(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御信号生成部は、前記外部装置から送信されるトリガー信号を受信したタイミングで前記赤外線センサの前記出力信号を取得し、前記出力信号に応じた前記第1及び第2の制御信号を生成する請求項1〜3のいずれか一項に記載の耳栓型電子機器。
外部から送信される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信することにより充電される充電部をさらに備える請求項1〜8のいずれか一項に記載の耳栓型電子機器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているような耳栓を装着することにより、睡眠の質を高めつつ、起床予定時刻には耳栓の内部から発生する音や振動により起床することが可能となるが、実用上の課題もある。例えば、睡眠時の寝返りなどの人体の動作により耳栓が耳から脱離し、スピーカから発生する音に気付かずに、起床予定時刻に起床できないという問題がある。
【0006】
そこで、耳栓が耳から脱離した場合に備えて、スピーカから発生する音やバイブレータから発生する振動を大きく設定すると、正常に装着されている場合には、起床予定時刻に達すると、過剰に大きな音や振動が耳に届くこととなり、不快な目覚めとなってしまう。また、耳栓が脱離した場合に備えて、外部の目覚まし時計を設定して睡眠を取る対策が考えられるが、目覚まし時計が発生させる音は、別々の起床時間を予定している同居人やマンション内の近隣住民に対しては騒音となってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、睡眠の質を高めるとともに、起床予定時刻に確実に起床することが可能で、かつ周りに対する騒音が少ない耳栓型電子機器及びその動作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、以下に示す耳栓型電子機器を想到するに至った。
本発明の第1の態様の耳栓型電子機器は、
外部装置から受信した第1の情報に基づいて動作する耳栓型電子機器であって、赤外線を放射する被検体
に取り付けられる取り付け部と、前記取り付け部に収納され、前記被検体から放射される前記赤外線に応じた出力信号を発生する赤外線センサと、
前記第1の情報に基づくタイミングにおける前記赤外線センサからの前記出力信号を取得し、前記出力信号に基づき前記取り付け部が前記被検体に装着されているか否かを判断し、その判断結果に応じた第1及び第2の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記制御信号生成部からの前記第1の制御信号が入力され、前記第1の制御信号に応じて前記外部装置へ第2の情報を送信可能な無線通信部と、前記制御信号生成部で生成された前記第2の制御信号に応じて前記被検体に対する刺激動作を可能とする刺激発生部と、を備え
、前記無線通信部は、前記制御信号生成部から入力された前記第1の制御信号が、前記取り付け部が前記被検体に装着されていることを表す場合には、前記外部装置に外部音制御信号を送信し、前記制御信号生成部から入力された前記第1の制御信号が、前記取り付け部が前記被検体から脱離していることを表す場合には、前記外部装置に外部音発生信号を送信する耳栓型電子機器であることを特徴とする。
本発明の第2の態様の耳栓型電子機器は、外部装置から受信した第1の情報に基づいて動作する耳栓型電子機器であって、赤外線を放射する被検体に取り付けられる取り付け部と、前記取り付け部に収納され、前記被検体から放射される前記赤外線に応じた出力信号を発生する赤外線センサと、前記第1の情報に基づくタイミングにおける前記赤外線センサからの前記出力信号を取得し、前記出力信号に基づき前記取り付け部が前記被検体に装着されているか否かを判断し、その判断結果に応じた第1及び第2の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記制御信号生成部からの前記第1の制御信号が入力され、前記第1の制御信号に応じて前記外部装置へ第2の情報を送信可能な無線通信部と、前記制御信号生成部で生成された前記第2の制御信号に応じて前記被検体に対する刺激動作を可能とする刺激発生部と、を備え、前記刺激発生部は、前記制御信号生成部から入力された前記第2の制御信号が、前記取り付け部が前記被検体に装着されていることを表す場合には、前記被検体に対する刺激動作を行い、前記制御信号生成部から入力された前記第2の制御信号が、前記取り付け部が前記被検体から脱離していることを表す場合には、前記被検体に対する刺激動作を行わない耳栓型電子機器であることを特徴とする。
本発明の第3の態様の耳栓型電子機器は、外部装置から受信した第1の情報に基づいて動作する耳栓型電子機器であって、赤外線を放射する被検体に取り付けられる取り付け部と、前記取り付け部に収納され、前記被検体から放射される前記赤外線に応じた出力信号を発生する赤外線センサと、前記第1の情報に基づくタイミングにおける前記赤外線センサからの前記出力信号を取得し、前記出力信号に基づき前記取り付け部が前記被検体に装着されているか否かを判断し、その判断結果に応じた第1及び第2の制御信号を生成する制御信号生成部と、前記制御信号生成部からの前記第1の制御信号が入力され、前記第1の制御信号に応じて前記外部装置へ第2の情報を送信可能な無線通信部と、前記制御信号生成部で生成された前記第2の制御信号に応じて前記被検体に対する刺激動作を可能とする刺激発生部と、を備え、前記無線通信部は、前記制御信号生成部から入力された前記第1の制御信号に応じて前記外部装置へ前記第2の情報を送信し、送信が正常に行われたことを表す第3の情報を受信し、前記第3の情報を受信しない場合に、前記制御信号生成部に信号を出力し、前記制御信号生成部は、入力された前記信号に応じて、前記被検体に対する刺激動作を発生させる前記第2の制御信号を前記刺激発生部に出力する耳栓型電子機器であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第
