(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6337346
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】ハイブリッドシグナリングを用いた干渉低減
(51)【国際特許分類】
H04W 16/02 20090101AFI20180528BHJP
H04W 72/08 20090101ALI20180528BHJP
【FI】
H04W16/02
H04W72/08
【請求項の数】24
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2016-545861(P2016-545861)
(86)(22)【出願日】2015年1月22日
(65)【公表番号】特表2017-507555(P2017-507555A)
(43)【公表日】2017年3月16日
(86)【国際出願番号】US2015012507
(87)【国際公開番号】WO2015126569
(87)【国際公開日】20150827
【審査請求日】2016年8月19日
(31)【優先権主張番号】61/943,969
(32)【優先日】2014年2月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィドフ、アレクセイ
(72)【発明者】
【氏名】モロゾフ、グレゴリー ヴィ.
(72)【発明者】
【氏名】チョイ、ギ ワン
【審査官】
望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】
Intel Corporation,Discussion on feasibility of signaling approaches for NAICS receivers,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76 R1-140138,3GPP,2014年 2月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号干渉を低減するよう動作可能なユーザ機器(UE)であって、
前記UEは、
デジタルメモリデバイスに格納され、またはハードウェア回路において実装される通信モジュールであって、
半静的シグナリングを隣接進化型ノードB(eNB)からサービングeNBを介して受信し、前記半静的シグナリングは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み、前記UEは、前記サービングeNBによりサーブされるセル内に位置され、
前記隣接eNBで所与のダウンリンクサブフレームにおいて用いられる前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、前記隣接eNBが、前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、前記隣接eNBから直接受信する、前記通信モジュールと、
デジタルメモリデバイスに格納され、またはハードウェア回路において実装される干渉低減モジュールであって、
前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む前記半静的シグナリング、および前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットを含む前記動的シグナリングを用いて、前記隣接eNBにより引き起こされる前記UEでの信号干渉を低減する、前記干渉低減モジュールと
を備え、
前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である、
UE。
【請求項2】
前記通信モジュールは、前記隣接eNBが、前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正したことをトリガとして送信した前記動的シグナリングを受信する、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記通信モジュールは、前記動的シグナリングを、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)または拡張型PDCCH(EPDCCH)を介して前記隣接eNBから受信する、請求項1または2に記載のUE。
【請求項4】
前記通信モジュールは、前記半静的シグナリングを、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して前記サービングeNBから受信する、請求項1から3のいずれか一項に記載のUE。
【請求項5】
前記通信モジュールは、前記半静的シグナリングを、定義された周期性に従って、前記隣接eNBから受信する、請求項1から4のいずれか一項に記載のUE。
【請求項6】
前記UEは、前記サービングeNBによりサーブされる前記セル内のセル端に隣接して配置され、前記隣接eNBからの信号干渉に耐える、請求項1から5のいずれか1項に記載のUE。
【請求項7】
前記隣接eNBは、前記UEをサーブしている前記サービングeNBに近接する隣接セル内に位置する、請求項1から6のいずれか1項に記載のUE。
【請求項8】
前記通信モジュールは、前記半静的シグナリングを、ユニキャスト送信を介して前記サービングeNBから受信し、前記サービングeNBは、前記半静的シグナリングを、バックホールリンクを介して前記隣接eNBから受信する、請求項1から7のいずれか1項に記載のUE。
【請求項9】
前記半静的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、および前記動的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットは、
物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、
複数のサポートされた送信モードのサブセット、
PRBホッピングが前記隣接eNBで用いられるという指標、
複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、
最大変調次数、
フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、
複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、または
定義された送信モードのための複数のUE固有の基準信号に対する複数のスクランブリング識別のサブセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項1から8のいずれか1項に記載のUE。
【請求項10】
前記干渉低減モジュールは、前記隣接eNBにより引き起こされる前記信号干渉を低減するために、ブラインド検出を実行し、前記UEは、前記半静的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、または前記動的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットのうちの少なくとも1つを用いて、前記ブラインド検出を実行する、請求項1から9のいずれか1項に記載のUE。
【請求項11】
前記通信モジュールは、前記動的シグナリングを、ブロードキャスト送信を介して前記隣接eNBから受信する、請求項1から10のいずれか1項に記載の前記UE。
【請求項12】
1または複数のプロセッサを有し、信号干渉の低減を容易にするよう動作可能である隣接進化型ノードB(eNB)であって、
前記1または複数のプロセッサは、
半静的シグナリングを、サービングeNBを介してユーザ機器(UE)に送信し、前記半静的シグナリングは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み、前記UEは、前記サービングeNBによりサーブされるセル内に位置し、
前記隣接eNBで所与のダウンリンクサブフレームにおいて用いられる前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、前記UEに直接送信し、
前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む前記半静的シグナリング、および前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットを含む前記動的シグナリングは、前記UEが、前記隣接eNBにより引き起こされる前記UEでの信号干渉を低減させることを可能とし、
前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である、
隣接eNB。
【請求項13】
前記1または複数のプロセッサは、前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正すると、前記動的シグナリングを前記UEに送信するようトリガされる、請求項12に記載の隣接eNB。
【請求項14】
前記1または複数のプロセッサは、前記半静的シグナリングを、定義された周期性に従って、前記UEに送信する、請求項12または13に記載の隣接eNB。
【請求項15】
