(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記入力部、前記保持部、及び前記出力部は、前記出力部の出力数の方が前記入力部の出力数よりも多いトーナメント型の構成とされている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記入力部、前記保持部、及び前記出力部はデータを保持し出力する複数のフリップフロップ回路により構成されており、前記複数のフリップフロップ回路が、前記クロック信号供給部を軸とした線対称に配置されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置。
前記半導体装置の出力部から出力される前記第1差動信号または前記第2差動信号の出力数が、前記表示パネルのサブピクセル数×2の倍数である、請求項10に記載の表示装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、タイミングコントローラ用半導体装置から駆動用ICへのデータ(情報)の入力方式は、主に差動入力方式が採用されている。例えば、差動入力方式の規格としては、RSDS(Reduced Swing Differential Signaling)及びmini−LVDS(mini-Low Voltage Differential Signaling)が挙げられる。
【0008】
近年、ICのインターフェースでは、高速化が求められており、RSDSインターフェースより高速なmini−LVDSインターフェースにも対応できることが求められている。
【0009】
特許文献1〜特許文献3には、異なる差動入力方式の信号を取り込むことについては、記載されていなかった。特許文献1に記載の技術では、シングル入力方式及び差動入力方式の二つの方式に対応することができるが、異なる差動入力方式(例えばRSDS及びmini−LVDS)に対しては対応することができなかった。このように、一般的に従来の駆動用ICは、異なる差動入力方式を入力する機能を有していなかった。
【0010】
このため、タイミングコントローラが出力する信号毎に駆動用ICの再設計が必要となり、長期にわたる開発期間と再設計に掛かるコストが必要となる。また、駆動用ICに異なる差動入力信号方式に対応した回路の両方を搭載してセレクト信号等でどちらかの回路を使用するかを選択する方法も存在するが、この場合には使用されない回路が冗長となるという課題があった。
【0011】
本発明は、上述した問題を解決するために提案されたものであり回路が冗長になることなく、異なる差動方式の信号を取り込むことができる、半導体装置、表示装置、及び取込方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、第1差動信号
に応じた第1シングル信号及び前記第1差動信号と異なる第2差動信号
に応じた第2シングル信号のいずれか一方が入力され、入力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号または前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号を第1クロック信号に応じて取り込んで出力する入力部と、前記入力部から出力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号を、第2クロック信号に応じて取り込んで保持後に出力する保持部と、第3クロック信号に応じて前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号または前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号を取り込んで出力する出力部に、前記入力部に前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号が入力された場合は、前記保持部から出力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号を選択して出力し、前記入力部に前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号が入力された場合は、前記入力部から出力された前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号を選択して出力する選択部と、前記入力部に入力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号及び前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号の一方に応じた前記第3クロック信号を前記出力部に供給するクロック信号供給部と、を備える。
【0013】
本発明の表示装置は、表示パネルと、本発明の半導体装置を備え、前記半導体装置により取り込ん
だ第1差動信号
に応じた第1シングル信号また
は第2差動信号
