特許第6391152号(P6391152)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6391152
(24)【登録日】2018年8月31日
(45)【発行日】2018年9月19日
(54)【発明の名称】バッテリパック
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/42 20060101AFI20180910BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20180910BHJP
   H01M 2/20 20060101ALI20180910BHJP
   H01M 2/10 20060101ALI20180910BHJP
【FI】
   H01M10/42 P
   H01M10/48 301
   H01M10/48 P
   H01M2/20 A
   H01M2/10 S
   H01M2/10 M
【請求項の数】19
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-149587(P2014-149587)
(22)【出願日】2014年7月23日
(65)【公開番号】特開2015-50186(P2015-50186A)
(43)【公開日】2015年3月16日
【審査請求日】2017年6月22日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0104500
(32)【優先日】2013年8月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】590002817
【氏名又は名称】三星エスディアイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG SDI Co., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100159042
【弁理士】
【氏名又は名称】辻 徹二
(72)【発明者】
【氏名】魯 ▲日▼ 桓
(72)【発明者】
【氏名】▲裴▼ ▲眠▼ 徹
【審査官】 辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−235195(JP,A)
【文献】 特開2012−177589(JP,A)
【文献】 特開2014−072085(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/122905(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/10
2/20−2/34
10/42−10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリセルと、
前記バッテリセルの温度測定及び電圧測定のための第1センシング端子及び第2センシング端子と、
前記第1センシング端子及び第2センシング端子をそれぞれ収容する第1接続部及び第2接続部が一体に形成されたコネクタと、を含み、
前記第1センシング端子及び第2センシング端子、並びに第1接続部及び第2接続部は、それぞれスライディング方式で、互いに対してはめ込まれることを特徴とするバッテリパック。
【請求項2】
前記バッテリセルは、少なくとも2以上多数のバッテリセルを含み、
前記多数のバッテリセルを相互電気的に連結するためのバスバーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。
【請求項3】
前記コネクタは、前記バスバー上に配置され、前記バスバーとの結合を形成する結合部をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項4】
前記結合部と、前記第1接続部及び第2接続部は、一体に形成されたことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項5】
前記結合部は、前記バッテリセルのセンターラインから相対的に遠いバスバーの外側に配置され、
前記第1接続部及び第2接続部は、前記バッテリセルのセンターラインから相対的に近いバスバーの内側に配置されることを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項6】
前記第1接続部は、前記バスバーとの間に、前記第1センシング端子を収容するための収容空間を形成することを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項7】
前記第1接続部は、前記第1センシング端子をバスバーに対して加圧密着させることを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項8】
前記第1接続部は、前記結合部に連結された一端の固定端部と、結合部と連結されていない他端の自由端部と、を含むカンチレバー部材を含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項9】
前記カンチレバー部材の両側には、前記カンチレバー部材を、第1接続部の他の部分から分離させるための切開部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項10】
