【実施例】
【0086】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、これらに限定して解釈されるものではない。
【0087】
実施例で用いた化合物における略語は以下のとおりである。
(アルコキシシランモノマー)
TEOS:テトラエトキシシラン
C18:オクタデシルトリエトキシシラン
C12:ドデシルトリエトキシシラン
UPS:3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン
MPMS:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
VTMS:ビニルトリメトキシシラン
STMS:スチリルエチルトリメトキシシラン
MTES:メチルトリエトキシシラン
【0088】
(テトラカルボン酸二無水物)
CBDA:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
BDA:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
PMDA:ピロメリット酸二無水物
BODA:ビシクロ[3,3,0]オクタン−2,4,6,8−テトラカルボン酸二無水物
【0089】
【化23】
【0090】
(ジアミン化合物)
m−PDA:m−フェニレンジアミン
DBA:3,5−ジアミノ安息香酸
DDM:4,4’−ジアミノジフェニルメタン
4,4'DADPA:4,4’−ジアミノジフェニルアミン
BAPU:1,3−ビス(4−アミノフェネチル)ウレア
Sin0:1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
PCH7DAB:1,3−ジアミノ−4−〔4−(トランス−4−n−ヘプチルシクロへキシル)フェノキシ〕ベンゼン
【0091】
【化24】
【0092】
(有機溶媒)
THF:テトラヒドロフラン
DMF:ジメチルホルムアミド
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
BCS:2−ブトキシエタノール
【0093】
NMRの測定、分子量の測定、イミド化率の測定等は、以下のように行った。
(
1H−NMRの測定)
1H−NMR(500MHz、プロトンNMR)は、日本電子データム社製のNMR測定器(JNW−ECA500)を用い、重クロロホルム(CDCl
3)中、内部標準にテトラメチルシラン(TMS)を用いて測定した。
【0094】
(ポリアミック酸及びポリイミドの分子量測定)
分子量は、昭和電工社製 常温ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)装置(GPC−101)、Shodex社製カラム(KD−803、KD−805)を用い、以下のようにして測定した。
カラム温度:50℃
溶離液:N,N’−ジメチルホルムアミド(添加剤として、臭化リチウム−水和物(LiBr・H
2O)が30mmol/L(リットル)、リン酸・無水結晶(o−リン酸)が30mmol/L、テトラヒドロフラン(THF)が10ml(ミリリットル)/L)
流速:1.0ml/分
検量線作成用標準サンプル:東ソー社製 TSK 標準ポリエチレンオキサイド(分子量 約900,000、150,000、100,000、及び30,000)、及び、ポリマーラボラトリー社製 ポリエチレングリコール(分子量 約12,000、4,000、及び1,000)。
【0095】
(イミド化率の測定)
ポリイミド粉末20mgをNMRサンプル管(草野科学社製 NMRサンプリングチューブスタンダード φ5)に入れ、重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d6、0.05質量%TMS(テトラメチルシラン)混合品)0.53mLを添加し、超音波をかけて完全に溶解させた。この溶液を日本電子データム社製のNMR測定器(JNW−ECA500)にて500MHzのプロトンNMRを測定した。イミド化率は、イミド化前後で変化しない構造に由来するプロトンを基準プロトンとして決め、このプロトンのピーク積算値と、9.5〜10.0ppm付近に現れるアミド酸のNH基に由来するプロトンピーク積算値とを用い以下の式によって求めた。
イミド化率(%)=(1−α・x/y)×100
上記式において、xはアミド酸のNH基由来のプロトンピーク積算値、yは基準プロトンのピーク積算値、αはポリアミック酸(イミド化率が0%)の場合におけるアミド酸のNH基プロトン1個に対する基準プロトンの個数割合である。
【0096】
【化25】
【0097】
<化合物10の合成>
マグネチックスターラーを備えた500mL四口フラスコに、化合物9を30.00g、炭酸カリウムを25.24g、及びDMFを120g仕込み、室温下、臭化アリルを22.10g滴下した。その後、50℃にて11時間攪拌した。反応液を500gの酢酸エチルで希釈し、有機層を200gの純水で3回洗浄した。分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、これを濾過した。その後、濾液を濃縮乾燥し、化合物10を34.80g得た(収率100%)。
1H-NMR(500MHz) in CDCl
3: 0.90ppm(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.99-1.09ppm(m, 2H), 1.18-1.46ppm(m, 11H), 1.84-1.89ppm(m, 4H), 2.37-2.44ppm(m, 1H), 4.51ppm(dt, J = 5.4 Hz, 1.6 Hz, 2H), 5.26ppm(dq, J = 10.6 Hz, 1.6 Hz, 1H), 5.40ppm(dq, J = 17.2 Hz, 1.6 Hz, 1H), 6.07ppm(ddd, J = 17.2 Hz, 10.6 Hz, 5.4 Hz, 1H), 6.83ppm(dd, J = 8.8 Hz, 2.9 Hz, 2H), 7.10ppm(dd, J = 8.8 Hz, 2.9 Hz, 2H)
【0098】
<化合物11の合成>
マグネチックスターラーを備えた300mL四口フラスコに、化合物10を20.00g、及びトルエンを120g仕込み、室温にて攪拌した。次に、karstedt触媒(白金(0)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体 0.1mol/L キシレン溶液)700μlを添加した後、トリメトキシシランを12.4mL滴下した。室温にて29時間攪拌後、反応液を濃縮乾燥し、粗物を得た。得られた粗物を減圧蒸留し、外温245℃/圧力0.8torrの条件で留出させ、化合物11を12.15g得た(収率43%)。
1H-NMR(500MHz) in CDCl
