特許第6254192号(P6254192)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エルジー・ケム・リミテッドの特許一覧

特許6254192非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック
<>
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000002
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000003
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000004
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000005
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000006
  • 特許6254192-非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6254192
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パック
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/10 20060101AFI20171218BHJP
   H01M 2/02 20060101ALI20171218BHJP
   H01M 2/30 20060101ALI20171218BHJP
   H01M 2/34 20060101ALI20171218BHJP
【FI】
   H01M2/10 M
   H01M2/10 Y
   H01M2/02 K
   H01M2/30 D
   H01M2/34 A
【請求項の数】16
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-552600(P2015-552600)
(86)(22)【出願日】2014年5月22日
(65)【公表番号】特表2016-503229(P2016-503229A)
(43)【公表日】2016年2月1日
(86)【国際出願番号】KR2014004563
(87)【国際公開番号】WO2014189299
(87)【国際公開日】20141127
【審査請求日】2015年7月10日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0058099
(32)【優先日】2013年5月23日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】500239823
【氏名又は名称】エルジー・ケム・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100122161
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 崇
(72)【発明者】
【氏名】テ・ウーク・キム
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・ク・ユン
(72)【発明者】
【氏名】ドン・チョル・イ
(72)【発明者】
【氏名】ホ・チョル・ナム
【審査官】 ▲高▼橋 真由
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2013/022210(WO,A2)
【文献】 特開2013−038065(JP,A)
【文献】 特開2004−171895(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/10
H01M 2/02
H01M 2/30
H01M 2/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池セルの密封のためのシーリング部を含む一面上に正極端子及び負極端子が形成されている電池セルと、
保護回路が形成されている保護回路基板(PCB)、前記保護回路に電気的に連結されている外部入出力端子、前記外部入出力端子に電気的に連結されているコネクター、及び前記保護回路基板(PCB)が装着される電気絶縁性の保護回路モジュールケースで構成された保護回路モジュール(PCM)と、
を含んでおり、前記保護回路モジュール(PCM)は、電池セルに電気的に連結された状態で前記シーリング部上に搭載され、前記コネクターは、二次電池パックの外形から突出しない形状で前記保護回路モジュール(PCM)上に形成されており、
前記保護回路モジュールケースには、前記保護回路モジュールケースの内部に配置された前記コネクターが外部に露出されるための開口が形成されており、
前記コネクターは、前記保護回路モジュールケースの表面に対して窪むように配置されており、
前記保護回路モジュールケースは、前記保護回路基板(PCB)を覆いながら互いに結合される第1ケース部材と第2ケース部材とからなっており、
前記第2ケース部材は、前記保護回路基板(PCB)が挿入・装着され得るように一面が開放されたボックス構造からなっており、前記第1ケース部材はプレート形状であり、一側にコネクターが露出される前記開口が形成されていることを特徴とする二次電池パック。
【請求項2】
前記外部入出力端子は前記保護回路基板(PCB)上に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項3】
