【文献】
BROWN, S. P. et al.,ACS Medicinal Chemistry Letters,2012年,3,p.726-30
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸またはその塩。
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸またはその塩。
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸またはその塩。
【実施例】
【0223】
本発明は、更に以下の実施例、試験例および製剤例によって詳しく説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0224】
以下の実施例中の「室温」は通常約10℃ないし約35℃を示す。混合溶媒において示した比は、特に断らない限り容量比を示す。%は、特に断らない限り重量%を示す。
【0225】
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにおいて、NHと記載した場合は、アミノプロピルシラン結合シリカゲルを用いた。HPLC(高速液体クロマトグラフィー)において、C18と記載した場合は、オクタデシル結合シリカゲルを用いた。溶出溶媒の比は、特に断らない限り容量比を示す。また、移動相において、「水/アセトニトリル(0.1% TFA含有系)」等の記載は、水と、0.1体積%のTFAを含有するアセトニトリルとを、適宜の割合で混合して用いたことを意味する。SFC(超臨界流体クロマトグラフィー)において、用いたカラムをそれぞれ記載している。溶出溶媒の比は、特に断らない限り容量比を示す。また、移動相において、「二酸化炭素/メタノール/ジエチルアミン」等の記載は、二酸化炭素と、メタノールと、ジエチルアミンとを、適宜の割合で混合して用いたことを意味する。
【0226】
以下の実施例においては下記の略号を使用する。
THF: テトラヒドロフラン
DMF: ジメチルホルムアミド
DME: 1,2-ジメトキシエタン
DMSO: ジメチルスルホキシド
【0227】
1H NMRプロトン核磁気共鳴(スペクトル)はフーリエ変換型NMRで測定した。
1H NMRスペクトルの化学シフトは、内部標準物質としてTMS(テトラメチルシラン)を用い、内部標準物質のピークを0ppmとしたときのδ単位(ppm)で記載され、カップリング定数はヘルツ(Hz)で記載されている。解析にはACD/SpecManager(商品名)などを用いた。カルボキシ基、水酸基やアミノ基などのプロトンが非常に緩やかなピークについては記載していないことがある。
【0228】
その他の本文中で用いられている略号は下記の意味を示す。
s : シングレット(singlet)
d : ダブレット(doublet)
t : トリプレット(triplet)
q : クァルテット(quartet)
quin: クゥインテット(quintet)
m : マルチプレット(multiplet)
br : ブロード(broad)
J : カップリング定数(coupling constant)
Hz : ヘルツ(Hertz)
CDCl
3 : 重クロロホルム
DMSO-d
6: ジメチルスルホキシド-d
6
CD
3OD: 重メタノール
1H-NMR : プロトン核磁気共鳴
TFA : トリフルオロ酢酸
【0229】
MS(マススペクトル)は、LC/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)により測定した。イオン化法としては、ESI(ElectroSpray Ionization、エレクトロスプレーイオン化)法、または、APCI(Atomospheric Pressure Cheimcal Ionization、大気圧化学イオン化)法を用いた。イオン化モードは、ポジティブモード(ESI+)とネガティブモード(ESI-)の両方、あるいは一方を用い、いずれかのデータを記載した。データは実測値(found)を記載した。通常、分子イオンピークが観測されるが、同位体に由来するピークが観測される場合もある(例、臭素原子を有する化合物)。また、tert-ブトキシカルボニル基(-Boc)を有する化合物の場合、フラグメントイオンとして、tert-ブトキシカルボニル基あるいはtert-ブチル基が脱離したピークが観測されることもある。さらに、水酸基(-OH)を有する化合物の場合、フラグメントイオンとして、H
2Oが脱離したピークが観測されることもある。塩の場合は、通常、フリー体の分子イオンピークもしくはフラグメントイオンピークが観測される。
【0230】
実施例1
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2-メチルプロピル)カルバモイル)-フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 2-フルオロ-4-メトキシ-N-メチル-N-(2-メチルプロピル)ベンズアミド
2-フルオロ-4-メトキシ安息香酸(3.0 g)のTHF (50 mL) 溶液に室温でオキサリルクロリド(1.7 mL)を加えた後、DMFを1滴加え10分間撹拌した。反応液を濃縮し残渣をTHF(5 mL)に溶解し、N,2-ジメチルプロパン-1-アミン(1.69 g)とトリエチルアミン(4.9 mL) のTHF (50 mL) 溶液に加え、30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (4.26 g) を無色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+240.3.
【0231】
工程2) 2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-メチル-N-(2-メチルプロピル)ベンズアミド
2-フルオロ- 4-メトキシ-N-メチル-N-(2-メチルプロピル)ベンズアミド (4.26 g)、ピペリジン-4-イルメタノール(1.37 g)、炭酸セシウム(7.7 g) 、テトラブチルアンモニウムヨージド (438 mg) およびDMF (100 mL) の混合物を110℃で3日間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(400 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+335.4.
【0232】
工程3) メチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)- 4-メトキシ-N-メチル-N-(2-メチルプロピル)ベンズアミド(180 mg)およびトリエチルアミン(113 μL)のTHF(5 mL)溶液にメタンスルホニルクロリド(50 μL)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣を得た。3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル(119 mg)のDMF(5 mL)溶液に水素化ナトリウム(油性)(22 mg)を加え、室温で10分間撹拌した後、得られた残渣を加え100℃で1時間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(158 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+537.7.
【0233】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
メチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2-メチルプロピル)カルバモイル)-フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (150 mg)のTHF(2 mL)およびメタノール(2 mL)の溶液に1規定水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸(1 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(92 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+523.3.
【0234】
実施例2
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) ベンジル2-フルオロ-4-メトキシベンゾアート
窒素雰囲気下、2-フルオロ-4-メトキシ安息香酸 (15.1 g) のDMF (356 mL) 溶液に炭酸カリウム (18.4 g) とベンジルブロミド (11.6 mL) を室温で加え、8時間撹拌した。反応混合物に氷水を注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (22.7 g) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 260.9.
【0235】
工程2) ベンジル2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート
ピペリジン-4-イルメタノール (6.17 g) とベンジル2-フルオロ-4-メトキシベンゾアート (20.9 g) から実施例1の工程2と同様の方法により標題化合物(4.26 g) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+356.3.
【0236】
工程3) ベンジル2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート(1) とベンジル 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート(2)
ベンジル2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート (4.26 g) とメチル3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート (3.14 g) から実施例1の工程3と同様の方法により標題化合物(1) (4.32 g) を無色油状物として標題化合物(2) (0.75 g) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+572.3. (1)、558.3. (2)
【0237】
工程4)2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
ベンジル2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート (751 mg) をエタノール (17.5 mL) と THF (8.76 mL) の混合溶液に溶解し、10 % パラジウム/炭素 (70 mm) のカートリッジをセットしたH-Cubeで室温下流速1mL/minで2時間反応を行った。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(492 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+482.5.
【0238】
工程5) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (62.4 mg) のDMF (1.30 mL) 溶液に2,2-ジメチルプロパンアミン (30.5 μl)、ヘキサフルオロリン酸2-(7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウム (HATU) (76.9mg) とN-エチルジイソプロピルアミン (33.9 μl) を室温で加え、20時間撹拌した。反応混合物に氷水を注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (59.4 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+551.7.
【0239】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (59.4 mg) から実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (46.6 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 523.4.
【0240】
実施例3
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(モルホリン-4-イルカルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (62.4 mg) とモルホリン (22.5 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (46.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+523.3.
【0241】
実施例4
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イルカルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (50.4 mg) とインドリン (23.4 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (43.8 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+555.3.
【0242】
実施例5
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((cis-2,6-ジメチルモルホリン-4-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (55.4 mg) とcis-2,6-ジメチルモルホリン (28.5 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(43.4 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+551.3.
【0243】
実施例6
3-(3-((1-(2-((2-シアノエチル)(フェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
3-アニリノプロパンニトリル(34.4 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(38 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+582.3.
【0244】
実施例7
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((4-フルオロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
4-フルオロ-N-メチルアニリン(29.4 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(68 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+561.3.
【0245】
実施例8
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((3-フルオロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
3-フルオロ-N-メチルアニリン(71 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(86 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+561.3.
【0246】
実施例9
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-フルオロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-フルオロ-N-メチルアニリン(53.5 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(44 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+561.3.
【0247】
実施例10
3-(3-((1-(2-((4-クロロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
4-クロロ-N-メチルアニリン(60.6 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(36 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+577.2.
【0248】
実施例11
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(エチル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
N-エチルピリジン-2-アミン(52.3 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(10 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+558.3.
【0249】
実施例12
3-(3-((1-(2-((2-クロロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) と2-クロロ-N-メチルアニリン (53 μL) から 実施例1の工程1および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(13.6 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+577.2.
【0250】
実施例13
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(ピリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) とN-メチルピリジン-4-アミン(46.3 mg) から 実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(72.9 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 544.2.
【0251】
実施例14
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((4-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン-1-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) tert-ブチル 4-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン-1-カルボキシラート
tert-ブチル ピペラジン-1-カルボキシラート(1.48 g)、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (3.36 g)、トリエチルアミン(2.22 mL)およびアセトニトリル(5 mL)の混合物を70℃で18時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(2.45 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.46 (9H, s), 2.55-2.64 (4H, m), 2.92-3.06 (2H, m), 3.40-3.47 (4H, m).
【0252】
工程2) 1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン 2塩酸塩
tert-ブチル 4-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン-1-カルボキシラート (2.45 g)の酢酸エチル (15 mL)およびメタノール (15 mL)の溶液に、4N塩化水素酢酸エチル溶液 (20 mL)を加え、室温で18時間撹拌した。反応混合物をヘキサンで希釈し、生じた沈殿をろ取した。これを酢酸エチルで洗浄した後、減圧下乾燥し、標題化合物 (2.00 g)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 2.77-2.91 (4H, m), 2.97-3.11 (4H, m), 3.34 (2H, td, J = 16.3, 1.1 Hz), 7.21-9.58 (3H, m).
【0253】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(4-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
1-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピペラジン 2塩酸塩(125 mg)と、2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (74 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+654.3.
【0254】
実施例15
3-(3-((1-(2-((4-tert-ブチルピペラジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
1-tert-ブチルピペラジン (61 mg)と、2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (55 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+578.3.
【0255】
実施例16
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピペラジン-1-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
1-メチルピペラジン (43 mg)と、2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg)から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (42 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+536.3.
【0256】
実施例17
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(ピリジン-3-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) とN-メチルピリジン-3-アミン (44 μL) から 実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(12.3 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+544.2.
【0257】
実施例18
3-(3-((1-(2-((3-クロロフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) と3-クロロ-N-メチルアニリン (52 μL) から 実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(27.6 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+577.2.
【0258】
実施例19
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-フルオロベンジル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (109.3 mg) と2-フルオロ-N-メチルベンジルアミン(60.3 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (112 mg) を赤色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+575.3.
【0259】
実施例20
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((3-フルオロベンジル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (109.3 mg) と3-フルオロ-N-メチルベンジルアミン(61.5 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (92 mg) を赤色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+575.3.
【0260】
実施例21
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((4-フルオロベンジル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
ベンジル 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート (5.29 g) から実施例2の工程4と同様の方法により標題化合物(3.74 g) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+468.4.
【0261】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((4-フルオロベンジル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (102.1 mg) と4-フルオロ-N-メチルベンジルアミン(57.9 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (94 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+575.3.
【0262】
実施例22
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(ピリジン-2-イルメチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (105.3 mg) とメチル(ピリジン-2-イルメチル)アミン (53.7 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(45.3 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+558.3.
【0263】
実施例23
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(ピリジン-3-イルメチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (112.0 mg) とN-メチル(ピリジン-3-イル)メタンアミン (56.8 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (74.2 mg) を白色粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+558.3.
【0264】
実施例24
3-(3-((1-(2-((3-クロロベンジル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (116.3 mg) と3-クロロ-N-メチル-ベンゼンメタンアミン (70.1 μl) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (109 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+591.2.
【0265】
実施例25
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および6-メチルピリジン-2-アミン (112 mg) から実施例2の工程5と同様にして標題化合物 (82.5 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.07-0.17 (1H, m), 0.18-0.27 (1H, m), 0.28-0.38 (1H, m), 0.44-0.57 (1H, m), 0.97-1.05 (1H, m), 1.07 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.79-2.04 (4H, m), 2.19-2.29 (1H, m), 2.39 (3H, s), 2.64-2.80 (4H, m), 2.87-2.99 (2H, m), 3.16 (2H, d, J = 11.8 Hz), 3.85 (3H, s), 3.90-4.01 (3H, m), 6.79 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.81-6.88 (2H, m), 6.92 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 6.94-7.00 (2H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.69 (1H, t, J = 7.8 Hz), 8.07 (2H, t, J = 7.9 Hz), 13.14 (1H, s).
【0266】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
窒素雰囲気下、エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (82.5 mg) およびヨードメタン (45.0 μL) のDMF (1.5 mL) 溶液に60%水素化ナトリウム(油性) (17.3 mg) を0℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物を0℃で水に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (77.5 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.06-0.17 (1H, m), 0.18-0.26 (1H, m), 0.27-0.37 (1H, m), 0.43-0.56 (1H, m), 0.98-1.08 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.0 Hz), 1.70 (3H, d, J = 9.7 Hz), 2.24 (1H, q, J = 8.0 Hz), 2.38 (3H, s), 2.46-2.62 (5H, m), 2.62-2.80 (3H, m), 3.41 (3H, s), 3.74 (3H, s), 3.81 (2H, d, J = 5.8 Hz), 3.90-4.00 (2H, m), 6.28 (1H, brs), 6.60 (2H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 6.76 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.80-6.86 (2H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.18 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.4 Hz).
【0267】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (77.5 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (70.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+558.3
【0268】
実施例26
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および4-メチルピリジン-2-アミン (112 mg) から実施例2の工程5と同様にして標題化合物 (74.5 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.08-0.17 (1H, m), 0.18-0.27 (1H, m), 0.28-0.40 (1H, m), 0.45-0.58 (1H, m), 1.00-1.06 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.73-1.98 (5H, m), 2.19-2.29 (1H, m), 2.34 (3H, s), 2.72 (2H, t, J = 8.0 Hz), 2.86-2.98 (2H, m), 3.16 (2H, d, J = 11.8 Hz), 3.85 (3H, s), 3.91 (2H, d, J = 5.8 Hz), 3.94-4.01 (2H, m), 6.73-6.87 (3H, m), 6.89-7.00 (3H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.15 (1H, s), 8.20 (1H, d, J = 5.0 Hz), 12.86 (1H, s).
【0269】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (74.5 mg) から実施例25の工程2と同様にして標題化合物 (69.7 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.04-0.17 (1H, m), 0.17-0.26 (1H, m), 0.27-0.38 (1H, m), 0.43-0.56 (1H, m), 0.97-1.06 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.72 (3H, brs), 2.08 (3H, s), 2.20-2.30 (1H, m), 2.45-2.63 (5H, m), 2.64-2.80 (3H, m), 3.39 (3H, s), 3.74 (3H, s), 3.80 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.90-4.02 (2H, m), 6.30 (1H, brs), 6.60 (1H, dd, J = 8.5, 2.1 Hz), 6.66-6.79 (2H, m), 6.79-6.86 (2H, m), 6.90 (1H, d, J = 4.6 Hz), 7.18 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.26 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.19 (1H, d, J = 5.1 Hz).
【0270】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (69.7 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (61.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+558.3.
【0271】
実施例27
3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) エチル 3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および3-アミノベンゾニトリル (123 mg)から実施例2の工程5と同様にして標題化合物(102 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.12 (1H, dt, J = 9.2, 4.7 Hz), 0.17-0.26 (1H, m), 0.27-0.38 (1H, m), 0.45-0.56 (1H, m), 0.96-1.06 (1H, m), 1.07 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.47-1.62 (2H, m), 1.83-1.97 (3H, m), 2.18-2.29 (1H, m), 2.63-2.78 (2H, m), 2.85 (2H, t, J = 10.9 Hz), 3.21 (2H, d, J = 11.3 Hz), 3.84 (3H, s), 3.88 (2H, d, J = 5.3 Hz), 3.92-3.99 (2H, m), 6.76 (1H, d, J = 9.3 Hz), 6.80-6.90 (4H, m), 7.18 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.50-7.62 (2H, m), 7.86 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.91 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.37 (1H, s), 11.91 (1H, s).
【0272】
工程2) エチル 3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート
エチル 3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート (102 mg) から実施例25の工程2と同様にして標題化合物の粗生成物を無色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0273】
工程3) 3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(3-((1-(2-((3-シアノフェニル)(メチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアートの粗生成物 (全量) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (85.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+568.3.
【0274】
実施例28
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (104.2 mg) と2,2-ジメチル-N-(2-メチルプロピル)プロパン-1-アミン (62.0 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(77.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+579.3.
【0275】
実施例29
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルモルホリン-4-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (104.2 mg) と2,2-ジメチルモルホリン (49.8 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (71.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+551.3.
【0276】
実施例30
3-(3-((1-(2-((2-tert-ブチルピロリジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (104.2 mg) と2-(tert-ブチル)ピロリジン(55.1 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(108 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+563.3.
【0277】
実施例31
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(((3R)-3-(2-メチルプロピル)モルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (106.1 mg) と(R)-3-(2-メチルプロピル)モルホリン塩酸塩 (79 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(103 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+579.3.
【0278】
実施例32
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン
窒素雰囲気下、2,2-ジメチルプロパノイルクロリド (8.53 mL) を6-メチルピリジン-2-アミン(5.00 g) のDMA (25 mL) 溶液に室温で加え、室温で48時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。窒素雰囲気下、得られた残渣を水素化リチウムアルミニウム (8.78 g) のTHF (100 mL) 懸濁液に0℃で加え、1時間加熱還流した。反応混合物に水と水酸化ナトリウム水溶液を加え、生じた白色沈殿をろ過した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、標題化合物 (7.24 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.90 (9H, s), 2.22 (3H, s), 3.07 (2H, d, J = 6.1 Hz), 6.15 (1H, t, J = 5.7 Hz), 6.27 (1H, d, J = 7.2 Hz), 6.32 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.20 (1H, t, J = 7.7 Hz).
【0279】
工程2) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
窒素雰囲気下、2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (112.7 mg) のTHF (2.34 mL) の溶液に1-クロロ-N,N-2-トリメチルプロピルアミン (37.2 μl) を0℃で加えた。室温で30分撹拌した後、N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (83 mg) とトリエチルアミン (42.4 μl) を0℃で加え、室温で20時間撹拌した。反応混合物を室温にて水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (54.3 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+642.6.
【0280】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (54.3 mg) から実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (27.5 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.4.
【0281】
実施例33
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (110.0 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン (81 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (118 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.4.
【0282】
実施例34
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (114.4 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (78 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(129 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.3.
【0283】
実施例35
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 2-(ピリジン-2-イルアミノ)アセタート
窒素雰囲気下、40%グリオキサール水溶液 (10.7 mL) およびエタノール (80 mL) を2−アミノピリジン(8.00 g) および70%過塩素酸水溶液 (19.0 mL) の混合物に室温で加え、16時間加熱還流した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (9.01 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.29 (3H, t, J = 7.1 Hz), 4.14 (2H, d, J = 5.5 Hz), 4.24 (2H, q, J = 7.1 Hz), 4.89 (1H, brs), 6.46 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.61 (1H, dd, J = 6.8, 5.4 Hz), 7.36-7.49 (1H, m), 8.10 (1H, d, J = 4.9 Hz).
【0284】
工程2) 2-メチル-1-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール
窒素雰囲気下、1.0 Mメチルマグネシウムブロミド (44.4 mL) をエチル 2-(ピリジン-2-イルアミノ)アセタート (2.0 g) のTHF (30 mL) 溶液に0℃で加え、0℃で20分間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製した後、得られた淡橙色固体をジイソプロピルエーテルで洗浄して標題化合物 (508 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.26 (6H, s), 3.36 (2H, d, J = 6.0 Hz), 4.74 (1H, brs), 4.91 (1H, brs), 6.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.57 (1H, dd, J = 6.6, 5.6 Hz), 7.39 (1H, td, J = 7.8, 1.9 Hz), 8.02 (1H, d, J = 5.1 Hz).
【0285】
工程3) N-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
窒素雰囲気下、2-メチル-1-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール (250 mg) のDMF (5 mL) 溶液に60%水素化ナトリウム(油性) (66.2 mg) を0℃で加え、5分間攪拌した。反応混合物にヨードメタン (188 μL) を0℃で加え、30分間攪拌した。反応混合物に0℃で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (150 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.24 (6H, s), 3.23 (3H, s), 3.33 (2H, d, J = 5.4 Hz), 4.72 (1H, brs), 6.40 (1H, dt, J = 8.4, 0.8 Hz), 6.53 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.8 Hz), 7.38 (1H, ddd, J = 8.5, 6.9, 1.9 Hz), 7.97-8.15 (1H, m).
【0286】
工程4) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (100 mg) およびN-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (55.1 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(85.0 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.24-0.35 (1H, m), 0.38-0.49 (1H, m), 0.52-0.64 (1H, m), 0.97-1.08 (1H, m), 1.12-1.23 (9H, m), 1.71-1.91 (3H, m), 2.27-2.79 (4H, m), 2.29-2.39 (1H, m), 2.73 (3H, tt, J = 14.6, 7.4 Hz), 2.83 (3H, s), 3.40 (1H, brs), 3.75 (3H, s), 3.83 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.98-4.12 (2H, m), 4.22-4.63 (2H, m), 6.20 (1H, s), 6.47 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.57 (1H, brs), 6.73-6.92 (4H, m), 7.21 (2H, t, J = 7.8 Hz), 7.24-7.32 (1H, m), 8.35 (1H, dd, J = 4.8, 1.2 Hz).
【0287】
工程5) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (85.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(77.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0288】
実施例36
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)-4-メチルピリジン-2-アミン
4-メチルピリジン-2-アミン (2.89 g) およびシクロプロパンカルバルデヒド (1 mL) の酢酸溶液 (20 mL) に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム (7.09 g) を0℃で加えて、室温で3時間攪拌した。反応混合物に水酸化ナトリウム水溶液 (8 N) を加え激しく攪拌した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(1.11 g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+163.0.
【0289】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) とN-(シクロプロピルメチル)-4-メチルピリジン-2-アミン(101 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(133 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 598.3.
【0290】
実施例37
3-(3-((1-(2-((4-シアノ-4-メチルピペリジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 4-メチルピペリジン-4-カルボニトリル塩酸塩
リチウムヘキサメチルジシラザンのTHF溶液 (1 M、2.85 mL) をtert-ブチル 4-シアノピペリジン-1-カルボキシラート (300 mg) のTHF溶液 (5 mL) に-78℃で加えた後、-78℃で20分間攪拌した。ヨードメタン (5 mL)を反応混合物に-78℃で滴下した後、-78℃から室温に徐々に昇温し21時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣に塩酸の酢酸エチル溶液(4 N、5 mL)を加えて室温で1.5時間攪拌した。反応混合物の溶媒を減圧下留去し、標題化合物(195 mg)の粗生成物を橙色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0291】
工程2) 3-(3-((1-(2-((4-シアノ-4-メチルピペリジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) と4-メチルピペリジン-4-カルボニトリル塩酸塩 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(153 mg) を黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+560.3.
【0292】
実施例38
3-(3-((1-(2-((4-シアノ-4-(2-メチルプロピル)ピペリジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 4-(2-メチルプロピル)ピペリジン-4-カルボニトリル塩酸塩
tert-ブチル4-シアノピペリジン-1-カルボキシラート (300 mg)および1-ブロモ-2-メチルプロパン (156 μL) から実施例37の工程1と同様にして標題化合物 (153 mg) を淡黄色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0293】
工程2) 3-(3-((1-(2-((4-シアノ-4-(2-メチルプロピル)ピペリジン-1-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) と4-(2-メチルプロピル)ピペリジン-4-カルボニトリル塩酸塩(126 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(134 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0294】
実施例39
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
実施例35の工程2で得られた2-メチル-1-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール (390 mg)のトルエン(4 mL)溶液に、N,N-ジエチルアミノ硫黄 トリフルオリド(0.78 mL)を室温で加え、1.5時間撹拌した。反応混合物を氷冷した飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および酢酸エチルの混合物に滴下し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (160 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.42 (6H, d, J = 21.6 Hz), 3.56 (2H, dd, J = 21.2, 5.9 Hz), 4.67 (1H, brs), 6.40-6.46 (1H, m), 6.56 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.8 Hz), 7.39 (1H, ddd, J = 8.6, 7.0, 1.9 Hz), 8.03-8.11 (1H, m).
【0295】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
N-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (140 mg)と2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (189 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+604.4.
【0296】
実施例40
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)ピリジン-2-アミン
シクロプロパンカルバルデヒド (1.21 mL) および2-アミノピリジン (3.03 g) から実施例36の工程1と同様にして標題化合物(1.46 g) を無色液体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.11-0.27 (2H, m), 0.33-0.53 (2H, m), 0.91-1.11 (1H, m), 3.09 (2H, t, J = 6.1 Hz), 6.26-6.59 (3H, m), 7.32 (1H, ddd, J = 8.5, 6.9, 2.0 Hz), 7.83-8.00 (1H, m).
【0297】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(シクロプロピルメチル)ピリジン-2-アミン (77 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (116 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.08-0.23 (3H, m), 0.24-0.32 (1H, m), 0.37 (2H, d, J = 8.0 Hz), 0.40-0.48 (1H, m), 0.53-0.64 (1H, m), 0.94-1.09 (1H, m), 1.10-1.21 (1H, m), 1.18 (4H, t, J = 7.1 Hz), 1.43-1.61 (2H, m), 1.67-1.89 (3H, m), 2.29-2.39 (1H, m), 2.56 (2H, brs), 2.64-2.83 (3H, m), 3.78 (3H, s), 3.81 (2H, d, J = 6.3 Hz), 3.99-4.11 (4H, m), 6.21 (1H, s), 6.53 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.67 (1H, brs), 6.73-6.76 (1H, m), 6.78 (1H, s), 6.82 (1H, d, J = 7.7 Hz), 6.88-6.95 (1H, m), 7.21 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.24-7.34 (1H, m), 7.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.32-8.44 (1H, m).
【0298】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (116 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (94.6 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+584.3.
【0299】
実施例41
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (111.8 mg) と6-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (76 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (98 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.3.
【0300】
実施例42
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (120 mg)および4-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (82.0 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(86 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.5.
【0301】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (86 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (41.0 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.3.
【0302】
実施例43
3-(3-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) メチル 3-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)-2,2-ジメチルプロパノアート
窒素雰囲気下、2.2 Mアゾジカルボン酸ジエチルのトルエン (12.4 mL) 溶液をフタルイミド (4.01 g) 、メチル3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロパノアート (3.00 g) およびトリフェニルホスフィン (7.14 g) のTHF (30 mL) 溶液に室温で加え、室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (5.3 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.25 (6H, s), 3.73 (3H, s), 3.85 (2H, s), 7.72 (2H, dd, J = 5.3, 3.1 Hz), 7.84 (2H, dd, J = 5.4, 3.0 Hz).
【0303】
工程2) メチル 3-アミノ-2,2-ジメチルプロパノアート
窒素雰囲気下、ヒドラジン1水和物 (4.92 mL) をメチル3-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)-2,2-ジメチルプロパノアート (5.3 g) のメタノール (100 mL) 溶液に室温で加え、60℃で1時間攪拌した。反応混合物をジエチルエーテルで希釈し、生じた白色沈殿をろ過により除去した。溶媒を減圧下留去し標題化合物の粗生成物 (2.42 g) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.06 (6H, s), 1.35 (2H, brs), 2.59 (2H, s), 3.58 (3H, s).
【0304】
工程3) メチル 2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパノアート
メチル 3-アミノ-2,2-ジメチルプロパノアート (1.00 g) およびピリジンN-オキシド(1.81 g) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (744 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.26 (6H, s), 3.49 (2H, d, J = 6.4 Hz), 3.68 (3H, s), 4.78 (1H, brs), 6.39 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.53 (1H, dd, J = 6.6, 5.6 Hz), 7.32-7.44 (1H, m), 8.05 (1H, d, J = 4.8 Hz).
【0305】
工程4) 2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパンアミド
28%ナトリウムメトキシドのメタノール (3.62 mL) 溶液をメチル 2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパノアート (744 mg) およびホルムアミド (1.42 mL) のDMF (10 mL) 溶液に室温で加え、70℃で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0306】
工程5) 2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパンニトリル
トリフルオロ酢酸無水物 (1.51 mL) を2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパンアミド (全量) のピリジン (10 mL) 溶液に室温で加え、室温で5分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣のメタノール (10 mL) 溶液に炭酸カリウム (1.48 g) を室温で加え、60℃で5分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (203 mg) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.40 (6H, s), 3.62 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.64 (1H, brs), 6.46 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.60 (1H, dd, J = 6.7, 5.5 Hz), 7.32-7.48 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 4.1 Hz).
【0307】
工程6) エチル 3-(3-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパンニトリル (91.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(108 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.21 (1H, m), 0.23-0.32 (1H, m), 0.38-0.49 (1H, m), 0.53-0.64 (1H, m), 0.96-1.10 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.39 (6H, brs), 1.38-1.68 (2H, m), 1.69-1.92 (3H, m), 2.30-2.39 (1H, m), 2.35-2.71 (3H, m), 2.67-2.80 (2H, m), 3.14-3.42 (1H, m), 3.78 (3H, s), 3.82 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.00-4.12 (2H, m), 4.33-4.86 (2H, m), 6.20 (1H, d, J = 2.1 Hz), 6.54 (2H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.70-6.88 (3H, m), 6.90-7.01 (1H, m), 7.18-7.25 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.40 (1H, d, J = 3.6 Hz).
