特許第6240139号(P6240139)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6240139非圧縮ビデオ相互接続で伝送される画像データの知覚的な損失のない圧縮
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6240139
(24)【登録日】2017年11月10日
(45)【発行日】2017年11月29日
(54)【発明の名称】非圧縮ビデオ相互接続で伝送される画像データの知覚的な損失のない圧縮
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20171120BHJP
   H04N 21/4402 20110101ALI20171120BHJP
【FI】
   H04N21/436
   H04N21/4402
【請求項の数】24
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2015-222154(P2015-222154)
(22)【出願日】2015年11月12日
(62)【分割の表示】特願2014-548761(P2014-548761)の分割
【原出願日】2011年12月21日
(65)【公開番号】特開2016-59053(P2016-59053A)
(43)【公開日】2016年4月21日
【審査請求日】2015年12月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】クルパティ、スリーナス
(72)【発明者】
【氏名】トロー、シー. ブレンダン、エス.
【審査官】 富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/125857(WO,A1)
【文献】 特開2010−004514(JP,A)
【文献】 特開2009−213110(JP,A)
【文献】 特開平02−305271(JP,A)
【文献】 特開平02−285720(JP,A)
【文献】 特開2008−228329(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信装置であって、
非圧縮ビデオ相互接続と、
画像エンコーダーと、
を備え、前記画像エンコーダーは、
入力ピクセル信号に関連付けられたピクセル差分信号の圧縮を、前記ピクセル差分信号の値が閾値よりも大きいとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最下位ビットを破棄することにより行って、圧縮ビットストリームを生成し、
前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に送信する、送信装置。
【請求項2】
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い解像度を有し、前記画像エンコーダーは、前記サポート解像度を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示する、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数に等しい数のビットを有する、請求項2に記載の送信装置。
【請求項4】
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数よりも大きな数のビットを有し、前記画像エンコーダーは、前記ピクセルごとにサポートされるビット数を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示する、請求項1に記載の送信装置。
【請求項5】
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい解像度を有する、請求項4に記載の送信装置。
【請求項6】
前記画像エンコーダーは、
前記圧縮が行われたか否かに基づいて、前記圧縮ビットストリーム内に1つ又は複数のフラグビットを設定する、請求項1から5のいずれか1項に記載の送信装置。
【請求項7】
前記非圧縮ビデオ相互接続は、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つである、請求項1からのいずれか1項に記載の送信装置。
【請求項8】
命令のセットを含むプログラムであって、前記命令のセットは、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、
入力ピクセル信号に関連付けられたピクセル差分信号の圧縮を、前記ピクセル差分信号の値が閾値よりも大きいとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最下位ビットを破棄することにより行って、圧縮ビットストリームを生成することと、
前記圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に送信することと、
を実行させる、プログラム。
【請求項9】
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い解像度を有し、前記命令は、実行されると、コンピューターに、前記サポート解像度を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示させる、請求項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数に等しい数のビットを有する、請求項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数よりも大きな数のビットを有し、前記命令は、実行されると、コンピューターに、前記ピクセルごとにサポートされるビット数を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示させる、請求項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい解像度を有する、請求項11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記圧縮が行われたか否かに基づいて、前記圧縮ビットストリーム内に1つ又は複数のフラグビットを設定することを実行させる、請求項から12のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記圧縮ビットストリームは、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つに送信される、請求項から13のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項15】
請求項1からのいずれか1項に記載の送信装置によって送信された前記圧縮ビットストリームを受信する受信装置であって、
非圧縮ビデオ相互接続と、
画像デコーダーと、
を備え、前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続から前記圧縮ビットストリームを受信し、
前記圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成する、受信装置。
【請求項16】
前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い前記出力ピクセル信号の解像度を確立し、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立する、請求項15に記載の受信装置。
【請求項17】
前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数よりも大きい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立し、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい前記出力ピクセル信号の解像度を確立する、請求項15に記載の受信装置。
【請求項18】
前記画像デコーダーは、
前記圧縮ビットストリーム内の1つ又は複数のフラグビットを読み取り、
前記1つ又は複数のフラグビットが設定されている場合に、前記圧縮ビットストリームを圧縮解除する、請求項15から17のいずれか1項に記載の受信装置。
【請求項19】
前記非圧縮ビデオ相互接続は、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つである、請求項15から18のいずれか1項に記載の受信装置。
【請求項20】
