【発明の効果】
【0035】
本発明によれば、AMPA受容体機能増強作用を有し、うつ、統合失調症、アルツハイマー病又は注意欠陥多動性障害(ADHD)等の予防又は治療薬として有用な化合物が提供される。
【0036】
(発明の詳細な説明)
本発明を以下に詳細に説明する。
【0037】
本明細書中、化学構造式中の水素原子は、化学分野の慣例に従い、表記を省略する場合がある。
【0038】
本明細書中、特に断りのない限り、「ハロゲン原子」としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「ハロゲン化されていてもよい」または「ハロゲノ」とは、置換基として1個以上(例、1〜3個)のハロゲン原子を有していてもよいことを意味する。
【0039】
本明細書中、特に断りのない限り、「炭化水素基」としては、例えば、非環状炭化水素基、芳香族炭化水素環基、非芳香族炭化水素環基が挙げられる。
【0040】
本明細書中、特に断りのない限り、「非環状炭化水素基」としては、アルキル、アルケニル、アルキニルが挙げられる。
【0041】
本明細書中、特に断りのない限り、「非芳香族炭化水素環」としては、例えば、C
3−8シクロアルカン、C
5−8シクロアルケン、C
5−8シクロアルカジエン、および炭素数5〜8の橋かけ環炭化水素等の炭素数3〜8の非芳香族炭化水素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−8シクロアルカン」としては、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、およびシクロオクタンが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
5−8シクロアルケン」としては、例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、およびシクロオクテンが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
5−8シクロアルカジエン」としては、例えば、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタジエン、およびシクロオクタジエンが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「炭素数5〜8の橋かけ環炭化水素」としては、例えば、ビシクロ[2.1.0]ペンタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[3.2.1]オクタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、およびトリシクロ[2.2.1.0]ヘプタンが挙げられる。
【0042】
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族炭化水素環」としては、例えば、炭素数6〜14(6〜14員)の芳香族炭化水素環が挙げられ、その具体例としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、およびフェナントレン環が挙げられる。本明細書中、特に断りのない限り、「6〜10員芳香族炭化水素環」としては、上記「6〜14員芳香族炭化水素環」のうち、6〜10員のものが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族炭化水素環」は、単環性、2環性、または3環性であってよい。
【0043】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環」としては、例えば、窒素原子(N)、硫黄原子(S)および酸素原子(O)から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する3〜14員複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環」としては、例えば、非芳香族複素環、および芳香族複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「非芳香族複素環」としては、例えば、単環式非芳香族複素環、および縮合非芳香族複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「単環式非芳香族複素環」としては、例えば、オキシラン環、アゼチジン環、オキセタン環、チエタン環、ピロリジン環、ジヒドロフラン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロチオフェン環、イミダゾリジン環、オキサゾリジン環、イソオキサゾリン環、ピペリジン環、ジヒドロピラン環、テトラヒドロピラン環、テトラヒドロチオピラン環、モルホリン環、チオモルホリン環、ピペラジン環、ジヒドロオキサジン環、テトラヒドロオキサジン環、ジヒドロピリミジン環、テトラヒドロピリミジン環、アゼパン環、オキセパン環、チエパン環、オキサゼパン環、チアゼパン環、アゾカン環、オキソカン環、チオカン環、オキサゾカン環、およびチアゾカン環等の3〜8員非芳香族複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「縮合非芳香族複素環」としては、炭素数3〜8の非芳香族炭化水素環、ベンゼン環、単環式非芳香族複素環、および5または6員芳香族複素環から選択される1または2個の環と縮合している、単環式非芳香族複素環が挙げられ、その具体例としては、例えば、ジヒドロインドール、ジヒドロイソインドール、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロベンゾジオキシン、ジヒドロベンゾジオキセピン、テトラヒドロベンゾフラン、クロメン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロベンゾアゼピン等の2環式縮合非複素環が挙げられる。
【0044】
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族複素環」としては、例えば、単環式芳香族複素環、および縮合芳香族複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「単環式芳香族複素環」としては、例えば、フラン環、チオフェン環、ピロール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、1,2,3−オキサジアゾール環、1,2,4−オキサジアゾール環、1,3,4−オキサジアゾール環、フラザン環、1,2,3−チアジアゾール環、1,2,4−チアジアゾール環、1,3,4−チアジアゾール環、1,2,3−トリアゾール環、1,2,4−トリアゾール環、テトラゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、およびトリアジン環等の5または6員芳香族複素環が挙げられる。本明細書中、特に断りのない限り、「6員芳香族複素環」としては、上記「5または6員芳香族複素環」のうち、6員のものが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「縮合芳香族複素環」としては、例えば、ベンゼン環、および5または6員芳香族複素環から選択される1または2個の環と縮合している、単環式芳香族複素環が挙げられ、その具体例としては、例えば、キノリン、イソキノリン、キナゾリン、キノキサリン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、インドール、インドリジン、インダゾール、ピロロピラジン(例、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン、ピロロ[1,2−a]ピラジン)、ピラゾロピリジン(例、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン)、イミダゾピリジン(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン、2H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[1,5−a]ピリジン)、トリアゾロピリジン(例、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン、1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−c]ピリジン、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン)、イミダゾピラジン(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン、イミダゾ[1,2−a]ピラジン、イミダゾ[1,5−a]ピラジン)、トリアゾロピラジン(例、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン)、ピラゾロピリジン(例、1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン)、ピラゾロチオフェン(例、2H−ピラゾロ[3,4−b]チオフェン)、ピラゾロトリアジン(例、ピラゾロ[5,1−c][1,2,4]トリアジン)等の2環式縮合複素環が挙げられる。
【0045】
本明細書中、特に断りのない限り、「含窒素複素環」としては、例えば、上記「複素環」のうち、窒素原子を含有するものが挙げられる。
【0046】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキル(基)」としては、例えば、C
1−6アルキル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキル(基)」としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、およびヘキシルが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル(基)」とは、ハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル(基)を意味し、その具体例としては、トリフルオロメチルが挙げられる。
【0047】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルケニル(基)」としては、例えば、C
2−6アルケニル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
2−6アルケニル(基)」としては、例えば、ビニル、1−プロペン−1−イル、2−プロペン−1−イル、イソプロペニル、2−ブテン−1−イル、4−ペンテン−1−イル、および5−へキセン−1−イルが挙げられる。
【0048】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキニル(基)」としては、例えば、C
2−6アルキニル基が挙げられる。「C
2−6アルキニル(基)」としては、例えば、エチニル、1−プロピン−1−イル、2−プロピン−1−イル、4−ペンチン−1−イル、および5−へキシン−1−イルが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキル−C
2−6アルキニル(基)」としては、例えば、シクロプロピルエチニルが挙げられる。
【0049】
本明細書中、特に断りのない限り、「非芳香族炭化水素環基」としては、例えば、それぞれ1個以上(好ましくは1個または2個)の炭化水素環と縮合していてもよい、C
3−7シクロアルキル(基)、C
3−7シクロアルケニル(基)、およびC
4−10シクロアルカジエニル(基)が挙げられる。
当該「炭化水素環」としては、例えば、前記「非芳香族炭化水素環」、および前記「芳香族炭化水素環」が挙げられる。
【0050】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキル(基)」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルが挙げられる。
【0051】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルケニル(基)」としては、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、およびシクロヘプテニルが挙げられる。
【0052】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
4−10シクロアルカジエニル(基)」としては、例えば、シクロブタジエニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタジエニル、シクロオクタジエニル、シクロノナジエニル、およびシクロデカジエニルが挙げられる。
【0053】
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族炭化水素環基」は、単環性、2環性、または3環性であってよい。
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族炭化水素環基」としては、例えば、C
6−14アリール(基)等が挙げられ、その具体例としては、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフェニルイル、3−ビフェニルイル、4−ビフェニルイル、および2−アントリルが挙げられる。
【0054】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
7−16アラルキル(基)」としては、例えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、2−ビフェニルイルメチル、3−ビフェニルイルメチル、および4−ビフェニルイルメチルが挙げられる。
【0055】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリール−C
2−6アルケニル(基)」としては、例えば、スチリルが挙げられる。
【0056】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−7アルキレン(基)」(すなわち、C
1−6アルカンジイル基)としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、2−ブテニレン、2−メチルテトラメチレン、ペンタメチレン、およびヘキサメチレンが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
2−7アルキレン(基)」としては、例えば、前記「C
1−7アルキレン(基)」のうちの炭素数2〜7のアルキレン(基)が挙げられ、「C
1−3アルキレン(基)」としては、例えば、前記「C
1−7アルキレン(基)」のうちの炭素数1〜3のアルキレン(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
2−6アルケニレン(基)」としては、例えば、−CH=CH−、−CH=C(CH
3)−、−C(CH
3)=CH−、−CH=CH−CH
2−、−CH
2−CH=CH−、−C(CH
3)
2−CH=CH−、−CH
2−CH=CH−CH
2−、−CH
2−CH
2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH
2−CH
2−CH
2−、−CH=C(C
2H
5)−)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
2−3アルケニレン(基)」としては、例えば、前記「C
2−6アルケニレン(基)」のうちの炭素数2〜3のアルケニレン(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
2−6アルキニレン(基)」としては、例えば、−C≡C−、−CH
2−C≡C−、−CH
2−C≡C−CH(CH
3)−、−CH
2−C≡C−CH
2−CH
2−が挙げられる。
【0057】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環基」(および置換基中の複素環部分)は、非芳香族複素環基、または芳香族複素環基(すなわち、ヘテロアリール基)である。
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環基」は、単環性、2環性、または3環性であってよい。
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環基」は、例えば、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する3〜14員の複素環基等である。
【0058】
本明細書中、特に断りのない限り、「非芳香族複素環基」は、飽和、または不飽和であってよい。
本明細書中、特に断りのない限り、「非芳香族複素環基」としては、例えば、3〜14員非芳香族複素環基が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「3〜14員非芳香族複素環基」としては、例えば、5または6員環と縮合してもよい、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する3〜8員非芳香族複素環基が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する3〜8員非芳香族複素環基」としては、例えば、テトラヒドロフリル、オキサゾリジニル、イミダゾリニル(例、1−イミダゾリニル、2−イミダゾリニル、4−イミダゾリニル)、アジリジニル(例、1−アジリジニル、2−アジリジニル)、アゼチジニル(例、1−アゼチジニル、2−アゼチジニル)、ピロリジニル(例、1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル)、ピペリジニル(例、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル)、アゼパニル(例、1−アゼパニル、2−アゼパニル、3−アゼパニル、4−アゼパニル)、アゾカニル(例、1−アゾカニル、2−アゾカニル、3−アゾカニル、4−アゾカニル)、ピペラジニル(例、1,4−ピペラジン−1−イル、1,4−ピペラジン−2−イル)、ジアゼピニル(例、1,4−ジアゼピン−1−イル、1,4−ジアゼピン−2−イル、1,4−ジアゼピン−5−イル、1,4−ジアゼピン−6−イル)、ジアゾカニル(例、1,4−ジアゾカン−1−イル、1,4−ジアゾカン−2−イル、1,4−ジアゾカン−5−イル、1,4−ジアゾカン−6−イル、1,5−ジアゾカン−1−イル、1,5−ジアゾカン−2−イル、1,5−ジアゾカン−3−イル)、テトラヒドロピラニル(例、テトラヒドロピラン−4−イル)、モルホリニル(例、4−モルホリニル)、チオモルホリニル(例、4−チオモルホリニル)、2−オキサゾリジニル、ジヒドロフリル、ジヒドロピラニル、ジヒドロキノリル、および2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−1−イルが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「5または6員環」としては、例えば、炭素数5または6の炭化水素環(例、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン)および5または6員の複素環が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「5または6員複素環」としては、例えば、前記した「複素環」のうち、5または6員のものが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「5または6員環と縮合した、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する3〜6員非芳香族複素環基」としては、例えば、2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾ[1,2−a]ベンゾイミダゾール−1−イルが挙げられる。
【0059】
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族複素環基」としては、例えば、5または6員の単環性芳香族複素環基、および5〜10員の芳香族縮合複素環基が挙げられる。
【0060】
本明細書中、特に断りのない限り、「5または6員の単環性芳香族複素環基」としては、例えば、ピロリル(例、1−ピロリル、2−ピロリル、3−ピロリル)、フリル(例、2−フリル、3−フリル)、チエニル(例、2−チエニル、3−チエニル)、ピラゾリル(例、1−ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル)、イミダゾリル(例、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル)、イソオキサゾリル(例、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル)、オキサゾリル(例、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル)、イソチアゾリル(例、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル)、チアゾリル(例、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル)、オキサジアゾリル(例、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)、チアジアゾリル(例、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル)、テトラゾリル、ピリジル(例、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリダジニル(例、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル)、ピリミジニル(例、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル)、およびピラジニル等の、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する5または6員の単環性芳香族複素環基が挙げられる。
【0061】