4の態様は、第1の態様の耳栓型電子機器であって、前記制御信号生成部は、前記外部装置から送信されるトリガー信号を受信したタイミングで前記赤外線センサの前記出力信号を取得し、前記出力信号に応じた前記第1及び第2の制御信号を生成することを特徴とする。
また、本発明の第
5の態様は、第1の態様の耳栓型電子機器であって、時刻を出力する時計部と、前記外部装置から受信した時間情報を保持する記憶部と、をさらに備え、前記制御信号生成部は、前記時間情報に基づく時刻において前記赤外線センサの前記出力信号を取得し、前記出力信号に応じた前記第1及び第2の制御信号を生成することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第
6の態様は、第
5の態様の耳栓型電子機器であって、前記制御信号生成部は、前記外部装置から受信した前記時間情報に基づき、前記赤外線センサからの前記出力信号を取得するタイミングを設定することを特徴とする
。
【0011】
また、本発明の第7の態様は、第1の態様から第6の態様のいずれか1つの耳栓型電子機器であって、前記制御信号生成部は、前記赤外線センサの出力を任意の時刻に取得し、取得した前記赤外線センサの前記出力信号から前記被検体の温度を表す温度情報を演算することを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様の耳栓型電子機器であって、前記制御信号生成部は、前記赤外線センサの出力を任意の時刻に複数回取得し、取得した複数の前記赤外線センサの前記出力信号から前記被検体の温度を表す温度情報を演算し、複数の温度情報に基づき基礎体温を推定することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれか1つの耳栓型電子機器であって、外部から送信される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信することにより充電される充電部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれか1つの耳栓型電子機器であって、前記赤外線センサが、量子型赤外線センサであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第
11の態様は、
外部装置から受信した第1の情報に基づいて動作する耳栓型電子機器の動作方法であって、赤外線を放射する被検体
に取り付けられる取り付け部を備えた耳栓型電子機器の動作方法において、まず、利用者によって外部装置上に情報が入力される第1のステップと、次に、前記外部装置は、入力された情報を、前記耳栓型電子機器にあるタイミングで送信する第2のステップと、次に、制御信号生成部が
、前記第1の情報に基づき、赤外線センサの出力信号を取得するタイミングを設定し、設定したタイミングにおいて、前記赤外線センサの前記出力信号を取得し、前記出力信号に基づき前記取り付け部が前記被検体に装着されているか否かを判断し、その結果に応じた第1及び第2の制御信号を生成する第3のステップと、次に、前記制御信号生成部が、前記第1の制御信号を無線通信部に出力し、前記第2の制御信号を刺激発生部に出力し、前記無線通信部は、入力された前記第1の制御信号に応じて前記外部装置に第2の情報c2を送信するか否かを決定し、前記刺激発生部が、入力された前記第2の制御信号に応じて前記被検体に対する刺激動作を発生するか否かを決定する第4のステップと、を有し、前記耳栓型電子機器の取り付け部が、前記被検体に装着されている場合には、前記刺激発生部から発生する刺激動作を行い、前記耳栓型電子機器の取り付け部が、前記被検体から脱離している場合には、前記外部装置から発生する刺激動作を行うことを特徴とする。
なお、上述した態様は、本発明の必要な特徴的な構成のすべてを記載したものではなく、その他の構成を組み合わせることにより本発明を構成することも可能である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、利用者の睡眠の質を向上させるとともに、確実かつ低騒音な起床が可能な耳栓型電子機器及びその動作方法を実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について説明する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<耳栓型電子機器>
本実施形態に係る耳栓型電子機器は、耳への取り付け部と、外部から入射する赤外線に応じた信号を出力する赤外線センサと、外部装置から送信される情報に基づくタイミングにおける赤外線センサからの出力を取得し、この出力に基づき取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断し、その結果に応じた制御信号を生成する制御信号生成部と、制御信号が入力され、この制御信号に応じて外部装置へ情報を送信する無線通信部と、制御信号が入力され、この制御信号に応じて被検体(人体)に対する刺激動作が可能な刺激発生部と、を備えるものである。
