特許第6380094号(P6380094)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6380094
(24)【登録日】2018年8月10日
(45)【発行日】2018年8月29日
(54)【発明の名称】載置台及びプラズマ処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/683 20060101AFI20180820BHJP
   H01L 21/3065 20060101ALI20180820BHJP
   H05H 1/46 20060101ALI20180820BHJP
   C23C 16/44 20060101ALN20180820BHJP
【FI】
   H01L21/68 R
   H01L21/302 101G
   H05H1/46 A
   H05H1/46 M
   !C23C16/44 B
【請求項の数】8
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-265519(P2014-265519)
(22)【出願日】2014年12月26日
(65)【公開番号】特開2016-127079(P2016-127079A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2017年10月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002756
【氏名又は名称】特許業務法人弥生特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100091513
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100162008
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 宣明
(72)【発明者】
【氏名】邊見 篤
(72)【発明者】
【氏名】南 雅人
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 芳彦
【審査官】 石丸 昌平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−46002(JP,A)
【文献】 特開2008−311298(JP,A)
【文献】 特開2011−54933(JP,A)
【文献】 特開2010−28073(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/683
H01L 21/3065
H05H 1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に対してプラズマ処理を行うための真空容器内に前記基板を載置するために設けられる載置台において、
基板が載置される角柱状の金属製の載置台本体と、
前記載置台本体の側部に形成された係合部と、
前記係合部に係合して前記載置台本体に取り付けられた位置決め部材と、
その上面がプラズマ発生空間に臨み、前記載置台本体を囲むように設けられると共に、前記位置決め部材により位置決めされた状態で当該位置決め部材の上に載置されている絶縁材からなるリング部材と、
前記リング部材の下方側にて前記載置台本体を囲むように設けられた側部絶縁部材と、を備え、
前記リング部材には、上下方向の貫通部分が形成されていないことを特徴とする載置台。
【請求項2】
前記リング部材には、その下面に未貫通の凹部が形成され、
前記未貫通の凹部と前記位置決め部材の上面の凸部とが係り合って前記リング部材が位置決めされていることを特徴とする請求項1記載の載置台。
【請求項3】
前記載置台本体の側部に形成された係合部は、切欠き部または凹部であることを特徴とする請求項1または2記載の載置台。
【請求項4】
前記側部絶縁部材は、前記位置決め部材を囲んだ状態で前記載置台本体に固定され、
前記側部絶縁部材を外周面側から螺合して貫通し、その先端部が前記位置決め部材の外側面に当接するネジ部材が設けられ、
前記位置決め部材は、前記ネジ部材を締め付けることにより前記載置台本体に押し付けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の載置台。
【請求項5】
前記リング部材は、平面的に見たときの前記載置台本体の各辺に沿って伸びる帯状部分に分割され、
平面的に見たときの前記載置台本体の各角部に、角部を介して互いに隣接するリング部材の一の帯状部分及び他の帯状部分に対して共通の位置決め部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の載置台。
【請求項6】
前記リング部材は、平面的に見たときの前記載置台本体の各辺に沿って伸びる帯状部分に分割され、
平面的に見たときの前記載置台本体の各角部の近傍の各辺に対応する部位に、各帯状部分毎に位置決め部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の載置台。
