特許第6467404号(P6467404)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6467404P2X7モジュレーター
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6467404
(24)【登録日】2019年1月18日
(45)【発行日】2019年2月13日
(54)【発明の名称】P2X7モジュレーター
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20190204BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 7/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 11/14 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 11/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 29/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/24 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/22 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/28 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/20 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/14 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/18 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 3/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 1/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 15/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 7/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 9/12 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 7/12 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 19/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 19/10 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 19/08 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 27/06 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 13/10 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 13/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 21/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 33/02 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 31/06 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 25/06 20060101ALI20190204BHJP
   C07D 487/14 20060101ALI20190204BHJP
   A61K 31/4985 20060101ALI20190204BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20190204BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20190204BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20190204BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20190204BHJP
【FI】
   C07D487/04 145
   A61P43/00 111
   A61P19/02
   A61P29/00 101
   A61P17/06
   A61P7/00
   A61P17/00
   A61P37/08
   A61P11/06
   A61P11/14
   A61P11/00
   A61P43/00 105
   A61P11/02
   A61P25/00
   A61P37/02
   A61P25/04
   A61P29/02
   A61P25/24
   A61P25/22
   A61P25/28
   A61P25/20
   A61P25/08
   A61P25/14
   A61P25/18
   A61P9/10
   A61P9/00
   A61P3/00
   A61P1/00
   A61P15/00
   A61P3/10
   A61P7/02
   A61P1/04
   A61P9/12
   A61P7/12
   A61P13/12
   A61P19/00
   A61P19/10
   A61P19/08
   A61P27/06
   A61P13/10
   A61P13/02
   A61P21/02
   A61P33/02
   A61P31/04
   A61P31/06
   A61P25/06
   C07D487/14CSP
   A61K31/4985
   A61P35/00
   A61K31/497
   A61K31/506
   A61K31/501
【請求項の数】27
【全頁数】158
(21)【出願番号】特願2016-502445(P2016-502445)
(86)(22)【出願日】2014年3月14日
(65)【公表番号】特表2016-513698(P2016-513698A)
(43)【公表日】2016年5月16日
(86)【国際出願番号】US2014027450
(87)【国際公開番号】WO2014152537
(87)【国際公開日】20140925
【審査請求日】2017年3月14日
(31)【優先権主張番号】61/785,478
(32)【優先日】2013年3月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】397060175
【氏名又は名称】ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー.
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100093676
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 純子
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100149010
【弁理士】
【氏名又は名称】星川 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】アメリックス,マイケル ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】レッチ,ジャイソン シー.
(72)【発明者】
【氏名】サバール, ブラッド エム.
(72)【発明者】
【氏名】ウォール,ジェシカ エル.
【審査官】 東 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/125102(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/040048(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/002423(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/023750(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0144758(US,A1)
【文献】 特表2013−505220(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩。
【請求項2】
2がハロである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項3】
2がパーフルオロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項4】
nが2であり、一方のR2置換基がハロであり、もう一方のR2置換基がパーフルオロアルキルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項5】
nが1〜2である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項6】
nが2である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項7】
少なくとも1つの2置換基がオルト位にあり、少なくとも1つの2置換基がメタ位にある、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項8】
nが2であり、第1のR2置換基がCF3であって第2のR2置換基がClである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項9】
nが2であり、第1のR2置換基がClであってオルト位にあり、第2のR2置換基がCF3であってメタ位にある、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項10】
Yが、CH3、CH3CH2、またはシクロプロピルである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項11】
XがHである、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項12】
1が、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項13】
1が、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項14】
g3Hであり、RhがHであり、R1が、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項15】
fがHであり、R1が、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項16】
YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、RfがHであり、R1
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項17】
YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、RgHであり、RがHであり、R1
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
である、請求項1に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項18】
以下からなる群から選択される化合物またはその製薬上許容される塩:
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)7−{1−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,6−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジフルオロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−イソキサゾール−3−イル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−トリチオピリミジン(Tritiopyrimidin)−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリダジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロブチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロプロピル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロヘキシル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピロリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピペリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−ベンジル−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジメチルベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(2−ニトロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−5−ニトロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(5−アミノ−2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(1−フェニルエチル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R/S)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1S*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロペンチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロヘプチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;および
7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロブチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;あるいは
それらの製薬上許容される塩。
【請求項19】
P2X7活性によって媒介される疾患、障害または医学的状態を処置するための医薬組成物であって、
(a)式(I)の化合物あるいは式(I)の化合物の製薬上許容される塩から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物またはその製薬上許容される塩:
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩;
(b)少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤
を含む、医薬組成物。
【請求項20】
治療上有効な量の請求項19に記載の少なくとも1つの化合物またはその製薬上許容される塩と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項21】
P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置するための医薬組成物であって、式(I)の化合物:
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩から選択される、少なくとも1つの化合物またはその製薬上許容される塩を含む、医薬組成物。
【請求項22】
前記疾患、障害、または医学的状態が、以下からなる群から選択される、請求項21に記載の医薬組成物:
(1)関節リウマチ、(2)骨関節炎、(3)乾癬、(4)敗血性ショック、(5)アレルギー性皮膚炎、(6)喘息、(7)アレルギー性喘息、(8)軽度から重度の喘息、(9)ステロイド抵抗性喘息、(10)特発性肺線維症、(11)アレルギー性鼻炎、(12)慢性閉塞性肺疾患、(13)気道過敏症、(14)神経および神経免疫系の疾患、(15)神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、(16)炎症性疼痛、(17)自発痛、(18)オピオイド誘発性疼痛、(19)糖尿病性神経障害、(20)帯状疱疹後神経痛、(21)腰痛、(22)化学療法誘導性神経因性疼痛、(23)線維筋痛症、(24)中枢神経系の神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、(25)気分障害、(26)大うつ病、(27)大うつ病性障害、(28)治療抵抗性うつ病、(29)双極性障害、(30)不安うつ病、(31)不安症、(32)認知障害、(33)睡眠障害、(34)多発性硬化症、(35)てんかん発作、(36)パーキンソン病、(37)統合失調症、(38)アルツハイマー病、(39)ハンチントン病、(40)自閉症、(41)脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷、(42)ストレス関連障害、(43)心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患(44)下部尿路症状群、(45)多発性嚢胞腎疾患、(46)糸球体腎炎、(47)骨格障害、(48)骨粗しょう症、(49)大理石骨病、(50)緑内障、(51)間質性膀胱炎、(52)咳、(53)尿管閉塞、(54)敗血症、(55)筋委縮性側索硬化症、(56)シャーガス病、(57)クラミジア、(58)神経芽腫、(59)結核、および(60)片頭痛。
【請求項23】
前記(43)心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患が、(i)糖尿病、(ii)真性糖尿病、(iii)血栓症、(iv)過敏性腸症状群、(v)過敏性腸疾患、(vi)クローン病、(vii)虚血性心疾患、(viii)虚血、(ix)高血圧症、(x)心血管疾患、(xi)心筋梗塞、および(xii)下部尿路機能障害から選択される、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記(xii)下部尿路機能障害が、失禁である、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記疾患、障害または医学的状態が、治療抵抗性うつ病である、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項26】
以下からなる群から選択される化合物またはその製薬上許容される塩:
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリダジン−3−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−4−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−エチル−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルチオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(5−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(4−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;および
3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;あるいは
それらの製薬上許容される塩。
【請求項27】
治療上有効な量の請求項26に記載の少なくとも1つの化合物またはその製薬上許容される塩と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2013年3月14日出願の米国仮特許出願第61/785,478号に基づく優先権を主張する。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、P2X7を調節する性質を有する化合物、これらの化合物を含む医薬組成物、これらの化合物を調製するための化学プロセス、および動物、特にヒトにおいてP2X7受容体活性に関連する疾患の処置でのそれらの使用に関する。本発明の化合物はまた、動物、特にヒトにおいてP2X7受容体占有率を評価するための放射性トレーサとしても使用することができる。
【背景技術】
【0003】
P2X7受容体は、リガンド依存性イオンチャネルであり、炎症および/または免疫プロセスに関与していることが広く公知の多様な細胞型、具体的にはCNSの末梢、主にグリア細胞のマクロファージおよび単球に存在する。(Duan and Neary,Glia 2006,54,738〜746;Skaper et al.,FASEB J 2009,24,337〜345;Surprenant and North,Annu.Rev.Physiol.2009,71,333〜359)。細胞外ヌクレオチド、特にアデノシン三リン酸によるP2X7受容体の活性化は、炎症性サイトカインIL−1βおよびIL−18の放出(Muller,et.al.Am.J.Respir.Cell Mol.Biol.2011、44、456〜464)、巨大細胞形成(マクロファージ/ミクログリア細胞)、脱顆粒(肥満細胞)およびL−セレクチン脱落(リンパ球)(Ferrari et al.,J.Immunol.2006,176,3877〜3883;Surprenant and North,Annu.Rev.Physiol.2009,71,333〜359)を導く。P2X7受容体は、抗原提示細胞(ケラチノサイト、唾液腺房細胞(耳下腺細胞))、肝細胞、赤血球、赤白血病細胞、単球、線維芽細胞、骨髄細胞、ニューロン、および腎糸球体間質細胞にも位置する。
【0004】
神経系におけるP2X7の重要性は、主にP2X7ノックアウトマウスを用いる実験に起因する。これらのマウスはアジュバント誘発性炎症性疼痛と部分的な神経結紮(nerve ligation)に誘導される神経因性疼痛の両方の発生から保護されているので、これらのマウスは疼痛の発生および維持におけるP2X7の役割を示す(Chessell et al.,Pain 2005,114,386〜396)。その上、P2X7ノックアウトマウスは、強制水泳試験および尾懸垂試験における不動状態の減少に基づいて抗うつ表現型も提示する(Basso et al.,Behav.Brain Res.2009,198,83〜90)。さらに、P2X7経路は、ヒトにおいて気分障害に陥ることに関連付けられている炎症性サイトカイン、IL−1βの放出に関連づけられる(Dantzer,Immunol.Allergy Clin.North Am.2009,29,247〜264;Capuron and Miller,Pharmacol.Ther.2011,130,226〜238)。その上、アルツハイマー病のネズミモデルにおいて、P2X7はアミロイド斑の周囲で上方制御され、そのような病理におけるこの標的の役割を示した(Parvathenani et al.,J.Biol.Chem.2003,278,13309〜13317)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
P2X7の臨床重要性の点から見て、P2X7受容体機能を調節する化合物の同定は、新しい治療薬の開発への魅力的な手段を意味する。そのような化合物が本明細書において提供される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、本明細書に添付の独立請求項および従属請求項によってそれぞれ定義される、一般的かつ好ましい実施形態を目的とし、その請求項は参照により本明細書に組み込まれる。本発明の一態様は、式(I):
【0007】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【0008】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルから選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【0009】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩に関する。
【0010】
式(I)の化合物の製薬上許容される塩、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、および、式(I)の化合物の製薬上許容される代謝産物により、さらなる実施形態が提供される。
【0011】
特定の実施形態では、式(I)の化合物は、以下に記述されるかまたは以下の詳細な説明に例示される種より選択される化合物である。
【0012】
さらなる態様では、本発明は、P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態を処置するための医薬組成物に関し、この医薬組成物は、式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物、式(I)の化合物の製薬上許容される塩、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、および式(I)の薬学的に活性な代謝産物を含む。
【0013】
本発明による医薬組成物は、1つ以上の製薬上許容される賦形剤をさらに含んでもよい。
【0014】
別の態様では、本発明の化学的実施形態は、P2X7受容体モジュレーターとして有用である。したがって、本発明は、P2X7受容体活性を調節するための方法を目的とし、この方法は、そのような受容体が患者に存在する場合に、式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物、式(I)の化合物の製薬上許容される塩、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、および式(I)の化合物の薬学的に活性な代謝産物にP2X7受容体を暴露することを含む。
【0015】
別の態様では、本発明は、P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法を目的とし、この方法は、そのような処置を必要とする患者に、式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物、式(I)の化合物の製薬上許容される塩、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、および式(I)の化合物の薬学的に活性な代謝産物を投与することを含む。処置方法のさらなる実施形態は、「発明を実施するための形態」に開示される。
【0016】
別の態様では、代謝研究(好ましくは14Cによる)、反応速度論研究(例えば、2Hまたは3Hによる)、薬剤もしくは基質の組織分布アッセイを含む、検出または造影技術[陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)など]における、あるいは、患者の放射線治療における、同位体標識化合物を研究する方法が開示される。例えば、18Fまたは11Cで標識された化合物は、PETまたはSPECT検定に特に好まれることがある。
【0017】
本発明の1つの目的は、慣習的方法および/または先行技術の欠点の少なくとも1つを克服または軽減するか、あるいはそれの有用な代替物を提供することである。
【0018】
本発明のさらなる実施形態、特徴および利点は、以下の詳細な説明および本発明の実践から明らかになるであろう。
【0019】
本発明のさらなる実施形態には、式(I)の化合物の製薬上許容される塩、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、および、式(I)の化合物の薬学的に活性な代謝産物を作成する方法が含まれる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
式Iの化合物:
【0021】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【0022】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルから選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【0023】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩。
【0024】
本発明のさらなる実施形態は、R2がハロである、式(I)の化合物である。
【0025】
本発明のさらなる実施形態は、R2がパーフルオロアルキルである、式(I)の化合物である。
【0026】
本発明のさらなる実施形態は、R2がハロおよびパーフルオロアルキルである、式(I)の化合物である。
【0027】
本発明のさらなる実施形態は、nが0〜2である、式(I)の化合物である。
【0028】
本発明のさらなる実施形態は、nが1〜2である、式(I)の化合物である。
【0029】
本発明のさらなる実施形態は、nが2である、式(I)の化合物である。
【0030】
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも1つのR2置換基がオルト位にある、式(I)の化合物である。
【0031】
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも1つのR2置換基がメタ位にある、式(I)の化合物である。
【0032】
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも1つのR2置換基がオルト位にあり、少なくとも1つのR2置換基がメタ位にある、式(I)の化合物である。
【0033】
本発明のさらなる実施形態は、R2がClまたはFである、式(I)の化合物である。
【0034】
本発明のさらなる実施形態は、R2がCF3である、式(I)の化合物である。
【0035】
本発明のさらなる実施形態は、nが2であり、R2がCF3であり、R2がClである、式(I)の化合物である。
【0036】
本発明のさらなる実施形態は、nが2であり、R2がClであってオルト位にあり、R2がCF3であってメタ位にある、式(I)の化合物である。
【0037】
本発明のさらなる実施形態は、Yが、C1〜C3アルキルまたはC3〜C4シクロアルキルである、式(I)の化合物である。
【0038】
本発明のさらなる実施形態は、Yが、C1〜C3アルキルである、式(I)の化合物である。
【0039】
本発明のさらなる実施形態は、Yが、CH3、CH3CH2、またはシクロプロピルである、式(I)の化合物である。
【0040】
本発明のさらなる実施形態は、Yが、CH3、またはCH3CH2である、式(I)の化合物である。
【0041】
本発明のさらなる実施形態は、Xが、HまたはCH3である、式(I)の化合物である。
【0042】
本発明のさらなる実施形態は、XがHである、式(I)の化合物である。
【0043】
本発明のさらなる実施形態は、R1が以下からなる群から選択される、式(I)の化合物である:
【0044】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0045】
本発明のさらなる実施形態は、R1が以下からなる群から選択される、式(I)の化合物である:
【0046】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0047】
本発明のさらなる実施形態は、R1が以下からなる群から選択される、式(I)の化合物である:
【0048】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0049】
本発明のさらなる実施形態は、R1が以下からなる群から選択される、式(I)の化合物である:
【0050】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0051】
本発明のさらなる実施形態は、R1が以下からなる群から選択される、式(I)の化合物である:
【0052】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0053】
本発明のさらなる実施形態は、R1が:
【0054】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0055】
本発明のさらなる実施形態は、ReがFであり、R1が:
【0056】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0057】
本発明のさらなる実施形態は、R1が:
【0058】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0059】
本発明のさらなる実施形態は、RgがFであり、RhがHであり、R1が:
【0060】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0061】
本発明のさらなる実施形態は、R1
【0062】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0063】
本発明のさらなる実施形態は、RfがHであり、R1
【0064】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0065】
本発明のさらなる実施形態は、Yがシクロプロピルであり、XがHであり、nが2であり、R2がオルト位にあってClであり、R2がメタ位にあってCF3であり、RfがHであり、R1
【0066】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0067】
本発明のさらなる実施形態は、Yがメチルであり、XがHであり、nが2であり、R2がオルト位にあってClであり、R2がメタ位にあってCF3であり、RcがFであり、RbおよびRdがHであり、R1
【0068】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0069】
本発明のさらなる実施形態は、YがCH3であり、XがHであり、R2がオルト位にあってClであり、R2がメタ位にあってCF3であり、RgがFであり、RhがHであり、R1
【0070】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0071】
本発明のさらなる実施形態は、YがCH3であり、XがHであり、R2がオルト位にあってClであり、R2がメタ位にあってCF3であり、RfがHであり、R1
【0072】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0073】
本発明のさらなる実施形態は、YがCH3であり、XがHであり、R2がオルト位にあってClであり、R2がメタ位にあってCFであり、Rg3Hであり、RhがHであり、R1
【0074】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
である、式(I)の化合物である。
【0075】
本発明のさらなる実施形態は、表1に示される化合物からなる群から選択される化合物である。
【0076】
【表1-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0077】
【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0078】
【表1-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0079】
【表1-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0080】
本発明のさらなる実施形態は、表1Aに示される化合物からなる群から選択される化合物である。
【0081】
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0082】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0083】
本発明のさらなる実施形態は、P2X7活性によって媒介される疾患、障害または医学的状態を処置するための医薬組成物であって、
(a)式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物:
【0084】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【0085】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルから選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【0086】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩である。
(b)少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤
を含む、医薬組成物。
【0087】
本発明のさらなる実施形態は、P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法であって、そのような処置を必要とする患者に、式(I)の化合物:
【0088】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【0089】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルから選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【0090】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩。
【0091】
から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物を投与することを含む、方法である。本発明の方法の好ましい実施形態では、疾患、障害または医学的状態は、以下から選択される:自己免疫および炎症系の疾患、例えば:関節リウマチ、骨関節炎、乾癬、敗血性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患および気道過敏症など;神経および神経免疫系の疾患、例えば神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛など(オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘導性神経因性疼痛、線維筋痛症)(Romagnoli,R,et.al.,Expert Opin.Ther.Targets,2008,12(5),647〜661)、ならびにCNSの神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、例えば気分障害(大うつ病、大うつ病性障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安症)(Friedle,SA,et.al.,Recent Patents on CNS Drug Discovery,2010,5,35〜45,Romagnoli,R,et.al.,Expert Opin.Ther.Targets,2008,12(5),647〜661)、認知、睡眠障害、多発性硬化症(Sharp,AJ,et.al.,J Neuroimflammation.2008 Aug 8;5:33,Oyanguren−Desez O,et.al.,Cell Calcium.2011 Nov;50(5):468〜72,Grygorowicz,T,et.al.,Neurochem Int.2010 Dec;57(7):823〜9)、てんかん発作(Engel,T,et.al.,FASEB J.2012 Apr;26(4):1616〜28,Kim,JE,et.al.Neurol Res.2009 Nov;31(9):982〜8,Avignone,E,et.al.,J Neurosci.2008 Sep 10;28(37):9133〜44)、パーキンソン病(Marcellino,D,et.al.,J Neural Transm.2010 Jun;117(6):681〜7)、統合失調症、アルツハイマー病(Diaz−Hernandez JI,et.al.,Neurobiol Aging.2012 Aug;33(8):1816〜28,Delarasse C,J Biol Chem.2011 Jan 28;286(4):2596〜606,Sanz JM,et.al.,J Immunol.2009 Apr 1;182(7):4378〜85)、ハンチントン病(Diaz−Hernandez M,et.Al.,FASEB J.2009 Jun;23(6):1893〜906)、自閉症、脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷(Chu K,et.al.,J Neuroinflammation.2012 Apr 18;9:69,Arbeloa J,et.al,Neurobiol Dis.2012 Mar;45(3):954〜61)。
【0092】
P2X7拮抗作用は、いくつかのストレス関連障害においても有用でありうる。その上、P2X7の介入は、心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病(Arterioscler Thromb Vasc Biol.2004 Jul;24(7):1240〜5,J Cell Physiol.2013 Jan;228(1):120〜9))、血栓症(Furlan−Freguia C,et.al.,J Clin Invest.2011 Jul;121(7):2932〜44)、過敏性腸症状群、クローン病、虚血性心疾患、高血圧症(Ji X,et.al.,Am J Physiol Renal Physiol.2012 Oct;303(8):F1207〜15)、心筋梗塞、および下部尿路機能障害、例えば失禁などにおいて有用でありうる。P2X7拮抗作用は、骨格障害、つまり骨粗しょう症/大理石骨病の新規な治療方針を提示することもあり、外分泌腺の分泌機能を調節こともありうる。また、P2X7をブロックすることは、緑内障、間質性膀胱炎(Martins JP,et.al.,Br J Pharmacol.2012 Jan;165(1):183〜96)および下部尿路症状群(Br J Pharmacol.2012 Jan;165(1):183〜96)、IBD/IBS(J Immunol.2011 Aug 1;187(3):1467〜74.Epub 2011 Jun 22)、睡眠、RA/OA、咳/COPD/喘息、心血管疾患、GN、尿管閉塞、真性糖尿病、高血圧症、敗血症、虚血、筋委縮性側索硬化症、シャーガス病、クラミジア、神経芽細胞腫、結核、多発性嚢胞腎疾患、および片頭痛にも有益でありうることが仮定される。
【0093】
