【実施例】
【0016】
以下、本発明を実施例によりさらに説明するが、本発明はこれらの例に限定されない。
【0017】
実施例1
窒素雰囲気下で、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸カリウム0.50g、キシレン2.50g及びN,N−ジメチルホルムアミド0.01gを混合し、60℃に加熱したのち塩化チオニル0.35gを5時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応液にイソブチルアミンを加え、高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法(内部標準物質;ビフェニル)で定量したところ、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリドを収率95.1%で得た。
【0018】
実施例2
窒素雰囲気下で、キシレン25.00g、N,N−ジメチルホルムアミド0.07g及び塩化チオニル4.80gを混合し、60℃に加熱したのち、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸カリウム5.00gを5時間かけて添加し、60℃で4時間攪拌した。反応液にイソブチルアミンを加え、高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法(内部標準物質;ビフェニル)で定量したところ、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリドを収率96.9%で得た。
【0019】
実施例3
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール1.80g及びテトラヒドロフラン9.00gを混合し、0℃に冷却したのち(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド1.95gとキシレン3.90gの混合物を1時間かけて滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミドを収率95.6%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:11.47(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.74(1H,s),8.43(1H,d),7.88(1H,dd),7.58(1H,dd),7.25(1H,d),3.68(2H,q),1.18(3H,t).
なお、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノールは以下の方法により合成した。
2−ニトロ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール5.0g、パラジウムカーボン(Pd5%)0.50g及びエタノール65mlの混合物を、水素雰囲気下35℃で6時間攪拌した。室温まで放冷した反応混合物をセライト(登録商標)でろ過し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた固体をクロロホルムで洗浄することにより、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール3.87gを得た。
【0020】
実施例4
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール12.00g及びテトラヒドロフラン24.00gを混合し、60℃に昇温したのち(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド11.99gとキシレン24.00gとの混合物を1時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応混合物に8%水酸化ナトリウム水溶液を加え、0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド・テトラヒドロフラン和物を収率92.8%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:11.47(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.74(1H,s),8.43(1H,d),7.88(1H,dd),7.58(1H,dd),7.25(1H,d),3.68(6H,m),1.80(4H,m),1.18(3H,t).
【0021】
実施例5
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド・テトラヒドロフラン和物10.00g及び水50.00gを混合し、80℃に昇温したのち、4時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド・1水和物を収率92.8%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:11.47(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.74(1H,s),8.43(1H,d),7.88(1H,dd),7.58(1H,dd),7.25(1H,d),3.68(2H,m),3.34(2H,m),1.18(3H,t).
【0022】
実施例6
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール5.00g及びN,N−ジメチルアセトアミド10.00gを混合し、60℃に昇温したのち(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド5.00gとキシレン10.00gとの混合物を1時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応混合物に8%水酸化ナトリウム水溶液を加え、0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド・N,N−ジメチルアセトアミド和物を収率89.1%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:11.47(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.74(1H,s),8.43(1H,d),7.88(1H,dd),7.58(1H,dd),7.25(1H,d),3.68(2H,q),2.95(3H,m),2.79(3H,m),1.96(3H,m),1.18(3H,t).
【0023】
実施例7
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド1.00g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.66g及びキシレン5.00gの混合物を、155℃で20時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのちに、有機層にn−ヘプタン5.00gを加え、冷却晶析を行い、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールを収率88.2%で得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:9.04(1H,dd),8.61(1H,dd),8.35(1H,d),7.96−7.86(2H,m),7.77(1H,dd),4.01(2H,q),1.44(3H,t).
【0024】
実施例8
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド0.30g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.20g及びメシチレン1.50gの混合物を、180℃で7時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、得られた有機層を高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法(内部標準物質;ビフェニル)で分析したところ、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールを収率81.8%で得た。
【0025】
実施例9
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)フェノール1.80g及びテトラヒドロフラン9.00gを混合し、0℃に冷却したのちに(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド1.91gとキシレン3.82gとの混合物を1時間かけて滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミドを収率96.7%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:12.66(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.85(1H,d),8.43(1H,dd),7.88(1H,dd),7.82(1H,dd),7.32(1H,d),3.68(2H,q),1.19(3H,t).