命令のセットを含むプログラムであって、前記命令のセットは、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、
請求項1からのいずれか1項に記載の送信装置によって送信された前記圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続から受信することと、
前記圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成することと、
を実行させる、プログラム。
【請求項21】
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い前記出力ピクセル信号の解像度を確立することと、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立することと、
を実行させる、請求項20に記載のプログラム。
【請求項22】
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数よりも大きい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立することと、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい前記出力ピクセル信号の解像度を確立することと、
を実行させる、請求項20に記載のプログラム。
【請求項23】
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記圧縮ビットストリーム内の1つ又は複数のフラグビットを読み取ることと、
前記1つ又は複数のフラグビットが設定されている場合に、前記圧縮ビットストリームを圧縮解除することと、
を実行させる、請求項20から22のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項24】
前記圧縮ビットストリームは、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つから受信される、請求項20から23のいずれか1項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
ビデオ解像度及びフレームレートは、かなり劇的なペースで毎年増大しつつある。例えば、解像度は、SD(標準画質、例えば、480p)からHD(高精細、例えば、1080p)、そしてクワッドHD(例えば、4k×2k)に遷移しつつあり、フレームレートは、60Hzから120Hz、そして240Hzに遷移しつつある。加えて、ディスプレイ対応プラットフォームにおいてカラービット精度の増大(例えば、ディープカラー)に対する需要が増しつつある。これらの状況は、HDMI(登録商標)(高精細マルチメディアインターフェース、例えば、HDMI(登録商標)仕様、バージョン1.3a、2006年11月10日、HDMI Licensing社)、コンポーネント、及びLVDS(低電圧差動シグナリング、例えば、TIA/EIA−644−A低電圧差動シグナリング(LVDS)インターフェース回路の電気特徴、2001年2月1日、米国電気通信工業会)相互接続等の非圧縮ビデオ相互接続に大きな負荷をかけていることがある。特に、電気的な問題及びコストの問題に起因して、これらの相互接続は、フレームレート及び/又は解像度の増大の実施において遅れを取っていることがある。例えば、従来のHDMI(登録商標)解決策は現在、60HzでのクワッドHD解像度のサポートを欠いていることがある。
【0002】
本発明の実施形態の様々な利点が、以下の明細書及び添付の特許請求の範囲を読み、以下の図面を参照することによって当業者に明白になろう。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1】一実施形態による送信デバイスと受信デバイスとの間での非圧縮ビデオインターフェースの一例のブロック図である。
図2】一実施形態による非圧縮ビデオ相互接続に圧縮ビデオを送信する方法の一例のフローチャートである。
図3】一実施形態による非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビデオを受信する方法の一例のフローチャートである。
図4】一実施形態によるコンピューティングプラットフォームの一例のブロック図である。
図5】一実施形態によるナビゲーションコントローラーを有するシステムの一例のブロック図である。
図6】一実施形態による小型フォームファクタを有するシステムの一例のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
これより図1を参照して、送信デバイス12と受信デバイス14との間のビデオインターフェース10を示す。送信デバイス12は、ブルーレイディスクプレーヤー、HD受信機等の高解像度ビデオソースとすることができ、受信デバイス14は、LCD(液晶ディスプレイ)、LED(発光ダイオード)ディスプレイ、タッチスクリーン等の適切な表示デバイスとすることができる。図示の例では、デバイス12、14は、非圧縮ビデオ相互接続18、20及び非圧縮ビデオ媒体(例えば、ケーブル)16、例えば、HDMI(登録商標)、コンポーネント、LVDS、V−by−One(例えば、V−by−One(商標)HS規格、バージョン1.3、2010年7月7日、THine Electronics社)、又はiDP(内部DisplayPort、例えば、IDS規格バージョン1.0、2010年4月、VESA)ケーブル等を介して互いに結合される。相互接続18、20及び媒体16は、非決定性ビット/ピクセル(bpp)低減、待ち時間変動(例えば、符号化及び復号化)、コスト、及び品質にわたる懸案事項に起因して、圧縮ビデオの転送を従来はサポートしないという点で、非圧縮と見なすことができる。しかしながら、図示のインターフェース10は、圧縮ベースの画像エンコーダー22と、圧縮ベースの画像デコーダー24とを用いて、これらの各懸案事項をなくす。
【0005】
特に、画像エンコーダー22は、入力ピクセル信号28に基づいて圧縮ビットストリーム26を生成し、圧縮ビットストリーム26を非圧縮ビデオ相互接続18に送信し、それにより、媒体16を介して非圧縮ビデオ相互接続20に送信することができる。加えて、画像デコーダー24は、圧縮ビットストリーム26を非圧縮ビデオ相互接続20から受信し、圧縮ビットストリーム26に基づいて出力ピクセル信号30を生成することができる。更に詳細に後述するように、図示の圧縮ビットストリーム26は、ピクセル当たりの決定性ビットの低減並びに固定符号化待ち時間及び固定復号化待ち時間を保証した。さらに、インターフェース10は、出力ピクセル信号30に知覚される品質損失を提供しない低コスト解決策であることができる。
【0006】
図2は、非圧縮ビデオ相互接続に圧縮ビデオを送信する方法32を示す。方法32は、画像エンコーダー22(図1)等の圧縮ベースの画像エンコーダーにおいて、プログラマブル論理アレイ(PLA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブル論理デバイス(CPLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、若しくはトランジスタ−トランジスタ論理(TTL)技術等の回路技術を用いる固定機能ハードウェア、又はそれらの任意の組み合わせ等の構成可能な論理内のランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、フラッシュメモリ、ファームウェア等の機械可読又はコンピューター可読記憶媒体に記憶された実行可能な論理命令セットとして実施することができる。例えば、方法32に示される動作を実行するコンピュータープログラムは、C++等のオブジェクト指向プログラミング言語及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含め、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。さらに、方法32の様々な態様は、任意の上述した回路技法を用いてグラフィックスプロセッサの埋め込み論理として実施することができる。
【0007】
