特許6403329IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

磁気波動歯車装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、低速ロータの磁極片は、積層鋼板や圧粉コア等で構成されるため、自身の強度が弱く、高トルク駆動や大型化を図るには不十分である。特許文献1には、複数の磁極片の間に非磁性体の金属ロッドを配置し、また、金属ロッドによる閉回路の一部に絶縁材を入れて、低速ロータの強度を確保しつつ、金属ロッドで発生する渦電流損を低減する方法が提案されている。 しかしながら、ステータ及び高速ロータの磁束は、低速ロータの磁極片だけでなく、磁極片間の空隙部も通過する。非磁性体の金属ロッドといえども比透磁率は空隙部(空気や樹脂)よりも大きいため、空隙部において磁束は優先的に金属ロッドを通過する。このため、空隙部に非磁性体の金属ロッドを配置した場合には、非磁性体の金属ロッド内の磁束が変化してしまい、金属ロッドの閉回路の一部に絶縁材を入れたとしても原理的に渦電流の発生を抑制することができない、という問題がある。 本発明は、問題点に鑑みてなされたものであり、低速ロータの強度を確保しつつ渦電流の発生を抑制することができる磁気波動歯車装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の課題を解決するために、本発明は、永久磁石及びコイルの少なくともいずれか一方を複数有するステータと、永久磁石を複数有する高速ロータと、磁極片を複数有する低速ロータとが同心状に配置された磁気波動歯車装置であって、前記低速ロータは、前記磁極片を軸方向で貫通する非磁性体の金属ロッドを有する、という構成を採用する。
【発明の効果】
本発明によれば、低速ロータの強度を確保する非磁性体の金属ロッドが、相対的に比透磁率の大きい磁極片の内部に配置される。このため、磁極片が磁気シールドとなり、金属ロッド内を磁束が通過せず、非磁性体の金属ロッド内の磁束が変化しないため、渦電流の発生を抑制することができる。
したがって、本発明では、低速ロータの強度を確保しつつ渦電流の発生を抑制することができる磁気波動歯車装置が得られる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施形態における磁気波動歯車装置の断面構成図である。

【図2】本発明の実施形態における磁気波動歯車装置の要部拡大図である。

【図3】本発明の実施形態における低速ロータの組み立て構造を説明するための図である。

【図4】本発明の一実施例における磁極片の構成図である。

【図5】本発明の一実施例における磁極片の構成図である。

【図6】図5に示す磁極片の他方(高速ロータ側)の端部の縁部の厚みのみを変更したときの脱調トルクと誘起電圧実効値の変化を示すグラフである。

【図7】図5に示す磁極片の一方(ステータ側)の端部の縁部の厚みのみを変更したときの脱調トルクと誘起電圧実効値の変化を示すグラフである。

【図8】図4に示す磁極片の一方(ステータ側)の端部の幅のみを変更したときの脱調トルクと誘起電圧実効値の変化を示すグラフである。

【図9】図4に示す磁極片の他方(高速ロータ側)の端部の幅のみを変更したときの脱調トルクと誘起電圧実効値の変化を示すグラフである。

【図10】本発明の一変形例における磁極片の構成図である。

【図11】本発明の一変形例における磁極片の構成図である。

【図12】本発明の一変形例における磁極片の構成図である。

【図13】本発明の一変形例における磁極片の構成図である。

【図14】本発明の一変形例における低速ロータの分解斜視図である。

【図15】本発明の一変形例における低速ロータの断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 磁気波動歯車装置   10 ステータ   12 極歯   13 コイル   14S 永久磁石   20 高速ロータ   22N 永久磁石   22S 永久磁石   30 低速ロータ   31 磁極片   32 フラックスパス(接続部)   33 金属ロッド   37 腹部   38 一方の端部   39 他方の端部   d1 距離   w1 幅   w2 幅   w3 幅

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります