【実施例】
【0055】
次に、本テトラゾリノン化合物の合成法と、本組成物の製剤例、試験例等の実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず、本テトラゾリノン化合物の合成例を示す。
【0056】
合成例1
参考合成例3に記載の1−(2−ブロモメチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.21g、1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール0.78g、炭酸カリウム0.66gおよびアセトニトリル30mLの混合物を加熱還流下4時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物1と記す。)0.61gを得た。
本テトラゾリノン化合物1
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.64 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.62-7.60 (1H, m), 7.53-7.49 (2H, m), 7.45 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.39-7.35 (3H, m), 5.80 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.54 (2H, s), 3.61 (3 H, s).
【0057】
合成例2
参考合成例6に記載の1−(2−ブロモメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン18.5g、1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール10.4g、炭酸カリウム8.8gおよびアセトニトリル400mLの混合物を加熱還流下4時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物2と記す。)24.6gを得た。
本テトラゾリノン化合物2
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.81-7.79 (1H, m), 7.65 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.54-7.50 (2H, m), 7.42-7.35 (4H, m), 5.81 (1H, d, J = 2.4 Hz), 5.53 (2H, s), 3.60 (3H, s).
【0058】
合成例3
合成例2に記載の本テトラゾリノン化合物2を0.92g、メチルボロン酸0.18g、リン酸三カリウム1.27g、水0.11ml、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.16gおよびジオキサン7mLの混合物を加熱還流下1.5時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物3と記す。)0.27gを得た。
本テトラゾリノン化合物3
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.64 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.52-7.49 (2H, m), 7.42-7.35 (4H, m), 7.27-7.24 (1H, m), 5.82 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.33 (2H, s), 3.63 (3H, s), 2.56 (3H, s).
【0059】
合成例4
参考合成例12に記載の1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン0.30g、1−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール0.21g、炭酸カリウム0.19gおよびアセトニトリル10mLの混合物を加熱還流下2時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物4と記す。)0.28gを得た。
本テトラゾリノン化合物4
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.57 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.49-7.44 (2H, m), 7.39-7.36 (2H, m), 7.27-7.23 (1H, m), 6.96-6.91 (2H, m), 5.77 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.32 (2H, s), 3.83 (3H, s), 3.61 (3H, s), 2.56 (3H, s).
【0060】
合成例5
参考合成例9に記載の1−(2−ブロモメチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.20g、1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール0.78g、炭酸カリウム0.66gおよびアセトニトリル30mLの混合物を加熱還流下4時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物5と記す。)0.97gを得た。
本テトラゾリノン化合物5
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.63 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.53-7.49 (2H, m), 7.46 (1H, dd, J = 8.5, 8.0 Hz), 7.38-7.34 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.04 (1H, d, J = 8.0 Hz), 5.80 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.43 (2H, s), 3.92 (3H, s), 3.57 (3H, s).
【0061】
合成例6
合成例2に記載の本テトラゾリノン化合物2を0.92g、エチルボロン酸0.22g、リン酸三カリウム1.27g、水0.11ml、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.16gおよびジオキサン15mLの混合物を加熱還流下2時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−エチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物6と記す。)0.24gを得た。
本テトラゾリノン化合物6
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.65 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.53-7.49 (2H, m), 7.47-7.42 (2H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.27-7.24 (1H, m), 5.81 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.34 (2H, s), 3.61 (3H, s), 2.90 (2H, q, J = 7.6 Hz), 1.30 (3H, t, J = 7.6 Hz).
【0062】
合成例7
合成例2に記載の本テトラゾリノン化合物2を0.92g、シクロプロピルボロン酸0.26g、リン酸三カリウム1.27g、水0.11mL、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.16gおよびジオキサン7mLの混合物を加熱還流下1.5時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−シクロプロピルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物7と記す。)0.35gを得た。
本テトラゾリノン化合物7
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.63 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.51-7.46 (2H, m), 7.41-7.37 (1H, m), 7.36-7.32 (2H, m), 7.24-7.21 (2H, m), 5.80 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.53 (2H, s), 3.58 (3H, s), 2.26-2.19 (1H, m), 1.03-0.99 (2H, m), 0.78-0.74 (2H, m).
【0063】
合成例8
参考合成例12に記載の1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン0.30g、1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール0.27g、炭酸カリウム0.19gおよびアセトニトリル10mLの混合物を加熱還流下4時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−ブロモフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物8と記す。)0.37gを得た。
本テトラゾリノン化合物8
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.64 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.53-7.49 (2H, m), 7.45-7.37 (4H, m), 7.27-7.24 (1H, m), 5.82 (1H, d, J = 2.4 Hz), 5.33 (2H, s), 3.62 (3H, s), 2.55 (3H, s).
【0064】
合成例9
参考合成例14に記載の1−(2−{[1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オンを0.49g、4−クロロ−3−フルオロフェニルボロン酸0.33g、酢酸銅(II)0.51g、ピリジン0.28g、モレキュラーシーブ4A 1.00gおよびアセトニトリル10mLの混合物を加熱還流下48時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物9と記す。)を0.12g得た。
本テトラゾリノン化合物9
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.64 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.44-7.38 (4H, m), 7.28-7.23 (2H, m), 5.84 (1H, d, J = 2.7 Hz), 5.33 (2H, s), 3.65 (3H, s), 2.56 (3H, s).
【0065】
合成例10
参考合成例12に記載の1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン0.30g、1−(2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−オール0.20g、炭酸カリウム0.19gおよびアセトニトリル10mLの混合物を加熱還流下4時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物10と記す。)0.23gを得た。
本テトラゾリノン化合物10
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 7.89 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.70 (1H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.41-7.37 (2H, m), 7.26-7.18 (2H, m), 7.06-6.99 (2H, m), 5.76 (1H, d, J = 2.5 Hz), 5.32 (2H, s), 3.88 (3H, s), 3.61 (3H, s), 2.55 (3H, s).
【0066】
合成例11
参考合成例14に記載の1−(2−{[1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オンを1.00g、4−クロロ−2−メトキシフェニルボロン酸0.78g、酢酸銅(II)0.98g、ピリジン0.59mL、モレキュラーシーブ4A 1.50gおよびアセトニトリル15mLの混合物を加熱還流下15時間攪拌した。放冷した反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−(4−クロロ−2−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン(以下、本テトラゾリノン化合物11と記す。)を0.15g得た。
本テトラゾリノン化合物11
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.87 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.42-7.37 (2H, m), 7.26-7.24 (1H, m), 7.03 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.99 (1H, d, J = 2.3 Hz), 5.77 (1H, d, J = 2.5 Hz), 5.30 (2H, s), 3.89 (3H, s), 3.63 (3H, s), 2.55 (3H, s).
【0067】
次に、上記の本テトラゾリノン化合物の合成中間体の合成について参考合成例を示す。
【0068】
参考合成例1
無水塩化アルミニウム21.9gを氷冷下、N,N−ジメチルホルムアミド250mLに加え、15分攪拌した。ここにアジ化ナトリウム10.7gを加え、15分攪拌した後、1−クロロ−3−イソシアナト−2−メチルベンゼン25.0gを加え、80℃で5時間加熱した。冷却後、反応液を、亜硝酸ナトリウム35g、水2Lおよび氷500gの混合物中に攪拌しながら加えた。混合物を10%塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮し、1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン17.0gを得た。
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.32 (3H, s), 7.28-7.36 (2H, m), 7.57 (1H, dd, J = 6.8, 2.2 Hz), 13.08 (1H, s).
【0069】
参考合成例2
参考合成例1に記載の1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン10.00gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mLの混合物に、氷冷下、60%水素化ナトリウム2.30gを加えた。混合物を室温に昇温し、1時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、ヨウ化メチル3.2mLを加えた。混合物を室温に昇温し、14時間攪拌した。反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.56gを得た。
1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.30 (3H, s), 3.73 (3H, s), 7.27 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.28 (1H, d, J = 7.1 Hz), 7.52 (1H, dd, J = 2.7, 6.8 Hz).