前記第1センシング端子は、前記自由端部を介して、前記カンチレバー部材とバスバーとの間に入り込み、固定端部に向けてスライディング組込みされることを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項11】
前記カンチレバー部材は、前記バスバーに向けて突出し、前記第1センシング端子を加圧固定するための加圧部を含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項12】
前記加圧部は、前記固定端部よりは、自由端部に相対的に近い位置に形成されたことを特徴とする請求項11に記載のバッテリパック。
【請求項13】
前記カンチレバー部材は、バスバーに向けて突出した圧力調節部をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項14】
前記圧力調節部は、前記バスバーに向けて段付きの形状を含むことを特徴とする請求項13に記載のバッテリパック。
【請求項15】
前記第2接続部は、前記結合部に連結された一端の固定端部と、前記結合部と連結されていない他端の自由端部と、を含むことを特徴とする請求項に記載のバッテリパック。
【請求項16】
前記第2接続部は、前記固定端部から自由端部に行きながら、バスバーからだんだんと遠くなるように、斜めな斜線方向に沿って延長されることを特徴とする請求項15に記載のバッテリパック。
【請求項17】
前記第2接続部には、スライディング組込みされる第2センシング端子の突出部がはめ込まれて結合されるための組込み孔が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のバッテリパック。
【請求項18】
前記第2センシング端子は、前記第2センシング端子のスライディング組込みを案内するためのガイドレールの対を含み、
前記突出部は、前記ガイドレール対の間に介在された加圧板上に形成されたことを特徴とする請求項17に記載のバッテリパック。
【請求項19】
前記加圧板の端には、前記第2接続部の組込み位置を整列するための係止爪が形成されていることを特徴とする請求項18に記載のバッテリパック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリパックに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、二次電池は、充電が不可能な一次電池とはことなり、充放電が可能な電池である。二次電池は、モバイル機器、電気自動車、ハイブリッド自動車、電気自転車、無停電電源供給装置(uninterruptible power supply)のようなエネルギー源として使用され、適用される外部機器の種類により、単一バッテリセルの形態でもって使用されたり、あるいは多数のバッテリセルを連結し、1つの単位にまとめたバッテリパックの形態で使用される。
【0003】
携帯電話のような小型モバイル機器は、単一電池の出力及び容量で、所定時間の間作動が可能であるが、電力消耗が大きい電気自動車、ハイブリッド自動車のように、長期間駆動、高電力駆動が必要な場合には、出力及び容量の問題により、バッテリパックが好まれ、バッテリパックは、内蔵されたバッテリセルの個数により、出力電圧や出力電流を高めることができる。
【0004】
かようなバッテリパックでは、過熱、過充電、過放電のような誤動作を捕捉し、充放電動作を制御するために、バッテリセルの温度、電圧などの状態変数を測定するための端子を含み、かような端子は、バッテリセルと隣接した測定位置に装着される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、バッテリセルの温度検出及び電圧検出のためのセンシング端子の装着構造が単純化されたバッテリパックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記のような課題及びそれ以外の課題を解決するための本発明のバッテリパックは、バッテリセルと、前記バッテリセルの温度測定及び電圧測定のための第1センシング端子及び第2センシング端子と、前記第1センシング端子及び第2センシング端子をそれぞれ収容する第1接続部及び第2接続部が一体に形成されたコネクタと、を含む。
【0007】
例えば、前記第1センシング端子及び第2センシング端子、並びに第1接続部及び第2接続部は、それぞれスライディング方式で互いに対してはめ込まれる。
例えば、前記バッテリセルは、少なくとも2以上多数のバッテリセルを含み、前記バッテリパックは、前記多数のバッテリセルを相互電気的に連結するためのバスバーをさらに含んでもよい。
【0008】
例えば、前記コネクタは、前記バスバー上に配置され、前記バスバーとの結合を形成する結合部をさらに含んでもよい。
例えば、前記結合部と、前記第1接続部及び第2接続部は、一体に形成されてもよい。
例えば、前記結合部は、前記バッテリセルのセンターラインから相対的に遠いバスバーの外側に配置され、前記第1接続部及び第2接続部は、前記バッテリセルのセンターラインから相対的に近いバスバーの内側に配置される。
【0009】
例えば、前記第1接続部は、前記バスバーとの間に、前記第1センシング端子を収容するための収容空間を形成することができる。
例えば、前記第1接続部は、前記第1センシング端子をバスバーに対して加圧密着させることができる。
【0010】
例えば、前記第1接続部は、前記結合部に連結された一端の固定端部と、結合部と連結されていない他端の自由端部と、を含むカンチレバー部材を含んでもよい。
例えば、前記カンチレバー部材の両側には、前記カンチレバー部材を第1接続部の他の部分から分離させるための切開部が形成されてもよい。
例えば、前記第1センシング端子は、前記自由端部を介して、前記カンチレバー部材とバスバーとの間に入り込み、固定端部に向けてスライディング組込まれてもよい。
【0011】
例えば、前記カンチレバー部材は、前記バスバーに向けて突出し、前記第1センシング端子を加圧固定するための加圧部を含んでもよい。
例えば、前記加圧部は、前記固定端部よりは、自由端部に相対的に近い位置に形成されてもよい。
例えば、前記カンチレバー部材は、バスバーに向けて突出した圧力調節部をさらに含んでもよい。
【0012】
例えば、前記圧力調節部は、前記バスバーに向けて段付きの形状を含んでもよい。
例えば、前記第2接続部は、前記結合部に連結された一端の固定端部と、前記結合部と連結されていない他端の自由端部と、を含んでもよい。
例えば、前記第2接続部は、前記固定端部から自由端部に行きながら、バスバーからだんだんと遠くなるように、斜めな斜線方向に沿って延長されてもよい。
【0013】
例えば、前記第2接続部には、スライディング組込みされる第2センシング端子の突出部がはめ込まれて結合されるための組込み孔が形成されてもよい。
例えば、前記第2センシング端子は、前記第2センシング端子のスライディング組込みを案内するためのガイドレールの対を含み、前記突出部は、前記ガイドレールの対の間に介在された加圧板上に形成されてもよい。
例えば、前記加圧板の端には、前記第2接続部の組込み位置を整列するための係止爪が形成されてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、バッテリセルの温度測定と電圧測定のための第1センシング端子及び第2センシング端子の接続個所を共に提供するコネクタを適用することにより、コネクタを装着する1回の作業を介して、第1センシング端子及び第2センシング端子の接続が非常に簡便に行われる。すなわち、いったんコネクタが装着された後では、単純なはめ込み結合を介して、第1センシング端子及び第2センシング端子の接続が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態によるバッテリパックの分解斜視図である。
図2図1に図示されたバッテリセルの配列を図示した斜視図である。
図3】バッテリセルの温度測定及び電圧測定のための第1センシング端子及び第2センシング端子の接続構造を示す斜視図である。
図4図3の一部に係わる拡大図面である。
図5A】第1センシング端子及び第2センシング端子の接続構造を示す斜視図である。
図5B】第1センシング端子及び第2センシング端子の接続構造を示す斜視図である。
図6A図5AのVI−VI線に沿って切り取った断面図である。
図6B図5BのVI−VI線に沿って切り取った断面図である。
図7】第2センシング端子の平面構造を示す図面である。
図8】本発明と対比される比較例による第1センシング端子及び第2センシング端子の接続構造を図示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付された図面を参照し、本発明の望ましい実施形態に係わるバッテリパックについて説明する。
【0017】
図1には、本発明の一実施形態によるバッテリパックの分解斜視図が図示されている。 図面を参照すれば、前記バッテリパックは、一方向(Z1方向)に沿って列をなして配列された多数のバッテリセル10と、前記バッテリセル10の列を取り囲むプレート140,150と、を含む。そして、前記バッテリパックは、バッテリセル10上に配置される配線85,95を含む。前記配線85,95は、バスバー15上のコネクタ130に接続された一端の第1センシング端子80及び第2センシング端子90から延長される温度測定配線85と、電圧測定配線95とを含んでもよい。前記配線85,95を介して集められるバッテリセル10の状態情報は、温度測定信号及び電圧測定信号を含み、かようなバッテリセル10の状態情報は、バッテリ管理システム(BMS:battery management;図示せず)に伝達され、バッテリセル10の過熱、過充電、過放電のような誤動作を確認したり、あるいは満充のように、充放電程度を把握するためのデータとしても使用される。例えば、前記温度測定配線85と電圧測定配線95は、コネクタ130に接続される一端の第1センシング端子80及び第2センシング端子90から延長され、他端の接続部97で延長され、前記他端の接続部97は、バッテリ管理システム(BMS)の機能を遂行する回路基板(図示せず)に接続される。
【0018】
図2は、図1に図示されたバッテリセル10の配列を図示した斜視図である。図面を参照すれば、前記バッテリセル10としては、リチウムイオン電池のような二次電池が適用され、円筒状二次電池や角形二次電池、またはポリマー二次電池など多様な形態の二次電池が適用され、いずれか1つの形態に限定されるものではない。
【0019】
例えば、各バッテリセル10は、ケース10bと、前記ケース10b内に収容された電極組立体(図示せず)と、電極組立体と電気的に連結され、ケース10b外部に引き出される電極端子10aと、を含んでもよい。例えば、前記電極端子10aは、バッテリセル10の上部を形成することができ、ケース10b上に露出される。図示されていないが、前記電極組立体は、正極、セパレータ、負極を含み、巻取り型または積層型に形成される。前記ケース10bは、その内部に電極組立体を収容し、電極組立体と外部回路との電気接続のために、ケース10b外部には、電極端子10aが形成される。
