【実施例】
【0157】
実験の部
本出願中に出現し得るいくつかの略語は以下のとおりである:
【0158】
【表1】
【0159】
【表2】
【0160】
本発明の化合物を、以下のスキーム及び実施例の手順に従って、適切な材料を使用して調製することができ、以下の特定の実施例によってさらに例証する。
【0161】
さらに、本明細書中に記載した手順を当該分野における通常の技術と共に利用することによって、本出願中で特許請求されている本発明の追加の化合物を容易に調製することができる。しかしながら、実施例において例示した化合物を、本発明として考慮される唯一の属を形成するものと解釈するべきではない。実施例はさらに、本発明の化合物の調製についての詳細を例示する。当業者は、以下の調製手順の条件及びプロセスの既知の変法を使用してこれらの化合物を調製することができることを容易に理解するであろう。
【0162】
本化合物を、一般的にそれらの医薬上許容される塩、例えば、上記の形態で単離する。単離した塩に対応するアミン非含有塩基を、好適な塩基、例えば、水性炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムでの中和、ならびに遊離のアミン非含有塩基の有機溶媒中への抽出、続いて蒸発によって生成することができる。このようにして単離したアミン非含有塩基を、他の医薬上許容される塩に、有機溶媒への溶解、続いて適切な酸の添加及びその後の蒸発、沈殿又は結晶化によってさらに変換することができる。
【0163】
本発明は、以下のスキーム及び実施例に記載した特定の実施形態への参照によって例示されるが、それらには限定されないであろう。スキーム中で特に別の指示がない限り、変数は、上記と同一の意味を有する。特に別の特定がない限り、すべての出発材料を商業的な供給者から得て、さらに精製せずに使用する。別に特定しない限り、すべての温度を℃で表し、すべての反応を室温で行う。化合物を、シリカクロマトグラフィー又は分取HPLCのいずれかによって精製した。
【0164】
本発明はまた、以下に記載するスキーム及び実施例に従って式(I)の化合物を製造するための方法に関する。
【0165】
一般合成スキームI
【化17】
【0166】
アミン(2)を二環式骨格(1)と、塩基性条件下に反応させ、式(I)の化合物(3)を生成する。特に別の指示がない限り、一般合成スキームI中の置換基は式Iに規定されるものに対応する。
【0167】
一般合成スキームII
【化18】
【0168】
幾つかの実施形態において、塩基性条件下に4-アミノ-6-クロロ-ピリミジン-5-オールを1,2−ジブロモエタンと反応させることにより二環式骨格を調製した。
【0169】
【化19】
【0170】
好ましい実施形態において、二環式骨格(4)を、アミン(5) (WO13/40044)と塩基性条件下に反応させ、式Iにより記載される化合物(6)を生成する。特に別の指示がない限り、一般合成スキームII中の置換基は式Iに規定されるものに対応する。
【0171】
一般合成スキームIII
【化20】
【0172】
4,6-ジクロロ-5-ニトロ-ピリミジンを試薬(7)と塩基性条件に反応させ、塩化物中間体(8)を提供する。置換アミンと塩化物(8)を反応させ、化合物(9)を提供する。二環式化合物(11)を化合物(10)の閉環生成物の脱-bocの後に得て、化合物(10)は化合物(9)の水素化から生じた。塩基の存在下での化合物(11)のアルキル化により、所望の化合物(12)を提供した。
【0173】
分析方法
分析LC/MSを下記の3つの方法を用いて行った:
方法 A: ディスカバリーC
18, 5 μm, 3 x 30 mm カラムを、流速400 μL/min、サンプルループ5 μL、移動相: (A) 0.1%ギ酸を含む水、移動相:(B) 0.1%ギ酸を含むメタノールで使用、保持時間を分で表す。
方法の詳細: (I) UV/VISダイオードアレイディテクタG1315B (Agilent)及びFinnigan LCQ Duo MSディテクタ備えたQuaternary Pump G1311A (Agilent)により、ESI + 方法(modus)、254及び280 nmにてUV-検知、3.2分の線状勾配で勾配15%(B)から95% (B)、(II) 95% (B)で1.4分間保持、(III) 0.1分の線状勾配で95%(B)から15% (B)に低減、(IV) 15%(B)で2.3分間保持。
【0174】
方法B:Waters Symmetry C
18、3.5μm、4.6×75mmカラム、流速1mL/min、サンプルループ10μL、移動相(A)は水0.05%TFAを含む水、移動相(B)は0.05%TFAを含むACN、保持時間を分で表す。
方法の詳細:(I)UV/VisダイオードアレイディテクタG1315B(Agilent)及びAgilent G1956B(SL)MSディテクタを備えたBinary Pump G1312A(Agilent)により、ESI+モード、254nm及び280nmにてUV-検知、10分の線状勾配で勾配20%(B)から85% (B)、(II) 85% (B)で1分間保持、(III) 0.2分の線状勾配で20%(B)から85% (B)に低減、(IV) 20%(B)で3.8分間保持。
【0175】
方法C:勾配:4.2分/流れ:2ml/min、99:01〜0:100水+0.1%(体積)TFA;アセトニトリル+0.1%(体積)TFA;0.0〜0.2分:99:01;0.2〜3.8分:99:01→0:100;3.8〜4.2分:0:100;カラム:Chromolith Performance RP18e;長さ100mm、直径3mm;波長220nm。
【0176】
分析用キラルHPLC
分析用キラルHPLCは、Daicel Chemical Industries, Ltd.のChiralPak AD-Hカラム(250×4.6mm)を使用してAgilent 1100シリーズ装置で実施した。この方法は、注入体積5.0μL、流速1mL/minの100%メタノールで25℃において15分間、ならびに254nm及び280nmにおけるUV検知を使用した。
【0177】
分取HPLC
分取HPLCは、Waters Atlantis dC
18 OBD(商標)10μM(30×250mm)カラム又はWaters Sunfire Prep C
18 OBD10μM(30×250mm)カラムのいずれかを使用して実施した。カラムは、サンプルループ(10mL)及びISCO UA-6 UV/Visディテクタを備えたWaters Prep LC4000装置で、流速60mL/minで使用した。移動相は、(A)水及び(B)HPLCグレードのアセトニトリルを含有する2つの溶媒リザーバーから取り出した。典型的な分取の実施では、直線勾配を使用した(例えば、60分にわたり0〜60%溶媒B)。
【0178】
例
下記の実施例は本発明の特定の実施形態を例示することが意図され、明細書の範囲又は特許請求の範囲をいかなる様式でも限定することが意図されない。
【0179】
例1
一般合成スキームIIによる式(I)の化合物
2-(1-(5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン(「A1」)
【化21】
【0180】
工程 1: tert-ブチル 4-(2-(4-ニトロフェニルスルホンアミド)-1-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート
4-[2-アミノ-1-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(1000.00 mg; 2.68 mmol; 1.00 eq.)及びジイソプロピルエチルアミン (0.58 ml; 3.21 mmol; 1.2 eq.)の30 mlのDCM中の溶液に、0°Cにて、4-ニトロ-ベンゼンスルホニルクロリド (593.50 mg; 2.68 mmol; 1.0 eq.)を添加した。得られた混合物を室温にて2時間撹拌した。溶媒の除去の後に、残留物をスナップカラムに付し(ヘキサン中0〜50%の酢酸エチルで溶離)、tert-ブチル4-(2-(4-ニトロフェニルスルホンアミド)-1-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート (1050 mg, 70%収率)を提供した。
【0181】
工程 2: 4-ニトロ-N-(2-(ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)-ベンゼンスルホンアミド
tert-ブチル4-(2-(4-ニトロフェニルスルホンアミド)-1-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート (1050.0 mg; 1.88 mmol; 1.0 eq.)及びジオキサン中5mlの4M HClの5mlのメタノール中の反応混合物を2時間撹拌した。溶媒の除去後に、残留物をエーテルで処理し、題記の化合物の白色固形分HCl塩を回収した (814 mg, 81.5%収率)。
【0182】
工程 3: 4-ニトロ-N-(2-(1-(5,6,7,8-テトラヒドロピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)ベンゼンスルホンアミド
5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン (50.0 mg; 0.3 mmol; 1.0 eq.)、4-ニトロ-N-(2-(ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)-ベンゼンスルホンアミド (157.56 mg; 0.30 mmol; 1.0 eq.)及びジイソプロピルエチルアミン (0.27 ml; 1.5 mmol; 5.0 eq.) の1 mlのNMP中の反応混合物を140°Cで36時間撹拌した。粗製生成物を分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を提供した(100 mg); LC-MS (M+H = 590, 観測値= 591)。
【0183】
工程 4: 2-(1-(5,6,7,8-テトラヒドロ-1,8-ナフチリジン4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン
4-ニトロ-N-[2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-[1,8]ナフチリジン4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ベンゼンスルホンアミド (100.0 mg; 0.17 mmol; 1.0 eq.)、ベンゼンチオール(93.2 mg; 0.85 mmol; 5.0 eq.)及び炭酸セシウム (551.6 mg; 1.69 mmol; 10.0 eq.)の5 mlのアセトニトリル中の反応混合物を40°Cで3時間撹拌した。わずかな量の生成物をlc-msにより見出し、別の0.1mlのベンゼンチオールを添加し、そして一晩撹拌した。粗製生成物を分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を白色固形分として提供した (9.7 mg); LC-MS (M+H = 405, 観測値= 406)。
【0184】
2-(1-(2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン(「A2」)
【化22】
【0185】
工程 1: 2-(1-(7-(4-メトキシベンジル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン
4-クロロ-7-(4-メトキシ-ベンジル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン (60.0 mg; 0.22 mmol; 1.0 eq.)、2-(ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミントリヒドロクロリド(83.27 mg; 0.22 mmol; 1.0 eq.)及び炭酸カリウム (0.42 ml; 2.18 mmol; 10.0 eq.)の1.5 mlのDMF中の反応混合物を120°Cで60時間撹拌した。粗製生成物を分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を提供した(50 mg, 31% 収率); LC-MS (M+H = 511, 観測値= 512)。
【0186】
工程 2: 2-(1-(2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン
シールされたチューブ中の2-(1-(7-(4-メトキシベンジル)-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート) (50.00 mg; 0.07 mmol; 1.00 eq.)に、トリフルオロ-酢酸(1.00 ml; 8.77 mmol; 129.91 eq.)を添加し、そして反応混合物を80°Cで一晩撹拌した。粗製生成物を分取-HPLCにより精製し、題記の化合物を提供した(5 mg, 11.9%収率); LC-MS (M+H = 391, 観測値= 392)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.19 (s, 1H), 6.82-6.84(d, 2H), 6.57-6.59 (d, 2H), 3.09-3.29 (m, 1H), 3.07-3.09 (m, 4H), 2.93-2.97 (m, 3H), 2.93-2.99 (m, 3H), 1.87-1.91(m, 2H), 1.24-1.59 (m, 2H)。
【0187】
2-(1-(6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン (「A3」)
【化23】
【0188】
4-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタピリミジン (50.0 mg; 0.32 mmol; 1.0 eq.)、2-(ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミントリヒドロクロリド (148.52 mg; 0.39 mmol; 1.20 eq.)及び炭酸カリウム (268.19 mg; 1.94 mmol; 6.0 eq.)の1.5 mlのDMF中の反応混合物を120°Cで一晩撹拌した。粗製生成物を分取-HPLCにより精製し、題記の生成物を提供した(50 mg, 21% 収率); LC-MS (M+H = 390, 観測値= 391)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 8.63 (s, 1H), 7.94-8.01 (d, 3H), 7.75-7.77 (d, 2H), 7.50-7.52(d, 2H), 4.04-4.08 (m, 4H), 3.69-3.71(m, 1H), 3.03-3.07 (m, 3H), 2.90-2.91(m, 2H), 2.63-2.64(m, 2H), 2.31-2.33 (m, 2H), 2.01-2.03 (m, 2H)。
【0189】
{2-(4-クロロフェニル)-2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン (「A4」)
【化24】
【0190】
工程 1: 4-クロロ-7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン
4-アミノ-6-クロロ-ピリミジン-5-オール(500.0 mg; 3.44 mmol; 1.0 eq.)、炭酸セシウム (2238 mg; 6.87 mmol; 2.0 eq.)及び1,2-ジブロモエタン(645.3 mg; 3.44 mmol; 1.0 eq.)の10 mlのアセトン中の反応混合物を65°Cで14時間撹拌した。この反応溶液に、50 mLの酢酸エチルを添加し、水、その後、ブラインで洗浄し、そして乾燥した。溶媒を除去し、残留物を提供し、それをエーテルで処理し、30分間撹拌し、ろ過し、4-クロロ-7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド [5,4-b][1,4]オキサジンを黄色固形分として生じた (227mg, 38.5%収率)。LC-MS (M+H = 172, 観測値= 172/174)。
【0191】
工程 2: {2-(4-クロロフェニル)-2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン
[2-(4-クロロ-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミン (300.0 mg; 1.03 mmol; 1.00 eq.)、4-クロロ-7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン (196.49 mg; 1.13 mmol; 1.10 eq.)及び炭酸カリウム (363.37 mg; 2.58 mmol; 2.50 eq.)のDMSO (3.00 ml)中の混合物をマイクロ波下に190 °Cで3時間照射した。反応混合物を室温に冷却し、水 (20 mL) で希釈し、そしてDCM (3 x 20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして真空下に濃縮した。得られた褐色の濃厚な残留物をDCM/MeOHを溶離剤として用いたバイオタージ(biotage)により精製し、褐色ガムを生じた。ガム状固形分をジエチルエーテル(3 mL)とともに研和し、ろ過し、そして吸引下に乾燥して、題記の化合物を褐色固形分として提供した(36.00 mg, 8.2%収率)。LC-MS (M+H = 403, 観測値= 403)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.63 (s, 1H), 7.37-7.35 (m, 2H), 7.29-7.26 (m, 2H), 6.98 (bs, 1H), 3.99 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 3.67 (bs, 1H), 3.44 (bs, 4H), 3.33 (bs, 2H), 2.75 (bs, 1H), 2.37 (bs, 4H), 2.10 (bs, 6H)。
【0192】
[2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-エチル]-ジメチルアミン (「A5」)
【化25】
【0193】
[2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミンを出発材料として用いて、A4の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 437, 観測値= 437)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.67 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.98 (bs, 1H), 3.99 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 3.76 (bs, 1H), 3.43-3.42 (m, 4H), 3.32 (bs, 2H), 2.81 (bs, 1H), 2.59 (bs, 1H), 2.39 (bs, 4H), 2.10 (bs, 6H)。
【0194】
[2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-エチル]-ジメチルアミン (「A6」)
【化26】
【0195】
ジメチル-[2-ピペラジン-1-イル-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-アミン (300.00 mg; 0.96 mmol; 1.00 eq.)、4-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン (156.52 mg; 0.96 mmol; 1.00 eq.)及び炭酸カリウム (336.95 mg; 2.39 mmol; 2.50 eq.)の乾燥DMSO (3.00 ml)中の混合物を190 °Cで3時間放射線照射した。反応混合物を室温に冷却し、水(25 mL)で希釈し、そしてDCM (3 x 10ml)で抽出した。合わせた有機層を水、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして真空下に濃縮した。得られた褐色の濃厚な残留物をDCM/MeOHを溶離剤として用いたバイオテージにより精製し、褐色ガムを提供した。このガムをさらにジエチルエーテル(2 x 10ml)により共沸し、泡状固形物を得た。その後、この固形物をさらにジエチルエーテル/ヘキサン混合物(1:1, 5ml)により処理した。溶媒部分をシリンジで取り出し、そして残りの固形分をさらに真空下に乾燥し、題記の化合物を淡褐色固形分として提供した(34.00 mg, 8.2 %収率)。LC-MS (M+H = 421, 観測値= 421)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.80 (s, 1H), 7.67 (d, J = 7.7 Hz, 2H), 7.50 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.56 (bs, 1H), 3.76 (s, 1H), 3.50-3.48 (m, 4H), 3.37 (bs, 2H), 3.01 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 2.79 (bs, 2H), 2.50-2.49 (m, 1H), 2.39 (bs, 4H), 2.10 (bs, 6H)。
【0196】
{2-(4-クロロフェニル)-2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン (「A7」)
【化27】
【0197】
[2-(4-クロロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミンを出発材料として用いて、A6の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 387, 観測値= 387)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.80 (s, 1H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.28 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.56 (bs, 1H), 3.66-3.63 (m, 1H), 3.51-3.43 (m, 4H), 3.37-3.36 (m, 2H), 3.01 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 2.73-2.66 (m, 1H), 2.60-2.57 (m, 1H), 2.40-2.32 (m, 4H), 2.09 (s, 6H)。
【0198】
{2-(4-クロロフェニル)-2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン (「A8」)
【化28】
【0199】
[2-(4-クロロ-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミン (300.00 mg; 1.03 mmol; 1.00 eq.)、4-クロロ-5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン (184.01 mg; 1.03 mmol; 1.00 eq.)及び炭酸カリウム (363.37 mg; 2.58 mmol; 2.50 eq.)の乾燥DMSO (3.00 ml; 10.00 V)中の混合物を190 °Cで3時間放射線照射した。反応混合物を室温に冷却し、水(25 mL)で希釈し、そしてDCM (3 x 10ml)で抽出した。合わせた有機層を水、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして真空下に濃縮した。得られた残留物をDCM/MeOHを溶離剤として用いたバイオテージにより精製し、褐色ガムを提供した。このガムをさらにジエチルエーテル(2 x 10ml)により共沸し、泡状固形物を提供した。その後、この固形物をさらにジエチルエーテル/ヘキサン混合物(1:1, 5ml)で処理し、ろ過しそして吸引下に乾燥し、題記の化合物を淡褐色固形分として提供した(66.00 mg, 15.6 %収率)。LC-MS (M+H = 401, 観測値= 401)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.87 (s, 1H), 7.37 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.29 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.86 (bs, 1H), 3.68 (bs, 1H), 3.17-3.15 (m, 2H), 3.10 (bs, 4H), 2.76 (bs, 1H), 2.37 (bs, 4H), 2.36-2.32 (m, 2H), 2.11 (bs, 6H), 1.62-1.59 (m, 2H)。