上述した赤外線センサ及び制御信号生成部を備えることにより、使用者の睡眠の質を向上させるとともに、確実かつ低騒音な起床が可能となる。
【0018】
また、本実施形態に係る耳栓型電子機器は、時刻を出力する時計部と、外部装置から受信した時間情報を保持する記憶部とをさらに備えていてよい。上述した時計部と記憶部を備えることにより、利用者への刺激動作をするタイミングに外部装置から情報を送信するのではなく、予め設定した時刻において利用者への刺激動作が可能となるため、刺激動作をするタイミングに外部装置の電源がシャットダウンしている場合や情報の送信に不都合があった場合であっても利用者への刺激動作が可能になり、より確実な起床が可能となる。
また、本実施形態に係る耳栓型電子機器は、外部から送信される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信することにより充電される充電部をさらに備えていてよい。上述した充電部を備えることにより、耳栓型電子機器の使用中にも無線給電による充電が可能となり、電池切れの心配がなくなることで、より確実な起床が可能となる。
【0019】
<取り付け部>
本実施形態の耳栓型電子機器における取り付け部は、耳へ装着したときに、耳表面と接触部分を形成する。取り付け部は、耳へ装着したときに、被検体(人体)の耳の形状に応じて適度に変形する材質であることが好ましい。また、取り付け部は、外部からの騒音を遮断する性質を持つことが好ましい。耳から放射された赤外線は、取り付け部を介して内部の赤外線センサに入射する。取り付け部は、入射した赤外線を透過させる性質を持つ材質であることが好ましい。材質の一例として、プラスチックが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
【0020】
<赤外線センサ>
本実施形態の耳栓型電子機器における赤外線センサは、外部から入射する赤外線に応じた信号を出力する。即ち、赤外線センサは、赤外線センサの視野を被検体(人体)の一部が覆っているか否かに応じた信号を出力する。具体的には、耳から放射され取り付け部を介して入射された赤外線を受光し、入射された赤外線に応じた出力信号を出力するセンサである。
【0021】
本発明に用いられる赤外線センサとしては、光電変換部を含んでいる。この光電変換部は、フォトダイオード及びフォトコンダクタなど、光電変換によって信号を出力する「量子型赤外線センサ」であってよく、これに代えて、サーモパイル、焦電型センサなどの赤外線吸収による温度変化を電気信号に変換する「熱型赤外線センサ」であってもよい。外部からの電力供給を最小限に抑えて消費電力を低減する観点から、量子型赤外線センサを用いることが好ましい。
より具体的には、量子型赤外線センサは、InSbを用いたPN又はPIN接合構造を有する量子型赤外線センサが挙げられるがこれに制限されない。また赤外線センサは、外部から入射する赤外線に応じた出力を制御信号生成部に出力する。また、赤外線センサ自身の温度や抵抗値を出力することも可能である。
【0022】
<制御信号生成部>
本実施形態の耳栓型電子機器における制御信号生成部は、外部装置から送信される情報に基づくタイミングにおける赤外線センサからの出力を取得し、この出力に基づき取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断し、その結果に応じた制御信号を生成し、無線通信部と刺激発生部へ出力する。外部装置から送信される情報としては、例えば、起床予定時刻に関する情報が送信される。制御信号生成部では、外部装置から送信された起床予定時刻に関する情報に基づいて、赤外線センサの出力を取得するタイミングを決定することができる。
【0023】
赤外線センサの出力を取得するタイミングとしては、外部装置からトリガー信号を受信したタイミングや、予め受信した起床予定時刻と現在時刻を比較して、両者が一致したタイミングや、起床予定時刻に関する情報を予め受信しておき、受信した時刻から所定の時間が経過したタイミングなどが考えられるが、特に、これらの形態に制限されるものではない。また、赤外線センサの出力を取得するタイミングとは、所定の時刻において赤外線センサの出力を一度だけ取得することのみを意味せず、ある時間範囲において赤外線センサの出力を複数回取得することも含むものである。
【0024】
制御信号生成部は、取得した赤外線センサの出力に基づき、取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断する。判断方法としては、赤外線センサの出力が、予め設定された閾値を超える場合には、取り付け部が被検体(人体)に装着されていると判断し、閾値を超えない場合には、取り付け部が被検体(人体)から脱離していると判断する方法がある。
【0025】
また、本実施形態の耳栓型電子機器を使用する部屋の室温に基づき閾値を補正することで、より正確に取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断することが可能となる。また、赤外線センサの出力をある時間範囲で取得して、出力の変化量をモニタすることでも、取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断することができる。また、赤外線センサの出力値そのものでなく、出力値を微分した微分値を使うことで、より正確に取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断することが可能となる。