前記コネクターは、前記外部入出力端子上に直接結合されていることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項4】
前記外部入出力端子と前記コネクターとの間には電気的連結部材が介在していることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項5】
前記電気的連結部材はフレキシブル印刷回路基板(FPCB)であることを特徴とする、請求項4に記載の二次電池パック。
【請求項6】
前記電池セルは、正極/分離膜/負極構造の電極組立体が金属層及び樹脂層を含むラミネートシートの電池ケースに密封されている二次電池であることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項7】
前記前記保護回路基板(PCB)の一面には外部入出力端子が形成されており、他面には負極端子と正極端子に対応する位置にそれぞれ負極端子接続部と正極端子接続部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項8】
前記正極端子接続部と結合される正極端子の上面には、超音波溶接によってニッケルプレートがさらに装着されていることを特徴とする、請求項に記載の二次電池パック。
【請求項9】
前記電池セルの電極端子のうち一つと前記保護回路基板(PCB)との電気的連結部位に安全素子がさらに含まれていることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項10】
前記安全素子は、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子またはヒューズ(fuse)からなっていることを特徴とする、請求項に記載の二次電池パック。
【請求項11】
前記コネクターを除いた前記保護回路モジュール(PCM)と前記電池セルとを覆う形態でラベルが付着していることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池パック。
【請求項12】
前記ラベルは、前記コネクターを除いた前記保護回路モジュール(PCM)と前記電池セルの側面の熱融着外周面とを覆う構造からなることを特徴とする、請求項11に記載の二次電池パック。
【請求項13】
板状型の導電性部材からなる正極端子と負極端子が上端に形成されている板状型電池セルの密封のためのシーリング部に装着される保護回路モジュール(PCM)であって、
保護回路が形成されている保護回路基板(PCB)と、
前記保護回路に電気的に連結されている外部入出力端子と、
前記外部入出力端子に電気的に連結されているコネクターと、
前記保護回路基板(PCB)が装着される電気絶縁性の保護回路モジュールケースと、
を含んでおり、前記保護回路基板(PCB)は、電池セルの正極端子及び負極端子に電気的に連結され、前記コネクターは、保護回路モジュールケースの外形から突出しない形状で装着されており、
前記保護回路モジュールケースには、前記保護回路モジュールケースの内部に配置された前記コネクターが外部に露出される開口が形成されており、
前記コネクターは、前記保護回路モジュールケースの表面に対して窪むように配置されており、
前記保護回路モジュールケースは、前記保護回路基板(PCB)を覆いながら互いに結合される第1ケース部材と第2ケース部材とからなっており、
前記第2ケース部材は、前記保護回路基板(PCB)が挿入・装着され得るように一面が開放されたボックス構造からなっており、前記第1ケース部材はプレート形状であり、一側にコネクターが露出される前記開口が形成されていることを特徴とする保護回路モジュール。
【請求項14】
前記コネクターは、前記外部入出力端子上に直接結合されていることを特徴とする、請求項13に記載の保護回路モジュール。
【請求項15】
前記外部入出力端子と前記コネクターとの間には電気的連結部材が介在していることを特徴とする、請求項13に記載の保護回路モジュール。
【請求項16】
請求項1による二次電池パックを含むことを特徴とするデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非突出構造のコネクターを含んでいる二次電池パックに関し、より詳細には、電池セルの密封のためのシーリング部を含む一面上に正極端子及び負極端子が形成されている電池セルと、保護回路が形成されている保護回路基板(PCB)、前記保護回路に電気的に連結されている外部入出力端子、前記外部入出力端子に電気的に連結されているコネクター、及び前記PCBが装着される電気絶縁性のPCMケースで構成されたPCMと、を含んでおり、前記PCMは、電池セルに電気的に連結された状態で前記シーリング部上に搭載され、前記コネクターは、二次電池パックの外形から突出しない形状でPCM上に形成されていることを特徴とする二次電池パックに関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル機器に対する技術開発と需要の増加により、二次電池の需要も急激に増加しており、そのうち、エネルギー密度と作動電圧が高く、保存と寿命特性に優れたリチウム二次電池は、各種モバイル機器はもちろん、多様な電子製品のエネルギー源として広く使用されている。
【0003】
二次電池の構造は、それが使用されるデバイスの種類に応じて、挿入と離脱が自由な着脱式構造と、デバイスの内部に埋め込められる形態の内蔵型構造とに分類されることもある。例えば、従来のモバイルデバイスに使用される二次電池は、使用者の必要に応じて電池の挿入と離脱が可能になるように構成される一方、一部の携帯電話、タブレットPC、スマートパッドなどのデバイスに使用される二次電池は内蔵型で構成されることもある。
【0004】
