【実施例】
【0208】
以下の実施例に記述する化合物及び対応する分析データを得ようとするとき、特に指示されない限り、以下の実験及び分析プロトコルに従った。
【0209】
特に記載がない限り、反応混合物を、窒素雰囲気中、室温(rt)で磁気撹拌子によって撹拌した。溶液を「乾燥させた」場合、それらは一般的にNa
2SO
4又はMgSO
4などの乾燥剤によって乾燥させた。混合物、溶液及び抽出液が「濃縮された」場合、それらは典型的にはロータリーエバポレーターを用いて減圧下で濃縮された。マイクロ波照射条件下での反応は、Biotage Initiator又はCEM Discover機器で実行した。
【0210】
用語R
1Sn Bu
3は、R
1SnMe
3、R
1Sn Ph
3、及びその他などの類似のスタンナン試薬を包含すると意図される。
【0211】
特に指示されない限り、充填済みカートリッジを用いてシリカゲル(SiO
2)上で、CH
2Cl
2中で2M NH
3/MeOHによって溶出する順相シリカゲルカラムクロマトグラフィー(sgc)を行った。
【0212】
分取逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、Xterra Prep RP
18(5μm、30×100mm)カラムを備えたGilson HPLCで、10から99%のアセトニトリル/水(20mMのNH
4OH)の勾配で、12〜18分、流量30mL/分で溶出させて行った。
【0213】
塩酸塩として得られた化合物は、特に明記されない限り、遊離の塩基のCH
2Cl
2溶液に、ジエチルエーテル中の1M HClを添加した後、濃縮することによって調製した。
【0214】
質量スペクトル(MS)は、特に指示されない限り、ポジティブモードのエレクトロスプレーイオン化(ESI)を用いるAgilentシリーズ1100 MSDで得た。計算された(calcd.)質量は、正確な質量に対応する。
【0215】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、BrukerモデルDRX分光計を用いて得た。以下に示す
1H NMRデータのフォーマットは下記である:テトラメチルシラン基準物質の低磁場のケミカルシフト(ppm)(多重度、結合定数J(Hz)、積分値)。
【0216】
化学名は、ChemDraw Ultra 6.0.2(CambridgeSoft Corp.,Cambridge,MA)又はACD/Name Version 9(Advanced Chemistry Development,Toronto,Ontario,Canada)を使用して生成した。
【0217】
本明細書で使用される略語及び頭字語は次の通りである。
【0218】
【表4】
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【0219】
中間体1:4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0220】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0221】
中間体1、工程a:tert−ブチル4−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。1−tert−ブチル4−エチル3−オキソピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.00g、7.39mmol)のEtOH溶液(37mL)に、塩酸ホルムアミジン(910mg、11.08mmol)を添加した後、NaOEt(6.89mL、2.68M、EtOH中)を滴下した。混合物を一晩加熱還流した。反応物を減圧下で濃縮し、その後、少量の水に溶解した。1N HClを用いてpH 7に調整した。水層を固体NaClによって飽和し、EtOAc及びDCMの混合物によって抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4によって乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。IPA/EtOAcによって溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物を白色固体として得た(993mg、53%)。MS(ESI):C
12H
17N
3O
3の質量計算値、251.13;m/z実測値252.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.05(s,1H)、4.42(s,2H)、3.69−3.61(m,2H)、2.63(s,2H)、1.49(s,9H)。
【0222】
実施例1、工程b:tert−ブチル4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート中間体1、工程aの生成物(966mg、3.84mmol)のDCM溶液(19mL)に、0℃でEt
3N(0.64mL、4.61mmol)を添加した後、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.72mL、4.23mmol)を滴下した。飽和NH
4Cl溶液を添加することにより混合物の反応を停止させた。合わせた有機層を硫酸ナトリウムによって乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物を粘性の無色の油として得た(427mg、29%)。MS(ESI):C
13H
16F
3N
3O
5S、質量計算値、383.08;m/z実測値、328.0[M+H−
tBu]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.83(s,1H)、4.71(s,2H)、3.75(t,J=5.7Hz,2H)、2.85(t,J=5.5Hz,2H)、1.50(s,9H)。
【0223】
中間体1、工程c:tert−ブチル4−フェニル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。25mLの丸底フラスコに、以下の試薬を添加した:フェニルボロン酸(210mg、1.67mmol)、PdCl
2dppf(33mg、0.04mmol)、dppf(13mg、0.02mmol)、及びK
3PO
4(366mg、1.67mmol)。中間体1、工程Bの生成物(427mg、1.11mmol)をジオキサン(11mL)に溶解して加えた。この混合物を100℃で一晩加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、その後、トルエンに溶解して、セライトで濾過した。トルエンを減圧下で濃縮してEtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物が粘性のオレンジ色の油(272mg、78%)として得られた。MS(ESI):C
18H
21N
3O
2、質量計算値、311.16;m/z実測値、312.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.08(s,1H)、7.63−7.58(m,2H)、7.53−7.46(m,3H)、4.72(s,2H)、3.62(t,J=5.6Hz,2H)、2.91(s,2H)、1.51(s,9H)。
【0224】
中間体1、工程d:4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。中間体1、工程cの生成物(265mg、0.85mmol)のDCM(4mL)溶液に、TFA(0.85mL)を添加した。3時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をDCMに溶解して、飽和NaHCO
3水溶液で処理した。次に、水層をDCM及びEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。2M NH
3のMeOH/DCM溶液で溶出するSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物を暗オレンジ色の油として得た(172mg、96%)。MS(ESI):質量の計算値C
13H
13N
3、211.11;m/z実測値、212.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.03(s,1H)、7.62−7.56(m,2H)、7.52−7.43(m,3H)、4.16(s,2H)、3.09(t,J=5.7Hz,2H)、2.85(t,J=5.6Hz,2H)。
【0225】
中間体2:tert−ブチル4−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0226】
【化41】
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【0227】
中間体1、工程aの生成物(1.26g、5.02mmol)のDCE溶液(36mL)に、PPh
3(2.69g、10.05mmol)を添加した後にCCl
4(1.46mL、15.07mmol)を添加して、混合物を70℃で2.5時間加熱した。混合物を減圧下で濃縮して、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の化合物が淡黄色の固体(1.20g、88%)として得られた。MS(ESI):質量の計算値C
12H
16ClN
3O
2、260.09;m/z実測値、270.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.79(s,1H)、4.65(brs,2H)、3.80−3.68(m,2H)、2.93−2.82(m,2H)、1.49(s,9H)。
【0228】
中間体3:4−クロロ−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0229】
【化42】
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【0230】
中間体3、工程a:4−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。中間体2(521mg、1.93mmol)のDCM(10mL)溶液にTFA(4mL)を添加した。3時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮して、残渣をDCMに溶解して、氷浴中で0℃に冷却し、飽和NaHCO
3水溶液によって処理した。30分間撹拌した後、層を分離して、水層を5% IPAのDCM溶液で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させて、濾過し、減圧下で濃縮すると非常に淡い黄色の固体(304、93%)が得られた。この物質を更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
7H
8ClN
3、質量計算値、169.04;m/z実測値、170.1[M+H]
+。
【0231】
中間体3、工程b:4−クロロ−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。中間体3、工程aの生成物(305mg、1.80mmol)のDCM(9mL)溶液に、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(404mg、1.80mmol)を添加し、その後EDCl(517mg、2.70mmol)、HOBt(170mg、1.27mmol)及びTEA(0.50mL、3.60mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌し、次いでカラムに直接ロードした。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物(267mg、39%)及び4−(1H−ベンゾトリアゾル−1−イルオキシ)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン(203mg、24%)が副産物として得られた。MS(ESI):C
15H
10Cl
2F
3N
3O、質量計算値、375.02;m/z実測値、376.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.89−8.74(m,1H)、7.84−7.76(m,1H)、7.55−7.45(m,2H)、5.13−4.94(m,1H)、4.54−4.35(m,1H)、4.23−4.06(m,1H)、3.64−3.52(m,1H)、3.10−2.78(m,2H)。
【0232】
中間体4:4−(1H−ベンゾトリアゾル−1−イルオキシ)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0233】
【化43】
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【0234】
中間体4は、中間体3、工程bの合成の際の副産物として形成された。MS(ESI):C
21H
14ClF
3N
6O
2、質量の計算値、474.08;m/z実測値、475.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.55−8.40(m,1H)、8.16−8.11(m,1H)、7.86−7.78(m,1H)、7.60−7.42(m,5H)、5.18−5.03(m,1H)、4.62−4.42(m,1H)、4.32−4.18(m,1H)、3.75−3.62(m,1H)、3.30−3.01(m,2H)。
【0235】
中間体5:4−クロロ−7−[(2,4−ジクロロフェニル)カルボニル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0236】
【化44】
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【0237】
中間体5、工程a:4−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。中間体2(1.23mg、4.54mmol)のDCM溶液(23mL)にTFA(9mL)を添加した。3時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮し、更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
7H
8ClN
3、質量の計算値、169.04;m/z実測値、170.1[M+H]
+。
【0238】
中間体5、工程b:4−クロロ−7−[(2,4−ジクロロフェニル)カルボニル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。2,3−ジクロロ安息香酸(894mg、4.68mmol)のDCM(23mL)中の不均一な混合物に、2M塩化オキサリルのDCM溶液(2.73mL)を添加した後、DMEを3滴滴下した。緩やかな発泡反応が進行して、発泡の完了後、混合物を減圧下で濃縮して、新しいDCM(12mL)を充填した。次に、中間体5、工程aの生成物(771mg、4.54mmol)をDCM溶液(12mL)として加えた後、Et
3N(2.97mL、21.36mmol)を0℃で添加した。反応を室温で数時間放置した後、真空下で部分的に濃縮して、SiO
2にフィルターをロードしてEtOAc/ヘキサンにより溶出させると、表題化合物(585mg、38%、MS(ESI):C
14H
10Cl
3N
3O、質量計算値、340.99;m/z実測値、342.0[M+H]
+)及び1−(4−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノンが副産物(262mg、22%)として得られた。
【0239】
中間体6:1−(4−クロロ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)−2,2,2−トリフルオロエタノン
【0240】
【化45】
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【0241】
中間体6は、中間体4、工程bの合成の際の副産物として形成された。MS(ESI):C
9H
7ClF
3N
3O、質量計算値、265.02;m/z実測値、266.0[M+H]
+。
【0242】
実施例1:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0243】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0244】
中間体1(55mg、0.26mmol)のDCM(3mL)溶液に、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(60mg、0.26mmol)を添加後、EDCI(75mg、0.39mmol)、HOBt(28mg、0.21mmol)及びTEA(0.72mL、0.52mmol)を添加した。混合物を一晩撹拌し、次いでカラムに直接ロードした。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物を無色発泡体として得た(80mg、73%)。MS(ESI):C
21H
15ClF
3N
3O、質量計算値、417.09;m/z実測値、418.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.16−9.03(m,1H)、7.82−7.77(m,1H)、7.65−7.46(m,7H)、5.16−5.02(m,1H)、4.61−4.42(m,1H)、4.09−3.97(m,1H)、3.52−3.38(m,1H)、3.11−2.83(m,2H)。
【0245】
実施例2:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0246】
【化47】
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【0247】
実施例1と類似の方法で、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
15Cl
2N
3O、質量計算値、383.06;m/z実測値、384.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.16−9.02(m,1H)、7.65−7.46(m,6H)、7.34−7.29(m,1H)、7.28−7.26(m,1H)、5.07(s,1H)、4.61−4.43(m,1H)、4.03−3.98(m,1H)、3.52−3.38(m,1H)、3.13−2.82(m,2H)。
【0248】
実施例3:4−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニル)−3−メチルベンゾニトリル。
【0249】
【化48】
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【0250】
実施例74と類似の方法で、2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに4−シアノ−2−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
20N
6O、質量計算値、372.2;m/z実測値、373.2[M+H]
+。
1H NMR(500 MHz、CDCl
3)δ 11.65−10.82(s,1H)、7.83−7.29(m,4H)、7.04−6.73(m,1H)、5.88−5.27(m,1H)、4.81−3.91(m,2H)、3.61−2.95(m,2H)、2.90−2.06(m,6H)、1.42−1.08(m,3H)。
【0251】
実施例4:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0252】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0253】
実施例4、工程a:tert−ブチル4−(1H−ピラゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。マイクロ波バイアルに、中間体2(113mg、0.42mmol)と及び4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(138mg、0.71mmol)を添加し、次いでジオキサン(4mL)及び2M Na
2CO
3(0.52mL)を添加した。この混合物にPd(PPh
3)
4(24mg、0.02mmol)を添加して、反応を150℃のマイクロ波の中で1時間加熱した。反応物を水で希釈して、DCM及びEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4によって乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物を徐々に結晶化する白色固体として得た(97mg、77%)。MS(ESI):C
15H
19N
5O
2、質量計算値、301.15;m/z実測値、302.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.96(s,1H)、8.21(s,2H)、4.68(s,2H)、3.82−3.70(m,2H)、3.07−2.93(m,2H)、1.51(s,9H)。
【0254】
実施例4、工程b:4−(1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例4、工程aの生成物(81mg、0.27mmol)のDCM溶液(3mL)にTFA(0.27mL)を添加した。3時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮して、カラムに直接ロードした。2M NH
3のMeOH/DCM溶液で溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物が白色固体(22mg、41%)として得られた。MS(ESI):C
10H
11N
5、質量計算値、201.10;m/z実測値、202.0[M+H]
+。
【0255】
実施例4、工程c:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例1と類似の方法で、中間体1の代わりに実施例4、工程bの生成物を用い、かつ2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
13C
l2N
5O、質量計算値、373.05;m/z実測値、373.9[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.04−8.88(m,1H)、8.27−8.13(m,2H)、7.59−7.51(m,1H)、7.38−7.27(m,2H)、5.09−4.99(m,1H)、4.58−4.39(m,1H)、4.19−4.09(m,1H)、3.66−3.52(m,1H)、3.21−2.89(m,2H)。
【0256】
実施例5:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0257】
【化50】
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【0258】
実施例4と類似の方法で、実施例4、工程aの4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、表題の化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
15C
l2N
5O、質量計算値、387.07;m/z実測値、387.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):8.99−8.84(m,1H)、8.07−7.94(m,2H)、7.58−7.50(m,1H)、7.36−7.27(m,1H)、7.24−7.21(m,1H)、5.06−4.96(m,1H)、4.54−4.37(m,1H)、4.16−4.09(m,1H)、4.02−3.96(m,3H)、3.64−3.51(m,1H)、3.16−2.86(m,2H)。
【0259】
実施例6:7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル]−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0260】
【化51】
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【0261】
実施例4と類似の方法で、実施例4、工程aの4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを用いて、かつ実施例4、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
18ClN
5O、質量計算値、367.12;m/z実測値、367.9[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.00−8.84(m,1H)、8.09−7.93(m,2H)、7.35−7.27(m,1H)、7.25−7.13(m,2H)、5.10−4.95(m,1H)、4.58−4.38(m,1H)、4.19−4.07(m,1H)、4.04−3.96(m,3H)、3.65−3.53(m,1H)、3.18−2.85(m,2H)、2.48−2.37(m,3H)。
【0262】
実施例7:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0263】
【化52】
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【0264】
方法I:
実施例7、工程a:tert−ブチル4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,8−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(6H)−カルボキシレート。実施例4、工程aと類似の方法で、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,2,3−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに、1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
27N
5O
3、質量計算値、385.21;m/z実測値、386.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):9.10(s,1H)、7.66(d,J=1.8Hz,1H)、6.52(d,J=1.8Hz,1H)、5.88−5.79(m,1H)、5.30(s,1H)、4.93−4.81(m,1H)、4.61−4.53(m,1H)、4.04−3.86(m,2H)、3.48−3.29(m,2H)、2.96−2.77(m,2H)、2.53−2.42(m,1H)、2.14−2.06(m,2H)、1.73−1.61(m,2H)、1.51(s,9H)。
【0265】
実施例7、工程b:4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例7、工程I−aの生成物(191mg、0.50mmol)のDCM溶液(2mL)に、4M HClのジオキサン溶液(1.24mL)を添加した。2時間後、反応は終了し、減圧下で濃縮すると赤色固体が得られた。この材料を更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
10H
11N
5、質量計算値、201.10;m/z実測値、202.1[M+H]
+。
【0266】
実施例7、工程c7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例7、工程I−bの生成物(41mg、0.17mmol)のDCM(2mL)溶液に、2,3−ジクロロ安息香酸(33mg、0.17mmol)を添加し、その後EDCI(33mg、0.17mmol)、HOBt(16mg、0.12mmol)及びTEA(0.60mL、0.44mmol)を添加した。この混合物を一晩撹拌した後、XBridge C18 OBDの50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムに直接ロードして、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させると、所望の生成物が無色固体(8mg、12%)として得られた。MS(ESI):C
17H
13Cl
2N
5O、質量計算値、373.05;m/z実測値、374.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):11.19(br s,1H)、9.10−8.93(m,1H)、7.75−7.68(m,1H)、7.58−7.51(m,1H)、7.36−7.22(m,2H)、7.00−6.93(m,1H)、5.16−4.99(m,1H)、4.60−4.42(m,1H)、4.18−4.11(m,1H)、3.64−3.50(m,1H)、3.39−3.09(m,2H)。
【0267】
方法II:
実施例7、工程II−a:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例4、工程aと類似の方法で、中間体2の代わりに中間体5を用いて、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,2,3−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
21Cl
2N
5O
2、質量計算値、457.11;m/z実測値、458.1[M+H]
+。
【0268】
実施例7、工程II−b:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−ピリミジン。実施例7、工程I−aの生成物(749mg、1.63mmol)のMeOH溶液(8mL)に6M HCl(1.09mL)を添加した。混合物を3時間撹拌した後、少量の水に溶解した固体NaOH(74mg、1.84mmol)によって中和した。混合物を、減圧下で濃縮した。材料をDCM中に溶解して、一晩撹拌した。混合物を濾過して無機固体を除去し、濾液を減圧下で濃縮した。XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムで、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させるクロマトグラフィーにより、所望の生成物を無色の固体(301mg、49%)として得た。MS(ESI):C
17H
13Cl
2N
5O、質量計算値、373.05;m/z実測値、374.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.10−8.93(m,1H)、7.76−7.67(m,1H)、7.58−7.51(m,1H)、7.36−7.21(m,2H)、7.07−6.83(m,1H)、5.15−4.98(m,1H)、4.61−4.42(m,1H)、4.19−4.12(m,1H)、3.65−3.52(m,1H)、3.44−3.06(m,2H)。
【0269】
実施例8:7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0270】
【化53】
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【0271】
実施例7、方法Iと類似の方法で、実施例7、工程I−cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
16ClN
5O、質量計算値。353.10;m/z実測値、354.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.11−8.92(m,1H)、7.78−7.66(m,1H)、7.35−7.13(m,3H)、6.99−6.89(m,1H)、5.17−4.98(m,1H)、4.62−4.42(m,1H)、4.21−4.08(m,1H)、3.66−3.50(m,1H)、3.42−3.05(m,2H)、2.47−2.38(m,3H)。
【0272】
実施例9:7−[(2,3−ジメチルフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0273】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
実施例7、方法Iと類似の方法で、実施例7、工程I−cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2,3−ジメチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
19N
5O、質量計算値、333.16;m/z実測値、334.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.10−8.90(m,1H)、7.74−7.65(m,1H)、7.25−6.90(m,4H)、5.28−4.88(m,1H)、4.55−4.44(m,1H)、4.31−4.01(m,1H)、3.67−3.49(m,1H)、3.35(s,1H)、3.14−3.04(m,1H)、2.35−2.11(m,6H)。
【0275】
実施例10:7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0276】
【化55】
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【0277】
実施例7、方法Iと類似の方法で、実施例7、工程I−cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
16F
3N
5O、質量計算値、387.13;m/z実測値、388.2[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):9.10−8.93(m,1H)、7.75−7.67(m,2H)、7.45−7.34(m,2H)、7.01−6.93(m,1H)、5.28−4.88(m,1H)、4.52−4.39(m,1H)、4.27−4.05(m,1H)、3.63−3.47(m,1H)、3.41−3.28(m,1H)、3.17−3.11(m,1H)、2.49−2.35(m,3H)。
【0278】
実施例11:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0279】
【化56】
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【0280】
実施例11、工程a:tert−ブチル4−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。マイクロ波のバイアルに、中間体2(136mg、0.50mmol)、及びPd(Ph
3)
4(29mg、0.03mmol)を添加した。これらの固体試薬に、脱気したジオキサン(3mL)及び2−トリ−n−ブチルスズピリジン(327mg、0.75mmol)を急速に添加した。マイクロ波チューブを密封して、反応を140℃で90分間加熱した。混合物を飽和KF水溶液で希釈して、30分間撹拌した。EtOAcを添加して、層を分離した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーにより、所望の生成物(157mg、99%)が得られた。MS(ESI):C
17H
20N
4O
2、質量計算値、312.16;m/z実測値、313.2[M+H]
+。
【0281】
実施例11、工程b:4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例11、工程aの生成物(157mg、0.50mmol)のDCM溶液(3mL)に、TFA(1.00mL)を添加した。3時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮し、XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムに直接ロードして、17分にわたって5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O/ACN溶液の勾配によって溶出すると、所望の生成物が褐色の固体(89mg、83%)として得られた。MS(ESI):C