本明細書中、特に断りのない限り、「5〜10員の芳香族縮合複素環基」としては、例えば、イソインドリル(例、1−イソインドリル、2−イソインドリル、3−イソインドリル、4−イソインドリル、5−イソインドリル、6−イソインドリル、7−イソインドリル)、インドリル(例、1−インドリル、2−インドリル、3−インドリル、4−インドリル、5−インドリル、6−インドリル、7−インドリル)、ベンゾ[b]フラニル(例、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フラニル、4−ベンゾ[b]フラニル、5−ベンゾ[b]フラニル、6−ベンゾ[b]フラニル、7−ベンゾ[b]フラニル)、ベンゾ[c]フラニル(例、1−ベンゾ[c]フラニル、4−ベンゾ[c]フラニル、5−ベンゾ[c]フラニル)、ベンゾ[b]チエニル、(例、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエニル、4−ベンゾ[b]チエニル、5−ベンゾ[b]チエニル、6−ベンゾ[b]チエニル、7−ベンゾ[b]チエニル)、ベンゾ[c]チエニル(例、1−ベンゾ[c]チエニル、4−ベンゾ[c]チエニル、5−ベンゾ[c]チエニル)、インダゾリル(例、1−インダゾリル、2−インダゾリル、3−インダゾリル、4−インダゾリル、5−インダゾリル、6−インダゾリル、7−インダゾリル)、ベンゾイミダゾリル(例、1−ベンゾイミダゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、4−ベンゾイミダゾリル、5−ベンゾイミダゾリル)、1,2−ベンゾイソオキサゾリル(例、1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−4−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−5−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−6−イル、1,2−ベンゾイソオキサゾール−7−イル)、ベンゾオキサゾリル(例、2−ベンゾオキサゾリル、4−ベンゾオキサゾリル、5−ベンゾオキサゾリル、6−ベンゾオキサゾリル、7−ベンゾオキサゾリル)、1,2−ベンゾイソチアゾリル(例、1,2−ベンゾイソチアゾール−3−イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−4−イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−5−イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−6−イル、1,2−ベンゾイソチアゾール−7−イル)、ベンゾチアゾリル(例、2−ベンゾチアゾリル、4−ベンゾチアゾリル、5−ベンゾチアゾリル、6−ベンゾチアゾリル、7−ベンゾチアゾリル)、イソキノリル(例、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル)、キノリル(例、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、8−キノリル)、シンノリニル(例、3−シンノリニル、4−シンノリニル、5−シンノリニル、6−シンノリニル、7−シンノリニル、8−シンノリニル)、フタラジニル(例、1−フタラジニル、4−フタラジニル、5−フタラジニル、6−フタラジニル、7−フタラジニル、8−フタラジニル)、キナゾリニル(例、2−キナゾリニル、4−キナゾリニル、5−キナゾリニル、6−キナゾリニル、7−キナゾリニル、8−キナゾリニル)、キノキサリニル(例、2−キノキサリニル、3−キノキサリニル、5−キノキサリニル、6−キノキサリニル、7−キノキサリニル、8−キノキサリニル)、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル(例、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)、イミダゾ[1,2−a]ピリジル(例、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−7−イル、およびイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−イル)等の、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含有する5〜10員の芳香族縮合複素環基が挙げられる。
【0062】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルコキシ(基)」としては、例えば、C
1−6アルコキシ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルコキシ(基)」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、およびヘキシルオキシが挙げられる。
【0063】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルオキシ(基)」としては、例えば、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシが挙げられる。
【0064】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールオキシ(基)」としては、例えば、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシが挙げられる。
【0065】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
7−16アラルキルオキシ(基)」としては、例えば、ベンジルオキシ、およびフェネチルオキシが挙げられる。
【0066】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキル−カルボニルオキシ(基)」としては、例えば、C
1−6アルキル−カルボニルオキシ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキル−カルボニルオキシ(基)」としては、例えば、アセトキシ、およびプロピオニルオキシが挙げられる。
【0067】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルコキシ−カルボニルオキシ(基)」としては、例えば、C
1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(基)」としては、例えば、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、およびブトキシカルボニルオキシが挙げられる。
【0068】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−アルキル−カルバモイルオキシ(基)」としては、例えば、モノ−C
1−6アルキル−カルバモイルオキシ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−C
1−6アルキル−カルバモイルオキシ(基)」としては、例えば、メチルカルバモイルオキシ、およびエチルカルバモイルオキシが挙げられる。
【0069】
本明細書中、特に断りのない限り、「ジ−アルキル−カルバモイルオキシ(基)」としては、例えば、ジ−C
1−6アルキル−カルバモイルオキシ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「ジ−C
1−6アルキル−カルバモイルオキシ(基)」としては、例えば、ジメチルカルバモイルオキシ、およびジエチルカルバモイルオキシが挙げられる。
【0070】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリール−カルボニルオキシ(基)」としては、例えば、ベンゾイルオキシ、およびナフチルカルボニルオキシが挙げられる。
【0071】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルオキシ(基)」としては、例えば、フェニルカルバモイルオキシ、およびナフチルカルバモイルオキシが挙げられる。
【0072】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−オキシ(基)」の複素環部分としては、例えば、前述の「複素環基」と同様のものが挙げられる。「複素環−オキシ(基)」として、具体的には、例えば、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する3〜14員複素環−オキシ(基)が挙げられる。
【0073】
本明細書中、特に断りのない限り、「芳香族複素環−オキシ(基)」の芳香族複素環部分としては、例えば、前述の「複素環基」の例としての「芳香族複素環基」と同様のものが挙げられる。「芳香族複素環−オキシ(基)」として、具体的には、例えば、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する5〜14員芳香族複素環−オキシが挙げられる。
【0074】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキルスルホニルオキシ基」としては、例えば、メチルスルホニルオキシ、およびエチルスルホニルオキシが挙げられる。
【0075】
本明細書中、特に断りのない限り、「ハロゲノC
1−6アルキルスルホニルオキシ基」としては、例えば、ハロゲノメチルスルホニルオキシ、およびハロゲノエチルスルホニルオキシが挙げられる。
【0076】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキルスルファニル(基)」としては、例えば、C
1−6アルキルスルファニル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキルスルファニル(基)」としては、例えば、メチルスルファニル、エチルスルファニル、プロピルスルファニル、イソプロピルスルファニル、ブチルスルファニル、sec−ブチルスルファニル、およびtert−ブチルスルファニルが挙げられる。
【0077】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルスルファニル(基)」としては、例えば、シクロプロピルスルファニル、シクロブチルスルファニル、シクロペンチルスルファニル、およびシクロヘキシルスルファニルが挙げられる。
【0078】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールスルファニル(基)」としては、例えば、フェニルスルファニル、1−ナフチルスルファニル、および2−ナフチルスルファニルが挙げられる。
【0079】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
7−16アラルキルスルファニル(基)」としては、例えば、ベンジルスルファニル、およびフェネチルスルファニルが挙げられる。
【0080】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−スルファニル(基)」の複素環部分としては、例えば、前述の「複素環基」と同様のものが挙げられる。「複素環−スルファニル(基)」として、具体的には、例えば、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する3〜14員複素環−スルファニル(基)が挙げられる。
【0081】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキル−カルボニル(基)」としては、例えば、C
1−6アルキル−カルボニルが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキル−カルボニル(基)」としては、例えば、アセチル、プロピオニル、およびピバロイルが挙げられる。
【0082】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキル−カルボニル(基)」としては、例えば、シクロプロピルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、およびシクロヘキシルカルボニルが挙げられる。
【0083】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリール−カルボニル(基)」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、および2−ナフトイルが挙げられる。
【0084】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
7−16アラルキル−カルボニル(基)」としては、例えば、フェニルアセチル、および3−フェニルプロピオニルが挙げられる。
【0085】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−カルボニル(基)」の複素環部分としては、例えば、前記の「複素環基」と同様のものが挙げられる。具体的には、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する3〜14員複素環−カルボニル(基)」が挙げられ、より具体的には、例えば、ピコリノイル、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、1−モルホリニルカルボニル、4−チオモルホリニルカルボニル、アジリジン−1−イルカルボニル、アジリジン−2−イルカルボニル、アゼチジン−1−イルカルボニル、アゼチジン−2−イルカルボニル、ピロリジン−1−イルカルボニル、ピロリジン−2−イルカルボニル、ピロリジン−3−イルカルボニル、ピペリジン−1−イルカルボニル、ピペリジン−2−イルカルボニル、ピペリジン−3−イルカルボニル、アゼパン−1−イルカルボニル、アゼパン−2−イルカルボニル、アゼパン−3−イルカルボニル、アゼパン−4−イルカルボニル、アゾカン−1−イルカルボニル、アゾカン−2−イルカルボニル、アゾカン−3−イルカルボニル、アゾカン−4−イルカルボニル、1,4−ピペラジン−1−イルカルボニル、1,4−ピペラジン−2−イルカルボニル、1,4−ジアゼパン−1−イルカルボニル、1,4−ジアゼパン−2−イルカルボニル、1,4−ジアゼパン−5−イルカルボニル、1,4−ジアゼパン−6−イルカルボニル、1,4−ジアゾカン−1−イルカルボニル、1,4−ジアゾカン−2−イルカルボニル、1,4−ジアゾカン−5−イルカルボニル、1,4−ジアゾカン−6−イルカルボニル、1,5−ジアゾカン−1−イルカルボニル、1,5−ジアゾカン−2−イルカルボニル、および1,5−ジアゾカン−3−イルカルボニルが挙げられる。
【0086】
本明細書中、特に断りのない限り、「エステル化されていてもよいカルボキシ(基)」としては、例えば、カルボキシ、置換されていてもよいアルコキシ−カルボニル、置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ−カルボニル、置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、置換されていてもよいシリルオキシ−カルボニル(例、TMS−O−CO−、TES−O−CO−、TBS−O−CO−、TIPS−O−CO−、TBDPS−O−CO−)などが挙げられる。
【0087】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルコキシ−カルボニル(基)」としては、例えば、「C
1−6アルコキシ−カルボニル(基)」が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルコキシ−カルボニル(基)」としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルが挙げられる。
【0088】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールオキシ−カルボニル(基)」としては、例えば、フェノキシカルボニルが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル(基)」としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニルが挙げられる。
【0089】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキルスルホニル(基)」としては、例えば、C
1−6アルキルスルホニル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキルスルホニル(基)」としては、例えば、メチルスルホニル、およびエチルスルホニルが挙げられる。
【0090】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルスルホニル(基)」としては、例えば、シクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル、およびシクロヘキシルスルホニルが挙げられる。
【0091】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールスルホニル(基)」としては、例えば、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、および2−ナフチルスルホニルが挙げられる。
【0092】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−スルホニル(基)」の複素環部分としては、例えば、前述の「複素環基」と同様のものが挙げられる。「複素環−スルホニル(基)」として、具体的には、例えば、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する3〜14員複素環−スルホニル(基)が挙げられる。
【0093】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキルスルフィニル(基)」としては、例えば、C
1−6アルキルスルフィニル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキルスルフィニル(基)」としては、例えば、メチルスルフィニル、およびエチルスルフィニルが挙げられる。
【0094】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルスルフィニル(基)」としては、例えば、シクロプロピルスルフィニル、シクロブチルスルフィニル、シクロペンチルスルフィニル、およびシクロヘキシルスルフィニルが挙げられる。
【0095】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールスルフィニル(基)」としては、例えば、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、および2−ナフチルスルフィニルが挙げられる。
【0096】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−スルフィニル(基)」の複素環部分としては、例えば、前述の「複素環基」と同様のものが挙げられる。「複素環−スルフィニル(基)」として、具体的には、例えば、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜5個のヘテロ原子を有する3〜14員複素環−スルフィニル(基)が挙げられる。
【0097】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキル−カルバモイル(基)」としては、例えば、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル(基)」としては、例えば、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、およびプロピルカルバモイルが挙げられる。
【0098】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−アルキルアミノ(基)」としては、例えば、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ(基)」としては、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、およびジエチルアミノが挙げられる。
【0099】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキル−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、C
1−6アルキル−カルボニルアミノが挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキル−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、およびピバロイルアミノが挙げられる。
【0100】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−アミノ(基)」の「複素環(基)」としては、例えば、前記した「複素環基」と同様のものが用いられ、「複素環−アミノ(基)」としては、例えば、2−ピリジル−アミノが挙げられる。
【0101】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−カルボニルアミノ(基)」の「複素環−カルボニル」としては、例えば、前記した「複素環−カルボニル」と同様のものが用いられ、「複素環−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、ピリジル−カルボニルアミノが挙げられる。
【0102】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−オキシカルボニルアミノ(基)」の「複素環(基)」としては、例えば、前記した「複素環基」と同様のものが用いられ、「複素環−オキシカルボニルアミノ(基)」としては、例えば、2−ピリジル−オキシカルボニルアミノが挙げられる。
【0103】
本明細書中、特に断りのない限り、「複素環−スルホニルアミノ(基)」の「複素環(基)」としては、例えば、前記した「複素環基」と同様のものが用いられ、「複素環−スルホニルアミノ(基)」としては、例えば、2−ピリジル−スルホニルアミノが挙げられる。
【0104】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルコキシ−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、C
1−6アルコキシ−カルボニルアミノ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルコキシ−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、およびブトキシカルボニルアミノが挙げられる。
【0105】
本明細書中、特に断りのない限り、「アルキルスルホニルアミノ(基)」としては、例えば、C
1−6アルキルスルホニルアミノ(基)が挙げられる。
本明細書中、特に断りのない限り、「C
1−6アルキルスルホニルアミノ(基)」としては、例えば、メチルスルホニルアミノ、およびエチルスルホニルアミノが挙げられる。
【0106】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
3−7シクロアルキルアミノ(基)」としては、例えば、シクロプロピルアミノ、シクロペンチルアミノ、およびシクロヘキシルアミノが挙げられる。
