特許第6483246号(P6483246)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6483246
(24)【登録日】2019年2月22日
(45)【発行日】2019年3月13日
(54)【発明の名称】微小持ち上げ・接合組立法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/52 20060101AFI20190304BHJP
   H01L 33/62 20100101ALI20190304BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20190304BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20190304BHJP
【FI】
   H01L21/52 F
   H01L33/62
   G09F9/00 342
   G09F9/33
【請求項の数】20
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2017-513498(P2017-513498)
(86)(22)【出願日】2014年10月17日
(65)【公表番号】特表2017-533453(P2017-533453A)
(43)【公表日】2017年11月9日
(86)【国際出願番号】US2014061053
(87)【国際公開番号】WO2016060677
(87)【国際公開日】20160421
【審査請求日】2017年3月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ピーター、エル.
(72)【発明者】
【氏名】パワシェ、シトラ
(72)【発明者】
【氏名】メイベリー、マイケル、シー.
(72)【発明者】
【氏名】ツェン、ジャ−フウン
【審査官】 安田 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0317132(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0008813(US,A1)
【文献】 特開2005−012034(JP,A)
【文献】 特表2004−537158(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/074373(WO,A1)
【文献】 特開2014−072351(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/52
H01L 21/60−607
H01L 21/02
H01L 21/67−687
H01L 25/00−18
H01L 33/48−64
G09F 9/00−37
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と
前記基板の上に配列された複数の屈曲部材と、
前記基板のに配列された複数の台座とを備え、
各台座は、前記複数の屈曲部材の1つ以上を介して前記基板に機械的に接続された基部と、前記基板と反対側の台座の先端に感圧接着材料とを備え、
前記屈曲部材は、前記基板の表面に垂直な方向に弾性変形することができ、前記台座に移動性を与える、微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項2】
前記台座の基部の最大横方向寸法は10μm未満であり、
前記屈曲部材からの前記台座の高さは10μm未満である、請求項1に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項3】
前記基部は、前記感圧接着材料と前記屈曲部材の間に配置された誘電材料を備える、請求項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項4】
前記感圧接着材料は傾斜した側壁を有し、前記感圧接着材料の前記先端の付近の横方向寸法は前記基板の付近の横方向寸法より小さい、あるいは
前記基部は、前記感圧接着材料と前記基板の間に配置された誘電材料を備え、誘電材料は根元が一部切り取られており、前記誘電材料と前記屈曲部材の接触部の面積は前記感圧接着材料の露出面の面積より狭い、
の少なくとも1つである、請求項またはに記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項5】
各屈曲部材は前記基板の表面に垂直な方向に少なくとも0.1μmだけ弾性変形することができる、請求項1から4のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項6】
各屈曲部材は100〜600N/mのばね定数を有し、
前記感圧接着材料は1.0N/cm以下の剥離強度を有する、請求項5に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項7】
各屈曲部材は前記基板の表面の凹みの上に広がり、
前記台座は、前記基板の表面に接触した複数の固定点の間の屈曲部材の領域に接続されており、
前記屈曲部材は、前記基板に誘電性薄膜材料で固定された少なくとも1つの金属薄膜または半導体薄膜を備える、
請求項6に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項8】
前記基板はガラスまたは結晶性シリコンを含み、8×25mmあたり1μm未満の部分平坦度を有し、
前記屈曲部材は、前記基板から化学量論的SiO層で分離された前記基板の結晶性シリコン層または金属薄膜を備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項9】
基板と、
前記基板の上に配列された複数の台座とを備え、
各台座は、前記基板に機械的に接続され、誘電材料を備える基部と、前記基板と反対側の台座の先端に感圧接着材料とを備える、微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項10】
前記感圧接着材料はシリコン系感圧接着材料であり、
前記台座の基部は重合体誘電材料を含む、請求項3、4および9のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項11】
前記感圧接着材料は少なくとも160℃まで安定である、請求項1から10のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項12】
前記感圧接着材料は少なくとも250℃まで安定であり、シロキサン重合体を含む、請求項11に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項13】
前記台座は直径が5μm未満の円形の上面を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立ヘッド。
【請求項14】
基板に配置された低応力材料層の上に誘電体基層を積層することと、
前記誘電体基層の上に感圧接着材料層を積層することと、
前記感圧接着材料層と前記誘電体基層とをパターニングして前記基板の上に配列された複数の台座を形成することと、を含む、微小持ち上げ・接合組立ヘッドを作製する方法。
【請求項15】
前記低応力材料層をパターニングして、それぞれが前記複数の台座の少なくとも1つを構造的に支持する複数の屈曲部材を形成することと、
前記低応力材料層の一部をエッチングしかつ前記基板に凹みを形成して、前記台座の下の前記屈曲部材の根元を切り取ることと、をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記誘電体基層を積層することは、高温安定性高分子材料を含む混合物を前記低応力材料層の上にスピンコートすることと前記混合物を硬化あるいは乾燥させて前記誘電体基層を形成することをさらに含み、
前記感圧接着材料層を積層することは、シロキサン重合体を含む混合液をスピンコートすることと前記混合液を硬化あるいは乾燥させて前記感圧接着材料層を形成することをさらに含み、
前記感圧接着材料層と前記誘電体基層をパターニングして複数の台座を形成することは、
フォトレジストを前記感圧接着材料層の上に積層しパターニングすることと、前記感圧接着材料層と誘電体基層のうちのパターン形成された前記フォトレジストで保護されていない複数の部分をエッチングあるいは溶解することとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
誘電材料を備える基部と先端に感圧接着材料とを備える複数の微小持ち上げ・接合組立ヘッド台座を供給基板に固定された複数のダイと整合させることと、
前記複数のダイのそれぞれを微小持ち上げ・接合ヘッド台座の少なくとも1つの表面で押圧して、ダイを台座に感圧接着材料で接着することと、
前記ダイが前記台座に前記感圧接着材料で接着されている間に、前記微小持ち上げ・接合ヘッド台座を前記供給基板に対して相対的に変位させることによって、前記ダイと前記供給基板の間の固定部材を破壊することと、
前記微小持ち上げ・接合組立ヘッド台座に貼り付けられた前記複数のダイを接合対象基板上のランドと整合させることと、
前記複数のダイを前記接合対象基板の前記ランドに貼り付けることと、
前記ダイが前記ランドに貼り付けられている間に、前記ダイと前記台座の間の感圧接着剤接合を破壊することとを含む、微小持ち上げ・接合組立の方法。
【請求項18】
前記ダイと前記台座の間の前記感圧接着剤接合を破壊することは、前記微小持ち上げ・接合ヘッド台座を前記接合対象基板に対して相対的に変位させること、または、前記感圧接着材料と接している熱分解性材料を熱分解させることのうち少なくとも一方をさらに含む、請求項1に記載の微小持ち上げ・接合組立の方法。
【請求項19】
前記ダイと前記台座の間の前記感圧接着剤接合を破壊することは、前記微小持ち上げ・接合ヘッド台座を縦横両方向に同時に変位させて、前記感圧接着材料を前記台座または前記ダイの片方の接続材料から剥離することをさらに含む、請求項18に記載の微小持ち上げ・接合組立の方法。
【請求項20】
前記複数のダイを前記接合対象基板の前記ランドに貼り付けることは、前記ダイを半田付けすることをさらに含む、請求項1から19のいずれか一項に記載の微小持ち上げ・接合組立の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
横方向の寸法が数ミリメ−トルのICチップまたはダイを複数個基板に組み込んだ従来のIC組立体と異なり、微小デバイス組立体は、横寸法がマイクロメートル単位(例えば1〜10μm)の電子デバイスおよび/または光デバイスを組み込んでいる。微小デバイス組立体にとって、ダイの分離、取り扱い、接合、および相互接続は全て、従来のIC組立体よりもやりがいのある課題である。例えば、従来のピック&プレース(持ち上げて置く)法は、横(XY)寸法が約200μm、厚さ(Z)が100μmのデバイスを取り扱うことができる。チップがこのように厚いため、互いに接続してパッケージを小さくすることは困難である。
【背景技術】
【0002】
開発途上の微小デバイス組立技術にはいわゆる転写法がある。この方法は、横方向寸法が数十マイクロメートル、Z方向厚さが約1μmの微小ダイ組立体に一体化可能なことが分かっている。一例示的な転写技術は静電気で数千点も固定する高度なMEMS印刷ヘッドに依存している。別の例示的転写技術はポリジメチルシロキサン(PDMS)による低温度接合に依存しており、半田付けなどの高温度接合技術とは互換性がない。
【0003】
電子表示装置は最新の微小デバイス組立技術の恩恵が得られる一分野である。電子表示装置技術は電子器機の重要なユーザーインタフェースとして近年急速に進歩してきた。これまで液晶表示装置(LCD)技術は大型構成(例えば、テレビ)および携帯機器の両方にとって主要な表示技術である。しかし、現在のLCD表示装置は背面光源(例えば、LEDまたはCFLなど)の光を約5%しか透過せず、電力効率の低さ、日中の表示光量の不足、および視野角の狭さに繋がっている。
【0004】