3: 0.76-0.82ppm(m, 2H), 0.89ppm(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.98-1.08ppm(m, 2H), 1.18-1.45ppm(m, 11H), 1.84-1.93ppm(m, 6H), 2.36-2.43ppm(m, 1H), 3.58ppm(s, 9H), 3.91ppm(t, J = 6.8 Hz, 2H), 6.81ppm(d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.08ppm(d, J = 8.8 Hz, 2H)
【0099】
[(A)成分(ポリアミック酸及びポリイミド)の合成]
<合成例1>
テトラカルボン酸二無水物成分としてCBDA 97.1g(0.5mol)、ジアミン成分としてDBA 76.1g(0.5mol)をNMP 1270g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は16,800であり、重量平均分子量は48,300であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A1)を得た。
【0100】
<合成例2>
テトラカルボン酸二無水物成分としてBDA 79.1g(0.4mol)、ジアミン成分としてDBA 60.9g(0.4mol)をNMP 560g中で混合し、室温で7時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は9,800であり、重量平均分子量は31,300であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A2)を得た。
【0101】
<合成例3>
テトラカルボン酸二無水物成分としてPMDA 106.1g(0.49mol)、ジアミン成分としてDBA 76.1g(0.5mol)をNMP 1336g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は15,600であり、重量平均分子量は44,300であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A3)を得た。
【0102】
<合成例4>
テトラカルボン酸二無水物成分としてPMDA 102.8g(0.47mol)、ジアミン成分としてBAPU 149.2g(0.5mol)をNMP 1843g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は13,800であり、重量平均分子量は41,400であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A4)を得た。
【0103】
<合成例5>
テトラカルボン酸二無水物成分としてCBDA 94.1g(0.48mol)、ジアミン成分としてBAPU 149.2g(0.5mol)をNMP 1784g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は15,200であり、重量平均分子量は46,700であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A5)を得た。
【0104】
<合成例6>
テトラカルボン酸二無水物成分としてCBDA 78.2g(0.4mol)、ジアミン成分としてm−PDA 43.2g(0.4mol)をNMP 664g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は21,800であり、重量平均分子量は51,500であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A6)を得た。
【0105】
<合成例7>
テトラカルボン酸二無水物成分としてCBDA 19.2g(0.098mol)、ジアミン成分としてDDM 19.8g(0.1mol)をNMP 221.3g中で混合し、室温で24時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は18,800であり、重量平均分子量は52,300であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A7)を得た。
【0106】
<合成例8>
テトラカルボン酸二無水物成分としてCBDA 19.6g(0.1mol)、ジアミン成分として4,4'DADPA 18.7g(0.094mol)をNMP 345.1g中で混合し、室温で5時間反応させてポリアミック酸溶液を得た。重合反応は容易にかつ均一に進行した。得られたポリアミック酸の数平均分子量は17,500であり、重量平均分子量は48,100であった。さらに、この溶液をポリアミック酸4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリアミック酸溶液(A8)を得た。
【0107】
<合成例9>
BODA 150.1g(0.6mol)、DBA 60.9g(0.4mol)、及びPCH7DAB 152.2g(0.4mol)をNMP 1290g中で混合し、80℃で5時間反応させた。その後、CBDA 38.8g(0.2mol)とNMP 320gを加え、40℃で3時間反応させポリアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液 100.8gにNMPを加え、6質量%に希釈した。その後、イミド化触媒として無水酢酸 10.66g、及びピリジン 8.26gを加え、80℃で3時間反応させた。その後、この反応溶液をメタノール 1300ml中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、次いで100℃で減圧乾燥し、ポリイミド粉末(C1)を得た。このポリイミドのイミド化率は55%であり、数平均分子量は28,500であり、重量平均分子量は66,100であった。
このポリイミド粉末(C1)7.4gにNMPを41.9g加え、80℃にて40時間攪拌して溶解させた。さらに、この溶液をポリイミド4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリイミド溶液(A9)を得た。
【0108】
<合成例10>