【請求項7】
前記位置決め部材はセラミックにより構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の載置台。
【請求項8】
真空容器内に設けられ、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の載置台と、
前記真空容器内にプラズマ化するための処理ガスを供給するガス供給部と、
真空容器内に電界を発生させて前記処理ガスをプラズマ化するためのプラズマ発生部と、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマ処理を行うための真空容器内に基板を載置するために設けられる載置台、及びこの載置台を備えたプラズマ処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
FPD(Flat Panel Display)の製造工程においては、ガラス基板等にエッチング処理や、成膜処理等の所定のプラズマ処理を施す工程がある。これらの工程を行うプラズマ処理装置として、特許文献1には、チャンバ内に下部電極をなすサセプタと、上部電極をなすシャワーヘッドとを備える構成が記載されている。この構成では、サセプタに高周波電力を印加してプラズマを生成することにより、シャワーヘッドからチャンバ内に供給された処理ガスをプラズマ化して基板に対してプラズマ処理が実施される。
【0003】
特許文献1のサセプタは断面凸状に形成され、断面凸状体の上部平面が基板載置面となり、段差部表面がフランジ部として構成されている。また基板載置面を囲むように、基板上にプラズマを均一性高く分布させるためのフォーカスリング等と呼ばれている絶縁材からなるリング部材が設けられ、このリング部材はフランジ部の上面にネジにより固定されている。リング部材には上下方向に貫通する開口部が形成され、この開口部内にネジ部が挿入されてフランジ部の上面に固定されるが、金属製のネジ部がプラズマに晒されないように、ネジ部を上方側から覆うカバーを設ける構成も知られている。
【0004】
このようにリング部材の表面にカバーを設ける構成では、プラズマ処理によりカバーとリング部材との隙間に膜が堆積すると、この堆積物はその他の領域の堆積物よりも剥離しやすく、パーティクルの発生原因となるおそれがある。またカバーがプラズマに晒されるため、カバーとリング部材との隙間からプラズマが入り込んでネジ部にて異常放電が発生し、製品不良の原因となる懸念もある。
【0005】
また特許文献1には、フランジ部に一部が埋設されてサセプタに対して移動不能にガイドを設ける一方、リング部材にガイドが遊合される凹部であるガイド穴を設ける構成も記載されている。しかしながらこの例においても開口部である締結部が形成されているため、本発明の課題を解決することはできない。また一般的にサセプタの表面には溶射膜が形成されており、フランジ部の表面にガイドを設ける場合には、固定のためネジ穴等を設ける必要があり、当該箇所は溶射膜が設けられないので、絶縁性が低下する懸念もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2013−46002号公報:段落0042〜0045、0073、図1図10
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、プラズマ処理に用いられ、絶縁材からなるリング部材がその周囲に配置された載置台において、パーティクルや異常放電の発生を抑えることが可能な技術を提供することにある。また本発明の他の目的は、前記載置台を備えたプラズマ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このため本発明の載置台は、基板に対してプラズマ処理を行うための真空容器内に前記基板を載置するために設けられる載置台において、
基板が載置される角柱状の金属製の載置台本体と、
前記載置台本体の側部に形成された係合部と、
前記係合部に係合して前記載置台本体に取り付けられた位置決め部材と、
その上面がプラズマ発生空間に臨み、前記載置台本体を囲むように設けられると共に、前記位置決め部材により位置決めされた状態で当該位置決め部材の上に載置されている絶縁材からなるリング部材と、
前記リング部材の下方側にて前記載置台本体を囲むように設けられた側部絶縁部材と、を備え、
前記リング部材には、上下方向の貫通部分が形成されていないことを特徴とする。
【0009】
また本発明のプラズマ処理装置は、
真空容器内に設けられた既述の載置台と、
前記真空容器内にプラズマ化するための処理ガスを供給するガス供給部と、
