(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記エッチング工程を行う段階で前記SOG膜の硬化された部分が前記複数のゲートラインの底面部に残留されることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子の製造方法。
前記エッチング工程が実施される段階で前記複数のゲートラインの間に露出された前記キャッピング絶縁膜が除去されて、前記複数のゲートラインの底面部に前記キャッピング絶縁膜が残留されることを特徴とする請求項8に記載の半導体素子の製造方法。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。ただし、本発明は以下に開示される実施例に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができ、かつ、本発明の範囲が次に後述する実施例に限定されるのではない。単に本実施例は本発明の開示が完全になるようにし、通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明の範囲は本願特許請求の範囲によって理解されなければならない。
【0009】
図1は、本発明の実施例による
製造方法で製造された半導体素子を説明するための立体図である。
図1を参照すれば、半導体基板101の素子分離領域には第1方向Yへ複数の複数のトレンチ109が形成される。素子分離領域の間には活性領域が定義される。そして、複数のゲートラインGLが複数のトレンチ109と交差する第2方向Xへ形成される。具体的に、複数のゲートラインGLは半導体基板101の活性領域と素子分離領域を交差するように半導体基板101上に第2方向Xへ形成される。複数のゲートラインGLの間の半導体基板101の活性領域にはソース/ドレインSDが形成される。
【0010】
ナンドフラッシュの場合、複数のゲートラインGLはトンネル絶縁膜103、フローティングゲート105、誘電体膜121及びコントロールゲート123、125の積層構造を含むことができる。フローティングゲートは活性領域にのみ位置することができる。コントロールゲートはドープトポリシリコン膜123及び金属性導電膜125の積層構造で形成されることができる。
【0011】
エアギャップAGは、複数のトレンチ109内から第1方向Yへ延長されて絶縁膜129の内部から第2方向Xへ延長される。
【0012】
複数のトレンチ109の側壁及び底面にはウェール酸化膜111が形成されることができ、ウェール酸化膜111の表面にはシーリング絶縁膜113がさらに形成されることができる。
【0013】
複数のトレンチ109が形成される素子分離領域で複数のゲートラインGLの底面(特に、誘電体膜の底面)にキャッピング絶縁膜119が形成されることができる。キャッピング絶縁膜119は複数のトレンチ109に形成された素子分離膜が除去される時、複数のゲートラインGLの底面に残留する素子分離膜の一部になりうる。
【0014】
複数のトレンチ109の下部には下部絶縁膜115が形成されることができる。下部絶縁膜115はエアギャップAGの高さや位置を調節するために形成されることができる。したがって、エアギャップAGは下部絶縁膜115上に形成される。
【0015】
エアギャップAGは、複数のトレンチ109の内部から第1方向Yへ延長される第1エアギャップ131Aと複数のゲートラインGLとの間に形成された第1絶縁膜129の内部から第2方向Xへ延長される第2エアギャップ131Bを含む。第1エアギャップ131Aと第2エアギャップ131Bは互いに繋がれる。
【0016】
絶縁膜129は、複数のゲートラインGLの側壁より上部(特に、上部角)でさらにたくさん蒸着されるように形成する。すなわち、絶縁膜129はステップカバレッジの劣悪なPE−USG(Plasma−Enhanced Silicon Glass)膜で形成することができる。
【0017】
上記においては、複数のトレンチ109から素子分離用絶縁膜が除去されることによって、素子分離用絶縁膜が除去された領域にエアギャップ131Aが形成される。半導体基板101がセル領域と周辺領域に区分される場合、このようなエアギャップ131Aは、セル領域のみに形成されることができる。すなわち、周辺領域の素子分離領域では素子分離用絶縁膜がそのまま残留される。
【0018】
一方、素子分離膜は、SOG(Spin on glass)膜やPSZ(Perhydro−Polysilazane)膜で形成することができ、窒化膜、ポリシリコン膜、タングステン膜またはTiN膜で形成することができる。
