特許第6404080号(P6404080)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6404080クロスキャパシタを用いた微小力および微小質量の測定装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6404080
(24)【登録日】2018年9月21日
(45)【発行日】2018年10月10日
(54)【発明の名称】クロスキャパシタを用いた微小力および微小質量の測定装置
(51)【国際特許分類】
   G01L 1/08 20060101AFI20181001BHJP
   G01G 7/06 20060101ALI20181001BHJP
【FI】
   G01L1/08
   G01G7/06
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-214167(P2014-214167)
(22)【出願日】2014年10月21日
(65)【公開番号】特開2016-80605(P2016-80605A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2017年9月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】301021533
【氏名又は名称】国立研究開発法人産業技術総合研究所
(72)【発明者】
【氏名】藤井 賢一
(72)【発明者】
【氏名】小森 昌史
(72)【発明者】
【氏名】上田 和永
【審査官】 公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−133329(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0233077(US,A1)
【文献】 特開平11−094884(JP,A)
【文献】 特開平01−299427(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01L 1/08
G01L 5/00
G01G 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、前記クロスキャパシタの対向する電極2組に電圧Uを印加する直流電源と、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺されるとともにその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記可動ガード電極の鉛直方向の位置の変化を測定する位置測定器と、前記電圧Uを制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記位置測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前後の値が変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、εを前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(εln2)・(1/π)・U
または、次式
mg=(εln2)・(1/π)・U
ここで、mは質量、gは重力加速度
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定装置または質量測定装置。
【請求項2】
鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、前記クロスキャパシタの対向する電極2組に電圧Uを印加する直流電源と、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺されるとともにその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記対向する電極間のキャパシタンスの変化を測定するキャパシタンス測定器と、前記電圧Uを制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記キャパシタンス測定器の測定信号の値が前記ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前後の値が変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、εを前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(εln2)・(1/π)・U
または、次式
mg=(εln2)・(1/π)・U
ここで、mは質量、gは重力加速度
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定装置または質量測定装置。
【請求項3】
鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺された可動ガード電極であってその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記可動ガード電極の鉛直方向の位置の変化を測定する位置測定器と、クロスキャパシタの対向する電極2組に印加する電圧Uを制御する制御装置を用い、
前記位置測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前と後で変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、εを前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(εln2)・(1/π)・U
または、次式
mg=(εln2)・(1/π)・U
ここで、mは質量、gは重力加速度
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定方法または質量測定方法。
【請求項4】
鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺された可動ガード電極であってその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記対向する電極間のキャパシタンスの変化を測定するキャパシタンス測定器と、クロスキャパシタの対向する電極2組に印加する電圧Uを制御する制御装置を用い、
前記キャパシタンス測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前と後で変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、εを前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(εln2)・(1/π)・U
または、次式
mg=(εln2)・(1/π)・U
ここで、mは質量、gは重力加速度
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定方法または質量測定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロスキャパシタを用いて微小力を発生させる方法、およびその微小力と重力加速度の値から微小な質量を計測する方法に関し、また、当該方法を用いた測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