BODA 7.5g(30.0mmol)、DBA 1.8(12.0mmol)、Sin0 2.0g(8.0mmol)、及びPCH7DAB 7.6g(20.0mmol)をNMP 55g中で混合し、80℃で5時間反応させた。その後、CBDA 1.9g(10.0mmol)とNMP 27.0gを加え、40℃で3時間反応させポリアミック酸溶液を得た。このポリアミック酸溶液 30.0gにNMPを加え、6質量%に希釈した。その後、イミド化触媒として無水酢酸 2.99g、及びピリジン 2.32gを加え、80℃で3時間反応させた。その後、この反応溶液をメタノール 370ml中に投入し、得られた沈殿物を濾別した。この沈殿物をメタノールで洗浄し、次いで100℃で減圧乾燥し、ポリイミド粉末(C2)を得た。このポリイミドのイミド化率は57%であり、数平均分子量は26,800であり、重量平均分子量は63,400であった。
このポリイミド粉末(C2)7.4gにNMPを41.9g加え、80℃にて40時間攪拌して溶解させた。さらに、この溶液をポリイミド4重量%、NMP76重量%、及びBCS20重量%となるようにNMPとBCSを加え、ポリイミド溶液(A10)を得た。
【0109】
[(B)成分(ポリシロキサン)の合成]
<合成例11>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS29.5g、TEOS38.8g、及び上記で得られた化合物11の4.1gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS14.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.2gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液1.2gとBCS0.9gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B1]を得た。
【0110】
<合成例12>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS29.4g、TEOS38.8g、及びC18 4.2gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS14.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.2gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液1.2gとBCS0.9gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B2]を得た。
【0111】
<合成例13>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS30.2g、TEOS39.6g、及び上記で得られた化合物11の4.1gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS14.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.2gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して60分間還流させ、次いで放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B3]を得た。
【0112】
<合成例14>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS28.2g、TEOS37.5g、及び上記で得られた化合物11の4.1gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS14.1g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.4gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液2.9gとBCS2.1gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B4]を得た。
【0113】
<合成例15>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS25.4g、TEOS20.0g、上記で得られた化合物11 8.2g、及びMPMS19.9gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS12.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液1.2gとBCS0.9gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B5]を得た。
【0114】
<合成例16>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS25.2g、TEOS20.0g、上記で得られた化合物11 8.2g、及びSTMS20.2gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS12.6g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液1.2gとBCS0.9gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B6]を得た。
【0115】
<合成例17>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS25.8g、TEOS20.0g、C18 4.2g、C12 3.3g、及びMPMS19.9gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS12.9g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液1.2gとBCS0.9gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B7]を得た。
【0116】
<合成例18>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS31.5g、TEOS37.1g、及びMTES3.6gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS15.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して60分間還流させた後、放冷してSiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B8]を得た。
【0117】
<合成例19>
