特許第6409871号(P6409871)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6409871モバイルネットワークにおける複数のパケットサービスの再開
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6409871
(24)【登録日】2018年10月5日
(45)【発行日】2018年10月24日
(54)【発明の名称】モバイルネットワークにおける複数のパケットサービスの再開
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/18 20090101AFI20181015BHJP
   H04W 8/02 20090101ALI20181015BHJP
   H04W 76/20 20180101ALI20181015BHJP
【FI】
   H04W48/18 111
   H04W8/02
   H04W76/20
【請求項の数】18
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-521919(P2016-521919)
(86)(22)【出願日】2014年6月27日
(65)【公表番号】特表2016-525305(P2016-525305A)
(43)【公表日】2016年8月22日
(86)【国際出願番号】US2014044640
(87)【国際公開番号】WO2014210500
(87)【国際公開日】20141231
【審査請求日】2015年12月21日
(31)【優先権主張番号】61/841,230
(32)【優先日】2013年6月28日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/141,067
(32)【優先日】2013年12月26日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ツァウス、ローベルト
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 SA WG2,Reply LS on UE's inconsistent behaviour when PS Back-off timer is running[online],3GPP TSG-CT WG1♯83 C1-131808,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm-cc-sm_ex-CN1/TSGC1_83_Chengdu/docs/C1-131808.zip>,2013年 5月 2日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器を用いて、第1の無線アクセスネットワークとの通信から第2の無線アクセスネットワークとの通信へ切り替える段階と、
前記ユーザ機器のプロセッサを用いて、前記第1の無線アクセスネットワークとの複数のパケットサービスを開始すべく前記ユーザ機器のレジスタを設定する段階と、
前記第1の無線アクセスネットワークとの通信を少なくとも部分的に前記レジスタに基づいて再開すべく、前記ユーザ機器を用いて、前記第1の無線アクセスネットワークのコアネットワークノードに、要求を送信する段階とを備え、
前記第2の無線アクセスネットワークが、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))無線アクセスネットワークの少なくとも1つであり、かつ前記切り替える段階がリリースリダイレクションであった、及びセルチェンジオーダの少なくとも1つである場合、複数のパケットサービスを開始すべく前記レジスタを設定する段階は実行されない、方法。
【請求項2】
前記レジスタは、前記第1の無線アクセスネットワークと再接続するための、前記ユーザ機器の識別子を提供する仮識別子レジスタである、請求項に記載の方法。
【請求項3】
複数のパケットサービスを開始すべく前記レジスタを設定する段階は、無線アクセス技術に基づいた前記レジスタの初期設定に少なくとも部分的に基づいている、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ機器及び前記第1の無線アクセスネットワークは、前記無線アクセス技術に従って通信する、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記レジスタ及びプロトコルに基づいて、前記要求を構成する段階を更に備える、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記要求は、モバイルネットワークの地理的特性に少なくとも部分的に基づく、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記モバイルネットワークの前記地理的特性は、前記モバイルネットワークのトラッキングエリアであり、
前記要求は、前記第1の無線アクセスネットワークを用いて、トラッキングエリア更新手順を実行する要求である、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の無線アクセスネットワークと、少なくとも部分的に前記要求に基づいて通信を再開する段階を更に備える、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の無線アクセスネットワークと通信を再開する段階は、少なくとも部分的に複数のパケットサービスに基づく、請求項に記載の方法。
【請求項10】
モバイルネットワーク用のユーザ機器であって、
第1の無線アクセスネットワーク及び第2の無線アクセスネットワークと通信を行う送受信器と、
レジスタと、
前記送受信器と前記レジスタとに結合されたプロセッサとを備え、
前記プロセッサは、前記送受信器を第1の無線アクセスネットワークとの通信から第2の無線アクセスネットワークとの通信に切り替え、前記第1の無線アクセスネットワークで複数のパケットサービスを開始するように前記レジスタを設定し、前記第1の無線アクセスネットワークとの通信を少なくとも部分的に前記レジスタに基づいて再開すべく、前記第1の無線アクセスネットワークのコアネットワークノードに要求を前記送受信器に送信させ、
前記第2の無線アクセスネットワークが移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))無線アクセスネットワークの少なくとも1つであり、かつ前記切り替えがリリースリダイレクションであった、及びセルチェンジオーダの少なくとも1つである場合、前記プロセッサは、複数のパケットサービスを開始すべく前記レジスタを設定しない、ユーザ機器。
【請求項11】
前記レジスタは、前記第1の無線アクセスネットワークと再接続するための、前記ユーザ機器の識別子を提供する仮識別子レジスタである、請求項10に記載のユーザ機器。
【請求項12】
前記プロセッサは、無線アクセス技術に基づいた前記レジスタの初期設定に少なくとも部分的に基づいて、複数のパケットサービスを開始すべく前記レジスタを設定する、請求項11に記載のユーザ機器。
【請求項13】
前記送受信器及び前記第1の無線アクセスネットワークは、前記無線アクセス技術に従って通信する、請求項12に記載のユーザ機器。
【請求項14】
前記プロセッサは、前記レジスタとプロトコルとに基づいて、更に前記要求を構成する、請求項10から13の何れか一項に記載のユーザ機器。
【請求項15】
前記要求は、モバイルネットワークの地理的特性に少なくとも部分的に基づく、請求項10から14の何れか一項に記載のユーザ機器。