【0200】
ジメチル-[2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-アミン (「A9」)
【化29】
【0201】
[2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミンを出発材料として用いて、A8の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 435, 観測値= 435)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.87 (s, 1H), 7.68 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.51 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.87 (s, 1H), 3.79-3.75 (m, 1H), 3.16-3.15 (m, 2H), 3.10 (bs, 4H), 2.84-2.78 (m, 1H), 2.50-2.49 (m, 1H), 2.37-2.34 (m, 6H), 2.11 (s, 6H), 1.60 (bs, 2H)。
【0202】
2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-エチルアミン(「A10」)
【化30】
【0203】
2-ピペラジン-1-イル-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)-エチルアミンジヒドロクロリド(500 mg; 1.1 mmol; 1.0 eq.)、4-クロロ-7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン (200 mg; 1.1 mmol; 1.0 eq.)及び炭酸カリウム (804 mg; 5.7 mmol; 5.0 eq.)の乾燥DMSO (5.0 ml)中の混合物を100 °Cに3日間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(100 mL)で希釈し、そしてDCM (2 x 100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50 mL)、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、そして真空下に濃縮した。得られた残留物をMeOH中のDCMを溶離剤として用いたバイオテージにより精製し、得られた生成物を分取HPLCによりさらに精製し、題記の化合物を黄色固形分として提供した(14.0 mg; 2.9 %収率)。LC-MS (M+H = 409, 観測値= 409)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.69 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.00 (s, 1H), 3.99 (t, J = 4.2 Hz, 2H), 3.98-3.43 (m, 7H), 3.07-3.02 (m, 1H), 2.84-2.79 (m, 1H), 2.37-2.32 (m, 4H), 1.55 (br s, 1H)。
【0204】
2-(4-クロロフェニル)-2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチルアミン (「A11」)
【化31】
【0205】
2-(4-クロロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチルアミンジヒドロクロリドを出発材料として用いて、A10の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 375, 観測値= 375)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.63 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.26 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.99 (br s, 1H), 3.99 (t, J = 4.3 Hz, 2H), 3.49-3.48 (m, 1H), 3.47-3.45 (m, 4H), 3.40-3.38 (m, 2H), 3.06-3.01 (m, 1H), 2.77-2.72 (m, 1H), 2.39-2.30 (m, 5H)。
【0206】
[2-[4-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェニル)-エチル]-ジメチルアミン (「A12」)
【化32】
【0207】
[2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチルアミンを出発材料として用いて、A4の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 455, 観測値 = 455)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.77 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.46 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.00 (s, 1H), 3.99 (t, J = 4.2 Hz, 3H), 3.47 (s, 4H), 3.00 (br s, 2H), 2.45-2.44 (m, 4H), 2.37 (br s, 6H)。
【0208】
2-(4-クロロ-フェニル)-2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチルアミン(「A13」)
【化33】
【0209】
2-(4-クロロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチルアミンジヒドロクロリド及び4-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンを出発材料として用いて、A10の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 359, 観測値= 359)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.80 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.26 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.57 (br s, 1H), 3.51-3.49 (m, 5H), 3.49-3.48 (m, 1H), 3.04-2.99 (m, 3H), 2.78-2.73 (m, 1H), 2.37-2.32 (m, 5H), 1.69 (br s, 2H)。
【0210】
2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-エチルアミン(「A14」)
【化34】
【0211】
2-(4-フルオロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチルアミンジヒドロクロリドを出発材料として用いて、A13の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。 LC-MS (M+H = 343, 観測値= 343)。
【0212】
{2-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン (「A15」)
【化35】
【0213】
[2-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミンを出発材料として用いて、A13の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 405, 観測値= 405)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.80 (s, 1H), 7.51 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 1.72, 10.68 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 1.68, 8.26 Hz, 1H), 6.57 (s, 1H), 3.73 (s, 1H), 3.48 (dd, J = 4.16, Hz, 4H), 3.39-3.40 (m, 2H), 3.02 (t, J = 8.88 Hz, 2H), 2.74-2.78 (m, 1H), 2.50-2.55 (m, 1H), 2.37 (s, 4H), 2.11 (s, 6H)。
【0214】
2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチルアミン(「A16」)
【化36】
【0215】
4-クロロ-5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジンを出発材料として用いて、A10の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 407, 観測値= 407)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.88 (s, 1H), 7.70 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.49 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 6.88 (s, 1H), 3.48 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.17-3.13 (m, 6H), 3.13-3.03 (m, 1H), 2.84-2.79 (m, 2H), 2.41-2.32 (m, 5H), 1.62-1.61 (m, 3H)。
【0216】
2-(4-クロロ-フェニル)-2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチルアミン(「A17」)
【化37】
【0217】
2-(4-クロロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチルアミンジヒドロクロリドを出発材料として用いて、A16の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。 LC-MS (M+H = 373, 観測値= 373)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.87 (s, 1H), 7.39 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.87 (br s, 1H), 3.40-3.37 (m, 1H), 3.17-3.15 (m, 2H), 3.15-3.12 (m, 4H), 3.05-3.00 (m, 1H), 2.41-2.35 (m, 6H), 1.62-1.59 (m, 4H)。
【0218】
{2-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン(「A18」)
【化38】
【0219】
[2-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチルアミンを出発材料として用いて、A16の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 419, 観測値= 419)。