【0070】
参考合成例3
参考合成例2に記載の1−(2−メチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.56g、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)0.34g、N−ブロモスクシンイミド1.42gおよびクロロベンゼン30mLの混合物を加熱還流下5時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−ブロモメチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.94gを得た。
1−(2−ブロモメチル−3−クロロフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 3.76 (3H, s), 4.69 (2H, s), 7.35 (1H, dd, J =1.2, 8.1 Hz), 7.43 (1H, t, J = 8.1 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 1.2, 8.1 Hz).
【0071】
参考合成例4
無水塩化アルミニウム19.7gを氷冷下、N,N−ジメチルホルムアミド220mLに加え、15分攪拌した。ここにアジ化ナトリウム9.6gを加え、15分攪拌した後、1−ブロモ−3−イソシアナト−2−メチルベンゼン30.3gを加え、80℃で5時間加熱した。冷却後、反応液を亜硝酸ナトリウム33g、水2Lおよび氷500gの混合物中に攪拌しながら加えた。混合物を10%塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮し、1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン31.4gを得た。
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (DMSO-d
6) δ(ppm): 2.22 (3H, s), 7.34 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.49 (1H, dd, J = 8.2, 1.1 Hz), 7.82 (1H, dd, J = 8.0, 1.0 Hz), 14.72 (1H, s).
【0072】
参考合成例5
参考合成例4に記載の1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン31.40gおよびN,N−ジメチルホルムアミド250mLの混合物に、氷冷下、60%水素化ナトリウム5.90gを加えた。混合物を室温に昇温し、1時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、ヨウ化メチル8.4mLを加えた。混合物を室温に昇温し、14時間攪拌した。反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン)8.47gを得た。
1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.33 (3H, s), 3.73 (3H, s), 7.21 (1H, dt, J = 0.5, 7.8 Hz), 7.30 (1H, dd, J = 1.0, 8.0 Hz), 7.71 (1H, dd, J = 1.2, 8.3 Hz).
【0073】
参考合成例6
参考合成例5に記載の1−(2−メチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン8.47g、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)1.54g、N−ブロモスクシンイミド6.44gおよびクロロベンゼン125mLの混合物を加熱還流下5時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−ブロモメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン7.52gを得た。
1−(2−ブロモメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 3.76 (3H, s), 4.71 (2H, s), 7.34 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 8.0, 1.7 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 7.8, 1.7 Hz).
【0074】
参考合成例7
無水塩化アルミニウム16.0gを氷冷下、N,N−ジメチルホルムアミド180mLに加え、15分攪拌した。ここにアジ化ナトリウム7.8gを加え、15分攪拌した後、1−メトキシ−3−イソシアナト−2−メチルベンゼン17.0gを加え、80℃で4.5時間加熱した。冷却後、反応液を、亜硝酸ナトリウム25g、水2Lおよび氷500gの混合物中に攪拌しながら加えた。混合物を10%塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮し、1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン16.2gを得た。
1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (DMSO-d
6) δ(ppm): 1.99 (3H, s), 3.87 (3H, s), 7.01 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.17 (1H, d, J = 8.1 Hz). 7.36 (1H, t, J = 8.3 Hz), 14.63 (1H, s).
【0075】
参考合成例8
参考合成例7に記載の1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン10.00gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mLの混合物に、氷冷下、60%水素化ナトリウム2.47gを加えた。混合物を室温に昇温し、1時間攪拌した。反応混合物に氷冷下、ヨウ化メチル3.5mLを加えた。混合物を室温に昇温し、14時間攪拌した。反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を10%塩酸、水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン2.19gを得た。
1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.11 (3H, s), 3,72 (3H, s), 3.88 (3H, s), 6.95 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.29 (1H, t, J = 8.2 Hz)
【0076】
参考合成例9
参考合成例8に記載の1−(2−メチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン2.19g、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)0.52g、N−ブロモスクシンイミド2.16gおよびクロロベンゼン40mLの混合物を加熱還流下5時間攪拌した。冷却後、反応液に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−ブロモメチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン2.36gを得た。
1−(2−ブロモメチル−3−メトキシフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 3.74 (3H, s), 3.96 (3H, s), 4.93 (2H, s), 7.02 (1H, dd, J = 1.0, 8.5 Hz), 7.04 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.43 (1H, t, J = 8.1 Hz).
