特許第6205057号(P6205057)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6205057二次電池の電極タップ溶接方法及びこれを用いて製造された電極組立体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6205057
(24)【登録日】2017年9月8日
(45)【発行日】2017年9月27日
(54)【発明の名称】二次電池の電極タップ溶接方法及びこれを用いて製造された電極組立体
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/30 20060101AFI20170914BHJP
   H01M 2/26 20060101ALI20170914BHJP
【FI】
   H01M2/30 A
   H01M2/26 A
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-536047(P2016-536047)
(86)(22)【出願日】2014年9月1日
(65)【公表番号】特表2016-531405(P2016-531405A)
(43)【公表日】2016年10月6日
(86)【国際出願番号】KR2014008125
(87)【国際公開番号】WO2015030541
(87)【国際公開日】20150305
【審査請求日】2016年2月22日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0104779
(32)【優先日】2013年9月2日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2014-0058325
(32)【優先日】2014年5月15日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】500239823
【氏名又は名称】エルジー・ケム・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(72)【発明者】
【氏名】グウォン,イェオン−タエ
(72)【発明者】
【氏名】オー,ジャエ−キュン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミン−ス
(72)【発明者】
【氏名】ウー,ジュン−キュ
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヒャン−モク
【審査官】 井原 純
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−065900(JP,A)
【文献】 特開平11−233133(JP,A)
【文献】 特開2010−016043(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第102306735(CN,A)
【文献】 特開2008−059948(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0321946(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/105361(WO,A1)
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0012812(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/30
H01M 2/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶接過程において発生した異物がリードフィルムに飛散するのを防止した、電極タップ溶接方法であって、
仮溶接段階と、タップカッティング段階と、メイン溶接段階とを含んでなるものであり、
前記仮溶接段階は、積層された複数の前記電極タップ間の連結を行うものであり、
前記タップカッティング段階は、前記仮溶接段階後に、前記電極タップに仮溶接されていない端部を切断するものであり、
前記メイン溶接段階は、電池に備えられた電極板から突出形成された前記電極タップと、前記電極タップを外部端子と電気的に連結し、表面にリードフィルムを備えたリード部と、を連結するものであり、
溶接ガイド部材を用いて未溶接区間の位置を指定し、
前記電極タップと前記リード部とが重畳する一部の区間に溶接部を形成させ、前記溶接部と前記リードフィルムとの間に未溶接区間が形成されるように実行するものである、電極タップ溶接方法。
【請求項2】
前記仮溶接段階が、前記電極タップの上面と下面とを加圧し、電流を印加して行われるものである、請求項1に記載の電極タップ溶接方法。
【請求項3】
前記メイン溶接段階が、前記電極タップの上面と前記リード部の下面とを加圧し、電流を印加して行われるものである、請求項1又は2に記載の電極タップ溶接方法。
【請求項4】
前記溶接ガイド部材が、ガイド板と、ガイドレールバーと、連結部材とを備えてなるものである、請求項1〜3の何れか一項に記載の電極タップ溶接方法。