【0220】
{2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチル}-ジメチルアミン(「A19」)
【化39】
【0221】
[2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチルアミンを出発材料として用いて、A16の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 453, 観測値= 453)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.87 (s, 1H), 7.73 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 3.82 (s, 1H), 3.17-3.11 (m, 6H), 2.86 (t, J = 9.8 Hz, 1H), 2.38-2.35 (m, 6H), 2.11 (s, 6H), 1.61 (t, J = 4.68 Hz, 2H)。
【0222】
[2-[4-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ジメチルアミン(「A20」)
【化40】
【0223】
[2-(3-フルオロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチル]-ジメチル-アミンを出発材料として用いて、A6の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 439, 観測値= 439)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.80 (s, 1H), 7.71 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.58 (s, 1H), 3.82-3.79 (m, 1H), 3.49 (t, J = 3.8 Hz, 4H), 3.37-3.33 (m, 2H), 3.04-3.00 (m, 2H), 2.86-2.81 (m, 1H), 2.50-2.48 (m, 1H), 2.40-2.38 (m, 4H), 2.10 (s, 6H)。
【0224】
2-(4-フルオロ-フェニル)-2-[4-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペラジン-1-イル]-エチルアミン(「A21」)
【化41】
【0225】
2-(4-フルオロフェニル)-2-ピペラジン-1-イル-エチルアミンジヒドロクロリドを出発材料として用いて、A16の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 357, 観測値= 357)。
【0226】
2-[1-(5,6,7,8-テトラヒドロ-ピリド[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチルアミン(「A22」)
【化42】
【0227】
2-ピペリジン-4-イル-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチルアミントリヒドロクロリドを出発材料として用いて、A16の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 406, 観測値= 406)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.99 (s, 1H), 7.66 (s, 2H), 7.42-7.40 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.82 (s, 1H), 3.65-3.61(d, J = 12.6 Hz, 1H), 3.51-3.33 (m, 1H), 3.18 (s, 2H), 2.99-2.84 (m, 1H), 2.82-2.50 (m, 1H), 2.40-2.37 (m, 4H), 1.89-1.86 (d, J = 12.28 Hz, 2H), 1.79-1.77(d, J = 8.48 Hz, 2H), 1.63-1.61(d, J = 10.48 Hz, 2H), 1.33-1.22 (m, 3H), 1.05-1.02 (m, 1H)。
【0228】
2-[1-(7,8-ジヒドロ-6H-ピリミド[5,4-b][1,4]オキサジン-4-イル)-ピペリジン-4-イル]-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチルアミン(「A23」)
【化43】
【0229】
2-ピペリジン-4-イル-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチルアミントリヒドロクロリドを出発材料として用いて、A10の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS (M+H = 408, 観測値= 408)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.66-7.63 (m, 1H), 7.41-7.39 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.9 (s, 1H), 4.29-4.27 (d, 1H), 4.17-4.14 (d, 1H), 4.00-3.98 (m, 2H), 2.98-2.88 (m, 1H), 2.85-2.82 (m, 1H), 2.71-2.66 (m, 3H), 1.88-1.81 (m, 2H), 1.23-1.23 (m, 3H), 1.01-0.93 (m, 1H), 0.87-0.85 (m, 1H)。
【0230】
一般合成スキームIIIによる式(I)の例化合物
4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(4-フルオロ-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A24」)
【化44】
【0231】
工程 1: (6-クロロ-5-ニトロ-ピリミジン-4-イルアミノ)-酢酸エチルエステル
アミノ-酢酸エチルエステルヒドロクロリド(1439.15 mg; 10.31 mmol; 1.00 eq.)及び4,6-ジクロロ-5-ニトロ-ピリミジン (2000.00 mg; 10.31 mmol; 1.00 eq.)に、乾燥DMF (26 mL)中にて、エチル-ジイソプロピル-アミン (3997.72 mg; 30.93 mmol; 3.00 eq.) を添加し、そして混合物を3時間撹拌した。LC-MSは反応が完了したことを示した。DMFを除去し、そしてEtOAcを添加した。混合物をブラインで洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、そしてシリカ上のフラッシュクロマトグラフィー (ヘキサン中EtOAc、0%〜30%)により精製し、(6-クロロ-5-ニトロ-ピリミジン-4-イルアミノ)-酢酸エチルエステル2.1 gを78% 収率で提供した。LC/MS: 261 (M+H)。
【0232】
工程 2: 4-[6-(エトキシカルボニルメチル-アミノ)-5-ニトロ-ピリミジン-4-イル]-ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステル
ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステル (800.00 mg; 4.30 mmol; 1.00 eq.)、(6-クロロ-5-ニトロ-ピリミジン-4-イルアミノ)-酢酸エチルエステル (1119.49 mg; 4.30 mmol; 1.00 eq.)及び炭酸カリウム (1.78 g; 12.89 mmol; 3.00 eq.)の無水DMF (5 mL)中の混合物を60°Cで5時間撹拌した。LC/MSは反応が完了したことを示した。水に注いだ後に、固形分を沈殿させ、ろ過しそして乾燥し、1.4 gを79%収率で得た。LC-MS (M+1: 411, 観測値: 411)。
【0233】
工程 3: 4-[5-アミノ-6-(エトキシカルボニルメチル-アミノ)-ピリミジン-4-イル]-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
4-[6-(エトキシカルボニルメチル-アミノ)-5-ニトロ-ピリミジン-4-イル]-ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステル (1400.00 mg; 3.41 mmol; 1.00 eq.)及びPd/C (300 mg)のMeOH (30 mL)中の混合物を20 psi下に2時間水素化した。ろ過後に、溶媒を除去し、そして粗製生成物を次の反応に用いた(1.0 g, 77%収率)。LC-MS (M+1: 381, 観測値: 381)。
【0234】
工程 4: 4-ピペラジン-1-イル-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オンヒドロクロリド
4-[5-アミノ-6-(エトキシカルボニルメチル-アミノ)-ピリミジン-4-イル]-ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチルエステル (700.00 mg; 1.84 mmol; 1.00 eq.)のEtOH (20 mL)中の溶液を15時間還流した。濃縮後に、粗製生成物を得て、次の反応に用いた。
上記の粗製生成物をジオキサン中の10 mLのHCl (4.0 M)中に懸濁し、そして1時間撹拌した。LC/MSは反応が完了したことを示した。溶媒の除去後に、エーテルを添加し、そして固形分をろ過し、そして乾燥し、400 mgを80%収率で得た。LC-MS (M+1: 235, 観測値: 235)。
【0235】
工程 5: 4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(4-フルオロ-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン
シールされたバイアル中で、[2-クロロ-2-(4-フルオロ-フェニル)-エチル]-ジメチル-アミンヒドロクロリド(50.00 mg; 0.21 mmol; 1.00 eq.)、4-ピペラジン-1-イル-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オンヒドロクロリド(56.84 mg; 0.21 mmol; 1.00 eq.)及びエチル-ジイソプロピル-アミン (0.19 ml; 1.05 mmol; 5.00 eq.)のCAN (5 mL)中の混合物を70 °Cで一晩撹拌した。生成物を逆相HPLCにより精製した。18 mgで21%収率。LC-MS (M+1: 400, 観測値: 400)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 2.26 (6H), 2.63 (1H), 2.84 (1H), 2.88 (1H), 3.95 (2H), 4.14(1H), 7.19 (2H), 7.27(2H), 8.14 (1H)。
【0236】
4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(3-フルオロ-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A25」)
【化45】
【0237】
2-クロロ-2-(3-フルオロ-フェニル)-エチル]-ジメチル-アミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =400, 観測値= 400)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 2.27 (6H), 2.65 (1H), 2.86 (1H), 2.87 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 6.83 (1H), 7.06 (2H), 7.38 (1H), 8.14 (1H)。
【0238】
4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(4-クロロ-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A26」)