【0308】
工程7) 3-(3-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(3-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート (108 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(98.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+611.2.
【0309】
実施例44
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-メトキシピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) および6-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (140 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (153 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.09-0.21 (1H, m), 0.23-0.35 (1H, m), 0.38-0.49 (1H, m), 0.52-0.64 (1H, m), 0.89 (6H, d, J = 5.5 Hz), 0.98-1.07 (1H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.22-1.52 (2H, m), 1.69-1.99 (4H, m), 2.27-2.40 (1H, m), 2.42-2.84 (5H, m), 3.20-3.46 (1H, m), 3.74-3.85 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.80 (3H, s), 3.98-4.12 (4H, m), 6.25 (2H, brs), 6.35 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.51 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.74 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.77 (1H, s), 6.82 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.15-7.24 (2H, m), 7.34 (1H, d, J = 8.3 Hz).
【0310】
工程2) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
窒素雰囲気下、エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-メトキシピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (153 mg) 、塩化ピリジニウム (274 mg) およびDMF (0.2 mL) の混合物を130℃で16時間攪拌した。反応溶液に室温で1N 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (32.0 g) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.21 (1H, m), 0.22-0.32 (1H, m), 0.37-0.48 (1H, m), 0.53-0.63 (1H, m), 0.88-1.08 (7H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.50-1.69 (2H, m), 1.93 (4H, dd, J = 13.4, 6.5 Hz), 2.34 (1H, q, J = 7.9 Hz), 2.49-3.01 (4H, m), 3.17-3.81 (4H, m), 3.77 (3H, s), 3.81 (2H, d, J = 5.4 Hz), 4.00-4.11 (2H, m), 5.80 (1H, d, J = 7.2 Hz), 6.25 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.48-6.58 (2H, m), 6.71 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.77 (1H, s), 6.82 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.09 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.14-7.24 (2H, m), 10.51 (1H, br. s).
【0311】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (32.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(7.70 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.2.
【0312】
実施例45
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 4-ブロモ-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ベンズアルデヒド
4-ブロモ-2-フルオロベンズアルデヒド(10 g) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物(8.33 g) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.29-1.43 (2H, m), 1.45-1.60 (1H, m), 1.77 (2H, d, J = 12.9 Hz), 2.87 (2H, t, J = 11.0 Hz), 3.20-3.45 (4H, m), 7.28 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.33 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.58 (1H, d, J = 8.2 Hz), 10.06 (1H, s).
【0313】
工程2) 4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンズアルデヒド
4-ブロモ-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ベンズアルデヒド (8.33 g) およびイミダゾール (5.71 g) のDMF (50 mL) 溶液にtert-ブチルジフェニルクロロシラン(8.72 mL) を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を黄色ガム状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0314】
工程3) 4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)安息香酸
4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンズアルデヒドの粗生成物 (全量) から実施例262の工程2と同様にして標題化合物(13.1 g) を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.03 (9H, s), 1.36-1.56 (2H, m), 1.74-1.95 (3H, m), 2.97-3.19 (4H, m), 3.61 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.40-7.51 (6H, m), 7.56 (1H, dd, J = 8.5, 1.6 Hz), 7.60-7.68 (4H, m), 7.84-7.93 (2H, m).
【0315】
工程4) ベンジル4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾアート
窒素雰囲気下、4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)安息香酸 (13.0 g) およびDMF (180 μL) のTHF (130 mL) 溶液に、塩化オキサリル (3.10 mL) を0℃で加え、0℃で20分間攪拌した。反応溶液にベンジルアルコール (4.88 mL) を0℃で加え、0℃で15分間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (14.9 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.01 (9H, s), 1.55-1.70 (3H, m), 2.68 (2H, t, J = 11.4 Hz), 3.19 (2H, d, J = 11.9 Hz), 3.26-3.31 (2H, m), 3.46 (2H, d, J = 5.6 Hz), 5.28 (2H, s), 7.14 (1H, dd, J = 8.3, 1.3 Hz), 7.18 (1H, s), 7.24-7.37 (3H, m), 7.40-7.56 (9H, m), 7.58-7.70 (4H, m).
【0316】
工程5) ベンジル2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-ビニルベンゾアート
窒素雰囲気下、ベンジル4-ブロモ-2-(4-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾアート (14.7 g) 、ビニルトリメチルシラン (9.95 mL) 、酢酸パラジウム (256 mg) 、トリス(2-メチルフェニル)ホスフィン(1.04 g) およびトリエチルアミン (9.55 mL) の混合物をDMF (50 mL) 溶媒中130℃で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をTHF (50 mL) に溶かし、1 MテトラブチルアンモニウムフルオリドTHF溶液 (45.7 mL) を加え、70℃で30分間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (3.1 g) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.09-1.25 (2H, m), 1.35-1.51 (1H, m), 1.64 (2H, d, J = 11.3 Hz), 2.67 (2H, t, J = 11.1 Hz), 3.17-3.27 (4H, m), 4.43 (1H, t, J = 5.2 Hz), 5.29 (2H, s), 5.35 (1H, d, J = 10.9 Hz), 5.91 (1H, d, J = 17.7 Hz), 6.73 (1H, dd, J = 17.6, 11.0 Hz), 7.06-7.14 (2H, m), 7.30-7.42 (3H, m), 7.43-7.51 (2H, m), 7.57 (1H, d, J = 7.9 Hz).
【0317】
工程6) ベンジル2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-ビニルベンゾアート
窒素雰囲気下、ベンジル2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-ビニルベンゾアート (3.1 g) およびエチル3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート (2.50 g) のトルエン (15 mL) 溶液に0.7 M 2-(トリブチルホスホラニリデン)アセトニトリルのトルエン溶液 (20 mL) を室温で加え、100℃で30分間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(3.39 g) を黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.07-0.17 (1H, m), 0.18-0.27 (1H, m), 0.28-0.40 (1H, m), 0.43-0.59 (1H, m), 0.97-1.07 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.25-1.43 (2H, m), 1.68-1.84 (3H, m), 2.17-2.31 (1H, m), 2.65-2.81 (4H, m), 3.21-3.29 (2H, m), 3.79 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.92-4.01 (2H, m), 5.30 (2H, s), 5.36 (1H, d, J = 11.7 Hz), 5.92 (1H, d, J = 17.0 Hz), 6.66-6.79 (2H, m), 6.80-6.85 (2H, m), 7.08-7.15 (2H, m), 7.16-7.22 (1H, m), 7.31-7.42 (3H, m), 7.45-7.50 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 7.9 Hz).
【0318】
工程7) 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸
ベンジル2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-ビニルベンゾアート (3.39 g) から実施例2の工程4と同様にして標題化合物(2.76 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.08-0.17 (1H, m), 0.18-0.27 (1H, m), 0.28-0.38 (1H, m), 0.44-0.57 (1H, m), 0.97-1.07 (1H, m), 1.09 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.21 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.42-1.64 (2H, m), 1.95-2.13 (3H, m), 2.18-2.31 (1H, m), 2.62-2.79 (4H, m), 3.11 (4H, brs), 3.90-4.01 (4H, m), 6.75-6.89 (3H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.60 (1H, s), 7.96 (1H, d, J = 8.0 Hz).
【0319】
工程8) N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン
窒素雰囲気下、2-クロロピリミジン (3.00 g) および2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(4.62 mL) のDMF (30 mL) 溶液にジイソプロピルエチルアミン (13.7 mL) を室温で加え、130℃で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (1.91 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.88 (9H, s), 3.16 (2H, d, J = 6.3 Hz), 6.50 (1H, t, J = 4.8 Hz), 7.01 (1H, brs), 8.22 (2H, d, J = 4.6 Hz).
【0320】
工程9) エチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン (86 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (20.3 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.23-0.33 (1H, m), 0.38-0.48 (1H, m), 0.52-0.63 (1H, m), 0.87 (9H, s), 0.98-1.09 (1H, m), 1.15-1.22 (6H, m), 1.46-1.61 (2H, m), 1.67-1.88 (3H, m), 2.30-2.40 (1H, m), 2.40-2.65 (4H, m), 2.56 (2H, q, J = 7.6 Hz), 2.66-2.80 (2H, m), 3.82 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.01-4.11 (2H, m), 4.29 (2H, s), 6.44 (1H, s), 6.72-6.90 (5H, m), 7.22 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.40 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.30 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0321】
工程10) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (20.3 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (9.2 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.4.
【0322】
実施例46
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン
2-アミノピリジン(1.0 g)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(1.25 g)を白色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ4.14 (2 H, qd, J=9.9, 6.7 Hz), 6.56 - 6.65 (2 H, m), 7.08 (1 H, t, J=6.3 Hz), 7.40 - 7.47 (1 H, m), 7.98 - 8.04 (1 H, m).
【0323】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg) およびN-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (92.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(97.8 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.08-0.17 (1H, m), 0.17-0.26 (1H, m), 0.28-0.37 (1H, m), 0.45-0.55 (1H, m), 1.00-1.09 (1H, m), 1.09 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.14 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.61-1.84 (3H, m), 2.18-2.30 (1H, m), 2.42-2.62 (8H, m), 2.61-2.82 (2H, m), 3.83 (2H, d, J = 6.1 Hz), 3.91-4.01 (2H, m), 4.97 (2H, brs), 6.65 (1H, s), 6.71 (1H, brs), 6.75-6.91 (4H, m), 7.04-7.13 (1H, m), 7.19 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.23 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.47 (1H, t, J = 7.3 Hz), 8.39 (1H, d, J = 3.8 Hz).
【0324】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (97.8 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(82.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+610.3.
【0325】
実施例47
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (108.7 mg) と4-メチル-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (81 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (100 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+612.4.
【0326】
実施例48
3-(3-((1-(2-((3-クロロフェニル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 3-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)アニリン
3-クロロアニリン (4.00 g)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (1.38 g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (9H, s), 2.87 (2H, d, J = 5.9 Hz), 3.71 (1H, brs), 6.47 (1H, ddd, J = 8.2, 2.3, 0.8 Hz), 6.55-6.65 (2H, m), 7.04 (1H, t, J = 8.0 Hz).
【0327】
工程2) 3-(3-((1-(2-((3-クロロフェニル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
3-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)アニリン (103 mg)と2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (101 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+631.3.
【0328】
実施例49
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン
テトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン (800 mg)から実施例14の工程1と同様にして標題化合物 (1.43 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.14 (1H, brs), 1.32-1.48 (2H, m), 1.78-1.89 (2H, m), 2.72-2.85 (1H, m), 3.25 (2H, t, J = 15.4 Hz), 3.40 (2H, td, J = 11.5, 2.3 Hz), 3.98 (2H, dt, J = 11.6, 3.7 Hz).
【0329】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)テトラヒドロ-2H-ピラン-4-アミン (122 mg)と2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (140 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+667.4.
【0330】
実施例50
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)テトラヒドロフラン-3-アミン
テトラヒドロフラン-3-アミン (730 mg)から実施例14の工程1と同様にして標題化合物 (1.16 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.23-1.39 (1H, m), 1.67-1.81 (1H, m), 2.05-2.19 (1H, m), 3.22 (2H, t, J = 15.2 Hz), 3.45-3.55 (1H, m), 3.56-3.64 (1H, m), 3.73-3.86 (2H, m), 3.88-4.00 (1H, m).
【0331】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(テトラヒドロフラン-3-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)テトラヒドロフラン-3-アミン(114 mg)と2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (91 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+653.4.
【0332】
実施例51
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン
ピリジン-2-アミン (300 mg)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (530 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.09-4.27 (2H, m), 4.52 (1H, brs), 6.49 (1H, dt, J = 8.3, 0.8 Hz), 6.67 (1H, ddd, J = 7.2, 5.1, 0.8 Hz), 7.40-7.50 (1H, m), 8.12 (1H, ddd, J = 5.0, 1.8, 0.8 Hz).
【0333】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン (130 mg)と2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (110 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(150 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+660.3.
【0334】
実施例52
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-(3-((1-(2-((1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg) および1H-ピラゾール-4-アミン (87 mg) から実施例2の工程5と同様にして標題化合物 (81.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.07-0.18 (1H, m), 0.18-0.26 (1H, m), 0.29-0.38 (1H, m), 0.44-0.56 (1H, m), 1.00-1.08 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.21 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.52-1.70 (2H, m), 1.84-1.98 (3H, m), 2.17-2.30 (1H, m), 2.61-2.79 (4H, m), 2.87 (2H, t, J = 11.3 Hz), 3.15 (2H, d, J = 11.3 Hz), 3.88-4.01 (4H, m), 6.77-6.86 (2H, m), 6.88 (1H, s), 7.09 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.14-7.25 (2H, m), 7.73 (1H, brs), 7.86 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.06 (1H, brs), 12.03 (1H, s), 12.65 (1H, brs).
【0335】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
エチル 3-(3-((1-(2-((1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート (81.7 mg) から実施例25の工程2と同様にして標題化合物 (73.2 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+573.5.
【0336】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (73.2 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(59.3 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+545.3.
【0337】
実施例53
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (176 mg) のアセトニトリル溶液 (3 mL) に2,2-ジメチルプロパン-1-スルホンアミド (83 mg)、トリエチルアミン (153 μL)、2-メチル-6-ニトロ安息香酸 無水物 (190 mg)、およびジメチルアミノピリジン (67.2 mg)を加えた後、室温で17.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(173 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+613.3.
【0338】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (173 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(170 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+585.3.
【0339】
実施例54
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(プロパン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) N-ベンジル-2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-N-(プロパン-2-イル)プロパン-1-アミン
N-ベンジルプロパン-2-アミン (2.00 g)から実施例14の工程1と同様にして標題化合物 (2.10 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.00 (6H, d, J = 6.6 Hz), 2.93 (1H, dt, J = 13.3, 6.6 Hz), 3.07 (2H, td, J = 15.4, 1.1 Hz), 3.77 (2H, s), 7.19-7.38 (5H, m).
【0340】
工程2) 2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-N-(プロパン-2-イル)プロパン-1-アミン塩酸塩
水素雰囲気下、N-ベンジル-2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-N-(プロパン-2-イル)プロパン-1-アミン (2.10 g)および20%水酸化パラジウム (50%含水、315 mg)のメタノール (20 mL)溶液を室温で18時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、得られたろ液に4N塩化水素酢酸エチル溶液 (3.73 mL)を加えた後、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチルおよびヘキサンに懸濁し、生じた沈殿をろ取した。これを酢酸エチルで洗浄した後、減圧下乾燥し、標題化合物 (1.33 g)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.32 (6H, d, J = 6.5 Hz), 3.58-4.19 (3H, m), 9.92 (2H, brs).
【0341】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(プロパン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-N-(プロパン-2-イル)プロパン-1-アミン塩酸塩 (100 mg)および2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (105 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (97 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+625.3.
【0342】
実施例55
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (113.4 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (84 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (68.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+612.3.
【0343】
実施例56
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (116.3 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (80 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(105 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+598.4.
【0344】
実施例57
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1,3-オキサゾール-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(1,3-オキサゾール-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-エチル安息香酸 (100 mg) および1,3-オキサゾール-2-アミン (88 mg)から実施例2の工程5と同様にして標題化合物 (27.7 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.23-0.33 (1H, m), 0.38-0.49 (1H, m), 0.54-0.64 (1H, m), 0.96-1.10 (1H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.25-1.32 (3H, m), 1.71-1.89 (2H, m), 1.97-2.14 (3H, m), 2.31-2.40 (1H, m), 2.66-2.82 (4H, m), 2.95 (2H, t, J = 11.0 Hz), 3.24 (2H, d, J = 11.8 Hz), 3.93 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.01-4.12 (2H, m), 6.72-6.89 (3H, m), 7.04 (1H, s), 7.14-7.19 (2H, m), 7.20-7.25 (1H, m), 7.46 (1H, s), 8.27 (1H, d, J = 8.5 Hz), 14.34 (1H, s).
【0345】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1,3-オキサゾール-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(1,3-オキサゾール-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (27.7 mg) から実施例25の工程2と同様にして標題化合物(14.8 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.21 (1H, m), 0.23-0.32 (1H, m), 0.38-0.49 (1H, m), 0.52-0.63 (1H, m), 0.96-1.09 (1H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.23 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.30 (2H, d, J = 18.2 Hz), 1.73-1.89 (3H, m), 2.29-2.40 (1H, m), 2.63 (4H, q, J = 7.5 Hz), 2.69-2.81 (2H, m), 2.86-3.10 (2H, m), 3.57 (3H, s), 3.81 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.97-4.14 (2H, m), 6.68 (1H, s), 6.73-6.80 (2H, m), 6.82 (1H, d, J = 7.7 Hz), 6.88 (1H, s), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.17 (1H, s), 7.21 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, d, J = 7.8 Hz).
【0346】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1,3-オキサゾール-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-エチル-2-(メチル(1,3-オキサゾール-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (14.8 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (59.3 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+532.3.
【0347】
実施例58
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)(メチル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
実施例53の工程1で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-(((2,2-ジメチルプロピル)スルホニル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (175 mg) から実施例25の工程2と実施例1の工程4と同様にして標題化合物(68.3 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0348】
実施例59
3-(3-((1-(6-クロロ-3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) tert-ブチル 4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート (543 mg) のトルエン (23.2 mL) 溶液にtert-ブチル 4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(499 mg) とシアノメチレントリ-n-ブチルホスホラン (1823 μl) を室温で加え、100℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (811 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+), found: 376.3.
【0349】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-(ピペリジン-4-イルメトキシ)フェニル)プロパノアート塩酸塩
tert-ブチル 4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(811 mg) の酢酸エチル (0.2 mL) の溶液に4N 塩酸-酢酸エチル溶液 (4.7 mL) を室温で加え、4時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物 (691 mg) を淡白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+332.3.
【0350】
工程3) N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン
ピリジン-2-アミン(5.00 g)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (3.13 g) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+165.1.
【0351】
工程4) ベンジル 2,6-ジクロロニコチナート
2,6-ジクロロニコチン酸 (5.00 g) のDMF溶液 (50 mL) に(ブロモメチル)ベンゼン (4 mL) および炭酸カリウム (5.04 g) を室温で加えた後、3.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(7.14 g)を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+282.0.
【0352】
工程5) ベンジル 6-クロロ-2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート
ベンジル 2,6-ジクロロニコチナート (1.00 g) のTHF溶液 (20 mL) にエチル3-シクロプロピル-3-(3-(ピペリジン-4-イルメトキシ)フェニル)プロパノアート (1.41 g) およびトリエチルアミン (988 μL) を室温で加えた後、80℃で8時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(1.56 g)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+577.2.
【0353】
工程6) 6-クロロ-2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチン酸
水素雰囲気下、ベンジル 6-クロロ-2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート (1.56 g)のTHF溶液 (30 mL) に10%パラジウム炭素(100 mg) を加えた後、室温で3時間攪拌した。反応混合物をセライトろ過した後、ろ液の溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (1.37 g) を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+487.2.
【0354】
工程7) エチル 3-(3-((1-(6-クロロ-3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート
6-クロロ-2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチン酸 (150 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (152 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物を淡黄色油状物 (152 mg)として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0355】
工程8) 3-(3-((1-(6-クロロ-3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(3-((1-(6-クロロ-3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアート (152 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(149 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+605.3.
【0356】
実施例60
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-ビニルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
窒素雰囲気下、実施例59の工程7で得られたエチル3-(3-((1-(6-クロロ-3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパノアートのDME溶液 (2 mL) にテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム (38.1 mg)、炭酸ナトリウム水溶液 (2 M、495 μL)、および4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン (153 mg)を加えて80℃で7.5時間攪拌した。テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム (38.1 mg)を加えた後、さらに80℃で16時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(181 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+625.4.
【0357】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
水素雰囲気下(1気圧)、エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-ビニルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (181 mg) の酢酸エチル溶液 (4 mL) に10%パラジウム炭素(20 mg) を加えて室温で20分攪拌した。反応混合物をセライトろ過した後、ろ液の溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(173 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.4.
【0358】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-エチルピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (173 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(163 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.4.
【0359】
実施例61
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-(2,2-ジメチルプロパノイル)ヒドラジノ)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) メチル 2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート
メチル 2-フルオロ-4-メトキシベンゾアートから実施例1の工程1と同様にして標題化合物を淡黄色油状物 (3.77 g) として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+280.2.
【0360】
工程2) メチル 4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾアート
クロロメチルメチルエーテル (0.84 mL)、メチル 2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート(1.03 g)およびジイソプロピルアミン (2.58 mL)の THF (10 mL) 溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水に加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を無色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+324.1.
【0361】
工程3) 4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾヒドラジド
メチル 4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾアート(全量) とヒドラジン一水和物 (1.84 g)の エタノール (9.2 mL) 溶液を加熱還流下で終夜撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣を水に加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサンとメタノール/酢酸エチル) で精製して標題化合物(1.04 g)を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+324.1.
【0362】
工程4) N'-(2,2-ジメチルプロパノイル)-4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾヒドラジド
4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾヒドラジド(400 mg)とトリエチルアミン (0.517 mL) のTHF (4 mL) 溶液に2,2-ジメチルプロパノイル クロリド(0.305 mL) を0 ℃で加え、30分撹拌した。反応混合物を水に加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物(499.5 mg)を白色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+408.2.
【0363】
工程5) 1-(2-(5-tert-ブチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-5-メトキシフェニル)-4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン
工程4で得られたN'-(2,2-ジメチルプロパノイル)-4-メトキシ-2-(4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ベンゾヒドラジド (250 mg) と3,3,3-トリエチル-1-(メトキシカルボニル)ジアザチアン-3-イウム-1-イド 2,2-ジオキシド (292 mg)のTHF (4 mL) 溶液を60 ℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(119.6 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+390.2.
【0364】
工程6) エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-(2,2-ジメチルプロパノイル)ヒドラジノ)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
濃塩酸(0.256 mL)を1-(2-(5-tert-ブチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)-5-メトキシフェニル)-4-((メトキシメトキシ)メチル)ピペリジン (119.6 mg) のメタノール (2 mL) 溶液に室温で加え、60 ℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣のトルエン (2 mL) 溶液に(トリブチルホスホラニリデン)アセトニトリル (0.161 mL) とエチル 3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート (94 mg) を加え、窒素雰囲気下100 ℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(20.9 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+580.4.
【0365】
工程7) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-(2,2-ジメチルプロパノイル)ヒドラジノ)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-(2,2-ジメチルプロパノイル)ヒドラジノ)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (20.9 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(18.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+552.3.
【0366】
実施例62
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) メチル3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
2-アミノピリジン (403 mg) から実施例2の工程5と同様にして標題化合物(520 mg)を白色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+544.5.
【0367】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
メチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート(170 mg)から実施例25の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(50 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+586.4.
【0368】
実施例63
3-(3-((1-(2-((シクロヘプチルメチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-メトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(37.4 mg)のDMF(500 μL)溶液に、シクロヘプチルメタンアミン(20.36 mg)、N-エチルジイソプロピルアミン(27.9 μL)、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロリン酸塩(60.8 mg)を加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液に重層水 (1 mL) と酢酸エチル (3mL) を加え撹拌した後、有機層を抽出し、有機溶媒回収多検体濃縮装置 (ソルトラッパー(株)創造化学研究所)により溶媒を蒸発させた。残渣をHPLC (カラム:YMC Triart C18, 移動相:アセトニトリル/10 mM 重炭酸アンモニウム水溶液) で精製し、有機溶媒回収多検体濃縮装置により溶媒を蒸発させた。残渣にメタノール (500 μL)、テトラヒドロフラン(500 μL)および2 M 水酸化ナトリウム水溶液 (500 μL) を加え、60℃で終夜撹拌し、有機溶媒回収多検体濃縮装置により溶媒を蒸発させた。残渣をHPLC (カラム:YMC Triart C18, 移動相:アセトニトリル/10 mM 重炭酸アンモニウム水溶液) で精製し、有機溶媒回収多検体濃縮装置により溶媒を蒸発させ、標題化合物(21.3 mg)を得た。
【0369】
実施例 64-108
実施例 63と同様の方法により、下表に示す化合物を製造した。
【0370】
【表1-1】
【0371】
【表1-2】
【0372】
【表1-3】
【0373】
【表1-4】
【0374】
【表1-5】
【0375】
【表1-6】
【0376】
【表1-7】
【0377】
実施例109
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4-ブロモ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
4-ブロモ-2-フルオロ安息香酸 (593 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(241.2 mg) から実施例1の工程1と同様の方法により標題化合物(464 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+), found: 379.1, 381.2.
【0378】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-エチル-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
窒素雰囲気下、4-ブロモ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (459.5 mg) のDMF (8 mL) 溶液に炭酸カリウム (419 mg)、ジエチル亜鉛 (1817 μl) と[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II) (22.0 mg) を室温で加え、80℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却後、氷水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (379 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+329.3.
【0379】
工程3) N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-エチル-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
4-エチル-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)ベンズアミド (375.6 mg) から実施例1の工程2と同様の方法により標題化合物 (107 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+424.3.
【0380】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-エチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-エチル-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (106.4 mg) とエチル3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (65.0 mg) から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(93 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+613.4.
【0381】
実施例110
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)-ベンズアミド
2-フルオロ-4-メトキシ安息香酸 (2.16 g) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (1.13 g) から実施例1の工程1と同様の方法により標題化合物(1.65 g) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+331.3.
【0382】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (1.65 g) から実施例1の工程2と同様の方法により標題化合物 (1.08 g) を白色粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+426.4.
【0383】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (212.3 mg) とエチル3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (129 mg) から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(167 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0384】
実施例111
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) ベンジル 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート
ベンジル 2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート (164.1 mg) とエチル 3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (119 mg) から実施例45の工程6同様の方法により標題化合物 (153 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+573.5.
【0385】
工程2) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
ベンジル 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート (1.06 g) から実施例2の工程4同様の方法により標題化合物 (845 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+483.4.
【0386】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (109.4 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (74.5 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(95 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0387】
実施例112
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (101.0 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン(74.6 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(100 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0388】
実施例113
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(101.0 mg) とN-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (62.9 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(99 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+587.3.
【0389】
実施例114
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(((1-メチルシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-((1-メチルシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン
ピリジン-2-アミン (4.20 g)と1-メチルシクロプロパンカルボン酸 (4.11 g)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (2.88 g)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.31-0.39 (2H, m), 0.43-0.50 (2H, m), 1.16 (3H, s), 3.12 (2H, d, J = 5.5 Hz), 4.54 (1H, brs), 6.36 (1H, dt, J = 8.4, 0.8 Hz), 6.54 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.9 Hz), 7.40 (1H, ddd, J = 8.5, 7.0, 1.9 Hz), 8.02-8.10 (1H, m).
【0390】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(((1-メチルシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-((1-メチルシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン (101 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (59 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0391】
実施例115
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(5-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸工程1) 5-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
2-メチルピリジン-2-アミン (500 mg) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(386 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+165.1.
【0392】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(5-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(167 mg) と5-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン(114 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (171 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0393】
実施例116
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (91.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (111 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+641.2.
【0394】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (111 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (96.4 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+613.2.
【0395】
実施例117
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(シクロプロピルメチル)ピリジン-2-アミン (77.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (120 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.07-0.24 (3H, m), 0.24-0.33 (1H, m), 0.36 (2H, d, J = 8.2 Hz), 0.42-0.51 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 0.98 (1H, tt, J = 12.8, 4.8 Hz), 1.09-1.22 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.55 (4H, s), 1.67-1.91 (3H, m), 2.25-2.36 (1H, m), 2.56 (2H, brs), 2.64-2.80 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.00-4.11 (4H, m), 4.14 (3H, d, J = 6.7 Hz), 6.21 (1H, s), 6.52 (1H, dd, J = 8.4, 2.1 Hz), 6.62 (1H, s), 6.66 (1H, brs), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.86-6.93 (1H, m), 7.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.36 (1H, d, J = 3.4 Hz).
【0396】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (120 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (106 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+585.3.
【0397】
実施例118
3-(2-((1-(2-((シクロブチルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) N-(シクロブチルメチル)ピリジン-2-アミン
2-アミノピリジン (1.50 g) およびシクロブタンカルボン酸 クロリド (2.73 mL) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(1.82 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.60-1.74 (2H, m), 1.77-1.89 (2H, m), 1.94-2.06 (2H, m), 2.48-2.58 (1H, m), 3.18-3.27 (2H, m), 6.27-6.50 (3H, m), 7.20-7.38 (1H, m), 7.92 (1H, d, J = 4.3 Hz).
【0398】
工程2) エチル 3-(2-((1-(2-((シクロブチルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(シクロブチルメチル)ピリジン-2-アミン (84.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (106 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.06-0.24 (1H, m), 0.25-0.36 (1H, m), 0.37-0.53 (1H, m), 0.55-0.68 (1H, m), 0.90-1.07 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.45-1.96 (13H, m), 2.23-2.35 (1H, m), 2.47-2.73 (4H, m), 2.65-2.82 (2H, m), 3.76 (3H, s), 4.02-4.13 (2H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.23 (2H, d, J = 6.8 Hz), 6.20 (1H, brs), 6.50 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 6.62 (2H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.83-6.93 (1H, m), 7.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.36 (1H, d, J = 4.5 Hz).
【0399】
工程3) 3-(2-((1-(2-((シクロブチルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(2-((シクロブチルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (106 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(94.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0400】
実施例119
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg) および実施例35の工程2で得られた2-メチル-1-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパン-2-オール (172 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (262 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.12-0.21 (1H, m), 0.22-0.30 (1H, m), 0.30-0.40 (1H, m), 0.43-0.58 (1H, m), 1.01 (6H, brs), 1.05-1.14 (1H, m), 1.07 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.59-1.86 (3H, m), 2.17-2.29 (1H, m), 2.35-2.68 (6H, m), 2.75 (2H, d, J = 7.5 Hz), 3.69 (3H, s), 3.89-4.01 (2H, m), 4.02-4.40 (2H, m), 4.12 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.60 (1H, s), 6.24 (1H, s), 6.48-6.59 (1H, m), 6.72 (2H, s), 6.91 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.96-7.04 (1H, m), 7.16 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.90 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.04 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.32 (1H, d, J = 3.5 Hz).