前記隣接eNBからの前記信号干渉に耐える前記UEは、前記サービングeNBによりサーブされる前記セル内のセル端に隣接して配置される、請求項12から14のいずれか1項に記載の隣接eNB。
【請求項16】
前記隣接eNBは、前記UEをサーブする前記サービングeNBに近接する隣接セル内に位置する、請求項12から15のいずれか1項に記載の隣接eNB。
【請求項17】
前記1または複数のプロセッサは、前記半静的シグナリングを、バックホールリンクを介して前記サービングeNBに送信し、前記サービングeNBは、前記半静的シグナリングを、前記UEへのユニキャスト送信を介して前記UEに転送する、請求項12から16のいずれか1項に記載の隣接eNB。
【請求項18】
前記半静的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、および前記動的シグナリングにおける前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットは、
物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、
複数のサポートされた送信モードのサブセット、
PRBホッピングが前記隣接eNBで用いられるという指標、
複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、
最大変調次数、
フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、
複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、または
定義された送信モードのための複数のUE固有の基準信号に対する複数のスクランブリング識別のサブセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項12から17のいずれか1項に記載の隣接eNB。
【請求項19】
前記1または複数のプロセッサは、前記動的シグナリングを、ブロードキャスト送信を介して前記UEに送信する、請求項12から18のいずれか1項に記載の隣接eNB。
【請求項20】
信号干渉を低減するための方法であって、
半静的シグナリングを、隣接進化型ノードB(eNB)からユーザ機器(UE)で受信する段階であって、前記半静的シグナリングは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む段階と、
前記隣接eNBで用いられる前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、前記隣接eNBが前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、前記隣接eNBから前記UEで直接受信する段階と、
前記半静的シグナリングと前記動的シグナリングとを用いて、前記隣接eNBにより引き起こされる前記UEでの信号干渉を低減させる段階と、
を備え、
前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成の前記サブセットは、前記隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である、
方法。
【請求項21】
前記隣接eNBは、前記複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正すると、前記動的シグナリングを前記UEに送信するようトリガされる、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記隣接eNBにより引き起こされる前記信号干渉を低減するために、前記半静的シグナリングと前記動的シグナリングとを用いて、ブラインド検出を実行する段階を更に備える、請求項20または21に記載の方法。
【請求項23】
前記半静的シグナリングを前記隣接eNBから前記UEで受信する前記段階は、前記隣接eNBからの前記半静的シグナリングを、サービングeNBからのユニキャスト送信を介して前記UEで受信し、
前記サービングeNBは、前記半静的シグナリングを、バックホールリンクを介して前記隣接eNBから受信する、請求項20から22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記半静的シグナリングを前記隣接eNBから前記UEで受信する前記段階は、前記半静的シグナリングを、定義された周期性に従って、前記隣接eNBから受信する、請求項20から23のいずれか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
無線モバイル通信技術は、ノード(例えば、送信局)と無線デバイス(例えば、モバイルデバイス)との間でデータを送信すべく、様々な規格および様々なプロトコルを用いる。いくつかの無線デバイスは、ダウンリンク(DL)送信において直交周波数分割多元接続(OFDMA)を、アップリンク(UL)送信においてシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を用いて通信する。信号送信のために直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いる複数の規格および複数のプロトコルは、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)、WiMAX(登録商標)(Worldwide interoperability for Microwave Access)として複数の業界団体に一般的に知られている電気電子技術者協会(IEEE)802.16規格(例えば、802.16e、802.16m)、およびWiFiとして複数の業界団体に一般的に知られているIEEE802.11規格を含む。
【0002】
複数の3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)LTEシステムにおいて、ノードは、(複数の進化型ノードB、複数の拡張型ノードB、複数のeNodeB、または複数のeNBとしても一般的に示される)複数の進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)ノードB、および複数の無線ネットワークコントローラ(RNC)の組み合わせであり得、ユーザ機器(UE)として知られる無線デバイスと通信する。ダウンリンク(DL)送信は、ノード(例えば、eNodeB)から無線デバイス(例えば、UE)への通信であり得、アップリンク(UL)送信は、無線デバイスからノードへの通信であり得る。
【0003】
複数の同種ネットワークにおいて、マクロノードとも呼ばれるノードは、セルにおける複数の無線デバイスに基本となる無線カバレッジを提供し得る。セルは、複数の無線デバイスがマクロノードと通信するように動作可能なエリアであり得る。複数の異種ネットワーク(HetNet)は、複数の無線デバイスの増加した使用量および高められた機能性に起因する、複数のマクロノードにかかる増大したトラフィック負担を処理するのに用いられ得る。複数のHetNetは、複数の計画された高電力マクロノード(または複数のマクロ‐eNB)のレイヤと、それに重ね合わせられる、マクロノードのカバレッジエリア(セル)内であまりよく計画されていない、または更には全く調整されていないやり方で配置され得る複数のより低電力のノード(複数のスモールeNB、複数のマイクロ‐eNB、複数のピコ‐eNB、複数のフェムト‐eNB、または複数のホームeNB[HeNB])の複数のレイヤとを含み得る。複数のより低電力のノード(LPN)は、概して「複数の低電力ノード」、複数のスモールノード、または複数のスモールセルと称され得る。
【0004】
LTEにおいて、データは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介して、eNodeBからUEに送信され得る。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、データが受信されたことをアクノリッジすべく用いられ得る。ダウンリンクおよびアップリンクの複数のチャネルまたは複数の送信は、時分割複信(TDD)または周波数分割複信(FDD)を用い得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本開示の複数の特徴および複数の利点は、本開示の複数の特徴を例として共に示す添付の複数の図面と併用される、以下の詳細な説明から明らかになるだろう。
【
図1A】一例による、同一セル内の複数のユーザ機器(UE)間のセル内干渉を図示する。
【
図1B】一例による、複数の隣接セル内の複数のユーザ機器(UE)間のセル間干渉を図示する。
【
図2】一例による、ユーザ機器(UE)での干渉軽減のための、隣接進化型ノードB(eNB)とUEとの間の半静的シグナリングと、隣接eNBとUEとの間の動的シグナリングとを図示する。
【
図3】一例による、UEでの干渉軽減のための、サービングeNBを介した隣接進化型ノードB(eNB)とユーザ機器(UE)との間の半静的シグナリングと、隣接eNBとUEとの間で直接行われる動的シグナリングとを図示する。
【
図4】一例による、信号干渉を低減するよう動作可能なユーザ機器(UE)の機能性を図示する。
【
図5】一例による、信号干渉の低減を容易にするよう動作可能な隣接進化型ノードB(eNB)の機能性を示す。