本発明のさらなる実施形態は、P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法であり、該疾患、障害、または医学的状態は:関節リウマチ、骨関節炎、乾癬、敗血性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および気道過敏症;神経および神経免疫系の疾患、例えば神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛(オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘導性神経因性疼痛、線維筋痛症など);CNSの神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、例えば気分障害(大うつ病、大うつ病性障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安症)、認知、睡眠障害、多発性硬化症、てんかん発作、パーキンソン病、統合失調症、アルツハイマー病、ハンチントン病、自閉症、脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷、ストレス関連障害;心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病、真性糖尿病、血栓症、過敏性腸症状群、IBD、クローン病、虚血性心疾患、虚血、高血圧症、心血管疾患、心筋梗塞、および下部尿路機能障害、例えば失禁など、下部尿路症状群、多発性嚢胞腎疾患、糸球体腎炎、(GN);骨格障害、すなわち骨粗しょう症/大理石骨病:および緑内障、間質性膀胱炎、咳、尿管閉塞、敗血症、筋委縮性側索硬化症、シャーガス病、クラミジア、神経芽腫、結核、および片頭痛からなる群から選択される。
【0094】
本発明のさらなる実施形態は、該疾患、障害または医学的状態は治療抵抗性うつ病である、P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法である。
【0095】
本発明のさらなる実施形態、特徴および利点は、以下の詳細な説明および本発明の実践から明らかとなるであろう。
【0096】
本発明は、以下の用語集および結論づける実施例を含む、以下の「発明を実施するための形態」を参照することによって、より完全に理解されるであろう。簡潔さのために、本明細書で引用される特許を含む刊行物の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0097】
本明細書において、用語「含む(including)」、「含有する(containing)」および「含む(comprising)」は、本明細書においてオープンな、非限定的な意味で使用される。
【0098】
用語「アルキル」とは、鎖内に1〜12個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をさす。アルキル基の例としては、メチル(Me、記号「/」で構造的に表されてもよい)、エチル(Et)、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル(tBu)、ペンチル、イソペンチル、tert−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、および、当分野の通常の技量および本明細書に示される教示に照らして、前述の例のいずれか1つと等価であるとみなされる基が挙げられる。ここで使用される用語C1〜C3アルキルまたはC1〜3アルキルは、鎖内に1〜3個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をさす。
【0099】
用語「アルコキシ」には、アルキル基と分子の残部とを連結する末端酸素とともに、鎖内に1〜6個の炭素原子を有する、直鎖もしくは分岐鎖アルキル基が含まれる。アルコキシには、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシおよびペントキシが含まれる。ここで使用されるC1〜C3アルコキシという用語は、アルキル基と分子の残部とを連結する末端酸素とともに、鎖内に1〜3個の炭素原子を有する、直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をさす。C1〜C3アルコキシ置換基の例としては、例えば:メトキシ、エトキシおよびイソプロポキシ(isopropxy)が挙げられる。
【0100】
用語「シクロアルキル」とは、炭素環当たり3〜7個の環原子を有する飽和炭素環をさす。シクロアルキル基の実例としては、以下のエンティティが、正しく結合した部分の形で挙げられる:
【0101】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0102】
ここで使用される用語「C3〜C7シクロアルキル」とは、3〜7個の環原子を有する飽和炭素環をさす。ここで使用される用語「C3〜C4シクロアルキル」とは、3〜4個の環原子を有する飽和炭素環をさす。
【0103】
「ヘテロシクロアルキルとは、環構造当たり4〜6個の、炭素原子から選択される環原子と、窒素および酸素から選択される1個のヘテロ原子とを有する、飽和単環式環構造をさす。正しく結合した部分の形の、実例となるエンティティとしては以下が挙げられる:
【0104】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0105】
用語「アリール」とは、環当たり6個の原子を有する、単環式、芳香族炭素環(環原子が全て炭素である環構造)をさす。(アリール基の炭素原子は、sp2混成型である。)
【0106】
用語「フェニル」は、以下の部分を表す:
【0107】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0108】
用語「ヘテロアリール」とは、複素環当たり3〜9個の環原子を有する単環式もしくは縮合二環式複素環(炭素原子から選択される環原子ならびに窒素、酸素、および硫黄から選択される4個までのヘテロ原子を有する環構造)をさす。ヘテロアリール基の実例には、正しく結合した部分の形の、以下のエンティティが含まれる:
【0109】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0110】
上に列挙または図示したヘテロアリール、シクロアルキル、アリールおよびヘテロシクロアルキル基の種は網羅的でなく、これらの定義された用語の範囲内のさらなる種も選択されてよいことを当業者は理解するであろう。
【0111】
用語「ハロ」は、クロロ、フルオロ、ブロモまたはヨードを表す。
【0112】
用語「ペルハロアルキル」とは、所望により水素をハロゲンで置き換えている、鎖内に1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルキル基をさす。ペルハロアルキル基の例としては、トリフルオロメチル(CF3)、ジフルオロメチル(CF2H)、モノフルオロメチル(CH2F)、ペンタフルオロエチル(CF2CF3)、テトラフルオロエチル(CHFCF3)、トリフルオロエチル(CH2CF3)、テトラフルオロトリフルオロメチルエチル(−CF(CF32)、および、当分野の通常の技量および本明細書に示される教示を考慮して、前述の例のいずれか1つと等価であるとみなされる基が挙げられる。
【0113】
用語「ペルハロアルコキシ」とは、所望により水素をハロゲンで置き換えている、鎖内に1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖アルコキシ基をさす。ペルハロアルコキシ基の例としては、トリフルオロメトキシ(OCF3)、ジフルオロメトキシ(OCF2H)、モノフルオロメトキシ(OCH2F)、ペンタフルオロエトキシ(OCF2CF3)、テトラフルオロエトキシ(OCHFCF3)、モノフルオロエトキシ(OCH2CH2F)、トリフルオロエトキシ(OCH2CF3)、テトラフルオロトリフルオロメチルエトキシ(−OCF(CF32)、および、当分野の通常の技量および本明細書に示される教示を考慮して、前述の例のいずれか1つと等価であるとみなされる基が挙げられる。
【0114】
用語「置換されている」は、特定の基または部分が1またはそれ以上の置換基を有することを意味する。用語「非置換の」は、特定の基が置換基を有さないことを意味する。用語「場合により置換されていてもよい」は、特定の基が非置換であるか、または1個以上の置換基で置換されていることを意味する。用語「置換された」を構造系の説明で用いる場合、その置換は、その系上の結合価の許容するどの位置でも起こることが意図される。指定された部分または基が、場合により置換されているかまたは任意の指定された置換基で置換されていると明確に記されていない場合には、そのような部分または基は、非置換であるものと理解される。
【0115】
用語「パラ」、「メタ」および「オルト」は、当分野で理解される意味を有する。したがって、例えば、全置換フェニル基は、フェニル環の結合点に隣接する両方の「オルト」(o)位で、両方の「メタ」(m)位で、かつ、結合点に向かい合う1つの「パラ」(p)位で置換基を有する。フェニル環上の置換基の位置をさらに明らかにするために、下に図示されるように、2つの異なるオルト位をオルトおよびオルト’と指定し、2つの異なるメタ位をメタおよびメタ’と指定する。
【0116】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0117】
より簡潔な説明を提供するため、本明細書に記載される一部の量的表現は「約」という用語で修飾されない。用語「約」が明示的に使用されているか否かに関わらず、本明細書に記載されるあらゆる量は、実際の与えられた値をさすことと、そのような与えられた値の実験条件および/または測定条件に起因する同値および近似値を含む、当分野の通常の技量に基づいて合理的に推測されるそのような与えられた値の近似値をさすことも意味することが理解される。収率が百分率として記載される場合はいつも、そのような収率は、特定の化学量論的条件下で得ることのでき得る同じエンティティの最大量に対する、その収率を得るエンティティの質量をさす。別に指定されない限り、百分率として与えられる濃度は、質量比をさす。
【0118】
用語「緩衝された」溶液または「緩衝」液は、本明細書では、本明細書においてその標準的な意味に従って同義的に使用される。緩衝された溶液は、媒質のpHを制御するために使用され、その選択、使用および機能は、当業者に公知である。例えば、とりわけ、緩衝液と、緩衝剤成分の濃度がどれだけ緩衝液のpHに関連しているかを説明している、G.D.Considine,ed.,Van Nostrand’s Encycopedia of Chemistry,p.261,5th ed.(2005)を参照されたい。例えば、緩衝された溶液は、溶液のpHを約7.5で維持するために、MgSO4およびNaHCO3を10:1の重量比で溶液に添加することにより得られる。
【0119】
本明細書に示される式はいずれも、構造式によって表される構造を有する化合物、ならびに特定の変形または形態を表すことが意図される。特に、本明細書中に示される任意の式をもつ化合物は、不斉中心を有することがあり、そのため、異なる鏡像異性形態で存在することがある。一般式の化合物の全ての光学異性体、およびその混合物が、該式の範囲内であるとみなされる。したがって、本明細書に記載されるいずれの式も、そのラセミ体、1以上の鏡像異性形態、1以上のジアステレオ異性形態、1以上のアトロプ異性形態、およびその混合物を表すことが意図される。さらに、特定の構造は、幾何異性体(すなわちシスおよびトランス異性体)、互変異性体またはアトロプ異性体として存在してよい。
【0120】
また、同じ分子式を有するが、それらの原子の結合の性質または順序あるいは空間でのそれらの原子の配置において異なる化合物は、「異性体」と呼ばれることも理解される。空間でのそれらの原子の配置の異なる異性体は、「立体異性体」と呼ばれる。
【0121】
互いに鏡像でない立体異性体は、「ジアステレオマー」と呼ばれ、互いに重ね合わせることのできない鏡像は、「鏡像異性体」と呼ばれる。例えば、化合物が不斉中心を有する場合、それは4つの異なる基に結合され、一対の鏡像異性体が可能である。鏡像異性体は、その不斉中心の絶対配置によって特徴づけることができ、CahnおよびPrelogのRおよびS順位側により記載されるか、または分子が偏光面を回転する様式によって右旋性または左旋性(すなわち、それぞれ(+)または(−)異性体)と呼ばれる。キラル化合物は、個々の鏡像異性体として、またはそれらの混合物として存在することができる。等しい割合の鏡像異性体を含有する混合物は「ラセミ混合物」と呼ばれる。
【0122】
「互変異性体」とは、特定の化合物構造の相互転換可能な形態であり、水素原子および電子の置換の点が異なる化合物をさす。従って、2つの構造は、π電子および原子(通常H)の動きによって平衡状態でありうる。例えば、エノールおよびケトンは、それらが酸かまたは塩基による処理によって急速に相互変換されるので互変異性体である。互変異性の別の例は、フェニルニトロメタンのアシ型およびニトロ型であり、それらは酸かまたは塩基による処理によって同様に形成される。
【0123】
互変異性型は、目的の化合物の最適な化学反応性および生物活性の達成に関連しうる。
【0124】
本発明の化合物は、「回転異性体」、つまり、異なる配座に至る回転が邪魔される場合に生じ、1つの配座異性体から別の配座異性体へ変換するために克服されるべき回転エネルギー障壁をもたらす配座異性体としても存在しうる。
【0125】
本発明の化合物は、1またはそれ以上の不斉中心を有してよい;そのため、そのような化合物は、個々の(R)−もしくは(S)−立体異性体またはそれらの混合物として生成されることができる。
【0126】
別に指定されない限り、本明細書および特許請求の範囲における特定の化合物の説明または命名は、個々の鏡像異性体とその混合物(ラセミ混合物または別の混合物)の両方を含むことを意図する。立体化学の決定および立体異性体の分離のための方法は、当技術分野で周知である。
【0127】
特定の例は、絶対的な鏡像異性体として表されるが、未知の構成のエナンチオピュアな材料を示すことを目的とする化学構造を含有する。これらの例では、(R*)または(S*)は、対応する立体中心の絶対立体化学が不明であることを示す名前に使用される。従って、(R*)と名付けられる化合物は、(R)かまたは(S)の絶対配置をもつエナンチオピュアな化合物をさす。絶対立体化学が確認された場合には、構造は、(R)および(S)を用いて名付けられる。
【0128】
記号
【0129】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
は、本明細書中で示される化学構造において同じ空間配置を意味するとして使用される。同様に、記号
【0130】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
は、本明細書中で示される化学構造において同じ空間配置を意味するとして使用される。
【0131】
その上、本明細書中に示されるあらゆる式は、そのような化合物の水和物、溶媒和物、および多形体、ならびにそれらの混合物を、たとえそのような形態が明示的に列挙されなくても、さすことを意図する。式(I)の特定の化合物または式(I)の化合物の製薬上許容される塩は、溶媒和物として入手されてよい。溶媒和物には、溶液中で、または固体もしくは結晶形態として、1以上の溶媒と本発明の化合物との相互作用または錯化から形成されるものが含まれる。一部の実施形態では、溶媒は水であり、その場合、溶媒和物は水和物である。さらに、式(I)の化合物の特定の結晶形態または式(I)の化合物の製薬上許容される塩は、共結晶として得られてよい。本発明の特定の実施形態では、式(I)の化合物は、結晶形態で得られた。その他の実施形態では、式(I)の化合物の結晶形態は本質的に立方体であった。その他の実施形態では、式(I)の化合物の製薬上許容される塩は結晶形態で得られた。さらにその他の実施形態では、式(I)の化合物は、いくつかの多型体の1つとして、結晶形態の混合物として、多型体として、または非晶形として得られた。その他の実施形態では、式(I)の化合物は、溶液中で、1以上の結晶形態および/または多形体の間で変換される。
【0132】
本明細書において化合物への言及は、以下のいずれか1つへの言及がその代わりとなる:(a)そのような化合物の実際に記載される形態、および(b)その化合物が命名される際に存在すると考えられる媒体中でのそのような化合物のいずれかの形態。例えば、本明細書においてR−COOHなどの化合物を言及することは、例えば、R−COOH(s)、R−COOH(sol)、およびR−COO-(sol)のいずれか1つを言及することを含む。この例では、R−COOH(s)は、例えば錠剤またはいくつかのその他の固体医薬組成物または調製物中に存在するような固体の化合物をさし;R−COOH(sol)は、溶媒中の非解離型の化合物をさし;R−COO-(sol)は、そのような解離型がR−COOHに由来するか、その塩に由来するか、または考えられる媒体中での解離によってR−COO-を生じる任意のその他のエンティティに由来するかにかかわらず、溶媒中の解離型の化合物、例えば水性環境中の解離型の化合物などをさす。別の例では、「エンティティを式R−COOHの化合物に接触させる」などの表現は、そのような接触が起こる媒体に存在する化合物R−COOHの形態にそのようなエンティティを接触させることをさす。さらに別の例では「エンティティを式R−COOHの化合物と反応させる」などの表現は、(a)そのような反応の起こる媒体に存在するそのようなエンティティの化学的に関連する形態の、そのようなエンティティを、(b)そのような反応の起こる媒体に存在する化合物R−COOHの化学的に関連する形態と反応させることをさす。この点について、そのようなエンティティが例えば水性環境に存在する場合、化合物R−COOHがそのような同じ媒体中に存在し、そのため該エンティティがそのようなR−COOH(aq)および/またはR−COO−(aq)(ここで、下付文字「(aq)」は、化学および生化学におけるその従来の意味に従って「水性」を表す)、などの種と接触することが理解される。これらの命名例でカルボン酸官能基が選択されている;しかし、この選択は限定として意図されるものではなく、単なる例示である。その他の官能基に関して類似の例を示すことができることも理解され、それには、限定されるものではないが、ヒドロキシル、塩基性窒素メンバー、例えばアミンに存在するものなど、および化合物を含有する媒体中で既知様式に従って相互作用または変換する任意のその他の基が含まれる。そのような相互作用および変換としては、限定されるものではないが、解離、会合、互変異性、可溶媒分解(加水分解を含む)、溶媒和(水和を含む)、プロトン化、および脱プロトン化が挙げられる。所与媒体中でのこれらの相互作用および変換は当業者に公知であるので、この点に関してさらなる例は本明細書において提供されない。
【0133】
別の例では、たとえその双性イオン形態で明示的に名付けられていなくとも、双性イオンを形成することが公知の化合物を参照することにより、双性イオン化合物が本明細書に包含される。双性イオン、およびそれらの同義語の双性イオン化合物などの用語は、周知であり、定義済みの学名の標準セットの一部である、標準的なIUPAC推奨名である。この点に関して、双性イオンという名称には、Chemical Entities of Biological Interest(ChEBI)分子物質辞書によって名称識別番号CHEBI:27369が割り当てられている。一般に周知のように、双性イオンまたは双性イオン化合物は、反対の符号をもつ形式的な単位電荷を有する中性の化合物である。これらの化合物は「分子内塩」という用語で呼ばれる場合もある。その他の文献はこれらの化合物を「双極性イオン」と呼ぶが、この用語はさらに他の文献では誤称とされている。具体例として、アミノエタン酸(アミノ酸であるグリシン)は、式H2NCH2COOHを有し、一部の媒体(この例では中性媒体)中で双性イオンの形態、+3NCH2COO-で存在する。双性イオン、双性イオン化合物、内塩および双極性イオンは、これらの用語の既知の十分に確立された意味において、いずれの例も当業者にそう認識されるように本発明の範囲内にある。当業者に認識されるであろうすべての実施形態名付ける必要はないので、本発明の化合物に関連する双性イオン化合物の構造を本明細書に明示的に記載はしない。しかし、それらは本発明の実施形態の一部である。所与化合物の様々な形態を導く所与媒質中での相互作用および変換はすべての当業者に公知であるので、この点についてさらなる例は本明細書に記載されない。
【0134】
また、本明細書に示されるいずれの式も、化合物の非標識形態だけでなく同位体標識形態も表すことが意図される。同位体標識化合物は、1以上の原子が、選択された原子量または質量数を有する原子に置き換えられている点を除いて、本明細書に示される式によって表される構造を有する。本発明の化合物に組み込むことのできる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体、例えば、それぞれ、2H、3H、11C、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、36Cl、125I、が挙げられる。そのような同位体標識化合物は、代謝研究(好ましくは14Cによる)、反応速度研究(例えば2Hまたは3Hによる)、検出もしくは造影技術[例えば陽電子放出断層撮影(PET)または単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)など](薬物または基質組織分布検定を含む)または患者の放射線治療において有用である。特に、18Fまたは11C標識化合物は、PETまたはSPECT研究に特に好ましいであろう。さらに、重水素(すなわち、2H)などの重い同位体による置換は、より大きい代謝安定性から生じる特定の治療上の利点、例えば生体内半減期の増加または必要用量の低下をもたらす可能性がある。本発明の同位体標識化合物およびそのプロドラッグは、通常、容易に入手可能な同位体標識試薬を非同位体標識試薬の代わりに用いることにより、下に記載されるスキームまたは実施例に開示される手順および調製法を実行することによって調製することができる。
【0135】
本明細書に記載される式を言及する場合、指定された変数に対する可能な種のリストからの特定の部分の選択は、他所で出現する該変数に対する同じ種の選択を規定するものではない。言い換えれば、変数が2回以上出現する場合、指定されるリストからの種の選択は、特に明記されない限り、該式の他所の同じ変数に対する種の選択と無関係である。
【0136】
割り当ておよび用語に関する前述の解釈的考察によれば、本明細書においてあるセットに対する明確な言及は、化学的に意味があり、別に指定されない限り、そのようなセットの実施形態への独立した言及、および、明確に言及される該セットのサブセットの可能な実施形態の各々および全てへの言及を意味することが理解される。
【0137】
本発明には、式(I)の化合物の製薬上許容される塩、好ましくは上記の化合物および本明細書に例示される具体的な化合物の塩、ならびにそのような塩を用いる処置の方法も含まれる。
【0138】
製薬上許容されるとは、連邦もしくは州政府の規制当局または米国以外の国の対応する機関によって認可されたかまたは承認可能であるか、あるいは、動物に、より特にヒトに使用されるために米国薬局方または一般に認められる薬局方にリストされていることを意味する。
【0139】
「製薬上許容される塩」は、無毒であるか、生物学的に容認できるか、あるいは患者への投与に生物学的に適している式(I)で表される化合物の遊離酸または塩基の塩を意味することを意図する。それは親化合物の望ましい薬理活性を有するべきである。一般に、G.S.Paulekuhn,et al.,「Trends in Active Pharmaceutical Ingredient Salt Selection based on Analysis of the Orange Book Database」,J.Med.Chem.,2007,50:6665〜72,S.M.Berge,et al.,「Pharmaceutical Salts」,J Pharm Sci.,1977,66:1〜19,およびHandbook of Pharmaceutical Salts,Properties,Selection,and Use,Stahl and Wermuth,Eds.,Wiley−VCH and VHCA,Zurich,2002を参照されたい。製薬上許容される塩の例は、薬理効果があり、過度の毒性、刺激作用、またはアレルギー応答を起こすことなく患者の組織との接触に適しているものである。式(I)の化合物は、十分に酸性の基、十分に塩基性の基、または両方の種類の官能基を有してよく、したがっていくつかの無機もしくは有機塩基、ならびに無機酸および有機酸と反応して、製薬上許容される塩を形成する。
【0140】
製薬上許容される塩の例としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、蟻酸塩、イソ酪酸塩、カプロン酸塩、ヘプタン酸塩、プロピオル酸、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、ブチン−1,4−ジオエート、ヘキシン−1,6−ジオエート、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、γ−ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、メタン−スルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩、およびマンデル酸塩が挙げられる。
【0141】
式(I)の化合物が塩基性窒素を含有する場合、所望の製薬上許容される塩は、当技術分野で利用可能な任意の適した方法、例えば、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、硝酸、ホウ酸、リン酸、および同類のものなどで、あるいは有機酸、例えば酢酸、フェニル酢酸、プロピオン酸、ステアリン酸、乳酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、イセチオン酸、コハク酸、吉草酸、フマル酸、マロン酸、ピルビン酸、シュウ酸、グリコール酸、サリチル酸、オレイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ピラノシジル酸、例えばグルクロン酸またはガラクツロン酸など、α−ヒドロキシ酸、例えばマンデル酸、クエン酸、または酒石酸など、アミノ酸、例えばアスパラギン酸、グルタル酸またはグルタミン酸など、芳香族酸、例えば安息香酸、2−アセトキシ安息香酸、ナフトエ酸、または桂皮酸など、スルホン酸、例えばラウリルスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸など、本明細書中に例として記載されるものなどの酸の任意の相溶性混合物、ならびにこの技術の通常の技量を考慮して等価物または許容される代替物と考えられる任意のその他の酸およびその混合物での遊離塩基の処理によって調製されてよい。
【0142】
式(I)の化合物が酸、例えばカルボン酸またはスルホン酸などである場合、所望の製薬上許容される塩は、任意の適した方法、例えば、無機もしくは有機塩基、例えばアミン(第一級、第二級または第三級)、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、本明細書中に例として記載されるものなどの塩基の任意の相溶性混合物、ならびにこの技術の通常の技量を考慮して等価物または許容される代替物と考えられる任意のその他の塩基および混合物での遊離塩基の処理によって調製されてよい。適した塩の実例としては、アミノ酸、例えばN−メチル−D−グルカミン、リジン、コリン、グリシンおよびアルギニンなど、アンモニア、炭酸塩、炭酸水素塩、第一級、第二級および第三級アミン、ならびに環状アミン、例えばトロメタミン、ベンジルアミン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、およびピペラジンなどに由来する有機塩、ならびに、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム、およびリチウムに由来する無機塩が挙げられる。
【0143】
本発明はまた、式(I)の化合物の製薬上許容されるプロドラッグ、およびそのような製薬上許容されるプロドラッグを用いる処置にも関する。用語「プロドラッグ」は、患者への投与の後に、可溶媒分解または酵素切断なおの化学的または生理学的プロセスによるか、または生理的条件下で(例えば、生理学的pHとなったプロドラッグは式(I)の化合物に変換される)生体内で化合物を生じる、指定化合物の前駆体を意味する。「製薬上許容されるプロドラッグ」は、無毒であり、生物学的に容認でき、その他の点では患者への投与に生物学的に適しているプロドラッグである。適したプロドラッグ誘導体の選択および調製のための実例となる手順は、例えば、「Design of Prodrugs」、ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985に記載されている。
【0144】
例となるプロドラッグとしては、式(I)の化合物の遊離アミノ、ヒドロキシ、またはカルボン酸基とのアミドもしくはエステル結合を介した共有結合的に連結した、アミノ酸残基、または2以上の(例、2、3または4)アミノ酸残基のポリペプチド鎖を有する化合物が挙げられる。アミノ酸残基の例としては、天然に存在する20のアミノ酸(一般に3文字の記号で表される)、ならびに4−ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリシン、デモシン、イソデモシン、3−メチルヒスチジン、ノルバリン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、シトルリンホモシステイン、ホモセリン、オルニチンおよびメチオニンスルホンが挙げられる。
【0145】
さらなる種類のプロドラッグは、例として、式(I)の構造の遊離カルボキシル基をアミドまたはアルキルエステルとして誘導体化することにより生成することができる。アミドの例としては、アンモニア、第一級C1〜6アルキルアミンおよび第二級ジ(C1〜6アルキル)アミンから誘導されたものが挙げられる。第二級アミンには、5員もしくは6員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリール環部分が含まれる。アミドの例としては、アンモニア、C1〜3アルキル第一級アミン、およびジ(C1〜2アルキル)アミンから誘導されるものが挙げられる。本発明のエステルの例としては、C1〜7アルキル、C5〜7シクロアルキル、フェニル、およびフェニル(C1〜6アルキル)エステルが挙げられる。好ましいエステルとしては、メチルエステルが挙げられる。また、プロドラッグは、Fleisher et al.,Adv.Drug Delivery Rev.1996,19,115〜130に概説される手順などに従って、ヘミスクシネート、燐酸エステル、ジメチルアミノアセテートおよびホスホリルオキシメチルオキシカルボニルを含む基を用いて遊離ヒドロキシ基を誘導体化することによって、調製されてもよい。ヒドロキシ基およびアミノ基のカルバメート誘導体もプロドラッグを生成することができる。また、ヒドロキシ基のカーボネート誘導体、スルホン酸エステル、および硫酸エステルもプロドラッグを提供することができる。(アシルオキシ)メチルおよび(アシルオキシ)エチルエーテルとしてのヒドロキシ基の誘導体化(ここで、該アシル基は、所望により1以上のエーテル、アミン、またはカルボン酸官能基で置換されている、アルキルエステルであってよく、または該アシル基は上記のようにアミノ酸エステルである)も、プロドラッグを生じるために有用である。この種類のプロドラッグは、Robinson et al.,J Med Chem.1996,39(1),10〜18に記載されるように調製されてよい。遊離アミンは、アミド、スルホンアミドまたはホスホンアミドとして誘導体化させることもできる。これらのプロドラッグ部分は全て、エーテル、アミン、およびカルボン酸官能基を含む基を組み込むことができる。
【0146】
本発明はまた、本発明の方法で使用することもできる、式(I)の化合物の薬学的に活性な代謝産物に関する。「薬学的に活性な代謝産物」とは、式(I)の化合物またはその塩の体内での代謝の薬理学的に活性な生成物を意味する。化合物のプロドラッグおよび活性代謝産物は、当技術分野で公知であるか利用可能な日常的技法を用いて決定されてよい。例えば、Bertolini,et al.,J Med Chem.1997,40,2011〜2016;Shan,et al.,J Pharm Sci.1997,86(7),765〜767;Bagshawe,Drug Dev Res.1995,34,220〜230;Bodor,Adv Drug Res.1984,13,224〜331;Bundgaard,Design of Prodrugs(Elsevier Press,1985);およびLarsen,Design and Application of Prodrugs,Drug Design and Development(Krogsgaard−Larsen,et al.,eds.,Harwood Academic Publishers,1991)を参照されたい。
【0147】
本発明の式(I)の化合物およびそれらの製薬上許容される塩、製薬上許容されるプロドラッグ、および薬学的に活性な代謝産物は、本発明の方法において、P2X7受容体のモジュレーターとして有用である。そのようなモジュレーターとして、化合物はアンタゴニスト、アゴニスト、またはインバースアゴニストの働きをすることができる。用語「モジュレーター」には、阻害剤と活性剤の両方の意味が含まれ、ここで「阻害剤」とは、P2X7受容体発現または活性を低下させる、妨げる、不活性化する、脱感作する、またはダウンレギュレートする化合物をさし、「活性剤」は、P2X7受容体発現または活性を活性化する、促進する、感作する、またはアップレギュレートする化合物である。
【0148】
用語「処置する」、「処置」または「処置すること」は、本明細書において、P2X7受容体活性の調節を通じて治療上または予防上の利益をもたらす目的で、本発明の活性のある薬剤または組成物の患者への投与をさすことを意図する。処置には、P2X7受容体活性の調節に媒介される疾患、障害、または状態、あるいはそのような疾患、障害または状態1以上の症状を逆転させる、寛解させる、緩和する、その進行を抑制する、その重症度を和らげる、または予防することが含まれる。用語「患者」とは、そのような処置を必要とする哺乳類患者、例えばヒトなどをさす。
【0149】
したがって、本発明は、P2X7受容体活性に媒介される疾患、障害、または状態、例えば:関節リウマチ、骨関節炎、乾癬、敗血性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)および気道過敏症;神経および神経免疫系の疾患、例えば神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛(オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘導性神経因性疼痛、線維筋痛症)など;CNSの神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、例えば気分障害(大うつ病、大うつ病性障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安症)、認知、睡眠障害、多発性硬化症、てんかん発作、パーキンソン病、統合失調症、アルツハイマー病、ハンチントン病、自閉症、脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷、ストレス関連障害など;心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病、真性糖尿病、血栓症、過敏性腸症状群、IBD、クローン病、虚血性心疾患、虚血、高血圧症、心血管疾患、心筋梗塞、および下部尿路機能障害、例えば失禁など、下部尿路症状群、多発性嚢胞腎疾患、糸球体腎炎、(GN);骨格障害、すなわち骨粗しょう症/大理石骨病:および緑内障、間質性膀胱炎、咳、尿管閉塞、敗血症、筋委縮性側索硬化症、シャーガス病、クラミジア、神経芽腫、結核、および片頭痛と診断されたかまたはそれに罹患している患者を処置するための、本明細書に記載される化合物を用いる方法に関する。
【0150】
本発明による処置方法では、治療上有効な量の本発明による医薬品が、そのような疾患、障害、または状態に罹患しているかそれと診断された患者に投与される。「有効量」または「治療上有効な量」とは、指定された疾患、障害、または状態に対してそのような処置を必要とする患者において、望ましい治療上または予防上の利益を一般にもたらすために十分な量または用量を意味する。本発明の化合物の治療有効量もしくは用量は、日常的な方法、例えばモデリング、用量漸増調査または臨床試験などによって、さらに日常的要素、例えば、投与または薬物送達の様式または経路、化合物の薬物動態、疾患、障害、または状態の重症度および経過、患者の以前のおよび継続中の治療法、患者の健康状態および薬物への応答、ならびに治療にあたる医師の判断などを考慮することによって、確認することができる。用量の例は、単一または分割投薬単位で(例えば、BID、TID、QID)、1日あたり患者の体重1kgあたり約0.001〜約200mgの化合物、好ましくは約0.05〜100mg/kg/日、または約1〜35mg/kg/日の範囲内である。70kgのヒトに関して、適した投与量の実例となる範囲は、約0.05〜約7g/日、または約0.2〜約2.5g/日である。
【0151】
患者の疾患、障害、または状態が改善したならば、用量を予防的処置または維持処置に適した量に調整してもよい。例えば、投薬量または投与頻度、または両方を、症状に応じて、望ましい治療または予防効果が維持されるレベルまで減らしてよい。もちろん、症状が適切なレベルまで軽減されたら、処置を止めてよい。しかし、症状がいくらか再発する際には、患者には長期的に断続的な処置が必要である。
【0152】
その上、本発明の活性薬剤は、上記状態の処置において、さらなる有効成分と組み合わせて使用することができる。さらなる有効成分は、表1の化合物の活性薬剤と別々に同時投与されてもよいし、そのような薬剤とともに本発明による医薬組成物に含められてもよい。例となる実施形態では、さらなる有効成分は、公知であるかまたはP2X7活性に媒介される状態、障害、または疾患の処置に治療効果があることが見出されたもの、例えば別のP2X7モジュレーターなど、あるいは、特定の状態、障害、または疾患に関連する別の標的に対して活性のある化合物である。この組合せは、有効性を増加させる(例えば、本発明による活性薬剤の効力または有効性を高める化合物を組合せに含めることによる)、1以上の副作用を低下させる、または本発明による活性薬剤の必要用量を減少させるのに役立ちうる。
【0153】
本発明の活性薬剤は、本発明の医薬組成物を処方するために、単独で、または1以上のさらなる有効成分と組み合わせて使用される。本発明の医薬組成物は:(a)治療上有効な量の、少なくとも1つの本発明による活性薬剤;および(b)製薬上許容される賦形剤を含む。
【0154】
「製薬上許容される賦形剤」とは、薬理学的組成物に添加されるか、あるいは薬剤の投与を容易にするビヒクル、担体、または希釈剤として使用され、かつ該薬剤と相溶性のある、無毒で、生物学的に容認でき、その他の点では患者への投与に生物学的に適している物質、例えば不活性物質などをさす。賦形剤の例としては、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、様々な糖および様々な種類のデンプン、セルロース誘導体、ゼラチン、植物油、およびポリエチレングリコールが挙げられる。
【0155】
活性薬剤の1以上の投薬単位を含有する医薬組成物の送達形態は、適した医薬品賦形剤、および当業者に公知であるか利用可能になる配合技法を使用して調製することができる。組成物は、本発明の方法において、適した送達経路、例えば、経口、非経口、直腸、局所、または眼経路によって、あるいは吸入によって、投与されてよい。
【0156】
調製物は、錠剤、カプセル剤、サシェ剤、糖衣錠、粉末、顆粒剤、トローチ剤、再構成用粉末、液状製剤、または坐剤の形態であってよい。好ましくは、組成物は、静脈内注入、局所投与、または経口投与用に処方される。
【0157】
経口投与には、本発明の化合物は、錠剤またはカプセル剤の形態で、あるいは溶液、乳濁液、または懸濁液として提供されることができる。経口組成物を調製するためには、化合物は、例えば、一日約0.05〜約100mg/kg、または一日約0.05〜約35mg/kg、または一日約0.1〜約10mg/kgの投薬量が得られるように処方されてよい。例えば、1日約5mg〜5gの1日投与量は、1日に1回、2回、3回、または4回の投与によって達成されてよい。
【0158】
経口錠剤には、不活性希釈剤、崩壊剤、結合剤、潤滑剤、甘味剤、香味剤、着色剤および防腐剤などの製薬上許容される賦形剤と混合された本発明による化合物が含まれてよい。適した不活性増量剤としては、炭酸ナトリウムおよび炭酸カルシウム、リン酸ナトリウムおよびリン酸カルシウム、ラクトース、デンプン、糖、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトール、および同類のものが挙げられる。例となる液状経口賦形剤としては、エタノール、グリセロール、水、および同類のものが挙げられる。デンプン、ポリビニル−ピロリドン(PVP)、グリコール酸ナトリウムデンプン、微晶質セルロース、およびアルギン酸が、適した崩壊剤である。結合剤には、デンプンおよびゼラチンが含まれうる。潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクであってよい。必要に応じて、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの材料で錠剤をコーティングして消化管での吸収を遅らせてもよいし、腸溶コーティングでコーティングしてもよい。
【0159】
経口投与用のカプセルには、硬質および軟質ゼラチンカプセルが含まれる。硬質ゼラチンカプセル剤を調製するためには、本発明の化合物を固体、半固体、または液体の希釈剤と混合すればよい。軟質ゼラチンカプセル剤は、本発明の化合物を水、ピーナッツ油またはオリーブ油などの油、流動パラフィン、短鎖脂肪酸のモノグリセリドとジグリセリドの混合物、ポリエチレングリコール400、またはプロピレングリコールと混合することによって調製されてよい。
【0160】
経口投与用の液体は、懸濁液、溶液、乳濁液またはシロップ剤の形態であってもよいし、凍結乾燥されているか、あるいは使用前に水またはその他の適したビヒクルで再構成するための乾燥生成物として提示されてもよい。そのような液体組成物は、所望により:製薬上許容される賦形剤、例えば沈殿防止剤(例えば、ソルビトール、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルおよび同類のもの)など;非水性ビヒクル、例えば、油(例えば、アーモンド油または分別ココナッツ油)、プロピレングリコール、エチルアルコール、または水;防腐剤(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸);レシチンなどの湿潤剤;ならびに、必要に応じて、香味料または着色剤を含んでよい。
【0161】
本発明の活性薬剤は、非経口経路で投与されてもよい。例えば、組成物は、直腸投与用に坐剤として処方されてよい。静脈内経路、筋肉内経路、腹腔内経路、または皮下経路を含む非経口使用には、本発明の化合物は、適切なpHおよび等張性に緩衝された滅菌水溶液または懸濁液中に、または非経口的に許容できる油中に提供されてよい。適した水性ビヒクルとしては、リンゲル液および等張食塩水が挙げられる。そのような形態は、単位容量形態、例えばアンプルまたは使い捨て注射装置など、複数用量形態、例えば適切な用量を取り出すことのできるバイアルなど、あるいは、固体形態、または注射製剤を調製するために使用することのできる前濃縮物に提示される。実例となる注入用量は、数分〜数日の範囲の期間にわたって製薬担体と混合された約1〜1000μg/kg/分の範囲の化合物であってよい。
【0162】
局所投与には、化合物は、ビヒクルに対して約0.1%〜約10%の薬物の濃度で製薬担体と混合されてよい。本発明の化合物の別の投与様式は、経皮送達をもたらすためにパッチ製剤を利用してよい。
【0163】
