(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6322526
(24)【登録日】2018年4月13日
(45)【発行日】2018年5月9日
(54)【発明の名称】冷却ファンの取付構造
(51)【国際特許分類】
H05K 7/20 20060101AFI20180423BHJP
G06F 1/20 20060101ALI20180423BHJP
【FI】
H05K7/20 H
G06F1/20 B
G06F1/20 C
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-183644(P2014-183644)
(22)【出願日】2014年9月9日
(65)【公開番号】特開2016-58553(P2016-58553A)
(43)【公開日】2016年4月21日
【審査請求日】2017年7月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000231464
【氏名又は名称】株式会社アルバック
(74)【代理人】
【識別番号】110000305
【氏名又は名称】特許業務法人青莪
(72)【発明者】
【氏名】俵 知之
【審査官】
白石 圭吾
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−22375(JP,A)
【文献】
特開2004−47997(JP,A)
【文献】
特開2012−244657(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/20
G06F 1/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透孔が開設された支持板の当該透孔を臨む所定位置に冷却ファンを取り付ける冷却ファンの取付構造であって、
冷却ファンが、軸線回りに回転する回転羽根と、回転羽根を収容するケーシングと、ケーシングの軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジとを有し、両フランジに前後方向に貫通する取付孔が開設されているものにおいて、
支持板の板面に沿う直交2方向を左右方向及び上下方向とし、支持体に、透孔を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部が立設され、これら両レール板部間に、ケーシングの両フランジが上方から下方に摺動自在に挿入されるようにし、
両レール板部に、前側のフランジの前縁部を覆って両フランジを支持板側に押圧する押え板部が設けられると共に、支持板に、両レール板部間に挿入されたケーシングの両フランジの下面が夫々当接するストッパ板が立設され、
押え板部に、両フランジの下面がストッパ板部に当接した状態で前側のフランジの取付孔に対して下方にオフセットさせて係合突起が設けられ、この当接した状態からストッパ板部及び押え板部の少なくとも一方を変形させて係合突起が取付孔に係合するように構成したことを特徴とする冷却ファンの取付構造。
【請求項2】
透孔が開設された支持板の当該透孔を臨む所定位置に冷却ファンを取り付ける冷却ファンの取付構造であって、
冷却ファンが、軸線回りに回転する回転羽根と、回転羽根を収容するケーシングと、ケーシングの軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジとを有し、両フランジに前後方向に貫通する取付孔が開設されているものにおいて、
支持板の板面に沿う直交2方向を左右方向及び上下方向とし、支持体に、透孔を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部が立設され、これら両レール板部間に、ケーシングの両フランジが上方から下方に摺動自在に挿入されるようにし、
両レール板部に、前側のフランジの前縁部を覆って両フランジを支持板側に押圧する押え板部が設けられると共に、押え板部に前側のフランジの取付孔に夫々係合する係合突起が設けられ、各係合突起が前側のフランジの取付孔に係合した状態で、フランジの下部が両レール板部の下端から下方に突出するように構成したことを特徴とする冷却ファンの取付構造。
【請求項3】
前記係合突起が形成される押え板部の部分が舌片状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却ファンの取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透孔が開設された支持板の当該透孔を臨む所定位置に冷却ファンを取り付ける冷却ファンの取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば通電で発熱する電子部品が実装された回路基板を格納する筐体には、その壁面に透孔が開設され、この透孔を臨むように冷却ファンが取り付けられている。通電時には、冷却ファンを回転させて外気を筐体内に取り込み、発熱する電子部品を強制冷却するようにしている。ここで、冷却ファンとしては、市販品の所謂モータファン(例えば、特許文献1参照)を用いることが多く、このような冷却ファンは、一般に、軸線回りに回転する回転羽根と、回転羽根を収容するケーシングと、ケーシングの軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジとを有し、両フランジに、前後方向に貫通する取付孔が通常開設されている。そして、取付孔を介して冷却ファンが筐体にねじ止めされる。このようにねじ止めする場合、冷却ファンの筐体への着脱に多大な時間を要するという問題がある。
【0003】
このような問題の解決策として、冷却ファンが挿入収容されるシャーシを備え、シャーシの挿入方向に対して直交する同一平面内2方向を左右方向及び上下方向とし、シャーシの右側面に、冷却ファンの接触端子と対をなす固定の接触端子を設けると共に、固定の接触端子に対峙させてシャーシの左側面に当該固定の接触端子側に冷却ファンを押圧する押え金具を設けるものが特許文献2で知られている。然し、この従来例のものでは、冷却ファンが左右方向にしか拘束されていないため、回転羽根を回転させたとき、冷却ファン自体(フランジを含むケーシング)ががたついて振動する。この場合、風量増加のために高速で回転羽根を回転させると(例えば、6000rpm)、上記振動により、押え金具から冷却ファンが外れたり、または、早期に寿命をむかえたりするといった不具合が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−247798号公報
【特許文献2】特開平9−266650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、冷却ファンの回転時に振動の発生が抑制され、しかも、冷却ファンの着脱が容易な冷却ファンの取付構造を提供することをその課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、透孔が開設された支持板の当該透孔を臨む所定位置に冷却ファンを取り付ける冷却ファンの取付構造に係る本発明の第一態様では、冷却ファンが、軸線回りに回転する回転羽根と、回転羽根を収容するケーシングと、ケーシングの軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジとを有し、両フランジに前後方向に貫通する取付孔が開設されているものとし、支持板の板面に沿う直交2方向を左右方向及び上下方向とし、支持体に、透孔を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部が立設され、これら両レール板部間に、ケーシングの両フランジが上方から下方に摺動自在に挿入されるようにし、両レール板部に、前側のフランジの前縁部を覆って両フランジを支持板側に押圧する押え板部が設けられると共に、支持板に、両レール板部間に挿入されたケーシングの両フランジの下面が夫々当接するストッパ板が立設され、押え板部に、両フランジの下面がストッパ板部に当接した状態で前側のフランジの取付孔に対して下方にオフセットさせて係合突起が設けられ、この当接した状態からストッパ板部及び押え板部の少なくとも一方を変形させて係合突起が取付孔に係合するように構成したことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、支持板に設けた両レール板部間に、両フランジを上方から下方に摺動させながら挿入し、両フランジの下面をストッパ板部に当接し、この当接した状態から、例えば、両フランジを更に押し下げることでストッパ板部が下方に撓むように変形させる。これにより、係合突起が前側のフランジの取付孔に係合することで冷却ファンが装着される。この場合、冷却ファンは、一対のレール板部で左右方向に、押え板部により支持板に対して前後方向、且つ、係合突起とストッパ板部とにより上下方向に夫々強固に拘束される。このように本発明では、両レール板部間に冷却ファンを挿入するだけで冷却ファンが支持板に装着されるため、冷却ファンの着脱が容易であり、しかも、支持板への冷却ファンの装着状態では、冷却ファンが左右方向、前後方向並びに上下方向で夫々拘束されているため、高速で回転羽根を回転させても冷却ファン自体ががたつくことがなく、冷却ファンが早期に寿命をむかえるといった不具合が生じることを防止できる。
【0008】
また、上記課題を解決するために、透孔が開設された支持板の当該透孔を臨む所定位置に冷却ファンを取り付ける冷却ファンの取付構造に係る本発明の第二態様では、冷却ファンが、軸線回りに回転する回転羽根と、回転羽根を収容するケーシングと、ケーシングの軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジとを有し、両フランジに前後方向に貫通する取付孔が開設されているものにおいて、支持板の板面に沿う直交2方向を左右方向及び上下方向とし、支持体に、透孔を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部が立設され、これら両レール板部間に、ケーシングの両フランジが上方から下方に摺動自在に挿入されるようにし、両レール板部に、前側のフランジの前縁部を覆って両フランジを支持板側に押圧する押え板部が設けられると共に、押え板部に前側のフランジの取付孔に夫々係合する係合突起が設けられ、各係合突起が前側のフランジの取付孔に係合した状態で、フランジの下部が両レール板部の下端から下方に突出するように構成したことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、支持板に設けた両レール板部間に、両フランジを上方から下方に摺動させながら挿入していくと、各係合突起が前側のフランジの取付孔に係合し、冷却ファンが押え板部に夫々設けた係合突起で係止された状態となり、両フランジの下部は、両レール板部の下端から下方に突出している。