特許第6239417号(P6239417)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6239417
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】基板処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/677 20060101AFI20171120BHJP
   H01L 21/683 20060101ALI20171120BHJP
   C25D 17/06 20060101ALI20171120BHJP
【FI】
   H01L21/68 A
   H01L21/68 N
   C25D17/06 C
   C25D17/06 H
【請求項の数】7
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-59565(P2014-59565)
(22)【出願日】2014年3月24日
(65)【公開番号】特開2015-185631(P2015-185631A)
(43)【公開日】2015年10月22日
【審査請求日】2016年9月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000239
【氏名又は名称】株式会社荏原製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100114487
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 幸作
(74)【代理人】
【識別番号】100146710
【弁理士】
【氏名又は名称】鐘ヶ江 幸男
(74)【代理人】
【識別番号】100117411
【弁理士】
【氏名又は名称】串田 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100186613
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 誠
(72)【発明者】
【氏名】横山 俊夫
(72)【発明者】
【氏名】関本 雅彦
(72)【発明者】
【氏名】小林 賢一
(72)【発明者】
【氏名】赤澤 賢一
(72)【発明者】
【氏名】三ツ谷 隆
(72)【発明者】
【氏名】倉科 敬一
【審査官】 宮久保 博幸
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2009/0090631(US,A1)
【文献】 特開2010−018841(JP,A)
【文献】 特開昭64−037016(JP,A)
【文献】 特開2004−076072(JP,A)
【文献】 特開2001−097552(JP,A)
【文献】 特開2000−260858(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/677
C25D 17/06
H01L 21/683
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板処理装置であって、
基板ホルダを把持する把持部と、前記把持部に把持された前記基板ホルダを搬送する搬送部と、を備える搬送機と、
基板を保持した前記基板ホルダを前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で収納し、前記基板を処理するための処理槽と、を有し、
前記把持部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で前記基板ホルダを把持するように構成され、
前記搬送部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で、前記基板ホルダを前記処理槽の上方を搬送するように構成され
前記基板処理装置は、さらに、気体を送出する送出機構を有し、
前記把持部は、前記基板の面内方向が水平方向を向き、且つ前記基板の被処理面が上方を向いた状態で前記基板ホルダを把持するように構成され、
前記送出機構は、前記把持部に把持された前記基板の被処理面に向けて気体を送出するように構成される、基板処理装置。
【請求項2】
前記基板ホルダを支持し、前記基板ホルダを前記処理槽に収納し又は前記処理槽から取り出すように構成されたリフタを有する、請求項1に記載された基板処理装置。
【請求項3】
前記搬送機は、前記基板ホルダを把持した前記把持を、前記基板の面内方向が鉛直方向を向くように旋回させる駆動機構を有し、
前記リフタは、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で把持された前記基板ホルダを前記搬送機から受け取るように構成される、請求項2に記載された基板処理装置。
【請求項4】
前記把持は、前記基板を前記基板ホルダに押し付ける押え部材を有する、請求項1ないしのいずれか一項に記載された基板処理装置。
【請求項5】
基板を保持した基板ホルダを、前記基板の面内方向が水平方向を向き且つ前記基板の被処理面が上方を向いた状態で、処理槽の上方を搬送する工程と、
搬送されている前記基板の被処理面に向けて気体を送出する工程と、
前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向くように旋回させる工程と、
前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で、前記処理槽に収納する工程と、を有する基板搬送方法。
【請求項6】
前記処理槽に収納された前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で取り出す工程と、
