(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6366505
(24)【登録日】2018年7月13日
(45)【発行日】2018年8月1日
(54)【発明の名称】クラウドソーシングされたデータの収集のための自動コード生成
(51)【国際特許分類】
G06F 8/00 20180101AFI20180723BHJP
G06F 8/30 20180101ALI20180723BHJP
G06F 9/06 20060101ALI20180723BHJP
【FI】
G06F8/00
G06F8/30
G06F9/06
【請求項の数】16
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-535697(P2014-535697)
(86)(22)【出願日】2011年10月11日
(65)【公表番号】特表2014-532244(P2014-532244A)
(43)【公表日】2014年12月4日
(86)【国際出願番号】US2011055824
(87)【国際公開番号】WO2013055322
(87)【国際公開日】20130418
【審査請求日】2014年5月27日
【審判番号】不服2016-17289(P2016-17289/J1)
【審判請求日】2016年11月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ケサバン、ヴィジャイ サラシ
(72)【発明者】
【氏名】グオ、シンガン
(72)【発明者】
【氏名】ランガラジャン、アナンド
(72)【発明者】
【氏名】ロルツ、ヴィクター
(72)【発明者】
【氏名】ラシ、ソムヤ
【合議体】
【審判長】
高木 進
【審判官】
辻本 泰隆
【審判官】
須田 勝巳
(56)【参考文献】
【文献】
特開2008−242805(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/106443(WO,A1)
【文献】
特開2008−84259(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F9/06
G06F8/00-8/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバによりクラウドソーシングされるデータを収集する自動データ収集器を備えるクライアントデバイスのタイプを含むソースコードの機能を特定することを可能にするインターフェースを、前記クライアントデバイスが備えるコード開発器がユーザに提供することと、
前記タイプに対応する複数のクライアントデバイスの複数の自動データ収集器により収集され、前記サーバによりクラウドソーシングされるデータを扱うべく、前記サーバが備える自動コード生成器が、前記コード開発器と協働して、前記機能を有する前記ソースコードを自動的に生成することを含み、
前記機能は、利用可能なWiFiホットスポットに存在する前記タイプに対応するクライアントデバイスの自動データ収集器が、前記クラウドソーシングされるデータを自動的に収集し、前記クラウドソーシングされるデータを前記サーバにアップロードすることを含む、方法。
【請求項2】
前記機能は、前記自動データ収集器が位置情報データを前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記機能は、前記自動データ収集器が写真情報を前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記機能は、生成された前記ソースコードへのアクセスを制御することを含む、請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記機能は、前記自動データ収集器を備えるクライアントデバイスであるモバイルコンピュータが前記クラウドソーシングされるデータを収集することを含む、請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記サーバが備える前記自動コード生成器においてソースコードを自動的に生成することを含む、請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
サーバによりクラウドソーシングされるデータを収集する自動データ収集器を備えるクライアントデバイスのタイプを含むソースコードの機能を特定することを可能にするインターフェースを、ユーザに提供する、前記クライアントデバイスが備えるコード開発器と協働することにより、前記タイプに対応する複数のクライアントデバイスの複数の自動データ収集器により収集され、前記サーバによりクラウドソーシングされるデータを扱うべく、自動コード生成器が、前記機能を有する前記ソースコードを自動的に生成する手順をコンピュータに実行させ、
前記機能は、利用可能なWiFiホットスポットに存在する前記タイプに対応するクライアントデバイスの自動データ収集器が、前記クラウドソーシングされるデータを自動的に収集し、前記クラウドソーシングされるデータを前記サーバにアップロードすることを含む、プログラム。
【請求項8】
