特許第6338193号(P6338193)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6338193表面照射型イメージセンサ用パッド構造及びその形成方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6338193
(24)【登録日】2018年5月18日
(45)【発行日】2018年6月6日
(54)【発明の名称】表面照射型イメージセンサ用パッド構造及びその形成方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 27/146 20060101AFI20180528BHJP
   H01L 21/3205 20060101ALI20180528BHJP
   H01L 21/768 20060101ALI20180528BHJP
   H01L 23/522 20060101ALI20180528BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20180528BHJP
【FI】
   H01L27/146 D
   H01L21/88 T
   H01L21/60 301N
【請求項の数】10
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-208528(P2016-208528)
(22)【出願日】2016年10月25日
(65)【公開番号】特開2017-85100(P2017-85100A)
(43)【公開日】2017年5月18日
【審査請求日】2016年10月25日
(31)【優先権主張番号】62/246,358
(32)【優先日】2015年10月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/149,561
(32)【優先日】2016年5月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500262038
【氏名又は名称】台湾積體電路製造股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Taiwan Semiconductor Manufacturing Company,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000486
【氏名又は名称】とこしえ特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】許 凱鈞
(72)【発明者】
【氏名】林 政賢
(72)【発明者】
【氏名】丁 世汎
(72)【発明者】
【氏名】王 俊智
(72)【発明者】
【氏名】楊 敦年
【審査官】 安田 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−298029(JP,A)
【文献】 特表2010−510646(JP,A)
【文献】 特開2003−257969(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0264709(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0074966(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 27/14−148
H01L 21/60
H01L 21/768
H01L 23/522−538
H01L 21/3205
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属相互接続層と、
前記誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の上表面内に凹部を有し、前記凹部は、前記パッシベーション構造の水平面を前記上表面に連結する側壁を含むパッシベーション構造と
前記凹部内に配置され、前記水平面の上方にある下表面を有し、前記パッシベーション構造の開口を貫通して、ボンドパッドの前記下表面から外側に向けて延伸し、前記複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部とを含むボンドパッドとを備える
集積回路。
【請求項2】
前記誘電体構造の上表面内に配置され、前記誘電体構造の水平面前記誘電体構造の前記上表面に接続する側壁を有する第2の凹部を含み、
前記パッシベーション構造は、前記側壁および前記水平面に沿って延伸した第1のパッシベーション層を含み、
前記ボンドパッドは、前記第1のパッシベーション層によって前記誘電体構造から横方向に分離される
請求項1に記載の集積回路。
【請求項3】
前記ボンドパッドは、キャビティによって前記パッシベーション構造から横方向に分離される
請求項1に記載の集積回路。
【請求項4】
前記ボンドパッドの上表面は、前記1つ以上の凸部の上方にある1つ以上のキャビティを含み、
導電性バンプは、前記1つ以上のキャビティから横方向にオフセットした位置にある前記ボンドパッドに接触する
請求項1に記載の集積回路。
【請求項5】
前記複数の金属相互接続層は、下金属相互接続層、および前記下金属相互接続層と前記誘電体構造の上表面の間に垂直に配置された1つ以上の上金属相互接続層を含む
請求項1に記載の集積回路。
【請求項6】
前記ボンドパッドは、前記下金属相互接続層を通過して延伸し、前記下金属相互接続層の下方にあるレベル間誘電体(ILD)又は前記レベル間誘電体(ILD)の下方にある前記半導体基板に接触する
請求項5に記載の集積回路。
【請求項7】
前記ボンドパッドから横方向にオフセットした位置にある前記半導体基板内に配置された撮像素子を含み、
前記パッシベーション構造は、前記誘電体構造の上方から前記撮像素子の上方の位置に延伸する
請求項1に記載の集積回路。
【請求項8】
半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属相互接続層と、
前記誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の水平面に連結した側壁を含む凹部を有するパッシベーション構造と、
前記凹部内に配置され、キャビティによって前記パッシベーション構造から横方向に分離され、水平面の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、前記複数の金属相互接続層の中の1つに垂直に接触する1つ以上の凸部を含むボンドパッドと、
前記パッシベーション構造と前記ボンドパッドの上に配置され、前記キャビティの内表面に沿って延伸した上パッシベーション層とを備える
集積回路。
【請求項9】
前記パッシベーション構造は、
前記誘電体構造の上に配置された第1のパッシベーション層、
前記第1のパッシベーション層の上に配置され、前記ボンドパッドが第2のパッシベーション層に垂直に接触し、前記第1のパッシベーション層と前記第2のパッシベーション層を通過して延伸する第2のパッシベーション層、および
