特許第6133316号(P6133316)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 古河電気工業株式会社の特許一覧

特許6133316マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法
<>
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000002
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000003
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000004
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000005
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000006
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000007
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000008
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000009
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000010
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000011
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000012
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000013
  • 特許6133316-マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6133316
(24)【登録日】2017年4月28日
(45)【発行日】2017年5月24日
(54)【発明の名称】マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 47/10 20060101AFI20170515BHJP
   B29C 47/66 20060101ALI20170515BHJP
   B29C 47/60 20060101ALI20170515BHJP
   B29K 105/04 20060101ALN20170515BHJP
【FI】
   B29C47/10
   B29C47/66
   B29C47/60
   B29K105:04
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-541468(P2014-541468)
(86)(22)【出願日】2013年3月8日
(65)【公表番号】特表2015-513474(P2015-513474A)
(43)【公表日】2015年5月14日
(86)【国際出願番号】JP2013057319
(87)【国際公開番号】WO2013133453
(87)【国際公開日】20130912
【審査請求日】2015年11月13日
(31)【優先権主張番号】1200156
(32)【優先日】2012年3月9日
(33)【優先権主張国】HU
(73)【特許権者】
【識別番号】000005290
【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076439
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 敏三
(74)【代理人】
【識別番号】100161469
【弁理士】
【氏名又は名称】赤羽 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100131288
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 尚祐
(72)【発明者】
【氏名】マロシュフェーイ, ボトンド
(72)【発明者】
【氏名】ポムレーニ, ペーテル
(72)【発明者】
【氏名】ゴンボシュ, アーコシュ
(72)【発明者】
【氏名】稲森 康次郎
(72)【発明者】
【氏名】大来 裕
【審査官】 川崎 良平
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭49−095189(JP,A)
【文献】 特開平07−276463(JP,A)
【文献】 特開平05−237908(JP,A)
【文献】 特開平07−276470(JP,A)
【文献】 特開昭52−133381(JP,A)
【文献】 特開昭56−098152(JP,A)