【化46】
【0239】
2-クロロ-2-(4-クロロ-フェニル)-エチル]-ジメチル-アミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =400, 観測値= 400)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 2.24 (6H), 2.61 (1H), 2.82 (1H), 2.89 (1H), 3.95 (2H), 4.14(1H), 7.44 (2H), 7.48(2H), 8.14 (1H)。
【0240】
4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(3-クロロ-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A27」)
【化47】
【0241】
2-クロロ-2-(3-クロロ-フェニル)-エチル]-ジメチル-アミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =400, 観測値= 400)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 2.27 (6H), 2.65 (1H), 2.86 (1H), 2.87 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 7.17 (1H), 7.31-7.34 (2H), 7.49 (1H), 8.14 (1H)。
【0242】
4-{4-[2-ジメチルアミノ-1-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A28」)
【化48】
【0243】
2-クロロ-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ジメチル-アミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =450, 観測値= 450)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 2.26 (6H), 2.63 (1H), 2.84 (1H), 2.88 (1H), 3.95 (2H), 4.14(1H), 7.22 (2H), 7.57(2H), 8.14 (1H)。
【0244】
4-{4-[1-(4-フルオロ-フェニル)- 2-(ピロリジニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A29」)
【化49】
【0245】
2-クロロ-2-(4-フルオロ-フェニル)-エチル]-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =426, 観測値= 426)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.68 (4H), 2.26 (4H), 2.63 (1H), 2.86 (1H), 2.89 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 7.19 (2H), 7.28 (2H), 8.14 (1H)。
【0246】
4-{4-[1-(4-クロロ-フェニル)- 2-(ピロリジニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A30」)
【化50】
【0247】
2-クロロ-2-(4-クロロ-フェニル)-エチル]-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =442, 観測値= 442)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.67 (4H), 2.26 (4H), 2.65 (1H), 2.80 (1H), 2.84 (1H), 3.98 (2H), 4.17 (1H), 7.44 (2H), 7.48 (2H), 8.14 (1H)。
【0248】
4-{4-[1-(4-フルオロ-フェニル)- 2-(ピペリジニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A31」)
【化51】
【0249】
2-クロロ-2-(4-フルオロ-フェニル)-エチル]-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =440, 観測値= 440)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.53 (4H), 1.59 (2H), 2.46 (4H), 2.63 (1H), 2.86 (1H), 2.89 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 7.19 (2H), 7.28 (2H), 8.14 (1H)。
【0250】
4-{4-[1-(4-クロロ-フェニル)- 2-(ピペリジニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A32」)
【化52】
【0251】
2-クロロ-2-(4-クロロ-フェニル)-エチル]-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =457, 観測値= 457)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.52 (4H), 1.60 (2H), 2.47 (4H), 2.62 (1H), 2.86 (1H), 2.89 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 7.44 (2H), 7.48 (2H), 8.14 (1H)。
【0252】
4-{4-[1-(4-トリフルオロ-フェニル)-2-(ピペリジニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A33」)
【化53】
【0253】
2-クロロ-2-(4-トリフルオロ-フェニル)-エチル]-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =490, 観測値= 490)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.50 (4H), 1.57 (2H), 2.43 (4H), 2.65 (1H), 2.85 (1H), 2.90 (1H), 3.98 (2H), 4.16 (1H), 7.26 (2H), 7.59 (2H), 8.14 (1H)。
【0254】
4-{4-[2-ピロリジン-1-イル-1-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ピペラジン-1-イル}-7,8-ジヒドロ-5H-プテリジン-6-オン(「A34」)
【化54】
【0255】
2-クロロ-2-(4-トリフルオロメチル-フェニル)-エチル]-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =476, 観測値= 476)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 1.68 (4H), 2.28 (4H), 2.66 (1H), 2.81 (1H), 2.86 (1H), 3.98 (2H), 4.17 (1H), 7.29 (2H), 7.63 (2H), 8.14 (1H)。
【0256】
4-(4-(1-(2-フルオロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A35」)
【化55】
【0257】
2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-エチル]-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =426, 観測値= 426)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.72 (s, 1H), 7.38 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 20.9 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 7.05 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 3.94 (s, 3H), 3.13-3.02 (m, 5H), 2.89-2.85 (m, 1H), 2.56-2.54 (m, 4H), 2.40-2.37 (m, 4H), 2.29-2.28 (m, 4H)。
【0258】
4-(4-(2-(ジメチルアミノ)-1-(2-フルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A36」)
【化56】
【0259】
2-クロロ-2-(2-フルオロフェニル)-N,N-ジメチルエタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =400, 観測値= 400)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.63 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.36 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.23 (d, J = 7.1 Hz, 2H), 3.79 (s, 5H), 3.33 (s, 1H), 3.19 (s, 6H), 2.66 (s, 1H), 2.59 (s, 2H), 2.49 (t, J = 1.60 Hz, 2H), 2.32 (s, 2H)。
【0260】
4-(4-(2-(アゼチジン-1-イル)-1-(2-フルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A37」)
【化57】
【0261】
1-(2-クロロ-2-(2-フルオロフェニル)-エチル)-アゼチジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =412, 観測値= 412)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.57 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 7.44-7.40 (m, 1H), 7.26 (dd, J = 11.5, 16.2 Hz, 2H), 7.17-7.09 (m, 2H), 3.79 (t, J = 1.2 Hz, 3H), 3.12-3.02 (m, 8H), 2.50-2.48 (m, 5H), 2.35-2.31 (m, 1H), 1.90 (t, J = 6.8 Hz, 2H)。
【0262】
4-(4-(1-(2-フルオロフェニル)-2-(ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A38」)
【化58】
【0263】
1-(2-クロロ-2-(2-フルオロフェニル)-エチル)-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =440, 観測値= 440);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.61 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.37 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.15 (dd, J = 7.1, 17.1 Hz, 2H), 4.04 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.16 (s, 4H), 2.66 (s, 3H), 2.49 (s, 3H), 2.30 (t, J = 10.68 Hz, 2H), 1.31 (s, 8H)。
【0264】
4-(4-(2-アミノ-1-(2-クロロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A39」)