【0077】
参考合成例10
参考合成例6に記載の1−(2−ブロモメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン45.0g、ナトリウムメトキシド37.4gおよびテトラヒドロフラン600mLの混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物に飽和重曹水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮後、1−(2−メトキシメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン36.2gを得た。
1−(2−メトキシメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 3.23 (3H, s), 3.72 (3H, s), 4.67 (2H, s), 7.33 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 1.2, 8.1 Hz), 7.76 (1H, dd, J = 1.5, 7.8 Hz).
【0078】
参考合成例11
参考合成例10に記載の1−(2−メトキシメチル−3−ブロモフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン36.2g、メチルボロン酸23.2g、フッ化セシウム66.7g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物10.6gおよびジオキサン500mlの混合物を90℃で5.5時間攪拌した。冷却後、反応混合物をろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−メトキシメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン25.6gを得た。
1−(2−メトキシメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.48 (3H, s), 3.23 (3H, s), 3.72 (3H, s), 4.42 (2H, s), 7.21 (1H, t, J = 5.1 Hz), 7.35 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0079】
参考合成例12
参考合成例11に記載の1−(2−メトキシメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン25.6g、酢酸50mL及び25%臭化水素−酢酸溶液50mLの混合物を65℃で1時間攪拌した。反応混合物に飽和食塩水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮後、1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オンを27.9g得た。
1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 2.51 (3H, s), 3.75 (3H, s), 4.51 (2H, s), 7.22-7.24 (1H, m), 7.36-7.39 (2H, m).
【0080】
参考合成例13
参考合成例12に記載の1−(2−ブロモメチル−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン1.0g、1−アセチル−1H−ピラゾール−3−オール0.47g、炭酸カリウム0.63gおよびアセトニトリル20mLの混合物を加熱還流下2時間攪拌した。放冷した反応混合物をろ過し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1−アセチル−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン0.58gを得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 8.01 (1H, d, J = 2.9 Hz), 7.43-7.38 (2H, m), 7.26 (1H, dd, J = 6.9, 2.1 Hz), 5.88 (1H, d, J = 2.9 Hz), 5.31 (2H, s), 3.69 (3H, s), 2.55 (3H, s), 2.54 (3H, s).
【0081】
参考合成例14
参考合成例13記載の1−(2−{[1−アセチル−1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オンを3.4g、ナトリウムメトキシド0.59gおよびメタノール30mLの混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を飽和重曹水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−(2−{[1H−ピラゾール−3−イル]オキシメチル}−3−メチルフェニル)−4−メチル−1,4−ジヒドロテトラゾール−5−オン2.5gを得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ(ppm): 9.61 (1H, s), 7.40-7.35 (2H, m), 7.27 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.24 (1H, dd, J = 6.5, 2.8 Hz), 5.63 (1H, d, J = 2.4 Hz), 5.23 (2H, d, J = 11.2 Hz), 3.66 (3H, s), 2.52 (3H, s).