分銅による校正を必要としない微小力、微小質量の標準としては、静電容量Cのキャパシタの極板間に働く静電力を用いた、電圧天びん装置が知られている。これは、キャパシタに印加した電圧Uおよび、キャパシタの形状変化による静電容量の変化率dC/dzから、発生する静電力の大きさを算出し、荷重とつり合わせるものである。従来、この装置に使われるキャパシタは、図4に示す同軸二重円筒形が主流であった。この時に発生する力Fは以下のとおりである(非特許文献1、2参照)。
mg=F=(1/2)・(dC/dz)・U2
ここで、mは質量、gは重力加速度である。なお、図中のバランス機構は内筒部分をz方向(鉛直方向)にのみ移動可能に支持するとともに風袋物の重量を相殺する機構を備えている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】J.R.Pratt, J.A.Kramar, D.B.Newell, D.T.Smith,「Review of SI traceable force metrology for instrumented indentation and atomic force microscopy」, Meas. Sci. Technol. 16 (2005) 2129-2137
【非特許文献2】GANG HU,et al 「RESEARCH AND DEVELOPMENT OF SMALL FORCE STANDARDS AT NIM」,Int. J. Mod. Phys. Conf. Sert. 24, 1360020 (2013)
【非特許文献3】A.M.Thompson, D.G.Lampard,「A new theorem in electrostatics and its application to calculable standards and capacitance」, Nature,177, p. 888(1956)
【非特許文献4】中村安弘、堂前篤志「ものづくり産業の国際競争を支援する電気標準−キャパシタンス標準の実現と計量トレーサビリティの確率−」,Synthesiology Vol.3 No.3 pp213-222(Aug.2010)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の図4に示した同軸二重円筒形の測定装置では、同軸二重円筒形の電極の一方を力の発生方向に移動させて、その時の移動距離zと静電容量を測定する作業を繰り返して、静電容量の変化率dC/dzを校正することが必要となる。この静電容量の変化率の測定は、発生する力の大きさの不確かさの主要因になっていた。また、この手法で1[nN]を下回る微小な力を発生する場合には、1[V]以下の電圧が必要であり、この領域では印加電圧の不確かさが大きくなってしまうため、1[nN]を下回る微小力の発生、あるいは、0.1[μg]を下回る微小質量の測定には適していない。またシステムには、レーザー干渉計などによる移動距離測定装置と静電容量測定装置が必要であるため、装置の小型化を図る上でのボトルネックとなっていた。
したがって、本発明の解決しようとする課題は、静電容量の変化率dC/dzを校正することを必要としない微小力および微小質量の測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これに対して、本願発明者はクロスキャパシタによって、微小な力を発生させることが可能であること、またその際に静電容量の変化率dC/dzの校正が不要になることを利用して新たな微小力および微小質量の測定装置を開発した。
図1に示す互いに平行に配置された4本の電極からなるクロスキャパシタでは、対向する電極に電圧をかけた時、蓄えられた静電エネルギーを減少させるように、ガード電極が深く挿入される方向に力が働く(図1の可動ガード電極が深く挿入される方向(鉛直上方向)に力が働き、力の大きさはクロスキャパシタの静電容量の移動方向の変位による変化率dC/dzによって求められる)。その時の力を求めるために必要な静電容量の変化率dC/dzは、対向する2組の電極同士の単位長さあたりの静電容量の和に等しい。図1の上面図のように電極1、2、3、4を配置したクロスキャパシタの、対向する電極の単位長さあたりの静電容量の合計をC13+C24とすると、その値は理論計算によって以下のように求めることができ(非特許文献3、4参照)、一定の値となる。
13+C24=(2ε0ln2)/π=3.90709809[pF/m]
ここで、ε0は電極間の誘電率であり、lnは自然対数を表す記号で有り、全体を真空中においた場合には上式の最右辺の値となる。したがって、この値(理論計算で求まる一定の値)をそのまま校正不要な静電容量の変化率dC/dzとして用いることができる。
【0006】
そこで、本発明は、鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、前記クロスキャパシタの対向する電極2組に電圧Uを印加する直流電源と、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺されるとともにその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記可動ガード電極の鉛直方向の位置の変化を測定する位置測定器と、前記電圧Uを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記位置測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前と後で値が変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、ε0を前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(ε0ln2)・(1/π)・U2
または、次式
mg=(ε0ln2)・(1/π)・U2(ここで、mは質量、gは重力加速度)
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定装置または質量測定装置である。
また、本発明は、鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、前記クロスキャパシタの対向する電極2組に電圧Uを印加する直流電源と、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺されるとともにその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記対向する電極間のキャパシタンスの変化を測定するキャパシタンス測定器と、前記電圧Uを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記キャパシタンス測定器の測定信号の値が前記ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前後の値が変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、ε0を前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(ε0ln2)・(1/π)・U2