あるいは、本発明の化合物は、本発明の方法において、例えば、適した担体も含有するスプレー製剤中で、経鼻もしくは経口経路を介する吸入によって投与されてよい。
【0164】
次に、本発明の方法において有用な例となる化合物を、下記のその一般的な調製法の実例となる合成スキームおよび後に続く具体例を参照することにより記載する。本明細書中の様々な化合物を得るために、最終的に望ましい置換基が目的生成物を得るために適宜保護されてまたは保護されずに反応スキームを通して保有されるように、出発物質を適切に選択することができることを当業者は理解するであろう。あるいは、最終的に望ましい置換基の代わりに、反応スキームを通して保有され、望ましい置換基に適宜置き換えられることのできる適した基を用いることが必要であるかまたは望ましい場合がある。別に指定されない限り、変数は、式(I)に関して上に定義される通りである。反応は、溶媒の融点と還流温度との間、好ましくは0℃〜溶媒の還流温度との間で実施されてよい。反応は、従来の加熱またはマイクロ波加熱を用いて加熱されてよい。また、反応は、溶媒の正常な還流温度を超える密閉容器中で実行されてもよい。
【0165】
本明細書で使用される略語および頭字語は以下の通りである。
【0166】
【表3】
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【0167】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
基PGは保護基を表す。当業者は、望ましい反応に適合性のある適切な保護基を選択する。保護基は、その後の都合のよい段階で、当分野で公知の方法を用いて除去されてよい。あるいは、最終的に望ましい置換基の代わりに、反応スキームを通して保有され、望ましい置換基に適宜置き換えられることのできる適した基を用いることが必要である場合がある。そのような化合物、前駆体、またはプロドラッグも本発明の範囲内である。好ましい保護基の例としては、カルバメート、ベンジルおよび置換ベンジル基が挙げられる。特に好ましい保護基は、tert−ブチルオキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、α−クロロエトキシカルボニル、ベンジル、4−ニトロベンジルおよびジフェニルメチルである。
【0169】
化合物Iは、DCM中、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレートによる処理によって化合物IIに変換される。次に、化合物IIは、約130℃の温度で約16時間1−ブタノールなどの溶媒中、ヒドラジドVIによる加熱によってビシクロ(bicycle)IIIに変換される。1:1 CHCl3:ACNなどの溶媒中、ビシクロIIIの酸化ルテニウム(IV)水和物および水中メタ過ヨウ素酸ナトリウムでの酸化により、化合物IVが得られる。保護基を除去した後、化合物IVは、次に、DMFなどの溶媒中、化合物VII(Qは、臭素または塩素などの脱離基であり、Xは、HまたはCH3である)およびCs2CO3などの塩基で処理することにより化合物Vに変換される。R2がNO2である化合物Vは、アセトンおよび水などの溶媒中、亜鉛粉末でアリールニトロ化合物を処理することによって、R2がNH2である化合物Vに還元される。市販されていないヒドラジドR1−NH2NH2は、一般に、EtOH中、ヒドラジン一水和物を適切に活性化させたカルボン酸(R1−CO2H)またはカルボン酸エステル(R1−CO2アルキル)に添加することにより調製した。カルボン酸(R1−CO2H)は、標準的な加水分解条件、例えばMeOH中濃HCl、還流で約2時間などを用いて対応するニトリル(R1−CN)から調製される。
【0170】
【化37】
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【0171】
ブロミドVIIIは、化合物IIIの化合物IVへの変換のためのスキームIに記載されるように、RuO2およびNaIO4での酸化によって化合物IXに変換される。保護基を除去した後、化合物IVの化合物Vへの変換のために記載される条件を用いて、化合物IXは、化合物VIIでの処理によって化合物Xに変換される。次に、化合物Xは、約100℃に加熱しながら適切なボロン酸(R1−B(OH)2、Pd(Ph34、およびジオキサンなどの溶媒中1M Na2CO3で処理されることによって、化合物Vに変換される。
【0172】
【化38】
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【0173】
アミンXIIおよびアルデヒドVII(Qは、COであり、Xは、Hである)による還元的アミノ化は、DCEまたはDCMなどの溶媒中、Na(OAc)3BHなどの還元剤を用いて達成されて、化合物XIIIをもたらす。この化合物を、TEAを加えたDCM中、クロロオキソ酢酸メチルで処理することにより、化合物XIVが得られる。次に、化合物XIVは、最初に保護基を除去し、それに続いてDCMまたはDMFなどの溶媒中、TEAまたはDIPEAなどの塩基で処理することによって化合物XVに変換される。化合物Iの化合物IIへの変換のためのスキームIに記載されるようにローソン試薬で処理すると、ジオンXVが化合物XVIに変換される。化合物XVIは、化合物IIの化合物IIIへの変換でスキームIに記載されるように、適切なヒドラジドで処理することによって化合物Vに変換される。あるいは、化合物XVは、DCM中、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレートで処理した場合に化合物XVIIに変換される。次に、化合物Vは、1−ブタノールなどの溶媒中、約130℃の温度で約16時間、化合物XVIIを適切なヒドラジドで処理することによって得られる。
【0174】
【化39】
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【0175】
アルコールXVIIIは、TEAまたはDIPEAなどの塩基を加えたDCM、DCEまたはエーテルなどの溶媒中、アルコールXVIIIを塩化メシルで最初に処理することによってアミンXXに変換される。次に、得られるメシレートは、約18時間、約70℃に加熱しながら、DMF中、NaN3で処理することによって対応するアジド(図示せず)に変換される。次に、このアジドは、Et(OAc)またはEtOHなどの溶媒中、水素ガス、10% Pd/Cなどの金属触媒の接触水素化条件を用いてアミンXXに還元される。化合物XXは、DCMまたはDMFなどの溶媒およびTEAまたはDIPEAなどの塩基中、クロロオキソ酢酸メチルで処理することによって化合物XXIに変換される。次に、化合物XVは、最初に保護基を除去し、DCEまたはDCMなどの溶媒中、Na(OAc)3BHなどの還元剤を用いて、アルデヒドVII(Qは、COであり、Xは、Hである)で得られるアミン(図示せず)を還元的アミノ化することによって化合物XXIから調製される。化合物XXは、DCMなどの溶媒およびTEAなどの塩基中、クロロ塩化アセチルで処理することによって化合物XIXに変換される。次に、化合物Iは、最初に保護基を除去し、THFなどの溶媒中、炭酸ナトリウムなどの塩基で処理することによって化合物XIXから調製される。
【0176】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0177】
ブロミドXXIIは、EtOHなどの溶媒中、32雰囲気下で、DIPEAなどの塩基、リンドラー触媒などの金属触媒でXXIIを処理することによってトリチウム化化合物XXIIIに変換される。
【実施例】
【0178】
化学:
下の実施例に記載される化合物および対応する分析データを得る際に、特に明記されない限り、以下の実験および分析プロトコールに従った。
【0179】
特に記載されない限り、反応混合物は窒素雰囲気下、室温(rt)で磁気によって撹拌した。溶液を「乾燥」させた場合、それらは通常Na2SO4またはMgSO4などの乾燥剤で乾燥させた。混合物、溶液、および抽出物を「濃縮」した場合、それらは一般に減圧下のロータリーエバポレーターで濃縮した。マイクロ波放射条件下での反応は、Biotage InitiatorまたはCEM Discover計測器で実行した。
【0180】
順相フラッシュカラムクロマトグラフィー(FCC)は、指定された溶媒で溶離する、予め包装されたカートリッジを用いて、シリカゲル(SiO2)で実施した。
【0181】
分取逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、特に明記しない限り、Xterra Prep RP18(5μm、30×100mm、または50×150mm)カラムを備えたAgilent HPLCで、10〜99%アセトニトリル/水(20mM NH4OH)の勾配で12〜18分にわたって、30または80mL/分の流量で実施した。
【0182】
分取超臨界流体高速液体クロマトグラフィー(SFC)は、JASCO分取SFCシステムか、Berger instruments製APS 1010システムか、またはSFC−PICLAB−PREP 200(PIC SOLUTION、Avignon、フランス)で実施した。分離は、10〜15kPaの間(100〜150bar)で、40〜60mL/分の範囲の流量で実施した。使用したカラムは35〜40℃に加熱した。
【0183】
質量スペクトル(MS)は、特に明記しない限り、エレクトロスプレーイオン化法(ESI)をポジティブモードで用いてAgilentシリーズ1100MSDで得た。計算した(calcd.)質量は、正確な質量に一致する。
【0184】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、BrukerモデルDRX分光計で得た。下の1H NMRデータの形式は:テトラメチルシラン基準の低磁場化学シフト(ppm)(多重度、結合定数J(Hz)、積分)である。
【0185】
化学名は、ChemDraw Ultra 6.0.2(CambridgeSoft Corp.,Cambridge,MA)またはACD/Name Version 9(Advanced Chemistry Development,Toronto,Ontario,カナダ)を用いて生成した。
【0186】
中間体1.3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0187】
【化41】
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【0188】
段階A.3−エトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−カルボキン酸tert−ブチル。
3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1g、5mmol)のDCM(15mL)中溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(2.9g、15mmol)を添加した。2時間撹拌し、飽和NaHCO3水溶液で中和した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合した有機層をNa2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して標題化合物を得、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0189】
段階B.3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル。
3−エトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(1.14g、5mmol)の1−ブタノール(30mL)中溶液に、ピラジン−2−カルボヒドラジド(685mg、5mmol)を添加した。反応混合物を16時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーによって精製して(SiO2;DCM中2.5% MeOH)、目的生成物を白色の固体として得た(700mg、2段階で50%)。MS(ESI):C141862の質量計算値、302.2;m/z測定値、303.2[m+H]+。1H NMR(500MHz,CDCl3)d 9.57(d,J=1.4Hz,1H)、8.62(d,J=2.5Hz,1H)、8.59−8.54(m,1H)、4.94(s,2H)、4.63−4.50(m,2H)、3.89(t,J=5.4Hz,2H)、1.51(s,9H)。
【0190】
段階C.3−(ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(9.3g、30mmol)のDCM(100mL)中の溶液に、EtOH中1.25M HCl(30mL、37.5mmol)を添加した。3時間後、反応混合物を濃縮し、得られる固体をクロマトグラフィーによって精製して(SiO2;DCM中10% MeOH)、目的生成物を白色の固体として得た(3.7g、61%)。MS(ESI):C9106の質量計算値、202.1;m/z測定値、203.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CD3OD)δ 9.35(d,J=1.4Hz,1H)、8.72(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、8.66(d,J=2.6Hz,1H)、4.50(t,J=5.6Hz,2H)、4.22(s,2H)、3.24(t,J=5.6Hz,2H)。
【0191】
段階D.3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸2−(トリメチルシリル)エチル。
3−(ピラジン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(1.0g、5.0mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.7mL、9.9mmol)のDMF(15mL)中の溶液に、1−[2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニルオキシ]ピロリジン−2,5−ジオン(1.5g、5.9mmol)を添加した。18時間撹拌し、氷冷ブライン(150mL)に注入した。沈殿物を濾過し、水およびエーテルで連続的に洗浄して、目的生成物を白色の固体として得た(1.5g、89%)。MS(ESI):C152262Siの質量計算値、346.2;m/z測定値、347.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.50(d,J=1.4Hz,1H)、8.56(d,J=2.5Hz,1H)、8.52−8.48(m,1H)、4.91(s,2H)、4.60−4.45(m,2H)、4.25−4.14(m,2H)、3.87(t,J=5.3Hz,2H)、1.07−0.92(m,2H)、0.01−−0.04(m,9H)。
【0192】
段階E.8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸2−(トリメチルシリル)エチル。
2−(トリメチルシリル)エチル3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸塩(172mg、0.5mmol)の1:1 CHCl3:MeCN(3.8mL)中の激しく撹拌した溶液に、酸化ルテニウム(IV)水和物(9.8mg、0.07mmol)およびメタ過ヨウ素酸ナトリウム(504mg、2.3mmol)の水(4.7mL)中溶液を添加した。4時間後、反応混合物を水で希釈し、CHCl3(×3)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して緑色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;EtOAc−10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(663mg、63%)。
【0193】
MS(ESI):C152063Siの質量計算値、360.1;m/z測定値、361.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.59(d,J=1.5Hz,1H)、8.63(d,J=2.5Hz,1H)、8.55(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、4.88−4.75(m,2H)、4.47−4.33(m,2H)、4.33−4.24(m,2H)、1.18−1.04(m,2H)、0.04−(−0.02)(m,9H)。
【0194】
段階F.3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
2−(トリメチルシリル)エチル8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸塩(1.0g、2.9mmol)のDCM(29mL)中の溶液に、TFA(5.7mL、75mmol)を添加した。1時間後、反応混合物を濃縮した。粗残渣をEtOAcで希釈し、超音波処理し、濾過して目的生成物を白色の固体として得た(1.2g、95%)。MS(ESI):C986Oの質量計算値、216.1;m/z測定値、217.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.39(d,J=1.1Hz,1H)、8.77(q,J=2.6Hz,2H)、8.56(s,1H)、4.73−4.60(m,2H)、3.67−3.55(m,2H)。
【0195】
中間体2.3−(ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0196】
【化42】
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【0197】
中間体2は、中間体1に類似の方法で、段階Bでピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成した。MS(ESI):C1095Oの質量計算値、215.1;m/z測定値、216.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.73(d,J=4.5Hz,1H)、8.58(s,1H)、8.26(d,J=7.9Hz,1H)、8.06−8.00(m,1H)、7.56(dd,J=6.9,5.1Hz,1H)、4.82−4.68(m,2H)、3.64(s,2H)。
【0198】
中間体3.(±)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0199】
【化43】
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【0200】
中間体3は、中間体1に類似の方法で、段階Aで2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(±)−tert−ブチルを3−オキソピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに用いて作成した。MS(ESI):C10106Oの質量計算値、230.1;m/z測定値、231.1[M+H]+
【0201】
中間体4.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチルピペラジン−2,3−ジオン。
【0202】
【化44】
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【0203】
段階A.(2−アミノプロピル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル
(S)−1,2−ジアミノプロパンジヒドロクロリド(16g、109mmol)のMeOH(64mL)および水(16mL)中の溶液に、MeOH(16mL)中、二炭酸ジ−tert−ブチル(28.5g、131mmol)を添加した。
得られる溶液を氷浴中で冷却し、4N NaOH(35mL、140mL)を2時間にわたって滴下した。混合物を室温まで温まらせ、合計20時間撹拌した。反応物を濾過し、濾液を濃縮してMeOHを除去した。200mLのEtOAc、200mLの水、および16mLの1M HClを順次添加した。層を分離し、水層をEtOAc(200mL)で洗浄した。合した有機抽出物を0.04M HCl(208mL)で洗浄した。有機相を分離し、廃棄した。水相を合し、10N NaOH(20mL)でpH=14に調整し、DCM(400mL×2)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して、目的生成物を透明の油状物質として得た(8.0g、42%)。MS(ESI):C81822の質量計算値、174.1;m/z測定値、175.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 5.01(br s,1H)、3.24−3.09(m,1H)、3.09−2.95(m,1H)、2.92−2.84(m,1H)、1.45(s,9H)、1.35−1.19(m,2H)、1.07(d,J=6.4Hz,3H)。
【0204】
段階B.(2−((2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)プロピル)カルバミン酸(6S)−tert−ブチル。
(2−アミノプロピル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(4.0g、23mmol)および2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(4.8g、23mmol)のDCE(100mL)中の溶液を、室温で2時間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.3g、34mmol)を一度に添加し、撹拌を一晩継続した。飽和NaHCO3水溶液を添加し、得られる混合物をDCMで抽出した(×2)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して透明の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;hex−60% EtOAc/hex)により、目的生成物を透明の油状物質として得た(7.2g、85%)。MS(ESI):C1622ClF322の質量計算値、366.1;m/z測定値、367.2[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.72−7.56(m,2H)、7.35(t,J=7.7Hz,1H)、4.94(s,1H)、3.99(d,J=14.1Hz,1H)、3.90(d,J=14.1Hz,1H)、3.29−3.14(m,1H)、3.11−2.99(m,1H)、2.84(dd,J=11.1,6.2Hz,1H)、1.44(s,9H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0205】
段階C.2−((1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル。
(2−((2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)プロピル)カルバミン酸(6S)−tert−ブチル(7.2g、20mmol)およびトリエチルアミン(2.8mL、21mmol)のDCM(121mL)中の氷冷溶液に、クロロオキソ酢酸メチル(1.9mL、21mmol)を滴下した。得られる混合物を室温まで温め、一晩撹拌した。ブラインで希釈した後、層を分離し、水層をDCMで洗浄した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(8.5g、97%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.72−7.56(m,1H)、7.49−7.32(m,2H)、4.83(d,J=17.1Hz,1H)、4.79−4.62(m,1H)、4.51(d,J=17.1Hz,1H)、4.11−3.97(m,1H)、3.93(s,3H)、3.24−3.13(m,2H)、1.44(s,9H)、1.16−1.12(m,3H)。
【0206】
段階D.2−((1−アミノプロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル塩酸塩。
ジオキサン(75mL)中4M HClの溶液に、2−((1−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)プロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル(7.5g、16.7mmol)を添加した。30分後、反応混合物を濃縮し、生成物をさらなる精製を行わずに次の段階で使用した(6.5g、100%)。MS(ESI):C1416ClF323の質量計算値、352.1;m/z測定値、353.1[M+H]+
【0207】
段階E.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチルピペラジン−2,3−ジオン。
2−((1−アミノプロパン−2−イル)(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)アミノ)−2−オキソ酢酸(6S)−メチル塩酸塩(7.3g、18.9mmol)のDCM(90mL)中の溶液に、トリエチルアミン(7.9mL、57mmol)を一度に添加した。2時間後、1N HClを添加し、層を分離した。水層をDCMで抽出した(×2)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(5.9g、98%)。MS(ESI):C1311ClF322の質量計算値、320.1;m/z測定値、321.1[m+H]+1H NMR(600MHz,CDCl3)δ 8.24(d,J=3.6Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.59(d,J=7.7Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.22(d,J=15.7Hz,1H)、4.52(d,J=15.7Hz,1H)、3.82−3.73(m,1H)、3.69−3.61(m,1H)、3.31(ddd,J=13.2,5.2,2.3Hz,1H)、1.46−1.38(m,3H)。
【0208】
中間体5.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピルピペラジン−2,3−ジオン
【0209】
【化45】
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【0210】
中間体5は、中間体4に類似の方法で、段階Aで(±)1−シクロプロピルエタン−1,2−ジアミンを(S)−1,2−ジアミノプロパン二塩酸塩の代わりに用いて作成した。MS(ESI):C1514ClF322の質量計算値、346.1;m/z測定値、347.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.30(s,1H)、7.65(d,J=7.7Hz,1H)、7.53(d,J=7.7Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、5.27(d,J=16.0Hz,1H)、4.75(d,J=16.0Hz,1H)、3.76(dd,J=12.7,4.7Hz,1H)、3.59−3.50(m,1H)、2.76−2.65(m,1H)、1.28−1.16(m,1H)、0.80−0.70(m,1H)、0.64−0.54(m,1H)、0.49−0.36(m,1H)、0.17−0.08(m,1H)。
【0211】
中間体6.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
【0212】
【化46】
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【0213】
段階A.メタンスルホン酸(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル。
(S)−tert−ブチル(1−ヒドロキシブタン−2−イル)カルバミン酸塩(9.5g、50mmol)およびトリエチルアミン(10.5mL、75mmol)のエーテル(200mL)中の氷冷溶液に、塩化メタンスルホニル(4.0mL、50mmol)を添加した。1時間後、水を添加し、得られる混合物をDCMで抽出し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して油状物質を得(13.4g、100%)、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0214】
段階B.(1−アジドブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル。
(S)−2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチルメタンスルホン酸塩(13.4g、50mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(6.5g、100mmol)を添加した。反応混合物を70℃で18時間加熱した。室温まで冷却後、水を添加し、反応混合物をEtOAcで抽出した。合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;0〜50% EtOAc/ヘキサン)により、目的生成物を白色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 6.87(d,J=8.6Hz,1H)、3.54−3.37(m,1H)、3.27−3.20(m,2H)、1.45−1.25(m,2H)、1.39(s,9H)、0.82(t,J=7.4Hz,3H)。
【0215】
段階C.(1−アミノブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル。
(1−アジドブタン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(7g、33mmol)および10% Pd/C(777mg、0.73mmol)のEtOAc(150mL)中の混合物を、水素下(0.4MPa(60psi))2時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮して目的生成物を白色の半固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 6.50(d,J=8.7Hz,1H)、3.23−3.12(m,1H)、2.45(d,J=6.0Hz,2H)、1.51−1.40(m,1H)、1.38(s,9H)、1.32−1.20(m,3H)、0.80(t,J=7.4Hz,3H)。
【0216】
段階D.2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル。
(S)−tert−ブチル(1−アミノブタン−2−イル)カルバミン酸塩(1.0g、5.4mmol)およびトリエチルアミン(0.78mL、5.6mmol)のDCM(33mL)中の氷冷溶液に、クロロオキソ酢酸メチル(0.52mL、5.6mmol)を滴下した。添加の後、反応物を室温まで温まらせ、一晩撹拌した。ブラインを添加し、層を分離し、水層をDCMで洗浄した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質を得(1.4g、96%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.78(s,1H)、4.59(d,J=7.6Hz,1H)、3.92−3.81(m,3H)、3.69(s,1H)3.45(dt,J=13.5,4.2Hz,1H)、3.39−3.22(m,1H)、1.47−1.38(m,11H)、0.98(t,J=7.5Hz,3H)。
【0217】
段階E.2−((2−アミノブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル塩酸塩。
ジオキサン(20mL)中4M HClの氷冷溶液に、(S)−メチル2−((2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸塩(1.3g、4.6mmol)を添加した。30分後、反応混合物を濃縮して黄色い泡沫を得(968mg、100%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C71423の質量計算値、174.1;m/z測定値、175.2[m+H]+
【0218】
段階F.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチルピペラジン−2,3−ジオン。
2−((2−アミノブチル)アミノ)−2−オキソ酢酸(S)−メチル塩酸塩(967mg、4.6mmol)および2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(957mg、4.6mmol)のDCM(26mL)中の氷冷溶液に、トリアセトキシホウ水素化ナトリウム(1.46g、6.9mmol)を添加した。得られる混合物を室温まで温まらせ、13時間撹拌した。トリエチルアミン(1.9mL)を添加し、2時間後、反応を1M HClで希釈した。有機層を飽和NaHCO3水溶液およびブラインで洗浄した後、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して透明の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(580mg、38%)。MS(ESI):C1414ClF3N22の質量計算値、334.1;m/z測定値、335.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.10(d,J=4.5Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.62(d,J=7.7Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.28(d,J=15.5Hz,1H)、4.48(d,J=15.5Hz,1H)、3.70(dd,J=13.4,4.2Hz,1H)、3.44(ddd,J=13.4,5.5,1.6Hz,1H)、3.37−3.28(m,1H)、1.25−1.17(m,2H)、0.99(t,J=7.5Hz,3H)。
【0219】
段階G.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(16mL)中のローソン試薬(346mg、0.83mmol)の不均一混合物に、(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−エチルピペラジン−2,3−ジオン(555mg、1.7mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の油状物質として得た(528mg、91%)。MS(ESI):C1414ClF32OSの質量計算値、350.1;m/z測定値、335.1[M+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.99(s,1H)、7.69(dd,J=15.9,7.8Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.24(d,J=15.3Hz,1H)、4.50(d,J=15.3Hz,1H)、3.67(dd,J=13.7,3.9Hz,1H)、3.45(dd,J=12.8,5.4Hz,2H)、1.91−1.75(m,2H)、1.00(t,J=7.5Hz,3H)。
【0220】
中間体7.(±)−1−(1−ブロモエチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン。
【0221】
【化47】
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【0222】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール。
2−クロロ−3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(1g、4.8mmol)のTHF(16mL)中の氷冷溶液に、メチルマグネシウムブロミド(THF中3M、1.8mL、5.3mmol)を添加した。反応物を室温まで温まらせ、一晩撹拌した。飽和NH4Cl水溶液を添加し、混合物をEtOAcで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を透明の油状物質として得た(1.1g、98%)。1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.86−7.82(m,1H)、7.62(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(q,J=6.4Hz,1H)、2.14(s,1H)、1.50(d,J=6.4Hz,3H)。
【0223】
段階B.(±)−1−(1−ブロモエチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール(1.1g、4.9mmol)のDCM(16mL)中の氷冷溶液に、三臭化リン(0.23mL、2.5mmol)を滴下した。反応物を室温まで温まらせ、3時間撹拌した。飽和NaHCO3水溶液を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を黄色の油状物質として得た(1.4g、97%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.93−7.81(m,1H)、7.69−7.64(m,1H)、7.42(t,J=7.9Hz,1H)、5.73(q,J=7.0Hz,1H)、2.05(d,J=7.0Hz,3H)。
【0224】
中間体8.ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0225】
【化48】
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【0226】
ピリミジン−2−カルボン酸メチル(1.0g、7.2mmol)のEtOH(5.6mL)中のスラリーに、ヒドラジン一水和物(0.72mL、14mmol)を添加した。反応混合物は均質となり、5分後に沈殿が生じた。撹拌を1時間継続した。混合物を濾過し、回収した固体をさらなるEtOHで洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(720mg、72%)。MS(ESI):C564Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 10.06(s,1H)、8.92(d,J=4.9Hz,2H)、7.64(t,J=4.9Hz,1H)、4.64(s,2H)。
【0227】
中間体9.ピリミジン−4−カルボヒドラジド。
【0228】
【化49】
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【0229】
中間体9は、中間体8に類似の方法で、ピリミジン−4−カルボン酸エチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成して所望の化合物を白色の固体として得た(713mg、79%)。MS(ESI):C564Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.31(s,1H)、9.27(d,J=1.3Hz,1H)、9.03(d,J=5.1Hz,1H)、7.97(dd,J=5.1,1.4Hz,1H)、4.72(s,2H)。
【0230】
中間体10 5−ブロモピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0231】
【化50】
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【0232】
段階A.5−ブロモピリミジン−2−カルボン酸メチル
5−ブロモピリミジン−2−カルボニトリル(3.0g、16mmol)のMeOH(20mL)中の溶液に、濃HCl(19mL)を添加した。反応混合物を80℃で2時間加熱した。室温まで冷却すると、沈殿が生じた。濾過によって目的生成物を白色の固体として得た(2.5g、71%)。MS(ESI):C65BrN22の質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.20(s,2H)、3.92(s,3H)。
【0233】
段階B.5−ブロモピリミジン−2−カルボヒドラジド。
5−ブロモピリミジン−2−カルボン酸メチル(1.0g、4.6mmol)のEtOH(3.6mL)中のスラリーに、ヒドラジン一水和物(0.46mL、9.2mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を濾過し、回収した固体をさらなるEtOHで洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(720mg、72%)。MS(ESI):C554Oの質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 10.15(s,1H)、9.18−9.08(s,2H)、4.67(s,2H)。
【0234】
中間体11.ピリダジン−3−カルボヒドラジド。
【0235】
【化51】
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【0236】
中間体11は、中間体8に類似の方法で、ピリダジン−3−カルボン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(328mg、66%)。MS(ESI):C564Oの質量計算値、138.1;m/z測定値、139.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.45(s,1H)、9.39(dd,J=5.0、1.7Hz,1H)、8.17(dd,J=8.4,1.7Hz,1H)、7.91(dd,J=8.4,5.0Hz,1H)、4.71(s,2H)。
【0237】
中間体12.ピリダジン−3−カルボヒドラジド。
【0238】
【化52】
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【0239】
中間体12は、中間体8に類似の方法で、5−フルオロニコチン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(318mg、32%)。MS(ESI):C66FN3Oの質量計算値、155.1;m/z測定値、156.0[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.07(s,1H)、8.86(t,J=1.4Hz,1H)、8.74(d,J=2.8Hz,1H)、8.05(ddd,J=9.6,2.7,1.8Hz,1H)、4.63(s,2H)。
【0240】
中間体13.6−メチルピコリノヒドラジド。
【0241】
【化53】
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【0242】
中間体13は、中間体8に類似の方法で、6−メチルピコリン酸メチルをピリミジン−2−カルボン酸メチルの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(493mg、99%)。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.67(s,1H)、7.85(t,J=7.7Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、7.42(dd,J=7.7,0.6Hz,1H)、4.59(s,2H)、2.56−2.51(m,3H)。