このような二次電池としてはリチウム二次電池が多く使用されており、これら二次電池には、それが装着されるデバイスと電気的に連結される負極及び正極端子と、二次電池の過充電、過電流などの非正常的な状態を効果的に制御できる安全素子などを含む。安全素子の例としては、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子、保護回路モジュール(Protection Circuit Module:PCM)などがある。
【0005】
一般に、内蔵型構造の二次電池パックには、電気的連結構造に適した板状型電池セルを使用し、PCMなどの各安全素子は、導電性ニッケルプレートを媒介にして溶接またはソルダリング方式で負極及び正極端子を含む電池セルに連結される。負極及び正極端子は、PCMの負極及び正極端子接続部に接触し、PCMに形成された外部入出力端子と電気的に連結され、外部入出力端子にはコネクターが電気的に連結されている。
【0006】
従来の二次電池パックは、前記コネクターが電池パックの外部に突出した状態で形成されてデバイスと連結される構造からなっているので、電池パックの内部にコネクターを形成できる空間があるにもかかわらず、デバイスの内部にコネクターが位置し得る空間を別途に設けなければならないという短所を有する。
【0007】
また、電池パックの外部に突出したコネクターとPCMとを連結するために、高価なフレキシブル基板を使用しなければならないので、製造費用が増加するという短所を有する。
【0008】
したがって、突出したコネクターを省略することによってデバイス内部の空間活用度を高め、製造単価を低下させ得る二次電池パックに対する必要性が高い実情にある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような従来技術の問題と過去から要請されてきた技術的課題を解決することを目的とする。
【0010】
具体的に、本発明は、二次電池パックの外形から突出しない形状でPCM上にコネクターを形成し、コネクターによるデバイス内部の死空間を除去し、製造単価を低下させ得る二次電池パックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するための本発明に係る二次電池パックは、
電池セルの密封のためのシーリング部を含む一面上に正極端子及び負極端子が形成されている電池セルと、
保護回路が形成されている保護回路基板(PCB)、前記保護回路に電気的に連結されている外部入出力端子、前記外部入出力端子に電気的に連結されているコネクター、及び前記PCBが装着される電気絶縁性のPCMケースで構成されたPCMと、
を含んでおり、
前記PCMは、電池セルに電気的に連結された状態で前記シーリング部上に搭載され、前記コネクターは、二次電池パックの外形から突出しない形状でPCM上に形成されている構造からなり得る。
【0012】
したがって、本発明に係る二次電池パックは、電池パックの外形から突出しない形状でPCM上にコネクターを形成することによって、コネクターを装着するためのデバイス内部の空間を最小化することができ、PCMとコネクターとの間に長く延長されていたフレキシブル基板を省略することによって製造単価を低下させ得るという効果を有する。
【0013】
一つの実施例において、前記電池セルの正極端子及び負極端子はPCBに電気的に連結されており、前記外部入出力端子は、PCB上に形成され、正極端子及び負極端子と電気的連結をなす構造であり得る。
【0014】
前記コネクターは、例えば、外部入出力端子上に別途の部材なしで直接結合されている構造からなっており、電池セルの正極端子及び負極端子からPCBと外部入出力端子を経てコネクターに至る電気的連結を達成することができる。
【0015】
コネクターと外部入出力端子が前記のように直接結合される構造とは異なり、外部入出力端子とコネクターとの間に電気的連結部材を介在させ、コネクターと外部入出力端子との間の電気的連結を達成する構造も可能であり得る。
【0016】
この場合、前記電気的連結部材は、フレキシブル印刷回路基板(FPCB)であり得るが、これのみに限定されないことは当然である。この場合にも、コネクターが電池パックの外形から突出しない形状でPCM上に位置するので、従来の構造とは差別化される。
【0017】
一つの具体的な例において、前記PCMケースには、コネクターが外部に露出されるための開口が形成されていてもよい。
【0018】
具体的に、前記PCMケースは、PCBを覆いながら互いに結合される第1ケース部材と第2ケース部材とからなっていてもよい。
【0019】
前記第2ケース部材は、PCBが挿入・装着され得るように一面が開放されたボックス構造からなっており、前記第1ケース部材は、一側にコネクターが露出される開口が形成されていてもよい。
【0020】
一つの具体的な例において、前記PCBの一面には外部入出力端子が形成されており、他面には負極端子と正極端子に対応する位置にそれぞれ負極端子接続部と正極端子接続部が形成されていてもよい。
【0021】
前記正極端子接続部と結合される正極端子の上面には、超音波溶接によってニッケルプレートがさらに装着されていてもよい。
【0022】
前記電池セルの電極端子のうち一つとPCBとの電気的連結部位に安全素子がさらに含まれていてもよい。
【0023】
具体的に、前記安全素子は、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子またはヒューズ(Fuse)からなっていてもよいが、これらのみに限定されないことは当然である。
【0024】
本発明に係る二次電池パックは、前記コネクターを除いたPCMと電池セルを覆う形態でラベルが付着している構造で形成され得る。
【0025】