有機発光ダイオード(OLED)表示技術に関してかなりの研究開発行われている。LCDに比べOLED表示装置は、飛躍的とは言えないまでも表示電力の効率が向上している。現在、OLED技術には退色の問題があり表示装置の耐性/寿命が短い。研究中の別の次世代表示技術は結晶性LEDであり、無機LED(iLED)とも呼ばれる。結晶性LED表示装置は結晶性半導体LEDチップの配列に依存している。結晶性LED表示装置は、例えば1つのLEDチップを1つの画素すなわちピクセルとして利用する場合がある。結晶性LEDの電力効率はOLEDより1桁大きいが、表示装置用途を対象とした大量生産過程は未だ実証されていない。結晶性LEDの技術的課題の1つは、大量の微小な結晶性LEDをモノリシックの成長/製造媒体から、制御発光が可能なように電気的に相互接続された空間的に大きな配列に移し替える必要があることである。現在の表示解像度(例えばHD)は、1個がミクロン規模(例えば横寸法で5μm以下)の結晶性LED要素を1平方インチの表示領域に数十万個必要とする。
【0005】
したがって、結晶性LED表示装置を組み立てることができる微小接合技術は有益である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本明細書の添付図面に記載の題材は例示であって、これらに限定されない。説明を簡単、明確にするため、図に説明した要素は必ずしも正しい縮尺ではない。例えば一部の要素の寸法は他に対して実際より大きい場合がある。さらに、対応する要素あるいは類似の要素を示すのに適切と判断した場合、図中で同じ参照番号を用いる。以下に添付図を説明する。
【0007】
図1】実施形態による、微小デバイス要素を一体化して組立体を形成するのに最適な微小持ち上げ・接合(μPnB)法を説明する流れ図である。
図2A】実施形態によるμPnB供給基板内の例示的結晶性LED要素の断面図である。
図2B】実施形態によるμPnB供給基板内の例示的結晶性LED要素の断面図である。
図2C】実施形態によるμPnB供給基板内の例示的結晶性LED要素の断面図である。
図3A】実施形態によるμPnB対象基板内の例示的構造の断面図である。
図3B】実施形態によるμPnB対象基板内の例示的構造の断面図である。
図3C】実施形態によるμPnB対象基板内の例示的構造の断面図である。
図4A】実施形態によるμPnB法のピックアップ操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図4B】実施形態によるμPnB法のピックアップ操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図4C】実施形態によるμPnB法のピックアップ操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図5A】実施形態によるμPnB法の接合操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図5B】実施形態によるμPnB法の接合操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図5C】実施形態によるμPnB法の接合操作を実行するときの例示的操作の断面図である。
図6A】実施形態による、一例示的μPnB組立具の立体図である。
図6B】実施形態による、図6Aに説明したμPnB組立具でμPnBヘッドを作製する方法を説明する流れ図である。
図7A】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7B】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7C】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7D】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7E】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7F】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図7G】実施形態による、図6Bに説明した方法から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図8A】別の実施形態による、選択された製造操作が実行されるときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図8B】別の実施形態による、選択された製造操作が実行されるときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図8C】別の実施形態による、選択された製造操作が実行されるときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図8D】別の実施形態による、選択された製造操作が実行されるときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
図9】実施形態による、組み立てに適した結晶性LED要素を備えるμPnB供給基板を組み立てて表示装置を作製する方法を説明する流れ図である。
図10A】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10B】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10C】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10D】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10E】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10F】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10G】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10H】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10I】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10J】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10K】実施形態による、図9の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図10L】実施形態による、図10Kに示した結晶性LED要素の平面図である。
図11】別の実施形態による、組み立てに適した結晶性LED要素を備えるμPnB供給基板を組み立てて表示装置を作製する方法を説明する流れ図である。
図12A】別の実施形態による、図11の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図12B】別の実施形態による、図11の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図12C】別の実施形態による、図11の方法の説明的操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
図13】実施形態による、結晶性LED表示装置を組み込んだ携帯演算装置の正面および背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
添付図面を参照して1つ以上の実施形態を記述する。具体的な構成および配置を示して詳細に議論するが、当然だがこれは単に説明を目的としている。当業者はわかっているが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく他の構成および配置が可能である。当業者には明らかだが、本明細書に記載の技術および/または配置を、本明細書に詳細に記載された以外の様々な他の装置および用途に用いることができる。
【0009】
以下の詳細な説明の中で添付図面を参照し、説明の一部を形成し例示的実施形態を説明する。さらに当然のことだが、他の実施形態を利用しても、構造的および/または論理的な変更を加えても特許請求された発明の主題の範囲から逸脱しない。また、単に図面内の特徴の記述を容易にするために、例えば上、下、上部、下部などの方向および基準を用いる場合があることに注意されたい。したがって、以下の詳細な記述は意味を限定するものではなく、特許請求された主題の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその等価物によってのみ規定される。
【0010】
以下の記述では多くの細部を説明する。しかし当業者には明らかだが、これらの具体的な細部を用いずに本発明の実施形態を実践してもよい。場合によっては本発明の実施形態が不明確になることを避けるため、既知の方法および装置を詳細ではなくブロック図の形態で示す。本明細書で「ある実施形態」または「一実施形態」を参照することは、その実施形態都と関連して説明される具体的な特徴、構造、機能、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。したがって、本明細書のいろいろな箇所に「ある実施形態によっては」または「一実施形態によっては」という句が現れることは、必ずしも本発明の同じ実施形態を参照しているわけではない。さらに、具体的な特徴、構造、機能、または特性を、1つ以上の実施形態の中で任意の適切な方法で組み合わせてよい。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態に関連する具体的な特徴、構造、機能、または特性が互いに排他的でなければ、2つの実施形態を組み合わせてもよい。
【0011】
本明細書および特許請求の範囲で用いるように、単数形の表記は、その文脈が明確にそうではないと示していない限り、複数形も含むものとする。当然のことだが、本明細書に用いる「および/または」は、1つ以上の関連する掲載事項の任意かつ全ての可能な組み合わせを指し、包含するものとする。
【0012】
本明細書では、「連結された」および「接続された」は、その派生語とともに部品間の機能的または構造的関係を説明するために用いられる場合がある。当然のことだが、これらの用語は互いに同義語を意図していない。むしろ、特定の実施形態によっては、「接続された」を、2つ以上の部品が物理的、光学的、あるいは電気的に互いに直接接続していることを示すために使用する場合がある。「連結された」は、2つ以上の部品を(それらの間に介在する他の部品で)物理的にまたは電気的に直接的または間接的のどちらかで互いに接続していることを示すために、および/あるいは2つ以上の部品が連携してあるいは相互に作用し合っている(例えば、因果関係にある)ことを示すために使用することがある。
【0013】
本明細書に使用されている「上方」、「下方」、「の間」、および「接して」は、そのような物理的関連が重要な場合に、1つの部品または材料の他の部品または材料に対する相対的な位置を指す。例えば材料の文脈の場合、他の材料の上または下に配置された材料は、直接接触していても、あるいは1つ以上の介在材料があってもよい。さらに、2つの材料または複数の材料の間に配置された1つの材料は2つの層で直接接触していても、あるいは1つ以上の介在層があってもよい。これに対して、第2の材料または材料に「接して」いる第1の材料または材料は、この第2の材料/材料と直接接触している。同様な区別が部品組立体の文脈で行われる。
【0014】
本明細書および特許請求の範囲に用いられているように、「少なくとも1つの」または「1つ以上の」で連結された一連の品物は、掲載された用語の任意の組合せを意味することができる。例えば、「A、B、またはCのうち少なくとも1つ」はA、B、C、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCを意味することができる。
【0015】