【0243】
中間体14.2−メチルニコチノヒドラジド。
【0244】
【化54】
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【0245】
2−メチルニコチン酸エチル(500mg、3.0mmol)のEtOH(2.3mL)中の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.3mL、6.1mmol)を添加した。反応混合物を3日間加熱還流した後、濃縮して目的生成物をベージュ色の固体として得た(450mg、98%)。MS(ESI):C793Oの質量計算値、151.1;m/z測定値、152.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.57(br s,1H)、8.49(dd,J=4.9,1.8Hz,1H)、7.66(dd,J=7.7,1.7Hz,1H)、7.26(ddd,J=7.7,4.9,0.5Hz,1H)、4.85−4.05(bs,2H)、2.50(d,J=4.1Hz,3H)。
【0246】
中間体15.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
【0247】
【化55】
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【0248】
段階A.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸メチル
4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸(500mg、2.6mmol)を、1mLのTHFと300μLのMeOHとの混合物に溶解し、0℃に冷却した。トリメチルシリルジアゾメタン(エーテル中2M、2.6mL、5.2mmol)を滴下した。溶液を0℃で2時間撹拌し、その後室温で1時間撹拌した。数滴のAcOHとそれに続いて水を添加した。水溶液をEtOAcで3回抽出した。合した有機層を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して油状物質を得、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C75322の質量計算値、206.0;m/z測定値、207.0[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.24(d,J=5.0Hz,1H)、7.87(d,J=5.0Hz,1H)、4.10(s,3H)。
【0249】
段階B.4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジド。
4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸メチル(500mg、2.4mmol)のEtOH(12mL)中の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.24mL、4.9mmol)を添加した。1時間後、反応物を濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(426mg、85%)。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.22(d,J=5.0Hz,1H)、9.05(s,1H)、7.83(d,J=5.0Hz,1H)、4.25(br s,2H)。
【0250】
中間体16.6−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジド。
【0251】
【化56】
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【0252】
中間体16は、中間体15に類似の方法で、段階Aで6−(トリフルオロメチル)ピコリン酸を4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボン酸の代わりに用い、段階Bで70℃で1時間加熱して作成して、所望の化合物を白色の固体として得た(455mg、96%)。1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.67(s,1H)、7.85(t,J=7.7Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、7.42(dd,J=7.7,0.6Hz,1H)、4.59(s,2H)。
【0253】
中間体17.5−クロロピコリノヒドラジド。
【0254】
【化57】
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【0255】
中間体17は、中間体14に類似の方法で、5−クロロピコリン酸エチルを2−メチルニコチン酸エチルの代わりに用いて作成して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(445mg、96%)。MS(ESI):C66ClN3Oの質量計算値、171.0;m/z測定値、172.0[M+H]+
【0256】
中間体18.5−メチルニコチノヒドラジド。
【0257】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
中間体18は、中間体14に類似の方法で、5−メチルニコチン酸メチルを2−メチルニコチン酸エチルの代わりに用いて作成して、目的生成物をベージュ色の固体として得た(497mg、99%)。MS(ESI):C793Oの質量計算値、151.1;m/z測定値、152.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.91(s,1H)、8.77(d,J=2.1Hz,1H)、8.53(dd,J=2.1,0.8Hz,1H)、8.00−7.97(m,1H)、4.46(s,2H)、2.34(s,3H)。
【0259】
中間体19.2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジド。
【0260】
【化59】
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【0261】
2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)安息香酸(1.0g、4.5mmol)のTHF(7mL)中の溶液に、カルボニルジイミダゾール(939mg、5.8mmol)を添加した。40分後、さらなるカルボニルジイミダゾール(200mg、1.2mmol)を添加し、撹拌を30分間継続した。この溶液を、THF(8mL)中のヒドラジン一水和物(0.44mL、8.9mmol)を含有する別のフラスコに滴下した。1時間後、1M HClを添加し、反応混合物を20% IPA/CHCl3で抽出した(×3)。合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して目的生成物を白色の固体として得た(1.0g、94%)。MS(ESI):C86ClF32Oの質量計算値、238.0;m/z測定値、239.0[m+H]+1H NMR(500MHz,MeOD)δ 7.87(dd,J=7.9,1.3Hz,1H)、7.72−7.63(m,1H)、7.56(t,J=7.8Hz,1H)、7.05(s,1H)。
【0262】
実施例1.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0263】
【化60】
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【0264】
段階A.3−ブロモ−8−オキソ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル。
3−ブロモ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(1.0g、3.3mmol)の1:1 CHCl3:MeCN(25mL)中の激しく撹拌した溶液に、水(31mL)中、酸化ルテニウム(IV)水和物(65mg、0.43mmol)およびメタ過ヨウ素酸ナトリウム(3.3g、15.5mmol)を添加した。1時間後、さらなる酸化ルテニウム(IV)水和物(50mg)を添加した。さらに1時間後、酸化ルテニウム(IV)水和物(30mg)の最後の部分を添加した。撹拌を30分間維持した後、水を添加した。混合物全体をCHCl3で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して緑色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(663mg、63%)。MS(ESI):C1013BrN43の質量計算値、316.0;m/z測定値、317.0[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 4.41−4.28(m,2H)、4.26−4.22(m,2H)、1.58(s,9H)。
【0265】
段階B.3−ブロモ−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−8−オキソ−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(663mg、2.1mmol)のDCM(21mL)中の溶液に、TFA(4.2mL、55mmol)を添加した。30分後、反応物を濃縮し、残渣をEtOAcで希釈し、超音波処理し、濾過して目的生成物を白色の固体として得た(393mg、87%)。MS(ESI):C55BrN4Oの質量計算値、216.0;m/z測定値、217.0[M+H]+
【0266】
段階C.3−ブロモ−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(294mg、1.4mmol)および炭酸セシウム(1.32g、4.1mmol)のDMF(10mL)中のスラリーに、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(446mg、1.6mmol)を添加した。5時間後、反応混合物を氷冷ブライン(200mL)に注入した。得られる沈殿物を濾過し、水およびエーテルで連続的に洗浄して生成物を白色の固体として得た(456mg、82%)。MS(ESI):C139BrClF34Oの質量計算値、408.0;m/z測定値、409.0[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.82(d,J=7.6Hz,1H)、7.77(d,J=7.6Hz,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、4.85(s,2H)、4.36−4.24(m,2H)、3.99−3.83(m,2H)。
【0267】
段階D.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
3−ブロモ−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(100mg、0.24mmol)および4−フルオロフェニルボロン酸(40mg、0.27mmol)のジオキサン(0.6mL)中の溶液に、1M Na2CO3(0.6mL)を添加した。フラスコを窒素で10分間パージし、Pd(PPh34(14mg、0.012mmol)を一度に添加した。フラスコを窒素でさらに5分間パージした後、100℃で18時間加熱した。室温まで冷却後、ブラインを添加し、混合物をEtOAcで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して褐色の固体を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(47mg、45%)。MS(ESI):C1913ClF44Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.91−7.73(m,4H)、7.59−7.54(m,1H)、7.49−7.43(m,2H)、4.89(s,2H)、4.56−4.42(m,2H)、3.92−3.84(m,2H)。
【0268】
実施例2.7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0269】
【化61】
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【0270】
中間体1(60mg、0.18mmol)および炭酸セシウム(237mg、0.73mmol)のDMF(1.4mL)中のスラリーに、1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼン(65mg、0.27mmol)を添加した。5時間後、反応物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、ブラインに注入し、20% IPA/CHCl3(×3)で抽出した。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して褐色のスラッジを得た。MeOHでのトリチュレーションにより、目的生成物をベージュ色の粉末として得た(60mg、88%)。MS(ESI):C1612Cl26Oの質量計算値、374.0;m/z測定値、375.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.41(s,1H)、8.77(s,2H)、7.57(dd,J=7.9,1.2Hz,1H)、7.49−7.38(m,1H)、7.33(t,J=7.9Hz,1H)、4.86−4.75(m,4H)、3.90−3.81(m,2H)。
【0271】
実施例3.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0272】
【化62】
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【0273】
実施例3は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(90mg、79%)。MS(ESI):C1712ClF36Oの質量計算値、408.1;m/z測定値、409.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.46(d,J=1.1Hz,1H)、8.83(d,J=1.2Hz,2H)、7.90−7.75(m,2H)、7.57(t,J=7.8Hz,1H)、4.89(s,2H)、4.88−4.84(m,2H)、4.01−3.88(m,2H)。
【0274】
実施例4.(±)7−{1−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0275】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0276】
実施例4は、実施例2に類似の方法で、中間体7を1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、53%)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.43(d,J=1.4Hz,1H)、8.79(dt,J=2.6,2.1Hz,2H)、7.95(d,J=7.8Hz,1H)、7.88(dd,J=7.8,1.0Hz,1H)、7.65(t,J=7.9Hz,1H)、5.98(q,J=7.0Hz,1H)、4.75(ddd,J=13.6,6.9,4.4Hz,1H)、4.65−4.54(m,1H)、3.79(ddd,J=12.6,7.9,4.4Hz,1H)、3.54−3.44(m,1H)、1.63(d,J=7.1Hz,3H)。
【0277】
実施例5.7−(2,6−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0278】
【化64】
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【0279】
実施例5は、実施例2に類似の方法で、2−(ブロモメチル)−1,3−ジクロロベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(54mg、95%)。MS(ESI):C1612Cl26Oの質量計算値、374.0;m/z測定値、375.0[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.42(d,J=1.2Hz,1H)、8.78(dd,J=8.0,1.9Hz,2H)、7.55(d,J=8.1Hz,2H)、7.50−7.36(m,1H)、5.00(s,2H)、4.73−4.56(m,2H)、3.72−3.56(m,2H)。
【0280】
実施例6.7−(2,3−ジフルオロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0281】
【化65】
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【0282】
実施例6は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2,3−ジフルオロベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(43mg、83%)。MS(ESI):C161226Oの質量計算値、342.1;m/z測定値、343.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.44(d,J=0.7Hz,1H)、8.81(s,2H)、7.39(dd,J=17.0,8.3Hz,1H)、7.29(t,J=7.0Hz,1H)、7.25−7.16(m,1H)、4.84(s,2H)、4.82−4.75(m,2H)、3.94−3.78(m,2H)。
【0283】
実施例7.7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0284】
【化66】
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【0285】
実施例7は、実施例2に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、60%)。MS(ESI):C1715ClN63Sの質量計算値、418.1;m/z測定値、419.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.47−9.42(m,1H)、8.82(s,2H)、7.95(d,J=1.6Hz,1H)、7.77(d,J=8.3Hz,1H)、7.67(d,J=8.4Hz,1H)、5.14(s,2H)、4.94−4.80(m,2H)、4.03−3.85(m,2H)、2.50(s,3H)。
【0286】
実施例8.7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0287】
【化67】
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【0288】
実施例8は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(45mg、66%)。MS(ESI):C1713Cl25Oの質量計算値、373.1;m/z測定値、374.1[m+H]+1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.74(d,J=4.3Hz,1H)、8.29(d,J=7.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.66−7.52(m,2H)、7.47(d,J=7.5Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、4.96−4.88(m,2H)、4.84(s,2H)、3.93−3.82(m,2H)。
【0289】
実施例9.7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0290】
【化68】
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【0291】
実施例9は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(66mg、89%)。MS(ESI):C1813ClF35Oの質量計算値、407.1;m/z測定値、408.1[m+H]+1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 8.75(ddd,J=4.8,1.6,0.9Hz,1H)、8.29(dt,J=8.0,0.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.7Hz,1H)、7.82(dd,J=12.7,7.8Hz,2H)、7.64−7.49(m,2H)、4.97−4.90(m,2H)、4.88(s,2H)、3.98−3.88(m,2H)。
【0292】
実施例10.7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0293】
【化69】
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【0294】
実施例10は、実施例2に類似の方法で、中間体2を中間体1の代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(53mg、75%)。MS(ESI):C191635Oの質量計算値、387.1;m/z測定値、388.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.78−8.66(m,1H)、8.29(d,J=7.9Hz,1H)、8.05(dt,J=7.8,1.7Hz,1H)、7.63(dd,J=16.8,7.8Hz,2H)、7.57(ddd,J=7.6,4.9,1.1Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、4.87(dd,J=15.9,9.8Hz,4H)、3.85−3.74(m,2H)、2.41(s,3H)。
【0295】
実施例11.(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0296】
【化70】
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【0297】
実施例11は、実施例2に類似の方法で、中間体3を中間体1の代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(107mg、72%)。MS(ESI):C1714Cl26Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]+1H NMR(600MHz,DMSO−d6)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.89−8.69(m,2H)、7.68−7.56(m,1H)、7.51(d,J=7.5Hz,1H)、7.37(t,J=7.9Hz,1H)、5.17(d,J=16.4Hz,1H)、4.97(dd,J=13.8,2.1Hz,1H)、4.77(dd,J=13.8,4.6Hz,1H)、4.51(d,J=16.4Hz,1H)、4.17−4.06(m,1H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0298】
実施例12.(6R)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0299】
【化71】
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【0300】
60% CO2/40% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、28mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=+58°(c 3.0、CHCl3)。MS(ESI):C1714Cl26Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.67(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.58(dd,J=2.6,1.5Hz,1H)、7.43(ddd,J=18.7,7.9,1.5Hz,2H)、7.23(t,J=7.8Hz,1H)、5.46(d,J=15.4Hz,1H)、5.15(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.57−4.48(m,2H)、4.05−3.95(m,1H)、1.34(d,J=6.7Hz,3H)。
【0301】
実施例13.(6S)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0302】
【化72】
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【0303】
60% CO2/40% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、30mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=−55°(c 3.0、CHCl3)。MS(ESI):C1714Cl26Oの質量計算値、388.1;m/z測定値、389.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.67(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.58(dd,J=2.6,1.5Hz,1H)、7.43(ddd,J=18.7,7.9,1.5Hz,2H)、7.23(t,J=7.8Hz,1H)、5.46(d,J=15.4Hz,1H)、5.15(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.57−4.48(m,2H)、4.05−3.95(m,1H)、1.34(d,J=6.7Hz,3H)。
【0304】
実施例14.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0305】
【化73】
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【0306】
実施例14は、実施例2に類似の方法で、中間体3を中間体1の代わりに用い、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−(ブロモメチル)−2,3−ジクロロベンゼンの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(102mg、63%)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.84−8.82(m,2H)、7.85−7.82(m,2H)、7.56(t,J=7.8Hz,1H)、5.20(d,J=16.5Hz,1H)、4.98(dd,J=13.8,2.2Hz,1H)、4.80(dd,J=13.8,4.6Hz,1H)、4.56(d,J=16.6Hz,1H)、4.23−4.10(m,1H)、1.23(d,J=6.7Hz,3H)。
【0307】
実施例15.(6R)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0308】
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
70% CO2/30% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、39mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=+40°(c 2.2、CHCl3)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.66(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.59(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.76−7.72(m,1H)、7.69(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.44(d,J=15.5Hz,1H)、5.17(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.62−4.54(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0310】
実施例16.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0311】
【化75】
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【0312】
70% CO2/30% MeOHを用いる、CHIRALCEL OD−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、40mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。[α]=−44°(c 2.2、CHCl3)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.66(d,J=1.5Hz,1H)、8.68(d,J=2.5Hz,1H)、8.59(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.76−7.72(m,1H)、7.69(dd,J=7.9,1.6Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.44(d,J=15.5Hz,1H)、5.17(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.62−4.54(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0313】
実施例17.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0314】
【化76】
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【0315】
段階A.(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−エトキシ−6−メチル−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン。
中間体4(1.0g、3.1mmol)および炭酸ナトリウム(6.6g、62mmol)のDCM(45mL)中の氷冷溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(DCM中1M、15.6mL、15.6mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。水を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質(1.1g、99%)を得、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。
【0316】
段階B.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(6S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−エトキシ−6−メチル−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(216mg、0.62mmol)および4−フルオロベンゾヒドラジド(105mg、0.68mmol)の1−ブタノール(6.2mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;0〜10% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(158mg、58%)。MS(ESI):C2015ClF44Oの質量計算値、438.1;m/z測定値、439.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.77−7.70(m,3H)、7.68−7.59(m,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、7.25−7.15(m,2H)、5.33(d,J=15.7Hz,1H)、4.66(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.55(d,J=15.7Hz,1H)、4.23(dd,J=13.0,2.0Hz,1H)、4.11(dt,J=14.3,4.8Hz,1H)、1.27−1.24(m,3H)。
【0317】
実施例18.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0318】
【化77】
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【0319】
実施例18は、段階Bにおいて実施例17に類似の方法で、ピコリノヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(133mg、51%)。MS(ESI):C1915ClF35Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.63(ddd,J=4.8,1.6,0.9Hz,1H)、8.39(dt,J=8.1,1.0Hz,1H)、7.89−7.83(m,1H)、7.78−7.61(m,2H)、7.44−7.37(m,2H)、5.43(d,J=15.7Hz,1H)、5.34(dd,J=14.1,2.1Hz,1H)、4.69−4.51(m,2H)、4.09−3.94(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0320】
実施例19.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0321】
【化78】
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【0322】
実施例19は、実施例17に類似の方法で、段階Bで5−メチルピラジン−2−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(135mg、50%)。MS(ESI):C1916ClF36Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.47(d,J=1.4Hz,1H)、8.47(dd,J=1.4,0.4Hz,1H)、7.76(d,J=7.8Hz,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.68−4.51(m,2H)、4.09−3.99(m,1H)、2.66(s,3H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0323】
実施例20.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0324】
【化79】
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【0325】
実施例20は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−2−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(135mg、53%)。MS(ESI):C1713ClF352の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ7.90(d,J=0.7Hz,1H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.72−7.61(m,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、7.36(d,J=0.7Hz,1H)、5.39(d,J=15.7Hz,1H)、5.05(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.66−4.52(m,2H)、4.22−4.13(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0326】
実施例21.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0327】
【化80】
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【0328】
実施例21は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(117mg、46%)。MS(ESI):C1713ClF352の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.51(d,J=1.0Hz,1H)、8.06(d,J=1.0Hz,1H)、7.72(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.63(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(d,J=15.7Hz,1H)、5.01(dd,J=13.7,2.1Hz,1H)、4.64−4.50(m,2H)、4.07(m,1H)、1.36(t,J=6.2Hz,3H)。
【0329】
実施例22.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0330】
【化81】
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【0331】
実施例22は、実施例17に類似の方法で、段階Bでオキサゾール−5−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(4.8mg、2%)。MS(ESI):C1713ClF352の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.07(s,1H)、7.90(s,1H)、7.72(t,J=8.3Hz,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.45(d,J=15.4Hz,1H)、4.57(d,J=15.4Hz,1H)、4.49(d,J=3.1Hz,2H)、4.13−4.03(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0332】
実施例23.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0333】
【化82】
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【0334】
実施例23は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(61mg、23%)。MS(ESI):C1816ClF36Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.69(dd,J=11.9,7.8Hz,2H)、7.47(d,J=2.3Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、7.02(d,J=2.3Hz,1H)、5.43(d,J=15.7Hz,1H)、5.00(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.55(d,J=15.7Hz,1H)、4.46(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.07−4.00(m,1H)、3.97(s,3H)、1.33(d,J=6.7Hz,3H)。
【0335】
実施例24.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0336】
【化83】
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【0337】
実施例24は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(116mg、44%)。MS(ESI):C1816ClF36Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.06(s,1H)、7.78(s,1H)、7.75−7.68(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.41(d,J=15.5Hz,1H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.44(dd,J=12.8,4.6Hz,1H)、4.17(dd,J=12.8,1.9Hz,1H)、4.10−4.05(m,1H)、4.01(s,3H)、1.30(d,J=6.8Hz,3H)。
【0338】
実施例25.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0339】
【化84】
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【0340】
実施例25は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(104mg、41%)。MS(ESI):C1714ClF36Oの質量計算値、410.1;m/z測定値、411.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 13.62(br s,1H)、8.27(m,2H)、7.84−7.78(m,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.19(d,J=16.5Hz,1H)、4.65(dd,J=13.2,4.6Hz,1H)、4.53(d,J=16.5Hz,1H)、4.36(dd,J=13.2,2.2Hz,1H)、4.22−4.06(m,1H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0341】
実施例26.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0342】
【化85】
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【0343】
実施例26は、実施例17に類似の方法で、段階Bで5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(87mg、33%)。MS(ESI):C1816ClF36Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 13.19(s,1H)、7.83(d,J=7.9Hz,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、6.66(s,1H)、5.18(d,J=16.6Hz,1H)、4.84(d,J=13.6Hz,1H)、4.68(dd,J=13.8,4.5Hz,1H)、4.53(d,J=16.6Hz,1H)、4.21−4.02(m,1H)、2.34(s,3H)、1.20(d,J=6.6Hz,3H)。
