(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6152017
(24)【登録日】2017年6月2日
(45)【発行日】2017年6月21日
(54)【発明の名称】油分測定装置
(51)【国際特許分類】
G01N 21/59 20060101AFI20170612BHJP
G01N 21/01 20060101ALI20170612BHJP
G01N 1/10 20060101ALI20170612BHJP
G01N 33/18 20060101ALI20170612BHJP
G01N 21/03 20060101ALI20170612BHJP
G01N 1/16 20060101ALI20170612BHJP
G01N 21/3577 20140101ALI20170612BHJP
【FI】
G01N21/59 K
G01N21/01 D
G01N1/10 F
G01N33/18 B
G01N21/03 Z
G01N1/16 B
G01N21/3577
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-181657(P2013-181657)
(22)【出願日】2013年9月2日
(65)【公開番号】特開2015-49163(P2015-49163A)
(43)【公開日】2015年3月16日
【審査請求日】2016年7月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000155023
【氏名又は名称】株式会社堀場製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100121441
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 竜平
(74)【代理人】
【識別番号】100154704
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 真大
(74)【代理人】
【識別番号】100182121
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 紘子
(72)【発明者】
【氏名】藤本 和也
(72)【発明者】
【氏名】伊東 裕一
(72)【発明者】
【氏名】永山 貴士
【審査官】
横尾 雅一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−145498(JP,A)
【文献】
特開平11−352122(JP,A)
【文献】
特開2013−072806(JP,A)
【文献】
特開2012−173226(JP,A)
【文献】
米国特許第5672874(US,A)
【文献】
藤井洋、川本隆司,油分濃度計OCMA−300,READOUT,日本,株式会社堀場製作所,1995年 3月,No.10,第53頁−第57頁
【文献】
西尾友志、高坂亮太,油分濃度計OCMA−500シリーズ,READOUT,日本,株式会社堀場製最初,2014年 5月,No.42,第120頁−第124頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/00−21/61
G01N 1/00−1/44
G01N 35/00−37/00
G01N 33/00−33/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
油分を含んだ試料と油分抽出用の溶媒とを所定の比率でセルに注入して攪拌し、前記油分を前記溶媒に溶解させて前記試料と前記溶媒とを分離し、前記溶媒に含まれる前記油分を測定する油分測定装置であって、
前記セルを収容するとともに、前記セルを外部から観察するための観察窓を有するケーシングと、
前記試料と前記溶媒とが分離して生成された界面に、前記ケーシング内から光を照射する光源とを備えることを特徴とする油分測定装置。
【請求項2】
前記光源が、鉛直方向に縦長の光を照射するものであり、該光源が、前記セル内において、前記界面の上側にも光を照射することを特徴とする請求項1記載の油分測定装置。
【請求項3】
前記光源は、鉛直方向に直列に並べられた複数のLEDで構成されることを特徴とする請求項2記載の油分測定装置。
【請求項4】
前記LEDのうち少なくとも一つは、その光軸が、前記界面の高さ付近に配置するものであることを特徴とする請求項3記載の油分測定装置。
【請求項5】
前記セルの側周面は、前記観察窓に対向する前側が透明部材で構成されるとともに、後側が半透明部材で構成されることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の油分測定装置。
【請求項6】
前記半透明部材で構成された前記セルの側周面に、前記光源からの光が照射されることを特徴とする請求項5記載の油分測定装置。
【請求項7】
前記観察窓から前記セルを観察する外部観察点と前記光源とを結ぶ直線を分断するように、前記半透明部材で構成された前記セルの側周面が配置されることを特徴とする請求項5又は6記載の油分測定装置。
【請求項8】