本明細書に記載されているのは微小持ち上げ・接合組立技術、微小持ち上げ・接合(μPnB)組立装置、および微小デバイス組立体である。既知の転写法と異なり、μPnB法は複雑な高電圧静電ヘッドがなくても微小デバイスを組み込むことができ、かつ高温の半田付けと互換性がある。複数の実施形態において、微小持ち上げ・接合ヘッドは微小デバイス要素、例えば(微小)LEDを供給基板から対象基板、例えばLED表示装置基板に一挙大量に搬送する。供給基板上の固定・剥離構造でデバイス要素を供給基板から分離しながら、感圧接着剤(PSA)でデバイス要素を微小持ち上げ・接合ヘッドの台座に一時的貼り付けることができる。デバイス要素を対象基板に永久的に貼り付けたら、剥離および/または接合材料の熱分解によりPSA接合部を破壊してもよい。本明細書に記載のμPnBヘッドおよび組立技術は、μLEDを表示装置に取り付けるなど、数十万から数百万個の微小デバイスを組立基板の上に組み付ける場合に特に有利である。
【0016】
さらに後述の特定の例示的実施形態によっては、μPnB組立ヘッドは完全に受動型で電極などの電気部品や回路を有しない。純粋に機械式のμPnB組立ヘッドには、例えば静電気力を用いて微小ダイを持ち上げるような電気的に制御するヘッドよりも単純であるという利点がある。静電ヘッドと比べ、本明細書に記載の1つ以上の実施形態による受動型μPnB組立ヘッドには静電気式の固定電極がない。したがって、積極的に高電圧を制御する必要性ならびに組み立て過程の途中に各ダイ内で画像電荷を増大・減少させる必要がない。
【0017】
多数のμPnB組立法の実施形態をμLEDおよびμLED表示装置と関連させて以下に詳述する。しかし注意すべきは、記述の一貫性および明確化のためにμLEDの実施形態で例示するμPnBの種々の特徴は、微小電子デバイス、光デバイス、その他(例えばMEMS)のいずれにも容易に応用することができることである。
【0018】
図1は、実施形態による、微小デバイス要素(例えば、微小ダイ)を組立品にするのに適切な微小持ち上げ・接合(μPnB)法101を説明する流れ図である。一例示的実施形態によれば、デバイス要素は表示装置組立品に組み込まれるμLEDダイである。方法101は操作105でダイ接合供給基板を受け取り、操作108でダイ接合対象基板を受けることから始まる。μPnB法101は1つ以上のダイを供給基板から対象基板に移送することである。ダイの横方向寸法はミクロン規模、例えば10μm未満である。例示的μLEDの実施形態によっては、μLED(本明細書では単にLEDとも呼ぶ)の横方向の最大寸法は5μm未満である。μPnB法101は、例えば1〜5μmの範囲の複数のデバイス((例えばLED)に合わせて、非常にスケーラブルである。そのような実施形態では、方法101は例えば結晶性LED表示装置の組み立てに利用することができる。本明細書ではわかりやすさのためデバイスの数が数点または1個の文脈で記載したが、例示した供給基板の実施形態、対象基板の実施形態、およびμPnB組立技術は、多数のデバイスを同時に持ち上げ・接合/組み立てを行う場合にも応用することができる。
【0019】
一実施形態では、操作105で受け取った供給基板は複数のデバイスを含み、各デバイスが何らかの呼び供給基板デバイスピッチによりウエハーレベルで作られたデバイス積層体を備える。供給基板の1つ以上のデバイスをピックアップし、対象基板に例えばある対象基板デバイスピッチで接合する。供給基板上の領域を無駄にしないよう、対象基板デバイスピッチは供給基板デバイスピッチの整数倍でもよい。図2Aは、実施形態によるμPnB供給基板201に組み込まれた例示的結晶性LED要素の断面図である。図2Bおよび2Cは、更なる実施形態によるμPnB供給基板201の2つの別の実施形態(201Aおよび201B)の拡大断面図である。
【0020】
先ず図2Bを参照すると、供給基板201Aは担体220を備え、担体220は任意の金属、半導体、または誘電材料でよく、適切な平坦性を備え、この平坦性によって担体220からまとまった量のLED要素を連続的に移送することが容易になる。有利な一実施形態では、担体220は(単一)結晶性シリコン基板、例えばIC製造に用いられる種類のウエハーである。別の有利な一実施形態では、担体220はガラス基板である。
【0021】
供給基板201Aは担体220に固定された複数の結晶性LED要素230をさらに備える。LED要素230は四角形(例えば正方形)でもよく、あるいは別の形状に(例えば、接地面を丸く)パターン形成されてもよい。各部品230はLED積層膜207を備える。一般に、任意の既知の半導体LED積層膜を用いることができる。複数の実施形態では、LED積層膜207は1つ以上の半導体ヘテロ接合を備え、例えば量子井戸などを形成している。半導体LED積層膜207は少なくとも2つの相互補完的ドープ半導体領域(層)を備える。ダイオード積層構造のp型ドープ層とn型ドープ層である。特定の実施形態では、半導体LED積層膜207はヘテロエピタキシャルIII−N半導体積層膜であり、例えばGaNおよび/またはその合金、例えばInGaNを含む。しかし、半導体LED積層膜207の組成は望ましい発光帯によって決まり、本明細書の実施形態はその点に関し限定しない。
【0022】
各LED要素230は、LED積層膜に接触した電極金属210をさらに備える。電極金属210の組成をLED積層膜に応じて変化させて、例えば抵抗接点、トンネル効果接点などを得るのに適切な望ましい金属仕事関数を得てもよい。一例示的実施形態によっては、金属210はLED積層膜のp型ドープ半導体層と接触するのに適切なp型金属である。各LED要素230は、LED積層膜と接触した第2の金属電極225をさらに備える。第2の電極金属225の組成をLED積層膜に応じて変化させて、例えば抵抗接点、トンネル効果接点などを得るのに適切な望ましい金属仕事関数を得てもよい。一例示的実施形態によっては、金属225はLED積層膜のn型ドープ半導体層と接触するのに適切なn型金属である。
【0023】
隣接する複数のLED要素230は、LED半導体積層膜の中にエッチング形成された溝で分離されている。溝の寸法/ピッチは表示装置組立体に組み込まれるLED要素の寸法を実質的に設定する。図2Bに説明するように、LED要素230の間の溝は金属電極225と210および半導体LED積層膜207全体を貫通して延び、各LED要素の側壁を規定している。LED要素側壁の上に誘電性の側壁スペーサー235が配置されている。側壁スペーサー誘電体235は任意の既知の誘電材料でよく、例えば、非結晶性Si/C、SiO、SiON、SiN、CDO、およびCDNなどがあるがこれらに限定されない。誘電性の側壁スペーサー235はLED要素の上に等方的に配置され、異方的にエッチングされて少なくとも部分的に自己整合した側壁を形成し、これが各LED要素の金属側壁および半導体側壁の上を覆っている。
【0024】
例示的実施形態によっては、各LED要素230の部品横幅Wは5μm未満にパターン形成されている。有利な実施形態では、スペーサー形成に利用する誘電材料の厚さを選択して、誘電スペーサー235の横方向の厚さすなわち幅Wが操作935(図9)でLED積層膜の中にエッチング形成された溝232の呼び横幅Wの半分未満に必ずなるようにする。スペーサーの幅の制限により、隣接するLED要素に面した2つの誘電スペーサーによって基板材料の一部が確実に溝の底に露出し、離型剤(例えば基板エッチング剤)が接触することができる。例示的実施形態によっては、Wは0.1μm未満である。
【0025】
LED要素230は、LED要素230を担体220から制御された取り外しができるように担体220に固定されている。LED要素の固定部材は隣接する部品の間の溝の中に形成されており、ここは例えばLED要素側壁の交差部であり、離型剤でLED要素の下部を切り落とすことができるようにしている部分である。溝の中を固定材料で埋め戻す、例えば回転塗布(spin-on)処理でLED要素230の上部表面と平坦にしてもよい。次に、平坦な固定材料をLEDの上部表面より下に凹ませてもよく、および/または複数の別個の固定部材にパターニングしてもよい。凹んだ固定部材はピックアップ操作中のμPnBヘッドの汚染を防ぎ、固定強度も下がるためピックアップ操作が容易になる。有利な一実施形態においては、固定材料は感光性の高分子材料(例えば、フォトレジスト)であり、これが溝の中にスピンコートされる。既知の技術、例えば、ブランケットアッシング(blanket ashing、正、負レジスト両方)、像反転(正レジスト)、またはブランケット現像(blanket development、負レジスト)でレジスト凹みを実現することができる。次に、図2Bに詳述のように、フォトレジストをリソグラフィーでパターニング(すなわち露光・現像)して、溝を埋め、隣接したLED要素230間の分離を維持する別個のLED要素固定部材245を形成する。LED要素230はまだ固定部材245だけで担体に貼り付いている。担体220に到達している固定部材245は空所249で囲まれており、この空所は各LED要素230の横方向全域すなわち設置面積にわたって広がっている。固定材料に感光性高分子材料を用いる例示的実施形態によっては、各固定部材245は高分子材料の柱であって、少なくとも2つの隣接したLED要素230を覆う側壁誘電体(スペーサー235)と接触している(例えば各固定部材245で一番近い4つのLED要素230を連結している)。図2Bに説明の形態では、LED要素230は、ピックアップしLED表示装置組立体に接合する準備が整っている。
【0026】
図2Cに説明した別の実施形態によれば、供給基板201Bは担体220に固定された複数のLED要素230も備える。各LED要素230もLED積層膜を備えるが、誘電スペーサー235はLED積層膜半導体208の側壁に沿って延び、p型ドープ半導体209に到達している。誘電スペーサー235によってLED積層膜半導体208は金属スペーサーから分離し、自己整合したp型金属電極210が得られる。一実施例として、Alおよび/またはAuを塩素系の乾式エッチング処理で電極210を形成し、Cu電極210とSiNスペーサー誘電体235はエッチングせずに残すことができる。自己整合した金属電極210はドープ半導体領域209との接触(例えばp接触)を維持する。金属電極210の横幅Wは、例えば0.1μm以下でもよく、数百ナノメートルが有利である。LED固定部材は部品230の間に配置され空所249で囲まれている。図2Cに説明の形態では、LED要素230は、ピックアップしLED表示装置組立体に接合する準備が整っている。
【0027】
図1に戻ると、操作108で受け取った対象基板はその表面の上に配列された複数のランドを備える。この対象基板は例えば大判の基板でよく、基板のそれぞれのランドは対象基板デバイスのある公称ピッチでパターン形成および/またはメッキ形成されている。供給基板の1つ以上のデバイスをピックアップして、例えば供給基板デバイスピッチよりもずっと大きな対象基板デバイスピッチで対象基板のランドに接合する。
【0028】
図3Aは、いくつかの実施形態によるμPnB対象基板301の例示的構造の断面図である。図3Bおよび3Cは、更なる実施形態によるμPnB対象基板301の2つの別の実施形態(301Aと301B)の拡大断面図である。μPnB対象基板301Aに、例えば供給基板201A(図2B)からピックアップしたLED要素を接合することができる。μPnB対象基板301Bに、例えば供給基板201B(図2C)からピックアップしたLED要素を接合することができる。
【0029】
まず図3Bを参照すると、対象基板301Aは担体305を備える。担体305は表示装置の背面でも、表示装置を作製するための一時的な基板でもよい。図3Bはさらに一時的な担体の実施形態を説明しており、担体305は剥離層314で覆われている。剥離層314は任意の犠牲材料でよく、一実施例ではPSA(後述の材料)である。また剥離層314は無機誘電層であり、例えば限定されないがSiOでもよく、例えば担体305と圧縮接合してもよい。組み立て後、LED表示装置組立体を剥離層314において取り外し、剥離後は担体305を再利用してもよい。したがって担体305は組み立てに適した当技術分野で知られている任意の基板材料でよく、希望する表示装置面積を収容する十分な平坦性と広さがあればよい。図3Aに説明した例示的実施形態はさらに誘電保護層327を備えて、組み立ておよび担体305から剥離後のLED表示装置組立体を保護する。例示的保護層材料には、SiON、SiN、およびCDNがある。別の実施形態では誘電保護層327はない。
【0030】
