特許第6271574号(P6271574)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6271574
(24)【登録日】2018年1月12日
(45)【発行日】2018年1月31日
(54)【発明の名称】キーコード付きの使い捨ての分配ヘッド
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/48 20060101AFI20180122BHJP
【FI】
   B65D25/48 Z
【請求項の数】22
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-545468(P2015-545468)
(86)(22)【出願日】2013年11月27日
(65)【公表番号】特表2016-500042(P2016-500042A)
(43)【公表日】2016年1月7日
(86)【国際出願番号】US2013072399
(87)【国際公開番号】WO2014085701
(87)【国際公開日】20140605
【審査請求日】2016年11月14日
(31)【優先権主張番号】61/731,233
(32)【優先日】2012年11月29日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505307471
【氏名又は名称】インテグリス・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ヘネン、ジョン エム.
【審査官】 植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−514567(JP,A)
【文献】 特開昭51−012408(JP,A)
【文献】 実公昭39−005097(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/48
B65D 33/38
B65D 8/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キー結合システムを容器及び分配システムに現場設置する方法であって、
複数の突出部を含む第1のキーリングを準備することであって、前記複数の突出部は突出パターンを画定する第1のキーリングを準備することと、
複数のポケットを画定する第2のキーリングを準備することであって、前記複数のポケットは前記第1のキーリングの前記突出パターンに相補的なポケットパターンを画定する第2のキーリングを準備することと、
前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの一方を分配ヘッドに連結することと、
前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの他方を前記容器の栓に連結し、前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの前記他方が前記栓の首部の外側の周りで自由に回転するようにすることと、
前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの前記一方が連結されている前記分配ヘッドを、前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの前記他方が連結されている前記栓に連結することによって、前記突出パターンを前記ポケットパターン内に係合させることと、
前記分配ヘッドを前記栓に連結することとを含む方法。
【請求項2】
前記第1のキーリングは前記分配ヘッドに連結される内側キーリングであり、前記第2のキーリングは前記栓の前記首部の外側の周りで自由に回転するように前記栓に連結される外側キーリングであり、前記内側キーリングは前記突出パターンが前記ポケットパターン内に係合すると前記外側キーリングによって囲まれる請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記外側キーリングは、内径を画定するように外周部から径方向内方に延びるフランジ部を含む請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記栓は外径を画定する雄ねじを含み、前記外径は前記フランジ部の前記内径よりも大きい請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記フランジ部は前記内径から径方向外方に延びる複数のスロットを画定する構造を含む請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記栓に挿入されるガードを準備することであって、該ガードは前記栓の開口を覆い、粒子が前記容器に入ることを防止するガードを準備すること、
前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの前記他方を前記容器の栓に連結するステップの前に前記ガードを前記栓に挿入すること、並びに
