特許第6188406号(P6188406)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6188406
(24)【登録日】2017年8月10日
(45)【発行日】2017年8月30日
(54)【発明の名称】使い捨てマスク
(51)【国際特許分類】
   A62B 18/02 20060101AFI20170821BHJP
   A41D 13/11 20060101ALI20170821BHJP
【FI】
   A62B18/02 C
   A41D13/11 Z
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-96888(P2013-96888)
(22)【出願日】2013年5月2日
(65)【公開番号】特開2014-217461(P2014-217461A)
(43)【公開日】2014年11月20日
【審査請求日】2016年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100116872
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 和子
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】若杉 慶
(72)【発明者】
【氏名】神山 龍一
【審査官】 小笠原 恵理
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−515248(JP,A)
【文献】 特開2004−073603(JP,A)
【文献】 国際公開第2004/110541(WO,A1)
【文献】 特開2007−037737(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/016462(WO,A1)
【文献】 特開2011−125619(JP,A)
【文献】 特開2007−195640(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62B 18/02
A41D 13/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスク本体部と、該マスク本体部に連接される一対の耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記マスク本体部は、該マスク本体部の最も外側に配置される外側不織布層と、該外側不織布層の内側に配置される内側不織布層とを少なくとも備える多層構成であり、
前記内側不織布層の密度は、前記外側不織布層の密度よりも高く、
前記外側不織布層を構成する不織布の表面には、面積比率で3%以上10%以下の圧縮凹部が形成されており、かつ、KES通気性試験機による通気抵抗値が0.01kPa・s/m以上0.05kPa・s/mであり、
前記外側不織布層を構成する不織布の裏面には、前記圧縮凹部が形成されておらず、前記内側不織布層と接合され、
前記圧縮凹部は、線状に形成される前記圧縮凹部内に、圧縮されていない部分が形成されている模様の繰り返しパターンで設けられており、
前記内側不織布層を構成する不織布の前記通気抵抗値は、前記外側不織布層を構成する不織布より大きい使い捨てマスク。
【請求項2】
前記内側不織布層を構成する不織布は、KES通気性試験機による通気抵抗値が0.05kPa・s/m以上0.5kPa・s/m以下である請求項1に記載の使い捨てマスク。
【請求項3】
前記外側不織布層と前記内側不織布層とがホットメルトによって接合されており、前記ホットメルトの塗布量が1.0以上3.0g/m以下である請求項1または2に記載の使い捨てマスク。
【請求項4】
前記マスク本体部は、前記外側不織布層と前記内側不織布層と肌側不織布層とを備える3層構成以上である請求項1から3のいずれかに記載の使い捨てマスク。
【請求項5】
前記耳掛け部は、前記マスク本体部から前記耳掛け部に向かう横方向に伸縮性を有している請求項1から4のいずれかに記載の使い捨てマスク。
【請求項6】
前記マスク本体部は、互いに左右対称の右マスク本体部及び左マスク本体部を有し、
前記右マスク本体部及び前記左マスク本体部は、前記マスク本体部を左右に二分する縦中心線に沿って接合され、
前記圧縮凹部の前記繰り返しパターンは、線状の前記圧縮凹部が、前記縦中心線側から一方及び他方の前記耳掛け部側に向かってそれぞれ傾斜するように、前記縦中心線に対して対称に形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨てマスク。
【請求項7】
前記マスク本体部の上端に沿って取り付けられる塑性変形可能な帯状部材をさらに備え、
前記帯状部材は、前記マスク本体部の前記外側不織布層の前記表面に接合される請求項1〜6に記載の使い捨てマスク。
【請求項8】
前記帯状部材よりも大きな寸法で、前記帯状部材を被覆可能なカバー部材をさらに有し、