【0107】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキル−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、シクロプロピルカルボニルアミノ、シクロペンチルカルボニルアミノ、およびシクロヘキシルカルボニルアミノが挙げられる。
【0108】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルオキシ−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、シクロプロポキシカルボニルアミノ、シクロペンチルオキシカルボニルアミノ、およびシクロヘキシルオキシカルボニルアミノが挙げられる。
【0109】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
3−7シクロアルキルスルホニルアミノ(基)」としては、例えば、シクロプロピルスルホニルアミノ、シクロペンチルスルホニルアミノ、およびシクロヘキシルスルホニルアミノが挙げられる。
【0110】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ(基)」としては、例えば、フェニルアミノ、およびジフェニルアミノが挙げられる。
【0111】
本明細書中、特に断りのない限り、「モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ(基)」としては、例えば、ベンジルアミノが挙げられる。
【0112】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリール−カルボニルアミノ(基)」としては、例えば、ベンゾイルアミノ、およびナフトイルアミノが挙げられる。
【0113】
本明細書中、特に断りのない限り、「C
6−14アリールスルホニルアミノ(基)」としては、例えば、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、および1−ナフチルスルホニルアミノが挙げられる。
【0114】
本明細書中、特に断りのない限り、「置換されていてもよい」とは、置換可能な位置において、以下の置換基A群から選ばれる1〜5個(好ましくは1〜3個、より好ましくは1または2個)の置換基で置換されていてもよいことを意味する。置換基が2個以上である場合、各置換基は同一でも異なっていてもよい。
【0115】
以下、本明細書中の化合物の置換基群について説明する。
[置換基A群]
本明細書中、置換基A群は、以下の(1)〜(52)の置換基からなる。
【0116】
(1)ハロゲン原子
(2)ニトロ基
(3)シアノ基
(4)エステル化されていてもよいカルボキシ基
(5)置換されていてもよいアルキル基
(6)置換されていてもよいアルケニル基
(7)置換されていてもよいアルキニル基(例、置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル−C
2−6アルキニル基)
(8)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基
(9)置換されていてもよいC
6−14アリール基
(10)置換されていてもよいC
7−16アラルキル基
(11)置換されていてもよいC
6−14アリール−C
2−6アルケニル基
(12)置換されていてもよい複素環基
【0117】
(13)ヒドロキシ基
(14)置換されていてもよいアルコキシ基
(15)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルオキシ基
(16)置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基
(17)置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基
(18)置換されていてもよいアルキル−カルボニルオキシ基
(19)置換されていてもよいアルコキシ−カルボニルオキシ基
(20)置換されていてもよいモノ−アルキル−カルバモイルオキシ基
(21)置換されていてもよいジ−アルキル−カルバモイルオキシ基
(22)置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニルオキシ基
(23)置換されていてもよいモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルオキシ基
(24)置換されていてもよい複素環−オキシ基(例、置換されていてもよい芳香族複素環−オキシ基)
(25)置換されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ基(例、置換されていてもよいハロゲノC
1−6アルキルスルホニルオキシ基)
【0118】
(26)スルファニル(メルカプト)基
(27)置換されていてもよいアルキルスルファニル基
(28)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルファニル基
(29)置換されていてもよいC
6−14アリールスルファニル基
(30)置換されていてもよいC
7−16アラルキルスルファニル基
(31)置換されていてもよい複素環−スルファニル基
【0119】
(32)ホルミル基
(33)置換されていてもよいアルキル−カルボニル基
(34)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル−カルボニル基
(35)置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニル基
(36)置換されていてもよいC
7−16アラルキル−カルボニル基
(37)置換されていてもよい複素環−カルボニル基
【0120】
(38)置換されていてもよいアルキルスルホニル基
(39)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルホニル基
(40)置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニル基
(41)置換されていてもよい複素環−スルホニル基
(42)置換されていてもよいアルキルスルフィニル基
(43)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルフィニル基
(44)置換されていてもよいC
6−14アリールスルフィニル基
(45)置換されていてもよい複素環−スルフィニル基
(46)スルホ基
【0121】
(47)スルファモイル基
(48)スルフィナモイル基
(49)スルフェナモイル基
(50)チオカルバモイル基
(51)置換されていてもよいカルバモイル基〔例、置換されていてもよいアルキル−カルバモイルなど〕
【0122】
(52)置換されていてもよいアミノ基
[例、
アミノ、
置換されていてもよいモノ−、またはジ−アルキルアミノ基、
置換されていてもよいモノ−、またはジ−C
3−7シクロアルキルアミノ基、
置換されていてもよいモノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ基、
置換されていてもよいモノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ基、
置換されていてもよい複素環−アミノ基、
置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニルアミノ基、
ホルミルアミノ基、
置換されていてもよいアルキル−カルボニルアミノ基(例、モノ−(C
1−6アルキル−カルボニル)−アミノ基)、
置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル−カルボニルアミノ基、
置換されていてもよい複素環−カルボニルアミノ基、
置換されていてもよいアルコキシ−カルボニルアミノ基、
置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルオキシ−カルボニルアミノ基、
置換されていてもよい複素環−オキシカルボニルアミノ基、
置換されていてもよいカルバモイルアミノ基、
置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基、
置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルホニルアミノ基、
置換されていてもよい複素環−スルホニルアミノ基、
置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルアミノ基]
【0123】
置換基A群中の、
「置換されていてもよいアルコキシ−カルボニル基」、
「置換されていてもよいアルキル基」、
「置換されていてもよいアルケニル基」、
「置換されていてもよいアルキニル基」、
「置換されていてもよいアルコキシ基」、
「置換されていてもよいアルキル−カルボニルオキシ基」、
「置換されていてもよいアルコキシ−カルボニルオキシ基」、
「置換されていてもよいモノ−アルキル−カルバモイルオキシ基」、
「置換されていてもよいジ−アルキル−カルバモイルオキシ基」、
「置換されていてもよいアルキルスルファニル基」、
「置換されていてもよいアルキル−カルボニル基」、
「置換されていてもよいアルキルスルホニル基」、
「置換されていてもよいアルキルスルフィニル基」、
「置換されていてもよいアルキル−カルバモイル基」、
「置換されていてもよいモノ−、またはジ−アルキルアミノ基」、
「置換されていてもよいアルキル−カルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよいモノ−(C
1−6アルキル−カルボニル)−アミノ基」、
「置換されていてもよいアルコキシ−カルボニルアミノ基」、および
「置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基」の各置換基としては、例えば、下記の置換基B群から選択される置換基が挙げられる。当該置換基の数は、1個〜置換可能な最大数、より好ましくは1〜3個、更に好ましく1個である。
【0124】
また、置換基A群中の、
「置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ−カルボニル基」、
「置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ−カルボニル基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル−C
2−6アルキニル基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリール基」、
「置換されていてもよいC
7−16アラルキル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリール−C
2−6アルケニル基」、
「置換されていてもよい複素環基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルオキシ基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基」、
「置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニルオキシ基」、
「置換されていてもよいモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルオキシ基」、
「置換されていてもよい複素環−オキシ基」、
「置換されていてもよい芳香族複素環−オキシ基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルファニル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリールスルファニル基」、
「置換されていてもよいC
7−16アラルキルスルファニル基」、
「置換されていてもよい複素環−スルファニル基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル−カルボニル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニル基」、
「置換されていてもよいC
7−16アラルキル−カルボニル基」、
「置換されていてもよい複素環−カルボニル基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルホニル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニル基」、
「置換されていてもよい複素環−スルホニル基」、
「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルスルフィニル基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリールスルフィニル基」、
「置換されていてもよい複素環−スルフィニル基」、
「置換されていてもよいカルバモイル基」、
「置換されていてもよいアミノ基」、
「置換されていてもよいモノ−またはジ−C
3−8シクロアルキルアミノ基」、
「置換されていてもよいモノ−またはジ−C
6−14アリールアミノ基」、
「置換されていてもよいモノ−またはジ−C
7−16アラルキルアミノ基」、
「置換されていてもよい複素環−アミノ基」、
「置換されていてもよいC
6−14アリール−カルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよいC
3−8シクロアルキル−カルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよい複素環−カルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよいC
3−8シクロアルコキシ−カルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよい複素環−オキシカルボニルアミノ基」、
「置換されていてもよいよいカルバモイルアミノ基」、
「置換されていてもよいアルキルスルホニルアミノ基」、
「置換されていてもよいC
3−8シクロアルキルスルホニルアミノ基」、
「置換されていてもよい複素環−スルホニルアミノ基」、および
「置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルアミノ基」の各置換基としては、それぞれ、例えば、下記の置換基B群、および下記の置換基B’群から選択される置換基が挙げられる。当該置換基の数は、1個〜置換可能な最大数、より好ましくは1〜3個、更に好ましく1個である。
【0125】
[置換基B群]
本明細書中、置換基群B群は、以下の(a)〜(bb)の置換基からなる。
【0126】
(a)ハロゲン原子
(b)ヒドロキシ基
(c)ニトロ基
(d)シアノ基
【0127】
(e)置換されていてもよいC
6−14アリール基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
6−14アリール基〕
【0128】
(f)置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基〕
【0129】
(g)置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基〕
【0130】
(h)置換されていてもよい、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する5〜10員複素環基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよい、窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有する5〜10員複素環基(例えば、フリル、ピリジル、チエニル、ピロリジノ、1−ピペリジニル、4−ピペリジル、ピペラジニル、1−モルホリニル、4−チオモルホリニル、アゼパン−1−イル、アゾカン−1−イル、アゾナン−1−イル、3,4−ジヒドロイソキノリン−2−イル)〕
【0131】
(i)置換されていてもよいアミノ基〔例えば、それぞれ置換されていてもよいC
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
6−14アリール、C
7−16アラルキル、複素環基、および複素環−アルキルからなる群から選ばれる1、または2個の置換基で置換されていてもよいアミノ基(当該「それぞれ置換されていてもよいC
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
6−14アリール、C
7−16アラルキル、複素環基、および複素環−アルキル」の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキル(但し、アルキル、およびアルケニルの置換基ではない)、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
3−7シクロアルキルオキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
3−7シクロアルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
3−7シクロアルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、C
3−7シクロアルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどが挙げられる。当該置換基の数は1個以上(例えば、1〜5個)である。なお、「複素環基」、および「複素環−アルキル」の「複素環−」は前記の「複素環基」と同様のものが挙げられる。)〕
【0132】
(j)C
3−7シクロアルキル
【0133】
(k)置換されていてもよいC
1−6アルコキシ基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイル、トリメチルシリル(TMS)などからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルコキシ基〕
【0134】
(l)ホルミル基
(m)C
1−6アルキル−カルボニル基(例、アセチルなど)
(n)C
3−7シクロアルキル−カルボニル基
(o)C
6−14アリール−カルボニル基
(p)C
7−16アラルキル−カルボニル基
(q)C
1−6アルコキシ−カルボニル基
(r)C
6−14アリールオキシ−カルボニル基
(s)C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル基
【0135】
(t)C
1−6アルキルスルファニル基
(u)C
1−6アルキルスルフィニル基
(v)C
1−6アルキルスルホニル基
【0136】
(w)カルバモイル基
(x)チオカルバモイル基
(y)モノ−C
1−6アルキル−カルバモイル基(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルなど)
(z)ジ−C
1−6アルキル−カルバモイル基(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)
(aa)モノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイル基(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルなど)
(bb)窒素原子、硫黄原子、および酸素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を有するモノ−、またはジ−5〜7員複素環−カルバモイル基(例、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイルなど)
【0137】
[置換基B’群]
本明細書中、置換基B’群は、以下の(a)〜(c)の置換基からなる。
【0138】
(a)置換されていてもよいC
1−6アルキル基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル基〕
【0139】
(b)置換されていてもよいC
2−6アルケニル基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
2−6アルケニル基〕
【0140】
(c)置換されていてもよいC
2−6アルキニル基〔例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、モノ−、またはジ−C
1−6アルキルアミノ、モノ−、またはジ−C
6−14アリールアミノ、モノ−、またはジ−C
7−16アラルキルアミノ、C
3−7シクロアルキル、C
1−6アルコキシ、ホルミル、C
1−6アルキル−カルボニル、C
3−7シクロアルキル−カルボニル、C
6−14アリール−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C
1−6アルコキシ−カルボニル、C
6−14アリールオキシ−カルボニル、C
7−16アラルキルオキシ−カルボニル、C
1−6アルキルスルファニル、C
1−6アルキルスルフィニル、C
1−6アルキルスルホニル、カルバモイル、チオカルバモイル、モノ−、またはジ−C
1−6アルキル−カルバモイル、およびモノ−、またはジ−C
6−14アリール−カルバモイルなどからなる群から選択される1個以上(例えば、1〜5個)の置換基で置換されていてもよいC
2−6アルキニル基〕
【0141】
[置換基C群]
本明細書中、置換基C群は、以下の(1)〜(6)の置換基からなる。
(1)オキソ基
(2)イミノ基
(3)置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基、置換されていてもよいC
6−14アリール基、置換されていてもよいC
7−16アラルキル基、置換されていてもよい複素環基、ヒドロキシ基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルオキシ基、置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基、置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基、および置換されていてもよい複素環−オキシ基から選択される1個の置換基で置換されていてもよいイミノ基
(4)置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基、置換されていてもよいC
6−14アリール基、置換されていてもよいC
7−16アラルキル基、および置換されていてもよい複素環基から選択される1または2個の置換基で置換されていてもよいメチリデン基
(5)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキリデン基
(6)置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基、置換されていてもよいC
6−14アリール基、置換されていてもよいC
7−16アラルキル基、および置換されていてもよい複素環基から選択される1個以上(例、1〜3個)の置換基で置換されていてもよいC
2−7アルキレン基(当該C