図示の処理ブロック34は、非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度及びピクセルごとのビット数を特定することを提供する。これに関して、HDMI(登録商標)相互接続等の或る特定の相互接続は、特定の解像度(例えば、1920×1080ピクセル)及びピクセルごとの特定のビット数(例えば、8bpp、10bpp、12bpp、16bpp)をサポートすることができる。したがって、ブロック34は、問題となっている非圧縮ビデオ相互接続の特定の構成を特定することを含むことができ、特定は、適切なテーブル/レジスタにアクセスし、オフライン又はリアルタイムのいずれかで非圧縮ビデオ相互接続等に問い合わせることを含むことができる。ブロック36において、入力ピクセル信号を受信することができ、図示のブロック38は、入力ピクセル信号に関連付けられたピクセル差分信号の圧縮を行う。
【0008】
例えば、入力ピクセル信号には、画像及び/又はビデオコンテンツを関連付けることができ、入力ピクセル信号は、RGB(赤/緑/青)未処理データ、YCbCr(輝度、青色差、赤色差)未処理データ等を含むことができる。一例では、ピクセル差分モジュールは、入力ピクセル信号及びピクセル予測信号に基づいてピクセル差分信号を生成し、ピクセル差分信号は、入力ピクセル信号内の各ピクセルと、問題となっているピクセルの予測との差分を識別することができる。さらに、ピクセル差分信号は、知覚的に損失がないように圧縮することができる。
【0009】
特に、ピクセル予測モジュールは、基準信号を用いて、画像内のピクセルのピクセル値を予測することができ、予測は、関連するピクセルを考慮に入れることができる。例えば、ピクセル予測モジュールは、空間的及び時間的な隣接ピクセルの組み合わせを評価して、考慮中のピクセルの値を予測することができる。したがって、ピクセル差分モジュールは、各ピクセルを、各ピクセルの予測と比較し、比較に基づいてピクセル差分信号を出力することができ、ピクセル差分信号は、現在のピクセルと現在のピクセルの予測との差分を識別する。圧縮モジュールは、ピクセル差分信号を受信し、ピクセル差分信号の値に基づいてピクセル差分信号の圧縮を行い、圧縮に基づいて変更されたピクセル差分信号を生成するように構成することができ、そして、圧縮ビットストリーム26(図1)等の圧縮ビットストリームを、変更されたピクセル差分信号に基づいて生成することができる。
【0010】
特に圧縮プロセスに関して、ピクセル差分信号の値が或る特定の閾値未満であるか否かを判断することができる。例えば、ピクセル差分信号が、0〜255の範囲の8ビット差分値(例えば、赤差分、緑差分、青差分)を含む場合、16という閾値を用いることができる。ピクセル差分信号の値が閾値未満の場合、ピクセル差分信号の1つ又は複数の最上位ビット(MSB)を破棄することができる。したがって、8ビット差分値の例では、4つのMSB(例えば、ビット[7:4])を破棄することができる。これに関して、ピクセル差分信号の値が閾値未満の場合、ピクセル差分信号内の上位ビットはゼロであるため、情報は失われない。
【0011】
他方、ピクセル差分値が閾値以上であると判断される場合、ピクセル差分信号内の1つ又は複数の最下位ビット(LSB)を破棄することができる。したがって、8ビット差分値の例では、4つのLSB(例えば、ビット[3:0])を破棄することができる。特に留意するのは、ピクセル差分値が比較的高い場合、現在のピクセルとその関連ピクセルとの視覚的差も比較的高いことがあることである。例えば、高ピクセル差分値は、画像内のそのピクセル位置でのエッジ(例えば、急激な色及び/又は強度の遷移)を示すことがあり、急激な遷移は、視覚の視点から色/強度のいかなる小さな差よりもはるかに重大であることができる。したがって、赤の色合いから青の色合いへのエッジ遷移は、画像での内容/品質を知覚的に損失させずに、純粋な赤から純粋な青へのエッジ遷移として符号化することができる(例えば、LSBを破棄することによって)。したがって、破棄されたビットはいくらかの情報を含むことがあるが、失われる情報が人間の目で知覚可能である可能性は低い。簡単に言うと、周囲ピクセルが、問題となっているピクセルと同じ強度レベルを有さない場合、人間の目は精密な強度を正確に推定することができず、LSBを破棄したときに、知覚的な損失を受けない。
【0012】
既に述べたように、変更されたピクセル差分信号は比較に基づいて生成することができ、変更されたピクセル差分信号は常に圧縮される。さらに、図示の手法は、知覚的な損失を受けることなく、そのような保証された圧縮を達成することができる。
【0013】
他の実施態様を状況に応じて用いることもできる。例えば、1つ又は複数のフラグビットが用いられて、圧縮構成が変更されたピクセル差分信号に埋め込まれ、50%圧縮が基準であるシナリオでは、以下の擬似コードを展開することができる。
【数1】
【0014】
加えて、様々なピクセル符号化に基づく適応性を実施することができる。例えば、以下の擬似コードは、8ビットから4ビットへの符号化の例に対して展開することができる。
【数2】
【0015】
したがって、保証された決定性のレベルの圧縮を達成することができる。図示のブロック40は、圧縮に基づいて1つ又は複数のフラグビットを圧縮ビットストリームにおいて設定することを提供する(例えば、上記の擬似コードに示されるように)。ブロック42において、入力ピクセル信号の解像度が、非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも大きいか否かを判断することもできる。大きい場合、圧縮ビットストリームは、ブロック44において、サポート解像度を有するものとして非圧縮ビデオ相互接続に提示することができる。例えば、解像度3840×1080ピクセルを有する入力ピクセルストリームは、非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度である限り、解像度1920×1080を有するものとして非圧縮ビデオ相互接続に提示することができる。そのような場合、それぞれが10ビットの2つのピクセルは、それぞれが5ビットの2つのピクセルに詰めることができ、入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しいビット数を有することができる。
【0016】
他方、ブロック42において、入力ピクセル信号の解像度がサポート解像度以下であると判断される場合、ブロック46は、入力ピクセル信号がピクセルごとにより多数のビットを有することがある場合であっても、ピクセルごとにサポートされるビット数を有するものとして、圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に提示することができる。例えば、1920×1080入力ピクセルストリームは、圧縮前にピクセルごとに16ビットを有することがあるのに対し、圧縮プロセスにより、8bppの未処理ビデオ信号(1920×1080ピクセルのサポート解像度で)として、圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に提示することができる。
【0017】
図3は、圧縮ビデオを受信する方法48を示す。方法48は、PLA、FPGA、CPLD等の構成可能な論理、ASIC、CMOS、若しくはTTL技術等の回路技術を用いる固定機能ハードウェア、又はそれらの任意の組み合わせにおける、RAM、ROM、PROM、フラッシュメモリ、ファームウェア等の機械可読又はコンピューター可読記憶媒体に記憶された実行可能な論理命令セットとして、画像エンコーダー24(図1)等の圧縮ベースの画像エンコーダーにおいて実施することができる。例えば、方法48に示される動作を実行するコンピュータープログラムコードは、C++等のオブジェクト指向プログラミング言語及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語等の従来の手続き型プログラミング言語を含め、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。さらに、方法48の様々な態様は、任意の上述した回路技法を用いて表示コントローラーの埋め込み論理として実施することができる。
【0018】
図示の処理ブロック50は、非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビットストリームを受信することを提供し、ブロック52において、圧縮ビットストリーム内の1つ又は複数のフラグビットを読み取ることができる。ブロック54は、フラグビットに基づいて圧縮ビットストリームを圧縮解除することができる。特に、圧縮解除プロセスは、非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも大きな解像度を出力ピクセル信号に対して確立することを含むことができ、出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数は、非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しくすることができる。同様に、圧縮解除プロセスは、非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数よりも大きなピクセルごとのビット数を出力ピクセル信号に対して確立することを含むことができ、出力ピクセル信号の解像度は、非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しくすることができる。