前記挿入するステップの後かつ前記分配ヘッドを前記栓に連結するステップの前に前記ガードを前記栓から取り外すことを更に含む請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記栓に挿入されるガードを準備することであって、該ガードは前記栓の開口を覆い、粒子が前記容器に入ることを防止するガードを準備すること、並びに
記ガードが前記栓に挿入された状態で前記外側キーリングが前記容器の前記栓に連結される間に前記外側キーリングに接触するように適合されている組み付け工具を準備すること、
記容器の栓に前記外側キーリングを連結するステップの前に前記ガードを前記栓に挿入すること、
記ガードが前記栓に挿入された状態で、前記栓の前記雄ねじの近位端上に前記フランジ部が載るように前記外側キーリングを配置すること、
前記ガードが前記栓に挿入された状態、かつ前記雄ねじの前記近位端上に前記フランジ部が載るように前記外側キーリングが配置された状態で、前記組み付け工具を前記外側キーリングに係合させること、
前記組み付け工具が前記外側キーリングに係合している間に前記組み付け工具に力を加え、前記外側キーリングの前記フランジ部に、前記栓の前記雄ねじを横切らせること、並びに
前記加えるステップの後で、前記組み付け工具を前記外側キーリングとの係合から取り外し、前記ガードを前記栓から取り外すことを更に含む請求項又はに記載の方法。
【請求項8】
第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分を準備して共に接合させることで前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの一方を形成すること、
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分を前記栓の前記首部に近接して位置決めすること、並びに
前記第1のキーリング部分を前記第2のキーリング部分に接合することによって、該第1のキーリング部分及び該第2のキーリング部分が、前記栓の前記首部を囲む前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの一方を形成することを更に含む請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は、該第1のキーリング部分を該第2のキーリング部分に接合する少なくとも1つの留め具構造を含む請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は別個の構成要素である請求項又はに記載の方法。
【請求項11】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は、共に蝶着されてクラムシェル構造を形成する請求項又はに記載の方法。
【請求項12】
容器及び分配システムをキー結合する現場設置キットであって、
複数の突出部を含む第1のキーリングであって、前記複数の突出部は突出パターンを画定する第1のキーリング、及び
複数のポケットを画定する第2のキーリングであって、前記複数のポケットは、前記第1のキーリングの前記突出パターンに相補的なポケットパターンを画定し、前記突出パターンは、前記ポケットパターン内に噛み合うように構成されている第2のキーリングを備え、
前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの一方は、分配ヘッドに連結されるように適合されており、前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの他方は、前記容器の栓に連結されるように適合されており、前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの前記他方は、前記栓の首部の外側の周りで自由に回転するように構成されている現場設置キット。
【請求項13】
前記第1のキーリングは前記分配ヘッドに連結されるように適合された内側キーリングであり、前記第2のキーリングは前記容器の前記栓に連結されるように適合され、かつ前記栓の前記首部の外側の周りで自由に回転するように構成された外側キーリングであり、前記内側キーリングは、前記突出パターンが前記ポケットパターン内に係合すると前記外側キーリングによって囲まれる請求項12に記載の現場設置キット。
【請求項14】
前記外側キーリングは、内径を画定するように外周部から径方向内方に延びるフランジ部を含む請求項13に記載の現場設置キット。
【請求項15】
前記栓は外径を画定する雄ねじを含み、前記外径は前記フランジ部の前記内径よりも大きい請求項14に記載の現場設置キット。
【請求項16】
前記フランジ部は前記内径から径方向外方に延びる複数のスロットを画定する構造を含む請求項15に記載の現場設置キット。
【請求項17】
前記栓の開口を覆い、粒子が前記容器に入ることを防止するガードを更に備える請求項1316のいずれか一項に記載の現場設置キット。
【請求項18】
前記ガードを囲むとともに外側キーリングに接触するように適合されている組み付け工具を更に備える請求項17に記載の現場設置キット。
【請求項19】
共に接合されて前記第1のキーリング及び前記第2のキーリングのうちの一方を形成する第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分を更に備える請求項12に記載の現場設置キット。