真空容器内に電界を発生させて前記処理ガスをプラズマ化するためのプラズマ発生部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、プラズマ処理に用いられ、絶縁材からなるリング部材がその周囲に配置された載置台において、載置台本体の側部に係合部を形成し、この係合部に係合するように位置決め部材を取り付け、この位置決め部材の上に位置決めされた状態で載置するようにリング部材を設けている。このためリング部材には上下方向の貫通部分が形成されておらず、その上面は平坦面として構成される。このようにパーティクルの発生原因となる隙間や、リング部材の上面からネジで載置台に固定する場合のような異常放電に繋がる隙間が形成されないため、パーティクルや異常放電の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1の実施形態の載置台を備えたプラズマ処理装置を示す縦断面図である。
図2】第1の実施形態の載置台に設けられたリング部材を示す平面図である。
図3】第1の実施形態の載置台に設けられたリング部材を示す底面図である。
図4】第1の実施形態の載置台を示す横断面図である。
図5】第1の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図6】第1の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図7】第1の実施形態の位置決め部材を示す平面図である。
図8】第1の実施形態の位置決め部材を示す側面図である。
図9】第1の実施形態の載置台の一部を示す横断面図である。
図10】第1の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図11】第1の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図12】第1の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図13】第1の実施形態の変形例の載置台の一部を示す横断面図である。
図14】第1の実施形態の変形例の載置台の一部を示す平面図である。
図15】第1の実施形態の変形例の載置台の一部を示す縦断面図である。
図16】本発明の第2の実施形態の載置台を備えたプラズマ処理装置を示す縦断面図である。
図17】第2の実施形態の載置台を示す横断面図である。
図18】第2の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図19】第2の実施形態の載置台の一部を示す縦断面図である。
図20】第2の実施形態の載置台の一部を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1の実施形態)
以下、本発明の載置台を備えたプラズマ処理装置の第1の実施形態の構成例について、図1図11を参照しながら説明する。このプラズマ処理装置は、例えば液晶表示装置(LCD)製造用のガラス基板Gに所定のプラズマ処理を実施するものであり、真空容器2と、この真空容器2内の底面中央に配設された載置台3と、載置台3の上方に当該載置台3と対向するように設けられた上部電極4とを備えている。
真空容器2は接地されており、また真空容器2の底面の排気口21には排気路22を介して真空排気機構23が接続されている。この真空排気機構23には図示しない圧力調整部が接続されており、これにより真空容器2内が所望の真空度に維持されるように構成されている。真空容器2の側面には、ゲートバルブ25により開閉される、基板用の搬送口24が設けられている。
【0013】
載置台3は、例えば1辺が数mの矩形状のガラス基板(以下「基板」という)Gが載置されるものであって、第1の電極体31と、この第1の電極体31の下方に設けられた第2の電極体32とを備えており、真空容器2の底面に絶縁部材33を介して配設されている。第1の電極体31及び第2の電極体32は例えば表面がアルマイト処理されたアルミニウムやステンレス等からなり、この例では第1の電極体31及び第2の電極体32により、基板Gを載置する金属製の載置台本体が構成されている。第1の電極体31の表面は基板載置面30をなし、基板Gに合わせて基板載置面30も矩形状に形成され、例えば第1の電極体31及び第2の電極体32は夫々平面形状が揃う四角柱状に構成されている。第1の電極体31には、例えばプラズマ生成用の高周波電源341及びイオン引き込み用のバイアス電力を供給するための高周波電源342が夫々整合器351、352を介して接続されている。高周波電源341は、真空容器2内に電界を発生させて後述する処理ガスをプラズマ化するためのプラズマ発生部に相当するものである。
【0014】
また第1の電極体31は上部に静電チャック36が設けられている静電チャックユニットであり、その上面だけでなく側周面についても、セラミック溶射膜に覆われている。静電チャック36は、高圧直流電源37から図示しないスイッチを介して電圧が印加されることによって、載置台3上に基板Gが静電吸着されるようになっている。なお図4図6及び図9図11では静電チャック36は図示を省略している。さらに載置台3に図示しないヒータを内蔵したり、温調媒体が通る図示しない温調流路を形成することで、基板Gを設定温度に維持するように構成してもよい。さらにまた載置台3には、基板Gの受け渡しに用いられる昇降ピン38が昇降機構39により昇降可能に挿通されている。
