(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記装置は、前記第1のセグメントワードラインアドレスライン及び前記第2のセグメントワードラインアドレスラインを含むダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む請求項1に記載の装置。
前記ロジックは、前記ページを一の数の同じサイズのパーティションにパーティションで区切ることに前記第2の信号を使用し、ある時刻における前記同じサイズのパーティションの1つは、有効にされ、前記同じサイズのパーティションの他のいくつかは、無効される請求項1又は2に記載の装置。
前記ロジックは、前記第1の信号に基づいて無効にされていない複数のセグメントワードラインドライバのいくつかの少なくとも半分を選択的に無効にすることに前記第2の信号を使用する、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
前記第1のセグメントワードラインアドレスラインは、メモリコントローラからの信号の受信に応答して、前記第1の信号を提供する、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
前記複数のセグメントワードラインドライバは、第1の複数のセグメントワードラインドライバであり、前記複数のサブアレイの前記群は、前記複数のサブアレイの第1の群であり、前記セグメントワードラインアドレスラインは、第1のセグメントワードラインアドレスラインであり、
前記第2のDRAMダイは、
複数のメモリセルの第2のサブアレイにそれぞれ結合され、それぞれが第2のマスタワードライン信号に応答する第2の複数のセグメントワードラインドライバと、
前記第2のDRAMダイによる合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、前記第2の複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にする第2のセグメントワードラインアドレスラインと
を含む請求項7に記載のDRAMスタック。
前記第1のDRAMダイは、前記第2のDRAMダイの各端子をプリント回路基板に結合するように構成された複数のスルーシリコンビア(TSV)を含む請求項7から9のいずれか一項に記載のDRAMスタック。
前記システムは、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップコンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、又はデジタルビデオレコーダのうちの1つから選択される請求項14又は15に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本開示の複数の実施形態は、消費電力を低減するためにダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)又は複数のDRAMスタックを構成することに関してよい。複数の実施形態において、DRAMのページサイズは、全体の行のアクティブ化の電力消費を低減するために、複数のDRAMダイのスタックに渡って論理的に分割されてよい。複数の実施形態において、DRAMのページは、マスタワードラインを下位サブワードライン及び上位サブワードラインにパーティションで区切ることによって、DRAMダイにおいて選択的に分割される。
【0005】
例示の複数の実施形態の様々な態様は、他の複数の当業者にそれらの研究の実体を伝えるために、当業者によって一般的に採用される用語を用いて説明される。しかし、いくつかの代替的な実施形態が、説明された複数の態様の複数の部分を用いて実施されてよいことが当業者にとって明らかである。説明の目的のために、特定の数、複数の材料、及び複数の構成が、例示の複数の実施形態の十分な理解を提供するために示される。しかし、代替的な複数の実施形態が、特定の詳細を除いて実施されてよいことが当業者にとって明らかである。他の複数の例において、既知の複数の特徴は、例示の複数の実施形態をわかりにくくしないために、省略又は単純化される。
【0006】
さらに、様々な複数の動作は、例示の複数の実施形態を理解する上で最も有益な手法で、順に、複数の別個の動作として説明される。しかし、説明の順序は、これらの動作が必ず順序に依存していることを意味するものとして解釈されるべきでない。具体的には、これらの動作は、提示の順序で実行される必要はない。
【0007】
「一実施形態において」という文言が繰り返し用いられる。この文言は、概して、同一の実施形態を参照しないが、参照してもよい。「備える」、「有する」、及び「含む」という用語は、文脈がそうでないことを示さない限り、同義語である。「A/B」という文言は、「A又はB」を意味する。「A及び/又はB」という文言は、「(A)、(B)、又は(A及びB)」を意味する。「A、B、及びCのうちの少なくとも1つ」という文言は、「(A)、(B)、(C)、(A及びB)、(A及びC)、(B及びC)、又は(A、B、及びC)」を意味する。「(A)B」という文言は、「(B)又は(AB)」を意味し、つまり、Aは随意的である。
【0008】
図1Aは、本開示の様々な実施形態に係る、従来の複数のDRAMスタックと比較して低電力消費で動作するように構成されたDRAMスタック100の側面図を示す。DRAMスタック100は、DRAMダイ104の上にスタックされたDRAMダイ102を含む。
【0009】
DRAMダイ102は、1又は複数のマスタワードラインを選択的にパーティションで区切ることによって、DRAMダイ102の全体の電力消費を低減するように構成されたメモリダイであってよい。DRAMダイ102は、コマンドアドレス(C/A)バス106及びデータバス108を含んでよい。コマンドアドレスバス106は、複数のストレージセルの1又は複数のアレイに結合されてよく、1又は複数のアレイの複数のストレージセルへのアクセスを選択的に有効にするように構成されてよい。コマンドアドレスバス106は、DRAM102の1又は複数アレイのローカルな複数のワードライン及び複数のセグメントワードラインをマスタワードラインに駆動させるために、1又は複数のマスタワードラインに結合されてよい。データバス108は、1又は複数のアレイの複数のストレージセルに通信可能に結合されてよく、複数のストレージセルへ及び複数のストレージからデータを転送するように構成されてよい。
【0010】