【0026】
実施例10
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)フェノール10.00g及びテトラヒドロフラン50.00gを混合し、0℃に冷却したのちに(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド12.35gとテトラヒドロフラン27.00gとの混合物を1時間かけて滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、減圧下濃縮し、残渣を酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミドを収率93.4%で得た。
【0027】
実施例11
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)フェノール12.00g及びテトラヒドロフラン24.00gを混合し、60℃に昇温したのち(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド11.99gとキシレン24.00gとの混合物を1時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応混合物に8%水酸化ナトリウム水溶液を加え、0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド・テトラヒドロフラン和物を収率91.5%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:12.66(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.85(1H,d),8.43(1H,dd),7.88(1H,dd),7.82(1H,dd),7.32(1H,d),3.68(6H,m),1.80(4H,m),1.18(3H,t).
【0028】
実施例12
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド・テトラヒドロフラン和物10.00g及び水50.00gを混合し、80℃に昇温したのち、4時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド・1水和物を収率97.9%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:12.66(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.85(1H,d),8.43(1H,dd),7.88(1H,dd),7.82(1H,dd),7.32(1H,d),3.68(2H,m),3.34(2H,m),1.18(3H,t).
【0029】
実施例13
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)フェノール5.00g及びN,N−ジメチルアセトアミド10.00gを混合し、60℃に昇温したのち(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド5.00gとキシレン10.00gとの混合物を1時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応混合物に8%水酸化ナトリウム水溶液を加え、0℃に冷却したのち、析出した固形物をろ過することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド・N,N−ジメチルアセトアミド和物を収率87.2%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:12.66(1H,brs),10.42(1H,s),8.97(1H,dd),8.85(1H,d),8.43(1H,dd),7.88(1H,dd),7.82(1H,dd),7.32(1H,d),3.68(2H,q),2.95(3H,m),2.79(3H,m),1.96(3H,m),1.18(3H,t).
【0030】
実施例14
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド1.00g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.62g及びキシレン5.00gの混合物を、155℃で15時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、有機層にn−ヘプタン5.00gを加え、冷却晶析を行い、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾールを収率86.5%で得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:9.05(1H,dd),8.61(1H,dd),8.59(1H,d),8.17(1H,dd),7.96(1H,d),7.80(1H,dd),3.98(2H,q),1.45(3H,t).
【0031】
実施例15
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール2.70g及びテトラヒドロフラン8.10gを混合し、0℃に冷却したのち、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド3.64gとテトラヒドロフラン3.64gとの混合物を4時間かけて滴下し、0℃で12時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド塩酸塩6.21gを収率96.7%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:12.56(1H,brs),10.40(1H,s),8.97(1H,dd),8.86(1H,d),8.44(1H,dd),7.88(1H,dd),7.81(1H,dd),7.42(1H,d),3.68(2H,q),1.20(3H,t).
【0032】
実施例16
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド塩酸塩3.00g、p−トルエンスルホン酸一水和物1.24g及びキシレン15.00gの混合物を、155℃で20時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、得られた有機層を高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法(内部標準物質;ビフェニル)で定量したところ、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールを収率85.0%で得た。
【0033】
実施例17
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール3.00g及びテトラヒドロフラン12.00gを混合し、0℃に冷却したのちに(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリド4.11gとキシレン7.00gとの混合物を4時間かけて滴下し、0℃で12時間攪拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣に、p−トルエンスルホン酸一水和物5.06g及びキシレン16.90gの混合物を加え、155℃で24時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、得られた有機層を高速液体クロマトグラフィーを用いた内部標準法(内部標準物質;ビフェニル)で定量したところ、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールを収率79.4%で得た。
【0034】
実施例18
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェノール4.33g及びテトラヒドロフラン34.72gを混合し、0℃に冷却したのち、(3−エチルスルホニル)−6−クロロ−2−ピリジンカルボン酸クロリド5.30gとテトラヒドロフラン10.60gとの混合物を1時間かけて滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミドを収率99.2%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:11.55(1H,brs),10.45(1H,s),8.65(1H,s),8.38(1H,d),7.96(1H,d),7.57(1H,d),7.26(1H,d),3.84(2H,q),1.32(3H,t).