【0019】
複数のゲートラインGLの間に複数のゲートライン方向Xへ延長されるエアギャップ131Bが形成されることによって、複数のゲートラインGLの間の寄生キャパシタンスが低くなって干渉現象を減少させることができる。また、複数のトレンチ109内に複数のトレンチ方向Yへ延長されるエアギャップ131Aが形成されることによって、ソース/ドレインSDの間の寄生キャパシタンスが低くなって干渉現象を減少させることができる。すなわち、互いに異なるメモリストリングの接合領域SDの間で寄生キャパシタンスを減少させて干渉現象を抑制することができる。特に、エアギャップ131A、131Bが繋がれることによってフローティングゲート105とこれに隣接した他のメモリストリングのフローティングゲート下部の接合領域SDの間の寄生キャパシタンスをも減少させて干渉現象を抑制することができる。
【0020】
それだけでなく、互いに異なるメモリストリングに含まれたフローティングゲートの間の一部にもエアギャップ131Aが位置することによってフローティングゲート105の間の寄生キャパシタンスをも減少させて干渉現象を抑制することができる。
【0021】
以下、上述した構造を含む半導体素子の製造方法を説明する。
図2Aないし
図2Hは、本発明の実施例による半導体素子の製造方法を説明するための図面である。
【0022】
図2Aを参照すれば、半導体基板101に定義された素子分離領域の複数のトレンチに素子分離膜を第1方向へ形成し、前記第1方向と交差する第2方向へ前記素子分離膜と前記素子分離膜の間に定義された活性領域上に複数のゲートラインを形成するための工程が進行される。
【0023】
以下、ナンドフラッシュ装置で素子分離膜と複数のゲートラインを形成する工程を例として説明する。まず、半導体基板101上にトンネル絶縁膜103、フローティングゲートを形成するための第1シリコン膜105及びハードマスク膜107を形成する。次に、素子分離領域のハードマスク膜107、第1シリコン膜105、トンネル絶縁膜103をエッチングした後、半導体基板101の露出された領域(素子分離領域)をエッチングして複数のトレンチ109を形成する。複数のトレンチ109は第1方向Yへ平行に形成されることができる。
【0024】
第1シリコン膜105は、非晶質シリコン膜またはポリシリコン膜で形成されることができ、アンドープト膜や不純物を含むドープト膜やこれらの積層構造で形成されることができる。
【0025】
図2Bを参照すれば、複数のトレンチ109の側壁及び底面にウェール酸化膜111を形成する。ウェール酸化膜111は酸化工程で形成することができ、複数のトレンチ109の側壁及び底面に発生されたエッチング損傷部位がウェール酸化膜111になる。次に、全体構造上にシーリング絶縁膜113を形成する。シーリング絶縁膜113は、HTO(High Temperature Oxide)膜で形成されることができ、蒸着方式を通じて形成されることができる。シーリング絶縁膜113は、第1シリコン膜105の側壁が後続工程(例えば、エッチング工程)によって損傷されることを防止する機能をも遂行する。
【0026】
次に、複数のトレンチ109内に素子分離膜を形成するための工程が進行される。まず、複数のトレンチ109の下部には下部絶縁膜115が形成されることができる。下部絶縁膜115は、複数のトレンチ109の下部を保護して複数のトレンチ109内に形成されるべきエアギャップの垂直位置を調節するために形成されることができる。
【0027】
下部絶縁膜115はSOG膜またはPSZ膜のような流動性絶縁膜で形成されることができる。具体的に例えて説明すれば、半導体基板101上にSOG膜を塗布する。SOG膜は、流動性を持つため、複数のトレンチ109の幅が狭くて深みが深くても複数のトレンチ109の下部を充分に満たすことができる。次に、SOG膜を硬化させて緻密化するために熱処理を行う。以後、SOG膜が複数のトレンチ109の底面部のみに残留されるようにSOG膜をエッチングするためのエッチング工程を遂行する。このような下部絶縁膜115は省略可能である。
【0028】
次に、複数のトレンチ109内で下部絶縁膜115上には素子分離用絶縁膜117とキャッピング絶縁膜119が形成される。素子分離用絶縁膜117とキャッピング絶縁膜119は、互いに異なる物質で形成されることができ、この場合、キャッピング絶縁膜119は、下部絶縁膜115と同一の物質で同一の方式によって形成されることができる。そして、素子分離用絶縁膜117は、窒化膜、アンドープトポリシリコン膜、ドープトポリシリコン膜、タングステン膜またはTiN膜を含む膜で形成することができる。