【0401】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (31 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(13.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+603.3.
【0402】
実施例120
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
実施例39の工程1で得られたN-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (105 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(150 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(151 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+605.3.
【0403】
実施例121
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン
ピリジン-2-アミン (2.00 g)と3-メチルブタン-2-オン (3.66 g)の酢酸(10 mL)溶液を70℃で10分間撹拌した後、ナトリウム トリアセトキシボロヒドリド (6.76 g)を加え、更に2時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をメタノール (15 mL)に溶解し、ナトリウム ボロヒドリド (0.804 g)を加え、70℃で1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を室温で加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (180 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.88-1.01 (6H, m), 1.13 (3H, d, J = 6.5 Hz), 1.69-1.91 (1H, m), 3.53-3.69 (1H, m), 4.23-4.53 (1H, m), 6.34 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.51 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.9 Hz), 7.38 (1H, ddd, J = 8.6, 7.0, 1.9 Hz), 7.99-8.10 (1H, m).
【0404】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン (112 mg) と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(157 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0405】
実施例122
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (106.7 mg) と6-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (72.6 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(82 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0406】
実施例123
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(132 mg)および4-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (90 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (117 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0407】
実施例124
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)-6-メチルピリジン-2-アミン
6-メチルピリジン-2-アミン(2.89 g)から実施例36の工程1と同様にして標題化合物(1.16 g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+163.1.
【0408】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(167 mg) とN-(シクロプロピルメチル)-6-メチルピリジン-2-アミン(112 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(110 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0409】
実施例125
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)-4-メチルピリジン-2-アミン
4-メチルピリジン-2-アミン (2.89 g)から実施例36の工程1と同様にして標題化合物(1.11 g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+163.0.
【0410】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(168 mg) とN-(シクロプロピルメチル)-4-メチルピリジン-2-アミン(113 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(125 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0411】
実施例126
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2,2-ジフルオロプロピル メタンスルホナート
2,2-ジフルオロプロパン-1-オール (297 mg)とメタンスルホニルクロリド (0.263 mL)をTHF (15 mL)に溶解し、トリエチルアミン (0.646 mL)を室温で加えた。20分間撹拌した後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去することにより、標題化合物の粗生成物 (540 mg) を無色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.72 (3H, t, J = 18.6 Hz), 3.10 (3H, s), 4.31 (2H, t, J = 11.4 Hz).
【0412】
工程2) tert-ブチル (2,2-ジフルオロプロピル)ピリジン-2-イルカルバマート
tert-ブチル ピリジン-2-イルカルバマート (300 mg)のDMF (4 mL)溶液に水素化ナトリウム (60%油性、124 mg)を0℃で加え、10分間撹拌した。これに工程1で得られた2,2-ジフルオロプロピル メタンスルホナート (540 mg)のDMF (1.5 mL)溶液を加え、室温で1時間撹拌した後、60℃に昇温しさらに16時間撹拌した。続いて炭酸セシウム (1006 mg)を60℃で加え、110℃で16時間撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (71 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.22 (3H, t, J = 7.0 Hz), 1.51 (9H, s), 3.97 (2H, q, J = 7.0 Hz), 6.99 (1H, ddd, J = 5.8, 4.9, 2.5 Hz), 7.55-7.64 (2H, m), 8.34-8.41 (1H, m).
【0413】
工程3) N-(2,2-ジフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン ヒドロクロリド
tert-ブチル (2,2-ジフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバマート (71 mg)の酢酸エチル (2 mL)溶液に、4N塩化水素酢酸エチル溶液 (2 mL)を加え、室温で6時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を無色非晶状粉末として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+173.0.
【0414】
工程4) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
工程3で得られたN-(2,2-ジフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン ヒドロクロリド(0.26 mmol)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(151 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (8 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+637.3.
【0415】
工程5) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (90 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (35 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+609.2.
【0416】
実施例127
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシピリジン-4-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-4-アミン
2-メチルプロパナール (366 μL) および2-メトキシピリジン-4-アミン (1.00 g) から実施例36の工程1と同様にして標題化合物(227 mg) を無色液体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.97 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.75-1.97 (1H, m), 2.93 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.88 (3H, s), 4.01-4.27 (1H, m), 5.82 (1H, d, J = 1.9 Hz), 6.12 (1H, dd, J = 5.8, 2.1 Hz), 7.77 (1H, d, J = 5.9 Hz).
【0417】
工程2) エチル3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-( (2-メトキシピリジン-4-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および2-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-4-アミン (93.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (22.2 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.25-0.36 (1H, m), 0.41-0.53 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.89 (6H, d, J = 6.7 Hz), 0.92-1.07 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.43 (2H, brs), 1.77-1.95 (4H, m), 2.24-2.37 (1H, m), 2.39-2.70 (3H, m), 2.65-2.81 (2H, m), 3.23-3.68 (2H, m), 3.76 (3H, s), 3.83 (3H, s), 3.99-4.13 (3H, m), 4.18 (2H, d, J = 6.1 Hz), 6.30 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.41 (1H, s), 6.45 (1H, d, J = 4.4 Hz), 6.51 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 6.64 (1H, s), 6.72-6.83 (1H, m), 7.22-7.26 (1H, m), 7.84 (1H, d, J = 5.6 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0418】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-( (2-メトキシピリジン-4-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-( (2-メトキシピリジン-4-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (22.2 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(18.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0419】
実施例128
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メトキシピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 6-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
6-メトキシピリジン-2-アミン (1.00 g) および2-メチルプロピオニルクロリド (2.16 mL) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (1.28 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.89 (1H, dt, J = 13.4, 6.7 Hz), 3.06 (2H, t, J = 6.3 Hz), 3.84 (3H, s), 4.44 (1H, brs), 5.91 (1H, d, J = 7.9 Hz), 5.99 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.33 (1H, t, J = 7.8 Hz).
【0420】
工程2) エチル3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メトキシピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および6-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (93.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (107 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.24-0.33 (1H, m), 0.40-0.50 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.89 (6H, d, J = 5.5 Hz), 0.93-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.52-1.58 (2H, m), 1.68-1.99 (4H, m), 2.23-2.36 (1H, m), 2.42-2.68 (3H, m), 2.65-2.81 (2H, m), 3.03-3.53 (1H, m), 3.77 (3H, s), 3.81 (3H, s), 3.94-4.20 (6H, m), 6.25 (2H, brs), 6.34 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.50 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.61 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.13-7.23 (1H, m), 7.34 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.05 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0421】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メトキシピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メトキシピリジン-4-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (107 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (97.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0422】
実施例129
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロパン-1-アミン (201 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (260 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (238 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.22 (1H, m), 0.24-0.36 (1H, m), 0.40-0.52 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.92-1.06 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.47-1.66 (2H, m), 1.92-2.10 (3H, m), 2.25-2.37 (1H, m), 2.64-2.88 (4H, m), 3.11-3.21 (2H, m), 3.85 (3H, s), 4.01-4.11 (2H, m), 4.13-4.28 (4H, m), 6.59-6.65 (1H, m), 6.74-6.87 (3H, m), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.7 Hz), 10.90 (1H, t, J = 5.9 Hz).
【0423】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (140 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (135 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+586.2.
【0424】
実施例130
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
実施例129の工程1で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (105 mg)をDMF (3 mL)に溶解し、水素化ナトリウム(60%油性、34.2 mg)を室温で加えた。室温で10分間撹拌した後、ヨードメタン(0.107 mL)を加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (125 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.5.
【0425】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (125 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (89 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.2.
【0426】
実施例131
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および実施例35の工程3で得られたN-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (93.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (90.0 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.25-0.35 (1H, m), 0.40-0.53 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.91-1.06 (1H, m), 1.13-1.22 (3H, m), 1.19 (6H, s), 1.27-1.94 (5H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 2.36-2.75 (3H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 2.83 (3H, s), 3.28-3.54 (1H, m), 3.75 (3H, s), 4.02-4.12 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.24-4.59 (2H, m), 6.20 (1H, s), 6.46 (1H, dd, J = 8.3, 1.9 Hz), 6.58 (1H, brs), 6.63 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.82-6.89 (1H, m), 7.20 (1H, t, J = 8.2 Hz), 7.24-7.27 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.34 (1H, d, J = 3.9 Hz).
【0427】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (90.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (82.6 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0428】
実施例132
3-(2-((1-(2-((3-シアノフェニル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 3-((2-メチルプロピル)アミノ)ベンゾニトリル
3-アミノベンゾニトリル (1.29 g)から実施例36の工程1と同様にして標題化合物(386 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+163.0.
【0429】
工程2) 3-(2-((1-(2-((3-シアノフェニル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(165 mg) と3-((2-メチルプロピル)アミノ)ベンゾニトリル(119 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (108 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+611.2.
【0430】
実施例133
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2-メチルプロピル)アニリン
アニリン(1 mL)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(1.51 g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (6H, d, J = 6.7 Hz), 1.89 (1H, dquin, J = 13.4, 6.7 Hz), 2.93 (2H, d, J = 6.8 Hz), 3.68 (1H, brs), 6.50-6.63 (2H, m), 6.63-6.71 (1H, m), 7.09-7.22 (2H, m).
【0431】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (171 mg) とN-(2-メチルプロピル)アニリン(106 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (182 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+586.3.
【0432】
実施例134
3-(2-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) エチル 3-(2-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および実施例43の工程5で得られた2,2-ジメチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)プロパンニトリル(91.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (115 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.54-0.65 (1H, m), 0.91-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.27-1.43 (2H, m), 1.38 (6H, brs), 1.62-1.92 (4H, m), 2.26-2.36 (1H, m), 2.37-2.66 (3H, m), 2.65-2.79 (2H, m), 3.19-3.40 (1H, m), 3.77 (3H, s), 4.01-4.11 (2H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.30-4.79 (2H, m), 6.19 (1H, d, J = 1.6 Hz), 6.53 (2H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 6.63 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.94 (1H, dd, J = 7.1, 5.0 Hz), 7.36 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.39 (1H, d, J = 3.5 Hz).
【0433】
工程2) 3-(2-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(2-((2-シアノ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (115 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (100 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+612.3.
【0434】
実施例135
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メトキシピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
2-メチルプロパンアミン (207 μl) のTHF (6.65 mL) 溶液にN-エチルジイソプロピルアミン(1.09 mL)、4-メトキシピリジン1-オキシド(208.1 mg) とブロモトリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート (1.01 g) を室温で加え、3.5時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を0℃で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (215 mg) を淡茶色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+181.1.
【0435】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メトキシピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (133.9 mg) と4-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (100 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(132.6 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0436】
実施例136
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシピリジン-3-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(119 mg)および2-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-3-アミン (89 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (94 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0437】
実施例137
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジフルオロエチル)ピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド (200 mg)と2,2-ジフルオロエタンアミン (213 mg)から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (210 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 3.78 (2H, tdd, J = 14.6, 6.5, 4.3 Hz), 4.56 (1H, brs), 6.46 (1H, dt, J = 8.3, 0.8 Hz), 6.64 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.9 Hz), 7.38-7.46 (1H, m), 8.06-8.14 (1H, m).
【0438】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジフルオロエチル)ピリジン-2-アミン(105 mg) と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(146 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (88 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+595.2.
【0439】
実施例138
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-ベンジル-2,2,3,3-テトラフルオロプロパン-1-アミン
1-フェニルメタンアミン (3.0 g)と2,2,3,3-テトラフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (7.39 g)から実施例14の工程1と同様にして標題化合物 (6.3 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.42-1.58 (1H, m), 3.14 (2H, tt, J = 14.3, 1.7 Hz), 3.87 (2H, s), 5.79-6.21 (1H, m), 7.24-7.39 (5H, m).
【0440】
工程2) 2,2,3,3-テトラフルオロプロパン-1-アミン ヒドロクロリド
水素雰囲気下、N-ベンジル-2,2,3,3-テトラフルオロプロパン-1-アミン (6.3 g)および20%水酸化パラジウム (50%含水、800 mg)のエタノール (50 mL)溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、得られたろ液に4N塩化水素酢酸エチル溶液 (14.2 mL)を加えた後、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチルおよびヘキサンに懸濁し、生じた沈殿をろ取した。これを酢酸エチルで洗浄した後、減圧下乾燥し、標題化合物 (3.74 g)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 3.62 (2H, t, J = 16.8 Hz), 6.47-6.95 (1H, m), 9.02 (3H, s).
【0441】
工程3) N-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド (200 mg)と2,2,3,3-テトラフルオロプロパン-1-アミン ヒドロクロリド (458 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(100 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 3.99-4.14 (2H, m), 4.54 (1H, brs), 5.67-6.09 (1H, m), 6.49 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.67 (1H, ddd, J = 7.2, 5.1, 0.9 Hz), 7.40-7.49 (1H, m), 8.12 (1H, dd, J = 5.1, 1.1 Hz).
【0442】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)ピリジン-2-アミン (100 mg) と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(142 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (69 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+645.3.
【0443】
実施例139
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-((2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン
ピリジン-2-アミン (514 mg)から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (129 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+185.0.
【0444】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (162 mg) とN-((2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン(129 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(18.5 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+621.4.
【0445】
実施例140
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メトキシピリジン-3-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(115 mg)および6-メトキシ-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-3-アミン (86 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (101 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0446】
実施例141
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸のラセミ体(500 mg)をSFC (カラム:CHIRALPAK AS-H、20 mmID×250 mmL、ダイセル化学工業製、移動相:CO
2/エタノール = 740/260) にて分取し、保持時間の小さい方の標題化合物 (176 mg)を得た。
【0447】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
保持時間の小さい方の2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(176 mg) およびN-(シクロプロピルメチル)ピリジン-2-アミン (135 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (12.0 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.07-0.23 (3H, m), 0.29 (1H, dt, J = 9.5, 4.8 Hz), 0.33-0.40 (2H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.53-0.67 (1H, m), 0.79-0.93 (1H, m), 0.93-1.08 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.58 (4H, s), 1.66-1.84 (3H, m), 2.23-2.37 (1H, m), 2.55 (2H, brs), 2.64-2.82 (2H, m), 3.78 (3H, s), 3.99-4.11 (4H, m), 4.14 (2H, d, J = 6.4 Hz), 6.21 (1H, d, J = 2.1 Hz), 6.43-6.58 (1H, m), 6.60-6.68 (2H, m), 6.76 (1H, dd, J = 5.3, 1.4 Hz), 6.90 (1H, dd, J = 6.6, 4.8 Hz), 7.26 (1H, s), 7.42 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.36 (1H, dd, J = 4.9, 1.2 Hz).
【0448】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (12.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (6.00 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+585.3.
【0449】
実施例142
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸のラセミ体(500 mg)をSFC (カラム:CHIRALPAK AS-H、20 mmID×250 mmL、ダイセル化学工業製、移動相:CO
2/エタノール = 740/260) にて分取し、保持時間の大きい方の標題化合物 (197 mg) を得た。
【0450】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
保持時間の大きい方の2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(195 mg)およびN-(シクロプロピルメチル)ピリジン-2-アミン (150 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (31.3 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.07-0.22 (3H, m), 0.25-0.33 (1H, m), 0.37 (2H, brs), 0.42-0.53 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.88-1.06 (1H, m), 1.12-1.19 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.42-1.64 (2H, m), 1.67-1.90 (3H, m), 2.25-2.38 (1H, m), 2.56 (2H, brs), 2.58-2.81 (4H, m), 3.78 (3H, s), 3.98-4.11 (4H, m), 4.14 (2H, d, J = 6.5 Hz), 6.21 (1H, brs), 6.52 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.58-6.74 (2H, m), 6.76 (1H, dd, J = 5.3, 1.3 Hz), 6.84-6.97 (1H, m), 7.20-7.33 (1H, m), 7.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.36 (1H, d, J = 3.6 Hz).
【0451】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (31.3 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (26.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+585.3.
【0452】
実施例143
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 6-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン
6-メチルピリジン-2-アミン (1.00 g) およびトリフルオロ酢酸無水物 (1.57 mL) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物 (1.34 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 2.38 (3H, s), 4.07 (2H, qd, J = 9.2, 6.9 Hz), 4.53 (1H, brs), 6.29 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.54 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.35 (1H, t, J = 7.8 Hz).
【0453】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および6-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (99.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (93.5 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.22 (1H, m), 0.25-0.35 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.92-1.06 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.36-1.61 (2H, m), 1.64-1.90 (3H, m), 2.25-2.36 (1H, m), 2.41-2.63 (3H, m), 2.48 (3H, s), 2.65-2.81 (2H, m), 2.95-3.59 (1H, m), 3.78 (3H, s), 4.02-4.11 (2H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.4 Hz), 5.08 (2H, brs), 6.22 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.33 (1H, brs), 6.53 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.62 (1H, s), 6.76 (1H, dd, J = 5.4, 1.3 Hz), 6.79 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.16 (1H, s), 7.38 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0454】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (93.5 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (81.6 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.2.
【0455】
実施例144
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 1-((ジベンジルアミノ)メチル)シクロプロパノール
窒素雰囲気下、3.0 MエチルマグネシウムブロミドのTHF (9.41 mL) 溶液をエチル 2-(ジベンジルアミノ)アセタート(4.0 g) およびチタン酸テトライソプロピル (827 μL) のTHF (50 mL) 溶液に0℃で滴下し、室温で16時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (2.05 g) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.26-0.38 (2H, m), 0.49-0.60 (2H, m), 2.53 (2H, s), 3.67 (4H, s), 5.01 (1H, s), 7.17-7.25 (2H, m), 7.31 (4H, t, J = 7.5 Hz), 7.35-7.46 (4H, m).
【0456】
工程2) N,N-ジベンジル-1-(1-フルオロシクロプロピル)メタンアミン
1-((ジベンジルアミノ)メチル)シクロプロパノール (2.05 g) から、実施例39の工程1と同様にして標題化合物 (1.05 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.45-0.59 (4H, m), 3.88 (4H, s), 4.52 (2H, d, J = 49.6 Hz), 7.09-7.48 (10H, m).
【0457】
工程3) (1-フルオロシクロプロピル)メタンアミン塩酸塩
N,N-ジベンジル-1-(1-フルオロシクロプロピル)メタンアミン (974 mg) および水酸化パラジウム (500 mg) をメタノール (30 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で2時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液に4N塩化水素酢酸エチル (2.71 mL) 溶液を加え、溶媒を減圧下留去し、標題化合物 (409 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.82-1.19 (4H, m), 4.35-4.70 (2H, m), 8.65 (3H, brs).
【0458】
工程4) N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン
(1-フルオロシクロプロピル)メタンアミン塩酸塩 (204 mg) およびピリジンN-オキシド(386 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (91 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.88-1.06 (4H, m), 4.33-4.51 (2H, m), 5.16 (1H, brs), 6.62-6.68 (1H, m), 7.32-7.38 (1H, m), 7.43-7.50 (1H, m), 8.09 (1H, d, J = 4.9 Hz).
【0459】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (125 mg) およびN-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)ピリジン-2-アミン (91.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (77 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.24 (1H, m), 0.30 (1H, dq, J = 9.7, 4.8 Hz), 0.40-0.52 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.88-1.18 (4H, m), 0.91-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.56 (4H, s), 1.73-1.96 (3H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.56 (2H, brs), 2.65-2.80 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.95-4.12 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.35-5.37 (2H, m), 6.21 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.47 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.63 (1H, s), 6.72-6.81 (1H, m), 6.92 (1H, dd, J = 7.0, 5.2 Hz), 7.20-7.33 (2H, m), 7.48 (1H, td, J = 7.7, 2.0 Hz), 8.07 (2H, d, J = 5.1 Hz).
【0460】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (77.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(73.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+603.3.
【0461】
実施例145
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(tert-ペンチル)ピリジン-2-アミン
tert-アミルアミン (344 μl) とピリジン 1-オキシド (224.2 mg) から実施例135の工程1と同様の方法により標題化合物 (79 mg) を淡橙色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+165.1.
【0462】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (110.1 mg) とN-(tert-ペンチル)ピリジン-2-アミン (52.2 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(90 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0463】
実施例146
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(プロパン-2-イル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (111.3 mg) とN-(プロパン-2-イル)ピリジン-2-アミン (62.8 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(39.0 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+573.4.
【0464】
実施例147
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジフルオロプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン
2,2-ジフルオロプロピルアミン ヒドロクロリド (306 mg) と4-メチルピリジン1-オキシド (202.8 mg) から実施例135の工程1と同様の方法により標題化合物 (145 mg) を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+), found: 186.92.
【0465】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (109.2 mg) とN-(2,2-ジフルオロプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン(63.2 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(90 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+623.3.
【0466】
実施例148
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(145 mg)および4-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (114 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (128 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.2.
【0467】
実施例149
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルブチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルブチル)ピリジン-2-アミン
2,2-ジメチルブタン酸 (1.0 g)およびピリジン-2-アミン (737 mg)から実施例1の工程1と同様にして得られた淡黄色油状物 (540 mg)をTHF (10 mL)に溶かし、窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム (208 mg)のTHF (5.4 mL)懸濁液に0℃で加えた後、1時間加熱還流した。反応溶液に水および水酸化ナトリウム水溶液を加え、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物 (388 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+179.2.
【0468】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルブチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(133 mg)およびN-(2,2-ジメチルブチル)ピリジン-2-アミン (98 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (128 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0469】
実施例150
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルプロピル)(3-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(131 mg)および3-メチル-N-(2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (89 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (17 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0470】
実施例151
3-(2-((1-(2-(シクロブチル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) N-シクロブチルピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド (250 mg) およびシクロブタンアミン (234 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(308 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+149.1.
【0471】
工程2) 3-(2-((1-(2-(シクロブチル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) とN-シクロブチルピリジン-2-アミン(92 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (167 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+585.3.
【0472】
実施例152
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メチル-1-((6-メチルピリジン-2-イル)アミノ)プロパン-2-オール
2-メチルピリジン 1-オキシド(500 mg) および1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(531 mg)から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (211mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+181.1.
【0473】
工程2) N-(3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)-6-メチルピリジン-2-アミン
2-メチル-1-((6-メチルピリジン-2-イル)アミノ)プロパン-2-オール (211 mg)から実施例39の工程1と同様にして標題化合物(81 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+183.1.
【0474】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (214 mg) とN-(3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)-6-メチルピリジン-2-アミン(81 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (85 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.4.
【0475】
実施例153
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メチル-1-((4-メチルピリジン-2-イル)アミノ)プロパン-2-オール
4-メチルピリジン 1-オキシド (600 mg)と1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール(539 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (850 mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.25 (6H, s), 2.22 (3H, s), 3.34 (2H, d, J = 6.0 Hz), 4.75 (1H, brs), 6.24-6.34 (1H, m), 6.42 (1H, dd, J = 5.4, 0.8 Hz), 7.87 (1H, d, J = 5.4 Hz).
【0476】
工程2) N-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン
2-メチル-1-((4-メチルピリジン-2-イル)アミノ)プロパン-2-オール (850 mg)から実施例39の工程1と同様にして標題化合物(313 mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.41 (6H, d, J = 21.4 Hz), 2.22 (3H, s), 3.54 (2H, dd, J = 21.2, 6.6 Hz), 4.60 (1H, brs), 6.25 (1H, s), 6.42 (1H, dd, J = 5.2, 0.8 Hz), 7.93 (1H, d, J = 5.2 Hz).
【0477】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン (151 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(214 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0478】
実施例154
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 1-((トリメチルシリル)オキシ)シクロブタンカルボニトリル
窒素雰囲気下、シアン化トリメチルシリル (6.00 mL) をシクロブタノン (2.10 g) およびヨウ化亜鉛(479 mg) のTHF (30 mL) 溶液に室温で加え、室温で4時間攪拌した。 反応溶液をシリカゲルろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物を赤色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0479】
工程2) 1-(アミノメチル)シクロブタノール
1-((トリメチルシリル)オキシ)シクロブタンカルボニトリルの粗生成物 (全量)を水素化リチウムアルミニウム(1.14 g) のジエチルエーテル (30 mL) 懸濁液に0℃で加え、室温で3時間攪拌した。反応混合物に水および水酸化ナトリウム水溶液を0℃で加え、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を白色固体として得た。
【0480】
工程3) 1-((ピリジン-2-イルアミノ)メチル)シクロブタノール
1-(アミノメチル)シクロブタノールの粗生成物 (全量) およびピリジンN-オキシド (1.48 g) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(583 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.38-1.54 (1H, m), 1.55-1.71 (1H, m), 1.81-2.06 (4H, m), 3.36 (2H, d, J = 5.7 Hz), 5.53 (1H, s), 6.35 (1H, t, J = 5.5 Hz), 6.45 (1H, ddd, J = 7.0, 5.1, 1.0 Hz), 6.57 (1H, dt, J = 8.5, 0.9 Hz), 7.34 (1H, ddd, J = 8.6, 6.9, 2.0 Hz), 7.78-8.05 (1H, m).
【0481】
工程4) N-((1-フルオロシクロブチル)メチル)ピリジン-2-アミン
1-((ピリジン-2-イルアミノ)メチル)シクロブタノール (583 mg) から、実施例39の工程1と同様にして標題化合物 (212 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.47-1.69 (1H, m), 1.74-1.96 (1H, m), 2.10-2.45 (4H, m), 3.52-3.78 (2H, m), 4.61 (1H, brs), 6.43 (1H, dt, J = 8.4, 0.8 Hz), 6.58 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.8 Hz), 7.33-7.47 (1H, m), 7.98-8.14 (1H, m).
【0482】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(100 mg) およびN-((1-フルオロシクロブチル)メチル)ピリジン-2-アミン (93.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (125 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.25-0.35 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.91-1.07 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.58-1.91 (6H, m), 2.09-2.77 (6H, m), 2.09-2.26 (2H, m), 2.27-2.36 (1H, m), 2.66-2.80 (2H, m), 3.19-3.54 (1H, m), 3.76 (3H, s), 3.99-4.12 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.69 (2H, brs), 6.20 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.59 (1H, brs), 6.63 (1H, s), 6.76 (1H, dd, J = 5.3, 1.3 Hz), 6.88 (1H, dd, J = 6.9, 5.1 Hz), 7.19-7.26 (1H, m), 7.32 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 4.8, 1.3 Hz).
【0483】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (125 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(102 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.2.
【0484】
実施例155
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 3-メトキシ-2,2-ジメチル-N-(ピリジン-2-イル)プロパンアミド
窒素雰囲気下、1 Mトリエチルアルミニウムのトルエン (22.5 mL) 溶液を2-アミノピリジン (1.41 g) およびメチル 3-メトキシ-2,2-ジメチルプロパノアート (2.12 mL) のトルエン (30 mL) 溶液に室温で加え、100℃で2時間攪拌した後、16時間加熱還流した。反応溶液にメタノールを加えた後酢酸エチルで希釈し、生じた沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (803 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.27 (6H, s), 3.44 (2H, s), 3.50 (3H, s), 7.00 (1H, ddd, J = 7.3, 5.0, 0.9 Hz), 7.62-7.71 (1H, m), 8.22 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.26-8.31 (1H, m), 9.25 (1H, brs).
【0485】
工程2) N-(3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン
窒素雰囲気下、3-メトキシ-2,2-ジメチル-N-(ピリジン-2-イル)プロパンアミド (803 mg) を水素化リチウムアルミニウム (439 mg) のTHF (15 mL) 懸濁液に室温で加え、30分間加熱還流した。反応溶液に水および水酸化ナトリウム水溶液を0℃で加え、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、標題化合物 (734 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (6H, s), 3.17-3.21 (2H, m), 3.19 (2H, s), 3.33 (3H, s), 5.02 (1H, brs), 6.40 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.46-6.56 (1H, m), 7.38 (1H, ddd, J = 8.5, 7.0, 1.9 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 5.0, 1.1 Hz).
【0486】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (101 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (80.6 mg) を無色油状物として得た。
【0487】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メトキシ-2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (80.6 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (69.8 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+631.3.
【0488】
実施例156
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン (86.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (106 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.14-0.21 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.55-0.66 (1H, m), 0.86 (9H, s), 0.95-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.52-1.89 (5H, m), 2.24-2.35 (1H, m), 2.36-2.64 (3H, m), 2.64-2.83 (2H, m), 3.24 (1H, brs), 3.78 (3H, s), 3.99-4.12 (2H, m), 4.15 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.27 (2H, d, J = 16.3 Hz), 6.14 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.55 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 6.63 (1H, s), 6.72-6.86 (2H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.31 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0489】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (106 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (102 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0490】
実施例157
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジフルオロエチル)-4-メチルピリジン-2-アミン
4-メチルピリジン 1-オキシド (420 mg)と2,2-ジフルオロエタンアミン(343 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (490 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 2.23 (3H, s), 3.77 (2H, tdd, J = 14.5, 6.5, 4.3 Hz), 4.48 (1H, brs), 5.73-6.18 (1H, m), 6.28 (1H, d, J = 0.7 Hz), 6.48 (1H, dd, J = 5.2, 0.7 Hz), 7.96 (1H, d, J = 5.2 Hz).
【0491】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジフルオロエチル)-4-メチルピリジン-2-アミン(128 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(180 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(145 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+609.2.
【0492】
実施例158
3-(2-((1-(2-((4-シアノピリジン-2-イル)(2-メチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (126.7 mg) と2-((2-メチルプロピル)アミノ)ピリジン-4-カルボニトリル (69.0 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (110 mg) を黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+612.3.
