(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1で示した基板検査装置は、ある程度の剛性を有する、いわゆるリジッドな基板を検査することを想定している。一方で、最近では、基板の薄型化、電気特性の向上等を目的として、可撓性を有する基板が使用されることがある。この可撓性基板は、例えば、長尺フィルム状の多面取り基板の形で多数のタッチパネルを一括で製造し、この長尺フィルムを巻いた基板ロールの形で次工程に供給することにより、大量生産によるコスト削減とハンドリング性の向上を実現できる点で優れている。
【0007】
この可撓性基板は、上記のようにメリットを有する反面、反りや撓みが発生し易く、慎重に取り扱う必要がある。この点、上記の特許文献1の基板検査装置は、回路基板を水平方向に向けた状態でクランプしつつ、当該回路基板の上下からプロービング装置で挟み込んで検査する。従って、可撓性を有する回路基板を特許文献1のような基板検査装置で仮に検査しようとすると、回路基板がその自重により下に凸となるように撓んでしまい易いため、回路基板の正確な位置にプローブピンを接触させることが難しく、特に回路基板の両面を同時に検査することは極めて困難と考えられる。
【0008】
また、特許文献1を可撓性基板の検査に適用した場合において、回路基板の上からプローブピンが接触したときを考えると、回路基板に対しては、自重と、プローブピンからの下向きの押圧力と、の両方が加わるため、回路基板が更に撓んでしまい易いと考えられる。このような場合でも回路基板が撓まないようにするには、クランプ装置で強くクランプすることが考えられるが、この場合はクランプ装置が大型化、複雑化、大重量化してしまい、好ましくない。
【0009】
また、特許文献1の基板検査装置は、プローブピンを上下方向に移動させることで、回路基板に対する当該プローブピンの接触/離間が行われる。従って、重量物であるプローブユニット及びその支持部材を重力に抗して上昇させなければならないため、大型の駆動手段が必要になり、コストを増加させる原因となっていた。
【0010】
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、可撓性の回路基板に対する検査を円滑に行うことができるとともに、簡素化及び軽量化を容易に実現できる基板検査装置を提供することにある。
【0011】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0012】
本発明の観点によれば、以下の構成の可撓性基板検査装置が提供される。即ち、可撓性基板の検査を行う可撓性基板検査装置は、搬送経路と、検査部機構と、を備える。前記搬送経路においては、複数の単位基板が並べて配置される可撓性基板が連続的に搬送される。前記検査部機構は、前記搬送経路を搬送される前記可撓性基板を検査するための検査部を、当該可撓性基板に対して接近/離反させることが可能である。前記搬送経路は、鉛直上方及び鉛直下方のうち少なくとも何れかの方向に前記可撓性基板を搬送する縦搬送部分を含む。
前記検査部機構は、前記検査部として、前記可撓性基板の厚み方向一側の面に導通接触可能な第1治具と、前記可撓性基板の厚み方向他側の面に導通接触可能な第2治具とを備える。前記検査部機構は、前記縦搬送部分において搬送される前記可撓性基板に対して、前記
第1治具及び前記第2治具を当該可撓性基板と垂直な方向に移動させることで当該
第1治具及び前記第2治具を
接触/
離間させる。
前記検査部機構は、前記第1治具及び前記第2治具を、互いに向かい合って前記可撓性基板の厚み方向両側から当該可撓性基板に接触させる。
【0013】
この構成で、検査部は、可撓性基板の直線性が維持されている縦搬送部分に対して接近/離反する。これにより、自重による可撓性基板の湾曲を考慮しないで良くなるため、可撓性基板に対して検査部を精度良く位置合わせして検査を行うことができる。従って、可撓性基板をクランプする機構やガイド機構等を省略あるいは簡略化し易くなるので、装置の低コスト化、軽量化を実現できる。更には、例えば検査部を移動させるための駆動機構が熱を発生したとしても、可撓性基板の縦搬送部分においては、その熱を上下方向に逃がすことが容易である。従って、温度や湿度のムラが発生しにくくなるので、より安定した環境で可撓性基板の検査を行うことができる。
また、可撓性基板の直線性が保たれる縦搬送部分に対して各治具を接触させるため、2つの治具を可撓性基板の表裏両面の正確な位置にそれぞれ同時に接触させて電気的検査を行うことが可能になる。従って、可撓性基板の両面を一度に検査できるため、検査の効率を大幅に高めることができる。
【0014】
前記の可撓性基板検査装置においては、前記検査部機構は、前記第1治具及び前記第2治具を、前記可撓性基板を同時に挟み込むように当該可撓性基板に接触させることが好ましい。
【0016】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることができる。即ち、前記第1治具及び前記第2治具は、前記可撓性基板と導通接触可能な複数のプローブを有する。前記検査部機構は、前記第1治具及び前記第2治具を前記可撓性基板に対して接触/離間させる。