【0019】
これより図4を参照して、プラットフォーム56を示し、プラットフォーム56は、ラップトップ、モバイルインターネットデバイス(MID:Mobile Internet Device)、個人情報端末(PDA)、メディアプレーヤー、撮像デバイス等、スマートフォン、スマートタブレット等の任意のスマートデバイス、又はそれらの任意の組み合わせ等のモバイルプラットフォームとすることができる。プラットフォーム56は、パーソナルコンピューター(PC)、サーバ、ワークステーション、スマートTV等の固定プラットフォームとすることもできる。図示のプラットフォーム56は、システムメモリ60へのアクセスを提供する統合メモリコントローラー(iMC:integrated Memory Controller)62を有する中央演算処理ユニット(CPU、例えば、メインプロセッサ)58を含み、システムメモリ60は、例えば、ダブルデータレート(DDR)同期動的RAM(SDRAM、例えば、DDR3 SDRAM JEDEC規格JESD79−3C、2008年4月)モジュールを含むことができる。システムメモリ60のモジュールは、例えば、シングルインラインメモリモジュール(SIMM)、デュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、小型アウトラインDIMM(SODIMM)等内に組み込むことができる。CPU58は1つ又は複数のドライバー64及び/又はプロセッサコア(図示せず)を有することもでき、各コアは、命令フェッチユニット、命令デコーダー、レベル1(L1)キャッシュ、実行ユニット等と共に十分に機能することができる。CPU58は代替的に、プラットフォーム56内の各構成要素を相互接続するフロント側バス又はポイントツーポイントファブリックを介して、ノースブリッジとしても知られるiMC62のオフチップバリエーションと通信することができる。CPU58は、Microsoft Windows(登録商標) OS、Linux(登録商標) OS、又はMac(Macintosh(登録商標))OS等のオペレーティングシステム(OS)66を実行することもできる。
【0020】
図示のCPU58は、ハブバスを介して、サウスブリッジとしても知られるプラットフォームコントローラーハブ(PCH)68と通信する。iMC62/CPU58及びPCH68はチップセットと呼ばれることもある。CPU58は、PCH68を通してネットワークポート(図示せず)を介してネットワーク(図示せず)に動作可能に接続することもできる。ディスプレイ70(例えば、タッチスクリーン、LCD、LEDディスプレイ)は非圧縮ビデオ相互接続72を有することもでき、非圧縮ビデオ相互接続72は、PCH68の非圧縮ビデオ相互接続74と通信して、ユーザーがプラットフォーム56からの画像及び/又はビデオを閲覧できるようにする。したがって、相互接続74は、既に述べた相互接続18(図1)と同様であることができ、相互接続72は、既に述べた相互接続20(図1)と同様であることができる。図示のPCH58は記憶装置にも結合され、記憶装置は、ハードドライブ76、ROM、光ディスク、フラッシュメモリ(図示せず)等を含むことができる。
【0021】
図示のプラットフォーム56は、専用グラフィックスメモリ80に結合された専用グラフィックス処理ユニット(GPU)78も含む。専用グラフィックスメモリ80は、例えば、GDDR(グラフィックスDDR)若しくはDDR SDRAMモジュール、又はグラフィックスレンダリングのサポートに適する任意の他のメモリ技術を含むことができる。GPU78及びグラフィックスメモリ80は、グラフィックス/ビデオカードにインストールすることができ、GPU78は、PCIエクスプレスグラフィックス(PEG:PCI Express Graphics、例えば、周辺機器相互接続/PCIエクスプレスx16グラフィックス150W−ATX仕様1.0、PCI標準化団体)バス又はアクセラレーテッドグラフィックスポート(例えば、AGP V3.0インターフェース仕様、2002年9月)バス等のグラフィックスバスを介してCPU58と通信することができる。グラフィックスカードは、システムマザーボード上に、メインCPU58ダイに統合することができ、マザーボード上の離散カード等として構成される。GPU78は1つ又は複数のドライバー82を実行することもでき、命令及び他のデータを記憶する内部キャッシュ84を含むことができる。
【0022】
図示のGPU78は、既に論じた画像エンコーダー22(図1)等の画像エンコーダー86を含む。したがって、画像エンコーダー86は、ピクセル差分信号の値に基づいて、入力画像信号に関連付けられたピクセル差分信号を圧縮し、圧縮されたピクセル差分信号に基づいて、符号化されたビットストリームを生成し、非圧縮ビデオ相互接続74、72を介して、圧縮ビットストリームをディスプレイ70に送信するように構成することができる。ディスプレイ70は、既に論じた画像デコーダー24等の画像デコーダー(図示せず)を含むこともできる。
【0023】
したがって、実施形態は、非圧縮ビデオ相互接続と、画像エンコーダーとを有する送信装置を含むことができる。画像エンコーダーは、入力ピクセル信号に基づいて、圧縮ビットストリームを生成し、圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に送信するように構成することができる。
【0024】
実施形態は、命令セットを有するコンピューター可読記憶媒体を含むことができ、命令は、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、入力ピクセル信号に基づいて、圧縮ビットストリームを生成させる。命令はまた、コンピューターに、圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に送信させることもできる。
【0025】
加えて、実施形態は、非圧縮ビデオ相互接続と、画像デコーダーとを有する受信装置を含むことができる。画像デコーダーは、非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビットストリームを受信し、圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成するように構成することができる。
【0026】
他の実施形態は、命令セットを有するコンピューター可読記憶媒体を含むことができ、命令は、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビットストリームを受信させる。命令はまた、コンピューターに、圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成させることもできる。
【0027】
図5はシステム700の一実施形態を示す。実施形態では、システム700はメディアシステムとすることができるが、システム700はこの状況に限定されない。例えば、システム700は、パーソナルコンピューター(PC)、ラップトップコンピューター、ウルトララップトップコンピューター、タブレット、タッチパッド、ポータブルコンピューター、ハンドヘルドコンピューター、パームトップコンピューター、個人情報端末(PDA)、携帯電話、携帯電話/PDA組み合わせ、テレビ、スマートデバイス(例えば、スマートフォン、スマートタブレット、又はスマートテレビ)、モバイルインターネットデバイス(MID)、メッセージングデバイス、データ通信デバイス等に組み込むことができる。
【0028】
実施形態では、システム700は、ディスプレイ720に結合されるプラットフォーム702を備える。プラットフォーム702は、コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730、コンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740、又は他の同様のコンテンツソース等のコンテンツデバイスからコンテンツを受信することができる。1つ又は複数のナビゲーション特徴を備えるナビゲーションコントローラー750を用いて、例えば、プラットフォーム702及び/又はディスプレイ720と対話することができる。これらの各構成要素についてより詳細に後述する。
