特許第6373635号(P6373635)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6373635リフター、リフターの施工方法およびロータリーキルン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6373635
(24)【登録日】2018年7月27日
(45)【発行日】2018年8月15日
(54)【発明の名称】リフター、リフターの施工方法およびロータリーキルン
(51)【国際特許分類】
   F27B 7/16 20060101AFI20180806BHJP
   F27D 1/08 20060101ALI20180806BHJP
【FI】
   F27B7/16
   F27D1/08
【請求項の数】12
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-94111(P2014-94111)
(22)【出願日】2014年4月30日
(65)【公開番号】特開2015-210067(P2015-210067A)
(43)【公開日】2015年11月24日
【審査請求日】2017年3月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】502362758
【氏名又は名称】JX金属株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(72)【発明者】
【氏名】土田 信弘
(72)【発明者】
【氏名】東川 憲兒
【審査官】 市川 篤
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭50−079737(JP,U)
【文献】 特開2006−006194(JP,A)
【文献】 実開昭57−010298(JP,U)
【文献】 実開昭52−121179(JP,U)
【文献】 特開昭49−078677(JP,A)
【文献】 特開平8−152272(JP,A)
【文献】 実開昭58−089799(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F27B 7/00−7/42
F27D 1/00−1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータリーキルンの内壁に固定されるリフターであって、
第1方向を長手方向とし、前記第1方向に垂直な断面形状がT字形状であり、前記ロータリーキルンの内壁に固定される第1板部と該第1板部から前記ロータリーキルンの内側に突出する第2板部と、を有し、
前記第1板部の前記第2板部を挟んだ両側に、前記ロータリーキルンの内壁から前記ロータリーキルンの内側に突出し前記リフターを前記内壁に固定するためのアンカーボルトを挿通させる貫通孔が形成されていることを特徴とするリフター。
【請求項2】
前記第1板部の前記第1方向の長さ1000mmに対して6つ以上の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリフター。
【請求項3】
前記第1板部及び前記第2板部の材料は、耐酸性ステンレス鋼であることを特徴とする請求項1または2に記載のリフター。
【請求項4】
前記耐酸性ステンレス鋼は、SUS310Sであることを特徴とする請求項3に記載のリフター。
【請求項5】
前記貫通孔の直径は、20mm以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリフター。
【請求項6】
焼却物を焼却する空間を形成する内壁に打ち込まれたアンカーボルトとアンカーナットを用いて、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリフターが、前記内壁に対して固定されていることを特徴とするロータリーキルン。
【請求項7】
前記リフターは、前記内壁に複数固定され、
複数の前記リフターは、前記第1方向において一直線上にないことを特徴とする請求項6に記載のロータリーキルン。
【請求項8】
前記第1板部と前記内壁との隙間には、不定形耐火物が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載のロータリーキルン。
【請求項9】
前記アンカーナットと前記アンカーボルトを覆うように不定形耐火物が設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のロータリーキルン。
【請求項10】
前記不定形耐火物は、プラスチック耐火材であることを特徴とする請求項8又は9に記載のロータリーキルン。
【請求項11】
前記アンカーボルトと前記アンカーナットは、耐酸性ステンレス鋼であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載のロータリーキルン。
【請求項12】
ロータリーキルンの内壁に打ち込んだアンカーボルトを、請求項1〜5のいずれか一項に記載のリフターの貫通孔に挿通させる工程と、
前記アンカーボルトにアンカーナットを螺合させる工程と、を含むリフターの施工方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフター、リフターの施工方法およびロータリーキルンに関する。