【請求項5】
前記溶接ガイド部材における前記ガイド板を、前記電極タップから測定した地点に位置させ、前記地点まで溶接し、指定した位置に前記未溶接区間を形成してなる、請求項4に記載の電極タップ溶接方法。
【請求項6】
前記電極板が負極板である、請求項1〜の何れか一項に記載の電極タップ溶接方法。
【請求項7】
前記電極板が正極板である、請求項1〜の何れか一項に記載の電極タップ溶接方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池を構成する電極タップとリード部との間の溶接時に発生する絶縁不良を改善できる二次電池の電極タップ溶接方法及びこれを用いて製造された電極組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、モバイル機器に対する需要が急激に増加すると共に、モバイル機器に適用される二次電池の需要も増加しており、これによって、二次電池に対する技術的研究も活発に行われている。
【0003】
一般に、二次電池は、再充電が可能で、小型化及び大容量化が可能な電池であって、代表的にはリチウム(Li)二次電池が使用されている。
【0004】
しかし、上述したように、二次電池は、再充電が可能で、環境にやさしいエネルギー源であるにもかかわらず、二次電池の安定性と関連しては継続して問題が提起されている。
【0005】
すなわち、一般に、二次電池内では電池内の非正常的なエネルギー変換による温度上昇によって各種化学反応が誘発され、その結果、発火及び爆発などのように二次電池の安定性が低下するという問題が発生する。
【0006】
具体的に、二次電池は、高温への露出または外部短絡などによって短い時間内に大きな電流が流れる場合、IR発熱によって電池が加熱されながら発熱、発火、爆発などの危険な状態がもたらされ得るので、二次電池の耐久性を向上させる必要がある。
【0007】
従来の二次電池においては、図1に示したように、電池ケース1の内部に正極板/分離膜/負極板が交互に積層された電極組立体2が内蔵される。そのうち、正極板はアルミニウムまたはアルミニウム合金を基材として製作され、負極板は銅などを基材として製作される。
【0008】
そして、このような二次電池は、それぞれの極板にリード部4と連結されるための電極タップ3が電極組立体2の一側に突出している。リード部4は、それぞれの極板を外部端子と連結させる機能を有するものであって、リード部4と電極タップ3は主に溶接を通じて連結され、溶接作業時に溶接部Wが形成される。
【0009】
しかし、抵抗溶接過程において、溶接時、電極タップ3とリード部4との間には溶接棒によって溶接部が融着しながら多数のナゲットが発生する。そして、このような過程で微細な金属粒子などの異物が飛散しながらリード部4側に移動し、後続工程である電池ケース1のシーリング時にリードフィルム4'を破壊し、絶縁不良を誘発するという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、電極タップとリード部とを溶接を通じて連結するとき、溶接によって誘発される金属粒子の飛散を予防し、絶縁不良率を著しく減少できる溶接方法及びこれを用いて製造された電極組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一具現例に係る電極タップ溶接方法は、電池に備えられた電極板から突出形成された電極タップと、前記電極タップを外部端子と電気的に連結し、表面にリードフィルムを備えたリード部とを連結するメイン溶接段階を含み、前記メイン溶接段階は、前記電極タップと前記リード部とが重畳する一部の区間に溶接部を形成させ、前記溶接部と前記リードフィルムとの間に未溶接区間を形成させることを特徴とする。
【0012】
本発明の他の具現例に係る電極タップ溶接方法は、前記メイン溶接段階前に多数が積層されている前記電極タップ間の連結のために溶接を行う仮溶接段階をさらに含むことができる。
【0013】
本発明のまた他の具現例に係る電極タップ溶接方法は、前記仮溶接段階以後に前記電極タップの仮溶接されていない端部を切断するタップカッティング段階をさらに含むことができる。
【0014】
本発明のまた他の具現例に係る電極タップ溶接方法において、前記メイン溶接段階は、未溶接区間の位置を指定できる溶接ガイド部材を用いて行うことができる。
【0015】
本発明のまた他の具現例に係る電極タップ溶接方法において、前記電極板は負極板であり得る。
【0016】
本発明のまた他の具現例に係る電極タップ溶接方法において、前記電極板は正極板であり得る。
【0017】
本発明の一具現例に係る電極組立体は、電池に備えられた電極板から突出形成された電極タップと、前記電極タップを外部端子と電気的に連結し、表面にリードフィルムを備えており、前記電極タップと一部の区間で重畳したリード部と、前記電極タップと前記リード部とが重畳した一部の区間に形成された溶接部と、前記溶接部と前記リードフィルムとの間に形成された未溶接区間とを含むことができる。
【0018】