前記機能は、前記自動データ収集器が位置情報データを前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記機能は、前記自動データ収集器が写真情報を前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項7または8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記機能は、生成された前記ソースコードへのアクセスを制御することを含む、請求項7から9の何れか一項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記機能は、前記自動データ収集器を備えるクライアントデバイスであるモバイルコンピュータが、前記クラウドソーシングされるデータを収集することを含む、請求項7から10のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
サーバであって、
前記サーバによりクラウドソーシングされるデータを収集する自動データ収集器を備えるクライアントデバイスのタイプを含むソースコードの機能を特定することを可能にするインターフェースをユーザに提供する、前記クライアントデバイスが備えるコード開発器と協働することにより、前記タイプに対応する複数のクライアントデバイスの複数の自動データ収集器により収集され、前記サーバによりクラウドソーシングされるデータを扱うべく、前記機能を有する前記ソースコードを自動的に生成する自動コード生成器として機能するプロセッサと、
前記プロセッサに結合された記憶装置と、を備え、
前記機能は、利用可能なWiFiホットスポットに存在する前記タイプに対応するクライアントデバイスの自動データ収集器が、前記クラウドソーシングされるデータを自動的に収集し、前記クラウドソーシングされるデータを前記サーバにアップロードすることを含む、サーバ。
【請求項13】
前記機能は、前記自動データ収集器が位置情報データを前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項12に記載のサーバ。
【請求項14】
前記機能は、前記自動データ収集器が写真情報を前記クラウドソーシングされるデータとして自動的に収集することを含む、請求項12または13に記載のサーバ。
【請求項15】
前記機能は、生成された前記ソースコードへのアクセスを制御することを含む、請求項12から14の何れか一項に記載のサーバ。
【請求項16】
前記機能は、前記自動データ収集器を備えるクライアントデバイスであるモバイルコンピュータが前記クラウドソーシングされるデータを収集する、請求項12から15の何れか一項に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本願は、概して、クラウドソーシングされたデータ(crowdsourced data)による入力がなされるインターネットウェブサイトに関する。
【0002】
クラウドソーシングされたデータとは、インターネットを介して、不特定多数の人によって提供されるデータである。例えば、トラフィック測定システムでは、交通状況について、マップが維持される。実際のデータは、車道を利用するユーザによって提供されてもよく、ユーザが遭遇した交通状況についての情報が提供される。この情報を収集して、ユーザフレンドリーなディスプレイに掲載してもよい。
【0003】
交通に関する別のクラウドソースデータの利用では、速度違反取締装置(speed trap)についての情報を掲載するウェブサイトに関係する。ソース情報は、速度違反取締装置の位置についての情報をウェブサイトに投稿する運転者からもたらされる。
【0004】
クラウドソーシングされたデータの利点の1つは、ウェブサイトホストがほとんどコストをかけることなく、このようなデータを収集および表示できることである。その経済的性質から、通常は非常にコストがかかり利用できないような機能も、提供できると考えられる。データを提供するタスクを、多数の人で分担することにより、非常に意義のある多量のデータを、ある場合には、ほぼ自動化された態様で、収集および表示できると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】本発明の一実施形態を概略的に示した図である
【
図2】本発明の一実施形態に係るコード開発器のフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施形態に係るコード生成器のフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態に係る、コード生成されたアプリケーションへのアクセスを制御するためのシーケンスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
ある実施形態では、クラウドソーシングされたデータが入力されるアプリケーションは、コード生成器によって自動的に生成されてもよい。この場合、アプリケーションおよびアプリケーションを構成するデータは、ホストが実質的にコストを掛けることなく、開発されてもよい。その結果、ユーザカスタマイズされたアプリケーションを容易に利用可能とすることができ、十分に多数の個人から収集されたクラウドソーシングされたデータがアプリケーションに入力されることから、一人一人の負担は相対的に小さく済む上に、収集されたデータおよび得られるアプリケーションは非常に有用であると考えられる。詳細には、データ収集が自動的に行われる場合、データ供給側の負担は小さくなると考えられる。