【0029】
実施形態では、プラットフォーム702は、チップセット705、プロセッサ710、メモリ712、記憶装置714、グラフィックスサブシステム715、アプリケーション716、及び/又は無線718の任意の組み合わせを備えることができる。チップセット705は、プロセッサ710、メモリ712、記憶装置714、グラフィックスサブシステム715、アプリケ−ション716、及び/又は無線718の間での相互通信を提供することができる。例えば、チップセット705は、記憶装置714との相互通信を提供可能な記憶装置アダプター(図示せず)を含むことができる。
【0030】
プロセッサ710は、コンプレックス命令セットコンピューター(CISC:Complex Instruction Set Computer)若しくは縮小命令セットコンピューター(RISC:Reduced Instruction Set Computer)プロセッサ、x86命令セット互換プロセッサ、マルチコア又は他の任意のマイクロプロセッサ若しくは中央演算処理ユニット(CPU)として実施することができる。実施形態では、プロセッサ710は、デュアルコアプロセッサ(複数の場合もある)、デュアルコアモバイルプロセッサ(複数の場合もある)等を含むことができる。
【0031】
メモリ712は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、又は静的RAM(SRAM)等であるが、これらに限定されない揮発性メモリデバイスとして実施することができる。
【0032】
記憶装置714は、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、内部記憶装置、取り付けられた記憶装置、フラッシュメモリ、バッテリバックアップSDRAM(同期DRAM)、及び/又はネットワークアクセス可能な記憶装置等であるが、これらに限定されない不揮発性記憶装置として実施することができる。実施形態では、記憶装置714は、例えば、複数のハードドライブが含まれる場合、有価値のデジタル媒体への記憶性能増強保護を増大させる技術を備えることができる。
【0033】
グラフィックスサブシステム715は、表示に向けての静止画又はビデオ等の画像の処理を実行することができる。グラフィックスサブシステム715は、例えば、グラフィクス処理ユニット(GPU:graphics processing unit)又は視覚的処理ユニット(VPU:visual processing unit)とすることができる。アナログインターフェース又はデジタルインターフェースを用いて、グラフィックスサブシステム715及びディスプレイ720を通信可能に結合することができる。例えば、インターフェースは、高精細マルチメディアインターフェース、DisplayPort、無線HDMI(登録商標)、及び/又は無線HD準拠技法のうちの任意のものとすることができる。グラフィックスサブシステム715は、プロセッサ710又はチップセット405に統合することができる。グラフィックスサブシステム715は、チップセット405に通信可能に結合されたスタンドアロンカードとすることができる。
【0034】
本明細書で説明されるグラフィックス及び/又はビデオ処理技法は、様々なハードウェアアーキテクチャで実施することができる。例えば、グラフィックス及び/又はビデオ機能はチップセット内に統合することができる。代替的には、離散グラフィックス及び/又はビデオプロセッサを用いることができる。更に別の実施形態として、グラフィックス及び/又はビデオ機能は、マルチコアプロセッサを含む汎用プロセッサによって実施することができる。更なる実施形態では、これらの機能は消費者電子デバイスにおいて実施することができる。
【0035】
無線718は、適する様々な無線通信技法を用いて信号の送受信が可能な1つ又は複数の無線を含むことができる。そのような技法は、1つ又は複数の無線ネットワークにわたる通信を含むことができる。例示的な無線ネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、無線大都市圏ネットワーク(WMAN)、携帯ネットワーク、及び衛星ネットワークを含む(が、これらに限定されない)。そのようなネットワークにわたって通信する際、無線718は、任意のバージョンの1つ又は複数の適用可能な規格に従って動作することができる。
【0036】
実施形態では、ディスプレイ720は任意のテレビ型モニタ又はディスプレイを含むことができる。ディスプレイ720は、例えば、コンピューター表示画面、タッチスクリーンディスプレイ、ビデオモニタ、テレビ様デバイス、及び/又はテレビを含むことができる。ディスプレイ720はデジタル及び/又はアナログとすることができる。実施形態では、ディスプレイ720はホログラフィックディスプレイとすることができる。また、ディスプレイ720は、視覚的投影を受け取ることができる透明表面とすることができる。そのような投影は、様々な形態の情報、画像、及び/又は対象物を伝達することができる。例えば、そのような投影は、モバイル拡張現実(MAR:mobile augmented reality)アプリケーションの場合、視覚的オーバーレイとすることができる。1つ又は複数のアプリケーション716の制御下で、プラットフォーム702はユーザーインターフェース722をディスプレイ720に表示することができる。
【0037】
実施形態では、コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730は、任意の国内サービス、国際サービス、及び/又は独立サービスによってホストすることができ、したがって、例えば、インターネットを介してプラットフォーム702にアクセス可能である。コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730は、プラットフォーム702及び/又はディスプレイ720に結合することができる。プラットフォーム702及び/又はコンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730をネットワーク760に結合して、ネットワーク760へ及びネットワーク760からメディア情報を通信する(例えば、送信及び/又は受信する)ことができる。コンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740は、プラットフォーム702及び/又はディスプレイ720に結合することもできる。
【0038】
実施形態では、コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730は、ケーブルテレビボックス、パーソナルコンピューター、ネットワーク、電話、デジタル情報及び/又はコンテンツを配信可能なインターネット対応デバイス又は家電、及びネットワーク760を介して又は直接、コンテンツをコンテンツプロバイダーとプラットフォーム702及び/又はディスプレイ720との間で単方向又は双方向に通信可能な任意の他の同様のデバイスを含むことができる。コンテンツは単方向及び/又は双方向に、ネットワーク760を介してシステム700内の構成要素の任意の1つ及びコンテンツプロバイダーへ並びにそれらから通信することができることが理解されよう。コンテンツの例は、例えば、ビデオ、音楽、医療情報、ゲーム情報等を含む任意のメディア情報を含むことができる。
【0039】
コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730は、メディア情報、デジタル情報、及び/又は他のコンテンツを含むケーブルテレビ番組等のコンテンツを受信する。コンテンツプロバイダーの例としては、任意のケーブル若しくは衛星テレビ又はラジオ又はインターネットコンテンツのプロバイダーを挙げることができる。提供される例は、本発明の実施形態の限定を意図しない。
【0040】
実施形態では、プラットフォーム702は、1つ又は複数のナビゲーション特徴を有するナビゲーションコントローラー750から制御信号を受信することができる。コントローラー750のナビゲーション特徴を用いて、例えば、ユーザーインターフェース422と対話することができる。実施形態では、ナビゲーションコントローラー750は、ユーザーが空間(例えば、連続した多次元の)データをコンピューターに入力できるようにするコンピューターハードウェア構成要素(特にヒューマンインターフェースデバイス)とすることができるポインティングデバイスとすることができる。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)等の多くのシステム並びにテレビ及びモニタは、ユーザーが、物理的なジェスチャを用いてコンピューター又はテレビを制御し、それらにデータを提供することを可能にする。