【0493】
実施例159
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-メチルブチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (107.2 mg) とN-イソペンチルピリジン-2-アミン (54.7 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (83 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 601.3.
【0494】
実施例160
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンズアミド
2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(4.46 g) およびベンゾイルクロリド (8.71 mL) を炭酸カリウム (104 g) 、水 (333 mL) および酢酸エチル (100 mL) の混合物に室温で加えた後、室温で16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (6.08 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.31 (6H, s), 3.50 (2H, s), 7.38-7.46 (2H, m), 7.47-7.54 (2H, m), 7.78 (2H, d, J = 7.0 Hz).
【0495】
工程2) 2-(ベンジルアミノ)-2-メチルプロパン-1-オール
窒素雰囲気下、N-(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)ベンズアミド (6.08 g) のTHF (50 mL) 溶液を水素化リチウムアルミニウムのTHF (50 mL) 懸濁液に室温で加えた後、1時間加熱還流した。反応溶液に水および水酸化ナトリウム水溶液を加え、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧留去し、標題化合物 (4.5 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.00 (6H, s), 3.18-3.34 (3H, m), 3.62 (2H, s), 4.55 (1H, brs), 7.10-7.40 (5H, m).
【0496】
工程3) 1-ベンジル-2,2-ジメチルアジリジン
窒素雰囲気下、メタンスルホン酸クロリド (3.24 mL) を2-(ベンジルアミノ)-2-メチルプロパン-1-オール(5.0 g) およびトリエチルアミン (11.7 mL) のTHF (80 mL) 溶液に0℃で滴下し、0℃で30分間攪拌した。反応溶液に0℃で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (3.30 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.21-1.29 (7H, m), 1.81 (1H, s), 3.65 (2H, s), 7.20-7.25 (1H, m), 7.29-7.40 (4H, m).
【0497】
工程4) N-ベンジル-2-イソプロポキシ-2-メチルプロパン-1-アミン
窒素雰囲気下、三フッ化ほう素ジエチルエーテル錯体(432 μL) を1-ベンジル-2,2-ジメチルアジリジン (500 mg) のイソプロピルアルコール (20 mL) 溶液に室温で加え、30分間加熱還流した。反応溶液に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣の固体をジイソプロピルエーテルで洗浄して標題化合物 (442 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.09 (6H, d, J = 6.0 Hz), 1.20 (6H, s), 2.53 (2H, s), 3.73-3.80 (1H, m), 3.81 (2H, s), 7.19-7.41 (5H, m).
【0498】
工程5) 2-イソプロポキシ-2-メチルプロパン-1-アミン
N-ベンジル-2-イソプロポキシ-2-メチルプロパン-1-アミン (400 mg) および水酸化パラジウム (200 mg) をメタノール (15 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧留去して標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0499】
工程6) N-(2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン
2-イソプロポキシ-2-メチルプロパン-1-アミンの粗生成物 (全量) およびピリジンN-オキシド (286 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (95.4 mg) を淡橙色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.14 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.25 (6H, s), 3.27 (2H, d, J = 5.3 Hz), 3.83 (1H, spt, J = 6.1 Hz), 4.79 (1H, brs), 6.39 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.49-6.56 (1H, m), 7.34-7.42 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 4.5 Hz).
【0500】
工程7) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (95.4 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (111 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.21 (1H, m), 0.24-0.34 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 0.78 (6H, brs), 0.92-1.05 (2H, m), 1.05-1.30 (6H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.31-1.91 (4H, m), 2.24-2.35 (1H, m), 2.36-2.70 (3H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 3.41 (1H, brs), 3.69 (1H, spt, J = 6.1 Hz), 3.74 (3H, s), 4.01-4.11 (2H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.36 (2H, brs), 6.19 (1H, brs), 6.46 (1H, dd, J = 8.3, 2.1 Hz), 6.52-6.66 (1H, m), 6.63 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.4 Hz), 6.81-6.88 (1H, m), 7.20 (1H, brs), 7.24-7.33 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.31 (1H, d, J = 3.3 Hz).
【0501】
工程8) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (111 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(99.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+645.4.
【0502】
実施例161
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-ベンジル-2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロパン-1-アミン
実施例160の工程3で得られた1-ベンジル-2,2-ジメチルアジリジン (500 mg) およびトリフルオロエタノール (20 mL) から実施例160の工程4と同様にして標題化合物(446 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.23 (6H, s), 2.59 (2H, s), 3.70 (2H, q, J = 8.7 Hz), 3.82 (2H, s), 7.29-7.41 (5H, m).
【0503】
工程2) 2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロパン-1-アミン
N-ベンジル-2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロパン-1-アミン (446 mg) から実施例160の工程5と同様にして標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0504】
工程3) N-(2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロピル)ピリジン-2-アミン
2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロパン-1-アミンの粗生成物 (全量) およびピリジンN-オキシド (231 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(55.6 mg) を淡橙色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.28 (6H, s), 3.43 (2H, d, J = 5.6 Hz), 3.76 (2H, q, J = 8.5 Hz), 4.68 (1H, brs), 6.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.53-6.59 (1H, m), 7.35-7.42 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 3.8 Hz).
【0505】
工程4) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2-イソプロポキシ-2-メチルプロピル)ピリジン-2-アミン (55.6 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (72.0 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.13-0.22 (1H, m), 0.23-0.35 (1H, m), 0.40-0.52 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 0.92-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.26 (6H, s), 1.58-1.96 (3H, m), 2.24-2.35 (1H, m), 2.36-2.76 (3H, m), 2.66-2.81 (2H, m), 3.18-3.63 (3H, m), 3.75 (3H, s), 4.00-4.17 (4H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.27-4.57 (2H, m), 6.19 (1H, s), 6.48 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.53 (1H, brs), 6.63 (1H, s), 6.74-6.79 (1H, m), 6.83-6.90 (1H, m), 7.19 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.25-7.31 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.32 (1H, d, J = 3.4 Hz).
【0506】
工程5) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (72 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(62.8 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+685.4.
【0507】
実施例162
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)ピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド(150 mg)および1-(3,3-ジフルオロシクロブチル)メタンアミン塩酸塩 (311 mg)から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(215 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+199.0.
【0508】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (134 mg) とN-((3,3-ジフルオロシクロブチル)メチル)ピリジン-2-アミン(110 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (73 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+635.3.
【0509】
実施例163
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルピリジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-アミン
2-メチルピリジン-4-アミン(1.00 g)およびトリフルオロ酢酸無水物 (1.57 mL) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(1.43 g)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+191.0.
【0510】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルピリジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(100 mg)および2-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-4-アミン (79 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (69 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.2.
【0511】
実施例164
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン
2-メトキシ-2-メチルプロパン-1-アミン 塩酸塩(130 mg)および4-メチルピリジン 1-オキシド (92 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(130 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+195.2.
【0512】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(140 mg)およびN-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン(113 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(117 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+631.4.
【0513】
実施例165
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(3,3-ジフルオロシクロブチル)ピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド (66.2 mg) と3,3-ジフルオロシクロブタンアミン塩酸塩 (100 mg)から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (85 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+185.0.
【0514】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((3,3-ジフルオロシクロブチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (150 mg) とN-(3,3-ジフルオロシクロブチル)ピリジン-2-アミン(85 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (124 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+621.3.
【0515】
実施例166
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリミジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン
2,2,2-トリフルオロエチルアミン (834 μL) から実施例45の工程8と同様にして標題化合物 (513 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 4.18 (2H, qd, J = 9.0, 6.9 Hz), 5.32 (1H, brs), 6.67 (1H, t, J = 4.8 Hz), 8.33 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0516】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリミジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (112 mg) およびN-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン (168 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (75.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.20 (1H, m), 0.26-0.36 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.55-0.68 (1H, m), 0.88-1.06 (1H, m), 1.13-1.42 (3H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.65-1.86 (3H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.51 (2H, brs), 2.63-2.82 (3H, m), 3.80 (3H, s), 4.07 (2H, qd, J = 7.2, 3.9 Hz), 4.13 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.90-5.17 (2H, m), 6.21 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.58 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.89 (1H, t, J = 4.8 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.36 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0517】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリミジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリミジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (75.5 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (71.4 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.2.
【0518】
実施例167
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン
2,2-ジフルオロエチルアミン (849 μL) から実施例45の工程8と同様にして標題化合物(574 mg) を黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.83 (2H, tdd, J = 14.4, 6.5, 4.3 Hz), 5.36 (1H, brs), 5.71-6.18 (1H, m), 6.63 (1H, t, J = 4.8 Hz), 8.31 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0519】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (112 mg) およびN-(2,2-ジフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン (135 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (108 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.21 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.56-0.65 (1H, m), 0.92-1.06 (1H, m), 1.15-1.44 (2H, m), 1.16-1.22 (3H, m), 1.62-1.84 (3H, m), 2.26-2.36 (1H, m), 2.50 (2H, t, J = 11.5 Hz), 2.61-3.18 (2H, m), 2.65-2.80 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.03-4.11 (2H, m), 4.12 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.38-4.93 (2H, m), 6.09-6.44 (1H, m), 6.22 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.59 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.87 (1H, t, J = 4.8 Hz), 7.54 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.35 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0520】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (108 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (101 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+596.2.
【0521】
実施例168
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4,6-ジメチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4,6-ジメチルピリミジン(1.00 g)から実施例45の工程8と同様にして標題化合物(1.44 g)の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+206.1.
【0522】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4,6-ジメチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン(145 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(68 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+642.3.
【0523】
実施例169
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリミジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4-メチルピリミジン (500 mg) から実施例45の工程8と同様にして標題化合物(494 mg) の粗生成物を淡黄色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+192.0.
【0524】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリミジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (170 mg) および4-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-2-アミン (135 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(75.4 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.3.
【0525】
実施例170
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリミジン-2-アミン
封管中、2-クロロピリミジン (120 mg)と2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロパン-1-アミン(234 mg)およびジイソプロピルエチルアミン (0.2 mL)の混合物を120℃で4時間撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (100 mg)を2-クロロピリミジンとの混合物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 4.17-4.32 (2H, m), 5.29 (1H, brs), 6.67 (1H, t, J = 4.9 Hz), 8.33 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0526】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリミジン-2-アミンの粗精製物(100 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(130 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (10 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+664.2.
【0527】
実施例171
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリミジン-2-イル)(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4-メチル-N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4-メチルピリミジン (750 mg)と2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロパン-1-アミン (870 mg)から実施例170の工程1と同様にして標題化合物 (80 mg)を2-クロロ-4-メチルピリミジンとの混合物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 2.36 (3H, s), 4.24 (2H, tdd, J = 14.9, 6.7, 0.9 Hz), 5.24 (1H, brs), 6.54 (1H, d, J = 5.0 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.0 Hz).
【0528】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリミジン-2-イル)(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-メチル-N-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)ピリミジン-2-アミンの粗精製物 (80 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (135 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (58 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+678.3.
【0529】
実施例172
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(4-メチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジフルオロエチル)-4-メチルピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4-メチルピリミジンおよび2,2-ジフルオロエタンアミンから実施例45の工程8と同様にして標題化合物(227 mg)を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+174.0.
【0530】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジフルオロエチル)(4-メチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(115 mg)およびN-(2,2-ジフルオロエチル)-4-メチルピリミジン-2-アミン(83 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (73 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+610.2.
【0531】
実施例173
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-メチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メチルピリミジン-2-アミン(74.3 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(15.1 mg) を淡橙色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0532】
実施例174
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4,6-ジメチルピリミジン(600 mg)および2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(990 μL)から実施例45の工程1と同様にして標題化合物(737 mg)を黄色固体として得た。
【0533】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (355 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリミジン-2-アミン(284 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(274 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+630.4.
【0534】
実施例175
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((5-メチルピリジン-3-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 5-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-3-アミン
5-メチルピリジン-3-アミン (500 mg) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(798 mg)を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+191.0.
【0535】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((5-メチルピリジン-3-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (350 mg) および5-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-3-アミン (69 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (59.2 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+625.3.
【0536】
実施例176
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) とN-(2,2,2-トリフルオロエチル)-4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミン (101 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(45 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+681.2.
【0537】
実施例177
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メチル-N1-(ピリジン-2-イル)プロパン-1,2-ジアミン
2-メチルプロパン-1,2-ジアミン (300 mg) およびピリジンN-オキシド (417 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(547 mg) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.18 (6H, s), 3.21 (2H, d, J = 6.0 Hz), 4.86 (1H, brs), 6.43 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.54 (1H, dd, J = 6.6, 5.5 Hz), 7.33-7.44 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 4.0 Hz).
【0538】
工程2) 2-メチル-N1-(ピリジン-2-イル)-N2-(2,2,2-トリフルオロエチル)プロパン-1,2-ジアミン
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,2-トリフルオロエチル エステル (196 μL) を2-メチル-N1-(ピリジン-2-イル)プロパン-1,2-ジアミン (500 mg) 、炭酸セシウム (532 mg) およびDMF (3 mL) の混合物に室温で加え、室温で64時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (225 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.17 (6H, s), 3.12 (2H, q, J = 9.3 Hz), 3.24 (2H, d, J = 5.4 Hz), 4.87 (1H, brs), 6.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.55 (1H, dd, J = 6.7, 5.5 Hz), 7.33-7.45 (1H, m), 8.08 (1H, d, J = 4.0 Hz).
【0539】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および2-メチル-N1-(ピリジン-2-イル)-N2-(2,2,2-トリフルオロエチル)プロパン-1,2-ジアミン (77 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (108 mg) を無色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.13-0.22 (1H, m), 0.25-0.35 (1H, m), 0.42-0.52 (1H, m), 0.56-0.66 (1H, m), 0.91-1.15 (7H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.23-1.46 (2H, m), 1.66-1.91 (3H, m), 2.26-2.35 (1H, m), 2.35-2.69 (3H, m), 2.66-2.80 (2H, m), 2.86-3.21 (2H, m), 3.23-3.46 (1H, m), 3.76 (3H, s), 4.00-4.11 (2H, m), 4.16 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.33 (2H, brs), 6.17 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.46-6.58 (2H, m), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 4.4 Hz), 6.87 (1H, dd, J = 7.2, 4.9 Hz), 7.20 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.32 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.33 (1H,
d, J = 3.3 Hz).
【0540】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチル-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)アミノ)プロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (30 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (24.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+684.3.
【0541】
実施例178
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピラジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 6-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピラジン-2-アミン
窒素雰囲気下、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(869 μL) を2,6-ジクロロピラジン (1.0 g) 、炭酸カリウム (1.86 g) およびDMA (10 mL) の混合物に室温で加え、80℃で2時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (845 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.99 (9H, s), 3.16 (2H, d, J = 6.1 Hz), 4.74 (1H, brs), 7.77 (2H, s).
【0542】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)ピラジン-2-アミン
6-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピラジン-2-アミン (250 mg) 、10%パラジウム炭素 (100 mg) およびトリエチルアミン (837 μL) をメタノール (15 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物 (138 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.99 (9H, s), 3.18 (2H, d, J = 6.2 Hz), 4.58 (1H, brs), 7.77 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.90 (1H, d, J = 1.4 Hz), 7.95 (1H, dd, J = 2.7, 1.5 Hz).
【0543】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピラジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (115 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピラジン-2-アミン (59.1 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (47.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.13-0.21 (1H, m), 0.26-0.34 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.56-0.65 (1H, m), 0.83 (9H, s), 0.95-1.04 (1H, m), 1.15-1.35 (2H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.67-1.91 (3H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 2.35-2.65 (3H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 3.30 (1H, d, J = 11.5 Hz), 3.76 (3H, s), 4.08 (2H, dtt, J = 10.8, 7.2, 3.5 Hz), 4.14-4.24 (4H, m), 6.15 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.56 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.63 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.83 (1H, brs), 8.01-8.11 (2H, m), 8.27 (1H, d, J = 1.5 Hz).
【0544】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピラジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピラジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (47 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (43.9 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0545】
実施例179
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 6-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリダジン-3-アミン
3,6-ジクロロピリダジン (1.0 g) から実施例177の工程1と同様にして標題化合物(308 mg) を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.99 (9H, s), 3.18 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.84 (1H, brs), 6.65 (1H, d, J = 9.3 Hz), 7.15 (1H, d, J = 9.3 Hz).
【0546】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリダジン-3-アミン
6-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリダジン-3-アミン (300 mg) および10%パラジウム炭素 (30 mg) をメタノール (15 mL) 、THF (5 mL) 混合溶媒中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で10分間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物 (186 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.00 (9H, s), 3.19 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.81 (1H, brs), 6.64 (1H, dd, J = 9.1, 1.2 Hz), 7.14 (1H, dd, J = 9.0, 4.4 Hz), 8.52 (1H, dd, J = 4.5, 1.2 Hz).
【0547】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および実施例179の工程2で得られたN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリダジン-3-アミン (51.4 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (74.8 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.20 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.40-0.51 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 0.83 (9H, s), 0.93-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.57-1.89 (5H, m), 2.26-2.35 (1H, m), 2.39-2.52 (2H, m), 2.58-2.79 (3H, m), 3.28 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.77 (3H, s), 3.97-4.13 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.28-4.59 (2H, m), 6.14 (1H, s), 6.53 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.61 (1H, s), 6.71 (1H, brs), 6.74 (1H, d, J = 5.5 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 8.8, 4.6 Hz), 7.39 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.05 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.76 (1H, d, J = 4.3 Hz).
【0548】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (74.8 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (70.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0549】
実施例180
3-(2-((1-(2-((6-クロロピラジン-2-イル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) エチル 3-(2-((1-(2-((6-クロロピラジン-2-イル)((2,2-ジメチルプロピル))カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および6-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピラジン-2-アミン (62.1 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (39.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.13-0.21 (1H, m), 0.25-0.33 (1H, m), 0.42-0.51 (1H, m), 0.56-0.65 (1H, m), 0.85 (9H, s), 0.93-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.53-1.66 (2H, m), 1.73-1.86 (3H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 2.38-2.50 (2H, m), 2.55-2.65 (1H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 3.26 (1H, d, J = 12.4 Hz), 3.77 (3H, s), 4.03-4.12 (2H, m), 4.14-4.25 (4H, m), 6.17 (1H, d, J = 2.1 Hz), 6.59 (1H, dd, J = 8.4, 2.3 Hz), 6.64 (1H, s), 6.73-6.79 (1H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.63 (1H, s), 8.04-8.10 (2H, m).
【0550】
工程2) 3-(2-((1-(2-((6-クロロピラジン-2-イル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(2-((6-クロロピラジン-2-イル)((2,2-ジメチルプロピル))カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (39.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(31.1 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+636.4.
【0551】
実施例181
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イルメチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148 mg) と2,2-ジメチル-N-(ピリジン-2-イルメチル)プロパン-1-アミン (109 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(73.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0552】
実施例182
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((ピリジン-2-イルメチル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148 mg) と2,2,2-トリフルオロ-N-(ピリジン-2-イルメチル)エタンアミン (117 mg) から実施例2の工程5および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(115 mg) を淡橙色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.2.
【0553】
実施例183
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 3-(ジベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-オール
窒素雰囲気下、(トリフルオロメチル)オキシラン (1.29 mL) をジベンジルアミン (1.92 mL) 、イッテルビウムトリフルオロメタンスルホナート水和物 (319 mg) およびアセトニトリル (4 mL) の混合物に室温で加え、50℃で20分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (2.07 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 2.54-2.62 (1H, m), 2.64-2.72 (1H, m), 3.53-3.63 (2H, m), 3.64-3.73 (2H, m), 4.11-4.27 (1H, m), 6.22 (1H, d, J = 6.1 Hz), 7.19-7.27 (2H, m), 7.29-7.42 (8H, m).
【0554】
工程2) N,N-ジベンジル-3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロパン-1-アミン
窒素雰囲気下、60%水素化ナトリウム(油性) (259 mg) を3-(ジベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-オール (1.0 g) およびヨードメタン (1.01 mL) のDMF (5 mL) 溶液に室温で加え、室温で10分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0555】
工程3) 3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロパン-1-アミン塩酸塩
N,N-ジベンジル-3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロパン-1-アミンの粗生成物 (全量)から実施例144の工程3と同様にして標題化合物(532 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 2.97 (1H, brs), 3.12-3.25 (1H, m), 3.56 (3H, s), 4.26 (1H, ddd, J = 9.6, 6.6, 3.1 Hz), 8.27 (2H, brs).
【0556】
工程4) N-(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)ピリジン-2-アミン
3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロパン-1-アミン塩酸塩(300 mg) およびピリジンN-オキシド (238 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(119 mg) を黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.32-3.44 (1H, m), 3.57 (3H, s), 3.78-3.96 (2H, m), 4.66 (1H, brs), 6.44 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.62 (1H, dd, J = 7.0, 5.1 Hz), 7.36-7.52 (1H, m), 8.12 (1H, d, J = 3.9 Hz).
【0557】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (192 mg) およびN-(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)ピリジン-2-アミン (119 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (205 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.24-0.34 (1H, m), 0.40-0.51 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 0.91-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.64-1.92 (4H, m), 2.25-2.35 (1H, m), 2.39-2.70 (3H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 3.41 (3H, brs), 3.78 (3H, s), 4.02-4.75 (5H, m), 4.03-4.12 (2H, m), 4.14 (2H, d, J = 7.2 Hz), 6.21 (1H, brs), 6.54 (1H, dd, J = 8.4, 2.1 Hz), 6.62 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.92 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.18-7.33 (2H, m), 7.40 (1H, d, J = 6.4 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.4 Hz), 8.38 (1H, d, J = 3.5 Hz).
【0558】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(3,3,3-トリフルオロ-2-メトキシプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (28.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (25.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+657.4.
【0559】
実施例184
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
保持時間の大きい方の2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(236 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン (202 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (115 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.14-0.21 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.42-0.51 (1H, m), 0.57-0.67 (1H, m), 0.86 (9H, s), 0.94-1.04 (1H, m), 1.08-1.36 (2H, m, J = 7.2, 7.2 Hz), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.61-1.88 (3H, m), 2.26-2.35 (1H, m), 2.34-2.65 (3H, m), 2.65-2.80 (2H, m), 3.13-3.35 (1H, m), 3.78 (3H, s), 4.02-4.12 (2H, m), 4.15 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.17-4.38 (2H, m), 6.14 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.55 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.63 (1H, s), 6.72-6.86 (2H, m), 7.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.31 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0560】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (115 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(83.2 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0561】
実施例185
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2-フルオロ-2-メチルプロピル)(4-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
実施例153の工程2で得られたN-(2-フルオロ-2-メチルプロピル)-4-メチルピリジン-2-アミン(199 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(264 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(236 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0562】
実施例186
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2R)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) メチル N-ピリジン-2-イル-D-アラニナート
ピリジン 1-オキシド (300 mg)とメチルD-アラニナート ヒドロクロリド(528 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物 (215 mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.49 (3H, d, J = 7.1 Hz), 3.74 (3H, s), 4.61 (1H, quin, J = 7.3 Hz), 4.83 (1H, d, J = 6.7 Hz), 6.43 (1H, dt, J = 8.4, 0.9 Hz), 6.60 (1H, ddd, J = 7.2, 5.1, 0.9 Hz), 7.34-7.44 (1H, m), 8.05-8.12 (1H, m).
【0563】
工程2) (3R)-2-メチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)ブタン-2-オール
メチル N-ピリジン-2-イル-D-アラニナート (415 mg)のTHF (15 mL)溶液に1MメチルマグネシウムブロミドTHF溶液(8.06 mL)を室温で加えた。室温で20分間撹拌後、1MメチルマグネシウムブロミドTHF溶液 (4.00 mL)を加え、更に30分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (130 mg)を褐色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.14-1.29 (10H, m), 3.81-3.91 (1H, m), 4.39 (1H, d, J = 6.3 Hz), 6.45 (1H, dt, J = 8.4, 0.9 Hz), 6.55 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.9 Hz), 7.35-7.42 (1H, m), 7.99-8.07 (1H, m).
【0564】
工程3) N-((2R)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン
(3R)-2-メチル-3-(ピリジン-2-イルアミノ)ブタン-2-オール (130 mg)から、実施例39の工程1と同様にして標題化合物(83 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.25 (3H, d, J = 6.7 Hz), 1.42 (6H, d, J = 21.7 Hz), 3.96-4.18 (1H, m), 4.50 (1H, brs), 6.40 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.54 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.8 Hz), 7.38 (1H, ddd, J = 8.6, 7.0, 1.9 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 5.1, 1.1 Hz).
【0565】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2R)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-((2R)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン (83 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (153 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(123 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0566】
実施例187
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2S)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-((2S)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン
メチル L-アラニナート ヒドロクロリド(1409 mg)から実施例186の工程1、2および3と同様にして標題化合物(116 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.24 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.42 (6H, d, J = 21.7 Hz), 3.97-4.17 (1H, m), 4.48 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.39 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.54 (1H, ddd, J = 7.1, 5.1, 0.9 Hz), 7.38 (1H, ddd, J = 8.6, 7.0, 1.9 Hz), 8.06 (1H, dt, J = 5.1, 0.9 Hz).
【0567】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((2S)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-((2S)-3-フルオロ-3-メチルブタン-2-イル)ピリジン-2-アミン (116 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (160 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(128 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0568】
実施例188
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 2-(フェニルアミノ)アセタート
窒素雰囲気下、ブロモ酢酸エチル (3.33 mL) をアニリン (2.73 mL) およびジイソプロピルエチルアミン (10.48 mL) のアセトニトリル (25 mL) 溶液に60℃で加え、60℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣の固体を水で洗浄して黄色固体を得た。得られた固体をトルエンに溶かし、溶媒を減圧留去して標題化合物 (5.09 g) の粗生成物を黄色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.30 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.90 (2H, s), 4.25 (2H, q, J = 7.1 Hz), 6.62 (2H, d, J = 7.7 Hz), 6.75 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.20 (2H, dd, J = 8.4, 7.5 Hz).
【0569】
工程2) エチル 2-(ベンジル(フェニル)アミノ)アセタート
ベンジルブロミド (3.26 mL) をエチル 2-(フェニルアミノ)アセタートの粗生成物 (4.09 g) 、炭酸カリウム (6.31 g) およびDMF (25 mL) の混合物に室温で加え、80℃で3時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (5.41 g) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.26 (3H, t, J = 7.1 Hz), 4.07 (2H, s), 4.20 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.66 (2H, s), 6.69 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.75 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.20 (2H, dd, J = 8.7, 7.4 Hz), 7.27-7.44 (5H, m).
【0570】
工程3) 1-(ベンジル(フェニル)アミノ)-2-メチルプロパン-2-オール
窒素雰囲気下、1 MメチルマグネシウムブロミドのTHF (9.28 mL) 溶液をエチル 2-(ベンジル(フェニル)アミノ)アセタート (1.0 g) のTHF (10 mL) 溶液に室温で加え、室温で30分間攪拌した。反応溶液に室温で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (720 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.17 (6H, s), 3.41 (2H, s), 4.73 (2H, s), 6.51 (1H, t, J = 7.2 Hz), 6.71 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.03 (2H, dd, J = 8.5, 7.3 Hz), 7.12-7.21 (3H, m), 7.22-7.34 (2H, m).
【0571】
工程4) N-ベンジル-N-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アニリン
窒素雰囲気下、60%水素化ナトリウム(油性) (564 mg) を1-(ベンジル(フェニル)アミノ)-2-メチルプロパン-2-オール (720 mg) およびヨードメタン (1.76 mL) のDMF (10 mL) 溶液に0℃で加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (631 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.24 (6H, s), 3.20 (3H, s), 3.49 (2H, s), 4.74 (2H, s), 6.64 (1H, t, J = 7.2 Hz), 6.76 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.06-7.22 (5H, m), 7.24-7.33 (2H, m).
【0572】
工程5) N-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アニリン
N-ベンジル-N-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アニリン (631 mg) および10%水酸化パラジウム (300 mg) をメタノール (30 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物 (410 mg) を淡橙色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.26 (6H, s), 3.07 (2H, d, J = 3.5 Hz), 3.21 (3H, s), 3.96 (1H, brs), 6.62 (2H, d, J = 7.7 Hz), 6.68 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.09-7.22 (2H, m).
【0573】
工程6) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アニリン(93.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (27.3 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.13-0.21 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.43-0.52 (1H, m), 0.56-0.66 (1H, m), 0.95-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.18-1.40 (2H, m), 1.25 (6H, s), 1.45-1.61 (2H, m), 1.81-1.99 (3H, m), 2.27-2.36 (1H, m), 2.41-2.75 (2H, m), 2.66-2.79 (2H, m), 2.82 (3H, s), 3.70 (3H, s), 3.97-4.20 (2H, m), 4.02-4.13 (2H, m), 4.20 (2H, d, J = 6.1 Hz), 6.24 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.42 (1H, dd, J = 8.3, 2.1 Hz), 6.64 (1H, s), 6.77 (1H, dd, J = 5.4, 1.1 Hz), 6.91-7.08 (5H, m), 7.10 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.08 (1H, d, J = 5.4 Hz).
【0574】
工程7) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メトキシ-2-メチルプロピル)(フェニル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (27.3 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(21.3 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0575】
実施例189
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(フェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 1-((ベンジル(フェニル)アミノ)メチル)シクロプロパノール
窒素雰囲気下、3Mエチルマグネシウムブロミド (7.43 mL) を実施例188の工程2で得られたエチル 2-(ベンジル(フェニル)アミノ)アセタート (2.0 g) およびチタン酸テトライソプロピル (653 μL) のTHF (30 mL) 溶液に0℃で加え、0℃で1時間攪拌し、次いで室温で30分間攪拌した。反応溶液に0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (1.54 g) を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.46-0.53 (2H, m), 0.54-0.61 (2H, m), 3.62 (2H, s), 4.66 (2H, s), 5.41 (1H, s), 6.53 (1H, t, J = 7.2 Hz), 6.72 (2H, dd, J = 8.8, 0.9 Hz), 6.97-7.11 (2H, m), 7.14-7.23 (3H, m), 7.24-7.35 (2H, m).
