【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため、本発明の発電出力の推定方法は、配電線において計測された電圧,電流,及び力率が用いられて有効電力と無効電力とが算出されると共に所定の時間間隔だけ前の有効電力と無効電力との差分である有効電力変動及び無効電力変動が算出され、これら有効電力変動と無効電力変動とに基づいて算出される潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角並びに予め設定された配電線における負荷変動の力率の値及び配電線に連系している分散型電源から出力される電力の力率の値が用いられて所定の時間間隔における分散型電源の発電出力変動が算定され、当該分散型電源の発電出力変動から分散型電源の発電出力が推定されるようにしている。
【0008】
また、本発明の発電出力の推定装置は、配電線において計測された電圧,電流,及び力率を用いて有効電力と無効電力とを算出する手段と、所定の時間間隔だけ前の有効電力と無効電力との差分である有効電力変動及び無効電力変動を算出する手段と、有効電力変動と無効電力変動とに基づいて潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角を算出する手段と、潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角並びに予め設定された配電線における負荷変動の力率の値及び配電線に連系している分散型電源から出力される電力の力率の値を用いて所定の時間間隔における分散型電源の発電出力変動を算定する手段と、分散型電源の発電出力変動から分散型電源の発電出力を推定する手段とを有するようにしている。
【0009】
また、本発明の発電出力の推定プログラムは、配電線において計測された電圧,電流,及び力率を用いて有効電力と無効電力とを算出する処理と、所定の時間間隔だけ前の有効電力と無効電力との差分である有効電力変動及び無効電力変動を算出する処理と、有効電力変動と無効電力変動とに基づいて潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角を算出する処理と、潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角並びに予め設定された配電線における負荷変動の力率の値及び配電線に連系している分散型電源から出力される電力の力率の値を用いて所定の時間間隔における分散型電源の発電出力変動を算定する処理と、分散型電源の発電出力変動から分散型電源の発電出力を推定する処理とをコンピュータに行わせるようにしている。
【0010】
これらの発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによると、配電系統に連系している分散型電源の発電出力を下記に説明する原理によって推定することができる。
【0011】
ここでは、
図3に示す模式化された配電系統を用いて本発明の原理を説明する。なお、本発明の説明においては、配電線について、配電用変電所の側を上流側とする。
【0012】
図3に示す模式化された配電系統は、配電用変電所1Aからの電力を供給する配電線2にセンサー3及び当該センサー3よりも下流側位置にスイッチ5Aが設置されていると共に、配電線2からみたときに電力融通配電系統になる配電線6Aがスイッチ5Aよりも下流側位置において融通制御スイッチ5Bを介して配電線2に接続されている。なお、配電線6Aの上流には配電用変電所1Bがあり、配電線6Aは配電用変電所1Bからの電力を供給する。また、符号6Bは、センサー3とスイッチ5Aとの間の位置において配電線2に接続されているフィーダーである。
【0013】
なお、配電線2において供給支障事故が発生していない通常時においては、配電線2に設置されているスイッチ5Aは「入」(即ち、接続)の状態であり、配電線6Aに設置されている融通制御スイッチ5Bは「切」(即ち、遮断)の状態である。
【0014】
センサー3は、配電線2の少なくとも電圧及び電流並びに配電系統の力率を計測可能な機器である。
【0015】
センサー3によって計測された計測データ(具体的には、電圧,電流,及び力率)が用いられて有効電力及び無効電力が算出される。
【0016】
図3において、符号4は、配電線6Aが接続されている位置よりも下流側において配電線2に連系している分散型電源である。分散型電源4は、特定の種類に限定されるものではなく、例えば太陽光発電,風力発電,または波力・潮力発電などのように時々刻々と変化する再生可能エネルギーを利用する発電設備を始めとして種々の発電設備が想定され得る。
【0017】
ここで、本発明の発電出力の推定方法の適用にあたっては、分散型電源4から出力される電力の力率が予め設定されて分散型電源4において前記予め設定された力率での力率一定運転が行われるように無効電力が注入されていることが好ましい。
【0018】
