【実施例】
【0178】
化学:
下の実施例に記載される化合物および対応する分析データを得る際に、特に明記されない限り、以下の実験および分析プロトコールに従った。
【0179】
特に記載されない限り、反応混合物は窒素雰囲気下、室温(rt)で磁気によって撹拌した。溶液を「乾燥」させた場合、それらは通常Na
2SO
4またはMgSO
4などの乾燥剤で乾燥させた。混合物、溶液、および抽出物を「濃縮」した場合、それらは一般に減圧下のロータリーエバポレーターで濃縮した。マイクロ波放射条件下での反応は、Biotage InitiatorまたはCEM Discover計測器で実行した。
【0180】
順相フラッシュカラムクロマトグラフィー(FCC)は、指定された溶媒で溶離する、予め包装されたカートリッジを用いて、シリカゲル(SiO
2)で実施した。
【0181】
分取逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、特に明記しない限り、Xterra Prep RP
18(5μm、30×100mm、または50×150mm)カラムを備えたAgilent HPLCで、10〜99%アセトニトリル/水(20mM NH
4OH)の勾配で12〜18分にわたって、30または80mL/分の流量で実施した。
【0182】
分取超臨界流体高速液体クロマトグラフィー(SFC)は、JASCO分取SFCシステムか、Berger instruments製APS 1010システムか、またはSFC−PICLAB−PREP 200(PIC SOLUTION、Avignon、フランス)で実施した。分離は、10〜15kPaの間(100〜150bar)で、40〜60mL/分の範囲の流量で実施した。使用したカラムは35〜40℃に加熱した。
【0183】
質量スペクトル(MS)は、特に明記しない限り、エレクトロスプレーイオン化法(ESI)をポジティブモードで用いてAgilentシリーズ1100MSDで得た。計算した(calcd.)質量は、正確な質量に一致する。
【0184】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、BrukerモデルDRX分光計で得た。下の
1H NMRデータの形式は:テトラメチルシラン基準の低磁場化学シフト(ppm)(多重度、結合定数J(Hz)、積分)である。
【0185】
化学名は、ChemDraw Ultra 6.0.2(CambridgeSoft Corp.,Cambridge,MA)またはACD/Name Version 9(Advanced Chemistry Development,Toronto,Ontario,カナダ)を用いて生成した。
【0186】
中間体1.3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0187】
【化41】
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【0188】
段階A.3−エトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−カルボキン酸tert−ブチル。
3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1g、5mmol)のDCM(15mL)中溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(2.9g、15mmol)を添加した。2時間撹拌し、飽和NaHCO
3水溶液で中和した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合した有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して標題化合物を得、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0189】
段階B.3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル。
3−エトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(1.14g、5mmol)の1−ブタノール(30mL)中溶液に、ピラジン−2−カルボヒドラジド(685mg、5mmol)を添加した。反応混合物を16時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーによって精製して(SiO2;DCM中2.5% MeOH)、目的生成物を白色の固体として得た(700mg、2段階で50%)。MS(ESI):C
14H
18N
6O
2の質量計算値、302.2;m/z測定値、303.2[m+H]
+。1H NMR(500MHz,CDCl3)d 9.57(d,J=1.4Hz,1H)、8.62(d,J=2.5Hz,1H)、8.59−8.54(m,1H)、4.94(s,2H)、4.63−4.50(m,2H)、3.89(t,J=5.4Hz,2H)、1.51(s,9H)。
【0190】
段階C.3−(ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(9.3g、30mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、EtOH中1.25M HCl(30mL、37.5mmol)を添加した。3時間後、反応混合物を濃縮し、得られる固体をクロマトグラフィーによって精製して(SiO
2;DCM中10% MeOH)、目的生成物を白色の固体として得た(3.7g、61%)。MS(ESI):C
9H
10N
6の質量計算値、202.1;m/z測定値、203.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CD
3OD)δ 9.35(d,J=1.4Hz,1H)、8.72(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、8.66(d,J=2.6Hz,1H)、4.50(t,J=5.6Hz,2H)、4.22(s,2H)、3.24(t,J=5.6Hz,2H)。
【0191】
段階D.3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸2−(トリメチルシリル)エチル。
3−(ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(1.0g、5.0mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.7mL、9.9mmol)のDMF(15mL)中の溶液に、1−[2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニルオキシ]ピロリジン−2,5−ジオン(1.5g、5.9mmol)を添加した。18時間撹拌し、氷冷ブライン(150mL)に注入した。沈殿物を濾過し、水およびエーテルで連続的に洗浄して、目的生成物を白色の固体として得た(1.5g、89%)。MS(ESI):C
15H
22N
6O
2Siの質量計算値、346.2;m/z測定値、347.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.50(d,J=1.4Hz,1H)、8.56(d,J=2.5Hz,1H)、8.52−8.48(m,1H)、4.91(s,2H)、4.60−4.45(m,2H)、4.25−4.14(m,2H)、3.87(t,J=5.3Hz,2H)、1.07−0.92(m,2H)、0.01−−0.04(m,9H)。
【0192】
段階E.8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸2−(トリメチルシリル)エチル。
2−(トリメチルシリル)エチル3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸塩(172mg、0.5mmol)の1:1 CHCl
3:MeCN(3.8mL)中の激しく撹拌した溶液に、酸化ルテニウム(IV)水和物(9.8mg、0.07mmol)およびメタ過ヨウ素酸ナトリウム(504mg、2.3mmol)の水(4.7mL)中溶液を添加した。4時間後、反応混合物を水で希釈し、CHCl
3(×3)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して緑色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;EtOAc−10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(663mg、63%)。
【0193】
MS(ESI):C
15H
20N
6O
3Siの質量計算値、360.1;m/z測定値、361.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.59(d,J=1.5Hz,1H)、8.63(d,J=2.5Hz,1H)、8.55(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、4.88−4.75(m,2H)、4.47−4.33(m,2H)、4.33−4.24(m,2H)、1.18−1.04(m,2H)、0.04−(−0.02)(m,9H)。
【0194】
段階F.3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
2−(トリメチルシリル)エチル8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸塩(1.0g、2.9mmol)のDCM(29mL)中の溶液に、TFA(5.7mL、75mmol)を添加した。1時間後、反応混合物を濃縮した。粗残渣をEtOAcで希釈し、超音波処理し、濾過して目的生成物を白色の固体として得た(1.2g、95%)。MS(ESI):C
9H
8N
6Oの質量計算値、216.1;m/z測定値、217.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.39(d,J=1.1Hz,1H)、8.77(q,J=2.6Hz,2H)、8.56(s,1H)、4.73−4.60(m,2H)、3.67−3.55(m,2H)。
【0195】
中間体2.3−(ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0196】
【化42】
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【0197】
中間体2は、中間体1に類似の方法で、段階Bでピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成した。MS(ESI):C
10H
9N
5Oの質量計算値、215.1;m/z測定値、216.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 8.73(d,J=4.5Hz,1H)、8.58(s,1H)、8.26(d,J=7.9Hz,1H)、8.06−8.00(m,1H)、7.56(dd,J=6.9,5.1Hz,1H)、4.82−4.68(m,2H)、3.64(s,2H)。
【0198】
中間体3.(±)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0199】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0200】
中間体3は、中間体1に類似の方法で、段階Aで2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(±)−tert−ブチルを3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに用いて作成した。MS(ESI):C
10H
10N
6Oの質量計算値、230.1;m/z測定値、231.1[M+H]
+。
【0201】
中間体4.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチルピペラジン−2,3−ジオン。
【0202】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0203】
段階A.(2−アミノプロピル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル
(S)−1,2−ジアミノプロパンジヒドロクロリド(16g、109mmol)のMeOH(64mL)および水(16mL)中の溶液に、MeOH(16mL)中、二炭酸ジ−tert−ブチル(28.5g、131mmol)を添加した。
得られる溶液を氷浴中で冷却し、4N NaOH(35mL、140mL)を2時間にわたって滴下した。混合物を室温まで温まらせ、合計20時間撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮してMeOHを除去した。200mLのEtOAc、200mLの水、および16mLの1M HClを順次添加した。層を分離し、水層をEtOAc(200mL)で洗浄した。合した有機抽出物を0.04M HCl(208mL)で洗浄した。有機相を分離し、廃棄した。水相を合し、10N NaOH(20mL)でpH=14に調整し、DCM(400mL×2)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、目的生成物を透明の油状物質として得た(8.0g、42%)。MS(ESI):C
8H
18N
2O
2の質量計算値、174.1;m/z測定値、175.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 5.01(br s,1H)、3.24−3.09(m,1H)、3.09−2.95(m,1H)、2.92−2.84(m,1H)、1.45(s,9H)、1.35−1.19(m,2H)、1.07(d,J=6.4Hz,3H)。
【0204】
段階B.(2−((2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)プロピル)カルバミン酸(6S)−tert−ブチル。
(2−アミノプロピル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(4.0g、23mmol)および2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(4.8g、23mmol)のDCE(100mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.3g、34mmol)を一度に添加し、撹拌を一晩継続した。飽和NaHCO
3水溶液を添加し、得られる混合物をDCMで抽出した(×2)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して透明の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;hex−60% EtOAc/hex)により、目的生成物を透明の油状物質として得た(7.2g、85%)。MS(ESI):C
16H
22ClF
3N
2O
2の質量計算値、366.1;m/z測定値、367.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.72−7.56(m,2H)、7.35(t,J=7.7Hz,1H)、4.94(s,1H)、3.99(d,J=14.1Hz,1H)、3.90(d,J=14.1Hz,1H)、3.29−3.14(m,1H)、3.11−2.99(m,1H)、2.84(dd,J=11.1,6.2Hz,1H)、1.44(s,9H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0205】
段階C.2−((1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル。
(2−((2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)プロピル)カルバミン酸(6S)−tert−ブチル(7.2g、20mmol)およびトリエチルアミン(2.8mL、21mmol)のDCM(121mL)中の氷冷溶液に、クロロオキソ酢酸メチル(1.9mL、21mmol)を滴下した。得られる混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。ブラインで希釈した後、層を分離し、水層をDCMで洗浄した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(8.5g、97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.72−7.56(m,1H)、7.49−7.32(m,2H)、4.83(d,J=17.1Hz,1H)、4.79−4.62(m,1H)、4.51(d,J=17.1Hz,1H)、4.11−3.97(m,1H)、3.93(s,3H)、3.24−3.13(m,2H)、1.44(s,9H)、1.16−1.12(m,3H)。
【0206】
段階D.2−((1−アミノプロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル塩酸塩。
ジオキサン(75mL)中4M HClの溶液に、2−((1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル(7.5g、16.7mmol)を添加した。30分後、反応混合物を濃縮し、生成物をさらなる精製を行わずに次の段階で使用した(6.5g、100%)。MS(ESI):C
14H
16ClF
3N
2O
3の質量計算値、352.1;m/z測定値、353.1[M+H]
+。
【0207】
段階E.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチルピペラジン−2,3−ジオン。
2−((1−アミノプロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル塩酸塩(7.3g、18.9mmol)のDCM(90mL)中の溶液に、トリエチルアミン(7.9mL、57mmol)を一度に添加した。2時間後、1N HClを添加し、層を分離した。水層をDCMで抽出した(×2)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(5.9g、98%)。MS(ESI):C
13H
11ClF
3N
2O
2の質量計算値、320.1;m/z測定値、321.1[m+H]
+。
1H NMR(600MHz,CDCl
3)δ 8.24(d,J=3.6Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.59(d,J=7.7Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.22(d,J=15.7Hz,1H)、4.52(d,J=15.7Hz,1H)、3.82−3.73(m,1H)、3.69−3.61(m,1H)、3.31(ddd,J=13.2,5.2,2.3Hz,1H)、1.46−1.38(m,3H)。
【0208】
中間体5.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピルピペラジン−2,3−ジオン
【0209】
【化45】
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【0210】
中間体5は、中間体4に類似の方法で、段階Aで(±)1−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミンを(S)−1,2−ジアミノプロパン二塩酸塩の代わりに用いて作成した。MS(ESI):C
15H
14ClF
3N
2O
2の質量計算値、346.1;m/z測定値、347.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.30(s,1H)、7.65(d,J=7.7Hz,1H)、7.53(d,J=7.7Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、5.27(d,J=16.0Hz,1H)、4.75(d,J=16.0Hz,1H)、3.76(dd,J=12.7,4.7Hz,1H)、3.59−3.50(m,1H)、2.76−2.65(m,1H)、1.28−1.16(m,1H)、0.80−0.70(m,1H)、0.64−0.54(m,1H)、0.49−0.36(m,1H)、0.17−0.08(m,1H)。
【0211】
中間体6.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
【0212】
【化46】
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【0213】
段階A.メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル。
(S)−tert−ブチル(1−ヒドロキシブタン−2−イル)カルバミン酸塩(9.5g、50mmol)およびトリエチルアミン(10.5mL、75mmol)のエーテル(200mL)中の氷冷溶液に、塩化メタンスルホニル(4.0mL、50mmol)を添加した。1時間後、水を添加し、得られる混合物をDCMで抽出し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して油状物質を得(13.4g、100%)、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0214】
段階B.(1−アジドブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル。
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチルメタンスルホン酸塩(13.4g、50mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(6.5g、100mmol)を添加した。反応混合物を70℃で18時間加熱した。室温まで冷却後、水を添加し、反応混合物をEtOAcで抽出した。合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;0〜50% EtOAc/ヘキサン)により、目的生成物を白色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 6.87(d,J=8.6Hz,1H)、3.54−3.37(m,1H)、3.27−3.20(m,2H)、1.45−1.25(m,2H)、1.39(s,9H)、0.82(t,J=7.4Hz,3H)。
【0215】
段階C.(1−アミノブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル。
(1−アジドブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(7g、33mmol)および10% Pd/C(777mg、0.73mmol)のEtOAc(150mL)中の混合物を、水素下(0.4MPa(60psi))2時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮して目的生成物を白色の半固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 6.50(d,J=8.7Hz,1H)、3.23−3.12(m,1H)、2.45(d,J=6.0Hz,2H)、1.51−1.40(m,1H)、1.38(s,9H)、1.32−1.20(m,3H)、0.80(t,J=7.4Hz,3H)。
【0216】
段階D.2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル。
(S)−tert−ブチル(1−アミノブタン−2−イル)カルバミン酸塩(1.0g、5.4mmol)およびトリエチルアミン(0.78mL、5.6mmol)のDCM(33mL)中の氷冷溶液に、クロロオキソ酢酸メチル(0.52mL、5.6mmol)を滴下した。添加の後、反応物を室温まで温まらせ、一晩撹拌した。ブラインを添加し、層を分離し、水層をDCMで洗浄した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質を得(1.4g、96%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.78(s,1H)、4.59(d,J=7.6Hz,1H)、3.92−3.81(m,3H)、3.69(s,1H)3.45(dt,J=13.5,4.2Hz,1H)、3.39−3.22(m,1H)、1.47−1.38(m,11H)、0.98(t,J=7.5Hz,3H)。
【0217】
段階E.2−((2−アミノブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル塩酸塩。
ジオキサン(20mL)中4M HClの氷冷溶液に、(S)−メチル2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸塩(1.3g、4.6mmol)を添加した。30分後、反応混合物を濃縮して黄色い泡沫を得(968mg、100%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C
7H
14N
2O
3の質量計算値、174.1;m/z測定値、175.2[m+H]
+。
【0218】
段階F.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチルピペラジン−2,3−ジオン。
2−((2−アミノブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル塩酸塩(967mg、4.6mmol)および2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(957mg、4.6mmol)のDCM(26mL)中の氷冷溶液に、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(1.46g、6.9mmol)を添加した。得られる混合物を室温まで温まらせ、13時間撹拌した。トリエチルアミン(1.9mL)を添加し、2時間後、反応を1M HClで希釈した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した後、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮して透明の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(580mg、38%)。MS(ESI):C
14H
14ClF3N
2O
2の質量計算値、334.1;m/z測定値、335.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.10(d,J=4.5Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.62(d,J=7.7Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.28(d,J=15.5Hz,1H)、4.48(d,J=15.5Hz,1H)、3.70(dd,J=13.4,4.2Hz,1H)、3.44(ddd,J=13.4,5.5,1.6Hz,1H)、3.37−3.28(m,1H)、1.25−1.17(m,2H)、0.99(t,J=7.5Hz,3H)。
【0219】
段階G.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(16mL)中のローソン試薬(346mg、0.83mmol)の不均一混合物に、(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチルピペラジン−2,3−ジオン(555mg、1.7mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の油状物質として得た(528mg、91%)。MS(ESI):C
14H
14ClF
3N
2OSの質量計算値、350.1;m/z測定値、335.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.99(s,1H)、7.69(dd,J=15.9,7.8Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.24(d,J=15.3Hz,1H)、4.50(d,J=15.3Hz,1H)、3.67(dd,J=13.7,3.9Hz,1H)、3.45(dd,J=12.8,5.4Hz,2H)、1.91−1.75(m,2H)、1.00(t,J=7.5Hz,3H)。
【0220】
中間体7.(±)−1−(1−ブロモエチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン。
【0221】
【化47】
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【0222】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール。
2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(1g、4.8mmol)のTHF(16mL)中の氷冷溶液に、メチルマグネシウムブロミド(THF中3M、1.8mL、5.3mmol)を添加した。反応物を室温まで温まらせ、一晩撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液を添加し、混合物をEtOAcで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して目的生成物を透明の油状物質として得た(1.1g、98%)。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.86−7.82(m,1H)、7.62(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(q,J=6.4Hz,1H)、2.14(s,1H)、1.50(d,J=6.4Hz,3H)。
【0223】
段階B.(±)−1−(1−ブロモエチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール(1.1g、4.9mmol)のDCM(16mL)中の氷冷溶液に、三臭化リン(0.23mL、2.5mmol)を滴下した。反応物を室温まで温まらせ、3時間撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して目的生成物を黄色の油状物質として得た(1.4g、97%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.93−7.81(m,1H)、7.69−7.64(m,1H)、7.42(t,J=7.9Hz,1H)、5.73(q,J=7.0Hz,1H)、2.05(d,J=7.0Hz,3H)。
【0224】
中間体8.ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0225】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