【背景技術】
【0002】
産業廃棄物などの焼却はロータリーキルンにより行われる。ロータリーキルンは円筒形状を有し、内壁は耐火処理が施されている。ロータリーキルンの回転により産業廃棄物などの焼却物が撹拌され、焼却される。
【0003】
ロータリーキルンの内壁には、焼却物を撹拌させるためのリフターが設置されており、リフターによる撹拌によって焼却が均一に進行するようになっている。従来、ロータリーキルンの内壁に設けられる補強アンカー(補強金物)と、補強アンカー(補強金物)によりロータリーキルンの内壁に固定される不定形耐火物と、を含むリフターが知られている(例えば特許文献1、2等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−24137号公報
【特許文献2】特開平4−292785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2では、不定形耐火物に補強アンカー(補強金物)を埋め込む作業が必要となるため、リフターの設置や交換には多大な労力を要していた。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題を鑑み、リフターの設置や交換を容易に行うことが可能なリフター、リフターの施工方法およびロータリーキルンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のリフターは、ロータリーキルンの内壁に固定されるリフターであって、第1方向を長手方向とし、前記第1方向に垂直な断面形状がT字形状であり、前記ロータリーキルンの内壁に固定される第1板部と該第1板部から前記ロータリーキルンの内側に突出する第2板部と、を有し、前記第1板部の前記第2板部を挟んだ両側に、前記ロータリーキルンの内壁から前記ロータリーキルンの内側に突出し前記リフターを前記内壁に固定するためのアンカーボルトを挿通させる貫通孔が形成されている。
【0008】
この場合において、前記第1板部の前記第1方向の長さ1000mmに対して6つ以上の貫通孔が形成されていることとしてもよい。また、前記第1板部及び前記第2板部の材料は、耐酸性ステンレス鋼であることとしてもよい。この場合、前記耐酸性ステンレス鋼は、SUS310Sであることとしてもよい。また、本発明においては、前記貫通孔の直径は、20mm以上であることとしてもよい。
【0009】
本発明のロータリーキルンは、焼却物を焼却する空間を形成する内壁に打ち込まれたアンカーボルトとアンカーナットを用いて、本発明のリフターが、前記内壁に対して固定されている。
【0010】
この場合において、前記リフターは、前記内壁に複数固定され、複数の前記リフターは、前記第1方向において一直線上にないこととしてもよい。また、前記第1板部と前記内壁との隙間には、不定形耐火物が設けられていてもよい。また、前記アンカーナットと前記アンカーボルトを覆うように不定形耐火物が設けられていてもよい。また、前記不定形耐火物は、プラスチック耐火材であってもよい。また、前記アンカーボルトと前記アンカーナットは、耐酸性ステンレス鋼であってもよい。
【0011】
本発明のリフターの施工方法は、ロータリーキルンの内壁に打ち込んだアンカーボルトを、本発明のリフターの貫通孔に挿通させる工程と、前記アンカーボルトにアンカーナットを螺合させる工程と、を含んでいる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のリフター、リフターの施工方法およびロータリーキルンは、リフターの設置や交換を容易に行うことが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、一実施形態に係るロータリーキルンを示す模式図である。
図2図2(a)は、ロータリーキルンの開口部付近の内部を拡大した図であり、図2(b)は、ロータリーキルンの内壁に固定されているリフターを−X方向から見た状態を示す図である。
図3図3(a)は、リフターの構成を説明するための斜視図であり、図3(b)はリフターがロータリーキルンの内壁に固定された状態を示す斜視図である。
図4図4は、比較例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための実施形態について説明する。
【0015】
図1は、一実施形態に係るロータリーキルン10を示す模式図である。図1に示すように、ロータリーキルン10は紙面左右方向に伸びる円筒形部分10dを有し、内部にはバーナー10aが設けられている。ロータリーキルン10の円筒形部分10dの長さL0は例えば50mである。
【0016】
ロータリーキルン10には、空気および燃料油が投入される。また、廃油、廃溶剤、廃酸、廃アルカリなどもロータリーキルン10に投入される。廃プラスチックなどの廃棄物は、投入物としてロータリーキルン10の開口部10bから円筒形部分10dへと投入される。ロータリーキルン10の円筒形部分10dは、X軸を回転軸として回転するため、投入物は、ロータリーキルン10内において、後述するリフター20により撹拌されながら焼却される。焼却された投入物は開口部10bから円筒形部分10dの外へ排出される。燃え殻はロータリーキルン10から排出される。