【請求項20】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は、該第1のキーリング部分を該第2のキーリング部分に接合する少なくとも1つの留め具構造を含む請求項19に記載の現場設置キット。
【請求項21】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は別個の構成要素である請求項19又は20に記載の現場設置キット。
【請求項22】
前記第1のキーリング部分及び前記第2のキーリング部分は、共に蝶着されてクラムシェル構造を形成する請求項19又は20に記載の現場設置キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、包括的には、液体の加圧分配システムの分野に関する。より詳細には、本開示は、加圧分配システムの容器及び分配ヘッドをキー溝によって嵌合させる方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キーコード付きの分配ヘッドが当該技術分野において認識されている。例えば、本願の所有者によって所有されているレイズ(Leys)他の特許文献1、及び、アスプ(Asp)他の特許文献2を参照されたい。これらの開示は、それらの開示に含まれる任意の特許請求の範囲及び任意の表現の定義を除いて、参照によりそれらの全体が本明細書に援用される。キーコード付きの分配ヘッドは、容器(及び容器に収容されている化学物質)が、間違った容器に接続されることに対する物理的なバリアを提供することによって、プロセス及び接続される装置に適合するという幾らかの保証を提供することができる。
【0003】
それにもかかわらず、既存の分配システムはキーコード付きではなく、したがって、間違ったプロセス薬品に誤って接続されやすい。そのような分配システムは、誤って接続されたプロセス薬品に適合しない機器に損傷を与えるというリスクを課し、幾つかの場合、操作する人員に負傷のリスクを課す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2009/0057347号
【特許文献2】米国特許第8,464,499号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常の操作に干渉することなく、また既存のシステムの主要な構成要素の交換を必要とすることなく、過った接続に対する物理的なバリアを提供するように既存の分配システムとともに実装することができるデバイスが、当該技術分野において望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において開示される種々の実施形態は、現場で設置することができるか又は別の状態で既存の容器及び分配ステーションに付け加えられる2部品のキーコードデバイスを含む。キーコードリングは、濡れない領域において容器接続部の外側首部に連結することができる。この場合、既存の分配ヘッドは、容器のリングと嵌合する新規のコードリングを含むように変更することができる。
【0007】
2部品の改造システムは、現在の接続システムが、安全性を促すために何千もの一意の特定のキーコードの組み合わせが可能であるバリアキーコード接続部を組み込むことを可能にする。幾つかの実施形態では、構成要素は全てプラスチックであって濡らされず、かつ、スナップオンアセンブリを含む。分配ヘッドに係合している間にヘッドとともに回転する容器のリングは、既存のクロージャに干渉しない。
【0008】
構造的には、種々の開示される実施形態は、容器及び分配システムをキー結合(keying)する現場設置キットであり、キットは、複数の突出部を含む第1のキーリングを備え、複数の突出部は突出パターンを画定する。第2のキーリングが、複数のポケットを画定することができ、複数のポケットは、第1のキーリングの突出パターンに相補的なポケットパターンを画定し、突出パターンは、ポケットパターン内に噛み合うように構成されている。第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方は、分配ヘッドに連結されるように適合されており、また、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方は、容器の栓に連結されるように適合されている。第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方は、栓の首部の外側の周りで自由に回転するように構成することができる。
【0009】
1つの実施形態では、第1のキーリングは内側キーリングであり、第2のキーリングは外側キーリングであり、内側キーリングは、突出パターンがポケットパターン内に係合すると外側キーリングによって囲まれる。外側キーリングは、内径を画定するように外周部から径方向内方に延びるフランジ部を含むことができる。また、栓は、外径を画定する雄ねじを含むことができ、外径はフランジ部の内径よりも大きい。フランジ部は、内径から径方向外方に延びる複数のスロットを画定する構造を含むことができる。
【0010】