に応じた第2シングル信号である画像データに基づいて生成した信号を前記表示パネルに出力する駆動用ICと、前記半導体装置に前記画像データの取り込みに関する指示を行うタイミングコントローラと、を備える。
【0014】
本発明の信号取り込み方法は、入力部により、第1差動信号
に応じた第1シングル信号及び前記第1差動信号と異なる第2差動信号
に応じた第2シングル信号のいずれか一方が入力され、入力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号または前記第2差動信号
に応じた第2ングル信号を第1クロック信号に応じて取り込んで出力する工程と、保持部により、前記入力部から出力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号を、第2クロック信号に応じて取り込んで保持後に出力する工程と、選択部により、第3クロック信号に応じて前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号または前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号を取り込んで出力する出力部に、前記入力部に前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号が入力された場合は、前記保持部から出力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号を選択して出力し、前記入力部に前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号が入力された場合は、前記入力部から出力された前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号を選択して出力する工程と、クロック信号供給部により、前記入力部に入力された前記第1差動信号
に応じた第1シングル信号及び前記第2差動信号
に応じた第2シングル信号の一方に応じた前記第3クロック信号を前記出力部に供給する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、回路が冗長になることなく、異なる差動方式の信号を取り込むことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、図面を参照して、本実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
本実施の形態の半導体装置は、異なる差動入力方式の信号を取り込んで、当該半導体装置が組み込まれたIC等に搭載された他の回路(内部回路等)に信号を出力する機能を有している。すなわち、半導体装置は、入力される異なる差動入力方式の信号各々に応じたインターフェースとして機能する。本実施の形態では、具体的一例として、RSDS(Reduced Swing Differential Signaling)方式に応じた差動信号及びmini−LVDS(mini-Low Voltage Differential Signaling)方式に応じた差動信号のいずれかが入力され、半導体装置がRSDSインターフェースまたはmini−LVDSインターフェースとして機能する場合について説明する。
【0019】
本実施の形態の半導体装置を駆動用ICのインターフェースとして適用した表示装置について説明する。
図1には、本実施の形態の表示装置の一例の構成を表す構成図を示す。
図1に示すように、本実施の形態の表示装置80は、タイミングコントローラ82と、n個の駆動用IC84(84
1〜84
n)と、表示パネル86と、を備える。
【0020】
表示パネル86の一例としては、液晶ディスプレイが挙げられる。
【0021】
タイミングコントローラ82から、駆動用IC84へは、表示パネル86に画像を表示させるためのデータ信号や制御信号が入力される。各駆動用IC84には、半導体装置10がそれぞれ搭載されている。各駆動用IC84では、半導体装置10がインターフェースとして機能することにより、タイミングコントローラ82からデータ信号や制御信号を取り込むことができる。従って、本実施の形態の各駆動用IC84は、半導体装置10によってRSDS方式の差動入力信号(以下、RSDS方式のデータという)及びmini−LVDS方式の差動入力信号(以下、mini−LVDS方式のデータという)のいずれも取り込むことができる。各駆動用IC84は、タイミングコントローラ82から取り込んだ信号に基づいて、半導体装置10の後段の回路(図示省略)により所定の処理を施して、表示パネル86の信号線に出力する。
【0022】
このように本実施の形態の表示装置80では、駆動用IC84がRSDS方式のデータ及びmini−LVDS方式のデータのいずれも取り込むことができるため、タイミングコントローラ82の出力がRSDS方式及びmini−LVDSのいずれであるかに関わらず、適切にデータ(差動入力信号)を取り込むことができる。