ピリミジン−2−カルボン酸メチル(1.0g、7.2mmol)のEtOH(5.6mL)中のスラリーに、ヒドラジン一水和物(0.72mL、14mmol)を添加した。反応混合物は均質となり、5分後に沈殿が生じた。撹拌を1時間継続した。混合物を濾過し、回収した固体をさらなるEtOHで洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(720mg、72%)。MS(ESI):C
5H
6N
4Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 10.06(s,1H)、8.92(d,J=4.9Hz,2H)、7.64(t,J=4.9Hz,1H)、4.64(s,2H)。
【0227】
中間体9.ピリミジン−4−カルボヒドラジド。
【0228】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0229】
中間体9は、中間体8に類似の方法で、ピリミジン−4−カルボン酸エチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成して所望の化合物を白色の固体として得た(713mg、79%)。MS(ESI):C
5H
6N
4Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 10.31(s,1H)、9.27(d,J=1.3Hz,1H)、9.03(d,J=5.1Hz,1H)、7.97(dd,J=5.1,1.4Hz,1H)、4.72(s,2H)。
【0230】
中間体10 5−ブロモピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0231】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0232】
段階A.5−ブロモピリミジン−2−カルボン酸メチル
5−ブロモピリミジン−2−カルボニトリル(3.0g、16mmol)のMeOH(20mL)中の溶液に、濃HCl(19mL)を添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。室温まで冷却すると、沈殿が生じた。濾過によって目的生成物を白色の固体として得た(2.5g、71%)。MS(ESI):C
6H
5BrN
2O
2の質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.20(s,2H)、3.92(s,3H)。
【0233】
段階B.5−ブロモピリミジン−2−カルボヒドラジド。
5−ブロモピリミジン−2−カルボン酸メチル(1.0g、4.6mmol)のEtOH(3.6mL)中のスラリーに、ヒドラジン一水和物(0.46mL、9.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濾過し、回収した固体をさらなるEtOHで洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(720mg、72%)。MS(ESI):C
5H
5N
4Oの質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 10.15(s,1H)、9.18−9.08(s,2H)、4.67(s,2H)。
【0234】
中間体11.ピリダジン−3−カルボヒドラジド。
【0235】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
中間体11は、中間体8に類似の方法で、ピリダジン−3−カルボン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(328mg、66%)。MS(ESI):C
5H
6N
4Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 10.45(s,1H)、9.39(dd,J=5.0、1.7Hz,1H)、8.17(dd,J=8.4,1.7Hz,1H)、7.91(dd,J=8.4,5.0Hz,1H)、4.71(s,2H)。
【0237】
中間体12.ピリダジン−3−カルボヒドラジド。
【0238】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
中間体12は、中間体8に類似の方法で、5−フルオロニコチン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(318mg、32%)。MS(ESI):C
6H
6FN
3Oの質量計算値、155.1;m/z測定値、156.0[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 10.07(s,1H)、8.86(t,J=1.4Hz,1H)、8.74(d,J=2.8Hz,1H)、8.05(ddd,J=9.6,2.7,1.8Hz,1H)、4.63(s,2H)。
【0240】
中間体13.6−メチルピコリノヒドラジド。
【0241】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0242】
中間体13は、中間体8に類似の方法で、6−メチルピコリン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(493mg、99%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.67(s,1H)、7.85(t,J=7.7Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、7.42(dd,J=7.7,0.6Hz,1H)、4.59(s,2H)、2.56−2.51(m,3H)。
【0243】
中間体14.2−メチルニコチノヒドラジド。
【0244】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
2−メチルニコチン酸エチル(500mg、3.0mmol)のEtOH(2.3mL)中の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.3mL、6.1mmol)を添加した。反応混合物を3日間加熱還流した後、濃縮して目的生成物をベージュ色の固体として得た(450mg、98%)。MS(ESI):C
7H
9N
3Oの質量計算値、151.1;m/z測定値、152.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.57(br s,1H)、8.49(dd,J=4.9,1.8Hz,1H)、7.66(dd,J=7.7,1.7Hz,1H)、7.26(ddd,J=7.7,4.9,0.5Hz,1H)、4.85−4.05(bs,2H)、2.50(d,J=4.1Hz,3H)。
【0246】
中間体15.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0247】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
段階A.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸メチル
4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸(500mg、2.6mmol)を、1mLのTHFと300μLのMeOHとの混合物に溶解し、0℃に冷却した。トリメチルシリルジアゾメタン(エーテル中2M、2.6mL、5.2mmol)を滴下した。溶液を0℃で2時間撹拌し、その後室温で1時間撹拌した。数滴のAcOHとそれに続いて水を添加した。水溶液をEtOAcで3回抽出した。合した有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して油状物質を得、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C
7H
5F
3N
2O
2の質量計算値、206.0;m/z測定値、207.0[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 9.24(d,J=5.0Hz,1H)、7.87(d,J=5.0Hz,1H)、4.10(s,3H)。
【0249】
段階B.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸メチル(500mg、2.4mmol)のEtOH(12mL)中の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.24mL、4.9mmol)を添加した。1時間後、反応物を濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(426mg、85%)。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 9.22(d,J=5.0Hz,1H)、9.05(s,1H)、7.83(d,J=5.0Hz,1H)、4.25(br s,2H)。
【0250】
中間体16.6−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジド。
【0251】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0252】
中間体16は、中間体15に類似の方法で、段階Aで6−(トリフルオロメチル)ピコリン酸を4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸の代わりに用い、段階Bで70℃で1時間加熱して作成して、所望の化合物を白色の固体として得た(455mg、96%)。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.67(s,1H)、7.85(t,J=7.7Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、7.42(dd,J=7.7,0.6Hz,1H)、4.59(s,2H)。
【0253】
中間体17.5−クロロピコリノヒドラジド。
【0254】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
中間体17は、中間体14に類似の方法で、5−クロロピコリン酸エチルを2−メチルニコチン酸エチルの代わりに用いて作成して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(445mg、96%)。MS(ESI):C
6H
6ClN
3Oの質量計算値、171.0;m/z測定値、172.0[M+H]
+。
【0256】
中間体18.5−メチルニコチノヒドラジド。
【0257】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
中間体18は、中間体14に類似の方法で、5−メチルニコチン酸メチルを2−メチルニコチン酸エチルの代わりに用いて作成して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(497mg、99%)。MS(ESI):C
7H
9N
3Oの質量計算値、151.1;m/z測定値、152.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 9.91(s,1H)、8.77(d,J=2.1Hz,1H)、8.53(dd,J=2.1,0.8Hz,1H)、8.00−7.97(m,1H)、4.46(s,2H)、2.34(s,3H)。
【0259】
中間体19.2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジド。
【0260】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(1.0g、4.5mmol)のTHF(7mL)中の溶液に、カルボニルジイミダゾール(939mg、5.8mmol)を添加した。40分後、さらなるカルボニルジイミダゾール(200mg、1.2mmol)を添加し、撹拌を30分間継続した。この溶液を、THF(8mL)中のヒドラジン一水和物(0.44mL、8.9mmol)を含有する別のフラスコに滴下した。1時間後、1M HClを添加し、反応混合物を20% IPA/CHCl
3で抽出した(×3)。合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(1.0g、94%)。MS(ESI):C
8H
6ClF
3N
2Oの質量計算値、238.0;m/z測定値、239.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.87(dd,J=7.9,1.3Hz,1H)、7.72−7.63(m,1H)、7.56(t,J=7.8Hz,1H)、7.05(s,1H)。
【0262】
実施例1.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0263】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
段階A.3−ブロモ−8−オキソ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル。
3−ブロモ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、3.3mmol)の1:1 CHCl
3:MeCN(25mL)中の激しく撹拌した溶液に、水(31mL)中、酸化ルテニウム(IV)水和物(65mg、0.43mmol)およびメタ過ヨウ素酸ナトリウム(3.3g、15.5mmol)を添加した。1時間後、さらなる酸化ルテニウム(IV)水和物(50mg)を添加した。さらに1時間後、酸化ルテニウム(IV)水和物(30mg)の最後の部分を添加した。撹拌を30分間維持した後、水を添加した。混合物全体をCHCl
3で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して緑色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(663mg、63%)。MS(ESI):C
10H
13BrN
4O
3の質量計算値、316.0;m/z測定値、317.0[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 4.41−4.28(m,2H)、4.26−4.22(m,2H)、1.58(s,9H)。
【0265】
段階B.3−ブロモ−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−8−オキソ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(663mg、2.1mmol)のDCM(21mL)中の溶液に、TFA(4.2mL、55mmol)を添加した。30分後、反応物を濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、超音波処理し、濾過して目的生成物を白色の固体として得た(393mg、87%)。MS(ESI):C
5H
5BrN
4Oの質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[M+H]
+。
【0266】
段階C.3−ブロモ−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(294mg、1.4mmol)および炭酸セシウム(1.32g、4.1mmol)のDMF(10mL)中のスラリーに、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(446mg、1.6mmol)を添加した。5時間後、反応混合物を氷冷ブライン(200mL)に注入した。得られる沈殿物を濾過し、水およびエーテルで連続的に洗浄して生成物を白色の固体として得た(456mg、82%)。MS(ESI):C
13H
9BrClF
3N
4Oの質量計算値、408.0;m/z測定値、409.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.82(d,J=7.6Hz,1H)、7.77(d,J=7.6Hz,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、4.85(s,2H)、4.36−4.24(m,2H)、3.99−3.83(m,2H)。
【0267】
段階D.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(100mg、0.24mmol)および4−フルオロフェニルボロン酸(40mg、0.27mmol)のジオキサン(0.6mL)中の溶液に、1M Na
2CO
3(0.6mL)を添加した。フラスコを窒素で10分間パージし、Pd(PPh
3)
4(14mg、0.012mmol)を一度に添加した。フラスコを窒素でさらに5分間パージした後、100℃で18時間加熱した。室温まで冷却後、ブラインを添加し、混合物をEtOAcで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して褐色の固体を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(47mg、45%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
4N
4Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.91−7.73(m,4H)、7.59−7.54(m,1H)、7.49−7.43(m,2H)、4.89(s,2H)、4.56−4.42(m,2H)、3.92−3.84(m,2H)。
【0268】
実施例2.7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0269】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
中間体1(60mg、0.18mmol)および炭酸セシウム(237mg、0.73mmol)のDMF(1.4mL)中のスラリーに、1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼン(65mg、0.27mmol)を添加した。5時間後、反応物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、ブラインに注入し、20% IPA/CHCl
3(×3)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して褐色のスラッジを得た。MeOHでのトリチュレーションにより、目的生成物をベージュ色の粉末として得た(60mg、88%)。MS(ESI):C
16H
12Cl
2N
6Oの質量計算値、374.0;m/z測定値、375.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.41(s,1H)、8.77(s,2H)、7.57(dd,J=7.9,1.2Hz,1H)、7.49−7.38(m,1H)、7.33(t,J=7.9Hz,1H)、4.86−4.75(m,4H)、3.90−3.81(m,2H)。
【0271】
実施例3.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0272】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
実施例3は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(90mg、79%)。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
6Oの質量計算値、408.1;m/z測定値、409.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.46(d,J=1.1Hz,1H)、8.83(d,J=1.2Hz,2H)、7.90−7.75(m,2H)、7.57(t,J=7.8Hz,1H)、4.89(s,2H)、4.88−4.84(m,2H)、4.01−3.88(m,2H)。
【0274】
実施例4.(±)7−{1−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0275】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
実施例4は、実施例2に類似の方法で、中間体7を1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、53%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.43(d,J=1.4Hz,1H)、8.79(dt,J=2.6,2.1Hz,2H)、7.95(d,J=7.8Hz,1H)、7.88(dd,J=7.8,1.0Hz,1H)、7.65(t,J=7.9Hz,1H)、5.98(q,J=7.0Hz,1H)、4.75(ddd,J=13.6,6.9,4.4Hz,1H)、4.65−4.54(m,1H)、3.79(ddd,J=12.6,7.9,4.4Hz,1H)、3.54−3.44(m,1H)、1.63(d,J=7.1Hz,3H)。
【0277】
実施例5.7−(2,6−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0278】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
実施例5は、実施例2に類似の方法で、2−(ブロモメチル)−1,3−ジクロロベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(54mg、95%)。MS(ESI):C
16H
12Cl
2N
6Oの質量計算値、374.0;m/z測定値、375.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.42(d,J=1.2Hz,1H)、8.78(dd,J=8.0,1.9Hz,2H)、7.55(d,J=8.1Hz,2H)、7.50−7.36(m,1H)、5.00(s,2H)、4.73−4.56(m,2H)、3.72−3.56(m,2H)。
【0280】
実施例6.7−(2,3−ジフルオロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0281】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0282】
実施例6は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2,3−ジフルオロベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(43mg、83%)。MS(ESI):C
16H
12F
2N
6Oの質量計算値、342.1;m/z測定値、343.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.44(d,J=0.7Hz,1H)、8.81(s,2H)、7.39(dd,J=17.0,8.3Hz,1H)、7.29(t,J=7.0Hz,1H)、7.25−7.16(m,1H)、4.84(s,2H)、4.82−4.75(m,2H)、3.94−3.78(m,2H)。
【0283】
実施例7.7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0284】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
実施例7は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、60%)。MS(ESI):C
17H
15ClN
6O
3Sの質量計算値、418.1;m/z測定値、419.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.47−9.42(m,1H)、8.82(s,2H)、7.95(d,J=1.6Hz,1H)、7.77(d,J=8.3Hz,1H)、7.67(d,J=8.4Hz,1H)、5.14(s,2H)、4.94−4.80(m,2H)、4.03−3.85(m,2H)、2.50(s,3H)。
【0286】
実施例8.7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0287】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
実施例8は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(45mg、66%)。MS(ESI):C
17H
13Cl
2N
5Oの質量計算値、373.1;m/z測定値、374.1[m+H]
+。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ 8.74(d,J=4.3Hz,1H)、8.29(d,J=7.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.66−7.52(m,2H)、7.47(d,J=7.5Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、4.96−4.88(m,2H)、4.84(s,2H)、3.93−3.82(m,2H)。
【0289】
実施例9.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0290】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0291】
実施例9は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(66mg、89%)。MS(ESI):C
18H
13ClF
3N
5Oの質量計算値、407.1;m/z測定値、408.1[m+H]
+。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ 8.75(ddd,J=4.8,1.6,0.9Hz,1H)、8.29(dt,J=8.0,0.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.7Hz,1H)、7.82(dd,J=12.7,7.8Hz,2H)、7.64−7.49(m,2H)、4.97−4.90(m,2H)、4.88(s,2H)、3.98−3.88(m,2H)。
【0292】
実施例10.7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0293】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
実施例10は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(53mg、75%)。MS(ESI):C
19H
16F
3N
5Oの質量計算値、387.1;m/z測定値、388.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 8.78−8.66(m,1H)、8.29(d,J=7.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.7Hz,1H)、7.63(dd,J=16.8,7.8Hz,2H)、7.57(ddd,J=7.6,4.9,1.1Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、4.87(dd,J=15.9,9.8Hz,4H)、3.85−3.74(m,2H)、2.41(s,3H)。
【0295】
実施例11.(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0296】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0297】
実施例11は、実施例2に類似の方法で、中間体3を中間体1の代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(107mg、72%)。MS(ESI):C
17H
14Cl
2N
6Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]
+。
1H NMR(600MHz,DMSO−d
6)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.89−8.69(m,2H)、7.68−7.56(m,1H)、7.51(d,J=7.5Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、5.17(d,J=16.4Hz,1H)、4.97(dd,J=13.8,2.1Hz,1H)、4.77(dd,J=13.8,4.6Hz,1H)、4.51(d,J=16.4Hz,1H)、4.17−4.06(m,1H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0298】
実施例12.(6R)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0299】
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
60% CO
2/40% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、28mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=+58°(c 3.0、CHCl
3)。MS(ESI):C
17H
14Cl
2N
6Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.67(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.58(dd,J=2.6,1.5Hz,1H)、7.43(ddd,J=18.7,7.9,1.5Hz,2H)、7.23(t,J=7.8Hz,1H)、5.46(d,J=15.4Hz,1H)、5.15(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.57−4.48(m,2H)、4.05−3.95(m,1H)、1.34(d,J=6.7Hz,3H)。
【0301】
実施例13.(6S)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0302】
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
60% CO
2/40% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、30mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=−55°(c 3.0、CHCl
3)。MS(ESI):C
17H
14Cl
2N
6Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.67(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.58(dd,J=2.6,1.5Hz,1H)、7.43(ddd,J=18.7,7.9,1.5Hz,2H)、7.23(t,J=7.8Hz,1H)、5.46(d,J=15.4Hz,1H)、5.15(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.57−4.48(m,2H)、4.05−3.95(m,1H)、1.34(d,J=6.7Hz,3H)。
【0304】
実施例14.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0305】
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0306】
実施例14は、実施例2に類似の方法で、中間体3を中間体1の代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(102mg、63%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.84−8.82(m,2H)、7.85−7.82(m,2H)、7.56(t,J=7.8Hz,1H)、5.20(d,J=16.5Hz,1H)、4.98(dd,J=13.8,2.2Hz,1H)、4.80(dd,J=13.8,4.6Hz,1H)、4.56(d,J=16.6Hz,1H)、4.23−4.10(m,1H)、1.23(d,J=6.7Hz,3H)。
【0307】
実施例15.(6R)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0308】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
70% CO
2/30% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、39mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=+40°(c 2.2、CHCl
3)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.66(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.59(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.76−7.72(m,1H)、7.69(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.44(d,J=15.5Hz,1H)、5.17(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.62−4.54(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0310】
実施例16.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0311】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
70% CO
2/30% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、40mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=−44°(c 2.2、CHCl
3)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.66(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.59(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.76−7.72(m,1H)、7.69(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.44(d,J=15.5Hz,1H)、5.17(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.62−4.54(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0313】
実施例17.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0314】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0315】
段階A.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−エトキシ−6−メチル−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン。
中間体4(1.0g、3.1mmol)および炭酸ナトリウム(6.6g、62mmol)のDCM(45mL)中の氷冷溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(DCM中1M、15.6mL、15.6mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。水を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質(1.1g、99%)を得、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0316】
段階B.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−エトキシ−6−メチル−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(216mg、0.62mmol)および4−フルオロベンゾヒドラジド(105mg、0.68mmol)の1−ブタノール(6.2mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;0〜10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(158mg、58%)。MS(ESI):C
20H
15ClF
4N
4Oの質量計算値、438.1;m/z測定値、439.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.77−7.70(m,3H)、7.68−7.59(m,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、7.25−7.15(m,2H)、5.33(d,J=15.7Hz,1H)、4.66(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.55(d,J=15.7Hz,1H)、4.23(dd,J=13.0,2.0Hz,1H)、4.11(dt,J=14.3,4.8Hz,1H)、1.27−1.24(m,3H)。
【0317】
実施例18.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0318】
【化77】
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【0319】
実施例18は、段階Bにおいて実施例17に類似の方法で、ピコリノヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(133mg、51%)。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.63(ddd,J=4.8,1.6,0.9Hz,1H)、8.39(dt,J=8.1,1.0Hz,1H)、7.89−7.83(m,1H)、7.78−7.61(m,2H)、7.44−7.37(m,2H)、5.43(d,J=15.7Hz,1H)、5.34(dd,J=14.1,2.1Hz,1H)、4.69−4.51(m,2H)、4.09−3.94(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0320】
実施例19.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0321】
【化78】
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【0322】
実施例19は、実施例17に類似の方法で、段階Bで5−メチルピラジン−2−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(135mg、50%)。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.47(d,J=1.4Hz,1H)、8.47(dd,J=1.4,0.4Hz,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.68−4.51(m,2H)、4.09−3.99(m,1H)、2.66(s,3H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0323】
実施例20.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0324】
【化79】
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【0325】
実施例20は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−2−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(135mg、53%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5O
2の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ7.90(d,J=0.7Hz,1H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.72−7.61(m,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、7.36(d,J=0.7Hz,1H)、5.39(d,J=15.7Hz,1H)、5.05(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.66−4.52(m,2H)、4.22−4.13(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0326】
実施例21.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0327】
【化80】
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【0328】
実施例21は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(117mg、46%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5O
2の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.51(d,J=1.0Hz,1H)、8.06(d,J=1.0Hz,1H)、7.72(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.63(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(d,J=15.7Hz,1H)、5.01(dd,J=13.7,2.1Hz,1H)、4.64−4.50(m,2H)、4.07(m,1H)、1.36(t,J=6.2Hz,3H)。
【0329】
実施例22.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0330】
【化81】
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【0331】
実施例22は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−5−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(4.8mg、2%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5O
2の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.07(s,1H)、7.90(s,1H)、7.72(t,J=8.3Hz,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.45(d,J=15.4Hz,1H)、4.57(d,J=15.4Hz,1H)、4.49(d,J=3.1Hz,2H)、4.13−4.03(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0332】
実施例23.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0333】
【化82】
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【0334】
実施例23は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(61mg、23%)。MS(ESI):C
18H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.69(dd,J=11.9,7.8Hz,2H)、7.47(d,J=2.3Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、7.02(d,J=2.3Hz,1H)、5.43(d,J=15.7Hz,1H)、5.00(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.55(d,J=15.7Hz,1H)、4.46(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.07−4.00(m,1H)、3.97(s,3H)、1.33(d,J=6.7Hz,3H)。
【0335】
実施例24.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0336】
【化83】
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【0337】
実施例24は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(116mg、44%)。MS(ESI):C
18H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.06(s,1H)、7.78(s,1H)、7.75−7.68(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.41(d,J=15.5Hz,1H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.44(dd,J=12.8,4.6Hz,1H)、4.17(dd,J=12.8,1.9Hz,1H)、4.10−4.05(m,1H)、4.01(s,3H)、1.30(d,J=6.8Hz,3H)。
【0338】
実施例25.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0339】
【化84】
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【0340】
実施例25は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(104mg、41%)。MS(ESI):C
17H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、410.1;m/z測定値、411.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 13.62(br s,1H)、8.27(m,2H)、7.84−7.78(m,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.19(d,J=16.5Hz,1H)、4.65(dd,J=13.2,4.6Hz,1H)、4.53(d,J=16.5Hz,1H)、4.36(dd,J=13.2,2.2Hz,1H)、4.22−4.06(m,1H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0341】
実施例26.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0342】
【化85】
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【0343】
実施例26は、実施例17に類似の方法で、段階Bで5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(87mg、33%)。MS(ESI):C
18H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 13.19(s,1H)、7.83(d,J=7.9Hz,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、6.66(s,1H)、5.18(d,J=16.6Hz,1H)、4.84(d,J=13.6Hz,1H)、4.68(dd,J=13.8,4.5Hz,1H)、4.53(d,J=16.6Hz,1H)、4.21−4.02(m,1H)、2.34(s,3H)、1.20(d,J=6.6Hz,3H)。
【0344】
実施例27.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0345】
【化86】
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【0346】
実施例27は、実施例17に類似の方法で、段階Bで中間体8を4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、32%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.91(d,J=4.9Hz,2H)、7.74(d,J=7.6Hz,1H)、7.67(d,J=7.6Hz,1H)、7.48−7.38(m,2H)、5.41(d,J=15.7Hz,1H)、5.26(dd,J=14.0,2.0Hz,1H)、4.75−4.56(m,2H)、4.09(ddd,J=6.6,5.5,3.2Hz,1H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0347】
実施例28.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0348】
【化87】
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【0349】
実施例28は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(68mg、27%)。MS(ESI):C
17H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、410.1;m/z測定値、411.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 13.06(s,1H)、7.85(d,J=2.4Hz,1H)、7.70−7.58(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、7.03(d,J=2.3Hz,1H)、5.41(d,J=15.8Hz,1H)、5.05(dd,J=14.0,1.5Hz,1H)、4.62−4.43(m,2H)、4.07−3.96(m,1H)、1.32(d,J=6.7Hz,3H)。
【0350】
実施例29.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0351】
【化88】
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【0352】
段階A.(S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(30mL)中のローソン試薬(650mg、1.6mmol)不均一な混合物に、中間体4(1.0g、3.1mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の固体として得た(950mg、90%)。MS(ESI):C
13H
12ClF
3N
2OSの質量計算値、336.0;m/z測定値、337.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.78(d,J=4.2Hz,1H)、7.65(d,J=7.9Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.17(d,J=15.6Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、3.84−3.66(m,2H)、3.40(dd,J=11.7,5.6Hz,1H)、1.38(d,J=6.7Hz,3H)。
【0353】
段階B.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチル−3−チオキソピペラジン−2−オン(105mg、0.31mmol)およびニコチノヒドラジド(47mg、0.34mmol)の1−ブタノール(3.1mL)中の溶液を130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;0〜20% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(102mg、78%)。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H)、8.74(dd,J=4.8,1.4Hz,1H)、8.16−8.12(m,1H)、7.75(d,J=7.7Hz,1H)、7.66(d,J=7.6Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,4.9Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.68(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.25(dd,J=12.9,1.8Hz,1H)、4.19−4.09(m,1H)、1.30(d,J=6.7Hz,3H)。
【0354】
実施例30.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0355】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
実施例30は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(109mg、49%)。MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.1;m/z測定値、440.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.56−8.41(m,2H)、7.81−7.65(m,2H)、7.60(ddd,J=8.8,8.0,2.9Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.43(d,J=15.6Hz,1H)、5.24(dd,J=14.1,2.1Hz,1H)、4.58(dd,J=14.7,4.8Hz,2H)、4.05(ddd,J=6.7,4.6,2.1Hz,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0357】
実施例31.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0358】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
実施例31は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(187mg、87%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N5OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.96(d,J=3.2Hz,1H)、7.79−7.65(m,2H)、7.57(d,J=3.2Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.41(d,J=15.7Hz,1H)、5.18(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.59(dd,J=14.7,4.3Hz,2H)、4.13−4.07(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0360】
実施例32.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0361】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
実施例32は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(191mg、89%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.94(d,J=2.1Hz,1H)、8.36(d,J=2.1Hz,1H)、7.73(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.15(dd,J=13.8,2.1Hz,1H)、4.65−4.52(m,2H)、4.08−3.99(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0363】
実施例33.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0364】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
実施例33は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体9をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(97mg、77%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 9.27(d,J=1.4Hz,1H)、8.93(d,J=5.2Hz,1H)、8.36(dd,J=5.2,1.4Hz,1H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.51−5.31(m,2H)、4.77−4.54(m,2H)、4.09(dd,J=4.6,2.1Hz,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0366】
実施例34.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0367】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
実施例34は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピリミジン−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(94mg、72%)。MS(ESI):C
18H
13ClF
4N
6Oの質量計算値、440.1;m/z測定値、441.1[m+H]
+。1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.77(s,2H)、7.75(d,J=7.6Hz,1H)、7.68(d,J=7.8Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(d,J=15.7Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.74−4.54(m,2H)、4.15−4.00(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0369】
実施例35.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0370】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
実施例35は、実施例29に類似の方法で、段階Bで4−メトキシピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(68mg、51%)。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5O
2の質量計算値、451.1;m/z測定値、452.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.39(d,J=5.8Hz,1H)、7.99(d,J=2.5Hz,1H)、7.70(t,J=7.5Hz,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、6.90(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.46(d,J=15.6Hz,1H)、5.35(dd,J=14.1,2.0Hz,1H)、4.64−4.41(m,2H)、4.05−3.97(m,1H)、3.95(s,3H)、1.34(d,J=6.8Hz,3H)。
【0372】
実施例36.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0373】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
実施例36は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2−メチルチアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(103mg、79%)。MS(ESI):C
18H
15ClF
3N