1つの実施形態では、栓の開口を覆うガードが設けられ、粒子が容器に入ることを防止することができる。ガードを囲むとともに外側キーリングに接触するように適合されている組み付け工具もキットに含めることができる。
【0011】
1つの実施形態では、第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分が、共に接合されて第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を形成する。第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分は、第1のキーリング部分を第2のキーリング部分に接合する少なくとも1つの留め具構造を含むことができる。第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分は別個の構成要素であるものとすることができるか、又は、共に蝶着してクラムシェル構造を形成することができる。
【0012】
種々の実施形態では、現場設置キットは、キーコードデバイスの組み付けを説明する有形媒体に提供される指示を含む。有形媒体は例えば、印刷物、又は、デジタルデバイスによってアクセスされる非一時的なコンピュータ可読媒体を含むことができる。指示は、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を分配ヘッドに連結すること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結し、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方が栓の首部の外側の周りで自由に回転するようにすること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方が連結されている分配ヘッドを、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方が連結されている栓に連結することによって、突出パターンをポケットパターン内に係合させること、並びに
・分配ヘッドを栓に連結することを含むことができる。
【0013】
幾つかの実施形態では、指示は、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結するステップの前にガードを栓に挿入し、次に、挿入するステップの後かつ分配ヘッドを栓に連結するステップの前にガードを栓から取り外すことを更に含むことができる。他の実施形態では、指示は、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結するステップの前にガードを栓に挿入すること、外側キーリングが容器の栓に連結されており、またガードが栓に挿入されている間に組み付け工具を外側キーリングに係合させること、組み付け工具が外側キーリングに係合している間に組み付け工具に力を加え、外側キーリングのフランジ部に、栓の雄ねじを横切らせること、並びに、加えるステップの後で、組み付け工具を外側キーリングとの係合から取り外し、ガードを栓から取り外すことを更に含むことができる。
【0014】
1つの実施形態では、指示は、第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分を栓の首部に近接して位置決めすること、並びに、第1のキーリング部分を第2のキーリング部分に接合することによって、第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分が、栓の首部を囲む第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を形成することを更に含むことができる。
【0015】
本開示の種々の実施形態では、キー結合システムを容器及び分配システムに現場設置する方法が開示され、複数の突出部を含む第1のキーリングを準備することであって、
・複数の突出部は突出パターンを画定する第1のキーリングを準備すること、
・複数のポケットを画定する第2のキーリングを準備することであって、複数のポケットは、第1のキーリングの突出パターンに相補的なポケットパターンを画定する第2のキーリングを準備すること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を分配ヘッドに連結すること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結し、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方が栓の首部の外側の周りで自由に回転するようにすること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方が連結されている分配ヘッドを、第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方が連結されている栓に連結することによって、突出パターンをポケットパターン内に係合させること、並びに
・分配ヘッドを栓に連結することを含む。
【0016】
キー結合システムを容器及び分配システムに現場設置する方法はまた、