DRAMダイ102と同様に、DRAMダイ104は、1又は複数のマスタワードラインを選択的にパーティションで区切ることによって、DRAMダイ104の全体の電力消費を低減するように構成されたメモリダイであってよい。DRAMダイ104は、コマンドアドレスバス110及びデータバス112を含んでよい。DRAMダイ104のコマンドアドレスバス110及びデータバス112は、DRAMダイ102のための上述のような手法で構成されてよい。
【0011】
DRAMダイ102及び104のそれぞれは、各ダイにおいて1又は複数のマスタワードラインを分割すること又はパーティションで区切ることによって、ワードラインの駆動電力を約半分まで低減するために、DRAMダイ102及び104のそれぞれのページサイズの半分を選択的に駆動するように構成されてよい。例えば2キロバイト(kB)のページサイズを有する単一のDRAMダイは、例えば1kBのページサイズをそれぞれ有するDRAMダイ102及び104で置き換えられてよく、DRAMダイ102及び104は、単一のダイと同様のプリント回路基板(PCB)上の設置面積を提供するためにスタックされてよい。
【0012】
複数の実施形態において、DRAMスタック100は、DRAMダイ102及び104のそれぞれへのポイントツーポイントアクセスを可能にするように構成されてよい。DRAMダイ104は、DRAMダイ102の下面116から及びDRAMダイ104の上面118からDRAMダイ104の下面120に全ての端子を結合するように構成された一の数のスルーシリコンビア(TSV)114a、114b(総称して114)を含んでよい。このポイントツーポイント構成は、メモリコントローラが独立してDRAMダイ102にアクセスすること及び独立してDRAMダイ104にアクセスすることを可能にしてよい。様々な実施形態によれば、コマンドアドレスバス106及び110は、互いから独立している。
【0013】
図1Bは、低電力消費で動作するように構成され、共通コマンドアドレスバスを有するDRAMスタック150を示す。DRAMスタック150は、DRAMダイ154上にスタックされたDRAMダイ152を含む。DRAMダイ152は、DRAMダイ152及び154の間で共有されてよい共通コマンドアドレスバス156を含んでよい。コマンドアドレスバス156は、チップ選択に専用のライン、例えばCS0/1を含んでよく、ラインは、メモリコントローラがDRAMダイ152及びDRAMダイ154の間で選択することを可能にするように構成されてよい。DRAMダイ152は、データバス158を含んでもよい。DRAMダイ154は、TSV160a、160b(総称して160)及びデータバス162を含んでよい。複数のTSV160は、DRAMダイ154の全ての端子のために、DRAMダイ152の下面164からDRAMダイ154の下面166への導電性パスを提供してよい。
【0014】
様々な実施形態によれば、DRAMスタック100及び150は、3、4、又はより多いDRAMダイのスタックをそれぞれ含んでよい。3又はより多いDRAMダイがスタックに組み込まれる場合、3又はより多いDRAMダイのそれぞれの各ページは、3又はより多いDRAMダイの消費電力を低減するために、本開示の複数の実施形態に従って物理的に及び/又は論理的にパーティションで区切られてよい。
【0015】
図2は、DRAMダイ102、104、152、154及び/又はDRAMスタック100及び150によって消費される電力を低減するために、マスタワードラインをパーティションで区切ることを可能にしてよいワードライン構成200を示す。ワードライン構成200は、複数のセグメントワードラインドライバ202a―h(総称して202)、マスタワードライン204、及びマスタワードラインドライバ206を含んでよい。ワードライン構成200は、セグメントワードライン(SWL)アドレスライン208、サブセグメントワードラインアドレスライン210、及びロジック212a、212b、212c、及び212d(総称して212)を含んでもよい。
【0016】
複数のセグメントワードラインドライバ202は、個別のセグメントワードラインにそれぞれ結合され、マスタワードライン204上で受信された複数の信号に応答して、複数のメモリセルの行をアクティブにするように構成されてよい。マスタワードライン204は、複数のセグメントワードラインドライバ202のそれぞれを駆動するために結合されてよい。マスタワードライン204は、マスタワードラインドライバ206によって、選択的にハイに駆動されてよく、選択的にローに駆動されてよい。様々な実施形態によれば、マスタワードラインドライバ206は、DRAMダイ102、104、152、及び/又は154によって受信された1又は複数の信号に応答してよい。例えば、マスタワードラインドライバ206は、コマンドアドレスバス106、110、及び/又は156のうちの1又は複数で受信された複数のロウアドレスストローブ(RAS)信号及び複数のロウアドレスに応答してよい。
【0017】
セグメントワードラインアドレスライン208は、ロジック212a―212d(総称して212)がロジック212に結合された2又はより多いセグメントワードラインドライバ202のそれぞれの間で選択することを可能にするように構成されてよい。例えば、セグメントワードラインアドレスライン208が論理レベルのハイに駆動される場合、ロジック212は、セグメントワードラインドライバ202a、202c、202e、及び202gがそれらのそれぞれのセグメントワードラインをアクティブにすることを有効にするように構成されてよい。セグメントワードラインアドレスライン208が論理レベルのローに駆動される場合、ロジック212は、セグメントワードラインドライバ202a、202c、202e、及び202gを無効にするように構成され、ワードラインドライバ202b、202d、202f、及び202hがそれらのそれぞれのセグメントワードラインをアクティブにすることを有効にするように構成されてよい。
【0018】
サブセグメントワードラインアドレスライン210は、ロジック212のうちの1つを有効にし、ロジック212のうちの他を無効にするように構成されてよい。例えば、サブセグメントワードラインアドレスラインが論理レベルのハイに駆動される場合、ロジック212は、セグメントワードラインドライバ202a―202dを有効にするように構成されてよい。さらにセグメントワードラインアドレスライン208が同時に論理レベルのハイに駆動される場合、ロジック212a及びロジック212bは、マスタワードライン204上の複数の信号にそれぞれ応答して、(有効にされたものとして黒で表される)セグメントワードライン202a及び202cを有効にしてよい。この同一の例において、サブセグメントワードラインアドレスライン210がハイの場合、ロジック212c及びロジック212dは、複数のセグメントワードラインドライバ202e―hのいずれもがマスタワードライン204に応答しないように、無効にされてよい。したがって、サブセグメントワードラインアドレスライン210を含むことによって、ワードライン構成200は、マスタワードライン204及び複数のセグメントワードラインドライバ202a―hを下位サブワードライン216に及び上位サブワードライン218に効率的にパーティションで区切ってよい。