【文献】 特開昭58−003836(JP,A)
【文献】 特開昭55−055815(JP,A)
【文献】 特開昭51−041066(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 47/00−47/96
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロセルラー発泡体製造装置であって、押出機シリンダ(1)と、その内部にコア(2c)及びコア(2c)の周囲を動く螺旋状フライト(2b)を備えた押出機スクリュ(2)とが設置され、前記装置が、前記シリンダ(1)と前記押出機スクリュ(2)とにより画定された内部空間(5)へのポリマー基材の供給に適してなり、前記シリンダ(1)に形成されてかつ前記内部空間(5)と連通する供給部入口(8a)に接続されてなる供給部(8)を有し、押出口(8b)が前記シリンダ(1)に形成され、前記装置が、前記内部空間(5)に発泡剤を供給する手段と前記スクリュ(2)を回転させる手段とをさらに具備してなり、
前記発泡剤を供給する手段が孔部(3)に接続された少なくとも1つのノズル(3a)であり、前記内部空間(5)に開口した前記ノズルのノズルオリフィス(3aa)が、前記ノズルオリフィス(3aa)と表面(2c1)との間の距離がゼロ(0)よりも大きいように、前記コア(2c)の表面(2c1)と前記シリンダ(1)の内面(1a)との間に設置されてなり、
投入開口部(B)を有する発泡剤流入路(7)が前記スクリュ(2)のコア(2c)に形成され、前記ノズル(3a)が前記スクリュ(2)の壁部(2a)に形成された前記孔部(3)に接続され、前記孔部(3)が前記流入路(7)に接続されてなり、
前記ノズル(3a)に前記ノズル(3a)の軸(T)回りに回転可能な回転部分(19)が設けられ、前記ノズルオリフィス(3aa)の軸(t)が前記軸(T)と一定の角度をなし、前記回転部分(19)に羽根(21)が設けられていることを特徴とする、マイクロセルラー発泡体製造装置。
【請求項2】
前記ノズル(3a)と異なるノズルが前記シリンダ(1)の壁部(1b)に形成された前記孔部(3)と異なる孔部に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ノズル(3a)と異なるノズルが前記シリンダ(1)の壁部(1b)に形成された前記孔部(3)と異なる孔部に接続されてなり、
前記ノズル(3a)と異なるノズルに対応するノズルオリフィス(3aa)が前記内部空間(5)に設置されたディスク(32a)の表面(F)に設置され、前記ディスク(32a)のマントル(P)が前記孔部(3)と異なる孔部近傍で前記シリンダ(1)の内壁(1a)に接触しており、前記発泡剤を導く流路(35、37)が前記ディスク(32a)のマントル(P)に形成され、溶融体流路(36)が前記ディスク(32a)の2つの表面(F)間に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記ディスク(32)が焼結金属製であり、前記ノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)が前記ディスク(32)の多孔質表面(F)の多孔部であることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記ノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)が前記ディスク(32)の2つの表面(F)間に形成された溶融体流路(36)の内面に設置されていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
少なくとも2枚のディスク(32)が隣接して設置され、第1のディスク(32)が前記スクリュ(2)に取り付けられている一方、第2のディスク(32)が前記シリンダ(1)の内面(1a)に取り付けられていることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
マイクロセルラー発泡体製造方法であって、押出機シリンダ(1)と、その内部にコア(2c)及びコア(2c)の周囲を動く螺旋状フライト(2b)を備え押出機スクリュ(2)との間に形成された内部空間(5)に、スクリュ(2)が回転している間、ポリマー基材と発泡剤とを供給する工程と、前記シリンダ(1)から押出口(8b)を経て前記ポリマー基材と前記発泡剤とを含んでなる組成物を押し出す工程とを含んでなる方法であって、
前記発泡剤が少なくとも1つのノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)を経て前記内部空間(5)に送給され、前記ノズルオリフィス(3aa)が、前記ノズルオリフィス(3aa)と表面(2c1)との間にゼロ(0)よりも大きい距離で、前記コア(2c)の表面(2c1)と前記シリンダ(1)の内面(1a)との間に設置されてなり、
前記発泡剤が、前記シリンダ(1)の壁部(1b)に形成された孔部(3)を経て、前記ノズル(3a)に送給され、
