技術分野
発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムに関する。さらに詳述すると、本発明は、配電系統に連系している例えば太陽光発電設備などの分散型電源による発電出力の推定に用いて好適な技術
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、特許文献1の太陽光発電量予測システムでは、地域毎の気象と電力系統の電力量とに纏わる情報を収集するのに多大な手間や大掛かりな仕組みが必要とされるという問題があり、このため、汎用性が高いとは言い難い。特許文献1の太陽光発電量予測システムでは、また、再生可能エネルギーを利用する発電設備では太陽光発電設備を始めとして気象状況が僅かに違うだけでも発電出力が大きく異なることがあり、気象状況の予報値が正確でなければ精度の高い予測はそもそも行われ得ないという問題があり、しかも、気象状況の予報値と実際の気象状況とのずれがたとえ僅かでも発電出力が大きく異なることになってしまう可能性があるという点において信頼性が高いとは言い難いという問題がある。
そこで、本発明は、配電系統に連系している分散型電源の発電出力を多大な手間を掛けることなく且つ大掛かりな仕組みが必要とされることなく簡便に、しかも良好な精度で推定することができる発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる目的を達成するため、本発明の発電出力の推定方法は、配電線において計測された電圧,電流,及び力率が用いられて有効電力と無効電力とが算出されると共に所定の時間間隔だけ前の有効電力と無効電力との差分である有効電力変動及び無効電力変動が算出され、これら有効電力変動と無効電力変動とに基づいて算出される潮流の皮相電力変動及び潮流変動ベクトル角並びに予め設定された配電線における負荷変動の力率の値及び・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによれば、配電線における有効電力及び無効電力の時間変動を用いることによって配電線に連系している分散型電源の発電出力を推定する、言い換えると、負荷と分離されたそれのみとしての分散型電源の発電出力を推定することができるので、配電線において供給支障事故などが発生した際の配電線融通計算を適確に行うことを可能にして配電系統の運用を適切に行うことが可能になる。
本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによれば、しかも、配電線の電圧,電流,及び力率を計測することによって配電線に連系している分散型電源の発電出力を推定することができるので、多大な手間や大掛かりな仕組みが必要とされることなく分散型電源の発電出力の推定が可能であり、発電出力の推定技術としての汎用性の向上を図ることが可能になる。
本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムによれば、また、例えば気象状況の予報値などの精度に影響されること無く推定精度を確保することができると共に、配電線における電力状況の僅かな変化でも発電出力の推定に反映させることができるので、良好な推定精度を実現して発電出力の推定技術としての信頼性の向上を図ることが可能になる。
また、本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムは、電圧,電流,及び力率が配電線センサーによって計測されるようにした場合には、既設の配電線センサーによって計測されるデータを利用して発電出力の推定を行うことができるので、コストを低減させることが可能になる。また、配電線センサーを新たに設置する場合でも本発明のために限定されない配電線センサーを設置して発電出力の推定を行うことができるので、機器の多様な有効活用の可能性を確保して配電系統の監視・運用全体としてのコストを低減させることが可能になる。
また、本発明の発電出力の推定方法、推定装置、及び推定プログラムは、分散型電源において所与の力率での力率一定制御が行われるようにした場合には、所与の力率が用いられて分散型電源の発電出力の推定が行われるので、推定精度のより一層の向上を図ることが可能になる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の発電出力の推定方法の実施形態の一例を説明するフローチャートである。
【図2】 実施形態の発電出力の推定方法を発電出力の推定プログラムを用いて実施する場合の当該プログラムによって実現される発電出力の推定装置の機能ブロック図である。
【図3】 本発明の原理を説明するための配電系統の模式図であると共に実施形態において例として取り上げる配電系統の模式図である。
【図4】 図3の配電系統において供給支障事故が発生した場合の配電線の切り替えを説明する模式図である。
【図5】 有効電力P−無効電力Q平面における負荷と分散型電源の発電出力との変化の態様を示す図である。
【図6】 潮流の変動の支配要因を判定するための基準を説明する図である。
【図7】 本発明の原理を説明するための潮流変動のベクトル分解を示す図であり、潮流変動(潮流変動を表すベクトル)が第1象限に入る場合の図である。
【図8】 本発明の原理を説明するための潮流変動のベクトル分解を示す図であり、潮流変動(潮流変動を表すベクトル)が第2象限に入る場合の図である。
【図9】 実施例1における太陽光発電出力の推定値と実測値との時刻毎の比較を示す図であり、太陽光発電出力の変動が大きい一日についての結果を示す図である。
【図10】 実施例1における太陽光発電出力の推定値と実測値との時刻毎の比較を示す図であり、太陽光発電出力の変動が小さい一日についての結果を示す図である。
【図11】 実施例2における分散型電源から出力される電力の力率の値の変化に伴う推定誤差率の変化を示す図である。
10 発電出力の推定方法
17 発電出力の推定プログラム
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