【0017】
図2(a)はロータリーキルン10の円筒形部分10dの開口部10b付近の内部を拡大した図である。
【0018】
ロータリーキルン10の円筒形部分10dの内部(内壁)には複数のリフター20が設けられている。図2(a)には、複数のリフター20のうち3つのリフター20a〜20cが図示されている。なお、本実施形態では、一例として、ロータリーキルン10の内壁に90°間隔で、3つのリフター20a〜20cの組が4組設けられているものとする。
【0019】
リフター20a〜20cは、一直線上には配置されておらず、回転方向において段差を形成するように配置されている。例えば、図2(a)に示す寸法D1は、300mm程度であるものとする。
【0020】
図2(b)は、ロータリーキルン10の内壁に固定されているリフター20を−X方向から見た状態を示す図である。また、図3(a)は、リフター20の構成を説明するための斜視図であり、図3(b)はリフター20がロータリーキルンの内壁に固定された状態を示す斜視図である。
【0021】
図2(b)〜図3(b)に示すように、リフター20は、例えばSUS310Sなどの耐酸性ステンレス鋼を材料とする2つのL字型のアングル21を有し、2つのアングル21間は溶接により固定されている。アングル21は、X軸方向を長手方向としXZ方向に広がる面を有する板部22と、X軸方向を長手方向としXY方向に広がる面を有する板部23と、板部22及び板部23の間に設けられた補強板部24と、を有する。板部22と板部23のなす角度は90°である。なお、リフター20は、全体としてみると、YZ断面T字状の形状を有しており、各アングル21の板部22部分がXZ方向に広がる面を有する第1板部25となり、各アングル21の板部23部分がXY方向に広がる面を有する第2板部26となっている。なお、図2(b)において、リフター20のX軸方向に関する長さL1は、例えば1000mmであり、高さHは、例えば70mmである。また、板部22のZ軸方向に関する幅W1は、例えば70mmであり、第1板部25のZ軸方向に関する幅W2は、幅W1の2倍(例えば140mm)である。また、板部22,23の厚さTは、例えば9mmである。
【0022】
各アングル21の板部22には、複数(本実施形態では3つ)の貫通孔27が所定間隔で形成されている。すなわち、リフター20の第1板部25には第2板部26を挟んで3つの貫通孔27の列が2列形成されている。なお、補強板部24は、X軸方向に隣り合う貫通孔27から略等間隔の位置に設けられている。X軸方向に並ぶ貫通孔27間の距離D2は例えば400mmである。貫通孔27の直径は例えば20mm以上である。
【0023】
リフター20は、図2(b)に示すように、ロータリーキルン10の円筒形部分10dの内壁に打ち込まれているアンカーボルト30を貫通孔27に挿通させ、アンカーボルト30にアンカーナット31、32(ダブルナット)を締め付ける(螺合させる)ことで、ロータリーキルン10の円筒形部分10dの内壁に固定される。なお、アンカーボルト30やアンカーナット31,32の材料としては、例えばSUS310Sなどの耐酸性ステンレス鋼を採用することができる。また、アンカーボルト30の直径は例えば20mm以上である。
【0024】
リフター20を固定する際には、図2(b)に示すように、第1板部25と、ロータリーキルン10の円筒形部分10dの内壁との隙間に不定形耐火物40を埋め込むこととする。不定形耐火物40は、例えばプラスチック耐火材などである。この不定形耐火物40により、第1板部25とロータリーキルン10の円筒形部分10dの内壁との隙間に投入物(焼却物)が入り込むのを抑制することができる。また、不定形耐火物40によりリフター20を安定して固定することができるため、リフター20の脱落を抑制することができる。
【0025】
また、リフター20を固定した後は、図2(b)や図3(b)に示すように、アンカーボルト30の+Y側端部やアンカーナット31,32を覆うように不定形耐火物41を設ける。なお、不定形耐火物41は、例えばプラスチック耐火材などである。これにより、アンカーボルト30及びアンカーナット31,32は不定形耐火物41により完全に覆われ、露出しないため、アンカーボルト30やアンカーナット31,32は、熱や投入物(焼却物)から保護され、損傷が抑制される。また投入物との衝突による衝撃がやわらげられるため、アンカーナット31,32の緩みや脱落の発生が抑制される。
【0026】
以上、説明したように、本実施形態によれば、ロータリーキルン10のYZ断面がT字形状であり、ロータリーキルンの内壁に固定される第1板部25と、第1板部25からロータリーキルン10の内側に突出する第2板部26と、を有し、第1板部25の第2板部26を挟んだ両側に、アンカーボルト30を挿通させるための貫通孔27が設けられている。このため、貫通孔27にアンカーボルト30を挿入し、アンカーナット31、32を締める(螺合させる)ことで、リフター20をロータリーキルン10に簡易に設置することができる。また、アンカーナット31および32をアンカーボルト30から外し、アンカーボルト30からリフターを抜き出すことで、簡単にリフター20をロータリーキルン10の内壁から取り外すことができるため、リフター20の交換も容易である。また、リフター20は、断面T字形状であり、第1板部25の第2板部26を挟んだ両側の複数個所においてアンカーボルト30やアンカーナット31,32によりロータリーキルン10の内壁に固定されるため、固定強度を高く維持することができる。この点につき、比較例を用いて説明する。