【0020】
例えば、隣接するバッテリセル10は、電極端子10aの接続を介して、互いに電気的に連結され、直列連結または並列連結がなされるが、バスバー15を介して、隣接する電極端子10aが互いに連結される。
前記ケース10bには、安全ベント10’が形成されてもよい。前記安全ベント10’は、相対的に弱い強度に設計され、ケース10b内に、前もって設定しておいた臨界ポイント以上の耐圧がかかれば、破断されながら内部ガスを噴出させる機能を行う。
【0021】
隣接するバッテリセル10間には、スペーサ50が介在される。前記スペーサ50は、隣接するバッテリセル10を電気的に絶縁させる。例えば、前記ケース10bは、電気的に極性を帯びることができるが、絶縁性素材から形成されたスペーサ50を介在させ、隣接するバッテリセル10間の電気的な干渉を遮断することができる。
【0022】
また、前記スペーサ50は、バッテリセル10間において放熱通路を提供することができ、そのために、前記スペーサ50には、放熱孔50’が形成される。後述するように、スペーサ50の側面を覆うように組み立てられるサイドプレート140には、放熱孔140’が形成され、サイドプレート140の放熱孔140’と向き合う位置に形成されたスペーサ50の放熱孔50’が相互連結され、バッテリセル10間の放熱通路を提供することができる。
【0023】
前記スペーサ50は、バッテリセル10間に介在され、バッテリセル10の熱的膨脹、すなわち、スウェリング(swelling)を抑制することができる。前記バッテリセル10のケース10bは、変形が可能な金属素材から形成されるが、高分子素材のように、変形が少ない素材を利用して、スペーサ50を形成することにより、バッテリセル10のスウェリングを抑制することができる。
【0024】
一方、前記スペーサ50は、隣接するバッテリセル10の間だけではなく、バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、最外郭バッテリセル10の外面に密着するように配置される。図2に図示されているように、バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、両側には、エンドプレート150が配置されるが、エンドプレート150とバッテリセル10との電気的な絶縁のために、それら間にスペーサ50が配置される。
バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、両側には、1対のエンドプレート150が配置される。前記エンドプレート150の一面は、バッテリセル10の外面と向き合うように配置される。さらに具体的には、前記エンドプレート150の一面は、バッテリセル10の外側に配置されたスペーサ50と当接するように組み立てられてもよい。
【0025】
前記エンドプレート150は一群のバッテリセル10を1つの単位にまとめて結束させる一方、充放電動作によるバッテリセル10の体積膨脹を抑制し、抵抗特性を維持することにより、バッテリセル10の電気的特性低下を防止することができる。
前記エンドプレート150は、ベースプレート151と、前記ベースプレート151の端から、バッテリセル10と反対になる方向に折り曲げられたフランジ部152,153,155と、を含んでもよい。前記ベースプレート151は、バッテリセル10の外面をカバーすることができるほどの十分な面積に形成される。
【0026】
前記フランジ部152,153,155は、ベースプレート151の端から、バッテリセル10の反対方向に折り曲げられている。前記フランジ部152,153,155は、ベースプレート151の両側面に形成された1対の側面フランジ部152と、ベースプレート151の上部及び下部にそれぞれ形成された上部フランジ部153及び下部フランジ部155を含んでもよい。
【0027】
図1に図示されているように、前記フランジ部152,153,155は、エンドプレート150と隣接した構成要素間の結合のための結合位置を提供することができ、例えば、エンドプレート150をエッジに沿って当接するように組み立てられたサイドプレート140との結合を媒介することができる。また、前記フランジ部152,153,155は、エンドプレート150の機械的な剛性を補強する役割を兼ねることができる。
【0028】
前記側面フランジ部152は、エンドプレート150とサイドプレート140との結合を媒介するための結合位置を提供し、側面フランジ部152上に重ねられたサイドプレート140の端部は、ネジ締結を介して、側面フランジ部152と結合をなすことができる。そのために、前記側面フランジ部152には、多数の結合孔が形成される。
【0029】
前記バッテリセル10の側面には、サイドプレート140が配置される。前記サイドプレート140は、一列に配列されたバッテリセル10の側面を覆うように配置される。前記サイドプレート140は、バッテリセル10の互いに反対になる両側面に、対で配置される。前記サイドプレート140は、バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って延長され、一端部と他端部とがそれぞれ互いに反対側に配置されたエンドプレート150に結合される。前記サイドプレート140は、エンドプレート150の側面端に形成された側面フランジ部152と螺合をなし、サイドプレート140と側面フランジ部152とが重なるように配置し、結合孔を一致させた後、ボルト、ナットのような締結部材171を利用して、両者(サイドプレート140及び側面フランジ部152)を螺合することができる。螺合を介して、サイドプレート140と側面フランジ部152は、少なくとも一部にかけて、互いに当接する面接触を形成することができる。
