【実施例】
【0053】
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。以下に、表1〜表4を示すが、これらは第1実施例〜第4実施例における各諸元の表である。
【0054】
表中の[レンズ諸元]において、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、Rは各レンズ面の曲率半径を、Dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔を、ndはレンズに用いる硝材のd線(波長587.56nm)に対する屈折率を、νdはレンズに用いる硝材のd線(波長587.56nm)を基準とするアッベ数を示す。曲率半径の「∞」は平面又は開口を示す。空気の屈折率1.000000は省略する。
【0055】
表中の[非球面データ]には、[レンズ諸元]に示した非球面について、その形状を次式(a)で示す。X(y)は非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿った距離を、Rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)を、κは円錐定数を、Aiは第i次の非球面係数を示す。「E-n」は、「×10
-n」を示す。例えば、1.234E-05=1.234×10
-5である。
【0056】
X(y)=y
2/[R×{1+(1−κ×y
2/R
2)
1/2}]
+A4×y
4+A6×y
6+A8×y
8+A10×y
10 …(a)
【0057】
表中の[全体諸元]において、fは焦点距離を、FNoはFナンバーを、ωは半画角を、Yは像高を、TLはレンズ全長を、Bfは最も像面側に配置されている光学部材の像面側の面から近軸像面までの距離を、Bf(空気換算)は最終レンズ面から近軸像面までの空気換算した際の距離を示す。
【0058】
表中の[ズーミングデータ]において、広角端状態、中間焦点距離状態(中間位置1、中間位置2)及び望遠端状態の各状態における、Di(但し、iは整数)は第i面と第(i+1)面の可変間隔を示す。
【0059】
表中の[ズームレンズ群データ]において、Gは群番号、群初面は各群の最も物体側の面番号を、群焦点距離は各群の焦点距離を、レンズ構成長は各群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上での距離を示す。
【0060】
表中の[条件式]において、上記の条件式(1)〜(4)に対応する値を示す。
【0061】
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
【0062】
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での説明を省略する。
【0063】
(第1実施例)
第1実施例について、
図1〜
図3及び表1を用いて説明する。
図1は、第1実施例に係るズームレンズZL(ZL1)の構成及び広角端状態(W)から望遠端状態(T)までのズーム軌道を示す。第1実施例に係るズームレンズZL1は、
図1に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、光量を調節することを目的とした開口絞りSと、正の屈折力を持つ
第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有する。
【0064】
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とから構成されている。
【0065】
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とから構成されている。
【0066】
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、両凸形状の正レンズL34とから構成されている。
【0067】
第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL41と両凹形状の負レンズL42との接合レンズから構成されている。
【0068】
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、像面Iに配設される固体撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターや赤外カットフィルター等のガラスブロックGBを有する。
【0069】
このような構成のズームレンズZL1では、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、4つの群G1〜G4がすべて移動する。このとき、第1レンズ群G1は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、物体側へ移動する。第4レンズ群G4は、一旦物体側に移動し、その後像面側へ移動する。明るさを決定する開口絞りSは、ズーミングに際して、第3レンズ群G3と一体となって、物体側へ移動する。
【0070】
下記の表1に、第1実施例における各諸元の値を示す。表1における面番号1〜28は、
図1に示す曲率半径R1〜R28の各光学面に対応している。第1実施例では、第15面、第16面が非球面形状に形成されている。
【0071】
(表1)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 76.9288 1.8000 1.910820 35.25
2 47.9825 6.0000 1.437000 95.00
3 -221.3615 0.2000
4 42.5678 3.8000 1.497820 82.57
5 176.2978 D5
6 281.2471 1.1000 1.902650 35.73
7 8.5375 4.3500
8 -47.3993 0.9000 1.788000 47.35
9 22.7834 0.2000
10 14.2653 4.6000 1.805180 25.45
11 -19.6976 0.6000
12 -15.7768 0.8000 1.772500 49.62
13 87.9533 D13
14(開口絞り) ∞ 0.7500
*15(非球面) 10.0167 2.4000 1.592010 67.05
*16(非球面) -52.0434 0.2000
17 8.6454 2.4000 1.497820 82.57
18 82.1508 1.0000 1.834000 37.18
19 6.7178 1.1000
20 113.4489 1.5000 1.497820 82.57
21 -25.2898 D21
22 16.3759 1.8000 1.589130 61.22