温度計及び還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で、BCS26.2g、TEOS20.8g、上記で得られた化合物11 8.2g、及びMPMS19.9gを混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めBCS13.1g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後、オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、UPS含有量が92質量%のメタノール溶液0.6gとBCS0.4gとの混合液を加えた。更に30分間還流させ、その後放冷して、SiO
2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g及びNMP20.0gを混合し、SiO
2換算濃度が4重量%のポリシロキサン溶液[B9]を得た。
【0118】
液晶セルの作製 、及び電気特性、垂直配向性、リワーク性、白化特性、応答速度等の評価は、以下のように行った。
[液晶セルの作製]
液晶配向処理剤を、ベタITO電極が形成されているITO電極基板、又は画素サイズが100μm×300μm(ミクロン)で、ライン/スペースがそれぞれ5μmのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面にスピンコートした。次いで、80℃のホットプレートで2分間乾燥した後、200℃若しくは220℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜を形成した。この基板を2枚(ベタ基板同士、又はベタ基板とパターン基板)用意し、一方の基板の液晶配向膜面上に4μm若しくは6μmのビーズスペーサーを散布した後、その上からシール剤を印刷した。他方の基板の液晶配向膜面を内側にし、両基板を張り合わせた後、シール剤を硬化させて空セルを作製した。その後、空セルに減圧注入法によって、液晶MLC−6608(メルク社製、商品名)を注入し、液晶セルを作製した。
液晶セルを作製した後は、液晶セルに交流または直流の電圧を印加しながら、熱や紫外線を照射することで、液晶分子の配向を制御することができる。
【0119】
[電気特性(電圧保持率及びイオン密度)の評価]
液晶セルを60℃の温度下で、1Vの電圧を60μs印加して1667ms後の電圧を測定し、電圧がどのくらい保持できているかを電圧保持率(VHR)として計算した。
さらに、上記の液晶セルを用いて、60℃の温度下でのイオン密度の測定を行った。すなわち、液晶セルに電圧±10V、周波数0.01Hzの三角波を印可した時のイオン密度を測定した。測定装置は、東陽テクニカ社製の6245型液晶物性評価装置を用いた。
【0120】
[垂直配向性の評価]
液晶セルを100℃の循環式オーブンで30分のアニールを行った。その後、取り出したセルを、偏光板をクロスニコルにした状態で、顕微鏡観察を行い、液晶の配向乱れであるドメイン(Domain)の状態を観察した。
【0121】
[リワーク性の評価]
液晶配向処理剤を、ベタITO電極が形成されているITO電極基板上にスピンコートした。その後、80℃のホットプレートで2分間乾燥した後、200℃若しくは220℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜を形成した。この基板を50℃の東京応化工業社製のNMD−3に10分間浸漬した後、水洗し、80℃熱風循環式オーブンで10分間乾燥させた。その後、浸漬前後の状態を目視での観察及び接触角測定を行い、接触角が液晶配向処理剤の塗布前の状態に戻るものをリワーク可能:○、戻らないものをリワーク不可:×とし評価を行った。
【0122】
[白化特性の評価]
液晶配向処理剤をクロム基板(クロムを蒸着したガラス基板)にスピンコートし、温度23℃、相対湿度60%の雰囲気下で10分間放置し、その後、塗膜面端部に重合体の凝集物が発生しているかどうかを目視観察した。
[応答速度の評価]
液晶セルに、±5VのAC電圧、周波数1kHzの矩形波を印加した際の、液晶パネルの輝度の時間変化をオシロスコープにて取り込んだ。電圧を印加していない時の輝度を0%、±5Vの電圧を印加し、飽和した輝度の値を100%として、輝度が10〜90%まで変化する時間を立ち上がりの応答速度とし、上記液晶セルの作製方法に従って得られたセルについて交流または直流の電圧を印加しながら、熱や紫外線を照射した後の応答速度の評価を行った。
【0123】
(参考例1)
ポリシロキサン溶液(B1)を液晶配向処理剤として用い、[垂直配向性の評価]及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表1及び表3に示す。更に、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表2に示す。
【0124】
(参考例2)
ポリシロキサン溶液(B1)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(1)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[リワーク性の評価]、[白化特性の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表3、表4及び表5に示す。更に、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表6に示す。
【0125】
(参考例3)
ポリシロキサン溶液(B1)3.0gとポリアミック酸溶液(A2)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(2)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[リワーク性の評価]を行った。結果は表3示す。
【0126】
(参考例4)
ポリシロキサン溶液(B1)3.0gとポリアミック酸溶液(A3)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(3)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[リワーク性の評価]を行った。結果は表3示す。
【0127】
(参考例5)
ポリシロキサン溶液(B1)3.0gとポリアミック酸溶液(A4)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(4)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[リワーク性の評価]を行った。結果は表3示す。
【0128】
(参考例6)