【0015】
上部電極4は中空状に形成されていて、その下面には、真空容器2内へ処理ガスを分散供給するための多数の孔41が例えば均等に配置されてガス供給部を構成している。また上部電極4の上面中央にはガス供給路42が設けられると共に、ガス供給路42は上流側において、バルブV1とマスフローコントローラ(MFC)43とを介してガス供給源44に接続されている。これらバルブV1、マスフローコントローラ43は、後述の制御部100からの制御信号によってガス流量及び給断の制御を行うことができるように構成されている。
【0016】
載置台3には、第1の電極体31の基板載置面30を囲むように絶縁材からなるリング部材(フォーカスリング)5が配置されている。このリング部材5は、プラズマ発生空間に臨むように配置されているので、このリング部材5を介してプラズマが載置台3上の基板Gに集束する。例えばリング部材5が載置されたときのリング部材5の上面は、基板載置面30と揃うように構成されている。
リング部材5は、絶縁材例えばアルミナ等の絶縁性セラミックにより構成され、図2及び図3に示すように、例えば長尺体である帯状部分51〜54を組み合わせることにより、平面視矩形型リング形状に形成されている。図2はリング部材5の平面図、図3はその底面図である。
【0017】
図2に示すように、この例のリング部材5は、矩形の基板載置面30の各辺のうち互いに対向する2つの短辺に沿って夫々配置された平面視長方形状の帯状部分51、53と、基板載置面30の各辺のうち互いに対向する2つの長辺に沿って夫々配置された平面視長方形状の帯状の帯状部分52、54と、を組み合わせて構成されている。各帯状部分51〜54の両端部のうち、長手方向に関する一端側を固定端511、521、531、541、他端側を自由端512、522、532、542とする。そして各帯状部分51〜54は、図2及び図3に示すように、帯状部分51〜54の固定端511〜541の夫々の端面が、隣接する他の帯状部分51〜54の自由端512〜542の側面に当接する状態で、互いに隣接する帯状部分が直交するように配置されている。
【0018】
続いてリング部材5の取り付け構造について、図4図11を参照して説明する。図4図1のA−A´線に沿って切断した横断面図、図5図4のB−B´線に沿って切断した縦断面図、図6図4のC−C´線に沿って切断した縦断面図-である。
載置台本体の角部この例では第1の電極体31の4つの角部301、302、303、304の夫々の側部には、図4及び図5に示すように、係合部をなす凹部61が形成されると共に、この凹部61に係合するように位置決め部材7が取り付けられている。この位置決め部材7は、その上にリング部材5が位置決めされた状態で載置されるものである。この例では第1の電極体31の外周囲にリング部材5が設けられるため、図2及び図4に示すように、載置台本体の角部は、帯状部分51〜54が交差している領域Sの基板載置面30側の交点である。
【0019】
図4に示すように、位置決め部材7は、第1の電極体31の4つの凹部61に対応して、第1の電極体31の4つの角部301、302、303、304に配置されている。この位置決め部材7は絶縁材例えばセラミックよりなり、第1の電極体31の凹部61に係合される基部71と、基部71から上方に突出する突起部72、73とを備えて構成されている。この例の位置決め部材7は、リング部材5の帯状部分51〜54の内、第1の電極体31の角部を介して互いに隣接する2つの帯状部分(51,52)、(52,53)、(53,54)、(54,51)の4組を位置決めするように設けられている。このため図7の平面図及び図8の側面図に夫々示すように、基部71は例えば平面視L字型に形成されると共に、一方の帯状部分用の突起部72と、他方の帯状部分用の突起部73とを備えている。
【0020】
この位置決め部材7の形状に対応して、この例における第1の電極体31に形成される凹部61は、例えば図9に角部301を例にして示すように、基板載置面30における互いに隣接する両辺に跨って形成され、その平面形状が略L字型を成している。また基部71における凹部61と係合する領域を係合領域70と呼ぶことにすると、凹部61の高さ(上下方向の大きさ)は基部71の係合領域70の厚みに揃えて形成され、位置決め部材7を凹部61に係合させたときに、例えば基部71の内端面711が凹部61の底部をなす面611に当接するように構成されている(図10参照)。突起部72、73は例えば平面視L字型の基部71の両端部近傍であって、係合領域70の外側に夫々設けられている。
【0021】
第1の電極体31及び第2の電極体32の周囲には、リング部材5の下方側において、これら第1の電極体31及び第2の電極体32の側面を覆うように側部絶縁部材62が配置されている。この側部絶縁部材62は例えばアルミナ等の絶縁性のセラミックやポリテトラフルオロエチレン等の絶縁性の樹脂により、平面視矩形型リング形状に形成されている。この例における側部絶縁部材62は、図5及び図6に示すように、縦断面形状が各々略L字型に設けられると共に、各々平面視矩形型リング形状に設けられた内側部材63と外側部材64とを組み合わせて構成されている。