前記コア(2c)の周りに設置されたディスク(32)が内部空間(5)に設置され、溶融体流路(36)が前記ディスク(32)の2つの表面(F)間に形成され、前記ノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)が前記ディスク(32)上に載置されていることを特徴とする、マイクロセルラー発泡体製造方法。
【請求項8】
前記ノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)が前記ディスク(32)の表面(F)に設置されていることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ノズル(3a)のノズルオリフィス(3aa)が前記溶融体流路(36)の内面に設置されていることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも2枚の連続したディスク(32)が用いられ、前記ディスク(32)が前記スクリュ(2)又はシリンダ(1)に取り付けられていることを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロセルラー発泡体(microcellular foams、微細発泡体)製造装置に関し、前記マイクロセルラー発泡体製造装置は、コアの周囲を動く螺旋状フライトを備えた押出機スクリュを有する押出機シリンダと、ポリマー基材の供給に適した、前記シリンダ上に形成されてなり前記シリンダと前記押出機スクリュによって画定された内部空間に連通してなる投入口に接続された供給部とを具備してなり、さらに、押出吐出口が前記シリンダ上に形成されていて、前記装置は、前記内部空間に発泡剤を供給する手段と前記スクリュを回転させる手段とをさらに具備してなる。本発明は、また、マイクロセルラー発泡体製造方法に関し、前記マイクロセルラー発泡体製造方法は、押出機シリンダと、前記シリンダ内部に設置されて前記スクリュが回転している間にコアの周囲を動く螺旋状フライトを備えた押出機スクリュとの間に形成された内部空間にポリマー基材と発泡剤とを供給する工程、及び吐出口を経て前記シリンダから前記ポリマー基材と前記発泡剤とを含有する混合物を押し出す工程、を含んでなる。
【背景技術】
【0002】
ポリマー発泡体を技術的目的で利用することは、公知であり広く行われている。これらの発泡体の連続生産が、種々の押出法により達成されるのが一般的である。ポリマー及びその発泡剤との混合物の溶融は、押出機装置内で起こる。物理発泡の場合は、ポリマー相に混合された発泡剤が、押出機装置から出る時の圧力変化の結果として、ガスになって、ポリマー内部にガスセルを作る。これらのセルは、この発泡体構造(クローズドセル構造)に薄いポリマー膜によって分離することができ、または、セルのエア空間を共有することもできる(オープンセル構造)。これらの発泡体の基材として、数種類のポリマー型材料が用いられる。ポリオレフィン類が、その優れたコストパフォーマンスのために広く適用されている。
【0003】
マイクロセルラー発泡体は、その有利な特長(例えば、均一な発泡体構造、気泡サイズの狭い分布、外観など)のために特に注目に値する。特許文献1から、マイクロセルラー発泡体製造方法が公知である。このプロセスを利用すると、押出機装置のシリンダに形成された開口部を経て、物理発泡剤(超臨界状態にあってもよい)が、溶融体中に計量される。
【0004】
特許文献2に記載されたように、スクリュを経由する注入が、別の可能性である。後者の発明者らは、数個の穴部を経て発泡剤を導入することにより発泡体の特性が向上することを記載している。これらの2つの材料、つまり、物理発泡剤と溶融体との間の強力な接触と混合とが、押出装置に用いられたスクリュ上の羽根(vanes)を介して達成できる。ポリマー相に混合される発泡剤の量により密度が決まる一方、混合の質により発泡体の構造が決まる。マイクロセルラー発泡体は、ポリマー相と発泡剤との単相の混合物により作られる。ポリマー/発泡剤の単相系の形成のモデルを単純化すると、下記の異なる3つの工程に分類できる。1)ポリマーのバルク相に発泡剤を送給すること、2)溶融体中で発泡剤を分散させること、及び3)溶融体のバルク相に発泡剤を分散させること。もちろん、起こっている実際のプロセスは、例えば、溶融体中の発泡剤の拡散を考慮しただけでも、さらに著しく複雑であり得る。
【0005】
マイクロセルラー発泡体の製造において最も頻繁に用いられている物理発泡剤は、超臨界状態の窒素又は二酸化炭素である。特許文献1に開示された方法によれば、物理発泡剤が、押出機シリンダ上又はスクリュ上に形成された孔部(bore hole)を経て送給される。このアプローチの欠点は、発泡剤が最初に溶融体の表面と接触することであり、それは注入がシリンダの内面及び/又はスクリュの外面から起こるからである。よって、単相の発泡剤/ポリマー系を作るためには、さらなる対策、例えば、ポリマーのバルク相に物理発泡剤を導入してバルク相中で分散と分配混合とを行わせることなどが必要である。これを達成するためには、発泡剤と溶融体とを混合するためにさらなる混合手段を備えなければならない。しかも、発泡剤の連続緩衝帯が溶融体の表面とスクリュ及び/又はシリンダとの間に形成されることもあり、発泡体構造の著しい品質低下と不安定な操作を招く結果になる。