前記光源は、前記セルの前記観察窓に対向する方を前方とすると、前記セルの斜め後方から光を照射することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の油分測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、試料中の油分を測定する油分測定装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自然水や、工場、下水処理場などからの排水あるいは土壌に含まれる油分を測定する油分測定装置として、例えば特許文献1に記載された装置がある。
【0003】
この装置は、セルに収容された油分を含んだ試料に油分抽出用の溶媒を加えて攪拌することで、試料に含まれる油分を溶媒に溶解させて、試料と溶媒とを分離する。そして、油分を溶解させた溶媒を赤外線分析計で分析することにより、試料に含まれる油分濃度を測定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−145498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した試料と溶媒とが分離したか否かの判断は、ユーザが試料と溶媒との界面を目視で確認することにより行われている。
【0006】
しかしながら、装置内に光源はないので、界面を確認するために必要な光量が得られない場所で、このような装置を使用すると、ユーザが界面を確認することができず、試料と溶媒とが分離したか否かを判断することができない。ユーザが界面を確認することができないと、試料と溶媒とが分離していない状態で油分測定が行われる場合があり、正確な測定結果を得ることができないという問題が生じうる。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するために成されたものであって、装置が設置される状況に関わらず、ユーザは試料と溶媒との界面を確実に目視することができ、試料と溶媒とが分離したか否かを明確に判断することができる油分測定装置を提供するべく図ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる油分測定装置は、油分を含んだ試料と油分抽出用の溶媒とを所定の比率でセルに注入して攪拌し、前記油分を前記溶媒に溶解させて前記試料と前記溶媒とを分離し、前記溶媒に含まれる前記油分を測定する油分測定装置であって、前記セルを収容するとともに、前記セルを外部から観察するための観察窓を有するケーシングと、前記試料と前記溶媒とが分離して生成された界面に、前記ケーシング内から光を照射する光源とを備えることを特徴とする。
【0009】
このような構成により、ケーシング内に設けられた光源から、試料と溶媒とが分離して生成された界面に光を照射するので、ユーザは装置が使用される状況に関わらず、観察窓から試料と溶媒との界面を確実に確認することができ、試料と溶媒とが分離できたか否かを明確に判断することができる。そのため、試料と溶媒とが分離していない状態で誤った測定が行われることを防ぐことができる。
【0010】
前記光源が、鉛直方向に縦長の光を照射するものであり、該光源が、前記セル内において、前記界面の上側にも光を照射するものであれば、試料と溶媒とが分離していく過程を確認することができる。そのため、ユーザは、測定対象物が溶解した溶媒が界面に向かって落ちてくる様子を観察しながら、界面の状態を確認することができ、試料と溶媒とが分離したか否かの判断を確実に行うことができる。
【0011】
また、光源が、鉛直方向に直列に並べられた複数のLEDで構成されれば、蛍光灯等を用いた場合と比較して電力を低減することができるとともに、ユーザがセルを確認するために必要な光量を十分に得ることができる。
【0012】
さらに、前記LEDのうち少なくとも一つは、その光軸が、前記界面の高さ付近に配置するものであれば、ユーザはより確実に界面を確認しやすくなるので、より明確に試料と溶媒とが分離したか否かの判断を行うことができる。また、界面の下側も照らすことができ、セルと接続される例えば配管等に汚れが詰まっていないか等も確認することができる。
【0013】
前記セルの側周面は、前記観察窓に対向する前側が透明部材で構成されるとともに、後側が半透明部材で構成されるものであれば、セルの後方に配置された部品がセルに写り込んで、ユーザが界面を観察しにくくなることを防ぐことができる。
【0014】
また、前記半透明部材で構成された前記セルの側周面に、前記光源からの光が照射されれば、セルを観察するユーザの目に直接光源からの光が入ることを防ぐことができるとともに、光源がセルに写りこむことを防止できる。
【0015】
さらに、前記観察窓から前記セルを観察する外部観察点と前記光源とを結ぶ直線を分断するように、前記半透明部材で構成された前記セルの側周面が配置されれば、セルを観察するユーザの目に直接光源からの光が入ることを確実に防ぐことができる。
【0016】
セルを観察するユーザの目に直接光源からの光が入ることを防ぐ別の構成としては、前記光源が、前記セルの前記観察窓に対向する方を前方とすると、前記セルの斜め後方から光を照射するものであってもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、装置が使用される状況に関わらず、ユーザは試料と溶媒との界面を確実に目視することができ、試料と溶媒とが分離したか否かを明確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施形態に係る油分測定装置を示す概略図。
【
図2】本実施形態に係る油分測定装置を示す斜視図。
【