前記取り出された前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が水平方向を向くように旋回させる工程と、を有する請求項に記載された基板搬送方法。
【請求項7】
基板処理装置であって、
基板ホルダを把持する把持部と、前記把持部に把持された前記基板ホルダを搬送する搬送部と、を備える搬送機と、
基板を保持した前記基板ホルダを前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で収納し、前記基板を処理するための処理槽と、を有し、
前記把持部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で前記基板ホルダを把持するように構成され、
前記搬送部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で、前記基板ホルダを前記処理槽の上方を搬送するように構成され、
前記把持部は、前記基板を前記基板ホルダに押し付ける押え部材を有する、基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウェハ等の基板を処理する基板処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、半導体ウェハ等の表面に設けられた微細な配線用溝、ホール、又はレジスト開口部に配線を形成したり、半導体ウェハ等の表面にパッケージの電極等と電気的に接続するバンプ(突起状電極)を形成したりすることが行われている。この配線及びバンプを形成する方法として、例えば、電解めっき法、蒸着法、印刷法、ボールバンプ法等が知られているが、半導体チップのI/O数の増加、細ピッチ化に伴い、微細化が可能で性能が比較的安定している電解めっき法が多く用いられるようになってきている。
【0003】
電界めっき法でレジスト開口部に配線を形成するプロセスにおいては、レジスト開口部に配線が形成された後、基板上に形成されているレジストの剥離及びシード層(又はバリアメタル)のエッチングが行われる。これらの配線を形成するプロセス、レジストの剥離プロセス、及びシード層のエッチングプロセス等は、所定の処理液を収容した処理槽内に基板を浸漬して行われる。このとき、処理槽として、基板を縦型(鉛直)に収納可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
基板が縦型に収納されて処理が行われる場合、基板を保持する基板ホルダが搬送されるとき、基板ホルダも縦方向(鉛直方向)に向いた状態で処理槽の上空を搬送される。このように基板ホルダを縦方向に向いた状態で搬送するときに、処理槽に対して他の基板ホルダを出し入れすると、基板ホルダの搬送の障害となる。このため、他の基板ホルダを処理槽に対して出し入れしている間、基板ホルダの搬送を待つ必要があり、基板処理装置全体のスループットが低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】再公表特許WO01/68952
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板ホルダの搬送時の待ち時間を解消し、基板処理のスループットを向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の第1形態に係る基板処理装置は、基板ホルダを把持する把持部と、前記把持部に把持された前記基板ホルダを搬送する搬送部と、を備える搬送機と、基板を保持した前記基板ホルダを前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で収納し、前記基板を処理するための処理槽と、を有し、前記把持部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で前記基板ホルダを把持するように構成され、前記搬送部は、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で、前記基板ホルダを前記処理槽の上方を搬送するように構成される。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の第2形態に係る基板処理装置は、第1形態の基板処理装置において、前記基板ホルダを支持し、前記基板ホルダを前記処理槽に収納し又は前記処理槽から取り出すように構成されたリフタを有する。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の第3形態に係る基板処理装置は、第2形態の基板処理装置において、前記搬送機が、前記基板ホルダを把持した前記把持機構を、前記基板の面内方向が鉛直方向を向くように旋回させる駆動機構を有し、前記リフタが、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で把持された前記基板ホルダを前記搬送機から受け取るように構成される。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の第4形態に係る基板処理装置は、第1形態ないし第3形態のいずれかの基板処理装置において、気体を送出する送出機構を有し、前記把持機構が、前記基板の面内方向が水平方向を向き、且つ前記基板の被処理面が上方を向いた状態で前記基板ホルダを把持するように構成され、前記送出機構が、前記把持機構に把持された前記基板の被処理面に向けて気体を送出するように構成される。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第5形態に係る基板処理装置は、第1形態ないし第4形態のいずれかの基板処理装置において、前記把持機構が、前記基板を前記基板ホルダに押し付ける押え部材を有する。