【0030】
前記サイドプレート140は、全体的に板状に形成され、バッテリセル10の底面一部を支えるように折り曲げられた係止爪140aを含んでもよい。バッテリセル10の互いに反対になる側面に配置される両側のサイドプレート140は、互いに向き合う方向に折り曲げられた係止爪140aの対を利用して、バッテリセル10の底を支持することができる。
【0031】
前記係止爪140aは、バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、サイドプレート140の全体長さにわたって延長され、係止爪140aの一端部と他端部は、エンドプレート150の下部フランジ部153と螺合を形成することができる。そのために、前記係止爪140a及び下部フランジ部153には、結合孔が形成され、結合孔を一致させた後、係止爪140aと下部フランジ部153とを貫通するように締結される締結部材171を利用して、サイドプレート140とエンドプレート150とが螺合される。前記係止爪140aと下部フランジ部153は、バッテリパックのコーナー位置において互いに当接し、面接触することができる。このように、前記サイドプレート140は、エンドプレート150の下部フランジ部153及び側面フランジ部152と締結をなし、1列のバッテリセル10を収容する収容空間を形成することができる。
【0032】
前記サイドプレート140には、放熱孔140’が形成される。例えば、前記放熱孔140’はバッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、一定間隔を置いて複数個形成される。前記放熱孔140’は、バッテリセル10と外気との接触を許容することにより、バッテリセル10から生成された駆動熱を迅速に排出させるのに寄与することができる。
バッテリセル10の下部は、サイドプレート140の係止爪140aによって支えられる部分を除き、サイドプレート140から露出され、サイドプレート140から露出されたバッテリセル10の下部を介して、バッテリセル10間に外気の流れを許容し、バッテリセル10の放熱を促進することができる。
【0033】
サイドプレート140には、回路基板(図示せず)を装着するためのボス部材145が形成される。例えば、前記回路基板は、バッテリ管理システムを形成することができる。前記サイドプレート140の一面は、バッテリセル10の側面と対面し、サイドプレート140の他面には、回路基板が装着される。例えば、前記回路基板は、バッテリセル10の充放電状態をモニタリングし、バッテリパックの全般的な充放電動作を制御することができる。
【0034】
例えば、前記ボス部材145は、ほぼ長方形または正方形の回路基板に対応し、格子状で4ヵ所に配列され、多数の回路基板に対応し、格子状で4の倍数に該当する個所に配列される。図面に図示されていないが、回路基板には、結合孔が形成され、結合孔を通過したネジ部材が、サイドプレート140上のボス部材145に締結されることにより、回路基板がサイドプレート140上に固定される。
【0035】
一方、バッテリパックを形成する一群のバッテリセル10は、バスバー15を利用して電気的に連結され、例えば、直列接続される。前記バスバー15それぞれは、互いに異なる対のバッテリセル10を電気的に連結し、バッテリセル10の電極端子10aの突出した部分にはめ込んで組み込まれたり、あるいは電極端子10a上に溶接結合されたりする。そのとき、バッテリセル10の列方向(Z1方向)に沿って、一群のバッテリセル10を順次に連結するように、複数のバスバー15は、左右両側(±Z3方向)に、互い違いになる位置に組み込まれる。
【0036】
前記バッテリパックは、多数個所に分散しているバスバー15から引き出される多数本の配線85,95を含んでもよい。そして、かような多数本の配線85,95は、バッテリセル10の状態情報、例えば、電圧測定情報や温度測定情報をバッテリ管理システム(図示せず)に伝達するために延長される。例えば、前記配線85,95の一端は、バスバー15上のコネクタ130に接続され、他端は、バッテリ管理システム(図示せず)に接続される。
【0037】
図3には、バッテリセル10の温度測定及び電圧測定のための第1センシング端子80及び第2センシング端子90の接続構造を示す図面が図示されている。図4には、図3の一部に係わる拡大図面が図示されている。
本発明のバッテリパックは、バッテリセル10の過熱、過電流、過充電、過放電のような異常状況を捕捉し、バッテリセル10の充放電動作を制御するために、バッテリセル10の温度や電圧のような状態情報を検出するモニタリング動作を遂行する。
【0038】
さらに具体的には、前記バッテリパックは、バッテリセル10と隣接した測定位置から延長され、バッテリセル10の情報を伝送するための配線85,95を含んでもよい。前記配線85,95は、それぞれバッテリセル10の温度測定信号と電圧測定信号とを伝送するための温度測定配線85と電圧測定配線95とを含んでもよい。そして、前記温度測定配線85と電圧測定配線95との一端を形成する第1センシング端子80及び第2センシング端子90は、バスバー15上に形成されたコネクタ130に接続される。
【0039】