【0023】
本実施の形態の半導体装置10の構成について図面を参照して説明する。
図2には、本実施の形態の半導体装置の全体構成の一例である回路図を示す。また、
図3には、
図2に示した半導体装置の一部を詳細に表した回路図を示す。本実施の形態の半導体装置10は、
図2に示すように、3つの半導体装置が並列に接続された1つの回路ブロックとして構成されている。1つの回路ブロックが、出力するデータのビット数は、表示パネル86に依存する。表示パネル86は画素により構成されており、各画素は色を表示するために複数のサブピクセルにより構成される。本実施の形態の半導体装置10の各回路ブロックの出力は、表示パネル86に画像を表示させるためのサブピクセル毎に2画素分ずつデータを出力するため、RGBの3原色の場合は、サブピクセル数が「3」となり、3原色(=3サブピクセル)×2画素=6の倍数となる。本実施の形態の半導体装置10では、各色に階調として8ビットのデータ(256階調)を使用しているため、3原色×2画素×8ビット=48ビットのデータを出力する機能を有している。
【0024】
本実施の形態の半導体装置10は、入力部12、保持部14、選択部16、出力部18、及びRSDS用のクロック信号供給部24を備えている。
【0025】
本実施の形態では、RSDS用の基準クロック信号clk及びmini−LVDS用の基準クロック信号clkを供給するクロック信号供給部20が半導体装置10の外部に設けられており、外部からクロック信号が端子41を介して入力部12に供給される。入力部12は、クロック信号供給部20から供給される基準クロック信号clkに応じて、RSDS方式のデータまたはmini−LVDS方式のデータを取り込んで出力する機能を有している。
【0026】
入力部12は、第1入力回路30及び第2入力回路32を備えており、D型フリップフロップ回路42(42
0〜42
11)により構成されている。第1入力回路30のD型フリップフロップ回路42(42
0〜42
2、42
9〜42
11)には、各々入力端子40(40
0〜40
2、40
9〜40
11)を介してRSDS方式のデータが入力される。第1入力回路30は、選択部16を介して出力部18に接続されており、取り込んだRSDS方式のデータを出力部18に出力する。
【0027】
第2入力回路32のD型フリップフロップ回路42(42
3〜42
8)には、各々入力端子40(40
3〜40
8)を介してRSDS方式のデータ及びmini−LVDS方式のデータが入力される。第2入力回路32は、保持部14及び選択部16を介して出力部18に接続されている。第2入力回路32は、RSDS方式のデータを取り込んだ場合は、選択部16を介して出力部18にRSDS方式のデータを出力する。また、第2入力回路32は、mini−LVDS方式のデータを取り込んだ場合は、保持部14にmini−LVDS方式のデータを出力する。
【0028】
保持部14は、第2入力回路32から出力されたmini−LVDS方式のデータを、クロック信号供給部21から供給されたクロック信号clkが2分周されたクロック信号clk2に応じて取り込んで出力部18に出力する機能を有している。保持部14は、D型フリップフロップ回路48(48
0〜48
23)に接続されている。
【0029】
選択部16は、具体的には、セレクタ等が挙げられる。選択部16は、入力されたデータがRSDS方式のデータである場合は、入力部12から出力されたRSDS方式のデータを選択して出力部18に出力する。また、選択部16は、入力されたデータがmini−LVDS方式のデータである場合は、保持部14から出力されたmini−LVDS方式のデータを選択して出力部18に出力する。なお、本実施の形態では、いずれのデータ(差動信号)が入力されたか、またはいずれに切り替えるかの制御は、外部から入力される制御信号(図示省略)に応じて行われる。
【0030】
出力部18は、選択部16から入力されたRSDS方式のデータ及びmini−LVDS方式のデータを半導体装置10の外部に出力する機能を有している。出力部18は、出力回路34及び切り替えスイッチ36を備えている。出力回路34は、D型フリップフロップ回路48(48
0〜48
23)を備えている。出力回路34は、選択部16に接続されており、データの種類(RSDS方式及びmini−LVDS方式)に対応するクロック信号clk2またはクロック信号clk4に応じて、RSDS方式のデータ及びmini−LVDS方式のデータを取り込んで出力する。RSDS方式のデータの場合は、そのまま半導体装置10の外部に出力される。一方、mini−LVDS方式のデータの場合は、切り替えスイッチ36により、出力先が切り替えられる。このように本実施の形態の出力部18は、mini−LVDS方式のデータを出力する場合は、切り替えスイッチ36により、出力先を切り替えて(出力する順番を並べ換えて)出力する機能を有している。切り替えスイッチ36の具体例としては、クロスバースイッチ等が挙げられる。本実施の形態では、切り替えスイッチ36の制御等は、選択部16と同様に、外部から入力される制御信号(図示省略)に応じて行われる。