【0017】
これにより、可撓性基板の直線性が維持されている縦搬送部分に対して治具を接触/離間させることで、可撓性基板に対して治具を正確な位置に接触させることができる。この結果、電気的検査を効率良く行うことができる。
【0018】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検査部機構は、第1移動機構と、第2移動機構と、姿勢変更機構と、を備える。前記第1移動機構は、前記治具を前記可撓性基板に平行な面内で移動させることが可能である。前記第2移動機構は、前記治具を前記可撓性基板の厚み方向に平行に移動させることが可能である。前記姿勢変更機構は、前記可撓性基板に平行な面内での前記治具の傾きを変更可能である。
【0019】
これにより、可撓性基板に対し、治具を適切に位置合わせして接触/離間させることができるので、電気的検査を円滑に行うことができる。
【0020】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることもできる。即ち、前記検査部機構は、前記検査部として、前記可撓性基板の検査部位を測定する光学ユニットを備える。前記検査部機構は、前記検査部を前記可撓性基板に対して接近/離反させることにより、当該検査部と前記可撓性基板との検査距離を維持する。
【0021】
これにより、光学ユニットと可撓性基板との距離が適切に制御されるため、光学的な検査を円滑に行うことができる。
【0022】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検査部機構は、前記検査部として、前記可撓性基板の厚み方向一側の面の検査部位を測定する第1光学ユニットと、前記可撓性基板の厚み方向他側の面の検査部位を測定する第2光学ユニットと、を備える。前記第1光学ユニットと前記第2光学ユニットは、その高さを互いに異ならせて配置されている。
【0023】
これにより、可撓性基板の表裏両面を一度に検査することができるので、光学的検査の効率を高めることができる。また、2つの光学ユニットが高さを異ならせて配置されるので、互いの測定に影響しにくいレイアウトを実現できる。
【0024】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検査部機構は、前記可撓性基板を撮像する撮像部を備える。前記検査部機構は、前記撮像部が前記可撓性基板を撮像した撮像情報を基に、前記検査部を前記可撓性基板に対して位置合わせする。
【0025】
これにより、実際に可撓性基板を撮像して得られた情報に基づいて、検査部を可撓性基板に対して高精度に位置合わせすることができる。
【0026】
前記の可撓性基板検査装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記検査部機構は、第1検査部と、第2検査部と、第1撮像部と、第2撮像部と、を備える。前記第1検査部は、前記縦搬送部分において搬送される前記可撓性基板の厚み方向一側に配置される。前記第2検査部は、前記可撓性基板の厚み方向他側に配置される。前記第1撮像部は、前記可撓性基板の厚み方向一側に配置される。前記第2撮像部は、前記可撓性基板の厚み方向他側に配置される。前記第1撮像部は前記第2検査部を撮像可能である。前記第2撮像部は前記第1検査部を撮像可能である。
【0027】
これにより、可撓性基板の厚み方向反対側を検査する検査部を撮像部が撮像することで、その位置関係や表面状態等に関する有用な情報を得ることができる。
【0028】
前記の可撓性基板検査装置においては、前記可撓性基板を連続的に供給する基板ロールをセット可能な供給部を備えることが好ましい。
【0029】
これにより、基板ロールから可撓性基板を連続的に供給し、多数の単位基板について連続的に検査することができるので、検査効率を高めることができる。
【発明を実施するための形態】
【0035】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る基板検査装置10の全体的な構成を示す模式斜視図である。
図2は、可撓性基板11の縦搬送部分23aの周辺の構成を示す正面図である。
図3は、治具機構31の詳細な構成を示す斜視図である。
【0036】
図1に示す第1実施形態の基板検査装置(可撓性基板検査装置)10は、検査対象としての可撓性基板11をセットして、当該可撓性基板11に形成されている回路パターンを電気的に検査することができるように構成されている。電気的な検査とは、具体的には、回路パターンの導通や短絡の検査、回路パターンの容量の検査等があり、基板検査装置10はこれらの検査を必要に応じて行うことにより、回路パターンの良否を判定する。
【0037】
本実施形態において、可撓性基板11は長尺の薄いシート状(フィルム状)に形成されている。この可撓性基板11は、同一の構成である単位基板が多数並べて配置された、いわゆる多面取りの基板として構成されている。
【0038】