【0006】
押出機シリンダの壁部から注入することの別の問題は、注入部の前を羽根が周期的に通過するために注入プロセスにおいて周期的な変動が見られることである。この現象が溶融ポリマーの均一性に及ぼす影響を避けるためには、混合機の使用が必須である。さらなる問題もあり、それは良好な混合を達成するためには溶融体及び超臨界状態にある発泡剤の温度と圧力とを同じ値に調節することが望ましいということに関する。このことから、適切に制御された注入部が必要になるが、これは、例えば特許文献3に開示されたさらに複雑な注入方式の利用でしか達成できない。低密度発泡体の製造の場合には、物理発泡剤に対するポリマーの比率が、非常に重要な因子である。もし物理発泡剤が超臨界状態で加えられると、この効果はさらに顕著になるが、それはその熱特性がガスの特性よりも液体の特性にさらに類似しているからである。発泡剤が十分に予熱されていない場合には、溶融体に接触すると局部的な凝固と凍結とが生じ得て、不均一な混合物を生ずる結果になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】国際特許公開第WO98/08667号
【特許文献2】国際特許公開第WO98/031521号
【特許文献3】米国特許第6,926,507号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、注入後に分散混合と分配混合のみが行われ、同じ温度でポリマーと発泡剤とを処理する必要がなくなるように、溶融体/発泡剤を含有する単相系の生成を簡略化するために、溶融体の表面に物理発泡剤を送給するのではなく、溶融体の内部又はバルク相に直接、物理発泡剤を送給することにより、従来のアプローチの問題を解消し得るマイクロセルラー発泡体製造方法及び装置を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、補助混合要素を利用することなく、かつ、従来のアプローチに比べて投入点から測定してポリマー流路沿いにより短い延線(stretch)で、ポリマー/発泡剤の混合物の十分な均一性を与えることにより、本発明のマイクロセルラー発泡体製造用押出機の長さの要求と空間の要求とを減じて、シリンダの内径とスクリュフライトの直径の両方を大きくし、装置の生産性向上を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的は、マイクロセルラー発泡体製造装置の提供により達成され、前記マイクロセルラー発泡体製造装置は、コアの周囲を動く螺旋状フライトを備えた押出機スクリュを有する押出機シリンダと、ポリマー基材供給用の、前記シリンダ上に形成されてなり前記シリンダと前記押出機スクリュによって画定された内部空間に連通してなり投入口に接続された供給部とを具備してなり、押出吐出口が前記シリンダ上に形成されていて、前記装置は、前記内部空間に発泡剤を供給する手段と前記スクリュを回転させる手段とをさらに具備してなり、該発泡剤を供給する前記手段が孔部(3)に接続されてなり前記内部空間と連通するノズルオリフィスを有する少なくとも1つのノズルであり、前記ノズルオリフィスが、前記ノズルオリフィスと前記コアの表面との間の距離がゼロ(0)よりも大であるように、前記コアの表面と前記シリンダの内面との間に設置されてなり、
投入開口部を有する発泡剤投入流路は、前記スクリュのコアに形成されてなり、前記ノズルが、前記スクリュの壁部に形成された孔部に接続されて前記流路と連通されてなり、
前記ノズルには前記ノズルの軸回りに回転可能な回転部分が設けられており、前記ノズルオリフィスの軸は前記軸と角度をなし、前記回転部分には羽根が設けられてなる、
マイクロセルラー発泡体製造装置である。
【0014】
前記ノズルは、有利には、前記シリンダの前記壁部に形成された前記孔部に接続される。
【0015】
前記ノズルのノズルオリフィスは、有利には、前記内部空間に設置されたディスクの表面に設置され、ここで、前記ディスクのマントルが前記孔部近傍で前記シリンダの内壁に接触しており、前記発泡剤を導く流路が前記ディスクのマントルに形成され、溶融体流路が前記ディスクの2つの表面間に備えられている。
【0016】
前記ディスクは、有利には焼結金属製であり、前記ノズルのノズルオリフィスが前記ディスクの多孔質表面の多孔部である。
【0017】
前記ノズルのノズルオリフィスは、有利には、前記ディスクの2つの表面間に形成された前記溶融体流路の内面に形成される。
【0018】
少なくとも2枚のディスクが有利には隣接して設置され、第1のディスクが前記スクリュに取り付けられ、第2のディスクが前記シリンダの内面に取り付けられる。