前記ボンドパッドを横方向に囲む位置にある前記第2のパッシベーション層の上に配置された第3のパッシベーション層を含む
請求項8に記載の集積回路。
【請求項10】
基板上の誘電体構造内に複数の金属相互接続層を形成するステップ、
前記誘電体構造の上にパッシベーション構造を形成するステップであり、前記パッシベーション構造は前記パッシベーション構造の上表面内に凹部を有し、前記凹部は前記パッシベーション構造の水平面に連結した側壁を有するステップ、
前記パッシベーション構造を選択的にエッチングし、前記水平面内に1つ以上の開口を形成するステップ、および
前記凹部内にボンドパッドを形成するステップであり、前記ボンドパッドは、水平面の上方にある下表面、及び、1つ以上の開口を貫通して、前記下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部を有するステップを含む
ボンドパッドを形成する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2015年10月26日に出願された米国特許仮出願番号第62/246,358号についての優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
【0002】
本発明は、集積回路に関し、下方にある構造に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
イメージセンサを有する集積回路(IC)は、現代の電子装置、例えばカメラ、携帯電話などに広く用いられている。相補型金属酸化膜半導体(CMOS)装置は、一般的なIC画像センサとなっている。電荷結合素子(CCD)に比べ、CMOSイメージセンサは、低電力消費、小型、高速なデータ処理、データの直接出力、および低製造コストにより人気が高まっている。いくつかのタイプのCMOSイメージセンサは、表面照射型(FSI:)イメージセンサおよび裏面照射型(BSI)イメージセンサなどが挙げられる。
【0004】
FSIイメージセンサは、高画素の低コストの応用に有利な確立した技術である。BSIイメージセンサでは、光線は、集積回路の表側に入射して、光検出器で集光される前に、バックエンドプロセス(back−end−of−line:BEOL)の金属相互接続層の積層を通過する。通常、BEOLの金属層は、個別の光検出器の上に開口を有して光検出器への光の伝送を改善している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
比較的平坦な表面形状を有しながら下方にある構造に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路およびその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、集積回路に関するものである。集積回路は、半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属交互接続層を含む。集積回路は、誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の上表面内に凹部を有するパッシベーション構造を更に含む。凹部は、パッシベーション構造の水平面を上表面に連結する側壁を含む。集積回路は、凹部内に配置され、水平面の上方にある下表面を有するボンドパッドを更に含む。ボンドパッドは、パッシベーション構造の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部を含む。
【0007】
半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属交互接続層、および誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の水平面に連結した側壁を含む凹部を有するパッシベーション構造を含む。集積回路は、凹部内に配置され、キャビティによってパッシベーション構造から横方向に分離されるボンドパッドを更に含む。ボンドパッドは、水平面の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに垂直に接触する1つ以上の凸部を含む。集積回路は、パッシベーション構造とボンドパッドの上に配置され、キャビティの内表面に沿って延伸した上パッシベーション層を更に含む。
【0008】
本発明は、ボンドパッドを形成する方法に関するものである。前記方法は、基板上の誘電体構造内に複数の金属交互接続層を形成するステップ、および誘電体構造の上にパッシベーション構造を形成するステップを含む。パッシベーション構造は、パッシベーション構造の上表面内に凹部を有し、凹部はパッシベーション構造の水平面に連結した側壁を有する。前記方法は、パッシベーション構造を選択的にエッチングし、水平面内に1つ以上の開口を形成するステップを更に含む。前記方法は、凹部内にボンドパッドを形成するステップを更に含む。ボンドパッドは、水平面の上方にある下表面、および1つ以上の開口を貫通して、下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、比較的平坦な表面形状を有しながら下方にある構造に対するダメージを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】比較的平坦な表面形状を有しながら下方にある構造に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図2図1に示されたボンドパッドを有する表面照射型(FSI)イメージセンサのいくつかの実施形態の断面図を示している。
図3】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図4図3に示されたボンドパッドを有するFSIイメージセンサのいくつかの実施形態の断面図を示している。
図5A】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図5B】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図6A】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図6B】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図6C】ボンドパッドを有する集積回路のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
図7】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図8】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図9】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図10】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図11】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図12】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図13】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図14】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図15】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図を示している。