【
図6】一例による、信号干渉を低減するための方法のフローチャートを示す。
【
図7】一例による、無線デバイス(例えばUE)の図を図示する。 参照は、複数の例示的な実施形態が示されるために付され、特定の言語は、それを説明するために本明細書において用いられるであろう。それでもなお、これにより発明の範囲の限定を意図していないことは理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本願発明が開示および説明される前に、本発明が本明細書において開示される特定の複数の構造、複数の処理ステップ、または複数の材料に限定されないが、当業者が認識し得るこれらの複数の均等物にまで拡張されることが理解されるべきである。また、本明細書において採用される用語が特定の複数の実施例を説明する目的のみに用いられ、限定することを意図されないことが理解されるべきである。異なる複数の図面における複数の同一の参照符号は、同一の要素を表す。複数のフローチャートおよび複数の処理において提供される複数の数字は、複数のステップおよび複数の動作を示すことにおける明確性のために提供され、必ずしも特定の順序または配列を示さない。[例示的な実施形態]
【0007】
複数の技術的実施形態の最初の概要が以下に提供され、次に、複数の具体的な技術的実施形態が後で更に詳細に説明される。この最初の要約は、技術をより迅速に理解する上で複数の読み手を手助けすることが意図されるが、技術の複数の重要な特徴または複数の不可欠な特徴を特定することは意図されず、または特許請求された主題の範囲を限定することは意図されない。
【0008】
ネットワーク支援による干渉除去および抑圧(NAICS)を用いた、ユーザ機器(UE)での信号干渉を低減するための技術を説明する。UEは、サービング進化型ノードB(eNB)によりサーブされ得る。UEは、サービングeNBによりサーブされるセル内のセル端に隣接し得る。隣接セルにおいて、隣接eNBは、UEに対して信号干渉を引き起こし得る。UEが信号干渉を軽減することを可能とするために、隣接eNBは、半静的シグナリングをUEに周期的に送信し得る。一構成において、隣接eNBは、半静的シグナリングを、サービングeNBを介してUEに送信し得る。例えば、隣接eNBは、半静的シグナリングを、バックホールリンクを介してサービングeNBに送信し得、次に、サービングeNBは、半静的シグナリングを、ユニキャスト送信を介して転送し得る。
【0009】
半静的シグナリングは、隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み得る。例えば、半静的シグナリングは、物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNBで用いられるという指標、ダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、および/または定義された送信モードに対する複数のスクランブリング識別のサブセットを含み得る。UEは、隣接eNBからの信号干渉を低減すべく、半静的シグナリングにおいて複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を用い得る。例えば、UEは、信号干渉を低減するために、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成に基づいて、ブラインド検出を実行し得る。
【0010】
加えて、隣接eNBは、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、UEに直接送信し得る。複数の潜在的信号パラメータ構成のサブセットは、隣接eNBで所与のダウンリンクサブフレームにおいて用いられ得る。一例において、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、(半静的シグナリングにおいて提供されるような可能な構成の範囲ではなく)隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である。隣接eNBは、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成において複数の信号パラメータを修正すると、動的シグナリングを送信するようトリガされ得る。動的シグナリングはまた、物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNBで用いられるという指標、ダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、および/または定義された送信モードに対する複数のスクランブリング識別のサブセットを含み得る。しかし、動的シグナリングは、半静的シグナリングと比べてより正確および最新のものであり得る。UEは、隣接eNBからの信号干渉を低減すべく、動的シグナリングにおいて複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを用い得る。
【0011】
複数のセル分割利得およびマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)を実現すべく、複数の第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)アドバンスト(LTE−A)ネットワークの容量は、複数の異種ネットワークの配置により向上され得る。両方のシナリオにおいて、複数のセル間ユーザ、またはともにスケジューリングされる複数のセル内ユーザのどちらかからの同一チャネル干渉は、より高いネットワーク容量を実現するための優勢な制限要因になることが予想される。複数のMU−MIMO送信は、MUダイバーシチに起因して複数のシングルユーザ(SU)送信と比べてセルスループット(または、セル容量)を著しく増加し得るが、基地局または進化型ノードB(eNB)でのチャネル状態情報が、期限切れである、または限られた数の利用可能なユーザとともに複数のスモールセルにある場合、MU−MIMOに対してスケジューリングされる複数のユーザは、強力な信号干渉を経験し得る。MU−MIMOにおいて、複数のユーザ機器(UE)のスループットは、複数のともにスケジューリングされるユーザからの干渉量に依存し得る。信号干渉は、効率的プリコーディングを通じてeNBで、または干渉除去を介したUEでのどちらかで管理され得る。UEでの信号干渉を軽減するために、UEは、復号処理における干渉データストリームについての情報を活用し得、信号干渉の低減を通じて性能利得をもたらし得る。
【0012】
図1Aは、同一セル内の複数のユーザ機器(UE)間のセル内干渉を図示する。進化型ノードB(eNB)104は、第1のUE102および第2のUE106の両方をサーブし得る。第1のUE102および第2のUE106は、同一セル内(つまり、セル内)にあり得る。加えて、第1のUE102および第2のUE106は、同一キャリア周波数を用いてデータを送信し得る。第1のUE102と第2のUE106との間のセル内干渉は、アップリンク(UL)方向またはダウンリンク(DL)方向のどちらかにおいて発生し得る。
【0013】
図1Bは、複数の隣接セル内の複数のUE間のセル間干渉を図示する。例えば、第1のUE114は第1のeNB112によりサーブされ得、第2のUE116は第2のeNB118によりサーブされ得る。第1のUE114および第2のUE116は、複数の隣接セル内にあり得る。第1のUE114は第2のeNB118から干渉を経験し得、第2のUE116は第1のeNB112から干渉を経験し得る(つまり、セル間干渉)。一例において、第1のUE114および第2のUE116の両方は、それぞれのセル内のセル端に位置され得、結果として、隣接セルにおけるeNBからの干渉により耐えられる傾向がある。第1のUE114は、第2のUE116が同時にデータを送信または受信するときに、干渉に耐え得る。加えて、第1のeNB112および第2のeNB118は、バックホールリンクを介して接続され得る。
【0014】
通常の3GPP LTEリリース11の複数のシステムにおいて、そのような干渉は、送信基地局(つまりネットワーク側)で干渉を回避するのに役立つ、複数の多地点協調(CoMP)技術を用いて軽減され得る。複数の隣接セル間のこれらの協調送信は、ダウンリンクにおいて干渉を低減し得る。加えて、干渉の複数の空間特性を説明することによりUE側で干渉軽減を実行することは、スペクトル効率において有望な利得をも示してきた。受信機側の干渉軽減に対する更なる強化は、干渉構造についての追加の情報を用いうる複数のより進歩した受信機アルゴリズムを考慮することにより実現され得る。例えば、複数のUEには、これらに限定されないが、複数の送信モード、リソース割り当て粒度、干渉存在、および複数の参照シンボル等の干渉のサイド情報が提供され得る。複数のUEはまた、複数の干渉‐除去受信機または複数の干渉‐抑圧受信機と称され得る。したがって、受信機側でのセル内干渉およびセル間干渉の更なる強化は、ネットワークからUEへ可能な協調を有する複数の送信を干渉することについての情報の度合いを高めることにより実現され得る。そのような複数の干渉‐除去受信機は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、拡張型物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)等の複数の異なる物理チャネルの性能改善の対象となり得る。