【請求項16】
前記モバイルネットワークの前記地理的特性は、前記モバイルネットワークのトラッキングエリアであり、
前記要求は、前記第1の無線アクセスネットワークで、トラッキングエリア更新手順を実行する要求である、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項17】
前記プロセッサは、更に、少なくとも部分的に前記要求に基づいて、前記送受信器に前記第1の無線アクセスネットワークとの通信を再開させる、請求項10から16の何れか一項に記載のユーザ機器。
【請求項18】
前記プロセッサは、少なくとも部分的に複数のパケットサービスに基づいて、前記送受信器に前記第1の無線アクセスネットワークとの通信を再開させる、請求項17に記載のユーザ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権]
本願は、2013年6月28日に出願された米国仮特許出願第61/841,230の優先権に関する便益を主張する、2013年12月26日に出願された米国出願第14/141,067号の優先権に関する便益を主張するものであり、両方ともこれらの全体の参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書の本開示は、概して、モバイルネットワークでの複数のパケットサービスを再開するための、複数のデバイス、複数のシステム、及び/又は複数の方法に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)に従うなどの従来の公衆モバイルネットワーク(PLMN)では、汎用パケット無線サブシステム進化型無線アクセスネットワーク(GERAN)、ユニバーサル移動通信システム地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)、及び進化型UTRAN(E−UTRAN)など様々な無線アクセスネットワーク(RAN)が共通のコアネットワークに接続され、様々な異なるサービスを提供し得る。例えば、GERAN又はUTRANは、音声サービスを専ら又は部分的に提供し得る。一方、E−UTRANは、専ら又は部分的にの何れかで複数のパケットサービスを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】例示的実施形態における、モバイルネットワークのブロック図である。
【0005】
図2】例示的実施形態における、回線交換フォールバック用のモバイルネットワークアーキテクチャのブロック図である。
【0006】
図3】例示的実施形態における、MMEを介したデータパケットの再開を示すデータフローである。
【0007】
図4】例示的実施形態における、イントラSGSNの通信用の中断及び再開手順を示すデータフローである。
【0008】
図5】例示的実施形態における、GERANセル及びUTRANセルの両方を扱う2G/3G複合SGSN用のデータフローである。
【0009】
図6】例示的実施形態における、GERANセル及びUTRANセルのそれぞれを扱う、2G専用SGSN及び3G専用SGSNのためのメッセージフローである。
【0010】
図7】例示的実施形態における、無線アクセス技術情報を格納するためのフローチャートである。
【0011】
図8】いくつかの例示的実施形態に従った、機械の複数の構成要素を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の説明及び複数の図面は、当業者が特定の複数の実施形態を実施することを可能にするように、複数の実施形態を十分に示す。他の複数の実施形態は、構造的変更、論理的変更、電気的変更、プロセス的変更、及び、他の複数の変更を組み込んでもよい。いくつかの実施形態の複数の部分及び特徴が、他の複数の実施形態の複数の部分及び特徴に含まれてもよいし、又は、それらに代用されてもよい。特許請求の範囲に記述された複数の実施形態は、これらの請求項の全ての利用可能な均等物を包含する。
【0013】
図1は、例示的実施形態における、モバイルネットワーク100のブロック図である。様々な例において、モバイルネットワーク100は、限定はされないが、GERAN、UTRAN、及び/又はE−UTRANをサポートする進化型パケットコアネットワークである。様々な構成要素は示されるような特定の要素であってもよいが、当該構成要素は、様々な関連モバイルネットワーク及びモバイルネットワーク環境用の類似又は適切な構成要素と置き換えられてもよいことは、理解されるべきである。
【0014】
ユーザ機器102(述べたように移動局(MS)とも称される)は、無線インタフェース104(例えば、ロングタームエボリューション(LTE−Uu))を介してE−UTRANシステム106に通信可能に結合される。E−UTRAN106は、S1−MME(モビリティマネジメントエンティティ)リンク108を介してMME110に、及びSl−Uリンク112を介してサービングゲートウェイ114に通信可能に結合され得る。MME110は、S11リンク115を介してサービングゲートウェイ114に直接接続され、及びS3リンク116を介してサービング汎用パケット無線サブシステムサポートノード(SGSN)118に接続され得る。SGSN自体は、S4リンク120を介してサービングゲートウェイ114に接続される。MME110は、内部のS10リンク122、及び高速シリアル(HSS)インタフェースノード126へのS6aリンク124を含み得る。
【0015】
サービングゲートウェイ114は、S12リンク128を介して1又は複数のUTRAN130及びGERAN132ネットワークに接続され得る。サービングゲートウェイ114は、S5リンク134を介して公衆データネットワーク(PDN)ゲートウェイ136に更に接続され得る。PDNゲートウェイ136は、リンク138を介してポリシ/課金ルール機能(policy and charging rules function)(PCRF)ノード140に、及びSGiリンク142を介してIPマルチメディアサブシステム(IMS)などオペレータのIPサービス144に接続され得る。PCRFノード140は、リンク146を介してオペレータのIPサービス144に接続され得る。
【0016】
図2は、例示的実施形態における、回線交換フォールバック用のモバイルネットワークアーキテクチャ200のブロック図である。アーキテクチャ200は、モバイルネットワーク100、又は任意の適切なモバイルネットワークに対して動作し得る。
【0017】
UE102は、UTRANセル202、GERANセル204、及びE−UTRANセル206に通信可能に結合される、又はそれらに結合可能である。UTRANセル202及びGERANセル204は、SGSN118及び移動通信交換局(MSC)サーバ208に結合される、又はそれらに結合可能である。E−UTRANセル206は、MME110に結合される、又はそれに結合可能である。MME110は、SGSN118及びMSCサーバ208に結合される、又はそれらに結合可能である。
【0018】