【0035】
実施例19
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−6−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)フェニル]ピコリンアミド1.00g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.74g及びクロロベンゼン5.21gの混合物を、140℃で8時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、有機層を濃縮することにより、2−(6−クロロ−3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールを0.95g得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:8.53(1H,d),8.36(1H,d),7.94(1H,dd),7.89(1H,dd),7.76(1H,d),4.01(2H,q),1.44(3H,t).
【0036】
実施例20
窒素雰囲気下で、2−アミノ−4−(トリフルオロメチルスルホニル)フェノール4.58g及びテトラヒドロフラン36.82gを混合し、0℃に冷却したのち、(3−エチルスルホニル)−6−クロロ−2−ピリジンカルボン酸クロリド5.30gとテトラヒドロフラン10.60gとの混合物を1時間かけて滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を減圧下濃縮することにより、3−エチルスルホニル−6−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミドを収率98.4%で得た。
1H−NMR(DMSO−d
6)δ:10.77(1H,brs),9.97(1H,s),9.09(1H,s),8.49(1H,d),7.85(1H,d),7.77(1H,d),7.18(1H,d),3.80(2H,q),1.22(3H,t).
【0037】
実施例21
窒素雰囲気下で、3−エチルスルホニル−6−クロロ−N−[2−ヒドロキシ−5−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル]ピコリンアミド1.01g、p−トルエンスルホン酸一水和物0.72g及びクロロベンゼン5.32gの混合物を、140℃で8時間還流脱水した。室温まで放冷した混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、分液したのち、有機層を濃縮することにより、2−(6−クロロ−3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾールを0.95g得た。
1H−NMR(CDCl
3)δ:8.59(1H,d),8.54(1H,d),8.18(1H,dd),7.98(1H,d),7.79(1H,d),3.98(2H,q),1.45(3H,t).
【0038】
実施例22
窒素雰囲気下で、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールと、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールに対して1モル当量のp−トルエンスルホン酸一水和物とキシレンとを混合して30分間撹拌し、得られた混合物を濃縮することにより、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾール・p−トルエンスルホン酸塩が得られる。
【0039】
実施例23
p−トルエンスルホン酸一水和物の代わりに、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、又はカンファースルホン酸を用い、実施例22に記載の方法と同様の方法により、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ベンズオキサゾールの酸付加塩を得ることができる。
【0040】
実施例24
窒素雰囲気下で、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾールと、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾールに対して1モル当量のp−トルエンスルホン酸一水和物とキシレンとを混合して30分間撹拌し、得られた混合物を濃縮することにより、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾール・p−トルエンスルホン酸塩が得られる。
【0041】
実施例25
p−トルエンスルホン酸一水和物の代わりに、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、又はカンファースルホン酸を用い、実施例24に記載の方法と同様の方法により、2−(3−エチルスルホニルピリジン−2−イル)−5−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンズオキサゾールの酸付加塩を得ることができる。
【0042】
比較例1
窒素雰囲気下で、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸3.00g、トルエン9.00g及びN,N−ジメチルホルムアミド0.11gを混合し、60℃に加熱したのち塩化チオニル2.03gを5時間かけて滴下し、60℃で4時間攪拌した。反応液にn−ブタノールを加え、高速液体クロマトグラフィーを用いて分析したところ、(3−エチルスルホニル)−2−ピリジンカルボン酸クロリドを収率65.3%で得た。