前記コネクタ130は、温度測定配線85と電圧測定配線95との第1センシング端子80及び第2センシング端子90を共に収容し、第1センシング端子80及び第2センシング端子90を、バスバー15上の定位置に堅固に位置固定させ、温度測定及び電圧測定のための測定個所を提供することができる。
【0040】
前記コネクタ130は、全体的に、バスバー15と平行に延長されるプレート状となる。前記コネクタ130は、第1センシング端子80及び第2センシング端子90との接続のための第1接続部110及び第2接続部120を共に含んでもよい。前記コネクタ130が、温度測定及び電圧測定のための第1センシング端子80及び第2センシング端子90の接続個所を共に提供することにより、バスバー15上に、コネクタ130を形成する1回の作業を介して、第1センシング端子80及び第2センシング端子90の装着が非常に簡便に行われる。
【0041】
さらに具体的には、一旦コネクタ130がバスバー15上に装着された後では、単純なはめ組込みを介して、第1センシング端子80及び第2センシング端子90の接続が簡単になされる。すなわち、第1センシング端子80及び第2センシング端子90は、コネクタ130の第1接続部110及び第2接続部120にはめ込まれるスライディング組込み構造を有し、第1センシング端子80及び第2センシング端子90のスライディング組込み過程で、コネクタ130の第1接続部110及び第2接続部120と自然に接続を形成することになる。
【0042】
図3から分かるように、前記第1センシング端子80及び第2センシング端子90は、測定しようとする温度測定箇所の数ほど、または測定しようとする電圧測定箇所の数ほど配置される。例えば、多数のバッテリセル10を含むバッテリパックでは、測定位置によって互いに異なる温度及び互いに異なる電圧を把握するために、各バッテリセル10ごとに、または1対のバッテリセルや特定個数のバッテリセルごとに、温度検出及び電圧検出が行われる。一方、図4で説明されていない図面符号15’は、バッテリセル10の電極端子10aがはめ込まれる端子ホールを示す。
【0043】
図5A及び図5Bは、第1センシング端子80及び第2センシング端子90の接続構造を示す斜視図である。図6A及び図6Bは、それぞれ図5A及び図5BのVI−VI線に沿って切り取った断面図である。そして、図7は、第2センシング端子90の平面構造を示す図面である。
【0044】
図面を参照すれば、前記コネクタ130は、バスバー15上に重なるように形成され、全体的に、バスバー15と並んでいる平面上に延長される板状に形成される。さらに具体的には、前記コネクタ130は、バスバー15との結合を形成する結合部135を含む。例えば、前記結合部135は、バスバー15と対面接触を形成し、十分に広い面積で、バスバー15と対面接触を形成することにより、バスバー15との安定した結合を形成することができる。例えば、前記結合部135には、多数の結合ポイント135aが形成され、例えば、相互重なるように配置されたバスバー15及びコネクタ130に対して、リベッティング(riveting)加工やトックス(tox)加工を行うことにより、バスバー15及びコネクタ130の一部が変形されながら、それらが互いに結合される。
【0045】
前記結合部135は、コネクタ130の外側を形成することができ、結合部135の内側には、第1センシング端子80及び第2センシング端子90がはめ込まれるための第1接続部110及び第2接続部120が形成される。図4から分かるように、コネクタ130の外側とは、バッテリセル10のセンターラインCから相対的に遠く離れている位置を意味し、コネクタ130の内側とは、バッテリセル10のセンターラインCから相対的に近く隣接した位置を意味する。
【0046】
前記結合部135、並びに第1接続部110及び第2接続部120を含むコネクタ130は、一体に形成される。例えば、前記コネクタ130は、全体的に板状の構造に形成され、元素材金属板に対するカッティング、ベンディング、ドローイング(drawing)のような板金成形を介して、結合部135、並びに第1接続部110及び第2接続部120が一体に形成されたコネクタ130が設けられる。必要により、前記コネクタ130は、互いに異なる2以上金属板積層によって形成されもし、その場合にも、互いに対して結合された金属板の積層体は、毀損されることなくしは、互いに分離することのない一体結合を形成することになる。
【0047】
例えば、前記コネクタ130は、黄銅、スズメッキ鋼板、SUS(stainless steel)、ニッケル、スプリング鋼のような耐腐食性がある金属素材から形成され、かような素材のコネクタ130は、リベッティング加工やトックス加工により、アルミニウム素材や銅素材のバスバー上に結合される。
【0048】
図6A及び図6Bから分かるように、前記第1接続部110は、結合部135よりは、相対的に上方に突出するように形成され、バスバー15との間で、第1センシング端子80を収容することができる収容空間Gを提供することができる。すなわち、前記第1接続部110は、第1センシング端子80の少なくとも一部を収容することができる収容空間Gを形成し、前記第1センシング端子80は、バスバー15と第1接続部110との間に形成された収容空間G内にはめ込まれる。
【0049】
さらに具体的には、前記収容空間Gは、バスバー15と第1接続部110との間で、第1接続部110の固定端部111aによって定義される。すなわち、前記収容空間Gは、第1センシング端子80の入り込みのために開放された開口端(第1接続部110の自由端部111b)を有し、開口端の反対側は、固定端部111aによって閉鎖される。