【0019】
複数の実施形態によれば、セグメントワードラインアドレスライン208は、第1のセグメントワードラインイネーブルであってよい。サブセグメントワードラインアドレスライン210は、第2のセグメントワードラインイネーブルであってよい。
【0020】
ワードラインに結合された多くのメモリセルは、アクティブにされ、そして、読み出されなく又は書き込まれない可能性がある。そのようなワードラインのアクティブ化は、非効率な電力消費に貢献し得る。ワードラインのアクティブ化は、カラム、例えばビットラインのアクティブ化より、メモリダイによる電力消費の実質的により大きい量に貢献し得る。ワードラインのアクティブ化は、ページ全体にわたるマスタ及び又はセグメントワードラインのアクティブ化、並びにビットラインのアクティブ化、すなわちビット検知を意味してよい。カラムアクセスは、数ビットがDRAMアレイ入出力(I/O)回路に通って行くことを許可しているだけであり得、DRAMアレイ入出力(I/O)回路は、本質的により少ない電力消費であり得る。様々な実施形態によれば、複数のワードラインによって消費される電力を低減することは、おおよそ、メモリダイによって消費される全体の電力を低減することであり得る。例えば、ワードラインの電力消費が半分に低減される場合、メモリダイによって消費される全体の電力も、おおよそ半分まで低減され得る。様々な実施形態によれば、サブセグメントワードラインアドレスライン210は、コマンドアドレスバス106、110、及び/又は156のうちの1又は複数のラインを占めてよい。
【0021】
図3は、本開示の様々な実施形態に係るワードライン構成200の動作のフローチャート300を示す。
【0022】
ブロック302において、DRAMダイは、複数のセグメントワードラインドライバを駆動するためのマスタワードライン信号を受信してよい。複数の実施形態によれば、DRAMダイは、一の数のマスタワードラインを有してよく、各ワードラインは、DRAMダイのメモリアレイ内の複数のサブアレイに関連する一の数のセグメントワードラインドライバを駆動するように構成されてよい。
【0023】
ブロック304において、DRAMダイは、複数のセグメントワードラインドライバがマスタワードライン信号に応答することを選択的に有効にするために、例えばセグメントワードラインアドレスライン上で、第1のセグメントワードラインアドレス信号を受信してよい。一実施形態によれば、第1のセグメントワードラインアドレス信号は、DRAMダイ内のメモリの複数のサブアレイに関連する複数のセグメントワードラインドライバの約半分を有効又は無効にするように構成されてよい。
【0024】
ブロック306において、DRAMダイは、複数のセグメントワードラインドライバの約半分を無効にするように構成された第2のセグメントワードラインアドレス信号を受信してよい。上述のように、複数のセグメントワードラインドライバの約半分を無効にすることは、DRAMダイの全体の電力消費が約半分に減少することに対応してよい。一実施形態によれば、第2のセグメントワードラインアドレス信号は、
図2のサブセグメントワードラインアドレスライン210で受信されてよい。
【0025】
図4は、本開示の複数の実施形態に係る、様々なDRAMスタック構成に従うメモリの複数のページを読み出すためのタイミング
図400を示す。タイミング
図400は、ベースライン構成402、第1の構成404、第2の構成406、第3の構成408、及び第4の構成410を含む。
【0026】
タイミング
図400は、第1の時刻t1、第2の時刻t2、第3の時刻t3、第4の時刻t4、及び第5の時刻t5の間に発生するメモリの読み出しを示す。カラムアドレスストローブ(CAS)ツーCAS遅延tCCDは、DRAMダイにおいて後続の複数のCASコマンドの間に存在し得る時間的制約を表わす。tCCDより短いある時間フレームにおいて受信された複数のCASコマンドは、複数のtCCD違反になり得る。複数のtCCD違反は、内部で、DRAMアレイに対するビットラインスイッチパルスを短くしすぎ得る。この短いパルスは、DRAMアレイに関連する多重ゲートコンデンサ又はキャパシタンスを切り替えられないかもしれない。そのような複数の違反は、DRAMアレイをより細かく、例えば、より低い領域の効率性及びより高いコストをもたらし得るより小さい複数のアクセス領域に、パーティションで区切ることによって解決され得る。アクティベイトツーアクティベイト遅延tRRDは、DRAMダイにおいて後続の複数のページ読み出しの間に存在し得る時間的制約を表わす。言い換えると、複数のページがtRRDより短い持続時間において切り替えられる場合に、違反が発生し得る。
【0027】
構成402、404、406、408、及び410のそれぞれは、表1に説明されるような及び後述のような電力及び帯域幅の特性を示してよい。
【0029】
ベースライン構成402は、ここで説明される他のメモリ構成と比較するためのベースラインを提供してよい。ベースライン構成402は、単一のDRAMダイ412を含んでよい。DRAMダイ412は、32ビットデータバスを含み、2kB(キロバイト)のページサイズを有し、256ビット/CASを読み出すように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ412は、2kBのページ414及び2kBのページ416にアクセスするように構成されてよい。各ページ414及び416のアクセスは、256ビットを読み出す又は書き込むために、32ビットデータバス上の2つの8ビットバーストを含んでよい。このバーストパターンは、ページ414及び416のそれぞれの中の2回の「8−256」として表される。様々な実施形態によれば、ページ414は、第1のキャッシュラインアクセス(1$L)を表してよく、ページ416は、第2のキャッシュラインアクセス(2$L)を表してよい。
【0030】
表1を参照すると、ベースライン構成402のピーク帯域幅(BW)、CAS電力、及びRAS電力は、他の構成との比較のために、全て単位値、例えば1であってよい。
【0031】