【0344】
実施例27.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0345】
【化86】
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【0346】
実施例27は、実施例17に類似の方法で、段階Bで中間体8を4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、32%)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.91(d,J=4.9Hz,2H)、7.74(d,J=7.6Hz,1H)、7.67(d,J=7.6Hz,1H)、7.48−7.38(m,2H)、5.41(d,J=15.7Hz,1H)、5.26(dd,J=14.0,2.0Hz,1H)、4.75−4.56(m,2H)、4.09(ddd,J=6.6,5.5,3.2Hz,1H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0347】
実施例28.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0348】
【化87】
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【0349】
実施例28は、実施例17に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドを4−フルオロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(68mg、27%)。MS(ESI):C1714ClF36Oの質量計算値、410.1;m/z測定値、411.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 13.06(s,1H)、7.85(d,J=2.4Hz,1H)、7.70−7.58(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、7.03(d,J=2.3Hz,1H)、5.41(d,J=15.8Hz,1H)、5.05(dd,J=14.0,1.5Hz,1H)、4.62−4.43(m,2H)、4.07−3.96(m,1H)、1.32(d,J=6.7Hz,3H)。
【0350】
実施例29.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0351】
【化88】
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【0352】
段階A.(S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(30mL)中のローソン試薬(650mg、1.6mmol)不均一な混合物に、中間体4(1.0g、3.1mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の固体として得た(950mg、90%)。MS(ESI):C1312ClF32OSの質量計算値、336.0;m/z測定値、337.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.78(d,J=4.2Hz,1H)、7.65(d,J=7.9Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.17(d,J=15.6Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、3.84−3.66(m,2H)、3.40(dd,J=11.7,5.6Hz,1H)、1.38(d,J=6.7Hz,3H)。
【0353】
段階B.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(S)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−メチル−3−チオキソピペラジン−2−オン(105mg、0.31mmol)およびニコチノヒドラジド(47mg、0.34mmol)の1−ブタノール(3.1mL)中の溶液を130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;0〜20% IPA/EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(102mg、78%)。MS(ESI):C1915ClF35Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.90(d,J=1.8Hz,1H)、8.74(dd,J=4.8,1.4Hz,1H)、8.16−8.12(m,1H)、7.75(d,J=7.7Hz,1H)、7.66(d,J=7.6Hz,1H)、7.48(dd,J=7.9,4.9Hz,1H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.68(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.25(dd,J=12.9,1.8Hz,1H)、4.19−4.09(m,1H)、1.30(d,J=6.7Hz,3H)。
【0354】
実施例30.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0355】
【化89】
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【0356】
実施例30は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(109mg、49%)。MS(ESI):C1914ClF45Oの質量計算値、439.1;m/z測定値、440.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.56−8.41(m,2H)、7.81−7.65(m,2H)、7.60(ddd,J=8.8,8.0,2.9Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.43(d,J=15.6Hz,1H)、5.24(dd,J=14.1,2.1Hz,1H)、4.58(dd,J=14.7,4.8Hz,2H)、4.05(ddd,J=6.7,4.6,2.1Hz,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0357】
実施例31.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0358】
【化90】
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【0359】
実施例31は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(187mg、87%)。MS(ESI):C1713ClF3N5OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.96(d,J=3.2Hz,1H)、7.79−7.65(m,2H)、7.57(d,J=3.2Hz,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.41(d,J=15.7Hz,1H)、5.18(dd,J=13.9,2.1Hz,1H)、4.59(dd,J=14.7,4.3Hz,2H)、4.13−4.07(m,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0360】
実施例32.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0361】
【化91】
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【0362】
実施例32は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(191mg、89%)。MS(ESI):C1713ClF35OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.94(d,J=2.1Hz,1H)、8.36(d,J=2.1Hz,1H)、7.73(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.15(dd,J=13.8,2.1Hz,1H)、4.65−4.52(m,2H)、4.08−3.99(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0363】
実施例33.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0364】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
実施例33は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体9をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(97mg、77%)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.27(d,J=1.4Hz,1H)、8.93(d,J=5.2Hz,1H)、8.36(dd,J=5.2,1.4Hz,1H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.51−5.31(m,2H)、4.77−4.54(m,2H)、4.09(dd,J=4.6,2.1Hz,1H)、1.37(d,J=6.8Hz,3H)。
【0366】
実施例34.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0367】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
実施例34は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピリミジン−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(94mg、72%)。MS(ESI):C1813ClF46Oの質量計算値、440.1;m/z測定値、441.1[m+H]+。1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.77(s,2H)、7.75(d,J=7.6Hz,1H)、7.68(d,J=7.8Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.40(d,J=15.7Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,2.1Hz,1H)、4.74−4.54(m,2H)、4.15−4.00(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0369】
実施例35.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0370】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
実施例35は、実施例29に類似の方法で、段階Bで4−メトキシピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(68mg、51%)。MS(ESI):C2017ClF352の質量計算値、451.1;m/z測定値、452.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.39(d,J=5.8Hz,1H)、7.99(d,J=2.5Hz,1H)、7.70(t,J=7.5Hz,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、6.90(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.46(d,J=15.6Hz,1H)、5.35(dd,J=14.1,2.0Hz,1H)、4.64−4.41(m,2H)、4.05−3.97(m,1H)、3.95(s,3H)、1.34(d,J=6.8Hz,3H)。
【0372】
実施例36.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0373】
【化95】
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【0374】
実施例36は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2−メチルチアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(103mg、79%)。MS(ESI):C1815ClF35OSの質量計算値、441.2;m/z測定値、442.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.13(s,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.7Hz,1H)、5.15(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.64−4.45(m,2H)、4.04(ddd,J=9.0,4.4,2.2Hz,1H)、2.76(s,3H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0375】
実施例37.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0376】
【化96】
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【0377】
実施例37は、実施例29に類似の方法で、段階Bでチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(90mg、71%)。MS(ESI):C1713ClF35OSの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.00(s,1H)、8.24(s,1H)、7.77−7.69(m,2H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.43(d,J=15.4Hz,1H)、4.57(d,J=15.4Hz,1H)、4.51(dd,J=12.8,4.6Hz,1H)、4.27(dd,J=12.8,1.9Hz,1H)、4.19−4.07(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0378】
実施例38.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0379】
【化97】
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【0380】
実施例38は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2−(トリフルオロメチル)チアゾール−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(116mg、79%)。MS(ESI):C1812ClF65OSの質量計算値、495.0;m/z測定値、496.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.61(s,1H)、7.81−7.63(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.45(d,J=15.6Hz,1H)、5.04(dd,J=13.8,1.9Hz,1H)、4.65−4.51(m,2H)、4.11−4.01(m,1H)、1.38(d,J=6.8Hz,3H)。
【0381】
実施例39.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0382】
【化98】
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【0383】
実施例39は、実施例29に類似の方法で、段階Bで2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(86mg、64%)。MS(ESI):C1917ClF35OSの質量計算値、455.1;m/z測定値、456.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.80−7.61(m,2H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.37(d,J=15.5Hz,1H)、4.56(d,J=15.5Hz,1H)、4.35(dd,J=13.3,4.8Hz,1H)、4.14−4.01(m,2H)、2.75(s,3H)、2.56(s,3H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0384】
実施例40.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0385】
【化99】
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【0386】
実施例40は、実施例29に類似の方法で、段階Bで4−メチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(106mg、81%)。MS(ESI):C1815ClF35OSの質量計算値、441.1;m/z測定値、442.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.94(s,1H)、7.73(d,J=7.7Hz,1H)、7.70−7.64(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.49−4.36(m,1H)、4.17−4.08(m,2H)、2.64(s,3H)、1.33(d,J=6.7Hz,3H)。
【0387】
実施例41.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−イソキサゾール−3−イル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0388】
【化100】
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【0389】
実施例41は、実施例29に類似の方法で、段階Bでイソキサゾール−3−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(43mg、35%)。MS(ESI):C1713ClF352の質量計算値、411.1;m/z測定値、412.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.59(d,J=1.7Hz,1H)、7.73−7.68(m,2H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、7.18(d,J=1.7Hz,1H)、5.43(d,J=15.6Hz,1H)、4.92(dd,J=13.8,2.0Hz,1H)、4.66−4.47(m,2H)、4.10−4.02(m,1H)、1.36(d,J=6.8Hz,3H)。
【0390】
実施例42.(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0391】
【化101】
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【0392】
実施例42は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体10をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(193mg、65%)。MS(ESI):C1813BrClF36Oの質量計算値、500.0;m/z測定値、501.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.96(s,2H)、7.76−7.68(m,2H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.42(d,J=15.5Hz,1H)、5.16(dd,J=14.0,1.3Hz,1H)、4.59(dd,J=14.5,3.7Hz,2H)、4.13−4.02(m,1H)、1.35(d,J=6.8Hz,3H)。
【0393】
実施例43.(6S)−3−(5−トリチオピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0394】
【化102】
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【0395】
この反応は、RC Tritec Tritium Manifoldシステムで実施した。(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(1.9mg、3.8μmol)を、電磁撹拌棒を備えた反応バイアル中で、ジイソプロピルエチルアミン(2.1μL、11.5μmol)およびリンドラー触媒(4.4mg)とともにEtOH(200μL)に溶解した。混合物をを液体窒素で冷却し、0.1kPa(10-3mbar)の真空下に置き、完全に脱気した。混合物を液体窒素で冷却し、32−雰囲気(12kPa(120mbar))下に置いた。混合物を室温まで温まらせ、1時間撹拌した(最終圧力62kPa(620mbar))。反応混合物を液体窒素で冷却し、未反応の過剰なトリチウムガスを廃棄物トラップ上で吸収させた。反応混合物の揮発性成分を凍結乾燥によって廃棄物バイアルに移動させた。固体残渣を200μLのEtOHで撹拌し、液体窒素で冷却し、真空下に置き、凍結乾燥させて廃棄物バイアルに入れた。全ての揮発性トリチウムを除去するためにこれを3回行った。生成物を含有する混合物をEtOH(1ml)に溶解し、Acrodisk 13 GHP 0.45μmシリンジフィルタで濾過し、フィルタをEtOHで徹底的にすすいだ。全ての部分を合わせ、10ml EtOH中で(−20℃で)貯蔵し、4.0GBqの目的生成物を含有した。
【0396】
実施例44.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリダジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0397】
【化103】
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【0398】
実施例44は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体11をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(159mg、87%)。MS(ESI):C1814ClF36Oの質量計算値、422.1;m/z測定値、423.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.27(dd,J=5.0,1.7Hz,1H)、8.60(dd,J=8.6,1.7Hz,1H)、7.80−7.70(m,3H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.52−5.32(m,2H)、4.74(dd,J=14.1,4.6Hz,1H)、4.61(d,J=15.7Hz,1H)、4.17−4.07(m,1H)、1.39(d,J=6.8Hz,3H)。
【0399】
実施例45.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0400】
【化104】
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【0401】
実施例45は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体12をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、65%)。MS(ESI):C1914ClF45Oの質量計算値、439.1;m/z測定値、439.9[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.73(d,J=1.3Hz,1H)、8.62(d,J=2.7Hz,1H)、7.93(ddd,J=8.6,2.7,1.8Hz,1H)、7.75(d,J=7.7Hz,1H)、7.67(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.6Hz,1H)、4.70(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.58(d,J=15.6Hz,1H)、4.27(dd,J=12.9,2.0Hz,1H)、4.15(ddd,J=7.9,3.9,1.6Hz,1H)、1.31(d,J=6.8Hz,3H)。
【0402】
実施例46.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0403】
【化105】
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【0404】
実施例46は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体13をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(98mg、76%)。MS(ESI):C2017ClF35Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.19(d,J=7.8Hz,1H)、7.79−7.70(m,2H)、7.70−7.63(m,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、7.24(d,J=7.6Hz,1H)、5.44(d,J=15.7Hz,1H)、5.37(dd,J=14.1,1.9Hz,1H)、4.65−4.52(m,2H)、4.08−4.02(m,1H)、2.58(s,3H)、1.35(d,J=6.7Hz,3H)。
【0405】
実施例47.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0406】
【化106】
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【0407】
実施例47は、実施例29に類似の方法で、段階Bでイソニコチノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(108mg、86%)。MS(ESI):C1915ClF35Oの質量計算値、421.1;m/z測定値、422.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.79−8.75(m,2H)、7.74(d,J=7.7Hz,1H)、7.68−7.61(m,3H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、5.34(d,J=15.6Hz,1H)、4.72(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.56(d,J=15.6Hz,1H)、4.32(dd,J=13.0,2.0Hz,1H)、4.19−4.13(m,1H)、1.28(d,J=6.8Hz,3H)。
【0408】
実施例48.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0409】
【化107】
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【0410】
実施例48は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体14をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(73mg、56%)。MS(ESI):C2017ClF35Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.67(dd,J=4.9、1.7Hz,1H)、7.80−7.70(m,2H)、7.69−7.66(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、7.32−7.29(m,1H)、5.34(d,J=15.6Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.38(dd,J=13.1,4.4Hz,1H)、4.08−4.01(m,1H)、3.84(dd,J=13.1,2.0Hz,1H)、2.55(s,3H)、1.30(d,J=6.7Hz,3H)。
【0411】
実施例49.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロブチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0412】
【化108】
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【0413】
実施例49は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロブタンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、95%)。MS(ESI):C1818ClF34Oの質量計算値、398.1;m/z測定値、399.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.69(dd,J=13.2,7.8Hz,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.38(d,J=15.5Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、4.16(dd,J=12.8,4.5Hz,1H)、4.05−3.91(m,1H)、3.86(dd,J=12.8,1.8Hz,1H)、3.59−3.51(m,1H)、2.66−2.51(m,2H)、2.50−2.33(m,2H)、2.23−2.00(m,2H)、1.29(t,J=8.2Hz,3H)。
【0414】
実施例50.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロプロピル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0415】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
実施例50は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロプロパンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(76mg、83%)。MS(ESI):C1716ClF34Oの質量計算値、384.1;m/z測定値、385.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.70−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.34(d,J=15.7Hz,1H)、4.53(d,J=15.7Hz,1H)、4.37(dd,J=13.0,4.5Hz,1H)、4.20(dd,J=13.0,2.1Hz,1H)、4.10−4.01(m,1H)、1.83−1.76(m,1H)、1.32(d,J=6.7Hz,3H)、1.23−1.04(m,4H)。
【0417】
実施例51.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロヘキシル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0418】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
実施例51は、実施例29に類似の方法で、段階Bでシクロヘキサンカルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(62mg、61%)。MS(ESI):C2022ClF34Oの質量計算値、426.1;m/z測定値、427.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.78−7.60(m,2H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.35(d,J=15.7Hz,1H)、4.53(d,J=15.7Hz,1H)、4.29(dd,J=12.9,4.4Hz,1H)、4.17−4.00(m,2H)、2.76−2.68(m,1H)、2.02−1.82(m,4H)、1.84−1.61(m,3H)、1.43−1.24(m,6H)。
【0420】
実施例52.(6S)−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0421】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
実施例52は、実施例29に類似の方法で、段階Bで5−クロロニコチノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、63%)。MS(ESI):C1914Cl235Oの質量計算値、455.1;m/z測定値、455.9[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.79(d,J=1.9Hz,1H)、8.70(d,J=2.3Hz,1H)、8.18−8.15(m,1H)、7.83−7.74(m,1H)、7.70−7.65(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.36(d,J=15.6Hz,1H)、4.69(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.57(d,J=15.6Hz,1H)、4.26(dd,J=12.9,2.1Hz,1H)、4.21−4.12(m,1H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0423】
実施例53.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0424】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
実施例53は、実施例29に類似の方法で、段階Bでテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(83mg、65%)。MS(ESI):C1920ClF342の質量計算値、428.1;m/z測定値、429.0[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.74−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.36(d,J=15.5Hz,1H)、4.53(d,J=15.6Hz,1H)、4.32(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.19−3.99(m,4H)、3.58−3.48(m,2H)、3.09−2.99(m,1H)、2.22−1.98(m,2H)、1.93−1.80(m,2H)、1.31(d,J=6.7Hz,3H)。
【0426】
実施例54.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0427】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
実施例54は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体15をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(85mg、58%)。MS(ESI):C1913ClF66Oの質量計算値、490.1;m/z測定値、490.9[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.42(d,J=5.1Hz,1H)、8.21(d,J=5.1Hz,1H)、7.89−7.81(m,2H)、7.57(t,J=7.8Hz,1H)、5.21(d,J=16.6Hz,1H)、4.96(dd,J=13.9,2.2Hz,1H)、4.81(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.56(d,J=16.6Hz,1H)、4.24−4.15(m,1H)、1.22(d,J=6.6Hz,3H)。
【0429】
実施例55.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0430】
【化114】
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【0431】
実施例55は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体16をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(70mg、48%)。MS(ESI):C2014ClF65Oの質量計算値、489.1;m/z測定値、489.9[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.69−8.65(m,1H)、7.87−7.82(m,1H)、7.80−7.77(m,1H)、7.75−7.68(m,2H)、7.45−7.38(m,1H)、5.47(d,J=15.5Hz,1H)、5.28(dd,J=14.1,1.9Hz,1H)、4.62−4.55(m,2H)、4.10−4.02(m,1H)、1.37(d,J=6.7Hz,3H)。
【0432】
実施例56.(6S)−3−(5−クロロピリジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0433】
【化115】
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【0434】
実施例56は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体17をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(61mg、45%)。MS(ESI):C1914Cl235Oの質量計算値、455.1;m/z測定値、455.9[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.81(dd,J=2.5,0.8Hz,1H)、8.32(dd,J=8.6,0.7Hz,1H)、8.20(dd,J=8.6,2.5Hz,1H)、7.85−7.81(m,2H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.19(d,J=16.7Hz,1H)、5.04(dd,J=13.9,2.3Hz,1H)、4.79(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.55(d,J=16.6Hz,1H)、4.19−4.11(m,1H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0435】
実施例57.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0436】
【化116】
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【0437】
実施例57は、実施例29に類似の方法で、段階Bで中間体18をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(73mg、56%)。MS(ESI):C2017ClF35Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.0[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.68−8.60(m,2H)8.03−8.00(m,1H)、7.77−7.69(m,2H)、7.45−7.39(m,1H)、5.44(d,J=15.4Hz,1H)、4.58(d,J=15.4Hz,1H)、4.49(dd,J=12.9,4.5Hz,1H)、4.17(dd,J=12.9,2.0Hz,1H)、4.09−4.03(m,1H)、2.47−2.43(m,3H)、1.30(d,J=6.8Hz,3H)。
【0438】
実施例58.3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピロリジン−1−カルボン酸(6S)−tert−ブチル。
【0439】
【化117】
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【0440】
実施例58は、実施例29に類似の方法で、段階Bで3−(ヒドラジンカルボニル)ピロリジン−1−カルボン酸(±)−tert−ブチルをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た。MS(ESI):C2327ClF353の質量計算値、513.2;m/z測定値、514.2[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.69(d,J=7.8Hz,2H)、7.43−7.36(m,1H)、5.40(dd,J=15.5,7.1Hz,1H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.32−4.21(m,1H)、4.07−3.96(m,2H)、3.84−3.78(m,1H)、3.76−3.64(m,1H)、3.50−3.38(m,2H)、2.41−2.30(m,1H)、1.68−1.59(m,2H)、1.46(m,9H)、1.34−1.28(m,3H)。
【0441】
実施例59.3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピペリジン−1−カルボン酸(6S)−tert−ブチル。
【0442】
【化118】
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【0443】
