程は
図9Bないし
図9Fで説明した方法または
図10Aないし
図10Cで説明したところと同一であるから省略する。
【0140】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能なのはもちろんであり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。