12H
12N
4、質量計算値212.11;m/z実測値、213.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):9.05(s,1H)、8.71(s,1H)、8.06−7.94(m,1H)、7.93−7.81(m,1H)、7.45−7.32(m,1H)、4.17(s,2H)、3.16(s,4H)。
【0282】
実施例11、工程c:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例7、工程I−cと同様の方法で、標題化合物を調製した(26mg、48%)。MS(ESI):C
19H
14Cl
2N
4O、質量計算値、384.05;m/z実測値、385.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.19−9.01(m,1H)、8.77−8.62(m,1H)、8.17−8.06(m,1H)、7.93−7.84(m,1H)、7.57−7.50(m,1H)、7.44−7.36(m,1H)、7.34−7.22(m,2H)、5.23−4.95(m,1H)、4.63−4.44(m,1H)、4.15−3.94(m,1H)、3.53−3.27(m,3H)。
【0283】
実施例12:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン
【0284】
【化57】
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【0285】
実施例11と類似の方法で、実施例11、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
14ClF
3N
4O、質量計算値、418.08;m/z実測値、419.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.18−9.02(m,1H)、8.76−8.63(m,1H)、8.17−8.08(m,1H)、7.92−7.86(m,1H)、7.81−7.77(m,1H)、7.58−7.36(m,3H)、5.26−4.94(m,1H)、4.63−4.44(m,1H)、4.21−3.91(m,1H)、3.53−3.27(m,3H)。
【0286】
実施例13:7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル]−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0287】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
実施例11と類似の方法で、実施例11、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
17ClN
4O、質量計算値、364.11;m/z実測値、365.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.16−9.02(m,1H)、8.75−8.64(m,1H)、8.13−8.06(m,1H)、7.91−7.85(m,1H)、7.43−7.35(m,1H)、7.32−7.14(m,3H)、5.24−4.95(m,1H)、4.64−4.46(m,1H)、4.13−3.96(m,1H)、3.52−3.35(m,2H)、3.30−3.25(m,1H)、2.46−2.39(m,3H)。
【0289】
実施例14:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0290】
【化59】
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【0291】
実施例11と類似の方法で、実施例11、工程aの2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに、2−トリブチルスズピラジンを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
13Cl
2N
5O、質量計算値、385.05;m/z実測値、386.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.48−9.42(m,1H)、9.21−9.06(m,1H)、8.71−8.60(m,2H)、7.56−7.52(m,1H)、7.35−7.22(m,2H)、5.19−5.01(m,1H)、4.64−4.46(m,1H)、4.09−4.04(m,1H)、3.57−3.43(m,2H)、3.37−3.23(m,1H)。
【0292】
実施例15:7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0293】
【化60】
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【0294】
実施例11と類似の方法で、実施例11、工程aの2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに2−トリブチルスズピラジンを用いて、及び実施例11、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−メチル−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16F
3N
5O、質量計算値、399.13;m/z実測値、400.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):9.48−9.43(m,1H)、9.21−9.06(m,1H)、8.72−8.59(m,2H)、7.73−7.68(m,1H)、7.45−7.35(m,2H)、5.29−4.96(m,1H)、4.55−4.45(m,1H)、4.18−3.99(m,1H)、3.55−3.42(m,2H)、3.32−3.17(m,1H)、2.49−2.38(m,3H)。
【0295】
実施例16:7−[(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)カルボニル]−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0296】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
実施例11と類似の方法で、実施例11、工程aの2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに2−トリブチルスズピラジンを用いて、及び実施例11、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
12ClF
2N
5O、質量計算値、387.07;m/z実測値、388.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.49−9.42(m,1H)、9.22−9.07(m,1H)、8.72−8.59(m,2H)、7.34−7.27(m,1H)、7.25−7.19(m,1H)、5.22−4.94(m,1H)、4.67−4.46(m,1H)、4.08−4.01(m,1H)、3.57−3.51(m,1H)、3.47−3.42(m,1H)、3.39−3.24(m,1H)。
【0298】
実施例17:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)]−1H−ピラゾル−5−イル]ー5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0299】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
実施例4、工程aと類似の方法で、中間体2の代わりに中間体3を用いて、及び4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,2,3−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
21ClF
3N
5O
2、質量計算値、491.13;m/z測定値、492.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.19−9.03(m,1H)、7.82−7.77(m,1H)、7.71−7.61(m,1H)、7.57−7.46(m,2H)、6.59−6.45(m,1H)、5.92−5.79(m,1H)、5.37−4.82(m,1H)、4.65−4.42(m,2H)、3.92−3.83(m,1H)、3.68−3.32(m,2H)、3.14−2.75(m,2H)、2.53−2.40(m,1H)、2.16−2.05(m,2H)、1.73−1.58(m,2H)、1.54−1.49(m,1H)。
【0301】
実施例18:(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0302】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
実施例17(224mg、0.46mmol)のMeOH溶液(2mL)に、6M HCl(0.30mL)を添加した。混合物を3時間撹拌した後、少量の水に溶解した固体NaOH(74mg、1.84mmol)によって中和した。混合物を、減圧下で濃縮した。材料をDCM中に溶解して、一晩撹拌した。混合物を濾過して無機固体を除去し、濾液を減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2でのクロマトグラフィーより、所望の生成物を無色発泡体として得た(151mg、81%)。MS(ESI):C
18H
13ClF
3N
5O、質量計算値、407.08;m/z実測値、408.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.10−8.95(m,1H)、7.83−7.77(m,1H)、7.76−7.69(m,1H)、7.58−7.45(m,2H)、7.05−6.89(m,1H)、5.18−4.98(m,1H)、4.60−4.41(m,1H)、4.25−4.04(m,1H)、3.64−3.51(m,1H)、3.43−3.09(m,2H)。
【0304】
実施例19:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0305】
【化64】
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【0306】
実施例18(137mg、0.33mmol)のDMF溶液(3mL)に、鉱油中の60%分散液としてNaH(16mg、0.40mmol)を添加した。30分後、MeI(0.03mL、0.40mmol)を添加した。数時間後、反応物を水で希釈して、次いでEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステム上で、17分にわたって5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O/ACN溶液の勾配によって溶出させて精製すると、所望の生成物を白色固体として得た(61.2mg、43%)。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5O、質量計算値、421.09;m/z実測値、422.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.09−8.92(m,1H)、7.82−7.75(m,1H)、7.58−7.42(m,3H)、7.06−7.01(m,1H)、5.19−4.92(m,1H)、4.58−4.38(m,1H)、4.22−3.94(m,4H)、3.57−3.22(m,3H)。
【0307】
実施例20:7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0308】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
実施例20、工程a:4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例4、工程aと類似の方法で、中間体2の代わりに中間体6を用いて、及び4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,2,3−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
15H
19N
5O、質量計算値、285.156;m/z実測値、286.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.09−9.03(m,1H)、7.70−7.63(m,1H)、6.56−6.50(m,1H)、5.84−5.75(m,1H)、4.27−4.00(m,2H)、3.96−3.88(m,1H)、3.50−3.39(m,1H)、3.32−3.25(m,1H)、3.12−3.03(m,1H)、2.99−2.90(m,1H)、2.86−2.77(m,1H)、2.53−2.42(m,1H)、2.15−2.03(m,2H)、1.74−1.48(m,3H)。
【0310】
実施例20、工程b:7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル]−4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例1と類似の方法で、中間体1の代わりに実施例20、工程aの生成物を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,4−ジクロロ−3−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
20Cl
2FN
5O
2、質量計算値、475.10;m/z実測値、476.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.18−9.03(m,1H)、7.70−7.62(m,1H)、7.47−7.39(m,1H)、7.14−7.07(m,1H)、6.58−6.45(m,1H)、5.92−5.80(m,1H)、5.36−4.78(m,1H)、4.64−4.39(m,1H)、3.94−3.31(m,4H)、3.17−2.75(m,2H)、2.53−2.39(m,1H)、2.18−2.06(m,2H)、1.73−1.60(m,2H)、1.55−1.48(m,1H)。
【0311】
実施例20、工程c:7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。TFA(0.97mL、0.24mmol)を、トリエチルシラン(0.1mL、0.61mmol)を含む実施例20、工程bの生成物(116mg、0.24mmol)のDCM溶液(1mL)に添加した。反応物を30分間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮した後、トルエンによって2回共沸させた。得られた残渣を、EtOAc/ヘキサンによって溶出させるSiO
2カラムクロマトグラフィーにより精製すると、表題化合物が白色固体として得られた(97mg、100%)。MS(ESI):C
17H
12Cl
2FN
5O、質量計算値、391.04;m/z実測値、392.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.11−8.93(m,1H)、7.77−7.67(m,1H)、7.48−7.37(m,1H)、7.15−7.07(m,1H)、6.99−6.90(m,1H)、5.14−4.96(m,1H)、4.61−4.40(m,1H)、4.17−4.11(m,1H)、3.67−3.51(m,1H)、3.36−3.08(m,2H)。
【0312】
実施例21:7−[(2−クロロ−4−フルオロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0313】
【化66】
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【0314】
実施例20と類似の方法で、実施例20、工程bの2,4−ジクロロ−3−フルオロ安息香酸の代わりに、2−クロロ−4−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
13ClFN
5O、質量計算値、357.08;m/z実測値、358.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.10−8.92(m,1H)、7.78−7.66(m,1H)、7.39−7.31(m,1H)、7.25−7.04(m,2H)、6.98−6.89(m,1H)、5.16−4.93(m,1H)、4.64−4.40(m,1H)、4.18−4.08(m,1H)、3.67−3.52(m,1H)、3.35−3.05(m,2H)。
【0315】
実施例22:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−ピリミジン。
【0316】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0317】
実施例22、工程a:NaH(鉱油中(25mg、0.62mmol)60%分散液)のDMF(3mL)懸濁液に、ピラゾール(39mg、0.57mmol)を添加した。気体発生が止むと、混合物は均質になり、中間体2(139mg、0.51mmol)を添加した。反応物は直ちに暗赤色に変化して、触ると暖かかった。一晩放置した後、混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物が粘性の無色の油として得られた(81mg、52%)。MS(ESI):C
15H
19N
5O
2、質量計算値、301.15;m/z実測値、302.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):8.83(s,1H)、8.63−8.56(m,1H)、7.82−7.77(m,1H)、6.51−6.47(m,1H)、4.77−4.65(m,2H)、3.72−3.64(m,J=5.8Hz,2H)、3.42−3.32(m,2H)、1.50(s,9H)。
【0318】
実施例22、工程b:4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例22、工程aの生成物(78mg、0.26mmol)のDCM溶液(1mL)に、TFA(0.26mL)を添加した。3時間撹拌後、反応物を減圧下で濃縮した。残渣をDCMに溶解して、Dowex 550 A樹脂で処理して、TFA塩を中和した。濾過によって樹脂を除去して、濃縮すると、黄色の固体(50mg、97%)が得られた。この材料を更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
10H
11N
5、質量計算値、201.10;m/z実測値、202.0[M+H]
+。
【0319】
実施例22、工程c:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例1と類似の方法で、中間体1の代わりに実施例22、工程bの生成物を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
13Cl
2N
5O、質量計算値、373.05;m/z実測値、374.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):8.91−8.76(m,1H)、8.66−8.61(m,1H)、7.85−7.74(m,1H)、7.57−7.51(m,1H)、7.35−7.22(m,2H)、6.53−6.48(m,1H)、5.21−4.94(m,1H)、4.60−4.42(m,1H)、4.14−4.01(m,1H)、3.58−3.49(m,2H)、3.47−3.32(m,1H)。
【0320】
実施例23:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0321】
【化68】
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【0322】
実施例22と同様の方法で、実施例22、工程aのピラゾールの代わりに1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、標題化合物を調製した。MS(ESI):C
16H
12Cl
2N
6O、質量計算値、374.05;m/z実測値、375.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.12−8.97(m,1H)、8.02−7.95(m,2H)、7.58−7.52(m,1H)、7.36−7.23(m,2H)、5.23−5.04(m,1H)、4.67−4.49(m,1H)、4.13−4.08(m,1H)、3.60−3.42(m,2H)、3.36−3.21(m,1H)。
【0323】
実施例24:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0324】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0325】
実施例22と類似の方法で、実施例22、工程aのピラゾールの代わりに、1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、及び2,4−ジクロロ安息香酸のの代わりに、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
6O、質量計算値、408.07;m/z実測値、409.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):9.12−8.98(m,1H)、8.02−7.96(m,2H)、7.83−7.78(m,1H)、7.58−7.47(m,2H)、5.27−5.03(m,1H)、4.66−4.48(m,1H)、4.20−4.05(m,1H)、3.57−3.43(m,2H)、3.36−3.22(m,1H)。
【0326】
中間体7:tert−ブチル2−(ジメチルアミノ)−4−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0327】
【化70】
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【0328】
K
2CO
3(563mg、4.07mmol)及び1,1−ジメチルグアニジン硫酸塩(566mg、2.04mmol)を、40mLバイアル中のMeOH(2mL)及びH
2O(1mL)中のエチルN−BOC−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレートの懸濁液に添加した。反応物を、アルミニウムブロック中で70℃で90分間加熱した。LCMS分析により、反応が完了したことが示された。混合物をpH 3の酸性にして、DCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させて、濾過し、濃縮すると、tert−ブチル2−(ジメチルアミノ)−4−ヒドロキシ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレートが淡黄色の固体として得られ、これを更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
14H
22N
4O
3の質量計算値、294.3;m/z実測値、295.3[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,MeOD)δ 4.29−4.11(m,2H)、3.71−3.46(m,2H)、3.09(s,6H)、2.42(t,J=5.8Hz,2H)、1.58−1.38(m,9H)。
【0329】
中間体8:tert−ブチル4−クロロ−2−(ジメチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0330】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0331】
トリフェニルホスフィン(186mg、0.694mmol)を、tert−ブチル4−ヒドロキシ−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート(92mg、0.347mmol)及びCCl
4(160mg、1.04mmol)のDCE溶液(5mL)に添加した。反応物を70℃で2時間加熱すると、TLCには残っている開始材料は示されなかった。混合物を減圧下で濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、0〜100%ヘキサン−EtOAc勾配で12分間溶出させることにより精製した。Tert−ブチル4−クロロ−2−(ジメチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレートが、無色の油(82mg、79%)として単離された。MS(ESI):C
14H
21ClN
4O
2の質量計算値、312.8;m/z実測値、313.3[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 4.37(s,2H)、3.73−3.46(m,2H)、2.66−2.52(m,2H)、1.53−1.34(m,9H)。
【0332】
中間体9:N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0333】
【化72】
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【0334】
tert−ブチルtert−ブチル4−クロロ−2−(ジメチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート(82mg、0.262mmol)、フェニルボロン酸(49mg、0.393mmol)、Pd(Ph
3P)
4(15mg、0.013mmol)、及び1M Na
2CO
3水溶液(0.524mL、0.524mmol)を、40mLバイアル中でジオキサン(4mL)中で混合して、アルミニウム加熱ブロック中、100℃で一晩加熱した。粗混合物を、EtOAc/H
2Oで分配して、EtOAc水溶液によって2回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、0〜100%ヘキサン−EtOAc勾配で8分間溶出させることにより精製した。精製された生成物を、DCM(2mL)に溶解して、TFA(0.5mL)によって処理して、室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3溶液で中和して、DCMで3回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させて、濾過し、濃縮すると、N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(85mg、99%)が単離された。MS(ESI):C
15H
18N
4の質量計算値、254.3;m/z実測値、255.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.60−7.54(m,2H)、7.48−7.41(m,3H)、4.28−4.12(m,2H)、3.33−3.24(m,2H)、3.19(s,6H)、3.08−2.83(m,2H)。
【0335】
実施例25:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0336】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
中間体9(40mg、0.157mmol)、HATU(60mg、0.157mmol)、TEA(32μL、0.236mmol)、及び2,3−ジクロロ安息香酸(30mg、0.157mmol)を合わせて、室温で2時間撹拌した。粗混合物を減圧下で濃縮し、XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたAgilentシステムで、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させる逆相分取HPLCを用いて精製すると、所望の生成物が黄色の固体(30mg、45%)として得られた。MS(ESI):質量計算値、C
22H
20Cl
2N
4O、426.1;m/z実測値、427.3[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.64−7.59(m,1H)、7.59−7.55(m,1H)、7.54−7.49(m,1H)、7.49−7.40(m,3H)、7.32−7.27(m,1H)、7.27−7.24(m,1H)、4.85、4.93−4.77(m,1H)、4.47−4.16(m,1H)、4.03−3.79(m,1H)、3.45−3.27(m,1H)、3.27−3.10(m,6H)、2.86(t,J=5.7Hz,1H)、2.81−2.62(m,1H)。
【0338】
実施例26:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0339】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
実施例25と類似の方法で、2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
20ClF
3N
4Oの質量計算値、460.9;m/z実測値、461.4[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.81−7.73(m,1H)、7.64−7.59(m,1H)、7.59−7.55(m,1H)、7.55−7.51(m,1H)、7.51−7.39(m,4H)、4.99−4.77(m,1H)、4.42−4.19(m,1H)、4.05−3.82(m,1H)、3.44−3.28(m,1H)、3.28−3.18(s,3H)、3.19−3.11(s,3H)、2.92−2.83(t,J=5.8Hz,1H)、2.80−2.61(m,1H)。
【0341】
中間体10:tert−ブチル4−ヒドロキシ−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0342】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
K
2CO
3(535mg、3.87mmol)及び塩酸アセトアミジン(185mg、1.93mmol)を、40mLバイアル中で、エチルN−BOC−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレートのMeOH(3mL)及びH
2O(1mL)懸濁液に添加した。反応物を、アルミニウムブロック中、70℃で90分間加熱した。LCMS分析により、開始材料が完全に消費されたことが示された。次に、反応混合物をpH 3の酸性にして、DCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させて、濾過し、濃縮すると、tert−ブチル4−ヒドロキシ−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレートが黄色の油として得られた。生成物を更に精製せずに使用した(473mg、93%)。MS(ESI):C
13H
19N
3O
3の質量計算値、265.1;m/z実測値、266.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ 4.37(s,2H)、3.71−3.50(m,2H)、2.60(s,2H)、2.50−2.38(m,3H)、1.52−1.41(m,9H)。
【0344】
中間体11:tert−ブチル4−クロロ−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0345】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0346】
トリフェニルホスフィン(186mg、0.694mmol)を、中間体10(92mg、0.347mmol)及びCCl
4(160mg、1.04mmol)のDCE溶液(5mL)に添加した。反応物を70℃で2時間加熱後、TLCにより、出発材料が完全に消費されたことが示された。混合物を減圧下で濃縮した後、0〜100%ヘキサン−EtOAc勾配で12分間溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、tert−ブチル4−クロロ−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレートが淡黄色の油(73mg、74%)として単離された。MS(ESI):C
13H
18ClN
3O
2の質量計算値、283.11;m/z実測値、284.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ 4.59(s,2H)、3.72(t,J=5.9Hz,2H)、2.82(t,J=5.9Hz,2H)、2.67(s,3H)、1.49(s,9H)。
【0347】
中間体12:2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0348】
【化77】
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【0349】
中間体11(73mg、0.293mmol)、フェニルボロン酸(55mg、0.439mmol)、Pd(Ph
3)
4(16mg、0.015mmol)、及び1M Na
2CO
3水溶液(0.586mL、0.586mmol)を、マイクロ波バイアル中、ジオキサン(3mL)中で混合して、150℃のマイクロ波内で1時間加熱した。LCMSにより、出発材料が完全に消費されたことが示された。粗混合物をEtOAc/H
2Oで分配して、水層をEtOAcによって抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を、0〜100%ヘキサン−EtOAc勾配で8分間溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。精製された生成物を、DCM(2mL)に溶解して、TFA(0.5mL)によって処理して、室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3溶液で中和して、DCMで3回抽出した。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させて、濾過し、濃縮すると、2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジンが黄色の油(59mg、89%)として単離された。MS(ESI):C
14H
15N
3の質量計算値、225.3;m/z実測値、226.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ 8.08−7.99(m,1H)、7.56−7.48(m,1H)、7.49−7.34(m,3H)、4.23−4.13(m,1H)、3.84−3.66(m,1H)、3.48(s,3H)、3.16(t,J=5.7Hz,1H)、2.83(t,J=5.6Hz,1H)、2.71(s,2H)。
【0350】
実施例27:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0351】
【化78】
