【文献】
CAO Hongjie ,Enhancing Sun Care Using Bentone Hectorite Cray Technology,Cosmetic Science Technology 2006,2006年,1 January 2006,1-12,URL,http://www.elementis-specialties.com/esweb/webprodliterature.nsf/allbydocid/8DCE6ECA7705AC79852576400062E214/$FILE/Suncare%20Article.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
以下の混合物:(ミックス01)化合物(TR2)および化合物(CA1);(ミックス02)化合物(TR2)および化合物(TR4);(ミックス03)化合物(TR2)および化合物(TR5);(ミックス04)化合物(TR2)および化合物(AC1);(ミックス05)化合物(BP1)および化合物(CA1);(ミックス06)化合物(BP1)および化合物(TR4);(ミックス07)化合物(BP1)および化合物(TR5);(ミックス08)化合物(BP1)および化合物(AC1);(ミックス09)化合物(TR2)および化合物(BP1);(ミックス10)化合物(TR4)および化合物(CA1);(ミックス11)化合物(TR5)および化合物(CA1);(ミックス12)化合物(DM1)および化合物(TR4);(ミックス13)化合物(DM1)および化合物(TR5);(ミックス14)化合物(DM1)および化合物(AC1);(ミックス15)油分散TiO2および化合物(TR2): (ミックス16)油分散TiO2および化合物(BP1);(ミックス17)油分散TiO2および化合物(TR4);(ミックス18)油分散TiO2および化合物(TR5);(ミックス19)油分散TiO2および化合物(CA1);(ミックス20)油分散TiO2および化合物(AC1);(ミックス21)油分散ZnOおよび化合物(TR2);(ミックス22)油分散ZnOおよび化合物(TR2);(ミックス23)油分散ZnOおよび化合物(BP1);(ミックス24)油分散ZnOおよび化合物(TR4);(ミックス25)油分散ZnOおよび化合物(TR5);(ミックス26)油分散TiO2および油分散ZnO;(ミックス27)化合物(DM1)および化合物(AC1);(ミックス28)化合物(DM1)および化合物(TR2);(ミックス29):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);(ミックス30):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR4);(ミックス31):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR5);(ミックス32):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR4);(ミックス33):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR5);(ミックス34):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);(ミックス35):化合物(DM1)および化合物(BP3);および化合物(AC1);(ミックス36):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);(ミックス37):化合物(TR2)および化合物(TR4);および化合物(BP2);(ミックス38):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);(ミックス39):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);(ミックス40):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);(ミックス41):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);(ミックス42):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);および化合物(TR2);(ミックス43):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5)(ミックス44):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);(ミックス45):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1);(ミックス46):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);(ミックス47):化合物(CA1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1)を使用する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の使用。
【発明を実施するための形態】
【0009】
オレオゲル(a)の固相(油または脂肪)は、好ましくは以下から選択される:
(sp
1)ゲルベット(Guerbet)アルコール、
(sp
2)直鎖C
3-C
24アルコール
と直鎖C
6-C
24脂肪酸
とのエステル、
(sp
3)直鎖C
6-C
24脂肪アルコール
と分岐鎖C
6-C
13カルボン酸
とのエステル、
(sp
4)分岐鎖アルコール
と直鎖C
6-C
24脂肪酸
とのエステル、
(sp
5)直鎖または分岐鎖C
6-C
22脂肪アルコール
とヒドロキシカルボン酸
とのエステル、
(sp
6)多価アルコール
と直鎖および/または分岐鎖脂肪酸
とのエステル、
(sp
7)C
6-C
10脂肪酸に基づくトリグリセリド、
(sp
8)C
6-C