配電線2に設置されたセンサー3によって計測された計測データが用いられて算出される有効電力(計測潮流;図中の符号9の矢印で表す)は、当該センサー3以下の負荷、言い換えると、センサー3よりも下流側の負荷による末端側に向かう潮流(負荷潮流;図中の符号7の矢印で表す)と、末端側から配電用変電所1A側に向かう逆方向の潮流(発電潮流;図中の符号8の矢印で表す)とが合計された値となる。
【0019】
つまり、配電線2において、負荷潮流7が実際の需要であり、発電潮流8が分散型電源4の発電出力であり、計測潮流9がセンサー3によって計測される需要、言ってみれば見かけの需要である。
【0020】
なお、負荷潮流7と発電潮流8とが
図3に示す例のように向きが逆である場合には符号が逆になるので、この場合には、計測潮流9は負荷潮流7の絶対値と発電潮流8の絶対値との差分であるとも言える。
【0021】
ここで、
図4に示すように、配電線2のフィーダー6Bで供給支障事故Siが発生した場合には、配電線2に設置されているスイッチ5Aが「切」(即ち、遮断)の状態に切り替わると共に配電線6Aに設置されている融通制御スイッチ5Bが「入」(即ち、接続)の状態に切り替わる。これにより、配電用変電所1Bからの電力が配電線6Aを介して配電線2へと供給即ち融通される。
【0022】
また、配電線2のフィーダー6Bで供給支障事故Siが発生した場合には、配電線2に連系している分散型電源4は配電線2への電力の供給を停止する。したがって、
図4に示す状態における発電潮流8はゼロ(0)になる。
【0023】
このとき、供給支障事故が発生していない
図3に示す状態でセンサー3によって計測されているのは、実際の需要(即ち、負荷潮流7)ではなく、見かけの需要(即ち、計測潮流9)である。したがって、供給支障事故Siが発生して
図4の状態に切り替わったときに電力融通配電系統としての配電線6Aから供給される融通電力だけで下流側の需要に十分に対応し得るか否か不明である。
【0024】
このため、供給支障事故などが発生した際の配電線融通計算を適切に行うためには、
図3に示す状態における実際の需要(即ち、負荷潮流7)を正確に把握することに必要とされる、分散型電源4の発電出力(即ち、発電潮流8)を把握することが重要である。
【0025】
ここで、無効電力にも着目すると、負荷が増加、つまり有効電力が増加すると、産業用負荷などの影響によって無効電力も増加(系統側からみて遅れ:遅相)となる。
【0026】
一方で、負荷が減少、つまり有効電力が減少すると、無効電力も減少(系統側からみて進み:進相)となる。
【0027】
上述の関係を図示したのが、
図5の、横軸が有効電力Pであると共に縦軸が無効電力QであるPQ平面における「負荷」である。ただし、無効電力の変動を伴わない家庭用負荷などが存在、即ち連系している場合もある。
【0028】
これに対し、例えば太陽光発電については、太陽光が当たって発電すると潮流の有効電力が減少するが、電圧上昇対策で導入されている力率一定制御機能により、無効電力が増加(系統側からみて遅れ:遅相)となる。逆に雲がかかるなどして発電量が減少すると、有効電力が減少し、無効電力も減少(系統側からみて進み:進相)となる。
【0029】
上述の関係を図示したのが、
図5のPQ平面における「発電出力」である。
【0030】
図5のPQ平面において表される関係から、本発明者は、横軸を有効電力Pとすると共に縦軸を無効電力QとしたPQ平面上で、負荷と発電出力とは独立のベクトルとなる傾向にあると考えられるという知見を得た。
【0031】
或る時刻においてセンサー3の計測データが用いられて算出された有効電力潮流をP(t)とすると共に無効電力潮流をQ(t)とすると、これら有効電力潮流P(t)と無効電力潮流Q(t)とは、負荷による有効電力Pl及び無効電力Ql並びに分散型電源4の発電による有効電力Pv及び無効電力Qvを用いてそれぞれ数式1−1,数式1−2のように表される。ただし、時刻をtの値によって表すものとし、分散型電源の発電出力については発電すると増加する方向を正とした。
【0032】
(数1−1) P(t)=Pl(t)−Pv(t)
(数1−2) Q(t)=Ql(t)+Qv(t)
【0033】
ここで、或る時刻tから時間間隔Δtだけ前の有効電力P(t−Δt)と無効電力Q(t−Δt)とは、それぞれ数式2−1,数式2−2のように表される。
【0034】
(数2−1) P(t−Δt)=Pl(t−Δt)−Pv(t−Δt)
(数2−2) Q(t−Δt)=Ql(t−Δt)+Qv(t−Δt)
【0035】
したがって、或る時刻tから遡る時間間隔Δtの間における有効電力変動ΔP(t)は、数式3−1で表され、当該数式3−1に数式1−1及び数式2−1を代入することによって数式3−2のように変形され、当該数式3−2は数式3−3のように変形され、結果的に数式3−4のように表される。
【0036】
(数3−1) ΔP(t)=P(t)−P(t−Δt)
(数3−2) ΔP(t)={Pl(t)−Pv(t)}−{Pl(t−Δt)−Pv(t−Δt)}
(数3−3) ΔP(t)={Pl(t)−Pl(t−Δt)}−{Pv(t)−Pv(t−Δt)}
(数3−4) ΔP(t)=ΔPl(t)−ΔPv(t)
【0037】