2−7アルキレン基が1個の炭素原子上に2価の基として存在する場合、言い換えれば、当該C
2−7アルキレン基が前記炭素原子上の2個の水素原子を置換する場合、当該C
2−7アルキレン基は前記炭素原子と一緒になって、C
3−8シクロアルカンを形成する)
【0142】
置換基C群を構成する置換基の置換基としての、「置換されていてもよいアルキル基」、「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル基」、「置換されていてもよいC
6−14アリール基」、「置換されていてもよいC
7−16アラルキル基」、「置換されていてもよい複素環基」、「置換されていてもよいアルコキシ基」、「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキルオキシ基」、「置換されていてもよいC
6−14アリールオキシ基」、「置換されていてもよいC
7−16アラルキルオキシ基」、および「置換されていてもよい複素環−オキシ基」としては、それぞれ、置換基A群を構成する置換基として記載したものと同様のものが挙げられる。
【0143】
また、「置換されていてもよいC
3−7シクロアルキリデン基」の置換基としては、例えば、上記の置換基B群、および上記の置換基B’群から選択される置換基が挙げられる。当該置換基の数は、1個〜置換可能な最大数、より好ましくは1〜3個、更に好ましく1個である。
【0144】
以下に式(I)中の記号を説明する。
【0145】
R
1は、置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す。
R
1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」としては、非環状炭化水素基(例、C
1−6アルキル基)、芳香族炭化水素環基(例、C
6−14アリール基)、非芳香族炭化水素環基(例、C
3−7シクロアルキル基)が挙げられ、C
1−6アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル)、C
6−14アリール基(例、フェニル)、C
3−7シクロアルキル基(例、シクロヘプチル)が好ましい。
【0146】
R
1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「置換基」としては、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、シアノ、置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル、エチル)、置換されていてもよいC
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)、置換されていてもよいC
6−14アリール基(例、フェニル)、置換されていてもよい非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル)、置換されていてもよい芳香族複素環基(例、オキサゾリル)が挙げられ、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、シアノ、ハロゲン原子(例、フッ素原子)で置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル、エチル)、C
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子)で置換されていてもよいC
6−14アリール基(例、フェニル)、非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル)、C
1−6アルキル基(例、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(例、オキサゾリル)が好ましい。
【0147】
R
1で示される「置換されていてもよい炭化水素基」としては、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、C
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子)で置換されていてもよいC
6−14アリール基(例、フェニル)、非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル)およびC
1−6アルキル基(例、メチル)で置換されていてもよい芳香族複素環基(例、オキサゾリル)から選ばれる置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル)、(2)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、シアノ、ハロゲン原子(例、フッ素原子)で置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル、エチル)およびC
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)から選ばれる置換基で置換されていてもよいC
6−14アリール基(例、フェニル)、および(3)C
3−7シクロアルキル基(例、シクロヘプチル)が好ましい。
【0148】
R
1で示される「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」としては、非芳香族複素環基(例、3〜14員非芳香族複素環基)、芳香族複素環基(例、5または6員の単環性芳香族複素環基、5〜10員の芳香族縮合複素環基)が挙げられ、3〜14員非芳香族複素環基(例、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリダジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾジオキソリル)、5または6員の単環性芳香族複素環基(例、チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、ピリジル、ピリミジニル)が好ましい。
【0149】
R
1で示される「置換されていてもよい複素環基」の「置換基」としては、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子)、シアノ、オキソ、置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル)、置換されていてもよいC
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)が挙げられ、ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子)、シアノ、オキソ、ハロゲン原子(例、フッ素原子)で置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル)、C
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)が好ましい。
【0150】
R
1で示される「置換されていてもよい複素環基」としては、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子)、オキソおよびC
1−6アルキル基(例、メチル)から選ばれる置換基で置換されていてもよい3〜14員非芳香族複素環基(例、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピリダジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾジオキソリル)、および(2)ハロゲン原子(例、フッ素原子、塩素原子)、シアノ、ハロゲン原子(例、フッ素原子)で置換されていてもよいC
1−6アルキル基(例、メチル)およびC
1−6アルコキシ基(例、メトキシ)から選ばれる置換基で置換されていてもよい5または6員の単環性芳香族複素環基(例、チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、ピリジル、ピリミジニル)が好ましい。
【0151】
本願発明の1つの実施態様では、R
1は、好ましくは、
(1)置換されていてもよい非環状炭化水素基;
(2)置換されていてもよい芳香族炭化水素環基;
(3)置換されていてもよい非芳香族炭化水素環基;または
(4)置換されていてもよい複素環基
であり、より好ましくは、
(1)置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル;
(3)置換されていてもよいフェニル;
(4)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル;
(5)置換されていてもよいベンゾジオキソリル;
(6)置換されていてもよいピリジル;
(7)置換されていてもよいピリミジニル;
(8)置換されていてもよいイソキサゾリル;
(9)置換されていてもよいテトラヒドロフラニル;
(10)置換されていてもよいチエニル;
(11)置換されていてもよいピラゾリル;
(12)置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)置換されていてもよいテトラヒドロピラニル;または
(14)置換されていてもよいジヒドロピリダジノニル
であり、さらに好ましくは、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)1〜3個のハロゲン原子またはシアノで置換されていてもよいピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;
(10)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(11)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(12)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)テトラヒドロピラニル;または
(14)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
であり、さらにより好ましくは、
(1)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(2)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(4)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(5)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(6)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(7)テトラヒドロピラニル;または
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
であり、特に好ましくは、
(1)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(2)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(3)ハロゲン原子、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;または
(4)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル
である。
【0152】
本願発明の別の実施態様では、R
1は、好ましくは、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)ピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;または
(10)ピラゾリル;
であり、より好ましくは、
(1)C
3−7シクロアルキル;
(2)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(3)ジヒドロベンゾフラニル;
(4)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
1−6アルキル基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたピリジル;または
(6)ピラゾリル;
であり、あるいは、
(1)C
1−6アルキル;
(2)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(3)1〜3個の「1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
1−6アルキル基」で置換されたピリジル;
(4)ピリミジニル;または
(5)テトラヒドロフラニル;
である。
【0153】
L
1は、結合手、−O−、−CH
2−、−CH
2−O−または−O−CH
2−を示す。
L
1としては、結合手、−O−および−CH
2−O−が好ましい。
【0154】
本願発明の1つの実施態様では、L
1は、好ましくは、結合手、−O−、−CH
2−O−または−O−CH
2−であり、より好ましくは、結合手、−O−または−CH
2−O−であり、さらに好ましくは、結合手または−O−である。
本願発明の別の実施態様では、L
1は、好ましくは、−O−または−CH
2−O−である。
【0155】
環Dは、さらに置換されていてもよい環を示す。
環Dで示される「さらに置換されていてもよい環」の「環」としては、芳香族炭化水素環(例、6〜10員芳香族炭化水素環)、芳香族複素環(例、6員芳香族複素環)が挙げられ、6〜10員芳香族炭化水素環(例、ベンゼン環)、6員芳香族複素環(例、ピリジン環)が好ましい。
【0156】
環Dで示される「さらに置換されていてもよい環」の「置換基」としては、ハロゲン原子(例、フッ素原子)が挙げられ、フッ素原子が好ましい。
【0157】
環Dとしては、(1)ハロゲン原子(例、フッ素原子)で置換されていてもよい6〜10員芳香族炭化水素環(例、ベンゼン環)、および(2)6員芳香族複素環(例、ピリジン環)が好ましい。
【0158】
本願発明の1つの実施態様では、環Dは、好ましくは、
(1)置換されていてもよい6〜14員芳香族炭化水素環、または
(2)置換されていてもよい5〜6員芳香族複素環
であり、より好ましくは、
(1)置換されていてもよい6〜10員芳香族炭化水素環、または
(2)置換されていてもよい6員芳香族複素環
であり、さらに好ましくは、
(1)置換されていてもよいベンゼン環、または
(2)置換されていてもよいピリジン環
であり、特に好ましくは、ベンゼン環である。
【0159】
部分構造:
【0160】
【化13】
【0161】
は、
【0162】
【化14】
【0163】
を示す。
L
2Aは、結合手、−O−、−CH
2−、−CH
2−O−または−O−CH
2−を示す。
L
2Aとしては、結合手および−O−CH
2−が好ましい。
【0164】
本願発明の1つの実施態様では、L
2Aは、好ましくは、結合手、−O−または−O−CH
2−であり、より好ましくは、結合手または−O−CH
2−であり、特に好ましくは、結合手である。
【0165】
L
2Bは、結合手、−O−、−CH
2−または−CH
2−O−を示す。
L
2Bとしては、結合手が好ましい。
【0166】
本願発明の1つの実施態様では、L
2Bは、好ましくは、結合手または−CH
2−であり、より好ましくは、結合手である。
【0167】
W
1は、置換されていてもよいC
1−3アルキレンまたは置換されていてもよいC
2−3アルケニレンを示す。
W
1としては、置換されていてもよいC
1−3アルキレン(例、エチレン(−CH
2−CH
2−))が好ましく、C
1−3アルキレン(例、エチレン(−CH
2−CH
2−))がより好ましく、エチレン(−CH
2−CH
2−)が特に好ましい。
【0168】
W
2、W
3およびW
4は、それぞれ独立して置換されていてもよいC
1−3アルキレンを示す。
W
2としては、C
1−3アルキレン(例、エチレン(−CH
2−CH
2−))が好ましく、エチレン(−CH
2−CH
2−)がより好ましい。
W
3としては、C
1−3アルキレン(例、エチレン(−CH
2−CH
2−))が好ましく、エチレン(−CH
2−CH
2−)がより好ましい。
W
4としては、C
1−6アルキル基(例、メチル)で置換されていてもよいC
1−3アルキレン(例、エチレン(−CH
2−CH
2−))が好ましく、メチルで置換されていてもよいエチレン(−CH
2−CH
2−)がより好ましい。
【0169】
本願発明の1つの実施態様では、W
2、W
3およびW
4は、好ましくは、それぞれ独立して、
(a)ハロゲン原子;
(b)ヒドロキシ;
(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(d)C
1−6アルコキシ;および
(e)C
1−6アルキル−カルボニル
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいエチレン(−CH
2−CH
2−)であり、より好ましくは、それぞれ独立して、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい1〜3個のC
1−6アルキルで置換されていてもよいエチレン(−CH
2−CH
2−)であり、さらに好ましくは、エチレン(−CH
2−CH
2−)である。
【0170】
R
2、R
3およびR
4は、それぞれ独立して水素原子または置換基を示す。
R
2、R
3およびR
4としては、それぞれ水素原子が好ましい。
【0171】
本明細書中で説明される置換基、部分構造および環などの好ましい例は、より好ましくは、組み合わせて用いられる。
【0172】
本願発明において、好ましい化合物(I)としては、以下の化合物が挙げられる。
[化合物I−1]
部分構造:
【0173】
【化15】
【0174】
が、
【0175】
【化16】
【0176】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)またはその塩。
【0177】
[化合物I−2]
環Dがベンゼン環である、化合物(I)または化合物(I−1)、またはそれらの塩。
【0178】
[化合物I−3]
L
1が、結合手、−O−または−CH
2−O−である、化合物(I)、化合物(I−1)または化合物(I−2)、またはそれらの塩。
【0179】
[化合物I−4]
R
1が、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)ピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;または
(10)ピラゾリル;
である、化合物(I)、化合物(I−1)、化合物(I−2)または化合物(I−3)、またはそれらの塩。
【0180】
[化合物I−5]
R
1が、
(1)C
3−7シクロアルキル;
(2)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(3)ジヒドロベンゾフラニル;
(4)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
1−6アルキル基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたピリジル;
(6)ピラゾリル;
である、化合物(I)、化合物(I−1)、化合物(I−2)、化合物(I−3)または化合物(I−4)、またはそれらの塩。
【0181】
[化合物I−6]
R
1が、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)ピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;または
(10)ピラゾリル;
であり;
L
1が、結合手、−O−または−CH
2−O−であり;
環Dが、ベンゼン環であり;
部分構造:
【0182】
【化17】
【0183】
が、
【0184】
【化18】
【0185】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;または
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−1)、化合物(I−2)、化合物(I−3)または化合物(I−4)、またはそれらの塩。
【0186】
[化合物I−7]
R
1が、
(1)C
3−7シクロアルキル;
(2)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(3)ジヒドロベンゾフラニル;
(4)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
1−6アルキル基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたピリジル;または
(6)ピラゾリル;
であり;
L
1が、結合手、または−O−であり;
環Dが、ベンゼン環であり;
部分構造:
【0187】
【化19】
【0188】
が、
【0189】
【化20】
【0190】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;または
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−1)、化合物(I−2)、化合物(I−3)、化合物(I−4)、化合物(I−5)または化合物(I−6)、またはそれらの塩。
【0191】
[化合物I−8]
R
1が、
(1)C
1−6アルキル;
(2)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(3)1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
1−6アルキル基から選ばれる1〜3個の置換基で置換されたピリジル;
(4)ピリミジニル;または
(5)テトラヒドロフラニル;
であり;
L
1が、−O−または−CH
2−O−であり;
環Dが、ベンゼン環であり;
部分構造:
【0192】
【化21】
【0193】
が、
【0194】
【化22】
【0195】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手であり;または
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−1)、化合物(I−2)、化合物(I−3)、化合物(I−4)または化合物(I−6)、またはそれらの塩。
【0196】
本願発明の別の実施態様では、好ましい化合物(I)としては、以下の化合物が挙げられる。
[化合物(I−A)]
R
1が、
(1)置換されていてもよい非環状炭化水素基;
(2)置換されていてもよい芳香族炭化水素環基;
(3)置換されていてもよい非芳香族炭化水素環基;または
(4)置換されていてもよい複素環基
である、化合物(I)またはその塩。
【0197】
[化合物(I−B)]
部分構造:
【0198】
【化23】
【0199】
が、
【0200】
【化24】
【0201】
であり、すなわち、
【0202】
【化25】
【0203】
において(以下の表現において同様)、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、
(a)ハロゲン原子;
