(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による情報処理システムの構成を示す概略ブロック図である。本実施形態による情報処理システムは、複数の情報処理装置1と、ユーザ管理サーバ2と、SNS(Social Networking Service)サーバ3と、ネットワーク4とを含んで構成される。情報処理装置1は、ユーザが利用する情報処理装置1であり、様々な場所に設置されている。なお、情報処理装置1のうち、少なくとも一つは、店舗などに設置されており、不特定多数のユーザが使用することができる。ユーザ管理サーバ2は、ユーザに属するデータなど、ユーザの情報を管理しているサーバである。SNSサーバ3は、いわゆるソーシャルネットワーキングサービスを提供するサーバであり、ユーザが投稿した情報を提供する。
【0011】
図2は、情報処理装置1の使用状況の例を示す概略図である。
図2において、情報処理装置1は、下方や、部屋の壁面に向かって画像を投影できるように、また、ユーザU1を撮影できるように、天井に設置されている。情報処理装置1は、記憶しているユーザデータや、ユーザU1のジェスチャーに応じた画像を投影する。情報処理装置1は、ユーザU1の移動先を予測して、情報処理装置1が記憶しているデータのうち、ユーザU1に属するデータを、予測した移動先に設置されている情報処理装置1に送信する。
【0012】
なお、ユーザU1に属するデータには、例えば、壁紙として部屋の壁面や、床面に投影する環境画像や、各ジェスチャーと、そのジェスチャーをユーザU1が行ったときに情報処理装置1が行うべき処理との対応付けを示す情報、ユーザU1による各情報処理装置1の使用履歴、ユーザU1が所有しているコンテンツなどがある。また、情報処理装置1が行うべき処理には、例えば、特定のアプリケーションプログラムの実行や、実行中のアプリケーションプログラムが有する特定の機能の実行などがある。
【0013】
図3は、情報処理装置1の構成を示す概略ブロック図である。情報処理装置1は、投影部101、撮像部102、ユーザ検出部103、ユーザデータ管理部104、ユーザデータ記憶部105、ジェスチャー検出部106、コンテンツ画像生成部107、環境画像生成部108、画像合成部109、移動予測部110、データ送信部111、通信部112を含んで構成される。
【0014】
投影部101は、入力された画像を、情報処理装置1が設置されている部屋の壁面や床面に投影するプロジェクタである。撮像部102は、情報処理装置1が設置されている部屋内を撮像する。ユーザ検出部103は、撮像部102が撮像した画像からユーザを検出する。ユーザ検出部103は、例えば、顔認証などにより、検出したユーザを判別し、判別したユーザを示すユーザIDをユーザデータ管理部104に通知する。
【0015】
ユーザデータ管理部104は、ユーザ検出部103からユーザIDを通知されると、以降、ユーザデータ記憶部105から、通知されてユーザIDのユーザに属するデータを読み出す。ユーザデータ記憶部105は、各ユーザに属するデータを、そのユーザのユーザIDと対応付けて記憶する。
【0016】
ジェスチャー検出部106は、撮像部102が撮像した画像からユーザによるジェスチャーを検出する。ジェスチャーとは、ユーザがとった特定のポーズや、特定の動作である。ジェスチャー検出部106は、ユーザデータ管理部104が読み出したユーザに属するデータから、検出したジェスチャーと、そのジェスチャーを検出したときに行うべき処理との対応付けを示す情報を抽出する。ジェスチャー検出部106は、抽出した情報が対応付けている処理の実施を、コンテンツ画像生成部107に通知する。
【0017】
コンテンツ画像生成部107は、ジェスチャー検出部106から通知された処理を実行し、コンテンツ画像を生成し、コンテンツ画像を投影する位置を決定する。コンテンツ画像生成部107は、このコンテンツ画像の生成や、投影位置の決定の際に、ユーザデータ管理部104が読み出した、ユーザに属するデータを用いてもよい。例えば、コンテンツ画像生成部107は、ユーザデータ管理部104が読み出した、ユーザに属するデータのうち、そのユーザが所有するコンテンツを再生することで、コンテンツ画像を生成し、ユーザに属するデータのうち、コンテンツを再生する際の投影位置を指定する情報に従い、投影位置を決定する。
【0018】
環境画像生成部108は、ユーザデータ管理部104が読み出した、ユーザに属するデータのうち、壁紙として部屋の壁面や、床面に投影する環境画像を取得し、画像合成部109に入力する。画像合成部109は、環境画像生成部108から入力された画像に、コンテンツ画像生成部107が生成したコンテンツ画像を、コンテンツ画像生成部107が決定した位置に重ね合わせて、これらの画像を合成し、合成結果を投影部101に入力して投影させる。