また、或る時刻tから遡る時間間隔Δtの間における無効電力変動ΔQ(t)は、数式4−1で表され、当該数式4−1に数式1−2及び数式2−2を代入することによって数式4−2のように変形され、当該数式4−2は数式4−3のように変形され、結果的に数式4−4のように表される。
【0038】
(数4−1) ΔQ(t)=Q(t)−Q(t−Δt)
(数4−2) ΔQ(t)={Ql(t)+Qv(t)}−{Ql(t−Δt)+Qv(t−Δt)}
(数4−3) ΔQ(t)={Ql(t)−Ql(t−Δt)}+{Qv(t)−Qv(t−Δt)}
(数4−4) ΔQ(t)=ΔQl(t)+ΔQv(t)
【0039】
ここで、有効電力変動ΔP(t)と無効電力変動ΔQ(t)とを用いて時刻t毎に表1を基準に判定することにより、潮流の変動において、負荷による変動が支配的であるのか、或いは、分散型電源の発電出力による変動が支配的であるのかを仕分ける。
【0040】
【表1】
【0041】
表1は、数式3−4によって算出される有効電力変動ΔPの値が、正(+)であるときは消費増加の局面であり、負(−)であるときは発電増加の局面であることを表す。
【0042】
表1は、また、数式4−4によって算出される無効電力変動ΔQの値が、正(+)であるときは無効電力増加(系統側からみて遅れ:遅相)の局面であり、負(−)であるときは無効電力減少(系統側からみて進み:進相)の局面であることを表す。
【0043】
そして、表中の記号Lは負荷による変動が支配的であることを表し、記号Gは分散型電源の発電出力による変動が支配的であることを表す。
【0044】
つまり、表1により、数式3−4によって算出される有効電力変動ΔPの値が負であり且つ数式4−4によって算出される無効電力変動ΔQの値が正であるとき、または、有効電力変動ΔPの値が正であり且つ無効電力変動ΔQの値が負であるときは、これらの組み合わせに該当する記号はGであるので、潮流の変動において分散型電源の発電出力による変動が支配的であると判定される。すなわち、言い換えると、有効電力変動ΔPの変動方向と無効電力変動ΔQの変動方向とが逆であるときは分散型電源の発電出力による変動が支配的であると判定される。
【0045】
表1により、また、上記以外の組み合わせであるときは、これら組み合わせに該当する記号はLであるので、潮流の変動において負荷による変動が支配的であると判定される。すなわち、言い換えると、有効電力変動ΔPの変動方向と無効電力変動ΔQの変動方向とが同じであるとき、或いは、有効電力変動ΔPと無効電力変動ΔQとのうちの少なくとも一方がゼロ(0)であるときは、負荷による変動が支配的であると判定される。
【0046】
表1の判定基準を、横軸を時刻とすると共に縦軸を電力(具体的には、有効電力P,無効電力Q)とするグラフによって表すと
図6のようになる。
図6の電力変動は、表1を説明するための単なる想定例であり、分散型電源4が太陽光発電設備であると仮定した場合の想定例である。
【0047】
具体的には、早朝に負荷(有効電力P)が増加してくると無効電力Qは増加(遅相)に向かい、昼間に太陽光発電の発電出力が支配的になって有効電力Pが減少すると無効電力Qは更に増加(遅相)に向かい、日没後は負荷(有効電力P)が減少すると無効電力Qは減少(進相)に向かう。
【0048】
上述のように判定して、時刻Tまでの、潮流の変動において分散型電源の発電出力による変動が支配的であると判定された時刻tの有効電力変動ΔP(t)のみを数式5によって積算することにより、時刻Tにおける分散型電源4の発電出力Pt(T)が推定される。
【0049】
(数5) Pt(T)=ΣΔP(t)
【0050】
なお、数式5による分散型電源4の発電出力Pt(T)の推定は、潮流の変動において分散型電源の発電出力による変動が支配的であるときは数式3−4におけるΔPl(t)は無視し得るのでΔP(t)=−ΔPv(t)であると評価し得ることに基づく。
【0051】
上述の知見及び検討内容も踏まえ、負荷変動と分散型電源の発電出力変動との特性に纏わる視点を更に追加した本発明の原理を以下に説明する。
【0052】
図7,
図8に示すように、或る時刻の潮流変動をPQ平面上で描いたとき、潮流変動は負荷変動と分散型電源の発電出力変動とにベクトル分解される。
【0053】
例えば負荷が増加すると、有効電力Pと無効電力Qとが共に増加し、同時に分散型電源の発電出力が増加すると、有効電力Pが減少に向かう。すると、負荷変動と分散型電源の発電出力変動とを合成した潮流変動(言い換えると、潮流変動を表すベクトル)は、分散型電源の発電出力変動と比べて負荷変動が大きい場合は
図7のように第1象限に入り、負荷変動と比べて分散型電源の発電出力変動が大きい場合は
図8のように第2象限に入る。
【0054】
ここで、潮流変動,負荷変動,及び分散型電源の発電出力変動について、矢印の大きさがそれぞれ潮流の皮相電力S,負荷の皮相電力Sl,及び分散型電源から出力される皮相電力Svを表すとすると、余弦cosχ,cosθ,及びcosφが各々の力率となる。
【0055】
ここで、本発明においては、以下の数式6によって表されるcosθを「負荷変動の力率」と呼ぶ。なお、ΔPl(t)=Pl(t)−Pl(t−Δt),ΔQl(t)=Ql(t)−Ql(t−Δt)であり、また、数式6では時刻の識別子である (t) を省略している。