【0029】
ここで、窒化膜は、室温ないし800℃の温度で単原子蒸着法、化学気相蒸着法または物理気相蒸着法で形成されることができる。アンドープトポリシリコン膜やドープトポリシリコン膜は400℃ないし600℃で形成されることができ、ドープトポリシリコン膜にはボロン、リン、カーボンまたは窒素が含まれることができる。タングステン膜は、100℃ないし500℃で化学気相蒸着法または物理気相蒸着法で形成されることができる。TiN膜は300℃ないし700℃で化学気相蒸着法で形成されることができる。
【0030】
また、素子分離用絶縁膜117のみを形成した後、素子分離用絶縁膜117の上部をキャッピング絶縁膜119で形成することもできる。具体的な実施例を説明すれば次のようである。
【0031】
複数のトレンチ109と少なくとも第1シリコン膜105との間の空間が満たされるように全体構造上にSOG膜またはPSZ膜のような流動性絶縁膜を形成する。SOG膜を流動性絶縁膜として使用する場合、SOG膜は室温ないし100℃の温度で形成される。
【0032】
次に、SOG膜の熱処理工程が実施される。熱処理工程は、SOG膜を固体化するためのキュアリング工程とSOG膜内に含まれた不純物を外部へ放出させ、より緻密化するためのアニーリング工程を含む。キュアリング工程は、室温ないし600℃で実施されることができる。アニーリング工程はファーネスアニーリングまたは急速熱処理アニーリング方式で湿式雰囲気、N
2雰囲気、O
2雰囲気、NO雰囲気またはN
2O雰囲気で100℃ないし1100℃で行うことができる。この際、熱処理工程は第1シリコン膜105の中間高さ以上のSOG膜の上部が硬化されるように実施されることが好ましい。このように硬化されたSOG膜がキャッピング絶縁膜119になって、硬化されないかまたは不十分に硬化されたSOG膜の下部が素子分離用絶縁膜117になることができる。
【0033】
図2Cを参照すれば、第1シリコン膜105の間で第1シリコン膜105の中間高さにキャッピング絶縁膜119が残留されるようにキャッピング絶縁膜119の上部をエッチングする。ここで、素子分離用絶縁膜117上に残留するキャッピング絶縁膜119は、後続工程で形成される複数のゲートライン(または誘電体膜)の底面部を保護する保護膜の機能を遂行する。一方、キャッピング絶縁膜119を完全に除去した後、素子分離用絶縁膜117上に保護膜が再度形成されるか、または残留するキャッピング絶縁膜119上に保護膜が追加に形成されることもできる。
【0034】
これにより、素子分離膜が形成される。下部絶縁膜115、素子分離用絶縁膜117及びキャッピング絶縁膜119がすべて形成される場合、これらすべてが素子分離膜になることができる。下部絶縁膜115が省略される場合、素子分離用絶縁膜117及びキャッピング絶縁膜119が素子分離膜になることができ、キャッピング絶縁膜119が省略される場合、下部絶縁膜115及び素子分離用絶縁膜117が素子分離膜になることができる。下部絶縁膜115及びキャッピング絶縁膜119がすべて省略される場合、素子分離用絶縁膜117だけでも素子分離膜が形成されることができる。
【0035】
前述した素子分離膜の形成工程は、セル領域に適用される場合を例として説明したが、周辺回路等が形成される周辺領域においても同時に同じく素子分離膜の形成工程が適用されることができる。すなわち、周辺領域においても同一の素子分離膜が形成される。
【0036】
図2Dを参照すれば、全体構造上に誘電体膜121、第2シリコン膜123、金属性導電膜125及びハードマスク127を形成する。ここで、誘電体膜121は、第1シリコン膜105とキャッピング絶縁膜119上に形成される。
【0037】
誘電体膜121は、酸化膜/窒化膜/酸化膜の積層構造で形成されることができる。第2シリコン膜123と金属性導電膜125は、コントロールゲートを形成するための膜であり、第2シリコン膜123はドープトポリシリコン膜で形成することができ、金属性導電膜125はタングステン、コバルト、アルミニウム、銅または金属シリサイド膜で形成されることができる。
【0038】
図2Eを参照すれば、第2方向Xのライン形態でハードマスク127、金属性導電膜125、第2シリコン膜123及び誘電体膜121をエッチングする。これにより、コントロールゲートまたは複数のワードラインが形成される。次に、第1シリコン膜105の露出された部分をエッチング工程で除去する。第1シリコン膜105は、コントロールゲート下部に残留しながらフローティングゲートになる。これにより、トンネル絶縁膜103、第1シリコン膜105、誘電体膜121及びコントロールゲート123、125の積層構造を含む複数のゲートラインGLが素子分離領域(または素子分離膜)と交差する第2方向Xへ形成される。