第1の構成404は、第1のDRAMダイ418及び第2のDRAMダイ420を含んでよい。DRAMダイ418及び420は、16ビットデータバスをそれぞれ含み、2kBのページサイズを有し、256ビット/CASを読み出すように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ418は、2kBのページ422及び2kBのページ424にアクセスするように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ420は、2kBのページ426及び2kBのページ428にアクセスするように構成されてよい。ページ422、424、426、及び428のそれぞれのアクセスは、DRAMダイ418及び420の各16ビットデータバス上の2つの16ビットバーストを含んでよい。このバーストパターンは、「16−256」として表される。様々な実施形態によれば、ページ422は、第1のキャッシュラインアクセス1$Lを表してよく、ページ424は、第2のキャッシュラインアクセス2$Lを表してよく、ページ426は、第3のキャッシュラインアクセス3$Lを表してよく、ページ428は、第4のキャッシュラインアクセス4$Lを表してよい。
【0032】
表1を参照すると、ベースライン構成402の2倍の量のデータがアクセスされるので、第1の構成404のピーク帯域幅、CAS電力、及びRAS電力は、全てベースライン構成402の値の2倍、例えば2であってよい。
【0033】
第2の構成406は、第1のDRAMダイ430及び第2のDRAMダイ432を含んでよい。DRAMダイ430及び432は、16ビットデータバスをそれぞれ含み、2kBのページサイズを有し、256ビット/CASを読み出すように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ430は、2kBのページ434にアクセスするように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ432は、2kBのページ436にアクセスするように構成されてよい。第2の構成406は、CASツーCAS最小遅延tCCDの2倍の持続時間で複数のCASコマンドを受信してよい。ページ434及び436のそれぞれのアクセスは、DRAMダイ430及び432の各16ビットデータバス上の2つの16ビットバーストを含んでよい。このバーストパターンは、「16−256」として表される。ページ434は、第1のキャッシュラインアクセス1$Lを表してよく、ページ436は、第2のキャッシュラインアクセス2$Lを表してよい。
【0034】
表1を参照すると、ベースライン構成402と比較して、データがより遅い速度でストローブされ、スタックしているDRAMダイ430及び436の恩恵が無効にされ得るので、第2の構成406のピーク帯域幅、CAS電力、及びRAS電力は、全て単位値、例えば1であってよい。
【0035】
第3の構成408は、ベースライン構成402と比較して、RAS電力消費を低減するために、ワードライン構成200を組み込んでよい。第3の構成408は、DRAMダイ102及びDRAMダイ104を含んでよい。DRAMダイ102及び104は、16ビットデータバスをそれぞれ含み、1kBのページサイズを有し、128ビット/CASを読み出すように構成されてよい。1kBのページサイズは、サブセグメントワードラインアドレスラインで、1又は複数のマスタワードライン、例えばマスタワードライン204を選択的にパーティションで区切ることによって、少なくとも部分的に決定されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ102は、1kBのページ438にアクセスするように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ104は、1kBのページ440にアクセスするように構成されてよい。ページ438及び440のそれぞれのアクセスは、DRAMダイ102及び104の各16ビットデータバス上の4つの8ビットバーストを含んでよい。このバーストパターンは、「8−128」として表される。様々な実施形態によれば、ページ438は、第1のキャッシュラインアクセス1$L表してよく、ページ440は、第2のキャッシュラインアクセス2$Lを表してよい。
【0036】
表1を参照すると、第3の構成408に対して、ピーク帯域幅は、ベースライン構成402と同一であってよい。DRAMダイ102及び104のそれぞれは、第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ412の半分のビットにアクセスするが、累積的に、DRAMダイ102及び104は、所与の持続時間の間にDRAMダイ412と同一の量のデータにアクセスしてよい。
【0037】
複数のCASコマンドが各ダイ上に発生し得るので、第3の構成408は、増加されたCAS電力の量を有してよい。より多いデータがアクセスされないので、CAS電力は、2倍でなくてよい。CAS電力がより高い場合でさえ、電力消費のそのような増加は、RAS電力の節約と比較して、比較的小さくてよい。
【0038】
第3の構成408は、ベースライン構成402の約半分であり得るRAS電力の量を有してよい。ページ438又は440(1kB)のアクティブ化の間に、下位サブワードライン216又は上位サブワードライン218がアクティブにされ、しかし、ベースライン構成402からフェッチされる場合と同一の量のデータがフェッチされる。ページを開く間に消費される電力は、ページのサイズに線形に増えてよい。同一の量のデータを有する半分のページサイズは、ベースライン構成402に対して、半分のRAS電力消費及び略同一のCAS電力消費をもたらす。DRAMダイ、例えばDRAMダイ102及び/又は104におけるRAS電力消費は、CAS電力より非常に高くてよいので、第3の構成408は、電力消費の正味の減少をもたらしてよい。2kBのページについて、複数の16kビット検知増幅器は、ビットセル情報に基づいて切り替えられてよいので、RAS電力消費は、より高くてよい。CASは、256ビットを複数の検知増幅器から、DRAMアレイの端部に伝達させ、より少ない合計の消費される電力であり得る。したがって、ベースライン構成402のDRAMダイ412と同様の量のデータにアクセスする間に、第3の構成408は、ベースライン構成402の約半分のRAS電力消費で動作できてよい。
【0039】