【0031】
端子41には、入力されるデータの種類に応じた基準クロック信号clkが、半導体装置10の外部に設けられたクロック信号供給部20から入力される。クロック信号供給部21は、mini−LVDS方式のデータに応じて端子41に入力される基準クロック信号clkと同じ速度(周期)のクロック信号clkを供給する機能を有している。クロック信号供給部21により供給された基準クロック信号clkが、D型フリップフロップ回路22により2分周されたクロック信号clk2が、保持部14のD型フリップフロップ回路44に供給される。
【0032】
クロック信号供給部24は、RSDS方式のデータに応じて端子41に入力される基準クロック信号clkと同じ速度(周期)のクロック信号clkを供給する機能を有している。
【0033】
マルチプレクサ26は、mini−LVDS用のクロック信号clk2(入力A)及びRSDS用のクロック信号clk(入力B)を制御信号(S)に基づいて選択し、出力(出力Y)する機能を有している。なお、当該制御信号は、切り替えスイッチ36や選択部16と同様に、外部から入力される。マルチプレクサ26から出力されたいずれかのクロック信号(clkまたはclk2)は、D型フリップフロップ回路28により2分周されて出力回路34のD型フリップフロップ回路48に供給される。すなわち、RSDS方式のデータを取り込む場合は、RSDS方式用の基準クロック信号clkが2分周されたクロック信号clk2が、D型フリップフロップ回路48に供給される。一方、mini−LVDS方式のデータを取り込む場合は、mini−LVDS方式用の基準クロック信号clkが4分周されたクロック信号clk4がD型フリップフロップ回路48に供給される。
【0034】
本実施の形態の半導体装置10は、
図2に示すように、クロック信号供給部24を対象の軸として、線対称となるように、入力部12、保持部14、選択部16、及び出力部18の各D型フリップフロップ回路(42、44、48)がレイアウトされている。
【0035】
また、本実施の形態の半導体装置10は、
図2及び
図3に示すように、入力部12、保持部14、及び出力部18(出力回路34)の各D型フリップフロップ回路(42、44、48)が2種類のデータを同時に出力することが可能な、いわゆるトーナメント型の接続がなされている。例えば、RSDS方式のデータを取り込む場合では、入力部12の各D型フリップフロップ回路42は、倍の数(2つ)の出力回路34のD型フリップフロップ回路48に接続され、各D型フリップフロップ回路48は、さらに倍の数の出力先にデータを出力する。すなわち、半導体装置10では、1つの端子40から入力されたデータが、4つのデータとして出力される。
【0036】
また、mini−LVDS方式のデータを取り込む場合では、入力部12の各D型フリップフロップ回路42は、倍の数(2つ)の保持部14のD型フリップフロップ回路44に接続され、各D型フリップフロップ回路44は、さらに倍の数の出力回路34のD型フリップフロップ回路48に接続され、各D型フリップフロップ回路48は、さらに倍の数の出力先にデータを出力する。すなわち、半導体装置10では、1つの端子40から入力されたデータが8つのデータとして出力される。
【0037】
次に、本実施の形態の半導体装置10の動作について説明する。
【0038】
まず、半導体装置10が、RSDSインターフェースとして機能する場合、すなわち入力されるデータがRSDS方式のデータである場合の動作について説明する。なお、以下では、説明が煩雑になるのを避けるため、1色(8ビット×2画素)のデータに対応する動作について説明する。
【0039】
図4には、RSDS方式のデータの流れの一例を示した回路図を示す。また、
図5には、入力部12における入力データ及び出力データの一例のタイミングチャートを示す。また、
図6には、出力部18にける入力データ及び出力データの一例のタイミングチャートを示す。
【0040】
クロック信号供給部20から端子41には、RSDS方式用の基準クロック信号clkが入力される。本実施の形態では、具体例として、RSDS方式用の基準クロック信号clkの周波数を85MHzとしている。また、出力回路34のD型フリップフロップ回路48には、クロック信号供給部24から供給された基準クロック信clkが2分周されたクロック信号clk2が供給される。
【0041】
図5に示すように、入力部12のD型フリップフロップ回路42は、端子41から入力されたデータを基準クロック信号clkの立ち下がりで取り込んで、次の立ち上がりで出力Qfから出力する。また、D型フリップフロップ回路42は、端子41から入力されたデータを基準クロック信号clkの立ち上がりで取り込んで、当該立ち上がりで出力Qrから出力する。選択部16は、入力部12から出力された出力データを選択して出力回路34に出力する。
【0042】
