(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に使用する一般式(1)で表される化合物は、下記の構造式で表される。
【0013】
(式中、R
1及びR
2はそれぞれ炭素数28〜36のアルキル基を表し、R
3及びR
4はそれぞれ炭素数4〜13の炭化水素基を表し、m及びnはそれぞれ10〜500の数を表し、xは1〜1000の数を表し、yは0〜10の数を表す。)
【0014】
一般式(1)のR
1及びR
2はそれぞれ炭素数28〜36のアルキル基を表す。こうしたアルキル基としては、例えば、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テトラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサトリアコンチル基等の直鎖アルキル基;イソオクタコシル基、イソノナコシル基、イソトリアコンチル基、イソヘントリアコンチル基、イソドトリアコンチル基、イソトリトリアコンチル基、イソテトラトリアコンチル基、イソペンタトリアコンチル基、イソヘキサトリアコンチル基、2−ドデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルヘキサデシル基、2−テトラデシルオクタデシル基、2−ヘキサデシルオクタデシル基、2−ヘキサデシルエイコシル基等の分岐アルキル基が挙げられる。これらの中でも、使用感が良好なことから分岐のアルキル基が好ましく、2位分岐アルキル基がより好ましく、炭素数32の2位分岐アルキル基が更に好ましい。炭素数が28未満になると良好な使用感が得られず、炭素数が36を超えると原料の入手が困難になる。
【0015】
一般式(1)のR
3及びR
4は炭素数4〜13の炭化水素基を表す。こうした炭化水素としてはブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、ウンデシレン基、ドデシレン基、フェニレン基、メチルフェニレン基、ジメチルフェニレン基、エチルフェニレン基、プロピルフェニレン基、ブチルフェニレン基、ナフタレン基等が挙げられる。なお、当該炭化水素基は、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシル基を含んでもよい。また、これらの基は、一般式(1)で表される化合物を製造する際に、原料として使用する下記の一般式(3)及び一般式(4)で表されるジイソシアネート化合物由来のものである。
【0016】
OCN−R
3−NCO (3)
(式中、R
3は炭素数4〜13の炭化水素基を表す。)
【0017】
OCN−R
4−NCO (4)
(式中、R
4は炭素数4〜13の炭化水素基を表す。)
【0018】
こうしたジイソシアネート化合物としては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブトキシヘキサンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、4,4’−ビスシクロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチルベンゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシアネート、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6−ナフタレンジイソシアネート、2,7−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネートが挙げられる。これらの中でも脂肪族ジイソシアネートが好ましく、R
3及びR
4の炭素数が6〜10の脂肪族ジイソシアネート化合物がより好ましい。また一般式(1)で表される化合物の製造が容易であることから、一般式(3)で表される化合物と一般式(4)で表される化合物は同一であること、つまりR
3及びR
4は同一であることが好ましい。
【0019】
一般式(1)のm及びnはそれぞれオキシエチレン基の付加モル数であり10〜500の数を表すが、50〜150の数が好ましい。また、mとnの値は同一でも異なっていてもよいが、製造が容易であることから同一であることが好ましい。これらの数が10未満になると、ゲルを生成できない場合や一般式(1)で表される化合物を製造する際に製品粘度が上がりすぎて製造できなくなる場合があり、500を超えると製造時間や製造経費がかかり過ぎるため経済的に好ましくない。
【0020】
一般式(1)のxは1〜1000の数を表すが、50〜800が好ましく、100〜500がより好ましい。xの値が1000を超えると製造時間や製造経費がかかり過ぎるため経済的に好ましくない。
【0021】
一般式(1)のyは0〜10の数を表す。一般式(1)の化合物を効率的に得る方法は後に詳しく示すが、好ましい製法上、yの値が異なる化合物が同時に生成する。それぞれの化合物の比率は特に指定はなく、例えば、y=1のみの化合物であっても、y=0〜10の化合物がそれぞれ一定量混合した組成物であってもよい。yの値が異なる化合物が混合した組成物にあっては、それらの混合割合は特に規定されないが、yの値が1〜3の化合物の割合は50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。
【0022】
一般式(1)で表される化合物の具体的な製造方法としては、例えば、一般式(5)及び一般式(6)で表されるアルコールをそれぞれ1モルに対して、一般式(7)で表されるポリエチレングリコールを0.8〜1.5モル添加した混合物に、一般式(3)及び一般式(4)で表されるジイソシアネートをそれぞれ1〜1.5モル添加して、60〜100℃で1〜10時間反応させる方法や、一般式(7)で表されるポリエチレングリコール1モルに対して、一般式(3)及び一般式(4)で表されるジイソシアネートをそれぞれ1〜1.5モル添加して、60〜100℃で1〜5時間反応した後、一般式(5)及び一般式(6)で表されるアルコールをそれぞれ0.8〜1.5モル添加して更に同温度で1〜5時間反応する方法が挙げられる。これらの方法によって得られる一般式(1)で表される化合物は、y=0の割合が1〜15質量%、y=1の割合が15〜50質量%、y=2の割合が10〜35%、y=3以上の化合物の合計量の割合が0〜74質量%になる。また、一般式(1)においてy=0の化合物のみを製造するのであれば、一般式(5)及び一般式(6)で表されるアルコールそれぞれ1モル(合計2モル)に、一般式(3)で表されるジイソシアネートを1モル添加して60〜100℃で1〜10時間反応させればよい。
【0024】
(式中、R
1は炭素数28〜36のアルキル基を表し、mは10〜500の数を表す。)
【0026】
(式中、R