【0576】
工程2) N-ベンジル-N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)アニリン
1-((ベンジル(フェニル)アミノ)メチル)シクロプロパノール (1.0 g) から実施例39の工程1と同様にして、標題化合物(518 mg) を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.99-1.21 (4H, m), 4.41-4.73 (2H, m), 4.77 (2H, s), 6.59-6.83 (3H, m), 7.06-7.38 (7H, m).
【0577】
工程3) N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)アニリン
N-ベンジル-N-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)アニリン (518 mg) から実施例188の工程5と同様にして標題化合物(212 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.84-0.99 (4H, m), 4.41 (2H, d, J = 48.1 Hz), 4.39 (1H, brs), 6.65-6.79 (3H, m), 7.18 (2H, dd, J = 8.4, 7.5 Hz).
【0578】
工程4) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(フェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (118 mg) およびN-((1-フルオロシクロプロピル)メチル)アニリン(101 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(38.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.08-0.22 (1H, m), 0.24-0.37 (1H, m), 0.40-0.52 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.72-1.14 (5H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.33-1.70 (4H, m), 1.76-1.94 (3H, m), 2.24-2.37 (1H, m), 2.43-2.65 (2H, m), 2.64-2.81 (2H, m), 3.70 (3H, s), 3.98-4.14 (2H, m), 4.06-5.73 (2H, m), 4.19 (2H, d, J = 6.0 Hz), 6.22 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.45 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.64 (1H, s), 6.76 (1H, dd, J = 5.4, 1.4 Hz), 6.91-7.09 (5H, m), 7.15 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.4 Hz).
【0579】
工程5) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(フェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(((1-フルオロシクロプロピル)メチル)(フェニル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (38.1 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (34.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+602.3.
【0580】
実施例190
3-(2-((1-(2-((1-ベンジルピペリジン-4-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) N-(1-ベンジルピペリジン-4-イル)ピリジン-2-アミン
ピリジン 1-オキシド (300 mg)と1-ベンジルピペリジン-4-アミン (720 mg) から実施例135の工程1と同様にして標題化合物(540 mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.43-1.62 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.19 (2H, td, J = 11.4, 2.4 Hz), 2.76-2.91 (2H, m), 3.45-3.71 (3H, m), 4.37 (1H, d, J = 7.7 Hz), 6.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.53 (1H, ddd, J = 7.1, 5.0, 0.9 Hz), 7.20-7.45 (6H, m), 8.02-8.10 (1H, m).
【0581】
工程2) エチル 3-(2-((1-(2-((1-ベンジルピペリジン-4-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
N-(1-ベンジルピペリジン-4-イル)ピリジン-2-アミン (396 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (550 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (690 mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+732.4.
【0582】
工程3) 3-(2-((1-(2-((1-ベンジルピペリジン-4-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(2-((1-ベンジルピペリジン-4-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (120 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (102 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+704.4.
【0583】
実施例191
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
水素雰囲気下、実施例190の工程2で得られたエチル 3-(2-((1-(2-((1-ベンジルピペリジン-4-イル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (570 mg)および10%パラジウム炭素 (55%含水、184 mg)のエタノール (15 mL)溶液を室温で5時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮することにより標題化合物 (475 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+642.4.
【0584】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピペリジン-4-イル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (157 mg)と2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (114 mg)から実施例14の工程1と同様にして標題化合物 (112 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+724.4.
【0585】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (110 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (78 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+696.3.
【0586】
実施例192
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(シクロプロピル(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)シクロプロパンアミン ヒドロクロリド
ピバルアルデヒド (1.0 g)、シクロプロパンアミン (1.21 mL)および酢酸 (0.665 mL)のTHF (10 mL)溶液に、ナトリウム トリアセトキシボロヒドリド (3.69 g)を室温で加え、終夜撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで洗浄した。水層に2規定水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH約10に調整した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、4N塩化水素酢酸エチル溶液 (5 mL)を加え、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチルおよびヘキサンに懸濁し、生じた沈殿をろ取した。得られた固体を減圧下乾燥し、標題化合物 (1.14 g)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.65-0.83 (2H, m), 0.91-1.02 (11H, m), 2.60-2.78 (1H, m), 2.80-2.92 (2H, m), 8.56 (2H, brs).
【0587】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(シクロプロピル(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)シクロプロパンアミン ヒドロクロリド (136 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(204 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+564.3.
【0588】
実施例193
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-アミン ジヒドロクロリド
tert-ブチル ピペリジン-4-イルカルバマート (1.0 g)、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (1.51 g)およびトリエチルアミン(1.39 mL)のTHF (10 mL)溶液を70℃で11時間撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた淡黄色固体をエタノール (35 mL)およびメタノール (15 mL)に溶解し、4N塩化水素酢酸エチル溶液 (15 mL)を加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物にヘキサンを加え、生じた沈殿をろ取した。得られた固体をヘキサンで洗浄した後、減圧下乾燥し、標題化合物 (964 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.63-1.85 (2H, m), 1.89-2.06 (2H, m), 2.59-2.82 (2H, m), 2.97-3.28 (3H, m), 3.40-3.72 (1H, m), 8.13-8.52 (3H, m).
【0589】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-アミン ジヒドロクロリド (238 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (300 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (348 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+647.3.
【0590】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (99 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (67 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 619.3.
【0591】
実施例194
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
実施例193の工程2で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (130 mg)から、実施例130の工程1と同様にして標題化合物 (116 mg)を褐色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.09-0.21 (1H, m), 0.23-0.35 (1H, m), 0.39-0.53 (1H, m), 0.54-0.67 (1H, m), 0.91-1.04 (1H, m), 1.13-1.48 (4H, m), 1.65-2.23 (7H, m), 2.24-2.36 (1H, m), 2.44-3.32 (15H, m), 3.62 (2H, s), 3.78-3.85 (3H, m), 4.01-4.70 (4H, m), 6.50-6.64 (3H, m), 6.72-6.80 (1H, m), 7.07-7.20 (1H, m), 7.98-8.09 (1H, m).
【0592】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(メチル(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (116 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (70 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0593】
実施例195
3-(2-((1-(2-((シクロヘキシルメチル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148.7 mg) とN-(シクロヘキシルメチル)ピリジン-2-アミン (117 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(155 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+627.2.
【0594】
実施例196
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148.7 mg) とN-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチル)ピリジン-2-アミン (118 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(91 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+629.4.
【0595】
実施例197
3-(2-((1-(2-(ベンジル(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148.7 mg) とN-ベンジルピリジン-2-アミン (114 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (158 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+621.4.
【0596】
実施例198
3-(2-((1-(2-(シクロペンチル(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (118 mg) とN-(2,2-ジメチルプロピル)シクロペンタンアミン (379 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (12.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+592.3.
【0597】
実施例199
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イルカルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (148.7 mg) と3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン(83 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(146 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+572.2.
【0598】
実施例200
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((3-フェニルモルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (116.6 mg) と3-フェニルモルホリン塩酸塩 (96 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(95 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.2.
【0599】
実施例201
3-(2-((1-(2-((3-ベンジルモルホリン-4-イル)カルボニル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (116.6 mg) と3-ベンジルモルホリン塩酸塩 (103 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(108 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.3.
【0600】
実施例202
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,6,6-テトラフルオロモルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (116.6 mg) と2,2,6,6-テトラフルオロモルホリン (77 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(114 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+596.1.
【0601】
実施例203
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(((3S)-3-(2-メチルプロピル)モルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (116.6 mg) と(S)-3-(2-メチルプロピル)モルホリン塩酸塩 (261 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (71.4 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+580.3.
【0602】
実施例204
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-フェニルモルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (114.7 mg) と2-フェニルモルホリン塩酸塩 (95 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(105 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.2.
【0603】
実施例205
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-(2-メチルプロピル)モルホリン-4-イル)カルボニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (114.7 mg) と2-(2-メチルプロピル)モルホリン (68.1 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (110 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+580.3.
【0604】
実施例206
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(シクロプロピル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
シクロプロピルアミン(81 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例14の工程1、実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(126 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+608.2.
【0605】
実施例207
3-(2-((1-(2-(シクロブチル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
シクロブチルアミン(101 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例14の工程1、実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(186 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+622.3.
【0606】
実施例208
3-(2-((1-(2-(シクロペンチル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
シクロペンチルアミン(121 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例14の工程1、実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(89 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+636.3.
【0607】
実施例209
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(エチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-エチル-2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロパン-1-アミン
封管中、2MエタンアミンTHF溶液 (0.71 mL)、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (400 mg)、トリエチルアミン(0.20 mL)およびTHF (0.3 mL)の混合物を60℃で2.5時間撹拌した。本化合物は精製せず、反応混合物のまま次工程で用いた。
【0608】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(エチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1で得られた反応混合物と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(183 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.3.
【0609】
実施例210
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)(プロパン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2,2,3,3,3-ペンタフルオロ-N-(プロパン-2-イル)プロパン-1-アミン塩酸塩 (189 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(172 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.2.
【0610】
実施例211
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(シクロプロピル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
シクロプロパンアミン (81 mg)、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (400 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (113 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+626.2.
【0611】
実施例212
3-(2-((1-(2-(シクロブチル(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
シクロブタンアミン (101 mg)、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (400 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (138 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+640.3.
【0612】
実施例213
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(エチル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2MエタンアミンTHF溶液 (0.75 mL)、2,2,3,3-テトラフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (400 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (193 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+596.2.
【0613】
実施例214
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(プロパン-2-イル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
プロパン-2-アミン (89 mg)、2,2,3,3-テトラフルオロプロピル トリフルオロメタンスルホナート (400 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (59 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+610.2.
【0614】
実施例215
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(プロパン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
プロパン-2-アミン (89 mg)、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (350 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (114 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+578.2.
【0615】
実施例216
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(エチル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (159.6 mg) とN-エチル-2,2,2-トリフルオロエタンアミン塩酸塩 (108 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(149 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+564.3.
【0616】
実施例217
3-(2-((1-(2-(ビス(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (159.6 mg) とビス(2,2,2-トリフルオロエチル)アミン (109 μl) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (77 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+618.2.
【0617】
実施例218
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(シクロプロピル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
シクロプロパンアミン (100 mg)、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (407 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(211 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (161 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+576.2.
【0618】
実施例219
3-(2-((1-(2-(シクロブチル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
シクロブタンアミン (100 mg)、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (326 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (204 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (101 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+590.3.
【0619】
実施例220
3-(2-((1-(2-(シクロペンチル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
シクロペンタンアミン (100 mg)、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (273 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(198 mg)から実施例209の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (30 mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+604.4.
【0620】
実施例221
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-3-イル(2,2,3,3-テトラフルオロプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-3-アミン(266 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(449 mg)から実施例14の工程1、実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(120 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+686.3.
【0621】
実施例222
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミン
封管中、2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン(310 mg)と2,2-ジメチルプロパン-1-アミン (744 mg)の混合物を100℃で18時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (200 mg)を2-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジンとの混合物として得た。本化合物はこれ以上精製せず、混合物のまま次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.99 (9H, s), 3.10 (2H, d, J = 6.2 Hz), 4.82 (1H, brs), 6.54 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.89 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.51 (1H, t, J = 8.0 Hz).
【0622】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-アミンの粗精製物 (193 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (87 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+669.3.
【0623】
実施例223
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-アミン
封管中、2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン(300 mg)と2,2-ジメチルプロパン-1-アミン (358 mg)の混合物を100℃で18時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (364 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.97 (9H, s), 3.31 (2H, d, J = 6.4 Hz), 5.43 (1H, brs), 6.78 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.45 (1H, brs).
【0624】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-アミン (193 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(161 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+670.3.
【0625】
実施例224
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((4-シクロプロピルピリミジン-2-イル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-クロロ-4-シクロプロピルピリミジン
2,4-ジクロロピリミジン(5.0 g)およびアセチルアセトン鉄(III)のTHF(30 mL)およびN-メチル-2-ピロリドン(NMP)(5 mL)溶液に、氷冷下1Mシクロプロピルマグネシウムブロミド(67 mL)を滴下した。反応液を室温で1時間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(3.1 g)を橙色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ1.08 - 1.32 (4 H, m), 1.92 - 2.07 (1 H, m), 7.08 (1 H, d, J=5.1 Hz), 8.35 (1 H, d, J=5.1 Hz).
【0626】
工程2) 4-シクロプロピル-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4-シクロプロピルピリミジン(1.5 g)から実施例45の工程8と同様にして標題化合物(1.79 g)を淡黄色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 206.2.
【0627】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((4-シクロプロピルピリミジン-2-イル)(2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-シクロプロピル-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン(145 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(58 mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 642.3.
【0628】
実施例225
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-6-メチルイソニコチンアミド
封管中、メチル 2-クロロ-6-メチルイソニコチナート(300 mg)、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(423 mg)、酢酸パラジウム (36 mg)、(9,9-ジメチル-9H-キサンテン-4,5-ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) (94 mg)、ナトリウム tert-ブトキシド (233 mg)およびトルエン (1.5 mL)の混合物を、100℃で20分間撹拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (110 mg)を無色非晶状粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.91-1.07 (18H, m, J = 2.5 Hz), 2.41 (3H, s), 3.07 (2H, d, J = 6.0 Hz), 3.25 (2H, d, J = 6.4 Hz), 4.72 (1H, t, J = 5.7 Hz), 5.98-6.18 (1H, m), 6.58 (2H, s).
【0629】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4-((2,2-ジメチルプロピル)カルバモイル)-6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-6-メチルイソニコチンアミド (110 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (27 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+728.5.
【0630】
実施例226
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチル-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) (2-クロロ-6-メチルピリジン-4-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン
ピロリジン (228 mg)と2-クロロ-6-メチルイソニコチン酸(500 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (580 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.85-2.05 (4H, m), 2.57 (3H, s), 3.37 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.63 (2H, t, J = 6.8 Hz), 7.16 (1H, d, J = 0.6 Hz), 7.19-7.24 (1H, m).
【0631】
工程2) (2-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-6-メチルピリジン-4-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン
(2-クロロ-6-メチルピリジン-4-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン (100 mg)から実施例225の工程1と同様にして標題化合物(105 mg)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (9H, s), 1.80-2.02 (4H, m), 2.37 (3H, s), 3.01 (2H, d, J = 6.1 Hz), 3.38 (2H, t, J = 6.5 Hz), 3.61 (2H, t, J = 6.8 Hz), 4.68 (1H, t, J = 5.9 Hz), 6.25 (1H, s), 6.45 (1H, s).
【0632】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチル-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
(2-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-6-メチルピリジン-4-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン (105 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (28 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+712.4.
【0633】
実施例227
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(1-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 3-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン
窒素雰囲気下、2,2-ジメチルプロパノイルクロリド (1.29 mL) を2-メトキシピリジン-3-アミン(1.0 g) のDMA (10 mL) 溶液に室温で加え、室温で30分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。窒素雰囲気下、得られた残渣をTHFに溶かし、水素化リチウムアルミニウムのTHF (20 mL) 懸濁液に室温で加え、2時間加熱還流した。反応溶液に水および水酸化ナトリウム水溶液を加え、生じた沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (882 mg) を淡緑色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.93 (9H, s), 2.82 (2H, d, J = 6.1 Hz), 5.03 (1H, t, J = 5.8 Hz), 6.06 (1H, t, J = 6.8 Hz), 6.25 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.57 (1H, d, J = 6.5 Hz), 11.39 (1H, brs).
【0634】
工程2) 3-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-1-メチルピリジン-2(1H)-オン
窒素雰囲気下、1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジン (336 mg) およびトリブチルホスフィン (329 μL) を3-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)ピリジン-2(1H)-オン (150 mg) およびメタノール (51 μL) のトルエン (10 mL) 溶液に室温で加え、16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチル/ヘキサン (1:1) で希釈し、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (144 mg) を緑色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.00 (9H, s), 2.84 (2H, d, J = 5.9 Hz), 3.56 (3H, s), 5.13 (1H, brs), 6.07-6.14 (1H, m), 6.14-6.19 (1H, m), 6.57 (1H, d, J = 5.6 Hz).
【0635】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)((2,2-ジメチルプロピル))カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) および3-((2,2-ジメチルプロピル)アミノ)-1-メチルピリジン-2(1H)-オン(55.4 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (111 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+659.6.
【0636】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(1-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((1-メチル-2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-3-イル)((2,2-ジメチルプロピル))カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (111 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(97.4 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+631.3.
【0637】
実施例228
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジメチルピリミジン-4-アミン
封管中、4-クロロ-2,6-ジメチルピリミジン(360 mg)、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(440 mg)、トリエチルアミン (511 mg)およびNMP (0.3 mL)の混合物を70℃で12時間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (405 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.98 (9H, s), 2.32 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.04 (2H, d, J = 6.1 Hz), 4.89 (1H, brs), 6.02 (1H, s).
【0638】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジメチルピリミジン-4-アミン(190 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (10 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+630.3.
【0639】
実施例229
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(2-メチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-クロロ-2-メチルピリミジン (200 mg)、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(271 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例228の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (8 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0640】
実施例230
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-クロロ-6-メチルピリミジン (200 mg)、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(271 mg)および2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例228の工程1および工程2と同様にして標題化合物 (102 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0641】
実施例231
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-メチルピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-5-メチルピリジン-3-アミン
5-メチルピリジン-3-アミン (500 mg) から実施例32の工程1と同様にして標題化合物(529 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+179.1.
【0642】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-メチルピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (379 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-5-メチルピリジン-3-アミン(70 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(72.3 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0643】
実施例232
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-メチルピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-5-メチルピリダジン-3-アミン
3-クロロ-5-メチルピリダジン (200 mg)と2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(271 mg)から、実施例225の工程1と同様にして標題化合物 (110 mg)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.00 (9H, s), 2.23 (3H, d, J = 0.4 Hz), 3.16 (2H, d, J = 6.2 Hz), 4.74 (1H, brs), 6.44 (1H, d, J = 0.8 Hz), 8.38 (1H, d, J = 1.6 Hz).
【0644】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-メチルピリダジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-5-メチルピリダジン-3-アミン(80 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (64 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0645】
実施例233
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) ベンジル 3-オキソピペリジン-1-カルボキシラート
ピペリジン-3-オン塩酸塩 (500 mg)、ベンジルカルボノクロリダート (1.58 mL)、トリエチルアミン (2.57 mL)、THF (15 mL)およびピリジン (5 mL)の混合物を60℃で30分間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して表題化合物 (770 mg)をベンジルアルコールとの混合物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.90-2.07 (2H, m), 2.48 (2H, t, J = 6.7 Hz), 3.58-3.72 (2H, m), 4.08 (2H, s), 5.15 (2H, s), 7.27-7.44 (5H, m).
【0646】
工程2) ベンジル 3-((tert-ブトキシカルボニル)(2,2-ジメチルプロピル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシラート
ベンジル 3-オキソピペリジン-1-カルボキシラートの粗精製物 (770 mg)、2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(643 mg)および酢酸(0.5 mL)をTHF (10 mL)に溶解し、ナトリウム トリアセトキシボロヒドリド (1563 mg)を室温で加えた。室温で1時間撹拌後、反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をTHF (10 mL)に溶解し、ジ-tert-ブチル ジカルボナート (1610 mg)およびトリエチルアミン (2.57 mL)を室温で加えた後、60℃で6時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (690 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.89 (9H, brs), 1.31-1.53 (10H, m), 1.66-1.95 (2H, m), 2.10-3.82 (6H, m), 3.99-4.27 (2H, m), 4.99-5.22 (2H, m), 7.28-7.41 (5H, m).
【0647】
工程3) N-(2,2-ジメチルプロピル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-3-アミン ジヒドロクロリド
水素雰囲気下、ベンジル 3-((tert-ブトキシカルボニル)(2,2-ジメチルプロピル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシラート (690 mg)と10%パラジウム炭素(55%含水、403 mg)のメタノール (10 mL)溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をTHF (5 mL)に溶解し、2,2,2-トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホナート (594 mg)およびトリエチルアミン (0.475 mL)を加え、60℃で3時間撹拌した。反応混合物に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をメタノール (5 mL)に溶解し、4N塩化水素酢酸エチル溶液 (2.56 mL)を加え、室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下留去後、残渣をメタノール、酢酸エチルおよびヘキサンに懸濁し、生じた沈殿をろ取した。得られた固体を減圧下乾燥し、標題化合物 (474 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.01 (9H, s), 1.38-1.62 (2H, m), 1.66-1.84 (1H, m), 2.01-2.19 (1H, m), 2.31-2.47 (1H, m), 2.59-2.96 (4H, m), 3.05-3.25 (1H, m), 3.27-3.46 (3H, m), 8.28-9.90 (3H, m).
【0648】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-3-アミン ジヒドロクロリド (150 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(120 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+689.3.
【0649】
実施例234
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-アミン
封管中、2-クロロ-3-フルオロ-6-メチルピリジン(225 mg)と2,2-ジメチルプロパン-1-アミン (0.5 mL)の混合物を130℃で40時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (90 mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.97 (9H, s), 2.34 (3H, s), 3.32 (2H, d, J = 6.1 Hz), 4.51 (1H, brs), 6.27 (1H, dd, J = 7.8, 3.0 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 11.3, 7.8 Hz).
【0650】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-3-フルオロ-6-メチルピリジン-2-アミン (90 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(102 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 633.3.
【0651】
実施例235
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン
2,2-ジメチルプロパン-1-アミン(272 μL)および3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(84 mg)から実施例45の工程8と同様にして標題化合物 (7 mg) を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+233.1.
【0652】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(22 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン (7 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (6 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+669.3.
【0653】
実施例236
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2,2-トリフルオロエチル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン
2,2,2-トリフルオロエタンアミン (98 μL)および3-クロロ-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(114 mg)から実施例225の工程1と同様にして標題化合物 (89 mg) を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+245.1.
【0654】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2,2,2-トリフルオロエチル)(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(103 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-5-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-アミン (52 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (28 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+681.2.
【0655】
実施例237
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-アミン
2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン(300 mg)のTHF (2 mL)溶液に、1-シクロプロピルメタンアミン (351 mg)を室温で加えた。室温で2日間撹拌後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (330 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.22-0.32 (2H, m), 0.49-0.60 (2H, m), 1.00-1.17 (1H, m), 3.31 (2H, dd, J = 7.1, 5.5 Hz), 5.51 (1H, brs), 6.80 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.47 (1H, d, J = 4.6 Hz).
【0656】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(シクロプロピルメチル)-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-アミン (180 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (25 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+654.3.
【0657】
実施例238
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2,6-ジメチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン
4-クロロ-2,6-ジメチルピリミジン (200 mg)と2,2,2-トリフルオロエタンアミン (417 mg)から実施例225の工程1と同様にして標題化合物(75 mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 2.34 (3H, s), 2.51 (3H, s), 4.11 (2H, qd, J = 9.0, 6.9 Hz), 4.84 (1H, brs), 6.13 (1H, s).
【0658】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2,6-ジメチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (75 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (47 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 640.3.
【0659】
実施例239
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン
4-クロロ-2-メチルピリミジン (200 mg)と2,2,2-トリフルオロエタンアミン (462 mg)から実施例225の工程1と同様にして標題化合物(40 mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 2.53 (3H, s), 4.14 (2H, qd, J = 8.9, 6.8 Hz), 4.89 (1H, brs), 6.27 (1H, d, J = 5.9 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.9 Hz).
【0660】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((2-メチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (40 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (16 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 626.1.
【0661】
実施例240
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 6-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン
4-クロロ-6-メチルピリミジン (200 mg)と2,2,2-トリフルオロエタンアミン (462 mg)から実施例225の工程1と同様にして標題化合物(145 mg)を淡橙色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 2.53 (3H, s), 4.14 (2H, qd, J = 8.9, 6.8 Hz), 4.89 (1H, brs), 6.27 (1H, d, J = 5.9 Hz), 8.18 (1H, d, J = 5.9 Hz).
【0662】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリミジン-4-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
6-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (75 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (70 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 626.1.
【0663】
実施例241
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-アミノ-6-メチルピリジン(76 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(132 mg)を白色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+545.2.
【0664】
実施例242
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-アミノピリジン(66 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(106 mg)を白色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+531.2.
【0665】
実施例243
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリジン-2-アミン
2,2-ジメチルプロパン-1-アミン (313 μl) と2,4-ジメチルピリジン1-オキシド(262.4 mg) から実施例135の工程1と同様の方法により標題化合物 (160 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+193.1.
【0666】
工程2) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
窒素雰囲気下、2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (158.6 mg) のトルエン (657 μl) 溶液に1-クロロ-N,N-2-トリメチルプロピルアミン (47.8 μl) を0℃で加えた。室温で3時間撹拌した後、4,6-ジメチル-N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (76 mg) の トルエン (657 μl) 溶液とトリエチルアミン (55.0 μl) を室温で加え、100℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (184 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+657.6.
【0667】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (183.8 mg)から実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (167 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+629.4.
【0668】
実施例244
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(シクロプロピルメチル)-4,6-ジメチルピリジン-2-アミン
アミノメチルシクロプロパン (241 μl) と2,4-ジメチルピリジン 1-オキシド (273.7 mg) から実施例135の工程1と同様の方法により標題化合物 (150 mg) を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+177.1.
【0669】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((シクロプロピルメチル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (159.7 mg) とN-(シクロプロピルメチル)-4,6-ジメチルピリジン-2-アミン(70.0 mg) から実施例243の工程2および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(153 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+613.3.
【0670】
実施例245
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) tert-ブチル 4-(((4-シアノピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
tert-ブチル 4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (4.27 kg) のDMF (14 L) 溶液に、60%水素化ナトリウム(油性) (936 g) を0℃で加え、0℃で40分間攪拌した。反応溶液に2-クロロイソニコチノニトリル (2.50 kg) のDMF (6.0 L) 溶液を加え、0℃で2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた白色固体を石油エーテルで洗浄し、乾燥させて標題化合物 (4.20 kg) を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 1.26 (2H, qd, J = 12.3, 4.5 Hz), 1.46 (9H, s), 1.79 (2H, d, J = 12.6 Hz), 1.85-2.09 (1H, m), 2.74 (2H, t, J = 12.1 Hz), 4.13 (2H, brs.), 4.19 (2H, d, J = 6.3 Hz), 6.98 (1H, t, J = 1.2 Hz), 7.06 (1H, dd, J = 5.1, 1.2 Hz), 8.28 (1H, dd, J = 5.1, 0.8 Hz).
【0671】
工程2) tert-ブチル 4-(((4-(シクロプロピルカルボニル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
tert-ブチル 4-(((4-シアノピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (4.00 kg) のTHF (15 L) 溶液を1MシクロプロピルマグネシウムブロミドのTHF (22.7 L) 溶液に室温で滴下した後、室温で2時間攪拌した。反応混合物に注意深く1N 塩酸を10℃以下で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物 (4.50 kg) を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0672】
工程3) tert-ブチル 4-(((4-((1E)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロパ-1-エン-1-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
ジエチルホスホノ酢酸エチル (4.95 kg) を60%水素化ナトリウム(油性) (888 g) のTHF(15 L) 懸濁液に0℃で加え、30分間攪拌した。反応溶液にtert-ブチル 4-(((4-(シクロプロピルカルボニル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラートの粗生成物 (4.00 kg) のTHF (15 L) 溶液を加え、80℃で3時間攪拌した。反応溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液 (15 L) に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物 (4.50 kg) を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0673】
工程4) tert-ブチル 4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
亜鉛粉末 (3.97 kg) をtert-ブチル 4-(((4-((1E)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロパ-1-エン-1-イル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(4.40 kg) の酢酸 (20 L) 溶液に室温で数回に分けて加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物をろ過した後、溶媒を減圧下留去した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (2.60 kg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 0.17 (1H, dt, J = 9.6, 4.8 Hz), 0.28 (1H, dt, J = 9.6, 4.8 Hz), 0.39-0.52 (1H, m), 0.54-0.66 (1H, m), 0.94-1.08 (1H, m), 1.15-1.22 (3H, m), 1.27-1.35 (2H, m), 1.46 (9H, s), 1.81 (2H, d, J = 12.0 Hz), 1.88-2.01 (1H, m), 2.30 (1H, dt, J = 9.6, 7.5 Hz), 2.58-2.84 (4H, m), 4.02-4.10 (2H, m), 4.10-4.23 (4H, m), 6.58-6.62 (1H, m), 6.76 (1H, dd, J = 5.4, 1.5 Hz), 7.86-8.16 (1H, m).
【0674】
工程5) 3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
tert-ブチル 4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(2.50 kg) のメタノール (12 L) 溶液に4N水酸化ナトリウム水溶液 (5.8 L) を室温で加え、室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣を水に溶かしてジエチルエーテルで抽出した。水層を1N塩酸で酸性 (pH = 4-5) にし、生じた固体をろ過により集めた。石油エーテルで洗浄した後乾燥して標題化合物 (2.10 kg) を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3): δ 0.12-0.20 (1H, m), 0.30-0.34 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.56-0.65 (1H, m), 0.95-1.01 (1H, m), 1.18-1.32 (2H, m), 1.46 (9H, s), 1.77-1.82 (2H, m), 1.91-1.98 (1H, m), 2.28 (1H, dd, J = 17.1, 7.5 Hz), 2.69-2.84 (4H, m), 4.10-4.13 (4H, m), 6.61 (1H, 2), 6.75 (1H, dd, J = 5.4, 1.2 Hz), 8.04 (1H, d, J = 5.4 Hz).