該カバー部材は、前記マスク本体部の左右方向の略中央部から、前記一対の耳掛け部まで延びる請求項7に記載の使い捨てマスク。
【請求項9】
前記マスク本体部及び前記耳掛け部は、前記マスク本体部における前記耳掛け部側で上端から下端まで延びるように設けられるヒートシール部によって接合されている請求項1〜8に記載の使い捨てマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、着用者の顔に装着されるマスクに関し、更に詳しくは、不織布などで構成される使い捨てのマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、マスク着用者の顔に装着される使い捨てマスクは、着用者の顔面を覆うマスク本体部と、マスク本体部の両端部領域のそれぞれに連接され、耳掛け空間を形成する耳掛け部を備え、マスク着用時に耳掛け部がマスク着用者の耳に引っ掛けられるように構成される。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、上記の耳掛け部を構成する不織布が横方向に伸縮性を有するとともに、マスク本体部を構成する不織布を間欠的に加熱、加圧することにより表面に凹凸形成して剛性を向上しているマスクが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−149945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のマスクは、単独の不織布からなる本体部をエンボス加工してその剛性を付与するために、エンボス部がフィルム化してしまい、マスク本体部の通気性が低下してしまうという問題があった。また、単層であるので剛性も不十分であった。
【0006】
また、上記のようなエンボス加工のみでは、近年問題となっているPM2.5などの微粒子は通過してしまうために、マスクのフィルター機能が不十分であるという問題があった。
【0007】
このように、マスク本体の不織布の密度を上げると微粒子の捕捉効果は高まるものの、通気性が低下する。両者はレードオフの関係にあるために、通気性に優れて、かつ、微粒子捕捉性の高い使い捨てマスクは従来存在しなかった。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決することで、マスク本体部の剛性による形状保持性がありながら、通気性に優れて、かつ、微粒子捕捉性の高い使い捨てマスクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、マスク本体部の不織布構成を2層以上に多層化し、外側層には低密度の不織布に低エンボス率のエンボス凹凸を付与し、内側層には高密度の不織布を積層配置することで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
【0010】
(1) マスク本体部と、該マスク本体部に連接される耳掛け部と、を備えるマスクであって、
前記マスク本体部は、外側不織布層と内側不織布層とを少なくとも備える多層構成であり、
前記外側不織布層を構成する不織布は、面積比率で3%以上15%以下の圧縮凹部が形成されており、かつ、KES通気性試験機による通気抵抗値が0.01kPa・s/m以上0.05kPa・s/mであり、
前記内側不織布層を構成する不織布の前記通気抵抗値は、前記外側不織布層を構成する不織布より大きい使い捨てマスク。
【0011】
(2) 前記内側不織布層を構成する不織布は、KES通気性試験機による通気抵抗値が0.05kPa・s/m以上0.5kPa・s/m以下である請求項1に記載の使い捨てマスク。
【0012】
(3) 前記外側不織布層と前記内側不織布層とがホットメルトによって接合されており、前記ホットメルトの塗布量が1.0以上3.0g/m以下である請求項1または2に記載の使い捨てマスク。
【0013】
(4) 前記マスク本体部は、前記外側不織布層と前記内側不織布層と肌側不織布層とを備える3層構成である請求項1から3のいずれかに記載の使い捨てマスク。
【0014】
(5) 前記耳掛け部は、前記マスク本体部から前記耳掛け部に向かう横方向に伸縮性を有している請求項1から4のいずれかに記載の使い捨てマスク。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、マスク本体部の剛性による形状保持性がありながら、通気性に優れて、かつ、微粒子捕捉性の高い使い捨てマスクを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態である使い捨てマスクの斜視図である。
図2図1におけるマスク本体部の積層構成を示す断面図である。
図3】マスク本体部の他の積層構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施形態につき図面を参照しながら説明する。
【0018】
<全体構成>