2は炭素数28〜36のアルキル基を表し、nは10〜500の数を表す。)
【0028】
(式中、xは1〜1000の数を表す。)
【0029】
上記の反応は無触媒でも進むが、触媒を使用してもよく、触媒としては例えば、四塩化チタン、塩化ハフニウム、塩化ジルコニウム、塩化アルミニウム、塩化ガリウム、塩化インジウム、塩化鉄、塩化スズ、フッ化硼素等の金属ハロゲン化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ソヂウムメチラート、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、アルコラート物、炭酸塩;酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化ナトリウム等の金属酸化物;テトライソプロピルチタネート、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ビス(2−エチルヘキシルチオグリコレート)等の有機金属化合物;オクチル酸ナトリウム、オクチル酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の石鹸を、全体の系に対して0.01〜1質量%程度使用すればよい。
【0030】
本発明の化粧料用ゲル状組成物は、水100質量部に対して上記一般式(1)で表される化合物を0.05〜3質量部、好ましくは0.1〜2質量部含有するものである。一般式(1)で表される化合物を水に完全に溶解させることで無色透明のゲルが得られるが、その添加量によってゲルの硬さを調整することができる。添加量が0.05質量部未満になると適度な硬さを持つゲルが得られず、3質量部を超えると不溶解物が残る場合やゲルが硬くなりすぎて化粧料用のゲルとしては使用が困難になる場合がある。また上記の配合割合であれば、水と油類との乳化物に一般式(1)で表される化合物を配合することも可能である。この場合、白乳色のゲルが得られ、乳液やクリーム等の化粧料に利用することができる。
【0031】
本発明の化粧料用ゲル状組成物は、水及び一般式(1)で表される化合物を含有する本発明の化粧料用ゲル状組成物に、更に当該化粧料用ゲル状組成物中の水100質量部に対して下記の一般式(2)で表される化合物を1〜20質量部添加することが好ましく、2〜10質量部添加することがより好ましい。一般式(2)で表される化合物を添加することでゲルの粘度を増加させる効果が得られる。これにより一般式(1)で表される化合物の添加量が少量でも、希望とする粘度のゲルを得ることができるため経済的に有利になる。また、ゲル中の一般式(1)で表される化合物が少なくなるため、皮膚に塗布したときの残存物のない使用感に優れ、更に相対的に水の量が多くなるため、皮膚に接触したときの安全性も相対的に高くなる。一般式(2)で表される化合物の添加量が1質量部未満の場合、ゲルを増粘させる効果が得られない場合があり、20質量部を超えると添加量に見合った効果が得られない場合やゲルを減粘させてしまう場合がある。
【0032】
一般式(2)で表される化合物の添加方法は規定されず、例えば、水及び一般式(1)で表される化合物からなる本発明の化粧料用ゲル状組成物に一般式(2)で表される化合物を添加し、均一になるまで混合する方法や、水、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物を同時に混合してもよい。
HO−R
5−OH (2)
(式中、R
5は炭素数3〜8のアルキレン基を表す。)
【0033】
一般式(2)のR
5は炭素数3〜8のアルキレン基を表す。こうしたアルキレン基としては、例えば、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基、ペンチレン基、イソペンチレン基、ヘキシレン基、イソヘキシレン基、ヘプチレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、イソオクチレン基等が挙げられる。また、一般式(2)で表される化合物の具体的な化合物としては、例えば、1,2−プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,8−オクタンジオール等が挙げられる。これらの中でも、系を増粘させる効果が高いことからR
5は炭素数3〜6のアルキレン基であることが好ましく、炭素数3〜4のアルキレン基であることがより好ましく、炭素数4のアルキレン基が更に好ましい。
【0034】
本発明の化粧料用ゲル状組成物は、上記の必須成分に加え、本発明の効果を阻害しない範囲内で、化粧料に使用されるその他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤等の1種又は2種以上を必要に応じて適宜配合することができる。なお、下記の記載において「POE」は「ポリオキシエチレン」を表し、「POP」は「ポリオキシプロピレン」を表す。
【0035】
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
【0036】
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0037】
ロウとしては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
【0038】
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール油脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
【0039】
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
【0040】
エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
【0041】
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
【0042】
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルメチルタウリンナトリウム等);リン酸エステル塩(POE−オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE−ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE−アルキルエーテルカルボン酸;POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0043】