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【0352】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体12を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
17Cl
2N
3Oの質量計算値、397.1;m/z実測値。398.3[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.63−7.57(m,1H)、7.56−7.43(m,5H)、7.35−7.28(m,1H)、7.28−7.22(m,1H)、5.02(s,1H)、4.63−4.36(m,1H)、4.09−3.87(m,1H)、3.50−3.33(m,1H)、3.05−2.86(m,2H)、2.81−2.61(m,3H)。
【0353】
中間体13:4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0354】
【化79】
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【0355】
中間体9と類似の方法で、中間体8の代わりに中間体11を用い、フェニルボロン酸の代わりに4−フルオロフェニルボロン酸を用いて、表題化合物を調製した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.59−7.51(m,2H)、7.19−7.11(m,2H)、4.19−4.09(s,2H)、3.19−3.07(t,J=5.8Hz,2H)、2.87−2.76(t,J=5.7Hz,2H)、2.74−2.67(s,3H)。
【0356】
【化80】
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【0357】
実施例28:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0358】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体13を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
16Cl
2FIN
3Oの質量計算値、415.1;m/z実測値、416.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.66−7.49(m,3H)、7.36−7.12(m,4H)、5.07−4.96(m,1H)、4.60−4.35(m,1H)、4.03−3.91(m,1H)、3.55−3.32(m,1H)、3.06−2.85(m,2H)、2.78−2.64(m,3H)。
【0359】
中間体14:2−アミノ−7−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール。
【0360】
【化81】
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【0361】
炭酸グアニジン(343mg、1.87mmol)を、1−ベンジル−4−エトキシカルボニル−3−ピペリドン塩酸塩(488mg、1.87mmol)のtBuOH(18mL)溶液に添加した。反応物を2時間加熱還流した後、1NのHClでpH 5の酸性にし、30分間撹拌した。混合物を濾過して、固体を乾燥させると、2−アミノ−7−ベンジル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールが黄色の固体(320mg、67%)として得られた。MS(ESI):C
14H
16N
4Oの質量計算値、256.3;m/z実測値、257.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.40−7.26(m,5H)、3.71(s,2H)、3.25(s,2H)、2.73(t,J=5.9Hz,2H)、2.46(t,J=5.9Hz,2H)。
【0362】
中間体15:7−ベンジル−4−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0363】
【化82】
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【0364】
POCl
3(0.580mL、6.24mmol)を、中間体14(160mg、0.624mmol)及びジメチルアニリン(79μL、0.624mmol)のDCE(5mL)懸濁液に添加した。反応物を、一晩加熱還流した。次に、反応物を氷中に注ぎ、固体Na
2CO
3によって中和して、EtOAcによって抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過して濃縮した。粗材料を、0〜100%ヘキサンーEtOAc勾配で8分間溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。7−ベンジル−4−クロロ−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミンを淡黄色の油(22mg、12%)として単離した。MS(ESI):C
14H
15ClN
4の質量計算値、274.7;m/z実測値、275.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.39−7.26(m,5H)、4.92(s,2H)、3.76−3.60(m,2H)、3.44(d,J=20.4Hz,2H)、2.82−2.61(m,4H)。
【0365】
中間体16:7−ベンジル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0366】
【化83】
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【0367】
中間体12と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体15を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
20N
4の質量計算値、316.4;m/z実測値:317.3[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.72−7.62(m,3H)、7.49−7.39(m,4H)、7.39−7.24(m,3H)、5.00(s,2H)、3.69(s,2H)、3.57(s,2H)、2.78−2.58(m,4H)。
【0368】
【化84】
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【0369】
中間体17:4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0370】
中間体16(24mg、0.0759mmol)、クロロギ酸1−クロロエチル(17μL、0.152mmol)、及びDIEA(26μL、0.152mmol)を、DCM(3mL)中で混合して、室温で一晩撹拌した。反応物をMeOH(5mL)によって反応停止させ、減圧下で濃縮した。得られた残渣をMeOH(5mL)に溶解して、50℃で1時間加熱した。溶液を減圧下で濃縮すると所望の生成物が得られ、これを更に精製することなく用いた。MS(ESI):C
13H
14N
4の質量計算値、226.3;m/z実測値、227.2[M+H]
+。
【0371】
実施例29:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0372】
【化85】
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【0373】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体17を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16Cl
2N
4Oの質量計算値、398.1;m/z実測値、399.3[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ 7.57−7.42(m,5H)、7.33−7.27(m,1H)、7.26−7.22(m,2H)、5.10−4.77(m,3H)、4.44−4.20(m,1H)、4.07−3.84(m,1H)、3.48−3.29(m,1H)。
【0374】
中間体18:2−メチル−4−(ピリジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0375】
【化86】
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【0376】
中間体11(227mg、0.800mmol)、2−トリ−n−ブチルスズピリジン(519mg、1.20mmol)及びPd(Ph
3P)
4(46mg、0.04mmol)をマイクロ波バイアル中で混合した。窒素ガス流によって脱気したジオキサン(2mL)を添加して、バイアルを密封し、140℃のマイクロ波リアクター内で90分間加熱した。反応混合物をEtOAcとH
2Oで分配して、50重量% KF 2g−セライトを添加した。得られた混合物を30分間撹拌した後、濾過した。水層をEtOAcで抽出し(2回)、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン/EtOAcにより溶出させるシリカゲルクロマトグラフィーによって、所望の生成物が褐色の固体として得られた。生成物をDCM(2mL)に溶解し、TFA(1mL)で処理した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO
3水溶液で中和して、水層をDCMで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させて、濾過し、減圧下で濃縮すると、中間体18が褐色の油(169mg、93%)として得られた。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ 8.68(s,1H)、7.97(d,J=7.9Hz,1H)、7.92−7.80(m,1H)、7.45−7.33(m,1H)、4.20(s,2H)、3.22(s,4H)、2.73(s,3H)。
【0377】
実施例30:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0378】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0379】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体18を用い、及び2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
16ClF
3N
4Oの質量計算値、432.8;m/z実測値、433.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.77−8.61(m,1H)、8.11−7.98(m,1H)、7.93−7.84(m,1H)、7.82−7.72(m,1H)、7.62−7.45(m,2H)、7.44−7.33(m,1H)、5.24−4.87(m,1H)、4.64−4.37(m,1H)、4.24−3.84(m,1H)、3.44−3.15(m,3H)、2.80−2.68(m,3H)。
【0380】
実施例31:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−2−メチル−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0381】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0382】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体18を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16Cl
2N
4Oの質量計算値、398.1;m/z実測値、399.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.75−8.62(m,1H)、8.10−8.00(m,1H)、7.92−7.81(m,1H)、7.57−7.49(m,1H)、7.45−7.34(m,1H)、7.32−7.22(m,2H)、5.20−4.87(m,1H)、4.60−4.35(m,1H)、4.26−3.87(m,1H)、3.55−3.42(m,1H)、3.39−3.16(m,2H)、2.80−2.69(m,3H)。
【0383】
実施例32:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0384】
【化89】
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【0385】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体12を用い、及び2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
17ClF
3N
3Oの質量計算値、431.8;m/z実測値、432.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、MeOD)δ 7.98−7.90(m,1H)、7.78−7.71(m,1H)、7.71−7.65(m,1H)、7.65−7.59(m,2H)、7.58−7.49(m,3H)、5.17−5.05(m,1H)、4.92−4.85(s,1H)、4.14−3.95(m,1H)、3.54−3.45(t,J=5.8Hz,1H)、3.04−2.98(t,J=5.9Hz,1H)、2.97−2.78(m,1H)、2.75−2.59(m,3H)。
【0386】
中間体19:tert−ブチル2−メチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0387】
【化90】
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【0388】
中間体11(519mg、1.83mmol)、1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−ボロン酸ピナコールエステル(589mg、2.01mmol)、Pd(Ph
3P)
4(105mg、0.0915mmol)、及び1M Na
2CO
3水溶液(4.57mL、4.57mmol)を、丸底フラスコ中、ジオキサン(8mL)中で混合して、窒素ガスによって中の空気を5分間追い出した。反応にキャップをして、100℃の油浴中で一晩加熱した。粗混合物を、EtOAc/H
2Oで分配して、EtOAcによって抽出した(2回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を、0〜100%ヘキサン−EtOAcの勾配で8分間溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物(670mg、92%)が得られた。MS(ESI):C
21H
29N
5O
3の質量計算値、399.5;m/z実測値、400.3[M+H]
+。
【0389】
中間体20:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−メチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0390】
【化91】
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【0391】
中間体19(1.4g、3.50mmol)をDCM(8mL)に溶解して、TFA(2mL)によって処理し、室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮して、高真空下で乾燥させた。残渣をDCM(8mL)に溶解して、DIEA(9mL、52.5mmol)、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(787mg、5.50mmol)、及びHATU(1.33g、3.50mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した後、減圧下で濃縮し、0〜100%ヘキサン−EtOAc勾配を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって直接精製すると、中間体20(506mg、29%)が得られた。MS(ESI):C
24H
23ClF
3N
5O
2の質量計算値、505.9;m/z実測値、506.2[M+H]
+。
【0392】
実施例33:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン
【0393】
【化92】
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【0394】
TFA(3mL)を中間体20の溶液(713mg、1.40mmol)及びトリエチルシラン(566μL、3.52mmol)のDCM溶液(8mL)に添加した。反応物を室温で30分間撹拌した後、トルエン(15mL)を添加して、溶媒を減圧下で除去した。更に別のトルエンを添加して、混合物を再度濃縮した後、0〜100%ヘキサン/EtOAc勾配で12分間溶出させるシリカゲル上で直接精製すると、所望の生成物(506mg、85%)が得られた。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.8;m/z実測値、422.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.83−7.66(m,2H)、7.57−7.43(m,2H)、6.89(d,J=22.4Hz,1H)、5.15−4.90(m,1H)、4.58−4.33(m,1H)、4.29−4.13(m,1H)、4.13−3.97(m,1H)、3.67−3.51(m,1H)、3.31−3.22(m,1H)、3.23−2.99(m,1H)、2.80−2.61(m,3H)。
【0395】
実施例34:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン
【0396】
【化93】
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【0397】
実施例33と類似の方法で、中間体20の合成における2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
15Cl
2N
5Oの質量計算値、387.1;m/z実測値、388.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.58−7.50(m,1H)、7.36−7.29(m,1H)、7.28−7.20(m,1H)、6.93−6.83(m,1H)、5.12−4.91(m,1H)、4.58−4.36(m,1H)、4.22−4.02(m,1H)、3.64−3.46(m,1H)、3.27−2.98(m,2H)、2.78−2.63(m,3H)。
【0398】
実施例21:tert−ブチル4−(4−フルオロ−1H−ピラゾル−5−イル)−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0399】
【化94】
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【0400】
中間体18と類似の方法で、2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに5−トリブチルスズ−4−フルオロピラゾールを用いて、脱保護を省略して、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
16H
20FN
5O
2の質量計算値、333.4;m/z実測値、334.2[M+H]
+。
【0401】
実施例35:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(4−フルオロ−1H−ピラゾル−5−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0402】
【化95】
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【0403】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体21を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.8;m/z実測値、440.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 8.02−7.93(m,2H)、7.86−7.76(m,1H)、7.72−7.64(m,1H)、4.97−4.72(m,1H)、4.42−4.27(m,1H)、4.05−3.87(m,1H)、3.52−3.37(m,2H)、3.14−3.04(m,1H)、2.66−2.51(m,3H)。
【0404】
実施例36:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(4−フルオロ−1H−ピラゾル−5−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0405】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体21を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 8.01−7.92(m,1H)、7.78−7.71(m,1H)、7.52−7.41(m,2H)、4.95−4.72(m,1H)、4.42−4.25(m,1H)、4.07−3.81(m,1H)、3.17−2.91(m,3H)、2.64−2.52(m,3H)。
【0407】
中間体22:tert−ブチル4−(チアゾル−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0408】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
実施例18と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体2を用い、2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに2−トリブチルスズチアゾール用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
15H
18N
4O
2Sの質量計算値、318.4;m/z実測値、319.1[M+H]
+。
【0410】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
実施例37:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1,3−チアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0412】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体22を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
4OSの質量計算値、424.8;m/z実測値:425.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.11−8.94(m,1H)、8.09−7.95(m,1H)、7.82−7.73(m,1H)、7.61−7.42(m,3H)、5.26−4.94(m,1H)、4.63−4.40(m,1H)、4.24−4.04(m,1H)、3.74−3.38(m,3H)。
【0413】
実施例38:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1,3−チアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0414】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体22を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
12Cl
2N
4OSの質量計算値,390.0;m/z実測値391.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3)δ 9.08−8.93(m,1H)、8.08−7.97(m,1H)、7.60−7.50(m,2H)、7.35−7.21(m,2H)、5.20−4.96(m,1H)、4.63−4.43(m,1H)、4.16−4.09(m,1H)、3.68−3.51(m,3H)。
【0416】
中間体23:tert−ブチル2−メチル−4−(4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0417】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0418】
中間体18と類似の方法で、2−トリ−n−ブチルスズピリジンの代わりに4−(トリフルオロメチル)−5−(トリブチルスズ)ピラゾールを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
20F
3N
5O
2の質量計算値、383.4;m/z実測値、384.2[M+H]
+。
【0419】
実施例39:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0420】
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体23を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
14ClF
6N
5Oの質量計算値、489.8;m/z実測値、491.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.01−7.95(m,1H)、7.81−7.76(m,1H)、7.55−7.45(m,2H)、5.14−4.91(m,1H)、4.60−4.39(m,1H)、4.29−4.13(m,1H)、4.05−3.89(m,1H)、3.56−3.40(m,1H)、3.24−3.15(t,J=5.9Hz,1H)、3.07−2.88(m,1H)、2.80−2.63(m,3H)。
【0422】
実施例40:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−2−メチル−4−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0423】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体23を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
14Cl
2F
3N
5Oの質量計算値、455.05;m/z実測値、456.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.01−7.95(m,1H)、7.56−7.51(m,1H)、7.34−7.28(m,1H)、7.26−7.21(m,1H)、5.14−4.92(m,1H)、4.62−4.38(m,1H)、4.27−4.07(m,1H)、4.06−3.88(m,1H)、3.56−3.40(m,1H)、3.23−3.13(t,J=6.0Hz,1H)、3.08−2.86(m,1H)、2.79−2.59(m,3H)。
【0425】
中間体24:tert−ブチル4−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピロル−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0426】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0427】
中間体12と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体2を用い、フェニルボロン酸の代わりに1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロル−2−ボロン酸を用いて、表題化合物を調製した。脱保護も省略した。MS(ESI):C
21H
28N
4O
4の質量計算値、400.5;m/z実測値、401.2[M+H]
+。
【0428】
実施例41:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0429】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体24を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14Cl
2N
4Oの質量計算値、372.1;m/z実測値、373.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 10.19−9.94(s,1H)、8.95−8.75(m,1H)、7.59−7.48(m,1H)、7.37−7.28(m,1H)、7.28−7.19(m,1H)、7.11−6.99(m,1H)、6.89−6.66(m,1H)、6.46−6.32(m,1H)、5.09−4.90(m,1H)、4.54−4.34(m,1H)、4.22−4.07(t,J=6.0Hz,1H)、3.65−3.51(m,1H)、3.21−3.09(m,1H)、3.06−2.87(m,1H)。
【0431】
実施例42:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0432】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体24を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
14ClF
3N
4Oの質量計算値、406.8;m/z実測値、407.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 10.15−9.97(s,1H)、8.93−8.76(m,1H)、7.84−7.71(m,1H)、7.58−7.38(m,2H)、7.12−7.02(m,1H)、6.89−6.68(m,1H)、6.48−6.33(m,1H)、5.12−4.88(m,1H)、4.54−4.32(m,1H)、4.30−4.03(m,1H)、3.69−3.51(m,1H)、3.19−3.10(m,1H)、3.09−2.85(m,1H)。
【0434】
中間体25:tert−ブチル4−(チアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0435】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0436】
中間体12と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体2を用い、フェニルボロン酸の代わりにチアゾール−4−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。脱保護も省略した。MS(ESI):C
15H
18N
4O
2Sの質量計算値、318.4;m/z実測値、319.1[M+H]
+。
【0437】
実施例43:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1,3−チアゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0438】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体25を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
4OSの質量計算値、424.8;m/z実測値:425.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 9.09−8.85(m,2H)、8.45−8.35(m,1H)、7.85−7.73(m,1H)、7.59−7.43(m,2H)、5.25−4.92(m,1H)、4.66−4.38(m,1H)、4.24−3.95(m,1H)、3.62−3.48(m,2H)、3.47−3.24(m,1H)。
【0440】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
実施例44:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1,3−チアゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0442】
実施例43と類似の方法で、中間体25の合成において中間体2の代わりに中間体11を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
14ClF
3N
4OSの質量計算値、438.9;m/z実測値、439.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 9.17−9.05(m,1H)、8.47−8.39(m,1H)、7.95−7.90(m,1H)、7.75−7.60(m,2H)、5.10−4.87(m,1H)、4.46(s,1H)、4.20−3.95(m,1H)、3.58−3.48(m,1H)、3.41(t,J=5.9Hz,1H)、3.29−3.24(m,1H)、2.74−2.56(m,3H)。
【0443】
実施例45:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0444】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
実施例42と類似の方法で、中間体24の合成における中間体2の代わりに中間体11を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
4Oの質量計算値、420.8;m/z実測値、421.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.84−7.72(m,1H)、7.57−7.41(m,2H)、7.08−7.00(m,1H)、6.85−6.66(m,1H)、6.45−6.31(m,1H)、5.08−4.84(m,1H)、4.51−4.29(m,1H)、4.28−3.97(m,1H)、3.67−3.48(m,1H)、3.17−3.03(m,1H)、2.72−2.52(m,3H)、2.07−1.93(m,1H)。
【0446】
中間体26:tert−ブチル4−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0447】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
中間体12と類似の方法で、フェニルボロン酸の代わりに3,5−ジメチルイソキサゾール−4−ボロン酸を用いて、脱保護段階を省略して、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
24N
4O
3の質量計算値、344.4;m/z実測値、345.2[M+H]
+。
【0449】
実施例46:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0450】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
中間体20と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体26を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
18ClF
3N
4O