図1に示すように、この使い捨てマスク100は、着用者の口許と鼻孔周辺とを被覆することが可能な形状と寸法を有するマスク本体部10と、マスク本体部10の左右両側から後方向へ延び、耳に掛け回すことが可能な耳掛け部20を有する。マスク本体部10と耳掛け部20とはヒートシール部15によって接合されている。図1におけるマスク100は、左右対称形状の左マスク本体10a、右マスク本体10bが、マスク本体部10の中央で上下方向に延びる接合部位16で一体に接合したものであり、この接合部位16はマスク本体部10を左右に二分する縦中心線に沿って延びている。この結果、マスク100は着用時にカップ形状となる立体マスクである。
【0019】
<耳掛け部>
耳掛け部20には、不織布の当該部位にスリットを設けることで形成された耳に掛けるための孔21が形成されている。耳掛け部20は、マスク本体部10から耳掛け部20に向かう横方向に伸縮性を有している不織布であることが好ましい。耳掛け部20を構成する不織布としては、ポリプロピレン繊維により構成され伸縮性を備えたスパンレース不織布や、表面に配置される繊維によりループ構造が形成されたスパンボンド不織布や、捲縮繊維を含んで構成される不織布等を用いることができる。
【0020】
なお、本発明においては、マスク本体部10の剛性を向上させたことで、耳掛け部20を引っ張ってもマスク本体部10のカップ形状が変形しにくく、このため、極めて簡単にマスクを装着できる。また、装着中にマスク本体部10が安定的に顔にフィットしてずれ難い構造になっている。このことは、剛性の高いマスク本体部と伸縮性の耳掛け部との組み合わせによって得られる本発明の他の効果である。
【0021】
<帯状部材>
マスク本体部10の上端部における接合部位16の両側には、左右一対の帯状部材30がカバー材40で覆われ、かつ所定の間隔をあけてマスク本体部10の上端に沿って横方向へ延びるように取付けられている。これにより、マスク100を着用するときは、耳掛け部20を両耳に掛けてマスク本体部10で鼻と口を覆い、次に左右一対の帯状部材30を指で押して塑性変形させ、鼻筋の横から頬にかけて密着させる。これにより鼻筋の両側に隙間が生じることを防止できる。
【0022】
カバー材40は帯状部材4より一回り大きな長方形に形成されている。カバー材40にはマスク本体部10より剛性の低い熱可塑性合成繊維の不織布または樹脂フィルムを用いることができる。カバー材40をマスク本体部10に固着するときは、ホットメルト接着剤等の接着剤、あるいは高周波ウェルディング等の公知手段を用いることができる。
【0023】
帯状部材30は金属でも樹脂でもよいが、好ましくは分子量の高いポリマーを塑性変形性が出現するまで延伸してなる帯状の材料を用い、例えば特許第3582854号公報に記載された塑性変形性ポリエチレン材料を用いることができる。また、帯状部材30をマスク本体部10に固着するときは、ホットメルト接着剤を用いることができる。塑性変形性の材料に針金などの金属ではなく合成樹脂を用いることで、ホットメルト接着剤による溶着接合を容易に行なうことができるとともに、マスク100の重量の増加を抑制することができる。
【0024】
なお、本発明においては、マスク本体部10の剛性を向上させたことでねじれが防止される。また、圧縮凹部の面積率が3%以上15%以下と低いことで、圧縮凹部間(エンボス間)のピッチが広がって、圧縮されていない非エンボス部と、帯状部材30及びカバー材40と、の接合面積が大きくなる。これによって、帯状部材30とカバー材40がマスク本体部10から剥がれ難くなっている。このことは、剛性の高いマスク本体部との組み合わせによって得られる本発明の他の効果である。
【0025】
<マスク本体部の構成>
図2に示すように、マスク本体部10は、外側不織布層11と内側不織布層12とを少なくとも備える多層構成であり、この実施形態においては、更に内側に肌側不織布層13とを備える3層構成である。それぞれの層はカーテンコート法などによって形成されたホットメルト層14などの接合手段によって積層されている。なお、マスク本体部10における、後述するKES通気性試験機による通気抵抗値は、好ましくは0.35以上0.45kPa・s/m未満である。
【0026】
<外側不織布層>
外側不織布層11を構成する不織布は、ポリエチレンやポリプロピレンやポリエステルなどの熱可塑性繊維であり、例えばスパンボンド法により形成された不織布である。面積比率で3%以上15%以下、好ましくは10%以下のエンボス凹部が形成されており、かつ、KES通気性試験機による通気抵抗値が0.01kPa・s/m以上0.05kPa・s/mである。なお、KES通気性試験機による通気抵抗値とは、試験片の圧力損失(標準測定で一定流量例えば4cm/cm・s)のときの試験片の抵抗による大気圧との差圧)を圧力センサーを用いて測定して、「通気抵抗値(kPa・s/m)」とした測定値である。
【0027】