(b)ヒドロキシ;
(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(d)C
1−6アルコキシ;および
(e)C
1−6アルキル−カルボニル
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよい
化合物(I)または化合物(I−A)、またはそれらの塩。
【0204】
[化合物(I−C)]
部分構造:
【0205】
【化26】
【0206】
が、
【0207】
【化27】
【0208】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい1〜3個のC
1−6アルキルで置換されていてもよい、化合物(I)、化合物(I−A)または化合物(I−B)、またはそれらの塩。
【0209】
[化合物(I−D)]
部分構造:
【0210】
【化28】
【0211】
が、
【0212】
【化29】
【0213】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手、−O−、−CH
2−、−CH
2−O−または−O−CH
2−であり;L
2Bが、結合手、−O−、−CH
2−または−CH
2−O−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)または化合物(I−C)、またはそれらの塩。
【0214】
[化合物(I−E)]
部分構造:
【0215】
【化30】
【0216】
が、
【0217】
【化31】
【0218】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)または化合物(I−D)、またはそれらの塩。
【0219】
[化合物(I−F)]
環Dが、
(1)置換されていてもよい6〜14員芳香族炭化水素環、または
(2)置換されていてもよい5〜6員芳香族複素環
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)または化合物(I−E)、またはそれらの塩。
【0220】
[化合物(I−G)]
環Dが、
(1)置換されていてもよい6〜10員芳香族炭化水素環、または
(2)置換されていてもよい6員芳香族複素環
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)または化合物(I−F)、またはそれらの塩。
【0221】
[化合物(I−H)]
環Dが、
(1)置換されていてもよいベンゼン環、または
(2)置換されていてもよいピリジン環
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)または化合物(I−G)、またはそれらの塩。
【0222】
[化合物(I−I)]
L
1が、結合手、−O−、−CH
2−O−または−O−CH
2−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)または化合物(I−H)、またはそれらの塩。
【0223】
[化合物(I−J)]
L
1が、結合手、−O−または−CH
2−O−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)または化合物(I−I)、またはそれらの塩。
【0224】
[化合物(I−K)]
L
1が、結合手または−O−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)または化合物(I−J)、またはそれらの塩。
【0225】
[化合物(I−L)]
R
1が、
(1)置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル;
(3)置換されていてもよいフェニル;
(4)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル;
(5)置換されていてもよいベンゾジオキソリル;
(6)置換されていてもよいピリジル;
(7)置換されていてもよいピリミジニル;
(8)置換されていてもよいイソキサゾリル;
(9)置換されていてもよいテトラヒドロフラニル;
(10)置換されていてもよいチエニル;
(11)置換されていてもよいピラゾリル;
(12)置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)置換されていてもよいテトラヒドロピラニル;または
(14)置換されていてもよいジヒドロピリダジノニル
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)または化合物(I−K)、またはそれらの塩。
【0226】
[化合物(I−M)]
R
1が、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)1〜3個のハロゲン原子またはシアノで置換されていてもよいピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;
(10)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(11)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(12)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)テトラヒドロピラニル;または
(14)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)、化合物(I−K)または化合物(I−L)、またはそれらの塩。
【0227】
[化合物(I−N)]
R
1が、
(1)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(2)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(3)ハロゲン原子、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;または
(4)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル
である、化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−D)、化合物(I−E)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)、化合物(I−K)、化合物(I−L)または化合物(I−M)、またはそれらの塩。
【0228】
[化合物(I−O)]
R
1が、
(1)置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)置換されていてもよいC
3−7シクロアルキル;
(3)置換されていてもよいフェニル;
(4)置換されていてもよいジヒドロベンゾフラニル;
(5)置換されていてもよいベンゾジオキソリル;
(6)置換されていてもよいピリジル;
(7)置換されていてもよいピリミジニル;
(8)置換されていてもよいイソキサゾリル;
(9)置換されていてもよいテトラヒドロフラニル;
(10)置換されていてもよいチエニル;
(11)置換されていてもよいピラゾリル;
(12)置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)置換されていてもよいテトラヒドロピラニル;または
(14)置換されていてもよいジヒドロピリダジノニル
であり;
L
1が、結合手、−O−、−O−CH
2−または−CH
2−O−であり;
環Dが、
(1)置換されていてもよい6〜14員芳香族炭化水素環、または
(2)置換されていてもよい5〜6員芳香族複素環
であり;
部分構造:
【0229】
【化32】
【0230】
が、
【0231】
【化33】
【0232】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、
(a)ハロゲン原子;
(b)ヒドロキシ;
(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(d)C
1−6アルコキシ;および
(e)C
1−6アルキル−カルボニル
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
L
2Aが、結合手、−O−、−CH
2−、−CH
2−O−または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手または−CH
2−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−F)、化合物(I−I)または化合物(I−L)、またはそれらの塩。
【0233】
[化合物(I−P)]
R
1が、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)1〜3個のハロゲン原子またはシアノで置換されていてもよいピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;
(10)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(11)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(12)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)テトラヒドロピラニル;または
(14)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
であり;
L
1が、結合手、−O−または−CH
2−O−であり;
環Dが、
(1)置換されていてもよいベンゼン環、または
(2)置換されていてもよいピリジン環
であり;
部分構造:
【0234】
【化34】
【0235】
が、
【0236】
【化35】
【0237】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、
(a)ハロゲン原子;
(b)ヒドロキシ;
(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(d)C
1−6アルコキシ;および
(e)C
1−6アルキル−カルボニル
から選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよく;
L
2Aが、結合手、−O−または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手または−CH
2−である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)、化合物(I−L)、化合物(I−M)または化合物(I−O)、またはそれらの塩。
【0238】
[化合物(I−Q)]
R
1が、
(1)ハロゲン原子およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜5個の置換基で置換されていてもよいC
1−6アルキル;
(2)C
3−7シクロアルキル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(4)ジヒドロベンゾフラニル;
(5)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(6)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(7)1〜3個のハロゲン原子またはシアノで置換されていてもよいピリミジニル;
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたイソキサゾリル;
(9)テトラヒドロフラニル;
(10)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(11)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(12)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(13)テトラヒドロピラニル;または
(14)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
であり;
L
1が、結合手−O−または−CH
2−O−であり;
環Dが、
(1)置換されていてもよいベンゼン環、または
(2)置換されていてもよいピリジン環
であり;
部分構造:
【0239】
【化36】
【0240】
が、
【0241】
【化37】
【0242】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい1〜3個のC
1−6アルキルで置換されていてもよく;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)、化合物(I−K)、化合物(I−L)、化合物(I−M)、化合物(I−O)または化合物(I−P)、またはそれらの塩。
【0243】
[化合物(I−R)]
R
1が、
(1)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいフェニル;
(2)1〜3個のハロゲン原子で置換されたベンゾジオキソリル;
(3)ハロゲン原子、シアノ、および1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピリジル;
(4)ハロゲン原子、シアノおよびC
1−6アルキルから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいチエニル;
(5)ハロゲン原子、シアノ、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1−6アルキル、およびC
1−6アルコキシから選ばれる1〜3個の置換基で置換されていてもよいピラゾリル;
(6)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいピロリジノニル;
(7)テトラヒドロピラニル;または
(8)1〜3個のC
1−6アルキルで置換されたジヒドロピリダジノニル
であり;
L
1が、結合手または−O−であり;
環Dが、
(1)置換されていてもよいベンゼン環、または
(2)置換されていてもよいピリジン環
であり;
部分構造:
【0244】
【化38】
【0245】
が、
【0246】
【化39】
【0247】
であり、すなわち、
W
1、W
2、W
3およびW
4が、それぞれエチレン(−CH
2−CH
2−)であり;
R
2、R
3およびR
4が、それぞれ水素原子であり;
W
2、W
3およびW
4で示されるエチレン(−CH
2−CH
2−)が、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい1〜3個のC
1−6アルキルで置換されていてもよく;
L
2Aが、結合手または−O−CH
2−であり;
L
2Bが、結合手である、
化合物(I)、化合物(I−A)、化合物(I−B)、化合物(I−C)、化合物(I−F)、化合物(I−G)、化合物(I−H)、化合物(I−I)、化合物(I−J)、化合物(I−K)、化合物(I−L)、化合物(I−M)、化合物(I−O)、化合物(I−P)または化合物(I−Q)、またはそれらの塩。
【0248】
化合物(I)の具体例としては、実施例の化合物が挙げられる。中でも、
9-(4-(4-クロロフェノキシ)フェニル)-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-6,9-エタノピリド[2,1-c][1,2,4]チアジアジン 2,2-ジオキシドまたはその塩(実施例1);
9-(4-(4-クロロフェノキシ)フェニル)-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロピリミド[2,1-c][1,2,4]チアジアジン 2,2-ジオキシドまたはその塩(実施例45);または
9-(4-((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)オキシ)フェニル)-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-6,9-エタノピリド[2,1-c][1,2,4]チアジアジン 2,2-ジオキシドまたはその塩(実施例69);
が好ましい。
【0249】
化合物(I)が塩である場合、このような塩としては、例えば、金属塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性、または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。金属塩の好適な例としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。有機塩基との塩の好適な例としては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。このうち、薬学的に許容し得る塩が好ましい。例えば、化合物内に酸性官能基を有する場合にはアルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩など)などの無機塩、アンモニウム塩など、また、化合物内に塩基性官能基を有する場合には、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸など無機酸との塩、または酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸との塩が挙げられる。
化合物(I)が、互変異性体、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体などの異性体を有する場合には、いずれか一方の異性体も混合物も本発明の化合物に包含される。さらに、化合物(I)に光学異性体が存在する場合には、ラセミ体から分割された光学異性体も化合物(I)に包含される。
化合物(I)は、結晶であってもよく、結晶形が単一であっても結晶形混合物であっても化合物(I)に包含される。
化合物(I)は、薬学的に許容され得る共結晶または共結晶塩であってもよい。ここで、共結晶または共結晶塩とは、各々が異なる物理的特性(例えば、構造、融点、融解熱、吸湿性、溶解性および安定性等)を持つ、室温で二種またはそれ以上の独特な固体から構成される結晶性物質を意味する。共結晶または共結晶塩は、自体公知の共結晶化法に従い製造することができる。
化合物(I)は、溶媒和物(例えば、水和物など)であっても、無溶媒和物であってもよく、いずれも化合物(I)に包含される。
同位元素(例、
2H,
3H,
11C,
14C,
18F,
35S,
125Iなど)などで標識、または置換された化合物も、化合物(I)に包含される。同位元素で標識または置換された化合物は、例えば、陽電子断層法(Positron Emission Tomography,PET)において使用するトレーサー(PETトレーサー)として用いることができ、医療診断などの分野において有用である。
【0250】
本発明の化合物(I)またはその塩の製造法について以下に述べる。
本発明の化合物(I)は、例えば以下の反応式で示される方法またはこれに準じた方法等により得られる。以下、反応式の略図中の化合物に関する各記号は、特に断りのない限り前記と同意義を示す。反応式中の化合物は塩を形成している場合も含み、該塩としては、例えば、化合物(I)等と同様のものが挙げられる。
また、各工程で得られた化合物は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
各反応で用いる試薬類および反応剤類は、市販されている場合は市販品をそのまま用いることもでき、自体公知の方法またはこれらに準じた方法、あるいは実施例に記載の方法に従って製造することもできる。例えば、実施例に記載の試薬類および反応剤類を用いることができる。
特に明記している場合を除き、各反応の溶媒は反応が進行する限り特に限定されず、反応に不活性な溶媒中、または無溶媒下行うことができ、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。例えば、実施例に記載の溶媒を用いることができる。
特に明記している場合を除き、各反応で用いる試薬類および反応剤類の当量は、各反応の基質に対し、0.001当量〜100当量である。例えば、実施例に記載の試薬類および反応剤類の当量を用いることができる。
特に明記している場合を除き、各反応の反応時間は通常5分〜72時間である。例えば、実施例に記載の反応時間で行うことができる。
特に明記している場合を除き、各反応の反応温度は−78℃から300℃である。例えば、実施例に記載の反応温度で行うことができる。
【0251】
以下の反応式において、ハロゲン化反応、アシル化反応、スルホニル化反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応等を行う場合、これらの反応は、自体公知の方法に従って行われる。このような方法としては、例えば、オーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS)、第2版、アカデミックプレス社(Academic Press Inc.)、1989年刊、あるいは、コンプリヘンシブ オーガニック トランスフォーメーションズ:ア ガイド トゥー ファンクショナル プレパレーションズ(Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations)、第2版、ワイリー−VCH社(Wiley−VCH)、1999年刊、新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)等に記載の方法等が挙げられる。
【0252】
以下の各反応において、原料化合物がアミノ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、カルボニル基またはスルファニル基を有する場合、これらの官能基にペプチド化学等で一般的に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。これらの官能基に保護基を導入する反応を「保護反応」と記載し、保護基を除去する反応を「脱保護反応」と記載した。保護基の導入方法(保護反応)や保護基の除去方法(脱保護反応)は、自体公知の方法、例えば、グリーンズ プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Greene’s PROTECTIVE GROUPS in ORGANIC SYNTHESIS)、第4版、ワイリー−インターサイエンス社(Wiley−Interscience)、2006年刊等に記載の方法、あるいは、実施例に記載の方法等に準じて行うことができる。
さらに、各反応は、必要に応じて、マイクロウェーブ照射装置(例えばBiotage社製 INITIATOR等)等を用いて、マイクロウェーブ照射下において実施することも可能である。
【0253】
化合物(I)は、例えば次の反応式1に記載のように、化合物(IIa)と化合物(IIIa)または化合物(IIa)と化合物(IIIb)とを反応させることにより製造できる。
[反応式1]
【0254】
【化40】
【0255】
(式中、Xa、Xbは脱離基であり、他の記号は前記と同意義である。)
【0256】