GERAN132及びUTRAN130のRANは、アーキテクチャ200に具現化され得るような、ネットワーク100の回線交換(CS)ドメインに接続され得る。加入者がCS音声通話をセットアップする必要があるときに、UE102がE−UTRAN206セルを介して通信状態にある、又は通信している複数の状況では、モバイルネットワーク100はCSフォールバック(CSFB)を含み得る。CSFBでは、E−UTRAN206セル内のUE102は、UE102がCS通話をセットアップする必要がある、又はUE102がCS通話用のページングに応答する必要があるという信号をコアネットワーク100に送り得る。モバイルネットワーク100、及び/又はアーキテクチャ200は、例えばパケット交換(PS)ハンドオーバを介して、「リリースリダイレクション」手順を介して、又はネットワーク支援セルチェンジオーダ(CCO)を介して、UE102をGERAN204セル又はUTRAN202セルにリダイレクトし得る。そのような複数の例では、UE102は、MSCサーバ208を介して、モバイル発信通話をセットアップする、又はモバイル着信通話を受信することが可能である。GERAN204セル及び/又はUTRAN202セル内で、CS通話が一度リリースされると、UE102は、自然に(例えばセルリセレクションを介して)あるいはGERAN及び/又はUTRANの助けによって(例えば、CS通話用の無線接続のリリース中に、GERAN204セル及び/又はUTRAN202セルが、UE102に特定のE−UTRANセル206を直ちに選択するように命令する場合)の何れかで、E−UTRANセル206に戻り得る。
【0019】
CS通話の間、UE102がGERANセル204内にあり、UE102又はGERANセル204が(例えば、デュアル転送モード(DTM)機能が存在しない、又はサポートされていないために)複数のCSサービス及び複数のパケットサービスの併用をサポートしていない場合、次にネットワーク100及び/又はアーキテクチャ200は、UE102用の複数のパケットサービスを中断し得る。そのような状況において、複数のダウンリンクパケットはUE102に供給され得ないが、ネットワーク100及び/又はアーキテクチャ200の複数のリソースを潜在的に不必要に消費して、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN−GW)によって、UE102に向けて転送され得る。一例において、UE102及び/又は複数のコアネットワークノード(例えば、適宜にMME110及び/又はSGSN118)の1つは、複数のゲートウェイが複数のダウンリンクユーザパケットをUE102からもはや転送すべきではないことを、サービングゲートウェイ(S−GW)及び/又はPDN−GWに通知し得る。更に又は代替的に、MME110又はSGSN118は、複数のリアルタイムサービスに用いられる複数の専用のパケットベアラを無効にし得る。そのような複数のサービスは、複数のユーザデータパケットが比較的短い時間内に供給されることを必要とし得る。
【0020】
CS通話がリリースされるとき、又はCS通話中にUE102が、複数のCSサービス及び複数のパケットサービスが併用されることが可能なセルにハンドオーバされるとき、UE102又は、ネットワーク100及び/又はアーキテクチャ200は、ゲートウェイが複数のパケットサービスを再開してよい(例えば、ゲートウェイがダウンリンクユーザプレーンパケットをユーザデバイス102から転送することを再開してよい)という信号を、S−GW及び/又はPDN−GWに送る。
【0021】
様々な例において、UE102がGERANセル204内にある間に、複数のパケットサービスを中断する信号を送るために、3GPP規格などモバイルネットワーク100用の規格は、2つの手順を提供し得る。その手順は、MME110主導の中断、及びUE102主導の中断(例えばSGSN118を介して)である。これらの手順は、例えば、CSFBがGERAN204又はUTRAN202のターゲットセルに対して実行されたか否か、CSFBがPSハンドオーバを介して、又はリリースリダイレクションあるいはCCOを介して実行されたか否か、CSFB前にアイドルモード信号低減(ISR)が有効にされたか否か、及び、GERANセル204及び/又はUTRANセル202にサービスを提供するSGSN118が、UE102が登録されているSGSN118であるか否かに依存した、複数の変形を含み得る。
【0022】
それに対応して、UE102がE−UTRANセル206に戻るときに複数のパケットサービスを再開するための2つの異なる手順がある。1つはMME110を介した信号を使用し、もう1つはSGSN118を介した信号を使用する。しかしながら、再接続が発生し得る複数の可能性があるシナリオに起因して、3GPP規格の両方の主な再開手順が、複数のパケットサービスの再開に失敗し得る複数の場合がある。そのような場合に、複数のパケットサービスは中断された状態を保ち得て、UE102は端末で受信する複数のパケットサービスに到達できない状態を保ち得る。例えば、UE102がVoLTE以外のIPマルチメディアサブシステム(IMS)、例えばインターネットプロトコル(IP)を介したIMSメッセージング又はショートメッセージサービス(SMS)に登録されている場合、端末で受信するインスタントメッセージ又はショートメッセージは、UE102に供給され得ない。なぜなら、そのような複数のサービス用の信号はセッション開始プロトコル(SIP)を利用し得るが、SIP信号メッセージを転送するために用いられるパケットベアラが中断されているからである。
【0023】
UE102は無線送受信器210、プロセッサ212、及びレジスタを含む電子メモリ214を含む。送受信器は、UTRANセル202、GERANセル204、及びE−UTRANセル206と通信するように構成される。プロセッサ212は、概してUE102の動作、及びその構成要素210、214を少なくとも部分的に制御するように構成される。当技術分野で知られているように、プロセッサ212はマイクロプロセッサ、コントローラ、又は他の専用のハードウェアであってよい。電子メモリ214は、様々な電子メモリ、又は当技術分野で知られている複数のデータレジスタを実装するのに適した他の複数の技術の何れかに従って、実装されたレジスタであってよく、又はそれを含んでよい。
【0024】
図3は、例示的実施形態における、MME110を介した複数のデータパケットの再開を示すデータフロー300である。複数のパケットサービスの再開は、上述のようにMME110を介して行われ得る。UE102がE−UTRAN206に戻り、CS通話中に複数のパケットサービスが中断されたとき、次にUE102は、トラッキングエリア更新(TAU)要求メッセージ302をMME110に送信することによって、組み合わせたトラッキングエリア更新手順を実行し得る(例えば、TS23.272の6.5項及び7.6項、並びにTS24.301の5.5.3.2.2項を参照)。MME110へのTAU要求メッセージ302が、再開/修正ベアラのメッセージ304をS−GW306に向けて開始する状況において、S−GWはこれを暗黙の再開として解釈し、それに応じてPDN−GWに通知する(例えば、TS23.401の5.3.3.2項のステップ9及び13を参照)。
【0025】
様々な場合において、MME110内のUE102コンテクストは、「中断済み」としてマークされ、また、MME110は、S−GW306又はSGSN118に向けて、何もTAU関連の信号送信を開始しない。CSFBがリリースリダイレクション又はCCOを介して(例えば、PSハンドオーバを介さず)実行され、eNode−B308がMME110に、ターゲットセルにおいてUE102は複数のパケットサービスを利用可能ではないことを知らせる場合、及びいくつかの状況においてはその場合に限り、特定の複数の例において、MME110はUE102コンテクストを「中断済み」としてマークし得る。 そのような複数の状況において、CSFB用のターゲットセルはGERANセル204でよく、UE102及びGERANセル204の1又は複数は、デュアル転送モード(DTM)をサポートしていない。結果として、CSFBがPSハンドオーバによって実行される場合、又はターゲットセルがUTRANセル202である場合、MME110はUE102コンテクストを中断済みとしてマークすることはない。