担体305の上に配置されているのは第1の金属製相互接点を有する表示装置背面接合部であり、この第1の金属製相互接点が、第1のLED電極を表示装置背面(例えば、駆動回路、読み書き用トランジスター、および/または個別の電子素子など)に接続する。図3Aに説明した例示的実施形態では、第1の金属製相互接点340は担体305の上に配列された複数のパッドである。LED表示装置が5×5μmのLED要素配列を備える一例示的実施形態では、第1の金属製相互接点340はピッチが約25μmの10μmの金属パッドでもよい。第2の金属製相互接点345も担体305の上に(例えば、類似のピッチで)配列された金属パッドでよい。第2の金属製相互接点345は第2のLED電極に電気的に接続されるため、第1の金属製相互接点340と電気的に隔離するべきである。
【0031】
実施形態によっては、μPnB対象基板は複数のランドを有する。これには半田付け機構または導電性接着要素が含まれる。対象基板301Aは、金属製相互接点340に塗布された導電性接着剤350を説明している。導電性接着剤350は、LED表示装置組立体がLED要素の周りに組み立てられる間、LED要素を受け取り、接合対象基板に貼り付ける。例示的実施形態によっては、導電性接着剤350は金属製相互接点340の1つをLED要素の第1の(背面)側の金属電極に電気的に接続する。有利な一実施形態によっては、導電性接着剤は感光性導電膜(例えば、導電フォトレジスト)などの構造的接着剤である。そのような材料の一実施例は導電性高分子材料(例えば、ポリアニリン)でドープされたフォトレジスト(例えば、SU−8 25)である。一部の導電フォトレジスト形成は技術文献に1オーム・cmの抵抗率があると記述されている。この抵抗率で、本明細書の実施形態に従って用いる約0.5μm厚の導電性高分子材料に与え得る寄生的電気抵抗の範囲は、5×5μmのLED要素で〜200オームが予測される。この抵抗値は、この寸法の部品の場合の一般的な(p型)接点抵抗(例えば、>2キロオーム)よりも十分に小さい。導電性高分子材料部品のパターニングと整合は重要ではない。例示的な10μmの金属製相互接続パッドの場合、導電性高分子材料部品の横方向寸法は10〜15μm、そのピッチは25μmでもよい。
【0032】
図3Bに説明した別の実施形態でも、対象基板にダイを永久に貼り付ける導電性接着剤350の代わりに半田機能351を採用している。半田機能351は半田材料の柱または他の構造あるいは半田材料の積層品でもよく、ミリメートル規模のピック&プレース/圧縮接合技術に用いられる任意の高温(例えば150℃超)接合過程に耐えることが分かっているものでよい。一例示的実施形態では、半田機能351はインジウム(In)を含み、160〜180℃の範囲で溶解する。半田機能351はさらにAu層を含んでもよい。Auも類似の温度で溶解して、(再)溶解温度が著しく高いAu−In合金を形成する。またAu−Tiの二重層で同様の性能を得てもよい。しかし半田材料が何であれ、比較的高温の半田付けは本明細書に記載のμPnB技術に追加の制約を与えることに注意が必要である。例えば、絶縁体333は(例えば少なくとも190℃まで)高温安定性があり、高温接合技術を利用することができることが好ましい。一実施例によれば、絶縁体333はSU−8などのフォトレジストである。
【0033】
一実施形態では、μPnB対象基板はさらにダイランドの傍に少なくとも1つの機械的絶縁体を備える。そのような絶縁体は供給基板のダイランドごとにその傍にある必要はなく、例えばμPnBヘッドと対象基板の平面的結合を確実にするだけの十分な密度で対象基板の上にまばらに分散していてもよい。図3Bは一例示的絶縁体333を説明しており、このz方向高さは、ダイ(LED)ランドのz方向高さに、μPnBヘッドの面に相対的にランドに取り付けられるダイ(LED要素)のz方向高さを加えた向高さよりも大きい。この機械的絶縁体はダイとランドの間の最終的なz方向高さを決定せず、μPnBヘッドの表面に機械的な停止位置を設け、後述のダイを提供するという点で、従来の破壊制御器と区別してもよい。ダイランドのz方向高さが数ミクロン以下(例えば、約1μm)の例示的実施形態では、絶縁体333はダイz方向高さが6μm以下で、μPnBヘッド(例えば、図5BのLED230)から5μm延びていてもよい。ある実施形態によっては、絶縁体333は犠牲材料であり、ダイ接合の後で除去される。そのような一実施形態では、絶縁体333は感光性(例えば、限定されないがSU−8などのフォトレジスト)である。そのような実施形態では、絶縁体333をリソグラフィーでパターニングし、露光し、その後、既知の技術で除去してもよい。
【0034】
他の一実施形態によれば、光透過性接着剤を用いてダイを対象基板に取り付ける。図3Cを参照すると、接合対象基板301Bは同様に金属製相互接点340、345を備え、例えば担体305の表面の上に、実質的に対象基板301Aで先に説明したピッチおよび寸法で配列されている。この例示的実施形態では、対象基板301Bは表示装置カバー375を備える。表示装置カバー375は表示装置カバー用途に適することが分かっている任意の材料でよく、例えば限定されないがガラスおよびサファイヤ(Al)である。対象基板301Bはさらにタッチセンサー層370を備えてもよい。タッチセンサー層370には金属製相互接点340、345があり、表示装置カバー375の上に配置されている。各ダイランドは導電性接着剤または半田の代わりに光透過性接着剤352を備える。図2Cの基板201BのLEDはそのような対象基板への接合に適したものである。有利な一実施形態では、LED発光は表示装置カバー375の方を向き、光透過性(例えば透明な)接着剤352を通過する。
【0035】
図1に戻ると、μPnB組立法101は操作110のダイピックアップで再開し、μPnBヘッドの複数の台座が供給基板に固定された複数のダイまたはデバイス要素と整合する。図4A図4B、および図4Cは、例示的LED実施形態によるμPnB法101のピックアップ操作を実行するときの例示的操作の断面図である。図4Aに示すように、μPnBヘッド401はμPnBヘッド基板407の上に配列された複数の一体型微小工具380を備える。微小工具380は対象ピッチPで配置されており、このピッチは接合対象基板の特定のランドのピッチと一致または適合するように予め決定されている。さらにこの台座ピッチPは供給基板の複数の供給デバイス(LED要素)のピッチであるため、複数の微小工具380は複数のLED要素230と同時に整合することができる。
【0036】
図1に戻ると、μPnB組立法101は操作115で再開し、複数の供給ダイがμPnBヘッド台座に接触し、感圧接着剤(PSA)で接着される。本明細書で用いるように、PSAは圧力を加えると接着剤と被着材(例えば台座表面および/またはダイ表面)を接着する接着剤である。PSAは永久接着に用いる構造接着剤と異なる。構造接着剤は例えば溶剤の蒸発、UV放射による反応、成分間反応、または温度設定などの処理で硬化するが、PSAの活性化には、溶剤(例えば水)、熱、他の処置(例えば、UV)など一切不要である。PSAと被着材が近づくと分子間相互作用(例えば、ファンデルワ−ルス力)により接着が完結する。一般に感圧接着剤はその剪断抵抗力と剥離抵抗力ならびに初期接着力に特徴がある。接合強度はさらに、接合面の化学的性質、および複数のダイをμPnBヘッド台座に押し付ける圧力の大きさに影響を受ける場合がある。有利な実施形態によれば、操作115で使用されるPSA材料は高温安定性があり、後でダイを対象基板に接合するのが容易になる。一例示的実施形態によっては、操作115で使用するPSA材料は少なくとも180℃まで、理想的には250℃以上(例えば、300℃)の安定している。操作115で使用するPSA材料は、ダイと台座の接合を高いダイ接合温度に維持するのに十分な剪断強度がある。一例示的実施形態によれば、操作115で使用するPSA材料はシロキサン重合体(Si−O−Si)を含むシリコン系材料である。さらに図4Aに示すように、μPnBヘッド401は、微小工具380の接合面をLED要素230の接合面と接触させるためz方向に変位している。PSA材料をこれらの接合面の少なくとも一方に予め塗布しておき、供給基板201とμPnBヘッド基板407の間で押圧する。
【0037】
図1に戻ると、μPnB組立法101は操作120で再開し、ダイが台座にPSA材料で接着されている間にμPnBヘッド台座を供給基板に対して相対的に変位させることによって、ダイと供給基板の間の固定部材を破壊する。PSA材料の剥離強度は供給基板固定部材の接合強度と同程度であり、PSA接合は供給基板固定部材を確実に破壊することができる。例示的μLED実施形態によっては、適切に選択した固定材料および適切に設計した構造では、PSA剥離強度は1N/cmを越えないことが適切である場合がある。一例示的実施形態によっては、5μm×5μmのLEDの固定力は10μN未満で、これに対して剥離力は100μNで0.2N/cmの剥離強度がある。さらに図4Cに示すように、μPnBヘッド401を供給基板201に対して相対的に少なくともz方向に変位させる。一部の実施形態によっては、固定部材剪断強度に打ち勝つため、μPnBヘッド401を供給基板201に対して相対的に横方向にも変位させてよい。操作120が完了すると、PSA接合によって複数のLED要素230が複数のμPnBヘッド微小工具380に貼り付いている。
【0038】
図1に戻ると、μPnB組立法101は接合工程で再開し、操作120でピックアップしたダイを次に対象基板に移送する。操作125では、μPnBヘッド台座に貼り付いた複数のダイを接合対象基板のランドと整合させる。操作130では、複数のダイを接合対象基板のランドに貼り付ける。操作130はミリメートル規模のダイに適することが分かっている任意の半田接合処理/圧縮接合処理が必要な場合がある。図5A、5B、および5Cは、例示的LEDの実施形態によるμPnB法101の接合操作を実行するときの例示的操作の断面図である。図5Aに示すように、対象ピッチPの微小工具380の複数の作用面が接合対象基板301の複数のランドと整合する。図5Bは、μPnBヘッド401を対象基板301に押し付けるときの対象基板301に接続されているLED要素230を説明している。一実施例によれば、対象基板301を半田リフロー温度/溶解温度より僅かに低温まで加熱し、μPnBヘッド401を半田リフロー温度より高温に加熱する。μPnBヘッド401と対象基板301を加圧してもよい。μPnBヘッド401は半田機能を局部的に半田リフロー高温より高温に加熱して半田接続しその後冷却する。代わりに操作130で接着接合処理を実施してもよく、対象基板またはダイに予め塗布された構造接着剤のUV硬化または熱硬化、および/または乾燥などを含み、この処理をダイが一時的にμPnBヘッド401に貼り付いている間に実行する。有利な一実施形態によっては、室温圧縮接着を用いて複数のLED要素230を対象基板301の導電性接着剤部品に貼り付ける。別の一実施形態によれば、最初の接合に室温接合を用い、次に導電性接着剤を高温(例えば、140〜180℃)硬化および/またはUV硬化させる。
【0039】
図1に戻ると、操作135で、各微小ダイ/チップと各組立体ヘッド台座の間のPSA接合を破壊すなわち無効にして、ダイを対象基板に貼り付いたたまま残す。例示的一実施形態によれば、ダイがランドに貼り付いている間にμPnBヘッド台座を対象基板に対して相対的に変位させることによってダイとμPnBヘッド台座の間のPSA接合を離す。図5Cにさらに説明した一実施形態によれば、μPnBヘッド401を対象基板301に対し相対的に横方向(例えば、y次元)および縦方向(例えば、z次元)に同時に変位させることによって、μPnBヘッド台座をダイから剥離する。剥離力を複数の因子で精密に制御してもよい。そのような因子にはダイの設置面積があり、これは円形でもよく、剥離力は最初小さく、ダイの最大直径でのみ生じる最大力よりも常に小さいことが有利である。μPnB組立ヘッドを剥離したとき、一部のPSAが微小ダイ上面599または台座380の表面に残留する場合がある。そのようなPSA残留物は、PSAが接合過程の間安定していれば溶剤で除去してもよい。除去しなければPSA残留物はダイ上面599の広範囲に残留する場合がある。したがってダイの少なくとも一部にそのような残留物が存在することは、本実施形態によるPSAを用いた組立法を示すことになる。
【0040】