Xa、Xbで示される「脱離基」としては、例えば、置換されていてもよいアシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。「置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ」としては、例えばC
1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0257】
化合物(IIIa)または化合物(IIIb)の使用量は、化合物(IIa)1モルに対し、それぞれ約0.1ないし50モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0258】
この反応は、必要に応じて塩基の共存下で行ってもよい。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IIa)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0259】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0260】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0261】
化合物(I)は、例えば次の反応式2に記載のように、化合物(IIb)を分子内で環化させることにより製造できる。
[反応式2]
【0262】
【化41】
【0263】
この反応は、オキシ塩化リン、オキシ臭化リンなどのハロゲン化ホスホリル類、ジフェニルホスフィニッククロリドなどのアリールホスフィニッククロリド類等の共存下に行われる。
該「ハロゲン化ホスホリル類、アリールホスフィニッククロリド類」の使用量は、化合物(IIb)に対し重量比で0.1から300倍、好ましくは1ないし30倍、もしくは、化合物(IIb)1モルに対し約0.1ないし500モル、好ましくは1ないし100モルである。
【0264】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0265】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0266】
化合物(I)は、例えば次の反応式3に記載のように、化合物(IIc)と化合物(IIIc)を反応させることにより製造できる。
[反応式3]
【0267】
【化42】
【0268】
(式中、Xc、Xdは脱離基または官能基を表し、他の記号は前記と同意義である。)
【0269】
Xc、Xdで示される「脱離基」としては、例えば、水素、置換されていてもよいアシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、ボロニル基、置換されていてもよいC
1−6アルキルボラニル基、置換されていてもよいC
2−6アルケニルボラニル基、置換されていてもよいC
1−6アルコキシボラニル基、置換されていてもよいC
6−14アリールボラニル基、置換されていてもよいC
1−6アルキルスタニル基(例、トリブチルスタニルなど)、置換されていてもよいC
2−6アルケニルスタニル基、置換されていてもよいC
6−14アリールスタニル基、ハロゲン化マグネシウム、ハロゲン化亜鉛などの含金属置換基、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。「置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ」としては、例えばC
1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0270】
Xc、Xdで示される「官能基」としては、例えば、ヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ハロゲン化アルキル基(例、クロロメチル、クロロエチル、ブロモメチル等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシアルキル基(例、メタンスルホニルオキシメチル、エタンスルホニルオキシメチル、トリクロロメタンスルホニルオキシメチル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]メチル等)等が挙げられる。
【0271】
化合物(IIIc)の使用量は、化合物(IIc)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0272】
この反応は、必要に応じて塩基、乾燥剤、添加剤および金属触媒の共存下で行ってもよい。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IIc)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0273】
該「乾燥剤」としては、モレキュラーシーブス4A、モレキュラーシーブス3Aなどのモレキュラーシーブス類および無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウムなどの無機塩類等が挙げられる。
該「乾燥剤」の使用量は、化合物(IIc)に対し重量比で、約0.1ないし500倍、好ましくは0.1ないし30倍である。
【0274】
該「添加剤」としては、シクロヘキシル−1,2−ジアミン、N,N’−ジメチルシクロヘキシル−1,2−ジアミン、あるいは、ピコリン酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IIc)1モルに対し、約0.01ないし30モル、好ましくは0.01ないし10モルである。
【0275】
該「金属触媒」としてはニッケル、パラジウム、銅などの金属および配位子からなる錯体等が挙げられ、金属および配位子からなる錯体としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、トランス−ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、ニッケル(II)アセチルアセトナート、塩化ニッケル1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン錯体、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、酢酸銅等が挙げられ、さらに配位子としては、例えば、アシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、トリフェニルホスフィン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)などが挙げられる。
該「金属触媒」の使用量は、化合物(IIc)に対して、通常約0.01ないし1000重量%、好ましくは約1ないし20重量%である。
【0276】
さらにこの反応は、所望によりマイクロウェーブ照射装置(例えばBiotage社製 INITIATOR等)を用いて、マイクロウェーブ照射下においても実施することができる。
【0277】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0278】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは約0ないし180℃である。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。
この反応は、必要に応じて、窒素、アルゴン等の雰囲気下で行ってもよい。
【0279】
化合物(I)は、例えば次の反応式4に記載のように、化合物(IId)と化合物(IIId)を反応させることにより製造できる。
[反応式4]
【0280】
【化43】
【0281】
(式中、Xe、Xfは脱離基または官能基を表し、他の記号は前記と同意義である。)
【0282】
Xe、Xfで示される「脱離基」としては、例えば、置換されていてもよいアシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。「置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ」としては、例えばC
1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C
1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0283】
Xe、Xfで示される「官能基」としては、例えば、ヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ハロゲン化アルキル基(例、クロロメチル、クロロエチル、ブロモメチル等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシアルキル基(例、メタンスルホニルオキシメチル、エタンスルホニルオキシメチル、トリクロロメタンスルホニルオキシメチル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]メチル等)等が挙げられる。
【0284】
化合物(IIId)の使用量は、化合物(IId)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0285】
この反応は、必要に応じて塩基およびヒドロキシ基活性化剤の共存下で行ってもよい。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IId)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0286】
該「ヒドロキシ基活性化剤」としては、例えば、シアノメチレントリ−n−ブチルホスホラン、アゾジカルボン酸ジイソプロピルとトリフェニルホスフィン、アゾジカルボン酸ジエチルとトリフェニルホスフィン、1,1’−(アゾジカルボニル)ジピペリジンとトリブチルホスフィン等が挙げられる。
該「ヒドロキシ基活性化剤」の使用量は、化合物(IId)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0287】
さらにこの反応は、所望によりマイクロウェーブ照射装置(例えばBiotage社製 INITIATOR等)を用いて、マイクロウェーブ照射下においても実施することができる。
【0288】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0289】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは約0ないし180℃である。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。
この反応は、必要に応じて、窒素、アルゴン等の雰囲気下で行ってもよい。
【0290】
化合物(IIa)は、例えば次の反応式5に記載の方法を用いることにより製造できる。すなわち、化合物(IVa)と化合物(V)を反応させて化合物(IVb)を合成し、塩基の存在下、化合物(IVb)の分子内環化反応を行い、化合物(IVc)へ誘導後、硫化試薬を用いて化合物(IVd)を合成する。続いて、アルキル化試薬により、化合物(IVe)へ誘導後、アミノ化反応により化合物(IIa)を製造できる。
[反応式5]
【0291】
【化44】
【0292】
(式中、Xgは脱離基を表し、R
a、R
bは官能基を表し、他の記号は前記と同意義である。)
【0293】
Xgで示される「脱離基」としては、例えば、置換されていてもよいアシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0294】
R
aで示される「官能基」としては、例えば、置換されていてもよいC
6−14アリール基(例えば、フェニル基、4−メトキシフェニル基、4−フェノキシフェニル基など)、C
1−6アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基)またはベンジル基等が挙げられる。
R
bで示される「官能基」としては、例えば、C
1−6アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等)等が挙げられる。
【0295】
化合物(IVa)および(V)は、市販品として容易に入手でき、また、新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)を含む公知文献などに記載の自体公知の方法またはこれらに準じた方法に従って製造することもできる。
【0296】
化合物(V)の使用量は、化合物(IVa)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0297】
化合物(IVa)と化合物(V)の反応は、必要に応じて塩基の共存下で行ってもよい。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVa)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0298】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0299】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0300】
化合物(IVb)から化合物(IVc)を合成する反応は、塩基の共存下で行うのが有利である。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVb)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0301】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0302】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0303】
化合物(IVc)から化合物(IVd)を合成する反応は、硫化試薬の共存下で行うのが有利である。
該「硫化試薬」としては、例えば、ローソン試薬(2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド)、デービー試薬(2,4−ジメチル−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド、2,4−ジエチル−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド、2,4−ジイソプロピル−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド、2,4−ジベンジル−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド)、ジャパニーズ試薬(2,4−ジフェニル−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド)、ベレオー試薬(2,4−ビス(4−フェノキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン 2,4−ジスルフィド)等が挙げられる。
該「硫化試薬」の使用量は、化合物(IVc)1モルに対し、約0.1ないし100モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0304】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0305】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0306】
化合物(IVd)から化合物(IVe)を合成する反応は、アルキル化試薬の共存下で行うのが有利である。
該「アルキル化試薬」としては、例えば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ベンジルブロミド等が挙げられる。
該「アルキル化試薬」の使用量は、化合物(IVd)1モルに対し、約0.1ないし100モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0307】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0308】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0309】
化合物(IVe)から化合物(IIa)を合成するアミノ化反応は、アミノ化試薬および必要に応じて塩基の共存下で行うのが有利である。
該「アミノ化試薬」としては、例えば、アンモニア水、アンモニア、無機アンモニウム塩(例、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等)、尿素が挙げられる。
該「アミノ化試薬」の使用量は、化合物(IVe)に対し、重量比で0.1ないし10000、または化合物(IVe)1モルに対し、約0.1ないし500モル、好ましくは0.8ないし100モルである。
【0310】
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVe)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0311】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0312】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0313】
化合物(IIb)は、例えば次の反応式6に記載の方法を用いることにより製造できる。すなわち、例えば実施例1に示される塩基の存在下、化合物(IVf)とアクリル酸エステル類(例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸のC
1−6アルキルエステル)を反応後、塩化リチウムとDMSO中加熱または加水分解後、脱炭酸反応により合成できる化合物(IVg)または、例えば、オーガニック ファンクショナル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTIONAL GROUP PREPARATIONS)、第2版、アカデミックプレス社(Academic Press Inc.)、1989年刊、あるいは、コンプリヘンシブ オーガニック トランスフォーメーションズ:ア ガイド トゥー ファンクショナル プレパレーションズ(Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations)、第2版、ワイリー−VCH社(Wiley−VCH)、1999年刊、新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)等に記載の自体公知の方法、例えばアルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、環化反応、カップリング反応、前述の保護反応、脱保護反応等の組み合わせにより合成できる化合物(IVg)を化合物(VI)と反応させて化合物(IVh)を合成する。続いて、例えば、加熱条件下、化合物(IVh)の分子内環化反応を行い化合物(IVi)へ変換後、必要に応じて、自体公知の方法、例えばハロゲン化反応、アシル化反応、スルホニル化反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、保護反応、脱保護反応、カップリング反応等を組み合わせて官能基Yの変換反応を行い、化合物(IVi)と化合物(IIIc)とのカップリング反応により、化合物(IIb)を製造できる。
[反応式6]
【0314】
【化45】
【0315】
(式中、Yは脱離基または官能基を表し、R
cは官能基を表し、B’は窒素原子および酸素原子から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい、置換されていてもよい、式中破線で示される部分で環化した5〜8員環基または置換されていてもよいホルミルC
1−3アルキル基または置換されていてもよいホルミルC
2−3アルケニル基を示し、他の記号は前記と同意義である。)
【0316】
Yで示される「脱離基」としては、例えば、置換されていてもよいアシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。
【0317】
Yで示される「官能基」としては、例えば、C
1−6アルコキシ基(例、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等)、置換されていてもよいベンジルオキシ基、アシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]等)、置換されていてもよいC
6−14アリールスルホニルオキシ、C
1−6アルキルオキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基等)、カルボキシル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ハロゲン化アルキル基(例、クロロメチル、クロロエチル、ブロモメチル等)、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルスルホニルオキシアルキル基(例、メタンスルホニルオキシメチル、エタンスルホニルオキシメチル、トリクロロメタンスルホニルオキシメチル、トリフルオロメタンスルホニルオキシ[トリフラート]メチル等)、置換されていてもよいC
6−14アラルキルオキシアルキル基(例、ベンジルオキシメチル基、4−メトキシベンジルオキシメチル基など)、ホルミル基等が挙げられる。
【0318】
R
cで示される「官能基」としては、例えば、置換されていてもよいC
6−14アリール基(例、フェニル基、4−メトキシフェニル基、4−フェノキシフェニル基など)、C
1−6アルキル基(例、メチル基、エチル基、イソプロピル基)またはベンジル基等が挙げられる。
【0319】
B’で示される「窒素原子および酸素原子から選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有していてもよい、置換されていてもよい5〜8員環基」としては、例えば、置換されていてもよいC
5−8シクロアルキル基(例、シクロペンチル基、シクロヘキシル基など)等が挙げられる。
【0320】
B’で示される「置換されていてもよいホルミルC
1−3アルキル基または置換されていてもよいホルミルC
2−3アルケニル基」としては、例えば、置換されていてもよいホルミルメチル基、ホルミルエチル基、ホルミルプロピル基、ホルミルエチニル基、ホルミルプロペニル基等が挙げられる。
【0321】
化合物(IVf)および(VI)は、市販品として容易に入手でき、また、新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)を含む公知文献などに記載の自体公知の方法またはこれらに準じた方法に従って製造することもできる。
【0322】
化合物(IVf)とアクリル酸エステル類(例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸のC
1−6アルキルエステル)の反応は、塩基の共存下で行うのが有利である。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、水酸化カリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVf)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0323】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0324】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0325】
化合物(IVf)とアクリル酸エステル類の反応後、無機塩の存在下、加熱することにより化合物(IVg)が合成できる。
【0326】
該「無機塩」としては、例えば、塩化リチウム等が挙げられる。
該「無機塩」の使用量は、化合物(IVf)1モルに対し、約0.01ないし30モル、好ましくは0.1ないし10モルである。
【0327】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0328】
反応温度は約30ないし250℃、好ましくは50ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0329】
あるいは、化合物(IVf)とアクリル酸エステル類の反応後、塩基により加水分解反応を行い、続く脱炭酸反応により化合物(IVg)が合成できる。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVf)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0330】
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0331】
反応温度は約0ないし300℃、好ましくは60ないし230℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0332】
化合物(IVg)と化合物(VI)から化合物(IVh)を合成する還元的アミノ化反応は、還元剤および必要に応じて添加剤の共存下で行うのが有利である。
【0333】
化合物(VI)の使用量は、化合物(IVg)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0334】
該「還元剤」としては、例えば、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、2−ピコリン−ボラン等が挙げられる。
該「還元剤」の使用量は、化合物(IVg)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0335】
該「添加剤」としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IVg)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0336】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0337】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0338】
化合物(IVh)から化合物(IVi)を合成する反応は、加熱条件下、必要に応じて塩基の共存下で行うのが有利である。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVh)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0339】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0340】
反応温度は約0ないし300℃、好ましくは60ないし230℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0341】
化合物(IVi)と化合物(IIIc)から化合物(IIb)を合成する反応は、必要に応じて塩基、乾燥剤、添加剤および金属触媒の共存下で行ってもよい。
【0342】
化合物(IIIc)の使用量は、化合物(IVi)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0343】
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVi)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0344】
該「乾燥剤」としては、モレキュラーシーブス4A、モレキュラーシーブス3Aなどのモレキュラーシーブス類および無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウムなどの無機塩類等が挙げられる。
該「乾燥剤」の使用量は、化合物(IVi)に対し重量比で、約0.1ないし500倍、好ましくは0.1ないし30倍である。
【0345】
該「添加剤」としては、シクロヘキシル−1,2−ジアミン、N,N’−ジメチルシクロヘキシル−1,2−ジアミン、あるいは、ピコリン酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IVi)1モルに対し、約0.01ないし30モル、好ましくは0.01ないし10モルである。
【0346】
該「金属触媒」としてはニッケル、パラジウム、銅などの金属および配位子からなる錯体等が挙げられ、金属および配位子からなる錯体としては例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)二塩化物、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、トランス−ジクロロビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウム(II)、トリフルオロ酢酸パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、ニッケル(II)アセチルアセトナート、塩化ニッケル1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン錯体、ヨウ化銅、臭化銅、塩化銅、酢酸銅等が挙げられ、配位子としては、例えば、アシルオキシ基(例、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、トリフェニルホスフィン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、トリ−tert−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)などが挙げられる。
該「金属触媒」の使用量は、化合物(IVi)に対して、通常約0.01ないし1000重量%、好ましくは約1ないし20重量%である。
【0347】
さらにこの反応は、所望によりマイクロウェーブ照射装置(例えばBiotage社製 INITIATOR等)を用いて、マイクロウェーブ照射下においても実施することができる。
【0348】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−2−プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0349】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは約0ないし180℃である。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。
この反応は、必要に応じて、窒素、アルゴン等の雰囲気下で行ってもよい。
【0350】
化合物(IIc)は、例えば次の反応式7に記載の方法を用いることにより製造できる。すなわち、化合物(IVi)の分子内環化反応を行い、必要に応じて、自体公知の方法、例えばハロゲン化反応、アシル化反応、スルホニル化反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、保護反応、脱保護反応、カップリング反応等を組み合わせて官能基Yの変換反応を行い、化合物(IIc)を製造できる。
[反応式7]
【0351】
【化46】
【0352】
(式中の記号は前記と同意義である。)
【0353】
この反応は、オキシ塩化リン、オキシ臭化リンなどのハロゲン化ホスホリル類、ジフェニルホスフィニッククロリドなどのアリールホスフィニッククロリド類等の共存下に行われる。
該「ハロゲン化ホスホリル類、アリールホスフィニッククロリド類」の使用量は、化合物(IVi)に対し重量比で0.1から300倍、好ましくは1ないし30倍、もしくは、化合物(IVi)1モルに対し約0.1ないし500モル、好ましくは1ないし100モルである。
【0354】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0355】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0356】
化合物(IId)は、例えば次の反応式8に記載の方法を用いることにより製造できる。すなわち、方法1に記載の化合物(IVj)と化合物(VI)を反応させ、化合物(IVk)を合成する。または方法2に記載の化合物(IVj)をアミノ化反応により、アミン誘導体へ変換後、自体公知の化合物(VII)と塩基の存在下反応させ、続いて酸を用いて、脱保護反応を行うことにより化合物(IVk)(W
1がエチレン(−CH
2−CH
2−)の場合)を合成する。続いて、例えば、加熱条件下、化合物(IVk)の分子内環化反応を行い化合物(IVl)へ誘導後、必要に応じて、自体公知の方法、例えばハロゲン化反応、アシル化反応、スルホニル化反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、保護反応、脱保護反応、カップリング反応等を組み合わせて官能基Yの変換反応を行う。続いて、化合物(IVl)の分子内環化反応を行い、必要に応じて、自体公知の方法、例えばハロゲン化反応、アシル化反応、スルホニル化反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、アミド化反応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、保護反応、脱保護反応、カップリング反応等を組み合わせて官能基Yの変換反応を行い、化合物(IId)を製造できる。
また、化合物(IVI)は、例えば次の反応式8の方法3に記載の方法を用いることにより製造できる。すなわち、化合物(IVj)と化合物(VIII)とを反応させ、化合物(IVm)を合成する。続いて、例えば、加熱条件下、化合物(IVm)の分子内環化反応を行い化合物(IVn)へ誘導後、酸を用いて脱保護反応を行うことにより化合物(IVI)を合成する。
[反応式8]
【0357】
【化47】
【0358】
(式中の記号は前記と同意義である。)
【0359】
化合物(IVj)は、シンセティック コミュニケーションズ、14巻、401−406ページ(1984年)またはテトラへドロン、3巻、175ページ(1958年)またはジャーナル オブ オーガニック ケミストリー、20巻、1702−1707(1955年)または新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)を含む公知文献などに記載の自体公知の方法またはこれらに準じた方法に従って製造することもできる。
【0360】
化合物(VII)は、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー、56巻、3549−3556(1991年)または国際公開2009/11851または新実験化学講座(日本化学会編)、実験化学講座(日本化学会編)を含む公知文献などに記載の自体公知の方法またはこれらに準じた方法に従って製造することもできる。
【0361】
化合物(IVj)と化合物(VI)から化合物(IVk)を合成する(方法1)の還元的アミノ化反応は、還元剤および必要に応じて添加剤の共存下で行うのが有利である。
【0362】
化合物(VI)の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0363】
該「還元剤」としては、例えば、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、2−ピコリン−ボラン等が挙げられる。
該「還元剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0364】
該「添加剤」としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0365】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0366】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0367】
化合物(IVj)と化合物(VII)から化合物(IVk)を合成する(方法2)において、1段階目の還元的アミノ化反応は、アンモニウム塩、還元剤および必要に応じて添加剤の共存下で行うのが有利である。
【0368】
化合物(VII)の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0369】
該「アンモニウム塩」としては、例えば、酢酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム、アンモニウムクロリド等が挙げられる。
該「アンモニウム塩」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0370】
該「還元剤」としては、例えば、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、2−ピコリン−ボラン等が挙げられる。
該「還元剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0371】
該「添加剤」としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0372】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0373】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0374】
化合物(IVj)と化合物(VII)から化合物(IVk)を合成する(方法2)において、2段階目のカップリング反応は、必要に応じて塩基の共存下で行うのが有利である。
【0375】
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0376】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0377】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0378】
化合物(IVj)と化合物(VII)から化合物(IVk)を合成する(方法2)において、3段階目の脱保護反応は、酸の共存下で行うのが有利である。
該「酸」としては、例えば、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。
該「酸」の使用量は、化合物(IVj)に対し、重量比で約0.1ないし300倍、好ましくは0.8ないし50倍である。
【0379】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ギ酸、酢酸などの有機酸類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0380】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0381】
化合物(IVk)から化合物(IVl)を合成する反応は、加熱条件下、必要に応じて塩基の共存下で行うのが有利である。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVk)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0382】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0383】
反応温度は約0ないし300℃、好ましくは60ないし230℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0384】
化合物(IVl)の分子内環化反応は、オキシ塩化リン、オキシ臭化リンなどのハロゲン化ホスホリル類、ジフェニルホスフィニッククロリドなどのアリールホスフィニッククロリド類等の共存下に行われる。
該「ハロゲン化ホスホリル類、アリールホスフィニッククロリド類」の使用量は、化合物(IVl)に対し重量比で0.1から300倍、好ましくは1ないし30倍、もしくは、化合物(IVl)1モルに対し約0.1ないし500モル、好ましくは1ないし100モルである。
【0385】
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0386】
反応温度は約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0387】
化合物(IVj)と化合物(VIII)とから化合物(IVm)を合成する(方法3)において、還元的アミノ化反応は、還元剤および必要に応じて添加剤の共存下で行うのが有利である。
【0388】
化合物(VIII)の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0389】
該「還元剤」としては、例えば、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、2−ピコリン−ボラン等が挙げられる。
該「還元剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0390】
該「添加剤」としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの有機酸等が挙げられる。
該「添加剤」の使用量は、化合物(IVj)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0391】
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0392】
反応温度は、約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は、通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0393】
化合物(IVm)から化合物(IVn)を合成する(方法3)における反応は、加熱条件下、必要に応じて塩基の共存下で行うのが有利である。
該「塩基」としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム等の無機塩基類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸三カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、金属ナトリウム等のアルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
該「塩基」の使用量は、化合物(IVk)1モルに対し、約0.1ないし30モル、好ましくは0.8ないし10モルである。
【0394】
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0395】
反応温度は、約0ないし300℃、好ましくは60ないし230℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は、通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0396】
化合物(IVn)から化合物(IVI)を合成する(方法3)において、脱保護反応は、酸の共存下で行うのが有利である。
該「酸」としては、例えば、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。
該「酸」の使用量は、化合物(IVn)に対し、重量比で約0.1ないし300倍、好ましくは0.8ないし50倍である。
【0397】
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、シクロペンチルメチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ギ酸、酢酸などの有機酸類および水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
【0398】
反応温度は、約−40ないし250℃、好ましくは−10ないし180℃である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の温度を選択することができる。反応時間は、通常約5分ないし72時間、好ましくは約5分ないし24時間である。必要に応じてこれ以上またはこれ以下の時間を選択することができる。
【0399】
化合物(I)またはその中間体は、公知またはそれに準じる方法を用いて、光学分割して、光学活性体である化合物(I)または光学活性体である中間体とすることもできる。光学分割の方法としては、自体公知の方法が挙げられ、例えば、分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法等が用いられる。「分別再結晶法」としては、ラセミ体と光学活性な化合物〔例、(+)−マンデル酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシン等)とで塩を形成させ、これを分別再結晶法などによって分離し、所望により中和工程に付し、フリーの光学異性体を得る方法が挙げられる。「キラルカラム法」としては、ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラルカラム)に付す方法が挙げられる。例えば液体クロマトグラフィーの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)またはダイセル社製CHIRALシリーズなどのキラルカラムにラセミ体を添加し、水、緩衝液(例、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例、ヘキサン、エタノール、メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリフルオロ酢酸、ジエチルアミン、トリエチルアミンなど)、またはこれらの混合溶媒で展開して光学異性体を分離する方法が挙げられる。例えばガスクロマトグラフィーの場合、CP−Chirasil−DeX CB(ジーエルサイセンス社製)などのキラルカラムを使用して分離する方法が挙げられる。「ジアステレオマー法」としては、ラセミ体および光学活性な試薬を反応させてジアステレオマーの混合物を得、次いで通常の分離手段(例、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)により一方のジアステレオマーを得た後、化学反応(例、酸加水分解反応、塩基性加水分解反応、加水素分解反応等)に付して光学活性な試薬部位を切り離し、目的とする光学異性体を得る方法が挙げられる。該「光学活性な試薬」としては、例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ酢酸などの光学活性な有機酸;(1R−エンド)−2−(クロロメトキシ)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどの光学活性なアルコキシメチルハライドなどが挙げられる。