【0026】
一例において、ISRが有効にされ、UE102がTAU要求メッセージ302をUE102が既に登録されているMME110に送信する場合、次にMME110は、S−GW306及び/又はSGSN118に向けて、何もTAU関連の信号送信を開始しなくてよい。全体として、CSFBがPSハンドオーバを介して実行される場合、又はターゲットセルがUTRANセル202である場合、及びCS通話中にISRが有効にされた状態を保つ場合、通話のリリース後に、UE102は同じMME110に戻り、MME110による再開は、従来のモバイルネットワーク100のプロトコルに従って、動作しないことがある。
【0027】
一例において、モバイルネットワーク100はプロトコルを含み、その結果、様々な例において、UEがE−UTRANに戻り、CS通話中に複数のパケットサービスが中断されたとき、次にUEは、TAU要求メッセージをMME110に送信することによって、組み合わせたTAU手順を実行し得る(図3、またTS232.272の6.5項及び7.6項、並びにTS24.301の5.5.3.2.2項を参照)。一例において、UEが組み合わせたTAU手順を開始する前に(例えば、UE102がTAU要求メッセージをフォーマットする前に)、UE102はISRを局所的に無効にし得て、例えば、UE102の内部制御パラメータである次回更新時に用いられる仮識別子(Temporary Identity used in Next update)(TIN)の値が「RAT関連」である場合、次にUE102は当該値を「パケット仮携帯電話加入者識別子(P−Temporary Mobile Subscriber Identity)」(P−TMSI)に変更し得る。
【0028】
様々な例において、TINがP−TMSIに設定される場合、MME110にTAU関連の信号をSGSN118及びS−GW306に向けて開始させるように、UE102はTAU要求メッセージの内容をポピュレートし、こうして複数のパケットサービスを再開する。一例において、CSFB手順のターゲットセルがGERANセル204であって、CSFBがリリースリダイレクション又はCCOを介して実行された場合など、MME110がUE102コンテクストに中断済みとしてマークしたとUE102が仮定することが可能な場合、UE102は(例えば、複数のパケットサービスの再開のために)ISRのローカルな無効化を実行しない。
【0029】
パケットフロー300を参照すると、UE102が、TAU要求メッセージ302を送信する前に、TINをP−TMSIに設定する場合、次にUE102は、グローバル一意仮識別子(GUTI)情報要素を、P−TMSI及び関連RAIからマッピングされたGUITとともに、TAU要求メッセージ302内にポピュレートする。これは、MME110にSGSN118(例えば、本明細書に開示されたような3GのSGSNなど「旧式の」SGSN118、またTS23.401の5.3.3.2項のステップ4、5、及び7を参照、コンテクスト要求、コンテクスト応答、コンテクスト肯定応答)及びS−GW306(同じくステップ9及び13を参照、修正ベアラ要求及び修正ベアラ応答)と信号メッセージをやり取りさせる、又はそれを強いる。S−GW306が、修正ベアラ要求又は修正アクセスベアラ要求メッセージを受信するとき、次にS−GW306は、そのような要求を、複数のパケットサービスを再開する暗黙の要求と解釈し、それに応じてPDN−GWに通知し得る。TAU信号の間、MME110は、UE102、旧式のSGSN118(例えば3GのSGSN)、及びS−GW306を用いて、ISRを直ちに再確立することが可能である。
【0030】
様々な例において、ISRはCSFBに登録しているUE102用に有効にされなくてもよい。様々な例において、基地局コントローラ(BSC)の挙動は修正され得る。そのような例では、GPRSの再開が失敗した場合、次にBSCは、E−UTRANに対するリダイレクション情報をチャネルリリースメッセージに含めることを回避し得る(本明細書に開示)。UE102はGERANセル204上にとどまり、ルーティングエリア更新手順を実行して、複数のパケットサービスを再開する機会を有する。一例において、MME110の挙動はネットワークサポートGERAN内などで修正され得て、UE102がCSFBを実行するとき、MME110はUE102コンテクストを中断済みとしてマークし得る。
【0031】
様々な例において、モバイルネットワーク100は、複数のパケットサービスが再開され得ない他の複数のネットワークの状況を回避し得る。だが、UE102がTAU手順を実行し得る。モバイルネットワーク100は、従来の複数の規格及び特定の従来の複数のプロトコルに従って動作する、従来の複数のネットワークの複数の要素を含み得る。モバイルネットワーク100は、MME110及びSGSN118の間でやり取りされた、3つの追加のメッセージを含み得る。しかしながら、追加の複数のメッセージは、CSFBの間にUE102が実際に複数のパケットサービスを中断した状況、及びIRSが有効にされた状況に限定され得る(例えば、コアネットワークに接続されたGERANがない場合、又はPLMNがISRを有効にしない場合、いずれにしても複数のパケットサービスは中断され得ない)。追加の信号は、MME110がUE102コンテクストを中断済みとしてマークしなかった複数の場合に、更に限定され得る。
【0032】
図4は、例示的実施形態における、イントラSGSN118の通信用の中断及び再開手順を示すデータフロー400である。データフロー400は、ネットワーク100によって、又はネットワーク100に関して本明細書に説明された複数のプロトコルを必ずしも含まないネットワークによって、実行され得る。
【0033】
専用モード402がUE102、基地局サブシステム(BSS)404、SGSN118、及びMSC208の間に確立され得る。UE102は、中断メッセージ406をBSS404に送信し得る。BSS404は、中断メッセージ408をSGSN118に送信し得る。SGSN118は中断肯定応答メッセージ410で応答し得る。再開手順を開始する際、BSS404は再開メッセージ412をSGSN118に送信し得る。SGSN118は、再開肯定応答メッセージ414で応答し得る。BSS404は、チャネルリリースメッセージ416をUE102に送信し、次にルーティングエリア更新要求418をSGSN118に送信し得る。
【0034】
CSFB用のターゲットセルがGERANセル204であり、UE102及びGERANセル204がDTMをサポートしない場合、先に詳述したように、UE102はSGSN118に対して中断手順を開始し得る。ISRが有効な場合、次に、BSS404から中断メッセージ408を受信するSGSN118は、S−GW及び/又はPDN−GW306に向けて中断手順を開始するか、又は、UE102が異なるSGSN118(例えば、以前に登録されたSGSN118)に登録される場合、SGSN118は、前のSGSN118に中断要求を転送し得えて、前のSGSN118は、次にS−GW及び/又はPDN−GW306に向けて中断手順を開始し得るかの何れかである(例えば、TS23.272の6.2項のステップ3c、及び6.3項のステップ7と8を参照)。様々な例において、ISRが有効であるとき、MME110は、複数のパケットベアラが中断されたSGSN118又はS−GW306によって通知されない。またその後CSFB通話中に、UE102がGERANセル204にハンドオーバを実行し、UE102又はGERANセル204がDTMをサポートしない場合、UE102は、先に詳述したように、SGSN118に向けて中断手順を開始し得る。