【0026】
また、赤外線センサ自身の温度や抵抗値に基づき出力を補正することで、より正確に取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断することが可能となる。
制御信号生成部は、取得した赤外線センサの出力に基づき、取り付け部が被検体(人体)に装着されているか否かを判断し、その結果に応じた制御信号を生成し、無線通信部と刺激発生部へ出力する。
【0027】
取り付け部が被検体(人体)に装着されていると判断した場合には、刺激発生部に対しては刺激動作を起こすための信号を生成し、刺激発生部に出力する。また、無線通信部に対しては、外部装置に対して刺激動作を行わないように制御するための制御信号を生成し、無線通信部に出力する。
取り付け部が被検体(人体)から脱離していると判断した場合には、無線通信部に対しては、外部装置に対して刺激動作を行うように制御するための信号を生成し、無線通信部に出力する。なお、取り付け部が被検体(人体)から脱離していると判断した場合には、刺激発生部に対して刺激動作を起こすための信号を生成してもよく、刺激発生部に対して刺激動作を起こさないための信号を生成してもよい。
【0028】
制御信号生成部は、取得した赤外線センサの出力から被検体(人体)の体温を表す体温情報を演算し、この体温情報を無線通信部に出力してもよい。一般に、赤外線センサは、背輻射のエネルギーが小さい場合はほとんど誤動作することはない。しかしながら、白熱灯又は室外で赤外線センサを用いた場合は、太陽が10μm付近の波長帯域に、被検体(人体)からの輻射と同じ強度、もしくは被検体(人体)からの輻射より高い強度の輻射を放出する。このため、赤外線センサがこの光を検知して誤動作してしまうおそれがあった。
【0029】
一方、本実施形態の耳栓型電子機器では、耳に装着した状態で使用するため、背輻射の影響が少なく、正確に被検体(人体)の体温を測定することが可能である。また、鼓膜の温度は、外気温などの影響を受けにくく、体内の深部に近い場所の安定した体温(中核温)に近く変動が少ない温度と言われており、安定した赤外線の放出が得られるため、体温測定の部位として優れている。被検体(人体)の体温を演算するために、赤外線センサの出力を取得するタイミングとしては、いずれのタイミングでもよく、制御信号生成部が、外部装置から送信された情報に基づいて設定したタイミングに限らない。
【0030】
また、赤外線センサから取得した出力に基づき、取り付け部が被検体(人体)に装着されていると判断したときの出力のみを被検体(人体)の体温の演算に使用することで、より正確な体温の演算が可能となる。また、複数回にわたって赤外線センサの出力を取得し、それら複数の出力から演算された複数の体温を平均することで、さらに正確な体温測定が可能となる。
【0031】
制御信号生成部は、赤外線センサの出力を取得し、その出力から演算された体温情報に基づき、基礎体温を推定してもよい。一日のうちで一番低い体温を基礎体温と呼ぶが、一般的に活動を行っていない睡眠中に体温が最も低くなることが知られている。通常の体温計を用いた体温測定は、使用者が活動中の状態において体温を測定するため、正確な基礎体温を測定することは困難である。制御信号生成部は、耳栓型電子機器が、被検体(人体)に装着されてから起床する間の複数回にわたって、赤外線センサの出力を取得し、それら複数の出力から演算された複数の体温のうち最も低い体温の値を基礎体温として推定することが可能である。これによって、従来の測定方法よりも正確な基礎体温を推定することができる。
【0032】
<刺激発生部>
本実施形態の耳栓型電子機器における刺激発生部は、制御信号生成部から入力された制御信号に応じて被検体(人体)に対する刺激動作が可能である。被検体(人体)への刺激としては、人間が、この刺激を受けて起床可能なものであれば特に限定はなく、一例として音、振動、熱、膨張、匂いなどやその組み合わせなどが挙げられる。
【0033】
また、発生させる刺激の強弱についても、制御信号生成部から入力された制御信号に応じて適宜調節することが可能である。また、刺激を発生させる時間については、利用者が外部装置で設定して本耳栓型電子機器に送信することで、適宜調節することができる。
これにより、起床予定時刻に向かって徐々に刺激を強くしていくなどの形態が考えられ、より不快感の少ない起床が可能となる。また、刺激を発生させる場合としては、装着を表す信号が入力された場合のみ、あるいは装着と脱離を表す信号のいずれかが入力された場合、のどちらでもよい。
【0034】
<無線通信部>
本実施形態の耳栓型電子機器における無線通信部は、制御信号生成部から入力された制御信号に応じて外部装置へ情報を送信することが可能である。無線通信部は、脱離を表す信号が入力された場合に、外部装置に目覚ましやアラームの音を発生させるように動作させるための情報を送信してもよく、また、装着を表す信号が入力された場合に、外部装置に目覚ましやアラームの音を発生させるように動作させないための情報を送信してもよい。
【0035】
つまり、外部装置が、無線通信部からの情報を受信して目覚ましやアラームの音を発生させる状態(スリープ状態)か、外部装置が、無線通信部からの情報を受信して目覚ましやアラームの音を発生させない状態(スタンバイ状態)のいずれの状態で待機していてもよい。無線通信の形態としては、Bluetooth(登録商標)などの無線通信形態が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0036】