【0022】
さらに側部絶縁部材62の周囲には、側部絶縁部材62の側面を覆って載置台の側部の最も外側に位置する外側リング部材65が配置されている。この外側リング部材65は例えばリング部材5と同じ材質により、平面視矩形型リング形状に形成されており、この外側リング部材65の表面にリング部材5の裏面側周縁部が載置される。
【0023】
位置決め部材7は、図9及び図10に示すように基部71を第1の電極体31の凹部61に係合させた後、例えば内側部材63を外周面側から螺合して貫通し、その先端部が位置決め部材7の外側面に当接する位置決め用のネジ部材74を締め付けることにより第1の電極体31に向けて押し付けられている。このネジ部材74は例えば絶縁部材により構成され、位置決め部材7の両端部近傍に夫々設けられており、内側部材63には、位置決め部材7に対応する位置に切欠部631が形成されると共に、ネジ部材74用の開口部632が形成されている。一方、図4及び図6に示すように、位置決め部材7が設けられていない領域には、互いに間隔を開けて設けられた多数のネジ部材741により内側部材63が第1の電極体31に固定されている。図6中633はネジ部材741用の開口部である。ネジ部材741が金属製の場合には、異常放電を抑制するために、開口部633には絶縁部材による蓋体634が設けられる。
【0024】
そして側部絶縁部材62の内側部材63をネジ部材741により、その外周面側から第1の電極体31の側周面に向かって締め付けることで、位置決め部材7が内側部材63と第1の電極体31との間に圧接された状態で取り付けられる。内側部材63を第1の電極体31に固定することにより位置決め部材7が第1の電極体31に押し付けられるが、位置決め部材7をネジ部材74により第1の電極体31に押し付けることによって、より確実に位置決め部材7が第1の電極体3に位置決めされた状態で係合される。
ネジ部材74は例えば内側部材63内に収まるように設けられ、例えばネジ部材74により内側部材63を締め付けた後、外側部材64及び外側リング部材65が取り付けられる。こうして位置決め部材7は、第1の電極体31によりその内端側の高さ方向及び横方向(水平方向)の位置が夫々規制される。なお図1ではネジ部材74は省略している。
【0025】
一方リング部材5の裏面には、位置決め部材7の突起部72、73に対応する位置に、これら突起部72、73が嵌合する凹部55、56が形成されている。一つの位置決め部材7の2つの突起部72、73は、第1の電極体31の角部を挟んで互いに隣接する2つの帯状部分(51,52)、(52,53)、(53,54)、(54,51)の各組を夫々位置決めするものである。このため各帯状部分51〜54の両端側には夫々凹部55、56が形成される。例えば図3を参照し帯状部分51を例にして説明すると、帯状部分51の固定端511側の凹部55は突起部72と係合して、帯状部分51の固定端511側の高さ方向及び横方向の位置を規制する大きさに形成される。なお図3では凹部55と突起部72とを重ねて描いている。
【0026】
一方、帯状部分51の自由端512側の凹部56は、帯状部分51の長手方向に長い平面形状を有し、突起部73と係合して、帯状部分51の自由端側の高さ方向及び長手方向を除く方向の位置を規制するように形成される。帯状部分51が熱膨張したときには、固定端511側の位置が規制されているため、自由端512側が帯状部分51の長手方向に伸びる。このため自由端512側の凹部56は、帯状部分51が熱により伸びたとしても突起部73が凹部56内に収まる形状に設定されている。一方、固定端511は位置が規制されるため、帯状部分51が熱膨張しても、その固定端511が隣接する帯状部分54の自由端542の側面を押圧して、リング部材5を変形させるおそれはない。このように位置決め部材7の突起部72、73は、一方の突起部72が帯状部分51〜54の固定端511〜541側の位置決め用、他方の突起部73が帯状部分51〜54の自由端512〜542側の位置決め用として夫々機能する。
【0027】
こうして載置台本体(第1の電極体31)の各角部の側部に係合部をなす凹部61を形成すると共に、これら凹部61に係合するように位置決め部材7を取り付ける(図10参照)。そして図11に示すように、位置決め部材7の突起部72、73に凹部55、56を嵌合するようにリング部材5を位置決め部材7上に置くことにより、リング部材5が位置決めされた状態で載置される。これによりリング部材5は、その外端側が外側リング部材65に載置されて高さ方向の位置が規制され、その内端側が位置決め部材7を介して第1の電極体31により高さ方向の位置及び横方向の位置が夫々規制される。
【0028】