2の質量計算値、450.8;m/z実測値、451.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.83−7.75(m,1H)、7.57−7.45(m,2H)、5.17−4.91(m,1H)、4.66−4.34(m,1H)、4.10−3.96(m,1H)、3.78−3.47(m,1H)、3.47−3.09(m,1H)、2.79−2.63(m,4H)、2.35(d,J=19.4Hz,3H)、2.22(d,J=16.3Hz,3H)。
【0452】
中間体27:(4−((3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)オキシ)−2−メチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0453】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
TFA(1.5mL)を中間体11(375mg、1.32mmol)のDCM溶液(4mL)に添加した。反応物を室温にて2時間撹拌し、その後、飽和NaHCO
3によって中和した。水層をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(3mL)に溶解して、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(296mg、1.32mmol)、TFA(0.367mL、2.64mmol)、及びHATU(502mg、1.32mmol)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。粗混合物を、ヘキサン/EtOAcによって溶出させるシリカゲルクロマトグラフィーを用いて直接精製すると、表題化合物が無色の油として得られた。MS(ESI):C
21H
15ClF
3N
7O
2の質量計算値、498.9;m/z実測値、490.1[M+H]
+。
【0455】
実施例47:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0456】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
実施例22と類似の方法で、ピラゾールの代わりに1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、実施例22、工程aの中間体2の代わりに中間体27を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.8;m/z実測値、423.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 3.60−3.48(m,1H)、3.38−3.32(m,1H)、3.25−3.16(m,1H)、2.78−2.61(m,3H)、4.20−3.98(m,1H)、8.16−8.08(m,2H)、7.96−7.91(m,1H)、7.77−7.69(m,1H)、7.68−7.62(m,1H)、5.17−4.90(m,2H)。
【0458】
実施例48:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−1,2,3−トリアゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0459】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
実施例22と類似の方法で、ピラゾールの代わりに1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、実施例22の工程aにおける中間体2の代わりに中間体27を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.8;m/z実測値、423.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 8.83−8.79(m,1H)、7.95−7.90(m,2H)、7.77−7.61(m,2H)、5.20−4.91(m,2H)、4.22−4.00(m,1H)、3.63−3.52(m,1H)、3.44−3.36(m,1H)、3.29−3.19(m,1H)、2.77−2.62(m,3H)。
【0461】
実施例49:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−イソキサゾル−4−イル−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0462】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
実施例46と類似の方法で、中間体26の合成における3,5−ジメチルイソキサゾール−4−ボロン酸の代わりに4−イソキサゾールボロン酸ピナコールエステル用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
14ClF
3N
4O
2の質量計算値、422.8;m/z実測値、423.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 9.43−9.28(m,1H)、9.08−9.00(m,1H)、7.97−7.90(m,1H)、7.77−7.60(m,2H)、5.14−5.03(m,1H)、4.47−4.39(s,1H)、4.29−4.03(m,1H)、3.65−3.55(m,1H)、3.16−3.04(m,1H)、3.03−2.89(m,1H)、2.72−2.57(m,3H)。
【0464】
実施例50:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0465】
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
実施例43と類似の方法で、中間体25の合成におけるチアゾール−4−ボロン酸ピナコールエステルの代わりに、3,5−ジメチルイソキサゾール−4−ボロン酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
4O
2の質量計算値、436.8;m/z実測値、437.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 9.09−8.96(m,1H)、7.96−7.88(m,1H)、7.76−7.69(m,1H)、7.69−7.61(m,1H)、5.16−4.90(m,1H)、4.60−4.45(m,1H)、4.18−3.96(m,1H)、3.65−3.48(m,1H)、2.93−2.81(m,1H)、2.77−2.66(m,1H)、2.41−2.30(m,3H)、2.26−2.12(m,3H)。
【0467】
実施例51:7−{[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチルフェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0468】
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
実施例33と類似の方法で、中間体20の合成における2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
15F
4N
5Oの質量計算値、405.4;m/z実測値、406.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.98−7.80(m,3H)、7.59−7.49(m,1H)、6.97(s,1H)、4.92−4.76(m,1H)、4.55−4.41(m,1H)、4.06−3.91(m,1H)、3.56(t,J=5.7Hz,1H)、3.27−3.09(m,2H)、2.67−2.52(m,3H)。
【0470】
実施例52:2−メチル−7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0471】
【化118】
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【0472】
実施例33と類似の方法で、中間体20の合成における2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
18F
3N
5Oの質量計算値、401.4;m/z実測値、402.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.64(m,2H)、7.46−7.32(m,2H)、6.95−6.84(m,1H)、5.20−4.83(m,1H)、4.48−4.34(m,1H)、4.23−4.05(m,1H)、3.62−3.42(m,1H)、3.32−3.16(m,1H)、3.12−2.98(m,1H)、2.70(d,J=47.3Hz,3H)、2.49−2.29(m,3H)。
【0473】
実施例53:7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル]−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0474】
【化119】
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【0475】
実施例33と類似の方法で、中間体20の合成における2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,4−ジクロロ−3−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.77−7.66(m,1H)、7.47−7.35(m,1H)、7.16−7.06(m,1H)、6.97−6.80(m,1H)、5.12−4.90(m,1H)、4.59−4.34(m,1H)、4.20−4.00(m,1H)、3.65−3.47(m,1H)、3.35−2.99(m,2H)、2.80−2.59(m,3H)。
【0476】
実施例54:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−N,N−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0477】
【化120】
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【0478】
実施例33と類似の方法で、中間体19の合成における中間体11の代わりに中間体8を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
18ClF
3N
6Oの質量計算値、450.8;m/z実測値、451.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.97(d,J=7.8Hz,1H)、7.89−7.75(m,2H)、7.73−7.60(m,1H)、6.95(s,1H)、4.85−4.56(m,1H)、4.27−4.09(m,1H)、4.06−3.79(m,1H)、3.50−3.35(m,1H)、3.22−2.98(m,7H)、2.93−2.70(m,1H)。
【0479】
中間体28:7−ベンジル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0480】
【化121】
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【0481】
中間体16と類似の方法で、フェニルボロン酸の代わりに1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1h−ピラゾール−5−ボロン酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
26N
6Oの質量計算値、390.5;m/z実測値、391.2[M+H]
+。
【0482】
中間体29:4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0483】
【化122】
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【0484】
中間体17と類似の方法で、中間体16の代わりに中間体28を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
15H
20N
6Oの質量計算値、300.4;m/z実測値、301.2[M+H]
+。
【0485】
中間体30:(2−アミノ−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0486】
【化123】
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【0487】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体29を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
22ClF
3N
6O
2の質量計算値、506.9;m/z実測値、507.2[M+H]
+。
【0488】
実施例55:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン。
【0489】
【化124】
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【0490】
実施例33と類似の方法で、中間体19の代わりに中間体30を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.8;m/z実測値、423.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.86−7.74(m,1H)、7.70−7.60(m,1H)、7.59−7.43(m,2H)、6.83−6.72(m,1H)、4.99−4.68(m,1H)、4.40−4.18(m,1H)、4.16−3.95(m,1H)、3.63−3.44(m,2H)、3.18−2.86(m,2H)。
【0491】
中間体31:エチル−4−((1−フェニルエチル)アミノ)ペンタノエート。
【0492】
【化125】
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【0493】
NaBH(OAc)
3(5.97g、28.19mmol)をレブリン酸エチル(2mL、14.10mmol)及びDL−α−メチルアミン(1.85mL、14.10mmol)のDCE溶液(25mL)に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3溶液とDCMのあいだで分配した。水層をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体31を淡黄色の油(3.16g、90%)として単離した。MS(ESI):C
15H
23NO
2の質量計算値、249.3;m/z実測値、250.2[M+H]
+。
【0494】
中間体32:エチル4−((2−エトキシ−2−オキソエチル)(1−フェニルエチル)アミノ)ペンタノエート。
【0495】
【化126】
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【0496】
NaBH(OAc)
3(5.37g、25.34mmol)を、中間体31(3.16g、12.67mmol)、及びグリオキシル酸エチルエステル(2.56mL、25.34mmol)のDCE溶液(25mL)に添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3溶液とDCMのあいだで分配した。水層をDCMで抽出し(3回)、合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、中間体32を淡黄色の油(4.22g、99%)として単離した。MS(ESI):C
19H
29NO
4の質量計算値、335.4;m/z実測値、336.2[M+H]
+。
【0497】
中間体33:エチル2−メチル−5−オキソ−1−(1−フェニルエチル)ピペリジン−4−カルボキシレート。
【0498】
【化127】
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【0499】
KOtBu(11.26g、100mmol)を、中間体32(20.2g、60mmol)のトルエン溶液(100mL)に添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。粗混合物をDCMと飽和NH
4Cl溶液のあいだで分配して、水層をDCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物を、飽和NaCl溶液及びH
2Oで洗浄した後、MgSO
4で乾燥させた。セライトを添加して、有機抽出物を濾過して、減圧下で濃縮した。粗材料を、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーによって精製すると、中間体33(11.1g、64%)が得られた。MS(ESI):C
17H
23NO
3の質量計算値、289.4;m/z実測値、290.2[M+H]
+。
【0500】
中間体34:2,6−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール。
【0501】
【化128】
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【0502】
中間体10と類似の方法で、エチルN−BOC−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレートの代わりに、中間体33を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
21N
3Oの質量計算値、283.4;m/z実測値、284.2[M+H]
+。
【0503】
中間体35:tert−ブチル4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0504】
【化129】
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【0505】
中間体34(1.1g、3.88mmol)をMeOH(15mL)及びTHF(15mL)に溶解した。蟻酸アンモニウム(1.24g、19.4mmol)、BOC無水物(1.27g、5.82mmol)、及び10% Pd/C(413mg、0.388mmol)を添加して、反応物を一晩加熱還流した。粗反応物をセライトパッドを通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。中間体35は、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーによって精製することで得た(890mg、82%)。MS(ESI):C
14H
21N
3O
3の質量計算値、279.3;m/z実測値、280.2[M+H]
+。
【0506】
中間体36;tert−ブチル4−クロロ−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0507】
【化130】
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【0508】
中間体11と類似の方法で、中間体10の代わりに中間体35を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
14H
20ClN
3O
2の質量計算値、297.8;m/z実測値、298.1[M+H]
+。
【0509】
実施例56:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0510】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
実施例33と類似の方法で、中間体19の合成における中間体11の代わりに中間体36を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.8;m/z実測値、436.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.96−7.90(m,1H)、7.79−7.71(m,2H)、7.70−7.59(m,1H)、7.05−6.95(s,1H)、5.53−5.32(m,1H)、4.64−4.37(m,1H)、4.33−3.97(m,1H)、3.50−3.34(m,2H)、3.30−3.19(s,1H)、2.66−2.56(m,2H)、1.35−1.05(m,3H)。
【0512】
中間体37:tert−ブチル4−クロロ−2−シクロプロピル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。
【0513】
【化132】
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【0514】
中間体11と類似の方法で、中間体10の合成における塩酸アセトアミジンの代わりに塩酸シクロプロピルカルバミジンを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
15H
20ClN
3O
2の質量計算値、309.8;m/z実測値、310.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 4.54(s,2H)、3.69(t,J=5.7Hz,2H)、2.79(s,2H)、2.23−2.10(m,1H)、1.49(s,9H)、1.16−0.99(m,4H)。
【0515】
実施例57:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−シクロプロピル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0516】
【化133】
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【0517】
実施例33と類似の方法で、中間体19の合成における中間体11の代わりに中間体37を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、447.8;m/z実測値、448.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.82−7.75(m,1H)、7.74−7.65(m,1H)、7.56−7.43(m,2H)、6.89−6.79(m,1H)、5.13−4.84(m,1H)、4.54−4.31(m,1H)、4.27−3.98(m,2H)、3.65−3.45(m,1H)、3.26−2.94(m,2H)、2.33−2.08(m,1H)、1.29−1.00(m,4H)。
【0518】
実施例58:(6R
*)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0519】
【化134】
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【0520】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム及び70% CO
2、30% MeOHの移動相を用いて行った実施例56のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.66分)MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.8;m/z実測値、436.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.83−7.74(m,1H)、7.74−7.66(m,1H)、7.56−7.40(m,2H)、6.96−6.82(m,1H)、5.69−5.46(m,1H)、4.68−4.37(m,1H)、4.36−4.25(m,1H)、3.44−3.25(m,1H)、3.24−2.90(m,1H)、2.80−2.57(m,3H)、1.35−1.09(m,3H)。
【0521】
実施例59:(6S
*)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0522】
【化135】
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【0523】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム及び70% CO
2、30% MeOHの移動相を用いて行った実施例56のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99.1% 1つのエナンチオマー、保持時間4.55分)MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.1;m/z実測値、435.9[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.84−7.75(m,1H)、7.75−7.67(m,1H)、7.57−7.41(m,2H)、6.95−6.83(m,1H)、5.66−5.52(m,1H)、4.68−4.36(m,1H)、4.36−4.25(m,1H)、3.41−3.26(m,1H)、3.24−2.96(m,1H)、2.79−2.64(m,3H)、1.32−1.10(m,3H)。
【0524】
中間体38:7−ベンジル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0525】
【化136】
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【0526】
中間体12と類似の方法で、中間体11の代わりに7−ベンジル−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジンを用い、及びフェニルボロン酸の代わりに1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1h−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を得た。MS(ESI):C
23H
24F
3N
5Oの質量計算値、443.2;m/z実測値、444.2[M+H]
+。
【0527】
中間体39:4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0528】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
中間体17と類似の方法で、中間体16の代わりに中間体38を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
16H
18F
3N
5Oの質量計算値、353.3;m/z実測値、354.2[M+H]
+。
【0530】
中間体40:2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0531】
【化138】
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【0532】
実施例25と類似の方法で、中間体9の代わりに中間体39を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
24H
20ClF
6N
5O
2の質量計算値、559.1;m/z実測値、476.1[M−THP]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.89−7.77(m,1H)、7.74−7.62(m,1H)、7.57−7.45(m,2H)、6.72−6.53(m,1H)、6.09−5.93(m,1H)、5.45(d,J=20.1Hz,1H)、4.95−4.83(m,1H)、4.76−4.51(m,1H)、3.87(t,J=10.5Hz,1H)、3.72−3.51(m,1H)、3.51−3.34(m,1H)、3.24−3.02(m,1H)、3.01−2.87(m,1H)、2.51−2.33(m,1H)、2.25−2.03(m,2H)、1.74−1.48(m,3H)。
【0533】
実施例60:(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0534】
【化139】
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【0535】
実施例33と類似の方法で、中間体20の代わりに中間体40を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
12ClF
6N
5Oの質量計算値、475.1;m/z実測値、476.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,MeOD)δ 7.96−7.89(m,1H)、7.79−7.60(m,3H)、7.19−7.12(m,1H)、5.23−4.95(m,2H)、4.57(s,1H)、4.26−4.07(m,1H)、3.67−3.54(m,2H)。
【0536】
実施例61:3−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニル)−2−メチルベンゾニトリル。
【0537】
【化140】
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【0538】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに3−シアノ−2−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
20N
6Oの質量計算値、372.2;m/z実測値、373.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.17(brs,1H)、7.79−7.20(m,4H)、7.04−6.77(m,1H)、5.66−5.46(m,1H)、4.58−3.94(m,2H)、3.43−2.95(m,2H)、2.83−2.09(m,6H)、1.45−1.05(m,3H)。
【0539】
実施例62:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0540】
【化141】
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【0541】
実施例56と類似の方法で、中間体34の合成における塩酸アセトアミジンの代わりに、酢酸イミドホルムアミドを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z実測値、422.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.12−8.94(m,1H)、7.84−7.76(m,1H)、7.76−7.67(m,1H)、7.61−7.38(m,2H)、7.01−6.90(m,1H)、5.74−5.51(m,1H)、4.72−4.42(m,1H)、4.41−4.03(m,1H)、3.48−3.06(m,2H)、1.35−1.08(m,3H)。
【0542】
実施例63:(2−アミノ−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0543】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0544】
実施例56と類似の方法で、中間体34の合成において酢酸アセトアミジンの代わりに炭酸グアニジンを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.1;m/z実測値、437.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.82−7.74(m,1H)、7.72−7.64(m,1H)、7.55−7.42(m,2H)、6.86−6.71(m,1H)、5.13−4.86(m,2H)、4.51−4.22(m,1H)、4.20−3.97(m,1H)、3.30−3.17(m,1H)、1.32−1.07(m,3H)。
【0545】
実施例64:(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0546】
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0547】
実施例56と類似の方法で、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
16ClF
4N
5Oの質量計算値、453.1;m/z実測値、454.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 8.02−7.77(m,1H)、7.76−7.64(m,1H)、7.55−7.38(m,1H)、7.01(s,1H)、5.51−5.26(m,1H)、4.64−4.36(m,1H)、4.32−3.98(m,1H)、3.52−3.35(m,1H)、3.27−3.17(m,1H)、2.74−2.58(m,3H)、1.40−1.01(m,3H)。
【0548】
実施例65:(S
*)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0549】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0550】
絶対配置が不明である表題の化合物を、不規則なSiOH 15−40μm、300g MERCKカラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例64のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.20分)MS(ESI):C
20H
16ClF
4N
5Oの質量計算値、453.1;m/z実測値、453.7[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.55−7.40(m,1H)、7.25−7.14(m,1H)、6.94−6.82(m,1H)、5.68−5.43(m,1H)、4.70−4.34(m,1H)、4.36−3.99(m,1H)、3.43−3.24(m,1H)、3.23−2.97(m,1H)、2.81−2.60(m,3H)、1.32−1.07(m,3H)。
【0551】
実施例66:(R
*)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0552】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0553】
絶対配置が不明である表題の化合物を、不規則なSiOH 15−40μm、300g MERCKカラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例64のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.42分)MS(ESI):C
20H
16ClF
4N
5Oの質量計算値、453.1;m/z実測値、453.7[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.78−7.66(m,1H)、7.55−7.39(m,1H)、7.26−7.16(m,1H)、6.94−6.83(m,1H)、5.66−5.43(m,1H)、4.70−4.35(m,1H)、4.34−3.99(m,1H)、3.42−3.21(m,1H)、3.22−2.96(m,1H)、2.83−2.60(m,3H)、1.37−1.05(m,3H)。
【0554】
実施例67:(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0555】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
実施例56と類似の方法で、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