5OSの質量計算値、441.2;m/z測定値、442.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.13(s,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.15(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.64−4.45(m,2H)、4.04(ddd,J=9.0,4.4,2.2Hz,1H)、2.76(s,3H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0375】
実施例37.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0376】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0377】
実施例37は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(90mg、71%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.00(s,1H)、8.24(s,1H)、7.77−7.69(m,2H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.43(d,J=15.4Hz,1H)、4.57(d,J=15.4Hz,1H)、4.51(dd,J=12.8,4.6Hz,1H)、4.27(dd,J=12.8,1.9Hz,1H)、4.19−4.07(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0378】
実施例38.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0379】
【化97】
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【0380】
実施例38は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(116mg、79%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
6N
5OSの質量計算値、495.0;m/z測定値、496.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.61(s,1H)、7.81−7.63(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.45(d,J=15.6Hz,1H)、5.04(dd,J=13.8,1.9Hz,1H)、4.65−4.51(m,2H)、4.11−4.01(m,1H)、1.38(d,J=6.8Hz,3H)。
【0381】
実施例39.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0382】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
実施例39は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(86mg、64%)。MS(ESI):C
19H
17ClF
3N
5OSの質量計算値、455.1;m/z測定値、456.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.80−7.61(m,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.37(d,J=15.5Hz,1H)、4.56(d,J=15.5Hz,1H)、4.35(dd,J=13.3,4.8Hz,1H)、4.14−4.01(m,2H)、2.75(s,3H)、2.56(s,3H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0384】
実施例40.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0385】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0386】
実施例40は、実施例29に類似の方法で、段階Bで4−メチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(106mg、81%)。MS(ESI):C
18H
15ClF
3N
5OSの質量計算値、441.1;m/z測定値、442.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.94(s,1H)、7.73(d,J=7.7Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.49−4.36(m,1H)、4.17−4.08(m,2H)、2.64(s,3H)、1.33(d,J=6.7Hz,3H)。
【0387】
実施例41.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−イソキサゾール−3−イル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0388】
【化100】
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【0389】
実施例41は、実施例29に類似の方法で、段階Bでイソキサゾール−3−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(43mg、35%)。MS(ESI):C
17H
13ClF
3N
5O
2の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.59(d,J=1.7Hz,1H)、7.73−7.68(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、7.18(d,J=1.7Hz,1H)、5.43(d,J=15.6Hz,1H)、4.92(dd,J=13.8,2.0Hz,1H)、4.66−4.47(m,2H)、4.10−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0390】
実施例42.(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0391】
【化101】
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【0392】
実施例42は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体10をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(193mg、65%)。MS(ESI):C
18H
13BrClF
3N
6Oの質量計算値、500.0;m/z測定値、501.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.96(s,2H)、7.76−7.68(m,2H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.5Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,1.3Hz,1H)、4.59(dd,J=14.5,3.7Hz,2H)、4.13−4.02(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0393】
実施例43.(6S)−3−(5−トリチオピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0394】
【化102】
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【0395】
この反応は、RC Tritec Tritium Manifoldシステムで実施した。(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(1.9mg、3.8μmol)を、電磁撹拌棒を備えた反応バイアル中で、ジイソプロピルエチルアミン(2.1μL、11.5μmol)およびリンドラー触媒(4.4mg)とともにEtOH(200μL)に溶解した。混合物をを液体窒素で冷却し、0.1kPa(10
-3mbar)の真空下に置き、完全に脱気した。混合物を液体窒素で冷却し、
3H
2−雰囲気(12kPa(120mbar))下に置いた。混合物を室温まで温まらせ、1時間撹拌した(最終圧力62kPa(620mbar))。反応混合物を液体窒素で冷却し、未反応の過剰なトリチウムガスを廃棄物トラップ上で吸収させた。反応混合物の揮発性成分を凍結乾燥によって廃棄物バイアルに移動させた。固体残渣を200μLのEtOHで撹拌し、液体窒素で冷却し、真空下に置き、凍結乾燥させて廃棄物バイアルに入れた。全ての揮発性トリチウムを除去するためにこれを3回行った。生成物を含有する混合物をEtOH(1ml)に溶解し、Acrodisk 13 GHP 0.45μmシリンジフィルタで濾過し、フィルタをEtOHで徹底的にすすいだ。全ての部分を合わせ、10ml EtOH中で(−20℃で)貯蔵し、4.0GBqの目的生成物を含有した。
【0396】
実施例44.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリダジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0397】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
実施例44は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体11をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(159mg、87%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
6Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.27(dd,J=5.0,1.7Hz,1H)、8.60(dd,J=8.6,1.7Hz,1H)、7.80−7.70(m,3H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.52−5.32(m,2H)、4.74(dd,J=14.1,4.6Hz,1H)、4.61(d,J=15.7Hz,1H)、4.17−4.07(m,1H)、1.39(d,J=6.8Hz,3H)。
【0399】
実施例45.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0400】
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0401】
実施例45は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体12をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、65%)。MS(ESI):C
19H
14ClF
4N
5Oの質量計算値、439.1;m/z測定値、439.9[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.73(d,J=1.3Hz,1H)、8.62(d,J=2.7Hz,1H)、7.93(ddd,J=8.6,2.7,1.8Hz,1H)、7.75(d,J=7.7Hz,1H)、7.67(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.70(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.58(d,J=15.6Hz,1H)、4.27(dd,J=12.9,2.0Hz,1H)、4.15(ddd,J=7.9,3.9,1.6Hz,1H)、1.31(d,J=6.8Hz,3H)。
【0402】
実施例46.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0403】
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0404】
実施例46は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体13をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(98mg、76%)。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.19(d,J=7.8Hz,1H)、7.79−7.70(m,2H)、7.70−7.63(m,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、7.24(d,J=7.6Hz,1H)、5.44(d,J=15.7Hz,1H)、5.37(dd,J=14.1,1.9Hz,1H)、4.65−4.52(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、2.58(s,3H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0405】
実施例47.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0406】
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
実施例47は、実施例29に類似の方法で、段階Bでイソニコチノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(108mg、86%)。MS(ESI):C
19H
15ClF
3N
5Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.79−8.75(m,2H)、7.74(d,J=7.7Hz,1H)、7.68−7.61(m,3H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.34(d,J=15.6Hz,1H)、4.72(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.56(d,J=15.6Hz,1H)、4.32(dd,J=13.0,2.0Hz,1H)、4.19−4.13(m,1H)、1.28(d,J=6.8Hz,3H)。
【0408】
実施例48.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0409】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
実施例48は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体14をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(73mg、56%)。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.67(dd,J=4.9、1.7Hz,1H)、7.80−7.70(m,2H)、7.69−7.66(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、7.32−7.29(m,1H)、5.34(d,J=15.6Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.38(dd,J=13.1,4.4Hz,1H)、4.08−4.01(m,1H)、3.84(dd,J=13.1,2.0Hz,1H)、2.55(s,3H)、1.30(d,J=6.7Hz,3H)。
【0411】
実施例49.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロブチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0412】
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
実施例49は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロブタンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、95%)。MS(ESI):C
18H
18ClF
3N
4Oの質量計算値、398.1;m/z測定値、399.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.69(dd,J=13.2,7.8Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.38(d,J=15.5Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、4.16(dd,J=12.8,4.5Hz,1H)、4.05−3.91(m,1H)、3.86(dd,J=12.8,1.8Hz,1H)、3.59−3.51(m,1H)、2.66−2.51(m,2H)、2.50−2.33(m,2H)、2.23−2.00(m,2H)、1.29(t,J=8.2Hz,3H)。
【0414】
実施例50.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロプロピル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0415】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
実施例50は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロプロパンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(76mg、83%)。MS(ESI):C
17H
16ClF
3N
4Oの質量計算値、384.1;m/z測定値、385.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.70−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.34(d,J=15.7Hz,1H)、4.53(d,J=15.7Hz,1H)、4.37(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.20(dd,J=13.0,2.1Hz,1H)、4.10−4.01(m,1H)、1.83−1.76(m,1H)、1.32(d,J=6.7Hz,3H)、1.23−1.04(m,4H)。
【0417】
実施例51.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロヘキシル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0418】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
実施例51は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロヘキサンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(62mg、61%)。MS(ESI):C
20H
22ClF
3N
4Oの質量計算値、426.1;m/z測定値、427.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 7.78−7.60(m,2H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.7Hz,1H)、4.53(d,J=15.7Hz,1H)、4.29(dd,J=12.9,4.4Hz,1H)、4.17−4.00(m,2H)、2.76−2.68(m,1H)、2.02−1.82(m,4H)、1.84−1.61(m,3H)、1.43−1.24(m,6H)。
【0420】
実施例52.(6S)−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0421】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
実施例52は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−クロロニコチノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、63%)。MS(ESI):C
19H
14Cl
2F
3N
5Oの質量計算値、455.1;m/z測定値、455.9[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.79(d,J=1.9Hz,1H)、8.70(d,J=2.3Hz,1H)、8.18−8.15(m,1H)、7.83−7.74(m,1H)、7.70−7.65(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.36(d,J=15.6Hz,1H)、4.69(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.26(dd,J=12.9,2.1Hz,1H)、4.21−4.12(m,1H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0423】
実施例53.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0424】
【化112】
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【0425】
実施例53は、実施例29に類似の方法で、段階Bでテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(83mg、65%)。MS(ESI):C
19H
20ClF
3N
4O
2の質量計算値、428.1;m/z測定値、429.0[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.74−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.36(d,J=15.5Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、4.32(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.19−3.99(m,4H)、3.58−3.48(m,2H)、3.09−2.99(m,1H)、2.22−1.98(m,2H)、1.93−1.80(m,2H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0426】
実施例54.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0427】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
実施例54は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体15をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、58%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
6N
6Oの質量計算値、490.1;m/z測定値、490.9[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 9.42(d,J=5.1Hz,1H)、8.21(d,J=5.1Hz,1H)、7.89−7.81(m,2H)、7.57(t,J=7.8Hz,1H)、5.21(d,J=16.6Hz,1H)、4.96(dd,J=13.9,2.2Hz,1H)、4.81(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.56(d,J=16.6Hz,1H)、4.24−4.15(m,1H)、1.22(d,J=6.6Hz,3H)。
【0429】
実施例55.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0430】
【化114】
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【0431】
実施例55は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体16をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(70mg、48%)。MS(ESI):C
20H
14ClF
6N
5Oの質量計算値、489.1;m/z測定値、489.9[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.69−8.65(m,1H)、7.87−7.82(m,1H)、7.80−7.77(m,1H)、7.75−7.68(m,2H)、7.45−7.38(m,1H)、5.47(d,J=15.5Hz,1H)、5.28(dd,J=14.1,1.9Hz,1H)、4.62−4.55(m,2H)、4.10−4.02(m,1H)、1.37(d,J=6.7Hz,3H)。
【0432】
実施例56.(6S)−3−(5−クロロピリジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0433】
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
実施例56は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体17をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(61mg、45%)。MS(ESI):C
19H
14Cl
2F
3N
5Oの質量計算値、455.1;m/z測定値、455.9[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 8.81(dd,J=2.5,0.8Hz,1H)、8.32(dd,J=8.6,0.7Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,2.5Hz,1H)、7.85−7.81(m,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.19(d,J=16.7Hz,1H)、5.04(dd,J=13.9,2.3Hz,1H)、4.79(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.55(d,J=16.6Hz,1H)、4.19−4.11(m,1H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0435】
実施例57.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0436】
【化116】
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【0437】
実施例57は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体18をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(73mg、56%)。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.68−8.60(m,2H)8.03−8.00(m,1H)、7.77−7.69(m,2H)、7.45−7.39(m,1H)、5.44(d,J=15.4Hz,1H)、4.58(d,J=15.4Hz,1H)、4.49(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.17(dd,J=12.9,2.0Hz,1H)、4.09−4.03(m,1H)、2.47−2.43(m,3H)、1.30(d,J=6.8Hz,3H)。
【0438】
実施例58.3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピロリジン−1−カルボン酸(6S)−tert−ブチル。
【0439】
【化117】
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【0440】
実施例58は、実施例29に類似の方法で、段階Bで3−(ヒドラジンカルボニル)ピロリジン−1−カルボン酸(±)−tert−ブチルをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た。MS(ESI):C
23H
27ClF
3N
5O
3の質量計算値、513.2;m/z測定値、514.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.69(d,J=7.8Hz,2H)、7.43−7.36(m,1H)、5.40(dd,J=15.5,7.1Hz,1H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.32−4.21(m,1H)、4.07−3.96(m,2H)、3.84−3.78(m,1H)、3.76−3.64(m,1H)、3.50−3.38(m,2H)、2.41−2.30(m,1H)、1.68−1.59(m,2H)、1.46(m,9H)、1.34−1.28(m,3H)。
【0441】
実施例59.3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピペリジン−1−カルボン酸(6S)−tert−ブチル。
【0442】
【化118】
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【0443】
実施例59は、実施例29に類似の方法で、段階Bで(±)−tert−ブチル3−(ヒドラジンカルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩カルボン酸塩をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(98mg、63%)。MS(ESI):C
24H
29ClF
3N
5O
3の質量計算値、527.2;m/z測定値、528.0[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 7.71−7.65(m,2H)、7.42−7.36(m,1H)、5.45−5.35(m,1H)、4.56−4.48(m,1H)、4.37−3.97(m,4H)、3.15−2.68(m,3H)、2.27−2.04(m,2H)、1.92−1.80(m,1H)、1.65−1.52(m,2H)、1.48−1.42(m,9H)、1.35−1.29(m,3H)。
【0444】
実施例60.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピペリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0445】