【0007】
図1に示すように、システム10を構成する2つの基本的な要素は、サーバー12およびクライアント30である。クライアント30は、インターネット24を介してサーバー12に結合される有線デバイスまたは無線デバイスであってもよい。クライアント30と基地局26との間のインターネット接続は、アンテナ28および32を使用した無線接続でおこなわれてもよい。この場合、ある実施形態では、モバイルデータ収集が提供されてもよい。
【0008】
サーバー12は、一実施形態では、クラウド(cloud)の一部であってもよく、メモリ18に結合されたプロセッサ14を含んでもよい。プロセッサ14はまた、自動コード生成器16と結合されてもよく、自動コード生成器16は、自動的にアプリケーションを生成するための自動コード生成器を含み、アプリケーションの特性は、質問に答え、コード入力データ、コード機能および出力データを供給するためのユーザインターフェースを利用するユーザによって選択される。ある実施形態では、得られたコード20を、メモリに格納してもよい。
【0009】
コードへのアクセスを、アクセス許可を得ている人に限定するために、アクセス制御エージェント15が提供されてもよい。インターフェース22は、インターネット24とサーバー12とのインタラクションを提供してもよい。
【0010】
無線の実施形態では、クライアント30およびアンテナ32と通信を行うのに、アンテナ28を有する基地局26を使用してもよい。
【0011】
クライアント30は、アンテナ32に結合された無線送受信機34を有してもよい。無線送受信機は、プロセッサ36と通信を行い、プロセッサ36は、メモリ38、コード開発器42およびデータ収集器40と結合される。ある実施形態では、データ収集器40は、協力的な参加者からのクラウドソーシングされたデータを自動的に収集する自動データ収集器であってもよい。例えば、ユーザの現在の位置についての情報は、ある場合には、位置についての情報を送ることを実際にユーザに要求せずに、自動的に収集してもよい。別の場合には、データ収集に制限かけられてもよい。
【0012】
この場合、データ収集器40は、利用可能なセンサ44および46に結合されてもよい。利用可能なセンサは、ユーザの現在位置を検出するグローバルポジショニングシステム(GPS)、ユーザの速度/運動の程度を検出する加速度計、周囲のノイズを検出するマイク、周囲の物体を検出するカメラ、および、その他の従来のセンサが含まれてもよい。コード開発器42は、ユーザが望むコードをカスタム設計するのにコード生成器が必要とする情報を提供するべく、コード生成器16と協働する場合があるインターフェースである。この場合、ユーザには、複数の質問が提示されてもよい。ユーザの回答により、どのようにコードが開発され、コードが何をし、出力をどのように提供するかが決定される。
【0013】
コード開発器42は、例えば、マウスまたはタッチスクリーンであるユーザインターフェースに選択肢を提供してもよく、例えば、コードが何をするか、どのようにコードが実行するかを指定するべくユーザにより選択される。そして、コード生成器16が実際にソースコードを生成して、ソースコードまたはオブジェクトコードとしてサーバに格納し、格納されたコードは、ある場合には、コードの作成者だけでなく、一般のメンバーによってもアクセスされる。
【0014】
非制限的な一例として、利用可能なWiFiホットスポットについての情報を提供するウェブサイトを開設したいと望む人がいるとする。ユーザは、協力的な参加者が提供する入力情報のタイプを指定してもよい。情報は、例えば、WiFiサイトのグローバルポジショニングシステム(GPS)の座標である。とられるべきアクションとして、ウェブサイトのグローバルポジショニングシステムの座標のリストをコンパイルして、リクエストしているユーザと最も近くのWiFiホットスポットとの間の距離を判断することが考えられる。その出力は、サービスを要求しているユーザが現在どこに位置するのかおよび最も近いWiFiホットスポットがどこかを示すマップを提供してもよい。これは、ユーザがWiFiホットスポットに存在することをユーザが示した時に、ユーザの現在位置についてのデータを収集し、当該データと、すでに収集されているWiFiホットスポットの位置についてのデータとを比較することによって、判断されてもよい。
【0015】
そして、協力的なユーザに、このような情報表示に応答して、ユーザがWiFiホットスポットに到着した時、および、自動的に取得されてもよいグローバルポジショニングシステムの座標を、示すように要求してもよい。そして、コード生成器は、協力的なユーザからの情報を自動的に収集して、収集した情報を許可を受けリクエストしているユーザに自動的に提供するアプリケーションを提供する。これは、人間のプログラムからのプログラミングのやり取りなしに行うことができ、ある実施形態では、ボランティアからコストなしで提供された情報のみをウェブサイトに入力することができる。このように、カスタマイズされた低コストの民衆に根差したウェブサイトを生成できるという可能性は、計り知れない機会および利益をもたらす場合がある。
【0016】