17C
12N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、402.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.80−7.69(m,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.51−7.28(m,2H)、7.06−6.89(m,1H)、5.50−5.28(m,1H)、4.62−4.38(m,1H)、4.35−4.00(m,1H)、3.46−3.35(m,1H)、3.29−3.17(m,1H)、2.77−2.53(m,3H)、1.30−1.03(m,3H)。
【0557】
実施例68:(R
*)−(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0558】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0559】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例64のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間4.00分)MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、401.7[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.76−7.67(m,1H)、7.57−7.48(m,1H)、7.37−7.27(m,1H)、7.25−7.15(m,1H)、6.92−6.80(m,1H)、5.71−5.46(m,1H)、4.67−4.25(m,2H)、4.15−4.02(m,1H)、3.42−3.23(m,1H)、3.18−2.89(m,1H)、2.83−2.61(m,3H)、1.35−1.07(m,3H)。
【0560】
実施例69:(S
*)−(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0561】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例67のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98.2% 1つのエナンチオマー、保持時間4.72分)MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、401.7[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.76−7.67(m,1H)、7.57−7.48(m,1H)、7.37−7.27(m,1H)、7.25−7.15(m,1H)、6.92−6.80(m,1H)、5.71−5.46(m,1H)、4.67−4.25(m,2H)、4.15−4.02(m,1H)、3.42−3.23(m,1H)、3.18−2.89(m,1H)、2.83−2.61(m,3H)、1.35−1.07(m,3H)。
【0563】
実施例70:(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0564】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0565】
実施例56と類似の方法で、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,4−ジクロロ−3−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、420.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.74(d,J=13.5Hz,1H)、7.67−7.51(m,1H)、7.34−7.18(m,1H)、7.00(s,1H)、5.53−5.27(m,1H)、4.64−4.36(m,1H)、4.36−4.00(m,1H)、3.43−3.36(m,1H)、3.29−3.18(m,1H)、2.77−2.49(m,3H)、1.36−1.00(m,3H)。
【0566】
実施例71:(R)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0567】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例70のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.56分)MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.8[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.47−7.34(m,1H)、7.14−7.01(m,1H)、6.88(d,J=25.9Hz,1H)、5.65−5.44(m,1H)、4.70−4.37(m,1H)、4.36−4.03(m,1H)、3.42−3.21(m,1H)、3.23−2.92(m,1H)、2.81−2.61(m,3H)、1.35−1.04(m,3H)。
【0569】
実施例72:(S)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0570】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0571】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例70のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間4.26分)MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.8[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.77−7.66(m,1H)、7.50−7.32(m,1H)、7.16−7.01(m,1H)、6.95−6.82(m,1H)、5.67−5.46(m,1H)、4.71−4.37(m,1H)、4.35−4.02(m,1H)、3.33(dd,J=10.7,5.7Hz,1H)、3.25−2.94(m,1H)、2.80−2.56(m,3H)、1.38−1.04(m,3H)。
【0572】
実施例73:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0573】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
実施例56と類似の方法で、1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルの代わりに、1−メチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
19ClF
3N
5Oの質量計算値、449.1;m/z実測値、450.2[M+H]
+。
【0575】
中間体41:4−クロロ−2,6−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0576】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0577】
中間体11と類似の方法で、中間体10の代わりに中間体34を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
20ClN
3の質量計算値、301.1;m/z実測値、302.1[M+H]
+。
【0578】
中間体42:2,6−ジメチル−7−(1−フェニルエチル)−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0579】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
中間体19と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体41を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
25H
31N
5Oの質量計算値、417.3;m/z実測値、418.3[M+H]
+。
【0581】
中間体43:2,6−ジメチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0582】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
中間体42(3.76g、45mmol)をMeOH(40mL)及びTHF(40mL)に溶解した。ギ酸アンモニウム(2.86g、45mmol)、及び10% Pd/C(958mg、0.900mmol)を添加して、反応を一晩加熱還流した。粗反応混合物をセライトパッドの中に通して、濾液を減圧下で濃縮すると、中間体43(2.98g、99%)が得られた。MS(ESI):C
17H
23N
5Oの質量計算値、313.2;m/z実測値、314.2[M+H]
+。
【0584】
中間体44:2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド。
【0585】
【化156】
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【0586】
塩化オキサリル(0.488mL、5.76mmol)を、触媒量のDMFを含むDCM(10mL)中の2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル))安息香酸(1.00g、4.81mmol)の懸濁液に添加した。反応物を室温で90分間攪拌し、溶媒を減圧下で蒸発させると、所望の生成物(1.08g、99%)が得られた。生成物を更に精製せずに使用した。
【0587】
中間体45:2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド。
【0588】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
中間体44と類似の方法で、2−フルオロー3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。生成物を更に精製せずに使用した。
【0590】
実施例74:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0591】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
中間体43(284mg、1.26mmol)を、中間体44(395mg、1.26mmol)及びDIPEA(0.434mL、2.52mmol)のDCM溶液(10mL)に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。粗混合物をTFA(1.1mL)及びトリエチルシラン(0.202mL、1.26mmol)によって直接処理して、30分間撹拌した。減圧下で溶媒を除去して、粗混合物を、XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムで5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させるクロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(256mg、46%)。MS(ESI):C
20H
17F
4N
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、420.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 7.98−7.80(m,3H)、7.61−7.49(m,1H)、6.98(s,1H)、5.35−5.16(m,1H)、4.66−4.34(m,1H)、4.33−3.99(m,1H)、3.61−3.29(m,2H)、2.67−2.53(m,3H)、1.23−1.02(m,3H)。
【0593】
実施例75:(R
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0594】
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例74のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.34分)MS(ESI):C
20H
17F
4N
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 8.00−7.80(m,3H)、7.62−7.47(m,1H)、6.99(s,1H)、5.25(d,J=19.3Hz,1H)、4.67−4.33(m,1H)、4.31−4.01(m,1H)、3.52−3.36(m,1H)、3.30−3.07(m,1H)、2.72−2.52(m,3H)、1.27−1.01(m,3H)。
【0596】
実施例76:(S
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0597】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0598】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例74のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98% 1つのエナンチオマー、保持時間3.80分)MS(ESI):C
20H
17F
4N
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 7.97−7.84(m,3H)、7.62−7.50(m,1H)、6.99(s,1H)、5.35−5.15(m,1H)、4.68−4.39(m,1H)、4.37−4.21(m,1H)、4.16−3.95(m,1H)、3.51−3.36(m,1H)、2.75−2.52(m,3H)、1.27−0.99(m,3H)。
【0599】
実施例77:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0600】
【化161】
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【0601】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−メチル−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
20F
3N
5Oの質量計算値、415.2;m/z実測値、416.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(s,1H)、7.79(d,J=7.9Hz,1H)、7.70−7.59(m,1H)、7.60−7.42(m,1H)、6.98(s,1H)、5.39−5.18(m,1H)、4.58−4.27(m,1H)、4.17−3.79(m,1H)、3.31−3.05(m,2H)、2.74−2.52(m,3H)、2.46−2.08(m,3H)、1.26−0.94(m,3H)。
【0602】
実施例78:(R
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0603】
【化162】
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【0604】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び78% CO
2、22% iPrOHの移動相を用いて行った実施例77のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間4.81分)MS(ESI):C
21H
20F
3N
5Oの質量計算値、415.2;m/z実測値、415.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.74−7.64(m,2H)、7.46−7.28(m,2H)、6.96−6.82(m,1H)、5.69−5.53(m,1H)、4.47−4.03(m,2H)、3.40−3.07(m,2H)、2.80−2.73(s,1H)、2.72−2.61(m,2H)、2.54−2.23(m,3H)、1.32−1.11(m,3H)。
【0605】
実施例79:(S
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0606】
【化163】
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【0607】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び78% CO
2、22% iPrOHの移動相を用いて行った実施例77のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間6.03分)MS(ESI):C
21H
20F
3N
5Oの質量計算値、415.2;m/z実測値、415.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.65(m,2H)、7.45−7.29(m,2H)、6.93−6.82(m,1H)、5.72−5.53(m,1H)、4.49−4.36(m,1H)、4.34−4.02(m,1H)、3.45−3.22(m,1H)、3.20−2.97(m,1H)、2.80−2.63(m,3H)、2.55−2.21(m,3H)、1.33−1.10(m,3H)。
【0608】
実施例80:(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0609】
【化164】
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【0610】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ−4−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、420.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(s,1H)、7.68−7.44(m,2H)、6.97(s,1H)、5.33−5.15(m,1H)、4.55−4.26(m,1H)、4.25−3.91(m,2H)、3.28−3.18(m,1H)、2.73−2.52(m,3H)、1.26−0.92(m,3H)。
【0611】
実施例81:(R
*)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0612】
【化165】
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【0613】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×4.6mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例80のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.83分)MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.8[M+H]
+。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.26−7.12(m,2H)、6.93−6.82(m,1H)、5.68−5.45(m,1H)、4.68−4.36(m,1H)、4.35−4.01(m,1H)、3.46−3.25(m,1H)、3.23−2.92(m,1H)、2.80−2.61(m,3H)、1.36−1.08(m,3H)。
【0614】
実施82:(S
*)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0615】
【化166】
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【0616】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×4.6mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例80のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間4.92分)MS(ESI):C
19H
16Cl
2FN
5Oの質量計算値、419.1;m/z実測値、419.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.24−7.11(m,2H)、6.94−6.82(m,1H)、5.68−5.46(m,1H)、4.68−4.36(m,1H)、4.36−4.04(m,1H)、3.42−3.25(m,1H)、3.16−2.92(m,1H)、2.80−2.61(m,3H)、1.32−1.08(m,3H)。
【0617】
実施83:(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0618】
【化167】
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【0619】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,4−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、402.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.91−7.69(m,2H)、7.62−7.40(m,2H)、6.97(s,1H)、5.31−5.17(m,1H)、4.55−4.25(m,1H)、4.20−3.88(m,1H)、3.27−3.08(m,2H)、2.66−2.52(m,3H)、1.22−0.99(m,3H)。
【0620】
実施84:(R
*)−(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0621】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例83のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD(250×4.6mm)を用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.21分)MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、401.8[M+H]
+。
【0623】
実施85:(S
*)−(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0624】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例83のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD(250×4.6mm)を用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(97% 1つのエナンチオマー、保持時間3.67分)MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、401.8[M+H]
+。
【0626】
実施86:(2,5−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0627】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
中間体74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,5−ジクロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
17Cl
2N
5Oの質量計算値、401.1;m/z実測値、402.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 7.91−7.82(s,1H)、7.75−7.68(m,1H)、7.68−7.61(m,1H)、7.60−7.55(m,1H)、7.01−6.93(s,1H)、5.34−5.17(m,1H)、4.58−4.28(m,1H)、4.21−3.91(m,1H)、3.27−3.14(m,2H)、2.68−2.53(m,3H)、1.26−1.02(m,3H)。
【0629】
実施87:(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0630】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0631】
4−クロロ−2−フルオロ安息香酸(171mg、0.957mmol)及びHATU(364、0.957mmol)を、中間体43(300mg、0.957mmol)及びDIEA(0.495mL、2.87mmol)のDCM(10mL)溶液に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。粗混合物を、TFA(2.0mL)及びトリエチルシラン(0.289mL、1.80mmol)によって直接処理して、30分間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムで、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNにより17分間溶出させるクロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物(143mg、38%)が得られた。MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、386.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 7.93−7.84(s,1H)、7.67−7.48(m,2H)、7.48−7.38(m,1H)、7.02−6.93(s,1H)、5.31−5.14(m,1H)、4.60−4.30(m,1H)、4.30−4.05(m,1H)、3.32−3.07(m,2H)、2.70−2.53(m,3H)、1.21−1.01(m,3H)。
【0632】
実施88:(R
*)−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0633】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例87のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD−H(250×4.6mm)を用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.17分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、385.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.42−7.31(m,1H)、7.25−7.13(m,2H)、6.92−6.80(m,1H)、5.60−5.42(m,1H)、4.66−4.16(m,2H)、3.38−3.25(m,1H)、3.12−2.93(m,1H)、2.80−2.59(m,3H)、1.32−1.11(m,3H)。
【0635】
実施89:(S
*)−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0636】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例87のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD−H(250×4.6mm)を用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間2.50分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、385.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.66(m,1H)、7.41−7.31(m,1H)、7.25−7.13(m,2H)、6.92−6.80(m,1H)、5.61−5.41(m,1H)、4.66−4.16(m,2H)、3.48−3.21(m,1H)、3.15−2.94(m,1H)、2.79−2.62(m,3H)、1.32−1.10(m,3H)。
【0638】
実施例90:(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0639】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0640】
実施例87と類似の方法で、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸の代わりに2−クロロ−4−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、386.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.86(s,1H)、7.67−7.52(m,2H)、7.51−7.28(m,1H)、6.97(s,1H)、5.34−5.14(m,1H)、4.56−4.26(m,1H)、4.18−3.86(m,1H)、3.29−3.11(m,2H)、2.71−2.52(m,3H)、1.24−0.96(m,3H)。
【0641】
実施例91:(R
*)−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0642】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例90のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.11分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、385.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.67(m,1H)、7.39−7.28(m,1H)、7.26−7.18(m,1H)、7.16−6.99(m,1H)、6.92−6.82(m,1H)、5.70−5.45(m,1H)、4.72−4.36(m,1H)、4.37−4.07(m,1H)、3.43−3.20(m,1H)、3.16−2.92(m,1H)、2.78−2.60(m,3H)、1.31−1.07(m,3H)。
【0644】
実施例92:(S
*)−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0645】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0646】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例90のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間3.80分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.1;m/z実測値、385.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.76−7.66(m,1H)、7.40−7.28(m,1H)、7.25−7.17(m,1H)、7.16−7.00(m,1H)、6.93−6.81(m,1H)、5.74−5.44(m,1H)、4.66−4.37(m,1H)、4.36−4.07(m,1H)、3.47−3.23(m,1H)、3.20−2.90(m,1H)、2.82−2.57(m,3H)、1.34−1.04(m,3H)。
【0647】
実施例93:(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0648】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
実施例87と類似の方法で、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸の代わりに、2,4−ジフルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
17F
2N
5Oの質量計算値、369.1;m/z実測値、370.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.88(s,1H)、7.66−7.50(m,1H)、7.49−7.33(m,1H)、7.23(s,1H)、6.98(s,1H)、5.34−5.13(m,1H)、4.66−4.31(m,1H)、4.29−4.01(m,1H)、3.52−3.33(m,1H)、3.25−3.11(m,1H)、2.75−2.54(m,3H)、1.22−0.99(m,3H)。
【0650】
実施例94:(R
*)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0651】
【化178】
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【0652】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例93のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD−H(250×4.6mm)を用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.78分)MS(ESI):C
19H
17F
2N
5Oの質量計算値、369.1;m/z実測値、369.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.76−7.65(m,1H)、7.48−7.36(m,1H)、7.04−6.81(m,3H)、5.63−5.41(m,1H)、4.69−4.17(m,2H)、3.43−2.94(m,2H)、2.79−2.61(m,3H)、1.35−1.10(m,3H)。
【0653】
実施例95:(S
*)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0654】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0655】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALPAK AD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例93のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALPAK AD−H(250×4.6mm)を用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.36分)MS(ESI):C
19H
17F
2N
5Oの質量計算値、369.1;m/z実測値、369.8[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.74−7.65(m,1H)、7.48−7.36(m,1H)、7.03−6.83(m,3H)、5.59−5.44(m,1H)、4.67−4.19(m,2H)、3.43−3.23(m,1H)、3.14−2.96(m,1H)、2.78−2.63(m,3H)、1.32−1.12(m,3H)。
【0656】