図16】ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態のフロー図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次の開示では、異なる特徴を実施するために、多くの異なる実施の形態または実施例を提供する。本開示を簡素化するために、複数の要素および複数の配列の特定の実施例が以下に述べられる。これらは単に実施例であり、これらに制限されるものではない。例えば、本説明の第2特徴の上方の、または第2特徴上の第1特徴の形成は、続いて、特徴が直接接触で形成される複数の実施の形態を含むことができ、且つ前記特徴が直接接触でないように、付加的な特徴が前記第1と第2特徴間に形成された複数の実施の形態を含むこともできる。また、本開示は、種々の実施例において、参照番号および/または文字を繰り返し用いている。この反復は、簡素化と明確さの目的のためであって、種々の実施の形態および/または議論された構成との間の関係を規定するものではない。
【0012】
また、空間的に相対的な用語、例えば“下の方”、“下方”、“下の”、“上方”、“上の”などの派生語は、本開示の1つの要素または特徴と、別の要素と特徴との関係を簡略化するために用いられる。空間的に相対的な用語は、特徴に表される方向以外に、使用中または動作中におけるデバイスの異なる方向をカバーすることを意図している。例えば、図の装置が逆さにある場合、他の要素または特徴の“下方”、また“下の方”で記述される要素は、他の要素または特徴の“上方”に方向を定められる。従って、例示的な用語“下方”は、上方と下方の両方向を含むことができる。前記装置は、他の方式で方向づけされてもよく(90度回転して、または他の方向に)、ここで用いられる空間的に相対する記述が同様にそれに応じて解釈され得る。
【0013】
表面照射型(FSI)イメージセンサは、ボンドパッドを有する集積回路内に配置される。ボンドパッドは、ボンドパッドの上に形成された導電性ボール(半田ボールまたはC4マイクロバンプ)によって、集積回路をプリント回路板または他の外部回路に接続するように構成される。従来のボンドパッドは、バックエンドプロセス(BEOL)の金属積層(metallization stack)内の下方にある金属相互接続層の上に直接形成される。しかしながら、信仰の技術の節点では、BEOLの金属積層は、通常、低k誘電体層(low-k dielectric layer)内の銅相互接続層を含み、比較的低いRC遅延を提供する。低k誘電体層内に配置された銅相互接続層は、構造的に弱い、ということが分かっている。従って、ボンドパッドが、下方にある金属相互接続層の上に直接形成されるとき、導電ボールの形成中に問題を招く可能性がある。例えば、ボンディング接続力が金属相互接続層の変形および/または亀裂の原因となり、そのために集積回路にダメージを与えることがある。
【0014】
パッシベーション層は、BEOLの金属積層の上に形成され、上方にあるボンドパッドに更なる構造的なサポートを提供する。しかしながら、このようなパッシベーション層は、CMOSイメージセンサ(CIS)の応用で形状問題を招く。これは、1つ以上のパッシベーション層の上にボンドパッドを形成すると、ボンドパッドが比較的大きい高さを有し、後に続くカラーフィルターの形成に影響を与えるため、画像センサの性能(例えば、効率)を低下させる可能性があるためである。例えば、比較的大きい高さのボンドパッドは、ボンドパッドの上方にある追加のパッシベーション層に非平坦な形状を有させ、カラーフィルターを追加のパッシベーション層の上に形成するのに用いられるリソグラフィープロセスを困難にさせる(例えば、フォトレジストの不均一、焦点深度の問題)。
【0015】
本発明は、良好な画像センサの性能を提供する比較的平坦な表面形状を有しながら、下方にある層(下方層)に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路に関するものである。いくつかの実施形態では、集積回路は、基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属交互接続層を有する。パッシベーション構造は、誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の水平面をパッシベーション構造の上表面に連結する側壁を備える凹部を有する。ボンドパッドは、凹部内に配置され、水平面の上方にある下表面を有する。1つ以上の凸部は、パッシベーション構造の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、下方にある金属相互接続層に接触する。凹部内とパッシベーション構造上への配置は、ボンドパッドを基板内の表面照射型撮像素子の効率に負の影響を与えない、比較的平坦な表面形状を有しながら、ボンディング期間中、下方層に対する応力を低減する。
【0016】
図1は、比較的平坦な表面形状を有しながら下方にある構造に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路100のいくつかの実施形態の断面図を示している。
【0017】
集積回路100は、半導体基板102の上に配置された誘電体構造106を含む。複数の金属相互接続層104は、誘電体構造106内に配置される。いくつかの実施形態では、誘電体構造106は、複数の積層した誘電体層を含むことができ、複数の金属相互接続層104は、積層した誘電体層内に配置された複数の金属線および/またはビアを含むことができる。いくつかの実施形態では、複数の金属相互接続層104は、銅であることができる。
【0018】
1つ以上のパッシベーション層を含むパッシベーション構造108は、誘電体構造106の上に配置される。パッシベーション構造108は、パッシベーション構造108の上表面108u内に配置された凹陥部を含む凹部110を有する。凹部110は、凹部110の水平面110hをパッシベーション構造108の上表面108uに連結する側壁110sを含む。パッシベーション構造108は、凹部110の水平面110h内に配置された1つ以上の開口112を更に含む。1つ以上の開口112は、パッシベーション構造108を貫通して、凹部110から下方にある複数の金属相互接続層104の中の1つに延伸する。
【0019】