実施例59は、実施例29に類似の方法で、段階Bで(±)−tert−ブチル3−(ヒドラジンカルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩カルボン酸塩をニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(98mg、63%)。MS(ESI):C2429ClF353の質量計算値、527.2;m/z測定値、528.0[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 7.71−7.65(m,2H)、7.42−7.36(m,1H)、5.45−5.35(m,1H)、4.56−4.48(m,1H)、4.37−3.97(m,4H)、3.15−2.68(m,3H)、2.27−2.04(m,2H)、1.92−1.80(m,1H)、1.65−1.52(m,2H)、1.48−1.42(m,9H)、1.35−1.29(m,3H)。
【0444】
実施例60.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピペリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0445】
【化119】
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【0446】
(±)−tert−ブチル3−(ヒドラジンカルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩カルボン酸塩(94mg、0.18mmol)の1:1 DCM:TFA(2mL)中の溶液を室温で1時間撹拌した。溶媒を濃縮して油状物質を得、それをクロマトグラフィーによって精製して(SiO2;DCM中0〜50% MeOH中10% NH3)、目的生成物をベージュ色の固体として得た(70mg、92%)。MS(ESI):C1921ClF3N5Oの質量計算値、427.1;m/z測定値、428.0[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 7.83(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.80−7.71(m,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、5.17(dd,J=16.5,6.5Hz,1H)、4.59−4.42(m,2H)、4.32−4.26(m,1H)、4.16−4.08(m,1H)、3.49−3.21(m,5H)、3.12−3.00(m,1H)、2.12−2.01(m,1H)、1.93−1.67(m,3H)、1.22−1.17(m,3H)。
【0447】
実施例61.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0448】
【化120】
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【0449】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−メトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン。
中間体5(400mg、1.2mmol)および炭酸ナトリウム(2.5g、23mmol)のDCM(45mL)中の氷冷溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(DCM中1M、5.8mL、5.8mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を室温で1.5時間撹拌した。水を添加し、混合物をDCMで抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮して黄色の油状物質を得(432mg、100%)、それをさらなる精製を行わずに直接使用した。MS(ESI):C1718ClF322の質量計算値、374.1;m/z測定値、375.1[M+H]+
【0450】
段階B.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−メトキシ−5,6−ジヒドロピラジン−2(1H)−オン(216mg、0.58mmol)およびピラジン−2−カルボヒドラジド(88mg、0.63mmol)の1−ブタノール(5.8mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、溶媒を真空除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(116mg、45%)。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 9.69−9.58(m,1H)、8.70(d,J=2.6Hz,1H)、8.64(dd,J=2.5,1.5Hz,1H)、7.75−7.62(m,2H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=15.9Hz,1H)、5.27−5.16(m,1H)、4.78(dd,J=15.6,1.7Hz,1H)、4.68(ddd,J=13.9,4.5,2.4Hz,1H)、3.16(ddd,J=9.9,4.5,3.3Hz,1H)、1.06−0.96(m,1H)、0.80−0.72(m,1H)、0.67−0.43(m,2H)、0.28−0.21(m,1H)。
【0451】
実施例62.(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0452】
【化121】
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【0453】
45% CO2/55% MeOHを用いる、Luxセルロースカラム(4.5μM、250×21.2mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、52mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。Rt=5.41分。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.66(s,1H)、8.69(d,J=2.2Hz,1H)、8.62(d,J=2.3Hz,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.9Hz,1H)、5.50(d,J=15.8Hz,1H)、5.28−5.21(m,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.19−3.11(m,1H)、1.05−0.96(m,1H)、0.81−0.70(m,1H)、0.65−0.45(m,2H)、0.27−0.19(m,1H)。
【0454】
実施例63.(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0455】
【化122】
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【0456】
45% CO2/55% MeOHを用いる、Luxセルロースカラム(4.5μM、250×21.2mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、9mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。Rt=6.33分。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.66(s,1H)、8.69(d,J=2.2Hz,1H)、8.62(d,J=2.3Hz,1H)、7.75−7.63(m,2H)、7.38(t,J=7.9Hz,1H)、5.50(d,J=15.8Hz,1H)、5.28−5.21(m,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.19−3.11(m,1H)、1.05−0.96(m,1H)、0.81−0.70(m,1H)、0.65−0.45(m,2H)、0.27−0.19(m,1H)。
【0457】
実施例64.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0458】
【化123】
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【0459】
実施例64は、実施例61に類似の方法で、段階Bでピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(123mg、45%)。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.92(t,J=4.3Hz,2H)、7.68−7.64(m,2H)、7.44(t,J=4.9Hz,1H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=16.0Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.4Hz,1H)、4.79(d,J=16.0Hz,1H)、4.74−4.65(m,1H)、3.20−3.14(m,1H)、1.07−0.94(m,1H)、0.78−0.68(m,1H)、0.61−0.47(m,2H)、0.28−0.21(m,1H)。
【0460】
実施例65.(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0461】
【化124】
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【0462】
85% CO2/15% MeOHを用いる、CHIRALCEL OJ−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、76mgの標題化合物を最初に溶出する鏡像異性体として得た。Rt=5.14分。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.93(d,J=4.8Hz,2H)、7.67(d,J=7.8Hz,2H)、7.43(t,J=4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.52(d,J=15.8Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.1Hz,1H)、4.78(d,J=15.8Hz,1H)、4.64(dd,J=13.9,4.5Hz,1H)、3.16−3.10(m,1H)、1.05−0.97(m,1H)、0.82−0.68(m,1H)、0.59−0.48(m,2H)、0.29−0.16(m,1H)。
【0463】
実施例66.(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0464】
【化125】
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【0465】
85% CO2/15% MeOHを用いる、CHIRALCEL OJ−Hカラム(5μM、250×20mm)での(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのキラルSFC分離により、19mgの標題化合物を2番目に溶出する鏡像異性体として得た。Rt=6.38分。MS(ESI):C2016ClF36Oの質量計算値、448.1;m/z測定値、449.2[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.93(d,J=4.8Hz,2H)、7.67(d,J=7.8Hz,2H)、7.43(t,J=4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.52(d,J=15.8Hz,1H)、5.29(dd,J=14.0,3.1Hz,1H)、4.78(d,J=15.8Hz,1H)、4.64(dd,J=13.9,4.5Hz,1H)、3.16−3.10(m,1H)、1.05−0.97(m,1H)、0.82−0.68(m,1H)、0.59−0.48(m,2H)、0.29−0.16(m,1H)。
【0466】
実施例67.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0467】
【化126】
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【0468】
段階A.(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−チオキソピペラジン−2−オン。
THF(13mL)中のローソン試薬(289mg、0.69mmol)の不均一な混合物に、中間体5(480mg、1.4mmol)を一度に添加した。混合物を55℃で20分間加熱した後、濃縮して溶媒を除去した。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を黄色の固体として得た(434mg、86%)。MS(ESI):C1514ClF32OSの質量計算値、362.1;m/z測定値、363.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.40(s,1H)、7.63(t,J=8.0Hz,2H)、7.36(t,J=7.8Hz,1H)、5.23(d,J=15.8Hz,1H)、4.74(d,J=15.8Hz,1H)、3.73(ddd,J=13.4,4.0,2.1Hz,1H)、3.57(ddd,J=13.5,5.2,3.1Hz,1H)、2.81(dd,J=8.5,4.4Hz,1H)、1.24−1.11(m,1H)、0.79−0.67(m,1H)、0.63−0.55(m,1H)、0.51−0.45(m,1H)、0.21−0.08(m,1H)。
【0469】
段階B.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
(±)−1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロプロピル−3−チオキソピペラジン−2−オン(100mg、0.28mmol)およびニコチノヒドラジド(38mg、0.28mmol)の1−ブタノール(3mL)中の溶液を、130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、沈殿物を濾過し、ヘキサンで洗浄して、目的生成物を白色の固体として得た(68mg、55%)。MS(ESI):C2117ClF35Oの質量計算値、447.1;m/z測定値、448.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.93(d,J=1.7Hz,1H)、8.79(dd,J=4.8,1.6Hz,1H)、8.21−8.16(m,1H)、7.74−7.61(m,2H)、7.52(dd,J=7.9,4.9Hz,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.8Hz,1H)、4.76(d,J=15.8Hz,1H)、4.52(dd,J=12.7,4.3Hz,1H)、4.41(dd,J=12.7,3.1Hz,1H)、3.18−3.11(m,1H)、1.08−0.90(m,1H)、0.84−0.69(m,1H)、0.59−0.47(m,2H)、0.20−0.14(m,1H)。
【0470】
実施例68.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0471】
【化127】
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【0472】
実施例68は、実施例67に類似の方法で、段階Bで1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(57mg、47%)。MS(ESI):C1916ClF36Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 13.53(s,1H)、8.02(s,1H)、7.90−7.67(m,2H)、7.53(t,J=7.7Hz,1H)、6.94(s,1H)、5.21(d,J=16.7Hz,1H)、5.08−4.90(m,1H)、4.76(dd,J=20.7、10.5Hz,2H)、3.51−3.40(m,1H)、0.95(s,1H)、0.60−0.33(m,3H)、0.30−0.17(m,1H)。
【0473】
実施例69.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0474】
【化128】
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【0475】
実施例69は、実施例67に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピコリノヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(52mg、51%)。MS(ESI):C2116ClF45Oの質量計算値、465.1;m/z測定値、465.9[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.57−8.42(m,2H)、7.66(d,J=7.8Hz,2H)、7.63−7.56(m,1H)、7.38(t,J=7.8Hz,1H)、5.49(d,J=15.9Hz,1H)、5.28(dd,J=13.9,3.3Hz,1H)、4.77(d,J=15.9Hz,1H)、4.72−4.60(m,1H)、3.17−3.11(m,1H)、1.07−0.94(m,1H)、0.79−0.67(m,1H)、0.64−0.44(m,2H)、0.27−0.20(m,1H)。
【0476】
実施例70.(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0477】
【化129】
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【0478】
実施例70は、実施例67に類似の方法で、段階Bで5−フルオロピリミジン−2−カルボヒドラジドをニコチノヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、37%)。MS(ESI):C2015ClF4N6Oの質量計算値、466.1;m/z測定値、466.9[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.79(d,J=5.6Hz,2H)、7.69−7.64(m,2H)、7.37(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.9Hz,1H)、5.21(dd,J=13.9,3.4Hz,1H)、4.79(d,J=15.9Hz,1H)、4.70(dd,J=13.8,3.9Hz,1H)、3.20−3.15(m,1H)、1.04−0.97(m,1H)、0.78−0.71(m,1H)、0.62−0.43(m,2H)、0.27−0.21(m,1H)。
【0479】
実施例71.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0480】
【化130】
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【0481】
中間体6(100mg、0.29mmol)およびピラジン−2−カルボヒドラジド(39mg、0.29mmol)の1−ブタノール(3mL)中の溶液を130℃で16時間加熱した。室温まで冷却後、反応物を濃縮して褐色の油状物質を得た。クロマトグラフィーによる精製(SiO2;ヘキサン−100% EtOAc)により、目的生成物を白色の固体として得た(94mg、75%)。MS(ESI):C1916ClF36Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 9.62(d,J=1.5Hz,1H)、8.69(d,J=2.5Hz,1H)、8.62(dd,J=2.5,1.6Hz,1H)、7.77(d,J=7.7Hz,1H)、7.69(dd,J=7.8,1.1Hz,1H)、7.42(t,J=7.8Hz,1H)、5.56−5.42(m,2H)、4.54(d,J=15.5Hz,1H)、4.46(dd,J=14.1,4.4Hz,1H)、3.77(ddd,J=9.4、4.6、3.5Hz,1H)、1.87−1.78(m,1H)、1.63−1.53(m,1H)、0.97(t,J=7.4Hz,3H)。
【0482】
実施例72.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0483】
【化131】
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【0484】
実施例72は、実施例71に類似の方法で、ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(104mg、84%)。MS(ESI):C1916ClF36Oの質量計算値、436.1;m/z測定値、437.1[m+H]+1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 8.92(d,J=4.7Hz,2H)、7.76(d,J=7.7Hz,1H)、7.72−7.63(m,1H)、7.47−7.38(m,2H)、5.56(dd,J=14.2,1.2Hz,1H)、5.49(d,J=15.5Hz,1H)、4.55(d,J=15.5Hz,1H)、4.47(dd,J=14.2,4.4Hz,1H)、3.81−3.72(m,1H)、1.88−1.76(m,1H)、1.66−1.51(m,1H)、0.97(t,J=7.4Hz,3H)。
【0485】
実施例73.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0486】
【化132】
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【0487】
実施例73は、実施例71に類似の方法で、ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(96mg、77%)。MS(ESI):C2017ClF3N5Oの質量計算値、435.1;m/z測定値、436.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.92(s,1H)、8.78(s,1H)、8.18−8.14(m,1H)、7.86−7.74(m,1H)、7.68(dd,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.53−7.49(m,1H)、7.41(t,J=7.8Hz,1H)、5.47(d,J=15.3Hz,1H)、4.62−4.48(m,2H)、4.32(dd,J=13.2,1.5Hz,1H)、3.88−3.77(m,1H)、1.22−1.19(m,2H)、0.88(t,J=7.5Hz,3H)。
【0488】
実施例74.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0489】
【化133】
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【0490】
実施例74は、実施例71に類似の方法で、ピラゾール−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(91mg、75%)。MS(ESI):C1816ClF36Oの質量計算値、424.1;m/z測定値、425.1[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 12.91(s,1H)、7.85(d,J=2.4Hz,1H)、7.69−7.66(m,2H)、7.39(t,J=7.8Hz,1H)、7.05(d,J=2.4Hz,1H)、5.51(d,J=15.6Hz,1H)、5.33(t,J=12.8Hz,1H)、4.50(d,J=15.6Hz,1H)、4.34(dd,J=14.1,4.5Hz,1H)、3.74−3.69(m,1H)、1.86−1.69(m,1H)、1.66−1.47(m,1H)、1.00−0.89(m,3H)。
【0491】
実施例75.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0492】
【化134】
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【0493】
実施例75は、実施例71に類似の方法で、5−フルオロピリミジン−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(14mg、22%)。MS(ESI):C1915ClF46Oの質量計算値、454.1;m/z測定値、454.9[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.78(s,2H)、7.76(d,J=7.7Hz,1H)、7.73−7.65(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.50(d,J=15.4Hz,1H)、5.43(dd,J=14.1,1.3Hz,1H)、4.55(d,J=15.4Hz,1H)、4.41(dd,J=14.1,4.3Hz,1H)、3.78−3.73(m,1H)、1.86−1.77(m,1H)、1.63−1.50(m,1H)、0.97(dd,J=9.4、5.5Hz,3H)。
【0494】
実施例76.(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0495】
【化135】
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【0496】
実施例76は、実施例71に類似の方法で、5−フルオロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(30mg、46%)。MS(ESI):C2016ClF45Oの質量計算値、453.1;m/z測定値、453.9[m+H]+1H NMR(500MHz,CDCl3)δ 8.55−8.43(m,2H)、7.74(d,J=7.8Hz,1H)、7.69(d,J=7.8Hz,1H)、7.63−7.58(m,1H)、7.40(t,J=7.8Hz,1H)、5.58−5.44(m,2H)、4.53(d,J=15.4Hz,1H)、4.37(dd,J=14.2,4.2Hz,1H)、3.75−3.70(m,1H)、1.84−1.76(m,1H)、1.63−1.53(m,1H)、1.03−0.94(m,3H)。
【0497】
実施例77.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0498】
【化136】
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【0499】
段階A.(1−(2−クロロアセトアミド)プロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル
(1−アミノプロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル塩酸塩(10.0g、47.5mmol)の−78℃のDCM(300mL)中の溶液に、トリエチルアミン(9.9mL、71.2mmol)およびクロロ塩化アセチル(4.0mL、49.8mmol)を添加し、反応混合物を0℃まで温め、1時間撹拌した。水を添加し、反応混合物をDCMで抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、所望の化合物を得た(11.0g、92%)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.19(s,1H)、6.70(d,J=8.1Hz,1H)、4.05(s,2H)、3.62−3.47(m,1H)、3.13−2.99(m,2H)、1.45(s,9H)、1.56(d,J=6.7Hz,3H)。
【0500】
段階B.2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル
(1−(2−クロロアセトアミド)プロパン−2−イル)カルバミン酸(S)−tert−ブチル(7.5g、29.9mmol)を、トリフルオロ酢酸(30mL)に溶解し、10分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、THF(321mL)に溶解し、炭酸カリウム(20.7g、149.5mmol)を添加し、反応混合物を12時間還流させた。反応混合物に、(Boc)2O(7.7mL、35.9mmol)を添加し、反応混合物をさらに5時間還流させた。反応混合物を室温まで冷却し、水を添加した。反応混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、所望の化合物を得た(5g、78%)。1H NMR(600MHz,DMSO)δ 8.00(s,1H)、4.17(s,1H)3.94(d,J=17.8Hz,1H)、3.58(d,J=17.9Hz,1H)、3.43−3.34(m,1H)、3.98(ddd,J=12.7,4.9,2.5Hz,1H)、1.43−1.38(s,9H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0501】
段階C.2−メチル−5−チオキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル
2−メチル−5−オキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(7.0g、32.7mmol)の懸濁液に、ローソン試薬(6.9g、16.7mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜100% MeOH中10% 4M NH3)により精製して所望の化合物を得た(5.7g、76%)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 10.64(s,1H)、4.48(d,J=18.9Hz,1H)、4.31−4.14(m,1H)、4.06(d,J=18.9Hz,1H)、3.49−3.41(m,1H)、3.13(ddd,J=13.7,4.8,2.9Hz,1H)、1.43(s,9H)、1.07(d,J=6.6Hz,3H)。
【0502】
段階D.6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
2−メチル−5−チオキソピペラジン−1−カルボン酸(S)−tert−ブチル(2.5g、10.9mmol)のn−ブタノール(10mL)中の懸濁液に、ピラジン−2−カルボヒドラジド(1.6g、11.9mmol)を添加し、反応混合物を12時間120℃に加熱した。室温に冷却した反応混合物をシリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製して、所望の化合物を得た(1.5g、43%)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.36(d,J=1.4Hz,1H)、8.78−8.74(m,2H)、5.02(d,J=17.4Hz,1H)、4.72(d,J=12.6Hz,2H)、4.53(d,J=17.4Hz,1H)、4.36−4.28(m,1H)、1.48(s,9H)、1.10(d,J=6.9Hz,3H)。
【0503】
段階E.6−メチル−8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル
6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル(1.0g、3.2mmol)のクロロホルム(12mL)中の溶液に、アセトニトリル(12mL)、水(30mL)、メタ過ヨウ素酸ナトリウム(3.2g、14.9mmol)および酸化ルテニウム(IV)水和物(62mg、0.4mmol)を添加し、反応混合物を30分間激しく撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、DCMで抽出し、有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して所望の化合物を得た(0.50g、48%)。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(s,1H)、8.83(s,2H)、5.01−4.92(m,1H)、4.89−4.79(m,1H)、4.73−4.66(m,1H)、1.52(s,9H)、1.21(d,J=6.8Hz,3H)。
【0504】
段階F.(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
6−メチル−8−オキソ−3−(ピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸(S)−tert−ブチル(0.4g、1.2mmol)のDCM(12mL)中の溶液に、トリフルオロ酢酸(2.5mL、31.7mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAc(10mL)を添加した。得られる沈殿物を濾過によって回収し、乾燥させて、所望の化合物を得た(267mg、64%)。MS(ESI):C10106Oの質量計算値、230.2;m/z測定値、231.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.4Hz,1H)、8.85−8.81(m,2H)、8.69(s,1H)、4.92(m,1H)、4.31−4.23(m,1H)、4.10−3.96(m,1H)、1.24(d,J=6.6Hz,3H)。
【0505】
実施例78.(6S)−7−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0506】
【化137】
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【0507】
実施例77(40mg、0.17mmol)DMF(1.7mL)中の溶液に、炭酸セシウム(226mg、0.70mmol)および2−クロロ−4−フルオロベンジルブロミド(58mg、0.26mmol)を添加し、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を合し、ブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% iPrOH)により精製して、所望の化合物を得た(41mg、65%)。MS(ESI):C1714ClFN6Oの質量計算値、372.8;m/z測定値、373.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.84−8.80(m,2H)、7.61−7.55(m,1H)、7.55−7.50(m,1H)、7.26−7.19(m,1H)、5.10(d,J=15.9Hz,1H)、5.01−4.89(m,1H)、4.70(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.48(d,J=16.0Hz,1H)、4.13−4.03(m,1H)、1.18(d,J=6.7Hz,3H)。
【0508】
実施例79.(6S)−7−ベンジル−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0509】
【化138】
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【0510】
実施例79は、実施例78に類似の方法で、臭化ベンジルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(15mg、26%)。MS(ESI):C17166Oの質量計算値、320.4;m/z測定値、321.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48−9.44(m,1H)、8.84−8.78(m,2H)、7.44−7.27(m,5H)、5.12(d,J=15.4Hz,1H)、4.96−4.89(m,1H)、4.65−4.57(m,1H)、4.45(d,J=15.3Hz,1H)、4.09−3.99(m,1H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0511】
実施例80.(6S)−7−(2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0512】
【化139】
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【0513】
実施例80は、実施例78に類似の方法で、2−クロロ塩化ベンジルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(47mg、76%)。MS(ESI):C1715ClN6Oの質量計算値、354.8;m/z測定値、355.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.2Hz,1H)、8.83(m,2H)、7.52(m,2H)、7.36(m,2H)、5.15(d,J=16.1Hz,1H)、5.01−4.92(m,1H)、4.78−4.68(m,1H)、4.48(d,J=16.1Hz,1H)、4.13−4.04(m,1H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0514】
実施例81.(6S)−7−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0515】
【化140】
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【0516】
実施例81は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(36mg、57%)。MS(ESI):C1817ClN63Sの質量計算値、432.9;m/z測定値、433.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.49(d,J=1.0Hz,1H)、8.87−8.79(m,2H)、8.04(d,J=1.7Hz,1H)、7.89−7.76(m,2H)、5.19(d,J=16.9Hz,1H)、5.04−4.93(m,1H)、4.88−4.76(m,1H)、4.56(d,J=16.8Hz,1H)、4.21(s,1H)、3.30(s,3H)、1.24(d,J=6.6Hz,3H)。
【0517】
実施例82.(6S)−7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0518】
【化141】
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【0519】
実施例82は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(35mg、56%)。MS(ESI):C1817ClN63Sの質量計算値、432.9;m/z測定値、433.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=0.9Hz,1H)、8.84(s,2H)、7.95(d,J=2.1Hz,1H)、7.79−7.69(m,2H)、5.44(d,J=16.8Hz,1H)、5.00−4.91(m,1H)、4.88−4.76(m,2H)、4.21−4.12(m,1H)、3.45(s,3H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0520】
実施例83.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0521】
【化142】
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【0522】
実施例83は、実施例78に類似の方法で、1−(ブロモメチル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(41mg、53%)。MS(ESI):C1815362の質量計算値、404.4;m/z測定値、405.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.85−8.79(m,2H)、7.65−7.36(m,4H)、5.16(d,J=16.0Hz,1H)、5.00−4.88(m,1H)、4.74−4.62(m,1H)、4.49(d,J=16.0Hz,1H)、4.14−3.98(m,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0523】
実施例84.(6S)−7−[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0524】
【化143】
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【0525】
実施例84は、実施例78に類似の方法で、6−クロロピペロニルクロリドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(27mg、51%)。MS(ESI):C1815ClN63の質量計算値、398.8;m/z測定値、399.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=0.9Hz,1H)、8.90−8.77(m,2H)、7.13(d,J=11.4Hz,2H)、6.0(s,2H)、5.4(d,J=15.8Hz,1H)、4.99−4.87(m,1H)、4.72−4.62(m,1H)、4.38(d,J=15.8Hz,1H)、4.09−3.99(m,1H)、1.18(d,J=6.7Hz,3H)。
【0526】
実施例85.(6S)−6−メチル−7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0527】
【化144】
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【0528】
実施例85は、実施例78に類似の方法で、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(45mg、29%)。MS(ESI):C191736Oの質量計算値、402.4;m/z測定値、403.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.3Hz,1H)、8.86−8.79(m,2H)、7.70−7.63(m,2H)、7.43−7.37(m,1H)、5.22(d,J=16.1Hz,1H)、5.02−4.91(m,1H)、4.79−4.69(m,1H)、4.53(d,J=16.2Hz,1H)、4.05−3.93(m,1H)、2.42(s,3H)、1.22(d,J=6.7Hz,3H)。
【0529】
実施例86.(6S)−7−(2,6−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0530】
【化145】
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【0531】
実施例86は、実施例78に類似の方法で、2,6−ジクロロベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(65mg、42%)。MS(ESI):C1714Cl26Oの質量計算値、389.3;m/z測定値、390.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.43(d,J=1.5Hz,1H)、8.80(d,J=2.6Hz,1H)、8.78−8.75(m,1H)、7.62−7.55(m,2H)、7.48−7.41(m,1H)、5.40(d,J=14.6Hz,1H)、5.00−4.90(m,1H)、4.60(d,J=14.6Hz,1H)、4.42−4.28(m,1H)、3.87−3.70(m,1H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0532】