前記第1接続部110は、結合部135に連結された一端の固定端部111aと、結合部135と連結されていない他端の自由端部111bと、を有するカンチレバー部材111を含む。前記カンチレバー部材111は、一端の固定端部111aを介して、コネクタ130の結合部135に連結され、他端の固定されていない自由端部111bを含む片手持ち形態を有することができる。
【0050】
第1センシング端子110は、前記カンチレバー部材111の自由端部111bを押し上げながら、固定端部111aに向けてスライディング組込みされ、カンチレバー部材111下に組み込まれる。そのとき、前記カンチレバー部材111は、下方の第1センシング端子80によって、弾性的に変形された状態で、弾性復元力によって、第1センシング端子80をバスバー15の上面に対して加圧することになる。
【0051】
前記カンチレバー部材111は、バスバー15に向けて突出した加圧部115を含む。前記加圧部115は、前記バスバー15に向けて下方に突出した形状を有することができる。前記加圧部115は、自由端部111bから固定端部111aに行きながら所定位置に形成され、組込み方向に沿って、スライディング移動した第1センシング端子80の組込みホール80’が加圧部115にはめ込み固定(嵌着)されることにより、第1センシング端部80の任意な離脱が阻止される。本発明の一実施形態で、前記加圧部115は、固定端部111aよりは、自由端部111bに相対的に近隣接した位置に形成される。
【0052】
図5A及び図5Bから分かるように、前記カンチレバー部材111の両側には、前記カンチレバー部材111を、第1接続部110の他の部分から分離させるための切開部111cが形成される。カンチレバー部材111の両側に、切開部111cが形成されることにより、カンチレバー部材111の加圧部115が自由に弾性変形され、効果的に第1センシング端部80を加圧固定することができる。かように、加圧部115を介して第1センシング端部80をバスバー15に対して密着させることにより、バスバー15の温度が高精度に捕捉される。
【0053】
前記カンチレバー部材111には、圧力調節部118が形成される。前記圧力調節部118は、第1センシング端部80に作用する加圧部115の圧力を調節することができる。例えば、前記圧力調節部118は、バスバー15に向けて下方に突出した形状を有する。図6A及び図6Bに図示されているように、前記圧力調節部118は、バスバー15に向けて下方に突出した段差形状を含む。例えば、前記圧力調節部118は、下方に突出した段差形状を介して、加圧部115の圧力を増大させることができる。他の実施形態で、前記圧力調節部118は、バスバー15の反対側に向けて上方に突出した形状を含み、例えば、かように上方に突出した形状の圧力調節部118を介して、加圧部115の圧力が過度に増大したり、あるいは第1接続部110の開口端(自由端部111b)が塞がれたりすることにより、第1センシング端子80の入り込み妨害を防ぐことができる。
【0054】
前記圧力調節部118は、カンチレバー部材111の固定端部111aから自由端部111bに向けて所定位置に形成され、多数の個所にわたって形成されてもよい。例えば、前記圧力調節部118は、自由端部111bよりは、相対的に固定端部111aに近い位置に形成されもする。
【0055】
図5A及び図5Bに図示されているように、前記第2接続部120は、結合部135に連結された固定端部120aと、結合部135に連結されていない自由端部120bとを含むカンチレバービーム形状を有することができる。そして、前記第2接続部120は、前記コネクタ130の一側から突出した形状を有することができる。例えば、前記第2接続部120は、固定端部120aから自由端部120bに行きながら、バスバー15からだんだんと遠くなるように、斜めな斜線方向に沿って延長される。すなわち、前記第2接続部120は、コネクタ130の本体から、斜めな斜線方向に上方を向けて突出し、第2センシング端子90が容易にはめ込まれるように、第2接続部120の一端がコネクタ130の本体から上方位置に形成される。
【0056】
第2接続部120と第2センシング端子90とのスライディング結合では、それら間の結合を堅固に維持するための結合手段が設けられる。図5A図5B及び図7に図示されているように、前記第2接続部120には、第2センシング端子90の係止爪(突出部93)がはめ込まれて結着されるための組込み孔120’が形成される。例えば、前記第2センシング端子90には、突出部93が形成されており、第2センシング端子90の突出部93が、前記第2接続部120の組込み孔120’にはめ込まれながら、第2センシング端子90と第2接続部120との堅固な接続が形成される。
【0057】
さらに具体的には、前記第2センシング端子90は、第2接続部120の端を収容し、第2接続部120とのスライディング組込みを案内することができるガイドレール91を含む。例えば、前記ガイドレール91は、第2接続部120の突出方向に沿って、第2センシング端子90の両端で並むように延長される1対のガイドレール91を含む。そして、1対のガイドレール91間には、突出部93が形成される。前記突出部93は、ガイドレール91間にはめ込まれた第2接続部120に載せられ、弾性圧縮された状態でスライディング移動していて、組込み孔120’にはめ込まれて結合を形成する。そのとき、組込み孔120’にはめ込まれた突出部93により、第2センシング端子90のスライディング移動が阻止さ、第2センシング端子90の任意な離脱が阻止される。