【0015】
UEは、複数の線形処理技術を用いることにより、干渉を低減し、スループット性能を向上し得る。複数のより進歩した受信機構造は、複数の非線形技術を用い得る。複数の非線形構造は、複数の干渉信号についての追加の情報(例えば、複数のパラメータ)を用い得る。換言すると、UEは、干渉信号について複数のあるパラメータがUEに知られている場合、干渉抑圧を実行し得る。干渉信号を記述するこれらのパラメータは、変調次数、プリコーディングマトリクス指標(PMI)、レイヤ数、複数の送信モード等を含み得る。例として、UEは、干渉信号が任意の信号ではなく、むしろ複数の特定ポイントで発生することを知るべく、変調次数を用い得る。UEは、複数の隣接セルからの干渉をより良く抑圧すべく、そのような情報を用い得る。一構成において、複数のそのようなパラメータは、UEの受信機で、受信された信号から推定され得る。換言すると、UEは干渉信号を(例えば、隣接セルにおけるeNBから)検出し得、次に干渉信号からこれらの信号パラメータを推定し得る。しかし、いくつかの例において、干渉信号からの複数の信号パラメータの推定は、実際的実装には信頼性のないもので複雑となり得る。加えて、複数の信号パラメータの推定は、UEでの追加の電力使用をもたらし得る。
【0016】
UEの複雑性を低減し、性能を向上させるべく、複数の干渉信号パラメータの半静的シグナリングが3GPPテクニカルレポート(TR)36.866において検討されている。換言すると、UEは、干渉信号の複数の信号パラメータを取得するために、ネットワーク支援(例えば、半静的シグナリングの受信)を用い得るのであって、UEが複数の信号パラメータ自体を推定するのではない。そのようなアプローチの1つの欠点は、半静的シグナリングが、多数のフレームにわたり複数の示されたパラメータの半静的制限を暗示することである。換言すると、UEは、半静的シグナリングにおいて複数の信号パラメータを用いて干渉抑圧を実行し得るが、複数の信号パラメータが時間とともに変化する場合、シグナリングが「半静的」であるか、または頻繁ではないため、UEは複数の変化を認識し得ない。したがって、UEは、複数の期限切れの信号パラメータを用いて、干渉抑圧の実行を継続し得る。そのような長期間の制限は、干渉セルにおける性能を低下し得、したがって望ましいものではない。
【0017】
(干渉信号を介して)UEに対して干渉を引き起こすeNBは、隣接eNBと称され得る。干渉を引き起こすeNBはまた、攻撃者eNBまたは干渉eNBと称され得る。隣接eNBが複数の信号パラメータのいくつかを再構成するとき、UEは更新済の再構成を、半静的シグナリングを通じて適時に受信し得ない。従来技術において、隣接eNBは、複数の信号パラメータの再構成を、複数の他のeNBに伝達し得る。複数の他のeNBのそれぞれは、複数の再構成された信号パラメータを隣接eNBから受信すると、干渉eNBの複数の再構成された信号パラメータを処理または組み込み得る。したがって、隣接eNBでの複数の信号パラメータの各再構成は、複数の他のeNB間で比較的大量のシグナリングをもたらす。結果として、UEは、複数の信号パラメータの更新済の構成を適時に受信し得ず、干渉低減または干渉抑圧を実行すべく、複数の期限切れの信号パラメータ構成の使用を継続し得る。
【0018】
したがって、現在の技術は、半静的シグナリングをUEに提供すること、および隣接セル(または隣接eNB)から動的シグナリングを提供することをも説明している。半静的シグナリングは、隣接セル(または隣接eNB)における1または複数の可能な干渉構成を示し得る。動的シグナリングは、隣接eNBの所与のサブフレームにおいて実現されてきた実際の干渉構成を示し得る。動的シグナリングは、隣接eNBからUEに直接伝達され得る。UEは、隣接セルにおける隣接eNBからの干渉を低減または抑圧すべく、半静的シグナリングおよび動的シグナリングの両方を用い得る。換言すると、UEは、干渉を低減するためのハイブリッドシグナリング(つまり、半静的シグナリングおよび動的シグナリングの両方)を用い得る。代替的に、UEは、同一セル内の他の複数のUEからの干渉を低減または抑圧すべく、半静的シグナリングおよび動的シグナリングの両方を用い得る。半静的シグナリングに加えて動的シグナリングをUEに提供することにより、干渉低減を実行するための複数の信号パラメータの以前の長期間の制限が除去され得る。加えて、ハイブリッドシグナリングは、複数の信号パラメータを独自に決定することをUEから取り除くことにより、UEでの複雑性を低減し得る。
【0019】
図2は、ユーザ機器(UE)220が信号干渉軽減を実行することを可能とすべく、半静的シグナリングと動的シグナリングとをUE220に提供することを図示する。UE220は、サービング進化型ノードB(eNB)210によりサーブされるセル内にあり得る。一例において、UE220は、サービングeNB210によりサーブされているセル内のセル端に隣接し得る。隣接eNB230は、サービングeNB210によりサーブされるセルに対して隣接セル内にあり得る。換言すると、サービングeNB210および隣接eNB230は、複数の隣接セルに位置され得る。隣接eNB230は、サービングeNB210によりサーブされるUE220に対する信号干渉を引き起こすeNBをに該当し得る。隣接eNB230はまた、攻撃者eNBまたは干渉eNBと称され得、つまり、このeNBは、UE220でアップリンク(UL)送信および/またはダウンリンク(DL)送信で干渉しているためである。サービングeNB210はまた、被害者eNBと称され得る。サービングeNB210が「被害者」とみなされ得るのは、サービングeNB210によりサーブされる複数のUEが、隣接eNB230からの信号干渉に耐え得るためである。UE220はまた、UE220で耐える隣接eNB230からの信号干渉のため、「被害者」とみなされ得る。
【0020】
UE220は、半静的シグナリングを、サービングeNB210を介して隣接進化型ノードB(eNB)230から周期的に受信し得る。例えば、隣接eNB230は、半静的シグナリングを、バックホールリンク215を介してサービングeNB210に伝達し得、次に、サービングeNB210は、半静的シグナリングをUE220に転送し得る。一例において、サービングeNB210は、半静的シグナリングを、ユニキャスト送信を介してUE220に転送し得る。半静的シグナリングは、隣接eNB230で用いられる複数の信号パラメータの複数の可能な構成を含み得る。換言すると、複数の信号パラメータの複数の可能な構成は、隣接eNB230から送信される干渉信号を説明、または特徴付けし得る。UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減または抑圧すべく、半静的シグナリングにおいて複数の信号パラメータの複数の可能な構成を用い得る。例えば、UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減するために、複数の信号パラメータの複数の可能な構成を用いて、ブラインドデコードを実行し得る。UE220が、隣接eNB230で実装されている複数の信号パラメータの複数の可能な構成を知っている場合、UE220は次に、UE220についての複数の干渉信号の影響を低減すべく、この情報を用い得る。
【0021】
一例において、半静的シグナリングは、隣接eNB230で用いられる物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度の複数の可能な構成を含み得る。隣接eNB230は、複数のPRBの複数のチャンクを用いて、隣接eNB230によりサーブされる複数のUEをスケジューリングし得る。隣接eNB230は、Voice over Internet Protocol(VoIP)が用いられているか否か等の複数のトラフィック条件に基づいて、異なるリソース割り当て粒度を用い得る。複数の非限定的な例として、複数のPRB割り当て粒度の複数の可能な構成は、1つのPRBまたは4つのPRBを含み得、これらの可能な構成は、UE220に提供され得る。UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減すべく、複数のPRB割り当て粒度を用い得る。
【0022】
半静的シグナリングは、隣接eNB230で、複数のサポートされた送信モードのサブセットを含み得る。例えば、半静的シグナリングは、送信モード(TM)9およびTM10の両方が、隣接eNB230でサポートされることを示し得る。換言すると、半静的シグナリングは、TM9およびTM10の両方が、隣接eNB230でサポートされることを示し得るが、どの特定のTMが現在隣接eNB230で用いられているかは示し得ない。しかし、UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減させるべく、複数のサポートされた送信モードのサブセットを用い得る。
【0023】