・栓に挿入されるガードを準備することであって、ガードは栓の開口を覆い、粒子が容器に入ることを防止するガードを準備すること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結するステップの前にガードを栓に挿入すること、並びに
・挿入するステップの後かつ分配ヘッドを栓に連結するステップの前にガードを栓から取り外すことを含むことができる。
【0017】
さらに、キー結合システムを容器及び分配システムに現場設置する方法はまた、
栓に挿入されるガードを準備することであって、
・ガードは栓の開口を覆い、粒子が容器に入ることを防止する、ガードを準備すること、並びに
・外側キーリングが容器の栓に連結されており、またガードが栓に挿入されている間に外側キーリングに接触するように適合されている組み付け工具を準備すること、
・第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの他方を容器の栓に連結するステップの前にガードを栓に挿入すること、
・外側キーリングが容器の栓に連結されており、またガードが栓に挿入されている間に組み付け工具を外側キーリングに係合させること、
・組み付け工具が外側キーリングに係合している間に組み付け工具に力を加え、外側キーリングのフランジ部に、栓の雄ねじを横切らせること、並びに
・加えるステップの後で、組み付け工具を外側キーリングとの係合から取り外し、ガードを栓から取り外すことを含むことができる。
【0018】
1つの実施形態では、キー結合システムを容器及び分配システムに現場設置する方法は、
・第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分を準備して共に接合させることで第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を形成すること、
・第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分を栓の首部に近接して位置決めすること、並びに
・第1のキーリング部分を第2のキーリング部分に接合することによって、第1のキーリング部分及び第2のキーリング部分が、栓の首部を囲む第1のキーリング及び第2のキーリングのうちの一方を形成することを更に含む。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本開示の一実施形態におけるキーコードアセンブリ、栓及びドラムの分解図である。
図2図1のキーコードアセンブリの栓サブアセンブリ及び分配ヘッドサブアセンブリを示す図である。
図3図1の栓及びドラムに完全に組み付けられたキーコードアセンブリを示す図である。
図4図2のキーコードアセンブリの栓サブアセンブリ及び分配ヘッドサブアセンブリの断面図である。
図5】互いに接触している、図4の栓サブアセンブリ及び分配ヘッドサブアセンブリの断面図である。
図6図3の完全に組み付けられたキーコードアセンブリの断面図である。
図7】本開示の一実施形態における栓アセンブリの組み立てにおいて用いられる構成要素の分解斜視図である。
図8】開示される実施形態における栓アセンブリの組み立ての1つの段階の図7の構成要素の断面図である。
図9】開示される実施形態における栓アセンブリの組み立ての1つの段階の図7の構成要素の断面図である。
図10】開示される実施形態における栓アセンブリの組み立ての1つの段階の図7の構成要素の断面図である。
図11】開示される実施形態における栓アセンブリの組み立ての1つの段階の図7の構成要素の断面図である。
図12】開示される実施形態における栓アセンブリの組み立ての1つの段階の図7の構成要素の断面図である。
図13】開示される実施形態における保護キャップを有する図12の栓アセンブリの断面図である。
図14A】本開示の一実施形態における分割外側キーリングの斜視図である。
図14B】本開示の一実施形態におけるクラムシェル外側キーリングの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1図6を参照すると、本開示の一実施形態における組み付けの種々の段階のキーコードアセンブリ20が示されている。キーコードアセンブリ20は、外側又は雌型キーリング22、分配ヘッド24、内側又は雄型キーリング26、保持体28及び外側Oリング32を含む。キーコードアセンブリ20は、ドラム36に連結される栓34に連結されるように適合されている。栓34は開口37を画定し、通常は、内部でセンタリングされる分配管路38、及び、キーコードアセンブリ20と嵌合する雄ねじ40を含む。
【0021】
キーコードアセンブリ20は中心軸39を画定し、種々の構成要素は、組み付けられると、中心軸39を中心に同心状になる。本開示では、「軸方向」とは、中心軸39に対して平行な座標である。また本開示に関して、「近位」とは、ドラム36の外部の、栓34の分配管路38から離れる方向(すなわち、図1図6の図において上方)を指し、「遠位」とは、ドラム36の外部の、分配管路38に向かう方向(すなわち、図1図6の図において下方)を指す。
【0022】