別の実施形態によれば、PSA材料と接している犠牲材料を分解して、ダイとμPnBヘッド台座の間のPSA接合を破壊する。有利な一実施形態によれば、この犠牲仲介材料はPSA材料のダイ側にある。このためPSA材料はμPnBヘッド台座に残り、方法101をその後反復する間に再利用することができる。一実施例として、犠牲仲介材料は熱分解性材料で、ダイに予め塗布されている。熱分解性材料は操作135で熱分解してもよい。さらに後述するように、ポリカーボネートは熱分解性材料の一例であり、これを用いてμPnBヘッド台座とダイを250℃以上の温度で効果的に分離してもよい。そのような一実施形態では、接合操作130に用いられる高温度(例えば<250℃)は熱分解性材料を分解するには不十分だが、(再)溶解温度が熱分解性仲介材料の熱分解温度より高い(例えば>350℃)半田合金の形成(例えば>160℃)には十分である。操作130で(例えば180〜200℃で)高い溶解温度の合金を形成すると、操作135では、より高温度(例えば250〜300℃)まで加熱して犠牲材料を熱分解することが必要になる場合がある。
【0041】
その後、ダイ(例えば、LED要素)を対象基板の全てのランドに接合するまで、μPnB組立法101の上記のピックアップと接合の操作を繰り返してもよい。全ての供給ダイを対象基板に取り付けたら、対象基板をさらに処理して、そこに組み込まれた微小デバイスを完全に相互接続および/または封止してもよい。μPnB組み立てを容易にするために対象基板に作った任意の補助構造(例えば、絶縁体333)は取り外してもよい。
【0042】
特に、μPnB組立法101の成功には、供給基板および対象基板が十分な平坦度を有することかつ/あるいはμPnB組立ヘッドが十分な平坦度を有することが少なくとも一部寄与する。有利な実施形態によれば、μPnB組立ヘッドは微小工具を備え、この微小工具は、μPnB組立ヘッド台座と対象基板の間の閾値の非平坦性を許容することができる。図6Aは、実施形態によるμPnB組立法101の実行に使用可能な一例示的μPnB組立具601の立体図である。図6Bは、PSA材料をμPnB組立ヘッド台座に供給するためのある実施形態によるμPnB組立具601に組み込まれたμPnB組立ヘッド401を作製する方法602を説明する流れ図である。図7A〜7Gは、第1の実施形態による方法602から選択した操作を実行するときの一例示的μPnB組立ヘッドの断面図である。図8A〜8Dは、別の実施形態による方法602から選択した操作を実行するときの一例示的μPnBヘッドの断面図である。
【0043】
まず図6Aを参照すると、μPnB組立具601はμPnB組立ヘッド401に装着されたダイ圧縮接合器655を備える。図6Aに説明した実施例によれば、圧縮接合器655は多関節ロボットアームまたはガントリー680を備える。代表的な熱圧縮接着工具の場合、ガントリー680は、この熱圧縮接着工具をXYZ方向周りに移動させる機構および接合ヘッドの面を調整するジンバルを備える場合がある。ミリメートル規模の接合機接触面670は、例えば精密に平坦加工された真空ブロック660を介してμPnB組立ヘッド基板407の背面と一体になる。真空ブロック660は複数の気体通路665を備えており、接合機接触面670とμPnB組立ヘッド基板407の間の圧力/真空を制御する。これによりμPnB組立ヘッド基板407が接合器655に貼り付いている間、微小工具380が作用面を提供する。後述の例示的実施形態によれば、各微小工具380は微小ダイに接触する台座を備え、この台座は屈曲部材に連結されていて、完全な平坦ではない供給基盤および対象接合基盤に倣う。
【0044】
μPnB組立具601は、任意の既知のピックアップ・配置/圧縮ダイ接合器を操作して最初にμPnB組立ヘッド401を持ち上げることによって構成されてもよい。μPnB組立ヘッド401を連続的に接合供給基板と接合対象基板に置くことを繰り返し、そのたびに供給基板と対象基板の間で複数の微小ダイを移送する。μPnB組立ヘッド401を接合供給基板に置いたとき、ヘッド401の微小工具は一時的に供給ダイと(例えば、PSA材料で)接合して供給基板の固定を破壊する。接合器655によりμPnB組立ヘッド401が接合対象基板に(再度)置かれると、ダイと対象の間で形成された永久接合のためにμPnB組立ヘッド401との一時的な接合が壊れる。その後、接合器655によりμPnB組立ヘッド401が接合供給基板に(再度)置かれ、別のμPnBを繰り返す。μPnB組立ヘッド401が古くなると、(例えば、接合供給基板と対象基板の間の1回以上の配置の後)、接合器655は微小ダイμPnBを繰り返す間に古いμPnB組立ヘッド401を落とし、交換用のμPnB組立ヘッド401をμPnBヘッドトレイから受け取る。この方法では、μPnB組立ヘッド401は、ミリメートル規模の任意のダイの場合と同様、圧縮接合器655と相互作用を行う。しかし、接合器655に持ち上げられたμPnB組立ヘッド401はさらなる段取りで圧縮接合器655がμPnB組立法(例えば、μPnB組立法101)を実行できるようにする。
【0045】
図6Bはさらに、台座が屈曲部材に連結された微小工具をμPnB組立ヘッド基板に一体的に作製する、μPnB組立ヘッド製造法602を説明している。操作605で受け取るヘッド基板はMEMS製造に適した任意の基板でよく、例えばいくつか上げれば、ガラス、シリコン、ゲルマニウム、SiGe、GaAsなどのIII−V化合物、InP、GaNなどのIII−N化合物、3C−SiC、およびサファイヤなどがあるがこれらに限定されない。図7Aに説明した別の有利な一実施形態によれば、ヘッド基板407はガラスまたは結晶性シリコンを含み、その平坦度は8×25mmあたり0.1μm未満である。例示的実施形態によっては、ヘッド基板の平坦度は、シリコン基板表面を熱で酸化して化学量論的二酸化ケイ素(SiO)層718をヘッド基板407上に配置することによってさらに向上する。
【0046】
図6Bを再度参照すると、μPnB組立ヘッド製造法602は操作610で再開し、ヘッド基板に配置した低応力の材料層に誘電体基層を積層する。例示的実施形態は誘電体基層と低応力層の両方を説明しているが、別の実施形態(例えば、PSA材料層の厚さがコンプライアンスを得るのに十分な厚さである実施形態)ではこれらの下地層はなく、次の材料層(例えばPSA)が基板に直接積層されている。低応力の材料およびその上の誘電体基層を方法602の一部として積層してもよく、あるいは操作605で受け取る基板が材料の片方または両方を含んでもよい。低応力の材料層は屈曲部材の形成に適した任意の成分でよく、任意の既知のMEMS/IC製造技術を用いて制御することができるばね定数を有する成分であればよい。例示的一実施形態によれば、低応力の材料は厚さがほぼ1μmのAl/Cu合金膜である。低応力の材料層は必要なら焼き鈍ししてもよい。他の例示的一実施形態によれば、低応力の材料はSOI基板のシリコンデバイス層である。低応力の材料層の上に積層された誘電体基層は、1〜5μmの厚さに被覆することができる高温安定性(例えば250℃を越える高温安定性)がありパターニングし易い材料であれば有利である。有利な実施形態によっては、誘電体基層材料は有機高分子材料であり、ヘッド基板にスピンコートすることができ、その後硬化および/または乾燥することができる材料である。例示的一有機高分子材料はポリミイド(PI)である。
【0047】
操作615では、基板の上に(例えばヘッド組立法材料積層の上に)PSA材料を積層する。PSA材料は、剥離力が用途に適した(例えば1N/m未満の)任意の既知の材料でよい。PSA材料が高温のダイ接合に耐える別の実施形態では、PSA材料は高温で安定性がある。例えば、PSA材料は上記のようにシリコン系材料でよい(例えば、シロキサン重合体)。有利な実施形態では、シリコン系高分子材料混合物をヘッド基板上にスピンコートすることによってPSA材料を塗布し、次にその混合物を硬化および/または乾燥してPSA材料層を形成する。
【0048】
図7Bは、操作610の後のヘッド基板をさらに説明しており、低応力の材料層721(例えば、AlCu)をシリコン基板407の化学量論的SiO層718の上に積層する。高温安定誘電体基層723を低応力の材料層721に積層し、キャッピング層727を誘電体基層723に積層する。必要ならキャッピング層727で誘電体基層723と上部PSA層731(図7C)が分離されていれば有利である。誘電体基層723とPSA材料層731の組成に応じて、仲介材料(例えば限定されないがSiON)で接着を改善してもよく、および/またはPSA層731と誘電体基層723の両方またはその片方のパターニングを容易に実施できるようにしてもよい。PSAをμPnBヘッドではなくLEDに載せる一実施形態では、層727の材料を選択して接着性および剥離力を微調整してもよい。有利な実施形態によれば、層727の材料を選択して、誘電体基層723以外に作られた台座の面を光学的に計測して検出することができるようにすることができる。例えば、金属層727は鏡の働きをすることができ、近隣の層723と731と光学指数が異なる誘電層で屈折を強めて信号を改善することができる。
【0049】
図6Bに戻ると、μPnBヘッド製造法602は操作620で再開し、少なくともPSA層さらに(存在するなら)その下の誘電材料層をエッチングして(存在するなら)低応力層を露出させることにより、複数のμPnBヘッド台座をパターニングしてヘッド組立体を形成する。図7Dは低応力層721に接して配置された台座741を説明している。台座741は、対象の接合基板の用途に応じて他の台座(図示せず)と寸法が異なっていても他の台座から離れていてもよい。例えば、台座741が、横寸法が1〜5μmのμLEDをピックアップする実施形態では、台座741の横寸法(例えば、y寸法)も1〜5μmである。有利な一実施形態では、台座741の設置面積は円形で直径は約3μmである。台座741をパターニングするために、フォトレジストを材料層731の上にスピンコートしてもよい。一部の実施形態によれば、薄い酸化層(図示せず)をPSA材料層731の上に配置してPSA材料と相性が悪いレジスト処理を容易にする。PSA材料は乾式エッチングまたは溶剤のどちらで除去してもよい。ポリミイドの実施形態では、誘電体基層723は感光性ポリミイドである。PSA材料のパターニングに用いたものと同じマスクおよび同じ露出でポジ型の感光性PIをリソグラフィーでパターニングしてもよい。ポリミイドの実施形態(例えば、非感光性PIの実施形態)によれば、このパターニングは、キャッピング層727とPSA層731を除去した後に、任意の既知の乾式エッチングを伴う場合がある。
【0050】
図示の例示的実施形態では、PSA材料層731は誘電体基層723と実質的に同じ横方向寸法を有するが(すなわち台座側壁はほぼ垂直)、別の実施形態では、台座741を厚くし(例えば、1μmではなく5μm)、その側壁をPSA材料層731の横方向寸法が誘電体基層723より小さい正勾配にパターニングして、台座のコンプライアンスを改善してもよい。さらに別の実施形態によれば、誘電材料723は二層構造で、その第1の層の下部は第2の層よりも横方向に切り取られている。例えば、二層の誘電材料の下側の層の下部を、二層の誘電材料の第2の層の横幅の少なくとも10%〜30%に等しい量だけ切り取ってもよい。台座の下部の切り取りの一例を図7Eに点線で説明する。台座の下部を切り取って誘電体基層と屈曲部材の接触部の面積をPSA材料の露出表面積より小さくして、台座の内部応力をさらに有利に低減してもよい。このよう応力を緩和することにより、剥離された屈曲部材の上で台座が安定し、複数のヘッド台座の間の十分な平坦度を維持して、供給基板/対象接合基板と確実に良好に接触するようにできる。台座の下部の切り取りは台座のコンプライアンスも改善することができる。台座の下部を切り取るのは低応力層に屈曲部材をパターン形成する前でも後でもよい。
【0051】
図6Bに戻ると、μPnB組立ヘッド製造法602は操作630で再開し、低応力層(もし在れば)をパターニングして複数の屈曲部材を形成する。各屈曲部材は少なくとも1つの台座に物理的に接続している。屈曲部材と台座は一緒に微小工具380(図4A、6A)を形成する。屈曲部材はμPnB組立操作中に組立ヘッド基板に対して相対的に弾性変形/屈曲する。この屈曲部材は、供給接合基板および/または対象接合基板の閾値内の平坦度を十分に許容するのに十分なコンプライアンスすなわち移動性を台座に与え、したがって各台座は、供給/対象基板上のデバイスおよび/またはランドパッドと接触することができる。例示的実施形態によれば、各屈曲部材は基板表面に垂直な方向に少なくとも0.1μmだけ弾性変形することができる。各屈曲部材は、ダイのピックアップ、接合、ヘッド分離に望ましいばね定数と十分な強度を実現する低応力材料膜厚に適合した横方向寸法で作ってもよい。PSA材料の剥離強度が1.0N/cm以下の例示的実施形態では、ばね定数が100〜600N/mになるように各屈曲部材の寸法を決める。屈曲部材の寸法は台座を支持する寸法である。言い換えれば、台座の基部は屈曲部材に接して完全に浮いており、組立ヘッド基板に屈曲部材だけで繋がっている。