【化119】
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【0446】
(±)−tert−ブチル3−(ヒドラジンカルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩カルボン酸塩(94mg、0.18mmol)の1:1 DCM:TFA(2mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。溶媒を濃縮して油状物質を得、それをクロマトグラフィーによって精製して(SiO
2;DCM中0〜50% MeOH中10% NH
3)、目的生成物をベージュ色の固体として得た(70mg、92%)。MS(ESI):C
19H
21ClF3N
5Oの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.0[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 7.83(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.80−7.71(m,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.17(dd,J=16.5,6.5Hz,1H)、4.59−4.42(m,2H)、4.32−4.26(m,1H)、4.16−4.08(m,1H)、3.49−3.21(m,5H)、3.12−3.00(m,1H)、2.12−2.01(m,1H)、1.93−1.67(m,3H)、1.22−1.17(m,3H)。
【0447】
実施例61.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0448】
【化120】
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【0449】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−メトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン。
中間体5(400mg、1.2mmol)および炭酸ナトリウム(2.5g、23mmol)のDCM(45mL)中の氷冷溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(DCM中1M、5.8mL、5.8mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。水を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質を得(432mg、100%)、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。MS(ESI):C
17H
18ClF
3N
2O
2の質量計算値、374.1;m/z測定値、375.1[M+H]
+。
【0450】
段階B.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−メトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(216mg、0.58mmol)およびピラジン−2−カルボヒドラジド(88mg、0.63mmol)の1−ブタノール(5.8mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(116mg、45%)。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 9.69−9.58(m,1H)、8.70(d,J=2.6Hz,1H)、8.64(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.75−7.62(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=15.9Hz,1H)、5.27−5.16(m,1H)、4.78(dd,J=15.6,1.7Hz,1H)、4.68(ddd,J=13.9,4.5,2.4Hz,1H)、3.16(ddd,J=9.9,4.5,3.3Hz,1H)、1.06−0.96(m,1H)、0.80−0.72(m,1H)、0.67−0.43(m,2H)、0.28−0.21(m,1H)。
【0451】
実施例62.(6R
*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0452】
【化121】
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【0453】
45% CO
2/55% MeOHを用いる、Luxセルロースカラム(4.5μM、250×21.2mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、52mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。R
t=5.41分。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.66(s,1H)、8.69(d,J=2.2Hz,1H)、8.62(d,J=2.3Hz,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.9Hz,1H)、5.50(d,J=15.8Hz,1H)、5.28−5.21(m,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.19−3.11(m,1H)、1.05−0.96(m,1H)、0.81−0.70(m,1H)、0.65−0.45(m,2H)、0.27−0.19(m,1H)。
【0454】
実施例63.(6S
*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0455】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
45% CO
2/55% MeOHを用いる、Luxセルロースカラム(4.5μM、250×21.2mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、9mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。R
t=6.33分。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.66(s,1H)、8.69(d,J=2.2Hz,1H)、8.62(d,J=2.3Hz,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.9Hz,1H)、5.50(d,J=15.8Hz,1H)、5.28−5.21(m,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.19−3.11(m,1H)、1.05−0.96(m,1H)、0.81−0.70(m,1H)、0.65−0.45(m,2H)、0.27−0.19(m,1H)。
【0457】
実施例64.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0458】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
実施例64は、実施例61に類似の方法で、段階Bでピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(123mg、45%)。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.92(t,J=4.3Hz,2H)、7.68−7.64(m,2H)、7.44(t,J=4.9Hz,1H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=16.0Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.4Hz,1H)、4.79(d,J=16.0Hz,1H)、4.74−4.65(m,1H)、3.20−3.14(m,1H)、1.07−0.94(m,1H)、0.78−0.68(m,1H)、0.61−0.47(m,2H)、0.28−0.21(m,1H)。
【0460】
実施例65.(6R
*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0461】
【化124】
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【0462】
85% CO
2/15% MeOHを用いる、CHIRALCEL OJ−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、76mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。R
t=5.14分。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.93(d,J=4.8Hz,2H)、7.67(d,J=7.8Hz,2H)、7.43(t,J=4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.52(d,J=15.8Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.1Hz,1H)、4.78(d,J=15.8Hz,1H)、4.64(dd,J=13.9,4.5Hz,1H)、3.16−3.10(m,1H)、1.05−0.97(m,1H)、0.82−0.68(m,1H)、0.59−0.48(m,2H)、0.29−0.16(m,1H)。
【0463】
実施例66.(6S
*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0464】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
85% CO
2/15% MeOHを用いる、CHIRALCEL OJ−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、19mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。R
t=6.38分。MS(ESI):C
20H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.93(d,J=4.8Hz,2H)、7.67(d,J=7.8Hz,2H)、7.43(t,J=4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.52(d,J=15.8Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.1Hz,1H)、4.78(d,J=15.8Hz,1H)、4.64(dd,J=13.9,4.5Hz,1H)、3.16−3.10(m,1H)、1.05−0.97(m,1H)、0.82−0.68(m,1H)、0.59−0.48(m,2H)、0.29−0.16(m,1H)。
【0466】
実施例67.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0467】
【化126】
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【0468】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(13mL)中のローソン試薬(289mg、0.69mmol)の不均一な混合物に、中間体5(480mg、1.4mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の固体として得た(434mg、86%)。MS(ESI):C
15H
14ClF
3N
2OSの質量計算値、362.1;m/z測定値、363.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.40(s,1H)、7.63(t,J=8.0Hz,2H)、7.36(t,J=7.8Hz,1H)、5.23(d,J=15.8Hz,1H)、4.74(d,J=15.8Hz,1H)、3.73(ddd,J=13.4,4.0,2.1Hz,1H)、3.57(ddd,J=13.5,5.2,3.1Hz,1H)、2.81(dd,J=8.5,4.4Hz,1H)、1.24−1.11(m,1H)、0.79−0.67(m,1H)、0.63−0.55(m,1H)、0.51−0.45(m,1H)、0.21−0.08(m,1H)。
【0469】
段階B.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−チオキソピペラジン−2−オン(100mg、0.28mmol)およびニコチノヒドラジド(38mg、0.28mmol)の1−ブタノール(3mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、沈殿物を濾過し、ヘキサンで洗浄して、目的生成物を白色の固体として得た(68mg、55%)。MS(ESI):C
21H
17ClF
3N
5Oの質量計算値、447.1;m/z測定値、448.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.93(d,J=1.7Hz,1H)、8.79(dd,J=4.8,1.6Hz,1H)、8.21−8.16(m,1H)、7.74−7.61(m,2H)、7.52(dd,J=7.9,4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.8Hz,1H)、4.76(d,J=15.8Hz,1H)、4.52(dd,J=12.7,4.3Hz,1H)、4.41(dd,J=12.7,3.1Hz,1H)、3.18−3.11(m,1H)、1.08−0.90(m,1H)、0.84−0.69(m,1H)、0.59−0.47(m,2H)、0.20−0.14(m,1H)。
【0470】
実施例68.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0471】
【化127】
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【0472】
実施例68は、実施例67に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(57mg、47%)。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6)δ 13.53(s,1H)、8.02(s,1H)、7.90−7.67(m,2H)、7.53(t,J=7.7Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.21(d,J=16.7Hz,1H)、5.08−4.90(m,1H)、4.76(dd,J=20.7、10.5Hz,2H)、3.51−3.40(m,1H)、0.95(s,1H)、0.60−0.33(m,3H)、0.30−0.17(m,1H)。
【0473】
実施例69.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0474】
【化128】
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【0475】
実施例69は、実施例67に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、51%)。MS(ESI):C
21H
16ClF
4N
5Oの質量計算値、465.1;m/z測定値、465.9[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.57−8.42(m,2H)、7.66(d,J=7.8Hz,2H)、7.63−7.56(m,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=15.9Hz,1H)、5.28(dd,J=13.9,3.3Hz,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.17−3.11(m,1H)、1.07−0.94(m,1H)、0.79−0.67(m,1H)、0.64−0.44(m,2H)、0.27−0.20(m,1H)。
【0476】
実施例70.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0477】
【化129】
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【0478】
実施例70は、実施例67に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピリミジン−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、37%)。MS(ESI):C
20H
15ClF
4N6Oの質量計算値、466.1;m/z測定値、466.9[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.79(d,J=5.6Hz,2H)、7.69−7.64(m,2H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.9Hz,1H)、5.21(dd,J=13.9,3.4Hz,1H)、4.79(d,J=15.9Hz,1H)、4.70(dd,J=13.8,3.9Hz,1H)、3.20−3.15(m,1H)、1.04−0.97(m,1H)、0.78−0.71(m,1H)、0.62−0.43(m,2H)、0.27−0.21(m,1H)。
【0479】
実施例71.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0480】
【化130】
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【0481】
中間体6(100mg、0.29mmol)およびピラジン−2−カルボヒドラジド(39mg、0.29mmol)の1−ブタノール(3mL)中の溶液を130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、反応物を濃縮して褐色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO
2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(94mg、75%)。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 9.62(d,J=1.5Hz,1H)、8.69(d,J=2.5Hz,1H)、8.62(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、7.77(d,J=7.7Hz,1H)、7.69(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.56−5.42(m,2H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.46(dd,J=14.1,4.4Hz,1H)、3.77(ddd,J=9.4、4.6、3.5Hz,1H)、1.87−1.78(m,1H)、1.63−1.53(m,1H)、0.97(t,J=7.4Hz,3H)。
【0482】
実施例72.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0483】
【化131】
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【0484】
実施例72は、実施例71に類似の方法で、ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(104mg、84%)。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ 8.92(d,J=4.7Hz,2H)、7.76(d,J=7.7Hz,1H)、7.72−7.63(m,1H)、7.47−7.38(m,2H)、5.56(dd,J=14.2,1.2Hz,1H)、5.49(d,J=15.5Hz,1H)、4.55(d,J=15.5Hz,1H)、4.47(dd,J=14.2,4.4Hz,1H)、3.81−3.72(m,1H)、1.88−1.76(m,1H)、1.66−1.51(m,1H)、0.97(t,J=7.4Hz,3H)。
【0485】
実施例73.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0486】
【化132】
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【0487】
実施例73は、実施例71に類似の方法で、ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(96mg、77%)。MS(ESI):C
20H
17ClF
3N5Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.92(s,1H)、8.78(s,1H)、8.18−8.14(m,1H)、7.86−7.74(m,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.53−7.49(m,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.3Hz,1H)、4.62−4.48(m,2H)、4.32(dd,J=13.2,1.5Hz,1H)、3.88−3.77(m,1H)、1.22−1.19(m,2H)、0.88(t,J=7.5Hz,3H)。
【0488】
実施例74.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0489】
【化133】
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【0490】
実施例74は、実施例71に類似の方法で、ピラゾール−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(91mg、75%)。MS(ESI):C
18H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 12.91(s,1H)、7.85(d,J=2.4Hz,1H)、7.69−7.66(m,2H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、7.05(d,J=2.4Hz,1H)、5.51(d,J=15.6Hz,1H)、5.33(t,J=12.8Hz,1H)、4.50(d,J=15.6Hz,1H)、4.34(dd,J=14.1,4.5Hz,1H)、3.74−3.69(m,1H)、1.86−1.69(m,1H)、1.66−1.47(m,1H)、1.00−0.89(m,3H)。
【0491】
実施例75.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0492】
【化134】
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【0493】
実施例75は、実施例71に類似の方法で、5−フルオロピリミジン−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(14mg、22%)。MS(ESI):C
19H
15ClF
4N
6Oの質量計算値、454.1;m/z測定値、454.9[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.78(s,2H)、7.76(d,J=7.7Hz,1H)、7.73−7.65(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.50(d,J=15.4Hz,1H)、5.43(dd,J=14.1,1.3Hz,1H)、4.55(d,J=15.4Hz,1H)、4.41(dd,J=14.1,4.3Hz,1H)、3.78−3.73(m,1H)、1.86−1.77(m,1H)、1.63−1.50(m,1H)、0.97(dd,J=9.4、5.5Hz,3H)。
【0494】
実施例76.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0495】
【化135】
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【0496】
実施例76は、実施例71に類似の方法で、5−フルオロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(30mg、46%)。MS(ESI):C
20H
16ClF
4N
5Oの質量計算値、453.1;m/z測定値、453.9[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,CDCl
3)δ 8.55−8.43(m,2H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.69(d,J=7.8Hz,1H)、7.63−7.58(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.58−5.44(m,2H)、4.53(d,J=15.4Hz,1H)、4.37(dd,J=14.2,4.2Hz,1H)、3.75−3.70(m,1H)、1.84−1.76(m,1H)、1.63−1.53(m,1H)、1.03−0.94(m,3H)。
【0497】
実施例77.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0498】
【化136】
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【0499】
段階A.(1−(2−クロロアセトアミド)プロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル
(1−アミノプロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル塩酸塩(10.0g、47.5mmol)の−78℃のDCM(300mL)中の溶液に、トリエチルアミン(9.9mL、71.2mmol)およびクロロ塩化アセチル(4.0mL、49.8mmol)を添加し、反応混合物を0℃まで温め、1時間撹拌した。水を添加し、反応混合物をDCMで抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、所望の化合物を得た(11.0g、92%)。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.19(s,1H)、6.70(d,J=8.1Hz,1H)、4.05(s,2H)、3.62−3.47(m,1H)、3.13−2.99(m,2H)、1.45(s,9H)、1.56(d,J=6.7Hz,3H)。
【0500】
段階B.2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル
(1−(2−クロロアセトアミド)プロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(7.5g、29.9mmol)を、トリフルオロ酢酸(30mL)に溶解し、10分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、THF(321mL)に溶解し、炭酸カリウム(20.7g、149.5mmol)を添加し、反応混合物を12時間還流させた。反応混合物に、(Boc)
2O(7.7mL、35.9mmol)を添加し、反応混合物をさらに5時間還流させた。反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。反応混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、所望の化合物を得た(5g、78%)。
1H NMR(600MHz,DMSO)δ 8.00(s,1H)、4.17(s,1H)3.94(d,J=17.8Hz,1H)、3.58(d,J=17.9Hz,1H)、3.43−3.34(m,1H)、3.98(ddd,J=12.7,4.9,2.5Hz,1H)、1.43−1.38(s,9H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0501】
段階C.2−メチル−5−チオキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル
2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(7.0g、32.7mmol)の懸濁液に、ローソン試薬(6.9g、16.7mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜100% MeOH中10% 4M NH
3)により精製して所望の化合物を得た(5.7g、76%)。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 10.64(s,1H)、4.48(d,J=18.9Hz,1H)、4.31−4.14(m,1H)、4.06(d,J=18.9Hz,1H)、3.49−3.41(m,1H)、3.13(ddd,J=13.7,4.8,2.9Hz,1H)、1.43(s,9H)、1.07(d,J=6.6Hz,3H)。
【0502】
段階D.6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
2−メチル−5−チオキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(2.5g、10.9mmol)のn−ブタノール(10mL)中の懸濁液に、ピラジン−2−カルボヒドラジド(1.6g、11.9mmol)を添加し、反応混合物を12時間120℃に加熱した。室温に冷却した反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製して、所望の化合物を得た(1.5g、43%)。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.36(d,J=1.4Hz,1H)、8.78−8.74(m,2H)、5.02(d,J=17.4Hz,1H)、4.72(d,J=12.6Hz,2H)、4.53(d,J=17.4Hz,1H)、4.36−4.28(m,1H)、1.48(s,9H)、1.10(d,J=6.9Hz,3H)。
【0503】