18脂肪酸に基づく液体モノ/ジ-/トリ-グリセリド混合物、
(sp
9)芳香族カルボン酸
とC
6-C
24脂肪アルコールおよび/またはゲルベットアルコール
とのエステル、
(sp
10)1〜22個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖アルコールまたは2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシ基を有するポリオール
とC
2-C
12ジカルボン酸
とのエステル、
(sp
11)植物油、
(sp
12)分岐鎖第一級アルコール、
(sp
13)置換シクロヘキサン、
(sp
14)直鎖および分岐鎖C
6-C
22脂肪アルコール
カーボネート、
(sp
15)ゲルベット
カーボネート、
(sp
16)直鎖および/または分岐鎖C
6-C
22アルコール
と安息香酸
とのエステル、
(sp
17)合計12〜36個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の、対称または非対称ジアルキルエーテル、
(sp
18)シリコーン油、
(sp
19)脂肪族もしくはナフテン酸炭化水素、
(sp
20)3〜24個の炭素原子を有するアルコール
と脂肪酸
とのモノエステル、
(sp
21)ミリスチン酸イソプロピル、
(sp
22)イソノナン酸C
16-C
18アルキルエステル、
(sp
23)ステアリン酸2-エチルヘキシルエステル、
(sp
24)オレイン酸セチル、
(sp
25)トリカプリル酸グリセロール、
(sp
26)ココナッツ脂肪アルコールカプリネート/カプリレート、
(sp
27)ステアリン酸n-ブチル、
(sp
28)ジカルボン酸エステル、
(sp
29)ジオールエステル、
(sp
30)ポリオール、および
(sp
31)二価および/または三価の金属塩。
【0010】
最も好ましくは、オレオゲル(a)の固相は、アジピン酸ジブチル、炭酸ジエチルヘキシルから選択される。
【0011】
本発明によるオレオゲル(a)のゲル形成剤は、好ましくは
(gf
1)ステアラルコニウムヘクトライト(ベントナイト)、
(gf
2)ゼラチン、
(gf
3)シリカ、
(gf
4)モントモリロナイト、
(gf
5)モノグリセリドおよびジグリセリド、
(gf
6)多糖、
(gf
7)ペクチン、および
(gf
8)特定のポリマー
から選択される。
【0012】
最も好ましくは、オレオゲル(a)のゲル形成剤は、炭酸プロピレンと組み合わせたステアラルコニウムヘクトライトから選択される。
【0013】
本発明によるUVフィルター(b)は、好ましくは
(b
1)トリアジン誘導体、
(b
2)ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、
(b
3)メトキシジベンゾイルメタン誘導体、
(b
4)置換アクリレート、
(b
5)桂皮酸誘導体、
(b
6)サリチル酸誘導体、
(b
7)ベンゾトリアゾール誘導体;および
(b
8)無機顔料
から選択される。
【0014】
より好ましくは、トリアジン誘導体(b
1)は、以下の式:
【化1】
【0015】
(式中、
R
1およびR
2は、互いに独立して、C
1-C
18アルキル;C
2-C
18アルケニル;または
-CH
2-CH(-OH)-CH
2-O-T
1で表される基であり;
A
1は、以下の式:
【化2】
【0016】
(R
3は、水素;またはC
1-C
10アルキルであり、
R
4は、水素;M;またはC
1-C
5アルキルであり;
R
5は、C
1-C
18アルキルであり;かつ
Mは、金属カチオンである)
で表される基である)
で表される化合物から選択される。
【0017】
トリアジン誘導体(b
1)の最も好ましい代表は、以下の式:
【化3】
【0018】
に対応するビス-エチルヘキシルオキシメトキシフェニルトリアジン(BEMT)である。
【0020】
(式中、
R
6、R
7およびR
8は、互いに独立して、C
1-C
20アルキル、C
6-C
10アリール、ヘテロアリール(場合により置換されている)であり;
Xは、O;またはNR
9であり;かつ
R
9は、水素;C
1-C
20アルキル、C
6-C
10アリール、ヘテロアリール(場合により置換されている)である)
で表される化合物に対応するトリアジン誘導体(b
1)も好ましい。
【0021】
最も好ましい代表は、以下の式:
【化5】
【0022】
に対応するエチルヘキシルトリアゾン(EHT)、または以下の式:
【化6】
【0023】
に対応するジエチルヘキシルブタミドトリアゾン(DBT)である。
【0024】
好ましくは、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体(b
2)は、以下の式
【化7】
【0025】
(式中、
R
10およびR
11は、互いに独立して、水素、C
1-C
20アルキル、C
2-C
10アルケニル、C
3-C
10シクロアルキル、C
3-C
10シクロアルケニルであり、ここで置換基R
10およびR
11は、それらが結合している窒素原子と共に5員環または6員環を形成してもよく;
R
12およびR
13は、互いに独立して、C
1-C
20アルキル;C
2-C
10アルケニル;C
3-C
10シクロアルキル;C
3-C
10シクロアルケニル;C
1-C
12アルコキシ;C
1-C
20アルコキシカルボニル;C
1-C
12アルキルアミノ;C
1-C
12ジアルキルアミノ;アリール;ヘテロアリール、(場合により置換されている);ニトリル基、
カルボキシレート、
スルホネートおよびアンモニウム基からなる群から選択される、水への溶解性を与える置換基であり;
Xは、水素;COOR
14;またはCONR
15R
16であり;
R
14〜R
16は、水素;C
1-C
20アルキル;C
2-C
10アルケニル;C
3-C
10シクロアルキル;C
3-C
10シクロアルケニル、または-(Y-O)
o-Z、C
6-C
10アリールであり;
Yは、-(CH
2)
2-;-(CH
2)
3-、-(CH
2)
4-;または-CH(CH
3)-CH
2-であり;
Zは、-CH