実施例96:(4−クロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0657】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
実施例87と類似の方法で、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸の代わりに4−クロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
18ClN
5Oの質量計算値、367.1m/z実測値、368.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 7.88(s,1H)、7.58−7.49(m,5H)、6.97(s,1H)、5.30−4.94(m,1H)、4.56−4.13(m,2H)、3.39−3.16(m,2H)、2.73−2.53(m,3H)、1.10(s,3H)。
【0659】
実施例97:(2−クロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0660】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
実施例87と類似の方法で、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸の代わりに2−クロロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
18ClN
5Oの質量計算値、367.1m/z実測値、368.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 7.92−7.84(m,1H)、7.62−7.56(m,1H)、7.53−7.35(m,3H)、7.01−6.92(s,1H)、5.35−5.16(m,1H)、4.51−4.27(m,1H)、4.18−3.87(m,1H)、3.53−3.33(m,1H)、3.27−3.10(m,2H)、2.70−2.58(s,2H)、1.24−0.99(m,3H)。
【0662】
実施例98:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0663】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
実施例74と類似の方法で、中間体34の合成における塩酸アセトアミジンの代わりに塩酸1−プロパンアミジンを用いて、及び中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
19ClF
3N
5Oの質量計算値、449.1;m/z実測値、450.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.83−7.75(m,1H)、7.75−7.67(m,1H)、7.57−7.41(m,2H)、6.93−6.82(m,1H)、5.68−5.52(m,1H)、4.68−4.39(m,1H)、4.37−4.02(m,1H)、3.42−3.27(m,1H)、3.22−2.98(m,2H)、2.96−2.83(m,1H)、1.47−1.10(m,6H)。
【0665】
実施例99:(R
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0666】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0667】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例98のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.78分)MS(ESI):C
21H
19ClF
3N
5Oの質量計算値、449.1m/z実測値、450.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.97(d,J=8.0Hz,1H)、7.92−7.80(m,2H)、7.77−7.61(m,1H)、7.00(s,1H)、5.39−5.19(m,1H)、4.56−4.29(m,1H)、4.18−3.89(m,1H)、3.58−3.33(m,1H)、3.27−3.11(m,1H)、2.96−2.76(m,2H)、1.39−1.01(m,6H)。
【0668】
実施例100:(S
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0669】
【化184】
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【0670】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例98のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98% 1つのエナンチオマー、保持時間4.53分)MS(ESI):C
21H
19ClF
3N
5Oの質量計算値、449.1m/z実測値、450.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.97(d,J=7.9Hz,1H)、7.92−7.82(m,2H)、7.76−7.63(m,1H)、7.00(s,1H)、5.37−5.18(m,1H)、4.57−4.29(m,1H)、4.20−3.88(m,1H)、3.57−3.35(m,1H)、3.27−3.13(m,1H)、2.96−2.75(m,2H)、1.40−1.01(m,6H)。
【0671】
実施例101:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0672】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
実施例74と類似の方法で、中間体34の合成における塩酸アセトアミジンの代わりに、塩酸2−メチルプロパンイミダミドを用いて、及び中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
21ClF
3N
5Oの質量計算値、463.1m/z実測値、464.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.83−7.74(m,1H)、7.75−7.67(m,1H)、7.57−7.42(m,2H)、6.92−6.80(m,1H)、5.72−5.50(m,1H)、4.71−4.38(m,1H)、4.37−4.03(m,1H)、3.42−3.16(m,1H)、3.16−2.91(m,2H)、1.46−1.07(m,9H)。
【0674】
実施例102:(R
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0675】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0676】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて実施例101のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.38分)MS(ESI):C
22H
21ClF
3N
5Oの質量計算値、463.1m/z実測値、464.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.97(d,J=7.8Hz,1H)、7.87(t,J=13.5Hz,2H)、7.77−7.63(m,1H)、7.01(s,1H)、5.39−5.16(m,1H)、4.57−4.28(m,1H)、4.18−3.82(m,1H)、3.59−3.35(m,1H)、3.25−2.96(m,2H)、1.40−0.99(m,9H)。
【0677】
実施例103:(S
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0678】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0679】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、25% iPrOHの移動相を用いて実施例101のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98% 1つのエナンチオマー、保持時間3.93分)MS(ESI):C
22H
21ClF
3N
5Oの質量計算値、463.1m/z実測値、464.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.97(d,J=7.9Hz,1H)、7.92−7.82(m,2H)、7.77−7.61(m,1H)、7.04−6.98(m,1H)、5.38−5.18(m,1H)、4.60−4.27(m,1H)、4.18−3.86(m,1H)、3.60−3.33(m,1H)、3.26−2.95(m,2H)、1.38−0.98(m,9H)。
【0680】
実施例104:(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0681】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0682】
実施例74と類似の方法で、中間体34の合成における塩酸アセトアミジンの代わりに塩酸1−プロパンアミジンを用いて、及び中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,4−ジクロロ−3−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
18Cl
2FN
5Oの質量計算値、433.1m/z実測値、434.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.75−7.65(m,1H)、7.48−7.34(m,1H)、7.16−7.02(m,1H)、6.94−6.82(m,1H)、5.68−5.45(m,1H)、4.72−4.25(m,1H)、4.19−4.01(m,1H)、3.45−3.24(m,1H)、3.22−2.82(m,3H)、2.13−1.99(m,1H)、1.56−1.07(m,6H)。
【0683】
実施例105:(4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,3−ジメチルフェニル)メタノン。
【0684】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0685】
実施例22と類似の方法で、実施例22、工程cの2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに、2,3−ジメチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
19N
5Oの質量計算値、333.2;m/z実測値、334.2[M+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3):δ 8.90−8.74(m,1H)、8.66−8.60(m,1H)、7.85−7.74(m,1H)、7.23−7.01(m,3H)、6.53−6.47(m,1H)、5.23−4.95(m,1H)、4.53−4.44(m,1H)、4.22−3.92(m,1H)、3.59−3.44(m,2H)、3.37−3.26(m,1H)、2.34−2.27(m,3H)、2.26−2.13(m,3H)。
【0686】
実施例106:(4−(1H−1,2,3−トリアゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0687】
【化190】
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【0688】
NaH(鉱油中60%分散液(21mg、0.53mmol)のDMF(3mL)懸濁液に、1,2,3−トリアゾール(28μ、0.48mmol)を添加した。ガスの発生が停止すれば混合物を0℃に冷却し、中間体4(191mg、0.40mmol)を添加した。混合物を室温で一晩放置したのち、H
2Oで希釈して、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより所望の化合物(18mg、10%)が得られた。MS(ESI):C
17H
12ClF
3NOの質量計算値、408.1;m/z実測値、409.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.04−8.90(m,1H)、8.69−8.65(m,1H)、7.89−7.78(m,2H)、7.57−7.46(m,2H)、5.34−4.98(m,1H)、4.67−4.48(m,1H)、4.23−4.06(m,1H)、3.64−3.35(m,3H)。
【0689】
実施例107:7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0690】
【化191】
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【0691】
実施例22と同様の方法で、実施例22、工程aのピラゾールの代わりに1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、標題化合物を調製した。MS(ESI):C
16H
12Cl
2N
6O、質量計算値、374.05;m/z実測値、375.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.12−8.97(m,1H)、8.02−7.95(m,2H)、7.58−7.52(m,1H)、7.36−7.23(m,6H)、5.23−5.04(m,1H)、4.67−4.49(m,1H)、4.13−4.08(m,1H)、3.60−3.42(m,2H)、3.36−3.21(m,1H)。
【0692】
実施例108:7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0693】
【化192】
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【0694】
実施例22と類似の方法で、実施例22、工程aのピラゾールの代わりに1H−1,2,3−トリアゾールを用いて、及び2,3−ジクロロ安息香酸の代わりに、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
6O、質量計算値、408.07;m/z実測値、409.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.12−8.98(m,1H)、8.02−7.96(m,2H)、7.83−7.78(m,1H)、7.58−7.47(m,2H)、5.27−5.03(m,1H)、4.66−4.48(m,1H)、4.20−4.05(m,1H)、3.57−3.43(m,2H)、3.36−3.22(m,1H)。
【0695】
実施例109:(4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0696】
【化193】
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【0697】
実施例109、工程a:tert−ブチル4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。中間体2(1.5g、5.6mmol)のACN(5mL)溶液に、1,2,4トリアゾール(0.657mL、11.1mmol)を一度に添加した後、ヒューニッヒ塩基(1.9mL、11.1mmol)を添加した。混合物を110℃で一晩撹拌した。減圧下で溶媒を除去して、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物(579mg、34%)が得られた。MS(ESI):C
14H
18N
6O
2の質量計算値、302.1;m/z実測値、303.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.04(s,1H)、7.98(s,2H)、4.81−4.75(m,2H)、3.75−3.69(m,2H)、3.29−3.22(m,2H)、1.51(s,9H)。
【0698】
実施例109、工程b:4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例109、工程aの生成物(574mg、1.9mmol)のDCM溶液(9.5mL)にTFA(3.8mL)を添加した。2時間撹拌後、反応物を減圧下で濃縮した。残渣をDCMに溶解して、Dowex 550A樹脂で処理して、TFA塩を中和した。濾過によって樹脂を除去して、濃縮すると、黄色の固体(347mg、90%)が得られた。この材料を更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
9H
10N
6の質量計算値、202.2;m/z実測値、203.1[M+H]
+。
【0699】
実施例109、工程c:(4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。実施例109、工程bの生成物(48mg、0.24mmol)のDCM(3mL)溶液に、中間体45(61mg、0.25mmol)及びTEA(40μL、0.29mmol)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。減圧下で溶媒を除去して、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物(93mg、94%)が得られた。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
6Oの質量計算値、408.1;m/z実測値、409.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.14−8.95(m,1H)、8.04−7.95(m,2H)、7.83−7.77(m,1H)、7.60−7.46(m,2H)、5.29−5.01(m,1H)、4.68−4.47(m,1H)、4.21−4.04(m,1H)、3.60−3.22(m,3H)。
【0700】
実施例110:(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0701】
【化194】
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【0702】
実施例110、工程a:tert−ブチル4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート。中間体2(1.5g、5.6mmol)のACN(5mL)溶液に、1,2,4トリアゾール(0.657mL、11.1mmol)を一度に添加した後、ヒューニッヒ塩基(1.9mL、11.1mmol)を添加した。混合物を110℃で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物(855mg、50%)が得られた。MS(ESI):C
14H
18N
6O
2の質量計算値、302.1;m/z実測値、303.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.96(s,1H)、8.66−8.61(m,1H)、7.87−7.84(m,1H)、4.78(s,2H)、3.76−3.71(m,2H)、3.43−3.36(m,2H)、1.51(s,9H)。
【0703】
実施例110、工程b:4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例110、工程aの生成物(850mg、2.8mmol)のDCM(14mL)溶液に、TFA(5mL)を添加した。2時間撹拌後、混合物を減圧下で濃縮した。2M NH
3のMeOH溶液/DCMにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の生成物が淡黄色固体として得られた(190mg、33%)。この材料を更に精製せずに使用した。MS(ESI):C
9H
10N
6の質量計算値、202.2;m/z実測値、203.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.92(s,1H)、8.63(d,J=1.2Hz,1H)、7.85(d,J=1.2Hz,1H)、4.23(s,2H)、3.36(t,J=5.7Hz,2H)、3.23(t,J=5.9Hz,2H)。
【0704】
実施例110、工程c:(4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。実施例110、工程bの生成物(43mg、0.21mmol)のDCM(2mL)溶液に、中間体45(54mg、0.22mmol)及びTEA(35μ、0.26mmoL)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、EtOAc/ヘキサンにより溶出saseるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物(70mg、80%)が得られた。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
6Oの質量計算値、408.1;m/z実測値、409.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.06−8.88(m,1H)、8.71−8.64(m,1H)、7.90−7.76(m,2H)、7.59−7.46(m,2H)、5.35−4.97(m,1H)、4.68−4.47(m,1H)、4.24−4.05(m,1H)、3.63−3.35(m,3H)。
【0705】
実施例111:(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。
【0706】
【化195】
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【0707】
実施例111、工程a4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。マイクロ波バイアルに、中間体6(262mg、0.99mmol)及び1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−1h−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(347mg、1.2mmol)を添加した後に、ジオキサン(5mL)及び2M Na
2CO
3(1.2mL)を添加した。この混合物に、Pd(Ph
3P)
4(57mg、0.049mmol)を添加して、150℃のマイクロ波内で1時間加熱した。反応物を水で希釈して、DCM及びEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4によって乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。2M NH
3のMeOH溶液/DCMにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の生成物(255mg、90%)が得られた。MS(ESI):C
15H
19N
5Oの質量計算値、285.2;m/z実測値、286.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.09−9.03(m,1H)、7.70−7.63(m,1H)、6.56−6.50(m,1H)、5.84−5.75(m,1H)、4.27−4.00(m,2H)、3.96−3.88(m,1H)、3.50−3.39(m,1H)、3.32−3.25(m,1H)、3.12−3.03(m,1H)、2.99−2.90(m,1H)、2.86−2.77(m,1H)、2.53−2.42(m,1H)、2.15−2.03(m,2H)、1.74−1.48(m,3H)。
【0708】
実施例111、工程b:(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。実施例1と類似の方法で、中間体1の代わりに実施例111、工程aの生成物を用いて、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
21F
4N
5O
2の質量計算値、475.4;m/z実測値、476.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 9.19−9.03(m,1H)、7.77−7.63(m,3H)、7.41−7.35(m,1H)、6.59−6.48(m,1H)、5.91−5.77(m,1H)、5.32−5.23(m,1H)、4.93−4.81(m,1H)、4.75−4.53(m,1H)、3.93−3.86(m,1H)、3.71−3.62(m,1H)、3.52−3.40(m,1H)、3.11−2.82(m,2H)、2.53−2.41(m,1H)、2.16−2.06(m,2H)、1.74−1.59(m,2H)、1.57−1.49(m,1H)。
【0709】
実施例111、工程c:(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン。実施例33と類似の方法で、中間体20の代わりに実施例111、工程bの生成物を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
13F
4N
5Oの質量計算値、391.1;m/z実測値、392.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 11.10(s,1H)、9.11−8.93(m,1H)、7.79−7.61(m,3H)、7.43−7.32(m,1H)、7.00−6.91(m,1H)、5.06(s,1H)、4.72−3.57(m,3H)、3.40−3.13(m,2H)。
【0710】
実施例112:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0711】
【化196】
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【0712】
実施例112、工程a:エチル2−(ベンジルアミノ)プロパノエート。DCE(15mL)中のDL−アラニンエチルエステル塩酸塩(913mg、5.9mmol)の混合物に、TEA(1.2mL、8.8mmol)を添加した後、ベンズアルデヒド(0.538mL、5.3mmol)及びNa(OAc)
3BH(2.0g、9.4mmol)を添加した。混合物を室温で一晩間攪拌した後、飽和NaHCO
3水溶液で反応を停止させた。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過して、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の化合物が無色液体(798mg、73%)として得られた。MS(ESI):C
12H
17NO
2の質量計算値、207.1;m/z実測値、208.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 7.39−7.23(m,5H)、4.23−4.16(m,2H)、3.83−3.65(m,2H)、3.37(q,J=7.0Hz,1H)、1.34−1.27(m,6H)。
【0713】
実施例112,工程b:メチル4−(ベンジル(1−エトキシ−1−オキソプロパン−2−イル)アミノ)ブタノエート。実施例112、工程aの生成物(794mg、3.8mmol)のDCE溶液(10mL)にメチル−4−オキソブタノエート(0.891mg、7.7mmol)を添加した後、Na(OAc)
3BH(1.6g、7.7mmol)を添加した。混合物を室温で一晩攪拌し、飽和NaHCO
3水溶液を添加して、反応を停止させた。水層を分離して、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の生成物が無色液体(1.11g、95%)として得られた。MS(ESI):C
17H
25NO
4の質量計算値、307.2;m/z実測値、308.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.35−7.20(m,5H)、4.22−4.12(m,2H)、3.86−3.80(m,1H)、3.67−3.60(m,4H)、3.52−3.45(m,1H)、2.69−2.56(m,2H)、2.41−2.26(m,2H)、1.80−1.71(m,2H)、1.33−1.24(m,6H)。
【0714】
実施例112、工程c:メチル1−ベンジル−2−メチル−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレート及びエチル1−ベンジル−2−メチル−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレート。実施例112、工程bの生成物(1.11g、3.62mmol)のトルエン溶液(74mL)に、KOtBu(731mg、6.52mmol)を添加した。混合物を室温で一晩攪拌した後、飽和NH
4Cl水溶液で反応を停止させた。水層をDCMで抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料790mgを得た。EtOAc/ヘキサンにより溶出すさせiO
2クロマトグラフィーにより、メチル1−ベンジル−2−メチル−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレート及びエチル1−ベンジル−2−メチル−3−オキソピペリジン−4−カルボキシレートが得られ、NMR分析によって決定すると40:60の比率であった。この混合物を工程dに使用した。MS(ESI):C
15H
19NO
3の質量計算値、261.1;m/z実測値、262.2[M+H]
+及びMS(ESI):C
16H
21NO
3の質量計算値、275.2;m/z実測値、276.2[M+H]
+。
【0715】
実施例112、工程d7−ベンジル−8−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール。実施例112、工程cの生成混合物(575mg、2.09mmol)のEtOH(10mL)溶液に塩酸ホルムアミジン(257mg、3.13mmol)を添加した後、NaOEt(1.95mL、5.21mmol)を滴下した。混合物を一晩加熱還流したが、LC/MS分析によって決定したところ、反応は完了していなかった。追加の塩酸ホルムアミジン(130mg、1.57mmol)及びNaOEt(1mL)を添加して、一晩加熱を継続した。反応物を1N HClによってpH 6となるまで処理して、減圧下で濃縮した。残渣を、トルエンで共沸させた。IPA/EtOAcによって溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の生成物が淡黄色の泡(391mg、73%)として得られた。MS(ESI):C
15H
17N
3Oの質量計算値、255.1;m/z実測値、256.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 12.75(s,1H)、8.04(s,1H)、7.41−7.23(m,5H)、3.87−3.80(m,1H)、3.74−3.63(m,2H)、3.01−2.91(m,1H)、2.74−2.58(m,2H)、2.56−2.46(m,1H)、1.42(d,J=6.8,3H)。
【0716】
実施例112、工程e:7−ベンジル−4−クロロ−8−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例8と類似の方法で、中間体7の代わりに実施例112、工程dの生成物を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
15H
16ClN
3の質量計算値、273.1;m/z実測値、274.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3):δ 8.76(s,1H)、7.39−7.26(m,5H)、3.93−3.83(m,2H)、3.72−3.66(m,1H)、3.07−3.00(m,1H)、2.88−2.79(m,1H)、2.77−2.69(m,2H)、1.48(d,J=6.8Hz,3H)。
【0717】
実施例112、工程f7−ベンジル−8−メチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。中間体19と類似の方法で、中間体11の代わりに実施例112、工程eの生成物を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
27N
5Oの質量計算値、389.2;m/z実測値、390.3[M+H]
+。
【0718】
実施例112、工程g:8−メチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。実施例112、工程fの生成物(356mg、0.91mmol)のEtOH(9mL)溶液に、10% Pd/Cデグサ型の触媒量を添加した後、水素ガスバルーンを加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。バルーンに水素ガスを充填して、10% Pd/Cのスパチュラの先端量を更に添加した。更に24時間後、反応は完了した。濾過して触媒を除去して、液体を減圧下で濃縮すると、所望の生成物(268mg、98%)が得られた。MS(ESI):C
16H
21N
5Oの質量計算値、299.2;m/z実測値、300.2[M+H]
+。
【0719】
実施例112、工程h(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。実施例74と類似の方法で、中間体43の代わりに実施例112、工程gの生成物を用いて、及び中間体44の代わりに中間体45を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z実測値、422.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.17−8.94(m,1H)、7.86−7.30(m,4H)、6.98−6.86(m,1H)、5.90−5.76(m,1H)、5.17−5.03(m,0.5H)、4.67−4.47(m,0.5H)、3.68−2.92(m,3H)、1.84−1.49(m,3H)。
【0720】
実施例113:(R
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0721】
【化197】
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【0722】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例112のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間1.73分)MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z実測値、421.7[M+H]
+。
【0723】
実施例114:(S
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0724】
【化198】
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【0725】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び65% CO
2、35% iPrOHの移動相を用いて行った実施例112のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.76分)MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z実測値、421.7[M+H]
+。
【0726】
実施例115:(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0727】
【化199】