一実施形態によれば、第3の構成408は、DRAMスタック150の共通コマンドアドレスバス156の構成を使用してよい。共通バスの状況において、コマンドアドレス帯域幅は、ピーク帯域幅を維持するために、2倍にされてよい。コマンドアドレスの速度を低減するために、DRAMダイ102及び104は、複数の自動CASシーケンスで構成されてよい。自動CASは、ベースライン構成402のCASの最大で2倍の電力消費の第3の構成408のCASではなく、CAS電力を低減すること及びCAS電力消費をベースライン構成402と同様の電力消費レベルに下げることを支援してよい。複数の実施形態によれば、DRAMダイ102及び104のプログラム可能な複数のコアは、CASコマンドが受信されたように内部で応答するための複数の命令を受信してよい。発行される内部の複数のCASコマンドの数は、メモリコントローラから、すなわちモードレジスタを介して受信される複数の命令に基づいて、選択的に増加及び/又は減少されてよい。
【0040】
第4の構成410は、単一のDRAMダイ442を含んでよい。DRAMダイ442は、32ビットデータバスを含み、1kBのページサイズを有し、128ビット/CASを読み出すように構成されてよい。第1の時刻t1と第5の時刻t5との間に、DRAMダイ442は、1kBのページ444及び1kBのページ446にアクセスするように構成されてよい。各ページ444及び446のアクセスは、合計512ビットを読み出す又は書き込むために、32ビットデータバス上の4つの4ビットバーストを含んでよい。このバーストパターンは、ページ444及び446のそれぞれの中の4回の「4−128」として表される。様々な実施形態によれば、ページ444は、第1キャッシュラインアクセス1$Lを表してよく、ページ446は、第2のキャッシュラインアクセス2$Lを表してよい。
【0041】
表1を参照すると、第4の構成410のピーク帯域幅、CAS電力、及びRAS電力は、ワードライン構成200を組み込むことを除き、第3の構成408と同様であってよい。しかし、示されるように、DRAMダイ442に表1の単位値のピーク帯域幅を提供させるために、2倍のCASコマンドが受信される。追加の複数のCASコマンドは、DRAMダイ442によって用いられる機能するための最小遅延時間を違反し得、よって、DRAMダイ442を動作不可能な状態にする。
【0042】
図5は、本発明の実施形態の一つの実装に従うコンピューティングデバイス500を示す。コンピューティングデバイス500は、ボード502を収容する。ボード502は、これらに限定されるものではないが、プロセッサ504及び少なくとも1つの通信チップ506を含む多数のコンポーネントを含んでよい。プロセッサ504は、ボード502に物理的に及び電気的に結合されてよい。いくつかの実装において、少なくとも1つの通信チップ506も、ボード502に物理的及び電気的に結合されてよい。さらなる複数の実装において、通信チップ506は、プロセッサ504の一部であってよい。
【0043】
その複数のアプリケーションに応じて、コンピューティングデバイス500は、ボード502に物理的及び電気的に結合にされてもされなくてもよい他の複数のコンポーネントを含んでよい。これらの他のコンポーネントは、これらに限定されないが、揮発性メモリ(例えば、DRAM508)、不揮発性メモリ(例えば、ROM510)、フラッシュメモリ511、グラフィックスプロセッサ512、デジタル信号プロセッサ513、暗号プロセッサ、チップセット514、アンテナ516、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ518、タッチスクリーンコントローラ520、バッテリ522、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器524、全地球測位システム(GPS)デバイス526、コンパス528、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカ530、カメラ532、及び(ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)などのような)大容量ストレージデバイス含む。
【0044】
様々な実施形態によれば、チップセット514は、メモリコントローラ及びTCO補償回路を含んでよい。複数の実施形態によれば、DRAM508は、ワードライン構成200で実装されてよく、1又は複数のDRAMスタック100及び/又は150を含んでよい。
【0045】
通信チップ506は、コンピューティングデバイス500へ及びからのデータの転送のための複数の無線通信を有効にしてよい。用語「無線」及びその複数の派生語は、非個体の媒体を介する変調された電磁放射の使用によってデータを通信してよい複数の回路、複数のデバイス、複数のシステム、複数の方法、複数の技術、複数の通信チャネルなどを説明するために用いられてよい。 その用語は、関連する複数のデバイスが任意の複数のワイヤを含まないことを意味しないが、いくつかの実施形態において、それらが含まないかもしれない。通信チップ506は、これらに限定されるものではないが、Wi−Fi(IEEE802.11ファミリー)、WiMAX(登録商標)(IEEE802.16ファミリー)、IEEE802.20、ロングタームエボリューション(LTE)、Ev−DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM(登録商標)、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth(登録商標)、それらの派生物を含む多数の無線規格又はプロトコルのいずれか、及び3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定される任意の他の複数の無線プロトコルを実装してよい。コンピューティングデバイス500は、複数の通信チップ506を含んでよい。例えば、第1の通信チップ506は、Wi−Fi及びBluetooth(登録商標)のようなより短い範囲の複数の無線通信の専用であってよく、第2の通信チップ506は、GPS、EDGE、GPRS、CDMA、WiMAX(登録商標)、LTE、Ev−DOなどのようなより長い範囲の複数の無線通信の専用であってよい。
【0046】
コンピューティングデバイス500のプロセッサ504は、プロセッサ504内にパッケージされた集積回路ダイを含む。本開示のいくつかの実装において、プロセッサの集積回路ダイは、本開示の複数の実施形態に係る、動作可能にプロセッサキャッシュとして構成された1又は複数のDRAMスタック100及び/又は150の一部としてワードライン構成200を含んでよい。用語「プロセッサ」は、複数のレジスタ及び/又はメモリからの電子データを処理してその電子データを複数のレジスタ及び/又はメモリに格納され得る他の電子データに変換する任意のデバイス又はデバイスの部分を言及してよい。
【0047】
通信チップ506も、通信チップ506内にパッケージされた集積回路ダイを含む。