ボンドパッド114は、パッシベーション構造108の凹部110内に配置される。ボンドパッド114は、集積回路100と外部装置間を電気的に接続をするように構成される。例えば、導電性バンプ118(例えば、半田バンプ)は、ボンドパッド114の上に配置され、ボンドパッド114を集積回路チップパッケージの外部I/Oピンに接続する。ボンドパッド114は、パッシベーション構造108の上方にある下表面114bを有する。ボンドパッド114は、下表面114bから外側に延伸した1つ以上の凸部116を更に含む。1つ以上の凸部116は、1つ以上の開口112を貫通して延伸し、ボンドパッド114と1つ以上の金属交互接続層104間を電気的に接続する。いくつかの実施形態では、ボンドパッド114は、キャビティ120によってパッシベーション構造108内の凹部110の側壁110aから分離されることができる。いくつかの実施形態では、ボンドパッド114は、パッシベーション構造108の上表面108uの上に配置されない。
【0020】
ボンドパッド114は、パッシベーション構造108の上にある下表面114bを有するため、ボンドパッド114は、ボンディングプロセス(例えば、ワイヤーボンディングプロセスまたはフリップチッププロセス)からパッシベーション構造108に応力122(即ち、力量)を伝達することができ、ボンディングプロセスから金属交互接続層104への応力の伝達を低減することによって金属交互接続層104に対するダメージを制限する。また、ボンドパッド114は、パッシベーション構造108内の凹部110内に配置されるため、比較的平坦な表面形状を有することができる。比較的平坦な表面形状は、ボンドパッド114が、パッシベーション構造108上のカラーフィルターの形成に負の影響を与えることなく、イメージセンサの応用に用いられるようにすることができる。
【0021】
図2は、図1に示されたボンドパッドを有する表面照射型(FSI)イメージセンサ200のいくつかの実施形態の断面図を示している。
【0022】
FSIイメージセンサ200は、半導体基板102内に配置された複数の撮像素子202を含む。撮像素子202は、入射光220からの電荷キャリア(例えば、電子−正孔対)を生成するように構成される。いくつかの実施形態では、撮像素子202は、フォトダイオードを含むことができる。フォトダイードは、第1のドーピングタイプ(例えば、n型ドーピング)を有する第1の領域、および第1のドーピングタイプと異なる第2のドーピングタイプ(例えば、p型ドーピング)を有する隣接した第2の領域を有することができる。いくつかの実施形態では、第1の領域および/または第2の領域は、約5el5atoms/cmより大きい、または等しいドーピング濃度を有することができる。いくつかの実施形態では、撮像素子202は、1つ以上の分離構造204(例えば、浅いトレンチ分離領域、深いトレンチ分離領域)によって、隣接の撮像素子202から分離されることができる。
【0023】
誘電体構造106は、半導体基板102の上に配置される。誘電体構造106は、複数の積層した金属間誘電体(IMD)層を含む。各種の実施形態では、複数の積層したIMD層は、1つ以上の低k誘電体層(即ち、約3.9未満の誘電率を有する誘電体)、超低k誘電体層、または酸化物(例えば、ケイ素酸化物)を含むことができる。複数の金属相互接続層208〜212は、誘電体構造106内に配置されることができる。複数の金属相互接続層は、導電接点208、金属相互接続線210、および金属ビア212を含むことができる。導電接点208は、半導体基板102内に配置されたトランジスタ装置206に接続されることができる。いくつかの実施形態では、導電接点208は、例えば、銅またはタングステンなどの導電性金属を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、金属相互接続線210と金属ビア212は、銅などの導電性金属を含むことができる。
【0024】
パッシベーション構造108は、誘電体構造106の上に配置される。誘電体構造108は、1つ以上の誘電体層、例えば、酸化物(例えば、ケイ素酸化物)および/または窒化物(例えば、窒化ケイ素)などを含むことができる。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造108は、複数の積層した誘電体層を含むことができる。パッシベーション構造108は、撮像素子202から横方向(パッシベーション構造108の上側表面に
沿う方向)にオフセットした位置に配置された凹部110を有する。ボンドパッド114は、凹部110内に配置される。ボンドパッド114は、パッシベーション構造108を貫通して延伸する凸部116をそれぞれ含み、複数の金属相互接続層208〜212と電気的に接触する。
【0025】
複数のカラーフィルター214は、パッシベーション構造108の上に配置される。複数のカラーフィルター214は、特定の波長の放射を透過させるようにそれぞれ構成される。例えば、第1のカラーフィルター(例えば、赤色カラーフィルター)は、第1の範囲内の波長を有する放射を透過させることができ、第2のカラーフィルター(例えば、緑色カラーフィルター)は、第1の範囲と異なる第2の範囲内の波長を有する放射を透過させることができる。いくつかの実施形態では、複数のカラーフィルター214は、格子構造216によって囲まれることができる。いくつかの実施形態では、格子構造216は、誘電材料(例えば、窒化ケイ素)および上方を覆う金属層を有する積層構造を含むことができる。格子構造216は、下方にある撮像素子202の上に配置された複数の開口を定義するフレームワークを形成する。
【0026】
複数のマイクロレンズ218は、複数のカラーフィルター214の上に配置される。複数のマイクロレンズ218は、カラーフィルター214とそれぞれ位置合わせされ、撮像素子202の上方を覆う。いくつかの実施形態では、複数のマイクロレンズ218は、カラーフィルター214に隣接した、実質的に平坦な底面、且つ湾曲した上表面を有する。湾曲した上表面は、入射光220を下方にある撮像素子202の中心に合焦させるように構成され、撮像素子202の効率を向上させる。
【0027】
図3は、ボンドパッドを有する集積回路300のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。
【0028】
集積回路300は、複数の金属相互接続層04を囲む誘電体構造106によって、半導体基板102から分離されたパッシベーション構造302を含む。パッシベーション構造302は、第1のパッシベーション層304、第2のパッシベーション層306、および第3のパッシベーション層310を含む。第1のパッシベーション層304は、誘電体構造106の上に配置される。いくつかの実施形態では、第1のパッシベーション層304は、実質的に平坦な層である。第2のパッシベーション層306は、第1のパッシベーション層304の上に配置され、パッシベーション構造302内に凹部110の下表面を形成する。第3のパッシベーション層310は、第2のパッシベーション構造306の上に配置され、パッシベーション構造302内に凹部110の側壁を形成する。いくつかの実施形態では、第1のパッシベーション層304は、酸化物(例えば、二酸化ケイ素)を含むことができ、第2のパッシベーション層306は、窒化物(例えば、窒化ケイ素)を含むことができ、第3のパッシベーション層310は、酸化物(例えば、二酸化ケイ素)を含むことができる。
【0029】