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE−アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
【0044】
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル;POE−ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノオレート、POE−ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート、POE−ソルビットモノステアレート等);POE−グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−モノオレエート等);POE−脂肪酸エステル類(例えば、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE−アルキルエーテル類(例えば、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP−アルキルエーテル類(例えば、POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等);テトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE−ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE−ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE−アルキルアミン;POE−脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
【0045】
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
【0046】
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン、ジェランガム等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0047】
水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等);ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
【0048】
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
【0049】
多価アルコールとしては、例えば、3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0050】
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
【0051】
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
【0052】
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0053】
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【0054】
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0055】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
【0056】
本発明の化粧料は、本発明の化粧料用ゲル状組成物を含有した化粧料である。本発明の化粧料用ゲル状組成物は、一般式(1)で表される化合物等の添加量を調整することで、流動性のある粘稠液体にすることや、弾力性のあるゲルにすることができる。これらのゲルの形態は、使用する化粧料の種類によって適宜選択すればよい。なお、化粧料の種類に応じて化粧料への一般式(1)で表される化合物の添加量は異なるが、通常、本発明の化粧料が0.03〜2.5質量%、好ましくは、0.05〜2.0質量%の一般式(1)で表される化合物を含むように、本発明の本発明の化粧料用ゲル状組成物を使用する。
【0057】
使用できる化粧料としては、例えば、クリーム、洗顔クリーム、洗顔フォーム、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、マッサージクリーム、モイスチュアクリーム、日焼け止めクリーム、ヘアリキッド、セットローション、ヘアブリーチ、カラーリンス、パーマネントウェーブ液、ハンドクリーム、口紅、液状ファンデーション、化粧水、化粧液、乳液、オーデコロン、爪用化粧品、マスカラ、アイライナー、シャンプー、リンス、トリートメント、ボディーソープ等が挙げられるが、肌への使用感が良好なことから、直接肌に塗布するクリーム、美容液、化粧水、乳液及び液状ファンデーション等に使用することが好ましい。
【実施例】
【0058】
以下本発明を実施例により、具体的に説明する。なお、下記の記載において「EO」は「エチレンオキシド」を表す。
【0059】
<サンプルの製造>
温度計、窒素導入管及び攪拌機を付した容量3000mlの4つ口フラスコに重量平均分子量8000のポリオキシエチレングリコール(PEG1)を800g(0.1モル)、炭素数28アルコール(2−ドデシルヘキサデカノール)EO50モル付加物(アルコール1)を522g(0.2モル)仕込んで80〜90℃で溶解混合させた後、系内にヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)34g(0.2モル)を加え、80〜90℃で3時間反応させて化合物1を得た。なお同様の装置及び同様の方法で、下記の原料を使用して化合物2〜17を製造した。各化合物における原料の反応比を表1及び表2に記す。
【0060】
<サンプル製造に使用した原料>
アルコール1:2−ドデシルヘキサデカノール(炭素数28)50EO付加物
アルコール2:2−テトラデシルヘキサデカノール(炭素数30)50EO付加物
アルコール3:2−テトラデシルオクタデカノール(炭素数32)50EO付加物
アルコール4:2−ヘキサデシルオクタデカノール(炭素数34)50EO付加物
アルコール5:2−ヘキサデシルエイコサノール(炭素数36)50EO付加物
アルコール6:2−テトラデシルオクタデカノール(炭素数32)100EO付加物
アルコール7:2−テトラデシルオクタデカノール(炭素数32)200EO付加物
アルコール8:2−ドデシルテトラデカノール(炭素数26)50EO付加物
アルコール9:2−デシルテトラデカノール(炭素数24)50EO付加物
アルコール10:ステアリルアルコール(炭素数18)50EO付加物
【0061】
PEG1:ポリエチレングリコール(重量平均分子量8000)