【0019】
本発明の目的はまた、マイクロセルラー発泡体製造方法を提供することによっても達成され、前記マイクロセルラー発泡体製造方法は、押出機シリンダと、前記シリンダ内部に設置されて前記スクリュが回転している間にコアの周囲を動く螺旋状フライトを備えた押出機スクリュとの間に形成された内部空間にポリマー基材と発泡剤とを供給する工程、及び前記シリンダから押出オリフィスを経て前記ポリマー基材と前記発泡剤とを含有する組成物を押し出す工程、及び前記コアの表面と前記シリンダの内面との間で前記表面からゼロ(0)よりも大きい距離にある少なくとも1つノズルのノズルオリフィスを経て前記内部空間に前記発泡剤を供給する工程、を含んでなり、
前記発泡剤は、前記スクリュの前記コアに形成されて投入開口部を有する投入流入路と、前記スクリュの壁部に形成されてその表面を前記流路に接続する孔部とを経て、前記ノズルに送給され、
前記発泡剤は、前記シリンダの壁部に形成された孔部を経て前記ノズルに送給され、
ディスクが、前記スクリュの周りの前記内部空間に設置され、溶融体流路が前記ディスクの2つの表面間に形成され、前記ノズルのノズルオリフィスが、前記ディスク上、有利には前記ディスク表面に設置され、有利な一実施態様においては前記溶融体流路の内面に設置される。
【0023】
前記方法において、少なくとも2枚のディスクが有利には連続して用いられ、前記ディスクが前記スクリュ又は外板(shell)に取り付けられる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の方法において、発泡されるポリマー基材と発泡剤とは、押出機スクリュ2が回転している間に、押出機シリンダ1と前記シリンダ中に載置されたスクリュ2との間に形成された内部空間5に供給される。発泡剤は、ノズルオリフィス3aaと表面2c1との間にゼロ(0)よりも大きい距離を置いて、コア2cの表面2c1とシリンダ1の内面1aとの間に設置されたノズル3のノズルオリフィス3aを経て、内部空間5に送給される。発泡剤、例えばCO又はNは、有利には、スクリュに設置されたノズル3aに、好ましくはスクリュ2に形成された流入路7を経て、入れられる。これにより、開口部Bを経て、また、異なる長さの複数のノズル3aの助けも受けて流入路7に発泡剤を注入することにより、空間5の異なる深さに発泡剤を導入できて、接触面を増加させて混合を向上することができる。ノズル3aがスクリュ2とともに回転するので、圧力変動なしに均等な発泡作用を達成することができる。スクリュ2の流入路7を経て導入された低温物理発泡剤は、混合前であっても、スクリュ2から熱を除去する。このように、発泡剤は、ノズル3aに達すると、局部的な凝固、氷結、よって溶融体の不均一を引き起こさずに、溶融体の温度まで自動的に発熱する。この方法のさらなる利点は、スクリュ2を経て発泡剤を注入することにより、開口部8aの近くの押出機シリンダ1の領域の冷却を強化することである。最終的に、発泡されるポリマーと発泡剤とを含んでなる混合物が、押出開口部8bを経てシリンダ1から押し出される。
【0025】
本発明の方法の好ましい実施態様において、発泡剤がシリンダ1の壁部1bに形成された孔部3を経てノズル3aに送給され、又は溶融体流路36がスクリュ2の周りに設けられたディスク32の2つの表面F間の溶融体空間5に形成され、そして、ノズル3aのノズルオリフィス3aaがディスク32上に位置する。あるいは、ディスク32の表面F上又は溶融体流路36の内面上に、ノズル3aのノズルオリフィス3aaを載置することができる。
【0026】
ポリマーの投入点から測定して方向H沿いのより短い長さ沿いに適切な均一性が達成されるので、技術水準のアプローチと比較して、本発明のマイクロセルラー発泡体製造用装置の長さは、実質的により短く、これにより装置の空間的要件を実際に減じる。さらに、シリンダ1の内径とスクリュ2のフライト2bの直径との両方を増大できることにより、装置の生産性を向上させる結果になる。
【0027】
本発明の装置のさらなる利点は、ノズル3aが、提供される特別の実施態様の提供を可能にすることである。例えば、ノズル3に背圧弁を設置でき、溶融体が流入路7に入るのを防ぐ。ノズル3の断面積を特定の寸法に合わせることにより、流入路7を流動する溶融体の速度を制御し、最適な流動状態を作り出すことができる。さらにまた、広く採用されている化学発泡技術に現在用いられている押出機が、物理発泡技術に容易に適合できる。
【0028】
本発明の上記及び他の特徴並びに利点は、適宜添付の図面を参照して、下記の記載からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本発明は、添付の図面を参照して、有利な実施態様を記載することによって詳細に明らかにされる。図中、
図1図1は、マイクロセルラー発泡体製造用の本発明の押出機装置の第1の有利な実施態様を示す;
図2図2は、マイクロセルラー発泡体製造用の本発明の押出機装置の第2の有利な実施態様を示す;