【0082】
前記合成法Aから合成法Cに準じて製造できる本テトラゾリノン化合物12から本テトラゾリノン化合物81を以下に示す。
【0083】
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】
【表6】
【0087】
本組成物における本テトラゾリノン化合物の態様としては、例えば式(1)における置換基が以下に示すものである化合物が挙げられる。
式(1)において、nが0〜2の整数であり、R
1が、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、ニトロ基またはシアノ基であり;R
2がメチル基、シクロプロピル基、塩素原子、臭素原子、エチル基またはメトキシ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、nが0〜2の整数であり、R
1が、ハロゲン原子、メチル基、エチル基またはメトキシ基であり;R
2が、C1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、C2−C3アルケニル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C2アルキルチオ基、またはC2−C3アルキニル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、nが0〜2の整数であり、R
1が、ハロゲン原子、メチル基、エチル基またはメトキシ基であり;R
2がメチル基、シクロプロピル基、塩素原子、臭素原子、エチル基またはメトキシ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、nが0〜2の整数であり、R
1が、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、ニトロ基またはシアノ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、nが0〜2の整数であり、R
1が、ハロゲン原子、メチル基、エチル基またはメトキシ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2が、C1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、C2−C3アルケニル基、C1−C3アルコキシ基、C1−C2アルキルチオ基、またはC2−C3アルキニル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がメチル基、シクロプロピル基、塩素原子、臭素原子、エチル基またはメトキシ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がC1−C3アルキル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がメチル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がエチル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がC3−C4シクロアルキル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がシクロプロピル基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がハロゲン原子であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2が塩素原子であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2が臭素原子であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物。
式(1)において、R
2がメトキシ基であるテトラゾリノン化合物。
【0088】
本組成物の態様としては、例えば以下のものが挙げられる。
【0089】
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物I〜VIのいずれか一とを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C3アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物I〜VIのいずれか一とを含有する植物病害防除組成物。
【0090】
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物Iとを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物IIとを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物IIIとを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物IVとを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物Vとを含有する植物病害防除組成物。
式(1)において、nが1または2であり、R
1がハロゲン原子またはC1−C6アルコキシ基であり、R
2がC1−C3アルキル基、C3−C4シクロアルキル基、ハロゲン原子、またはC1−C3アルコキシ基であるテトラゾリノン化合物と、化合物VIとを含有する植物病害防除組成物。
【0091】
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Iとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Iとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Iとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Vとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Vとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Vとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物VIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IXとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IXとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物IXとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Xとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Xとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物Xとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XVIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIXとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIXとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XIXとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXVIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIXとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIXとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXIXとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIIとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIIとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIIIとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIVとを、0.1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIVとを、1:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
本テトラゾリノン化合物1から本テトラゾリノン化合物81までのいずれか一化合物と化合物XXXIVとを、10:1の割合で含有する植物病害防除組成物;
【0092】
次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。
【0093】
製剤例1
前記本組成物のいずれか1組成物50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸マグネシウム2部及び合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合することにより、製剤を得る。
【0094】
製剤例2
前記本組成物のいずれか1組成物20部とソルビタントリオレエ−ト1.5部とを、ポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部と混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中に、キサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合し、製剤を得る。
【0095】
製剤例3
前記本組成物のいずれか1組成物2部、カオリンクレ−88部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより、製剤を得る。
【0096】
製剤例4
前記本組成物のいずれか1組成物5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部及びキシレン75部をよく混合することにより、製剤を得る。
【0097】
製剤例5
前記本組成物のいずれか1組成物2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレ−65部をよく粉砕混合した後、水を加えてよく練り合せ、造粒乾燥することにより、製剤を得る。
【0098】
製剤例6
前記本組成物のいずれか1組成物10部;ポリオキシエチレンアルキルエ−テルサルフェ−トアンモニウム塩50%を含むホワイトカ−ボン35部;及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
【0099】
次に、本組成物が植物病害の防除に有用であることを試験例で示す。
なお防除効果は、調査時の供試植物上の病斑の面積を目視観察し、本組成物を処理した植物の病斑の面積と、無処理の植物の病斑の面積とを比較することにより評価した。
【0100】
各試験での「効力」とは以下の式1で表される値を意味し、その数値によって[表7]のようにランク付けする。
「式1」
効力=100×(X−Y)/X
X:無処理区の菌の生育度
Y:処理区の菌の生育度
【0101】
【表7】
【0102】
試験例1 コムギ葉枯病菌(Septoria tritici)に対する防除試験
それぞれDMSO(ジメチルスルホキシド)に所定濃度で希釈した供試化合物をタイタープレート(96ウェル)に1μl分注したのち、あらかじめコムギ葉枯病菌の分生胞子を接種したジャガイモ煎汁液体培地(PDB培地)を150μl分注した。このプレートを4日間、18℃で培養してコムギ葉枯病菌を増殖させたのち、タイタープレートの各ウェルの550nmの吸光度にて、コムギ葉枯病菌の生育度を測定した。その生育度をもとに、「式1」を用い効力を算出し、[表7]に従ってランク付けした。
その結果を[表8]から[表18]に示す。
【0103】
【表8】
【0104】
【表9】
【0105】
【表10】
【0106】
【表11】
【0107】
【表12】
【0108】
【表13】
【0109】
【表14】
【0110】
【表15】
【0111】
【表16】
【0112】
【表17】
【0113】
【表18】