【0027】
図4は、比較例を示す図(図2(b)に対応する図)である。本比較例ではアングル21単体をリフターとして利用している。
【0028】
図4に示すように、アングル21は、アンカーボルト30およびアンカーナット31によりロータリーキルン10の内壁に固定される。アンカーナット31は、アングル21の板部22に溶接される。
【0029】
本比較例においては、アングル21は、板部22に形成されたX軸方向に並ぶ3つの貫通孔を介して固定されている。このため、アングル21の固定強度は弱く、ロータリーキルン10の操業によって投入物(焼却物)が接触し続けると、アングル21が脱落する可能性がある。
【0030】
これに対し、本実施形態によれば、第1板部25のうち、第2板部26を挟んだ両側において、アンカーボルト30やアンカーナット31,32により固定されるため、比較例よりも、リフター20の固定強度を高くすることができる。
【0031】
また、本実施形態では、2つの断面L字状のアングル21を溶接することにより断面T字状のリフター20が形成されているので、第1板部25と第2板部26とを溶接して断面T字状のリフターを形成する場合と比べて、リフターの強度を向上することができる。また、第2板部26は、板部23が2枚重ねられた状態となっているため、この点からもリフターの強度を向上することができる。
【0032】
また、本実施形態では、図2(a)に示すように、リフター20a〜20cを一直線上に配置せず、ロータリーキルン10の回転方向に関して階段状に配置することとしている。これにより、投入物(焼却物)は開口部10b付近において攪拌され、一定の滞留時間を保ちながら、再び開口部10b方向にスムーズに移動するようになっている。
【0033】
また、本実施形態では、リフター20やアンカーボルト30、アンカーナット31,32の材料としてSUS310Sなどの耐酸性ステンレス鋼を採用しているので、ロータリーキルン10内の投入物に塩素系物質が含まれ、焼却により塩酸が発生する場合でも損傷の発生を抑制することができる。ただし、これに限らず、各部材の材料として、ステンレス以外の金属を採用してもよい。
【0034】
また、本実施形態では、第1板部25とロータリーキルン10の内壁との隙間に不定形耐火物40を設けているので、第1板部25とロータリーキルン10の内壁との隙間に投入物(焼却物)が入り込むのを抑制することができる。また、不定形耐火物40によりリフター20を安定して固定することができるため、リフター20の脱落を抑制することができる。
【0035】
また、本実施形態では、アンカーボルト30の端部及びアンカーナット31,32を覆うように不定形耐火物41を設けることとしているので、アンカーボルト30やアンカーナット31,32の熱や投入物による損傷を抑制することができる。また投入物との衝突による衝撃がやわらげられるため、アンカーナット31,32の脱落を抑制することができる。
【0036】
また、本実施形態では、第2板部26と第1板部25と間に補強板部24が設けられているので、リフター20の変形を抑制することができる。ただし、補強板部24は必ずしも設けられていなくてもよい。また、上記実施形態では、リフター20が2つの断面L字型のアングル21を含み、これらアングル21を溶接することで全体として断面T字型の形状をなす場合について説明したが、これに限らず、リフター20は、単体で断面T字型を有する金属部材(ステンレス等)であってもよい。
【0037】
なお、上記実施形態で例示したリフター20の寸法、数、配置、及び貫通孔27の数や配置などは、一例である。したがって、リフター20の寸法、数、配置、及び貫通孔27の数や配置などは、適宜変更することが可能である。この場合、ロータリーキルン10の大きさを考慮して、リフター20の寸法、数、配置、及び貫通孔27の数や配置などを設定することができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、アンカーボルト30にアンカーナット31,32(ダブルナット)を締め付ける場合について説明したが、これに限らず、アンカーボルト30には、1つのナットを締め付けるのみであってもよい。
【0039】
なお、上記実施形態では、円筒形部分10dの開口部10bとは反対側の開口部10cから投入物(焼却物)を取り出すようにしてもよい。この場合、ロータリーキルン10の回転方向を上記実施形態とは異ならせ、リフター20a〜20cの配列方向を図2に対して上下対称な配列方向に変更すればよい。
【0040】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0041】
10 ロータリーキルン
20 リフター
25 第1板部
26 第2板部
27 貫通孔
30 アンカーボルト
31、32 アンカーナット
40、41 不定形耐火物
図1
図2
図3
図4