【化59】
【0265】
2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =388, 観測値= 388)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.62 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.75 (dd, J = 1.5, 7.7 Hz, 1H), 7.38-7.30 (m, 3H), 7.26-7.22 (m, 1H), 4.50 (dd, J = 3.5, 9.5 Hz, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.25 (s, 5H), 2.69-2.66 (m, 1H), 2.50-2.48 (m, 1H), 2.32 (d, J = 3.60 Hz, 1H), 2.25 (t, J = 9.80 Hz, 2H)。
【0266】
4-(4-(1-(2-クロロフェニル)-2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A40」)
【化60】
【0267】
2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-N,N-ジメチルエタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =416, 観測値= 416)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.62 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.46 (d, J = 0.0 Hz, 2H), 7.35 (s, 1H), 7.31 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.22 (s, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.15 (s, 4H), 2.59 (s, 2H), 2.49 (s, 4H), 2.12 (s, 6H)。
【0268】
4-(4-(1-(2-クロロフェニル)-2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A41」)
【化61】
【0269】
2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-N-メチルエタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =402, 観測値= 402)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.63 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.64 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.42-7.31 (m, 1H), 7.29-7.25 (m, 2H), 4.20 (dd, J = 4.4, 9.0 Hz, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.29-3.24 (m, 4H), 3.19 (d, J = 0.00 Hz, 2H), 2.50-2.49 (m, 2H), 2.38-2.31 (m, 2H), 2.19 (s, 3H)。
【0270】
4-(4-(2-(アゼチジン-1-イル)-1-(2-クロロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A42」)
【化62】
【0271】
1-(2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-エチル)-アゼチジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =428, 観測値= 428)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.77 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.66-7.59 (m, 2H), 7.49-7.45 (m, 3H), 5.15 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 4.18 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 4.04 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.28 (s, 4H), 2.89 (s, 1H), 2.77 (s, 2H), 2.50-2.48 (m, 3H), 2.36-2.30 (m, 2H)。
【0272】
4-(4-(1-(2-クロロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A43」)
【化63】
【0273】
1-(2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-エチル)- ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =442, 観測値= 442)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.62 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.47-7.41 (m, 2H), 7.33 (t, J = 6.4 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 4.21 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.15 (s, 4H), 2.93 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 2.79 (s, 1H), 2.66-2.60 (m, 2H), 2.50-2.49 (m, 8H), 1.59 (s, 4H)。
【0274】
4-(4-(1-(2-クロロフェニル)-2-(ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A44」)
【化64】
【0275】
1-(2-クロロ-2-(2-クロロフェニル)-エチル)- ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =456, 観測値= 456)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.62 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.47-7.40 (m, 1H), 7.32 (t, J = 7.0 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 11.9 Hz, 3H), 4.18 (s, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.15 (s, 4H), 2.71 (s, 1H), 2.67-2.61 (m, 4H), 2.32 (t, J = 1.80 Hz, 4H), 1.43-0.00 (m, 7H)。
【0276】
4-(4-(2-(ジメチルアミノ)-1-(o-トリル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A45」)
【化65】
【0277】
2-クロロ-N,N-ジメチル-2-(o-トリル)-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =396, 観測値= 396)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.58 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.28 (s, 2H), 7.15 (s, 3H), 3.80 (d, J = 1.2 Hz, 4H), 3.15 (s, 5H), 2.66 (t, J = 1.8 Hz, 4H), 2.36 (s, 3H), 2.12 (s, 6H)。
【0278】
4-(4-(2-(ピロリジン-1-イル)-1-(o-トリル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン (「A46」)
【化66】
【0279】
1-(2-クロロ-2-(o-トリル)エチル)-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =422, 観測値= 422)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.58 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.29 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 7.12 (d, J = 14.5 Hz, 3H), 3.80 (s, 5H), 3.15 (s, 4H), 2.95 (s, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.49 (t, J = 1.7 Hz, 4H), 2.41 (s, 3H), 1.61 (s, 4H)。
【0280】
4-(4-(2-(ピペリジン-1-イル)-1-(o-トリル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A47」)
【化67】
【0281】
1-(2-クロロ-2-(o-トリル)エチル)-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =436, 観測値= 436)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.59 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.30 (d, J = 10.9 Hz, 2H), 7.14-7.10 (m, 4H), 3.80 (s, 3H), 3.33 (s, 4H), 3.14 (s, 5H), 2.51-2.48 (m, 3H), 2.34 (s, 4H), 1.41 (s, 4H), 1.32 (s, 2H)。
【0282】
4-(4-(2-アミノ)-1-(3,4-ジフルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A48」)
【化68】
【0283】
2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =390, 観測値= 390)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.60 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.47-7.42 (m, 1H), 7.37-7.33 (m, 2H), 7.26 (d, J = 31.5 Hz, 1H), 4.09-4.05 (m, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.22 (s, 6H), 2.50-2.48 (m, 6H)。
【0284】
4-(4-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A49」)
【化69】
【0285】
2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-N,N-ジメチル-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =418, 観測値. = 418);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.59 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.12 (s, 1H), 3.79 (s, 2H), 3.74-3.70 (m, 2H), 3.14 (d, J = 3.6 Hz, 4H), 2.85-2.80 (m, 1H), 2.50-2.45 (m, 4H), 2.10 (s, 6H)。