または、次式
mg=(ε0ln2)・(1/π)・U2(ここで、mは質量、gは重力加速度)
により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定装置または質量測定装置である。
また、本発明は、鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺された可動ガード電極であってその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記可動ガード電極の鉛直方向の位置の変化を測定する位置測定器と、クロスキャパシタの対向する電極2組に印加する電圧Uを制御する制御装置を用い、前記位置測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前と後で変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、ε0を前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(ε0ln2)・(1/π)・U2
または、次式
mg=(ε0ln2)・(1/π)・U2
ここで、mは質量、gは重力加速度により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定方法または質量測定方法。
また、本発明は、鉛直に配置した4本の電極からなるクロスキャパシタと、バランス機構により鉛直方向にのみ移動可能に支持されかつ風袋物の重量を相殺された可動ガード電極であってその上部が前記クロスキャパシタ内に挿入されている可動ガード電極と、前記対向する電極間のキャパシタンスの変化を測定するキャパシタンス測定器と、クロスキャパシタの対向する電極2組に印加する電圧Uを制御する制御装置を用い、前記キャパシタンス測定器の測定信号の値が前記可動ガード電極に力Lまたは荷重mgを掛ける前と後で変化しないように前記電圧Uを制御することにより、前記電圧Uで発生する静電力と前記力Lまたは荷重mgを釣り合わせ、ε0を前記対向する電極間の誘電率としたとき、次式
L=(ε0ln2)・(1/π)・U2
または、次式
mg=(ε0ln2)・(1/π)・U2
ここで、mは質量、gは重力加速度により力Lまたは質量mを算出することを特徴とする力測定方法または質量測定方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、静電容量の変化率dC/dzが理論計算により求まる一定の値となるので、従来の同軸二重円筒形法で必須だったdC/dzの校正が不必要となり、dC/dzを測定する際の相対標準不確かさであった10-4〜10-3を3桁以上改善することができる。
また、本発明では、従来法に比べてdC/dzの値を2〜3桁小さくすることができる。このことによって、同電圧で発生する力も2〜3桁小さくなるため、特に1[nN]を下回るような微小な力を、より高精度に測定することができる。
加えて、従来法ではレーザー干渉計などによる移動距離測定装置と静電容量測定装置が必要であったが、本発明によっていずれか片方のみでシステムを構成することが可能になり、装置の小型化、低コスト化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、クロスキャパシタを説明するための全体斜視図と上面図であり、全体斜視図において、互いに平行に配置された4本の電極とその中央に配置された固定ガード電極および可動ガード電極が示されており、両ガード電極の配置をわかりやすくするために手前の1本の電極の一部を破断して示した図である。また、上面図は、4本の電極1、2、3、4のうち対向する電極の単位長さあたりの静電容量C13、C24を説明した図である。
図2図2は、本発明の実施例1の上面図と側面図を示したものである。
図3図3は、本発明の実施例2の上面図と側面図を示したものである。
図4図4は、従来の同軸二重円筒形の測定装置を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0009】
(実施例1)
図2は本発明の一実施例である実施例1の上面図と側面図である。図2において、aは互いに平行な4本の直円柱の電極1〜4を対向させたクロスキャパシタである。電極1と3の間の静電容量をC13、電極2と4の間の静電容量をC24とする。このとき対向する2電極間の単位長さあたりの静電容量の和は
13+C24=(2ε0ln2)/π=3.90709809[pF/m]
である。bは固定ガード電極、cは可動ガード電極であり、可動ガード電極cはバランス機構eによって鉛直方向にのみ移動可能であり、バランス機構eは図示しない風袋物の重量を相殺する機構を有している。可動ガード電極cの鉛直方向の動きはレーザー測長器fによって観測されている。また、図中のハッチング部分は固定されている部分を示すためのものである。ここで荷重皿dに荷重L(力)をかけた時、可動ガード電極cを、荷重L(力)をかける前と同じ位置に保つように直流電源gによって電圧Uをクロスキャパシタaに印加する。この時、静電力により、可動ガード電極cには上向きの力Fが発生し、荷重L(力)と釣り合う。釣り合った時の荷重L(力)は、印加電圧をUとした時、以下のように表すことができる。
L=F=(ε0ln2)・(1/π)・U2
また、この時の力Lが質量mの分銅に働く重力mgである場合、
mg=F=(ε0ln2)・(1/π)・U2
と表され、重力加速度gから質量mを求めることも可能である。
すなわち、実施例1の装置は、力Lの測定装置としても、質量mの測定装置としても用いることができる。
なお、レーザー測長器fは可動ガードcの鉛直方向の位置の変化を非接触で測定できる位置測定器であればよく、レーザー測長器に限定されるものではない。
【0010】
(実施例2)
図3は本発明の他の実施例である実施例2の上面図と側面図である。図3の実施例2においては、図2(実施例1)のレーザー測長器fの代わりに、キャパシタンス測定器hを組み込んでいる点が異なる。実施例1において、可動ガード電極cの位置はレーザー測長器によって観測を行っていたが、本実施例2ではキャパシタンス測定器hによって観測を行う。クロスキャパシタは単位長さあたりの静電容量が既知(一定の値)であるため、固定及び可動ガード電極でガードされていない部分の全長さからなる静電容量の変化を観測することによって、間接的に変位も測定することができる。荷重をかけた時に、対向する2組の電極対の静電容量の合計が変化しないように、印加電圧Uを制御することによって、可動ガード電極の位置を常に一定に保つことができる。その他の原理、測定の手順は実施例1と同様である。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は力の測定や、質量の測定に利用でき、しかも従来の二重円筒形静電容量方式で必要としていたdC/dzの校正を必要とせず、微小力の測定や微小質量の測定が可能となる。
【符号の説明】
【0012】
a クロスキャパシタを校正する4つの電極(1〜4)
b 固定ガード電極
c 可動ガード電極
d 荷重皿
e バランス機構
f レーザー測長器
g 直流電源
h キャパシタンス測定器
図1
図2
図3
図4