PEG2:ポリエチレングリコール(重量平均分子量10000)
PEG3:ポリエチレングリコール(重量平均分子量20000)
HDI:ヘキサメチレンジイソシアネート
H−MDI:4,4’−ビスシクロヘキシルメタンジイソシアネート
TDI:トリレンジイソシアネート
PG:プロピレングリコール
BD:1,3−ブタンジオール
HD:1,2−ヘキサンジオール
OD:1,2−オクタンジオール
EG:エチレングリコール
DD:1,2−デカンジオール
BA:ブタノール
GL:グリセリン
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
化合物1:m=n=50、R
1=R
2=2−ドデシルヘキサデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物2:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルヘキサデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物3:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物4:m=n=50、R
1=R
2=2−ヘキサデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物5:m=n=50、R
1=R
2=2−ヘキサデシルエイコシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物6:m=n=100、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物7:m=n=200、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物8:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物9:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物10:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=ジシクロヘキシルメタン4,4’−ジイル基
化合物11:m=n=50、R
1=R
2=2−テトラデシルオクタデシル基、R
3=R
4=トルエンジイル基
【0065】
化合物12:m=n=50、R
1=R
2=2−ドデシルテトラデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物13:m=n=50、R
1=R
2=2−デシルテトラデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物14:m=n=50、R
1=R
2=オクタデシル基、R
3=R
4=(CH
2)
6
化合物15:m=n=50、R
1=R
2=2−ドデシルテトラデシル基、R
3=R
4=ヘキシレン基
化合物16:m=n=50、R
1=R
2=2−ドデシルテトラデシル基、R
3=R
4=ジシクロヘキシルメタン4,4’−ジイル基
化合物17:m=n=100、R
1=R
2=2−ドデシルテトラデシル基、R
3=R
4=トルエンジイル基
【0066】
なお、化合物1〜17のyの値を以下の方法を用いて求めた。
<GPC分析>
サンプルの製造によって得られた化合物の分子量分布をGPC(ゲルパーミレーションクロマトグラフィー)を使用して測定し、得られたチャートの面積比よりyの値を算出した。なお、測定に使用した機器および条件は下記のとおりである。
使用カラム:TSKgel G4000Hxl、G3000Hxl、G2000Hxl(いずれも東ソー株式会社製)を直列に接続。
溶離液:THF(テトラヒドロフラン)
流量:1ml/分
検出器:HLC−8120GPC(RI)
サンプル濃度:0.1質量%(THF溶液)
サンプル量:200μl
カラム温度:40℃
【0067】
上記方法により求めたyの値を以下のように示す。また、化合物1〜17のxの値も以下の表に示す。
【0068】
【表3】
【0069】
<本発明品及び比較品の評価>
表4及び表5の配合に従い、上記の化合物1〜17を水に添加し、均一に溶解するまで混合してゲルを作成した。また、化合物1〜17、水及び各種アルコールを混合したゲルを作製した。これら作製したゲルの粘度を測定し、10人のパネラーによってこれらのゲルを皮膚に塗布したときの使用感(みずみずしさ、べたつき感のなさ、なじみのよさ、残存物のなさ)を下記の方法によって評価し、結果を表4及び表5に記載した。また各ゲルについてB型粘度計にて25℃の粘度を測定した。
【0070】
(評価)
◎:8名以上が使用感に優れると回答
○:6〜7名が使用感に優れると回答
△:3〜5名が使用感に優れると回答
×:2名以下が使用感に優れると回答
【0071】
【表4】
【0072】
【表5】
【0073】
【表6】
【0074】
化合物1、キサンタンガム(東京化成工業株式会社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール980、日本ルーブリゾール株式会社製)の3種類のゲル化剤を水に溶解してゲル状物質を作った。具体的には化合物1の2質量%水溶液のゲル、キサンタンガムの3質量%水溶液のゲル、カルボキシビニルポリマーの1質量%水溶液のゲルを作り、それぞれのゲルをトリエタノールアミンでpH9に調整した。
【0075】
各ゲル状物質に塩(NaCl)をゲル全量に対して3質量%になるように添加した場合と、塩酸を添加してpHを1.7に変化させた場合のゲルの挙動をレオメーターで(せん断速度0.01s
-1〜0.4s
-1の範囲)連続的に測定した。使用機器、測定条件は下記の通りである。
<使用機器>
装置名:MCR301(Anton Paar GmbH製)
<測定条件>
測定治具:CP25−2(コーンプレート、φ25mm、角度2°)
測定位置:0.104mm(ステージからパラレルプレートまでの距離)
測定温度:25℃
【0076】
1)塩を添加した場合
【表7】
【0077】
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】
2)pHを変化させた場合
pHを9から1.7に変化させた場合の粘度を、せん断速度0.01s
-1のときの値で比較した。
【0080】
【表10】
【0081】
カルボキシビニルポリマーは、塩を添加した場合及びpHを変化させた場合のいずれも大きく粘度が変化している。キサンタンガムはpHの変化に対しては化合物1とあまり変わらないが、塩の添加に対しては粘度の変化が化合物1に比べてかなり変化している。化合物1は、いずれの場合も粘度の変化が少なく安定である。