23 -182.2597 0.8000 1.805180 25.45
24 65.6111 D24
25 ∞ 0.2100 1.516800 63.88
26 ∞ 0.3900
27 ∞ 0.5000 1.516800 63.88
28 ∞ Bf
像面 ∞
[非球面データ]
第15面
κ=0.1629,A4=3.31498E-05,A6=-1.97146E-06,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第16面
κ=1.0000,A4=5.40906E-05,A6=-2.86274E-06,A8=1.60868E-08,A10=0.00000E+00
[全体諸元]
ズーム比 40.0000
広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
f 4.40750 15.70000 47.60001 176.30006
FNo 2.90944 3.97722 4.78754 6.08031
ω 44.16400 14.39427 4.83335 1.29114
Y 7.00000 7.80000 7.80000 7.80000
TL 86.05884 94.76026 116.30170 135.43826
Bf 0.53000 0.53000 0.53000 0.52999
Bf(空気換算) 1.38809 1.38810 1.38809 1.38808
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
D5 0.90008 21.69449 43.46347 57.97994
D13 34.05040 12.02500 5.16835 1.84997
D21 7.45633 7.91620 6.08540 34.64074
D24 5.72394 15.19647 23.65638 3.03952
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離 レンズ構成長
G1 1 78.07027 11.80
G2 6 -8.17069 12.55
G3 15 17.15961 9.35
G4 22 43.00000 2.60
[条件式]
条件式(1)νdp1 = 95.0
条件式(2)νdp2 = 82.57
条件式(3)(−fG2) / fG1 = 0.105
条件式(4) νdn1 / νdp1 = 0.371
【0072】
表1に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZL1では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
【0073】
図2、
図3は、第1実施例に係るズームレンズZL1の諸収差図である。すなわち、
図2(a)は広角端状態における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図2(b)は広角端側の中間焦点距離状態(中間位置1)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図3(a)は望遠端側の中間焦点距離状態(中間位置2)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図3(b)は望遠端状態における撮影距離無限遠での諸収差図である。
【0074】
各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を示す。d,g,C,Fは、それぞれd線(波長587.6nm),g線(波長435.8nm),C線(波長656.3nm),F線(波長486.1nm)における収差を示す。また、記載のないものは、d線における収差を示す。球面収差図において、実線は球面収差を、破線は正弦条件を示す。非点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面を示す。コマ収差図において、実線はメリジオナルコマを示す。これら収差図に関する説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
【0075】
各収差図から明らかなように、第1実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
【0076】
(第2実施例)
第2実施例について、
図4〜
図6及び表2を用いて説明する。
図4は、第2実施例に係るズームレンズZL(ZL2)の構成及び広角端状態(W)から望遠端状態(T)までのズーム軌道を示す。第2実施例に係るズームレンズZL2は、
図4に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、光量を調節することを目的とした開口絞りSと、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有する。
【0077】
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とから構成されている。
【0078】
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と両凹形状の負レンズL24との接合レンズとから構成されている。
【0079】
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とから構成されている。
【0080】
第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と両凹形状の負レンズL42との接合レンズから構成されている。
【0081】
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、像面Iに配設される固体撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターや赤外カットフィルター等のガラスブロックGBを有する。
【0082】
このような構成のズームレンズZL2では、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、4つの群G1〜G4がすべて移動する。このとき、第1レンズ群G1は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、物体側へ移動する。第4レンズ群G4は、一旦物体側に移動し、その後像面側へ移動する。明るさを決定する開口絞りSは、ズーミングに際して、第3レンズ群G3と一体となって、物体側へ移動する。
【0083】
下記の表2に、第2実施例における各諸元の値を示す。表2における面番号1〜27は、
図4に示す曲率半径R1〜R27の各光学面に対応している。第2実施例では、第14面、第15面が非球面形状に形成されている。