図2に示すように、外側不織布層11の表面には、エンボス模様による圧縮凹部11aが面積率3%以上15%以下で形成されている。エンボス凹部の面積比率、すなわちエンボスの圧着面積率が3%未満であると剛性や強度が不足して形状保持性が不十分となるので好ましくなく、15%を越えると通気抵抗値が大きくなって通気性が低下するので好ましくない。このように、圧縮凹部の面積率を3%以上15%以下と意図的に低く設定することで、外側不織布層の剛性や強度を維持しつつ、外側不織布層の通気性を維持できる。物理的な剛性や強度の維持と、通気性の確保というのは本来トレードオフの関係にあり、従来両者の両立は困難であったが、本発明においては、これをエンボス率の調整によって可能としたものである。
【0028】
また、この範囲であると、適度に屈曲するのでマスク表面にシワが入り難く、長時間使用時において外観的にも優れたものとなる。なお、この実施形態においては、格子状のキルト千鳥模様のエンボスパターンであるが、これに限らず、ハニカム模様や丸模様であってもよい。ただし、好ましくは閉じたエンボス線内に非エンボス部が形成されている模様の繰り返しパターンであることが好ましい。
【0029】
KES通気性試験機による通気抵抗値が0.01kPa・s/m未満であると、剛性が不足して形状保持性が不十分となるので好ましくなく、0.05kPa・s/mを超えると通気性が低下するので好ましくない。
【0030】
外側不織布層11を構成する不織布の厚さは、好ましくは0.2mm以上0.5mm以下であり、目付け(坪量)で20g/m以上40g/m以下であり、密度でいうと40kg/m以上200kg/m以下であることが好ましい。
【0031】
<内側不織布層>
内側不織布層12は、フィルター機能を有する層である。図2の実施形態では3層構成の中間層として配置されているが、2層構成の場合にはフィルター機能層が肌側層を兼ねて配置されために最内層となっている(図3参照)。内側不織布層12を構成する不織布は、ポリエチレンやポリプロピレンやポリエステルなどの熱可塑性繊維であり、例えばメルトブローン法により形成された不織布である。フィルター機能を有するために、KES通気性試験機による通気抵抗値は外側不織布層11より大きく、具体的には0.05kPa・s/m以上0.5kPa・s/m以下であることが好ましい。通気抵抗値が0.05kPa・s/m未満であると、フィルター効果が低下するので好ましくなく、0.5kPa・s/mを超えると通気性が低下するので好ましくない。
【0032】
内側不織布層12を構成する不織布の厚さは、好ましくは0.1mm以上0.3mm以下であり、目付け(坪量)で10g/m以上30g/m以下であり、密度でいうと50kg/m以上200kg/m以下であることが好ましい。また、フィルター機能としては、0.1μm粒子を98%以上捕捉することが好ましい。
【0033】
<肌側不織布層>
肌側不織布層13は、この実施形態においては最内層を構成している。肌への接触感を向上させる観点から表面が滑らかなであることが好ましく、肌側不織布層13を構成する不織布は、ポリエチレンやポリプロピレンやポリエステルなどの熱可塑性繊維であり、例えばエアスルー法により形成された不織布である。通気性を確保するためにKES通気性試験機による通気抵抗値は内側不織布層12より小さい。具体的には0.01kPa・s/m以上0.05kPa・s/m以下であることが好ましい。
【0034】
肌側不織布層13を構成する不織布の厚さは、好ましくは0.4mm以上0.9mm以下であり、目付け(坪量)で30g/m以上50g/m以下であることが好ましい。
【0035】
<ホットメルト層>
ホットメルト層14は、従来公知EVAなどのホットメルト材料を使用できるが、塗布量が大き過ぎると通気性が低下することから、塗布量が好ましくは1.0以上3.0g/m以下、より好ましくは2.0g/m以下である。この範囲内であれば、層間の接合強度を維持しつつ、本発明に必要な適度な通気性を確保できる。塗布方法は従来公知のカーテンコートなどが使用でき、全面塗布でもよく、ポイント塗布のような非全面塗布であってもよい。
【0036】
<別の実施態様>
図3は、本発明の別の実施態様であり、マスク本体部の他の積層構成を示す断面図である。マスク本体部50は、外側不織布層11と内側不織布層12とを備える2層構成である点が異なっている。このように、本発明においては、マスク本体部は2層でもよく、この場合には内側不織布層12が肌側に配置される。このように、本発明におけるマスク本体部は2層以上の多層構成であればよく、特に限定されない。
【0037】
なお、上記の実施形態の説明においては、マスク100は、着用時にカップ形状となる立体マスクについて説明したが、本発明はこれに限らず、マスク本体部が平面形状のいわゆるプリーツタイプのマスクにも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、着用者の顔に装着される使い捨てのマスクとして好適に使用することができる。
【符号の説明】
【0039】
10、50 …マスク本体部
10a …左マスク本体
10b …右マスク本体
11 …外側不織布層
11a…圧縮凹部
12 …内側不織布層
13 …肌側不織布層
14 …ホットメルト層
15 …ヒートシール部
16 …接合部位
20 …耳掛け部
21 …孔
30 …帯状部材
40 …カバー材
100 …使い捨てマスク
図1
図2
図3