【0035】
様々な例において、CS通話の終了後、UE102は複数のPSサービスを再開し得る(例えばTS23.060に従って)。様々な例において、CS音声通話が終了した後、UE102がUTRAN/GERAN上にとどまる場合、UE102は通常のモビリティマネジメント手順を実行し得る(例えば、TS23.060[3]及びTS24.008[21]に規定されるように)。複数の特定の例において、複数のPSサービスの再開は、BSS−SGSNの信号に従って行われないことがあり、UEは通常のモビリティマネジメント手順をGERAN/UTRANにおいて開始しないことがある。
【0036】
例えば、CSのシステム間ハンドオーバに起因して、イントラSGSNが中断された場合(例えば、PSハンドオーバを介したE−UTRANからUTRANへのCSFB後に、UTRANからGERANへのCS通話のハンドオーバ)、次にBSS−SGSN信号を介した再開は行われない、又は特定の複数の状況では、無線システムの変更に起因して、可能ではないことがある(例えば、TS23.060の16.2.1.2.1項を参照)。
【0037】
図5は、例示的実施形態における、GERANセル204及びUTRANセル202の両方を扱う、2G/3G複合SGSN502用のデータフロー500である。データフロー500は、ネットワーク100によって、又はネットワーク100に関して本明細書に説明された複数のプロトコルを必ずしも含まないネットワークによって、実行され得る。
【0038】
システム間ハンドオーバメッセージ504は、UE102、BSS404、2G/3GのSGSN502、サービング無線ネットワークサブシステム504(SRNSは、例えば、UTRANと同等の基地局サブシステム)及びMSC208との間、及びそれらの中でやり取りされ得る。UE102は、中断メッセージ506をBSS404に送信し得る。BSS404は、中断メッセージ508を2G/3GのSGSN502に送信し得る。SGSN502は、SRNSコンテクスト要求510をSRNS504に転送し得る。SRNS504は、SRNSコンテクスト応答512をSGSN502に送信し得る。SGSN502は、中断肯定応答メッセージ514をBSS404に送信し得る。BSS404は、再開メッセージ516をSGSN502に送信し得る。図示された例において、SGSN502は、再開否定応答メッセージ518で応答し得る。BSS404は、チャネルリリースメッセージ520をUE102に送信し得る。UE102は、ルーティングエリア更新要求522をSGSN502に送信し得る。
【0039】
したがって、再開メッセージ516及び再開否定応答メッセージ518は、複数のパケットサービスを再開すべく、UE102にルーティングエリア更新要求手順を開始させ得る。しかしながら、特定の複数の状況において、UE102にE−UTRANセルを選択するように命令し得る、いくつかの又は全てのTCH及びSDCCH情報要素のリリース後に、チャネルリリースメッセージがセル選択指示を含むとき、次にUE102は、チャネルリリースメッセージ520が、汎用パケット無線サブシステム(GPRS)の再開が成功したという指示を含まない場合であっても、複数のパケットサービスを再開すべくルーティングエリア更新手順を開始することが可能となり得ない。
【0040】
図6は、例示的実施形態における、GERANセル204及びUTRANセル202のそれぞれを扱う、2G専用SGSN602及び3G専用SGSN604のためのメッセージフロー600である。したがって、図5のメッセージフロー500は2G/3G複合SGSN502に適用可能である一方、メッセージフロー600は別個の専用SGSN118に適用可能であり得る(例えば、TS23.060の16.2.1.2.2項を参照)。データフロー600は、ネットワーク100によって、又はネットワーク100に関して本明細書に説明された複数のプロトコルを必ずしも含まないネットワークによって実行され得る。
【0041】
図示された例において、UE102、BSS404、2GのSGSN602、3GのSGSN604、SRNS504、及びMSC208は、システム間ハンドオーバメッセージ606に従って、通信を行う。UE102は、中断メッセージ608をBSS404に送信する。BSS404は、中断メッセージ610を2GのSGSN602に送信する。2GのSGSN602は、中断要求メッセージ612を3GのSGSN604に送信する。3GのSGSN604は、SRNSコンテクスト要求メッセージ614をSRNS504に送信する。SRNS504は、SRNSコンテクスト応答メッセージ616を3GのSGSN604に送信する。3GのSGSN604は、中断応答メッセージ618を2GのSGSN602に送信する。2GのSGSN602は、中断肯定応答メッセージ620をBSS404に送信する。BSS404は次に、再開メッセージ622を2GのSGSN602に送信する。2GのSGSN602は、中断否定応答メッセージ624をBSS404に送信する。BSS404は、チャネルリリースメッセージ626をUE102に送信する。UE102は、ルーティングエリア更新要求628を2GのSGSN602に送信する。
【0042】
上記例において、3GのSGSN604は確立された又は第1のSGSN118であってよく、例えばUE102は、3GのSGSN604及びMME110に(例えばISRが有効であるときに)登録され、CSFBターゲットセルは、3GのSGSN604によってサービスされたUTRANセル202である。CS通話中に、UE102は、UTRANからGERANへ、CSシステム間ハンドオーバを実行し、中断メッセージ608、610は、2GのSGSN602によって受信され得る。様々な例において、SGSN118を介した再開がRAT間の変化を含む場合、又は1より多いSGSN118が含まれる場合、及びネットワーク100がE−UTRANへの即時のリダイレクションを有するリリースを実行する場合、次にSGSN118を介した再開は動作し得ない。
【0043】
図2を参照したあるシナリオ例において、メッセージフロー300、400、500、600のうち1又は複数に従って、UE102はE−UTRANセル206内にある。UE102は、MME110及びSGSN118に登録され、ISRは有効である。UE102は、拡張サービス要求メッセージをMME110に送信して、CSFB通話を開始する、又はCSFB通話のためのページングに応答する。ネットワーク100及び/又はアーキテクチャ200は、UTRANターゲットセル202に対して、CSFBを実行する。UE102は、UTRANターゲットセル202内のPSサービスに、利用可能であり得る。そのような状況において、MME110は、UE102コンテクストを中断済みとしてマークしなくてよい。
【0044】
UTRANターゲットセル202は、SGSN118によって、登録されたルーティングエリア識別子(RAI)の下にサービスを提供され得る。そのような例において、UE102は、ルーティングエリア更新手順を開始しなくてよい。ISRは、有効な状態を保ち得る。様々な例において、CSFBに起因してRAIが変化する場合、動作のネットワークモード(NMO)がNMO Iの場合であっても、UE102は通常のルーティングエリア更新を実行し得る。そのような例において、SGSN118が変化しない場合、ISRは有効な状態を保ち得る。
【0045】