【0084】
(表2)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 73.7491 1.8000 1.910820 35.25
2 47.1251 6.0000 1.437000 95.00
3 -279.6405 0.2000
4 43.6242 3.8000 1.497820 82.57
5 204.4046 D5
6 206.9524 1.1000 1.902650 35.73
7 8.1853 4.5000
8 -42.0468 0.9000 1.788000 47.35
9 44.8258 0.2000
10 14.8008 4.6000 1.805180 25.45
11 -13.4995 1.0000 1.883000 40.66
12 42.6389 D12
13(開口絞り) ∞ 0.7500
*14(非球面) 10.5856 2.3000 1.592010 67.05
*15(非球面) -31.9516 0.2000
16 8.3719 2.4000 1.497820 82.57
17 366.3843 1.0000 1.834000 37.18
18 6.8715 1.4000
19 -22.1431 1.5000 1.497820 82.57
20 -12.8809 D20
21 16.4211 1.8000 1.589130 61.22
22 -247.3838 0.8000 1.805180 25.45
23 64.4981 D23
24 ∞ 0.2100 1.516800 63.88
25 ∞ 0.3900
26 ∞ 0.5000 1.516800 63.88
27 ∞ Bf
像面 ∞
[非球面データ]
第14面
κ=0.2008,A4=2.04962E-05,A6=0.00000E+00,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第15面
κ=1.0000,A4=8.40989E-05,A6=-3.91763E-07,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[全体諸元]
ズーム比 40.0000
広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
f 4.40750 15.70000 47.60001 176.30006
FNo 2.89643 3.94568 4.74158 6.03502
ω 44.15746 14.39910 4.83198 1.29095
Y 7.00000 7.80000 7.80000 7.80000
TL 85.75414 94.45557 115.99700 135.13356
Bf 0.53000 0.53000 0.53000 0.52999
Bf(空気換算) 1.38809 1.38810 1.38809 1.38808
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
D5 0.90012 21.69453 43.46351 57.97998
D12 34.05040 12.02500 5.16835 1.84997
D20 7.19867 7.65855 5.82774 34.38309
D23 5.72495 15.19748 23.65739 3.04053
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離 レンズ構成長
G1 1 78.07027 11.80
G2 6 -8.17069 12.30
G3 14 17.15961 9.55
G4 21 43.00000 2.60
[条件式]
条件式(1)νdp1 = 95.0
条件式(2)νdp2 = 82.57
条件式(3)(−fG2) / fG1 = 0.105
条件式(4) νdn1 / νdp1 = 0.371
【0085】
表2に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZL2では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
【0086】
図5、
図6は、第2実施例に係るズームレンズZL2の諸収差図である。すなわち、
図5(a)は広角端状態における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図5(b)は広角端側の中間焦点距離状態(中間位置1)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図6(a)は望遠端側の中間焦点距離状態(中間位置2)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図6(b)は望遠端状態における撮影距離無限遠での諸収差図である。
【0087】
各収差図から明らかなように、第2実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
【0088】
(第3実施例)
第3実施例について、
図7〜
図9及び表3を用いて説明する。
図7は、第3実施例に係るズームレンズZL(ZL3)の構成及び広角端状態(W)から望遠端状態(T)までのズーム軌道を示す。第3実施例に係るズームレンズZL3は、
図7に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、光量を調節することを目的とした開口絞りSと、正の屈折力を持つ
第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有する。
【0089】
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とから構成されている。
【0090】
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とから構成されている。
【0091】
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、両凸形状の正レンズL34とから構成されている。
【0092】
第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と両凹形状の負レンズL42との接合レンズから構成されている。
【0093】
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、像面Iに配設される固体撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターや赤外カットフィルター等のガラスブロックGBを有する。
【0094】