無線通信の範囲としては、住宅内の端から端までをカバーするものが好ましく、これによって一回目の刺激発生部からの刺激では起床しなかった人に対して、離れた場所にいる別の人が外部装置を操作し、刺激の強弱や時間範囲を適宜設定して再度刺激を発生させることで、離れた場所からの起床の指示が可能となる。また、無線通信部は、制御信号生成部から入力された体温情報を、外部装置に送信してもよい。
【0037】
<外部装置>
本実施形態の耳栓型電子機器における外部装置は、耳栓型電子機器に情報を送信し、無線通信部から送信された情報を受信するものであれば特に限定されるものではなく、その数についても一台あるいは複数台のいずれの場合も想定されうる。また、一個の耳栓型電子機器によって複数の外部装置を制御する場合や、複数個の耳栓型電子機器によって、複数台の外部装置を別々に制御する場合など、様々な形態が考えられ得る。
【0038】
外部装置は、無線通信部から受信した情報に応じて、被検体(人体)に対する刺激を発生させることが可能である。被検体(人体)への刺激としては、刺激発生部が発生させる刺激と同様に、種々の刺激が考えられ得る。離れた場所から情報を送信し、送信者が起床を促したい時刻に刺激を発生させることや、複数の本耳栓型電子機器に対して異なる情報を送信することなども可能である。
【0039】
送信する情報としては、刺激の種類や、刺激を発生させる時間に関する情報やその強弱、発生させる時間範囲に関する情報等が考えられるが、これらに限定されない。また、無線通信部から情報を受信したときに、無線通信部からの送信が正常に行われたことを表す情報を返信する形態も考えられる。無線通信部からの送信が正常に行われない場合には、外部装置の電池切れなどのトラブルが想定され、そのような場合には、刺激発生部からの刺激動作を通常よりも強めに発生させることで、取り付け部が被検体(人体)から離脱している場合にも起床させることができる。これにより外部装置の状態によらず、より確実な起床を補償することが可能となる。
【0040】
<時計部>
本実施形態の耳栓型電子機器における時計部は、現在時刻を測定し、制御信号生成部に測定した時刻を出力する。制御信号生成部では、入力された現在時刻と、外部装置から送信された情報に基づいて、赤外線センサの出力を取得するタイミングを設定することが可能である。
【0041】
<記憶部>
本実施形態の耳栓型電子機器における記憶部は、外部装置から送信された情報を記憶して、制御信号生成部に任意のタイミングで出力することが可能である。制御信号生成部では、記憶部から入力された情報と、時刻測定部から入力された現在時刻に基づいて、赤外線センサの出力を取得するタイミングを設定することが可能である。赤外線センサの出力を取得するタイミングの一例としては、記憶部から入力された情報に基づく起床予定時刻と、時刻測定部から入力された現在時刻とが等しくなったタイミングが考えられるが、これに限定されるものではない。
【0042】
<充電部>
本実施形態の耳栓型電子機器における充電部は、外部から送信される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信することにより充電される。ここでいう送信とは、有線及び無線のいずれの形態も含むものである。
以下、図面を参酌しながら、本実施形態の具体的な実施形態を説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。また、各図面において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
【0043】
<実施形態1>
図1は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態1を説明するための構成図である。本実施形態1の耳栓型電子機器10は、取り付け部11と赤外線センサ12と制御信号生成部13と無線通信部14と刺激発生部15とを備えている。
取り付け部11は、赤外線IRを放射する被検体Mに装着する。また、赤外線センサ12は、取り付け部11に収納され、被検体Mから放射される赤外線IRに応じた出力信号aを発生する。
また、制御信号生成部13は、外部装置30から送信される第1の情報c1に基づくタイミングにおける赤外線センサ12からの出力信号aを取得し、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体Mに装着されているか否かを判断し、その判断結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する。
【0044】
また、無線通信部14は、制御信号生成部13からの第1の制御信号b1が入力され、この第1の制御信号b1に応じて外部装置30へ第2の情報c2を送信可能とする。また、刺激発生部15は、制御信号生成部13で生成された第2の制御信号b2に応じて被検体Mに対する刺激動作を可能とする。
また、制御信号生成部13は、外部装置30から送信されるトリガー信号を受信したタイミングで赤外線センサ12の出力信号aを取得し、この出力信号aに応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する。
【0045】
また、無線通信部14は、制御信号生成部13から入力された第1の制御信号b1が、取り付け部11が被検体Mに装着されていることを表す場合には、外部装置30に外部音制御信号(図示せず)を送信し、制御信号生成部13から入力された第1の制御信号b1が、取り付け部11が被検体Mから脱離していることを表す場合には、外部装置30に外部音発生信号(図示せず)を送信する。