本実施形態では可撓性基板11は、単位基板としての透明なタッチパネル基板が並べて配置された、可撓性を有する透明タッチパネルフィルムとして構成されている。しかしながらこれに限定されず、例えばフレキシブル基板など、他の種類の可撓性基板とすることもできる。
【0039】
基板検査装置10は、水平な設置面に設置されるベース部材16と、ベース部材16の上に設けられる収容室17と、を備える。更に、基板検査装置10は、操出部(供給部)21と、巻取部22と、搬送経路23と、検査部機構30とを、収容室17の内部に備えている。
【0040】
操出部21には、巻かれた状態の可撓性基板11(基板ロール11a)をセットできるように構成されている。操出部21の基板ロール11aから連続的に供給された可撓性基板11は、基板検査装置10が備える搬送経路23を搬送されながら巻取部22に送られる。巻取部22は、可撓性基板11を巻き取るために駆動される図示しない電動モータを備えている。この電動モータは間欠的に駆動され、可撓性基板11の搬送と、検査部機構30による可撓性基板11の検査を行うための搬送停止と、を反復する。なお、この搬送のための電動モータは、搬送経路23の中途に配置される後述の案内ロール5に備えられていても良い。
【0041】
基板検査装置10は、搬送経路23に沿って可撓性基板11を案内するための複数の案内ロール5を備えている。この案内ロール5のレイアウトにより、搬送経路23の中途部(基板検査装置10の中央部)には、可撓性基板11を上から下へ搬送する縦搬送部分23aが形成されている(
図1及び
図2を参照)。この縦搬送部分23aにおける可撓性基板11の搬送方向は鉛直方向であるが、設置面3に対して垂直な方向、あるいは重力に沿う方向と言い換えることもできる。
【0042】
なお、以下の説明では、縦搬送部分23aにおいて搬送される可撓性基板11と平行な面をXY平面と呼び、これに垂直な方向をZ方向と呼ぶ場合がある。XY平面は鉛直方向と平行な平面であり、Z方向は水平に向いている。
【0043】
基板検査装置10は、水平な検査テーブル7を備えている。この検査テーブル7の天板部分の中央には通過孔7aが形成されており、この通過孔7aを、縦搬送部分23aの可撓性基板11が通過するように構成されている。
【0044】
検査テーブル7の上には、検査部機構30が配置されている。この検査部機構30は、第1治具機構31と、第2治具機構32とを備え、2つの治具機構31,32は、縦搬送部分23aの可撓性基板11を間に挟むようにして配置されている。第1治具機構31と第2治具機構32とは、互いに対向して配置されている。
【0045】
第1治具機構31は、可撓性基板11に接触/離間可能な第1治具(第1検査部、検査部)33を備えている。また、第2治具機構32は、可撓性基板11に接触/離間可能な第2治具(第2検査部、検査部)34を備えている。第1治具33は、可撓性基板11の厚み方向一側に配置され、第2治具34は、可撓性基板11の厚み方向他側に配置される。第1治具33と第2治具34とは、互いに向かい合うようにして配置されている。
【0046】
第1治具機構31は、可撓性基板11を撮影可能な第1カメラ(第1撮像部)91を備えている。また、第2治具機構32は、可撓性基板11を撮影可能な第2カメラ(第2撮像部)92を備えている。第1カメラ91は、可撓性基板11の厚み方向一側に配置され、第2カメラ92は、可撓性基板11の厚み方向他側に配置される。第1カメラ91は第2治具機構32側を向くように配置され、第2カメラ92は第1治具機構31側を向くように配置される。従って、縦搬送部分23aにおいて可撓性基板11が搬送されていないとき、第1カメラ91は第2治具34を撮影することができ、第2カメラ92は第1治具33を撮影することができる。なお、可撓性基板11が搬送されている場合でも、本実施形態のように当該可撓性基板11が透明であれば、カメラ91,92は、その可撓性基板11の向こう側にある相手側の治具33,34を撮影することが可能である。これにより、相手側の治具33,34の位置や表面状態等、位置決めやメンテナンスのために有用な情報を得ることができる。
【0047】
本実施形態において、2つのカメラ91,92はそれぞれ治具33,34の上方に配置されているが、これに限定されない。例えば、第1カメラ91は第1治具33の上方に配置する一方、第2カメラ92は第2治具34の下方に配置するレイアウトが考えられる。
【0048】
第1治具機構31は、第1治具33を移動させるための移動機構41を備えている。この移動機構41はXY移動機構を備えており、第1治具33を、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11と平行な面内(XY平面と平行な面内)で移動させることができる。また、移動機構41は更にZ移動機構を備えており、第1治具33を、水平な方向であるZ方向に移動させることで、可撓性基板11に接近させて当該可撓性基板11に接触させたり、この接触を解除(離間)させて当該可撓性基板11から離反させたりすることができる。更に移動機構41は姿勢変更機構を備えており、可撓性基板11と平行な面内での第1治具33の傾きを変更することもできるようになっている。
【0049】