図3】本実施形態に係る油分測定装置の攪拌部を示す斜視図。
【
図4】本実施形態に係る油分測定装置の攪拌部における攪拌方法を示す概略図。
【
図5】本実施形態に係る油分測定装置のケーシングの内部を示す斜視図。
【
図6】本実施形態に係る油分測定装置のケーシングの内部を示す正面図。
【
図7】本実施形態に係る油分測定装置の光源からセルへの光の照射を示す概略図。
【
図8】本実施形態に係る油分測定装置の光源からセルへの光の照射を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明に係る油分測定装置の一実施形態について説明する。
【0020】
本実施形態の油分測定装置1は、例えば工場排水等や、河川・海洋等で採取された水に含まれる油分濃度を測定するために用いられるものであり、油分を含んだ試料と油分抽出用の溶媒とを所定の比率でセル2aに注入して攪拌し、油分を溶媒に溶解させて試料と溶媒とを分離し、溶媒に含まれる油分を測定するものである。
【0021】
そして、
図1に示すように、油分を含んだ試料と油分抽出用の溶媒とを所定の比率でセル2aに注入して攪拌する攪拌部2と、セル2a内に形成される試料と溶媒との界面Iに光を照射する光源3と、攪拌部2で攪拌された溶媒から水分を除去するフィルタ部4と、フィルタ部4を経た溶媒に含まれる油分濃度を測定する検出器5と、攪拌部2、フィルタ部4及び検出器5を収容するケーシング6とを備える。
【0022】
ケーシング6は、
図2に示すように、攪拌部2、光源3、フィルタ部4及び検出器5を収容するものであって、ユーザがセル2aを外部から視認できるように観察窓6aが設けられている。
【0023】
具体的にケーシング6は、
図5に示すように、第1枠体14と、第2枠体15と、第1枠体14及び第2枠体15を覆うパネル部材16とを備え、このパネル部材16の一面に観察窓6aが設けられている。そして、観察窓6aが配置する方を前方とすると、第1枠体14の前方に、攪拌部2が収容されるセル収容室6bが設けられるとともに、第1枠体14の後方であって第1枠体14と第2枠体15との間に、フィルタ部4及び検出器5が収容される測定器収容室6cが設けられる。
【0024】
攪拌部2は、
図3に示すように、油分を含んだ試料と例えばフロン等の油分抽出用の溶媒とが所定の比率(本実施形態では、試料2:溶媒1)で注入されるセル2aと、セル2a内の試料及び溶媒を攪拌する攪拌羽根8bが取り付けられた攪拌棒8aとを備える。
【0025】
セル2aは、その側周面が、観察窓6aに対向する前側がガラス等の透明部材12で構成されるとともに、後側がすりガラス等の半透明部材13で構成される。透明部材12と半透明部材13の比率は、
図7に示すように、セル2aを上側から見たときに、セル2aの側周面の3分の1程度が透明部材12、セル2aの側周面の3分の2程度が半透明部材13となるように構成されている。なお、以下では説明のため、セル2aの観察窓6aに対向する方を前方とする。
【0026】
攪拌棒8aは、
図3に示すように、セル2aの中心部分に配置されるものであって、所定の位置に2枚の攪拌羽根8bが設けられている。そして、図示しない駆動部によって攪拌棒8aが回転すると、攪拌羽根8bが回転してセル2a内の溶液を撹拌するものである。
【0027】
この撹拌方法を具体的に説明すると、
図4に示すように、セル2aに試料と溶媒とが注入されると、駆動部によって予め定めた所定時間、攪拌羽根8bを回転させて試料と溶媒とを攪拌する。この攪拌によって、試料に含まれる油分が溶媒に溶解する。攪拌後しばらく放置したセル2a内は、試料と油分が溶解した溶媒とが分離して、試料と溶媒との間に界面Iが形成される。
【0028】
フィルタ部4は、セル2aで分離された溶媒を導入し、溶媒に含まれる水分を除去するものである。
【0029】
検出器5は、フィルタ部4を経た溶媒に含まれる油分を測定するものであって、例えば非分散型赤外線分析器計(NDIR)等が用いられる。NDIRは、近赤外線を照射すると、油分固有の近赤外線エネルギーが吸収されることを用いて、油分を測定するものである。
【0030】
しかして、本実施形態における油分測定装置は、さらに光源3を備える。
【0031】
光源3は、
図5、6、8に示すように、ケーシング6内からセル2aの界面Iに向かって光を照射するものであって、本実施形態では、セル2a内の界面Iの上側にも光を照射できるように、鉛直方向に縦長の光を照射するものであり、基板3b上に鉛直方向に等間隔をあけて直列に並んだ複数のLED3aが配置されて構成される。
【0032】
また、
図8に示すように、光源3を構成する鉛直方向に直列に並んだ複数のLED3aのうち、一番下に配置されたものは、その光軸が、セル2a内の界面Iの高さ付近、本実施形態では光軸と界面Iの高さとが一致するように配置されている。そして、一番下に配置されたLED3a以外のLED3aは、セル2a内における界面Iの上側に光を照射する。
【0033】
ここで、本実施形態では、
図5、6、7、8に示すように、光源3はケーシングのセル収容室6bに設けられ、セル収容室6bには、光源3とセル2aとの間を仕切る仕切り板11が設けられている、この仕切り板11には、すりガラス等の半透明部材13が貼られたスリット11aが設けられている。そして、光源3は、
図5、7に示すように、セル2aの斜め後方から光を照射するように、基板3bが仕切り板11に対して所定角度傾いた状態で仕切り板11に取り付けられる。