【0019】
移動予測部110は、ユーザ検出部103がユーザを検出しなくなると、ユーザデータ管理部104が読み出したユーザに属するデータであって、検出されなくなったユーザに属するデータや、ユーザ管理サーバ2、SNSサーバ3などから取得したそのユーザに関するデータ、ユーザが検出されなくなる前に撮像部102が撮像した画像から検出したユーザの行動、服装などのデータを取得する。移動予測部110は、取得したデータを参照して、ユーザの移動先を予測する。なお、移動予測部110は、複数の移動先を予測してもよい。
【0020】
移動予測部110による移動先の予測は、例えば、SNSサーバ3、ユーザ管理サーバ2、ユーザデータ記憶部105などが記憶している、そのユーザのスケジュールに記載されている場所を、予測した移動先としてもよい。あるいは、そのユーザに属するデータに含まれる情報処理装置1の使用履歴から、そのときの曜日、時間帯、天候状態、あるいは、天気予報が示す天候状態に使用頻度が高い情報処理装置1の設置場所を、予測した移動先としてもよい。あるいは、撮像部102が撮像した画像から、そのユーザの服装、所持品を判定し、その判定結果に予め対応付けられた場所を移動先としてもよい。例えば、学校の制服を着ている、あるいは、登校する際に用いる鞄を所持していたら、移動先を学校と予測する。
【0021】
データ送信部111は、通信部112を介して、移動予測部110が予測した移動先に設置されている情報処理装置1に、ユーザデータ管理部104が読み出したユーザに属するデータを送信する。なお、ユーザ管理サーバ2が、そのユーザに属するデータを記憶しているときは、データ送信部111は、ユーザデータ管理部104にユーザに属するデータの移動先への送信を依頼するようにしてもよい。
【0022】
通信部112は、ネットワーク4を介して接続されている他の装置(情報処理装置1、ユーザ管理サーバ2、SNSサーバ3)と通信する。情報処理装置1の各部による他の装置との通信は、通信部112を介して行われる。また、通信部112は、他の情報処理装置1からユーザに属するデータを受信すると、そのデータをユーザデータ記憶部105に記憶させる。
【0023】
図4は、移動予測部110とデータ送信部111の動作例を説明するフローチャートである。まず、移動予測部110は、撮像部102が撮像した画像からユーザ検出部103によりユーザが検出されなくなるまで待機する(ステップSa1、ステップSa2)。次に、移動予測部110は、ユーザデータ管理部104が読み出したユーザに属するデータであって、検出されなくなったユーザに属するデータのうち、情報処理装置1の使用履歴を取得する(ステップSa3)。次に、移動予測部110は、そのユーザに属するデータのうち、スケジュール情報を取得する(ステップSa4)。次に、移動予測部110は、SNSサーバ3に投稿されている情報のうち、そのユーザのスケジュールを表す情報を取得する(ステップSa5)。
【0024】
移動予測部110は、ステップSa3からステップSa5にて取得した情報を用いて、ユーザの移動先を予測する(ステップSa6)。次に、データ送信部111は、ステップSa6で予測した移動先に情報処理装置1が設置されているか、否かを判定する(ステップSa7)。情報処理装置1が設置されていないときは(ステップSa7−No)、処理を終了する。一方、情報処理装置1が設置されているときは(ステップSa7−Yes)、ユーザデータ管理部104が読み出したユーザに属するデータを、移動先の情報処理装置1に送信し(ステップSa8)、処理を終了する。
【0025】
なお、データ送信部111は、ユーザに属するデータのうち、一部を他の情報処理装置1に送信するようにしてもよい。例えば、移動先に設置されている情報処理装置1に機能の制限があったり、そのユーザが使用可能な機能の制限があったりするときに、その制限により使用できないデータは、送信するデータから除外するようにしてもよい。
【0026】
このように、情報処理装置1は、ユーザデータ記憶部105と、移動予測部110、データ送信部111を備える。ユーザデータ記憶部105(記憶部)は、ユーザに属するデータを記憶する。移動予測部110は、ユーザの移動先を予測する。データ送信部111(送信部)は、ユーザに属するデータを、移動先に設置された情報処理装置1に送信する。
これにより、ユーザが予測された移動先に移動したときには、その移動先に設置されている情報処理装置1には、そのユーザに属するデータが送信されているので、情報処理装置1が不特定多数のユーザが使用する情報処理装置であっても、そのユーザに属するデータを用いた作業をすぐに行うことができる。