そして、例えば複数の電源を格納するラックの棚板上に、上記のように冷却ファンを取り付けた支持板を設置すると、冷却ファンが上方に押し上げられる。これにより、冷却ファンが、一対のレール板部で左右方向に、押え板部により支持板に対して前後方向、且つ、係合突起と棚板等とにより上下方向に夫々強固に拘束され、高速で回転羽根を回転させても冷却ファン自体ががたつくことがなく、冷却ファンが早期に寿命をむかえるといった不具合が生じることを防止できる。しかも、係合突起と取付孔との間に遊びを設けておけば、冷却ファンの着脱が容易にできてよい。
【0010】
上記各発明においては、前記係合突起が形成される押え板部の部分が舌片状に形成されていることが好ましい。これによれば、係合突起を前側のフランジの取付孔に係合させるときや、係合突起を前側のフランジの取付孔から取り外すときに、押え板部の部分のみを前後方向に弾性変形させるだけで、その脱着を容易に行うことができ、しかも、係合突起が前側のフランジの取付孔に係合した状態では、押え板部の部分により冷却ファンが支持板側に押圧されることで冷却ファンを前後方向に確実に拘束することができてよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1実施形態の冷却ファンの取付構造を、冷却ファンを取り外した状態で示す斜視図。
【
図2】第1実施形態の冷却ファンの取付構造を、冷却ファンを取り付けた状態で示す斜視図。
【
図3】(a)は、冷却ファンをレール部材に挿入した状態を示す正面図。(b)は、
図3(a)中のIIIb−IIIbに沿う断面図。
【
図4】(a)は、係合突起が取付孔に係合した状態を説明する正面図。(b)は、
図4(a)中のIVb−IVbに沿う断面図。
【
図5】(a)及び(b)は、第2実施形態の冷却ファンの取付構造を棚板に設置する前後で示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、支持板を、通電で発熱する電子部品が実装された回路基板等を格納する筐体の一壁面とし、この支持板に冷却ファンを取り付ける場合を例に本発明の冷却ファンの取付構造の第1実施形態を説明する。
【0013】
図1及び
図2を参照して、筐体Fの壁面である支持板1に装着される冷却ファンCFは、サイズや仕様が決められた市販品の所謂モータファンであり、軸線回りに回転する回転羽根21と、回転羽根21を収容するケーシング22と、ケーシング22の軸線方向を前後方向し、その軸線方向前後に夫々設けた方形のフランジ23a,23bとを有し、両フランジ23,23bの四隅には、前後方向に貫通する取付孔24a,24bが夫々開設されている。なお、冷却ファンCF自体は公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。以下においては、支持板1の板面11に沿う直交2方向を左右方向及び上下方向とし、
図1を基準に方向を示す用語を用いるものとする。
【0014】
支持板1には、
図1に示すように、回転羽根21が臨む透孔12が形成されている。支持板1の前面側には、透孔12を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部13a,13bが立設されている。この場合、レール板部13a,13bの長さは、フランジ23a,23bの上下方向の長さに略一致させている。そして、これら両レール板部13a,13b間に、回転羽根21回転時に吸い込み側に位置する前側のフランジ23aを前とし、両フランジ23a,23bが上方から下方に摺動自在に挿入されるようになっている。また、両レール板部13a,13bには、前側のフランジ23aの前縁部を覆って両フランジ23a,23bを支持板1側に押圧する押え板部14,14が夫々設けられている。
【0015】
押え板部14,14の上下端には、支持板11の内側に向けて舌片状にのびる部分14aが夫々形成され、各部分14aには、後方に突出する係合突起15が夫々形成されている。この場合、係合突起15は、部分14aの前側から後側に向けて押出成形することで一体に形成されている。また、各係合突起15は、
図3(a)及び(b)に示すように、両フランジ23a,23bの下面が後述のストッパ板部16に当接した状態で前側のフランジ23aの各取付孔24aに対して下側にオフセットさせて形成されている。更に、支持板1には、両レール板部13a,13b間に挿入された冷却ファンCFの両フランジ23a,23bの下面が夫々当接する左右方向に長手のストッパ板部16が立設されている。この場合、ストッパ板部16の前後方向の幅は両フランジ23a,23b間の幅に略一致させている。以下に、
図3、
図4を参照して冷却ファンCFの支持板1への装着について説明する。
【0016】
先ず、両レール板部13a,13b間に、前側のフランジ23aを前とし、冷却ファンCFの両フランジ23a,23bを上方から下方に摺動させながら挿入していく。
図3(a)及び(b)に示すように、両フランジ23a,23bの下面がストッパ板部16に当接すると、ストッパ板部16が下方に撓むように冷却ファンCFの両フランジ23a,23bを更に押し下げる。これにより、