2-CH
3;-CH
2-CH
2-CH
3;-CH
2-CH
2-CH
2-CH
3;または-CH(CH
3)-CH
3であり;
mは、0〜3であり;
nは、0〜4であり;かつ
oは、1〜20である)
に対応するアミノ置換ヒドロキシベンゾフェノンである。
【0026】
アミノ置換ヒドロキシベンゾフェノン(b
2)のより好ましい代表は、以下の式:
【化8】
【0027】
に対応するジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート(DHHB)である。
【0028】
(b
2)のさらに好ましい代表は、以下の式:
【化9】
【0029】
に対応するベンゾフェノン-3(B-3)である。
【0030】
メトキシジベンゾイルメタン誘導体(b
3)の好ましい代表は、以下の式:
【化10】
【0031】
に対応するブチルメトキシジベンゾイルメタン(BMDBM)である。
【0032】
置換アクリレート(b
4)の好ましい代表は、以下の式:
【化11】
【0033】
に対応するオクトクリレン(OCR)である。
【0034】
桂皮酸誘導体(b
5)の好ましい代表は、以下の式:
【化12】
【0035】
に対応する桂皮酸エチルヘキシルメトキシ(EHMC)である。
【0036】
サリチル酸誘導体(b
6)の好ましい代表は、以下の式:
【化13】
【0037】
に対応するサリチル酸エチルヘキシルである。
【0038】
ベンゾトリアゾール誘導体(b
7)の好ましい代表は、以下の式:
【化14】
【0039】
に対応するドロメトリゾールトリシロキサンである。
【0040】
好ましくは、無機顔料(b
8)は、油分散
TiO
2から選択される。
【0041】
より好ましくは、UVフィルター(b
1)〜(b
8)は、混合物中で使用される。
【0042】
世界中で商業的に使用されている油溶性または油混和性UVフィルターは、以下の表1に挙げられる。これらは全て、オレオゲル製剤中で任意の組み合わせで使用してもよい。様々な地域の登録状態に従って、濃度を変更することもできる。
【表1】
【0043】
本発明により好ましく使用される2種類のUVフィルターの混合物の例は:
(ミックス01)化合物(TR2)および化合物(CA1);
(ミックス02)化合物(TR2)および化合物(TR4);
(ミックス03)化合物(TR2)および化合物(TR5);
(ミックス04)化合物(TR2)および化合物(AC1);
(ミックス05)化合物(BP1)および化合物(CA1);
(ミックス06)化合物(BP1)および化合物(TR4);
(ミックス07)化合物(BP1)および化合物(TR5);
(ミックス08)化合物(BP1)および化合物(AC1);
(ミックス09)化合物(TR2)および化合物(BP1);
(ミックス10)化合物(TR4)および化合物(CA1);
(ミックス11)化合物(TR5)および化合物(CA1);
(ミックス12)化合物(DM1)および化合物(TR4);
(ミックス13)化合物(DM1)および化合物(TR5);
(ミックス14)化合物(DM1)および化合物(AC1);
(ミックス15)油分散
TiO
2および化合物(TR2):
(ミックス16)油分散
TiO
2および化合物(BP1);
(ミックス17)油分散
TiO
2および化合物(TR4);
(ミックス18)油分散
TiO
2および化合物(TR5);
(ミックス19)油分散
TiO
2および化合物(CA1);
(ミックス20)油分散
TiO
2および化合物(AC1);
(ミックス21)油分散
ZnOおよび化合物(TR2);
(ミックス22)油分散
ZnOおよび化合物(TR2);
(ミックス23)油分散
ZnOおよび化合物(BP1);
(ミックス24)油分散
ZnOおよび化合物(TR4);
(ミックス25)油分散
ZnOおよび化合物(TR5);
(ミックス26)油分散
TiO
2および油分散
ZnO;
(ミックス27)化合物(DM1)および化合物(AC1);
(ミックス28)化合物(DM1)および化合物(TR2);
である。
【0044】
本発明により好ましく使用される3種類のUVフィルターの混合物の例は:
(ミックス29):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);
(ミックス30):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR4);
(ミックス31):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR5);
(ミックス32):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR4);
(ミックス33):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR5);
(ミックス34):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);
(ミックス35):化合物(DM1)および化合物(BP3);および化合物(AC1);
(ミックス36):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);
(ミックス37):化合物(TR2)および化合物(TR4);および化合物(BP2);
である。
【0045】
本発明により好ましく使用される4種類のUVフィルターの混合物の例は:
(ミックス38):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);
(ミックス39):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);
(ミックス40):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);
(ミックス41):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);