半静的シグナリングは、PRBホッピングが隣接eNB230で用いられるという指標を含み得る。いくつかの例において、隣接eNB230は、複数の分散されたPRBを用いず、むしろ複数の局在したPRB割り当てを用いる。隣接eNB230は、複数のある状況においてPRBホッピングを用い得る。隣接eNB230がPRBホッピングを用いない場合、隣接eNB230は、PRBホッピングが所与のサブフレームにおいて用いられることを示し得る。UE220は、PRBホッピングが隣接eNB230により実行されるときに、そのような複数のリソース割り当てに対して複数のある処理アルゴリズムを調整し得、UE220が隣接eNB230からの干渉を低減することを可能とし得る。
【0024】
半静的シグナリングは、ダウンリンク送信に対する最大レイヤ数を含み得る。換言すると、半静的シグナリングは、隣接eNB230で用いられてきたレイヤ数についての上限をUE220に提供し得る。最大レイヤ数は、複数のアンテナが用いられるときに複数のダウンリンク送信に用いられる複数の空間レイヤ数を参照し得る。先述の解決方法において、UE220は、どれだけのレイヤが隣接eNB230において用いられていたのかを、ブラインド検出し得る。現在の技術において、半静的シグナリングは、干渉を低減する複雑性が、UE220でのより少ないブラインドデコードの推定に起因して低減され得るよう、UE220に最大レイヤ数(または、最大レイヤ数の可能な範囲)を提供し得る。
【0025】
半静的シグナリングは、隣接eNB230で用いられる最大変調次数を含み得る。変調次数は、リソース要素(RE)単位のビット数を参照し得る。例えば、変調次数は2から6の範囲であり得る。一例において、半静的シグナリングは、干渉を減少する複雑性が、UE220でのより少ないブラインドデコードの推定に起因して低減され得るよう、最大変調次数の可能な範囲(例えば、RE単位で4または6ビット)を含み得る。換言すると、UE220に最大変調次数の範囲を提供することで、UE220は全ての可能な変調を検索しなくてもよくなり、よってUE220でのブラインド検出の複雑性を低減し得る。
【0026】
半静的シグナリングは、送信モード10(TM10)に対する複数のスクランブリング識別のサブセットを含み得る。TM10における複数の参照信号に用いられる複数のスクランブリングコードがある場合、これらのスクランブリングコードは初期化され得る。換言すれば、隣接eNB230は一連のこれらのスクランブリングコードを用い得る。隣接eNB230により用いられるスクランブリングコンテンツの複数のインデックスは、半静的シグナリングに含まれ得る。複数のスクランブリング識別は、隣接eNB230により用いられるスクランブリングシーケンスのブラインド検出の複雑性を低減するために、UE220への半静的シグナリングに含まれ得る。
【0027】
したがって、半静的シグナリングは、PRB割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNB230で用いられるか否かという指標、ダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、および/または定義された送信モードに対する複数のスクランブリング識別のサブセット等の複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み得る。UE220は、ブラインド検出を実行して隣接eNB230からの信号干渉を低減すべく、半静的シグナリングにおいて複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を用い得るが、実行されるブラインド検出量は、UE220にとって過剰に複雑となり得、UEの大量の電力を消費し得る。半静的シグナリングは、複数の可能な値または信号パラメータ構成の範囲を提供し得るのみであることが多いため、UE220は、半静的シグナリングに含まれる複数の可能な信号パラメータ構成を調べるべく、依然として比較的大量のコンピューティング電力を消費しなければならない。加えて、半静的シグナリングの周期的性質は、期限切れとなっている複数の信号パラメータの複数の潜在的構成をもたらし得る。換言すると、隣接eNB230は、それらの信号パラメータの1つを修正し得るが、更新済の半静的シグナリングがUE220に頻繁に提供されないため、UE220はその修正を比較的長期にわたり知り得ない。結果として、UE220は、複数の期限切れの信号パラメータ構成を用いてブラインド検出を実行するよう試み得、UE220が隣接eNB230からの干渉を成功裏に低減または抑圧する可能性を低減し得る。
【0028】
一構成において、隣接eNB230は、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、UE220に送信し得る。隣接eNB230は、半静的シグナリングに加えて、動的シグナリングを送信し得る。動的シグナリングに含まれる複数の信号パラメータは、隣接eNB230において所与のダウンリンクサブフレームで、または一連の複数のダウンリンクサブフレームで現在用いられ得る。一例において、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、(半静的シグナリングにおいて提供されるような複数の可能な構成の範囲ではなく)隣接eNB230で用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である。代替的に、半静的シグナリングに含まれる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成と比べて、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、複数の可能な信号パラメータ構成の正確な(または低減された)範囲であり得る。換言すると、動的シグナリングに含まれる情報は、半静的シグナリングに以前に含まれた情報のサブセットであり得る。
【0029】
隣接eNB230は、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正すると、動的シグナリングを送信するようトリガされ得る。一例において、隣接eNB230は動的シグナリングをブロードキャストし得る。UE220は、ブロードキャストを検出し得、隣接eNB230での1または複数の信号パラメータ構成が修正されていたことを決定し得る。代替的な構成において、隣接eNB230は、動的シグナリングを、バックホールリンク215を介してサービングeNB210に送信し得、サービングeNB210は、動的シグナリングをUE220に転送し得る。しかし、動的シグナリングをサービングeNB210を介して送信することは、隣接eNB230が信号パラメータの既存構成を更新または修正するときに追加のシグナリングをもたらし得る。
【0030】
UE220は、ブラインド検出を実行して隣接eNB230からの干渉を低減すべく、隣接eNB230からブロードキャストされた動的シグナリング(および半静的シグナリング)を用い得る。動的シグナリングは、隣接eNB230で用いられる複数の信号パラメータの実際の構成(または、複数の信号パラメータの複数の可能な構成の削減された範囲)であり得る。したがって、UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減するために、(半静的シグナリングのみを用いることと比べて)ブラインド検出をより効率的に実行し得る。加えて、動的シグナリングは、半静的シグナリングと比べてより正確および最新のものであり得る。結果として、UE220は、隣接eNB230でより迅速に複数の修正を認識し得、したがって、隣接eNB230で用いられる複数の修正された信号パラメータを構成すべく、UEの干渉低減または抑圧の技術を変更し得る。
【0031】
動的シグナリングは、更新されたPRB割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードの更新済のサブセット、PRBホッピングが隣接eNB230で用いられるか否かという更新済の指標、ダウンリンク送信に対する更新済の最大レイヤ数、更新済の最大変調次数、フレームの更新済のアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値の更新済のサブセット、および/または定義された送信モードに対する複数のスクランブリング識別の更新済のサブセット等の複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含み得る。UEは、隣接eNB230からの信号干渉を低減すべく、動的シグナリングにおいて複数の信号パラメータの複数の潜在的構成(または、複数の更新済の信号パラメータ構成)のサブセットを用い得る。前に説明されたように、サブセットは、隣接eNB230で用いられる一連の低減された可能な信号パラメータ構成、または実際の信号パラメータ構成を含み得る。
【0032】
一例において、UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減すべく、動的シグナリングおよび半静的シグナリングの両方を用い得る。非限定的な例として、UE220は、隣接eNB230からの干渉を低減するために、PRB割り当て粒度、PRBホッピング、およびダウンリンク送信に対する最大レイヤ数に対する半静的シグナリングと、複数の送信モード、最大変調次数、および複数のスクランブリング識別に対する動的シグナリングとを用い得る。
【0033】