【0675】
工程6) (1R)-1-(4-メチルフェニル)エタンアミニウム (3S)-3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸 (870 g) のエタノール (5.4 L) 溶液に、(S)-1-(p-トリル)エタンアミン(291 g) の酢酸エチル (11 L) 溶液を室温で滴下し、乾燥空気下、室温で17時間攪拌した。生じた白色沈殿をろ過で集め、酢酸エチル/エタノール (2:1、2.4 L) で洗浄し、乾燥して標題化合物の粗結晶 (477 g) を得た。得られた粗結晶 (237 g) をエタノール (3.1 L) に70℃で溶かし、ヘプタン (4.7 L) を60-65℃で滴下した。種結晶を加え、50℃で1.5時間攪拌した後、室温で12時間攪拌した。生じた白色固体をろ過で集め、エタノール/ヘプタン (1:2) で洗浄し、乾燥して標題化合物の粗結晶 (182 g) を得た。同様にして得られた標題化合物の粗結晶 (372 g) をエタノール (4.8 L) に70℃で溶かし、ヘプタン (7.4 L) を60-65℃で滴下した。種結晶を加え、50℃で1.5時間攪拌した後、室温で12時間、氷冷下1時間攪拌した。生じた白色固体をろ過で集め、エタノール/ヘプタン (1:2) で洗浄し、乾燥して標題化合物(340 g) を得た。
【0676】
工程7) (3S)-3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
(1R)-1-(4-メチルフェニル)エタンアミニウム (3S)-3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (190 g) の酢酸エチル (1.9 L) 懸濁液に、1N塩酸 (1.9 L) を0℃で滴下し、室温で1時間攪拌した。酢酸エチル/THF (1:1, 1.0 L) および酢酸エチル/THF (1:1, 1.0 L)と塩化ナトリウム (500 g) を加えて抽出した。抽出液を飽和食塩水 (1.0 L) および塩化ナトリウム(30 g) に加えて1N塩酸で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物 (162 g) を白色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0677】
工程8) エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
(3S)-3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸の粗生成物 (162 g) のエタノール (1.6 L) 溶液に濃硫酸 (39.0 mL) を室温で加え、80℃で1時間攪拌した。反応溶液に氷冷下2N水酸化ナトリウム水溶液 (293 mL) を加えて中和し、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチル/THF (1:1, 1.0 L) および水 (250 mL) に溶かし、2N水酸化ナトリウム水溶液 (147 mL) で塩基性にした。塩化ナトリウム (300 g) を加え、酢酸エチル/THF (1:1, 1.0 L) で2回抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物 (145 g) を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0678】
工程9) 2,2-ジメチル-N-(6-メチルピリジン-2-イル)プロパンアミド
窒素雰囲気下、6-メチルピリジン-2-アミン(50.0 g) のDMA (240 mL) 溶液に2,2-ジメチルプロパノイルクロリド(83.6 g) を20℃で滴下し、室温で5時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を20℃で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた固体を石油エーテルで洗浄して標題化合物 (47.0 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 1.21 (9H, s), 2.39 (3H, s), 6.92-6.94 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.60-7.64 (1H, m), 7.82-7.84 (1H, d, J = 8.4 Hz), 9.59 (1H, s).
【0679】
工程10) N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン
窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム (65.0 g) のTHF (1.5 L) 懸濁液に、2,2-ジメチル-N-(6-メチルピリジン-2-イル)プロパンアミド (110 g) の THF (1.5 L) 溶液を0℃で加え、60℃で2時間攪拌した。反応溶液に水(65 mL) 、4N水酸化ナトリウム水溶液 (65 mL) および水 (195 mL) を0℃で順次加え、生じた白色沈殿をろ過により除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し標題化合物(107 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6): δ 0.89 (9H, s), 2.20 (3H, s), 3.05-3.07 (2H, d, J = 6.4 Hz), 6.14 (1H, s), 6.24-6.26 (1H, d, J = 6.8 Hz),6.29-6.31 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.16-7.20 (1H, m).
【0680】
工程11) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
窒素雰囲気下、2-フルオロ-4-メトキシ安息香酸 (76.0 g) のDMF (2.0 mL) およびTHF (300 mL) 溶液に、塩化オキサリル (62.4 g) を20℃で1時間かけて滴下した。反応溶液の溶媒を減圧下留去して酸塩化物中間体を黄色油状物として得た。窒素雰囲気下、N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (72.4 g) およびトリエチルアミン (123 g) のTHF (500 mL) 溶液に、得られた酸塩化物中間体のTHF (500 mL) 溶液を0℃で加え、20℃で10時間攪拌した。反応溶液に20℃で水 (500 mL) を加え、酢酸エチル (500 mL) で3回抽出した。抽出液を水 (500 mL) 、1N水酸化ナトリウム水溶液 (200 mL) および飽和食塩水 (300 mL) で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/石油エーテル) で精製して標題化合物 (67.5 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3): δ 0.87 (9H, s), 2.48 (3H, s), 3.74 (3H, s), 4.14 (2H, s), 6.39-6.41 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.53-6.56 (1H, m), 6.59-6.61 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.84-6.86 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.13-7.15 (1H, m), 7.28-7.30 (1H, m).
【0681】
工程12) エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
窒素雰囲気下、エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアートの粗生成物 (12.1 g) 、N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (12.0 g) および炭酸セシウム (17.8 g) の混合物を130℃で19時間攪拌した。反応混合物をトルエン (330 mL) で希釈してNHシリカゲルでろ過した。ろ液を酢酸エチルに溶かし、2N塩酸で抽出した。抽出液を2N水酸化ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性にした。酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物 (16.7 g) を淡橙色非晶状粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.22 (1H, m), 0.24-0.36 (1H, m), 0.39-0.53 (1H, m), 0.53-0.67 (1H, m), 0.82 (9H, s), 0.91-1.07 (1H, m), 1.15-1.37 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.44-1.89 (4H, m), 2.19-2.84 (5H, m), 2.21-2.37 (1H, m), 2.44 (3H, s), 3.31-3.45 (1H, m), 3.75 (3H, s), 3.97-4.39 (6H, m), 6.19 (1H, d, J = 1.9 Hz), 6.33 (1H, brs), 6.48 (1H, dd, J = 8.5, 2.5 Hz), 6.63 (1H, s), 6.70 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.76 (1H, dd, J = 5.5, 1.3 Hz), 7.08 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0682】
工程13) (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (16.7 g) のTHF (170 mL) およびメタノール (85 mL) 溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液 (170 mL) を室温で加え、60℃で30分間攪拌した。反応溶液に1N塩酸(170 mL) を加え、酢酸エチル (150 mL) で2回抽出した。抽出液を飽和食塩水 (150 mL) で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸イソプロピル (107 mL) に60℃で溶かし、60℃でヘプタン(123 mL) を滴下し、30分間攪拌した。さらにヘプタン(65 mL) を60℃で滴下し、30分間攪拌した。室温に戻して1時間攪拌した後、生じた結晶をろ過で集め、酢酸イソプロピル/ヘプタン (1:3) で洗浄して標題化合物を白色固体 (13.4 g) として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.10-0.22 (1H, m), 0.23-0.39 (2H, m), 0.45-0.56 (1H, m), 0.77 (9H, s), 0.93-1.05 (1H, m), 1.10-1.30 (1H, m), 1.45-1.60 (1H, m), 1.61-1.86 (3H, m), 2.18-2.28 (1H, m), 2.30-2.66 (4H, m), 2.36 (3H, s), 2.68 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.69 (3H, s), 3.93-4.27 (4H, m), 6.21 (1H, brs), 6.45 (1H, brs), 6.52 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.71 (1H, s), 6.85 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.91 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.28 (1H, t, J = 7.7 Hz), 8.04 (1H, d, J = 5.3 Hz), 12.09 (1H, brs).
MS (ESI+): [M+H]
+615.3.
【0683】
実施例246
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) アリル 2-フルオロ-4-メトキシベンゾアート
2-フルオロ-4-メトキシ安息香酸(176 g)および炭酸カリウム (186 g)のDMF (900 mL)懸濁液に、3-ブロモプロパ-1-エン (107 mL)を室温で加えた後、50℃で2時間撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物 (220.7 g)を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+211.2.
【0684】
工程2) アリル 2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート
アリル 2-フルオロ-4-メトキシベンゾアート(77 g)およびエチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (130 g)の混合物に炭酸セシウム (179 g)を室温で加え、100℃で2時間撹拌した。反応混合物にDMSO (50 mL)を加え、100℃で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル (1250 mL)で希釈し、不溶物をろ過により除去した。ろ液を飽和食塩水と水の混合物で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、NH-シリカゲルパッド処理した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルパッド処理した。溶媒を減圧下留去し標題化合物 (141 g)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+523.4.
【0685】
工程3) 2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
アリル 2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンゾアート(146 g)およびモルホリン (47.3 mL)のTHF (1500 mL)溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) (6.26 g)を室温で加え、窒素雰囲気下室温で終夜撹拌した。反応混合物を酢酸エチル (750 mL)で希釈し、飽和食塩水と水の混合物で2回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた固体をヘキサンで洗浄して標題化合物 (116 g)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+483.3.
【0686】
工程4) エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(110.5 g)のジエチレングリコールジメチルエーテル (442 mL)溶液に1-クロロ-N,N,2-トリメチルプロパ-1-エン-1-アミン(34.9 mL)を室温で加え、60℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、N-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリミジン-2-アミン (51.0 g)およびトリエチルアミン(36.8 mL)を室温で加えた後、100℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル (1100 mL)で希釈し、水 (750 mL)で洗浄した。水層を酢酸エチル (500 mL)で抽出し、合わせた有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、橙色油状の標題化合物 (33 g)、および標題化合物とN-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリミジン-2-アミンの混合物を得た。この混合物を酢酸エチルに溶かし、5%クエン酸水溶液 (750 mL)、10%クエン酸水溶液 (750 mL)および飽和食塩水 (750 mL)で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標題化合物 (114 g)を橙色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+658.6.
【0687】
工程5) (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (140 g)のTHF (966 mL)およびMeOH (483 mL)中の混合物に1 M 水酸化ナトリウム水溶液 (966 mL)を30℃以下で加えた。混合物を60℃で1時間撹拌し、2 M 塩酸 (483 mL)を20℃以下で加えた後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル (1000 mL)で希釈し、水層を酢酸エチル (500 mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水 (500 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、シリカゲルパッド処理した。溶媒を減圧下留去し、IPEで結晶化して粗生成物を得た。粗生成物の酢酸イソプロピル (900 mL)懸濁液を70℃で1時間撹拌し、不溶物をろ過により除去した。ろ液にヘプタン(500 mL)を70℃で加え、1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、生じた固体をろ取した後、酢酸イソプロピル/ヘプタン (100 mL/200 mL)で洗浄して標題化合物(108.3 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.17 (1H, dt, J = 8.9, 4.2 Hz), 0.22-0.42 (2H, m), 0.43-0.58 (1H, m), 0.72-0.84 (9H, m), 0.87-1.10 (2H, m), 1.32-1.82 (4H, m), 2.02-2.13 (6H, m), 2.16-2.30 (1H, m), 2.31 (2H, brs), 2.54 (1H, brs), 2.60-2.76 (2H, m), 3.09 (1H, brs), 3.64-3.74 (3H, m), 3.94-4.41 (4H, m), 6.15 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.52 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 6.71 (1H, s), 6.79 (1H, s), 6.91 (1H, dd, J = 5.5, 1.3 Hz), 7.17 (1H, d, J = 8.3 Hz), 8.04 (1H, d, J = 5.3 Hz), 12.08 (1H, brs).
MS (ESI+): [M+H]
+630.3.
【0688】
実施例247
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(119 g)のTHF (480 mL)溶液に1-クロロ-N,N,2-トリメチルプロパ-1-エン-1-アミン (37.6 g)を室温で加え、50℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (46.7 g)およびトリエチルアミン (39.6 mL)を室温で加えた後、60℃で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル (1200 mL)で希釈し、水 (800 mL)を加えた。水層を酢酸エチル (600 mL)で抽出し、合わせた有機層を水と飽和食塩水の混合物および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をNH-シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製し、黄色油状の標題化合物 (63.8 g)、および標題化合物とN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミンの混合物を得た。この混合物を酢酸エチルに溶かし、10%クエン酸水溶液 (250 mL)および飽和食塩水 (250 mL)で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標題化合物 (84.2 g)を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+629.6.
【0689】
工程2) (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル (3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (142 g)のTHF (1028 mL)およびMeOH (514 mL)中の混合物に1 M 水酸化ナトリウム水溶液 (1028 mL)を30℃以下で加えた。混合物を60℃で1時間撹拌し、2 M 塩酸を用いて20℃以下で中和した後、減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチル (1000 mL)で希釈し、水層を酢酸エチル (500 mL)で抽出した。合わせた有機層を10%炭酸水素ナトリウム水溶液 (500 mL)および飽和食塩水 (500 mL)で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、シリカゲルパッド処理した。溶媒を減圧下留去し、IPEおよびTBMEで結晶化して粗生成物を得た。粗生成物の酢酸イソプロピル (900 mL)懸濁液を70℃で1時間撹拌し、不溶物をろ過により除去した。ろ液にヘプタン(900 mL)および種結晶を70℃で加え、1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、生じた固体をろ取した後、酢酸イソプロピル/ヘプタン (100 mL/200 mL)で洗浄して標題化合物(93.5 g)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.11-0.22 (1H, m), 0.22-0.40 (2H, m), 0.45-0.59 (1H, m), 0.77 (9H, s), 0.92-1.08 (1H, m), 1.15-1.39 (1H, m), 1.53 (1H, brs), 1.60-1.87 (3H, m), 2.15-2.31 (1H, m), 2.38 (1H, brs), 2.55-2.75 (3H, m), 3.33 (2H, s), 3.69 (3H, s), 3.94-4.25 (4H, m), 6.21 (1H, d, J = 1.9 Hz), 6.52 (1H, dd, J = 8.5, 2.5 Hz), 6.63-6.77 (2H, m), 6.92 (1H, dd, J = 5.5, 1.3 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 7.0, 5.1 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.3 Hz), 7.34-7.46 (1H, m), 8.04 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.33 (1H, dd, J = 4.7, 1.3 Hz), 12.08 (1H, brs).
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0690】
実施例248
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-アミノ-6-メチルピリジン(76 mg)と2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(106 mg)を白色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+545.2.
【0691】
実施例249
(3S)-3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-(ピリジン-2-イルカルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
2-アミノピリジン(66 mg)と2-(4-(((4-((1S)-1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(170 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(106 mg)を白色結晶として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+531.1.
【0692】
実施例250
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-4-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
3-(2-((1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸 (20.0 g) のエタノール (200 mL) 溶液に硫酸 (6.59 mL) を室温で加えた後、80℃で30分間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、酢酸エチル (100 mL) およびTHF (100 mL) で希釈し、2N 水酸化ナトリウム水溶液 (99 mL) で中和した。食塩を加え、酢酸エチル (50 mL) およびTHF (50 mL) で抽出し、抽出液を飽和食塩水 (50 mL) で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、標題化合物の粗生成物 (17.1 g) を橙色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0693】
工程2) 2,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸
2,4,5-トリフルオロ安息香酸 (5.00 g) 、水酸化ナトリウム (4.54 g) および水 (25 mL) をマイクロ波照射下160℃で10分間加熱した。反応溶液に室温で1N 塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた固体をヘキサンで洗浄して標題化合物 (4.50 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 6.80 (1H, dd, J = 11.8, 7.0 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 11.4, 7.0 Hz), 11.25 (1H, brs), 12.99 (1H, brs).
【0694】
工程3) メチル 2,5-ジフルオロ-4-メトキシベンゾアート
窒素雰囲気下、ヨードメタン (4.04 mL) を2,5-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸 (4.50 g) 、炭酸カリウム (10.7 g) およびDMF (25 mL) の混合物に室温で加え、60℃で20分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、生じた沈殿をろ過により集めて水で洗浄後乾燥し、標題化合物 (5.27 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.91 (3H, s), 3.93 (3H, s), 6.71 (1H, dd, J = 11.6, 6.7 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 11.3, 6.8 Hz).
【0695】
工程4) 2,5-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸
1N 水酸化ナトリウム水溶液 (50 mL) をメチル 2,5-ジフルオロ-4-メトキシベンゾアート (5.27 g) のTHF (50 mL) およびメタノール (25 mL) 溶液に室温で加え、60℃で20分間攪拌した。反応溶液に室温で1N 塩酸を加えて中和し、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物 (3.53 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 3.92 (3H, s), 7.21 (1H, dd, J = 12.1, 7.0 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 11.6, 7.0 Hz), 13.16 (1H, brs).
【0696】
工程5) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
2,5-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸(300 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (292 mg) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(354 mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.86 (9H, s), 2.46 (3H, s), 3.80 (3H, s), 4.09 (2H, s), 6.45 (1H, dd, J = 10.3, 6.9 Hz), 6.64 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.87 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.98 (1H, dd, J = 10.8, 6.1 Hz), 7.32 (1H, t, J = 7.8 Hz).
【0697】
工程6) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-4-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (69.7 mg) およびエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (73.1 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物(37.0 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.25-0.36 (1H, m), 0.43-0.52 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.83 (9H, s), 0.93-1.06 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.28-1.44 (1H, m), 1.49-1.70 (1H, m), 1.71-1.90 (3H, m), 2.26-2.35 (1H, m), 2.33-2.82 (5H, m), 2.43 (3H, s), 3.37 (1H, brs), 3.81 (3H, s), 3.99-4.12 (2H, m), 4.00-4.39 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.1 Hz), 6.32 (1H, d, J = 6.7 Hz), 6.42 (1H, brs), 6.63 (1H, s), 6.73 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.77 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.03-7.20 (1H, m), 7.07 (1H, d, J = 11.2 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0698】
工程7) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-4-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-4-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (37.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(28.3 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0699】
実施例251
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2,6-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸
窒素雰囲気下、1.6M n-ブチルリチウムのヘキサン (31.2 mL) 溶液を1,3-ジフルオロ-5-メトキシベンゼン(5.54 g) のTHF (120 mL) 溶液に-78℃で加え、-78℃で30分間攪拌した。昇華させたドライアイス (8.46 g) をシリカゲル管に通して反応溶液に-78℃で加え、室温で5分間攪拌した。反応溶液に0℃で1N 塩酸を加え、酢酸エチル/THFで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた固体をヘキサンおよびジイソプロピルエーテルで洗浄して標題化合物 (5.00 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 3.83 (3H, s), 6.82 (2H, d, J = 11.0 Hz), 13.43 (1H, brs).
【0700】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(5-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
2,6-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸 (500 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (711 mg) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(682 mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.87 (9H, brs), 2.44 (3H, s), 3.72 (3H, s), 4.09 (2H, s), 6.26 (2H, d, J = 9.4 Hz), 6.76 (1H, brs), 6.87 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.30-7.42 (1H, m).
【0701】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(5-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (150 mg) およびエチル3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (143 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物(191 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.10-0.21 (1H, m), 0.26-0.34 (1H, m), 0.42-0.53 (1H, m), 0.56-0.66 (1H, m), 0.86 (9H, s), 0.93-1.06 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.30-1.47 (1H, m), 1.49-1.66 (1H, m), 1.73-1.91 (3H, m), 2.26-2.34 (1H, m), 2.36-2.55 (2H, m), 2.41 (3H, s), 2.57-2.82 (3H, m), 3.54 (1H, d, J = 11.5 Hz), 3.71 (3H, s), 4.01-4.29 (6H, m), 5.98 (1H, s), 6.21 (1H, d, J = 10.9 Hz), 6.53 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.63 (1H, s), 6.71-6.81 (2H, m), 7.15 (1H, t, J = 7.7 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0702】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロ-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (191 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(173 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0703】
実施例252
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-フルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸
2,3,4-トリフルオロ安息香酸 (1.00 g) から実施例250の工程1と同様にして標題化合物の粗生成物を白色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0704】
工程2) メチル 2,3-ジフルオロ-4-メトキシベンゾアート
2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸の粗生成物 (全量) から実施例250の工程2と同様にして標題化合物 (422 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 3.89-3.94 (3H, m), 3.96 (3H, s), 6.78 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.62-7.86 (1H, m).
【0705】
工程3) 2,3-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸
メチル 2,3-ジフルオロ-4-メトキシベンゾアート (422 mg) から実施例250の工程3と同様にして標題化合物(387 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 3.94 (3H, s), 7.12 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.69 (1H, t, J = 7.8 Hz), 13.22 (1H, brs).
【0706】
工程4) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
2,3-ジフルオロ-4-メトキシ安息香酸 (387 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (376 mg) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(455 mg)を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.86 (9H, s), 2.45 (3H, s), 3.84 (3H, s), 4.10 (2H, s), 6.57 (1H, t, J = 7.7 Hz), 6.63 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.86 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.91 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.31 (1H, t, J = 7.8 Hz).
【0707】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-フルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (150 mg) およびエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (157 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物 (188 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.23-0.35 (1H, m), 0.40-0.51 (1H, m), 0.53-0.66 (1H, m), 0.85 (9H, brs), 0.94-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.38-1.55 (2H, m), 1.70-1.98 (3H, m), 2.24-2.36 (1H, m), 2.44 (3H, s), 2.59-2.85 (4H, m), 3.06-3.41 (2H, m), 3.81 (3H, s), 3.99-4.38 (4H, m), 4.15 (2H, d, J = 6.4 Hz), 6.48 (1H, brs), 6.52-6.59 (1H, m), 6.62 (1H, s), 6.71-6.81 (2H, m), 6.85 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.18 (1H, brs), 8.06 (1H, d, J = 5.4 Hz).
【0708】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-フルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-フルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (188 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(141 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0709】
実施例253
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2,4-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 2,3,5-トリフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸
2,3,4,5-テトラフルオロ安息香酸 (5.00 g) から実施例250の工程1と同様にして標題化合物 (4.67 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.47 (1H, dd, J = 10.9, 6.6 Hz), 11.79 (1H, brs), 13.35 (1H, brs).
【0710】
工程2) メチル 2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシベンゾアート
2,3,5-トリフルオロ-4-ヒドロキシ安息香酸 (4.67g) から実施例250の工程2と同様にして標題化合物の粗生成物を淡黄色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0711】
工程3) 2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシ安息香酸
メチル 2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシベンゾアートの粗生成物 (全量) から実施例250の工程3と同様にして標題化合物 (3.66 g) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 4.09 (3H, s), 7.56 (1H, dd, J = 11.0, 5.8 Hz), 13.65 (1H, brs).
【0712】
工程4) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシ安息香酸 (300 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (266 mg) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(317 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.86 (9H, s), 2.44 (3H, s), 3.98 (3H, s), 4.07 (2H, s), 6.70 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.77 (1H, dd, J = 9.1, 5.7 Hz), 6.90 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.37 (1H, t, J = 7.8 Hz).
【0713】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2,4-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,3,5-トリフルオロ-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (150 mg) およびエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (136 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物 (24.0 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.21 (1H, m), 0.24-0.35 (1H, m), 0.40-0.51 (1H, m), 0.54-0.66 (1H, m), 0.86 (9H, br. s), 0.94-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.48 (2H, d, J = 10.7 Hz), 1.79 (2H, d, J = 11.5 Hz), 1.88 (1H, brs), 2.25-2.35 (1H, m), 2.43 (3H, s), 2.56 (1H, brs), 2.64-2.87 (3H, m), 3.04-3.35 (2H, m), 3.92 (3H, s), 4.01-4.30 (6H, m), 6.58 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.62 (1H, s), 6.67 (1H, d, J = 9.5 Hz), 6.76 (1H, d, J = 5.1 Hz), 6.81 (1H, d, J = 7.3 Hz), 7.20-7.32 (1H, m), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0714】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2,4-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(6-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2,4-ジフルオロ-3-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (24.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(12.6 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+651.4.
【0715】
実施例254
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 2-クロロ-6-メトキシニコチン酸
2,6-ジクロロニコチン酸 (5.00 g)のメタノール溶液 (250 mL) にカリウム tert-ブトキシド (8.77 g) を加えて、10時間加熱還流した。反応混合物の溶媒を減圧下留去した後、残渣を水に懸濁し1N HClを加えて中和した。析出物をろ取して標題化合物 (3.15 g) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+188.0.
【0716】
工程2) ベンジル 2-クロロ-6-メトキシニコチナート
2-クロロ-6-メトキシニコチン酸 (1.5 g) から実施例59の工程2と同様にして標題化合物(2.05 g)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+278.0.
【0717】
工程3) ベンジル 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナート
ベンジル 2-クロロ-6-メトキシニコチナート(500 mg) のDMF溶液 (8 mL) にエチル 3-シクロプロピル-3-(3-(ピペリジン-4-イルメトキシ)フェニル)プロパノアート (656 mg) および炭酸カリウム (747 mg) を加えて100℃で2.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(920 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+573.3.
【0718】
工程4) 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸
ベンジル 2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナート (920 mg) から実施例59の工程4と同様にして標題化合物(781 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+483.2.
【0719】
工程5) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(3-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-6-メトキシピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
2-(4-((3-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)フェノキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (150 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン (102 mg) から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(140 mg) を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0720】
実施例255
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4,6-ジクロロニコチン酸
水酸化リチウム1水和物 (665 mg) をメチル 4,6-ジクロロニコチナート (2.97 g) のTHF(60 mL) および水 (15 mL) 溶液に室温で加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に室温で6N 塩酸を加え、溶媒を減圧下留去した。残渣の固体を水で洗浄し、白色固体を得た。ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、先に得られた固体の酢酸エチル溶液とあわせて無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物 (2.60 g) を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 7.94 (1H, s), 8.81 (1H, s), 13.63-14.30 (1H, m).
【0721】
工程2) ベンジル 4,6-ジクロロニコチナート
窒素雰囲気下、ベンジルブロミド(1.36 mL) を 4,6-ジクロロニコチン酸 (2.0 g) 、炭酸カリウム (2.88 g) およびDMF (20 mL) の混合物に室温で加え、60℃で10分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (3.06 g) を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 5.40 (2H, s), 7.32-7.50 (6H, m), 8.87 (1H, s).
【0722】
工程3) ベンジル 6-クロロ-4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート
ベンジル 4,6-ジクロロニコチナート (3.06 g) の粗生成物、ピペリジン-4-イルメタノール (1.29 g) 、炭酸カリウム (2.11 g) およびDMF (30 mL) の混合物を60℃で1時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (3.94 g) を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0723】
工程4) ベンジル 6-クロロ-4-(4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート
p-トルエンスルホン酸1水和物 (208 mg) をベンジル 6-クロロ-4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナートの粗生成物(3.94 g) および3,4-ジヒドロ-2H-ピラン (2.00 mL) のTHF (20 mL) 溶液に室温で加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (3.50 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.29-1.46 (2H, m), 1.47-1.65 (4H, m), 1.66-1.90 (5H, m), 2.89 (2H, t, J = 12.0 Hz), 3.22 (1H, dd, J = 9.3, 6.1 Hz), 3.44 (2H, d, J = 12.5 Hz), 3.48-3.55 (1H, m), 3.56-3.65 (1H, m), 3.77-3.90 (1H, m), 4.56 (1H, brs), 5.34 (2H, s), 6.75 (1H, s), 7.31-7.47 (5H, m), 8.50 (1H, s).
【0724】
工程5) ベンジル 6-メトキシ-4-(4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート
窒素雰囲気下、ベンジル 6-クロロ-4-(4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート (3.37 g) のDMF (10 mL) 溶液を28%ナトリウムメトキシドのメタノール(14.4 mL) 溶液に室温で加え、室温で1時間攪拌した後50℃で1時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した後、反応溶液に0℃で1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をTHF (30 mL) およびメタノール (15 mL) に溶かし、1N水酸化ナトリウム水溶液 (30 mL) を加え、60℃で24時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した後、1N水酸化ナトリウム水溶液 (25 mL) で抽出し、抽出液を1N塩酸 (55 mL) で中和した。酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。ベンジルブロミド (1.02 mL) を得られた残渣、炭酸カリウム (2.46 g) およびDMF (30 mL) の混合物に室温で加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (2.70 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 1.29-1.48 (2H, m), 1.48-1.66 (4H, m), 1.66-1.92 (5H, m), 2.77 (2H, t, J = 11.7 Hz), 3.22 (1H, dd, J = 9.2, 6.5 Hz), 3.43 (2H, d, J = 11.9 Hz), 3.47-3.56 (1H, m), 3.56-3.65 (1H, m), 3.84 (1H, t, J = 9.6 Hz), 3.92 (3H, s), 4.57 (1H, brs), 5.32 (2H, s), 6.14 (1H, s), 7.29-7.40 (3H, m), 7.40-7.49 (2H, m), 8.54 (1H, s).
【0725】
工程6) ベンジル 4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナート
2N塩酸 (12.3 mL) をベンジル 6-メトキシ-4-(4-(((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ニコチナート (2.70 g) のTHF (30 mL) 溶液に室温で加え、40℃で4時間攪拌した後50℃で1時間攪拌した。反応溶液に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (1.67 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 1.05-1.19 (2H, m), 1.42-1.57 (1H, m), 1.62 (2H, d, J = 12.0 Hz), 2.73 (2H, t, J = 11.8 Hz), 3.22 (2H, t, J = 5.6 Hz), 3.35 (2H, d, J = 12.5 Hz), 3.83 (3H, s), 4.45 (1H, t, J = 5.2 Hz), 5.28 (2H, s), 6.20 (1H, s), 7.26-7.52 (5H, m), 8.32 (1H, s).