(ミックス42):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);および化合物(TR2);
(ミックス43):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5)
である。
【0046】
本発明により好ましく使用される5種類のUVフィルターの混合物の例は:
(ミックス44):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);
(ミックス45):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1);
(ミックス46):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);
(ミックス47):化合物(CA1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1)
である。
【0047】
最も好ましくは、化合物(TR2)および化合物(TR4)および化合物(BP2)を含む(ミックス37)の混合物が使用される。
【0048】
最も好ましくは、本発明は、
(a)(gf
1)ステアラルコニウムヘクトライト
、およびアジピン酸ジブチルおよび炭酸ジエチルヘキシルから選択される固相から形成されるオレオゲル
と、
(b)化合物(TR2)および化合物(TR4)および化合物(BP2)を含む(ミックス37)
との組み合わせの使用に関する。
【0049】
非連続相の代表としての油は、例えば、(sp
1)6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールに基づくゲルベットアルコール;(sp
2)直鎖C
3-C
24アルコール
と直鎖C
6-C
24脂肪酸
とのエステル、(sp
3)直鎖C
6-C
24脂肪アルコール
と分岐鎖C
6-C
13カルボン酸
とのエステル、(sp
4)分岐鎖アルコール
と直鎖C
6-C
24脂肪酸
とのエステル、特に2-エチルヘキサノール、(sp
5)直鎖または分岐鎖のC
6-C
22脂肪アルコール
とヒドロキシカルボン酸
とのエステル、特にリンゴ酸ジオクチル;(sp
6)多価アルコール(例えばプロピレングリコール、ダイマージオールもしくはトリマートリオール)および/またはゲルベットアルコール
と直鎖および/または分岐鎖脂肪酸
とのエステル;(sp
7)C
6-C
10脂肪酸に基づくトリグリセリド;(sp
8)C
6-C
18脂肪酸に基づく液体モノ-/ジ-/トリ-グリセリド混合物;(sp
9)芳香族カルボン酸、特に安息香酸
とC
6-C
24脂肪アルコールおよび/またはゲルベットアルコール
とのエステル;(sp
10)1〜22個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖アルコール、または2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシ基を有するポリオール
とC
2-C
12ジカルボン酸
とのエステル;(sp
11)植物油、例えばヒマワリ油、オリーブ油、ダイズ油、ナタネ油、アーモンド油、ホホバ油、オレンジ油、コムギ胚芽油、モモ核油およびココナッツ油の液体成分;(sp
12)分岐鎖第一級アルコール;(sp
13)置換シクロヘキサン;(sp
14)直鎖および分岐鎖C
6-C
22脂肪アルコール
カーボネート;(sp
15)ゲルベット
カーボネート;(sp
16)直鎖および/または分岐鎖C
6-C
22アルコール
と安息香酸
とのエステル(例えばFinsolv(登録商標)TN);(sp
17)合計12〜36個の炭素原子、特に12〜24個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の対称または非対称ジアルキルエーテル、例えばジ-n-オクチルエーテル、ジ-n-デシルエーテル、ジ-n-ノニルエーテル、ジ-n-ウンデシルエーテル、ジ-n-ドデシルエーテル、n-ヘキシルn-オクチルエーテル、n-オクチルn-デシルエーテル、n-デシルn-ウンデシルエーテル、n-ウンデシルn-ドデシルエーテル、n-ヘキシルn-ウンデシルエーテル、ジ-tert-ブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジ-3-エチルデシルエーテル、tert-ブチルn-オクチルエーテル、イソペンチルn-オクチルエーテルおよび2-メチルペンチル-n-オクチルエーテル;(sp
18)シリコーン油;(sp
19)脂肪族またはナフテン酸炭化水素;(sp
20)3〜24個の炭素原子を有するアルコール
と脂肪酸
とのモノエステル。その物質群は、8〜24個の炭素原子を有する脂肪酸(例えば、カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサノイン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカノイン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキジン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸ならびにそれらの工業銘柄混合物(例えば、天然脂肪および油の圧力除去において、ローレン(Roelen)のオキソ合成からのアルデヒドの還元において、または不飽和脂肪酸の二量化において得られる))と、アルコール(例えばイソプロピルアルコール、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルモレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノイルアルコール、リノレニルアルコール、エラエオステアリルアルコール、アラキジルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラッシジルアルコールおよびそれらの工業銘柄混合物(例えば、脂肪および油に基づく工業銘柄メチルエステルまたはローレン(Roelen)のオキソ合成からのアルデヒドの高圧水素化において、ならびに不飽和脂肪酸アルコールの二量化においてモノマー画分として得られる))とのエステル化生成物を含む;(sp