【0052】
一実施形態では、操作630の各屈曲部材の作成は、低応力層の一部をエッチングしかつ基板に凹みをエッチング形成して、台座の下の屈曲部材の根元を切り取る。そのようにすると、屈曲部材は凹みの上に延びて基板の表面に対し垂直方向に撓むことができるようになる。図7Eおよび7Fは屈曲部材の区切りと取り外し後の例示的な微小工具380を説明している。図7Gは複数の微小工具380の平面図を説明している。図7Eに示すように、低応力層721に取り外し開口780を形成する。台座741の下に凹みすなわち空所785を形成する。これにより低応力層721は薄膜すなわち隔膜を形成し、これが凹み785の上に台座741を支持する。さらに図7Gの説明のように、低応力層721はパターニングされて離散した複数の薄膜部を形成する。有利な一実施形態によれば、凹み785だけを各台座741の周りに離散的に規定し、低応力層721と層718はμPnB組立ヘッドの上に連続していてもよい。層721と718を除去しないことによって、基板407の形状は減り、計測および機械的停止333(図5A)の基準面として利用し易くなる。この例示的実施形態は円形の屈曲部材を説明しているが、屈曲部材は他の形状でもよく、基板の表面に接触している2つの固定点の間の屈曲部材領域に台座が繋がっていればよい。別の一実施形態によれば、この台座は固定点が1点(例えば、片持ち梁状の固定点)だけの屈曲部材でもよく、あるいは固定点が離散して(例えば、橋状に)2点ある屈曲部材で基板に繋がっていてもよい。
【0053】
図8A、8B、8C、および8Dは、別の実施形態による方法602(図6B)から選んだ製造操作を実行するときの例示的μPnBヘッドの断面図である。図8Aは、開始材料として受け取られる例示的なシリコン被覆絶縁体(SOI:silicon-on-insulator)基板807を説明している。SOI基板807は、(単)結晶性シリコン基板基部805から誘電層718(例えば、SiO)で分離された(単)結晶性シリコンデバイス層821を備える。台座材料膜すなわち積層膜を、実質的に上記のようにSOI基板807の上に積層する。例示的実施形態によっては、誘電材料731は感光性PIである。障壁層727(例えば、TiN)を誘電材料723に積層し、PSA材料731を誘電障壁層727に積層する。台座材料積層膜の上にフォトレジストの目印を形成する。有利な一実施形態によれば、フォトレジスト積層の前に薄い誘電層(例えば、SiO)をPSA731に積層することができる。この中間層はレジストとPSAの間の化学的不適合をなくし、レジスト接着を改善し、さらにその後のパターニングのためのハードマスクとしても機能し得る。SiO中間層は、埋め込んだ酸化物718の下部を切り取るエッチングの途中に容易に除去することができる。露出したままのPSA材料731および障壁層727を除去し、誘電材料731を液に浸して台座741のパターニングが完了する。
【0054】
パターニングの後、多数のポリミイド材料を高温で硬化させなければならない。PSA731の硬化温度が高い一部の実施形態では、層727と731の積層前にPIを硬化させる。その後、層727と731の除去後に、硬化したPIを上記の液に浸漬せず乾式エッチングしてもよい。図8Cに説明した例示的実施形態では、誘電体基層とPSAの両方あるいは片方を、側壁を正勾配にして印刷する。そのような実施形態では、台座基部の横方向寸法は台座上面のPSA材料より大きく、機械的安定性が改善する。さらに図8Dに説明するように、台座741の下に配置されたデバイス層821の一部をエッチングして誘電層718のアンダーカットエッチ用の穴を開けて、基部基板705から分離して屈曲部材を形成する。これで微小工具380がほぼ完成し、複数の一体型微小工具380を備える一体型の組立ヘッド基板はデバイスの分離とピックアップの準備が整う。
【0055】
上記のように、一部の実施形態によっては、PSA層731が十分に厚いだけで十分に平坦な供給基板と対象基板に適切なコンプライアンスが得られ、屈曲部材の複雑さを避けることができる。そのような実施形態によれば、微小工具380は台座741だけを備え、下部の屈曲部材を持たない。そのような特定の実施形態では、基板805はデバイス層821も仲介誘電層718も持たない標準的な結晶性シリコンウエハーでよい。
【0056】
いくつかの実施形態では、μPnB供給基板はPSA材料を含む。PSA材料をμPnB組立ヘッドに組み込むことに加えあるいはその代わりに、PSA材料を供給基板に組み込んでもよい。図9は、組み立てに適した結晶性LED要素を備えるμPnB供給基板を組み立てて表示装置を作製する方法901を説明する流れ図である。図10A〜10Kは、実施形態による方法901の操作を実行するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。同じ技術を任意の微小デバイス・ダイ(例えば、任意の微小寸法のICまたは光学チップなど)に応用してもよい。
【0057】
方法901は、操作905で受け取った半導体LED積層膜からLED供給基板を生成するのに適したウエハー規模の処理を行う。半導体LED積層膜は、エピタキシャル基板を覆って一体構造体(例えばLEDエピウエハー)を形成している連続膜でもよい。一般に、任意の既知の半導体LED積層膜を用いることができる。図10Aに説明した例示的実施形態によっては、エピウエハー1001は、エピタキシャル基板1005と、緩衝層1006と、緩衝層1006にエピタキシャル的に成長させた半導体LED積層膜207とを備える。複数の実施形態によれば、LED積層膜207は1つ以上の半導体ヘテロ接合を含み、例えば図2Aの文脈で記述したように量子井戸を形成している。エピタキシャル基板1005はLED半導体積層膜を成長させるのに適することが分かっている任意の基板でよい。例えば、基板1005は様々な材料でよく、例えばシリコン、ゲルマニウム、SiGe、GaAsなどのIII−V化合物、InP、GaNなどのIII−N化合物、3C−Si/C、およびサファイヤなどがあるがこれらに限定されない。緩衝層1006は、エピタキシャル基板1005の組成/微小構造からLED積層膜207の組成/微小構造に遷移するのに適する任意の既知の構造でよい。
【0058】
図9に戻ると、方法901は操作910で再開し電極金属をLED積層膜に積層する。電極金属の組成をLED積層膜に応じて変化させて、例えば抵抗接点、トンネル効果接点などを得るのに適切な望ましい金属仕事関数を得てもよい。例示的一実施形態によれば、操作910で積層される金属はLED積層膜のp型ドープ半導体層と接触するのに適したp型金属である。操作910で、任意の既知の積層技術、例えば限定されないがPVD、CVD、電気分解、または化学めっきなどを用いてもよい。さらに図10Bに説明するように、LED積層膜207のp型ドープ半導体層の上にp型金属膜210をブランケット積層する。
【0059】
図9に戻ると、方法901は操作915で再開しLED膜と金属電極層を担体に結合する。操作920でLEDと金属電極層をLEDエピ基板から離す。操作915と920はウエハー規模の薄膜遷移を実行し、LED積層膜を2つの対向した金属電極の間に挟むことができるようにする。操作915では、当業者に知られている任意の技術を用いてLED膜と電極層を担体に結合してよい。一実施形態では、担体にLED膜と電極層を積層し、任意の(熱)圧縮接合技術で接続する。別の一実施形態では、LED膜/電極層と担体を静電気および/または接着により接続する。さらに図10Cに説明したそのような一実施形態では、接合材料層1012は第2のPSA材料(例えば、耐熱性シリコン系PSA)である。金属電極210または担体220の少なくとも一方のの上に接合材料層1012を塗布する。その後、接合材料層1012を担体220とデバイス材料積層体の間で圧縮する。圧縮は、接着接合の場合は室温でよく、無機(例えば、SiO)接着の場合は温度が高くてもよい。接着接合の有利な実施形態によっては接着材料を静電担体で加える静電気固定力で圧縮してもよい。静電担体を使用して後続のエピタキシャル基板の取り外し時の十分な平坦度を確保してもよい。エピタキシャル基板を除去したら、接着剤固定に応じて、固定電圧を放電してもよい。任意の既知の静電担体、例えば電極を埋め込んだガラス担体を用いてもよい。当業分野で既知の任意の技術を用いてLED膜/金属電極層をエピタキシャル基板から分離して、図10Dに説明した構造に到達してもよい。例えば、レーザーリフトオフ(laser liftoff)またはCMP/研磨と洗浄を用いてエピタキシャル基板を除去して、LED積層膜207の第2のドープ半導体領域(例えば、n型ドープ層)を露出させてもよい。
【0060】
図9に戻ると、方法901は操作925で再開し、操作920で露出させたLED積層膜の表面の上に第2の金属電極膜を積層する。第2の電極金属の組成をLED積層膜に応じて変化させて、例えば抵抗接点、トンネル効果接点などを得るのに適切な望ましい金属仕事関数を得てもよい。例示的一実施形態によれば、操作925で積層した金属はLED積層膜のn型ドープ半導体層との接触に適したn型金属である。操作925で、任意の既知の積層技術、例えば限定されないがPVD、CVD、電気分解、または化学めっきなどを用いてもよい。図10Eにさらに説明するように、LED積層膜207のn型ドープ半導体層の上にn型金属膜225を積層する。
【0061】
図9に戻ると、方法901は操作930で再開し、PSA材料を第2の金属電極膜の上に積層する。PSA材料層の上に保護キャッピング材料をさらに積層してもよい。PSA材料は上記のいずれでもよく、例えば限定されないが耐熱シリコン系PSAでもよい。例示的実施形態によっては、シロキサン重合体(またはその前駆体)を含む混合液を任意の回転被覆処理を用いて第2の金属電極膜の上に塗布する。その後PSA混合液を硬化させ、および/または乾燥させてPSA材料層を形成する。特定の実施形態によっては、PSA材料層を1〜5μmの厚さまで積層する。キャッピング材料は任意だが、後のフォトリソグラフィーが可能で、かつ後続の処理中にPSA材料の腐食を防ぐことができれば有利である。キャッピング材料はこの目的に適することが当技術分野で知られている任意の材料でよい。任意の低温積層技術、例えば限定されないがPVDおよびCVDを用いてキャッピング材料をPSA材料の上に積層してもよい。図10Fはさらに、n型金属LED電極膜225の上にブランケット積層したPSA材料1027、およびPSA材料1027の上にブランケット積層した炭素ドープ窒化ケイ素(CDN)膜1035を説明している。
【0062】
図9に戻ると、方法109は操作935で再開し、ここでは溝をエッチング形成してLED半導体積層膜積層体に複数のLED要素を形成する。操作935では、任意の既知のフォトリソグラフィーマスクのパターニングおよび薄膜エッチングを用いてもよい。操作935でのマスク形状の寸法によって、表示装置に組み込まれるLED要素の寸法が実質的に決まる。PSA材料のエッチングは乾式処理でも湿式処理でもよい。湿式化学エッチングには等方性のエッチング特性があり、この特性によってLED要素間の溝の縦横比がPSA材料の厚さに応じて小さくなり、厚いPSA材料(例えば2μm〜5μmの材料)を用いて台座のコンプライアンスを上げる場合に有利である。
【0063】
操作940では、LED要素側壁に誘電性側壁スペーサーを形成する。任意の既知の誘電材料、例えば限定されないが非結晶性Siまたは炭素、SiO、SiON、SiN、CDO、およびCDNをLED要素の上に共形的に積層してもよい。その後、選択した誘電材料に適することが当業分野で既知の任意の異方性エッチング処理を用いて異方性エッチングを実施して、各LED要素の金属および半導体側壁の上を覆う、少なくとも部分的に自己整合した側壁を形成する。
【0064】