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第6形態に係る基板搬送方法は、基板を保持した基板ホルダを、前記基板の面内方向が水平方向を向いた状態で、処理槽の上方を搬送する工程と、前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向くように旋回させる工程と、前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で、前記処理槽に収納する工程と、を有する。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第7形態に係る基板搬送方法は、第6形態に係る基板搬送方法において、前記処理槽に収納された前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が鉛直方向を向いた状態で取り出す工程と、前記取り出された前記基板ホルダを、前記基板の面内方向が水平方向を向くように旋回させる工程と、を有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、基板ホルダの搬送時の待ち時間を解消し、基板処理のスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態に係る基板処理装置の概略平面図である。
図2】フィキシングユニット及びエッチングユニットを示す概略斜視図である。
図3】基板ホルダの斜視図である。
図4】ホルダ部の拡大斜視図である。
図5】フィキシングユニットの概略側断面図である。
図6】基板搬送装置の斜視図である。
図7】基板搬送装置の側面図である。
図8】基板搬送装置の上面図である。
図9】把持機構の部分拡大図である。
図10】把持機構が基板ホルダを把持した状態を示す側面図である。
図11】把持機構が基板ホルダの把持を解除した状態を示す側面図である。
図12】FFUを備える基板搬送装置を示す斜視図である。
図13】FFUを備える基板搬送装置を示す側面図である。
図14】リフタを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一のまたは相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の概略平面図である。
図1に示すように、この基板処理装置250には、半導体ウェハ等の基板を収納した4台のカセット30a,30b,30c,30dと、処理後の基板を乾燥させる2台の基板乾燥機31a,31bと、基板ホルダに対して基板の着脱を行うフィキシングユニット40a,40bと、これらのユニット間で基板を搬送する2台のロボットハンド32a,32bが配置されている。なお、基板乾燥機31a、31bが配置される位置に、それぞれ2台の基板乾燥機を上下方向に配置して、基板処理装置250に4台の基板乾燥機を配置するようにしてもよい。
【0018】
後述するレジスト剥離ユニット140で処理される基板は、カセット30a又はカセット30bからロボットハンド32aにより取り出され、フィキシングユニット40aに搬送される。フィキシングユニット40aにて基板ホルダに装着された基板は、その後レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離される。レジスト剥離ユニット140でレジストが剥離された基板は、フィキシングユニット40aにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、ロボットハンド32aによりフィキシングユニット40aから基板乾燥機31aに搬送される。基板は、基板乾燥機31aにより、IPAおよびDIW(De−Ionized Water)を用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、ロボットハンド32aによりカセット30a又はカセット30bに戻される。
【0019】
同様に、後述するエッチングユニット110でエッチング処理される基板は、カセット30c又はカセット30dからロボットハンド32bにより取り出され、フィキシングユニット40bに搬送される。フィキシングユニット40bにて基板ホルダに装着された基板は、その後エッチングユニット110でエッチング処理される。エッチングユニット110でエッチング処理がされた基板は、フィキシングユニット40bにおいて基板ホルダから取り出される。基板ホルダから取り出された基板は、ロボットハンド32bによりフィキシングユニット40bから基板乾燥機31bに搬送される。基板は、基板乾燥機31bにより、IPAおよびDIWを用いて洗浄および乾燥される。乾燥した基板は、ロボットハンド32bによりカセット30c又はカセット30dに戻される。
【0020】
また、基板処理装置250には、基板に形成されたレジストを剥離する処理を行うレジスト剥離ユニット140が設けられている。レジスト剥離ユニット140は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽145a,145bと、基板に形成されたレジストを剥離するための3つのレジスト剥離モジュール150とを備えている。レジスト剥離モジュール150は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽145a,145bは、プリウェット槽145a,145bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、レジスト剥離モジュール150は、レジスト剥離モジュール150を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行う水平移動可能なリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、レジスト剥離ユニット140は、フィキシングユニット40a、プリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70、及びレジスト剥離モジュール150が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50a(搬送機)を備えている。