第2治具機構32も第1治具機構31と同様に、移動機構41を備えている。この移動機構41はXY移動機構を備えており、第2治具34を、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11と平行な面内(XY平面と平行な面内)で移動させることができる。また、移動機構41は更にZ移動機構を備えており、第2治具34を、水平な方向であるZ方向に移動させることで、可撓性基板11に接近させて当該可撓性基板11に接触させたり、この接触を解除(離間)させて当該可撓性基板11から離反させたりすることができる。更に移動機構41は姿勢変更機構を備えており、可撓性基板11と平行な面内での第2治具34の傾きを変更することもできるようになっている。
【0050】
なお、2つの治具機構31,32における移動機構41の詳細な構成は後述する。
【0051】
基板検査装置10は、以上の構成により、縦搬送部分23aを搬送される可撓性基板11に対して検査部機構30の第1治具33及び第2治具34を移動させることにより、2つの治具33,34を、その厚み方向両側から同時に挟み込むようにして当該可撓性基板11に接触させたり、この接触を解除(離間)させたりすることができる。言い換えれば、可撓性基板11が有する回路パターン上に形成された検査ポイントに対して、治具33,34を接触及び離間させることができる。
【0052】
第1治具33及び第2治具34は、図面においては簡略的に描かれているが、何れも、電気伝導性を有する針状の部材(プローブ)を多数有する部材、あるいは押圧状態にて導電性を有する導電ゴム部材として構成されている。第1治具33のプローブは、可撓性基板11の厚み方向一側の面(第1面)に設定された所定の検査ポイントに導通接触することができる。第2治具34のプローブは、可撓性基板11の厚み方向他側の面(第2面)に設定された所定の検査ポイントに導通接触することができる。なお、本明細書では、治具33,34が有するプローブが可撓性基板11に導通接触することを、単に「治具33,34が可撓性基板11に導通接触する」と表現する場合がある。
【0053】
本実施形態において、第1治具33及び第2治具34は何れも、単位基板1つ分の回路パターンの検査ポイントに接触できるように構成されている。なお、第1治具33及び第2治具34は、上記のように構成することに代えて、所定の検査ポイントと容量結合することで電気的信号の送受信ができるように構成することもできる。
【0054】
第1治具33及び第2治具34のプローブは、基板検査装置10が備える図略の電流供給部及び電流測定部に接続されており、これにより、可撓性基板11の電気的検査を行うことができる。具体的には、基板検査装置10は、2つの治具33,34を可撓性基板11の上記検査ポイントに接触させた状態で、可撓性基板11が備える回路パターンに対して電流を供給し、流れた電流の大きさを測定することができる。また、基板検査装置10は図示しない電圧測定部を備えており、回路パターンに対して電流を供給したときに生じる電位差を測定することもできるようになっている。また、基板検査装置10は、上記の治具が可撓性基板11の回路パターンに対して容量結合している場合は、これらの治具の静電容量を測定することで電位差を算出することができるようになっている。
【0055】
次に、検査部機構30が備える2つの治具機構31,32について、
図3を参照して詳細に説明する。なお、第1治具機構31と第2治具機構32の構成は実質的に同一であるため、以後は代表して第1治具機構31の構成について説明する。また、
図3においては、図面で分かり易く表現するため、検査テーブル7及び第2治具機構32の図示を省略している。
【0056】
第1治具機構31は、底板51と、固定フレーム52と、第1移動フレーム53と、第2移動フレーム54と、進退部材55と、回転部材56と、を備えている。
【0057】
底板51は、第1治具機構31の下部に配置される、平板状に形成された部材である。この底板51は、前述した検査テーブル7の上面に固定することができる。
【0058】
固定フレーム52は、門型の部材であり、底板51の上面に立てた状態で固定されている。固定フレーム52は、1対で配置される縦部材61,61と、縦部材61,61の上端同士を連結するように配置される横部材62と、により構成される。それぞれの縦部材61には縦案内レール63が固定されている。また、それぞれの縦部材61には、電動モータとネジ送り機構からなる縦送り機構64が取り付けられている。
【0059】
第1移動フレーム53は、矩形枠状の部材であり、固定フレーム52に支持されている。具体的には、第1移動フレーム53には縦スライダ65が取り付けられており、この縦スライダ65が、前記固定フレーム52に設けた縦案内レール63に沿って移動可能になっている。また、第1移動フレーム53には、固定フレーム52に設けられている縦送り機構64,64が連結されている。この構成で、縦送り機構64の電動モータを駆動することで、第1移動フレーム53を、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11の長手方向(Y方向)に移動させることができる。
【0060】