【0048】
さらなる複数の実装において、コンピューティングデバイス500内に収容される他のコンポーネントは、複数のプロセッサコア、キャッシュ、及び1又は複数のメモリコントローラのような1又は複数のデバイスを含む集積回路ダイを含んでよい。
【0049】
様々な実装において、コンピューティングデバイス500は、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップコンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、又はデジタルビデオレコーダであってよい。さらなる複数の実装において、コンピューティングデバイス500は、データを処理する任意の他の電子デバイスであってよい。
【0050】
様々な実施形態によれば、装置は、一の数のセグメントワードラインを駆動するように構成された一の数のセグメントワードラインドライバを含んでよい。一の数のセグメントワードラインのそれぞれは、複数のメモリセルのサブアレイに結合されてよい。装置は、一の数のセグメントワードラインドライバに結合されたマスタワードラインを含んでよい。マスタワードラインは、装置によって受信される複数のロウアドレスストローブ(RAS)信号に応答してよい。装置は、一の数のセグメントワードラインの無効にされたいくつかのアクティブ化によって消費される電力を低減するために、装置のページをパーティションで区切る一の数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にするロジックに結合されたセグメントワードラインイネーブルを含んでよい。装置は、複数のメモリセルのサブアレイを含んでよい複数のメモリセルのダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)アレイを含んでよい。セグメントワードラインイネーブルは、ページを下位サブワードライン及び上位サブワードラインにパーティションで区切るように構成されてよい。下位サブワードライン及び上位サブワードラインのそれぞれは、ページの異なる物理的な半分を含んでよい。セグメントワードラインイネーブルは、ページを一の数の同じサイズのパーティションにパーティションで区切るように構成されてよい。ある時刻における複数の同じサイズのパーティションの1つは、有効にされてよく、一方で、複数の同じサイズのパーティションの他のいくつかは、無効にされてよい。
【0051】
複数の実施形態において、セグメントワードラインイネーブルは、第1のセグメントワードラインイネーブルであってよく、装置は、第1のセグメントワードラインイネーブルに基づいて無効にされていない一の数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にするように構成された第2のセグメントワードラインイネーブルをさらに含んでよい。第2のセグメントワードラインイネーブルは、第1のセグメントワードラインイネーブルに基づいて無効にされていない一の数のセグメントワードラインドライバのいくつかの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成されてよい。セグメントワードラインイネーブルは、メモリコントローラからの信号の受信に応答して、一の数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にしてよい。
【0052】
様々な実施形態によれば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)スタックは、第1のDRAMダイを含んでよい。第1のDRAMダイは、複数のメモリセルの複数のサブアレイの第1の群にそれぞれ結合され、第1のマスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第1の数のセグメントワードラインドライバを含んでよい。第1のDRAMダイは、第1のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、第1の数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効するように構成された第1のセグメントワードラインイネーブルを含んでよい。DRAMスタックは、スタック構成で第1のDRAMダイに結合され、メモリコントローラから受信された複数の制御信号に応答して、メモリコントローラへ及びからデータを転送するように構成された第2のDRAMダイを含んでよい。
【0053】
複数の実施形態によれば、一の数のセグメントワードラインドライバは、第1の数のセグメントワードラインドライバであってよい。複数のサブアレイの群は、複数のサブアレイの第1の群であってよく、セグメントワードラインイネーブルは、第1のセグメントワードラインイネーブルであってよい。第2のDRAMダイは、複数のメモリセルの第2のサブアレイにそれぞれ結合され、第2マスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第2の数のセグメントワードラインドライバと、第1のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、一の数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成されたセグメントワードラインイネーブルとを含んでよい。第2のマスタワードライン信号は、第1のマスタワードライン信号と同一であってよい。第1のDRAMダイは、第2のDRAMダイの各端子をプリント回路基板に結合するように構成された複数のスルーシリコンビア(TSV)を含んでよい。
【0054】
様々な実施形態によれば、方法は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)で、一の数のセグメントワードラインドライバを駆動するためのマスタワードライン信号を受信する段階を含んでよい。方法は、DRAMで、複数のセグメントワードラインドライバの無効にされたいくつかに結合された複数のセグメントワードラインによる消費電力を低減するために、DRAMのページをパーティションで区切るために、複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分において、マスタワードライン信号に応答することを選択的に無効にするためのセグメントワードラインイネーブル信号を受信する段階を含んでよい。方法は、セグメントワードラインイネーブル信号の変化に応答して、複数のセグメントワードラインドライバの以前に選択的に無効にされた少なくとも半分のいくつかを選択的に有効にする段階を含んでよい。セグメントワードラインイネーブル信号は、第1のセグメントワードラインイネーブル信号であってよい。方法は、第2のセグメントワードラインイネーブル信号を受信する段階と、第1のセグメントワードラインイネーブル信号及び第2のワードラインイネーブル信号の論理結合に基づいて一の数のセグメントワードラインドライバを無効にする段階とをさらに含んでよい。方法は、DRAM内でカラムアドレスストローブ(CAS)信号を生成する段階と、生成されたCAS信号に基づいて、DRAM内で複数のビットラインを自動的にアクティブにする段階とをさらに含んでよい。生成する段階は、DRAMのモードレジスタの値に基づいてよい。