一例において、隣接eNB230は、4つのPRBのPRB割り当て粒度を示す半静的シグナリングを、UE220に最初に送信し得る。しかし、4つのPRBは、複数のある状況(例えば、典型的に複数の狭帯域割り当てを有する複数のVoIP UE)にとって理想的でないかもしれない。したがって、隣接eNB230は、VoIPトラフィックを配信するために、リソース割り当てを、1つのPRB等のより小さいサイズに動的に変更し得る。隣接eNB230は、UE220にブロードキャストされる動的シグナリングを用いて、更新済のPRB割り当て粒度をUE220に動的に通知し得る。したがって、隣接eNB230は、リソース割り当て粒度が、4つのPRBから1つのPRBに変更されたことを示し得る。動的シグナリングは、隣接eNB230での所与のサブフレーム、または一連の複数のサブフレーム上で現在用いられている実際のリソース割り当て粒度についての隣接eNB230からの直接的な指標であり得る。
【0034】
別の例において、隣接eNB230は、TM9およびTM10の両方が隣接eNB230でサポートされていることを示す半静的シグナリングを、UE220に最初に送信し得る。換言すると、隣接eNB230は、TM9またはTM10のどちらかが用いられ得ることを示し得る。後の時間に、隣接eNB230は、TM10が現在、所与のサブフレームにおいて用いられていることを示す動的シグナリングを送信し得る。したがって、UE220は、干渉抑圧を実行するとき、更新済の送信モードを用い得る。
【0035】
さらに別の例において、隣接eNB230は、隣接eNB230で用いられる複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数に対して定義された範囲を示す半静的シグナリングを、UE220に最初に送信し得る。後の時間に、隣接eNB230は、複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数に対して、(半静的シグナリングに以前に含まれた定義された範囲と比べて)削減された範囲を示す動的シグナリングを送信し得る。隣接eNB230は、最大レイヤ数を1のダウンリンクサブフレームから別のダウンリンクサブフレームに動的に変更し得るため、動的シグナリングは、UE220が最大レイヤ数の更新済の指標を適時に受信することを可能とする。同様に、隣接eNB230は、最大変調次数を動的に変更し得、したがって、動的シグナリングは、UE220が最大変調次数の更新済の指標を適時に受信することを可能とする。
【0036】
一例において、UE220は、隣接eNB230で所与のPRBにおいて用いられる特定の送信モードに基づいて、干渉を低減し得る。先述の解決方法において、UE220は、全ての可能な送信モード(例えば、TM1からTM10)の中からブラインド検出を実行していた。UE220は、隣接eNB230により用いられる実際の送信モードを、各PRBに対して、ブラインド検出していた。現在の技術において、隣接eNB230が複数の送信モードの2つの可能なサブセットを生成するとき、複雑性がUEで低減され得る。第1のサブセットはTM1からTM5で、第2のサブセットはTM5からTM10であり得る。隣接eNB230は、第1のサブセットと第2のサブセットとを半静的シグナリングにおいてUE220に送信し得る。後の時間に、隣接eNB230は、TM1からTM5のサブセットが、UE220に提供される動的シグナリングを介して用いられていることを示し得、UE220に対する検索空間(および複雑性)を低減し得る。代替的な例において、動的シグナリングは、TM3またはTM4が隣接eNB230で用いられていることをUE220に示し得る。UE220は、信号がどのようにして隣接セルにおいて構造化されているのかを決定すべく、この情報を用い得、したがって、UE220は、この情報を用いて干渉を抑圧し得る。
【0037】
一例において、隣接eNB230は、1つのPRBペアと、1より大きい整数であるXの隣接PRBペアとの2つのPRB割り当て粒度で構成され得る。一例において、Xはリソースブロックグループ(RBG)と同等であり得る。隣接eNB230で実行される実際のスケジューリングの決定に応じて、第1の割り当て粒度または第2の割り当て粒度のどちらかは、UE220にシグナリングされ得る。別の例において、複数の送信モードの2つのサブセットは、例えば、{TM2、TM3、TM4}または{TM1からTM10}と構成され得る。隣接eNB230で実行される実際のスケジューリングの決定に応じて、2つのサブセットからの実際の一連の複数の送信モードがUE220に提供され得る。別の例において、PRBホッピングは、隣接eNB230で実行されるスケジューリングの決定に応じて、有効または無効とされ得る。PRBホッピングの使用についての実際の情報は、動的シグナリングを介してUE220に提供され得る。
【0038】
隣接eNB230から受信される動的シグナリングに基づいて、UE220は、半静的シグナリングの中のどの複数のパラメータが隣接eNB230で複数の所与のダウンリンクサブフレームにおいて実際に用いられるかを理解し得る。結果として、UE220は、隣接eNB230からの干渉をより効果的にに除去し得る。複数の実際の信号パラメータ(および半静的シグナリングからの複数の可能な信号パラメータ)を知ることにより、UE220は、干渉信号がどのようにして隣接セルにおいて構造化されるのかを検出し得、したがって干渉信号を抑圧し得る。加えて、UE220は、動的シグナリングに基づいて、干渉を低減すべく、より少ない計算容量を用い得る。動的シグナリングがなければ、UE220は複数の潜在的信号パラメータ構成における全ての可能な値の中からブラインド検出を実行せざるを得なく、それは大量の計算をもたらし得る。複数の実際の信号パラメータ値(または、複数の可能な信号パラメータ値の低減されたサブセット)が動的シグナリングにおいてUEに提供される場合、UE220は、低減された値の数をブラインド検出し得る。
【0039】
図3は、サービングeNB320を介した隣接進化型ノードB(eNB)330とユーザ機器(UE)310との間の半静的シグナリングと、隣接eNB330とUE310との間で直接行われる動的シグナリングとを図示する。隣接eNB330は半静的シグナリングをサービングeNB320に周期的に送信し得、サービングeNB320は半静的シグナリングをUE310に転送し得る。半静的シグナリングは、隣接eNB330で用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み得る。例えば、半静的シグナリングは、物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、複数のサポートされたの送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNBで用いられるという指標、複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、および/または定義された送信モードに対する複数のスクランブリング識別のサブセットを含み得る。UE310は、隣接eNB330からの干渉を低減すべく、半静的シグナリングを用い得る。加えて、UE310は、動的シグナリングを、隣接eNB330から受信し得る。動的シグナリングは、隣接eNB330で用いられる複数の信号パラメータの複数の更新済の潜在的構成を含み得る。加えて、動的シグナリングは、複数の実際の構成、および/または隣接eNB330で用いられる複数の潜在的構成の低減されたサブセットを含み得る。半静的シグナリングと動的シグナリングの両方を用いることにより、UE310は、低減されたコンピューティングおよび電力消費量を用いて、干渉低減または抑圧を実行し得る。
【0040】
別の例は、
図4に示すように、信号干渉を低減するよう動作可能なユーザ機器(UE)410の機能性400を提供する。UE410は、半静的シグナリングを、サービングeNB420を介して隣接進化型ノードB(eNB)430から受信するよう構成された通信モジュール412を含み得る。半静的シグナリングは、隣接eNB430で用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み得る。UE410は、サービングeNB420によりサーブされるセル内に位置され得る。通信モジュール412は、隣接eNB430で所与のダウンリンクサブフレームにおいて用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、UE410で、隣接eNB430から直接受信するよう構成され得る。UE410は、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む半静的シグナリングと、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングとを用いて、隣接eNB430により引き起こされるUE410での信号干渉を低減するよう構成された干渉低減モジュール414を含み得る。
【0041】
一例において、通信モジュール412は、動的シグナリングを、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、または拡張型PDCCH(EPDCCH)を介して隣接eNB430から受信するよう更に構成され得る。通信モジュール412は、半静的シグナリングを、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してサービングeNB420から受信するよう更に構成され得る。通信モジュール412は、半静的シグナリングおよび動的シグナリングを、定義された周期性に従って、隣接eNB430から受信するよう更に構成され得る。