【0726】
工程7) ベンジル 4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナートイル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナート
ベンジル 4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナート(576 mg) およびメチル 3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (329 mg) から実施例45の工程6と同様にして標題化合物 (522 mg) を淡橙色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.08-0.22 (1H, m), 0.24-0.36 (1H, m), 0.39-0.53 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.91-1.07 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.40-1.55 (2H, m), 1.83 (2H, d, J = 11.8 Hz), 1.96 (1H, brs), 2.25-2.36 (1H, m), 2.62-2.87 (4H, m), 3.46 (2H, d, J = 12.0 Hz), 3.93 (3H, s), 4.01-4.19 (4H, m), 5.33 (2H, s), 6.16 (1H, s), 6.61 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 5.3 Hz), 7.29-7.49 (5H, m), 8.05 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.55 (1H, s).
【0727】
工程8) 4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸
ベンジル 4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチナートイル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシピリジン-3-カルボキシラート (522 mg) および10%パラジウム炭素 (300 mg) をTHF (15 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で20分間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物 (407 mg) を無色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.08-0.20 (1H, m), 0.22-0.29 (1H, m), 0.31-0.40 (1H, m), 0.44-0.56 (1H, m), 0.95-1.05 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.37-1.49 (2H, m), 1.80 (2H, d, J = 11.8 Hz), 1.88-2.04 (1H, m), 2.16-2.30 (1H, m), 2.75 (2H, d, J = 7.4 Hz), 2.83 (2H, t, J = 12.1 Hz), 3.45 (2H, d, J = 12.2 Hz), 3.84 (3H, s), 3.92-4.02 (2H, m), 4.13 (2H, d, J = 6.1 Hz), 6.26 (1H, s), 6.72 (1H, s), 6.91 (1H, d, J = 5.3 Hz), 8.03 (1H, d, J = 5.1 Hz), 8.33 (1H, s), 12.87 (1H, brs).
【0728】
工程9) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (73 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(67.3 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (14.5 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.09-0.21 (1H, m), 0.24-0.35 (1H, m), 0.42-0.53 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.82 (9H, s), 0.90-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.25-2.01 (6H, m), 2.30 (1H, q, J = 8.4 Hz), 2.45 (3H, s), 2.47-2.91 (4H, m), 3.43 (1H, brs), 3.88 (3H, s), 4.00-4.29 (6H, m), 5.79 (1H, s), 6.43 (1H, brs), 6.62 (1H, s), 6.76 (2H, d, J = 6.1 Hz), 7.19 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.99 (1H, s), 8.05 (1H, d, J = 5.1 Hz).
【0729】
工程10) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (14.5 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(13.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+616.3.
【0730】
実施例256
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-メトキシ-5-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-メトキシ-5-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (58.7 mg) およびN-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (53.5 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (30.8 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.12-0.22 (1H, m), 0.26-0.33 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.56-0.66 (1H, m), 0.92-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.26-1.52 (2H, m), 1.75 (2H, d, J = 11.7 Hz), 1.83-1.98 (1H, m), 2.27-2.35 (1H, m), 2.58-2.81 (4H, m), 3.17 (2H, brs), 3.90 (3H, s), 4.02-4.11 (2H, m), 4.14 (2H, d, J = 6.7 Hz), 4.83-5.05 (2H, m), 5.84 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.67 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.77 (1H, d, J = 5.3 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 7.2, 5.0 Hz), 7.38 (1H, t, J = 7.8 Hz), 8.03-8.08 (2H, m), 8.42 (1H, d, J = 4.4 Hz).
【0731】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-メトキシ-5-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-メトキシ-5-(ピリジン-2-イル(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)ピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (30.8 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (18.6 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.2.
【0732】
実施例257
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリミジン-4-アミン(68 mg)と実施例255の工程8で得られた4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸(115 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (21 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.2.
【0733】
実施例258
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メチル-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
2-フルオロ-4-メチル安息香酸(865 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (500 mg)から実施例1の工程1と同様にして標題化合物 (718 mg)を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+315.2.
【0734】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メチルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (155 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-4-メチル-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (113 mg)から実施例245の工程12および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (70 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+599.3.
【0735】
実施例259
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) 4-(ベンジルオキシ)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
4-(ベンジルオキシ)-2-フルオロ安息香酸 (2.0 g)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(724 mg)から実施例1の工程1と同様にして標題化合物 (478 mg)を灰白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+407.2.
【0736】
工程2) エチル 3-(2-((1-(5-(ベンジルオキシ)-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (176 mg)および4-(ベンジルオキシ)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (215 mg)から実施例245の工程12と同様にして標題化合物 (200 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+719.5.
【0737】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
エチル 3-(2-((1-(5-(ベンジルオキシ)-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (180 mg)から実施例199の工程1と同様にして標題化合物(155 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+629.4.
【0738】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (15 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(6.3 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+601.3.
【0739】
実施例260
3-(2-((1-(5-シアノ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 4-シアノ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
4-シアノ-2-フルオロ安息香酸 (500 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (360 mg) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(503 mg) を淡橙色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.88 (9H, s), 2.36 (3H, s), 4.06 (2H, s), 6.75 (1H, d, J = 7.4 Hz), 6.88 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.27-7.34 (2H, m), 7.37 (1H, t, J = 7.7 Hz).
【0740】
工程2) エチル 3-(2-((1-(5-シアノ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
4-シアノ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (150 mg) およびエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (153 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物 (235 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.22 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.55-0.67 (1H, m), 0.85 (9H, s), 0.93-1.06 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.25-1.39 (1H, m), 1.53-1.68 (1H, m), 1.74-1.94 (3H, m), 2.04 (1H, s), 2.26-2.35 (1H, m), 2.38 (3H, s), 2.41-2.65 (2H, m), 2.66-2.81 (3H, m), 3.46 (1H, d, J = 10.9 Hz), 4.02-4.12 (2H, m), 4.12-4.27 (4H, m), 6.41 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.63 (1H, s), 6.72-6.81 (2H, m), 6.91 (1H, s), 7.14 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.20 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.41 (1H, d, J = 7.9 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.1 Hz).
【0741】
工程3) 3-(2-((1-(5-シアノ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(5-シアノ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (50.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (44.8 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+610.3.
【0742】
実施例261
3-(2-((1-(5-カルバモイル-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) N1-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N1-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンゼン-1,4-ジカルボキサミド
30%過酸化水素水溶液 (235 μL) を、4-シアノ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (150 mg) 、炭酸カリウム (96 mg) およびDMSO (2 mL) の混合物に室温で加え、室温で5分間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた固体をジイソプロピルエーテルで洗浄して標題化合物 (134 mg) を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.81 (9H, s), 2.27 (3H, s), 3.98 (2H, s), 6.90-7.02 (2H, m), 7.26 (1H, t, J = 7.2 Hz), 7.44-7.60 (4H, m), 8.00 (1H, brs).
【0743】
工程2) エチル 3-(2-((1-(5-カルバモイル-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
N1-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N1-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンゼン-1,4-ジカルボキサミド (134 mg) およびエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (130 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物 (50.4 mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.23 (1H, m), 0.25-0.34 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.56-0.67 (1H, m), 0.85 (9H, brs), 0.95-1.04 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.24-1.41 (1H, m), 1.52-1.70 (1H, m), 1.74-1.93 (3H, m), 2.31 (1H, q, J = 8.0 Hz), 2.40 (3H, s), 2.43-2.87 (5H, m), 3.47 (1H, brs), 3.97-4.31 (6H, m), 5.50 (1H, brs), 6.00 (1H, brs), 6.40 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.64 (1H, s), 6.71 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.77 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.08 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.21-7.27 (2H, m), 7.38 (1H, d, J = 7.7 Hz), 8.07 (1H, d, J = 5.3 Hz).
【0744】
工程3) 3-(2-((1-(5-カルバモイル-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(5-カルバモイル-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (50.4 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (20.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.3.
【0745】
実施例262
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-(メチルスルファニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-(2-((1-(5-ブロモ-2-ホルミルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
実施例250の工程1で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (730 mg)と4-ブロモ-2-フルオロベンズアルデヒド (580 mg)から実施例1の工程2と同様にして標題化合物(960 mg)を茶褐色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.11-0.22 (1H, m), 0.25-0.35 (1H, m), 0.41-0.53 (1H, m), 0.54-0.67 (1H, m), 0.93-1.05 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.56-1.72 (2H, m), 1.89-2.03 (3H, m), 2.26-2.37 (1H, m), 2.63-2.82 (2H, m), 2.93 (2H, td, J = 12.0, 1.9 Hz), 3.28-3.39 (2H, m), 4.02-4.13 (2H, m), 4.22 (2H, d, J = 6.0 Hz), 6.62-6.65 (1H, m), 6.77 (1H, dd, J = 5.3, 1.4 Hz), 7.19-7.26 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 8.2 Hz), 8.06 (1H, d, J = 5.4 Hz), 10.21 (1H, d, J = 0.6 Hz).
【0746】
工程2) 4-ブロモ-2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)安息香酸
エチル 3-(2-((1-(5-ブロモ-2-ホルミルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (750 mg)、リン酸二水素ナトリウム (873 mg)および2-メチルブタ-2-エン (1.55 mL)のtert-ブタノール (12 mL)、アセトン (4 mL)および水 (4 mL)の溶液に、亜塩素酸ナトリウム (395 mg)を室温で加え、終夜撹拌した。チオ硫酸ナトリウムを加えた後、飽和食塩水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (715 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 531.2.
【0747】
工程3) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-(メチルスルファニル)安息香酸
窒素雰囲気下、4-ブロモ-2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)安息香酸 (230 mg)のDMSO (2 mL)溶液にヨウ化銅(I) (82 mg)およびフッ化亜鉛(II) (36 mg)を加え、140℃で18時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(48 mg)を茶褐色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 499.3.
【0748】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-(メチルスルファニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(69 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-(メチルスルファニル)安息香酸 (48 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (32 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 631.3.
【0749】
実施例263
3-(2-((1-(5-ブロモ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(242 mg)と実施例262の工程2で得られた4-ブロモ-2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)安息香酸 (360 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (85 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 663.2.
【0750】
実施例264
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-(メチルスルホニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-ホルミル-5-(メチルスルホニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
窒素雰囲気下、実施例262の工程1で得られたエチル 3-(2-((1-(5-ブロモ-2-ホルミルフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (210 mg)のDMSO (3 mL)溶液にメタンスルフィン酸 ナトリウム (208 mg)およびヨウ化銅(I) (82 mg)を加え、100℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (165 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 515.2.
【0751】
工程2) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-(メチルスルホニル)安息香酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-ホルミル-5-(メチルスルホニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (165 mg)から、実施例262の工程2と同様にして標題化合物(135 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 531.2.
【0752】
工程3) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-(メチルスルホニル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(91 mg)と2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-(メチルスルホニル)安息香酸 (153 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (71 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 663.2.
【0753】
実施例265
3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 4-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジフルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
N-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン(370 mg)と4-クロロ-2,6-ジフルオロ安息香酸 (200 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (200 mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.88 (9H, s), 2.39 (3H, s), 4.06 (2H, s), 6.69-6.86 (3H, m), 6.90 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.39 (1H, t, J = 7.7 Hz).
【0754】
工程2) エチル 3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート
窒素雰囲気下、4-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジフルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (200 mg)、実施例250の工程1で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (188 mg)および炭酸セシウム (185 mg)の混合物を120℃で1時間撹拌した。反応混合物を80℃まで放冷し、酢酸エチルで希釈した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(285 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 665.3.
【0755】
工程3) 3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-3-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパノアート (150 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (143 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+637.3.
【0756】
実施例266
3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
工程1) 4-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
4-クロロ-2-フルオロ安息香酸(587 mg)およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (300 mg)から実施例1の工程1と同様にして標題化合物 (258 mg)を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+335.1.
【0757】
工程2) 3-(2-((1-(5-クロロ-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-シクロプロピルプロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (99 mg)および4-クロロ-N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-フルオロ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (100 mg)から実施例245の工程12および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(113 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0758】
実施例267
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-(ジフルオロメトキシ)-2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
実施例259の工程3で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (100 mg)およびメチル クロロ(ジフルオロ)アセタート (101 mL)のDMA溶液 (2 mL)に炭酸セシウム (155 mg)を加え、100℃で3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製した。得られた残渣をHPLC (C18、移動相:水/アセトニトリル (0.1% TFA含有系)) にて分取し、得られた画分に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮し、得られた淡黄色油状物 (57 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (55 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+651.3.
【0759】
実施例268
3-シクロプロピル-3-(2-(1-(1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-ホルミルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
実施例110の工程2で得られたN-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (210 mg)とトリエチルアミン (0.69 mL)のDMSO (3 mL)溶液に三酸化硫黄 ピリジン錯体 (314 mg)を室温で加え、1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、チオ硫酸ナトリウムを加えて30分撹拌した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去して標題化合物 (230 mg)を褐色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.81 (9H, s), 1.42-1.96 (4H, m), 2.18-2.31 (1H, m), 2.32-2.80 (6H, m), 3.20-3.49 (1H, m), 3.75 (3H, s), 4.04-4.38 (2H, m), 6.18 (1H, d, J = 2.1 Hz), 6.32 (1H, brs), 6.51 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.72 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.09 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.28-7.33 (1H, m), 9.69 (1H, d, J = 1.0 Hz).
【0760】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(1-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-ホルミルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (230 mg)のTHF (10 mL)溶液に、1MメチルマグネシウムブロミドTHF溶液 (1.97 mL)を0℃で加えた。0℃で1時間撹拌後、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を0℃で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (164 mg)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.81 (9H, s), 1.04-1.65 (8H, m), 1.66-1.81 (1H, m), 2.29-2.73 (6H, m), 3.26-3.70 (2H, m), 3.75 (3H, s), 4.05-4.41 (2H, m), 6.18 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.34 (1H, brs), 6.48 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.71 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.09 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.28 (1H, d, J = 9.4 Hz).
【0761】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(1-(1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(1-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (164 mg)とエチル 3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (176 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物 (95 mg)を褐色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 657.4.
【0762】
工程4) 3-シクロプロピル-3-(2-(1-(1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-(1-(1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)エトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (95 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (86 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+629.3.
【0763】
実施例269
3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-メトキシプロパン酸
工程1) 3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)-3-メトキシプロパン酸エチル
3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)-3-ヒドロキシプロパン酸エチル(2.5 g)、ヨードメタン(4.73 g)、酸化銀(1)(3.86 g)およびトルエン(50 mL)の混合物を窒素雰囲気下、100℃で15時間撹拌した。不溶物を除去し、ろ液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(1.81 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ1.18 - 1.27 (3 H, m), 2.56 (1 H, dd, J=15.3, 4.6 Hz), 2.77 (1 H, dd, J=15.3, 9.2 Hz), 3.22 (3 H, s), 4.09 - 4.25
(2 H, m), 4.61 (1 H, dd, J=9.2, 4.6 Hz), 5.07 (2 H, s), 6.86 - 6.95 (2 H, m), 6.95 - 7.01 (1 H, m), 7.18 - 7.49 (6 H, m).
【0764】
工程2) 3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-メトキシプロパン酸エチル
3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)-3-メトキシプロパン酸エチル(1.8 g)から実施例2の工程4と同様にして標題化合物(900 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ1.10 - 1.17 (3 H, m), 2.53 - 2.71 (2 H, m), 3.09 (3 H, s), 3.98 - 4.09 (2 H, m), 4.46 (1 H, dd, J=8.7, 5.2 Hz), 6.63 - 6.77 (3 H, m), 7.14 (1 H, td, J=7.5, 0.8 Hz), 9.40 (1 H, s).
【0765】
工程3) 3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-メトキシプロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (110.1 mg) とエチル 3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-メトキシプロパノアート (63.8 mg) から実施例135の工程1および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (98 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+604.4.
【0766】
実施例270
3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-エトキシプロパン酸
工程1) 3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-エトキシプロパン酸エチル
3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)-3-ヒドロキシプロパン酸エチル(2.5 g)から実施例269の工程1および実施例2の工程4と同様にして標題化合物(660 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ1.05 (3 H, t, J=7.0 Hz), 1.10 - 1.19 (3 H, m), 2.53 - 2.68 (2 H, m), 3.19 - 3.34 (2 H, m), 3.95 - 4.13 (2 H, m), 4.57 (1 H, dd, J=8.5, 5.5 Hz), 6.62 - 6.76 (3 H, m), 7.08 - 7.17 (1 H, m), 9.38 (1 H, s).
【0767】
工程2) 3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-エトキシプロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (103.6 mg) とエチル 3-エトキシ-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート (63.8 mg) から実施例135の工程1および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (99.8 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+618.3.
【0768】
実施例271
3-メトキシ-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) tert-ブチル 4-(((4-ホルミルピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
実施例245の工程1で得られたtert-ブチル 4-(((4-シアノピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (6.30 g)のトルエン (25 mL)溶液に1.5M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液 (14.6 mL)を-78℃で加えた。室温で1時間撹拌した後、1.5M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液 (6.6 mL)を0℃で追加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液と酒石酸ナトリウムカリウムを室温で加え1時間撹拌した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (1.00 g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 1.20-1.37 (2H, m), 1.47 (9H, s), 1.74-1.88 (2H, m), 1.89-2.07 (1H, m), 2.65-2.85 (2H, m), 4.04-4.27 (4H, m), 7.13 (1H, t, J = 1.0 Hz), 7.28 (1H, dd, J = 5.2, 1.3 Hz), 8.34 (1H, d, J = 5.2 Hz), 10.01 (1H, s).
【0769】
工程2) tert-ブチル 4-(((4-(3-エトキシ-1-ヒドロキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
窒素雰囲気下、ジイソプロピルアミン (0.96 mL)のTHF (10 mL)溶液に1.6M n-ブチル リチウムヘキサン溶液 (2.93 mL)を-78℃で加え、10分間撹拌した後、酢酸エチル (6.11 mL)を-78℃で加え、30分間撹拌した。これにtert-ブチル 4-(((4-ホルミルピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(1.00 g)のTHF (8 mL)溶液を-78℃で加え、-78℃で1時間撹拌した後、1時間かけて室温まで昇温した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (307 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 409.2.
【0770】
工程3) tert-ブチル 4-(((4-(3-エトキシ-1-メトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
tert-ブチル 4-(((4-(3-エトキシ-1-ヒドロキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (307 mg)のトルエン (5 mL)溶液にヨードメタン (0.231 mL)と酸化銀(I) (343 mg)を加え、100℃で15時間撹拌した。ヨードメタン (0.462 mL)と酸化銀(I) (172 mg)をさらに加え、100℃で5時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (128 mg)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 423.2.
【0771】
工程4) エチル 3-(2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-メトキシプロパノアート
tert-ブチル 4-(((4-(3-エトキシ-1-メトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (128 mg)のアセトニトリル (2 mL)溶液にトリフルオロ酢酸 (1 mL)を0℃で加えた。室温で2.5時間撹拌した後、減圧下濃縮し、トルエン共沸を2回行った。得られた残渣にDMSO (3 mL)、2-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド (92 mg)および炭酸カリウム (166 mg)を加え、100℃で3.5時間撹拌した。反応混合物に水を室温で加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (89 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 457.2.
【0772】
工程5) 2-(4-(((4-(3-エトキシ-1-メトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
エチル 3-(2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-メトキシプロパノアート (89 mg)から実施例262の工程2と同様にして標題化合物(86 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 473.2.
【0773】
工程6) 3-メトキシ-3-(2-((1-(5-メトキシ-2-((4-メチルピリジン-2-イル)(2,2,2-トリフルオロエチル)カルバモイル)フェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-メチル-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリジン-2-アミン (104 mg)と2-(4-(((4-(3-エトキシ-1-メトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (86 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (31 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.2.
【0774】
実施例272
3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-エトキシプロパン酸
工程1) tert-ブチル 4-(((4-(1,3-ジエトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
実施例271の工程2で得られたtert-ブチル 4-(((4-(3-エトキシ-1-ヒドロキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (1.31 g)およびヨードエタン (3.6 mL)から実施例271の工程3と同様にして標題化合物(720 mg)を淡黄色ガム状物の混合物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+437.3.
【0775】
工程2) エチル 3-エトキシ-3-(2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
tert-ブチル 4-(((4-(1,3-ジエトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート (720 mg)から実施例271の工程4と同様にして標題化合物(136 mg)を無色ガム状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+471.3.
【0776】
工程3) 2-(4-(((4-(1,3-ジエトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
エチル 3-エトキシ-3-(2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (135 mg)から実施例271の工程5と同様にして標題化合物(129 mg)を無色ガム状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+487.3.
【0777】
工程4) 3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)-3-エトキシプロパン酸
2-(4-(((4-(1,3-ジエトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(128 mg)とN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (70.3 mg)から実施例32の工程2および実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (28 mg)を灰白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+619.3.
【0778】
実施例273
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) シクロプロピル(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノール
窒素雰囲気下、n-ブチルリチウムのヘキサン溶液 (1.6 M、29.5 mL) をジイソプロピルアミン (6.60 mL) のTHF (80 mL) 溶液に-15℃で加えた後、-15℃で5分間撹拌した。5-フルオロ-2-メトキシピリジン(5.00 g) のTHF (30 mL) 溶液を反応混合物に-78℃で15分間かけて滴下した後、-78℃で1.5時間撹拌した。シクロプロパンカルバルデヒド (3.53 mL)のTHF (15 mL) 溶液を反応混合物に-78℃で20分間かけて滴下した後、-78℃で30分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を0℃で加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (8.87 g) を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 0.25-0.52 (4H, m), 0.94-1.14 (1H, m), 3.82 (3H, s), 4.30 (1H, dd, J = 6.9, 5.0 Hz), 5.52 (1H, d, J = 4.9 Hz), 6.88 (1H, d, J = 4.8 Hz), 8.05 (1H, d, J = 1.8 Hz).
【0779】
工程2) シクロプロピル(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン
実施例273の工程1で得られたシクロプロピル(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノール (全量) およびトリエチルアミン(55.2 mL) のDMSO (200 mL) 溶液に三酸化硫黄ピリジン錯体 (31.5 g) を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物 (7.49 g) を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ 1.07-1.22 (4H, m), 2.56-2.67 (1H, m), 3.88 (3H, s), 7.06 (1H, d, J = 4.7 Hz), 8.34 (1H, d, J = 1.9 Hz).
【0780】
工程3) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)アクリラート
窒素雰囲気下、60 %水素化ナトリウム(油性) (2.76 g) のTHF (100 mL) 懸濁液にジエチルホスホノ酢酸エチル (15.2 mL) を0℃で加え、0℃で5分間撹拌した。得られた無色の溶液に実施例273の工程2で得られたシクロプロピル(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン (全量) を0℃で加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0781】
工程4) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)プロパノアート
実施例273の工程3で得られたエチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)アクリラート (全量) の酢酸 (100 mL) 溶液に亜鉛粉末 (50.2 g) を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (5.72 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.05-0.16 (1H, m), 0.23-0.41 (2H, m), 0.47-0.58 (1H, m), 0.99-1.08 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.1 Hz), 2.51-2.59 (1H, m), 2.73-2.90 (2H, m), 3.81 (3H, s), 3.90-4.07 (2H, m), 6.91 (1H, d, J = 4.9 Hz), 8.05 (1H, s).
【0782】
工程5) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート
窒素雰囲気下、エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)プロパノアート (5.72 g) のDMF (10 mL) 溶液に塩化ピリジニウム(24.7 g) を加え、130℃で1時間撹拌した。反応混合物に0℃で酢酸エチルを加え、生成した沈殿をろ過して除去した。ろ液の溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (メタノール/酢酸エチル) で精製して標題化合物 (4.29 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.07-0.18 (1H, m), 0.21-0.31 (1H, m), 0.35-0.44 (1H, m), 0.47-0.60 (1H, m), 0.93-1.05 (1H, m), 1.10 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.35-2.46 (1H, m), 2.66-2.86 (2H, m), 3.90-4.09 (2H, m), 6.43 (1H, d, J = 5.9 Hz), 7.60 (1H, d, J = 4.0 Hz), 11.14 (1H, brs).
【0783】
工程6) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)プロパノアートのラセミ体(3.09 g) をHPLC (カラム:CHIRALPAK AS (CC001)、50 mmID×500 mmL、ダイセル化学工業製、移動相:ヘキサン/2-プロパノール = 950/50) にて分取し、保持時間の小さい方の標題化合物 (tR1: 1.36 g)、保持時間の大きい方の標題化合物 (tR2: 1.38 g)をそれぞれ得た。
【0784】
工程7) tert-ブチル 4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)-5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート
保持時間の大きい方のエチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-メトキシピリジン-4-イル)プロパノアート (1.08 g) とtert-ブチル 4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(895 mg) から実施例45の工程6と同様にして標題化合物 (1.09 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.14-0.24 (1H, m), 0.26-0.37 (1H, m), 0.39-0.52 (1H, m), 0.54-0.68 (1H, m), 0.97-1.12 (1H, m), 1.13-1.35 (2H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.46 (9H, s), 1.79 (2H, d, J = 13.1 Hz), 1.86-2.01 (1H, m), 2.50-2.60 (1H, m), 2.64-2.82 (4H, m), 4.00-4.16 (6H, m), 6.62 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.89 (1H, d, J = 1.5 Hz).
【0785】
工程8) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート 塩酸塩
窒素雰囲気下、tert-ブチル 4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)-5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-カルボキシラート(1.09 g) の酢酸エチル (3.0 mL) 溶液に4N塩化水素酢酸エチル (3.02 mL) 溶液を室温で加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液の溶媒を減圧下留去し、標題化合物の粗生成物を無色非晶状粉末として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0786】
工程9) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-(ピペリジン-4-イルメトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート 塩酸塩の粗生成物 (全量) および2-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド (448 mg) から実施例1の工程2と同様にして標題化合物 (724 mg) を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.15-0.24 (1H, m), 0.28-0.37 (1H, m), 0.42-0.50 (1H, m), 0.58-0.68 (1H, m), 1.01-1.14 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.57-1.72 (2H, m), 1.87-2.02 (3H, m), 2.50-2.62 (1H, m), 2.79 (2H, d, J = 7.4 Hz), 2.88 (2H, t, J = 11.3 Hz), 3.37 (2H, d, J = 11.9 Hz), 3.86 (3H, s), 4.02-4.12 (2H, m), 4.17 (2H, d, J = 6.0 Hz), 6.56 (1H, d, J = 2.3 Hz), 6.61 (1H, dd, J = 8.6, 2.1 Hz), 6.65 (1H, d, J = 4.9 Hz), 7.80 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.91 (1H, d, J = 1.6 Hz), 10.14 (1H, s).
【0787】
工程10) 2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)-5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-((1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (724 mg) から実施例262の工程2と同様にして標題化合物(552 mg) を無色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.07-0.18 (1H, m), 0.25-0.33 (1H, m), 0.34-0.43 (1H, m), 0.48-0.59 (1H, m), 1.00-1.26 (1H, m), 1.08 (4H, t, J = 7.1 Hz), 1.40-1.61 (2H, m), 1.90-2.16 (3H, m), 2.51-2.61 (2H, m), 2.76-2.90 (2H, m), 3.02-3.20 (2H, m), 3.85 (3H, s), 3.97 (2H, ddquin, J = 10.6, 7.1, 3.7 Hz), 4.18 (2H, d, J = 6.4 Hz), 6.94 (1H, d, J = 4.8 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.27 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.98 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 1.4 Hz).
【0788】
工程11) エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
2-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)-5-フルオロピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸 (100 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)ピリミジン-2-アミン (83.0 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物 (93.1 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 0.14-0.25 (1H, m), 0.26-0.37 (1H, m), 0.41-0.51 (1H, m), 0.57-0.67 (1H, m), 0.86 (9H, s), 1.00-1.11 (1H, m), 1.19 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.52-1.86 (5H, m), 2.29-2.68 (3H, m), 2.53-2.61 (1H, m), 2.78 (2H, d, J = 7.4 Hz), 3.10-3.34 (1H, m), 3.78 (3H, s), 4.01-4.15 (4H, m), 4.27 (2H, d, J = 15.8 Hz), 6.14 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.55 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 6.64 (1H, d, J = 4.9 Hz), 6.80 (1H, t, J = 4.8 Hz), 7.45 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.91 (1H, d, J = 1.6 Hz), 8.32 (2H, d, J = 4.8 Hz).
【0789】
工程12) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリミジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (93.1 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(89.4 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+620.3.
【0790】
実施例274
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)-5-フルオロピリジン-4-イル)プロパン酸
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(6-メチルピリジン-2-イル)ベンズアミド (106.6 mg) とエチル 3-シクロプロピル-3-(5-フルオロ-2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート (69.8 mg) から実施例135の工程1および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物 (83 mg) を淡白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+633.3.
【0791】
実施例275
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)-2-フルオロフェニル)プロパン酸
メチル 3-シクロプロピル-3-(2-フルオロ-3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート(103 mg)から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(180 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+632.3.
【0792】
実施例276
3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-4-メトキシブタン酸
工程1) 2-メトキシ-1-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)フェニル)エタノン
メチル メトキシアセタート(3.79 g)のTHF(50 mL)溶液に、-78℃で0.5M (3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)フェニル)マグネシウムブロミド(80 mL)を滴下した。反応液を-78℃で1時間、室温で3時間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、不溶物を除去した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し標題化合物(9.0 g)を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0793】
工程2) エチル (2Z)-4-メトキシ-3-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)フェニル)ブタ-2-エノアート
水素化ナトリウム(油性)(2.88 g)のTHF(100 mL)懸濁液に氷冷下、2-メトキシ-1-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)フェニル)エタノン(9.0 g)を加え、30分間撹拌した。反応混合物に、(ジエトキシホスホリル)酢酸エチル(16.1 g)を加え、50℃で15時間撹拌した。反応混合物に室温で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し標題化合物(11.0 g)を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0794】
工程3) エチル (2Z)-3-(3-ヒドロキシフェニル)-4-メトキシブタ-2-エノアート
エチル (2Z)-4-メトキシ-3-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)フェニル)ブタ-2-エノアート(11.0 g)の酢酸(50 mL)溶液に、室温で亜鉛粉末(22.5 g)をゆっくり加え、50℃で3時間撹拌した。不溶物をろ取し、ろ液を減圧下留去した。残渣に1規定塩酸(20 mL)を加え、酢酸エチルで洗浄した。水層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(390 mg)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.20 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.49 (2 H, s), 3.72 (3 H, s), 4.12 (2 H, q, J=7.1 Hz), 5.02 (1 H, br. s.), 6.52 (1 H, s),6.66 (1 H, dd, J=8.0, 2.0 Hz), 6.75 (1 H, t, J=1.9 Hz), 6.84 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.14 (1 H, t, J=7.9 Hz).