このような構成のズームレンズZL3では、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、4つの群G1〜G4がすべて移動する。このとき、第1レンズ群G1は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、物体側へ移動する。第4レンズ群G4は、一旦物体側に移動し、その後像面側へ移動する。明るさを決定する開口絞りSは、ズーミングに際して、第3レンズ群G3と一体となって、物体側へ移動する。
【0095】
下記の表3に、第3実施例における各諸元の値を示す。表3における面番号1〜28は、
図7に示す曲率半径R1〜R28の各光学面に対応している。第3実施例では、第15面、第16面が非球面形状に形成されている。
【0096】
(表3)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 76.3753 1.8000 1.910820 35.25
2 47.9750 6.0000 1.437000 95.00
3 -218.0715 0.2000
4 42.9114 3.8000 1.497820 82.57
5 177.4930 D5
6 315.0519 1.1000 1.902650 35.73
7 8.6946 4.4000
8 -31.8602 0.9000 1.788000 47.35
9 31.3673 0.2000
10 15.7719 4.6000 1.805180 25.45
11 -17.5294 0.6000
12 -14.3291 0.8000 1.772500 49.62
13 107.8052 D13
14(開口絞り) ∞ 0.7500
*15(非球面) 9.1580 2.4000 1.592010 67.05
*16(非球面) -37.0828 0.2000
17 11.0772 2.4000 1.497820 82.57
18 -134.8964 1.5000 1.834000 37.18
19 7.0370 1.0000
20 67.8174 1.5000 1.497820 82.57
21 -26.8569 D21
22 15.2863 1.8000 1.593190 67.90
23 -297.4796 0.8000 1.672700 32.19
24 41.2256 D24
25 ∞ 0.2100 1.516800 63.88
26 ∞ 0.3900
27 ∞ 0.5000 1.516800 63.88
28 ∞ Bf
像面 ∞
[非球面データ]
第15面
κ=0.0552,A4=3.82466E-05,A6=0.00000E+00,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第16面
κ=1.0000,A4=6.09831E-05,A6=-3.71841E-07,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[全体諸元]
ズーム比 40.0000
広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
f 4.40750 15.70000 47.60001 176.30548
FNo 2.93426 4.03058 4.87426 5.98056
ω 44.15413 14.40030 4.83385 1.29094
Y 7.00000 7.80000 7.80000 7.80000
TL 85.96880 94.70329 116.31449 133.86928
Bf 0.53000 0.53000 0.53000 0.52997
Bf(空気換算) 1.38809 1.38810 1.38809 1.38808
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
D5 0.89998 21.63034 43.30567 57.97751
D13 34.12700 12.24012 5.46236 1.85000
D21 7.83663 8.06163 6.24145 32.61629
D24 4.72518 14.39121 22.92500 3.04552
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離 レンズ構成長
G1 1 77.85366 11.80
G2 6 -8.10200 12.60
G3 15 16.82676 9.75
G4 22 43.01372 2.60
[条件式]
条件式(1)νdp1 = 95.0
条件式(2)νdp2 = 82.57
条件式(3)(−fG2) / fG1 = 0.104
条件式(4) νdn1 / νdp1 = 0.371
【0097】
表3に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZL3では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
【0098】
図8、
図9は、第3実施例に係るズームレンズZL3の諸収差図である。すなわち、
図8(a)は広角端状態における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図8(b)は広角端側の中間焦点距離状態(中間位置1)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図9(a)は望遠端側の中間焦点距離状態(中間位置2)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図9(b)は望遠端状態における撮影距離無限遠での諸収差図である。
【0099】
各収差図から明らかなように、第3実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
【0100】
(第4実施例)
第4実施例について、
図10〜
図12及び表4を用いて説明する。
図10は、第4実施例に係るズームレンズZL(ZL4)の構成及び広角端状態(W)から望遠端状態(T)までのズーム軌道を示す。第4実施例に係るズームレンズZL4は、
図10に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、光量を調節することを目的とした開口絞りSと、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有する。
【0101】
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とから構成されている。
【0102】
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹形状の負レンズL22と、両凸形状の正レンズL23と、両凹形状の負レンズL24とから構成されている。