また、刺激発生部15は、制御信号生成部13から入力された第2の制御信号b2が、取り付け部11が被検体Mに装着されていることを表す場合には、被検体Mに対する刺激動作を行い、制御信号生成部13から入力された第2の制御信号b2が、取り付け部11が被検体Mから脱離していることを表す場合には、被検体Mに対する刺激動作を行わない。
【0046】
また、制御信号生成部13は、赤外線センサ12の出力を任意の時刻に複数回取得し、取得した複数の赤外線センサ12の出力信号aから被検体Mの温度を表す温度情報を演算し、複数の温度情報に基づき基礎体温を推定する。
また、外部から送信される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信することにより充電される充電部(図示せず)をさらに備えている。また、赤外線センサ12が、量子型赤外線センサであることが好ましい。
図2は、
図1に示した実施形態1の耳栓型電子機器における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、利用者によって外部装置30上に情報が入力される(ステップS11)。次に、外部装置30は、入力された情報を、耳栓型電子機器10にあるタイミングで送信する(ステップS12)。
【0047】
次に、制御信号生成部13は、外部装置30から送信された第1の情報c1に基づき、赤外線センサ12の出力信号aを取得するタイミングを設定し(ステップS13)、設定したタイミングにおいて、赤外線センサ12の出力信号aを取得する(ステップS14)。
次に、制御信号生成部13は、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されているか否かを判断し、その結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する(ステップS15)。
【0048】
次に、制御信号生成部13は、生成した第1の制御信号b1を無線通信部14に出力し、第2の制御信号b2を刺激発生部15に出力し、無線通信部14は、入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置30に第2の情報c2を送信するか否かを決定し、刺激発生部15は、入力された第2の制御信号b2に応じて被検体(人体)Mに対する刺激動作を発生するか否かを決定する。
【0049】
これにより、耳栓型電子機器10の取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されている場合には、刺激発生部15から発生する刺激動作によって、周りに対して騒音を発生させることなく起床することが可能である(ステップS16)。また、耳栓型電子機器10の取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離している場合には、外部装置30から発生する刺激により、確実に起床することが可能となる(ステップS17)。
【0050】
<実施形態2>
図3は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態2における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、利用者によって外部装置30上に情報が入力される(ステップS21)。次に、外部装置30は、入力された情報に基づき、所定のタイミングにおいて、トリガー信号を耳栓型電子機器10に送信する(ステップS22)。
次に、制御信号生成部13は、外部装置30から送信されたトリガー信号を受信したタイミングにおける赤外線センサ12の出力信号aを取得する(ステップS23)。
【0051】
次に、制御信号生成部13は、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されているか否かを判断し、その結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する(ステップS24)。
次に、制御信号生成部13は、生成した第1の制御信号b1を無線通信部に出力し、第2の制御信号b2を刺激発生部に出力し、無線通信部14は、入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置30に情報c2を送信するか否かを決定し、刺激発生部15は入力された第2の制御信号b2に応じて被検体(人体)Mに対する刺激動作を発生するか否かを決定する。
【0052】
これにより、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されている場合には、刺激発生部15から発生する刺激動作によって、周りに対して騒音を発生させることなく起床することが可能である(ステップS25)。また、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離している場合には、外部装置30から発生する刺激により、確実に起床することが可能となる(ステップS26)。
【0053】
<実施形態3>
図4は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態3を説明するための構成図である。本実施形態3の耳栓型電子機器20は、取り付け部11と赤外線センサ12と制御信号生成部13と無線通信部14と刺激発生部15と時計部16と記憶部17とを備えている。