CS通話中に、UEは、DTMをサポートしないGERANセル204へのCSハンドオーバを実行し得る。UE102は、中断手順を開始し得る。GERANセル204が、2G/3GのSGSN502によってサービスを提供される場合、2G/3GのSGSN502は、S−GW/PDN−GW306に向けて、パケットベアラの中断を開始し得る。GERANセル204が、異なるSGSN118(例えば、2GのSGSN602)によってサービスを提供される場合、SGSN118は、中断要求を2G/3GのSGSN502に転送し得て、2G/3GのSGSN502は、S−GW/PDN−GW306に向けて、複数のパケットベアラの中断を開始し得る。そのような複数の状況において、MME1120は、中断に関して通知されなくてよい。
【0046】
CS通話がリリースされるとき、MSCサーバ208は、通話がCSFB通話として開始されたことを、例えばCSFB指示を提供することによって、BSS404のBSCに通知する。BSCはこの情報を利用し得て、チャネルリリースメッセージの中に、E−UTRANセル206を選択するための指示を含む。この指示は、E−UTRANセル206を直ちに選択し得る。チャネルリリースメッセージをUE102に送信する前に、BSCは再開メッセージをSGSN118に送信し得るが、(例えば、UTRANターゲットセル202へのPSハンドオーバ後に)RAT間の変化に起因して、再開は可能となり得ず、SGSN118は再開否定応答メッセージで応答し得る。したがって、BSCはまた、GPRSの再開が失敗したというチャネルリリースメッセージを開始し得る。様々な例において、GERANセル204が、3GのSGSN604と異なる2GのSGSN602によってサービスを提供される場合、2GのSGSN602は、中断要求を3GのSGSN604に転送しなくてよいが、再開否定応答メッセージで応答してもよい。
【0047】
UE102は、チャネルリリースメッセージを受信し得る。UE102の無線リソース(RR)制御は、セル選択情報に反応し、E−UTRANセル206の選択をもたらし得る。更に、RRは、UE102のGPRSモビリティマネージャ(GMM)に、GPRSの再開が失敗したことを通知し得る。UE102はUTRAN/GERANセル202、204内にない場合があるので、GMMは、複数のパケットサービスを再開すべく、ルーティングエリア更新手順を開始しなくてもよい。代わりに、UE102はトラッキングエリア更新手順を開始してよい。ISRはまだ、UE102で有効であり得る。
【0048】
TAU要求メッセージは、UE102が登録された同じMME110によって受信され得る。ISRはまだ有効であり、UE102コンテクストは中断済みとしてマークされていない場合があるので、MME110はTAU受入メッセージをUE102に送信するだけでよいが、3GのSGSN604又はS−GW306に向けて、何も又は実質的に何も信号送信を開始しなくてよい。こうして、複数のパケットサービスは中断された状態を保ち得る。IRSが有効な状態を保っている間の定期的なトラッキングエリア更新、又は他のトラッキングエリア更新は、複数のパケットサービスの再開をもたらさない。そのような複数の状況において、UE102は長時間到達できない状態を保ち得る。逆に、E−UTRANを介したルーティングエリア更新又はサービス要求は、例えばUE102がアップリンクユーザデータを送信する必要がある場合、複数のパケットサービスの再開をもたらし得る。
【0049】
本明細書に詳述された複数のパケットサービスの再開失敗は、(例えば、上記図3に関して)本明細書に説明された複数のプロトコルを実装するモバイルネットワーク100に当てはまらないことがある。特に、モバイルネットワーク100は、ISRを局所的に無効にする、本明細書に説明されたプロトコルを含み得る。したがって、モバイルネットワーク100は、本明細書に説明された複数の状況において、複数のパケットサービスを再開し得る。それらの状況において、本明細書に説明されたプロトコルに従ってISRを無効にしないネットワーク100、又は他の複数のネットワークは、複数のパケットサービスを再開し得ない。
【0050】
図7は、例示的実施形態における、無線アクセス技術情報を格納するためのフローチャートである。フローチャートは、モバイルネットワーク100、又は任意の他の適切なネットワークもしくはシステムに対して用いられ得る。
【0051】
700において、ユーザ機器の送受信器などのユーザ機器は、第1の無線アクセスネットワークによる通信から第2の無線アクセスネットワークによる通信へ切り替えられる。
【0052】
702において、ユーザ機器のレジスタが、ユーザ機器のプロセッサを用いて、第1の無線アクセスネットワークによる複数のパケットサービスを開始すべく設定される。一例において、レジスタは、第1の無線アクセスネットワークと再接続するためのユーザ機器の識別子を提供するように構成された、仮識別子レジスタである。一例において、複数のパケットサービスを開始するためのレジスタ設定は、無線アクセス技術に基づいているレジスタの初期設定に、少なくとも部分的に、基づいている。一例において、ユーザ機器及び第1の無線アクセスネットワークは、無線アクセス技術に従って、通信を行うように構成される。一例において、第2の無線アクセスネットワークが、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))無線アクセスネットワークの少なくとも1つであり、切り替えが、リリースリダイレクションであった、及びセルチェンジオーダの少なくとも1つである場合、複数のパケットサービスを開始すべくレジスタを設定することは実行されない。
【0053】
704において、ユーザ機器のプロセッサは、レジスタ及びプロトコルに基づいて、要求を構成する。
【0054】
706において、要求はユーザ機器を用いて、第1の無線アクセスネットワークのコアネットワークノードに送信され、少なくとも部分的にレジスタに基づいて、第1の無線アクセスネットワークと通信を再開する。一例において、要求は、少なくとも部分的に、モバイルネットワークの地理的特性に基づいている。一例において、モバイルネットワークの地理的特性は、ネットワークのトラッキングエリアであり、要求は、第1の無線アクセスネットワークでトラッキングエリア更新手順を実行する要求である。
【0055】
708において、少なくとも部分的に複数のパケットサービスに基づいて、通信が第1の無線アクセスネットワークで再開される。一例において、第1の無線アクセスネットワークとの通信の再開は、少なくとも部分的に、複数のパケットサービスに基づいている。
【0056】
図8は、いくつかの例示的実施形態に従った、機械800の複数の構成要素を示すブロック図であり、機械可読媒体(例えば機械可読記憶媒体)から複数の命令を読み取り、本明細書で説明された複数の手順の任意の1又は複数を実行することが可能である。具体的には、図8は、コンピュータシステムの例示的な形態における機械800の図表示を示し、当該コンピュータシステム内において、機械800に本明細書で説明された複数の手順の任意の1又は複数を実行させるための複数の命令824(例えばソフトウェア)が実行され得る。複数の代替の実施形態において、機械800はスタンドアロン型装置として動作する、又は他の複数の機械に接続(例えばネットワーク接続)され得る。ネットワーク接続された配置において、機械800は、サーバクライアントネットワーク環境のサーバマシン又はクライアントマシンの能力で動作し得る、又はピアツーピア(又は分散)ネットワーク環境のピアマシンとして動作し得る。機械800は、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ネットブック、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ウェブ機器、ネットワークルータ、ネットワークスイッチ、ネットワークブリッジ、もしくは複数の命令824を連続して実行可能な、又はそうでなければ当該機械によって理解される複数の動作を特定する任意の機械であってよい。更に、単一の機械のみが示されるが、「機械」という用語はまた、個別に又は共同で複数の命令824を実行して、本明細書で説明された複数の手順の任意の1又は複数を実行する複数の機械の集合を含むと、理解されるものとする。