図3図3a〜3dは、ノズルの異なる実施態様を示す;
図4図4は、数個のノズルオリフィスを有する管状ノズルの有利な実施態様を示す;
図5図5は、焼結スリーブとして例示したノズルを示す;
図6図6は、回転体部分を伴って例示したノズルを示し、図中、左側の図が縦断面図を示し、右側の図が横断面図を示す(以下同じ);
図7図7〜7aは、ノズルとして用いられる多孔質構造を有するディスクを示す;
図8図8及び8aは、複数のノズルとチョッパ羽根とを備えたディスクを示す;
図9図9及び9aは、複数のノズルが設けられた一群のディスクを示す;
図10図10は、はめ歯歯車上に設置されたノズルの実施態様を示す;
図11図11は、逆止弁が設けられた、本発明のガス供給ノズルの実施態様を示す;
図12図12は、右側の6つの図が数種類の断面図を概略的に示す、本発明のガス供給ノズルの別の実施態様を示す;及び
図13図13は、テーパー付きの、図12に示したノズルの別のノズル実施態様を示す。
【0030】
図中、例えば図6は、左側と右側の2つの図を含むが、これら2つの図は概略的に示され、同一縮尺で示されてはいない。さらに、それぞれの部分又は要素の縮尺と寸法とは、同じ図中の2つの図で互いに同一ではない。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1は、マイクロセルラー発泡体製造用の本発明の押出機装置の第1の好ましい実施態様を示す。押出機装置は、内部に回転可能に設置された押出機スクリュ2を有する押出機シリンダ1を含んでなり、該押出機スクリュ2は螺旋状フライト2bを備えてコア2c回りに動き、該螺旋状フライトはコア2cに固定され又はコアと一体に形成されてなる。押出機スクリュ2は、図示しない駆動部によってシリンダ1中を回転できる。発泡されるポリマー基材は、シリンダ1とスクリュ2とにより画定された内部空間5に開口している供給部オリフィス8aに取り付けられた供給部8から、シリンダ1中、すなわち、シリンダ1とスクリュ2との間に設置された内部空間5中に直接送給できる。押出オリフィス8bが、シリンダ1にも形成されている。前記装置には、内部空間5に発泡剤を送給する手段が、スクリュ2を回転する駆動部(図示せず)とともに設けられている。
【0032】
本実施態様において、発泡剤が、スクリュ2に形成された内部流入路7と開口部Bとを経て、スクリュ2の複数のフライト2b間に形成されて流入路7を内部空間5に接続している少なくとも1つの孔部3に導かれる。
【0033】
発泡されるポリマーの流動方向Hにある第1の孔部3が、容器8の投入オリフィス8aから下流に設置され、シリンダ1の内壁とスクリュ2の壁部2aとの間の距離の途中で終わっている管状ノズル3aが、孔部3に接続されている。第2の孔部3が、発泡剤の流動方向Hに設置され、スクリュ2の壁部2aから突出している別の管状ノズル3aが、孔部3に接続され、シリンダ1の内壁の近くで終わっている。さらに第3の孔部3が、発泡されるポリマーの流動方向Hにおいて、第1の孔部3の反対側のコア2cの反対側に設置され、さらに別の管状ノズル3aが第3の孔部3に接続されており、このさらに別の管状ノズル3aは、スクリュ2の壁部2aから突出して、シリンダ1の内壁とスクリュ2の壁部2aとの間の内部空間5で、スクリュ2の壁部2aの近くで終わっている。
【0034】
もちろん、数個の孔部3とそれらに取り付けられた複数のノズル3aとは、孔部3の数がスクリュ2のせん断強度に悪影響を及ぼさない限り、スクリュ2の壁部2aの外周沿いにスクリュ2の複数の螺旋状フライト2b間において任意の距離で離間して設置できる。本実施態様においては、孔部に接続するノズル3aがない孔部3がさらに存在する。方向H沿いに、異なる高さを有する複数のノズル3aが、それらの複数のノズルオリフィス3aaを経て、空間5内を流動するポリマーのすべての層に発泡剤を送給し(図3b、3c、3dも参照)、ポリマー/発泡剤の混合物が不均一になる又はいかなる発泡剤の緩衝帯がその中にできるのを防ぐ、つまり、さらなる混合手段を加える必要性がなくなる。流入路7の長さは、実験に基づいて決定できる。前記長さは、十分に均一な混合物が押出機オリフィス8b内に存在する点までの距離を方向H沿いに延びていることが好ましい。本実施態様において、図1の矢印9により参照されるとおり、スクリュ2は、方向Hに平行な軸沿いに、ある限界内でシリンダ1中を前後に動くことができ、ある種の射出成形操作に有利である。したがって、マイクロセルラー発泡体製造用の本発明の発泡剤を送給する手段は、少なくとも1つのノズル3aであり、内部空間5と連通するノズルオリフィス3aaを有し、ノズルオリフィス3aaと表面2c1との間の距離がゼロ(0)よりも大きいように、すなわち、発泡剤がポリマー表面ではなくポリマー塊の内部に送給できるように、コア2cの表面2c1とシリンダ1の内面1aとの間に設置される。押出機シリンダ1と、コア2c回りに動く螺旋状フライト2bを有するスクリュ2との間の空間に設置されるノズル3aの長さは、任意である。
【0035】