図2に示すように、コード開発器42は、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはハードウェアによって実装されてもよい。ソフトウェアおよびファームウェアの実施形態では、例えば、磁気、光学または半導体メモリのような、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体に格納されるコンピュータ実行コードによって実装されてもよい。ある場合には、コード開発器が、クライアントデバイス30に存在してもよく、別の場合には、例えば、基地局26またはサーバ12に存在してもよい。
【0017】
コード開発器42は、コードイニシエータ候補にクエリ(質問)を提示する複数のグラフィカルユーザインターフェースを生成して、コード生成器16が、ユーザが思い描く機能を実装するべく自動的にコードを生成可能なようにしてもよい。ある実施形態では、ドロップダウンボックスにより、これらの質問に対して、マウスまたはタッチすることにより選択可能な複数の回答を提供してもよい。この場合、一実施形態では、コード開発器シーケンスは、ブロック48に示すように、入力データのタイプを受信してもよい。例えば、上記のWiFiの例では、入力データのタイプは、グローバルポジショニングシステムの座標である。そして、ブロック50に示すように、入力データフォーマットを受信してもよい。フォーマットは、WiFiの例では、特定の電子データフォーマットでのグローバルポジショニングシステムの座標のような、自動的に収集されるデータのための特定のデータフォーマットを指定してもよい。
【0018】
そして、ある実施形態では、ブロック52において、開発されたコードとユーザアクセス可能名とを関連付けるために、アプリケーション名を受信してもよい。次に、ブロック54に示すように、データソースが特定されてもよい。データソースは、データ提供側からクラウドソーシングされた情報を収集するために、どのセンサを起動するべきかを示してもよい。ブロック56において、出力宛先を受信してもよい。これは、どのタイプのクライアントデバイスまたはその他のデバイスがコード生成器16から出力を受信してもよいかを指定してもよい。これらデバイスのタイプに基づいて、出力のフォーマットを判断してもよい。例えば、デスクトップコンピュータが必要とするフォーマットよりも、携帯電話が必要とするフォーマットは、多様となる場合がある。
【0019】
次に、ブロック58に示すように、入力/出力パスを受信および指定してもよい。これは、情報をどのように伝達および送信すべきかを示す。例えば、2つの例として、情報は、インターネットまたは携帯電話ネットワークを介して伝達および/または送信されてもよい。次に、ブロック60において、入力収集タイミングを受信してもよい。これは、収集クライアントデバイスからサーバへと、どのような頻度でデータを収集またはアップロードするかを指定してもよい。ブロック62において、開発されたコードがとる実際のアクションが、指定される。この例では、アクションは、ユーザの現在位置と利用可能な複数のWiFiホットスポットとを比較して、どのWiFiホットスポットが最も近いかを判断し、最も近いWiFiホットスポットのマップ上でユーザの現在位置を示す情報を提供することである。
【0020】
最後に、ブロック64において、指定された出力フォーマットを受信してもよい。これは、出力のグラフィックス特性、関連付けられたテキスト、電子フォーマットおよびその他有用であると考えられる情報を含んでもよい。
【0021】
次に
図3に示すように、コード生成器16は、ソフトウェア、ハードウェアおよび/またはファームウェアに実装されてもよい。ソフトウェアおよびファームウェアの実施形態では、半導体、磁気または光学式記憶装置のような非一時的コンピュータ読み取り可能媒体に格納されたコンピュータ実行コードによって実装されてもよい。一般的に、コード生成器は、サーバ12に位置するが、ある実施形態では、基地局26および/またはクライアント局30において利用可能であってもよい。ハードウェアの実施形態では、コード生成器は、プロセッサを含んでもよい。
【0022】
ブロック64に示すように、シーケンス16は、コード開発器42が提供する入力を使用して、コードまたはアプリケーションを開発することにより開始する。そして、ひし形68において、アプリケーションを実際に使用するリクエストがあったかを判断するチェックを行う。リクエストがあった場合、ブロック70に示すように、出力を生成するのに必要なデータを、自動データ収集器から取得する。ある場合には、データ収集器は、リクエストを行っている個人と関連付けられてもよく、別の場合には、このオペレーションは、データを収集したが、まだサーバにアップロードしていないクライアントデバイスの全てからの情報を更新することを伴ってもよい。例えば、ユーザの携帯電話を使用して、上記の例では、ユーザがWiFiホットスポットに到着したことをユーザが示した時点のユーザのGPS座標を取得してもよい。この場合、コード20によって生成された出力が、更新されてもよい。次に、ブロック72において、アプリケーションデータがコードへと入力されて、ブロック74において、リクエストされた出力が、要求されたまたは指定された態様で、提供および送信される。
【0023】
最後に、