21)ミリスチン酸イソプロピル;(sp
22)イソノナン酸C
16-C
18アルキルエステル、(sp
23)ステアリン酸2-エチルヘキシルエステル;(sp
24)オレイン酸セチル;(sp
25)トリカプリル酸グリセロール;(sp
26)ココナッツ脂肪アルコールカプリネート/カプリレート;(sp
27)ステアリン酸n-ブチル;(sp
28)ジカルボン酸エステル(例えばアジピン酸ジ-n-ブチル、アジピン酸ジ(2-エチルヘキシル)、コハク酸ジ(2-エチルヘキシル)および酢酸ジイソトリデシル);(sp
29)ジオールエステル(例えばジオレイン酸エチレングリコール、ジイソトリデカン酸エチレングリコール、ジ(2-エチルヘキサン酸)プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、ジペラルゴン酸プロピレングリコール、ジイソステアリン酸ブタンジオールおよびジカプリル酸ネオペンチルグリコール);(sp
30)ポリオール様エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロールおよびソルビトール;(sp
31)1種以上のアルキルカルボン酸の二価および/または三価の金属塩(アルカリ土類金属、とりわけAl
3+)。
【0050】
本発明において使用されるオレオゲルの好ましい油成分は、アジピン酸ジブチルおよび炭酸ジエチルヘキシルである。
【0051】
上記の油成分は、組成物の総重量に基づいて、例えば、1〜60重量%、特に5〜50重量%および好ましくは10〜35重量%の量で使用することができる。
【0052】
オレオゲルのそれぞれの形成は、当業者に公知の操作条件に従って実施される。以下の実施例が特に参照される。
【0053】
特に、想定される組成物に応じて、実質的に均一な外観のオレオゲルを調製する前に、(1種または複数種の)UV吸収剤(b)をオレオゲルに添加することができる。また、(1種または複数種の)UV吸収剤(b)を、本発明による前形成された安定なオレオゲルに攪拌しながら添加することも可能であり、これにより(1種または複数種の)UV吸収剤(b)がオレオゲル中で分散される。
【0054】
言うまでもなく、当業者は、使用される(1種または複数種の)UV吸収剤の特性を考慮に入れ、本方法の操作条件(特に温度)が(1種または複数種の)活性成分の特性に悪影響を及ぼすことがないように適合させることを理解しているだろう。
【0055】
最後に、本発明の主題は、
(a)安定したオレオゲル、および
(b)少なくとも1種の有機または無機UVフィルター
を含むことを特徴とする、安定した化粧品組成物に関する。
【0056】
本発明による日焼け止め組成物は、UV線の作用に対する、紫外線に感受性の有機物質(特にヒトおよび動物の皮膚および毛)の保護に特に有用である。従って、このようなUVフィルターの組み合わせは、化粧品調製物、医薬調製物および獣医薬調製物中の光保護剤(light-protective agent)として好適である。
【0057】
また、上記の化粧品調製物は、本発明によるUV吸収剤の組合せに加えて、以下の物質類のうちの1種以上のさらなるUV保護剤も含み得る:
p-アミノ安息香酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、3-イミダゾール-4-イルアクリル酸およびエステル;ベンゾフラン誘導体、高分子UV吸収剤、桂皮酸誘導体、カンファー誘導体、o-アミノ安息香酸メンチル;メロシアニン誘導体;またはカプセル化UV吸収剤。
【0058】
「"Sunscreens", N.J. Lowe, N.A.Shaath(編), Marcel Dekker, Inc. (ニューヨークおよびバーゼル)」または「Cosmetics & Toiletries (107), 50ff (1992)」に記載されているUV吸収剤も、付加的なUV保護物質として使用することができる。
【0059】
以下の表2に示される光保護剤が特に好ましい:
【表2】
【0060】
さらに、「IP.com Journal (2009), 9(1B), 17」に記載されるような、ポリマーマトリックス中に(例えばPMMA中に)カプセル化されたBEMT(Tinosorb S、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン)も、付加的なUV保護物質として使用することができる。
【0061】
また、以下の化合物も付加的なUV保護物質として使用することができる:
WO 2004/006878に記載されるようなメロシアニン誘導体。
【化15】
【0062】
(A)および(B)は、E-配置またはZ-配置のいずれであってもよい。
【0063】
上記の光保護剤のそれぞれは、特に好ましいものとして示されている上記の表中の光保護剤は、本発明によるUV吸収剤の組合せと混合して使用することができる。その点に関して、本発明のUV吸収剤の組合せに加えて、2種以上の付加的な光保護剤(例えば、2種、3種、4種、5種または6種のさらなる光保護剤)も使用し得ることが理解されるであろう。重量基準で、1:99〜99:1、特に、1:95〜95:1、また好ましくは、10:90〜90:10の本発明のUV吸収剤/さらなる光保護剤の混合比を用いるのが好ましい。特に興味深いのは、20:80〜80:20の混合比、特に40:60〜60:40の混合比であり、また好ましくは、約50:50の混合比である。とりわけ溶解性を改善するために、このような混合物を使用することができる。
【0064】
適切な混合物は、本発明による化粧品組成物において、特に有利に使用することができる。
【0065】
本化粧品組成物は、当該組成物の総重量に基づいて、例えば、0.1〜30重量%、好ましくは、0.1〜15重量%、特に、0.5〜10重量%の、本発明のUV吸収剤の組合せおよび少なくとも1種の化粧品的に許容される補助剤を含む。
【0066】