【0034】
光源3と外部観察点P1とを結んだ直線L上には、
図7に示すように、セル2aの半透明部材13で構成された側周面が配置される。また、光源3と観察窓6aの一端部に配置する外部観察点P2とを結んだ直線上や、光源3と観察窓6aの他端部に配置する外部観察点P3とを結んだ直線上にも、セル2aの半透明部材13で構成された側周面が配置される。つまり、セル2aの半透明部材13で構成された側周面は、光源3と観察窓6aからセル2aを観察する外部観察点P1とを結ぶ直線Lを分断するように配置される。
【0035】
なお、外部観察点は、ユーザが観察窓6aからケーシング6内を観察できる点であれば何処でも良い。
【0036】
そして、セル2aの斜め後方から光源3の光が照射されると、この光は、スリット11aに嵌めこまれた半透明部材13を介して、半透明部材13で構成されたセル2aの側周面の後側に入射する。ユーザは、セル2aに光が入射すると、セル2a内に注入された試料と溶媒とが攪拌されて分離していく様子を外部観察点から観察する。
【0037】
このとき、ユーザは、いずれの外部観察点から観察しても、セル2aの側周面を構成する半透明部材13及び仕切り板11によって、直接光源3を目にすることはない。
【0038】
以上のように構成された本実施形態の油分測定装置1は、以下のような格別の効果を有する。
【0039】
ケーシング6内に設けられた光源3から、試料と溶媒とが分離して生成された界面Iに光を照射するので、ユーザは装置1が使用される状況に関わらず、観察窓6aから試料と溶媒との界面Iを確実に確認することができ、試料と溶媒とが分離できたか否かを明確に判断することができる。そのため、試料と溶媒とが分離していない状態で誤った測定が行われることを防ぐことができる。
【0040】
光源3が、鉛直方向に縦長の光を照射するものであり、該光源3が、セル2a内において、界面Iの上側にも光を照射するので、ユーザは、測定対象物が溶解した溶媒が界面Iに向かって落ちてくる様子を観察しながら、界面Iの状態を確認することができ、試料と溶媒とが分離したか否かの判断を確実に行うことができる。
【0041】
また、光源3が、鉛直方向に直列に並べられた複数のLED3aで構成されるので、蛍光灯等を用いた場合と比較して電力を低減することができるとともに、ユーザがセル2aを確認するために必要な光量を十分に得ることができる。
【0042】
さらに、LED3aのうち少なくとも一つは、その光軸が、界面Iの高さ付近に配置するので、ユーザはより確実に界面Iを確認しやすくなり、より明確に試料と溶媒とが分離したか否かの判断を行うことができる。また、界面Iの下側も照らすことができ、セル2aと接続される例えば配管等に汚れが詰まっていないか等も確認することができる。
【0043】
セル2aの側周面は、観察窓6aに対向する前側が透明部材12で構成されるとともに、前側に対向する後側が半透明部材13で構成されるので、セル2aの後方に配置された部品がセル2aに写り込んで、ユーザが界面Iを観察しにくくなることを防ぐことができる。
【0044】
また、半透明部材13で構成されたセル2aの側周面に、光源3からの光が照射されるので、セル2aを観察するユーザの目に直接光源3からの光が入ることを防ぐことができるとともに、光源3がセル2aに写りこむことを防止できる。
【0045】
さらに、観察窓6aからセル2aを観察する外部観察点と光源3とを結ぶ直線を分断するように、半透明部材13で構成されたセル2aの側周面が配置されるので、セル2aを観察するユーザの目に直接光源3からの光が入ることを確実に防ぐことができる。
【0046】
セル2aを観察するユーザの目に直接光源3からの光が入ることを防ぐ別の構成としては、光源3が、セル2aの観察窓6aに対向する方を前方とすると、セル2aの斜め後方から光を照射するものであってもよい。
【0047】
加えて、ケーシング6の攪拌部2と光源3との間に、すりガラス等の半透明部材13をはめ込んだスリット11aを有する仕切り板11を設けたことにより、光源3からの光が直接ユーザの目に当たることをより確実に防ぐことができ、光源3がセル2aに写り込むことをより確実に防止できる。
【0048】
本実施形態に係る油分測定装置は、ケーシング6に第1枠体14を設けて、セル収容室6bと測定器収容室6cとを分けているので、セル2aと測定器等とを離間させて、光源3をセル2aに照射したときに、セル2aに測定器等が写りこむことを防止することができる。
【0049】
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではない。
【0050】
上記実施形態では、光源は、基板上にLEDが垂直方向に向かって直列に複数されることにより構成されていたが、例えばLEDではなく、縦長の蛍光灯を垂直方向に配置して光源を構成してもよいし、基板上のLEDの配置等を適宜変えて光源を構成してもよい。
【0051】
また、セルは透明部材と半透明部材とで構成されているが、透明部材と半透明部材との比率は適宜変更することができ、例えば透明部材のみで構成されていてもよい。
【0052】
さらに、スリットにすりガラスをはめ込んでいるが、すりガラスをはめ込まなくてもよい。
【0053】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0054】
1・・・油分測定装置
2a・・セル
3・・・光源
6・・・ケーシング
I・・・界面