具体的に、前記ラベルは、コネクターを除いたPCMと電池セルの側面の熱融着外周面を覆う構造からなっていてもよい。
【0026】
前記電池セルは、正極/分離膜/負極構造の電極組立体が金属層及び樹脂層を含むラミネートシートの電池ケースに密封されている二次電池であり得る。
【0027】
また、本発明は、板状型の導電性部材からなる正極端子と負極端子が上端に形成されている板状型電池セルの密封のためのシーリング部に装着される保護回路モジュール(PCM)であって、
保護回路が形成されている保護回路基板(PCB)と、
前記保護回路に電気的に連結されている外部入出力端子と、
前記外部入出力端子に電気的に連結されているコネクターと、
前記PCBが装着される電気絶縁性のPCMケースと、
を含んでおり、前記PCBは、電池セルの正極端子及び負極端子に電気的に連結され、前記コネクターは、PCMケースの外形から突出しない形状で装着されていることを特徴とする保護回路モジュールを提供する。
【0028】
前記コネクターは、好ましくは、外部入出力端子上に直接結合されて電気的連結をなすが、場合に応じては、前記外部入出力端子とコネクターとの間に電気的連結部材を介在させて外部入出力端子との電気的連結をなすこともできる。
【0029】
前記PCMケースには、コネクターが外部に露出される開口が形成されていてもよい。
【0030】
また、本発明は、前記二次電池パックを含むデバイスを提供する。
【0031】
このようなデバイスの例としては、携帯電話、携帯用コンピューター、スマートフォン、タブレットPC、スマートパッド、ネットブックなどを挙げることができ、これらの構造及び製造方法は当業界に公知となっているので、それについての詳細な説明は本明細書で省略する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の一つの実施例に係る二次電池パックの斜視図である。
図2図1の分解図である。
図3】本発明の一つの実施例に係る電池セルの斜視図である。
図4】本発明の一つの実施例に係るPCB、外部入出力端子及びコネクターの斜視図である。
図5】本発明の一つの実施例に係るPCMの斜視図である。
図6図1のラベルが除去された二次電池パックの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下では、本発明の実施例を図面を参照して説明するが、これは、本発明のより容易な理解のためのものであって、本発明の範疇がそれによって限定されることはない。
【0034】
図1は、本発明の一つの実施例に係る二次電池パックの斜視図で、図2は、図1の分解図である。
【0035】
図1及び図2を参照すると、二次電池パック10は、電池セル100と、PCB200、PCMケース310、320及びコネクター400からなっているPCM500とを含む。二次電池パック10は、コネクター400を除いたPCM500と電池セル100を覆う形態でラベル600が付着し、上部にはコネクター400が二次電池パック10の外形から突出しない形状で第1ケース部材310の開口311を介して露出している構造で形成されている。
【0036】
図3は、本発明の一つの実施例に係る電池セルの斜視図であり、図4は、本発明の一つの実施例に係るPCB、外部入出力端子及びコネクターの斜視図であり、図5は、本発明の一つの実施例に係るPCMの斜視図であり、図6は、図1のラベルが除去された二次電池パックの斜視図である。
【0037】
図3図6図2と共に参照すると、電池セル100の上端にはシーリング部110、正極端子120及び負極端子130が形成されており、PCB200の上面には、正極端子120及び負極端子130に対応する位置にそれぞれ正極端子接続部220及び負極端子接続部230が形成されている。
【0038】
正極端子120及び負極端子130がそれぞれ正極端子接続部220及び負極端子接続部230と接触し、電池セル100とPCB200との電気的連結がなされる。負極端子130と負極端子接続部230との間には安全素子(図示せず)がさらに装着されている。
【0039】
また、正極端子接続部220及び負極端子接続部230は、外部入出力端子210と電気的に連結され、外部入出力端子210の上面にはコネクター400が装着されることによって電気的連結がなされる。コネクター400と外部入出力端子210との間には電気的連結部材(図示せず)がさらに介在することもある。
【0040】
PCM500は、PCB200が第2ケース部材320に装着され、第2ケース部材320の上部に第1ケース部材310が結合されている構造からなっている。第1ケース部材310の右側には開口311が形成されており、コネクター400は第1ケース部材310の開口311を介して露出している。PCM500は、電池セル100のシーリング部110に搭載される。
【0041】
本発明の属する分野における通常の知識を有する者であれば、前記内容に基づいて本発明の範疇で多様な応用及び変形を行えるだろう。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上説明したように、本発明に係る二次電池パックは、電池パックの外形から突出しない形状でPCM上にコネクターが形成されており、コネクターを装着するためのデバイス内部の空間を最小化することができ、PCMとコネクターとの間に長く延長されていたフレキシブル基板を省略することによって製造単価を低下させ得るという効果を有する。
【符号の説明】
【0043】
10 二次電池パック
100 電池セル
110 シーリング部
120 正極端子
130 負極端子
200 PCB
220 正極端子接続部
230 負極端子接続部
310 第1ケース部材
320 第2ケース部材
400 コネクター
500 PCM
600 ラベル
図1
図2
図3
図4
図5
図6