【0039】
一方、素子分離領域に形成された素子分離膜ISOは、複数のゲートラインGLの間から半導体基板101の表面より上部が突出された状態で露出される。
【0040】
図2F及び
図2Gを参照すれば、素子分離膜を除去するためのエッチング工程が実施される。この時、周辺領域ではセル領域のように形成された素子分離膜が除去されないように周辺領域上にマスク301を形成した状態でエッチング工程が進行される。したがって、エッチング工程が進行された後にも周辺領域では素子分離膜ISOがそのまま残留される。
【0041】
一方、素子分離膜のエッチング工程時キャッピング絶縁膜119は、複数のゲートラインGLの間で除去されて複数のゲートラインGLの下部に残留されることができる。すなわち、キャッピング絶縁膜119は、素子分離用絶縁膜117を除去するためのエッチング工程時複数のゲートラインGLの底面部または誘電体膜121の底面部を保護するために残留されることができる。キャッピング絶縁膜119を複数のゲートラインGLの下部に残留させるためにキャッピング絶縁膜119をエッチバック工程のような異方性エッチング工程によって除去することができる。
【0042】
次に、素子分離膜を除去するためのエッチング工程の過程として、素子分離用絶縁膜117を除去するためのエッチング工程が実施される。素子分離用絶縁膜117のエッチング工程は、乾式洗浄工程、湿式洗浄工程、プラズマエッチング工程に進行されることができる。乾式洗浄工程は、室温ないし200℃の温度で素子分離用絶縁膜117の種類によってNH
3、HF、IPA、H
2、NF
3混合ガスまたはこれらの混合ガスを使用することができる。湿式洗浄工程は、室温ないし200℃の温度で素子分離用絶縁膜117の種類によってH
2SO
4、H
2O
2、HF、NH
4OH、HCL、NH
4F、H
3PO
4、HNO
3またはこれらの混合剤を使用することができる。
【0043】
上記の通りに、絶縁膜115、117、119を形成する工程やエッチングする工程で第1シリコン膜105の側壁と複数のトレンチ109の側壁及び底面は、シーリング絶縁膜113によって保護されることができる。
【0044】
一方、下部絶縁膜115は除去されるかまたはエアギャップAGの位置を制御するために残留されることができる。下部絶縁膜115は、キャッピング絶縁膜119と同一の工程によって除去されることができる。
【0045】
上記の工程によって素子分離膜の全体または一部が除去される。
図2Hを参照すれば、複数のゲートラインGLの間の半導体基板101の活性領域にソース/ドレインSDを形成する。次に、複数のゲートラインGLの間に絶縁膜129を形成した後平坦化工程を行う。これにより、絶縁膜129は複数のゲートラインGLの間のみに残留されることができる。
【0046】
一方、複数のゲートラインGLの間と複数のトレンチ109内にエアギャップAGを形成するために、絶縁膜129が複数のゲートラインGLの間と複数のトレンチ109内に最小限に形成されながら複数のゲートラインGLの上部側壁のみに主に残留されることができるようにステップカバレッチの劣悪な物質(例えば、PE-USG膜)で絶縁膜129を形成することが好ましい。
【0047】
これにより、複数のトレンチ109内では第1方向Yへ延長されて絶縁膜129の内部では第2方向Xへ延長されるエアギャップAGが形成される。具体的に、エアギャップAGは第1エアギャップ131Aと第2エアギャップ131Bとを含む。第1エアギャップ131Aは、複数のトレンチ109内からビットライン方向または第1方向Yへ延長される。
【0048】
第2エアギャップ131Bは、複数のゲートラインGLの間の絶縁膜129の内部から複数のゲートラインGLまたは複数のワードライン方向または第2方向Xへ延長される。第1エアギャップ131Aの上部と第2エアギャップ131Bの下部は互いに繋がれる。特に、第1エアギャップ131Aの一部は、同一の複数のゲートラインGLに含まれたフローティングゲート105の間にも形成される。
【0049】
上記のようにエアギャップAGを形成することで、干渉現象を抑制して素子の電気的特性及び信頼性を向上させることができる。
【0050】
図3は、本発明の実施例によるメモリシステムを簡略に示すブロック図である。