図4(a)及び(b)に示すように、係合突起15が前側のフランジ23aの取付孔24aに夫々係合し、冷却ファンCFの装着が完了する。なお、支持板1から冷却ファンCFを取り外す場合には、押え板部14を夫々前側に弾性変形させると、各係合突起15の各取付孔24aからの係合が解消され、ストッパ板部16により冷却ファンCFが上方に押し上げられる。そして、冷却ファンCFの両フランジ23a,23bを上方に摺動させながら引き出せば、冷却ファンCFを取り外すことができる。
【0017】
以上の実施形態によれば、冷却ファンCFが、一対のレール板部13a,13bで左右方向に、押え板部14,14の部分14aにより支持板1に対して前後方向、且つ、係合突起15とストッパ板部16とにより上下方向に夫々拘束される。このため、高速で回転羽根21を回転させても冷却ファン自体ががたつくことがなく、冷却ファンCFが早期に寿命をむかえるといった不具合が生じることが防止できる。しかも、上記のように両レール板部13a,13b間に冷却ファンCFを挿入していくだけで冷却ファンCFが支持板1に装着されるため、冷却ファンCFの着脱が容易である。
【0018】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、両フランジ23a,23bの下面がストッパ板部16に当接した状態からストッパ板部16が下方に撓むように冷却ファンCFの両フランジ23a,23bを更に押し下げることで係合突起15が前側のフランジ23aの取付孔24aに夫々係合するものを例に説明したが、例えば、筐体Fの壁面をストッパ板部16として兼用し、容易に変形させることができないような場合には、各係合突起15の前側のフランジ23aの各取付孔24aに対するオフセット量を適宜設計して、両フランジ23a,23bの下面がストッパ板部16に当接した状態から押え板部14,14の上下端に設けた舌片状の部分14aを変形させて係合突起15が前側のフランジ23aの取付孔24aに夫々係合するようにしてもよい。
【0019】
また、係合突起15が形成される押え板部14の部分14aを舌片状に形成したものを例に説明したが、押え板部14を上下方向に長手の板材で構成することができ、また、係合突起15は押え板部14の所定位置に別体で設けることもできる。更に、ストッパ板部16として一枚の板状部材で構成したものを例に説明したが、係合突起15と共に冷却ファンCFを上下方向に拘束できるものであれば、これに限定されるものではなく、例えば、複数の板材を所定間隔で列設して構成することもできる。
【0020】
次に、
図5(a)及び(b)を参照して、上記第1実施形態と同様、支持板10を、通電で発熱する電子部品が実装された回路基板等を格納する筐体の一壁面とし、この支持板に冷却ファンCFを取り付ける場合を例に本発明の冷却ファンの取付構造の第2実施形態を説明する。以下においては、同一の部材、要素については同一の符号を用いるものとし、方向を示す用語も上記第1実施形態と同様、
図1を基準とする。
【0021】
支持板10の前面側には、透孔を挟んで左右方向に対峙する上下方向に長手の一対のレール板部130a,130bが立設されている。レール板部130a,130bは、フランジ23aの上下方向の長さに略一致し、その下端が支持板10の下端と面一になるように位置決めされている。そして、これら両レール板部130a,130b間に両フランジ23a,23bが上方から下方に摺動自在に挿入される。また、両レール板部130a,130bには、上記第1実施形態と同様、前側のフランジ23aの前縁部を覆って両フランジ23a,23bを支持板10側に押圧する押え板部14,14が夫々設けられ、押え板部14,14の上下端には、支持板10の内側に向けて舌片状にのびる部分14aが夫々形成されている。各部分14aには、後方に突出する係合突起15が夫々形成されている。
【0022】
各係合突起15は、前側のフランジ23aの取付孔24aに夫々係合した状態で、フランジ23aの下部が両レール板部130a,130bの下端から下方に突出するように位置決めされている(
図5(a)参照)。この場合、係合突起15と取付孔24aとの間に遊びが設けられ、係合突起15が取付孔24aに係合した状態では、フランジ23aの下部が両レール板部130a,130bの下端から下方に突出した状態で係止されるようになっている。そして、図外のラックに設けた棚板SP上に筐体Fを設置すると、冷却ファンCFの両フランジ23a,23bが押し上げられる(
図5(b)参照)。これにより、冷却ファンCFが、一対のレール板部130a,130bで左右方向に、押え板部14,14により支持板10に対して前後方向、且つ、係合突起15と棚板SPとにより上下方向に夫々強固に拘束され、高速で回転羽根を回転させても冷却ファンCF自体ががたつくことがなく、冷却ファンCFが早期に寿命をむかえるといった不具合が生じることを防止でき、その上、冷却ファンCFの着脱が容易にできる。
【符号の説明】
【0023】
CF…冷却ファン、1,10…支持板(筐体の壁)、12…透孔、13a,13b,130a,130b…レール板部、14…押え板部、14a…押え板部の部分(舌片状のもの)、15…係合突起、16…ストッパ板部、22…ケーシング、23a,23b…フランジ、24a,24b…取付孔。