【0795】
工程4) エチル 3-(3-ヒドロキシフェニル)-4-メトキシブタノアート
エチル (2Z)-3-(3-ヒドロキシフェニル)-4-メトキシブタ-2-エノアート(390 mg)から実施例2の工程4と同様にして標題化合物(380 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI-): [M-H]
- 237.1.
【0796】
工程5) 3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-4-メトキシブタン酸
エチル 3-(3-ヒドロキシフェニル)-4-メトキシブタノアート(109 mg)から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(235 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 618.3.
【0797】
実施例277
3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-メチルブタン酸
工程1) エチル 3-(3-メトキシフェニル)-3-メチルブタノアート
5-(2-(3-メトキシフェニル)プロパン-2-イル)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(5.4 g)のDMF(20 mL)およびエタノール(10 mL)溶液を100℃で15時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水で洗浄した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(3.2 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ1.11 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.44 (6 H, s), 2.59 (2 H, s), 3.80 (3 H, s), 4.00 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.74 (1 H, ddd,J=8.2, 2.5, 0.8 Hz), 6.92 (1 H, t, J=2.1 Hz), 6.96 (1 H, ddd, J=7.8, 1.8, 0.8 Hz), 7.18 - 7.28 (1 H, m).
【0798】
工程2) エチル 3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-メチルブタノアート
エチル 3-(3-メトキシフェニル)-3-メチルブタノアート(3.2 g)およびドデカン-1-チオール(13.7 g)のトルエン(100 mL)溶液に塩化アルミニウム(5.42 g)を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に室温で1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(1.6 g)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ1.11 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.43 (6 H, s), 2.59 (2 H, s), 4.00 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.98 (1 H, s), 6.66 (1 H, ddd, J=8.0, 2.5, 0.8 Hz), 6.85 (1 H, t, J=2.1 Hz), 6.90 - 6.96 (1 H, m), 7.11 - 7.22 (1 H, m).
【0799】
工程3) 3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)-3-メチルブタン酸
エチル 3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-メチルブタノアート(100 mg)から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(241 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 602.4.
【0800】
実施例278
(3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)オキセタン-3-イル)酢酸
工程1) エチル (3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)オキセタン-3-イル)アセタート
ジ-μ-クロロ-ビス[η
2,η
2-(シクロオクタ-1,5-ジエン)ロジウム](73.5 mg)の1,4-ジオキサン(5 mL)溶液に1.5M水酸化カリウム水溶液(3.73 mL)を加え室温で15分間撹拌した。反応混合物に、オキセタン-3-イリデン酢酸エチル(530 mg)および3-ベンジルオキシフェニルボロン酸(1.7 g)の1,4-ジオキサン(5 mL)溶液を滴下し、30分撹拌した。反応混合物に室温で飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物(1.32 g)を淡黄色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.13 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.09 (2 H, s), 3.97 - 4.05 (2H, m), 4.81 - 4.87 (2 H, m), 4.99 (2 H, d, J=6.3 Hz), 5.05
(2 H, s), 6.72 - 6.77 (1 H, m), 6.78 - 6.81 (1 H, m), 6.86 (1 H, ddd, J=8.3, 2.5, 0.7 Hz), 7.22 - 7.28 (1 H, m), 7.29 - 7.47 (5 H, m).
【0801】
工程2) エチル (3-(3-ヒドロキシフェニル)オキセタン-3-イル)アセタート
エチル (3-(3-(ベンジルオキシ)フェニル)オキセタン-3-イル)アセタート(1.32 g)から実施例2の工程4と同様にして標題化合物(818 mg)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ1.13 (3 H, t, J=7.1 Hz), 3.10 (2 H, s), 4.02 (2 H, q, J=7.2 Hz), 4.86 (2 H, d, J=6.3 Hz), 5.00 (2 H, d, J=6.2 Hz), 5.42 (1 H, s), 6.63 - 6.70 (2 H, m), 6.72 (1 H, d, J=2.1 Hz), 7.20 (1 H, t, J=7.9 Hz).
【0802】
工程3) (3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)オキセタン-3-イル)酢酸
エチル (3-(3-ヒドロキシフェニル)オキセタン-3-イル)アセタート(80 mg)から実施例45の工程6および実施例1の工程4と同様にして標題化合物(114 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 616.3.
【0803】
実施例279
(3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) メチル-1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート
メチル-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート (8.42 g) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物(7.2 g) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+292.2.
【0804】
工程2) trans-4-メトキシ-2-((3SR,4RS)-4-(メトキシカルボニル)-3-メチルピペリジン-1-イル)安息香酸
工程1で得られたメチル-1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート (4.3 g)のアセトニトリル (120 mL) 溶液に過ヨウ素酸 (7.4 g)とピリジニウム クロロクロマート (64 mg) を室温で加えた。反応混合物を48時間撹拌したのち、反応混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(1.1 g)を淡黄色固体として、また4-メトキシ-2-((3RS,4RS)-4-(メトキシカルボニル)-3-メチルピペリジン-1-イル)安息香酸 (1.2 g) を淡黄色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+308.2.
【0805】
工程3) trans-メチル (3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート
工程2で得られたtrans-4-メトキシ-2-((3SR,4RS)-4-(メトキシカルボニル)-3-メチルピペリジン-1-イル)安息香酸 (150 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物を粗生成物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+454.3.
【0806】
工程4) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((3RS,4SR)-4-(ヒドロキシメチル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
工程3で得られたtrans-メチル (3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラートと水素化ホウ素リチウム (32.0 mg) のTHF (4 mL) 溶液を60 ℃で4時間撹拌したあと、水素化ホウ素リチウム (10.7 mg)を加え、反応混合物を60 ℃で4時間撹拌した。反応液に室温で1M塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (205.2 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+426.3.
【0807】
工程5) エチル (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
工程4で得られたN-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((3RS,4SR)-4-(ヒドロキシメチル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(205.2 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物(199.2 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.4.
【0808】
工程6) (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程5で得られたエチル (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4SR)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (49.0 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(38.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.3.
【0809】
実施例280
(3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) メチル (3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート
実施例279の工程2で得られた4-メトキシ-2-((3RS,4RS)-4-(メトキシカルボニル)-3-メチルピペリジン-1-イル)安息香酸 (400 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(538.3 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+454.7.
【0810】
工程2) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((3RS,4RS)-4-(ヒドロキシメチル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
工程1で得られたメチル (3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-カルボキシラート (538.3 mg) から実施例279の工程4と同様にして標題化合物(472.9 mg) を白色固体として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+426.3.
【0811】
工程3) エチル (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
工程2で得られたN-(2,2-ジメチルプロピル)-2-((3RS,4RS)-4-(ヒドロキシメチル)-3-メチルピペリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(150 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物(51.2 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+628.6.
【0812】
工程4) (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程3で得られたエチル (3S)-シクロプロピル-3-(3-(((3RS,4RS)-1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3-メチルピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート (51.2 mg) から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(34.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.3.
【0813】
実施例281
(3S)-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 2-(4-((ベンジルオキシ)メチル)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド
4-((ベンジルオキシ)メチル)-3,3-ジフルオロピペリジン(0.376 g) から実施例1の工程1と同様にして標題化合物 (50.5 mg) を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+376.1.
【0814】
工程2) 2-(4-((ベンジルオキシ)メチル)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
工程1で得られた2-(4-((ベンジルオキシ)メチル)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド(50.5 mg) から実施例262の工程2と同様にして標題化合物を粗生成物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+392.2.
【0815】
工程3) 2-(3,3-ジフルオロ-4-(フェノキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
工程2で得られた2-(4-((ベンジルオキシ)メチル)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(44.7 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+538.3.
【0816】
工程4) 2-(3,3-ジフルオロ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
工程3で得られた2-(3,3-ジフルオロ-4-(フェノキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド (44.7 mg) とパラジウム-炭素 (20 mg) のメタノール(2 mL) 溶液を水素雰囲気下60℃で2時間撹拌した。反応混合物をセライトでろ過し、溶媒を減圧下留去し、標題化合物を粗生成物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+448.2.
【0817】
工程5) (3S)-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)-3,3-ジフルオロピペリジン-4-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程4で得られた2-(3,3-ジフルオロ-4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミドを実施例279の工程5から工程6と同様にして標題化合物 (8.9 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+636.4.
【0818】
実施例282
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) メチル 1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-カルボキシラート
メチル アゼチジン-3-カルボキシラート塩酸塩(1.48 g)、2-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド(1.65 g)、炭酸セシウム(7.95 g)、テトラブチルアンモニウムヨージド(360 mg)およびDMSO(30 mL)の混合物を120 ℃で終夜間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣、炭酸カリウム(2.70 g)、ヨードメタン(1.22 mL)およびDMF(30 mL)の混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(1.00 g)を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+250.1.
【0819】
工程2) 4-メトキシ-2-(3-(メトキシカルボニル)アゼチジン-1-イル)安息香酸
メチル 1-(2-ホルミル-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-カルボキシラート(1.00 g)から実施例262の工程2と同様にして標題化合物の粗生成物を茶色固体として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
【0820】
工程3) メチル 1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-カルボキシラート
N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン(302 mg)と4-メトキシ-2-(3-(メトキシカルボニル)アゼチジン-1-イル)安息香酸の粗生成物(全量)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+412.3.
【0821】
工程4) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
メチル 1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-カルボキシラートの粗生成物(全量)のTHF(5 mL)溶液にテトラヒドロホウ酸リチウム(36.0 mg)を0 ℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に0 ℃で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(146 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+384.3.
【0822】
工程5) エチル-3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(73.2 mg)とエチル (3RS)-3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート(45.0 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物(71.2 mg)を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.6.
【0823】
工程6) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)アゼチジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート(71.2 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(55.9 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+572.3.
【0824】
実施例283
3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
工程1) 2-(3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド
2-フルオロ-4-メトキシベンズアルデヒド(1.78 g)とピロリジン-3-イルメタノール(1.06 g)から実施例1の工程2と同様にして標題化合物(1.86 g)を黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+236.2.
【0825】
工程2) 2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド
2-(3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド(1.86 g)およびイミダゾール(1.08 g)のDMF(20 mL)溶液にtert-ブチル(クロロ)ジメチルシラン(1.79 g)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に室温で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(2.53 g)を淡黄色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+350.2.
【0826】
工程3) 2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸
2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシベンズアルデヒド(2.41 g)から実施例262の工程2と同様にして標題化合物(619 mg)を茶色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 0.08 (6H, s), 0.91 (9H, s), 1.79 - 1.92 (1H, m), 2.12 - 2.25 (1H, m), 2.60 - 2.71 (1H, m), 3.08 (1H, dd, J = 10.1, 6.5 Hz), 3.20 (2H, dd, J = 7.0 Hz), 3.25 - 3.33 (1H, m), 3.60 - 3.72 (2H, m), 3.86 (3H, s), 6.87 - 6.92 (2H, m), 8.21 - 8.25 (1H, m).
【0827】
工程4) 2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
N-(2,2-ジメチルプロピル)ピリジン-2-アミン(557 mg)と2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシ安息香酸(619 mg)から実施例32の工程2と同様にして標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
MS (ESI+): [M+H]
+512.3.
【0828】
工程5) N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド
2-(3-(((tert-ブチル(ジメチル)シリル)オキシ)メチル)ピロリジン-1-イル)-N-(2,2-ジメチルプロピル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミドの粗生成物(全量)のTHF(8 mL)溶液に1 MテトラブチルアンモニウムフルオリドTHF溶液 (3.39 mL) を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に室温で飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)で精製して標題化合物(337 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+398.4.
【0829】
工程6) メチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート
N-(2,2-ジメチルプロピル)-2-(3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル)-4-メトキシ-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(81.2 mg)とメチル 3-シクロプロピル-3-(3-ヒドロキシフェニル)プロパノアート(45.0 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物(110 mg)を黄色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+600.6.
【0830】
工程7) 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパン酸
メチル 3-シクロプロピル-3-(3-((1-(2-((2,2-ジメチルプロピル)(ピリジン-2-イル)カルバモイル)-5-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)メトキシ)フェニル)プロパノアート(110 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物(78.9 mg)を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+586.3.
【0831】
実施例284
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (105.4mg) のTHF (872 μl) に1-クロロ-N,N-2-トリメチルプロピルアミン (33.4 μl) を0℃で加えた。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去した。残渣にトルエン (2.18 mL) を加え溶解させた後、N-(2,2-ジメチルプロピル)-4,6-ジメチルピリジン-2-アミン (50.3 mg) とトリエチルアミン (36.5 μl) を室温で加え、100℃で17時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却後、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (NH、酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (90 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+658.6.
【0832】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (72.5 mg)から実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(63.7 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+630.3.
【0833】
実施例285
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((シクロプロピルメチル)(4,6-ジメチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (102.7 mg)とN-(シクロプロピルメチル)-4,6-ジメチルピリジン-2-アミン(44.9 mg) から実施例284の工程1および実施例1の工程4と同様の方法により標題化合物(61.5 mg) を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+614.3.
【0834】
実施例286
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート
窒素雰囲気下、実施例255の工程8で得られた4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-6-メトキシニコチン酸 (200 mg)をトルエン (5 mL)に溶解し、1-クロロ-N,N,2-トリメチルプロパ-1-エン-1-アミン (83 mg) を室温で加えた。60℃で1時間撹拌した後、実施例228の工程1で得られたN-(2,2-ジメチルプロピル)-2,6-ジメチルピリミジン-4-アミン (120 mg)とトリエチルアミン (0.2 mL)を加え、100℃で10時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (165 mg) を無色油状物として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 659.4.
【0835】
工程2) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
エチル 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(2,6-ジメチルピリミジン-4-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパノアート (165 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (90 mg)を無色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+ 631.3.
【0836】
実施例287
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
工程1) (1-(5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メタノール
5-ブロモ-2,4-ジクロロピリミジン (5.00 g) およびトリエチルアミン (4.59 mL) のTHF (50 mL) 溶液に、ピペリジン-4-イルメタノール (2.53 g) のTHF (20 mL) 溶液を0℃で加えた。窒素雰囲気下、0℃で1時間攪拌した後、反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物を淡黄色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.31-1.46 (3H, m), 1.75-1.93 (2H, m), 2.97 (2H, t, J = 12.8 Hz), 3.56 (2H, brs), 4.54 (2H, d, J = 13.3 Hz), 4.71 (1H, d, J = 11.8 Hz), 8.22 (1H, s).
【0837】
工程2) (1-(5-ブロモ-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メタノール
28%ナトリウムメトキシドのメタノール (44.5 mL) 溶液を実施例287の工程1で得られた(1-(5-ブロモ-2-クロロピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メタノールの粗生成物 (全量) のTHF (50 mL) 溶液に0℃で加えた。窒素雰囲気下、0℃で1時間攪拌した後、反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (5.43 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.29-1.46 (3H, m), 1.72-1.91 (2H, m), 2.92 (2H, t, J = 12.8 Hz), 3.48-3.61 (2H, m), 3.92 (3H, s), 4.46 (2H, d, J = 13.3 Hz), 8.17 (1H, s).
【0838】
工程3) 5-ブロモ-2-メトキシ-4-(4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリミジン
(1-(5-ブロモ-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メタノール (3.00 g)および3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(1.82 mL) のTHF (30 mL) 溶液にp-トルエンスルホン酸・一水和物 (378 mg) を室温で加え、60℃で1時間攪拌した。反応混合物に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (3.70 g) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.39 (2H, q, J = 12.0 Hz), 1.49-1.99 (8H, m), 2.92 (2H, t, J = 12.8 Hz), 3.27 (1H, t, J = 7.6 Hz), 3.51 (1H, d, J = 10.5 Hz), 3.64 (1H, t, J = 8.0 Hz), 3.74 (1H, brs), 3.85 (1H, t, J = 9.3 Hz), 3.91 (3H, s), 4.44 (2H, d, J = 12.8 Hz), 4.58 (1H, brs), 8.17 (1H, s).
【0839】
工程4) 2-メトキシ-4-(4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-カルボン酸メチル
(1-(5-ブロモ-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メタノール (530 mg)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II) (112 mg) 、トリエチルアミン (956 μL) 、メタノール(2.00 mL) およびDMF (8 mL) を一酸化炭素(0.5 MPa) 雰囲気下、120℃で7時間攪拌した。溶媒を減圧下留去して標題化合物の粗生成物を茶色油状物として得た。この化合物はこれ以上精製せずに次工程で用いた。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ1.29-1.45 (2H, m), 1.47-1.60 (4H, m), 1.65-2.00 (5H, m), 3.02 (2H, t, J = 12.8 Hz), 3.26 (1H, t, J = 7.5 Hz), 3.51 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.63 (1H, t, J = 7.8 Hz), 3.80-3.86 (1H, m), 3.85 (3H, s), 3.95 (3H, s), 4.06-4.20 (2H, m), 4.57 (1H, brs), 8.60 (1H, s).
【0840】
工程5) 4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸ベンジル
2-メトキシ-4-(4-((テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)ピリミジン-5-カルボン酸メチルの粗生成物 (全量) のTHF (10 mL) およびメタノール (5.0 mL) 溶液に1N 水酸化ナトリウム水溶液 (10 mL) を室温で加え、16時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去した後、残渣にDMF (15 mL) 、炭酸カリウム (379 mg) およびベンジルブロミド (244 μL) を室温で加え、80℃で30分間攪拌した。反応混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去した後、残渣にメタノール (5 mL) およびp-トルエンスルホン酸・一水和物 (26.1 mg) を加え、60℃で30分間攪拌した。反応混合物に室温で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水と飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸エチル/ヘキサン) で精製して標題化合物 (200 mg) を無色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.98-1.24 (2H, m), 1.55-1.77 (3H, m), 2.94 (2H, t, J = 12.5 Hz), 3.17-3.27 (2H, m), 3.85 (3H, s), 3.92-4.10 (2H, m), 4.37-4.52 (1H, m), 5.28 (2H, s), 7.31-7.49 (5H, m), 8.48 (1H, s).
【0841】
工程6) 4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸ベンジル
4-(4-(ヒドロキシメチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸ベンジル (200 mg) とエチル 3-シクロプロピル-3-(2-ヒドロキシピリジン-4-イル)プロパノアート(158 mg)から実施例45の工程6と同様にして標題化合物(198 mg)を淡橙色油状物として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ0.06-0.22 (1H, m), 0.24-0.37 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.54-0.66 (1H, m), 0.91-1.05 (1H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.42 (2H, q, J = 12.0 Hz), 1.86 (2H, d, J = 13.9 Hz), 2.01-2.15 (1H, m), 2.23-2.37 (1H, m), 2.61-2.81 (2H, m), 3.01 (2H, t, J = 12.9 Hz), 3.95 (3H, s), 4.02-4.20 (6H, m), 5.30 (2H, s), 6.61 (1H, s), 6.76 (1H, brs), 7.30-7.47 (5H, m), 8.04 (1H, brs), 8.65 (1H, s).
【0842】
工程7) 4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸ベンジル (198 mg) および10%パラジウム炭素 (100 mg) を酢酸エチル (5.0 mL) 中、水素雰囲気下 (1 atm)、室温で20分間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して標題化合物 (149 mg) を白色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d
6) δ 0.11-0.20 (1H, m), 0.21-0.29 (1H, m), 0.30-0.40 (1H, m), 0.45-0.57 (1H, m), 0.94-1.04 (1H, m), 1.08 (3H, t, J = 7.3 Hz), 1.27-1.45 (2H, m), 1.69-1.89 (2H, m), 1.96-2.15 (1H, m), 2.18-2.30 (1H, m), 2.75 (2H, d, J = 7.2 Hz), 3.03 (2H, t, J = 12.6 Hz), 3.86 (3H, s), 3.90-4.03 (2H, m), 4.05-4.18 (4H, m), 6.71 (1H, s), 6.91 (1H, d, J = 4.0 Hz), 8.03 (1H, d, J = 3.6 Hz), 8.45 (1H, s), 12.81 (1H, brs).
【0843】
工程8) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸エチル
4-(4-(((4-(1-シクロプロピル-3-エトキシ-3-オキソプロピル)ピリジン-2-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-2-メトキシピリミジン-5-カルボン酸 (50.0 mg) およびN-(2,2-ジメチルプロピル)-6-メチルピリジン-2-アミン (27.6 mg) から実施例32の工程2と同様にして標題化合物(32.9 mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ0.12-0.20 (1H, m), 0.24-0.33 (1H, m), 0.41-0.52 (1H, m), 0.56-0.67 (1H, m), 0.83 (9H, s), 0.94-1.05 (1H, m), 1.18 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.31-1.49 (2H, m), 1.84 (2H, d, J = 13.4 Hz), 1.97-2.13 (1H, m), 2.30 (1H, d, J = 8.9 Hz), 2.45 (3H, s), 2.63-2.82 (2H, m), 2.72-3.14 (2H, m), 3.85 (3H, s), 4.00-4.11 (4H, m), 4.15 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.17-4.31 (2H, m), 6.61 (2H, brs), 6.77 (1H, brs), 6.86 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.34 (1H, t, J = 8.1 Hz), 7.89 (1H, s), 8.04 (1H, brs).
【0844】
工程9) 3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸
3-シクロプロピル-3-(2-((1-(5-((2,2-ジメチルプロピル)(6-メチルピリジン-2-イル)カルバモイル)-2-メトキシピリミジン-4-イル)ピペリジン-4-イル)メトキシ)ピリジン-4-イル)プロパン酸エチル(32.9 mg)から実施例1の工程4と同様にして標題化合物 (31.3 mg)を白色非晶状粉末として得た。
MS (ESI+): [M+H]
+617.3.
【0845】
以下に、実施例1〜287の化合物のIUPAC名、構造式およびMS(実測値)を示す。
【0846】
【表2-1】
【0847】
【表2-2】
【0848】
【表2-3】
【0849】
【表2-4】
【0850】
【表2-5】
【0851】
【表2-6】
【0852】
【表2-7】
【0853】
【表2-8】
【0854】
【表2-9】
【0855】
【表2-10】
【0856】
【表2-11】
【0857】
【表2-12】
【0858】
【表2-13】
【0859】
【表2-14】
【0860】
【表2-15】
【0861】
【表2-16】
【0862】
【表2-17】
【0863】
【表2-18】
【0864】
【表2-19】
【0865】
【表2-20】
【0866】
【表2-21】
【0867】
【表2-22】
【0868】
【表2-23】
【0869】
【表2-24】
【0870】
【表2-25】
【0871】
【表2-26】
【0872】
【表2-27】
【0873】
【表2-28】
【0874】
【表2-29】
【0875】
【表2-30】
【0876】
【表2-31】
【0877】
【表2-32】
【0878】
【表2-33】
【0879】
【表2-34】
【0880】
【表2-35】
【0881】
【表2-36】
【0882】
【表2-37】
【0883】
【表2-38】
【0884】
【表2-39】
【0885】
【表2-40】
【0886】
【表2-41】
【0887】
【表2-42】
【0888】
【表2-43】
【0889】
【表2-44】
【0890】
【表2-45】
【0891】
【表2-46】
【0892】
【表2-47】
【0893】
【表2-48】
【0894】
試験例1
ヒトGPR40発現CHO細胞の構築
ヒトGPR40の全長をコードするcDNA断片(配列番号:1)を発現ベクターpAKKO-1.11H(Biochimica et Biophysica Acta vol.1219 pp.251-259 (1994))に組み込んだ動物細胞発現用プラスミドhGPR40/ pAKKO-1.11Hを、CHO-dhfr(-)細胞(ATCC,CRL-9096)に、リポフェクトアミン2000(Invitrogen:11668-019)を用いてトランスフェクションした。トランスフェクションの後、限界希釈法を行い、選択培地(10%透析血清(Invitrogen:26400-044)を含む核酸不含α-MEM(Invitrogen:12561-056))にてクローンの選択を行った。TaqMan PCR(Life Technologies)にてヒトGPR40 mRNAの発現量を、FLIPR(Molecular Devices)にてGPR40リガンド(γ-リノレン酸)の細胞内カルシウム動員活性を確認し、ヒトGPR40発現CHO細胞のクローンを選択した。
【0895】
試験例2
細胞内Ca
2+濃度上昇を指標にしたヒトGPR40アゴニスト活性の評価
ヒトGPR40を安定発現したCHO(dhfr-)細胞を10%透析血清(JR Scientific)、10 mM HEPES(Life Technologies)、100 U/mLペニシリン・100 μg/mLストレプトマイシン(Life Technologies)を含むMEMα(日研生物医学研究所)に懸濁後、384ウェルblack/clear細胞培養プレートに10,000 cells/wellで播種した。37℃のCO
2インキュベーター内で一晩培養後、培養上清を除去し、ローディングバッファー[Calcium Kit II- iCellux(同仁化学)に添付のCa
2+ probeをアッセイバッファー(20 mM HEPES、0.1%脂肪酸不含BSA(Sigma-Aldrich)、2.5 mM probenecid(同仁化学)を含むHBSS(Life Technologies))で溶解]を30 μL/wellずつ添加した。室温、遮光下で1時間静置した後、FLIPR Tetra(Molecular Devices)にて、終濃度1 μMの被検化合物を含むアッセイバッファーを10μL/wellずつ添加し、継時的に蛍光量を測定した。10μM 実施例153の化合物の活性を100%、被検化合物の代わりにDMSOを添加した場合の活性を0%として、細胞内Ca
2+濃度上昇を指標にヒトGPR40アゴニスト活性を算出した。
【0896】
【表3-1】
【0897】
【表3-2】
【0898】
【表3-3】
【0899】
【表3-4】
【0900】
【表3-5】
【0901】
表3から明らかなように、本発明化合物は、優れたGPR40アゴニスト活性を示した。
【0902】
試験例3
本発明化合物の血糖低下作用およびインスリン分泌促進作用をN-STZ-1.5ラットを用いた経口グルコース負荷試験にて評価した。
(1)使用動物
生後1-2日の雄性Wistar Kyotoラットにストレプトゾトシン120 mg/kgを皮下投与し、2型糖尿病モデルであるN-STZ-1.5ラットを作製した。ラットは、飼料(CE-2、日本クレア)の自由摂餌条件下で飼育した。
(2)実験方法・結果
雄性N-STZ-1.5ラット(25週齢)を15-17時間絶食させ、体重を測定した。抗凝固薬としてヘパリン(味の素)、およびプロテアーゼ阻害薬としてアプロチニン(SIGMA)を添加し、尾静脈採血を行った。血液は遠心分離し、血漿中グルコースおよびトリグリセリド濃度を測定し、これらのパラメーターを元に、ラットは各群6匹で群分けした。0.5%メチルセルロース(対照群)または被験化合物(3 mg/kg体重)の0.5%メチルセルロース懸濁液をラットに5 ml/kgで経口投与し、投与1時間後に1.5 g/7.5 ml/kgのグルコース液(大塚製薬)を経口投与した。糖負荷の直前(0分値)および10, 30, 60分後に尾静脈採血し、血液を遠心分離し、血漿中グルコースおよびインスリン濃度を測定した。グルコースおよびトリグリセリド濃度は自動分析装置7180(日立)で測定し、インスリン濃度はRAT INSULIN RIA KIT(MIllipore)で測定した。下記の式を用いてグルコース曲線下面積 (AUC) およびインスリンAUCを算出し、得られたAUCから、下記式を用いて血糖低下率 (%) およびインスリン上昇率 (倍) を算出した。コントロール群との統計学的有意差の解析にはDunnett検定、もしくはSteel検定を使用した。結果を表4に示す。
【0903】
グルコースAUC (0-60分):
{(0分 血漿中グルコース)+(10分 血漿中グルコース)}×10/2+{(10分 血漿中グルコース)+(30分 血漿中グルコース)}×20/2+{(30分 血漿中グルコース)+(60分 血漿中グルコース)}×30/2
インスリンAUC (0-60分):
{(0分 血漿中インスリン)+(10分 血漿中インスリン)}×10/2+{(10分 血漿中インスリン)+(30分 血漿中インスリン)}×20/2+{(30分 血漿中インスリン)+(60分 血漿中インスリン)}×30/2
血糖低下率 (%):
[(被験化合物投薬群グルコースAUC/対照群グルコースAUC)-1]×100
インスリン上昇率 (倍):
被験化合物投薬群インスリンAUC/対照群インスリンAUC
【0904】
【表4】
【0905】
表4から明らかなように、本発明化合物は、優れた血糖低下作用およびインスリン分泌促進作用を示した。
【0906】
製剤例1(カプセルの製造)
1)実施例1の化合物 30 mg
2)微粉末セルロース 10 mg
3)乳糖 19 mg
4)ステアリン酸マグネシウム 1 mg
計 60 mg
1)、2)、3)および4)を混合して、ゼラチンカプセルに充填する。
【0907】
製剤例2(錠剤の製造)
1)実施例1の化合物 30 g
2)乳糖 50 g
3)トウモロコシデンプン 15 g
4)カルボキシメチルセルロースカルシウム 44 g
5)ステアリン酸マグネシウム 1 g
1000錠 計 140 g
1)、2)、3)の全量および30gの4)を水で練合し、真空乾燥後、整粒を行う。この整粒末に14gの4)および1gの5)を混合し、打錠機により打錠する。このようにして、1錠あたり実施例1の化合物30mgを含有する錠剤1000錠を得る。