プラズマ処理装置には例えばコンピュータからなる制御部100が設けられている。この制御部100はプログラム、メモリ、CPUからなるデータ処理部などを備えており、前記プログラムには制御部100からプラズマ処理装置の各部に制御信号を送り、後述の各ステップを進行させることで基板Gに対してプラズマ処理を施すように命令が組み込まれている。このプログラムは、コンピュータ記憶媒体例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、MO(光磁気ディスク)などの図示しない記憶部に格納されて制御部100にインストールされる。
【0029】
上述のプラズマ処理装置では、先ずゲートバルブ25を開いて真空容器2内へ図示しない搬送機構により基板Gを搬入し、載置台3上に水平に載置した後、基板Gを載置台3に静電吸着させる。その後搬送機構を真空容器2から退去させてゲートバルブ25を閉じ、真空排気機構23により排気路22を介して真空排気して真空容器2内を所定の真空度に維持した後、処理ガスであるエッチングガスを供給する。一方プラズマ発生用の高周波及びイオン引き込み用の高周波を夫々第1の電極体31に印加し、基板Gの上方側の空間に形成されたプラズマを利用して、基板Gに対するエッチング処理を実行する。これによりプラズマ中のイオンがバイアス用の高周波により載置台3側に引き寄せられていくので、垂直性の高いエッチング処理が進行していく。また基板Gの周囲には絶縁部材よりなるリング部材5が設けられているので、プラズマが基板側に引き寄せられ、こうして基板G上にプラズマを集中させてエッチング速度が向上される。
【0030】
上述の実施形態によれば、載置台3の第1の電極体31を囲むリング部材5を設けるにあたり、第1の電極体31の側部に係合部である凹部61を形成する一方、この凹部61に係合するように位置決め部材7を取り付け、この位置決め部材7の上に位置決めされた状態でリング部材5を載置している。このためリング部材5の上面にネジ穴等を設けて固定する必要がなく、リング部材5の上面は上下方向の貫通部分がない平坦面として構成される。従ってプラズマ処理によってリング部材5の上面に膜が堆積しても、リング部材5の上面に隙間や段差部等が存在する場合に比べて、堆積した膜が剥離しにくく、パーティクルの発生を抑制できる。またリング部材5の上面からネジ止めする場合のように、プラズマの異常放電に繋がる隙間が形成されないため、異常放電の発生を抑制することができる。
【0031】
また第1の電極体31に係合するように設けられた位置決め部材7によりリング部材5は位置決めされているため、リング部材5は第1の電極体31に基づいて位置決めされていることになり、リング部材5の取り付け位置の精度が高い。さらにまたリング部材を載置台にネジ止めする構成に比べて、リング部材5の薄肉化を図ることができ、コストダウンに寄与できる。さらに位置決め部材7は、熱膨張率の低いセラミックにより形成されているので、第1の電極体31に取り付けても熱により変形しにくく、リング部材5の位置ずれを抑制することができる。
【0032】
さらにまた位置決め部材7は、平面で見たときに第1の電極体31の各角部に係合させて取り付けられているため、第1の電極体31が熱膨張によって伸縮を繰り返したとしても、位置決め部材7の取り付け位置は第1の電極体31の各角部であるため、位置ずれが起こりにくい。
さらに位置決め部材7を平面視L字型に形成することにより、1つの位置決め部材7によって、リング部材5の帯状部分51〜54の内、隣接する2つの帯状部分51〜54を位置決めすることができる。このため角部を介して互いに隣接する2つの帯状部分(51,52)、(52、53)、(53、54)、(54、51)同士の位置ずれが発生しにくい。
【0033】
さらにまた平面視L字型の位置決め部材7を用いて、直交する2つの帯状部分51〜54の位置決めをしているので、帯状部分51〜54が熱膨張により長手方向に伸びたとしても、熱変形時に生じる隙間を最小化することができる。
さらに側部絶縁部材62を、ネジ部材74により外周面側から第1の電極体31の側周面に向かって締め付けているので、側部絶縁部材62を介して位置決め部材7が第1の電極体31に圧接されて位置が規制されると共に、プラズマの短絡を抑制することができる。
【0034】
以上において、本実施形態の載置台3は、図12に示すように、第1の電極体31と第2の電極体32との間に位置決め部材7を設けるように構成してもよい。この例では、載置台本体の側部に形成された係合部をなす凹部67は、第2の電極体32の上面と第1の電極体31に形成された切欠き部により構成されている。その他の構成及び効果は、図1図11に示す実施形態と同様である。
【0035】
続いて第1の実施形態の変形例として、載置台本体に形成される係合部が切欠き部である場合について図13図15を参照して説明する。図13は載置台本体(第1の電極体31)の角部301近傍における位置決め部材75が取り付けられた箇所の横断面図、図14はその概略平面図、図15図13のα―α´線に沿って切断した縦断面図である。
この例では、第1の電極体31の各角部301〜304は、例えば三角柱状に切り取られて切欠き部310となっており、こうして切り取られた三角柱の底面にあたる領域が平面視三角形状に露出して載置領域311を形成している。
【0036】