【0056】
【数6】
【0057】
なお、χは潮流変動を表すベクトルが横軸(即ち、有効電力Pを表す軸)となす角(以下、潮流変動ベクトル角という)の大きさであり、θは負荷変動を表すベクトルが横軸となす角(以下、負荷変動ベクトル角という)の大きさであり、φは発電出力変動を表すベクトルが横軸となす角(以下、出力変動ベクトル角という)の大きさである。
【0058】
したがって、潮流変動ベクトル角χ=tan
−1[|ΔQ/ΔP|]であり、負荷変動ベクトル角θ=tan
−1[|ΔQl/ΔPl|]であり、出力変動ベクトル角φ=tan
−1[|ΔQv/ΔPv|]である。
【0059】
これらの値を用いると、θ<χの場合は、
図7の例のように潮流変動(潮流変動を表すベクトル)が第1象限に入るときは数式7によって、また、
図8の例のように潮流変動(潮流変動を表すベクトル)が第2象限に入るときは数式8によって、分散型電源の発電出力変動ΔPvがそれぞれ求められる。
【0060】
【数7】
【0061】
【数8】
【0062】
θ<χの場合について潮流変動が第3象限,第4象限に存在する場合を含む算定式の全ては表2のように整理され、また、θ>χの場合の算定式の全ては表3のように整理される。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
上述によって算定される時刻Tまでの分散型電源の発電出力変動ΔPvを数式9によって積算することにより、時刻Tにおける分散型電源4の発電出力Pt(T)が推定される。
【0066】
(数9) Pt(T)=ΣΔPv(t)
【0067】
なお、表2及び表3の算定式を用いる方法では負荷の変動方向と分散型電源の発電出力の変動方向とが平行でない必要があるため、負荷変動の力率が100%(即ち、cosθ=1)であると共に分散型電源から出力される電力の力率が100%(即ち、cosφ=1)である場合には表2及び表3の算定式を用いる方法は適用され得ない。したがって、負荷変動の力率が100%である場合には分散型電源から出力される電力の力率は100%ではない値に設定される。
【0068】
以上の原理を踏まえると、本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによると、配電線における有効電力及び無効電力の時間変動を用いることにより、配電線に連系している分散型電源の発電出力が推定され、言い換えると、負荷と分離されたそれのみとしての分散型電源の発電出力が推定される。
【0069】
本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによると、しかも、配電線の電圧,電流,及び力率を計測することにより、配電線に連系している分散型電源の発電出力が推定される。
【0070】
これらの発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによると、また、配電線において計測される電力状況が用いられて配電線に連系している分散型電源の発電出力が推定されるので、例えば気象状況の予報値などの精度に影響されること無く推定精度が確保されると共に、配電線における電力状況の僅かな変化でも発電出力の推定に反映される。
【0071】
ここで、通信技術の発展に伴い、電力会社の配電部門でも系統運用の自動化が進んでおり、配電線搬送や配電用の通信ケーブル、更には光ネットワークの構築もなされてきている。同時に、潮流計測や配電線事故検出の機能を持った配電線センサーの導入も進んできており、事業所にいながら電圧,電流,及び力率といった情報の入手が容易になっている。このような背景のもと、本発明では、既設の配電線センサーにより計測されるデータを利用することによって発電出力が推定されるようにしても良く、新たに必要とされる費用が抑制される。また、推定対象の配電線の区間やフィーダーに配電線センサーが設置されていないために計測機器を新たに設置する必要があるとしても、配電線センサーによって計測されるデータには種々の用途があるので、本発明のために限定されない配電線センサーを設置することによって本発明は実施され得る。
【0072】
上述のことも踏まえ、本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムは、配電線に設置された配電線センサーによって電圧,電流,及び力率が計測されるようにしても良い。この場合には、既設の配電線センサーによって計測されるデータを利用して発電出力の推定が行われたり、配電線センサーを新たに設置する場合でも本発明のために限定されない配電線センサーを設置して発電出力の推定が行われたりする。
【0073】
また、本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムは、分散型電源から出力される電力の力率が設定され、分散型電源において前記力率での力率一定制御が行われるようにしても良い。この場合には、分散型電源から出力される電力について設定された力率が用いられて分散型電源の発電出力の推定が行われる。