段階E.6−メチル−8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル(1.0g、3.2mmol)のクロロホルム(12mL)中の溶液に、アセトニトリル(12mL)、水(30mL)、メタ過ヨウ素酸ナトリウム(3.2g、14.9mmol)および酸化ルテニウム(IV)水和物(62mg、0.4mmol)を添加し、反応混合物を30分間激しく撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、DCMで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して所望の化合物を得た(0.50g、48%)。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(s,1H)、8.83(s,2H)、5.01−4.92(m,1H)、4.89−4.79(m,1H)、4.73−4.66(m,1H)、1.52(s,9H)、1.21(d,J=6.8Hz,3H)。
【0504】
段階F.(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
6−メチル−8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル(0.4g、1.2mmol)のDCM(12mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(2.5mL、31.7mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAc(10mL)を添加した。得られる沈殿物を濾過によって回収し、乾燥させて、所望の化合物を得た(267mg、64%)。MS(ESI):C
10H
10N
6Oの質量計算値、230.2;m/z測定値、231.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.4Hz,1H)、8.85−8.81(m,2H)、8.69(s,1H)、4.92(m,1H)、4.31−4.23(m,1H)、4.10−3.96(m,1H)、1.24(d,J=6.6Hz,3H)。
【0505】
実施例78.(6S)−7−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0506】
【化137】
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【0507】
実施例77(40mg、0.17mmol)DMF(1.7mL)中の溶液に、炭酸セシウム(226mg、0.70mmol)および2−クロロ−4−フルオロベンジルブロミド(58mg、0.26mmol)を添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% iPrOH)により精製して、所望の化合物を得た(41mg、65%)。MS(ESI):C
17H
14ClFN
6Oの質量計算値、372.8;m/z測定値、373.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.84−8.80(m,2H)、7.61−7.55(m,1H)、7.55−7.50(m,1H)、7.26−7.19(m,1H)、5.10(d,J=15.9Hz,1H)、5.01−4.89(m,1H)、4.70(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.48(d,J=16.0Hz,1H)、4.13−4.03(m,1H)、1.18(d,J=6.7Hz,3H)。
【0508】
実施例79.(6S)−7−ベンジル−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0509】
【化138】
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【0510】
実施例79は、実施例78に類似の方法で、臭化ベンジルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(15mg、26%)。MS(ESI):C
17H
16N
6Oの質量計算値、320.4;m/z測定値、321.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48−9.44(m,1H)、8.84−8.78(m,2H)、7.44−7.27(m,5H)、5.12(d,J=15.4Hz,1H)、4.96−4.89(m,1H)、4.65−4.57(m,1H)、4.45(d,J=15.3Hz,1H)、4.09−3.99(m,1H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0511】
実施例80.(6S)−7−(2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0512】
【化139】
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【0513】
実施例80は、実施例78に類似の方法で、2−クロロ塩化ベンジルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(47mg、76%)。MS(ESI):C
17H
15ClN
6Oの質量計算値、354.8;m/z測定値、355.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.2Hz,1H)、8.83(m,2H)、7.52(m,2H)、7.36(m,2H)、5.15(d,J=16.1Hz,1H)、5.01−4.92(m,1H)、4.78−4.68(m,1H)、4.48(d,J=16.1Hz,1H)、4.13−4.04(m,1H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0514】
実施例81.(6S)−7−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0515】
【化140】
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【0516】
実施例81は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(36mg、57%)。MS(ESI):C
18H
17ClN
6O
3Sの質量計算値、432.9;m/z測定値、433.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.49(d,J=1.0Hz,1H)、8.87−8.79(m,2H)、8.04(d,J=1.7Hz,1H)、7.89−7.76(m,2H)、5.19(d,J=16.9Hz,1H)、5.04−4.93(m,1H)、4.88−4.76(m,1H)、4.56(d,J=16.8Hz,1H)、4.21(s,1H)、3.30(s,3H)、1.24(d,J=6.6Hz,3H)。
【0517】
実施例82.(6S)−7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0518】
【化141】
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【0519】
実施例82は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(35mg、56%)。MS(ESI):C
18H
17ClN
6O
3Sの質量計算値、432.9;m/z測定値、433.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=0.9Hz,1H)、8.84(s,2H)、7.95(d,J=2.1Hz,1H)、7.79−7.69(m,2H)、5.44(d,J=16.8Hz,1H)、5.00−4.91(m,1H)、4.88−4.76(m,2H)、4.21−4.12(m,1H)、3.45(s,3H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0520】
実施例83.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0521】
【化142】
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【0522】
実施例83は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(41mg、53%)。MS(ESI):C
18H
15F
3N
6O
2の質量計算値、404.4;m/z測定値、405.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.85−8.79(m,2H)、7.65−7.36(m,4H)、5.16(d,J=16.0Hz,1H)、5.00−4.88(m,1H)、4.74−4.62(m,1H)、4.49(d,J=16.0Hz,1H)、4.14−3.98(m,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0523】
実施例84.(6S)−7−[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0524】
【化143】
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【0525】
実施例84は、実施例78に類似の方法で、6−クロロピペロニルクロリドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(27mg、51%)。MS(ESI):C
18H
15ClN
6O
3の質量計算値、398.8;m/z測定値、399.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=0.9Hz,1H)、8.90−8.77(m,2H)、7.13(d,J=11.4Hz,2H)、6.0(s,2H)、5.4(d,J=15.8Hz,1H)、4.99−4.87(m,1H)、4.72−4.62(m,1H)、4.38(d,J=15.8Hz,1H)、4.09−3.99(m,1H)、1.18(d,J=6.7Hz,3H)。
【0526】
実施例85.(6S)−6−メチル−7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0527】
【化144】
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【0528】
実施例85は、実施例78に類似の方法で、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(45mg、29%)。MS(ESI):C
19H
17F
3N
6Oの質量計算値、402.4;m/z測定値、403.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.3Hz,1H)、8.86−8.79(m,2H)、7.70−7.63(m,2H)、7.43−7.37(m,1H)、5.22(d,J=16.1Hz,1H)、5.02−4.91(m,1H)、4.79−4.69(m,1H)、4.53(d,J=16.2Hz,1H)、4.05−3.93(m,1H)、2.42(s,3H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0529】
実施例86.(6S)−7−(2,6−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0530】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
実施例86は、実施例78に類似の方法で、2,6−ジクロロベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(65mg、42%)。MS(ESI):C
17H
14Cl
2N
6Oの質量計算値、389.3;m/z測定値、390.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.43(d,J=1.5Hz,1H)、8.80(d,J=2.6Hz,1H)、8.78−8.75(m,1H)、7.62−7.55(m,2H)、7.48−7.41(m,1H)、5.40(d,J=14.6Hz,1H)、5.00−4.90(m,1H)、4.60(d,J=14.6Hz,1H)、4.42−4.28(m,1H)、3.87−3.70(m,1H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0532】
実施例87.(6S)−7−(2,6−ジメチルベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0533】
【化146】
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【0534】
実施例87は、実施例78に類似の方法で、2,6−ジメチルベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(71mg、52%)。MS(ESI):C
19H
20N
6Oの質量計算値、348.4;m/z測定値、349.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.5Hz,1H)、8.79(d,J=2.6Hz,1H)、8.77−8.74(m,1H)、7.20−7.04(m,3H)、5.20(d,J=14.9Hz,1H)、4.96−4.82(m,1H)、4.51−4.42(d,J=14.8Hz,1H)、4.38−4.25(m,1H)、3.69−3.58(m,1H)、2.34(s,6H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0535】
実施例88.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0536】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
実施例88は、実施例78に類似の方法で、3−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(66mg、43%)。MS(ESI):C
18H
15F
3N
6Oの質量計算値、388.4;m/z測定値、389.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.84−8.79(m,2H)、7.82−7.56(m,4H)、5.20(d,J=15.7Hz,1H)、4.98−4.90(m,1H)、4.69−4.61(m,1H)、4.54(d,J=15.7Hz,1H)、4.17−4.02(m,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0538】
実施例89.(6S)−6−メチル−7−(2−ニトロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0539】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
実施例89は、実施例78に類似の方法で、2−ニトロベンジルクロリドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(82mg、57%)。MS(ESI):C
17H
15N
7O
3の質量計算値、365.4;m/z測定値、366.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.59(d,J=1.2Hz,1H)、8.85−8.81(m,2H)、8.12(d,J=7.8Hz,1H)、7.79−7.68(m,2H)、7.65−7.55(m,1H)、5.43(d,J=17.2Hz,1H)、5.02−4.93(m,1H)、4.82−4.76(m,1H)、4.71(d,J=17.2Hz,1H)、4.13−4.01(m,1H)、1.20(d,J=6.7Hz,3H)。
【0541】
実施例90.(6S)−7−(2−クロロ−5−ニトロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0542】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0543】
実施例90は、実施例78に類似の方法で、2−(ブロモメチル)−1−クロロ−4−ニトロベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(25mg、35%)。MS(ESI):C
17H
14ClN
7O
3の質量計算値、399.8;m/z測定値、400.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.3Hz,1H)、8.87−8.78(m,2H)、8.29(d,J=2.7Hz,1H)、8.19(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.84(d,J=8.7Hz,1H)、5.20(d,J=16.1Hz,1H)、5.00−4.92(m,1H)、4.69(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.60(d,J=16.2Hz,1H)、4.27(s,1H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0544】
実施例91.(6S)−7−(5−アミノ−2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0545】
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
実施例90(20mg、0.05mmol)のアセトン(0.4mL)および水(0.1ml)中の溶液に、亜鉛粉末(33mg、0.5mmol)とそれに続いて塩化アンモニウム(27mg、0.5mmol)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、DCMで抽出し、有機層を回収した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して所望の化合物を得た(5mg、27%)。MS(ESI):C
17H
16ClN
7Oの質量計算値、369.8;m/z測定値、370.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.87−8.79(m,2H)、7.15(d,J=8.5Hz,1H)、6.74(s,1H)、6.59(d,J=8.4Hz,1H)、5.06(d,J=16.3Hz,1H)、4.96(d,J=11.9Hz,1H)、4.81−4.68(m,1H)、4.34(d,J=16.1Hz,1H)、4.06(s,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0547】
実施例92.(6S)−6−メチル−7−(1−フェニルエチル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0548】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
実施例92は、実施例78に類似の方法で、(1−ブロモエチル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(32mg、44%)。MS(ESI):C
18H
18N
6Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]
+。
【0550】
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.6Hz,1H)、8.84−8.73(m,2H)、7.53−7.29(m,5H)、6.08−5.69(m,1H)、4.94−4.74(m,1H)、4.65−4.46(m,0.4H)、4.28−4.11(m,1H)、4.02−3.78(m,0.6H)、1.75−1.55(m,3H)、1.19(d,J=6.7Hz,2H)、0.49(d,J=6.7Hz,1H)。
【0551】
実施例93.(6S)−6−メチル−7−[(1R/S)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0552】
【化152】
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【0553】
実施例93は、実施例78に類似の方法で、メタンスルホン酸1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(15mg、7.9%)。MS(ESI):C
19H
16ClF
3N
6Oの質量計算値、436.8;m/z測定値、437.2[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47−9.41(m,1H)、8.83−8.76(m,2H)、8.13−7.56(m,3H)、6.09−3.47(m,4H)、1.79−1.64(m,3H)、1.29−0.54(m,3H)。
【0554】
実施例93のジアステレオマーを、超臨界流体クロマトグラフィー(固定相:Chiralpak AD−H 5μm 250×21mm:移動相30%エタノール、70% CO
2)によって分離して、実施例94および95を純粋なジアステレオマーとして得た。
【0555】
実施例94.(6S)−6−メチル−7−[(1R
*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0556】
【化153】
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【0557】
MS(ESI):C
18H
18N
6Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.4Hz,1H)、8.79(d,J=2.6Hz,1H)、8.77−8.75(m,1H)、7.49−7.43(m,2H)、7.42−7.37(m,2H)、7.36−7.30(m,1H)、5.88−5.80(m,1H)、4.88−4.79(m,1H)、4.26−4.15(m,1H)、3.92−3.80(m,1H)、1.67(d,J=7.2Hz,3H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0558】
実施例95.(6S)−6−メチル−7−[(1S
*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0559】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
MS(ESI):C
18H
18N
6Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.1Hz,1H)、8.84−8.75(m,2H)、7.54−7.46(m,1H)、7.45−7.37(m,1H)、7.37−7.30(m,1H)、5.96−5.87(m,1H)、4.91−4.83(d,J=13.6Hz,1H)、4.60−4.51(m,1H)、4.26−4.14(m,1H)、1.64(d,J=7.1Hz,3H)、0.59(d,J=6.7Hz,3H)
【0561】
実施例96.(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロペンチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0562】
【化155】
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【0563】
実施例97.(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロヘプチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0564】
【化156】
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【0565】
実施例98.7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロブチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0566】
【化157】
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【0567】
実施例99.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0568】
【化158】
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【0569】
段階A.(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
中間体20(300mg、1.30mmol)のトルエン(5mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(268mg、0.67mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜10% MeOH)により精製して、(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(90mg、28%)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 10.90(s,1H)、9.45(d,J=1.4Hz,1H)、8.86−8.79(m,2H)、5.05−4.88(m,1H)、4.45−4.30(m,1H)、4.13−3.98(m,1H)、1.28(d,J=6.7Hz,3H)。
【0570】
段階B.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(85mg、0.34mmol)のn−ブタノール(3mL)中の溶液に、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジド(99mg、0.41mmol)を添加し、反応混合物を5時間150℃に加熱した。p−トルエンスルホン酸(5mg、0.03mmol)を添加し、反応混合物を150℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、hplcにより精製して、目的生成物を得た(60mg、40%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
8の質量計算値、432.8;m/z測定値433.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.51(d,J=1.1Hz,1H)、8.86−8.81(m,2H)、8.20(dd,J=8.0,1.3Hz,1H)、8.14−8.06(m,1H)、7.89−7.80(m,1H)、5.29−5.19(m,1H)、4.89−4.77(m,2H)、1.14(d,J=6.7Hz,3H)。
【0571】
実施例100.(5S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0572】
【化159】
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【0573】
実施例100は、実施例99に類似の方法で、段階Bで2,3−ジクロロベンゾヒドラジドを2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(50mg、100%)。MS(ESI):C
17H
12ClN
8の質量計算値、399.24;m/z測定値400.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.51(d,J=0.8Hz,1H)、8.84(s,2H)、8.01−7.96(m,1H)、7.78−7.74(m,1H)、7.68−7.61(m,1H)、5.30−5.20(m,1H)、4.88−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0574】
実施例101.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0575】
【化160】
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【0576】
実施例101は、実施例99に類似の方法で、段階Bで4−フルオロ−ベンゾヒドラジドを2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た。MS(ESI):C
19H
12ClF
4N
7の質量計算値、449.8;m/z測定値449.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.16−8.09(m,1H)、8.07−7.99(m,1H)、7.82−7.73(m,3H)、7.45−7.37(m,2H)、4.78−4.63(m,2H)、4.36(d,J=10.7Hz,1H)、1.03(d,J=6.7Hz,3H)。
【0577】
実施例102.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0578】
【化161】
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【0579】
実施例102は、実施例99に類似の方法で、5−フルオロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて合成し、所望の化合物を白色の固体として得た(65mg、25%)。MS(ESI):C
20H
13ClF
4N
6の質量計算値、448.8;m/z測定値450.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.77(d,J=2.9Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9,4.5Hz,1H)、8.19(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.13−7.96(m,2H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、5.36−5.22(m,1H)、4.94−4.72(m,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0580】
実施例103:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0581】
【化162】
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【0582】
実施例103は、実施例99に類似の方法で、1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、44%)。MS(ESI):C
17H
12ClF
3N
8の質量計算値、420.7;m/z測定値421.2[M+H]
+;
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 13.52(s,1H)、8.19(m,1H)、8.11−8.07(m,1H)、8.00(d,J=2.4Hz,1H)、7.87−7.82(m,1H)、6.95(d,J=2.4Hz,1H)、5.15(d,J=12.5Hz,1H)、4.83−4.72(m,2H)、1.11(d,J=6.6Hz,3H)。