本発明の他の具現例に係る電極組立体において、前記電極板は負極板であり得る。
【0019】
本発明のまた他の具現例に係る電極組立体において、前記電極板は正極板であり得る。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一具現例に係る二次電池の電極タップ溶接方法は、電極タップとリード部とを電気的に連結する溶接部とリードフィルムとの間の距離を一定に維持できるように未溶接区間を形成することによって、溶接過程で発生する金属粒子がリードフィルム側に飛散して移動することを防止し、絶縁不良現象を著しく減少できるという長所を有する。
【0021】
また、本発明の一具現例に係る二次電池の電極タップ溶接方法は、溶接ガイド部材を用いてメイン溶接段階を行うことによって、一定の絶縁効果を有する二次電池を生産できるという長所も有する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】一般的な二次電池における電極タップ3とリード部4との連結構造を示した図である。
図2】本発明の一具現例によって二次電池の絶縁不良率を減少できる電極タップ溶接方法の作業順序図である。
図3】溶接作業を行う前の電極タップ及び電池セルの概略的な構造を示した図である。
図4図3に示した電極タップに仮溶接を行った状態を示した図である。
図5図4に示した仮溶接部分の端部をカッティングする状態を示した図である。
図6図5に示したカッティングされた電極タップとリード部との連結状態を示した図である。
図7図6に示した電極タップとリード部との連結構造を示した図である。
図8】本発明の一具現例に係るメイン溶接段階を行う状態を概略的に示した図である。
図9】電極タップとリード部との間に未溶接区間が形成されていない溶接結果物を示す写真である。
図10】本発明の一具現例によって電極タップとリード部との間に未溶接区間が形成された溶接結果物を示す写真である。
図11】未溶接区間の形成有無による絶縁不良率を示したグラフである。
図12】本発明のメイン溶接段階の遂行時に溶接ガイド部材を使用して溶接を行う状態を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の好ましい各実施例に関して添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
本発明の一具現例に係る二次電池の絶縁不良率を減少できる電極タップ溶接方法は、図2に示したように、仮溶接段階(S100)、タップカッティング段階(S200)、及びメイン溶接段階(S300)を含む。
【0025】
図3図7は、本発明に係る溶接方法の遂行によって変化する電池セル10及び電極タップ100の構造を概略的に示したものであって、概念的な説明のために一つの電極タップ100のみを示した。
【0026】
まず、溶接前の電極タップ100は、図3に示すように、多数の極板が積層された状態で電池セル10上に上側に突出するように連結されている。このような状態で仮溶接段階(S100)を行う場合、図4に示したように、電極タップ100上に仮溶接部101が形成される。
【0027】
具体的に、仮溶接段階(S100)は、積層された多数の電極タップ100間の連結を行うためのものであって、抵抗溶接を通じて行われる。抵抗溶接は、導体に流れる電流に対する内部の電気抵抗によって熱が発生し、電極タップ100に溶接棒400を通じて圧力を加えた状態で大きな電流を流し、金属または異種金属間の接触面で発生する接触抵抗と金属の固有抵抗によって熱を獲得し、これによって金属が加熱または溶融されながら、加えられた圧力によって接合が行われる工法である。
【0028】
すなわち、積層された電極タップ100の上面と下面に溶接棒400を通じて圧力を加えた状態で電流を流すと、電極タップ100が溶融されながら加圧によって互いに結合され、このような過程で仮溶接部101上には内側に陥没するナゲットNが形成される。
【0029】
このような仮溶接段階(S100)は、後続工程であるタップカッティング段階(S200)が容易に行われるように多数の電極タップ100を一束に集めた後で行うことができ、このような仮溶接段階(S100)を通じてメイン溶接段階(S300)での溶接打数を減少させるという効果がある。
【0030】
一方、仮溶接段階(S100)後にタップカッティング段階(S200)が行われる。
【0031】
タップカッティング段階(S200)は、仮溶接段階(S100)で溶接されていない端部を切断して除去する段階であって、仮溶接部101の両側境界末端間をカッティングし、仮溶接部101のカッティングされた末端に仮溶接されていない部分が残ることを防止することによって、仮溶接されていない部分を確実に分離して除去できるように行う(図5参照)。これによって、タップカッティング段階(S200)が行われた仮溶接部101の末端は、溶接された末端を形成するようになる。
【0032】
一方、前記仮溶接段階(S100)後にはメイン溶接段階(S300)が行われる。
【0033】
メイン溶接段階(S300)は、電極タップ100とリード部200とを電気的に連結する段階である。