図10Gは、誘電スペーサーで区切りし密閉した後の結晶性LED要素230の断面図である。湿式エッチングした形状1082を点線で説明している。キャッピング層1035は除去されており、スペーサー235はLED要素側壁だけを覆っている。そのような一実施形態では、PSA1082はキャッピング層で保護されていないため、接合層1012の組成はPSA1082と異なるのが有利である。例えば、接合層1012を別組成の別のPSAにして、PSA1082を越える選択性がある溶剤で除去できるようにすることができる。あるは、接合層1012はHFで除去可能なSiOでもよい。例示的実施形態においては、各LED要素230の部品横幅Wを5μm未満にパターン形成する。さらに図示のように、スペーサー誘電体235(例えば、CDN)はLED要素230上の自己整合した側壁誘電体被覆の役目をする。キャッピング層1035を備える実施形態では、LED要素230の6面のうち5面を1種以上の誘電材料(例えば、CDN)で密閉してもよい。有利な実施形態では、スペーサー形成に用いる誘電材料の厚さを選択して、誘電スペーサー235の横方向の厚さすなわち幅WがLED積層膜の中にエッチング形成された溝1040の呼び横幅Wの確実に半分未満になるようにする。スペーサー幅を制限することにより、隣接するLED要素に接している2つの誘電スペーサーは、溝1040の底に露出した基板材料(例えば、接合/離型材料1012)の一部から確実に離れる。
【0065】
その後、接合材料1012を除去して、選択した固定点以外のLED要素を剥離してもよい。あるいは、接合材料がPSA材料である場合は、部品を担体に接続している接合材料を単に破壊して、LED要素を供給基板から外してもよい。例えば、部品を担体に接続しているPSA材料を選択して、その剥離強度と剪断強度の両方あるいは片方が、操作930(図9)のLED要素の上面のPSA材料よりも弱くなるようにしてもよい。例えば、低温性PSA材料を接合材料層1012(図10G)に用い、耐熱PSA材料をPSA材料層1027に用いてもよい。PSA材料1027を露出し、加熱した組立ヘッド台座に接触させて接触したLED要素を局部加熱することにより、PSA材料層1027の接合が接合材料層1012の接合より強いようにしてもよい。他の一実施形態によれば、LED要素230の外周から接合層1012を除去して、LEDの中央の十分に小さな接触領域だけを残してPSA1027でピックアップするようにしてもよい。
【0066】
あるいは、LED要素固定部材を隣接する部品間の溝の中でパターニングし、この固定部材の周りの接合材料層1012を除去してもよい。そのような実施形態の場合、接合材料層1012は接着剤でもそれ以外(SiO)でもよい。さらに図10Hに説明するように、1つ以上の接合材料層1012の少なくとも一部は凹んでいる。そのような一実施形態によれば、材料層1012は機能的に接着層でありかつ剥離層である。接合材料層1012の誘電スペーサー235の下を、PSA材料1027を保護している誘電スペーサー235とキャッピング材料1035でマスクして、ブランケットエッチング処理で凹ませてもよい。次いで、隣接するLED要素230間の凹んだ溝の中に固定材料を積層し、少なくとも凹んだ剥離層および誘電スペーサーで補強された溝の一部を埋める。溝を固定材料で埋め、LED要素230の上面を例えば回転塗布処理で平坦にしてもよい。次に、さらに図10Iに説明するように、平坦な固定材料をパターニングして複数の別々の固定部材245を形成してもよい。有利な一実施形態によれば、固定材料は溝にスピンコートした感光性の高分子材料(例えば、フォトレジスト)である。次にこのフォトレジストをリソグラフィー技術でパターニング(すなわち露光・現像)することにより複数の別個のLED要素固定部材245に形成し、溝を埋め、隣接するLED要素230の間の分離を維持する。操作950で、固定部材は所定位置のままLED要素を担体から取り外す。例えば、さらに図10Jに説明するように、接合材料1012の側部を例えば任意の等方性の乾式または湿式化学エッチング剤でエッチングし、複数の結晶性LED要素230の下部を切り取り、固定部材245を囲む空所249を形成する。
【0067】
これにより、担体220に接地している固定部材245は空所249で囲まれる。空所249は各LED要素230の横方向領域すなわち設置面積全体に広がっている。固定材料に感光性高分子材料を用いている例示的実施形態では、各固定部材245は高分子材料の柱であり、少なくとも2つの隣接するLED要素230を覆っている側壁誘電体(スペーサー235)と接触している(例えば、一番近い4つのLED要素230はそれらの隅に配置された各固定部材245で接続され、あるいは固定部材245が隅ではなく稜に配置されている場合は一番近い2つのLED要素が接続されている)。次に、キャッピング材料1035を除去してPSA材料1027を露出させる。これで、図10K図10Lに説明した供給基板1050は対象基板への移送/接合の準備が整う。これはPSA材料1027がない供給基板201Aで上述したのと実質的に同じである。したがって別の実施形態によれば、組立ヘッドを頼りにして、方法901を修正してPSA材料1027を使用せずに微小ダイをピックアップする別の手段(例えば、PSA材料)が得られる。
【0068】
図11は、別の実施形態による組み立てに適した結晶性LED要素を備えるμPnB供給基板を組み立てて表示装置を作製する方法1101を説明する流れ図であって、この供給基板に犠牲層を組み込んで、微小ダイを対象基板に接合後の組立ヘッドからの分離を容易にしている。
【0069】
一般に、供給基板にPSA材料を組み込むのに加えてあるいは供給基板にPSA材料を組み込む代わりに、供給基板に犠牲層を組み込むことができる。図12A〜12Cは、方法1101の説明的操作を一例示的実施形態に従って実施するときの例示的結晶性LED要素の断面図である。
【0070】
方法1101は、操作1105において担体基板の上に一体的に組み込まれた複数のLED要素を受け取ることから始まる。例示的実施形態では、エピタキシャル基板の上にLED要素が作製されており、この部品を実質的に操作905〜920(図9)の文脈で記述したように担体基板に移送する。方法1101は、実質的に方法901の文脈で記述したように、操作1130の誘電性キャッピング層を積層することから再開し、操作1135でLED膜/電極層をエッチングして複数のLED要素を形成し、操作1140でLED要素側壁の上に誘電スペーサーを形成する。さらに図12Aに説明する例示的実施形態では、固定材料1045は誘電性キャッピング材料1035と平坦面を成す。方法1101は操作1142で再開し、複数のLED要素の上に犠牲仲介材料を積層する。例示的実施形態によっては、この犠牲仲介材料は熱分解性である。その分解温度は250℃以上が有利である。図12Bに説明した例示的一実施形態によれば、平坦になった複数のLED要素の上に、犠牲仲介材料1235例えばポリカーボネートをスピンコートし、比較的低温(例えば150℃未満)で硬化させる。操作1145で、犠牲仲介材料1235を固定部材フォトレジストに沿ってリソグラフィーでパターニングする。図12Cに示すように、平坦なフォトレジストを露光・現像して固定部材を形成したら、接合材料1012を除去してLED要素を担体から剥離して、実質的に上記の空所249を形成する。誘電スペーサー235と犠牲仲介材料1235はLED積層膜を保護している(キャッピング材料1035は除去してもよい)。これで図12Cに説明した供給基板1250はピックアップおよび対象基板への接合の準備が整う。適切に選択した材料(例えばInAu)との熱接合操作(例えば、図1の操作130)の後、接合ヘッドをさらに高温まで加熱して犠牲仲介材料1235を分解してヘッド組立体を供給ダイから取り外すことができる。その後、全てのLED要素を対象基板に組み付けて、キャッピング誘電体1035を除去して、LED積層膜と上部電極の両方あるいは片方を露出させる。
【0071】
本明細書の実施形態に従って組み立てたLED表示装置は、様々な物理的形式すなわち形状因子で具体化された電子装置に組み込むことができる。図13は実施形態による結晶性LED表示装置を組み込んだ手持ちの携帯演算装置1300の正面図および背面図を説明している。実施形態によっては、例えば装置1300は、無線通信機能を有する携帯演算装置として実装されてもよい。携帯演算装置は、処理装置および1つ以上の電池などの携帯電源を有する任意の装置を指してよい。携帯演算装置の実施例には、超小型ノート型コンピューター、タブレット端末、タッチパッド端末、携帯コンピューター、手持ちコンピューター、手のひらサイズのコンピューター、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、組み合わせ携帯電話/PDA、テレビ、高性能装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、またはスマートテレビ)、携帯インターネット装置(MID)、伝言装置、データ通信装置などがある。携帯演算装置の実施例には、人が身につけるように構成されたコンピューターおよび/または媒体保存/送信装置があり、例えば、手首装着コンピューター、指装着コンピューター、指輪型コンピューター、眼鏡コンピューター、ベルト金具コンピューター、腕ベルトコンピューター、靴型コンピューター、衣類コンピューター、その他の身体装着型コンピューターなどがある。種々の実施形態によれば、例えば携帯演算装置は、コンピューターアプリケーションならびに通話および/またはデータ通信を実行することができるスマートフォンとして実装されてもよい。一部の実施形態は、例示的にスマートフォンとして実装した携帯演算装置で説明することができるが、別の無線式携帯演算装置を用いて他の実施形態を実装してもよいことが分かる。これらの実施形態はこの内容に限定されない。
【0072】
図13に示すように、手持ち携帯装置1300は前面1301と背面1302を有する筐体を備えてもよい。装置1300は、例えば上記の例示的実施形態による結晶性LED表示装置組立体1304を備える。装置1300はさらに入出力(I/O)装置1306および組み込みアンテナ1308を備える。また装置1300は道案内機能1312を備えてもよい。I/O装置1306は、携帯演算装置への情報入力に適した任意のI/O装置を備えてもよい。I/O装置1306の実施例は、英数字キーボード、テンキー、タッチパッド端末、入力キー、ボタン、スイッチ、小型マイク、スピーカー、音声認識装置、およびスフトウェアなどを備えてもよい。情報は、小型マイク(図示せず)で装置1300に入力してもよく、あるいは音声認識装置でデジタル化してもよい。実施形態はこの文脈に限定されない。少なくとも背面1302に組み込まれているのはカメラ1305(これに、例えばレンズ、絞り、および画像センサーが含まれる)および撮影用照明1310であり、両方とも画像データを生成するカメラモジュールの構成要素でよく、この画像データを装置1300でストリーミング動画に加工して、結晶性LED表示装置組立体1304に表示したり装置1300から遠隔地に送信したりする。
【0073】
本明細書に記載の特徴を種々の実装例を参照して説明してきたが、この記述は限定を意図しない。すなわち、本明細書に記載の実装例の様々な変更例ならびに他の実装例は本開示に関連する当業者には明らかであり、本開示の主旨および範囲内にある。
【0074】
当然のことだが、本発明の範囲は記載の実施形態に限定されず、変更および修正を伴う実施が可能であり、それでも添付の特許請求の範囲から逸脱することはない。例えば上記の実施形態は、さらに後述する特徴の特定の組み合わせを備えてもよい。
【0075】
1つ以上の第1の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)組立ヘッドは基板および複数の台座を備える。各台座は、基板に機械的に接続された基部と、基板と反対側の先端に感圧接着(PSA)材料を備える。
【0076】
さらに第1の実施形態によれば、組立ヘッドは基板の上に配列された複数の屈曲部材をさらに備え、各台座は屈曲部材の1つ以上を介して基板に接続されている。
【0077】
さらに第1の実施形態によれば、基部はPSA材料と屈曲部材の間に配置された誘電材料を備える。
【0078】
さらに第1の実施形態によれば、台座基部の最大横方向寸法は10μm未満であり、屈曲部材からの台座の高さは10μm未満である。
【0079】
さらに第1の実施形態によれば、PSA材料は傾斜した側壁を有し、PSA材料の先端付近の横方向寸法は基板付近の横方向寸法より小さく、かつ/あるいはこの基部はPSA材料と基板の間に配置された誘電材料を備え、誘電材料は根元が一部切り取られており、基板近くの誘電体基層の面積は接着材料の露出面の面積より小さい。
【0080】