図2は、本発明のマイクロセルラー発泡体製造用押出機の第2の実施態様を示す。本実施態様において、スクリュ2には流入路7がないが、それは空間5に突出している少なくとも1つのノズル3aがシリンダ1の壁部1bに形成された孔部3に接続されているからである。もちろん、ノズル3aは、シリンダ1の壁部1bに沿って互いに任意の短い距離で設置することができないが、その理由は、ノズル3aが螺旋状フライト2bと干渉することを防ぐようにするために、空間5に突出しているノズル3aの位置に対応する断面においてスクリュ2の螺旋状フライト2bを遮らなければならないからである。したがって、本実施態様において、スクリュ2は、シリンダ1中の流動方向Hと平行には全く又は殆ど動くことができない。
【0036】
図3a〜3dは、本発明の第1の有利な実施態様で用いられるノズル3aの異なる実施態様を示す。図3aに示したノズル3aは実質的にスクリュ2に形成された孔部3であり、空間5に突出してはいない;したがって、このノズル3aを用いると、発泡剤は、スクリュ2に接しているポリマーの塊の層中に送給できる。図3bに示したノズル3は、空間5に深く突出している;したがって、発泡剤は、このノズルを介してシリンダ1の内壁に接しているポリマーの塊の層中に送給できる。図3cに示したノズル3は、空間5の中央域に突出している;したがって、発泡剤は、空間5を流動しているポリマーの塊の中央の層中にこのノズルを介して送給できる。スプレーヘッド12が図3dに示したノズル3aの空間5に突出している上部ノズルオリフィス3aaに設置され、これにより溶融体と発泡剤の混合速度もその混合物の均一性も増大させる。
【0037】
図3a〜3dに示したノズル3aの有利な組合せを用いると、技術水準の任意のアプローチ、例えば、単独の混合手段の使用と比較して、実質的にさらに良好な均一性を達成できる。ノズル3aは混合手段としても作用するので、組成物の混合プロセスは、発泡剤導入の場所で直ちに始まる。このようにして、スクリュ2に沿って生じる混合ゾーンの長さを短くできる。
【0038】
図3b〜3dに示した前記実施態様に記載したとおり、複数のノズル3aが、両端が開放している管状ノズル3aだけではなく、好ましくはスプレーノズル12が設けられている場合には、ポリマーが入る点から測定して方向Hに沿ったさらに短い区域沿いに、補助混合手段なしに、ポリマー/発泡剤の混合物の十分な均一性を達成もできる。
【0039】
そのために、さらに、本発明のさらに複雑なノズル3aが提供されるが、それにより混合物の均一性をさらに向上できる。図4に示したノズル3aは、スクリュコア2cの表面2c1から測定して異なる高さで壁部に形成した穴部31をさらに有する;このようにして、発泡剤は、単一のノズル3aによって異なる高さで空間5に送給できる。
【0040】
図5に示したノズル3aの好ましい実施態様において、発泡剤は、焼結金属スリーブ32の多孔部を経て空間5に送給できる。金属製スリーブ32がノズル3aの接続要素33に取り付けられ、これはさらにスクリュコア2cの壁部2cに形成された孔部3に接続される。このアプローチにより、発泡剤は、金属スリーブ32の外面に密に載置された多孔部を経て、ノズル3aの高さ沿いに、空間5に連続的に送給できる。これにより、ノズル3aは、その表面に多数のノズルオリフィス3aaを多孔部として有する金属製スリーブ32自体であり、複数の細孔ノズル3aaの軸tがそれぞれノズル3aの軸Tと一定の角度をなす。
【0041】
図6に示したノズル3aの投入開口部15は、孔部3に接続されている。ノズル3aの実施態様は図4に示したノズル3aの実施態様と同様であるが、ただし、穴部18を有する回転部分19がノズル3aに設けられていることを除く。回転部分19は、ノズル3aの軸T回りに回転可能である。少なくとも1つの穴部18を経て導入される発泡剤は、孔部18がノズル3aの少なくとも1つの孔部17と重なる場合に、回転部分19の穴部18を経て空間5に送給される。このアプローチにより、発泡剤が、不連続的に脈動しながら溶融体中に流入可能である。回転部分19に設置された少なくとも1つの羽根21により加えられた力の回転トルクの印加によって、回転部分19の回転運動は、溶融体が空間5中を進むことによって与えられる。数個の孔部17を、異なる高さでノズル3aに形成することができる。本実施態様において、ノズル3aのノズルオリフィス3aaの軸tが、ノズル3aの軸Tに直交している。図中、16は孔部、20は回転体部である。
【0042】