【0041】
コントローラー750のナビゲーション特徴の移動は、ポインタ、カーソル、フォーカスリング、又はディスプレイに表示される他の視覚的インジケータの移動によってディスプレイ(例えば、ディスプレイ720)で反響させることができる。例えば、ソフトウェアアプリケ−ション716の制御下で、ナビゲーションコントローラー750に配置されたナビゲーション特徴は、例えば、ユーザーインターフェース722に表示される仮想ナビゲーション特徴にマッピングすることができる。実施形態では、コントローラー750は、別個の構成要素でなくてもよく、プラットフォーム702及び/又はディスプレイ720に統合することができる。しかし、実施形態は、本明細書に示されるか、又は説明される要素又は状況に限定されない。
【0042】
実施形態では、ドライバー(図示せず)は、例えば、イネーブルされる場合、ユーザーが、初期ブートアップ後にボタンに触れることで、テレビのようにプラットフォーム702を瞬時にオンオフできるようにする技術を含むことができる。プログラム論理は、プラットフォーム702が「オフ」になるとき、プラットフォームがコンテンツをメディアアダプター、又は他のコンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730、又はコンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740にストリーミングすることを可能にすることができる。加えて、チップセット705は、例えば、5.1サラウンドサウンドオーディオ及び/又は高精細7.1サラウンドサウンドオーディオへのハードウェアサポート及び/又はソフトウェアサポートを含むことができる。ドライバーは、統合グラフィックスプラットフォームのグラフィックスドライバーを含むことができる。実施形態では、グラフィックスドライバーは、周辺機器相互接続(PCI:peripheral component interconnect)エクスプレスグラフィックスカードを含むことができる。
【0043】
様々な実施形態では、システム700に示される構成要素のうちの任意の1つ又は複数は統合することができる。例えば、プラットフォーム702及びコンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730を統合することもでき、プラットフォーム702及びコンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740を統合することもでき、例えば、プラットフォーム702、コンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730、及びコンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740を統合することもできる。様々な実施形態では、プラットフォーム702及びディスプレイ720は統合されたユニットとすることができる。例えば、ディスプレイ720及びコンテンツサービスデバイス(複数の場合もある)730を統合することもできるし、ディスプレイ720及びコンテンツ配信デバイス(複数の場合もある)740を統合することもできる。これらの例は本発明の限定を意味しない。
【0044】
様々な実施形態では、システム700は、無線システム、有線システム、又は両方の組み合わせとして実施することができる。無線システムとして実施される場合、システム700は、1つ又は複数のアンテナ、送信機、受信機、送受信機、増幅器、フィルタ、制御論理等の無線共有媒体を介して通信するのに適する構成要素及びインターフェースを含むことができる。無線共有媒体の一例としては、RFスペクトル等の無線スペクトルの部分を挙げることができる。有線システムとして実施される場合、システム700は、入/出力(I/O)アダプター、I/Oアダプターを対応する有線通信媒体に接続する物理的なコネクタ、ネットワークインターフェースカード(NIC)、ディスクコントローラー、ビデオコントローラー、オーディオコントローラー等の有線通信媒体を介して通信するのに適する構成要素及びインターフェースを含むことができる。有線通信媒体の例としては、ワイヤ、ケーブル、金属リード、プリント回路基板(PCB)、バックプレーン、スイッチファブリック、半導体材料、ツイストペア、同軸ケーブル、光ファイバー等を挙げることができる。
【0045】
プラットフォーム702は、1つ又は複数の論理チャネル又は物理チャネルを確立して、情報を通信することができる。情報は、メディア情報及び制御情報を含むことができる。メディア情報は、ユーザー用のコンテンツを表す任意のデータを指すことができる。コンテンツの例としては、例えば、音声での会話、テレビ会議、ストリーミングビデオ、電子メール(「eメール」)メッセージ、ボイスメールメッセージ、英数字シンボル、グラフィックス、画像、ビデオ、テキスト等からのデータを含むことができる。音声での会話からのデータは、例えば、スピーチ情報、無音期間、背景雑音、快適雑音、トーン等とすることができる。制御情報は、自動化システム用のコマンド、命令、又は制御語を表す任意のデータを指すことができる。例えば、制御情報を用いて、メディア情報を、システムを通してルーティングすることもできるし、ノードにメディア情報を所定の様式で処理するように命令することもできる。しかしながら、実施形態は、図5に示されるか、又は説明される要素若しくは状況に限定されない。
【0046】
上述したように、システム700は、様々な物理的スタイル又はフォームファクタで具現することができる。図6は、システム700を具現することができる小型フォームファクタデバイス800の実施形態を示す。例えば、実施形態では、デバイス800は、無線機能を有するモバイルコンピューティングデバイスとして実施することができる。モバイルコンピューティングデバイスは、処理システムと、例えば1つ又は複数のバッテリ等のモバイル電源又は電力供給とを有する任意のデバイスを指すことができる。
【0047】
上述したように、モバイルコンピューティングデバイスの例としては、パーソナルコンピューター(PC)、ラップトップコンピューター、ウルトララップトップコンピューター、タブレット、タッチパッド、ポータブルコンピューター、ハンドヘルドコンピューター、パームトップコンピューター、個人情報端末(PDA)、携帯電話、携帯電話/PDAの組み合わせ、テレビ、スマートデバイス(例えば、スマートフォン、スマートタブレット、又はスマートテレビ)、モバイルインターネットデバイス(MID)、メッセージングデバイス、データ通信デバイス等を挙げることができる。
【0048】
モバイルコンピューティングデバイスの例としては、リストコンピューター、フィンガーコンピューター、リングコンピューター、眼鏡式コンピューター、ベルトクリップコンピューター、アームバンドコンピューター、シューズコンピューター、衣服コンピューター、及び他のウェアラブルコンピューター等の人によって装着されるように構成されるコンピューターを挙げることもできる。例えば、実施形態では、モバイルコンピューティングデバイスは、コンピューターアプリケーション並びに音声通信及び/又はデータ通信を実行可能なスマートフォンとして実施することができる。幾つかの実施形態は、例としてスマートフォンとして実施されるモバイルコンピューティングデバイスを用いて説明することができるが、同様に他の無線モバイルコンピューティングデバイスを用いて他の実施形態を実施可能なことを理解することができる。実施形態はこの状況に限定されない。
【0049】
図6に示されるように、デバイス800は、筐体802と、ディスプレイ804と、入/出力(I/O)デバイス806と、アンテナ808とを備えることができる。デバイス800は、ナビゲーション特徴812を備えることもできる。ディスプレイ804は、モバイルコンピューティングデバイスに適切な情報を表示する任意の適するディスプレイユニットを含むことができる。I/Oデバイス806は、情報をモバイルコンピューティングデバイスに入力する任意の適するI/Oデバイスを含むことができる。I/Oデバイス806の例としては、英数字キーボード、数字キーパッド、タッチパッド、入力キー、ボタン、スイッチ、ロッカースイッチ、マイクロホン、スピーカー、音声認識デバイス、及びソフトウェア等を挙げることができる。情報はまた、マイクロホンによってデバイス800に入力することもできる。そのような情報は、音声認識デバイスによってデジタル化することができる。実施形態はこの状況に限定されない。
【0050】