【0286】
4-(4-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A50」)
【化70】
【0287】
2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-N-メチル-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =404, 観測値= 404)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.61 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.40-7.30 (m, 3H), 7.19 (s, 1H), 3.82 (s, 2H), 3.68-3.65 (m, 1H), 3.23 (s, 4H), 2.66 (t, J = 1.8 Hz, 2H), 2.50 (s, 3H), 2.26-2.22 (m, 1H), 2.14 (s, 3H)。
【0288】
4-(4-(2-(アゼチジン-1-イル)-1-(3,4-ジフルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A51」)
【化71】
【0289】
1-(2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-エチル)-アゼチジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =430, 観測値= 430)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.97 (s, 1H), 7.40-7.31 (m, 2H), 7.25 (s, 1H), 4.06 (s, 4H), 3.54 (s, 1H), 3.45-3.23 (m, 8H), 3.09-3.07 (m, 1H), 3.00 (s, 1H), 2.34 (s, 6H)。
【0290】
4-(4-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A52」)
【化72】
【0291】
1-(2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-エチル)-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =444, 観測値= 444)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.74 (s, 1H), 7.25-7.11 (m, 3H), 3.99 (s, 2H), 3.66 (s, 1H), 3.11-3.02 (m, 4H), 2.89 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 2.62-2.55 (m, 4H), 2.38 (d, J = 7.0 Hz, 4H), 1.63 (d, J = 3.5 Hz, 4H)。
【0292】
4-(4-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-(ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン (「A53」)
【化73】
【0293】
1-(2-クロロ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-エチル)-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =458, 観測値= 458)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.60 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.37 (t, J = 7.9 Hz, 2H), 7.28 (s, 1H), 7.13 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.15 (s, 4H), 2.65-2.64 (m, 3H), 2.40 (s, 2H), 2.29 (s, 3H), 1.32 (s, 8H)。
【0294】
4-(4-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A54」)
【化74】
【0295】
2-クロロ-2-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-N,N-ジメチル-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =432, 観測値= 432);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.60 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.51-7.49 (m, 1H), 7.38-7.30 (m, 1H), 7.29 (t, J = 2.0 Hz, 2H), 3.77 (t, J = 11.7 Hz, 4H), 3.15 (d, J = 3.3 Hz, 5H), 2.86 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 2.50-2.45 (m, 3H), 2.12 (s, 6H)。
【0296】
4-(4-(2-(アゼチジン-1-イル)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A55」)
【化75】
【0297】
1-(2-クロロ-2-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-エチル)-アゼチジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =446, 観測値. = 446);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.71 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.73 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.59-7.51 (m, 5H), 4.81 (s, 1H), 4.09-4.02 (m, 4H), 3.86 (s, 2H), 3.04 (s, 4H), 2.75 (s, 2H), 2.50-2.48 (m, 2H), 2.32-2.26 (m, 2H)。
【0298】
4-(4-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A56」)
【化76】
【0299】
1-(2-クロロ-2-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-エチル)-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =460, 観測値= 460);
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 8.12 (s, 1H), 7.48-7.45 (m, 1H), 7.31-7.22 (m, 2H), 3.99 (s, 2H), 3.83 (s, 1H), 3.04 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 2.65-2.57 (m, 8H), 1.81 (s, 4H), 1.41 (s, 1H)。
【0300】
4-(4-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A57」)
【化77】
【0301】
1-(2-クロロ-2-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-エチル)-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =474, 観測値= 474)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.59 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.50 (dd, J = 1.5, 7.3 Hz, 1H), 7.38-7.27 (m, 3H), 3.76 (t, J = 11.1 Hz, 3H), 3.15 (s, 4H), 2.72 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 2.66 (s, 1H), 2.50-2.48 (m, 5H), 2.40 (s, 2H), 1.36-1.32 (m, 6H), 1.23 (s, 1H)。
【0302】
4-(4-(1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-(ジメチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A58」)
【化78】
【0303】
2-クロロ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-N,N-ジメチル-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =432, 観測値= 432)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 9.60 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.53 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.37 (d, J = 10.3 Hz, 2H), 7.15 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.15 (s, 4H), 2.68 (s, 1H), 2.49 (s, 1H), 2.22 (s, 4H), 2.08 (s, 6H)。
【0304】
4-(4-(1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-(メチルアミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A59」)
【化79】
【0305】
2-クロロ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-N-メチル-エタンアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =420, 観測値= 420)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.91 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.69-7.61 (m, 1H), 7.42-7.40 (m, 1H), 4.63 (s, 1H), 3.88 (s, 2H), 3.70 (s, 1H), 3.36 (s, 4H), 3.23 (s, 1H), 2.93 (s, 3H), 2.50-2.49 (m, 2H), 2.41 (s, 3H)。
【0306】
4-(4-(2-(アゼチジン-1-イル)-1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A60」)
【化80】
【0307】