図7及び7aは本発明のマイクロセルラー発泡体製造装置のさらなる実施態様を示し、本実施態様は第2の実施態様と同様ではあるが、ノズル3aがシリンダ1の壁部1bに形成した孔部から突出してはいないものの、ノズル3aは、多孔質構造を有して空間5の断面に設置されたスプレーディスク32であり、その外周沿いにシリンダ1の壁部1bに置かれている。複数のノズルオリフィス3aaが多孔部としてディスク32aの表面Fに設置され、ディスク32aのマントルPが孔部3近傍でシリンダ1の内面1aと接触している。ディスク32aのマントルP上には、発泡剤用流路35が形成され、ディスク32aの複数の表面F間には、溶融体用流路36が形成されている。ディスク32aは多孔質構造を有し、例えば焼結金属製である;したがって、その全延長上にわたって孔部3から空間5までの発泡剤の輸送に適している。したがって、ノズル3aがディスク32a自体であり、数個の多孔性ノズルオリフィス3aaがその表面に設置されている。ディスク32aは中央孔部を有し、スクリュ2に対してディスク32aの自由回転ができるように、スクリュ2にベアリングを介して取り付けられている。複数の段付き肩部33がディスク32aのベアリングの両側でスクリュ2に形成され、ディスク32aが方向Hに動くことを防止することにより、ディスク32aとスクリュ2の相対的位置が固定されている。好ましい実施態様において、発泡剤用流路35がディスク32aのマントルに円周方向に形成され(図7a)、それにより孔部3から出た発泡剤がディスク32aの多孔質組織へ入る面を大きくし、かつ、ディスク32aのマントルの外周沿いに均等に発泡剤を分散させる。方向Hと平行に設置された流路36を通過した溶融ポリマーが、流路36の壁部から出た発泡剤と混じり合う。図中、31は穴部、29(1)はシリンダ、30(2)はスクリュ、及び34はディスクである。
【0043】
図8及び8aに示したさらに好ましい実施態様において、ディスク32にはスクリュ2に固く取り付けられてそれとともに回転するチョッパ羽根40が設けられている;その回転中、チョッパ羽根40は、孔部3によりディスク32に形成された流路37に接続されている発泡剤用の開口部38を一時的に塞ぐ。材料の回転中、チョッパ羽根40が、物質流、すなわち、方向Hの流路36にディスク32を経て通過する溶融体/発泡剤の混合物を遮ることにより、溶融体/発泡剤の混合物を周期的に均一にする。
【0044】
図9及び9aに示した有利な実施態様において、少なくとも2枚のディスク32、図示した実施態様では3枚のディスク32が、連続して備えられ、これらのディスク32がスクリュ2(図示せず)又はシリンダ1に取り付けられている。このようにして、溶融体の流路36の壁部から溶融体の空間5に発泡剤を導くことにより、適切な混合が達成できる。
【0045】
図10に示した実施態様において、内部円錐歯を有し、スクリュ2(図示せず)に固定されて、かつ、それとともに回転する2枚のはめ歯歯車50に設置された数個のノズル3aの集合体により、ノズル3aが形成されている。発泡剤用であり、複数のノズル3aとシリンダ1に壁部1bに形成された孔部3とを接続する空隙部45が、はめ歯歯車50間に形成されている。複数のノズル3a間に形成された溶融体の流路36により、溶融体の流動が可能になる。図中、46は空間、47は内側シリンダ、48(2)はスクリュ、及び49(3a)はノズルである。
【0046】
図11は、本発明で用いるガス供給ノズルの実施態様を示し、逆止弁が設けられている。図中、22は発泡剤の投入口であるノズル、23は発泡剤の吐出口であるノズル、24は発泡剤の逆止用ボール、及び25は密閉面である。
【0047】
図12は、本発明で用いるガス供給ノズルの別の実施態様を示す。右側の6つの図は、数種類のノズルの断面図を概略的に示す。図中、26は発泡剤の投入口であるノズル、27は発泡剤の吐出口であるノズル、及び28は流路である。
【0048】
図13は、図12に示したノズルの別のノズル実施態様を示す。この図13のノズルは、テーパー付きである。テーパー付きノズルは、その周りにポリマー流の乱流を引き起こし、ポリマー基材と注入されたガスとの混合を強化する。
【0049】
本発明をその実施態様とともに説明したが、我々は特に指定しない限り我々の発明を説明のどの細部においても限定しようとするものではなく、添付の請求の範囲に示した発明の精神と範囲に反することなく幅広く解釈されるべきであると考える。
【0050】
本願は、2012年3月9日にハンガリー国で特許出願された特許出願第HU1200156号に基づく優先権を主張するものであり、これはここに参照してその内容を本明細書の記載の一部として取り込む。
【符号の説明】
【0051】
1 押出機シリンダ
1a 内面
1b 壁部
2 押出機スクリュ
2a 壁部
2b 螺旋状フライト
2c コア
2c1 表面
3 孔部
3a 管状ノズル
3aa ノズルオリフィス
5 内部空間
7 内部流入路
8 供給部
8a 供給部入口
8b 押出出口
12 スプレーヘッド
15 投入開口部
16、17、18 孔部
19 回転部分
21 羽根
31 穴部
32 焼結金属スリーブ(又はスプレーディスク)
32a、 32aa ディスク
33 接続要素(又は段付き肩部)
35、36、37 流路
38 開口部
40 チョッパ羽根
45 空隙部
50 はめ歯歯車
B 少なくとも1つの孔部3に対する投入開口部
F ディスクの表面
H 流動の方向
P マントル
T ノズル3aの軸
t ノズルオリフィス3aaの軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13