図4に示すように、開発されたアプリケーションにアクセス可能な人を限定するべく、アプリケーションアクセス制御15が提供されてもよい。アプリケーションアクセス制御15は、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアに実装されてもよい。ソフトウェアおよびファームウェアの実施形態では、磁気、半導体または光学式記憶装置のような非一時的コンピュータ読み取り可能媒体に格納されたコンピュータ実行命令によって実装されてもよい。アプリケーションアクセス制御15は、任意の場所に実装されてよく、上記の例では、サーバー12、基地局26、クライアント30を含む任意の場所に実装されてもよい。
【0024】
一実施形態では、ひし形76において、招待(invitation)の場合のみ、または、アクセス料金の支払いを含むその他の制限の下でのみ、アクセスが可能であるかを判断するべくチェックを行う。そうである場合、ひし形78において、招待またはその他の制限を満たすかの判断するべくチェックが行われる。満たさない場合、ブロック82に示すように、アクセスが拒否され、満たす場合には、ブロック80に示すように、アクセスが許可される。
【0025】
本明細書において使用された「一実施形態」または「ある実施形態」とは、実施形態に関連する特定の特徴、構造および特性が、本発明に包含される少なくとも一つの実装形態に含まれていることを意味する。したがって、「一実施形態」または「ある実施形態」というフレーズは、必ずしも同一の実施形態を示していない。また、特定の特徴、構造および特性を、記載した特定の実施形態以外の適切な形式で実装してもよく、このような全ての形式も、本願の特許請求の範囲に含まれる。
【0026】
本発明が、限られた数の実施形態を参照して説明されたが、数多くの改良及び変更が可能であることは、当業者にとって明らかである。添付の特許請求の範囲は、本発明の精神及び範囲におけるこのような改良及び変更も含むことを意図している。
(項目1)
自動データ収集デバイスからのクラウドソーシングされたデータを扱うべく、自動コード生成器を使用してコードを自動的に生成することを含む方法。
(項目2)
位置情報データを自動的に収集することを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
写真情報を自動的に収集することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
生成された上記コードへのアクセスを制御することを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
モバイルコンピュータから情報を収集することを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
サーバにおいてコードを自動的に生成することを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
モバイルデバイスから、クラウドソーシングされたデータを自動的に収集することを含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
自動データ収集デバイスからのクラウドソーシングされたデータを扱うべく、自動コード生成器を使用してコードを自動的に生成する手順をコンピュータに実行させるプログラム。
(項目9)
位置情報データを自動的に収集する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目8に記載のプログラム。
(項目10)
写真情報を自動的に収集する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目8に記載のプログラム。
(項目11)
生成された上記コードへのアクセスを制御する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目8に記載のプログラム。
(項目12)
モバイルコンピュータから情報を収集する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目8に記載のプログラム。
(項目13)
サーバにおいてコードを生成する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目8に記載のプログラム。
(項目14)
モバイルデバイスから、クラウドソーシングされたデータを収集する手順を上記コンピュータに更に実行させる、項目13に記載のプログラム。
(項目15)
自動データ収集デバイスからのクラウドソーシングされたデータを扱うべく、自動コード生成器を使用してコードを自動的に生成するプロセッサと、
上記プロセッサに結合された記憶装置と、を備える装置。
(項目16)
上記プロセッサは、位置情報データを自動的に収集する、項目15に記載の装置。
(項目17)
上記プロセッサは、写真情報を自動的に収集する、項目15に記載の装置。
(項目18)
上記プロセッサは、生成された上記コードへのアクセスを制御する、項目15に記載の装置。
(項目19)
上記プロセッサは、モバイルコンピュータから情報を収集する、項目15に記載の装置。
(項目20)
上記装置は、サーバを含む、項目15に記載の装置。
(項目21)
上記プロセッサは、モバイルデバイスから、クラウドソーシングされたデータを自動的に収集する、項目20に記載の装置。