様々な実施形態は、ハードウェア要素、ソフトウェア要素、又は両方の組み合わせを用いて実施することができる。ハードウェア要素の例としては、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、回路要素(例えば、トランジスタ、抵抗、キャパシタ、インダクタ等)、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、論理ゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセット等を挙げることができる。ソフトウェアの例としては、ソフトウェア構成要素、プログラム、アプリケーション、コンピュータープログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、機械プログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインターフェース、アプリケーションプログラムインターフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピューターコード、コードセグメント、コンピューターコードセグメント、ワード、値、シンボル、又はそれらの任意の組み合わせを挙げることができる。一実施形態がハードウェア要素を用いて実施されるか、ソフトウェア要素を用いて実施されるか、それともそれらの両方を用いて実施されるかの判断は、所望の計算レート、電力レベル、耐熱性、処理サイクル割り当て、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバス速度、及び他の設計又は性能の制約等の任意の数の要因に従って変更可能である。
【0051】
少なくとも1つの実施形態の1つ又は複数の態様は、機械可読媒体に記憶された代表的な命令によって実施することができ、命令は、プロセッサ内の様々な論理を表し、機械によって読み取られると、機械に、本明細書で説明される技法を実行させる論理を組み立てさせる。そのような代表は、「IPコア」として知られ、有形の機械可読媒体に記憶され、様々な顧客又は製造施設に供給されて、実際に論理を作る製造機械又はプロセッサにロードすることができる。
【0052】
本発明の実施形態は、全てのタイプの半導体集積回路(「IC」)チップとの併用に適用可能である。これらのICチップの例としては、プロセッサ、コントローラー、チップセット構成要素、プログラマブル論理アレイ(PLA)、メモリチップ、ネットワークチップ等が挙げられるが、これらに限定されない。加えて、図面のうちの幾つかでは、信号導線がラインを用いて表される。幾つかは、より多くの構成信号路を示すために異なることができ、幾つかの構成信号路を示すために番号ラベルを有することができ、及び/又は主な情報フロー方向を示すために1つ又は複数の端部において矢印を有することができる。しかしながら、これは限定的に解釈されるべきではない。むしろ、そのような更なる詳細は、1つ又は複数の例示的な実施形態と組み合わせて用いて、回路のより容易な理解を促進することができる。表される任意の信号線は、追加の情報を有するか否かに関係なく、実際に、複数の方向に移動可能であり、任意の適するタイプの信号方式、例えば、差動対、光ファイバー回線、及び/又はシングルエンド回線を用いて実施されるデジタル回線又はアナログ回線を用いて実施可能な1つ又は複数の信号を含むことができる。
【0053】
サイズ/モデル/値/範囲の例が与えられた場合があるが、本発明の実施形態はそれらのサイズ/モデル/値/範囲に限定されない。製造技法(例えば、フォトリソグラフィ)が年月を経て成熟するにつれて、より小さなサイズのデバイスを製造可能なことが予期される。加えて、ICチップ及び他の構成要素へのよく知られた電力/接地接続は、本発明の実施形態の或る特定の態様を曖昧にしないように、図及び論述を簡潔にするために、図内に示すこともできるし、示さないこともできる。さらに、構成をブロック図の形態で示すことができ、本発明の実施形態を曖昧にするのを回避するが、そのようなブロック図の構成の実施に関する詳細が、実施形態が実施されるべきプラットフォームにかなり依存すること、すなわち、そのような詳細が十分に当業者の視野内にあるべきであることも鑑みている。本発明の実施形態例を説明するために、特定の詳細(例えば、回路)が記載される場合、これらの特定の詳細なしでも、これらの特定の詳細の変形を用いても本発明の実施形態を実施可能なことが当業者には明らかなはずである。したがって、本説明は限定ではなく例示として見なされるべきである。
【0054】
幾つかの実施形態は、例えば、命令又は命令セットを記憶することができる機械、又は有形コンピューター可読媒体若しくは有形コンピューター可読物品を用いて実施することができ、命令又は命令セットは、機械によって実行されると、機械に、実施形態による方法及び/又は動作を実行させることができる。そのような機械は、例えば、任意の適する処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、計算システム、処理システム、コンピューター、プロセッサ等を含むことができ、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適する組み合わせを用いて実施することができる。機械可読媒体又は機械可読物品は、例えば、任意の適するタイプのメモリユニット、メモリデバイス、メモリ物品、メモリ媒体、記憶装置、記憶物品、記憶媒体、及び/又は記憶ユニット、例えば、メモリ、リムーバブル媒体又は非リムーバブル媒体、消去可能な媒体又は非消去可能な媒体、書込み可能な媒体又は非書き込み可能な媒体、デジタル媒体又はアナログ媒体、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、追記型コンパクトディスク(CD−R)、書き換え可能コンパクトディスク(CD−RW)、光ディスク、磁気媒体、磁気光学媒体、リムーバブルメモリカード、リムーバブルメモリディスク、様々なタイプのデジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセット等を含むことができる。命令は、任意の適する高水準プログラミング言語、低水準プログラミング言語、オブジェクト指向プログラミング言語、ビジュアルプログラミング言語、コンパイル型プログラミング言語、及び/又はインタープリタ型プログラミング言語を用いて実施される、ソースコード、コンパイルされたコード、解釈されたコード、実行可能コード、静的コード、動的コード、暗号化されたコード等の任意の適するタイプのコードを含むことができる。
【0055】
特に別段のことが示される場合を除き、「処理」、「計算」、「算出」、「特定」等の用語が、計算システムのレジスタ及び/又はメモリ内の物理量(例えば、電子)として表されるデータを操作し、及び/又はそのようなデータを、計算システムのメモリ、レジスタ、若しくは他のそのような情報記憶装置、伝送デバイス、又は表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータに変換するコンピューター若しくは計算システム、又は同様の電子コンピューティングデバイスの動作及び/又はプロセスを指すことを理解することができる。実施形態はこの状況に限定されない。
【0056】
本明細書では、「結合される」という用語は、問題となっている構成要素間の直接的又は間接的な任意のタイプの関係を指すことができ、電気的接続、機械的接続、流体接続、光学的接続、電磁的接続、電機機械的接続、又は他の接続に適用することができる。加えて、本明細書では、「第1の」、「第2の」等の用語は、論述を容易にするためだけに用いることができ、別段のことが示される場合を除き、特定の時間的又は経時的な意味を有さない。
【0057】
上記説明から、本発明の実施形態の幅広い技法を様々な形態で実施可能なことを当業者は理解するであろう。したがって、本発明の実施形態は、本発明の特定の例に関連して説明したが、図面、明細書、及び以下の特許請求の範囲を熟読した上で、他の変更が当業者に明らかになるため、本発明の実施形態の真の範囲はそのように限定されるべきではない。
本実施形態の例を下記の各項目として示す。
[項目1]
送信装置であって、
非圧縮ビデオ相互接続と、
画像エンコーダーと、
を備え、前記画像エンコーダーは、
入力ピクセル信号に基づいて圧縮ビットストリームを生成し、
前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に送信する、送信装置。
[項目2]
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い解像度を有し、前記画像エンコーダーは、前記サポート解像度を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示する、項目1に記載の送信装置。