図3を参照すれば、本発明の実施例によるメモリシステム300は、不揮発性メモリ装置320とメモリコントローラー310とを含む。
【0051】
不揮発性メモリ装置320は、前に説明した構造のセル領域と周辺領域とを含む。メモリコントローラー310は、不揮発性メモリ装置320を制御するように構成される。不揮発性メモリ装置320とメモリコントローラー310の結合によってメモリカードまたは半導体ディスク装置(Solid State Disk:SSD)として提供されることができる。
【0052】
SRAM311は、プロセッシングユニット312の動作メモリとして使用される。ホストインターフェース313は、メモリシステム300と接続されるホストのデータ交換プロトコルを具備する。エラー訂正ブロック314は、不揮発性メモリ装置320のセル領域から読み出されたデータに含まれるエラーを検出及び訂正する。メモリインターフェース314は、本発明の不揮発性メモリ装置320とインタペーシングする。プロセッシングユニット312は、メモリコントローラー310のデータ交換のための諸般制御動作を遂行する。
【0053】
たとえ、図面には図示されなかったが、本発明によるメモリシステム300はホストとのインタペーシングのためのコードデータを格納するROM(図示せず)などがさらに提供されることができることは、この分野における通常の知識を有する者に自明である。不揮発性メモリ装置320は、複数のフラッシュメモリチップで構成されるマルチチップパッケージに提供されることもできる。
【0054】
以上のように、本発明のメモリシステム300は、動作特性の向上された高信頼性の格納媒体として提供されることができる。特に、最近活発に研究されている半導体ディスク装置のようなメモリシステムで本発明のフラッシュメモリ装置が具備されることができる。この場合、メモリコントローラー310は、USB、MMC、PCI-E、SATA、PATA、SCSI、ESDL、そしてIDEなどのような多様なインターフェースプロトコルのうち一つを通じて外部(例えば、ホスト)と通信するように構成される。
【0055】
図4は、前に説明された多様な実施例に応じてプログラム動作を遂行するフュージョンメモリ装置またはフュージョンメモリシステムを簡略に示すブロック図である。例えば、フュージョンメモリ装置としてワンナンドフラッシュメモリ装置400に本発明の技術的特徴が適用されることができる。
【0056】
ワンナンドフラッシュメモリ装置400は、互いに異なるプロトコルを使用する装置との各種情報交換のためのホストインターフェース410と、メモリ装置を駆動するためのコードを内蔵するか、またはデータを一時的に格納するバッファーラム420と、外部から与えられる制御信号と命令語に応答して読み取りとプログラム及びすべての状態を制御する制御部430と、命令語とアドレス、メモリ装置内部のシステム動作環境を定義する設定(Configuration)などのデータが格納されるレジスター440及び
図1で説明した構造の不揮発性メモリセルとページバッファーを含む動作回路で構成されたナンドフラッシュセルアレイ450を含む。ホストからの書き込み要請に応答してワンナンドフラッシュメモリ装置は、前に説明した方式に従ってデータをプログラムするようになる。
【0057】
図5には、本発明によるフラッシュメモリ装置512を含むコンピュータシステムが概略的に図示されている。
【0058】
本発明によるコンピュータシステム500は、システムバス560に電気的に繋がれたマイクロプロセッサー520、ラム530、ユーザーインターフェース540、ベースバンドチップセット(Baseband Chipset)のようなモデム550及びメモリシステム510を含む。
【0059】
本発明によるコンピュータシステム500がモバイル装置の場合、コンピュータシステム500の動作電圧を供給するためのバッテリ(図示せず)が追加的に提供される。たとえ図面には図示されなかったが、本発明によるコンピュータシステム500には応用チップセット(Application Chipset)、カメライメージプロセッサ(Camera Image Processor:CIS)、モバイルディラムなどがさらに提供されうることはこの分野における通常の知識を有する者等にとって自明である。メモリシステム510は、例えば、データを格納するために
図1で説明した不揮発性メモリを使用するSSD(Solid State Drive/Disk)を構成することができる。または、メモリシステム510は、フュージョンフラッシュメモリ(例えば、ワンナンドフラッシュメモリ)として提供されることができる。