【0103】
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、両凸形状の正レンズL34とから構成されている。
【0104】
第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズL41と両凹形状の負レンズL42との接合レンズから構成されている。
【0105】
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、像面Iに配設される固体撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターや赤外カットフィルター等のガラスブロックGBを有する。
【0106】
このような構成のズームレンズZL4では、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、4つの群G1〜G4がすべて移動する。このとき、第1レンズ群G1は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、一旦像面側に移動し、その後物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、物体側へ移動する。第4レンズ群G4は、一旦物体側に移動し、その後像面側へ移動する。明るさを決定する開口絞りSは、ズーミングに際して、第3レンズ群G3と一体となって、物体側へ移動する。
【0107】
下記の表4に、第4実施例における各諸元の値を示す。表4における面番号1〜28は
、
図10に示す曲率半径R1〜R28の各光学面に対応している。第4実施例では、第15面、第16面が非球面形状に形成されている。
【0108】
(表4)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 76.7886 1.8000 1.910822 35.25
2 47.9026 6.0000 1.435000 95.00
3 -225.7879 0.2000
4 42.9180 3.8000 1.497820 82.57
5 188.7852 D5
6 276.0607 1.1000 1.902650 35.73
7 8.5480 4.3500
8 -37.4926 0.9000 1.788000 47.35
9 31.6923 0.2000
10 15.1743 4.6000 1.805180 25.45
11 -18.6426 0.6000
12 -15.3527 0.8000 1.772500 49.62
13 65.8528 D13
14(開口絞り) ∞ 0.7500
*15(非球面) 9.4375 2.5000 1.592014 67.02
*16(非球面) -46.9864 0.2000
17 9.6434 2.3000 1.497820 82.57
18 415.9130 1.5000 1.834000 37.18
19 6.9904 1.1000
20 152.5075 1.5000 1.593190 67.90
21 -27.9357 D21
22 16.3477 1.8000 1.589130 61.22
23 -165.1591 0.8000 1.805180 25.45
24 65.9246 D24
25 ∞ 0.2100 1.516800 63.88
26 ∞ 0.3900
27 ∞ 0.5000 1.516800 63.88
28 ∞ Bf
像面 ∞
[非球面データ]
第15面
κ=-0.2070,A4=8.34557E-05,A6=-6.60636E-07,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
第16面
κ=1.0000,A4=5.19910E-05,A6=-1.04824E-06,A8=0.00000E+00,A10=0.00000E+00
[全体諸元]
ズーム比 40.0000
広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
f 4.40750 15.70000 47.60001 176.30006
FNo 2.90220 3.95956 4.76169 6.05590
ω 44.15356 14.39569 4.83259 1.29103
Y 7.00000 7.80000 7.80000 7.80000
TL 86.16422 94.86564 116.40708 135.54364
Bf 0.53000 0.53000 0.53000 0.52999
Bf(空気換算) 1.38809 1.38810 1.38809 1.38808
[ズーミングデータ]
可変間隔 広角端 中間位置1 中間位置2 望遠端
D5 0.90006 21.69447 43.46345 57.97992
D13 34.05042 12.02500 5.16837 1.84999
D21 7.56367 8.02355 6.19274 34.74809
D24 5.72198 15.19451 23.65442 3.03756
[ズームレンズ群データ]
群番号 群初面 群焦点距離 レンズ構成長
G1 1 78.07027 11.80
G2 6 -8.17069 12.55
G3 15 17.15961 9.35
G4 22 43.00000 2.60
[条件式]
条件式(1)νdp1 = 95.0
条件式(2)νdp2 = 82.57
条件式(3)(−fG2) / fG1 = 0.105
条件式(4) νdn1 / νdp1 = 0.371
【0109】
表4に示す諸元の表から、本実施例に係るズームレンズZL4では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
【0110】
図11、
図12は、第4実施例に係るズームレンズZL4の諸収差図である。すなわち、
図11(a)は広角端状態における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図11(b)は広角端側の中間焦点距離状態(中間位置1)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図12(a)は望遠端側の中間焦点距離状態(中間位置2)における撮影距離無限遠での諸収差図であり、
図12(b)は望遠端状態における撮影距離無限遠での諸収差図である。
【0111】
各収差図から明らかなように、第4実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
【0112】
本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。