第1移動フレーム53には、横案内レール66が固定されている。また、第1移動フレーム53には、電動モータとネジ送り機構からなる横送り機構67が設けられている。
【0061】
第2移動フレーム54は、枠組状の部材であり、第1移動フレーム53に支持されている。具体的には、第2移動フレーム54には横スライダ68が取り付けられており、この横スライダ68が、前記第1移動フレーム53に設けた横案内レール66に沿って移動可能になっている。また、第2移動フレーム54には、第1移動フレーム53に設けられている横送り機構67が連結されている。この構成で、横送り機構67の電動モータを駆動することで、第2移動フレーム54を、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11の幅方向(X方向)に移動させることができる。
【0062】
第2移動フレーム54には、進退スライダ69が固定されている。また、第2移動フレーム54には、電動モータとネジ送り機構からなる進退機構70が設けられている。
【0063】
進退部材55は、ブロック状の部材であり、第2移動フレーム54に支持されている。具体的には、進退部材55には進退案内レール71が取り付けられており、前記第2移動フレーム54に設けた進退スライダ69が、この進退案内レール71に沿って移動可能になっている。また、進退部材55には、第2移動フレーム54に設けられている進退機構70が連結されている。この構成で、進退機構70の電動モータを駆動することで、進退部材55を、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11の厚み方向(可撓性基板11に近づく方向あるいは離れる方向、Z方向)に移動させることができる。
【0064】
進退部材55には円形孔72が形成されるとともに、その内部には図示しない軸受が取り付けられている。また、進退部材55には、電動モータとネジ送り機構からなる回転機構73が設けられている。
【0065】
回転部材56は、円筒状に構成された図示しない軸部と、この軸部に固定された取付板74と、を備える。軸部は、進退部材55に形成される円形孔72に挿入され、前記軸受によって回転可能に支持される。取付板74に対しては、前述の第1治具33を着脱可能に固定することができる。
【0066】
回転部材56の軸部は、進退部材55に設けられている回転機構73に対し、当該進退部材55に形成された孔に差し込まれるアーム部75を介して連結されている。この構成で、回転機構73の電動モータを駆動することで回転部材56を回転させ、取付板74(ひいては、この取付板74に固定される第1治具33)を、XY平面に平行な面内で回転させることができる。
【0067】
上記の構成の第1治具機構31において、縦送り機構64及び横送り機構67を組み合わせたものがXY移動機構に相当し、進退機構70がZ移動機構に相当し、回転機構73が姿勢変更機構に相当する。そして、これらXY移動機構、Z移動機構、姿勢変更機構により移動機構41が構成されている。更に、第1治具機構31には上記の第1カメラ91が配置されており、この第1カメラ91で可撓性基板11を撮像して得られた画像(撮像情報)を解析することにより、可撓性基板11に付された図略の位置決めマーク(フィデューシャルマーク)の位置を検出することができる。基板検査装置10の図示しないコントローラ(制御部)は移動機構41を制御し、検出されたフィデューシャルマークの位置に応じて治具33のXY平面での位置及び姿勢を適切に調整しながら、可撓性基板11の単位基板12に対して治具33を接触させる。これにより、可撓性基板11の単位基板12に対して治具33を正確に位置合わせしながら接触(プロービング)させ、電気的検査を円滑に行うことができる。なお、以上は第1治具機構31についての説明であるが、第2治具機構32についても全く同様である。
【0068】
ここで、第1治具機構31及び第2治具機構32は、縦搬送部分23aで上下方向に搬送される可撓性基板11に対し、第1治具33及び第2治具34を水平方向に移動させて接触させ、電気的検査を行う。可撓性基板11は、水平に搬送される部分においては案内ロール5と案内ロール5の間で自重による撓み(湾曲)が起こり得るが、縦搬送部分23aでは可撓性基板11の直線性を良好に維持することができる。従って、本実施形態によれば、特別なクランプ機構やガイド機構を用いなくても、自重によって真っ直ぐ張られた可撓性基板11に治具機構31,32の治具33,34を接触させることができるため、可撓性基板11に対する治具33,34の接触位置の精度を簡素な構成で高めることができる。従って、本実施形態のように、可撓性基板11の厚み方向一側から第1治具33を、他側から第2治具34を、それぞれ正確な位置に接触させて、表裏両面から電気信号の入出力を行って検査することも問題なく実現することができる。
【0069】