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【0728】
実施例112、工程gの生成物(60mg、0.20mmol)のDCM(2mL)溶液に、2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(49mg、0.20mmol)を添加し、その後EDCI(116mg、0.607mmol)、HOBt(19mg、0.14mmol)及びTEA(2.0mL、0.607mmol)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。粗混合物をTFA(0.8mL)及びトリエチルシラン(81μ、0.20mmol)で直接処理して、3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、残渣をトルエンと共沸させた(1回)。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーにより、所望の生成物(59mg、66%)が得られた。MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.1;m/z実測値、440.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD):δ 9.08−8.87(m,1H)、7.92−7.68(m,2H)、7.57−7.44(m,1H)、7.10−6.92(m,1H)、5.71−5.63(m,1H)、3.68−3.33(m,3H)、3.19−3.08(m,1H)、1.77−1.56(m,3H)。
【0729】
実施例116:(R
*)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0730】
【化200】
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【0731】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例115のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.47分)MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.1;m/z実測値、440.0[M+H]
+。
【0732】
実施例117:(S
*)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0733】
【化201】
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【0734】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び70% CO
2、30% iPrOHの移動相を用いて行った実施例115のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、70% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む30% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98% 1つのエナンチオマー、保持時間4.09分)MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.1;m/z実測値、440.0[M+H]
+。
【0735】
実施例118:(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0736】
【化202】
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【0737】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ−4−フルオロ安息香酸を用いて、及び中間体43の代わりに、実施例112、工程gの生成物を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CD
3OD)δ 9.04−8.89(m,1H)、7.79−7.70(m,1H)、7.56−7.28(m,2H)、7.07−6.96(m,1H)、5.71−5.62(m,1H)、3.73−3.32(m,3H)、3.29−3.07(m,1H)、1.78−1.54(m,3H)。
【0738】
実施例119:(R
*)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0739】
【化203】
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【0740】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び60% CO
2、40% iPrOHの移動相を用いて行った実施例118のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.10分)MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.0[M+H]
+。
【0741】
実施例120:(S
*)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0742】
【化204】
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【0743】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び60% CO
2、40% iPrOHの移動相を用いて行った実施例118のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.84分〜MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.0[M+H]
+。
【0744】
実施例121:((2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0745】
【化205】
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【0746】
実施例115と類似の方法で、2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,4−ジクロロ−3−フルオロベンゾイルクロリドを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD):δ 9.05−8.88(m,1H)、7.80−7.43(m,2H)、7.40−7.21(m,1H)、7.08−6.93(m,1H)、5.71−5.61(m,1H)、4.53−4.46(m,0H)、3.70−3.33(m,3H)、3.28−3.06(m,1H)、1.80−1.53(m,3H)。
【0747】
実施例122:(R
*)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0748】
【化206】
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【0749】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び60% CO
2、40% iPrOHの移動相を用いて行った実施例121のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間2.08分)MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.0[M+H]
+。
【0750】
実施例123:(S
*)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0751】
【化207】
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【0752】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び60% CO
2、40% iPrOHの移動相を用いて行った実施例121のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度は、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)カラムを用いて、60% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む40% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間2.78分)MS(ESI):C
18H
14Cl
2FN
5Oの質量計算値、405.1;m/z実測値、406.0[M+H]
+。
【0753】
実施例124:(R
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0754】
【化208】
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【0755】
1−ブロモ−2−フルオロエタン(59mL、0.688mmol)、Cs
2CO
3(560mg、1.72mmol)及び実施例56の生成物(250mg、0.574mmol)をDMF(2mL)中で混合して、マイクロ波を照射しながら120℃で10分間加熱した。反応混合物を水で処理し、DCMで抽出した。有機層を分離し、乾燥し(Na
2SO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(シリカ、ヘプタン中のEtOAc、30/70から100/0)によって精製して、所望の分画を収集し、溶媒を減圧下で蒸発させた。DIPEによって粉砕してラセミ生成物(72mg、26%)を得た。絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び80% CO
2、20% EtOHの移動相を用いたラセミ生成物のChiral SFC精製によって、1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)を用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% EtOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間5.15分)MS(ESI):C
22H
20ClF
4N
5Oの質量計算値、481.1;m/z実測値、482.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.81−7.73(m,1H)、7.70−7.40(m,3H)、7.06−7.02(m,1H)、5.70−5.51(m,0.19H)、5.57−5.44(m,0.82H)、4.95−4.69(m,2H)、4.66−4.25(m,3.6H)、4.07−3.97(m,0.42H)、3.46−3.28(m,1.6H)、3.25(d,J=17.1Hz,0.19H)、3.08(dd,J=16.9,5.8Hz,0.19H)、2.76(s,1.05H)、2.68(s,0.66H)、2.67(s,1.29H)、1.28(d,J=7.2Hz,1.05H)、1.26(d,J=6.9Hz,0.72H)、1.25(d,J=6.9Hz,0.66H)、1.10(d,J=6.7Hz,0.57H)。
【0756】
実施例125(S
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0757】
【化209】
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【0758】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び80% CO
2、20% EtOHの移動相を用いた実施例124のラセミ生成物のChiral SFC精製によって、1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)を用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% EtOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間5.85分)MS(ESI):C
22H
20ClF
4N
5Oの質量計算値、481.1;m/z実測値、482.1[M+H]
+。
【0759】
実施例126:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0760】
【化210】
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【0761】
実施例124と類似の方法で、1−ブロモ−2−フルオロエタンの代わりに2−ブロモエチルメチルエーテルを用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
23H
23ClF
3N
5O
2の質量計算値、493.1;m/z実測値、494.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.81−7.73(m,0.85H)、7.70−7.64(m,0.15H)、7.57(d,J=2.3Hz,0.40H)、7.56−7.40(m,2.60H)、7.01(d,J=2.3Hz,0.15H)、7.00(d,J=2.3Hz,0.45H)、6.99(d,J=2.3Hz,0.40H)、5.60(d,J=19.7Hz,0.15H)、5.56−5.45(m,0.85H)、4.61(d,J=18.5Hz,0.45H)、4.45−4.25(m,3.35H)、4.06−3.98(m,0.45H)、3.86−3.70(m,2H)、3.53−3.21(m,4.50H)、3.15−3.05(m,0.25H)、2.75(s,1.20H)、2.67(s,0.45H)、2.66(s,1.35H)、1.23−1.30(m,2.55H)、1.10(d,J=6.9Hz,0.45H)。
【0762】
実施例127:(S
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0763】
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び80% CO
2、20% EtOHの移動相を用いた実施例126のChiral SFC精製によって、1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)を用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% EtOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(99% 1つのエナンチオマー、保持時間4.27分)MS(ESI):C
23H
23ClF
3N
5O
2の質量計算値、493.1;m/z実測値、494.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.81−7.73(m,1H)、7.59−7.40(m,3H)、7.01(d,J=2.3Hz,0.23H)、7.00(d,J=2.5Hz,0.40H)、6.99(d,J=2.3Hz,0.37H)、5.63−5.44(m,1H)、4.61(d,J=18.5Hz,0.40H)、4.46−4.24(m,3.24H)、4.07−3.97(m,0.40H)、3.87−3.70(m,2H)、3.51−3.21(m,4.78H)、3.09(dd,J=17.6,5.5Hz,0.18H)、2.75(s,1.11H)、2.67(s,0.69H)、2.66(s,1.20H)、1.30−1.22(m,2.31H)、1.09(d,J=6.9Hz,0.69H)。
【0765】
実施例128:(R
*)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0766】
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
絶対配置が不明である表題化合物を、CHIRALCEL OD−H(5μm、250×20mm)カラム、及び80% CO
2、20% EtOHの移動相を用いた実施例126のChiral SFC精製によって、1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OD−H(250×4.6mm)を用いて、80% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む20% EtOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.49分)MS(ESI):C
23H
23ClF
3N
5O
2の質量計算値、493.1;m/z実測値、494.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.82−7.72(m,1H)、7.60−7.40(m,3H)、7.01(d,J=2.5Hz,0.23H)、7.00(d,J=2.3Hz,0.40H)、6.99(d,J=2.3Hz,0.37H)、5.65−5.44(m,1H)、4.61(d,J=18.3Hz,0.40H)、4.45−4.25(m,3.24H)、4.06−3.97(m,0.40H)、3.87−3.70(m,2H)、3.53−3.20(m,4.78H)、3.09(dd,J=16.9,5.8Hz,0.18H)、2.75(s,1.11H)、2.67(s,0.69H)、2.66(s,1.20H)、1.30−1.22(m,2.31H)、1.09(d,J=6.9Hz,0.69H)。
【0768】
中間体46:2−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン。
【0769】
【化213】
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【0770】
Pd(dppf)
2Cl
2・HCl(102mg、0.14mmol)を、室温で2−ブロモ−6−フルオロピリジン(410mg、2.33mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(828mg、3.26mmol)及びKOAc(685mg、6.99mmol)のジオキサン(6mL)中の脱気混合物に添加した。混合物を115℃で1時間攪拌した。固体材料を濾過して、溶媒を蒸発させ、粗化合物をクロマトグラフィー(シリカ、DCM中のMeOH、0:100から10:90)によって精製した。所望の分画を収集して、表題化合物(400mg、76%)を得た。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.78(td,J=8.1,7.2Hz,1H)、7.70(ddd,J=6.9,2.8,0.9Hz,1H)、6.98(ddd,J=8.1,2.7,0.9Hz,1H)、1.38(s,12H)。
【0771】
実施例129:(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0772】
【化214】
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【0773】
実施例1と類似の方法で、中間体1、工程cの合成におけるフェニルボロン酸の代わりに中間体46を用い、及び2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、2,3−ジクロロ−4−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。
【0774】
MS(ESI):C
19H
12Cl
2F
2N
4Oの質量計算値、420.0;m/z実測値、421.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.14(s,0.55H)、9.03(s,0.45H)、8.16(brd,J=7.2Hz,0.55H)、8.11(brd,J=7.2Hz,0.45H)、8.03−7.95(m,1H)、7.31−7.16(m,2H)、7.08(dd,J=8.1,2.6Hz,0.45H)、7.04(dd,J=8.1,2.3Hz,0.55H)、5.20(d,J=19.4Hz,0.55H)、4.95(d,J=19.4Hz,0.55H)、4.59(d,J=17.9Hz,0.45H)、4.46(d,J=17.9Hz,0.45H)、4.17−4.08(m,0.55H)、4.05−3.95(m,0.45H)、3.59−3.26(m,3H)。
【0775】
実施例130:(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0776】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0777】
実施例1と類似の方法で、中間体1、工程c合成におけるフェニルボロン酸の代わりに中間体46を用いて、表題化合物を調製した。
【0778】
MS(ESI):C
20H
13ClF
4N
4Oの質量計算値、436.1;m/z実測値、437.1[M+H]
+。
1H MR(500MHz,CDCl
3)δ 9.15(s,0.55H)、9.03(s,0.45H)、8.16(d,J=7.2Hz,0.55H)、8.11(d,J=7.2Hz,0.45H)、8.05−7.93(m,1H)、7.79(brt,J=8.7,8.7Hz,1H)、7.59−7.44(m,2H)、7.08(dd,J=8.1,2.3Hz,0.45H)、7.04(dd,J=8.1,2.3Hz,0.55H)、5.27(d,J=19.7Hz,0.55H)、4.93(d,J=19.7Hz,0.55H)、4.60(d,J=18.2Hz,0.45H)、4.46(d,J=18.2Hz,0.45H)、4.23−4.15(m,0.45H)、4.02−3.94(m,0.45H)、3.60−3.28(m,3.1H)。
【0779】
中間体47:2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。
【0780】
【化216】
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【0781】
中間体47、工程A:tert−ブチル2,6−ジメチル−4−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート中間体19と類似の方法で、中間体11の代わりに中間体36を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
22H
31N
5O
3の質量計算値、413.2;m/z実測値、414.3[M+H]
+。
【0782】
中間体47、工程B:2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン。TFA(1.2mL)を中間体47、工程Aの生成物(250mg、0.605mmol)及びトリエチルシラン(0.240mL、1.51mmol)のDCM溶液(5mL)に添加した。反応物を室温で3時間攪拌した。混合物を飽和NaHCO
3で反応停止させて、水層をDCMで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗材料を、XBridge C18O BD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムによって、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させて精製した(138mg、99%)。MS(ESI):C
12H
15N
5の質量計算値、229.1;m/z実測値、230.1[M+H]
+。
【0783】
中間体48:2,4−ジメチルベンゾイルクロリド。
【0784】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
中間体44と類似の方法で、2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,4−ジメチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。生成物を更に精製せずに使用した。
【0786】
中間体49:2,3−ジメチルベンゾイルクロリド。
【0787】
【化218】
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【0788】
中間体44と類似の方法で、2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2,3−ジメチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。生成物を更に精製せずに使用した。
【0789】
実施例131:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,4−ジメチルフェニル)メタノン。
【0790】
【化219】
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【0791】
中間体48(115mg、0.686mmol)を、中間体47(157mg、0.686mmol)及びDIEA(0.355mL、2.05mmol)のDCM溶液(2mL)に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、XBridge C18 OBD 50×100mmカラムを備えたPrep Agilentシステムで、5から99%の、0.05% NH
4OHのH
2O溶液/ACNによって17分間溶出させクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物を得た(10mg、4%)。MS(ESI):C
21H
23N
5Oの質量計算値、361.2;m/z実測値、362.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.28(brs,1H)、7.78−7.60(m,1H)、7.18−6.70(m,4H)、5.75−5.44(m,1H)、4.59−4.08(m,2H)、3.44−2.86(m,2H)、2.83−2.54(m,3H)、2.46−2.03(m,6H)、1.38−0.97(m,3H)。
【0792】
実施例132:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,3−ジメチルフェニル)メタノン。
【0793】
【化220】
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【0794】
実施例131と類似の方法で、中間体48の代わりに中間体49を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
23N
5Oの質量計算値、361.2;m/z実測値、362.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.12(brs,1H)、7.84−7.61(m,1H)、7.24−6.76(m,4H)、5.78−5.50(m,1H)、4.56−4.12(m,2H)、3.39−2.83(m,2H)、2.83−2.60(m,3H)、2.42−2.02(m,6H)、1.31−1.09(m,3H)。
【0795】
実施例133:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(4−フルオロ−2−メチルフェニル)メタノン。
【0796】
【化221】
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【0797】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、4−フルオロ−2−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
20FN
5Oの質量計算値、365.2;m/z実測値、366.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.18(brs,1H)、7.81−7.61(m,1H)、7.24−7.08(m,1H)、7.05−6.77(m,3H)、5.73−5.49(m,1H)、4.56−4.08(m,2H)、3.46−2.86(m,2H)、2.81−2.58(m,3H)、2.49−2.08(m,3H)、1.42−1.02(m,3H)。
【0798】
実施例134:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−フルオロ−2−メチルフェニル)メタノン。
【0799】
【化222】
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【0800】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに、3−フルオロ−2−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
20FN
5Oの質量計算値、365.2;m/z実測値、366.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ(brs,1H)、7.77−7.63(m,1H)、7.25−6.79(m,4H)、5.72−5.47(m,1H)、4.57−3.96(m,2H)、3.41−2.87(m,2H)、2.83−2.58(m,3H)、2.39−1.94(m,3H)、1.36−1.05(m,3H)。
【0801】
実施例135:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−メチルフェニル)メタノン。
【0802】
【化223】
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【0803】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−フルオロ−3−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
20FN
5Oの質量計算値、365.2;m/z実測値、366.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.3−11.0(brs.,1H)、7.84−7.54(m,1H)、7.38−7.00(m,3H)、6.95−6.67(m,1H)、5.77−5.33(m,1H)、4.86−4.10(m,2H)、3.45−2.91(m,2H)、2.85−2.52(m,3H)、2.50−2.07(m,3H)、1.47−0.95(m,3H)。
【0804】
以下の実施例(P136〜P138)は、予言的例である。
実施例P136:(R)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン
【0805】
【化224】
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【0806】
実施例P137:(R)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(フェニル)メタノン
【0807】
【化225】
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【0808】
実施例P138:(2,4−ジクロロフェニル)((6R,8S)−2,6,8−トリメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン
【0809】
【化226】
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【0810】
実施例139:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン。
【0811】
実施例87と類似の方法で、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸の代わりに−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
20H
17F
4N
5O
2の質量計算値、435.13;m/z実測値、435.90[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.41−10.89(m,1H)、7.81−7.63(m,1H)、7.57−7.16(m,3H)、6.96−6.81(m,1H)、5.82−5.38(m,1H)、4.75−4.00(m,2H)、3.49−2.95(m,2H)、2.86−2.55(m,3H)、1.45−0.98(m,3H)。
【0812】
実施例140:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン。
【0813】
【化227】
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【0814】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−メチル−3−(トリフルオロメトキシ)安息香酸の代わりに3−(トリフルオロメチル)安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーを用いた後、温アセトニトリル(55℃)中で2分間粉砕した後、室温のアセトニトリル中で粉砕することによって表題化合物の精製を行った。2時間後、沈殿物を収集して、Et
2Oによって洗浄すると、所望の材料が得られた。MS(ESI):C
20H
18F
3N
5O
2の質量計算値、417.14;m/z実測値、417.95[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.69−11.02(m,1H)、7.75−7.65(m,1H)、7.53−7.46(m,1H)、7.40−7.36(m,1H)、7.35−7.30(m,2H)、6.98−6.76(m,1H)、5.67−5.25(m,1H)、4.87−4.25(m,2H)、3.43−2.90(m,2H)、2.71(s,3H)、1.24(s,3H)。
【0815】
実施例141:(R
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン。
【0816】
【化228】
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【0817】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OJ−H(5μm、250×20mm)カラム、及び90% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む10% iPrOHの移動相を用いて行った実施例140のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OJ−H(250×4.6mm)を用いて、90% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む10% iPrOHの移動相により15分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間7.78分)MS(ESI):C
20H
18F
3N
5O
2の質量計算値、417.14;m/z実測値、417.95[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 11.47−10.68(m,1H)7.71(d,J=2.2Hz,1H)、7.54−7.45(m,1H)、7.41−7.35(m,1H)、7.34−7.29(m,2H)、6.87(d,J=2.1Hz,1H)、5.65−5.39(m,1H)、4.75−4.22(m,2H)、3.41−3.18(m,1H)、3.11−2.98(m,1H)、2.71(s,3H)、1.35−1.16(m,3H)。