一方位置決め部材75は、例えば基部76の内端に載置領域311に対応する形状の係合領域761を備えると共に、載置台本体の角部を介して隣接する2つの帯状部分を位置決めするように、2つの帯状部分に設けた凹部55、56に対応する位置に突起部77、78を設けて構成されている。この例の位置決め部材75は、角部に沿って形成された基部76の両端部に突起部77、78を備えているため、平面視L字型形状をなすものとする。また位置決め部材75の基部76の下面には平面視L字型状の垂直な足部762が設けられており、この足部762は第1の電極体31の角部を挟んで隣接する側部に沿って設けられている。
【0037】
こうして係合部をなす切欠き部310により形成された載置領域311の上面に位置決め部材75の係合領域761が載置されることにより、位置決め部材75が載置台本体の第1の電極体31に係合して取り付けられる。また第1及び第2の電極体31、32の外方には、これら電極体31、32を取り囲むように側部絶縁部材621が設けられている。側部絶縁部材621には、位置決め部材75に対応する位置に切欠部622が形成されていると共に、位置決め部材75の位置決め用のネジ部材79の開口部623と、側部絶縁部材621の固定用のネジ部材791の開口部624と、が夫々形成されている。位置決め用のネジ部材79は例えば絶縁部材により構成され、位置決め部材75の両端部近傍に夫々設けられている。固定用のネジ部材791は側部絶縁部材621の周方向全体に亘って互いに間隔を開けて形成されている。ネジ部材791が金属製の場合には、異常放電を抑制するために、開口部624には絶縁部材による蓋体625が設けられる。
【0038】
位置決め部材75は第1の電極体31に係合して取り付けられた後、その外端面に当接するネジ部材79により側部絶縁部材621側から第1の電極体31に向けて押し込まれる。そしてネジ部材791により側部絶縁部材621をその外周面側から第1及び第2の電極体31、32の側周面に向かって締め付けることで、位置決め部材75が第1及び第2の電極体31、32側に圧接される。これにより位置決め部材75は、第1及び第2の電極体31、32によりその内端側の高さ方向及び横方向(水平方向)の位置が規制される。
その他の構成は第1の実施形態と同様であり、同じ構成部材については同符号を付し、説明を省略するが、載置台本体に形成される係合部、位置決め部材の形状及び側部絶縁部材の取り付け構造以外については第1の実施形態と同様に構成されているので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0039】
(第2の実施形態)
続いて本発明の第2の実施形態について、図16図20を参照して説明する。図16は第2の実施形態の載置台8を備えたプラズマ処理装置の縦断面図、図17図16のD−D´線に沿って切断した横断面図、図18図17のE−E´線に沿って切断した縦断面図、図19図17のF−F´線に沿って切断した縦断面図-である。
【0040】
この実施形態の載置台8は載置台本体の外縁部にフランジ部(段部)を備えたものである。
載置台本体は第1の電極体81と、その下方側の第2の電極体82とよりなり、これらは例えば四角柱状に形成される。第1の電極体81の表面は基板載置面80を成しており、第2の電極体82の平面形状は基板載置面80の平面形状よりも一回り大きく形成されている。第1の電極体81の平面形状は基板載置面80の下方側にて、第2の電極体82の平面形状と揃う大きさに拡大してフランジ部(段部)811を形成している。
【0041】
この場合には例えば図18及び図19に示すように、その内縁部の下面がフランジ部811上に載置される状態でリング部材が配置されるが、この場合においても、リング部材5が載置台本体におけるフランジ部811よりも上部側を囲むように設けられていることから、「載置台本体を囲むように設けられている」という意味に含まれる。
【0042】
この例では、載置台本体の第1の電極体81の4つの角部801、802、803、804の近傍の側部に、係合部をなす切欠き部812が形成されている。図20に角部801を例にして示すように、各角部801〜804の近傍領域には例えば平面視四角形状の切欠き部812が形成され、第2の電極体82の上面が露出して載置領域821を形成している。
一方、図18に位置決め部材9の側面図、図20に位置決め部材9の平面図を夫々示すように、位置決め部材9は平面視長方形状に構成され、例えば基台91の内端に載置領域821に対応する形状の係合領域90を備えると共に、リング部材5を位置決めするための突起部92が設けられている。そして切欠き部812により形成された載置領域821の上面に位置決め部材9の係合領域90が載置されることにより、位置決め部材9が第1及び第2の電極体81、82よりなる載置台本体に係合して取り付けられるように構成されている。
【0043】
第1の電極体81及び第2の電極体82の周囲には、これら電極体81、82の側面を覆うように、内側部材831とその外側部材832よりなる側部絶縁部材83が配置されると共に、側部絶縁部材83の周囲には、側部絶縁部材83の側面を覆うように外側リング部材65が設けられている。