また、上記の縦送り機構64、横送り機構67、進退機構70、回転機構73を構成している電動モータは、その駆動に伴って発熱するが、これらの電動モータは何れも縦搬送部分23aの近傍に配置されているため、熱を上下方向に容易に逃がすことができる(なお、収容室17内で、縦搬送部分23aの可撓性基板11に実質的に沿った上下方向の空気の流れを積極的に生起しても良い)。この結果、治具33,34を可撓性基板11に接触させる箇所周辺の温度や湿度を安定させることができるので、検査環境の安定性が良好である。
【0070】
更には、治具33,34は、進退機構70の電動モータによって水平方向に駆動されることで、可撓性基板11に対する接触/離間を行う。従って、治具33(34)の重量や、それを支持する第1移動フレーム53、第2移動フレーム54、進退部材55、回転部材56の重量は固定フレーム52(縦送り機構64)で受けつつ、治具33(34)のZ方向の送りを行うことができる。従って、進退機構70の電動モータは大重量を支える必要がなくなるので、電動モータの簡素化、小型化等を実現できる。また、このように進退機構70の電動モータの負荷を抑制できる結果、治具33(34)の接触/離間動作のために電動モータの素早い加速及び停止が可能になるので、検査効率の向上も実現できる。
【0071】
以上に示すように、本実施形態の基板検査装置10は、可撓性基板11の検査を行う。この基板検査装置10は、搬送経路23と、検査部機構30と、を備える。搬送経路23においては、複数の単位基板12が並べて配置される可撓性基板11が連続的に搬送される。検査部機構30は、搬送経路23を搬送される可撓性基板11を検査するための第1治具33及び第2治具34を、可撓性基板11に対して接近/離反させることが可能である。搬送経路23は、鉛直下方に可撓性基板11を搬送する縦搬送部分23aを含む。検査部機構30は、縦搬送部分23aにおいて搬送される可撓性基板11に対して、第1治具33及び第2治具34を可撓性基板11と垂直な方向に移動させることで当該第1治具33及び第2治具34を接近/離反させる。
【0072】
この構成で、第1治具33及び第2治具34は、可撓性基板11の直線性が維持されている縦搬送部分23aに対して接近/離反する。これにより、自重による可撓性基板11の湾曲を考慮しないで良くなるため、可撓性基板11の正確な位置に第1治具33及び第2治具34を容易に接触させて電気的検査を行うことができる。従って、可撓性基板11をクランプする機構やガイド機構等を省略あるいは簡略化し易くなるので、基板検査装置10の低コスト化、軽量化を実現できる。更には、例えば第1治具33や第2治具34を移動させるための駆動機構が熱を発生したとしても、可撓性基板11の縦搬送部分23aにおいては、その熱を上下方向に逃がすことが容易である。従って、温度や湿度のムラが発生しにくくなるので、より安定した環境で可撓性基板11の検査を行うことができる。
【0073】
また、本実施形態の基板検査装置10において、検査部機構30は、検査部として、可撓性基板11と導通接触するプローブを複数有する治具33,34を備える。検査部機構30は、この2つの治具33,34を可撓性基板11に対して接触/離間させる。
【0074】
これにより、治具33,34を複数用いることができるので、電気的な検査を効率的に行うことができる。
【0075】
また、本実施形態の基板検査装置10において、治具33,34は、可撓性基板11の厚み方向一側の面に導通接触可能な第1治具33と、可撓性基板11の厚み方向他側の面に導通接触可能な第2治具34と、によりなる。基板検査装置10は、第1治具33と第2治具34とで可撓性基板11を挟んだ状態で当該可撓性基板11の検査を行うことが可能である。
【0076】
これにより、可撓性基板11の直線性が保たれる縦搬送部分23aに対して第1治具33及び第2治具34を接触させるため、2つの治具33,34を可撓性基板11の表裏両面の正確な位置にそれぞれ同時に接触させて電気的検査を行うことが可能になる。従って、可撓性基板11の両面を一度に検査できるため、検査の効率を大幅に高めることができる。
【0077】
また、本実施形態の基板検査装置10において、検査部機構30は、XY移動機構(縦送り機構64及び横送り機構67)と、Z移動機構(進退機構70)と、姿勢変更機構(回転機構73)と、を備える。XY移動機構は、第1治具33(第2治具34)を可撓性基板11に平行な面内で移動させることが可能である。Z移動機構は、第1治具33(第2治具34)を可撓性基板11の厚み方向に平行に移動させることが可能である。姿勢変更機構は、可撓性基板11に平行な面内での第1治具33(第2治具34)の傾きを変更可能である。
【0078】
これにより、可撓性基板11に形成されている単位基板に対し、治具33,34を適切に位置合わせして接触/離間させることができるので、検査を円滑に行うことができる。
【0079】
また、本実施形態の基板検査装置10において、検査部機構30は、可撓性基板11を撮像するカメラ91,92を備える。検査部機構30は、カメラ91,92が可撓性基板11を撮像した画像を基に、治具33,34を可撓性基板11に対して位置合わせする。
【0080】
これにより、実際に可撓性基板11を撮像して得られた画像に基づいて、治具33,34を可撓性基板11に対して高精度に位置合わせすることができる。
【0081】