【0058】
例えば、前記突出部93は、前記ガイドレール91間に介在された加圧板92上に形成され、前記加圧板92の端には、第2接続部120のそれ以上の入り込みを沮止し、正しい結合位置を案内するための係止爪90aが形成される。例えば、第2センシング端子90の突出部93が第2接続部120の組込み孔120’に結合される位置で、第2センシング端子90の係止爪90aが第2接続部120の端にかかって組込み位置が決定される。
【0059】
前記第1センシング端子80及び第2センシング端子90は、コネクタ130の第1接続部110及び第2接続部120と、それぞれ導電性接触を形成することができる。例えば、前記第1センシング端子80は、コネクタ130の第1接続部110と、熱的に導電性接触を形成することができ、コネクタ130の第1接続部110を介して、バッテリセル10の温度を測定することができる。例えば、前記第1センシング端子80は、第1接続部110の加圧部115により、バスバー15の上面に対して密着され、バスバー15に結合されるバッテリセル10の電極端子10aを介して、バッテリセル10の温度を高精度に測定することができる。
【0060】
前記第1センシング端子80は、測定位置の温度情報を電気的な信号に変換し、バッテリ管理システム(図示せず)に伝達することができる。さらに具体的には、前記第1センシング端子80は、測定対象の温度に対応する電圧信号を生成するために、温度によって電気抵抗が可変される抵抗性温度センサと連結される。
【0061】
前記第2センシング端子90は、コネクタ130の第2接続部120と、電気的に導電性接触を形成することができる。例えば、前記第2センシング端子90は、コネクタ130の第2接続部120を介して、バスバー15の電圧を測定することができ、当該バスバー15を介して電気的に連結されたバッテリセル10の共通端子電圧を測定することができる。
【0062】
図8には、本発明と対比される比較例による第1センシング端子8及び第2センシング端子9の接続構造が図示されている。図面を参照すれば、温度測定のための第1センシング端子8と、電圧測定のための第2センシング端子9は、バッテリセル10と隣接した測定個所に接続される。そのとき、前記第1センシング端子8は、ネジ部材8aの締結方式で、バスバー15上に接続される。しかし、かような接続構造では、バスバー15に、ネジ溝15aを形成するための別途のタップ加工が要求され、ネジ締結作業の特性上、作業性が落ち、締結力不足や締結抜けのような製品不良が生じる可能性が高い。
【0063】
電圧測定のための第2センシング端子9は、バッテリセル10の電極端子10aにはめ込んで組み込まれるが、第2センシング端子9がはめ込まれた電極端子10a上に、ナット9aのネジ締結を介して、第2センシング端子9が固定される。
そのように、比較例では、温度測定のための第1センシング端子8の接続と、電圧測定のための第2センシング端子9の接続とがそれぞれ個別になされ、それぞれの接続作業が主にネジ締結方式によるので、作業性が落ち、製品不良が生じる可能性が高くなる。
【0064】
本発明の一実施形態によれば、いったんコネクタ130がバスバー15上に装着された後では、単純なはめ組込みを介して、第1センシング端子80及び第2センシング端子90の接続が簡単になされる。
【0065】
本発明は、添付された図面に図示された実施形態を参照して説明したが、それらは、例示的なものに過ぎず、本発明が属する技術分野で当業者であるならば、それらから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解することができるであろう。従って、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によって決められるものである。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明のバッテリパックは、例えば、電源関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【符号の説明】
【0067】
8,80 第1センシング端子
8a ネジ部材
9,90 第2センシング端子
9a ナット
10 バッテリセル
10’ 安全ベント
10a 電極端子
10b バッテリセルのケース
15 バスバー
15’ 端子ホール
15a ネジ溝
50 スペーサ
50,140’ 放熱孔
80’ 組込みホール
85 温度測定配線
90a,140a 係止爪
91 ガイドレール
92 加圧板
93 突出部
95 電圧測定配線
97 接続部
110 第1接続部
111 カンチレバー部材
111a カンチレバー部材の固定端部
111b カンチレバー部材の自由端部
111c 切開部
115 加圧部
118 圧力調節部
120 第2接続部
120a 第2接続部の固定端部
120b 第2接続部の自由端部
120’ 組込み孔
130 コネクタ
135 結合部
135A 結合ポイント
140 サイドプレート
145 ボス部材
150 エンドプレート
151 ベースプレート
152 側面フランジ部
153 下部フランジ部
155 上部フランジ部
171 締結部材
C バッテリセルのセンターライン
G 収容空間
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8