【0055】
様々な実施形態によれば、システムは、プリント回路基板(PCB)と、ネットワークへ及びからのデータを転送するためにプリント回路基板に結合されたネットワークインターフェースと、プロセッサキャッシュとして構成されたダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)スタックを有するプロセッサとを含んでよい。DRAMスタックは、第1のDRAMダイを含んでよい。第1のDRAMダイは、複数のメモリセルの複数のサブアレイの第1の群にそれぞれ結合され、第1のマスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第1の数のセグメントワードラインドライバを含んでよい。第1のDRAMは、第1のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、第1の数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第1のセグメントワードラインイネーブルを含んでよい。DRAMスタックは、スタック構成で第1のDRAMダイに結合され、メモリコントローラから受信された複数の制御信号に応答して、メモリコントローラへ及びからのデータを転送するように構成された第2のDRAMダイを含んでよい。DRAMスタックは、第1のDRAMスタックであってよい。システムは、PCBに結合され、メインメモリとして構成されたDRAMモジュールをさらに含んでよい。DRAMモジュールは、DRAMスタックの消費電力を低減するために、DRAMスタックに含まれる複数のDRAMダイのページの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第2のDRAMスタックを含んでよい。
【0056】
複数の実施形態によれば、システムは、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップコンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、又はデジタルビデオレコーダの1つから選択されてよい。システムは、プロセッサに動作可能に結合されたディスプレイデバイスをさらに含んでよい。ディスプレイデバイスは、タッチスクリーンであってよい。
【0057】
本明細書の例示の複数の実装の上記の説明は、要約に説明されたものを含みつつ、包括的であること、又は開示された正確な複数の形式に本発明を限定することが意図されない。本発明の特定の複数の実施態様及び複数の例が例示の複数の目的でここで説明されるが、様々な均等な修正は、関連技術の当業者が認識するとおり、本発明の範囲内で適用可能である。
【0058】
これらの修正は、上記の発明を実施するための形態を踏まえて、本発明になされてよい。以下の請求項で用いられる用語は、本明細書及び請求項に開示された特定の複数の実施態様に本発明を限定するように解釈されるべきでない。正確には、本発明の範囲は、クレーム解釈の確立された原則に従って解釈される以下の請求項によって全体的に判断される。
【0059】
上記の説明された複数の実施形態のいずれかの特定の複数の特徴は、全体として又は部分的に本開示の新しい複数の実施形態を形成するために、1又は複数の他の複数の実施形態に完全に又は部分的に組み合わされてよい。
[項目1]
メモリにおける電力を低減する装置であって、
複数のメモリセルのサブアレイにそれぞれ結合された複数のセグメントワードラインを駆動するように構成された複数のセグメントワードラインドライバと、
前記複数のセグメントワードラインドライバに結合され、前記装置によって受信された複数のロウアドレスストローブ(RAS)信号に応答するマスタワードラインと、
前記複数のセグメントワードラインの無効にされたいくつかのアクティブ化によって消費される電力を低減するために、前記装置のページをパーティションで区切る前記複数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にするロジックに結合されたセグメントワードラインイネーブルと
を備える装置。
[項目2]
前記装置は、複数のメモリセルの前記サブアレイを含む複数のメモリセルのダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)アレイを含む項目1に記載の装置。
[項目3]
前記セグメントワードラインイネーブルは、前記ページを下位サブワードライン及び上位サブワードラインにパーティションで区切るように構成され、
前記下位サブワードライン及び前記上位サブワードラインのそれぞれは、前記ページの異なる物理的な半分を含む項目1に記載の装置。
[項目4]
前記セグメントワードラインイネーブルは、前記ページを一の数の同じサイズのパーティションにパーティションで区切るように構成され、ある時刻における前記同じサイズのパーティションの1つは、有効にされ、前記同じサイズのパーティションの他のいくつかは、無効される項目1に記載の装置。
[項目5]
前記セグメントワードラインイネーブルは、第1のセグメントワードラインイネーブルであり、
前記装置は、
前記第1のセグメントワードラインイネーブルに基づいて無効にされていない前記複数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にするように構成された第2のセグメントワードラインイネーブル
をさらに含む項目1から4のいずれか一項に記載の装置。
[項目6]
前記第2のセグメントワードラインイネーブルは、前記第1のセグメントワードラインイネーブルに基づいて無効にされていない複数のセグメントワードラインドライバのいくつかの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成される項目5に記載の装置。
[項目7]