【0818】
実施例142:(S
*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン。
【0819】
【化229】
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【0820】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OJ−H(5μm、250×20mm)カラム、及び90% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む10% iPrOHの移動相を用いて行った実施例140のChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OJ−H(250×4.6mm)を用いて、90% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む10% iPrOHの移動相により15分間溶出させる分析SFCによって確認した。(98.2% 1つのエナンチオマー、保持時間9.29分)MS(ESI):C
20H
18F
3N
5O
2の質量計算値、417.14;m/z実測値、417.90[M+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 11.47−10.68(m,1H)7.71(d,J=2.2Hz,1H)、7.54−7.45(m,1H)、7.41−7.35(m,1H)、7.34−7.29(m,2H)、6.87(d,J=2.1Hz,1H)、5.65−5.39(m,1H)、4.75−4.22(m,2H)、3.41−3.18(m,1H)、3.11−2.98(m,1H)、2.71(s,3H)、1.35−1.16(m,3H)。
【0821】
実施例143:(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0822】
【化230】
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【0823】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−メチル−3−(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに2−クロロ−3−フルオロ安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。EtOAc/ヘキサンにより溶出させるSiO
2クロマトグラフィーによって表題化合物の精製を行った。MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.11;m/z実測値、386.10[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.36−10.95(m,1H)、7.79−7.57(m,1H)、7.40−7.05(m,3H)、6.94−6.81(m,1H)、5.73−5.46(m,1H)、4.74−4.03(m,2H)、3.45−2.89(m,2H)、2.82−2.58(m,3H)、1.36−1.07(m,3H)。
【0824】
実施例144:(R
*)−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン
【0825】
【化231】
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【0826】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OJ−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例CのChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OJ−H(250×4.6mm)を用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間3.38分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.11;m/z実測値、386.10[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.60−10.80(m,1H)、7.79−7.57(m,1H)、7.40−7.05(m,3H)、6.94−6.81(m,1H)、5.73−5.46(m,1H)、4.74−4.03(m,2H)、3.45−2.91(m,2H)、2.82−2.58(m,3H)、1.36−1.07(m,3H)。
【0827】
実施例145:(S
*)−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン。
【0828】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
絶対配置が不明である表題の化合物を、CHIRALCEL OJ−H(5μm、250×20mm)カラム、及び75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相を用いて行った実施例CのChiral SFC精製によって1つのエナンチオマーとして得た。エナンチオマー純度を、CHIRALCEL OJ−H(250×4.6mm)を用いて、75% CO
2、0.3% iPrNH
2を含む25% iPrOHの移動相により7分間溶出させる分析SFCによって確認した。(100% 1つのエナンチオマー、保持時間5.23分)MS(ESI):C
19H
17ClFN
5Oの質量計算値、385.11;m/z実測値、386.10[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.35−10.86(m,1H)、7.79−7.57(m,1H)、7.40−7.05(m,3H)、6.94−6.81(m,1H)、5.73−5.46(m,1H)、4.74−4.03(m,2H)、3.45−2.91(m,2H)、2.82−2.58(m,3H)、1.36−1.07(m,3H)。
【0830】
実施例146:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−メトキシ−2−メチルフェニル)メタノン。
【0831】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−メチル−3(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに3−メトキシ−2−メチル安息香酸を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
21H
23N
5O
2の質量計算値、377.19;m/z実測値、378.20[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 11.85−10.83(m,1H)、7.76−7.66(m,1H)、7.26−7.14(m,1H),6.93−6.70(m,3H)、5.69−5.53(m,1H)、4.49−4.13(m,2H)、3.90−3.77(m,3H)、3.36−2.81(m,2H)、2.79−2.60(m,3H)、2.27−1.94(m,3H)、1.31−1.07(m,3H)。
【0833】
実施例147:(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(5−メトキシピリジン−3−イル)メタノン。
【0834】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
実施例74と類似の方法で、中間体44の合成における2−メチル−3(トリフルオロメチル)安息香酸の代わりに5−メトキシニコチン酸塩酸塩を用いて、表題化合物を調製した。MS(ESI):C
19H
20N
6O
2の質量計算値、364.16;m/z実測値、365.20[M+H]
+。
【0836】
薬理学的実施例
本発明の化合物のラット及びヒトP2X7受容体に対するインビトロ親和性を、ヒト末梢血単核球(PBMC)、ヒト全血アッセイ、組み換え型ヒトP2X7細胞及び組み換え型ラットP2X7細胞におけるCa
2+フラックス及びラジオリガンド結合アッセイを用いて決定した。表2及び3において、データセルが空欄のままである場合、化合物をそのアッセイで試験しなかったことを意味すると意図される。表2及び3に示すデータは、1回の決定からの値を表し得るか、又は実験を1回以上行った場合には、データは2〜12回の試行の平均値を表す。
【0837】
ヒト末梢血単核球(PBMC)及びヒト全血におけるP2X7拮抗
献血プログラムを用いて、ヒト血液を収集した。PBMCをFicoll密度勾配技術を用いて血液から単離した。簡単に説明すると、血液をFicoll溶液の上に載せて、室温で2000rpmで20分間遠心分離した。バフィー層(赤血球と血漿のあいだ)を吸引によって注意深く採取して、PBSによって洗浄し、再度1500rpmで15分間遠心分離した。得られた細胞沈降物を洗浄して、実験のために96ウェルプレート上で平板培養した。ヒト全血実験の場合、ヒト血液150μlを96ウェルプレートで平板培養した。リポ多糖類(LPS)(30ng/ml)を各ウェルに添加して、1時間インキュベートした。次に、試験化合物を添加して、30分間インキュベートした。P2X7アゴニストである2’(3’)−O−(4−ベンゾイルベンゾイル)アデノシン5’−三リン酸(Bz−ATP)を最終濃度0.5mM(PBMC)又は1mM(血液)で添加した。細胞を更に1.5時間インキュベートした。その時点で、上清を採取して、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)に関する製造元のプロトコールを用いてIL−1βアッセイ用に保存した。データは、%対照として表記し、対照は、LPS+Bz+ATP試料及びLPSのみの試料におけるIL−1β放出の差として定義される。データを濃度に対する反応(%対照)としてプロットして、IC
50を作成した。表2及び3において、このデータは、PBMC 1μM(%対照)及びPBMC 10μM(%対照)、及びヒト全血IC
50(μM)によって表される。Graphpad Prism 5を用いて、データを分析してグラフを作成した。分析に関して、各濃度点を1試料あたり3個ずつの値から平均して、平均値をGraphpad Prism上でプロットした。各化合物のIC
50を3DXにアップロードした。
【0838】
組み換え型ヒトP2X7細胞又は組み換え型ラットP2X7細胞におけるP2X7の拮抗(a)Ca
2+フラックス及び(b)ラジオリガンド結合
(a)Ca
2+フラックス:組み換え型ヒト又はラットP2X7チャンネルを発現する1321N1細胞を、10%ウシ胎児血清(FBS)及び適切な選択マーカーを添加したHyQ DME/(HyClone/ダルベッコ改変イーグル培地)高グルコース培地で培養した。細胞を、容量100μL/ウェルで25000個/ウェルの密度で播種した(96ウェル透明底黒壁プレート)。実験日に、細胞プレートを、130mM NaCl、2mM KCl、1mM CaCl
2、1mM MgCl
2、10mM HEPES、5mMグルコース;pH 7.40及び300mOsを含むアッセイ緩衝液で洗浄した。洗浄後、細胞に、Calcium−4 dye(Molecular Device)をロードして、暗所で60分間インキュベートした。試験化合物を、未希釈のDMSO中で試験物質濃度の250倍で調製した。中間の96ウェル化合物プレートは、アッセイ緩衝液300μLに試験化合物1.2μLを移すことによって調製した。化合物プレートの50μL/ウェルを細胞プレートの100μL/ウェルに移して更に3倍希釈を行った。細胞を試験化合物及び色素と共に30分間インキュベートした。BzATPを50μL/ウェルで加えることによって(最終濃度は250μM BzATP(ヒト及びラット))細胞にチャレンジを行い、その際のカルシウム色素の蛍光をFLIPRにおいてモニターした。蛍光の変化をアゴニストの添加後180秒で測定した。Origin 7ソフトウェアを用いて、ピーク蛍光をBzATP濃度の関数としてプロットして、得られたIC
50を表2及び3のFLIPR(ヒト)IC
50(μM)及びFLIPR(ラット)IC
50(μM)の項目見出しの下に示す。
【0839】
(b)放射リガンド結合:ヒト又はラットP2X7−1321N1細胞を収集して−80℃で凍結した。実験当日、公表された標準的な方法に従って細胞膜調製物を作製した。全アッセイ体積は、100μlであった:10μl化合物(10×)+(b)40μlトレーサー(2.5×)+50μl膜(2×)。アッセイのために用いたトレーサーは、トリチウム化A−804598であった。化合物は、文献(Donnelly−Roberts,D.Neuropharmacology 2008,56(1),223〜229.)に記述されるように調製することができる。化合物、トレーサー、及び膜を4℃で1時間インキュベートした。アッセイを、濾過(0.3% PEIに予め浸したGF/Bフィルター)によって終了させ、洗浄緩衝液(Tris−HCl、50mM)によって洗浄した。結合アッセイから得たIC
50をトレーサー濃度及びトレーサーの親和性に関して補正して、試験化合物の親和性(K
i)を誘導した。データを、表2及び3の項目見出し:P2X7ヒトK
i(μM)及びP2X7ラットK
i(μM)の下に示す。Graphpad Prism 5を用いて、データを分析してグラフを作成した。分析に関して、各濃度点を1試料あたり3個ずつの値から平均して、平均値をGraphpad Prism上でプロットした。
【0840】
【表5-1】
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【0841】
【表5-2】
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【0842】
【表5-3】
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【0843】
【表5-4】
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【0844】
以下の化合物を上記のアッセイに関して追加の試行で試験して、データを表3に示す。
【0845】
【表6-1】
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【0846】
【表6-2】
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【0847】
【表6-3】
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【0848】
【表6-4】
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本発明は以下の態様を包含し得る。
[1] 式(I)の化合物:
【化235-1】
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式中、
R2はそれぞれ、H、ハロ、CN、C1〜C3アルキル、ペルハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、及びペルハロアルコキシからなる群より独立して選択され、
nは、0〜3の整数であり、
Xは、H、C1〜C3アルキル、C3シクロアルキル、ペルフルオロアルキル、−NH2、及び−N(CH3)2からなる群より独立して選択され、
Y及びZは、独立してH又はCH3であり、
R1は、以下からなる群より独立して選択され、
【化235-2】
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Re及びRfは、H、又はC1〜C3アルキルであり、
RgはH、F、又はペルフルオロアルキルであり、
Rhは、H、C1〜C3アルキル、−CH2CH2OCH3又はペルフルオロアルキルであり、並びに
RiはH又はハロである、化合物、又は
式(I)の化合物の製薬学的に許容可能な塩。
[2] nが2である、上記[1]に記載の化合物。
[3] 1つのR2置換基がオルト位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[4] 1つのR2置換基がメタ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[5] nが2であり、1つのR2置換基がオルト位に存在し、他のR2置換基がメタ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[6] nが2であり、1つのR2置換基がオルト位に存在し、他のR2置換基がパラ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[7] nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がCF3であって、メタ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[8] nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、メタ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[9] nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、パラ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[10] nが2であり、1つのR2置換基がFであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、パラ位に存在する、上記[1]に記載の化合物。
[11] R1が、以下からなる群より選択される、上記[1]に記載の化合物:
【化235-3】
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[12] R1が、以下からなる群より選択される、上記[1]に記載の化合物:
【化235-4】
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[13] R1が、以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-5】
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[14] Rf及びRgがHであり、R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-6】
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[15] X、Y、Z、Rf、及びRgがHであり、nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、メタ位に存在し、R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-7】
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[16] Y、Z、Rf及びRgがHであり、XがCH3であり、nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がCF3であって、メタ位に存在し、 R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-8】
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[17] Z、Rf、及びRgがHであり、X及びYがCH3であり、nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がCF3であって、メタ位に存在し、R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-9】
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[18] Z、Rf、及びRgがHであり、X及びYがCH3であり、nが2であり、1つのR2置換基がClであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、パラ位に存在し、R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-10】
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[19] Z、Rf、及びRgがHであり、X及びYがCH3であり、nが2であり、1つのR2置換基がFであって、オルト位に存在し、他のR2置換基がClであって、パラ位に存在し、R1が以下である、上記[1]に記載の化合物:
【化235-11】
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[20] 以下からなる群より選択される化合物:
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
4−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニル)−3−メチルベンゾニトリル;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル)]−4−(1−メチル−1H−ピラゾルー4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル)]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジメチルフェニル)カルボニル)]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−3−メチルフェニル)カルボニル)]−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)カルボニル−4−ピラジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−4−フルオロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル)]−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−N,N−ジメチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)]−2−メチル−4−ピリジン−2−イル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−フェニル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル)−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(4−フルオロ−1H−ピラゾル−5−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(4−フルオロ−1H−ピラゾル−5−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1,3−チアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1,3−チアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−[4−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾル−5−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル}−2−メチル−4−[4−(トリフルオロメチル−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,3−ジクロロフェニル)カルボニル]−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1,3−チアゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1,3−チアゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピロル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(2H−1,2,3−トリアゾル−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−1,2,3−トリアゾル−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−イソキサゾル−4−イル−2−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(3,5−ジメチルイソキサゾル−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
2−メチル−7−{[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−[(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)カルボニル}−2−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−N,N−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2−シクロプロピル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
(6R)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
(6S)−7−{[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]カルボニル}−2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン;
4−(1H−ピラゾル−5−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
3−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニル)−2−メチルベンゾニトリル;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−アミノ−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロー3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,3−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2,6−ジメチル−4−(1−メチル−1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(R)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(S)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(R)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(S)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,4−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,5−ジクロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,4−ジフルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(4−クロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
((R)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−イソプロピル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2−エチル−6−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(4−(1H−ピラゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,3−ジメチルフェニル)メタノン;
(4−(1H−1,2,3−トリアゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(4−(4H−1,2,4−トリアゾル−4−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(4−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
((2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(8−メチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾル−3−イル)−2,6−ジメチル−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,3−ジクロロ−4−フルオロフェニル)(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(4−(6−フルオロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,4−ジメチルフェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2,3−ジメチルフェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(4−フルオロ−2−メチルフェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−フルオロ−2−メチルフェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−メチルフェニル)メタノン;
(R)−(2,4−ジクロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(フェニル)メタノン;
(2,4−ジクロロフェニル)((6S,8S)−2,6,8−トリメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン;
(R*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン;
(S*)−(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタノン;
(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(R*)−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(S*)−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン;
(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(3−メトキシ−2−メチルフェニル)メタノン;
及び(2,6−ジメチル−4−(1H−ピラゾル−5−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(5−メトキシピリジン−3−イル)メタノン。
[21] 医薬組成物であって、
(a)式(I)の化合物:
【化235-12】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R2はそれぞれ、H、ハロ、CN、C1〜C3アルキル、ペルハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、及びペルハロアルコキシからなる群より独立して選択され、
nは、0〜3の整数であり、
Xは、H、C1〜C3アルキル、C3シクロアルキル、ペルフルオロアルキル、−NH2、及び−N(CH3)2からなる群より独立して選択され、
Y及びZは、独立してH又はCH3であり、
R1は、以下からなる群より独立して選択され、
【化235-13】
[この文献は図面を表示できません]
Re及びRfは、H、又はC1〜C3アルキルであり、
RgはH、F、又はペルフルオロアルキルであり、
Rhは、H、C1〜C3アルキル、−CH2CH2OCH3又はペルフルオロアルキルであり、並びに
RiはH又はハロである、化合物、又は
式(I)の化合物の製薬学的に許容可能な塩の治療的有効量;並びに
(b)少なくとも1つの製薬学的に許容可能な賦形剤
を含む、医薬組成物。
[22] 上記[20]に記載の少なくとも1つの化合物の治療的有効量と、少なくとも1つの製薬学的に許容可能な賦形剤とを含む、医薬組成物。
[23] P2X7受容体活性によって媒介される疾患、障害、又は医学的状態に罹患している又は前記疾患、障害、又は医学的状態を有すると診断された対象を治療する方法であって、そのような治療を必要とする対象に、式(I)の化合物:
【化235-14】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
R2はそれぞれ、H、ハロ、CN、C1〜C3アルキル、ペルハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、及びペルハロアルコキシからなる群より独立して選択され、
nは、0〜3の整数であり、
Xは、H、C1〜C3アルキル、C3シクロアルキル、ペルフルオロアルキル、−NH2、及び−N(CH3)2からなる群より独立して選択され、
Y及びZは、独立してH又はCH3であり、
R1は、以下からなる群より独立して選択され、
【化235-15】
[この文献は図面を表示できません]
Re及びRfは、H、又はC1〜C3アルキルであり、
RgはH、F、又はペルフルオロアルキルであり、
Rhは、H、C1〜C3アルキル、−CH2CH2OCH3、又はペルフルオロアルキルであり、
RiはH又はハロである、化合物、又は
式(I)の化合物の製薬学的に許容可能な塩から選択される少なくとも1つの化合物の治療的有効量
を投与することを含む、方法。
[24] 疾患、障害、又は医学的状態が、以下からなる群から選択される、上記[23]に記載の方法:
関節リウマチ、変形性関節炎、乾癬、敗血症性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患、気道過敏、神経系及び神経免疫系の疾患、神経因性疼痛の慢性及び急性の疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛、オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘発性神経因性疼痛、線維筋痛症、中枢神経系の神経炎症を伴う及び伴わない疾患、気分障害、大うつ病、大うつ病障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安、認知、睡眠障害、多発性硬化症、てんかん発作、パーキンソン病、統合失調症、アルツハイマー病、ハンチントン病、自閉症、脊髄損傷及び脳虚血/脳外傷、ストレス関連障害、循環器、代謝系、消化器、及び尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病、真性糖尿病、血栓症、過敏性腸症候群、過敏性腸疾患、クローン病、虚血性心疾患、虚血、高血圧、心血管疾患、心筋梗塞、下位尿路機能障害、例えば、失禁、下位尿路症候群、多発性嚢胞腎、糸球体腎炎、骨格障害、骨粗鬆症、大理石骨病;並びに緑内障、間質性膀胱炎、咳、尿管閉塞、敗血症、筋萎縮性側索硬化症、シャガス病、クラミジア、神経芽細胞腫、結核、及び片頭痛。
[25] 前記疾患、障害又は医学的状態が、治療抵抗性うつ病である、上記[24]に記載の方法。