【0021】
基板のレジストを剥離するときは、基板を保持した基板ホルダが、フィキシングユニット40aから基板搬送装置50aに受け渡され、基板搬送装置50aによりプリウェット槽145a,145bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽145a及びプリウェット槽145bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽145a又はプリウェット槽145bにおいてDIW及びIPAを吹き付けられる。プリウェット槽145a又はプリウェット槽145
bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽145a又はプリウェット槽145bから取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aによりいずれかのレジスト剥離モジュール150が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりレジスト剥離モジュール150の処理槽に収納される。基板がレジスト剥離モジュール150で処理された後、基板ホルダは、レジスト剥離モジュール150が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50aに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50aにより、フィキシングユニット40aに戻される。
【0022】
また、基板処理装置250には、基板に形成されたシード層のエッチングを行うエッチングユニット110が設けられている。エッチングユニット110は、基板表面の親水性を向上させるための2つのプリウェット槽115a,115bと、基板に形成されたシード層をエッチングするための3つのエッチングモジュール120とを備えている。エッチングモジュール120は、それぞれ複数の槽から構成される。プリウェット槽115a,115bは、プリウェット槽115a,115bに対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。同様に、エッチングモジュール120は、エッチングモジュール120を構成する複数の槽に対して基板ホルダの収納又は取り出しを行うリフタ70を、槽の両側に沿って備えている。また、エッチングユニット110は、フィキシングユニット40b、プリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70、及びエッチングモジュール120が備えるリフタ70との間で基板を搬送する基板搬送装置50b(搬送機)を備えている。
【0023】
基板のシード層をエッチングするときは、基板を保持した基板ホルダが、フィキシングユニット40bから基板搬送装置50bに受け渡され、基板搬送装置50bによりプリウェット槽115a,115bが備えるリフタ70に受け渡される。リフタ70は、受け渡された基板ホルダをプリウェット槽115a及びプリウェット槽115bのうち、空いている方の槽に収納する。基板は、プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bにおいてDIW又はIPAを吹き付けられる。プリウェット槽115a又はプリウェット槽115bで基板が処理された後、基板ホルダは、リフタ70によりプリウェット槽115a又はプリウェット槽115bから取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bによりいずれかのエッチングモジュール120が有するリフタ70に受け渡され、リフタ70によりエッチングモジュール120の処理槽に収納される。基板がエッチングモジュール120で処理された後、基板ホルダは、エッチングモジュール120が有するリフタ70により処理槽から取り出され、基板搬送装置50bに受け渡される。基板ホルダは、基板搬送装置50bにより、フィキシングユニット40bに戻される。
【0024】
図示のように、基板処理装置250では、カセット30a,30b、基板乾燥機31a、ロボットハンド32a、フィキシングユニット40a、及びレジスト剥離ユニット140に対して、カセット30c,30d、基板乾燥機31b、ロボットハンド32b、フィキシングユニット40b、及びエッチングユニット110が略対称の位置関係となるように構成されている。
【0025】
次に、図1に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110の位置関係について説明する。図2は、図1に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110を示す概略斜視図である。なお、図2においては、便宜上、プリウェット槽115a,115b及び2つのエッチングモジュール120は図示省略されている。
【0026】
図示のように、フィキシングユニット40b及びエッチングユニット110は、直線状に整列して配置される。プリウェット槽115a,115b(図示省略)及び3つのエッ
チングモジュール120(図中1つのみ示される)は、槽の側方に、整列方向に沿って配置されたリフタ70を夫々備える。各リフタ70は、各処理槽の一端から他端まで、水平方向に移動可能に構成される。即ち、各リフタ70は、図中破線で示すリフタ70の位置まで移動することができる。
【0027】