1-(2-クロロ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-エチル)-アゼチジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =446, 観測値= 446)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 8.28 (s, 2H), 7.80 (s, 1H), 7.49 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 1.7, 10.5 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 1.4, 8.3 Hz, 1H), 3.80 (d, J = 9.9 Hz, 2H), 3.60 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 3.22 (d, J = 6.9 Hz, 2H), 3.19-3.07 (m, 6H), 2.49 (t, J = 1.8 Hz, 3H), 2.41-2.29 (m, 3H), 1.97 (s, 2H)。
【0308】
4-(4-(1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A61」)
【化81】
【0309】
1-(2-クロロ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-エチル)-ピロリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =460, 観測値= 460)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.70 (s, 1H), 7.44 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.12 (dd, J = 1.8, 10.1 Hz, 1H), 7.01 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 4.00-3.99 (m, 3H), 3.80 (t, J = 12.6 Hz, 1H), 3.38 (dd, J = 6.4, 13.0 Hz, 1H), 3.29 (s, 4H), 3.22 (s, 4H), 2.56-2.40 (m, 4H), 1.93 (s, 4H)。
【0310】
4-(4-(1-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-2-(ピペリジン-1-イル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A62」)
【化82】
【0311】
1-(2-クロロ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-エチル)-ピペリジンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =474, 観測値= 474)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: 7.79 (s, 1H), 7.49 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 1.4, 10.7 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 3.79 (s, 3H), 3.15 (s, 4H), 2.50-2.49 (m, 7H), 2.44 (s, 2H), 1.32 (d, J = 21.6 Hz, 6H)。
【0312】
4-(4-(2((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-1-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A63」)
【化83】
【0313】
N
1-(2-クロロ-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)-N
2,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =493, 観測値= 493)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: δ 8.33 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.46 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 4.00-3.94 (m, 4H), 3.16 (s, 5H), 2.98-2.89 (m, 5H), 2.74-2.51 (m, 11H)。
【0314】
4-(4-(2-((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A64」)
【化84】
【0315】
N
1-(2-クロロ-2-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)-N
2,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =493, 観測値= 493)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: δ 9.63 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.73-7.61 (m, 2H), 7.59-7.53 (m, 2H), 7.31 (s, 1H), 3.94-3.90 (m, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.23 (s, 4H), 2.67-2.63 (m, 2H), 2.54-2.41 (m, 6H), 2.39-2.28 (m, 8H)。
【0316】
4-(4-(2-((2-(ジメチルアミノ)エチル)アミノ)-1-(p-トリル)エチル)ピペラジン-1-イル)-7,8-ジヒドロプテリジン-6(5H)-オン(「A65」)
【化85】
【0317】
N
1-(2-クロロ-2-(p-トリル)フェニル)-エチル)-N
2,N
2-ジメチルエタン-1,2-ジアミンヒドロクロリドを出発材料として用いて、A24の調製に関して記載した手順に従って題記の化合物を調製した。LC-MS: (M+1 =439, 観測値= 439)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ [ppm]: δ 9.62 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.29 (t, J = 8.4 Hz, 3H), 7.15 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 3.90 (s, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.16 (s, 5H), 2.72 (s, 4H), 2.50-2.48 (m, 3H), 2.29 (d, J = 6.56 Hz, 11H)。
【0318】
生物学的活性
実験の部において化合物に関して報告されるIC
50値はp70S6K及びAKT酵素アッセイについての下記のプロトコールから得られた。
【0319】
p70S6K酵素アッセイ
p70S6K阻害剤化合物を希釈し、96ウェルプレート中に蒔いた。以下の構成成分を含む反応混合物を、次いで、化合物プレートに加えて、酵素反応を開始した;P70S6K(3nM、T412E変異体、Millipore)を、24μMのATPと、100mMのHepes(pH7.5)、5mMのMgCl
2、1mMのDTT、0.015%のBrij及び1μMの基質ペプチドFITC−AHA−AKRRRLSSLRA−OH(S6リボソームタンパク質配列から誘導された、FITC=フルオレセインイソチオシアネート、AHA=6−アミノヘキサン酸)を含むアッセイ緩衝液中で混合した。その反応物を、25℃で90分インキュベートし、その後10mMのEDTAを加えて、反応を停止した。基質及び生成物(リン酸化)ペプチドの比率を、Caliper Life Sciences Lab Chip 3000で、−1.4psiの圧力、ならびにそれぞれ−3000及び−700の上流及び下流電圧を使用して分析した。生成物ピークを、得られたクロマトグラム上の基質ピークの前に分離した。
【0320】
実験の部に示される選択された化合物に関するp70S6K酵素阻害アッセイの値を、本発明により記載される選択される化合物に関する機能データを表す表1に示す。
【0321】
AKT酵素アッセイ
TTP Mosquito液体取扱機器を使用して、100%DMSO中の適切な濃度の阻害剤(用量応答曲線計算のため)125nlを、384ウェルプレートの各ウェル中に配置させた。この反応物に、成分を加えて12.5μlの最終体積とした:
【0322】
0.1ng/μlのHis−AKT(全長)、(Invitrogen, Part # P2999、Lot # 641228C)
160μMのATP(Fluka, 02055)
1mMのDTT(Sigma, D0632)
1mMのMgCl
2(Sigma, M1028)
1μMの基質ペプチド(配列FITC−AHA−GRPRTSSFAEG−NH
2、Tufts Peptide Synthesis serviceによって合成された)
100mMのHEPES、pH7.5(Calbiochem, 391338)
0.015%のBrij-35 (Sigma, B4184)
【0323】
反応物を、25℃で90分インキュベートし、次に70μlの停止緩衝液(100mMのHEPES、pH7.5、0.015%のBrij-35、10mMのEDTA(Sigma, E7889))の添加によって停止した。
【0324】
プレートを、Caliper LC 3000にて、Off-Chip可動性シフトアッセイ様式で、以下のパラメータを12シッパーチップについて使用して読み取った:スクリーニング圧力−2.3psi、上流電圧−500及び下流電圧−3000。これらの条件によって、リン酸化されていない基質及びリン酸化された生成物ペプチドを別個のピークとして分離し、基質の生成物への変換の百分率の直接的な測定が可能になった。パーセント変換を、阻害剤の濃度に対してプロットして、S字状の用量応答曲線を形成し、それからIC50を計算した。
【0325】
実験の部に示される選択された化合物に関するp70S6K及びAKT酵素阻害アッセイの値を表1に示す。データは以下のとおりに示される:
+++++: <25 nM;
++++: 25-100 nM;
+++: 101 nM-500 nM;
++: 501 nM-1000 nM;
+: > 1μM。
【0326】
【表3】
【0327】
【表4】
【0328】
【表5】
【0329】
下記の例は医薬に関する:
例A:注射用バイアル
式Iの活性成分100g及びリン酸水素二ナトリウム5gの再蒸留水3リットル中の溶液を、2N塩酸を用いてpHを6.5に調整し、滅菌ろ過し、注射バイアルに移し、無菌条件下で凍結乾燥しそして滅菌条件下で密封する。各注射バイアルは5mgの活性成分を含む。
【0330】
例B:坐剤
大豆レシチン100g及びカカオバター1400gと式Iの活性成分20gの混合物を溶融し、モールドに注ぎそして冷却させる。各坐剤は20mgの活性成分を含む。
【0331】
例C:溶液
1gの式Iの活性成分、9.38gのNaH
2PO
4・2H
2O、28.48gのNa
2HPO
4・12H
2O及び0.1gの塩化ベンザルコニウムから940ミリリットル再蒸留水中の溶液を調製する。pHを6.8に調整し、溶液を1リットルにし、放射線により滅菌する。この溶液を点眼剤の形態で使用することができる。
【0332】
例D:軟膏
式Iの活性成分500mgを無菌条件下でワセリン99.5gと混合する。
【0333】
例E:錠剤
式Iの活性成分1kg、ラクトース4kg、ジャガイモデンプン1.2kg、タルク0.2kg及びステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を慣用の様式でプレスし、各錠剤が10mgの活性成分を含むような錠剤を提供する。
【0334】
例F:糖衣錠
錠剤を例Eと同様にプレスし、その後、スクロース、ジャガイモデンプン、タルク、トラガカント及び染料のコーティングで慣用の様式でコーティングする。
【0335】
例G:カプセル剤
各カプセルが20mgの活性成分を含むようにして式Iの活性成分2kgを慣用の様式で硬質ゼラチンカプセル中に導入する。
【0336】
例H:アンプル
式Iの活性成分1kgの再蒸留水60リットル中の溶液を滅菌ろ過し、アンプルに移し、無菌条件下で凍結乾燥し、無菌条件下で密封する。各アンプルは10mgの活性成分を含む。