本化粧品組成物は、慣習的な方法を用いて、例えば、個々の成分を単に一緒に攪拌することによって、特に、既知の化粧品用UV吸収剤(例えば、とりわけOMC、サリチル酸イソオクチルエステル)溶解特性を利用して、UV吸収剤を補助剤と物理的に混合することによって調製することができる。このUV吸収剤は、例えば、さらなる処理を行うことなく使用することができる。
【0067】
本発明による組成物は、さらなる補助剤および添加剤として、低刺激性界面活性剤、過脂肪剤、真珠光沢ワックス(pearlescent wax)、稠度調節剤、増粘剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、安定剤、生物起源活性成分、脱臭活性成分、抗フケ剤、被膜剤、膨潤剤、抗酸化剤、ヒドロトロピー剤(hydrotropic agent)、防腐剤、昆虫忌避剤、セルフタンニング剤、可溶化剤、香油、着色剤、細菌抑制剤などをさらに含有し得る。
【0068】
本発明による化粧品製剤は、多種多様な化粧品調製物中に含まれる。例えば、特に以下の調製物が考慮される:スキンケア調製物、スキンタンニング調製物、脱色調製物または昆虫忌避剤。
【0069】
本発明による化粧品調製物は、太陽光の有害な効果に対する、ヒトの肌の優れた保護によって区別される。
【0070】
ここで本発明は、実施例を用いて説明されるが、いかなる場合でも、本発明の範囲に関して限定するものと解されてはならない。
【0071】
本明細書中の以下の文章において、他に特定される場合を除いて、示される百分率は重量百分率である。
【実施例】
【0072】
実施例1:オレオゲルの日焼け防止指数 - 日焼け止め製剤の油極性がその日焼け防止指数に及ぼす影響
一定のUV吸収剤組成を有するが、軟化剤の極性において異なるオレオゲルが好ましい。第1の試験においては、異なる油を含む6種類の製剤を、in vivo日焼け防止指数(SPF)測定に送る。これらは全て、極めて高いSPF値と合わせて非常に高い変動性を示し、有意義な評価を不可能とする。
【0073】
同一のUV吸収剤組成を使用して2種類の油が選択され、ゲル形成剤濃度は、0〜第1の研究において用いられる濃度、およびさらに1つの中間濃度まで様々であり、6種類の異なるサンプルが生成する。これらの製剤は、再度in vivo SPF測定に送られる。
【0074】
油として、アジピン酸ジブチルおよび炭酸ジエチルヘキシル(固相)が使用され、これらの特性は、表EX1に挙げられている。結果は表EX2にまとめられ、6種類の製剤に関する完全な情報は、表EX3に示される。
【表3】
【0075】
水に対する油の界面張力[1]が小さいほど、その油はより極性である。このことは、Log P
オクタノール/水の値と一致している。計算されたヒルデブランド(hildebrand)溶解度パラメータδは、いずれの油にも極めて類似しており、これらの油の可溶化能が同等であるだろうことを示している。
【0076】
ゲル形成剤として、ステラルコニウムヘクトライト(ベントン27)が炭酸プロピレンと組み合わせて使用される。ベントン27は、疎水性修飾されたシート状シリケートである。クレイプレートレットの平均寸法は、80 x 800 x 1 nmである。炭酸プロピレンの添加は、油中のゲル形成剤のネットワーク構造の発達を補助する。
【0077】
In vivo SPF測定の結果
全製剤において使用されるUV吸収剤組成は、5%のユビナールAプラス、2.5%のユビナールT150および3%のチノソーブSである。BASF Sunscreen Simulatorの最新版を使用すると、この組成物について20.8の計算SPFが得られる。
【0078】
2つの試験検査機関において実施されたin vivo SPF遮蔽(screening)の結果は、表2に示される。
【表4】
【0079】
ゲル形成剤を含まない製剤が、計算値から期待される値よりかなり小さいSPF値を示す一方、ゲル形成剤の添加が、期待値を上回るSPFの劇的な増大をもたらすことは表EX2から明らかである。明らかに、in vivo結果に関してベントン27の濃度が6.5%であるか13%であるかは問題ではない。
【表5】
【0080】
粘度測定の結果
低粘度については、LVスピンドルを備えたブルックフィールド(Brookfield)DV-IIIを使用し、高粘度に関しては、RVスピンドルを備えたブルックフィールド(Brookfield)DV-III Ultraを使用した。
【表6】
【0081】
表EX4の結果は、比較的高いゲル形成剤濃度を用いると粘度が劇的に増加することを示す。
本発明は以下の発明を包含する。
(1) 少なくとも1種の有機または無機UVフィルター(b)を含む日焼け止めの日焼け防止指数を高めるための、オレオゲル(a)の使用。
(2) オレオゲル(a)の固相が、以下:
(sp1)ゲルベット(Guerbet)アルコール、
(sp2)直鎖C3-C24アルコールと直鎖C6-C24脂肪酸とのエステル、
(sp3)直鎖C6-C24脂肪アルコールと分岐鎖C6-C13カルボン酸とのエステル、
(sp4)分岐鎖アルコールと直鎖C6-C24脂肪酸とのエステル、
(sp5)直鎖または分岐鎖C6-C22脂肪アルコールとヒドロキシカルボン酸とのエステル、
(sp6)多価アルコールと直鎖および/または分岐鎖脂肪酸とのエステル、
(sp7)C6-C10脂肪酸に基づくトリグリセリド、
(sp8)C6-C18脂肪酸に基づく液体モノ/ジ-/トリ-グリセリド混合物、
(sp9)芳香族カルボン酸とC6-C24脂肪アルコールおよび/またはゲルベットアルコールとのエステル、
(sp10)1〜22個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖アルコールまたは2〜10個の炭素原子および2〜6個のヒドロキシ基を有するポリオールとC2-C12ジカルボン酸とのエステル、
(sp11)植物油、
(sp12)分岐鎖第一級アルコール、
(sp13)置換シクロヘキサン、
(sp14)直鎖および分岐鎖C6-C22脂肪アルコールカーボネート、
(sp15)ゲルベットカーボネート、
(sp16)直鎖および/または分岐鎖C6-C22アルコールと安息香酸とのエステル、