[項目3]
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数に等しい数のビットを有する、項目2に記載の送信装置。
[項目4]
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数よりも大きな数のビットを有し、前記画像エンコーダーは、前記ピクセルごとにサポートされるビット数を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示する、項目1に記載の送信装置。
[項目5]
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい解像度を有する、項目4に記載の送信装置。
[項目6]
前記画像エンコーダーは、
前記入力ピクセル信号に関連付けられたピクセル差分信号の圧縮を、該ピクセル差分信号の値に基づいて行い、
前記圧縮に基づいて、前記圧縮ビットストリーム内に1つ又は複数のフラグビットを設定する、項目1から5のいずれか1項に記載の送信装置。
[項目7]
前記画像エンコーダーは、前記ピクセル差分信号の前記値が閾値未満であるとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最上位ビットを破棄する、項目6に記載の送信装置。
[項目8]
前記画像エンコーダーは、前記ピクセル差分信号の前記値が閾値よりも大きいとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最下位ビットを破棄する、項目6に記載の送信装置。
[項目9]
前記非圧縮ビデオ相互接続は、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つである、項目1から8のいずれか1項に記載の送信装置。
[項目10]
命令のセットを含むプログラムであって、前記命令のセットは、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、
入力ピクセル信号に基づいて圧縮ビットストリームを生成することと、
前記圧縮ビットストリームを非圧縮ビデオ相互接続に送信することと、
を実行させる、プログラム。
[項目11]
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い解像度を有し、前記命令は、実行されると、コンピューターに、前記サポート解像度を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示させる、項目10に記載のプログラム。
[項目12]
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数に等しい数のビットを有する、項目11に記載のプログラム。
[項目13]
前記入力ピクセル信号は、ピクセルごとに、前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとにサポートされるビット数よりも大きな数のビットを有し、前記命令は、実行されると、コンピューターに、前記ピクセルごとにサポートされるビット数を有するものとして、前記圧縮ビットストリームを前記非圧縮ビデオ相互接続に提示させる、項目10に記載のプログラム。
[項目14]
前記入力ピクセル信号は、前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい解像度を有する、項目13に記載のプログラム。
[項目15]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記入力ピクセル信号に関連付けられたピクセル差分信号の圧縮を、該ピクセル差分信号の値に基づいて行うことと、
前記圧縮に基づいて、前記圧縮ビットストリーム内に1つ又は複数のフラグビットを設定することと、
を実行させる、項目10から14のいずれか1項に記載のプログラム。
[項目16]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記ピクセル差分信号の前記値が閾値よりも大きいとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最上位ビットを破棄することを実行させる、項目15に記載のプログラム。
[項目17]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記ピクセル差分信号の前記値が閾値未満であるとの判断に応答して、前記ピクセル差分信号の1つ又は複数の最下位ビットを破棄することを実行させる、項目15に記載のプログラム。
[項目18]
前記圧縮ビットストリームは、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つに送信される、項目10から17のいずれか1項に記載のプログラム。
[項目19]
受信装置であって、
非圧縮ビデオ相互接続と、
画像デコーダーと、
を備え、前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビットストリームを受信し、
前記圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成する、受信装置。
[項目20]
前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い前記出力ピクセル信号の解像度を確立し、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立する、項目19に記載の受信装置。
[項目21]
前記画像デコーダーは、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数よりも大きい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立し、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい前記出力ピクセル信号の解像度を確立する、項目19に記載の受信装置。
[項目22]
前記画像デコーダーは、
前記圧縮ビットストリーム内の1つ又は複数のフラグビットを読み取り、
前記1つ又は複数のフラグビットに基づいて前記圧縮ビットストリームを圧縮解除する、項目19から21のいずれか1項に記載の受信装置。
[項目23]
前記非圧縮ビデオ相互接続は、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つである、項目19から22のいずれか1項に記載の受信装置。
[項目24]
命令のセットを含むプログラムであって、前記命令のセットは、プロセッサによって実行されると、コンピューターに、
非圧縮ビデオ相互接続から圧縮ビットストリームを受信することと、
前記圧縮ビットストリームに基づいて出力ピクセル信号を生成することと、
を実行させる、プログラム。
[項目25]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度よりも高い前記出力ピクセル信号の解像度を確立することと、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数に等しい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立することと、
を実行させる、項目24に記載のプログラム。
[項目26]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記非圧縮ビデオ相互接続のピクセルごとのサポートされるビット数よりも大きい前記出力ピクセル信号のピクセルごとのビット数を確立することと、
前記非圧縮ビデオ相互接続のサポート解像度に等しい前記出力ピクセル信号の解像度を確立することと、
を実行させる、項目24に記載のプログラム。
[項目27]
前記命令は、実行されると、コンピューターに、
前記圧縮ビットストリーム内の1つ又は複数のフラグビットを読み取ることと、
前記1つ又は複数のフラグビットに基づいて前記圧縮ビットストリームを圧縮解除することと、
を実行させる、項目24から26のいずれか1項に記載のプログラム。
[項目28]
前記圧縮ビットストリームは、HDMI(登録商標)相互接続、LVDS相互接続、V−by−One相互接続、及びiDP相互接続のうちの少なくとも1つから受信される、項目24から27のいずれか1項に記載のプログラム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6