【0042】
一例において、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、隣接eNB430で用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である。別の例において、UE410は、サービングeNB420によりサーブされるセル内のセル端に隣接して配置され、隣接eNB430からの信号干渉に耐える。さらに別の例において、隣接eNB430は、UEをサーブするサービングeNB420に近接する隣接セル内に位置されている。
【0043】
一例において、通信モジュール412は、半静的シグナリングを、サービングeNB420からのユニキャスト送信を介して受信するよう更に構成され得、サービングeNB420は半静的シグナリングを、バックホールリンクを介して隣接eNB430から受信する。別の例において、半静的シグナリングにおける複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、および動的シグナリングにおける複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNBで用いられるという指標、複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、または定義された送信モードに対する複数のUE固有の基準信号に対する複数のスクランブリング識別のサブセットのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0044】
一例において、干渉低減モジュール414は、隣接eNB430により引き起こされる信号干渉を低減するために、ブラインド検出を実行するよう更に構成され得る。UE410は、半静的シグナリングにおける複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、または動的シグナリングにおける複数の信号パラメータの潜在的構成のサブセットのうちの少なくとも1つを用いて、ブラインド検出を実行し得る。別の例において、通信モジュール412は、隣接eNB430が複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、動的シグナリングを隣接eNB430から受信するよう更に構成され得る。さらに別の例において、通信モジュール412は、動的シグナリングを、ブロードキャスト送信を介して隣接eNB430から受信するよう更に構成され得る。
【0045】
別の例は、
図5におけるフローチャートで示すように、信号干渉の低減を容易にするよう動作可能な隣接進化型ノードB(eNB)の機能性500を提供する。機能性は方法として実装され得、または、機能性は機械上で複数の命令として実行され得、複数の命令は少なくとも1つのコンピュータ可読媒体または1つの非一時的機械可読記憶媒体に含まれる。ブロック510にあるように、隣接eNBは、半静的シグナリングを、サービングeNBを介してユーザ機器(UE)に送信するよう構成された1または複数のプロセッサを含み得、半静的シグナリングは、隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含み、UEは、サービングeNBによりサーブされるセル内に位置される。ブロック520にあるように、隣接eNBは、隣接eNBで所与のダウンリンクサブフレームにおいて用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、UEに送信するよう構成された1または複数のプロセッサを含み得る。一例において、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む半静的シグナリング、および複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングは、UEが、隣接eNBにより引き起こされるUEでの信号干渉を低減することを可能とする。
【0046】
一例において、隣接eNBは、半静的シグナリングを、定義された周期性に従って、UEに送信するよう更に構成された1または複数のプロセッサを含み得る。別の例において、隣接eNBは、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、動的シグナリングをUEに送信するよう更に構成された1または複数のプロセッサを含み得る。さらに別の例において、隣接eNBからの信号干渉に耐えているUEは、サービングeNBによりサーブされているセル内のセル端に隣接して配置される。加えて、隣接eNBは、UEをサーブするサービングeNBに近接する隣接セル内に位置される。
【0047】
一例において、隣接eNBは、半静的シグナリングを、バックホールリンクを介してサービングeNBに送信するよう更に構成された1または複数のプロセッサを含み得、サービングeNBは、半静的シグナリングを、UEへのユニキャスト送信を介してUEに転送する。別の例において、半静的シグナリングにおける複数の信号パラメータの複数の潜在的構成、および動的シグナリングにおける複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、物理リソースブロック(PRB)割り当て粒度、複数のサポートされた送信モードのサブセット、PRBホッピングが隣接eNBで用いられるという指標、複数のダウンリンク送信に対する最大レイヤ数、最大変調次数、フレームのアップリンク‐ダウンリンク構成、複数のパワーオフセットの複数の値のサブセット、または、定義された送信モードに対する複数のUE固有の基準信号に対する複数のスクランブリング識別のサブセットのうちの少なくとも1つを含み得る。さらに別の例において、隣接eNBは、動的シグナリングを、ブロードキャスト送信を介してUEに送信するよう更に構成された1または複数のプロセッサを含み得る。
【0048】
別の例は、
図6におけるフローチャートに示すように、信号干渉を低減するための方法600を提供する。方法は、機械上の複数の命令として実行され得、複数の命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体、または1つの非一時的機械可読記憶媒体上に含まれる。方法は、ブロック610にあるように、ユーザ機器(UE)で隣接進化型ノード(eNB)から半静的シグナリングを受信する動作を含み得、半静的シグナリングは、隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成を含む。方法は、ブロック620にあるように、隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットを含む動的シグナリングを、UEで、隣接eNBから受信する動作を含み得る。方法は、ブロック630にあるように、半静的シグナリングと動的シグナリングとを用いて、隣接eNBにより引き起こされるUEでの信号干渉を低減する動作を含み得る。
【0049】
一例において、方法は、隣接eNBにより引き起こされる信号干渉を低減するために、半静的シグナリングと動的シグナリングとを用いて、ブラインド検出を実行する動作を更に含み得る。別の例において、複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のサブセットは、隣接eNBで用いられる複数の信号パラメータの実際の構成である。さらに別の例において、方法は、隣接eNBからの半静的シグナリングを、サービングeNBからのユニキャスト送信を介して受信する動作を含み得、サービングeNBは、半静的シグナリングを、バックホールリンクを介して隣接eNBから受信する。加えて、方法は、半静的シグナリングを、定義された周期性に従って、隣接eNBから受信する動作と、隣接eNBが複数の信号パラメータの複数の潜在的構成のうちの少なくとも1つを選択し、または既存構成における複数の信号パラメータを修正することに応答して、動的シグナリングを隣接eNBから受信する動作を含み得る。
【0050】
図7は、ユーザ機器(UE)、モバイルステーション(MS)、モバイル無線デバイス、モバイル通信デバイス、タブレット、ハンドセットまたは他のタイプの無線デバイス等の無線デバイスの例示的な図を提供する。無線デバイスは、ノード、マクロノード、低電力ノード(LPN)、または基地局(BS)、進化型ノードB(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、リレーステーション(RS)、無線機器(RE)または他のタイプの無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)アクセスポイント等の送信局と通信するよう構成された1または複数のアンテナを含み得る。無線デバイスは、3GPP LTE、WiMAX、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、およびWiFiを含む少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信するよう構成され得る。無線デバイスは、各無線通信規格に対して別個の複数のアンテナ、または複数の無線通信規格に対して共通の複数のアンテナを用いて通信し得る。無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/またはWWANにおいて通信し得る。