(sp17)合計12〜36個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の、対称または非対称ジアルキルエーテル、
(sp18)シリコーン油、
(sp19)脂肪族もしくはナフテン酸炭化水素、
(sp20)3〜24個の炭素原子を有するアルコールと脂肪酸とのモノエステル、
(sp21)ミリスチン酸イソプロピル、
(sp22)イソノナン酸C16-C18アルキルエステル、
(sp23)ステアリン酸2-エチルヘキシルエステル、
(sp24)オレイン酸セチル、
(sp25)トリカプリル酸グリセロール、
(sp26)ココナッツ脂肪アルコールカプリネート/カプリレート、
(sp27)ステアリン酸n-ブチル、
(sp28)ジカルボン酸エステル、
(sp29)ジオールエステル、
(sp30)ポリオール、および
(sp31)二価および/または三価の金属塩
から選択される、(1)に記載の使用。
(3) オレオゲル(a)の固相が、アジピン酸ジブチルおよび炭酸ジエチルヘキシルから選択される、(1)または(2)に記載の使用。
(4) オレオゲル(a)のゲル形成剤が、
(gf1)ステアラルコニウムヘクトライト(ベントナイト)、
(gf2)ゼラチン、
(gf3)シリカ、
(gf4)モントモリロナイト、
(gf5)モノグリセリドおよびジグリセリド、
(gf6)多糖、
(gf7)ペクチン、および
(gf8)特定のポリマー
から選択される、(1)〜(3)のいずれかに記載の使用。
(5) オレオゲル(a)のゲル形成剤が、炭酸プロピレンと組み合わせた(gf1)ステアラルコニウムヘクトライトから選択される、(1)〜(4)のいずれかに記載の使用。
(6) オレオゲル(a)が、固相成分(sp28)ジカルボン酸エステルまたは(sp14)直鎖および分岐鎖C6-C22脂肪アルコールカーボネート、およびゲル形成剤(gf1)ステアラルコニウムヘクトライトおよび(gf8)特定のポリマー、好ましくはポリエチレンから形成される、(1)〜(5)のいずれかに記載の使用。
(7) UVフィルター(b)が、
(b1)トリアジン誘導体、
(b2)ヒドロキシベンゾフェノン誘導体、
(b3)メトキシジベンゾイルメタン誘導体、
(b4)置換アクリレート、
(b5)桂皮酸誘導体、
(b6)サリチル酸誘導体、
(b7)ベンゾトリアゾール誘導体;および
(b8)無機顔料
から選択される、(1)〜(6)のいずれかに記載の使用。
(8) トリアジン誘導体(b1)が、以下の式:
【化16】
(式中、
R1およびR2は、互いに独立して、C1-C18アルキル;C2-C18アルケニル;または
-CH2-CH(-OH)-CH2-O-T1で表される基であり;
A1が、以下の式:
【化17】
(R3は、水素;またはC1-C10アルキルであり、
R4は、水素;M;またはC1-C5アルキルであり;
R5は、C1-C18アルキルであり;かつ
Mは、金属カチオンである)
で表される基である)
で表される化合物から選択される、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(9) トリアジン誘導体(b1)が、以下の式:
【化18】
に対応する、(1)〜(8)のいずれかに記載の使用。
(10) トリアジン誘導体(b1)が、以下の式:
【化19】
(式中、
R6、R7およびR8は、互いに独立して、C1-C20アルキル、C6-C10アリール、ヘテロアリールであり、場合により置換されており;
Xは、O;またはNR9であり;かつ
R9は、水素;C1-C20アルキル、C6-C10アリール、ヘテロアリールであり、場合により置換されている)
で表される化合物に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(11) トリアジン誘導体(b1)が、以下の式:
【化20】
に対応する、(1)〜(7)または(10)のいずれかに記載の使用。
(12) トリアジン誘導体(b1)が、以下の式:
【化21】
に対応する、(1)〜(7)または(10)のいずれかに記載の使用。
(13) ヒドロキシベンゾフェノン誘導体(b2)が、以下の式:
【化22】
(式中、
R10およびR11は、互いに独立して、水素、C1-C20アルキル、C2-C10アルケニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10シクロアルケニルであり、ここで置換基R10およびR11は、それらが結合している窒素原子と共に5員環または6員環を形成してもよく;
R12およびR13は、互いに独立して、場合により置換されている、C1-C20アルキル;C2-C10アルケニル;C3-C10シクロアルキル;C3-C10シクロアルケニル;C1-C12アルコキシ;C1-C20アルコキシカルボニル;C1-C12アルキルアミノ;C1-C12ジアルキルアミノ;アリール;ヘテロアリール;ニトリル基、カルボキシレート、スルホネートおよびアンモニウム基からなる群から選択される、水への溶解性を与える置換基であり;
Xは、水素;COOR14;またはCONR15R16であり;
R14〜R16は、水素;C1-C20アルキル;C2-C10アルケニル;C3-C10シクロアルキル;C3-C10シクロアルケニル、または-(Y-O)o-Z、C6-C10アリールであり;
Yは、-(CH2)2-;-(CH2)3-、-(CH2)4-;または-CH(CH3)-CH2-であり;
Zは、-CH2-CH3;-CH2-CH2-CH3;-CH2-CH2-CH2-CH3;または-CH(CH3)-CH3であり;
mは、0〜3であり;
nは、0〜4であり;かつ
oは、1〜20である)
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(14) ヒドロキシベンゾフェノン誘導体(b)が、以下の式:
【化23】
に対応する、(1)〜(7)または(13)のいずれかに記載の使用。
(15) メトキシジベンゾイルメタン誘導体(b3)が、以下の式:
【化24】
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(16) 置換アクリレート(b4)が、以下の式:
【化25】