【0027】
また、情報処理装置1は、ユーザを検出するユーザ検出部103を備える。さらに、データ送信部111は、ユーザ検出部103によりユーザが検出されなくなると、そのユーザに属するデータを、移動先に設置された情報処理装置1に送信する。
これにより、ユーザが情報処理装置1による検出範囲内におり、他の情報処理装置1を使用する可能性がない間は、他の情報処理装置1にそのユーザに属するデータを送信しないので、そのデータの無駄な送信を抑えることができる。
【0028】
また、移動予測部110は、ユーザの複数の移動先を予測し、データ送信部111は、そのユーザに属するデータを、複数の移動先各々に設置された情報処理装置1に送信する。
これにより、移動先の予測の精度が低いときでも、ユーザの移動したときに、移動先の情報処理装置1に、そのユーザに属するデータが送信されている可能性を高くすることができる。
【0029】
また、移動予測部110は、ユーザの行動履歴、ユーザのスケジュール情報、ユーザの他サービスへの投稿情報または天気情報を用いて、移動先の予測を行う。
これにより、過去の行動傾向、既に決まっているスケジュール、ユーザが他者に通知しているスケジュール、天気などに応じた予測を行い、移動先の予測の精度を上げることができる。
【0030】
また、ユーザを撮像する撮像部を備え、移動予測部110は、撮像されたユーザの服装または所持品を用いて、移動先の予測を行う。
これにより、ユーザのそのときの服装や所持品に応じた予測を行い、移動先の予測の精度を上げることができる。
【0031】
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における情報処理システムも、
図1と同様の構成であるが、情報処理装置1に変えて、情報処理装置1aを有する点が異なる。
【0032】
図5は、情報処理装置1aの構成を示す概略ブロック図である。同図において、
図3の各部に対応する部分には、同一の符号(101〜109、112)を付し、説明を省略する。情報処理装置1aは、投影部101、撮像部102、ユーザ検出部103、ユーザデータ管理部104、ユーザデータ記憶部105、ジェスチャー検出部106、コンテンツ画像生成部107、環境画像生成部108、画像合成部109、移動予測部110a、データ送信部111a、通信部112を含んで構成される。
【0033】
移動予測部110aは、
図3の移動予測部110と同様に移動先を予測するが、ユーザが検出されているときに予測を行う点と、ユーザの移動先への到着時刻を予測する点が、
図3の移動予測部110とは異なる。なお、到着時刻は、スケジュールで指定されている時刻を用いてもよいし、ユーザが検出されなくなった時刻に、移動先までに要する時間を足したものを用いてもよい。
【0034】
データ送信部111aは、
図3のデータ送信部111と同様に移動先に設置された情報処理装置1aにユーザに属するデータを送信するが、ユーザが移動先に到着するまでにそのユーザに属するデータが送信されるように、送信を開始する時刻(送信開始時刻)を決定し、その時刻に送信を開始する点が異なる。データ送信部111aは、その送信開始時刻を、移動予測部110aが予測した到着時刻から、送信するデータの量に応じた時間だけ引いた時刻とする。なお、送信するデータの量に応じた時間は、例えば、データの量毎に、その時間とを対応付けて予め記憶していてもよいし、予め記憶された、データの量と時間との比を用いて算出してもよい。
【0035】
図6は、移動予測部110aとデータ送信部111aの動作例を説明するフローチャートである。
図6において、
図4の各部に対応する部分には同一の符号(Sa3〜Sa5、Sa7、Sa8)を付し、説明を省略する。
図6に示すフローチャートは、
図4のフローチャートとは、ステップSa3の前に、ステップSb1のみを有する点、ステップSa6に変えてステップSb6を有する点、ステップSa7とステップSa8との間にステップSb8、ステップSb9を有する点が異なる。
【0036】
ステップSb1では、移動予測部110aは、ユーザ検出部103がユーザを検出すると、撮像部102が撮像したユーザの画像を取得する。ステップSb6では、移動予測部110aは、移動先に加えて、ユーザの移動先への到着時刻を予測する。ステップSb8では、データ送信部111aは、ステップSb6で予測された到着時刻と、ユーザに属するデータの量とから、送信開始時刻を算出する。ステップSb9では、データ送信部111aは、ステップSb8で算出した送信開始時刻になるまで、待機する。
【0037】
このように、情報処理装置1aも、情報処理装置1と同様に、情報処理装置1aが不特定多数のユーザが使用する情報処理装置であっても、そのユーザに属するデータを用いた作業をすぐに行うことができる。