【0051】
図7はまた、無線デバイスからの音声入力および出力のために用いられ得るマイク、および1または複数のスピーカの図示を提供する。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、または有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等の他のタイプのディスプレイ画面であり得る。ディスプレイ画面は、タッチスクリーンとして構成され得る。タッチスクリーンは、静電容量方式、抵抗方式、または別のタイプのタッチスクリーン技術を用い得る。アプリケーションプロセッサおよびグラフィクスプロセッサは、処理およびディスプレイ性能を提供すべく、内部メモリに結合され得る。不揮発性メモリポートはまた、データの入力/出力の複数のオプションをユーザに提供すべく用いられ得る。不揮発性メモリポートはまた、無線デバイスのメモリ性能を拡張すべく用いられ得る。キーボードは、追加のユーザ入力を提供すべく、無線デバイスに統合され得、または無線デバイスに無線接続され得る。仮想的キーボードはまた、タッチスクリーンを用いて提供され得る。
【0052】
様々な技術、または複数のある態様またはこれらの複数の部分は、複数のフロッピー(登録商標)ディスク、複数のCD−ROM、複数のハードドライブ、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、または任意の他の機械可読記憶媒体等の有形の媒体に具現化されるプログラムコード(つまり、複数の命令)の形式を利用し得、プログラムコードがコンピュータの等の機械によってロードされ、および機械によって実行されるときに、機械は様々な技術を実行するための装置になる。回路は、ハードウェア、ファームウェア、プログラムコード、実行可能なコード、複数のコンピュータ命令、および/またはソフトウェアを含み得る。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、信号を含まないコンピュータ可読記憶媒体であり得る。複数のプログラマブルコンピュータ上でのプログラムコードの実行の場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサによって読み取り可能な(揮発性メモリおよび不揮発性メモリ、および/または複数の記憶要素を含む)記憶媒体、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含み得る。揮発性メモリおよび不揮発性メモリ、および/または複数の記憶要素は、RAM、EPROM、フラッシュドライブ、光学式ドライブ、磁気ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、または電子データを格納する他の媒体であってよい。ノードおよび無線デバイスはまた、トランシーバモジュール、カウンタモジュール、処理モジュール、および/またはクロックモジュールまたはタイマモジュールを含み得る。本明細書において説明される様々な技術を実装または用い得る1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、複数の再利用可能なコントロール、および同様のものを用い得る。複数のそのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信すべく、高レベルのプロシージャプログラミング言語またはオブジェクト指向プログラミング言語において実装され得る。しかしながら、所望であれば、プログラムはアセンブリ言語または機械言語で実装され得る。いずれの場合であっても、言語は、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語であり、複数のハードウェア実装と組み合わせ得る。
【0053】
本明細書において説明された多くの機能ユニットは、それらの実装の独立性をより具体的に強調するために、複数のモジュールとしてラベル付けされていることが理解されるべきである。例えば、モジュールは、複数のカスタムVLSI回路、または複数のゲートアレイ、複数のロジックチップ等の複数の既製の半導体、複数のトランジスタ、または他の複数の別個のコンポーネントを備えるハードウェア回路として実装され得る。モジュールは、複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、複数のプログラマブルロジックデバイス、または同様のもの等の複数のプログラマブルハードウェアデバイスにおいて実装され得る。
【0054】
一例において、複数のハードウェア回路は、本明細書において説明された複数の機能ユニットを実装すべく用いられ得る。例えば、第1のハードウェア回路は複数の処理動作を実行すべく用いられ得、第2のハードウェア回路(例えば、トランシーバ)は他の複数のエンティティと通信をすべく用いられ得る。第1のハードウェア回路および第2のハードウェア回路は単一のハードウェア回路に統合され得、または代替的に、第1のハードウェア回路および第2のハードウェア回路は別個のハードウェア回路であり得る。
【0055】
複数のモジュールはまた、様々なタイプのプロセッサによる実行のためのソフトウェアに実装され得る。実行可能なコードの特定されたモジュールは、例えば、複数のコンピュータ命令の1または複数の物理ブロックまたは論理ブロックを備え得、例えば、オブジェクト、プロシージャまたは関数として体系化され得る。それでもなお、特定されたモジュールの複数の実行ファイルは、共に物理的に位置付けられる必要はないが、共に論理的に結び付けられるときに、モジュールを備え、および、そのモジュールについて定められた目的を実現する、複数の異なる位置に格納される複数の全く異なる命令を備え得る。
【0056】
実際、実行可能なコードのモジュールは、単一の命令、または多くの命令であり得、更には、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラムの間で、およびいくつかのメモリデバイスに跨って分散され得る。同様に、処理データは、複数のモジュール内に本明細書で特定されて示され得、任意の適切な形式で具現化され得、および任意の適切なタイプのデータ構造内で体系化され得る。処理データは、単一のデータセットとして収集され得、または、複数の異なる記憶デバイスにわたることを含む複数の異なる位置にわたって分散され得、単にシステムまたはネットワーク上の複数の電子信号として、少なくとも部分的に存在し得る。複数のモジュールは、受動的または能動的であってよく、複数の所望の機能を実行するよう動作可能な複数のエージェントを含み得る。
【0057】
「例」に対する本明細書を通じた言及は、当該例に関連して説明された特定の特徴、構造または特性が、本願発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書を通じて、様々な個所における「例において」という表現の出現は、必ずしも全て同一の実施形態を参照していない。
【0058】
本明細書において用いられるように、複数のアイテム、複数の構造的要素、複数の構成要素、および/または複数の材料は、便宜上、共通のリストに提示され得る。しかし、これらのリストは、リストの各部材が、別個の部材かつ固有の部材として個別に特定されるように解釈されるべきである。したがって、そのようなリストの個々の部材は、それとは反対の複数の指標なしに共通のグループにおけるそれらの提示に専ら基づいて、同一のリストの任意の他の部材の事実上の均等物として解釈されるべきではない。加えて、本願発明の様々な実施形態および例は、これらの様々なコンポーネントの代替例と共に、本明細書において参照され得る。そのような複数の実施形態、複数の例、複数の代替例は、互いの事実上の均等物として解釈されないが、本願発明の別個かつ自律的な表現としてみなされるべきであることが理解される。
【0059】
更に、説明された複数の特徴、複数の構造、または複数の特性は、1または複数の実施形態において任意の適切なやり方で組み合わせられ得る。以下の説明において、複数の配置、複数の距離、複数のネットワーク例の例示等の多数の具体的な詳細が、発明の複数の実施形態の完全な理解を提供すべく、提供される。しかしながら、当業者は、発明が1または複数の特定の詳細なしに、または他の複数の方法、複数のコンポーネント、複数の配置等で実施し得ることを認識するであろう。発明の複数の態様を不明瞭にすることを回避すべく、他の複数の例において、周知の複数の構造、複数の材料、または複数の動作は示されておらず、または詳細に説明されていない。
【0060】
前述の複数の例は、1または複数の特定の応用における本願発明の複数の原理の実例である一方、形式上の多数の変形、実装の使用法および複数の詳細が、発明力を発揮することなく、発明の複数の原理および複数の概念から逸脱することなくなされ得ることは当業者にとって明らかだろう。したがって、以下に記載の特許請求の範囲を除いて、発明を限定することは意図していない。