また、本実施形態の基板検査装置10において、検査部機構30は、第1治具33と、第2治具34と、第1カメラ91と、第2カメラ92と、を備える。第1治具33は、縦搬送部分23aにおいて搬送される可撓性基板11の厚み方向一側に配置される。第2治具34は、可撓性基板11の厚み方向他側に配置される。第1カメラ91は、可撓性基板11の厚み方向一側に配置される。第2カメラ92は、可撓性基板11の厚み方向他側に配置される。第1カメラ91は第2治具34を撮像可能である。第2カメラ92は第1治具33を撮像可能である。
【0082】
これにより、可撓性基板11の厚み方向反対側を検査する治具33,34をカメラ91,92が撮像することで、その位置関係や表面状態等に関する有用な情報を得て、メンテナンス等に活用することができる。
【0083】
また、本実施形態の基板検査装置10は、可撓性基板11を連続的に供給する基板ロール11aをセット可能な操出部21を備える。
【0084】
これにより、基板ロール11aから可撓性基板11を連続的に供給し、多数の単位基板12について連続的に検査することができるので、検査効率を高めることができる。
【0085】
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図4は静電吸着板80を設けた変形例を示す正面図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0086】
本変形例の基板検査装置10xにおいては、
図4に示すように、縦搬送部分23aにおける可撓性基板11を挟むように、検査テーブル7上に1対の静電吸着板(異物回収部)80,80が配置されている。静電吸着板80は可撓性基板11に対して適宜の間隔をあけて配置されている。また、静電吸着板80,80が配置される高さは、治具33,34の高さよりも低くなっている。
【0087】
この静電吸着板80には高圧が印加されており、例えば治具33,34が駆動されて可撓性基板11に接触/離間する際に発生して落下するパーティクル等の異物を、吸着して回収できるように構成されている。これにより、可撓性基板11への異物の落下及び付着による可撓性基板11の品質低下を回避することができる。
【0088】
以上に示すように、本変形例における基板検査装置10xにおいては、異物を回収することが可能な静電吸着板80が、治具33,34の高さ(あるいは、可撓性基板11に対して治具33,34を接触させる箇所の高さ)より低い位置に設けられている。
【0089】
これにより、治具33,34の接触/離間部分等でパーティクルなどの異物が発生した場合でも、自重で落下する当該異物を静電吸着板80で回収することができる。このため、異物の付着による可撓性基板11の品質低下を回避することができる。
【0090】
次に、第2実施形態の基板検査装置10yについて、
図5を参照しながら説明する。この第2実施形態の基板検査装置10yは、可撓性基板11に対し、電気的な検査ではなく光学的な検査を行うものである。基板検査装置10yは検査部機構30xを備えており、この検査部機構30xは、上記の第1実施形態における治具機構31,32に代えて、第1光学ユニット機構31xと、第2光学ユニット機構32xと、を備える。
【0091】
第1光学ユニット機構31xは、前述の第1実施形態において第1治具機構31が備えていた第1治具33を、第1光学ユニット33xに置き換えたものである。同様に、第2光学ユニット機構32xは、前述の第1実施形態において第2治具機構32が備えていた第2治具34を、第2光学ユニット34xに置き換えたものである。従って、本実施形態では、光学ユニット33x,34xが検査部に相当する。2つの光学ユニット機構31x,32xは、第1実施形態と同様に構成された移動機構41を備えている。
【0092】
第1光学ユニット33x及び第2光学ユニット34xは、可撓性基板11を光学的に検査するものである。本実施形態において光学ユニット33x,34xは、検査のための光学機器を備えている。この光学機器の具体例としては、2Dカメラ、3Dカメラ、照明のためのライト、レーザ照射器等が考えられるが、これらに限定されない。2つの光学ユニット33x,34xは、それぞれ、可撓性基板11に設定された所定の検査部位の形状(例えば、検査部位に形成されている凸状部分の幅や高さ)を測定することができる。
【0093】
2つの光学ユニット33x,34xは、光学ユニット機構31x,32xが備える移動機構41によって、XY平面に平行な面内で移動することができ、Z方向に移動することもでき、また、XY平面内での姿勢を変更することもできるようになっている。光学ユニット33x,34xは、上記したZ方向の移動により、可撓性基板11に対して接近/離反し、これにより、可撓性基板11との距離が、上記の光学機器による測定に適した所定の検査距離と一致するように制御することができる。
【0094】
可撓性基板11を挟んで第1光学ユニット33xの反対側には、非接触保持部81が設けられている。また、可撓性基板11を挟んで第2光学ユニット34xの反対側にも、非接触保持部81が設けられている。これらの非接触保持部81,81は、圧縮空気を噴出することにより、例えばベルヌーイの原理を利用して可撓性基板11を非接触で保持することができる。