位置決め部材9は、電極体の切欠き部812に係合させた後、その外端面に当接する例えば絶縁部材により構成されたネジ部材94によって側部絶縁部材83の内側部材831側から第1の電極体31に向けて押し込まれる。また図17及び図19に示すように、載置台8の角部以外の領域においては、互いに間隔を開けて設けられたネジ部材95により側部絶縁部材83をその外周面側から第1及び第2の電極体81、82の側周面に向かって締め付けている。なお内側部材831には位置決め部材9の切欠き部833、ネジ部材94の開口部834及びネジ部材95の開口部835が夫々形成されている。ネジ部材95が金属製である場合には、異常放電を抑制するために、開口部835には絶縁部材による蓋体836が設けられる。
【0044】
こうして位置決め部材9はその外端面に当接するネジ部材94により内側部材831側から第1の電極体81に向けて押し込まれ、ネジ部材95の締め付けにより側部絶縁部材83を介して第1及び第2の電極体81、82側に圧接される。この例においても外側リング部材65の表面にリング部材5の裏面側周縁部が載置され、位置決め部材9は、第1及び第2の電極体81、82によりその内端側の高さ方向及び横方向(水平方向)の位置が規制される。一方リング部材5の構成は第1の実施形態と同様であり、この例では一つの位置決め部材9の突起部92は、一つの帯状部分51〜54の固定端511〜541又は自由端512〜542側のいずれか一方の位置決め用として機能する。
【0045】
このように載置台本体(第1の電極体81)の角部近傍に係合部をなす切欠き部812が設けられる。載置台本体の角部は、既述のようにリング部材5の帯状部分(帯状部分)が交差している領域Sの基板載置面80側の交点である。
こうして第1の電極体81の各角部の側部に係合部をなす切欠き部812を形成すると共に、これら切欠き部812に係合するように位置決め部材9を設ける。そして図18及び図19に示すように、位置決め部材9の突起部92に凹部55、56を嵌めるようにリング部材5を位置決め部材9上に置くことにより、リング部材5が位置決めされた状態で載置される。
【0046】
この手法においても、リング部材5は、その外端側が外側リング部材65に載置されて高さ方向の位置が規制され、その内端側が位置決め部材9を介して第1の電極体81により高さ方向の位置及び横方向の位置が規制される。その他の構成は第1の実施形態と同様であり、同じ構成部材については同符号を付し、説明を省略するが、載置台本体に形成される係合部、位置決め部材の形状及び側部絶縁部材の取り付け構造以外については第1の実施形態と同様に構成されているので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】
以上において、プラズマ処理装置で実施されるプラズマ処理はエッチング処理に限らず、成膜処理等であってもよく、この場合は載置台にバイアス電力を印加するための高周波電源を設ける必要はない。またリング部材は4つの帯状部分の組み合わせ体としたが、一体に構成されるものであってもよいし、組み合わせにより構成する場合であっても、帯状部分は2つ又は3つあるいは4つ以上であってもよい。またリング部材と位置決め部材とは、リング部材の下面から下方に突出する突出部があり、この突出部が位置決め部材に設けた凹部に嵌合することにより位置決めされる構造であってもよい。
【0048】
さらに載置台本体に設けられる係合部は、載置台本体の角部又は角部近傍領域に加えて、角部又は角部近傍領域以外の他の領域に設けるようにしてもよい。さらにまた本発明のプラズマ処理装置は、平行平板型に限られず、例えばICP(Inductive Coupled Plasma)等と呼ばれている、真空容器に巻かれたコイルから電界及び磁界を処理ガスに与える方法等によりプラズマを生成する装置をプラズマ処理装置にも適用できる。またヘリコン波プラズマなどと呼ばれている例えば13.56MHzの高周波と磁気コイルにより印加された磁場との相互作用によりヘリコンプラズマを生成する装置や、マグネトロンプラズマなどと呼ばれている2枚の平行なカソ−ドにほぼ平行をなすように磁界を印加することによってプラズマを生成する装置にも適用できる。従って載置台本体は必ずしも電極体として構成する必要はない。
【符号の説明】
【0049】
2 真空容器
3、8 載置台
30、80 基板載置面
31 第1の電極体
32 第2の電極体
4 上部電極
5 リング部材
51〜54 帯状部分
55、56 凹部
61 凹部
62 側部絶縁部材
7 位置決め部材
72、73 突起部
図1
図2
図3
図4
図5
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図7
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図10
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