取り付け部11は、赤外線IRを放射する被検体Mに装着する。また、赤外線センサ12は、取り付け部11に収納され、被検体Mから放射される赤外線IRに応じた出力信号aを発生する。
【0054】
また、制御信号生成部13は、外部装置30から送信される第1の情報である時間情報c1に基づくタイミングにおける赤外線センサ12からの出力信号aを取得し、出力信号aに基づき取り付け部11が被検体Mに装着されているか否かを判断し、その判断結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する。
また、無線通信部14は、制御信号生成部13からの第1の制御信号b1が入力され、第1の制御信号b1に応じて外部装置30へ第2の情報c2を送信可能とする。
【0055】
また、刺激発生部15は、無線通信部14からの第2の情報c2に基づき制御信号生成部13で生成された第2の制御信号b2に応じて被検体Mに対する刺激動作を可能とする。
また、時刻を出力する時計部16と、外部装置30から受信した時間情報c1を保持する記憶部174とをさらに備えている。
また、制御信号生成部13は、時間情報c1に基づく時刻において赤外線センサ12の出力信号aを取得し、出力信号aに応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する。
つまり、本実施形態3に係る耳栓型電子機器20は、上述した実施形態1に係る耳栓型電子機器10において、さらに時刻を出力する時計部16と、外部装置30から受信した時間情報c1を保持する記憶部17とをさらに備えるものである。
【0056】
図5は、
図4に示した実施形態3の耳栓型電子機器における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、利用者によって外部装置30上に時間情報c1が入力される(ステップS31)。次に、外部装置30は、入力された時間情報c1を、予め耳栓型電子機器20に送信する(ステップS32)。
次に、記憶部17は、外部装置30から送信された時間情報c1を受信し、記憶する。次に、制御信号生成部13は、記憶部17が記憶する時間情報と、時計部16が出力する現在時刻とが等しくなったタイミングにおける赤外線センサ12の出力信号aを取得する(ステップS33)。
【0057】
次に、制御信号生成部13は、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されているか否かを判断し、その結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する(ステップS34)。
次に、制御信号生成部13は、生成した第1の制御信号b1を無線通信部14に出力し、第2の制御信号b2を刺激発生部15に出力し、無線通信部14は、入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置14に第2の情報c2を送信するか否かを決定し、刺激発生部15は、入力された第2の制御信号b2に応じて被検体(人体)Mに対する刺激動作を発生するか否かを決定する。
【0058】
これにより、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されている場合には、刺激発生部15から発生する刺激動作によって、周りに対して騒音を発生させることなく起床することが可能である(ステップS35)。また、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離している場合には、外部装置30から発生する刺激により、確実に起床することが可能となる(ステップS36)。
【0059】
<実施形態4>
本実施形態4の耳栓型電子機器20における制御信号生成部13は、外部装置30から受信した時間情報c1に基づき、赤外線センサ12からの出力信号aを取得するタイミングを設定する。
図6は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態4における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、利用者によって外部装置30上に時間情報c1が入力される(ステップS41)。次に、外部装置30は、入力された時間情報c1を、予め耳栓型電子機器20に送信する(ステップS42)。
【0060】
次に、制御信号生成部13は、受信した時間情報c1に基づき、赤外線センサ12の出力信号aを取得するタイミングを予め設定し(ステップS43)、このタイミングに達したときに、赤外線センサ12の出力信号aを取得する(ステップS44)。
次に、制御信号生成部13は、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されているか否かを判断し、その結果に応じた第1及び第2の制御信号b1,b2を生成する(ステップS45)。
【0061】
次に、制御信号生成部13は、生成した第1の制御信号b1を無線通信部14に出力し、第2の制御信号b2を刺激発生部15に出力し、無線通信部14は、入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置30に第2の情報c2を送信するか否かを決定し、刺激発生部15は、入力された第2の制御信号b2に応じて被検体(人体)Mに対する刺激動作を発生するか否かを決定する。
【0062】