【0400】
以上の方法によって得られる化合物(I)またはその中間体は、例えば、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の通常の分離手段により単離、精製することができる。化合物(I)が遊離体で得られた場合には、自体公知の方法またはそれに準じる方法(例えば、中和等)によって塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には自体公知の方法またはそれに準じる方法により、遊離体、または他の塩に変換することができる。
化合物(I)またはその中間体の塩としては、例えば、薬理学的に許容される塩等が用いられる。例えば、無機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性もしくは酸性アミノ酸との塩等が挙げられる。無機塩基との塩の好ましい例としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好ましい例としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン等との塩が挙げられる。無機酸との塩の好ましい例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等との塩が挙げられる。有機酸との塩の好ましい例としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。塩基性アミノ酸との塩の好ましい例としては、アルギニン、リジン、オルニチン等との塩が挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好ましい例としては、アスパラギン酸、グルタミン酸等との塩が挙げられる。これらのうち、薬学的に許容される塩が好ましい。化合物(I)または中間体が塩基性の官能基を有する場合のその例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸との塩、酢酸、フタル酸、フマル酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸との塩が挙げられる。化合物(I)または中間体が酸性の官能基を有する場合のその例としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
【0401】
化合物(I)に異性体が存在する場合は、このような異性体は、自体公知の合成手法、分離手法(濃縮、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶等)によりそれぞれを単品として得ることができる。
【0402】
本発明の化合物は、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒトなど)に対して、例えば、
(1)精神疾患[例、うつ病、大うつ病、双極性うつ病、気分変調障害、情動障害(季節性情動障害など)、再発性うつ病、産後うつ病、ストレス性障害、うつ症状、躁病、不安、全般性不安障害、不安症候群、パニック障害、恐怖症、社会性恐怖症、社会性不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス症候群、外傷後ストレス障害、タウレット症候群、自閉症、脆弱X症候群、レット症候群、適応障害、双極性障害、神経症、統合失調症(例、陽性症状、陰性症状、認知機能障害)、神経症、慢性疲労症候群、不安神経症、強迫神経症、恐慌性障害、てんかん、不安症状、不快精神状態、情緒異常、感情循環気質、神経過敏症、失神、耽溺、性欲低下、注意欠陥多動性障害(ADHD)、精神病性大うつ病、難治性大うつ病、治療抵抗性うつ病]、
(2)神経変性疾患[例、アルツハイマー病、アルツハイマー型老人性認知症、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、多発脳梗塞性認知症、前頭側頭認知症、パーキンソン型前頭側頭認知症、進行性核上麻痺、ピック症候群、ニーマン−ピック症候群、大脳皮質基底核変成症、ダウン症、血管性認知症、脳炎後のパーキンソン病、レヴィー小体認知症、HIV性認知症、筋萎縮性脊髄側索硬化症(ALS)、運動神経原性疾患(MND)、クロイツフェルト・ヤコブ病又はプリオン病、脳性麻痺、進行性核上麻痺、多発性硬化症]、
(3)加齢に伴う認知・記憶障害[例、加齢性記憶障害、老人性認知症]、
(4)睡眠障害[例、内在因性睡眠障害(例、精神生理性不眠など)、外在因性睡眠障害、概日リズム障害(例、時間帯域変化症候群(時差ボケ)、交代勤務睡眠障害、不規則型睡眠覚醒パターン、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、非24時間睡眠覚醒など)、睡眠時随伴症、内科又は精神科障害(例、慢性閉塞性肺疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳血管性痴呆、統合失調症、うつ病、不安神経症)に伴う睡眠障害、ストレス性不眠症、不眠症、不眠性神経症、睡眠時無呼吸症候群]、
(5)麻酔薬、外傷性疾患、又は神経変性疾患などに起因する呼吸抑制、
(6)外傷性脳損傷、脳卒中、神経性食欲不振、摂食障害、神経性無食欲症、過食症、その他の摂食障害、アルコール依存症、アルコール乱用、アルコール性健忘症、アルコール妄想症、アルコール嗜好性、アルコール離脱、アルコール性精神病、アルコール中毒、アルコール性嫉妬、アルコール性躁病、アルコール依存性精神障害、アルコール精神病、薬物嗜好、薬物恐怖症、薬物狂、薬物離脱、偏頭痛、ストレス性頭痛、緊張性頭痛、糖尿病性ニューロパシー、肥満、糖尿病、筋肉痙攣、メニエール病、自律神経失調症、脱毛症、緑内障、高血圧、心臓病、頻脈、うっ血性心不全、過呼吸、気管支喘息、無呼吸、乳幼児突然死症候群、炎症性疾患、アレルギー疾患、インポテンス、更年期障害、不妊症、癌、HIV感染による免疫不全症候群、ストレスによる免疫不全症候群、脳脊髄膜炎、末端肥大症、失禁、メタボリック・シンドローム、骨粗しょう症、消化性潰瘍、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、ストレス性胃腸障害、神経性嘔吐、消化性潰瘍、下痢、便秘、術後イレウス、ストレス性胃腸障害
等の疾患の予防・治療剤として有用である。
【0403】
本発明の化合物は、優れたAMPA受容体機能増強作用を有するので、上記疾患に対して優れた予防・治療効果が期待できる。
【0404】
化合物(I)のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸などによる反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解などを起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸などにより加水分解などを起こして化合物(I)に変化する化合物をいう。
【0405】
化合物(I)のプロドラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化された化合物(例えば、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化された化合物など);化合物(I)のヒドロキシル基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ホウ酸化された化合物(例えば、化合物(I)のヒドロキシル基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、スクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物など);化合物(I)のカルボキシ基がエステル化、アミド化された化合物(例えば、化合物(I)のカルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物など)などが挙げられる。これらの化合物は公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
【0406】
本発明の化合物は、体内動態(例、血中薬物半減期、脳内移行性、代謝安定性)に優れ、毒性が低く(例えば、急性毒性、慢性毒性、遺伝毒性、生殖毒性、心毒性、薬物相互作用、癌原性等の点から医薬として、より優れている)、そのまま医薬として、又は薬学的に許容される担体等と混合された医薬組成物として、哺乳動物(例えば、ヒト、サル、ウシ、ウマ、ブタ、マウス、ラット、ハムスター、ウサギ、ネコ、イヌ、ヒツジ、ヤギ等)に対して、経口的、又は非経口的に安全に投与できる。「非経口」には、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、鼻腔内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内、腹腔内、腫瘍内部、腫瘍の近位などへの投与及び直接的な病巣への投与を含む。
【0407】
本発明の化合物の投与量は、投与ルート、症状などによって異なるが、例えば、統合失調症の患者(成人、体重40〜80kg、例えば60kg)に経口投与する場合、例えば1日0.001〜1000mg/kg体重、好ましくは1日0.01〜100mg/kg体重、さらに好ましくは1日0.1〜10mg/kg体重である。この量を1日1回〜3回に分けて投与することができる。
【0408】
本発明の化合物を含有する医薬は、医薬製剤の製造法として自体公知の方法(例、日本薬局方記載の方法等)に従って、本発明の化合物を単独で、又は本発明の化合物と薬学的に許容される担体とを混合した医薬組成物として使用することができる。本発明の化合物を含有する医薬は、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠、バッカル錠等を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセル剤、マイクロカプセル剤を含む)、トローチ剤、シロップ剤、液剤、乳剤、懸濁剤、放出制御製剤(例、速放性製剤、徐放性製剤、徐放性マイクロカプセル剤)、エアゾール剤、フィルム剤(例、口腔内崩壊フィルム、口腔粘膜貼付フィルム)、注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤)、点滴剤、経皮吸収型製剤、軟膏剤、ローション剤、貼付剤、坐剤(例、肛門坐剤、膣坐剤)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤等として、経口的又は非経口的(例、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、鼻腔内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内、腹腔内、病巣等)に安全に投与することができる。
【0409】
前記の「薬学的に許容される担体」としては、製剤素材(starting material)として慣用されている各種の有機あるいは無機担体が用いられる。例えば、固形製剤においては、賦形剤、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤等が用いられ、液状製剤においては、溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、及び無痛化剤等が用いられる。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
溶剤としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。
溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
懸濁化剤としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられる。
等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、ベンジルアルコール等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられる。
【0410】
医薬組成物は、剤型、投与方法、担体などにより異なるが、本発明の化合物を製剤全量に対して通常0.01〜100%(w/w)、好ましくは0.1〜95%(w/w)の割合で添加することにより、常法に従って製造することができる。
【0411】
本発明の化合物は、他の活性成分(以下、併用薬物と略記する)と併用して使用してもよい。
【0412】
併用薬物としては、例えば、以下が挙げられる。
ベンゾジアゼピン(クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、クロラゼブ酸カリウム、ロラゼパム、クロナゼパム、アルプラゾラム等)、L−型カルシウムチャネル阻害薬(プレガバリン等)、三環性又は四環性抗うつ薬(塩酸イミプラミン、塩酸アミトリプチリン、塩酸デシプラミン、塩酸クロミプラミン等)、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(マレイン酸フルボキサミン、塩酸フロキセチン、臭酸シタロプラム、塩酸セルトラリン、塩酸パロキセチン、シュウ酸エスシタロプラム等)、セロトニン−ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(塩酸ベンラファキシン、塩酸ドュロキセチン、塩酸デスベンラファキシン等)、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(メシル酸レボキセチン等)、ノルアドレナリン−ドパミン再取り込み阻害薬(塩酸ブプロピオン等)、ミルタザピン、塩酸トラゾドン、塩酸ネファゾドン、塩酸ブプロピオン、マレイン酸セチプチリン、5−HT
1A作動薬(塩酸ブスピロン、クエン酸タンドスピロン、塩酸オセモゾタン等)、5−HT
3拮抗薬(シアメマジン等)、心臓選択的ではないβ阻害薬(塩酸プロプラノロール、塩酸オキシプレノロール等)、ヒスタミンH
1拮抗薬(塩酸ヒドロキシジン等)、統合失調症治療薬(クロルプロマジン、ハロペリドール、スルプリド、クロザピン、塩酸トリフルオペラジン、塩酸フルフェナジン、オランザピン、フマル酸クエチアピン、リスペリドン、アリピプラゾール等)、CRF拮抗薬、その他の抗不安薬(メプロバメート等)、タキキニン拮抗薬(MK−869、サレデュタント等)、代謝型グルタミン酸受容体に作用する薬剤、CCK拮抗薬、β3アドレナリン拮抗薬(塩酸アミベグロン等)、GAT−1阻害薬(塩酸チアガビン等)、N−型カルシウムチャネル阻害薬、2型炭酸脱水素酵素阻害薬、NMDAグリシン部位作動薬、NMDA拮抗薬(メマンチン等)、末梢性ベンゾジアゼピン受容体作動薬、バソプレッシン拮抗薬、バソプレッシンV1b拮抗薬、バソプレッシンV1a拮抗薬、ホスホジエステラーゼ阻害薬、オピオイド拮抗薬、オピオイド作動薬、ウリジン、ニコチン酸受容体作動薬、チロイドホルモン(T3、T4)、TSH、TRH、MAO阻害薬(硫酸フェネルジン、硫酸トラニルシプロミン、モクロベミド等)、5−HT
2A拮抗薬、5−HT
2A逆作動薬、COMT阻害薬(エンタカポン等)、双極性障害治療薬(炭酸リチウム、バルプロ酸ナトリウム、ラモトリジン、リルゾール、フェルバメート等)、カンナビノイドCB1拮抗薬(リモナバント等)、FAAH阻害薬、ナトリウムチャネル阻害薬、抗ADHD薬(塩酸メチルフェニデート、塩酸メタンフェタミン等)、アルコール依存症治療薬、自閉症治療薬、慢性疲労症候群治療薬、痙攣治療薬、線維筋痛症治療薬、頭痛治療薬、不眠症治療薬(エチゾラム、ゾピクロン、トリアゾラム、ゾルピデム、ラメルテオン、インジプロン等)、禁煙のための治療薬、重症筋無力症治療薬、脳梗塞治療薬、躁病治療薬、過眠症治療薬、疼痛治療薬、気分変調症治療薬、自律神経失調症治療薬、男性及び女性の性機能障害治療薬、偏頭痛治療薬、病的賭博治療薬、下肢静止不能症候群治療薬、物質依存症治療薬、アルコール関連症の治療薬、過敏性腸症候群治療薬、アルツハイマー病治療薬(ドネペジル、ガランタミン、メマンチン等)、パーキンソン病治療薬、ALS治療薬(リルゾール等、神経栄養因子等)、コレステロール低下薬のような脂質異常症治療薬(スタチンシリーズ(プラバスタチンナトリウム、アトロバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン等)、フィブレート(クロフィブレート等)、スクワレン合成阻害薬)、異常行動治療薬又は痴呆症による放浪癖の抑制薬(鎮静薬、抗不安薬等)、アポトーシス阻害薬、抗肥満薬、糖尿病治療薬、高血圧治療薬、低血圧治療薬、リューマチ治療薬(DMARD)、抗癌剤、副甲状腺治療薬(PTH)、カルシウム受容体拮抗薬、性ホルモン又はその誘導体(プロゲステロン、エストラジオール、安息香酸エストラジオール等)、神経分化促進薬、神経再生促進薬、非ステロイド系抗炎症薬(メロキシカム、テノキシカム、インドメタシン、イブプロフェン、セレコキシブ、ロフェコキシブ、アスピリン、インドメタシン等)、ステロイド(デキサメタゾン、酢酸コルチゾン等)、抗サイトカイン薬(TNF阻害薬、MAPカイネース阻害薬等)、抗体医薬、核酸又は核酸誘導体、アプタマー薬など。
【0413】
本発明の化合物と併用薬物とを組み合わせることにより、
(1)本発明の化合物又は併用薬物を単独で投与する場合に比べて、その投与量を軽減することができる、
(2)患者の症状(軽症、重症など)に応じて、本発明の化合物と併用する薬物を選択することができる、
(3)本発明の化合物と作用機序が異なる併用薬物を選択することにより、治療期間を長く設定することができる、
(4)本発明の化合物と作用機序が異なる併用薬物を選択することにより、治療効果の持続を図ることができる、
(5)本発明の化合物と併用薬物とを併用することにより、相乗効果が得られる、等の優れた効果を得ることができる。
【0414】
以下、本発明の化合物と併用薬物を併用して使用することを「本発明の併用剤」と称する。
本発明の併用剤の使用に際しては、本発明の化合物と併用薬物の投与時期は限定されず、本発明の化合物又はその医薬組成物と併用薬物又はその医薬組成物とを、投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併用薬物の投与量は、臨床上用いられている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができる。
本発明の併用剤の投与形態は、特に限定されず、投与時に、本発明の化合物と併用薬物とが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、(1)本発明の化合物と併用薬物とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、(2)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の投与の製剤の同一投与経路での同時投与、(3)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、(4)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、(5)本発明の化合物と併用薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明の化合物;併用薬物の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが挙げられる。
【0415】
本発明の併用剤は、毒性が低く、例えば、本発明の化合物又は(及び)上記併用薬物を公知の方法に従って、薬理学的に許容される担体と混合して医薬組成物、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤、(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等として、経口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与することができる。注射剤は、静脈内、筋肉内、皮下又は臓器内投与あるいは直接病巣に投与することができる。
本発明の併用剤の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質があげられる。例えば、固形製剤では、賦形剤、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤を用いることがきる。液状製剤では、溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤及び無痛化剤等を用いることができる。更に必要に応じ、通常の防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の添加物を適宜、適量用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
溶剤としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。
溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
懸濁化剤としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられる。
【0416】
等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、ベンジルアルコール等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられる。
【0417】
本発明の併用剤における本発明の化合物と併用薬物との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患等により適宜選択することができる。
例えば、本発明の併用剤における本発明の化合物の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01〜100重量%、好ましくは約0.1〜50重量%、さらに好ましくは約0.5〜20重量%程度である。
本発明の併用剤における併用薬物の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01〜100重量%、好ましくは約0.1〜50重量%、さらに好ましくは約0.5〜20重量%程度である。
本発明の併用剤における担体等の添加剤の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約1〜99.99重量%、好ましくは約10〜90重量%程度である。
また、本発明の化合物及び併用薬物をそれぞれ別々に製剤化する場合も同様の含有量でよい。