基板搬送装置50bは、基板ホルダ80がフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110上を通過するように、基板ホルダ80を搬送する。
リフタ70は、それぞれ、リフタ70に支持された基板ホルダ80の周囲を覆うように構成されたカバー90を備える。なお、図中エッチングモジュール120が有するリフタ70においては、カバー90が省略されている。
【0028】
図1に示したフィキシングユニット40a及びレジスト剥離ユニット140についても、基板搬送装置50aの位置が異なる以外は、図2に示したフィキシングユニット40b及びエッチングユニット110と同様の位置関係を有する。したがって、フィキシングユニット40a及びレジスト剥離ユニット140についての位置関係の説明は省略する。
【0029】
次に、図2に示した基板ホルダ80、フィキシングユニット40b、基板搬送装置50b、リフタ70、カバー90、及びエッチングユニット110、並びに図1に示したレジスト剥離ユニット140の詳細について、順に説明する。
【0030】
<基板ホルダ>
図3は基板ホルダ80の斜視図である。
図示のように、基板ホルダ80は、細長く形成された板状部材である基部81と、図2に示した基板搬送装置50に把持される2つのアーム部82−1,82−2と、基板を保持するための2つのホルダ部83−1,83−2とを有する。基部81とアーム部82−1,82−2とホルダ部83−1,83−2が交わる箇所が基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2であり、被把持部85−1,85−2が基板搬送装置50に把持される。アーム部82−1,82−2は、基部81の両端から延在して形成される板状部材である。アーム部82−1,82−2は後述するように基板ホルダ80を処理槽に浸漬した際に処理槽の側壁に懸架される部分であり、また、リフタ70により支持される部分である。ホルダ部83−1,83−2は、基部81の両端から、基部81の長手方向に対して略直角方向に形成された、略L字状の板状部材である。基板ホルダ80は、ホルダ部83−1とホルダ部83−2との間の空間84に、半導体ウェハなどの基板を収容し、保持することができる。
【0031】
図4図3に示すホルダ部83−1の拡大斜視図である。図4においては、基板ホルダ80が基板を保持している状態が示されている。
ホルダ部83−1は、ホルダ部83−2と対向する面、即ち図3に示した空間84に対向する面に沿って複数のスリット84a,84b,84cを有している。また、図示していないが、ホルダ部83−2も、ホルダ部83−1と対向する面に沿ってホルダ部83−1と同様の複数のスリットを有している。基板Wは、その外周部がホルダ部83−1のスリット84a,84b,84cとホルダ部83−2のスリットにはめ込まれることで、基板ホルダ80に保持される。これにより、基板ホルダ80を水平にしたときに、基板Wが基板ホルダ80から落下することを抑制することができる。
【0032】
<フィキシングユニット>
図5図2に示したフィキシングユニット40bの概略側断面図である。なお、フィキシングユニット40aも同様の構成を有するので、説明を省略する。
フィキシングユニット40bは、基板を保持していない複数の基板ホルダ80を収納可能なホルダストッカ43と、基板ホルダ80に基板Wを着脱するためのハンド42と、ハ
ンド42を鉛直方向及び水平方向に移動させるための駆動機構41と、を備えている。
【0033】
フィキシングユニット40bは、さらに、ホルダストッカ43に収納された基板ホルダ80を取り出して所定の位置に移動させるための可動のホルダ受け爪44と、ホルダ受け爪44から基板ホルダ80を受け取ってさらに別の位置に移動させる可動のホルダサポート45とを備えている。
【0034】
ホルダストッカ43は、水平方向に形成された複数の支持棚43aをその内部に有する。即ち、複数の支持棚43a間にはスリットが形成される。基板を保持していない基板ホルダ80は、スリットに挿入されて、支持棚43aにより水平に支持される。
【0035】
ホルダ受け爪44は、基板ホルダ80のホルダ部83−1,83−2(図3参照)を両外側から例えば4ヶ所保持する。ホルダ受け爪44は、ホルダ部83−1,83−2を保持する状態と、そこから離れた状態とで開閉動作をすることができる。また、ホルダ受け爪44は、基板ホルダ80がハンド42から基板Wを受け取る位置とホルダストッカ43との間を上下に移動することができる。
【0036】
ホルダサポート45は、基板ホルダ80がハンド42から基板Wを受け取る位置において、基板ホルダ80を下方から支持して、ホルダ受け爪44から基板ホルダ80を受け取る。ホルダサポート45は、ホルダ受け爪44から受け取った基板ホルダ80を、基板搬送装置50a,50b(図2参照)のホルダクランプ60に基板ホルダ80を受け渡す位置まで上昇する。
【0037】
基板Wを基板ホルダ80に装着するときは、まず、基板ホルダ80が、ホルダ受け爪44によりホルダストッカ43からハンド42の上方に移送される。駆動機構41は、基板Wを下方から支持したハンド42を上昇させ、基板Wを基板ホルダ80の空間84(図4参照)に位置させる。続いて駆動機構41は、基板Wを支持したハンド42を水平方向に移動させ、図4に示したスリット84,84b,84cに基板Wをはめ込む。基板Wを装着した基板ホルダ80は、ホルダ受け爪44からホルダサポート45に受け渡され、ホルダサポート45により、ホルダクランプ60との受け渡し位置まで移動される。その後、基板ホルダ80は、ホルダクランプ60により把持され、後段の処理槽に搬送される。
【0038】