分配ヘッド24、保持体28、外側Oリング32及び栓34は、従来のアセンブリから既存の構成要素である。外側キーリング22及び内側キーリング26は、改造キットの一部として提供される。1つの実施形態では、外側キーリング22は、外周部42、及び、内径48を画定するように外周部42の下側縁46から径方向内方に延びるフランジ部44を含む。1つの実施形態では、フランジ部44の内径48は、栓34の雄ねじ40の外径50よりも小さい。複数の突出部52が外周部42の内面54から径方向内方に延び、間に複数のポケット56を画定する。複数のポケット56はポケットパターン57を画定することができる。フランジ部44には、内径48から径方向外方に延びる複数のスロット58も形成することができる。
【0023】
図示の実施形態では、分配ヘッド24は、分配ポート62、及び、フランジ66と一体的に形成されるか又は別様に連結される排気ポート64を含む。分配ポート62は、拡径のカラー部分68(図4に最も良く示されている)を含み、栓34の分配管路38の雄端と嵌合する雌ポートを画定することができる。分配ポート62及び排気ポート64は、外部管路との接続を容易にするようにねじ切り部分72をそれぞれ含むことができる。排気ポート64は、ノッチ76がそれぞれ形成されるガセット74も含むことができる。分配ヘッド24は、栓34の内面82と封止係合するOリング又はガスケット部材78(図4)を更に含むことができる。
【0024】
内側キーリング26は、突出部86が径方向外方に延びる遠位端85を有するカプラ84を含むことができる。突出部86は、中心軸39に対して垂直な突出パターン87を画定することができる。カプラ84は円筒形であるものとすることができ、栓34の雄ねじ40と嵌合する雌ねじ部分88を含むことができる。内側キーリング26は、カプラ84から径方向内方に延びる内側フランジ92も含むことができる。1つの実施形態では、内側キーリング26は、手又は工具によるカプラ84の把持に対応するように把持部分94を有する近位端93も含む。
【0025】
保持体28は、ヒンジ軸98を中心にヒンジ回転するようにリビングヒンジ96において共に接合される2つのセクション28a及び28bを含むことができ、ヒンジ軸98は、組み付け時に、中心軸39に対して実質的に平行である。1つの実施形態では、セクション28a及び28bは協働して、分配ポート62及び排気ポート64の外形に対応するように賦形される孔100を画定する。保持体28は、PTFE等の固形材料から作製することができる。外側Oリング32は、保持体28の外周に画定されるグランド102内に嵌まる。Oリング32は、FEPで封入された白シリコーン等の好適な可撓性材料から作ることができる。
【0026】
キーコードアセンブリ20は2つのサブアセンブリ:栓サブアセンブリ110及び分配ヘッドサブアセンブリ120(図2)を備える。栓サブアセンブリ110は、栓34の雄ねじ40にわたって遠位方向に外側キーリング22を摺動させることによって組み付けられる。外側キーリング22の内径48が栓34の雄ねじ40の外径50よりも小さい実施形態の場合、フランジ部44と雄ねじ40との間に干渉が生じ、それによって、外側キーリング22が栓34にわたって摺動するときにフランジ部44が雄ねじ40を横切る。他の実施形態では、外側キーリング22の内径48は、雄ねじ40の外径50よりも大きく、それによって、外側キーリング22は、雄ねじ40を横切ることなく栓34にわたって摺動することができる。内径48はまた、栓34の首部112(図4)の半径114よりも大きいように寸法決めされる。
【0027】
分配ヘッドサブアセンブリ120は、分配ヘッド24、内側又は雄型キーリング26、保持体28及び外側Oリング32を含む。組み付け時において、分配ヘッド24は内側キーリング26に挿入されるため、分配ヘッド24のフランジ66の上面は、内側キーリング26の内側フランジ92の下面に接触する。次に、保持体28のセクション28a及び28bがリビングヒンジ96を中心に開口し、分配ポート62及び排気ポート64の周りで、またガセット74のノッチ76内にクランプされる。次に、外側Oリング32が保持体28のグランド102内にスナップ嵌めされ、保持体28を閉位置に保持する。分配ヘッドサブアセンブリ120が完成すると、保持体28の底面は内側キーリング26の内側フランジ92の上面と接触し、保持体28は内側キーリング26内に分配ヘッド24を捕捉する。
【0028】
キーコードアセンブリ20は、所与のシステムとの使用に適合する化学物質に関して、内側キーリング26の突出部86の突出パターン87が、外側キーリング22のポケットパターン57と相補的であるように構成されるよう設計されている。すなわち、突出部86は、外側キーリング22のポケット56内で軸方向に摺動可能に係合して着座するように構成されている。突出部86及び対応するポケット56の寸法は、非対称(すなわち、不均一な接線方向寸法)であるものとすることができるため、分配ヘッドサブアセンブリ120は、1つの栓サブアセンブリ110のみ、又は、栓アセンブリ110に適合する栓サブアセンブリの特定のサブセットのみと嵌合することができる。
【0029】