図6に示すように、出力部18の出力回路34のD型フリップフロップ回路48は、入力部12から入力されたデータをクロック信号clk2の立ち下がりで取り込んで、次の立ち上がりで出力Qfから出力する。また、D型フリップフロップ回路48は、入力部12から入力されたデータをクロック信号clkの立ち上がりで取り込んで、当該立ち上がりで出力Qrから出力する。RSDS方式のデータを取り込む場合は、切り替えスイッチ36は動作せず、出力データの出力先を切り替えない。
【0043】
具体的に1つの端子40に入力されたデータに着目すると、X0(端子40
0)に入力された、データA0、A1は、D型フリップフロップ回路42により基準クロック信号clkの立ち下がりでデータA0が取り込まれ、次の立ち上がりでデータA1が取り込まれると共に、データA0及びデータA1が同時に出力される。データA0(出力データx0_1st)は、出力回路34のD型フリップフロップ回路48
0に出力される。データA1(出力データx0_2nd)は、出力回路34のD型フリップフロップ回路48
1に出力される。
【0044】
このようにして、D型フリップフロップ回路48
0には、データA0及びデータB0が入力される。
図6に示すように、D型フリップフロップ回路48
0は、クロック信号clk2の立ち下がりでデータA0を取り込み、立ち上がりでデータB0を取り込むと共に、データA0及びデータB0が同時に出力される。この際、切り替えスイッチ36は、出力先を切り替えないため、データA0はX1[0]に、データB0はX2[0]にそれぞれ出力される。
【0045】
なお、本実施の形態では、RSDS方式のデータを取り込む場合は、保持部14は動作を停止させておく。このように動作を停止させておくことにより、消費電流を低減することができる。
【0046】
次に、半導体装置10が、mini−LVDSインターフェースとして機能する場合、すなわち入力されるデータがmini−LVDS方式のデータである場合の動作について説明する。なお、以下では、RSDS方式の場合と同様に、説明が煩雑になるのを避けるため、1色(8ビット×2画素)のデータに対応する動作について説明する。
【0047】
図7には、mini−LVDS方式のデータの流れの一例を示した回路図を示す。また、
図8には、入力部12における入力データ及び出力データの一例のタイミングチャートを示す。また、
図9には、保持部14における入力データ及び出力データの一例のタイミングチャートを示す。また、
図10には、出力部18にける入力データ及び出力データの一例のタイミングチャートを示す。
【0048】
クロック信号供給部20から端子41には、mini−LVDS方式用の基準クロック信号clkが入力される。本実施の形態では、具体例として、mini−LVDS方式用の基準クロック信号clkの周波数を300MHzとしている。また、保持部14のD型フリップフロップ回路44には、クロック信号供給部21から供給された基準クロック信clkが2分周されたクロック信号clk2が供給される。また、出力回路34のD型フリップフロップ回路48には、クロック信号clkが2分周されたクロック信号clk4(基準クロック信号の4分周)が供給される。
【0049】
図8に示すように、入力部12のD型フリップフロップ回路42は、端子41から入力されたデータを基準クロック信号clkの立ち上がりで取り込んで、次の立ち下がりで出力Qfから保持部14に出力する。また、D型フリップフロップ回路42は、端子41から入力されたデータを基準クロック信号clkの立ち下がりで取り込んで、当該立ち下がりで出力Qrから保持部14に出力する。なお、本実施の形態では、基準クロック信号clkを分周してクロック信号clk2、並びにクロック信号clk4を生成している。このため、保持部14でのデータの取り込みタイミングを考慮してD型フリップフロップ回路42は、取り込んだデータを立ち下がりで出力する。なお、基準クロック信号clkを分周してクロック信号clk2、並びにクロック信号clk4を生成しない場合はこの限りではない。例えば、別のクロック信号供給部により半導体装置10に対してクロック信号clk2、並びにクロック信号clk4を供給する場合は、D型フリップフロップ回路42は、取り込んだデータを立ち上がりで出力してもよい。
【0050】
図9に示すように、保持部14のD型フリップフロップ回路44は、入力部12から入力されたデータをクロック信号clk2の立ち下がりで取り込んで、次の立ち上がりで出力Qfから出力部18に出力する。また、D型フリップフロップ回路44は、入力部12から入力されたデータをクロック信号clk2の立ち上がりで取り込んで、当該立ち上がりで出力Qrから出力部18に出力する。
【0051】
選択部16は、保持部14から出力された出力データを選択して出力回路34に出力する。
【0052】
図10に示すように、出力部18の出力回路34のD型フリップフロップ回路48は、保持部14から入力されたデータをクロック信号clk4の立ち下がりで取り込んで、次の立ち上がりで出力Qfから出力する。また、D型フリップフロップ回路48は、保持部14から入力されたデータをクロック信号clk4の立ち上がりで取り込んで、当該立ち上がりで出力Qrから出力する。mini−LVDS方式のデータを取り込む場合は、切り替えスイッチ36は動作し、出力データの出力先を切り替えて、データを所望の順番に並べ換える。