ポリシロキサン溶液(B1)3.0gとポリアミック酸溶液(A5)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(5)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[リワーク性の評価]、[白化特性の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表3、表4及び表5に示す。更に、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表6に示す。
【0129】
(参考例7)
ポリシロキサン溶液(B4)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(6)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[白化特性の評価]を行った。結果は表6に示す。
【0130】
(参考例8)
ポリシロキサン溶液(B4)3.0gとポリアミック酸溶液(A2)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(7)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[白化特性の評価]を行った。結果は表6に示す。
【0131】
(実施例1)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(8)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0132】
(実施例2)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A2)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(9)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0133】
(実施例3)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A3)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(10)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0134】
(実施例4)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A4)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(11)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0135】
(実施例5)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A5)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(12)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]、[垂直配向性の評価]、及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表7、表8及び表10に示す。更には、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表9に示す。
【0136】
(実施例6)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A6)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(13)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0137】
(実施例7)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A7)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(14)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0138】
(実施例8)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A8)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(15)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。更には、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表9に示す。
【0139】
(実施例9)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A9)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(16)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]、[垂直配向性の評価]及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表7及び表10に示す。
【0140】
(実施例10)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリアミック酸溶液(A10)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(17)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0141】
(実施例11)
ポリシロキサン溶液(B6)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(18)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7及び表8に示す。
【0142】
(比較例1)
ポリシロキサン溶液(B2)を液晶配向処理剤として用いて、[垂直配向性の評価]及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表1及び表3に示す。
【0143】
(比較例2)
ポリシロキサン溶液(B3)を液晶配向処理剤として用いて、 [電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表2に示す。更に、[リワーク性の評価]を行った。結果は表3に示す。
【0144】
(比較例3)