【0583】
実施例104:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0584】
【化163】
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【0585】
実施例104は、実施例99に類似の方法で、オキサゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(35mg、42%)。MS(ESI):C
17H
11ClF
3N
7Oの質量計算値、421.8;m/z測定値422.2[M+H]
+;
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.05(d,J=4.9Hz,2H)、8.22−8.17(m,1H)、8.12−8.07(m,1H)、7.88−7.82(m,1H)、7.68(t,J=4.9Hz,1H)、5.35−5.23(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.12(d,J=6.7Hz,3H)。
【0586】
実施例105:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0587】
【化164】
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【0588】
実施例105は、実施例99に類似の方法で、ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(39mg、45%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
8の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]
+;
1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.05(d,J=4.9Hz,2H)、8.22−8.17(m,1H)、8.12−8.07(m,1H)、7.88−7.82(m,1H)、7.67(t,J=4.9Hz,1H)、5.35−5.23(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0589】
実施例106:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0590】
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
実施例106は、実施例99に類似の方法で、チアゾール−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(35mg、46%)。MS(ESI):C
17H
11ClF
3N
7Sの質量計算値、437.0;m/z測定値438.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.23−8.17(m,1H)、8.16(d,J=3.2Hz,1H)、8.12−8.08(m,1H)、8.07(d,J=3.2Hz,1H)、7.89−7.82(m,1H)、5.31−5.20(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.16(d,J=6.5Hz,3H)。
【0592】
実施例107:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0593】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
実施例107は、実施例99に類似の方法で、ホルモヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(48mg、78%)。MS(ESI):C
14H
10ClF
3N
6の質量計算値、354.7;m/z測定値355.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.78(s,1H)、8.15−8.08(m,1H)、8.04−7.98(m,1H)、7.75(t,J=7.8Hz,1H)、4.73−4.60(m,1H)、4.49(d,J=3.4Hz,2H)、0.98(d,J=6.7Hz,3H)。
【0595】
実施例108:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリダジン−3−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0596】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
実施例108は、実施例99に類似の方法で、ピリダジン−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(51mg、68%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
8の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.37−9.29(m,1H)、8.50−8.44(m,1H)、8.13(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、8.07−8.01(m,1H)、7.91(dd,J=8.6,5.0Hz,1H)、7.82−7.74(m,1H)、5.39−5.27(m,1H)、4.92−4.82(m,1H)、4.82−4.71(m,1H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0598】
実施例109:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0599】
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
実施例109は、実施例99に類似の方法で、4−メチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(41mg、52%)。MS(ESI):C
18H
13ClF
3N
7Sの質量計算値、451.9;m/z測定値452.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)9.26(s,1H)、8.14−8.09(m,1H)、8.05−7.99(m,1H)、7.82−7.73(m,1H)、4.72−4.62(m,1H)、4.60−4.51(m,1H)、4.27−4.17(m,1H)、2.46(s,3H)、1.03(d,J=6.7Hz,3H)。
【0601】
実施例110:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0602】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
実施例110は、実施例99に類似の方法で、5−メチルピラジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(40mg、51%)。MS(ESI):C
19H
14ClF
3N
8の質量計算値、446.8;m/z測定値447.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.29(d,J=1.4Hz,1H)、8.65(d,J=1.1Hz,1H)、8.15−8.10(m,1H)、8.04(d,J=6.5Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、5.21−5.04(m,1H)、4.82−4.68(m,2H)、2.55(s,3H)、0.99(d,J=6.7Hz,3H)。
【0604】
実施例111:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−4−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0605】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0606】
実施例111は、実施例99に類似の方法で、ピリミジン−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(29mg、45%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
8の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.32(d,J=1.4Hz,1H)、8.99(d,J=5.3Hz,1H)、8.31−8.27(m,1H)、8.15−8.09(m,1H)、8.03(d,J=6.5Hz,1H)、7.80−7.74(m,1H)、5.41−5.28(m,1H)、4.89−4.74(m,2H)、1.09(d,J=6.6Hz,3H)。
【0607】
実施例112:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0608】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0609】
実施例112は、実施例99に類似の方法で、1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(41mg、67%)。MS(ESI):C
18H
12ClF
3N
8の質量計算値、420.8;m/z測定値421.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.18(s,2H)、8.14−8.10(m,1H)、8.05−8.00(m,1H)、7.80−7.74(m,1H)、4.74−4.59(m,2H)、4.51−4.41(m,1H)、4.21−3.31(m,1H)、1.03(d,J=6.6Hz,3H)。
【0610】
実施例113:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0611】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0612】
実施例113は、実施例99に類似の方法で、4−メトキシピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、28%)。MS(ESI):C
20H
15ClF
3N
7Oの質量計算値、461.8;m/z測定値462.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.46(d,J=5.8Hz,1H)、8.13(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、8.06−8.00(m,1H)、7.82−7.73(m,2H)、7.12−7.04(m,1H)、5.34(d,J=11.7Hz,1H)、4.83−4.68(m,2H)、3.80(s,3H)、1.05(d,J=6.7Hz,3H)。
【0613】
実施例114:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0614】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
実施例114は、実施例99に類似の方法で、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、30%)。MS(ESI):C
18H
14ClF
3N
8の質量計算値、434.8;m/z測定値435.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.33(s,1H)、8.14−8.09(m,1H)、8.01(d,J=6.4Hz,1H)、7.95−7.90(m,1H)、7.80−7.72(m,1H)、4.73−4.67(m,1H)、4.67−4.60(m,1H)、4.46−4.39(m,1H)、3.89(s,3H)、1.04(d,J=6.6Hz,3H)。
【0616】
実施例115:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0617】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
実施例115は、実施例99に類似の方法で、オキサゾール−5−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、30%)。MS(ESI):C
17H
11ClF
3N
7Oの質量計算値、421.8;m/z測定値422.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.76(s,1H)、8.24−8.17(m,1H)、8.10(d,J=7.8Hz,1H)、8.01(s,1H)、7.88−7.80(m,1H)、4.85−4.74(m,2H)、4.69(m,1H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0619】
実施例116:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−エチル−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0620】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
実施例116は、実施例99に類似の方法で、プロピオノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(17mg、31%)。MS(ESI):C
16H
14ClF
3N
6の質量計算値、382.7;m/z測定値383.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.18(d,J=8.0Hz,1H)、8.07(d,J=7.6Hz,1H)、7.83(t,J=7.8Hz,1H)、4.74(s,1H)、4.53−4.31(m,2H)、3.47(s,2H)、2.88(h,J=7.9Hz,2H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)、1.08(d,J=6.7Hz,3H)。
【0622】
実施例117:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0623】
【化176】
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【0624】
実施例117は、実施例99に類似の方法で、6−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(19mg、26%)。MS(ESI):C
20H
12ClF
6N
7の質量計算値、499.8;m/z測定値500.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.61(d,J=8.0Hz,1H)、8.37(t,J=8.0Hz,1H)、8.20(dd,J=8.1,1.6Hz,1H)、8.10(ddd,J=7.5,6.1,1.3Hz,2H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、5.30(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.97−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0625】
実施例118:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル(mehtyl)−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0626】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
実施例118は、実施例99に類似の方法で、4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(24mg、33%)。MS(ESI):C
19H
11ClF
6N
8の質量計算値、500.8;m/z測定値501.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.42(d,J=5.1Hz,1H)、8.26−8.16(m,2H)、8.10(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.85(t,J=7.8Hz,1H)、5.23(d,J=12.1Hz,1H)、4.94−4.79(m,2H)、1.13(d,J=6.6Hz,3H)。
【0628】
実施例119:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0629】
【化178】
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【0630】
実施例119は、実施例99に類似の方法で、4−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(7mg、10%)。MS(ESI):C
20H
12ClF
6N
7の質量計算値、499.8;m/z測定値500.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.04(d,J=5.2Hz,1H)、8.55(s,1H)、8.20(d,J=8.0Hz,1H)、8.10(d,J=7.7Hz,1H)、7.98(dd,1H)、7.85(t,0H)、5.35(d,J=14.0Hz,1H)、4.87(d,J=21.4Hz,2H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0631】
実施例120:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0632】
【化179】
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【0633】
実施例120は、実施例99に類似の方法で、5−クロロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(18mg、18%)。MS(ESI):C
19H
12Cl
2F
3N
7の質量計算値、466.3;m/z測定値467.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.82(d,J=2.5Hz,1H)、8.35(d,J=8.5Hz,1H)、8.20(ddd,J=7.5,5.5,2.0Hz,2H)、8.11−8.06(m,1H)、7.85(t,J=7.8Hz,1H)、5.37−5.22(m,1H)、4.85(dd,J=14.4,4.6Hz,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0634】
実施例121:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルチオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0635】
【化180】
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【0636】
実施例121は、実施例99に類似の方法で、5−メチルチオフェン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(11mg、16%)。MS(ESI):C
19H
14Cl
2F
3N
6Sの質量計算値、450.9;m/z測定値451.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.19(dd,J=8.0、1.6Hz,1H)、8.09(dd,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、7.49(d,J=3.7Hz,1H)、7.08−6.95(m,1H)、4.78(dd,J=10.4,4.3Hz,2H)、4.64−4.53(m,1H)、2.55(d,J=1.1Hz,3H)、1.12(d,J=6.3Hz,3H)。
【0637】
実施例122:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0638】
【化181】
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【0639】
実施例122は、実施例99に類似の方法で、ニコチノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(55mg、89%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
3N
7の質量計算値、431.8;m/z測定値432.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.01(d,J=2.1Hz,1H)、8.81(dd,J=4.8,1.6Hz,1H)、8.29−8.20(m,1H)、8.18(d,J=1.6Hz,1H)、8.10(d,J=1.6Hz,1H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、7.68(dd,J=8.0,4.9Hz,1H)、4.87−4.70(m,2H)、4.52(dd,J=13.0,2.4Hz,1H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0640】
実施例123:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(5−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0641】
【化182】
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【0642】
実施例123は、実施例99に類似の方法で、5−メチルニコチノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(28mg、44%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
3N
7の質量計算値、445.8;m/z測定値446.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.80(d,J=2.2Hz,1H)、8.66(d,J=2.1Hz,1H)、8.24−8.14(m,1H)、8.13−8.01(m,2H)、7.82(dt,J=12.7,7.8Hz,1H)、4.93−4.70(m,2H)、4.51(dd,J=13.0,2.5Hz,1H)、2.44(s,3H)、1.12(dd,J=19.2,6.6Hz,3H)。
【0643】
実施例124:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0644】
【化183】
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【0645】
実施例124は、実施例99に類似の方法で、ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(10mg、16%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
3N
7の質量計算値、431.8;m/z測定値431.9[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.75(dd,J=4.7,1.4Hz,1H)、8.36−8.31(m,1H)、8.20(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.12−8.04(m,3H)、7.84(t,J=7.9Hz,1H)、7.59(ddd,J=7.6,4.8,1.2Hz,1H)、5.41(dd,J=13.8,2.2Hz,1H)、4.90−4.78(m,2H)、1.13(d,J=6.5Hz,3H)。
【0646】
実施例125:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(4−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0647】
【化184】
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【0648】
実施例125は、実施例99に類似の方法で、4−メチルピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(106mg、39%)。MS(ESI):C
19H
13ClF
3N
7の質量計算値、445.8;m/z測定値445.9[M+H]
+;
1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.60(d,J=5.0Hz,1H)、8.26−8.16(m,2H)、8.13−8.05(m,1H)、7.84(t,J=7.7Hz,1H)、7.47−7.39(m,1H)、5.40(dd,J=13.7,2.1Hz,1H)、4.91−4.75(m,2H)、2.46(s,3H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0649】
実施例126:(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0650】
【化185】
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【0651】
段階A.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
中間体21(365mg、1.38mmol)のn−ブタノール(2mL)中の懸濁液に、5−フルオロピコリノヒドラジド(257mg、1.66mmol)を添加し、反応物を24時間120℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)を用いて精製して、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンを得た(310mg、収率61%)。生成物を、次の過剰なヒドラジドとの反応に進めた。
【0652】
段階B.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのアセトニトリル中の懸濁液に、硝酸セリウムアンモニウム(1.2g、2.2mmol)を添加し、反応物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水でクエンチした。水層を分離し、NaCl(2g)を添加した。次に、溶液を分液漏斗にデカントし、EtOAcで抽出した。有機物を合し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製した。これにより、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンを得た(101mg、収率56%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.78(d,J=3.0Hz,1H)、8.64(s,1H)、8.34(dd,J=8.8,4.5Hz,1H)、8.00(td,J=8.8,3.2Hz,1H)、5.00−4.88(m,1H)、4.35−4.20(m,1H)、4.04(s,1H)、1.24(d,J=6.5Hz,3H)。
【0653】
段階C.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(101mg、0.41mmol)のトルエン(1.5mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(82.6mg、0.20mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオンを得た(76mg、71%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.87(s,1H)、8.78(d,J=3.0Hz,1H)、8.36(dd,J=9.0,4.6Hz,1H)、8.00(td,J=8.8,3.0Hz,1H)、4.99(dd,J=13.6,4.6Hz,1H)、4.38(dd,J=13.6,9.6Hz,1H)、4.03(d,J=7.0Hz,1H)、1.29(d,J=6.6Hz,3H)。
【0654】
段階D.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(76mg、0.29mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、ヨードメタン(0.90mL、1.44mmol)を添加し、反応物を一晩撹拌した。窒素流を用いて反応物を濃縮し、粗物質を先に進めた。
【0655】
段階E.(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(26mg、0.095mmol)のn−ブタノール(2mL)中の溶液に、2,3−ジクロロベンゾヒドラジド(39mg、0.192mmol)を添加し、反応混合物を24時間120℃に加熱した。カリウムtert−ブトキシド(12mg、0.115mmol)を添加し、反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酸性HPLCにより精製して、(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジンを得た(2.0mg、4%)。MS(ESI):C
18H
12Cl
2FN
7の質量計算値、416.2;m/z測定値416.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,メタノール−d4)d 8.72(d,J=2.9Hz,1H)、8.48(dd,J=8.8,4.3Hz,1H)、7.99−7.89(m,2H)、7.75(dd,J=7.7,1.6Hz,1H)、7.70−7.60(m,1H)、5.67(dd,J=14.1,2.2Hz,1H)、5.06(s,2H)、1.32(d,J=6.8Hz,3H)。
【0656】
実施例127:(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0657】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0658】
実施例127は、実施例126に類似の方法で、段階Eで2,4−ジクロロベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(11mg、22%)。MS(ESI):C
18H
12Cl
2FN