処理された基板Wを基板ホルダ80から取り外すときは、まず、ホルダクランプ60に把持された基板ホルダ80が、ホルダサポート45に受け渡される。その後、ホルダサポート45が下降し、基板ホルダ80がホルダ受け爪44に受け渡される。基板ホルダ80がホルダ受け爪44に受け渡された位置において、基板Wがハンド42により基板ホルダ80から取り外される。基板Wが取り外された基板ホルダ80は、ホルダ受け爪44によりホルダストッカ43に戻される。
【0039】
<基板搬送装置>
続いて、図2に示した基板搬送装置50bについて説明する。なお、基板搬送装置50aは基板搬送装置50bと同様の構成を有するので、説明を省略する。
図6図2に示した基板搬送装置50bの斜視図であり、図7は基板搬送装置50bの側面図であり、図8は基板搬送装置50bの上面図であり、図9は把持機構の部分拡大図である。図6及び図7においては、基板搬送装置50bとの位置関係を説明するための便宜上、処理槽66が示されている。処理槽66は、図1に示したプリウェット槽115及びエッチングモジュール120等が簡易的に示されたものであり、その槽数は図1に示したものとは異なる。
【0040】
図6及び図7に示すように、基板搬送装置50bは、基板ホルダ80を把持するための
把持機構54(把持部)と、把持機構54に把持された基板ホルダ80を搬送するための搬送機構51(搬送部)とを有する。
搬送機構51は、把持機構54が取り付けられる走行台座56と、走行台座56をガイドするためのガイドレール53と、走行台座56をガイドレール53上に走行させるための走行モータ52とを有する。図中破線で示されるように、基板ホルダ80を把持した把持機構54は、搬送機構51によって、ガイドレール53の一端から他端まで、ガイドレール53に沿って走行することができる。把持機構54は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を把持する。この状態で走行モータ52が駆動することで、走行台座56がガイドレール53に沿って走行する。これにより、搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80が処理槽66の上方を通過するように、基板ホルダ80を搬送する。
【0041】
また、基板搬送装置50bは、把持機構54を回転させる回転モータ55(駆動部)を有する。回転モータ55は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で基板ホルダ80を把持する把持機構54を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向くように、約90度回転させる。基板ホルダ80は、基板ホルダ80が鉛直方向を向いた状態、即ち基板ホルダ80に保持された基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で、把持機構54から図2に示したリフタ70に受け渡される。リフタ70に受け渡された基板ホルダ80は、リフタ70により処理槽66に収容される。
【0042】
また、回転モータ55は、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で基板ホルダ80を把持する把持機構54を、基板Wの面内方向が水平方向を向くように、約90度回転させることができる。基板ホルダ80は、基板ホルダが鉛直方向を向いた状態で、図2に示したリフタ70から把持機構54に受け渡される。把持機構54に受け渡された基板ホルダ80は、回転モータ55が把持機構54を回転させることで、基板Wが水平方向を向くように回転される。
【0043】
図7においては、リフタ70(図示せず)により、基板ホルダ80が処理槽66から取り出され、隣接する処理槽66に収納されるプロセスが示されている。基板搬送装置50bは、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で基板ホルダ80を搬送するので、他の基板ホルダ80が処理槽66に対して取り出し又は収納されているときであっても、基板ホルダ80はその上方を通過することができる。
【0044】
図8及び図9に示すように、把持機構54は、回転モータ55により回転可能に構成される回転軸58と、回転モータ55の図示しない出力軸と回転軸58とを連結するためのカップリング57とを有する。把持機構54は、回転軸58が回転モータ55によりその周方向に回転することで、把持した基板ホルダ80の方向を鉛直方向と水平方向との間で変化させることができる。
【0045】
さらに、図9に示すように、把持機構54は、回転軸58に設けられた一対のホルダクランプ60と、基板Wを基板ホルダ80に押さえつける基板押え61(押え部材)と、基板ホルダ80の有無を検知するホルダ検知センサ59とを有する。
ホルダクランプ60は、基板ホルダ80の被把持部85−1,85−2(図3参照)を把持する。ホルダ検知センサ59は、ホルダクランプ60が基板ホルダ80を把持するときに、基板ホルダ80の有無を検知するための例えば光学センサや磁気センサである。
【0046】
基板押え61は、軸部62と、軸部62を軸方向に摺動させ且つ周方向に回転させるように構成されるエアシリンダ65と、基板Wに接触して基板Wを基板ホルダ80に押さえつける押え部63と、基板Wの有無を検知する基板検知センサ64とを有する。
軸部62は一端がエアシリンダ65に連結され、他端が押え部63と連結している。押
え部63は、一端が軸部62の上記他端に連結され、他端が軸部62の軸方向に対して略直角方向に延在する棒状の部材である。基板検知センサ64は、押え部63の他端に固定手段を介して固定された、例えば光学センサや磁気センサである。
【0047】
図10は把持機構54が基板ホルダ80を把持した状態を示す側面図であり、図11は把持機構54が基板ホルダ80の把持を解除した状態を示す側面図である。