動作時に、分配ヘッドアセンブリ120は(例えば図4に示されているように)栓アセンブリ110にわたって位置合わせされ、栓アセンブリ110と最初に接触するため、分配ポート62のカラー部分68がドラム36の分配管路38と実質的に位置合わせされる(例えば図5)。特定の実施形態に関して、分配ヘッドアセンブリ120は、中心軸39を中心として任意の回転の向きで配置することができる。次に、外側キーリング22は、内側キーリング26の突出パターン87が外側キーリング22のポケットパターン57と嵌合することを可能にする回転の向きが見出されるまで、中心軸39を中心に回転される。外側キーリング22は次に、軸方向に(すなわち中心軸39に対して平行に)摺動して内側キーリング26に入り、内側キーリング26及び外側キーリング22がキー結合したアセンブリ130を画定するようにする。キー結合したアセンブリ130は次に、分配ヘッドアセンブリ120が栓34に封止取り付けされるまで、カプラ84の雌ねじ部分88を介して栓34の雄ねじ40に螺合される。
【0030】
機能的には、内側キーリング26及び外側キーリング22の突出部86及び52それぞれのパターンは、パターンが相補的である場合にのみ、分配ヘッドアセンブリ120と栓サブアセンブリ110との連結を可能にする。栓サブアセンブリ110に適合しない分配ヘッドサブアセンブリの場合、それぞれの突出部86及び52は、互いに対するそれらの回転の向きに関係なく、軸方向(すなわち中心軸39に対して平行な方向)に互いに物理的に干渉するようなパターンにすることができる。その干渉は、内側キーリング26(及びしたがって分配ヘッド24)の雌ねじ88が栓34の雄ねじ40と係合することを物理的に防止することができるか、又は、内側キーリング26と栓34との間の動作連結を別様に防止する。すなわち、内側キーリング26及び外側キーリング22が相補的ではない場合、分配ヘッドアセンブリ120と栓サブアセンブリ110との間の係合は、図5に示されているものを越えては進まない。このように、キーコードシステムは、特定の化学物質又は化学物質の適合するサブセットのみが分配ヘッド24に接続することを可能にし、したがって、間違った種類の化学物質に誤って接続されることに対する安全措置を提供する。
【0031】
スロット58は、外側キーリング22が栓34への設置中に雄ねじ40を軸方向(すなわち中心軸39に対して平行な方向)に横切るときに、フランジ部44の最内部が撓むことを可能にする。外側Oリング32は、保持体28の2つのセクション28a及び28bを閉じた向きで保持するように動作する。外側キーリング22の内径48に対する首部112のより小さい半径は、外側キーリング22が首部112の周りで自由に回転することを可能にする。外側キーリング22の内径48が栓34の雄ねじ40の外径50よりも小さい実施形態の場合、外側キーリング22は、ドラム36と、栓34の雄ねじ40の最下部分との間に効果的に捕捉される。
【0032】
また、図示の実施形態では、栓サブアセンブリ110の外側キーリング22は、栓34の首部112の周りで自由に回転し、既存のクロージャ接続部に干渉しない。
図7図13を参照すると、栓サブアセンブリ110を組み立てる付属品150が、本開示の一実施形態における付属品150を実装する方法とともに開示の実施形態に示されている。付属品150は、ガード152及び組み付け工具154を含む。ガード152は、近位面164及び遠位面166を有するフランジ部162を含む。1つの実施形態では、肩部168が遠位面166から延びる。複数のタブ172が遠位の肩部168から軸方向に突出することができる。ハンドル部174も近位面164から延びることができる。
【0033】
組み付け工具154は、近位面184及び遠位面186を有するフランジ部182を含む。1つの実施形態では、スカート部188が遠位面186から延びる。ハンドル部190も近位面184から延びることができる。ハンドル部190は中空のキャビティ192を画定することができる。中空のキャビティ192は、ハンドル部174が中空のキャビティ192内に自由に(すなわち、ハンドル部174と中空のキャビティ192の境界とが接触することなく)嵌まることができるように寸法決めすることができる。スカート部188は、外側キーリング22のフランジ部44の内径48よりも大きい内径196、及び、外側キーリング22の外周部42内に嵌まる外径198を画定する遠位端194を含むことができる。
【0034】
機能的には、ガード152の目的は、粒子がドラム36に入るのを防止することである。特に外側キーリング22のフランジ部44が雄ねじ40を横切る構成の場合、栓34の開口37に近接してかなりの粒子が発生する可能性がある。ガード152は、栓サブアセンブリ110の組み付け中に発生する粒子に対するバリアとして働く。
【0035】
ガード152のタブ172は、ガード152を視覚的及び/又は物理的に案内して栓34の開口に入れるように働くことができる。肩部168は、栓34の開口37の直径よりも僅かに小さい直径を有することができ、肩部168は、ガード152を開口37内に実質的にセンタリングするように作用する。スカート部188の内径196及び外形198は、スカート部188の遠位端194が外側リング22のフランジ部44に接触する間に栓34の雄ねじ40に接触しないように寸法決めされる。スカート部188の内径196は、フランジ部44が雄ねじ40を横切るときにフランジ部44が撓むことを可能にする距離において雄ねじ40から径方向外方に設定することができる。
【0036】
栓サブアセンブリ110を組み立てる方法は以下の通りである。