【0053】
具体的に1つの端子40に入力されたデータに着目すると、LV0(端子40
3)に入力された、データA0、A1は、D型フリップフロップ回路42により基準クロック信号clkの立ち上がりでデータA0が取り込まれ、次の立ち下がりでデータA1が取り込まれると共に、データA0及びデータA1が同時に出力される。データA0(出力データlv0_1st)は、保持部14のD型フリップフロップ回路44
0に出力される。データA1(出力データlv0_2nd)は、保持部14のD型フリップフロップ回路44
1に出力される。
【0054】
このようにして、D型フリップフロップ回路44
0には、データA0、A2、A4、及びデータA6が入力される。
図9に示すように、D型フリップフロップ回路44
0は、クロック信号clk2の立ち下がりでデータA0を取り込み、立ち上がりでデータA2を取り込むと共に、データA0及びデータA2が同時に出力される。データA0は、出力回路34のD型フリップフロップ回路48
0に出力され、データA2は、出力回路34のD型フリップフロップ回路48
2に出力される。
【0055】
このようにして、D型フリップフロップ回路48
0には、データA0及びデータA4が入力される。
図10に示すように、D型フリップフロップ回路48
0は、クロック信号clk4の立ち下がりでデータA0を取り込み、立ち上がりでデータA4を取り込むと共に、データA0及びデータA4が同時に出力される。この際、切り替えスイッチ36は、出力先を切り替えるため、データA0はX1[0]に、データA4はX1[4]にそれぞれ出力される。
【0056】
以上説明したように本実施の形態の半導体装置10は、入力部12、保持部14、選択部16、及び出力部18を備えている。また、入力部12は、第1入力回路30及び第2入力回路32を備えている。RSDS方式のデータを取り込む場合は、入力部12から出力されたデータを選択部16が選択して出力部18に出力し、mini−LVDS方式のデータを取り込む場合は、入力部12から出力され、保持部14に一端、保持されたデータを選択部16が選択して出力部18に出力する。mini−LVDS方式のデータを取り込む場合は、出力部18の切り替えスイッチ36が出力先を切り替えて、所望の順番に並べ変えてデータを外部(半導体装置10の後段の回路)に出力する。
【0057】
従って、半導体装置10は、異なる差動方式(RSDS方式及びmini−LVDS方式)に対応するインターフェースとして機能することができる。また、RSDS方式のデータを取り込むためのインターフェース及びmini−LVDS方式のデータを取り込むためのインターフェースの両方を備える場合に比べて、回路が冗長になるのを抑制することができ、回路面積を抑制することができる。
【0058】
また、本実施の形態の半導体装置10では、mini−LVDS用のクロック信号clkを供給するクロック信号供給部20及びクロック信号供給部21と、RSDS用のクロック信号clkを供給するクロック信号供給部24とが異なっている。そのため、クロック信号供給部20及びクロック信号供給部21は、端子41や端子40の近傍に配置し、クロック信号供給部24は、内部回路近傍に配置することができる。本実施の形態の入力部12及び保持部14は、高速クロックで動作し、出力部18は、入力部12及び14よりも低速クロックで動作する。そのため、低速クロックで動作する回路については、内部回路のディメンジョンの規格を緩和することが可能となり、製造バラツキに対するマージンを向上させることが可能となる。
【0059】
また、本実施の形態の半導体装置10は、トーナメント型の回路構成としており、回路ブロックの中央に、クロック信号供給部21及びクロック信号供給部24を配置したことにより、対称性を有するレイアウトを実現することができ、設計作業の容易性を向上させることができる。
【0060】
なお、上記各実施の形態では、半導体装置10に入力される差動入力方式の入力信号として、RSDS方式の入力信号及びmini−LVDS方式の入力信号について説明したがこれに限らずその他の入力信号であってもよい。また、上記各実施の形態では、各色毎に8ビットのデータが対応している場合について説明したが、データのビット数やサブピクセル数は、限定されるものではない。また、半導体装置10に入力されるデータも画像データに限定されるものではない。
【0061】
また、本実施の形態の半導体装置10は、入力部12、保持部14、及び選択部16と、出力部18とは、同一チップ上に搭載されていてもよいし、異なるチップ上に搭載されていてもよい。
【0062】
また、その他の上記各実施の形態で説明した半導体装置10、入力部12、保持部14、選択部16、及び出力部18の構成、動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。