前記セグメントワードラインイネーブルは、メモリコントローラからの信号の受信に応答して、複数のセグメントワードラインドライバのいくつかを選択的に無効にする項目1から4のいずれか一項に記載の装置。
[項目8]
低電力のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)スタックであって、
第1のDRAMダイと、
スタック構成で前記第1のDRAMダイに結合され、メモリコントローラから受信された複数の制御信号に応答して、前記メモリコントローラへ及びからのデータを転送するように構成された第2のDRAMダイと
を備え、
前記第1のDRAMダイは、
複数のメモリセルの複数のサブアレイの第1の群にそれぞれ結合され、第1のマスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第1の複数のセグメントワードラインドライバと、
前記第1のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、前記第1の複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第1のセグメントワードラインイネーブルと
を含むDRAMスタック。
[項目9]
前記第2のDRAMダイは、
複数のメモリセルの第2のサブアレイにそれぞれ結合され、第2のマスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第2の複数のセグメントワードラインドライバと、
前記第2のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、前記第2の複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第2のセグメントワードラインイネーブルと
を含む項目8に記載のDRAMスタック。
[項目10]
前記第2のマスタワードライン信号は、前記第1のマスタワードライン信号と同一である項目9に記載のDRAMスタック。
[項目11]
前記第1のDRAMダイは、前記第2のDRAMダイの各端子をプリント回路基板に結合するように構成された複数のスルーシリコンビア(TSV)を含む項目8から10のいずれか一項に記載のDRAMスタック。
[項目12]
メモリにおける電力を低減する方法であって、
ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)で、複数のセグメントワードラインドライバを駆動するためのマスタワードライン信号を受信する段階と、
DRAMで、前記複数のセグメントワードラインドライバの無効にされたいくつかに結合された複数のセグメントワードラインによる消費電力を低減するために、前記DRAMのページをパーティションで区切るために、前記複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分において、前記マスタワードライン信号に応答することを選択的に無効にするためのセグメントワードラインイネーブル信号を受信する段階と、
前記セグメントワードラインイネーブル信号の変化に応答して、前記複数のセグメントワードラインドライバの以前に選択的に無効にされた少なくとも半分のいくつかを選択的に有効にする段階と
を備える方法。
[項目13]
前記セグメントワードラインイネーブル信号は、第1のセグメントワードラインイネーブル信号であり、
前記方法は、
第2のセグメントワードラインイネーブル信号を受信する段階と、
前記第1のセグメントワードラインイネーブル信号及び前記第2のセグメントワードラインイネーブル信号の論理結合に基づいて、前記複数のセグメントワードラインドライバを無効にする段階と
をさらに備える項目12に記載の方法。
[項目14]
前記DRAM内でカラムアドレスストローブ信号(CAS信号)を生成する段階と、
生成された前記CAS信号に基づいて、前記DRAM内で複数のビットラインを自動的にアクティブにする段階と
をさらに備える項目12又は13に記載の方法。
[項目15]
前記生成する段階は、前記DRAMのモードレジスタの値に基づく項目14に記載の方法。
[項目16]
メモリにおいて電力を低減するシステムであって、
プリント回路基板(PCB)と、
ネットワークへ及びからのデータを転送するために前記プリント回路基板に結合されたネットワークインターフェースと、
プロセッサキャッシュとして構成されたダイナミックランダムアクセスメモリスタック(DRAMスタック)を有するプロセッサと
を備え、
前記DRAMスタックは、
第1のDRAMダイと、
スタック構成で前記第1のDRAMダイに結合され、メモリコントローラから受信された複数の制御信号に応答して、前記メモリコントローラへ及びからのデータを転送するように構成された第2のDRAMダイと
を含み、
前記第1のDRAMダイは、
複数のメモリセルの複数のサブアレイの第1の群にそれぞれ結合され、第1のマスタワードライン信号に応答するようにそれぞれ構成された第1の複数のセグメントワードラインドライバと、
前記第1のDRAMダイの合計のワードラインの電力消費を低減する動作の間に、前記第1の複数のセグメントワードラインドライバの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第1のセグメントワードラインイネーブルと
を含むシステム。
[項目17]
前記DRAMスタックは、第1のDRAMスタックであり、
前記システムは、前記PCBに結合され、メインメモリとして構成されたDRAMモジュール
をさらに備え、
前記DRAMモジュールは、前記DRAMスタックの消費電力を低減するために、前記DRAMスタックに含まれる複数のDRAMダイのページの少なくとも半分を選択的に無効にするように構成された第2のDRAMスタックを含む項目16に記載のシステム。
[項目18]
前記システムは、ラップトップ、ネットブック、ノートブック、ウルトラブック、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ウルトラモバイルPC、携帯電話、デスクトップコンピュータ、サーバ、プリンタ、スキャナ、モニタ、セットトップボックス、エンターテイメントコントロールユニット、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、又はデジタルビデオレコーダのうちの1つから選択される項目16に記載のシステム。
[項目19]
前記プロセッサに動作可能に結合されたディスプレイデバイス
をさらに備える項目16から18のいずれか一項に記載のシステム。
[項目20]
前記ディスプレイデバイスは、タッチスクリーンである項目19に記載のシステム。