ポリシロキサン溶液(B2)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(19)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[垂直配向性の評価]及び[白化特性の評価]を行った。結果は表4及び表5に示す。
【0145】
(比較例4)
ポリシロキサン溶液(B2)3.0gとポリアミック酸溶液(A5)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(20)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[垂直配向性の評価]及び[白化特性の評価]を行った。結果は表4及び表5に示す。
【0146】
(比較例5)
ポリシロキサン溶液(B3)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(21)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表6に示す。
【0147】
(比較例6)
ポリシロキサン溶液(B3)3.0gとポリアミック酸溶液(A5)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(22)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表6に示す。
【0148】
(比較例7)
ポリシロキサン溶液(B7)3.0gとポリアミック酸溶液(A1)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(23)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。
【0149】
(比較例8)
ポリイミド/ポリアミック酸溶液(A9)を液晶配向処理剤として用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]及びを行った。結果は表7及び表8に示す。
【0150】
(比較例9)
ポリシロキサン溶液(B8)3.0gとポリアミック酸溶液(A5)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(24)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。更に、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表9に示す。
【0151】
(比較例10)
ポリシロキサン溶液(B8)3.0gとポリアミック酸溶液(A8)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(25)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[垂直配向性の評価]を行った。結果は表7に示す。更に、[電気特性の評価]に従い、電圧保持率及びイオン密度の評価を行った。結果は表9に示す。
【0152】
(比較例11)
ポリシロキサン溶液(B5)3.0gとポリシロキサン溶液(B9)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(26)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表8及び表10に示す。
【0153】
(比較例12)
ポリシロキサン溶液(B6)3.0gとポリシロキサン溶液(B9)7.0gを混合し、液晶配向処理剤(27)を得た。この液晶配向処理剤を用いて、[応答速度の評価]及び[リワーク性の評価]を行った。結果は表8及び表10に示す。
【0154】
【表1】
表1において、参考例1の液晶セルでは、アニール後に、配向乱れであるドメインは全く観察されなかった。一方、比較例1の液晶セルでは、アニール後に、配向乱れであるドメインが多数観察された。
【0155】
【表2】
表2において、電気特性に関しても、ウレイド基を含有する液晶配向処理剤(参考例1)は、ウレイド基を含有しない液晶配向処理剤(比較例2)と比較し、VHR(電圧保持率)が高く、イオン密度が低いことがわかった。
【0156】
【表3】
表3において、リワーク性に関して、ポリシロキサンの成分だけを含有する液晶配向処理剤と比較し、ポリアミック酸及びポリイミドからなる群から選ばれる少なくとも一種類の重合体を含有する液晶配向処理剤の方が、リワーク性が高いことがわかった。
【0157】
【表4】
表4において、ウレイド基を含有する液晶配向処理剤は、ウレイド基を含有しない液晶配向処理剤と比較し、白化特性に優れることがわかった。
【0158】
【表5】
表5において、表1と同様に参考例2、6の液晶セルでは、アニール後に、配向乱れであるドメインは全く観察されなかった。一方、比較例3、4の液晶セルでは、アニール後に、配向乱れであるドメインが多数観察された。
【0159】
【表6】
表6において、表2と同様に電気特性に関しても、ウレイド基を含有する液晶配向処理剤(参考例2、6)は、ウレイド基を含有しない液晶配向処理剤(比較例5、6)と比較し、VHRが高く、イオン密度が低いことがわかった。
【0160】
【表7】
応答速度の判定 ○:早い(良好) ×:遅い(悪い)
アニール後のドメイン観察結果
×:ドメインが多数観察される
○:良好
◎:非常に良好
【0161】
表7において、実施例1ではUV照射後の応答速度が速く、かつアニール後のドメイン観察結果でも、良好な結果であった。一方、比較例8においては、アニール後のドメイン観察結果は非常に良好であるが、UV照射後の応答速度が遅かった。比較例7においては、応答速度は速かったが、アニール後にドメインが多数観察された。
更に実施例2〜11、比較例9及び10においては、UV照射後の応答速度が速く、且つアニール後のドメイン観察結果でも非常に良好な結果を示した。
【0162】
【表8】
応答速度の判定
○:早い(非常に良好)<50msec
△:早い(良好)<50〜100msec
×:遅い(悪い)>200msec
【0163】
表8において、UV照射量に対する応答速度は、比較例11及び比較例12のポリシロキサン単独からなる液晶配向処理剤と比較し、ポリアミック酸及びポリイミドからなる群から選ばれる少なくとも一種類の重合体を含有する液晶配向処理剤の方が、UV照射に対する応答速度の向上する範囲が広いことがわかった。
【0164】
【表9】
表9においては、表2、及び表6と同様に、電気特性に関しても、ウレイド基を含有する液晶配向処理剤は、ウレイド基を含有しない液晶配向処理剤と比較し、VHRが高く、イオン密度が低いことがわかった。
【0165】
【表10】
表10において、表3と同様に、無機単独からなる液晶配向処理剤と比較し、ポリアミック酸及びポリイミドからなる群から選ばれる少なくとも一種類の重合体を含有する液晶配向処理剤の方が、リワーク性が高いことがわかった。