これにより、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されている場合には、刺激発生部15から発生する刺激動作によって、周りに対して騒音を発生させることなく起床することが可能である(ステップS46)。また、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離している場合には、外部装置30から発生する刺激により、確実に起床することが可能となる(ステップS47)。
【0063】
<実施形態5>
本実施形態5の耳栓型電子機器における制御信号生成部13は、赤外線センサ12の出力を任意の時刻に取得し、取得した赤外線センサ12の出力信号aから被検体Mの温度を表す温度情報を演算する。つまり、本実施形態5は、上述した実施形態1に被検体(人体)Mの体温測定の機能を追加したものである。
【0064】
図7は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態5における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
具体的には、
図2に示したフローチャートと並行して、
図7に示すフローチャートに従う処理が行われる。
図7に示すフローチャートに従う処理は、
図2に示したフローチャートに従う処理の開始から終了までのいずれの間においても並行して実行することが可能である。
【0065】
図7に示すフローチャートにおいて、まず、制御信号生成部13は、所定のタイミングにおいて所定の回数にわたり赤外線センサの出力信号aを取得し(ステップS51)、次に、この出力信号aに基づき、被検体(人体)Mの体温を表す体温情報を演算する(ステップS52)。次に、制御信号生成部13は、体温情報を無線通信部14に出力し、無線通信部14は、入力された体温情報を外部装置30に送信する(ステップS53)。
【0066】
<実施形態6>
本実施形態6の耳栓型電子機器における無線通信部14は、制御信号生成部13から入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置30へ第2の情報c2を送信し、送信が正常に行われたことを表す第
3の情報c
3を受信し、第
3の情報c
3を受信しない場合に、制御信号生成部13に信号を出力する。また、制御信号生成部13は、入力された出力信号aに応じて、被検体Mに対する刺激動作を発生させる第2の制御信号b2を刺激発生部15に出力する。
【0067】
つまり、本実施形態6は、上述した実施形態1に外部装置30が途中で電源切れの状態となったときに、バックアップの機能を持たせたものである。従って、耳栓型電子機器が被検体(人体)Mから脱離し、外部装置30による刺激を発生させる場合の処理について説明する。耳栓型電子機器が被検体(人体)Mに装着されている場合が、刺激発生部15が刺激を発生させることにより、起床が可能である。
【0068】
図8は、本発明に係る耳栓型電子機器の実施形態6における動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、利用者によって外部装置30上に情報が入力される(ステップS61)。次に、外部装置30は、入力された情報を、耳栓型電子機器にあるタイミングで送信する(ステップS62)。
次に、制御信号生成部13は、外部装置30から送信された第1の情報c1に基づき、赤外線センサ12の出力信号aを取得するタイミングを設定し(ステップS63)、設定したタイミングにおいて、赤外線センサ12の出力信号aを取得し(ステップS64)、この出力信号aに基づき取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離していることを判断し、被検体(人体)Mから脱離を表す制御信号b1,b2を生成する(ステップS65)。
【0069】
次に、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mから脱離している場合には、制御信号生成部13は、生成した第1の制御信号b1を無線通信部14に出力し、無線通信部14は、入力された第1の制御信号b1に応じて外部装置30に第2の情報c2を送信する(ステップS66)。
次に、無線通信部14は、送信が正常に行われたことを表す情報を受信した場合には処理を終了し、送信が正常に行われたことを表す情報を受信しない場合には(ステップS67)、制御信号生成部13に信号を出力する。
【0070】
次に、制御信号生成部13は、入力された出力信号aに応じて、刺激発生部15に刺激動作を発生させる第2の制御信号b2を生成し、この情報を刺激発生部15に出力する。刺激発生部15は、入力された第2の制御信号b2に応じて被検体(人体)Mに対する刺激動作を発生させる(ステップS68)。
次に、送信が正常に行われたことを表す情報を受信した場合には(ステップS67)、外部装置30から発生する刺激により、確実に起床することが可能となる(ステップS69)。
次に、耳栓型電子機器の取り付け部11が被検体(人体)Mに装着されている場合には、刺激発生部15から発生する刺激動作によって、周りに対して騒音を発生させることなく起床することが可能である(ステップS70)。
【0071】
以上、本発明を実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム及び方法における動作、手順、ステップ及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。