ボンドパッド314は、パッシベーション構造302の凹部110内に配置される。ボンドパッド314は、第2のパッシベーション層306と接触する下表面314bを含む。ボンドパッド314は、第1のパッシベーション層304と第2のパッシベーション層306の開口308を貫通して、下方にある複数の金属相互接続層104の中の1つに延伸する1つ以上の凸部316を更に含む。いくつかの実施形態では、ボンドパッド314の上表面は、1つ以上の凸部316の上に垂直に配置された1つ以上の凹陥部318を含む。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造302内の凹部110は、ボンドパッド314の幅wbpより広い幅wrを有する。これは、ボンドパッド314がキャビティ120によって凹部110(即ち、第3のパッシベーション層310から)の側壁から横方向に分離される原因となる。
【0030】
ボンドパッド314の下表面314bから外側に向けて延伸する凸部316は、パッシベーション構造302の厚さtpsより小さいまたは等しい厚さtpを有する。これは、ボンドパッド314がパッシベーション構造302の上表面302uに対して凹陥するようにさせるため、パッシベーション構造302の平坦な形状を提供する。いくつかの実施形態では、ボンドパッド314の上表面は、パッシベーション構造302の上表面に、または上表面の下方にあることができる。他の実施形態では、ボンドパッド314の上表面は、パッシベーション構造302の上表面のやや上方にあることができる。いくつかの実施形態では、ボンドパッド314は、約2000Åと約50000Åの間の範囲にある厚さtbpを有することができ、凸部316は、約100Åと約600Åの間の範囲にある厚さtpを有することができる。
【0031】
上パッシベーション層312は、パッシベーション構造302とボンドパッド314の上に配置される。上パッシベーション層312もパッシベーション構造302とボンドパッド314の間のキャビティ120の側壁と下表面に沿って、配置される。上パッシベーション層312は、ボンドパッド314の上表面を露出する開口320を有する。導電性バンプ(図示されていない)は、上パッシベーション層312の開口320内のボンドパッド114の上に配置されることができる。いくつかの実施形態では、上パッシベーション層312は、例えば酸化物または窒化物を含むことができる。
【0032】
図4は、図3に示されたボンドパッドを有するFSIイメージセンサ400のいくつかの実施形態の断面図を示している。
【0033】
FSIイメージセンサ400は、第1のパッシベーション層304、第2のパッシベーション層306、および第3のパッシベーション層310を有するパッシベーション構造302を含み、パッシベーション構造302は、誘電体構造106の上に延伸し、且つボンドパッド314を含む凹部110から誘電体構造106と複数のカラーフィルター214の間に延伸する。パッシベーション構造302の平坦な形状は、カラーフィルター214が比較的平坦な表面の上に形成されるようにさせるため、パッシベーション構造302が撮像素子202の効率に負の影響を与えるのを防ぐ。
【0034】
図5Aは、ボンドパッドを有する集積回路500のいくつかの他の実施形態の断面図を示している。図示されてはいないが、集積回路500は、FSIイメージセンサ(例えば、図2または図4に示されたような)を含んでもよいことは理解されるべきである。
【0035】
集積回路500は、半導体基板102上の誘電体構造内に配置された複数の金属相互接続層502a〜502cを含む。複数の金属相互接続層502a〜502cは、下金属相互接続層502a及び上金属相互接続層502b、502cを含む。上金属相互接続層502b、502cは、下金属相互接続層502aと誘電体構造504の上表面504tとの間で、下金属相互接続層502a及び上表面504tと垂直方向(互いに向き合う面の法線方向)に並んで配置されている。いくつかの実施形態では、金属相互接続層502a〜502cは、金属相互接続線を含むことができる。いくつかの実施形態では、下金属相互接続層502aは、第1の金属相互接続線(即ち、半導体基板102に最も近接したIMD層内の‘M1’金属相互接続線)を含むことができる。他の実施形態では、下金属相互接続層502aは、1つ以上の追加の金属線層(例えば、下金属相互接続層502aは、‘M2’金属相互接続線、‘M3’金属相互接続線などであることができる)によって半導体基板102から分離されることができる。
【0036】
凹部506は、誘電体構造504の上表面504t内に配置される。凹部506は、上面504tから下金属相互接続層502aに延伸する側壁506sを含む。いくつかの実施形態では、凹部506は、1つ以上の上金属相互接続層502aと502c側に沿って横方向に配置される。パッシベーション構造508は、凹部506の側壁と下表面に沿って共形的に配置されたパッシベーション層を含む。これは、パッシベーション構造508が下金属相互接続層502aの上方に凹部を有する原因となる。
【0037】
ボンドパッド510は、パッシベーション構造508の凹部110内に配置される。ボンドパッド510は、パッシベーション構造508に接触する下表面510bを有する。ボンドパッド510は、パッシベーション構造508を貫通して、下表面510bから下金属相互接続層502bに外側に向けて延伸する1つ以上の凸部512を更に含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の凹陥部513は、凸部512上のボンドパッド510の上表面に沿って配置される。上パッシベーション層512は、パッシベーション構造508とボンドパッド510の上に配置される。
【0038】
いくつかの実施形態では、図5Bの上面図516図5Aの断面線A−A’に沿った)に示されるように、凸部512は、凸部512の短軸の方向に沿って分離された位置にある、パッシベーション構造508を貫通して突出する長方形(oblong)形状を有することができる。いくつかの実施形態では、凸部512は、約40μmおよび約800μmの間にある面積をそれぞれ有することができる。
【0039】
図6Aは、ボンドパッドを有する集積回路600のいくつかの他の実施形態を示している。図示されてはいないが、集積回路600は、FSIイメージセンサ(例えば、図2または図4に示されたような)を含んでもよいことは理解されるべきである。
【0040】
集積回路600は、半導体基板102上の誘電体構造内に配置された複数の金属相互接続層602a〜602cを含む。複数の金属相互接続層602a〜602cは、下金属相互接続層602a、および1つ以上の上金属相互接続層602bと602cを含む。上金属相互接続層602bと602cは、下金属相互接続層602aと誘電体構造504の上表面504tの間で、下金属相互接続層602a及び上表面504tと垂直方向(互いに向き合う面の法線方向)に並んで配置されている。いくつかの実施形態では、金属相互接続層602a〜602cは、金属相互接続線を含むことができる。下金属相互接続層602aは、レベル間誘電体(ILD)層603(例えば、半導体装置に接触する導電接点を横方向で囲んでいる)の上方にある金属間誘電体(IMD)層内に配置される。いくつかの実施形態では、IMD層は、多孔質低k誘電体層を含み、ILD層603は、IMD層より大きな構造的安定性を有する、低k誘電体層でない低k誘電体層(例えば、酸化物)を含む。