図10に示すように、把持機構54のホルダクランプ60が基板ホルダ80を把持するとき、基板押え61は、押え部63が基板Wの縁上に位置するように、エアシリンダ6565により押え部63を旋回させる。続いて、エアシリンダ65により軸部62が軸方向に摺動されて、押え部63が基板Wの縁に接触し、基板Wが基板ホルダ80に押さえつけられる。
【0048】
図11に示すように、ホルダクランプ60が基板ホルダ80の把持を解除するとき、基板押え61のエアシリンダ65は軸部62を上方に移動させ、且つ押え部63を旋回させて、押え部63の基板Wとの接触を解除させる。そして、把持機構54は、基板ホルダ80を図示しないリフタ70に受け渡すときに、ホルダクランプ60の基板ホルダ80の把持を解除する。
【0049】
なお、図10及び図11に示すように、搬送機構51のガイドレール53は、そのレール方向に沿ってラック53aを備えている。また、搬送機構51は、走行モータ52により回転可能に構成されたピニオン53bを有している。即ち、搬送機構51は、ラックアンドピニオン方式により、走行台座56をガイドレール53に沿って走行させることができる。
【0050】
次に、基板搬送装置50bが基板Wを搬送するプロセスについて説明する。基板搬送装置50bの把持機構54は、図5に示したフィキシングユニット40bから基板Wを保持した基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態、即ち基板ホルダ80が水平の状態で受け取る。搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を処理槽66の上方を通過させて搬送する。搬送機構51は、所定の処理槽66の直上に把持機構54を停止させる。把持機構54は、基板Wの面内方向が鉛直方向を向くように基板ホルダ80を旋回させる。図2に示したリフタ70は、把持機構54から、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いたまま基板ホルダ80を受け取る。リフタ70は、受け取った基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で、処理槽66に収納する。
【0051】
続いて、処理槽66から基板ホルダ80を搬送するときは、図2に示したリフタ70が処理槽66から基板ホルダ80を取り出す。基板搬送装置50bの把持機構54は、リフタ70から基板ホルダ80を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で受け取る。把持機構54は、基板Wの面内方向が水平方向を向くように基板ホルダ80を旋回させる。搬送機構51は、基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を処理槽66の上方を通過させて、後続するプロセスを行う処理槽66又はフィキシングユニット40bに搬送する。
【0052】
以上で説明したように、基板搬送装置50a,50bにおいて、搬送機構51が基板Wの面内方向が水平方向を向いた状態で、基板ホルダ80を処理槽66の上方を通過させて搬送するので、基板ホルダ80の搬送に必要な鉛直方向のスペースを小さくすることができる。このため、処理槽66に他の基板ホルダ80を収納し又は処理槽66から他の基板ホルダ80を取り出す間でも、基板ホルダ80がその上方を通過させて搬送させることができる。したがって、処理槽66に基板ホルダ80を出し入れしている間でも、他の基板ホルダ80の搬送を待つ必要がないので、基板処理装置250のスループットを向上させ
ることができる。また、基板Wの面内方向が水平を向いた状態で基板ホルダ80が水平方向に搬送されるので、搬送により基板Wが受ける空気抵抗を低減させることができ、比較的高速で搬送することができる。
なお、ここでの「基板Wの面内方向が水平方向を向く」とは、基板Wの面内方向が完全に水平方向を向く場合に限らず、基板Wの面内方向が水平方向に対して多少の角度を有する場合も含む。
【0053】
特に、本実施形態に係る基板処理装置250のように、処理槽66に対して基板ホルダ80を上下に移動させ、処理槽66に対して基板ホルダ80を出し入れするリフタ70が設けられている場合でも、リフタ70による基板ホルダ80の出し入れ処理と、基板搬送装置50a,50bによる他の基板ホルダ80の搬送を、互いに干渉することなく、それぞれ独立したタイミングで行うことができる。したがって、リフタ70が処理槽66に基板ホルダ80を出し入れしている間でも、基板搬送装置50a,50bによる他の基板ホルダ80の搬送を待つ必要がないので、基板処理装置250のスループットを向上させることができる。すなわち、例えば1つのエッチングモジュール120でリフタ70が処理槽66に対して基板ホルダ80を出し入れする作業と、その上空で基板搬送装置50a,50bが他の基板ホルダ80を他のエッチングモジュール120に搬送し、あるいは他のエッチングモジュール120から回収する作業を、互いの作業を待つことなく独立して行うことができる。
【0054】
また、基板搬送装置50a,50bは、基板ホルダ80を把持した把持機構54を、基板Wの面内方向が鉛直方向を向くように、回転駆動させる回転モータ55を有する。したがって、処理槽66が基板ホルダ80を鉛直方向に収納する場合であっても、基板搬送装置50a,50bは、基板Wの面内方向が鉛直方向を向いた状態で基板ホルダ80をリフタ70に受け渡すことができ、基板ホルダ80を処理槽66に容易に収納させることができる。
なお、ここでの「基板Wの面内方向が鉛直方向を向く」とは、基板Wの面内方向が完全に鉛直方向を向く場合に限らず、基板Wの面内方向が鉛直方向に対して多少の角度を有する場合も含む。
【0055】
また、把持機構54は、基板Wを基板ホルダ80に押さえつける基板押え61を有するので、基板Wの面内方向が水平方向を向くように基板ホルダ80を搬送するときでも、基板Wが基板ホルダ80から落下することを抑制することができる。