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(17) 桂皮酸誘導体(b5)が、以下の式:
【化26】
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(18) サリチル酸誘導体(b6)が、以下の式:
【化27】
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(19) ベンゾトリアゾール誘導体(b7)が、以下の式:
【化28】
に対応する、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(20) 無機顔料(b8)が、油分散TiO2から選択される、(1)〜(7)のいずれかに記載の使用。
(21) UVフィルター(b)が、混合物中で使用される、(1)〜(20)のいずれかに記載の使用。
(22) 以下の混合物:(ミックス01)化合物(TR2)および化合物(CA1);(ミックス02)化合物(TR2)および化合物(TR4);(ミックス03)化合物(TR2)および化合物(TR5);(ミックス04)化合物(TR2)および化合物(AC1);(ミックス05)化合物(BP1)および化合物(CA1);(ミックス06)化合物(BP1)および化合物(TR4);(ミックス07)化合物(BP1)および化合物(TR5);(ミックス08)化合物(BP1)および化合物(AC1);(ミックス09)化合物(TR2)および化合物(BP1);(ミックス10)化合物(TR4)および化合物(CA1);(ミックス11)化合物(TR5)および化合物(CA1);(ミックス12)化合物(DM1)および化合物(TR4);(ミックス13)化合物(DM1)および化合物(TR5);(ミックス14)化合物(DM1)および化合物(AC1);(ミックス15)油分散TiO2および化合物(TR2): (ミックス16)油分散TiO2および化合物(BP1);(ミックス17)油分散TiO2および化合物(TR4);(ミックス18)油分散TiO2および化合物(TR5);(ミックス19)油分散TiO2および化合物(CA1);(ミックス20)油分散TiO2および化合物(AC1);(ミックス21)油分散ZnOおよび化合物(TR2);(ミックス22)油分散ZnOおよび化合物(TR2);(ミックス23)油分散ZnOおよび化合物(BP1);(ミックス24)油分散ZnOおよび化合物(TR4);(ミックス25)油分散ZnOおよび化合物(TR5);(ミックス26)油分散TiO2および油分散ZnO;(ミックス27)化合物(DM1)および化合物(AC1);(ミックス28)化合物(DM1)および化合物(TR2);(ミックス29):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);(ミックス30):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR4);(ミックス31):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR5);(ミックス32):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR4);(ミックス33):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR5);(ミックス34):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);(ミックス35):化合物(DM1)および化合物(BP3);および化合物(AC1);(ミックス36):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);(ミックス37):化合物(TR2)および化合物(TR4);および化合物(BP2);(ミックス38):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);(ミックス39):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);(ミックス40):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);(ミックス41):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);(ミックス42):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(BP3);および化合物(TR2);(ミックス43):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5)(ミックス44):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);(ミックス45):化合物(CA1)および化合物(BP2);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1);(ミックス46):化合物(DM1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR4);および化合物(ES1);(ミックス47):化合物(CA1)および化合物(AC1);および化合物(TR2);および化合物(TR5);および化合物(ES1)を使用する、(1)〜(21)のいずれかに記載の使用。
(23) 化合物(TR2)および化合物(TR4)および化合物(BP2)を含む(ミックス37)の混合物を使用する、(1)〜(22)のいずれかに記載の使用。
(24) (a)(gf1)ステアラルコニウムヘクトライト、およびアジピン酸ジブチルおよび炭酸ジエチルヘキシルから選択される固相から形成されるオレオゲルと、
(b)化合物(TR2)および化合物(TR4)および化合物(BP2)を含む(ミックス37)
を使用する、(1)〜(23)のいずれかに記載の使用。
(25) (a)安定したオレオゲル、および
(b)少なくとも1種の有機または無機UVフィルター
を含む、化粧品組成物。