【0041】
下金属相互接続層602aは、開口604を有する。いくつかの実施形態では、開口604は、下金属相互接続層602aを通過してILD層603に延伸することができる。他の実施形態では、開口604は、下金属相互接続層602aとILD層603を通過して半導体基板102に延伸することができる。
【0042】
凹部506は、誘電体構造504の上表面504t内に配置される。凹部506は、上面504tから下金属相互接続層602aに延伸する側壁506sを含む。パッシベーション構造606は、凹部506の側壁506sと下表面に沿って共形的に配置される。これは、パッシベーション構造606が下金属相互接続層602aの上方に凹部を有する原因となる。
【0043】
ボンドパッド608は、パッシベーション構造606の凹部110内に配置される。ボンドパッド608は、パッシベーション構造606に接触する下表面608uを有する。ボンドパッド608は、下金属相互接続層602aの開口604を貫通して、下表面608uから外側に向けて延伸する凸部610を更に含む。いくつかの実施形態では、凸部610は、下金属相互接続層602aの開口604を貫通して、下表面608uから外側に向けてILD層603に延伸することができる。ILD層603は、多孔質低k誘電体層でないため、ボンドパッド608に更なる構造的支持を提供することができる。他の実施形態では、凸部610は、下金属相互接続層602aの開口604を貫通して、下表面608uから外側に向けて半導体基板102および/または半導体基板102内の浅いトレンチ分離(STI)層(図示されていない)に延伸することができる。半導体基板102および/またはSTI層は、ボンドパッド608に更なる構造的支持を提供することができる。上パッシベーション層612は、パッシベーション構造606とボンドパッド608の上に配置される。
【0044】
いくつかの実施形態では、図6Bの上面図614図6Aの断面線A−A’に沿った)に示されるように、下金属相互接続層602a1は、下金属相互接続層602a1で囲まれた開口604aを有するリング形状を含むことができる。ボンドパッド608は、リング形状の端部を跨ぐ。いくつかの実施形態では、ボンドパッド608と下金属相互接続層602a1の重複面積616は、約10μmと約5000μmの間の範囲にあることができる。
【0045】
他の実施形態では、図6Cの上面図618図6Aの断面線A−A’に沿った)に示されるように、下金属相互接続層は、開口604bによって分離された第1のプレート602a2と第2のプレート602a3を含むことができる。ボンドパッド608は、開口604bを跨ぎ、ボンドパッド608の第1の端部は、第1のプレート602a2の上方を覆い、ボンドパッド608の第2の端部は、第2のプレート602a3の上方を覆う。
【0046】
図7図15は、ボンドパッドを有する表面照射型(FSI)FSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態の断面図700〜1500を示している。
【0047】
断面図700に示されるように、半導体基板102が提供される。半導体基板102は、例えば、半導体ウエハおよび/またはウエハ上の1つ以上のダイなどの任意のタイプの半導体本体(例えば、シリコン、シリコンゲルマニウム、シリコンオンインシュレーター)、およびそれと関連する他の任意のタイプの金属層、装置、半導体、および/またはエピタキシャル層などであることができる。半導体基板102は、第1のドーピングタイプ(例えば、n型ドーピングまたはp型ドーピング)を有する本質的にドープされた半導体基板を含むことができる。
【0048】
撮像素子202は、半導体基板102内に形成される。いくつかの実施形態では、撮像素子202は、フォトダイオードを含むことができる。これらの実施形態では、フォトダイオードは、1つ以上のドーパント種で半導体基板102に選択的に注入することによって形成されることができ、半導体基板102内に1つ以上のドープ領域を形成する。例えば、いくつかの実施形態では、注入プロセスは、第1のマスキング層702(例えば、フォトレジスト)に基づいて、第1のドーパント種704を半導体基板102内に注入するように行われ、第1のドーピングタイプを有する第1の領域を第2のドーピングタイプ(例えば、p型ドーピング)を有する半導体基板内に形成する。他の実施形態では、1つ以上の追加の注入が行われ、第1の領域に隣接し、第2のドーピングタイプを有する第2の領域を形成する。
【0049】
断面図800に示されるように、複数の金属相互接続層502a〜502cは、半導体基板102の上に形成された誘電体構造802内に形成される。いくつかの実施形態では、複数の金属相互接続層502a〜502cは、下金属相互接続層502a及び1つ以上の上金属相互接続層502b、502cを含む。上金属相互接続層502b、502cは、下金属相互接続層502aと上表面504tの間で垂直方向(互いに向き合う面の法線方向)に並んで配置されている。いくつかの実施形態では、金属相互接続層502a〜502cは、金属相互接続線を含むことができる。いくつかの実施形態では、誘電体構造802は、ILD層802a(例えば、酸化物)およびILD層802aの上に配置された複数のIMD層802b〜802d(例えば、低k誘電体層)を含む。
【0050】
複数の金属相互接続層502a〜502cは、ILD層またはIMD層(例えば、802a)を半導体基板102の上に形成することによって形成されることができる。ILD層またはIMD層は、順次にエッチングされ、ビアホールおよび/または金属トレンチを形成する。次いで、ビアホールおよび/または金属トレンチは、導電材料で充填され、1つ以上の複数の金属相互接続層502a〜502cを形成する。いくつかの実施形態では、ILD層802aとIMD層802b〜802dは、個別の物理蒸着法(例えば、物理気相蒸着(PVD)、化学気相蒸着(CVD)など)によって蒸着されることができる。複数の金属相互接続層502a〜502cは、個別の蒸着および/またはめっき工程(例えば、電解めっき、無電解めっきなど)を用いて形成されることができる。各種の実施形態では、複数の金属相互接続層502a〜502cは、例えば、タングステン、銅、またはアルミニウム銅を含むことができる。
【0051】
断面図900に示されるように、誘電体構造504は、選択的にエッチングされ、誘電体構造504の上表面504t内に凹部506を形成する。凹部506は、上表面504tから複数の金属相互接続層502a〜502cの1つに延伸する側壁506aを有する。いくつかの実施形態では、誘電体構造504は、第2のマスキング層902に基づいて、エッチング剤904に選択的に露出されることができる。各種の実施形態では、エッチング剤904は、ドライエッチング剤(例えば、反応性イオンエッチング(RIE)、プラズマエッチングなど)またはウェットエッチング剤(例えば、フッ化水素酸)を含むことができる。
【0052】