【0056】
図12は、FFU(ファンフィルタユニット)を備える基板搬送装置50bを示す斜視図であり、図13はFFUを備える基板搬送装置50bを示す側面図である。本実施形態に係る基板搬送装置50a,50bは、図12及び図13に示すFFU220を追加で備えることができる。
FFU220(送出機構)は、フィルタを内蔵したファンであり、図12に示すように、基板ホルダ80が搬送される経路上に沿って複数配置される。FFU220は、例えば図示しないダクト等に接続され、ダクト等からの空気等の気体をフィルタを通して下方向に送出するように構成される。
【0057】
図13に示すようにFFU220は、搬送される基板ホルダ80よりも高い位置に設けられる。FFU220がフィルタを通した気体を下方向に送出することで、雰囲気中のパーティクル等が基板処理装置250の上部空間に舞い上がることを防止することができる。したがって、搬送される基板ホルダ80に保持された基板Wにパーティクルが付着することが抑制される。
また、把持機構54は、基板Wの被処理面が上方を向くように基板ホルダ80を把持するように構成される。これにより、基板処理装置250の底部に押さえつけられるパーテ
ィクルが基板Wの被処理面に付着することをより抑制することができる。
【0058】
<リフタ>
次に、図1に示した、プリウェット槽115a,115b、プリウェット槽145a,145b、エッチングモジュール120、及びレジスト剥離モジュール150にそれぞれ設けられるリフタ70について詳細を説明する。図14は、リフタ70を示す斜視図である。なお、リフタ70と処理槽との位置関係を説明するため、図14にはエッチングモジュール120も示されている。
【0059】
図14に示すように、リフタ70は、エッチングモジュール120の両側に配置された一対のレール部71と、レール部71に摺動可能に設けられたスライド部75と、スライド部75に設けられた支持部74と、レール部71を水平方向に移動可能な水平移動機構72と、を備えている。
【0060】
水平移動機構72は、エッチングモジュール120の両側に、水平方向に沿って設けられる。一対のレール部71は、水平移動機構72から鉛直方向に延びるように設けられ、一対のレール部71が対向する側に、スライド部75が摺動するためのレールを備えている。スライド部75は、レール部71のレールに沿って、レール部71を上下方向に摺動可能に構成される。なお、スライド部75は、図示しない駆動装置により上下方向に摺動される。
【0061】
支持部74は、一対のレール部71の対向する側に突出するように形成された部材であり、図示のように、基板ホルダ80のアーム部82−1,82−2を下方から支持する。即ち、基板ホルダ80は、一対のレール部71の間に位置するように支持部74により支持される。
【0062】
リフタ70が図1に示した基板搬送装置50a,50bから基板ホルダ80を受け取るときは、まず、基板搬送装置50a,50bの把持機構54(図6ないし図11参照)が基板ホルダ80を水平に把持した状態で、リフタ70の上に移動する。続いて、把持機構54が旋回することで、基板Wの面内方向が垂直方向を向くように、基板ホルダ80を旋回させる。リフタ70の支持部74は、レール部71と共に上方向に摺動し、基板ホルダ80を下方から支持する。支持部74が基板ホルダ80を支持した状態で把持機構54が基板ホルダ80の把持を解除することで、基板ホルダ80が支持部74に受け渡される。リフタ70は、必要に応じて水平移動機構72によりレール部71を水平方向に移動させ、レール部71をエッチングモジュール120の所定の処理槽の側方に位置させる。これにより、基板ホルダ80が所定の処理槽の直上に配置される。この状態で、支持部74がレール部71に沿って下方向に摺動することで、基板ホルダ80を処理槽内に収納することができる。
【0063】
リフタ70が、図1に示した基板搬送装置50a,50bに基板ホルダ80を受け渡すときは、まず、支持部74は、エッチングモジュール120の処理槽に収納された基板ホルダ80のアーム部82−1,82−2を下方から支持する。続いて、支持部74がレール部71に沿って上昇することで、基板ホルダ80が処理槽から取り出される。支持部74が基板ホルダ80を支持した状態で、必要に応じて、リフタ70は、水平移動機構72によりレール部71を所定の基板搬送装置50a,50bの受け渡し位置に移動させる。基板搬送装置50a,50bの把持機構54が、基板ホルダ80を把持した後、リフタ70の支持部74がレール部71に沿って下降することで、基板ホルダ80が基板搬送装置50a,50bに受け渡される。
【0064】
本実施形態に係る基板処理装置250のように、エッチングモジュール120の処理槽
に対して基板ホルダ80を上下に移動させ、処理槽に対して基板ホルダ80を出し入れするリフタ70が設けられている場合でも、リフタ70による基板ホルダ80の出し入れ処理と、図6ないし図13に示した基板搬送装置50a,50bによる他の基板ホルダ80の搬送を、それぞれ独立したタイミングで行うことができる。したがって、処理槽に基板ホルダ80を出し入れしている間でも、他の基板ホルダ80の搬送を待つ必要がないので、基板処理装置250のスループットを向上させることができる。
【0065】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲及び明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、又は省略が可能である。
【符号の説明】
【0066】
50a…基板搬送装置
50b…基板搬送装置
51…搬送機構
54…把持機構
55…回転モータ
60…ホルダクランプ
66…処理槽
70…リフタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14