【0057】
機械800は、プロセッサ802(例えば、中央処理ユニット(CPU)、グラフィクプロセッシングユニット(GPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、又はこれらの任意の適した組み合わせ)、メインメモリ804、及びスタティックメモリ806を含み、これらはバス808を介して互いに通信を行うように構成される。機械800は、グラフィックディスプレイ810(例えば、プラズマディスプレイパネル(PDP)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プロジェクタ、又は陰極線管(CRT))を更に含む。また、機械800は英数字入力装置812(例えばキーボード)、カーソル制御装置814(例えば、マウス、タッチパッド、トラックボール、ジョイスティック、動きセンサ、又は他のポインティング器具)、記憶装置816、信号発生装置818(例えばスピーカ)、及びネットワークインタフェースデバイス820を含む。
【0058】
記憶装置816は、本明細書に説明された手順又は機能の任意の1又は複数を具現する複数の命令824(例えばソフトウェア)を格納する、機械可読媒体822を含む。また、複数の命令824は、機械800によるその実行中に、完全に又は少なくとも部分的に、メインメモリ804内、プロセッサ802内(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、又は両方に存在し得る。したがって、メインメモリ804及びプロセッサ802は、機械可読媒体とみなされ得る。複数の命令824は、ネットワークインタフェースデバイス820を介したネットワーク826を通じて、送信又は受信され得る。ネットワークインタフェースデバイス820、セルラ又はモバイルネットワーク100などのモバイルネットワークで利用され得る、1又は複数の送受信器を含む有線送受信器又は無線送受信器であってよい。
【0059】
本明細書において使用されたように、「メモリ」という用語はデータを一時的又は永久に格納可能な機械可読媒体を指し、限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、バッファメモリ、フラッシュメモリ、及びキャッシュメモリを含むと理解され得る。機械可読媒体722は、例示的実施形態において、単一の媒体として示されるが、「機械可読媒体」という用語は、複数の命令を格納可能な、単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中もしくは分散されたデータベース、又は関連付けられた複数のキャッシュ及びサーバ)を含むと理解されるべきである。また、「機械可読媒体」という用語は、機械(例えば機械700)による実行のための複数の命令(例えばソフトウェア)を格納することが可能な、任意の媒体又は複数の媒体の組み合わせを含み、その結果、複数の命令が機械の1又は複数のプロセッサ(例えばプロセッサ702)によって実行されたとき、機械に本明細書に説明された複数の手順の任意の1又は複数を実行させると理解されるものとする。したがって、「機械可読媒体」は、単一の記憶装置又はデバイス、及び複数の記憶装置又はデバイスを含む「クラウドベースの」複数の記憶システム又は記憶ネットワークを指す。従って、「機械可読媒体」という用語は、限定されないが、ソリッドステートメモリ、光媒体、磁気媒体、又はこれらの任意の適した組み合わせの形態における、1又は複数のデータ保存場所を含むと理解されるものとする。
【0060】
本明細書を通して、複数の例が、単一の例として説明された複数の構成要素、動作、又は構造を実装し得る。1又は複数の方法の個々の動作が、別個の動作として示され説明されたが、個別の複数の動作の1又は複数は同時に実行されてよく、複数の動作が示された順序に実行される必要は全くない。複数の例示的構成に別個の構成要素として提示された複数の構造及び機能は、組み合わせた構造又は構成要素として実装され得る。同様に、単一の構成要素として提示された複数の構造及び機能は、別個の複数の構成要素として実装され得る。これら及び他の複数の変形、変更、追加、及び改善は、本明細書の主題の範囲に含まれる。
【0061】
特定の複数の実施形態が、ロジックもしくはいくつかの構成要素、モジュール、又はメカニズムを含むとして本明細書に説明される。複数のモジュールは、複数のソフトウェアモジュール(例えば、機械可読媒体に、又は伝送信号に具現化されたコード)又は複数のハードウェアモジュールの何れかを構成し得る。「ハードウェアモジュール」は、特定の複数の動作を実行可能な有形の装置であり、特定の物理的態様で構成され得る、又は配置され得る。様々な例示的実施形態において、1又は複数のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン型コンピュータシステム、クライアントコンピュータシステム、又はサーバコンピュータシステム)、又は、コンピュータシステム(例えば、プロセッサ又は複数のプロセッサの集合)の1又は複数のハードウェアモジュールは、本明細書中に述べたような特定の複数の動作を実行するように動作するハードウェアモジュールとして、ソフトウェア(例えば、アプリケーション、又はアプリケーションの部分)によって構成され得る。
【0062】
いくつかの実施形態において、ハードウェアモジュールは、機械的に、電子的に、又はこれらの任意の適した組み合わせで実装され得る。例えば、ハードウェアモジュールは、特定の複数の動作を実行するように恒久的に構成される、専用回路又はロジックを含み得る。例えば、ハードウェアモジュールはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又はASICなどの特殊用途のプロセッサであり得る。また、ハードウェアモジュールは、特定の複数の動作を実行するソフトウェアによって一時的に構成される、プログラマブルロジック又は回路を含み得る。例えば、ハードウェアモジュールは、汎用プロセッサ、又は他のプログラマブルプロセッサ内に包含されたソフトウェアを含み得る。ハードウェアモジュールを機械的に、専用かつ恒久的に構成された回路に、又は一時的に構成された(例えば、ソフトウェアによって構成された)回路に実装する決定は、コストと時間を考慮して行われ得ることが理解されよう。
【0063】
したがって、「ハードウェアモジュール」という表現は有形のエンティティを包含し、特定の態様で動作する、又は本明細書に説明された特定の動作を実行すべく、物理的に構築された、恒久的に構成された(例えば、ハードウェアに組み込まれ)、又は一時的に構成された(例えば、プログラミングされた)エンティティであることが、理解されるべきである。本明細書において使用されたように、「ハードウェア実装モジュール」は、ハードウェアモジュールを指す。ハードウェアモジュールが一時的に構成された(例えば、プログラミングされた)複数の実施形態を考慮すると、どの時点においても、複数のハードウェアモジュールのそれぞれは構成されなくても、例示されなくてもよい。例えば、ハードウェアモジュールが、特殊用途プロセッサになるべくソフトウェアによって構成された汎用プロセッサを備える場合、汎用プロセッサは、それぞれ異なる複数の特殊用途プロセッサ(例えば、異なる複数のハードウェアモジュールを備える)として、その時々において構成され得る。従って、ソフトウェアは、例えば、ある時点において特定のハードウェアモジュールを構成し、また別の時点において別のハードウェアモジュールを構成するように、プロセッサを構成し得る。