断面図1000に示されるように、パッシベーション層1002は、誘電体構造504の上に形成される。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造1002は、誘電体構造504の上表面504tに沿って配置され、凹部506内から撮像素子202の上に延伸する。パッシベーション構造1002は、凹部506の内表面に更に延伸し、パッシベーション構造に凹部110を有させる。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造1002は、酸化物層を含むことができる。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造1002は、複数の堆積した保護層を含むことができる。例えば、パッシベーション構造1002は、第1の酸化物層、第1の酸化物層の上に配置された窒化物層、および窒化物層の上に配置された第2の酸化物層を含むことができる。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造1002は、1つ以上の物理蒸着法(例えば、化学気相蒸着(CVD)、物理気相蒸着(PVD)、プラズマ化学気相蒸着(PECVD)など)方式によって蒸着されることができる。
【0053】
断面図1100に示されるように、パッシベーション構造508は、選択的にエッチングされ、1つ以上の開口1106を形成する。1つ以上の開口1106は、パッシベーション構造508を貫通して下金属相互接続層502aに延伸する。いくつかの実施形態では、パッシベーション構造508は、第3のマスキング層1102に基づいて、エッチング剤1104に選択的に延伸されることができる。各種の実施形態では、エッチング剤1104は、ドライエッチング剤(例えば、反応性イオンエッチング(RIE)、プラズマエッチングなど)またはウェットエッチング剤(例えば、フッ化水素酸)を含むことができる。
【0054】
断面図1200に示されるように、ボンドパッド510は、凹部506内に形成される。ボンドパッド510は、パッシベーション構造508の1つ以上の開口1106を充填するように形成され、1つ以上の凸部512がボンドパッド510の下表面510bから外側に向けてパッシベーション構造508を貫通して延伸するようになる。ボンドパッド510は、パッシベーション構造508内の凹部506の幅より小さい幅を有し、ボンドパッド510がキャビティ120によってパッシベーション構造508の側壁から横方向(パッシベーション構造508の上側表面に沿う方向)に分離されるようにする。いくつかの実施形態では、ボンドパッド510は、金属層をパッシベーション構造108の上に形成し、次いで金属層をパターン化することによって形成されることができる。例えば、アルミニウムシード層は、パッシベーション構造508の上に形成され、次いでめっき工程を行ってアルミニウムの厚膜層を形成することができる。アルミニウムの厚膜層は、上方にあるマスキング層(図示されていない)に基づいて、次いでエッチングされ、ボンドパッド510を形成する。
【0055】
断面図1300に示されるように、上パッシベーション層518は、パッシベーション構造508とボンドパッド510の上に形成される。上パッシベーション層518は、ボンドパッド510とパッシベーション構造508の間のキャビティ120の側壁と下表面に延伸する。いくつかの実施形態では、上パッシベーション層518は、蒸着法(例えば、PVD、CVD、PECVD、ALDなど)によって形成された酸化物または窒化物(例えば、窒化ケイ素)を含むことができる。
【0056】
断面図1400に示されるように、上パッシベーション層518は、選択的にエッチングされ、ボンドパッド510の上表面を露出する。導電性バンプ118は、上パッシベーション層518の開口320内のボンドパッド510の上に形成されることができる。
【0057】
断面図1500に示されるように、格子構造216は、ボンドパッド510からオフセットした位置にある、上パッシベーション層518の上に形成される。格子構造216は、誘電体(例えば、ケイ素酸化物(SiO2))を上パッシベーション層の上表面上と誘電体の上の金属に形成することによって形成されることができる。次いで、誘電体および金属は、選択的にエッチングされ、格子構造216内の1つ以上の開口を定義する。次いで、複数のカラーフィルター214が開口を充填するように形成される。いくつかの実施形態では、複数のカラーフィルター214は、開口を充填するカラーフィルター層を形成し、次いでカラーフィルター層をパターン化することによって形成されることができる。カラーフィルター層は、特定の範囲の波長を有する放射(例えば、光)を透過し、特定の範囲外の波長の光をブロックする材料で形成される。
【0058】
複数のマイクロレンズ218は、複数のカラーフィルター214の上に形成される。いくつかの実施形態では、マイクロレンズ218は、複数のカラーフィルター214の上方にマイクロレンズ材料を蒸着する(例えば、スピンオン法または蒸着法)ことによって形成されることができる。湾曲した上表面を有するマイクロレンズテンプレート(図示されていない)は、マイクロレンズ材料の上方でパターン化される。いくつかの実施形態では、マイクロレンズのテンプレートは、フォトレジスト材料を含み、露光量分布を用いて露光され(例えば、ネガ型フォトレジストでは、より多くの光が湾曲の底部で露光され、より少ない光が湾曲の上部で露光される)、現像されてベークされて円形形状を形成する。次いで、マイクロレンズ218は、マイクロレンズのテンプレートに基づいてマイクロレンズ材料を選択的にエッチングすることによって形成されることができる。
【0059】
図16は、ボンドパッドを有するFSIイメージセンサを形成する方法のいくつかの実施形態のフロー図を示している。方法1600は、図7図15と関連して説明されるが、方法1600は図中の構造に限定されるものではなく、単独に独立した構造として形成された方法であることが理解できるであろう。
【0060】
また、本実施形態に係る方法1600は、一連の動作またはイベントとしてここに表示されて説明されているが、表示されたこれらの動作またはイベントの順序を限定するものではないことは理解できる。例えば、いくつかの動作は、異なる順序で発生、および/またはこれらのここに表示および/または説明されたのとは別のその他の動作と同時に発生することができる。また、全ての表示された動作がここで表示される1つ以上の態様または実施形態を実施することを要するわけではない。また、ここで表示される1つ以上の動作は、1つ以上の個別の動作および/または段階で実施されることができる。
【0061】
ステップS1602では、撮像素子は、基板内に形成される。いくつかの実施形態では、撮像素子は、基板の表面内に第1の注入プロセスを行うことによってフォトダイオードを含む。図7は、動作1602に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0062】
ステップS1604では、複数の金属相互接続層は、基板の上に配置された誘電体構造内に形成される。図8は、動作1604に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0063】