・ガード152のフランジ部162が開口37を覆うようにガード152を栓34の開口37に挿入する(図8)。
【0037】
・フランジ部44が栓34のねじ40の近位端に載るように外側キーリング22を配置する(図9)。
・遠位端194が外側キーリング22のフランジ部44に載り、組み付け工具154が外側キーリング22の中心軸202を中心に実質的にセンタリングされるように組み付け工具154を配置する(図10)。
【0038】
・フランジ部44がねじ40の遠位端の下になり、栓34の首部112を囲むまで、外側キーリング22のフランジ部44が栓34の雄ねじ40を横切るように、中心軸202に平行な外力Fを加える(図11)。
【0039】
・組み付け工具154及びガード152を取り外して完全に組み付けられた栓アセンブリ110を露出させる(図12)。
1つの実施形態では、キャップ204を、栓34の雄ねじ40に螺合させ、分配ヘッド24の非存在下でドラム36を気密に封止することができる(図13)。
【0040】
図14A及び図14Bを参照すると、分割外側キーリング210a及びクラムシェル外側キーリング210bが本開示の実施形態において示されている。外側キーリング210a及び210bは、第1のキーリング部分212及び第2のキーリング部分214をそれぞれ含む。第1のキーリング部分212及び第2のキーリング部分214は、スナップ222及びバックル224構成(図示)のような少なくとも1つの留め具構造216を含む。分割外側キーリング210aは2つの留め具構造216を含む。クラムシェル外側キーリング210bは1つのみの留め具構造を含み、リビングヒンジ226が留め具構造216に直径方向に対向する。
【0041】
留め具構造(複数の場合もあり)216は、第1のキーリング部分212及び第2のキーリング部分214が、容易に共に締結され、外側キーリング22に関して記載したものと同じキーコードの有用性を有する外側キーリングを画定することを可能にする。第1のキーリング部分212及び第2のキーリング部分214は、外側キーリング(複数の場合もあり)210a、210bが栓34のねじ40を横切る必要なく、首部112に横方向に(すなわち側部から)取り付けられ、共に接合されることができる。
【0042】
上側及び下側、上部及び底部、前及び後、左及び右、水平等のような相対的な用語に対する言及は、説明の便宜上意図されるものであり、別途明記されない限り、限定するものとして、すなわちその構成要素をいずれか1つの位置又は特別な向きに限定するものとしては意図されない。図面に示される全ての寸法は、潜在的な設計、及び、特定の実施形態の使用目的とともに、実施形態の範囲から逸脱することなく変えることができる。
【0043】
本明細書において開示される付加的な図面及び方法のそれぞれは、別個に又は他の特徴及び方法と併せて用いられ、改良されたデバイス、並びに、デバイスを作製及び使用する方法を提供することができる。したがって、本明細書において開示される特徴及び方法の組み合わせは、発明を、その最も広範な意味で特許請求される通りに実施するために必要ではない場合があり、その代わりに、代表的な実施形態を単に詳細に記載するために開示される。
【0044】
実施形態に対する種々の変更形態が、本開示を読めば当業者には明らかであろう。例えば、当業者は、異なる実施形態に関して記載される種々の特徴を、本開示の主旨内で他の特徴と、単独で、又は異なる組み合わせで好適に組み合わせ、組み合わせを解消し、また再び組み合わせることができることを認識するであろう。同様に、上述した種々の特徴は全て、本開示の範囲又は主旨に対する限定ではなく、例示的な実施形態としてみなされるべきである。
【0045】
当業者は、上述した任意の個々の実施形態に示されているよりも少ない特徴を使用することができることを認識するであろう。本明細書において記載される実施形態は、種々の特徴を組み合わせることができる方法の網羅的な提示であることは意図されない。したがって、当業者によって理解されるように、実施形態は特徴の相互に排他的な組み合わせではなく、むしろ、異なる個々の実施形態から選択される異なる個々の特徴の組み合わせを使用することができる。
【0046】
上記の文献の参照による任意の援用は、本明細書における明確な開示に反する主題が援用されないように限定される。上記の文献の参照による任意の援用は、それらの文献に含まれる請求項が参照により本明細書に援用されないように更に限定される。上記の文献の参照による任意の援用は、それらの文献において提供される任意の定義が、本明細書に明示的に含まれない限り、参照により本明細書に援用されないようにまた更に限定される。
【0047】
本明細書に含まれる「実施形態(複数の場合もあり)」、「本開示の実施形態(複数の場合もあり)」及び「開示される実施形態(複数の場合もあり)」への言及は、先行技術であると認められない本特許出願の明細書(特許請求の範囲及び図面を含む文章)に言及するものである。
【0048】
特許請求の範囲の解釈に関して、それぞれの請求項において「〜する手段」又は「〜するステップ」という特定の用語が記載されない限り、米国特許法第112条(f)項の条項が適用されるべきではないことが明示的に意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B