【0034】
リード部200は、電極タップ100と外部端子とを電気的に連結させる機能を有するものであって、前記リード部200にはリードフィルム201が付着している。
【0035】
リードフィルム201は、リード部200のシーリング時、電池ケース(図示せず)とリード部200との間の接着部材としての役割をし、リード部200によって電池ケースが損傷することを防止する機能を有する。
【0036】
このような構造を有するリード部200は、図5及び図9に示すように、電極タップ100とリード部200の各端部が互いに接触できるように積層させた後、一対の溶接棒400を電極タップ100の上面とリード部200の下面に接触させた後で加圧する。
【0037】
その後、溶接棒400に電流を印加すると、電極タップ100とリード部200とが溶接によって連結されながら、電極タップ100の上面には溶接棒400の高温及び高圧によってナゲットNが形成される。
【0038】
このような過程でナゲットNから銅などの電極タップ100の基材として使用される金属粒子が飛散するようになり、このように飛散した粒子は、溶接部Wから離脱してリードフィルム201に移動するようになる。
【0039】
また、タップカッティング段階(S200)で電極タップ100の端部に残存する各金属粒子もメイン溶接段階(S300)で活発に浮遊するようになる。
【0040】
したがって、本発明である二次電池の絶縁不良率を減少できる電極タップ溶接方法は、メイン溶接段階(S300)で電極タップ100とリード部200とが連結される部分に未溶接区間Aを形成し、飛散した金属粒子がリードフィルム201に移動することを防止することができる。
【0041】
一方、実験を通じて、本発明に係る未溶接区間Aを形成させる溶接方法が絶縁不良率を著しく減少させる結果を確認した。
【0042】
すなわち、図9は、メイン溶接段階(S300)で電極タップ100を端部まで溶接する場合(すなわち、未溶接区間を形成していない場合)を示した図で、図10は、電極タップ100の端部に未溶接区間Aを形成しながらメイン溶接を行う場合を示した図である。
【0043】
図11は、メイン溶接段階(S300)の遂行時、未溶接区間Aの形成有無による絶縁不良率を示したグラフである。図11において、横軸は絶縁不良実験対象(サンプル)を意味し、縦軸は絶縁不良率を意味する。横軸に示したD06〜D20サンプルは未溶接区間Aを形成していない場合であって、その絶縁不良率が0.15〜0.8(%)として比較的広い範囲で流動する一方、未溶接区間Aを形成したE07〜E14サンプルは、絶縁不良率が著しく減少しただけでなく、絶縁不良率の偏差も大きくないことを確認することができる。
【0044】
これは、未溶接区間Aを形成した場合、作業者の熟練度及び環境などとは関係なく絶縁不良率が一定に減少したことを裏付ける結果であると解釈される。
【0045】
また、このような未溶接区間Aの正確な位置を指定するために、図12に示したように、未溶接区間Aの長さを測定できる溶接ガイド部材300を使用してメイン溶接段階(S300)を行うことができる。
【0046】
溶接ガイド部材300は、ガイド板310、ガイドレールバー320、及び連結部材330を含むことができる。
【0047】
ガイド板310は、一定長さを有する棒状であり、電極タップ100上で未溶接区間Aの位置を案内する機能を有し、スリット溝が形成されたガイドレールバー320上で上下に動くことができる。そして、ガイドレールバー320は、電池セル10に連結部材330を介して連結することができる。
【0048】
したがって、作業者は、メイン溶接段階(S300)の遂行時、電極タップ100から一定距離になる地点にガイド板310を位置させた後、その地点までのみ溶接を行い、未溶接区間Aを一定に確保することによって金属粒子の飛散を効率的に防止できるようになる。すなわち、未溶接区間Aを形成することによって、金属などの異物がリードフィルム201に飛散して移動することを防止できる一方、このような未溶接区間Aが過度に広く形成される場合は、むしろ電極タップ100とリード部200との間の電気的連結性が低下し得るので、前記溶接ガイド部材300を用いて異物の飛散防止及び電極タップ100とリード部200との間の電気的連結性を均衡的に達成できるようになる。
【0049】
以上では、本発明を具体的な構成要素などの特定事項と限定された実施例及び図面によって説明したが、これは、本発明のより全般的な理解を促進するために提供されたものに過ぎなく、本発明が前記各実施例に限定されることはなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形を図ることが可能であろう。
【符号の説明】
【0050】
1 電池ケース
2 電極組立体
10 電池セル
3、100 電極タップ
101 仮溶接部
4、200 リード部
4'、201 リードフィルム
300 溶接ガイド部材
400 溶接棒
A 未溶接区間
N ナゲット
W 溶接部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12