【0064】
複数のハードウェアモジュールは、他の複数のハードウェアモジュールに情報を提供し、またそれらから情報を受信することが可能である。したがって、説明された複数のハードウェアモジュールは、通信可能に結合されているとみなされ得る。複数のハードウェアモジュールが同時期に存在する場合、通信は、2又はそれより多いハードウェアモジュールの間又はその中で、信号伝送を介して(例えば、適した複数の回路及びバスを通じて)実現され得る。複数のハードウェアモジュールが、その時々において構成された、又は例示された複数の実施形態では、そのような複数のハードウェアモジュール間の通信は、例えば、複数のハードウェアモジュールがアクセスできる複数のメモリ構造内の情報の格納及び読出しを介して実現され得る。例えば、1つのハードウェアモジュールは、動作を実行し、その動作の出力を通信可能に結合されたメモリデバイスに格納し得る。更にハードウェアモジュールは次に、格納された出力を読出して処理すべく、メモリデバイスに後でアクセスし得る。また、複数のハードウェアモジュールは、入力又は出力装置と通信を開始し得て、リソース(例えば、情報の集合)上で動作することが可能である。
【0065】
本明細書に説明された複数の例示的方法の様々な動作は、複数の関連動作を実行すべく一時的に構成された(例えばソフトウェアによって)、又は恒久的に構成された1又は複数のプロセッサによって、少なくとも部分的に実行され得る。一時的に構成されても、恒久的に構成されても、そのような複数のプロセッサは、本明細書に説明された1又は複数の動作又は機能を実行するように動作する、複数のプロセッサ実装モジュールを構成し得る。本明細書に使用されたように、「プロセッサ実装モジュール」は、1又は複数のプロセッサを用いて実装されたハードウェアモジュールを指す。
【0066】
同様に、本明細書に説明された複数の方法は、少なくとも部分的にプロセッサ実装されてよく、プロセッサはハードウェアの例である。例えば、方法の複数の動作の少なくともいくつかは、1又は複数のプロセッサ、又はプロセッサ実装モジュールによって実行され得る。更に、1又は複数のプロセッサはまた、「クラウドコンピューティング」環境において、又は「サービス型ソフトウェア(software as a service)」(SaaS)として、複数の関連動作の実行をサポートすべく動作し得る。例えば、複数の動作の少なくともいくつかは、これらの動作をネットワーク(例えばインターネット)によって、また1又は複数の適したインタフェース(例えば、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API))によってアクセス可能にして、複数のコンピュータの集合によって(複数のプロセッサを含む複数の機械の複数の例として)実行され得る。
【0067】
特定の複数の動作の実行は、単一の機械内に存在するだけでなく、いくつかの機械にわたって配置された、1又は複数のプロセッサ中に分散され得る。いくつかの例示的実施形態において、1又は複数の、プロセッサ又はプロセッサ実装モジュールは、単一の地理的位置(例えば、自宅環境内、オフィス環境内、又はサーバファーム内)に配置され得る。他の複数の例示的実施形態において、1又は複数の、プロセッサ又はプロセッサ実装モジュールは、いくつかの地理的位置にわたって分散され得る。
【0068】
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付の複数の図面への参照を含む。複数の図面は、例示として、本発明が実施されることが可能な特定の複数の実施形態を示す。また、これら実施形態は、「複数の例」として本明細書に参照される。そのような複数の例は、示された又は説明された要素に加えて、複数の要素を含むことが可能である。しかしながら、本発明者らはまた、示された又は説明されたこれらの要素だけが提供された複数の例を意図する。更に、本発明者らはまた、本明細書に示され又は説明された特定の例(又はこれらの1又は複数の態様)に関して、又は、他の複数の例(又はこれらの1又は複数の態様)に関しての何れかで示された又は説明されたそれらの要素(又はこれらの1又は複数の態様)の任意の組み合わせ又は置換を使用した複数の例を意図する。
【0069】
本明細書において、「ある(a)」又は「ある(an)」という用語は、特許文献において共通なように、1又は1より多いものを含むために用いられ、「少なくとも1つ」又は「1又は複数」の任意の他の複数の例又は使用と無関係である。特段の指示がない限り、本明細書において、「又は」という用語は非排他的、すなわち「A又はB」が「AがありBがない」、「BがありAがない」、及び「A及びB」を含むように言及するために用いられる。本明細書において、「含む(including)」及び「そこに(in which)」という用語は、それぞれ「含む(comprising)」及び「そこに(wherein)」という用語の平易な英語の同義語として用いられる。また、以下の特許請求の範囲において、「含む(including)」及び「備える(comprising)」という用語は制約がなく、つまり、列挙された要素に加えて複数の要素を請求項のそのような用語の後に含むシステム、デバイス、物品、構成、製法、又はプロセスが、依然としてその請求項の範囲に含まれるとみなされる。更に、以下の特許請求の範囲において、「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などの用語は、複数の標識として用いられるに過ぎず、それらの対象物に数的な複数の要件を課すことが意図されるものではない。
【0070】
上記の説明は、例示的であることを意図しており、限定的であることを意図していない。例えば、上述の複数の例(又は、これらの1又は複数の態様)は、互いに組み合わせて使用されてよい。他の複数の実施形態が、例えば、上記の説明を検討した当業者によって、使用されることが可能である。要約書は連邦規則法典第37巻の§1.72(b)に従って提供され、読者が技術的開示の本質を迅速に確認することを可能にする。これは、特許請求の範囲の意味又は範囲を解釈又は限定するために使用されないという理解に従って提出される。また、上記の詳細な説明において、様々な特徴は、本開示を簡素化すべく、共にグループ化され得る。これは、請求されていない開示された特徴がいずれの請求項に必須であることを意図していると解釈されるべきではない。むしろ、本願発明の主題は、特定の開示された実施形態の全ての特徴の一部にあってよい。したがって、以下の特許請求の範囲は、各々の請求項が別個の実施形態として独立して本明細書によって詳細な説明に組み込まれており、そのような複数の実施形態は、様々な組み合わせ又は置換において互いに組み合わされることが可能であることが意図される。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲が権利を与える複数の均等物の全範囲と共に、決定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8