さらに第1の実施形態によれば、PSA材料はシリコン系PSA材料であり、台座基部は重合体誘電材料を含む。
【0081】
さらに第1の実施形態によれば、PSA材料は少なくとも160℃まで安定である。
【0082】
さらに上記の実施形態によれば、PSA材料は少なくとも250℃まで安定であり、シロキサン重合体を含む。
【0083】
さらに第1の実施形態によれば、各屈曲部材は基板の表面に垂直方向に少なくとも0.1μmだけ弾性変形することができる。
【0084】
さらに上記の実施形態によれば、各屈曲部材は100〜600N/mのばね定数を有し、PSA材料は10N/cm以下の剥離強度を有する。
【0085】
さらに上記の実施形態によれば、各屈曲部材は基板の表面の凹みの上に広がり、台座は基板表面に接触した複数の固定点の間の屈曲部材の領域に接続されている。
【0086】
さらに上記の実施形態によれば、屈曲部材は、基板に誘電性薄膜材料で固定された少なくとも1つの金属薄膜または半導体薄膜を備える。
【0087】
さらに第1の実施形態によれば、基板はガラスまたは結晶性シリコンを含み、8×25mmあたり1μm未満の部分平坦度を有し、屈曲部材は、基板から化学量論的SiO層で分離された基板の結晶性シリコン層または金属薄膜を備える。
【0088】
さらに第1の実施形態によれば、台座は直径が5μm未満の円形の上面を有する。
【0089】
1つ以上の第2の実施形態によれば、結晶性LED表示装置は、複数の金属製相互接点を備える表示装置接続部、および複数のLED要素を備える。複数のLED要素の各々は金属製相互接点の少なくとも1つに接続された第1の金属電極を備え、複数のLED要素の少なくとも1つは、LED要素の第1の金属電極と反対側の表面全体に感圧接着剤(PSA)をさらに備える。
【0090】
さらに第1の実施形態によれば、PSAはシロキサン重合体を含み、金属製相互接点は第1の電極に半田または導電性接着剤で接続されている。
【0091】
1つ以上の第3の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)組立ヘッドを作製する方法は、感圧接着(PSA)材料層を基板の上に積層することと、このPSA材料層をパターニングして基板の上に配列された複数の台座を形成することとを含む。
【0092】
さらに第3の実施形態によれば、本方法は基板に配置された低応力材料層の上に誘電体基層を積層することを含む。本方法はこの誘電体基層の上に感圧接着(PSA)材料層を積層することを含む。本方法はPSA材料層と誘電体基層をパターニングして複数の台座を形成することを含む。本方法は低応力材料層をパターニングして、それぞれが少なくとも1つの台座を構造的に支持する複数の屈曲部材を形成することを含む。本方法は基板に台座の下側にある屈曲部材を切り取る凹みを形成することを含む。
【0093】
さらに第3の実施形態によれば、誘電体基層を積層することは、高温安定性高分子材料を含む混合物を低応力材料の上にスピンコートすることと、混合物を硬化あるいは乾燥させて誘電体基層を形成することをさらに含む。PSA材料層を積層することは、シロキサン重合体を含む混合液をスピンコートすることと混合液を硬化あるいは乾燥させてPSA材料層を形成することをさらに含む。PSA材料層と誘電体基層をパターニングして複数の台座を形成することは、フォトレジストをPSA材料層の上に積層しパターニングすることと、PSA材料層と誘電体基層のうちのパターン形成されたフォトレジストで保護されていない複数の部分をエッチングまたは溶解することをさらに含む。
【0094】
さらに第3の実施形態によれば、本方法は、無機誘電材料を誘電体基層と感圧接着(PSA)材料の間に積層することと、無機誘電材料をPSA材料および誘電体基層と共にパターニングして台座を形成することをさらに含む。本方法は、誘電体基層の下部を切り取ることによって、誘電体基層と屈曲部材の間の接続部分の面積をPSA材料の露出面積より小さくすることをさらに含む。
【0095】
1つ以上の第4の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)組立法は、複数のμPnBヘッド台座を供給基板に固定された複数のダイ体と整合させることを含む。本方法は、複数のダイのそれぞれをμPnBヘッド台座の少なくとも1つの表面で押して、ダイを台座に感圧接着(PSA)材料で接着することを含む。本方法は、ダイが台座にPSA材料で接着されている間に、μPnBヘッド台座を供給基板に対して相対的に変位させることによってダイと供給基板の間の固定部材を破壊することを含む。本方法は、μPnB台座に貼り付けられた複数のダイを接合対象基板のランドと整合させることを含む。本方法は、複数のダイを接合対象基板のランドに貼り付けることを含む。本方法は、ダイがランドに貼り付けられている間に、ダイと台座の間のPSA接合を破壊することを含む。
【0096】
さらに上記の実施形態によれば、ダイと台座の間のPSA接合を破壊することは、μPnBヘッド台座を対象基板に対して相対的に変位させること、およびPSA材料と接している熱分解性材料を熱分解させることのうち少なくとも1つをさらに含む。
【0097】
さらに上記の実施形態によれば、ダイと台座の間のPSA接合を破壊することは、μPnBヘッド台座を縦横両方向に同時に変位させてPSA材料を台座またはダイの接続材料から剥離することをさらに含む。
【0098】
さらに第4の実施形態によれば、複数のダイを接合対象基板のランドに貼り付けることは、ダイを半田付けすることをさらに含む。
【0099】
さらに1つ以上の第5の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)供給基板は、担体および担体の上に配置された複数のデバイス要素を備える。各デバイス要素は、デバイス材料積層体と、デバイス材料積層体と担体の間の電極と、電極から少なくともデバイス材料積層体で分離された感圧接着(PSA)材料または熱分解性材料の少なくとも一方とをさらに備える。
【0100】
さらに第5の実施形態によれば、複数のデバイス要素は複数のLED要素を備える。各LED要素はさらに、担体に面し担体からある空所で隔てられている第1の金属LED電極と第2の金属LED電極との間に配置された第1および第2のドープ半導体領域を少なくとも備える半導体LED積層膜を備える。各LED要素はさらに、LED積層膜と、第1の金属LED電極と、第2の金属LED電極の側壁の上に配置された側壁誘電体被覆を備える。供給基板は、各LED要素を隣接するLED要素から分離している溝の中に配置された複数の固定部材をさらに備える。
【0101】
さらに第5の実施形態によれば、複数のデバイス要素は複数のLED要素を含む。各LED要素は、少なくとも第1および第2のドープ半導体領域を備えるエピタキシャル半導体LED積層膜と、第1のドープ半導体領域と接触している第1の金属LED電極と、第1の金属LED電極および第1のドープ半導体領域の側壁の周りの誘電性側壁スペーサーとを備え、第2の金属LED電極は、誘電スペーサーに隣接し第2のドープ半導体領域と電気的に接触している金属スペーサーをさらに備える。供給基板は、各LED要素を隣接するLED要素から分離している溝の中に配置された複数の固定部材をさらに備える。
【0102】
1つ以上の第6の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)供給基板を作製する方法は、複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することを含む。本方法は、一体の微小電子デバイスまたは光デバイスの上に感圧接着剤(PSA)を塗布することを含む。本方法は、微小電子デバイスまたは光デバイスの間にPSAを貫通する溝をパターン形成して、個々のダイを規定することを含む。本方法は、各ダイに接続された1つ以上の固定部材を囲んでいる1つ以上の材料をエッチングすることによって、個々のダイを基板から剥離することを含む。
【0103】
さらに第6の実施形態によれば、複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、第1の基板の上にデバイス材料積層体を形成することと、デバイス材料積層体の第1の基板から担体基板への基板規模の移送を実施することと、デバイス材料積層体が担体基板に貼り付いている間に、デバイス材料積層体の上にPSAを塗布こととをさらに含む。
【0104】
さらに上記の実施形態によれば、基板規模の移送を実行することは、担体とデバイス材料積層体の表面との少なくとも1つに第2のPSA材料を塗布することと、第2のPSA材料を担体とデバイス材料積層体の間で押圧することと、第1の基板を外してデバイス材料積層体を露出させることをさらに含む。各ダイに接続されている1つ以上の固定部材を取り囲んでいる1つ以上の材料をエッチングすることによって個々のダイを基板から開放することは、担体とデバイス材料積層体の間の第2のPSA材料を溶解することをさらに含む。
【0105】
さらに上記の実施形態によれば、担体は1つ以上の静電固定構造を備える静電担体を備える。PSA材料を担体とデバイス材料積層体の間で押圧することは、静電担体に電圧を印加してPSA材料を横切る電界を発生させることを含む。
【0106】
さらに第6の実施形態によれば、複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、エピタキシャル基板を覆う半導体LED積層膜の上に第1の金属電極膜を積層することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED膜と電極層を、第1の金属電極膜と向き合った状態の担体に移送することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED積層膜の上に第2の金属電極膜を積層することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED積層膜と第1の金属電極膜と第2の金属電極膜の中に溝をエッチング形成することによって、この溝エッチングによって規定された側壁を有する複数のLED要素を形成することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED要素側壁の上に誘電スペーサーを形成することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED要素側壁の一部と交差するLED要素固定部材を溝の中に形成することをさらに含む。複数の微小電子デバイスまたは光デバイスを基板に一体的に作製することは、LED要素と担体の間の剥離層を横方向にエッチングすることによって、固定部材を除いてLED要素を担体から取り外すことをさらに含む。
【0107】
1つ以上の7番目の実施形態によれば、微小持ち上げ・接合(μPnB)対象基板は、対象基板の上に配列され半田または接着剤をさらに備える複数のダイランド、およびこれらのダイランドの少なくとも1つに隣接し、z方向高さが、ダイランドのz方向高さにランドに貼り付けられるダイのz方向高さを加えた高さよりも大きい少なくとも1つの機械的絶縁体をさらに備える。
【0108】
さらに7番目の実施形態によれば、絶縁体はフォトレジストを含む。
【0109】
さらに7番目の実施形態によれば、各ダイランドは光透過性接着剤または導電性接着剤を備える。
【0110】
しかし、これらの実施形態は上記の実施例に限定されず、種々の実装によって、上記実施形態はこのような特徴の一部だけを取り入れても、異なる順序で取り入れても、異なる組合せで取り入れてもよく、かつ/あるいはここに明示した以外の他の特徴を取り入れてもよい。したがって本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲ならびに本特許請求の範囲が当てはまる均等物の全範囲を参照して決定すべきである。
図1
図2A-2B】
図2C
図3A-3B】
図3C
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E-7F】
図7G
図8A
図8B
図8C
図8D
図9
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図10F
図10G
図10H
図10I
図10J
図10K
図10L
図11
図12A
図12B
図12C
図13