実施例87.(6S)−7−(2,6−ジメチルベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0533】
【化146】
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【0534】
実施例87は、実施例78に類似の方法で、2,6−ジメチルベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(71mg、52%)。MS(ESI):C19206Oの質量計算値、348.4;m/z測定値、349.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.5Hz,1H)、8.79(d,J=2.6Hz,1H)、8.77−8.74(m,1H)、7.20−7.04(m,3H)、5.20(d,J=14.9Hz,1H)、4.96−4.82(m,1H)、4.51−4.42(d,J=14.8Hz,1H)、4.38−4.25(m,1H)、3.69−3.58(m,1H)、2.34(s,6H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0535】
実施例88.(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0536】
【化147】
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【0537】
実施例88は、実施例78に類似の方法で、3−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(66mg、43%)。MS(ESI):C181536Oの質量計算値、388.4;m/z測定値、389.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47(d,J=1.3Hz,1H)、8.84−8.79(m,2H)、7.82−7.56(m,4H)、5.20(d,J=15.7Hz,1H)、4.98−4.90(m,1H)、4.69−4.61(m,1H)、4.54(d,J=15.7Hz,1H)、4.17−4.02(m,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0538】
実施例89.(6S)−6−メチル−7−(2−ニトロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0539】
【化148】
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【0540】
実施例89は、実施例78に類似の方法で、2−ニトロベンジルクロリドをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(82mg、57%)。MS(ESI):C171573の質量計算値、365.4;m/z測定値、366.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.59(d,J=1.2Hz,1H)、8.85−8.81(m,2H)、8.12(d,J=7.8Hz,1H)、7.79−7.68(m,2H)、7.65−7.55(m,1H)、5.43(d,J=17.2Hz,1H)、5.02−4.93(m,1H)、4.82−4.76(m,1H)、4.71(d,J=17.2Hz,1H)、4.13−4.01(m,1H)、1.20(d,J=6.7Hz,3H)。
【0541】
実施例90.(6S)−7−(2−クロロ−5−ニトロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0542】
【化149】
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【0543】
実施例90は、実施例78に類似の方法で、2−(ブロモメチル)−1−クロロ−4−ニトロベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(25mg、35%)。MS(ESI):C1714ClN73の質量計算値、399.8;m/z測定値、400.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.3Hz,1H)、8.87−8.78(m,2H)、8.29(d,J=2.7Hz,1H)、8.19(dd,J=8.8,2.8Hz,1H)、7.84(d,J=8.7Hz,1H)、5.20(d,J=16.1Hz,1H)、5.00−4.92(m,1H)、4.69(dd,J=13.9,4.6Hz,1H)、4.60(d,J=16.2Hz,1H)、4.27(s,1H)、1.21(d,J=6.7Hz,3H)。
【0544】
実施例91.(6S)−7−(5−アミノ−2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0545】
【化150】
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【0546】
実施例90(20mg、0.05mmol)のアセトン(0.4mL)および水(0.1ml)中の溶液に、亜鉛粉末(33mg、0.5mmol)とそれに続いて塩化アンモニウム(27mg、0.5mmol)を添加し、反応混合物を10分間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、DCMで抽出し、有機層を回収した。有機層をブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮し、逆相HPLCで精製して所望の化合物を得た(5mg、27%)。MS(ESI):C1716ClN7Oの質量計算値、369.8;m/z測定値、370.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.48(d,J=1.2Hz,1H)、8.87−8.79(m,2H)、7.15(d,J=8.5Hz,1H)、6.74(s,1H)、6.59(d,J=8.4Hz,1H)、5.06(d,J=16.3Hz,1H)、4.96(d,J=11.9Hz,1H)、4.81−4.68(m,1H)、4.34(d,J=16.1Hz,1H)、4.06(s,1H)、1.17(d,J=6.7Hz,3H)。
【0547】
実施例92.(6S)−6−メチル−7−(1−フェニルエチル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0548】
【化151】
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【0549】
実施例92は、実施例78に類似の方法で、(1−ブロモエチル)ベンゼンをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(32mg、44%)。MS(ESI):C18186Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]+
【0550】
1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.6Hz,1H)、8.84−8.73(m,2H)、7.53−7.29(m,5H)、6.08−5.69(m,1H)、4.94−4.74(m,1H)、4.65−4.46(m,0.4H)、4.28−4.11(m,1H)、4.02−3.78(m,0.6H)、1.75−1.55(m,3H)、1.19(d,J=6.7Hz,2H)、0.49(d,J=6.7Hz,1H)。
【0551】
実施例93.(6S)−6−メチル−7−[(1R/S)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0552】
【化152】
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【0553】
実施例93は、実施例78に類似の方法で、メタンスルホン酸1−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチルをクロロ−4−フルオロベンジルブロミドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(15mg、7.9%)。MS(ESI):C1916ClF36Oの質量計算値、436.8;m/z測定値、437.2[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.47−9.41(m,1H)、8.83−8.76(m,2H)、8.13−7.56(m,3H)、6.09−3.47(m,4H)、1.79−1.64(m,3H)、1.29−0.54(m,3H)。
【0554】
実施例93のジアステレオマーを、超臨界流体クロマトグラフィー(固定相:Chiralpak AD−H 5μm 250×21mm:移動相30%エタノール、70% CO2)によって分離して、実施例94および95を純粋なジアステレオマーとして得た。
【0555】
実施例94.(6S)−6−メチル−7−[(1R*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0556】
【化153】
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【0557】
MS(ESI):C18186Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.4Hz,1H)、8.79(d,J=2.6Hz,1H)、8.77−8.75(m,1H)、7.49−7.43(m,2H)、7.42−7.37(m,2H)、7.36−7.30(m,1H)、5.88−5.80(m,1H)、4.88−4.79(m,1H)、4.26−4.15(m,1H)、3.92−3.80(m,1H)、1.67(d,J=7.2Hz,3H)、1.19(d,J=6.7Hz,3H)。
【0558】
実施例95.(6S)−6−メチル−7−[(1S*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
【0559】
【化154】
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【0560】
MS(ESI):C18186Oの質量計算値、334.4;m/z測定値、335.2[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.44(d,J=1.1Hz,1H)、8.84−8.75(m,2H)、7.54−7.46(m,1H)、7.45−7.37(m,1H)、7.37−7.30(m,1H)、5.96−5.87(m,1H)、4.91−4.83(d,J=13.6Hz,1H)、4.60−4.51(m,1H)、4.26−4.14(m,1H)、1.64(d,J=7.1Hz,3H)、0.59(d,J=6.7Hz,3H)
【0561】
実施例96.(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロペンチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0562】
【化155】
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【0563】
実施例97.(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロヘプチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0564】
【化156】
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【0565】
実施例98.7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロブチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
【0566】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
実施例99.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0568】
【化158】
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【0569】
段階A.(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
中間体20(300mg、1.30mmol)のトルエン(5mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(268mg、0.67mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜10% MeOH)により精製して、(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(90mg、28%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 10.90(s,1H)、9.45(d,J=1.4Hz,1H)、8.86−8.79(m,2H)、5.05−4.88(m,1H)、4.45−4.30(m,1H)、4.13−3.98(m,1H)、1.28(d,J=6.7Hz,3H)。
【0570】
段階B.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(85mg、0.34mmol)のn−ブタノール(3mL)中の溶液に、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジド(99mg、0.41mmol)を添加し、反応混合物を5時間150℃に加熱した。p−トルエンスルホン酸(5mg、0.03mmol)を添加し、反応混合物を150℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、hplcにより精製して、目的生成物を得た(60mg、40%)。MS(ESI):C1812ClF38の質量計算値、432.8;m/z測定値433.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.51(d,J=1.1Hz,1H)、8.86−8.81(m,2H)、8.20(dd,J=8.0,1.3Hz,1H)、8.14−8.06(m,1H)、7.89−7.80(m,1H)、5.29−5.19(m,1H)、4.89−4.77(m,2H)、1.14(d,J=6.7Hz,3H)。
【0571】
実施例100.(5S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0572】
【化159】
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【0573】
実施例100は、実施例99に類似の方法で、段階Bで2,3−ジクロロベンゾヒドラジドを2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(50mg、100%)。MS(ESI):C1712ClN8の質量計算値、399.24;m/z測定値400.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.51(d,J=0.8Hz,1H)、8.84(s,2H)、8.01−7.96(m,1H)、7.78−7.74(m,1H)、7.68−7.61(m,1H)、5.30−5.20(m,1H)、4.88−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0574】
実施例101.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0575】
【化160】
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【0576】
実施例101は、実施例99に類似の方法で、段階Bで4−フルオロ−ベンゾヒドラジドを2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た。MS(ESI):C1912ClF47の質量計算値、449.8;m/z測定値449.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.16−8.09(m,1H)、8.07−7.99(m,1H)、7.82−7.73(m,3H)、7.45−7.37(m,2H)、4.78−4.63(m,2H)、4.36(d,J=10.7Hz,1H)、1.03(d,J=6.7Hz,3H)。
【0577】
実施例102.(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0578】
【化161】
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【0579】
実施例102は、実施例99に類似の方法で、5−フルオロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて合成し、所望の化合物を白色の固体として得た(65mg、25%)。MS(ESI):C2013ClF46の質量計算値、448.8;m/z測定値450.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.77(d,J=2.9Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9,4.5Hz,1H)、8.19(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.13−7.96(m,2H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、5.36−5.22(m,1H)、4.94−4.72(m,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0580】
実施例103:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0581】
【化162】
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【0582】
実施例103は、実施例99に類似の方法で、1H−ピラゾール−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(38mg、44%)。MS(ESI):C1712ClF38の質量計算値、420.7;m/z測定値421.2[M+H]+1H NMR(500MHz,DMSO)δ 13.52(s,1H)、8.19(m,1H)、8.11−8.07(m,1H)、8.00(d,J=2.4Hz,1H)、7.87−7.82(m,1H)、6.95(d,J=2.4Hz,1H)、5.15(d,J=12.5Hz,1H)、4.83−4.72(m,2H)、1.11(d,J=6.6Hz,3H)。
【0583】
実施例104:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0584】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
実施例104は、実施例99に類似の方法で、オキサゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(35mg、42%)。MS(ESI):C1711ClF37Oの質量計算値、421.8;m/z測定値422.2[M+H]+1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.05(d,J=4.9Hz,2H)、8.22−8.17(m,1H)、8.12−8.07(m,1H)、7.88−7.82(m,1H)、7.68(t,J=4.9Hz,1H)、5.35−5.23(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.12(d,J=6.7Hz,3H)。
【0586】
実施例105:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0587】
【化164】
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【0588】
実施例105は、実施例99に類似の方法で、ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(39mg、45%)。MS(ESI):C1812ClF38の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]+1H NMR(500MHz,DMSO)δ 9.05(d,J=4.9Hz,2H)、8.22−8.17(m,1H)、8.12−8.07(m,1H)、7.88−7.82(m,1H)、7.67(t,J=4.9Hz,1H)、5.35−5.23(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0589】
実施例106:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0590】
【化165】
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【0591】
実施例106は、実施例99に類似の方法で、チアゾール−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(35mg、46%)。MS(ESI):C1711ClF37Sの質量計算値、437.0;m/z測定値438.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.23−8.17(m,1H)、8.16(d,J=3.2Hz,1H)、8.12−8.08(m,1H)、8.07(d,J=3.2Hz,1H)、7.89−7.82(m,1H)、5.31−5.20(m,1H)、4.89−4.80(m,2H)、1.16(d,J=6.5Hz,3H)。
【0592】
実施例107:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0593】
【化166】
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【0594】
実施例107は、実施例99に類似の方法で、ホルモヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(48mg、78%)。MS(ESI):C1410ClF36の質量計算値、354.7;m/z測定値355.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.78(s,1H)、8.15−8.08(m,1H)、8.04−7.98(m,1H)、7.75(t,J=7.8Hz,1H)、4.73−4.60(m,1H)、4.49(d,J=3.4Hz,2H)、0.98(d,J=6.7Hz,3H)。
【0595】
実施例108:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリダジン−3−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0596】
【化167】
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【0597】
実施例108は、実施例99に類似の方法で、ピリダジン−3−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(51mg、68%)。MS(ESI):C1812ClF38の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.37−9.29(m,1H)、8.50−8.44(m,1H)、8.13(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、8.07−8.01(m,1H)、7.91(dd,J=8.6,5.0Hz,1H)、7.82−7.74(m,1H)、5.39−5.27(m,1H)、4.92−4.82(m,1H)、4.82−4.71(m,1H)、1.10(d,J=6.7Hz,3H)。
【0598】
実施例109:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0599】
【化168】
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【0600】
実施例109は、実施例99に類似の方法で、4−メチルチアゾール−5−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(41mg、52%)。MS(ESI):C1813ClF37Sの質量計算値、451.9;m/z測定値452.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)9.26(s,1H)、8.14−8.09(m,1H)、8.05−7.99(m,1H)、7.82−7.73(m,1H)、4.72−4.62(m,1H)、4.60−4.51(m,1H)、4.27−4.17(m,1H)、2.46(s,3H)、1.03(d,J=6.7Hz,3H)。
【0601】
実施例110:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0602】
【化169】
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【0603】
実施例110は、実施例99に類似の方法で、5−メチルピラジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(40mg、51%)。MS(ESI):C1914ClF38の質量計算値、446.8;m/z測定値447.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.29(d,J=1.4Hz,1H)、8.65(d,J=1.1Hz,1H)、8.15−8.10(m,1H)、8.04(d,J=6.5Hz,1H)、7.82−7.72(m,1H)、5.21−5.04(m,1H)、4.82−4.68(m,2H)、2.55(s,3H)、0.99(d,J=6.7Hz,3H)。
【0604】
実施例111:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−4−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0605】
【化170】
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【0606】
実施例111は、実施例99に類似の方法で、ピリミジン−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(29mg、45%)。MS(ESI):C1812ClF38の質量計算値、432.8;m/z測定値433.2[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 9.32(d,J=1.4Hz,1H)、8.99(d,J=5.3Hz,1H)、8.31−8.27(m,1H)、8.15−8.09(m,1H)、8.03(d,J=6.5Hz,1H)、7.80−7.74(m,1H)、5.41−5.28(m,1H)、4.89−4.74(m,2H)、1.09(d,J=6.6Hz,3H)。
【0607】
実施例112:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0608】
【化171】
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【0609】
実施例112は、実施例99に類似の方法で、1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(41mg、67%)。MS(ESI):C1812ClF38の質量計算値、420.8;m/z測定値421.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.18(s,2H)、8.14−8.10(m,1H)、8.05−8.00(m,1H)、7.80−7.74(m,1H)、4.74−4.59(m,2H)、4.51−4.41(m,1H)、4.21−3.31(m,1H)、1.03(d,J=6.6Hz,3H)。
【0610】
実施例113:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0611】
【化172】
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【0612】
実施例113は、実施例99に類似の方法で、4−メトキシピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、28%)。MS(ESI):C2015ClF37Oの質量計算値、461.8;m/z測定値462.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.46(d,J=5.8Hz,1H)、8.13(dd,J=8.0,1.4Hz,1H)、8.06−8.00(m,1H)、7.82−7.73(m,2H)、7.12−7.04(m,1H)、5.34(d,J=11.7Hz,1H)、4.83−4.68(m,2H)、3.80(s,3H)、1.05(d,J=6.7Hz,3H)。
【0613】
実施例114:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0614】
【化173】
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【0615】
実施例114は、実施例99に類似の方法で、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、30%)。MS(ESI):C1814ClF38の質量計算値、434.8;m/z測定値435.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.33(s,1H)、8.14−8.09(m,1H)、8.01(d,J=6.4Hz,1H)、7.95−7.90(m,1H)、7.80−7.72(m,1H)、4.73−4.67(m,1H)、4.67−4.60(m,1H)、4.46−4.39(m,1H)、3.89(s,3H)、1.04(d,J=6.6Hz,3H)。
【0616】
実施例115:(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0617】
【化174】
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【0618】
実施例115は、実施例99に類似の方法で、オキサゾール−5−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を白色の固体として得た(19mg、30%)。MS(ESI):C1711ClF37Oの質量計算値、421.8;m/z測定値422.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO)δ 8.76(s,1H)、8.24−8.17(m,1H)、8.10(d,J=7.8Hz,1H)、8.01(s,1H)、7.88−7.80(m,1H)、4.85−4.74(m,2H)、4.69(m,1H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0619】
実施例116:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−エチル−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0620】
【化175】
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【0621】
実施例116は、実施例99に類似の方法で、プロピオノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(17mg、31%)。MS(ESI):C1614ClF36の質量計算値、382.7;m/z測定値383.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.18(d,J=8.0Hz,1H)、8.07(d,J=7.6Hz,1H)、7.83(t,J=7.8Hz,1H)、4.74(s,1H)、4.53−4.31(m,2H)、3.47(s,2H)、2.88(h,J=7.9Hz,2H)、1.29(t,J=7.5Hz,3H)、1.08(d,J=6.7Hz,3H)。
【0622】
実施例117:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0623】
【化176】
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【0624】
実施例117は、実施例99に類似の方法で、6−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(19mg、26%)。MS(ESI):C2012ClF67の質量計算値、499.8;m/z測定値500.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.61(d,J=8.0Hz,1H)、8.37(t,J=8.0Hz,1H)、8.20(dd,J=8.1,1.6Hz,1H)、8.10(ddd,J=7.5,6.1,1.3Hz,2H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、5.30(dd,J=13.9,2.0Hz,1H)、4.97−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0625】
実施例118:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル(mehtyl)−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0626】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
実施例118は、実施例99に類似の方法で、4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(24mg、33%)。MS(ESI):C1911ClF68の質量計算値、500.8;m/z測定値501.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.42(d,J=5.1Hz,1H)、8.26−8.16(m,2H)、8.10(dd,J=7.8,1.5Hz,1H)、7.85(t,J=7.8Hz,1H)、5.23(d,J=12.1Hz,1H)、4.94−4.79(m,2H)、1.13(d,J=6.6Hz,3H)。
【0628】
実施例119:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0629】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
実施例119は、実施例99に類似の方法で、4−(トリフルオロメチル)ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(7mg、10%)。MS(ESI):C2012ClF67の質量計算値、499.8;m/z測定値500.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.04(d,J=5.2Hz,1H)、8.55(s,1H)、8.20(d,J=8.0Hz,1H)、8.10(d,J=7.7Hz,1H)、7.98(dd,1H)、7.85(t,0H)、5.35(d,J=14.0Hz,1H)、4.87(d,J=21.4Hz,2H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0631】
実施例120:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0632】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0633】
実施例120は、実施例99に類似の方法で、5−クロロピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(18mg、18%)。MS(ESI):C1912Cl237の質量計算値、466.3;m/z測定値467.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.82(d,J=2.5Hz,1H)、8.35(d,J=8.5Hz,1H)、8.20(ddd,J=7.5,5.5,2.0Hz,2H)、8.11−8.06(m,1H)、7.85(t,J=7.8Hz,1H)、5.37−5.22(m,1H)、4.85(dd,J=14.4,4.6Hz,2H)、1.13(d,J=6.7Hz,3H)。
【0634】
実施例121:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルチオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0635】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
実施例121は、実施例99に類似の方法で、5−メチルチオフェン−2−カルボヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(11mg、16%)。MS(ESI):C1914Cl236Sの質量計算値、450.9;m/z測定値451.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.19(dd,J=8.0、1.6Hz,1H)、8.09(dd,J=7.8,1.6Hz,1H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、7.49(d,J=3.7Hz,1H)、7.08−6.95(m,1H)、4.78(dd,J=10.4,4.3Hz,2H)、4.64−4.53(m,1H)、2.55(d,J=1.1Hz,3H)、1.12(d,J=6.3Hz,3H)。
【0637】
実施例122:(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0638】
【化181】
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【0639】
実施例122は、実施例99に類似の方法で、ニコチノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(55mg、89%)。MS(ESI):C1913ClF37の質量計算値、431.8;m/z測定値432.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 9.01(d,J=2.1Hz,1H)、8.81(dd,J=4.8,1.6Hz,1H)、8.29−8.20(m,1H)、8.18(d,J=1.6Hz,1H)、8.10(d,J=1.6Hz,1H)、7.84(t,J=7.8Hz,1H)、7.68(dd,J=8.0,4.9Hz,1H)、4.87−4.70(m,2H)、4.52(dd,J=13.0,2.4Hz,1H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0640】
実施例123:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(5−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0641】
【化182】
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【0642】
実施例123は、実施例99に類似の方法で、5−メチルニコチノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(28mg、44%)。MS(ESI):C1913ClF37の質量計算値、445.8;m/z測定値446.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.80(d,J=2.2Hz,1H)、8.66(d,J=2.1Hz,1H)、8.24−8.14(m,1H)、8.13−8.01(m,2H)、7.82(dt,J=12.7,7.8Hz,1H)、4.93−4.70(m,2H)、4.51(dd,J=13.0,2.5Hz,1H)、2.44(s,3H)、1.12(dd,J=19.2,6.6Hz,3H)。
【0643】
実施例124:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0644】
【化183】
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【0645】
実施例124は、実施例99に類似の方法で、ピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(10mg、16%)。MS(ESI):C1913ClF37の質量計算値、431.8;m/z測定値431.9[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.75(dd,J=4.7,1.4Hz,1H)、8.36−8.31(m,1H)、8.20(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.12−8.04(m,3H)、7.84(t,J=7.9Hz,1H)、7.59(ddd,J=7.6,4.8,1.2Hz,1H)、5.41(dd,J=13.8,2.2Hz,1H)、4.90−4.78(m,2H)、1.13(d,J=6.5Hz,3H)。
【0646】
実施例125:(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(4−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0647】
【化184】
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【0648】
実施例125は、実施例99に類似の方法で、4−メチルピコリノヒドラジドをピラジン−2−カルボヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(106mg、39%)。MS(ESI):C1913ClF37の質量計算値、445.8;m/z測定値445.9[M+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 8.60(d,J=5.0Hz,1H)、8.26−8.16(m,2H)、8.13−8.05(m,1H)、7.84(t,J=7.7Hz,1H)、7.47−7.39(m,1H)、5.40(dd,J=13.7,2.1Hz,1H)、4.91−4.75(m,2H)、2.46(s,3H)、1.12(d,J=6.6Hz,3H)。
