【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の形態は、
タッチパネル(例えば、
図1のタッチパネル2006)にゲーム画像を表示させるとともに、前記タッチパネルへのタッチ操作に基づいて敵キャラクタへの攻撃を行うゲームをコンピュータ(例えば、
図1のゲーム装置2000)に実行させるためのプログラム(例えば、
図12のゲームプログラム312)であって、
複数の敵キャラクタを前記タッチパネルに表示制御する敵キャラクタ表示制御手段(例えば、
図11の敵キャラ制御部213)、
前記タッチパネルへのタッチ位置及びタッチ時間に基づいて、前記敵キャラクタ表示制御手段により表示された敵キャラクタの中から攻撃目標とする敵キャラクタを選定する攻撃目標選定手段(例えば、
図11の複数攻撃目標選定部222或いは単一攻撃目標選定部232)、
前記攻撃目標選定手段により選定された攻撃目標の敵キャラクタに向けて攻撃を行う攻撃制御手段(例えば、
図11の複数攻撃実行部223或いは単一攻撃実行部234)、
として前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0007】
また、他の形態として、
タッチパネルを備え、当該タッチパネルにゲーム画像を表示するとともに、前記タッチパネルへのタッチ操作に基づいて敵キャラクタへの攻撃を行うゲームを実行する電子機器(例えば、
図1のゲーム装置2000)であって、
複数の敵キャラクタを前記タッチパネルに表示制御する敵キャラクタ表示制御手段と、
前記タッチパネルへのタッチ位置及びタッチ時間に基づいて、前記敵キャラクタ表示制御手段により表示された敵キャラクタの中から攻撃目標とする敵キャラクタを選定する攻撃目標選定手段と、
前記攻撃目標選定手段により選定された攻撃目標の敵キャラクタに向けて攻撃を行う攻撃制御手段と、
を備えた電子機器を構成しても良い。
【0008】
更なる他の形態として、
タッチパネルを備えた電子機器と通信を行って、前記電子機器から操作信号を受信するとともに、前記タッチパネルにゲーム画像を表示させることで、前記タッチパネルへのタッチ操作に基づき敵キャラクタへの攻撃を行うゲームを実行するサーバシステムであって、
複数の敵キャラクタを前記タッチパネルに表示制御する敵キャラクタ表示制御手段と、
前記タッチパネルへのタッチ位置及びタッチ時間に基づいて、前記敵キャラクタ表示制御手段により表示された敵キャラクタの中から攻撃目標とする敵キャラクタを選定する攻撃目標選定手段と、
前記攻撃目標選定手段により選定された攻撃目標の敵キャラクタに向けて攻撃を行う攻撃制御手段と、
を備えたサーバシステムを構成しても良い。
【0009】
この第1の形態等によれば、タッチパネルに表示制御された複数の敵キャラクタの中から、攻撃対象とする敵キャラクタが、タッチパネルへのタッチ位置及びタッチ時間に基づいて選定され、この選定された敵キャラクタに向けた攻撃が行われる。ここで、タッチ時間とは、例えばタッチ操作の時間間隔や、タッチ操作の継続時間など、タッチ操作に係る時間の意である。従って、タッチ位置のみならず、タッチ操作に係る時間を利用して、攻撃目標とする敵キャラクタを選定することが可能となる。
【0010】
具体的な形態としては、第2の形態として、第1の形態のプログラムであって、
前記攻撃目標選定手段は、複数の敵キャラクタを選択するタッチ操作の時間間隔が所与の連続選択時間条件(例えば、実施形態における「連続選択判定時間」以内であること)を満たす場合に、当該選択された複数の敵キャラクタを前記攻撃目標として選定する複数目標選定手段(例えば、
図11の複数攻撃目標選定部222)を有し、
前記攻撃制御手段は、前記複数目標選定手段により複数の敵キャラクタが前記攻撃目標として選定された場合に、当該複数の敵キャラクタを攻撃する複数目標攻撃手段(例えば、
図11の複数攻撃実行部223)を有する、
プログラムを構成しても良い。
【0011】
この第2の形態によれば、敵キャラクタを選択するタッチ操作の時間間隔が所与の連続選択時間条件を満たす場合に、当該選択された複数の敵キャラクタが攻撃目標として選定される。
【0012】
また、第3の形態として、第1又は第2の形態のプログラムであって、
前記攻撃目標選定手段は、一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が、攻撃パラメータの変更指示がなされたとみなす所与のパラメータ変更指示判定閾値時間(例えば、実施形態における「単一選択判定時間」)に達した場合に、当該一の敵キャラクタを前記攻撃目標として選定する単一目標選定手段(例えば、
図11の単一攻撃目標選定部232)を有し、
前記パラメータ変更指示判定閾値時間に達した前記タッチ操作の継続時間に基づいて、前記攻撃パラメータを変更する攻撃パラメータ変更手段(例えば、
図11の攻撃距離決定部233)として前記コンピュータを更に機能させ、
前記攻撃制御手段は、前記単一目標選定手段により前記一の敵キャラクタが前記攻撃目標として選定された場合に、前記攻撃パラメータ変更手段により変更された攻撃パラメータに基づいて、前記一の敵キャラクタを攻撃する単一目標攻撃手段(例えば、
図11の単一攻撃実行部234)を有する、
プログラムを構成しても良い。
【0013】
この第3の形態によれば、一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が所与のパラメータ変更指示判定閾値時間に達した場合に、当該一の敵キャラクタが攻撃目標として選定される。そして、そのタッチ操作の継続時間に基づいて攻撃パラメータが変更されて、当該一の敵キャラクタに向けた攻撃が行われる。従って、攻撃目標を選定するタッチ操作が、そのまま攻撃パラメータを変更する指示操作ともなるため、攻撃に係る操作性を向上させることができる。