【0095】
以上に示すように、本実施形態の基板検査装置10yにおいて、検査部機構30xは、検査部として、可撓性基板11の検査部位を測定する光学ユニット33x,34xを備える。検査部機構30xは、光学ユニット33x,34xを可撓性基板11に対して接近/離反させることにより、当該光学ユニット33x,34xと可撓性基板11との検査距離を維持する。
【0096】
これにより、光学ユニット33x,34xと可撓性基板11との距離が適切に制御されるため、光学的な検査を円滑に行うことができる。
【0097】
次に、第2実施形態の変形例である可撓性基板検査装置10zについて、
図6を参照して説明する。この可撓性基板検査装置10zにおいて、光学ユニット機構31x,32xが備える移動機構41xは、光学ユニット33x,34xをX方向及びZ方向に移動させるための送り機構を備えている。この送り機構は、上記の移動機構41と同様に、ネジ送り機構を用いることができる。なお、本実施形態において光学ユニット33x,34xは、Y方向(鉛直方向)に移動することはできない。
【0098】
光学ユニット33x,34xは、検査テーブル7の上に設置された枠組状の固定フレーム52xに対してそれぞれ取り付けられる。光学ユニット33x,34xは互いに高さを異ならせて配置されているので、例えば一方の光学ユニット33xで撮像に用いられる照明が、他方の光学ユニット34xでの撮像に影響する、といった問題を回避することができる。
【0099】
可撓性基板11を挟んで第1光学ユニット33xの反対側には、吸着ガイド82が設けられている。また、可撓性基板11を挟んで第2光学ユニット34xの反対側にも、吸着ガイド82が設けられている。これらの吸着ガイド82,82は幅広の平板状に形成されており、この平板には、適宜の負圧源に接続された図略の吸引口が形成されている。これにより、検査部機構30による検査時において、可撓性基板11を吸着ガイド82に吸着させて保持することができる。
【0100】
以上に示すように、本変形例の可撓性基板検査装置10zにおいて、検査部機構30xは、検査部として、可撓性基板11の厚み方向一側の面の検査部位を測定する第1光学ユニット33xと、可撓性基板11の厚み方向他側の面の検査部位を測定する第2光学ユニット34xと、を備える。第1光学ユニット33xと第2光学ユニット34xは、その高さを互いに異ならせて配置されている。
【0101】
これにより、可撓性基板11の表裏両面を一度に検査することができるので、光学的検査の効率を高めることができる。2つの光学ユニット33x,34xが高さを異ならせて配置されるので、互いの測定に影響しにくいレイアウトを実現できる。
【0102】
また、本変形例の基板検査装置10yにおいては、負圧により可撓性基板11を吸着可能な吸着ガイド82,82が縦搬送部分23aに配置されている。
【0103】
これにより、鉛直方向に向けられた状態の可撓性基板11が動かないように吸着ガイド82で保持できるので、検査部機構30xによる検査を円滑に行うことができる。また、吸着ガイド82に対する負圧の供給/停止の切換により、可撓性基板11の保持/解放を容易に切り替えることができる。
【0104】
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
【0105】
上記実施形態では、縦搬送部分23aにおいて、可撓性基板11は鉛直下方に搬送されている。しかしながら、可撓性基板11が鉛直上方に搬送されるように構成しても良い。また、検査工程によっては、可撓性基板11を正方向にのみ搬送するのではなく、一時的な逆方向の搬送(戻し搬送)が行われても良い。更には、操出部21及び巻取部22を縦搬送部分23aの上下に配置して、搬送経路23が縦搬送部分23aだけで実質的に構成される搬送レイアウトとしても良い。
【0106】
可撓性基板11における単位基板12のレイアウトは、
図3に示すものに限られず、事情に応じて任意に変更することができる。例えば、単位基板12を可撓性基板11の幅方向に3つ以上並べても良い。
【0107】
上記実施形態では、治具33,34は、単位基板1つ分の回路パターンの検査ポイントに接触できるように構成されている。しかしながら、単位基板2つ分以上の回路パターンの検査ポイントに同時に接触できるように治具33,34を構成しても良い。例えば、
図3においては単位基板12が可撓性基板11の幅方向に2つ並んでいるが、この2つ分の単位基板12,12の回路パターンが有する検査ポイントに同時に接触するように治具33,34を構成することができる。この場合、1度に2つ分の単位基板を検査できるとともに、治具33,34を可撓性基板11の幅方向(X方向)に殆ど移動させなくてもよくなるため、検査効率を大幅に向上させることができる。なお、上述のように治具33,34は取付板74に対して着脱可能であるため、検査したい可撓性基板11の仕様に応じて治具33,34を容易に交換して用いることができる。
【0108】
図4に示す変形例において、静電吸着板80の代わりに、又はそれに加えて、重力で落下する異物を受ける受け部材を異物回収部として設けても良い。