【0649】
実施例126:(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0650】
【化185】
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【0651】
段階A.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
中間体21(365mg、1.38mmol)のn−ブタノール(2mL)中の懸濁液に、5−フルオロピコリノヒドラジド(257mg、1.66mmol)を添加し、反応物を24時間120℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)を用いて精製して、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンを得た(310mg、収率61%)。生成物を、次の過剰なヒドラジドとの反応に進めた。
【0652】
段階B.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−7−(4−メトキシベンジル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンのアセトニトリル中の懸濁液に、硝酸セリウムアンモニウム(1.2g、2.2mmol)を添加し、反応物を50℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水でクエンチした。水層を分離し、NaCl(2g)を添加した。次に、溶液を分液漏斗にデカントし、EtOAcで抽出した。有機物を合し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、シリカで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製した。これにより、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オンを得た(101mg、収率56%)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 8.78(d,J=3.0Hz,1H)、8.64(s,1H)、8.34(dd,J=8.8,4.5Hz,1H)、8.00(td,J=8.8,3.2Hz,1H)、5.00−4.88(m,1H)、4.35−4.20(m,1H)、4.04(s,1H)、1.24(d,J=6.5Hz,3H)。
【0653】
段階C.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(101mg、0.41mmol)のトルエン(1.5mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(82.6mg、0.20mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して、(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオンを得た(76mg、71%)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.87(s,1H)、8.78(d,J=3.0Hz,1H)、8.36(dd,J=9.0,4.6Hz,1H)、8.00(td,J=8.8,3.0Hz,1H)、4.99(dd,J=13.6,4.6Hz,1H)、4.38(dd,J=13.6,9.6Hz,1H)、4.03(d,J=7.0Hz,1H)、1.29(d,J=6.6Hz,3H)。
【0654】
段階D.(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
(S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(76mg、0.29mmol)のDCM(5mL)中の溶液に、ヨードメタン(0.90mL、1.44mmol)を添加し、反応物を一晩撹拌した。窒素流を用いて反応物を濃縮し、粗物質を先に進めた。
【0655】
段階E.(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
S)−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(26mg、0.095mmol)のn−ブタノール(2mL)中の溶液に、2,3−ジクロロベンゾヒドラジド(39mg、0.192mmol)を添加し、反応混合物を24時間120℃に加熱した。カリウムtert−ブトキシド(12mg、0.115mmol)を添加し、反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酸性HPLCにより精製して、(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジンを得た(2.0mg、4%)。MS(ESI):C1812Cl2FN7の質量計算値、416.2;m/z測定値416.1[m+H]+1H NMR(400MHz,メタノール−d4)d 8.72(d,J=2.9Hz,1H)、8.48(dd,J=8.8,4.3Hz,1H)、7.99−7.89(m,2H)、7.75(dd,J=7.7,1.6Hz,1H)、7.70−7.60(m,1H)、5.67(dd,J=14.1,2.2Hz,1H)、5.06(s,2H)、1.32(d,J=6.8Hz,3H)。
【0656】
実施例127:(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0657】
【化186】
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【0658】
実施例127は、実施例126に類似の方法で、段階Eで2,4−ジクロロベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(11mg、22%)。MS(ESI):C1812Cl2FN7の質量計算値、416.2;m/z測定値416.0[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.78(d,J=2.9Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9、4.6Hz,1H)、8.07−7.95(m,2H)、7.80(d,J=8.3Hz,1H)、7.73(dd,J=8.3,2.0Hz,1H)、5.32(d,J=11.9Hz,1H)、4.84−4.77(m,2H)、1.12(d,J=6.3Hz,3H)。
【0659】
実施例128:(S)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0660】
【化187】
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【0661】
実施例128は、実施例126に類似の方法で、段階Eで2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(1.2mg、2%)。MS(ESI):C201547の質量計算値、429.3;m/z測定値430.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.77(d,J=2.8Hz,1H)、8.41(dd,J=8.9,4.5Hz,1H)、8.09−7.95(m,2H)、7.89(d,J=7.8Hz,1H)、7.67(t,J=7.7Hz,1H)、5.28(dd,J=13.8,2.0Hz,1H)、4.88−4.71(m,2H)、2.33(s,3H)、1.09(d,J=6.7Hz,3H)。
【0662】
実施例129:(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0663】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0664】
段階A.(S)−7−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
中間体21(1.2g、4.6mmol)のn−ブタノール(15mL)中の懸濁液に、4−メトキシピコリノヒドラジド(930mg、5.6mmol)を添加し、反応物を24時間120℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)を用いて精製して、表題化合物を得た(497mg、収率28%)。この生成物を複数の不純物とともに次の反応に進めた。
【0665】
段階B.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン
(S)−7−(4−メトキシベンジル)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(1.2g、3.2mmol)のアセトニトリル中の懸濁液に、硝酸セリウムアンモニウム(5.2g、9.5mmol)を添加し、反応物を50℃で一晩撹拌した。反応物を室温まで冷却し、シリカで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(EtOAc中0〜20% MeOH)により精製した。これにより標題化合物を得(513mg、収率62%)、それを不純物とともにその後の段階に進めた。
【0666】
段階C.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン
(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン(513mg、1.98mmol)のTHF(6.8mL)中の懸濁液に、ローソン試薬(400mg、0.99mmol)を添加し、反応混合物を2時間80℃に加熱した。反応物を室温まで冷却し、シリカゲルで濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0〜100% EtOAc)により精製して標題化合物を得た(456mg、84%)。1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ 10.86(s,1H)、8.56(d,J=5.7Hz,1H)、7.79(d,J=2.6Hz,1H)、7.15(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.06(dd,J=13.6,4.6Hz,1H)、4.41(dd,J=13.7,9.5Hz,1H)、3.95(s,3H)、3.79(dd,J=3.9,2.3Hz,1H)、1.29(d,J=6.6Hz,3H)。
【0667】
段階D.(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−8−(メチルチオ)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン
(S)−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(412mg、1.49mmol)のDCM(10mL)中の溶液に、ヨードメタン(0.47mL、7.48mmol)を添加し、反応物を一晩撹拌した。窒素流を用いて反応物を濃縮し、粗物質を先に進めた。
【0668】
段階E.(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
(S)−6−メチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−チオン(48mg、0.166mmol)のn−ブタノール(6mL)中の溶液に、2,3−ジクロロベンゾヒドラジド(68mg、0.332mmol)を添加し、反応混合物を24時間120℃に加熱した。カリウムtert−ブトキシド(22mg、0.199mmol)を添加し、反応混合物を120℃で48時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酸性HPLCにより精製して、目的生成物を得た(13mg、14%)。MS(ESI):MS(ESI):C1915Cl27Oの質量計算値、428.2;m/z測定値430.1[m+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.56(d,J=5.8Hz,1H)、7.98(dd,J=8.1,1.6Hz,1H)、7.84(d,J=2.5Hz,1H)、7.75(dd,J=7.7,1.6Hz,1H)、7.64(t,1H)、7.17(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.42(dd,1H)、4.89−4.71(m,2H)、3.96(s,3H)、1.11(d,J=6.3Hz,3H)。
【0669】
実施例130:(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0670】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0671】
実施例130は、実施例129に類似の方法で、2,4−ジクロロベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(121mg、23%)。MS(ESI):C1915Cl27Oの質量計算値、428.2;m/z測定値430.1[M+H]+1H NMR(400MHz,DMSO−d6)d 8.56(d,J=5.8Hz,1H)、8.00(d,J=2.1Hz,1H)、7.84(d,J=2.6Hz,1H)、7.80(d,J=8.3Hz,1H)、7.73(dd,J=8.3,2.0Hz,1H)、7.17(dd,J=5.8,2.6Hz,1H)、5.49−5.40(m,1H)、4.81(dd,J=10.6,4.6Hz,2H)、3.96(s,3H)、1.11(d,J=6.4Hz,3H)。
【0672】
実施例131:(S)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン
【0673】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0674】
実施例130は、実施例129に類似の方法で、2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンゾヒドラジドを2,3−ジクロロベンゾヒドラジドの代わりに用いて作成し、所望の化合物を得た(1.2mg、1%)。MS(ESI):C211837Oの質量計算値、441.5;m/z測定値442.2[M+H]+1H NMR(400MHz,メタノール−d4)d 8.44(s,1H)、7.89(d,J=8.0Hz,1H)、7.78(s,1H)、7.73(d,J=7.7Hz,1H)、7.55(t,J=7.8Hz,1H)、7.01(s,1H)、5.66−5.53(m,1H)、4.71(dd,J=7.1,3.4Hz,2H)、3.89(s,3H)、2.31(s,3H)、1.14(d,J=6.6Hz,3H)。
【0675】
実施例132.3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
【0676】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0677】
段階A.3−(ピラジン−2−イル)−8−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン。
中間体1(50mg、0.15mmol)、1,2,4−トリアゾール(105mg、1.5mmol)、およびトリエチルアミン(0.15mL、1.1mmol)のMeCN(1.5mL)中の氷冷溶液に、オキシ塩化リン(V)(0.03mL、0.3mmol)を滴下した。氷浴を除去し、反応物を1.5時間加熱還流した。さらなるオキシ塩化リン(V)(0.03mL、0.3mmol)を添加し、加熱を5時間継続した。室温まで冷却後、さらなるトリエチルアミン(0.12mL)を添加した。得られる沈殿物を濾過し、MeCNおよび水で連続的に洗浄して、目的生成物をベージュ色の固体として得(28mg、69%)、それをさらなる精製を行わずに使用した。MS(ESI):C11H9N9の質量計算値、267.1;m/z測定値、268.1[m+H]+
【0678】
段階B.3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
3−(ピラジン−2−イル)−8−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5,6−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン(28mg、0.1mmol)の1−ブタノール(1mL)中の溶液に、中間体19(25mg、0.1mmol)を添加した。反応混合物を120℃で3時間加熱した。p−トルエンスルホン酸一水和物の一結晶を添加し、加熱を3時間継続した。室温まで冷却後、飽和NaHCO3水溶液を添加し、混合物を20% IPA/CHCl3で抽出した(×3)。合した有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、濃縮してベージュ色の固体を得た。この粗生成物をEtOAcでトリチュレートして、標題化合物を白色の固体として得た(22mg、50%)。MS(ESI):C1710ClF38の質量計算値、418.1;m/z測定値、419.1[m+H]+1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ 9.49(d,J=1.3Hz,1H)、8.83(d,J=1.7Hz,2H)、8.17(dd,J=8.0,1.6Hz,1H)、8.09−7.98(m,1H)、7.83(t,J=7.8Hz,1H)、5.03(dd,J=7.0,5.3Hz,2H)、4.42(dd,J=6.9,5.4Hz,2H)。
【0679】
薬理学的実施例
ラットおよびヒトP2X7受容体に対する本発明の化合物のインビトロ親和性を、組換えヒトP2X7細胞および組換えラットP2X7細胞において、次のアッセイ:ヒト末梢血単核細胞(PBMC)、ヒト全血アッセイ、Ca2+フラックスおよび放射性リガンド結合アッセイの1以上を用いて決定した。表2および3において、データセルにNTという用語が記載されているかまたは空白のままである場合、それはその化合物がそのアッセイにおいて試験されなかったことを意味する。表2および3に示されるデータは、1回の判定からの値を表すことがあり、または実験が2回以上行われた場合は、データは2〜12回の実行の平均を表す。
【0680】
ヒト末梢血単核細胞(PBMC)およびヒト全血におけるP2X7拮抗作用。
ヒト血液を、血液ドナープログラムを用いて収集した。フィコール密度勾配法を用いて血液からPBMCを単離した。手短に言えば、血液をフィコール溶液の上に載せ、2000rpmで20分間室温で遠心した。バフィー層(赤血球と血漿の間)を吸引により注意深く収集し、PBSで洗浄し、1500rpmで15分間再び遠心した。得られる細胞ペレットを洗浄し、実験のために96ウェルプレートに蒔いた。ヒト全血実験には、150μlのヒト血液を96ウェルプレートに蒔いた(platted on)。リポ多糖(LPS)(30ng/ml)を各々のウェルに添加し、1時間インキュベートした。次に、試験化合物を添加し、30分間インキュベートした。その後、P2X7アゴニスト、2’(3’)−O−(4−ベンゾイルベンゾイル)アデノシン5’−三リン酸(Bz−ATP)を、0.5mM(PBMC)または1mM(血液)の最終濃度で添加した。細胞をさらに1.5時間インキュベートした。その時点で、上清を収集し、酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)のための製造業者のプロトコールを用いてIL−1βアッセイのために貯蔵した。データはパーセントコントロール(percent control)として表され、ここでコントロールは、LPSにBz−ATPを加えた試料とLPSだけの試料でのIL−1β放出の差として定義される。濃度に対する応答(%コントロール)としてデータをプロットして、IC50値を生成した。表2および3では、このデータは、PBMC 10μM(%コントロール)およびヒト全血IC50(μM)で表される。データは分析され、Graphpad Prism 5でグラフ化される。分析のため、各々の濃度ポイントは3つの値から平均され、Graphpad Prismで平均値がプロットされる。
【0681】
組換えヒトP2X7細胞または組換えラットP2X7細胞におけるP2X7拮抗作用:(a)Ca2+フラックスおよび(b)放射性リガンド結合
(a)Ca2+フラックス:組換えヒトもしくはラットP2X7チャネルを発現している1321N1細胞を、10%ウシ胎仔血清(FBS)および適切な選択マーカーを添加したHyQ DME/(HyClone/ダルベッコ改変イーグル培地)高グルコース中で培養した。細胞を100μl量/ウェル中25000細胞/ウェル(96ウェル透明底ブラックウォールプレート)の密度で播種した。実験の当日、細胞プレートを、130NaCl、2KCl、1CaCl2、1MgCl2、10HEPES、5グルコース(単位mM)を含有するアッセイ緩衝液;pH 7.40および300mOsで洗浄した。洗浄後、細胞にカルシウム−4色素(Molecular Device)を負荷し、暗所で60分間インキュベートした。試験化合物をニートDMSO中250倍の試験濃度で調製した。中間体96ウェル化合物プレートを、1.2μLの化合物を300μLのアッセイ緩衝液に移すことによって調製した。50μL/ウェルの化合物プレートを細胞プレートの100μL/ウェルに移す際に、さらに3倍の希釈が生じた。細胞を試験化合物および色素とともに30分間インキュベートした。細胞に50μL/ウェルのBzATPを添加することによって負荷を与える時に(最終濃度は250μM BzATP(ヒトおよびラット))、カルシウム色素蛍光をFLIPRでモニターした。蛍光の変化をアゴニストの添加の180秒後に測定した。Origin 7ソフトウェアを用いて、ピーク蛍光をBzATP濃度の関数としてプロットした。得られるIC50は、表2および3のFLIPR(ヒト)IC50(μM)およびFLIPR(ラット)IC50(μM)の列見出しの下に示される。
【0682】
(b)放射性リガンド結合:ヒトまたはラットP2X7−1321N1細胞を収集し、−80℃で凍結させた。実験の当日、細胞膜調製物を公開されている標準法に従って作成した。合計アッセイ量は、100μl:10μl化合物(10x)+(b)40μlトレーサー(2.5x)+50μl膜(2x)であった。アッセイに使用したトレーサーは、トリチウム化A−804598であった。化合物は、文献に記載されるように調製することができる。(Donnelly−Roberts、D.Neuropharmacology 2008,56(1),223〜229。)化合物、トレーサーおよび膜を4℃で1時間インキュベートした。アッセイを、濾過(0.3% PEIで予め浸したGF/Bフィルター)によって終了させ、洗浄緩衝液(Tris−HCl 50mM)で洗浄した。試験化合物の親和性(Ki)で誘導するために、結合実験で作成したIC50をトレーサー濃度およびトレーサーの親和性について補正した。これらのデータは、表2および3の見出し:P2X7ヒトKi(μM)およびP2X7ラットKi(μM)の下に提示される。データは分析され、Graphpad Prism 5でグラフ化される。分析のため、各々の濃度ポイントは3つの値から平均され、Graphpad Prismで平均値がプロットされる。
【0683】
【表4-1】
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【0684】
【表4-2】
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【0685】
【表4-3】
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【0686】
【表4-4】
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【0687】
以下の化合物を、上記のアッセイについて追加実施して試験した。データを表3に示す。
【0688】
【表5-1】
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【0689】
【表5-2】
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【0690】
【表5-3】
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【0691】
【表5-4】
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【0692】
【表5-5】
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本発明は、以下の態様を包含し得る。
[1] 式Iの化合物:
【化192-1】
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(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-2】
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を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-3】
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a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩。
[2] R2がハロである、上記[1]に記載の化合物。
[3] R2がパーフルオロアルキルである、上記[1]に記載の化合物。
[4] nが2であり、一方のR2置換基がハロであり、もう一方のR2置換基がパーフルオロアルキルである、上記[1]に記載の化合物。
[5] nが1〜2である、上記[1]に記載の化合物。
[6] nが2である、上記[1]に記載の化合物。
[7] 少なくとも1つのR2置換基がオルト位にあり、少なくとも1つのR2置換基がメタ位にある、上記[1]に記載の化合物。
[8] nが2であり、第1のR2置換基がCF3であって第2のR2置換基がClである、上記[1]に記載の化合物。
[9] nが2であり、第1のR2置換基がClであってオルト位にあり、第2のR2置換基がCF3であってメタ位にある、上記[1]に記載の化合物。
[10] Yが、CH3、CH3CH2、またはシクロプロピルである、上記[1]に記載の化合物。
[11] XがHである、上記[1]に記載の化合物。
[12] R1が、
【化192-4】
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からなる群から選択される、上記[1]に記載の化合物。
[13] R1が、
【化192-5】
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からなる群から選択される、上記[1]に記載の化合物。
[14] Rg3Hであり、RhがHであり、R1が、
【化192-6】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[15] RfがHであり、R1が、
【化192-7】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[16] YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、RfがHであり、R1
【化192-8】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[17] YがCH3であり、XがHであり、nが2であり、一方のR2置換基がClであってオルト位にあり、もう一方のR2置換基がCF3であってメタ位にあり、RgHであり、RがHであり、R1
【化192-9】
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である、上記[1]に記載の化合物。
[18] 以下からなる群から選択される化合物:
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)7−{1−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチル}−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,6−ジクロロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジフルオロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−(2,3−ジクロロベンジル)−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,3−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−フルオロフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−オキサゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリミジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(4−メトキシピリジン−2−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−4−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−イソキサゾール−3−イル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−ブロモピリミジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−トリチオピリミジン(Tritiopyrimidin)−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリダジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−(5−フルオロピリジン−3−イル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(6−メチルピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピリジン−4−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(2−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロブチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロプロピル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−シクロヘキシル−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−3−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−3−(5−クロロピリジン−2−イル)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−(5−メチルピリジン−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピロリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−tert−ブチル3−{7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−8−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}ピペリジン−1−カルボキシレート;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−メチル−3−ピペリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6R*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S*)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(±)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−シクロプロピル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリミジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−ピリジン−3−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリミジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6−エチル−3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−4−フルオロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−ベンジル−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[4−クロロ−2−(メチルスルホニル)ベンジル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[2−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−[(6−クロロ−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)メチル]−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[2−メチル−3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジクロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2,6−ジメチルベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−7−[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(2−ニトロベンジル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(2−クロロ−5−ニトロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−7−(5−アミノ−2−クロロベンジル)−6−メチル−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−(1−フェニルエチル)−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R/S)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1R*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(6S)−6−メチル−7−[(1S*)−1−フェニルエチル]−3−ピラジン−2−イル−6,7−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロペンチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;
(S)−7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3−シクロヘプチル−6−メチル−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン;および
7−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−6−シクロブチル−3−(ピラジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8(5H)−オン。
[19] P2X7活性によって媒介される疾患、障害または医学的状態を処置するための医薬組成物であって、
(a)式(I)の化合物から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物:
【化192-10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-11】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-12】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩;
(b)少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤
を含む、医薬組成物。
[20] 治療上有効な量の上記[19]に記載の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。
[21] P2X7受容体活性により媒介される疾患、障害、または医学的状態に罹患しているかまたはそれと診断された患者を処置する方法であって、そのような処置を必要とする患者に、式(I)の化合物:
【化192-13】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
各々のR2は、独立に、H、ハロ、SO2CH3、C1〜C3アルキル、NO2、NH2、ペルハロアルキルおよびペルハロアルコキシからなる群から選択されるか;あるいは
2つのR2置換基は、一緒になって
【化192-14】
[この文献は図面を表示できません]
を形成し;
nは0〜3であり;
Xは、HまたはC1〜C3アルキルであり;
Yは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびC3〜C4シクロアルキルからなる群から選択され;
1は、独立に、以下からなる群から選択され:
【化192-15】
[この文献は図面を表示できません]
a、RcおよびRgは、独立に、Hまたはハロであり;
dは、HまたはC1〜C3アルコキシであり;
eは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびハロからなる群から選択され;
b、Rf、Rh、Ri、Rj、Rk、Rl、Rm、Rn、Roは、独立に、H、C1〜C3アルキルおよびペルハロアルキルからなる群から選択され;かつ
pは、HまたはC(O)OtBuである);あるいは
式(I)の化合物の製薬上許容される塩から選択される、治療上有効な量の少なくとも1つの化合物を投与することを含む、方法。
[22] 前記疾患、障害、または医学的状態が、以下からなる群から選択される、上記[21]に記載の方法:
関節リウマチ、骨関節炎、乾癬、敗血性ショック、アレルギー性皮膚炎、喘息、アレルギー性喘息、軽度から重度の喘息、ステロイド抵抗性喘息、特発性肺線維症、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患;気道過敏症、神経および神経免疫系の疾患、神経因性疼痛の急性および慢性疼痛状態、炎症性疼痛、自発痛、オピオイド誘発性疼痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、腰痛、化学療法誘導性神経因性疼痛、線維筋痛症、中枢神経系の神経炎症を伴う疾患および伴わない疾患、気分障害、大うつ病、大うつ病性障害、治療抵抗性うつ病、双極性障害、不安うつ病、不安症、認知障害、睡眠障害、多発性硬化症、てんかん発作、パーキンソン病、統合失調症、アルツハイマー病、ハンチントン病、自閉症、脊髄損傷および脳虚血/外傷性脳損傷、ストレス関連障害、心血管、代謝、胃腸および泌尿生殖器系の疾患、例えば糖尿病、真性糖尿病、血栓症、過敏性腸症状群、過敏性腸疾患、クローン病、虚血性心疾患、虚血、高血圧症、心血管疾患、心筋梗塞、および下部尿路機能障害、例えば失禁など、下部尿路症状群、多発性嚢胞腎疾患、糸球体腎炎、骨格障害、骨粗しょう症、大理石骨病、および緑内障、間質性膀胱炎、咳、尿管閉塞、敗血症、筋委縮性側索硬化症、シャーガス病、クラミジア、神経芽腫、結核、および片頭痛。
[23] 前記疾患、障害または医学的状態が、治療抵抗性うつ病である、上記[21]に記載の方法。
[24] 以下からなる群から選択される化合物:
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−5−メチル−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−チアゾール−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリダジン−3−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルピラジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−ピリミジン−4−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(5S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(1,3−オキサゾール−5−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−エチル−5−メチル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−クロロピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(5−メチルチオフェン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−8−(ピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(5−メチルピリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5−メチル−8−(4−メチルピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(5−フルオロピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,3−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−3−(2,4−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;
(S)−8−(4−メトキシピリジン−2−イル)−5−メチル−3−(2−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−5,6−ジヒドロビス([1,2,4]トリアゾロ)[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン;および
3−[2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−8−ピラジン−2−イル−5,6−ジヒドロビス[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a:3’,4’−c]ピラジン。
[25] 治療上有効な量の上記[24]に記載の少なくとも1つの化合物と少なくとも1つの製薬上許容される賦形剤を含む医薬組成物。