7の質量計算値、416.2;m/z測定値416.0[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.78(d,J=2.9Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9、4.6Hz,1H)、8.07−7.95(m,2H)、7.80(d,J=8.3Hz,1H)、7.73(dd,J=8.3,2.0Hz,1H)、5.32(d,J=11.9Hz,1H)、4.84−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.3Hz,3H)。
【0659】
実施例128:(S)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0660】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0661】
実施例128は、実施例126に類似の方法で、段階Eで2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(1.2mg、2%)。MS(ESI):C
20H
15F
4N
7の質量計算値、429.3;m/z測定値430.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.77(d,J=2.8Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9,4.5Hz,1H)、8.09−7.95(m,2H)、7.89(d,J=7.8Hz,1H)、7.67(t,J=7.7Hz,1H)、5.28(dd,J=13.8,2.0Hz,1H)、4.88−4.71(m,2H)、2.33(s,3H)、1.09(d,J=6.7Hz,3H)。
【0662】
実施例129:(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0663】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
段階A.(S)−7−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
中間体21(1.2g、4.6mmol)のn−ブタノール(15mL)中の懸濁液に、4−メトキシピコリノヒドラジド(930mg、5.6mmol)を添加し、反応物を24時間120℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)を用いて精製して、表題化合物を得た(497mg、収率28%)。この生成物を複数の不純物とともに次の反応に進めた。
【0665】
段階B.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
(S)−7−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(1.2g、3.2mmol)のアセトニトリル中の懸濁液に、硝酸セリウムアンモニウム(5.2g、9.5mmol)を添加し、反応物を50℃で一晩撹拌した。反応物を室温まで冷却し、シリカで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製した。これにより標題化合物を得(513mg、収率62%)、それを不純物とともにその後の段階に進めた。
【0666】
段階C.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(513mg、1.98mmol)のTHF(6.8mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(400mg、0.99mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して標題化合物を得た(456mg、84%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.86(s,1H)、8.56(d,J=5.7Hz,1H)、7.79(d,J=2.6Hz,1H)、7.15(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.06(dd,J=13.6,4.6Hz,1H)、4.41(dd,J=13.7,9.5Hz,1H)、3.95(s,3H)、3.79(dd,J=3.9,2.3Hz,1H)、1.29(d,J=6.6Hz,3H)。
【0667】
段階D.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(412mg、1.49mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、ヨードメタン(0.47mL、7.48mmol)を添加し、反応物を一晩撹拌した。窒素流を用いて反応物を濃縮し、粗物質を先に進めた。
【0668】
段階E.(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(48mg、0.166mmol)のn−ブタノール(6mL)中の溶液に、2,3−ジクロロベンゾヒドラジド(68mg、0.332mmol)を添加し、反応混合物を24時間120℃に加熱した。カリウムtert−ブトキシド(22mg、0.199mmol)を添加し、反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酸性HPLCにより精製して、目的生成物を得た(13mg、14%)。MS(ESI):MS(ESI):C
19H
15Cl
2N
7Oの質量計算値、428.2;m/z測定値430.1[m+H]
+。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.56(d,J=5.8Hz,1H)、7.98(dd,J=8.1,1.6Hz,1H)、7.84(d,J=2.5Hz,1H)、7.75(dd,J=7.7,1.6Hz,1H)、7.64(t,1H)、7.17(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.42(dd,1H)、4.89−4.71(m,2H)、3.96(s,3H)、1.11(d,J=6.3Hz,3H)。
【0669】
実施例130:(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0670】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
実施例130は、実施例129に類似の方法で、2,4−ジクロロベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(121mg、23%)。MS(ESI):C
19H
15Cl
2N
7Oの質量計算値、428.2;m/z測定値430.1[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.56(d,J=5.8Hz,1H)、8.00(d,J=2.1Hz,1H)、7.84(d,J=2.6Hz,1H)、7.80(d,J=8.3Hz,1H)、7.73(dd,J=8.3,2.0Hz,1H)、7.17(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.49−5.40(m,1H)、4.81(dd,J=10.6,4.6Hz,2H)、3.96(s,3H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0672】
実施例131:(S)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0673】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
実施例130は、実施例129に類似の方法で、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(1.2mg、1%)。MS(ESI):C
21H
18F
3N
7Oの質量計算値、441.5;m/z測定値442.2[M+H]
+;
1H NMR(400MHz,メタノール−d4)d 8.44(s,1H)、7.89(d,J=8.0Hz,1H)、7.78(s,1H)、7.73(d,J=7.7Hz,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、7.01(s,1H)、5.66−5.53(m,1H)、4.71(dd,J=7.1,3.4Hz,2H)、3.89(s,3H)、2.31(s,3H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0675】
実施例132.3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0676】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
段階A.3−(ピラジン−2−イル)−8−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン。
中間体1(50mg、0.15mmol)、1,2,4−トリアゾール(105mg、1.5mmol)、およびトリエチルアミン(0.15mL、1.1mmol)のMeCN(1.5mL)中の氷冷溶液に、オキシ塩化リン(V)(0.03mL、0.3mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を1.5時間加熱還流した。さらなるオキシ塩化リン(V)(0.03mL、0.3mmol)を添加し、加熱を5時間継続した。室温まで冷却後、さらなるトリエチルアミン(0.12mL)を添加した。得られる沈殿物を濾過し、MeCNおよび水で連続的に洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得(28mg、69%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C
11H9N
9の質量計算値、267.1;m/z測定値、268.1[m+H]
+。
【0678】
段階B.3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
3−(ピラジン−2−イル)−8−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(28mg、0.1mmol)の1−ブタノール(1mL)中の溶液に、中間体19(25mg、0.1mmol)を添加した。反応混合物を120℃で3時間加熱した。p−トルエンスルホン酸一水和物の一結晶を添加し、加熱を3時間継続した。室温まで冷却後、飽和NaHCO
3水溶液を添加し、混合物を20% IPA/CHCl
3で抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮してベージュ色の固体を得た。この粗生成物をEtOAcでトリチュレートして、標題化合物を白色の固体として得た(22mg、50%)。MS(ESI):C
17H
10ClF
3N
8の質量計算値、418.1;m/z測定値、419.1[m+H]
+。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6)δ 9.49(d,J=1.3Hz,1H)、8.83(d,J=1.7Hz,2H)、8.17(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.09−7.98(m,1H)、7.83(t,J=7.8Hz,1H)、5.03(dd,J=7.0,5.3Hz,2H)、4.42(dd,J=6.9,5.4Hz,2H)。
【0679】
薬理学的実施例
ラットおよびヒトP2X7受容体に対する本発明の化合物のインビトロ親和性を、組換えヒトP2X7細胞および組換えラットP2X7細胞において、次のアッセイ:ヒト末梢血単核細胞(PBMC)、ヒト全血アッセイ、Ca
2+フラックスおよび放射性リガンド結合アッセイの1以上を用いて決定した。表2および3において、データセルにNTという用語が記載されているかまたは空白のままである場合、それはその化合物がそのアッセイにおいて試験されなかったことを意味する。表2および3に示されるデータは、1回の判定からの値を表すことがあり、または実験が2回以上行われた場合は、データは2〜12回の実行の平均を表す。
【0680】
ヒト末梢血単核細胞(PBMC)およびヒト全血におけるP2X7拮抗作用。
ヒト血液を、血液ドナープログラムを用いて収集した。フィコール密度勾配法を用いて血液からPBMCを単離した。手短に言えば、血液をフィコール溶液の上に載せ、2000rpmで20分間室温で遠心した。バフィー層(赤血球と血漿の間)を吸引により注意深く収集し、PBSで洗浄し、1500rpmで15分間再び遠心した。得られる細胞ペレットを洗浄し、実験のために96ウェルプレートに蒔いた。ヒト全血実験には、150μlのヒト血液を96ウェルプレートに蒔いた(platted on)。リポ多糖(LPS)(30ng/ml)を各々のウェルに添加し、1時間インキュベートした。次に、試験化合物を添加し、30分間インキュベートした。その後、P2X7アゴニスト、2’(3’)−O−(4−ベンゾイルベンゾイル)アデノシン5’−三リン酸(Bz−ATP)を、0.5mM(PBMC)または1mM(血液)の最終濃度で添加した。細胞をさらに1.5時間インキュベートした。その時点で、上清を収集し、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)のための製造業者のプロトコールを用いてIL−1βアッセイのために貯蔵した。データはパーセントコントロール(percent control)として表され、ここでコントロールは、LPSにBz−ATPを加えた試料とLPSだけの試料でのIL−1β放出の差として定義される。濃度に対する応答(%コントロール)としてデータをプロットして、IC
50値を生成した。表2および3では、このデータは、PBMC 10μM(%コントロール)およびヒト全血IC
50(μM)で表される。データは分析され、Graphpad Prism 5でグラフ化される。分析のため、各々の濃度ポイントは3つの値から平均され、Graphpad Prismで平均値がプロットされる。
【0681】
組換えヒトP2X7細胞または組換えラットP2X7細胞におけるP2X7拮抗作用:(a)Ca
2+フラックスおよび(b)放射性リガンド結合
(a)Ca
2+フラックス:組換えヒトもしくはラットP2X7チャネルを発現している1321N1細胞を、10%ウシ胎仔血清(FBS)および適切な選択マーカーを添加したHyQ DME/(HyClone/ダルベッコ改変イーグル培地)高グルコース中で培養した。細胞を100μl量/ウェル中25000細胞/ウェル(96ウェル透明底ブラックウォールプレート)の密度で播種した。実験の当日、細胞プレートを、130NaCl、2KCl、1CaCl
2、1MgCl
2、10HEPES、5グルコース(単位mM)を含有するアッセイ緩衝液;pH 7.40および300mOsで洗浄した。洗浄後、細胞にカルシウム−4色素(Molecular Device)を負荷し、暗所で60分間インキュベートした。試験化合物をニートDMSO中250倍の試験濃度で調製した。中間体96ウェル化合物プレートを、1.2μLの化合物を300μLのアッセイ緩衝液に移すことによって調製した。50μL/ウェルの化合物プレートを細胞プレートの100μL/ウェルに移す際に、さらに3倍の希釈が生じた。細胞を試験化合物および色素とともに30分間インキュベートした。細胞に50μL/ウェルのBzATPを添加することによって負荷を与える時に(最終濃度は250μM BzATP(ヒトおよびラット))、カルシウム色素蛍光をFLIPRでモニターした。蛍光の変化をアゴニストの添加の180秒後に測定した。Origin 7ソフトウェアを用いて、ピーク蛍光をBzATP濃度の関数としてプロットした。得られるIC
50は、表2および3のFLIPR(ヒト)IC
50(μM)およびFLIPR(ラット)IC
50(μM)の列見出しの下に示される。
【0682】
(b)放射性リガンド結合:ヒトまたはラットP2X7−1321N1細胞を収集し、−80℃で凍結させた。実験の当日、細胞膜調製物を公開されている標準法に従って作成した。合計アッセイ量は、100μl:10μl化合物(10x)+(b)40μlトレーサー(2.5x)+50μl膜(2x)であった。アッセイに使用したトレーサーは、トリチウム化A−804598であった。化合物は、文献に記載されるように調製することができる。(Donnelly−Roberts、D.Neuropharmacology 2008,56(1),223〜229。)化合物、トレーサーおよび膜を4℃で1時間インキュベートした。アッセイを、濾過(0.3% PEIで予め浸したGF/Bフィルター)によって終了させ、洗浄緩衝液(Tris−HCl 50mM)で洗浄した。試験化合物の親和性(K
i)で誘導するために、結合実験で作成したIC
50をトレーサー濃度およびトレーサーの親和性について補正した。これらのデータは、表2および3の見出し:P2X7ヒトK
i(μM)およびP2X7ラットK
i(μM)の下に提示される。データは分析され、Graphpad Prism 5でグラフ化される。分析のため、各々の濃度ポイントは3つの値から平均され、Graphpad Prismで平均値がプロットされる。
【0683】
【表4-1】
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【0684】
【表4-2】
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【0685】
【表4-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
【表4-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0687】
以下の化合物を、上記のアッセイについて追加実施して試験した。データを表3に示す。
【0688】
【表5-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0689】
【表5-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0690】
【表5-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0691】
【表5-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0692】
【表5-5】
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本発明は、以下の態様を包含し得る。
[1] 式Iの化合物:
【化192-1】
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(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-2】
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を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
R1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-3】
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Ra、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
Rdは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
Reは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
Rb、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
Rpは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩。
[2] R2がハロである、上記[1]に記載の化合物。
[3] R2がパーフルオロアルキルである、上記[1]に記載の化合物。
[4] nが2であり、一方のR2置換基がハロであり、もう一方のR2置換基がパーフルオロアルキルである、上記[1]に記載の化合物。
[5] nが1〜2である、上記[1]に記載の化合物。
[6] nが2である、上記[1]に記載の化合物。
[7] 少なくとも1つのR2置換基がオルト位にあり、少なくとも1つのR2置換基がメタ位にある、上記[1]に記載の化合物。
[8] nが2であり、第1のR2置換基がCF3であって第2のR2置換基がClである、上記[1]に記載の化合物。
[9] nが2であり、第1のR2置換基がClであってオルト位にあり、第2のR2置換基がCF3であってメタ位にある、上記[1]に記載の化合物。
[10] Yが、CH3、CH3CH2、またはシクロプロピルである、上記[1]に記載の化合物。
[11] XがHである、上記[1]に記載の化合物。
[12] R1が、
【化192-4】
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からなる群から選択される、上記[1]に記載の化合物。
[13] R1が、
【化192-5】
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からなる群から選択される、上記[1]に記載の化合物。
[14] Rgが3Hであり、RhがHであり、R1が、
【化192-6】
[この文献は図面を表示できません]
である、上記[1]に記載の化合物。
[15] RfがHであり、R1が、
【化192-7】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[16] YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、RfがHであり、R1が
【化192-8】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[17] YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、Rgが3Hであり、RhがHであり、R1が
【化192-9】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[18] 以下からなる群から選択される化合物:
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)7−{1−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,6−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジフルオロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−イソキサゾール−3−イル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−トリチオピリミジン(Tritiopyrimidin)−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリダジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロブチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロプロピル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロヘキシル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピロリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピペリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−ベンジル−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジメチルベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(2−ニトロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−5−ニトロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(5−アミノ−2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(1−フェニルエチル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R/S)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1S*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロペンチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロヘプチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;および
7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロブチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
[19] P2X7活性によって媒介される疾患、障害または医学的状態を処置するための医薬組成物であって、
(a)式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物:
【化192-10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-11】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
R1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-12】
[この文献は図面を表示できません]
Ra、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
Rdは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
Reは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
Rb、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
Rpは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩;
(b)少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤
を含む、医薬組成物。
[20] 治療上有効な量の上記[19]に記載の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
[21] P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法であって、そのような処置を必要とする患者に、式(I)の化合物:
【化192-13】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-14】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
R1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-15】
[この文献は図面を表示できません]
Ra、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
Rdは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
Reは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
Rb、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
Rpは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物を投与することを含む、方法。
[22] 前記疾患、障害、または医学的状態が、以下からなる群から選択される、上記[21]に記載の方法:
関節リウマチ、骨関節炎、乾癬、敗血性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患;気道過敏症、神経および神経免疫系の疾患、神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛、オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘導性神経因性疼痛、線維筋痛症、中枢神経系の神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、気分障害、大うつ病、大うつ病性障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安症、認知障害、睡眠障害、多発性硬化症、てんかん発作、パーキンソン病、統合失調症、アルツハイマー病、ハンチントン病、自閉症、脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷、ストレス関連障害、心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病、真性糖尿病、血栓症、過敏性腸症状群、過敏性腸疾患、クローン病、虚血性心疾患、虚血、高血圧症、心血管疾患、心筋梗塞、および下部尿路機能障害、例えば失禁など、下部尿路症状群、多発性嚢胞腎疾患、糸球体腎炎、骨格障害、骨粗しょう症、大理石骨病、および緑内障、間質性膀胱炎、咳、尿管閉塞、敗血症、筋委縮性側索硬化症、シャーガス病、クラミジア、神経芽腫、結核、および片頭痛。
[23] 前記疾患、障害または医学的状態が、治療抵抗性うつ病である、上記[21]に記載の方法。
[24] 以下からなる群から選択される化合物:
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリダジン−3−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−4−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−エチル−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルチオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(5−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(4−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;および
3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
[25] 治療上有効な量の上記[24]に記載の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。