【0014】
また、第4の形態として、第1の形態のプログラムであって、
前記攻撃目標選定手段は、
一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が、攻撃パラメータの変更指示がなされたとみなす所与のパラメータ変更指示判定閾値時間に達した場合に、当該一の敵キャラクタを前記攻撃目標として選定する単一目標選定手段(例えば、
図11の単一攻撃目標選定部232)と、
前記一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が前記パラメータ変更指示判定閾値時間に達せずに、引き続いて他の敵キャラクタを選択するタッチ操作がなされ、且つ、当該選択するタッチ操作の時間間隔が所与の連続選択時間条件を満たす場合に、当該選択された複数の敵キャラクタを前記攻撃目標として選定する複数目標選定手段(例えば、
図11の複数攻撃目標選定部222)と、
を有し、
前記パラメータ変更指示判定閾値時間に達した前記タッチ操作の継続時間に基づいて、前記攻撃パラメータを変更する攻撃パラメータ変更手段として前記コンピュータを更に機能させ、
前記攻撃制御手段は、
前記単一目標選定手段により前記一の敵キャラクタが前記攻撃目標として選定された場合に、前記攻撃パラメータ変更手段により変更された攻撃パラメータに基づいて、前記一の敵キャラクタを攻撃する単一目標攻撃手段(例えば、
図11の単一攻撃実行部234)と、
前記複数目標選定手段により複数の敵キャラクタが前記攻撃目標として選定された場合に、当該複数の敵キャラクタを攻撃する複数目標攻撃手段(例えば、
図11の複数攻撃実行部223)と、
を有する、
プログラムを構成しても良い。
【0015】
この第4の形態によれば、一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が、所与のパラメータ変更指示判定閾値時間に達した場合には、当該一の敵キャラクタが攻撃目標として選定される。そしてそのタッチ操作の継続時間に基づいて攻撃パラメータが変更され、当該一の敵キャラクタに向けた攻撃が行われる。一方、一の敵キャラクタを選択するタッチ操作の継続時間が所与のパラメータ変更指示判定閾値時間に達せずに、引き続いて他の敵キャラクタを選択するタッチ操作がなされ、且つ、当該選択するタッチ操作の時間間隔が所与の連続選択時間条件を満たす場合に、当該選択された複数の敵キャラクタが攻撃目標として選定され、当該複数の敵キャラクタに向けた攻撃が行われる。従って、タッチ位置とは異なるタッチ時間という要素を利用して、攻撃目標の選択操作を多様化することができる。
【0016】
また、第5の形態として、第4の形態のプログラムであって、
前記複数目標選定手段により複数の敵キャラクタが前記攻撃目標として選定された場合であり、且つ、最後の敵キャラクタを選択した際のタッチ操作の継続時間が前記パラメータ変更指示判定閾値時間に達した場合に、当該タッチ操作の継続時間に基づいて前記攻撃パラメータを変更する複数目標攻撃時パラメータ変更手段(例えば、
図11の攻撃距離決定部233)として前記コンピュータを更に機能させ、
前記複数目標攻撃手段は、前記複数目標攻撃時パラメータ変更手段により前記攻撃パラメータが変更された場合、当該変更された攻撃パラメータに基づいて、前記複数目標選定手段により選定された複数の敵キャラクタを攻撃する、
プログラムを構成しても良い。
【0017】
この第5の形態によれば、複数の敵キャラクタが攻撃目標として選定された場合、最後の敵キャラクタを選択した際のタッチ操作の継続時間がパラメータ変更指示判定閾値時間に達すると、そのタッチ操作の継続時間に基づいて攻撃パラメータが変更されて、選定された複数の敵キャラクタに向けた攻撃が行われる。従って、タッチ時間という要素を利用した攻撃時の操作の一層の多様化を図ることができ、攻撃に係る操作性を向上させることが可能なる。
【0018】
また、第6の形態として、第3〜第5の何れかの形態のプログラムであって、
前記攻撃パラメータ変更手段は、攻撃力、攻撃射程及び攻撃種類のうちの何れかを変更する、
プログラムを構成しても良い。
【0019】
この第6の形態によれば、タッチ操作の継続時間によって変更される攻撃パラメータとして、攻撃力、攻撃射程及び攻撃種類の何れかとすることができる。
【0020】
また、第7の形態として、第1〜第6の何れかの形態のプログラムであって、
前記攻撃目標選定手段により攻撃目標が選定されていない場合に、所与の方向に向けて所与の標準攻撃を行う標準攻撃手段として前記コンピュータを更に機能させるための、
プログラムを構成しても良い。
【0021】
この第7の形態によれば、攻撃目標が選定されていない場合には、所与の方向に向けて所与の標準攻撃が行われる。
【0022】
また、第8の形態として、
第1〜第7の何れかの形態のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体(例えば、
図12の記憶部300)を構成しても良い。
【0023】
この第8の形態によれば、情報記憶媒体からプログラムを読み出して実行することで、上述した第1〜第7の形態の作用効果を発揮させることが可能となる。情報記憶媒体は、CDやDVD、BDといった光学メディアであってもよいし、磁気メディアであってもよいし、USBメモリやハードディスク等のメモリであってもよい。