ステップS1606では、第1の凹部は、撮像素子から横方向にオフセットした位置にある誘電体構造内にエッチングされる。図9は、動作1606に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0064】
ステップS1608では、パッシベーション構造は、誘電体構造の上表面の上に形成される。パッシベーション構造は、その上表面内に第2の凹部を有する。図9は、動作1606に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0065】
ステップS1610では、パッシベーション構造は、選択的にエッチングされ、パッシベーション構造を貫通して複数の金属相互接続層の1つに延伸した1つ以上の開口を形成する。図11は、動作1610に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0066】
ステップS1612では、ボンドパッドは、パッシベーション構造内の第2の凹部内に形成される。図12は、動作1612に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0067】
ステップS1614では、上パッシベーション層は、パッシベーション構造とボンドパッドの上に形成される。図13は、動作1614に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0068】
ステップS1616では、上パッシベーション層は、選択的にエッチングされ、ボンドパッドと連通した開口を形成する。図14は、動作1616に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0069】
ステップS1618では、カラーフィルターは、ボンドパッドから横方向にオフセットした位置にある上パッシベーション層の上に形成される。図15は、動作1618に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0070】
ステップS1620では、マイクロレンズは、カラーフィルターの上に形成される。図14は、動作1620に対応したいくつかの実施形態を示している。
【0071】
従って、本発明は、比較的平坦な表面形状を有しながら下方層に対するダメージを低減するボンドパッドを有する集積回路に関するものである。
【0072】
いくつかの実施形態では、本発明は、集積回路に関するものである。集積回路は、半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属交互接続層を含む。集積回路は、誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の上表面内に凹部を有するパッシベーション構造を更に含む。凹部は、パッシベーション構造の水平面を上表面に連結する側壁を含む。集積回路は、凹部内に配置され、水平面の上方にある下表面を有するボンドパッドを更に含む。ボンドパッドは、パッシベーション構造の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部を含む。
【0073】
いくつかの実施形態では、本発明は、集積回路に関するものである。集積回路は、半導体基板上の誘電体構造内に配置された複数の金属交互接続層、および誘電体構造の上に配置され、パッシベーション構造の水平面に連結した側壁を含む凹部を有するパッシベーション構造を含む。集積回路は、凹部内に配置され、キャビティによってパッシベーション構造から横方向に分離されるボンドパッドを更に含む。ボンドパッドは、水平面の開口を貫通して、ボンドパッドの下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに垂直に接触する1つ以上の凸部を含む。集積回路は、パッシベーション構造とボンドパッドの上に配置され、キャビティの内表面に沿って延伸した上パッシベーション層を更に含む。
【0074】
また他の実施形態では、本発明は、ボンドパッドを形成する方法に関するものである。前記方法は、基板上の誘電体構造内に複数の金属交互接続層を形成するステップ、および誘電体構造の上にパッシベーション構造を形成するステップを含む。パッシベーション構造は、パッシベーション構造の水平面に連結した側壁を含むパッシベーション構造の上表面内に凹部を有する。前記方法は、パッシベーション構造を選択的にエッチングし、水平面内に1つ以上の開口を形成するステップを更に含む。前記方法は、凹部内にボンドパッドを形成するステップを更に含む。ボンドパッドは、水平面の上方にある下表面、および1つ以上の開口を貫通して、下表面から外側に向けて延伸し、複数の金属相互接続層の中の1つに接触する1つ以上の凸部を有する。
【0075】
以上、当業者が本開示の態様をより理解できるように幾つかの実施の形態特徴を概説した。上記実施の形態は、他のプロセスおよび構造を設計又は改変するための基礎となり得る。本開示の思想を逸脱しない限りにおいては、等価な構成を含み、本開示の思想を逸脱せずに、ここで種々の変更、代替、および改変も含む。
【符号の説明】
【0076】
A1…画像取込装置
100、300、500、600…集積回路
102…半導体基板
104、502a、502b、502c、602a、602b、602c、602a1…金属相互接続層
106、504、802…誘電体構造
108、302、508、606、1002…誘電体構造
108u、302u…上表面
110、506…凹部
110h…水平面
110s、506s…側壁
112、308、320、604、604a、604b、1106…開口
114、314、510、608…接合パッド
114b、314b、510b、608u…下表面
116、316、512、610…凸部
118…導電性バンプ
120…キャビティ
122…応力
200、400…表面照射型(FSI)イメージセンサ
202…撮像素子
204…分離構造
206…トランジスタ装置
208…導電接点
210…金属相互接続線
212…金属ビア
214…カラーフィルター
216…格子構造
218…マイクロレンズ
220…入射光
304…第1のパッシベーション層
306…第2のパッシベーション層
310…第3のパッシベーション層
312、514、518、612…上パッシベーション層
318、513…凹陥部
504t、802t…上表面
516、614、618…上表面
603、802a…レベル間誘電体(ILD)層
616…重複面積
602a2…第1のプレート
602a3…第2のプレート
700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500…断面図
702…第1のマスキング層
704…第1のドーパント種
802b、802c、802d…金属間誘電体(IMD)層
902…第2のマスキング層
904、1104…エッチング剤
tp、tbp、tps…厚さ
wr、wbp…幅
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16