さらに、移動予測部110aは、ユーザの移動先に加えて、移動先への到着時刻を予測し、データ送信部111aは、到着時刻までに、ユーザに属するデータを、移動先に設置された情報処理装置1に送信する。
これにより、移動時間が短いときなどに、ユーザが移動先に到着しても、そのユーザに属するデータの送信が完了していないといったことが発生するのを防ぐことができる。
【0038】
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態における情報処理システムも、
図1と同様の構成であるが、情報処理装置1に変えて、情報処理装置1bを有する点が異なる。
【0039】
図7は、情報処理装置1bの構成を示す概略ブロック図である。
図7において、
図3の各部に対応する部分には、同一の符号(104、105、110、111、112)を付し、説明を省略する。
図7に示すように、情報処理装置1bは、ユーザ検出部103b、ユーザデータ管理部104、ユーザデータ記憶部105、移動予測部110、データ送信部111、通信部112、無線LAN部113、コマンド処理部114を含む。
【0040】
無線LAN部113は、スマートフォン、タブレットなど、ユーザが携帯している機器(以降、ユーザ機器という)と、WiFiなどの無線LANにより通信する。ユーザ検出部103bは、通信圏内に位置するユーザ機器からユーザIDを、無線LAN部113を介して取得することで、ユーザを検出する。なお、ユーザ検出部103bは、ユーザ機器のMACアドレスなどの機器IDをユーザ機器から取得し、予め記憶していた機器IDとユーザIDとの対応付けを用いて、取得された機器IDをユーザIDに変換してもよい。
【0041】
コマンド処理部114は、ユーザ機器からのユーザに属するデータ(例えば、映像コンテンツ)の取得要求を、無線LAN部113を介して取得する。コマンド処理部114は、この取得要求により要求されたデータを、ユーザデータ管理部104を介して、ユーザデータ記憶部105から読み出す。コマンド処理部114は、読み出したデータを、無線LAN部113を介して、ユーザ機器に送信する。
【0042】
なお、移動予測部110は、ユーザ機器のGPS(Global Positioning System)などによる位置情報を、無線LAN部113を介して取得し、その位置情報を、ユーザの移動予測に用いてもよい。また、ユーザ機器の携帯基地局への接続情報や、ユーザ機器のWiFiアクセスポイントへの接続情報、さらにはユーザ機器に保存されている位置情報を含む行動履歴情報を用いて、ユーザの移動予測を行ってもよい。
また、ユーザ検出部103bによりユーザが検出されなくなったら、ユーザデータ管理部104が、そのユーザに属するデータをユーザデータ記憶部105から削除するようにしてもよい。この削除は、情報処理装置1bのうち、予め設定されているもの(例えば、ユーザの自宅に設置されているもの)以外で行われるようにすることができる。
【0043】
このように、本実施形態においても、ユーザの移動に応じて、ユーザに属するデータが移動される。このため、例えば、自宅の情報処理装置1bに記録されている映像コンテンツを、外出先の情報処理装置1bに先回りコピーさせて、無線LANによるローカルネットワーク接続で視聴することができる。これにより、ユーザは、ネットワーク4のトラフィック量に左右されずに、ユーザに属するデータを取得することができる。例えば、ユーザに属するデータが、映像コンテンツであれば、ユーザは、ネットワーク4のトラフィックに左右されずに、安定して視聴することができる。
【0044】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザに属するデータを記憶するメモリ(memory、ユーザデータ記憶部105)と;(1)ユーザの移動先を予測し、(2)ユーザに属するデータを、移動先に設置された装置に送信する、ように構成された電気回路(circuitry、移動予測部110、データ送信部111、データ送信部111a)と;を備える。
【0045】
また、
図1における情報処理装置1や、情報処理装置1a、1bの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより情報処理装置1、情報処理装置1a、1bを実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0046】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0047】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。